2009年5月3日日曜日

『まんがタイムジャンボ』2009年6月号

連休の影響で、毎月4日発売の『まんがタイムジャンボ』は2日発売となって、しかし2日は『まんがホーム』を読むのに忙しく、『ジャンボ』を読むのは今日まで持ち越しとなってしまいました。そうするとですね、もちろんこれは責めるとかそういうつもりはないのですが、掲示板とかでねネタバレが出るわけです。もちろん、発売日は過ぎてるんだからかまわないわけなのですが、ああ、見ちゃったよ、なんてこともあって、なるほど、いつも一日二日遅れで入手している人っていうのは、こういう気分を味わっているんだ、と仮想的に体験することとなりました。今回の私のケースは、当日に入手しておきながら、好きで一日遅らせてるんだからちっともかまいやしないのですが、流通の都合でどうしても当日には手に入らない人のこと考えると、ちょっと当日に内容に触れるのは避けた方が親切かもなあと思いました。あ、これは掲示板などでの話。当Blogにおいては、この枕にあたる文章がネタバレ緩衝地帯です。どうぞ未入手の方はお気を付けください。

ひまじん』、理沙はクラッカーかなにか買ってくるべきだったと思うんだ。とはいうけれど、キャビアはご飯にのせて食べたりはしないものなの? なんせまともに食べたことないからなあ。『おねがい朝倉さん』は、うちの職場にはやる気スイッチがどうもオンにならない人がいて、人並以上の記憶力と人並以上の思考力はあるようなのに、どうにも頑張らないという、そういうところがもどかしいんだけど、それでもなんとか生き残ってきているケースもあるから、まあほどほどでいいんじゃないかと思う私は考えが甘そうですね。ところで、朝倉さんのおとこ気スイッチはオミットされているか、壊れてしまっているか、そのどちらかだと思っていたんですが、オンのままだったんですね。

『コミカプ』は、ダチュウを思い出しました。ネットの意見は厳しいというのは実際聞く話で、まあ私もそうしたことの一端に連なっているからなんともいいにくいのだけど、やっぱりスルーされる方がきついですか。一応私はゲストとか新連載には好意的な視線を送ろうと心掛けているのですが、それでも駄目な場合はやっぱりスルーかなあ。罵倒したりは、そうしたことに費す時間の持ち合わせがありません。人生はあまりに短い、Life is very short and there's no time, for fussing and fighting、ですよ。けれど私には、うぃかん わーきっと あうと、といえる誰かがいない。ういちゃんにはチーちゃんがいるし、チーちゃんにはういちゃんがいるから、君たちならきっとうまくいくさ。

『天使な小悪魔』は、母と娘の和解がなって、よかったねえと思う反面、あのラストの引きは嫌な予感しかしないんですが。母の次は娘がやつらの毒牙に!? いや、さすがにそこまではないだろう。回想に現れるやけに凛々しい娘、なんか陽気な母、ちょっといい絵だった。だから、それだけに展開次第では大変なことにできそうで、まあそれはないだろう。ファミリー四コマ誌でよかった。あれ? 『ジャンボ』ってファミリー四コマだっけ?

あおいちゃんとヤマトくん』は、少女漫画的恋愛の誤解を話し合いで解決すると、四コマの一回分で決着しますという好例みたいな話でした。しかし、妹、あんた酷いな。もっと好きになった。というのはさておいて、あおいはもうヤマトといつもデート気分でいいじゃないか。『ちょー!えど幕末伝』はジョン万次郎。欄外に注釈が付いてたのは親切と見るべきか、ジョン万次郎の知名度がそれだけ低いと見做されたためなのか。万次郎は、アメリカから電話をかけようとする、あの姿が素晴しい。とにかく、この人の絵は可愛くていいなあ。で、万次郎は今回だけでもう出てこないのか……。残念だな……。『ますたぁDOG』、巫女さんの匂いがする……。

なのはなフラワーズ』、これはなんと可愛い眼鏡なのだろう。まぁくんの話は、以前のバレンタインデーの話に描かれたことの、まさにそのもうひとつの側面を明らかにするもので、こうして積み重ねられた思い出、記憶、歴史というのは甘く切なくちょっとつらく、けれどよいものであるのかも知れませんね。時がたてばよいものになるのかも知れない、そういったほうがいいかも。あの時の青ちゃんは、うちに帰って、ひとり、あげるはずだったチョコをぼろぼろ泣きながら食べるのね。それが今は結婚を祝福できるまでになって、人間というのはよいね、そう思える話でした。

ただいま勉強中』は、暑いのはともかく、ダサいのは美点だと思います。というか、あれはちょっと古風なんだと思う。暑いといえば、職場の近所の高校も、女子のがあんな風になっていて、夏は暑いだろうなと思わせるもので、だから学生はいいかげんに着崩してますね。しかし、魅惑の三白眼からスタートして、それはジャージじゃないの、これはジャージオタの私に対する挑戦なのか? この挑戦なら受けて立つぞ。

『あいにゆこう』は、話が動き出して、いい感じかと思います。これがどういう風に進んでいくのかわからないけど、いい感触。アルは可愛いし、で、和馬を中心にちょっと心配な子らがまとまって、変わっていったり、成長していったりするのかな。どうかはわからないけど、楽しみだと思います。『ボクの社長サマ』は、寿貧乏か。私には無縁だな。茶筅半分はシンプルでかつ面白く、しかし素晴田さんはこりゃずっと結婚しないな。あるいは、後半に強烈なキャラクターが出てくるかだ。でもこういう人は、ちょっと駄目な人とくっついた方がいいような気がします。あ、それは立候補してるとかじゃない。私はちょっとどころではない駄目な人だ。なんせ、2歳の姪にニートと思われてるくらいだ。

『蝴蝶酒店の春祭』は、後編でなんかいやな事実があきらかにされそうな予感がします、ええ、予感が外れたらいいなと思っていたけれど、その予感は確実なものとなって、けれどそれで不快とならなかったのは、その事実に対する不快を主人公がしっかりと引き受けてくれたからかと思います。それが都会の味ですか。きっと私たちの現実は、それどころではない辛口なんだろうねと思いながら、そうしたものをこうしてマイルドに読み物にしてくれる、この漫画はちょっとよいものだと思いました。

『ダマされて巫女』は眼鏡でシスターが! 眼鏡でシスターが! ミッション系の女子校は以前試験を受けたことがあるんだけど、落ちちゃったんですよね。あそこに受かってたら、きっと人生が変わっていただろうな。どの教室にもイエス様がお磔あそばしてましてね、それで学校の雰囲気もとてもよかったの。卒業生が後輩にいたんだけど、そのこもとてもいいこだったの。でも、落としたのは、学校の見識だと思います。

乙姫各駅散歩』は江太くんいい笑顔。そしてともに帰ることとなって、そのプロセスは対話が中心であったけれど、そこに表れてくる江太の素直さがよかったり。次号で終わりでしたっけ? 地上はどうなってるんだろう、それがすごく気にかかります。

ごちゃまぜMy Sister』は、兄貴愛されてるなあ。微妙に変態的なのにあれだけの支持を集めているというのは、人柄だな。実際、あの兄貴はいい兄貴だと思います。しかし、純の弁当入らないと思ってはいいな。兄貴の見識だと思います。

ひかるファンファーレ』、これはよい眼鏡。金管楽器は唾がたまるとボコボコいいはじめますが、木管楽器は孔から漏れてくるんですよね……。さらには孔に詰まって、キーを開いているのに音が上がらなかったり、さらにはタンポがくっついたりして、だからメンテナンス重要です。でもって、金管楽器はブラシを通すととんでもないヘドロみたいのが出てきたりして、部室は阿鼻叫喚の巷と化したりしましてね、だから小まめな手入れが大切です。私は、手入れだけはいいと褒められたものだったなあ。しかし、金管楽器もいいなあ。面白そうだなあ。ホルンは素晴しい楽器だけど高いから、コルネットあたりが欲しいけど、今から始めるのはつらいなあ。というか、練習時間がないよ。そして最終ページ、じゃあ私のジャージを…、これはジャージフェチの私に対する挑戦なのか? この挑戦なら喜んで受けるぞ。

ところで、ちょっと余談で申し訳ないんですが、フェティシズムの構成要件というのは、対象物が生命のないもの、であるらしく、すなわち『脚フェチ』『バストフェチ』などは、体の一部ですから、フェティシズムに分類されないのだそうです。ということは、私の眼鏡もセーフか。ふう、危なかった。

『手のり魔王』は、最近すごく面白い。今回のBlogがらみの話もよかった。けど、魔・王・降・臨というサイトないしBlogは実在しそうな気がします。怖いので調べてませんけど。多分うちのBlogは、まおちゃんのBlogに負けてるな……。

『神さまがくれた恋』は、ある種の夢を描いてるんでしょうが、それがあまりに幸いな夢すぎて、私にはちと辛い。続きがどうなるのか、そこに期待したいけれど、それがあまりにファンタジーに傾くものだと、さすがに辛いのではないかと思われて、けれどこの雰囲気を見るに、全力でファンタジーに向かいそうな気もして、だからここは覚悟を決めて次回を待つか。ベタでもファンタジーでもいいから、想像以上のものがあればよいなあ、そのように思ってちょっと期待します。

『子うさぎ月暦』は、頑張っているSPの皆さん、素晴しいものがあります。向かって一番左、最高じゃないですか。なんかこのところ、見た目のインパクトで笑わせられることがあまりに多いのですが、けれどそういうの嫌いじゃないです。もっとやってください。

気分は上々』は眼鏡でシスターが! 眼鏡でシスターが! ミッション系の女子校は、ってもういいですね。『気分は上々』は、普段こそは大工さんたちの日常が描かれる漫画でありますが、たまにジョーさんの家族姉妹の話なんかも描かれまして、それがまたいいのですね。コミックス売れてくれて、今度は家族編が出てくれたら万々歳なんだけどな。ところで私は、ちゃんと読んだこともないくせに、四大悲劇の中ではハムレットが一番好きだよみたいなことを、あたかも読んでちゃんと知っている、しかも芝居も詳しいんだよ、みたいなふりしてしゃべれる特技があります。こつは相手にしゃべらせること。もう、まったく胡散臭いったらありゃしない。しかし、この漫画は技能を発揮していきいきと働く大工さんが素晴しい。いいなあ、職人さん。

『ふかふか』は、叔母さん大好きなひろくんが可愛くて、この好きな人の一番でありたいという気持ちがダイレクトに表現されるっていうの、こうした小さいころ特有かも知れないけど、その素直さがいいじゃありませんか。私にはもう戻れない、そんな純真な時代であります。

  • 『まんがタイムジャンボ』第15巻第6号(2009年6月号)

引用

2009年5月2日土曜日

『まんがホーム』2009年6月号

全国的にゴールデンウィークですね。なので私も休みをもらっていて、さらに昨年から引き継いだ有給休暇、そいつを少しずつ消化しようとしたものだから、今日で休みは四日目であります。さて、休みが続くと、雑誌の発売日に影響が出ます。日曜祝日には流通が止まるんでしたっけ? そういった関係で前倒しされたり、後にずれ込んだり、おかげで一日に何冊も雑誌が発売されるという現象が発生して、たとえば今日は『まんがホーム』と『まんがタイムジャンボ』と『まんがタウン』の発売日でした。買い出しが一日ですむというのはありがたいかな? けれど、四コマ誌といえど、一日にそんなには読めません。ということで、今日は『まんがホーム』を読みました。本来の発売日順に読んでいくというのが、こういった場合の私の基本です。

らいか・デイズ』は、小学生連れで大人の社交場をまわろうという話。主催はらいかの親父、そして祖父、犠牲者は竹田でした。いまや競馬場は家族連れでいってもおかしくないところであるらしいですが、パチンコ屋は子供を連れていくとまずい場所になったような気がします。子供のころは、伯父のうちにいったときに連れられていったりして、軍艦マーチ聴きながら、ちょこっと打たせてもらったりもしたものでしたが、今はあんまり子供連れてってことはないんじゃないかな。わからんけど。そもそもいかないものなあ。『らいか・デイズ』に限らずむんこの漫画は、良き昭和の昔を描いている、そんな感じが多分にあります。

おかあさんがいっしょ』は、みい子さんがサンダルばきで山に登って、山をなめるな! とは私は思わないんだけど、だってそうしたナンセンスさを楽しむ漫画なんだし、現実にそれで登ろうという人があったら止めるけどさ、でもそう思う人もいるかも知れないから先にいっときました。しかし、山の風景にエプロン姿のミスマッチよ。しびれるものがありました。それと、水族館、たまにはいきたい。最後にいったのは、しながわ水族館だと思う。ゲームしに埼玉にいったついでにいったんだけど、面白かったよ。けど、ひとりで巡る水族館はちょっとさみしかったかも知れない。イルカショーもアシカショーも全部見られてよかったんだけどさ。

恋愛ラボ』は大変なことに! けど、エノはいい子だなあ。眉毛でお嬢というのは最近のブームなのか? それともただのマイブームなのか? さみしさを背中にただよわせながら消えていくサヨ、それを追うエノ。ああ、もう、いい子だなあ。そして新聞部と生徒会の糾合、こういう風になるとは思わなかった。こうして事件が起きて、メンバーが揃って、そしてどういう展開がくるのだろう。どんなひっかきまわしがあって、そして決着がつけられるのか。山場だなあ。楽しみだけど、ちょっとずつしか進まないのがもどかしいです。

『となりのなにげさん』は柱の煽り、なにげさんほどジャージーの似合う人はなかなかいないよねっ!? これはジャージ好きの私に対する挑戦なのか? バナナは価格の4分の1をオヤツ代に計上する物とする。うん、いい配慮! そしてネオジオCD!

『さくらんぼ。』は京都に修学旅行。うん、京都ってだけで無駄に盛り上がるな。あのお茶のスイーツってのは、辻利のことかな。あそこはピアノのレッスンの途中に寄ったりして、でもなんかメニュー増えてないか!? あー、漫画に戻って、あのふたりはちょっと話し合ってみたらいいと思うんだ。って、話し合ったら、たいていの恋愛ものはそこで終わっちまうような気がするんですが……。

『ギフコン』の本とかCD、DVDをプレゼントするってのは、かなりレベルの高い選択のように思うのは、私がある種のマニアだからでしょうか。気に入らないの贈られたら、まあそんなに嵩張るものじゃないからそれほど困りはしないだろうけど、絶対観ない聴かない読まない、だわなあ。で、好みにあいそうなものだと大抵はもう持ってるっていうね。『アルマゲドン』、『インデペンデンス・デイ』、『ディープ・インパクト』の三点セットなんて、君はおちょくっとんのか? あるいは嫌がらせなのか? って思っちゃうかも知れなくってよ? 同じくれるならもっと違うのおくれよ、って思っちゃうかもよ。『インデペンデンス・デイ』は母が観て、あまりの馬鹿馬鹿しさに笑いが止まらなかったという映画です。母でそれなら、きっと私は笑い死ぬ。死にたくないので、まだ観ていません。

『あんよ♥』は最終ページ、うちのなんか家ではジャージーだぜ これはジャージマニアの私に対する挑戦なのか? けど、どんな挑戦でも受けて立つ、ってわけにはいかないよ。

天子様が来る!』、もしあるなら、私の眠っている才能とやらも引き出して欲しいものだなんて思うけれど、ああいう無茶な方面にいくんだとしたらやだなあ。しかし、なんという変わり様。でも眼鏡は角縁なんだ。今月も意外性をテンポよく見せてくれて、面白かった。「けっこう大事」の3コマ目は何度見ても笑う。「毛怪」は(お姉ちゃんが)酷いネタだけど、こういうのは好き。なんのかんのいっていいなりの妹がいいです。

『あかるい夫婦計画』の「街のアドバイザー」。その作戦はありだけど、もらわれていった先が天国かどうかはまた別の話だなあ。いい人だったらいいけど、テレビで騒がれたというバリューで飼いたいと思うような人だしなあ、と思う私は人間が歪んでますか? 『おしのびっつ!』は、敵陣攪乱とか、わりと正しい忍者のような気がします。でも、手裏剣の髪飾りはどうだろう。でかい、でかすぎるよ。けど、つめえ、げふんげふん、セーラーが可愛いからよしだ! チョークは受け止めて、打ち返すところまでいってこそ、真の北斗神拳継承者です。『お江戸とてシャン』は、もう面倒くせえから、さっさと手籠めにしちまえよ虎吉、なんて思った私はやっぱり人間が歪んでました。ごめんなさい。手籠めはいけません、手籠めは。

『ちまさんちの小箱』は、段々に雪宮の可愛さを愛でる漫画になってきているような気がします。これからの季節は暑くてなんだけど、もふもふはよいものです。ところでハチとマキって売り物だったんですね。店の備品だと思ってました。しかしなんて可愛いんだ雪宮。『イエス・マスター!』、いい話でありますが、西洋的なありかたでは、自然と人間(文化)は対立するものだから、我々はくおんに狩り出される対象なのかもなあ、などと思ったけど、かまいたちは日本の妖怪だから、きっと大丈夫だ。自然との共存、それが大切であるのだなあ。

『てんたま。』は、るーがやったら怒るのに、ふたはのだと食べる。そーやはあれは天然じゃないな。天然を装った作戦なんだよ、きっと。そういうことにしておきたい。『えきすとら以蔵』は半レギュラーっぽい人がたくさん出てきて、こうした人たちが見えてくるとさらに面白いのかも知れません。結髪さんがいい感じ。劇団研究生はなんだかちょっとしたラッキーガールですが、ラッキーついでに以蔵を追い越したりしたら、それはそれで面白いかも知れません。

『ヨメけん』は、借りていかれたエースと4番、試合の日には返してもらえたのか? もらえてないような感じがします。勝ち負けには言及されてないけど、話の流れからしたら勝った? わからなくてももちろんいいんだけど、そういうのを考える余地があるのはちょっと面白いかも知れません。『OHでりしゃす!!』は、たしかに長崎にいくっていってました。本当にいくとは……。長崎といえば眼鏡橋ですが、これ見ると、水害を思い出しちゃうんですよね。あれで集中豪雨という言葉と現象を覚えたのでした。しっぽくの意味ははじめて知りました。辞書で引くと、関西ではおかめうどんのことをそういうらしいっていうけど、それがなんでしっぽくなのかはわからん。トルコライスは、今の職場にきてはじめて知ったんでしたっけね。でも、食べたことありません。そうか、こういうのがトルコライスなのか。大阪のトルコライスってのはどんなんなんだろう。この漫画が面白いのは、知らないことを教えてくれるからなのか、そうでなくとも面白いのか。どっちだろう。後者だったらいいな。キャラクターもこなれて、面白さが自然に感じられるようになったのだと、きっとそうなのだと思います。

『ふぁみにゅ』は今回も面白かった。今回はきいろくんフィーチャーではなく、すみれさん特集。でも見どころは、色気もへったくれもない若菜の背中のように思います。『おきらくママ』は、SAめぐりですが、高速道路の料金も千円と安くなったらしいですし、安く楽しもうとしたらこういうのもいいのかも知れませんね。車に酔いやすかった私は、車で遠出と聞いただけで、気持ちが負けてしまって駄目だと思いますが。『ごめんあそばせ』、定額給付金出ました! テレビに繋げるハードディスクを買います!

『ひなばと』は、ケーキで汚してしまうのか、あるいは間に合わなくって大変なことになってしまうのか? はらはらしながら読んで、そんなことちっともなくって大変よかったです。もしくびになることがあっても、ふんわかベイカリーで働くといいよ。『トリもち』は、宇宙と交信するインコを見るだけでしあわせな気分になれます。この人の絵の質感が、鳥の毛の感じをうまく表現していると感じられて、ちょっと硬そうで、けど柔らかいのね、いいなあ、鳥は大好きです。

『ぷちたみ』は、決定的に水族館にいきたくなりますね。切り身ならわかる、ってのは、スーパーの水産でバイト経験ありの私にはよくわかる。しかし、魚の種類の見分けがつくほど、おつかいにいくとはいい子だな。エイの、あのちょっととぼけた表情、あれは顔じゃないってわかってるんですけど、それでもなんか微笑ましいものがあって、確かに味わい深い表情です。これ、描いてる時、きっと作者もこういう表情になってたんだろうなあ、そう思うとなおさら微笑ましかったりしますね。

『物持ちがいいにも程がある』、あの合体するカップですけど、色や模様は違うと思うけど、似たようなのうちにもあったよ、たしか……。昭和の家庭にはどこにでもあるものだったのかなあ。平成にも、平成を感じさせるこうした日常の風物なんてのがあると思うんだけど、多様化してしまって、昭和のころほどのパワーは持たないかも知れないなんて思います。このカップから、あのころの生活の風景さえも思い出しそうですよ。

あやちゃんは相変らず可愛いなあ。その子ねー かわいい名前があるんだよっって、かわいいのはお前だーっ! しかし、ダックスフンドかあ。ダックスと縮めると、もう犬でさえないかもなあ。でもアナグマのほうがアライグマには近いような気がするから、これはこれでよいのかも……。

  • 『まんがホーム』第23巻第6号(2009年6月号)

引用

  • 橘紫夕「となりのなにげさん」,『まんがホーム』第23巻第6号(2009年6月号),39頁。
  • 同前。
  • 秋吉由美子「あんよ♥」,前掲,62頁。
  • 宮原るり「珍名」,前掲,194頁。

2009年5月1日金曜日

看板娘はさしおさえ

    約束を果たすとしましょうか。『まんがタイムきららMAX』2009年5月号の感想において、『看板娘はさしおさえ』最終回について触れ、

詳細については、最終巻が出たときにでも書くんじゃないかと思います。書かないかも知れないけど。

書かないかも知れないけれど。ええ、実は書かないつもりでいたのでした。私はひねくれものだから、ああした書きかたをしたときには、まず十中八九は書きません。書いたとしても、わざと最終回に触れないとかね、そうしたことをするのが私なのですが、第4巻読み終えて、それに触れないということもまたできないだろう、そう思わないではおられなかった第4巻、『看板娘はさしおさえ』の完結巻であります。あっという間だったような気がします。5年くらいやっていたのかな。それが終わって、単行本になって、ああ本当に終わったんだな。けれど、さみしくもあり、けれどなにか晴れやかでもあり、そうした感想の残ったのは、愛着と、そして極めて幸いな日々の描写、その後の風景のあったためであるかも知れません。

でもあんまり言葉にはしにくいのです。どうしても月並でしょう。単行本で読み返してみると、途中から終了を意識した準備が始まっていることがわかる。それで、ちょっとどきりと読む手を止めて、それでまた先を進めて、そしてまたどきりと立ち止まる。その繰り返しで、終わりに向かっていって、これが辛い。私は連載で読んでいるから、これから起こることがわかっている。どういう展開をするかもわかっている。けれど、それでも辛いのは、物語の筋立がそうした感慨を催させるからでもあるのだろうけれど、それ以上に、物語中の人たちの感情が胸に押し寄せるようにいっぱいであるから。溢れる感情は強くて、作りものでありながら、作りものではない、そうした実感を伴なって、だからこそ辛い。ええ、もちろんその後に起こることはわかっています。それでもなお、その読み進めているその時現在の彼らの驚き、悲しみ、後悔や自分の無力であることを嘆く気持ちなどもろもろが、次々と、心の奥に積み上げられていくがようだったのですね。

これは泣きそうだ。だから堪えて、そこにラリアートで何十メートルとかきて、必死で我慢して、ボキボキでゴロゴロで、笑ってしまいそうになるんだけど、笑えば決壊することはわかってるから、耐えて、腹筋だけで笑って、耐えて耐えて耐えてきたことが、こうして文章にする過程でこぼれてしまうんですね。ええ、悲しみがあって、そしてそれが後には幸いなものとなって、それはもしかしたらご都合主義なのかも知れない。読者はきっとそうした辛いエンディングを望まないだろう。だから、幸いなラストを描いたのかも知れない。連載で読んだ時、あの一段目のラストを見て、やられたと思った。昭和の昔、子供向けのアニメでも、最終回はそれはそれは悲しさにあふれた別れが描かれて、それはしばしのお別れなんてものではなく、今生の別れであった。もう会うことはできなくなる。そうした別れの光景に、子供どころか親まで泣いたりしてね、鈴城芹はこの漫画のラストにそうしたものを持ってきたのか。やられた。辛い。確かに辛い。しかし、今まさにここで完結しようとする物語の力強さよ。すごいなと思ったんだ。

そして、ラストは二段目に進んで、それはとても幸いなもの。十世が帰ってくる。えーっ! こぼした涙を返せよ、とは思わなかったですね。それは、これまでについやされた感情が、そのまま二段目を推進する力として働いたからだと思います。感触としては、ボーナスに近い。けれど、決してイージーではなかった。思い出されるものといえば、『ドラえもん』でしょうか。6巻から7巻に続く、その時の話、「さようなら、ドラえもん」、そして「帰ってきたドラえもん」。あれらの話が秀逸なのは、のび太がドラえもんの帰ることを受けいれ、そして、

ドラえもんが、いるわけないでしょ。

ドラえもんは、帰ってこないんだから。

もう、二度とあえないんだから。

完全な諦念のうちにいるというところでしょう。もう別れをすべて飲み込んでしまっている。だからこそ、思いもしなかった再会、ありえなかったはずの再会があそこまで感動的になったのだろう。それを見守る私たちも、喜びをともに再び彼を迎え入れる気持ちになれるのだろう。だとすれば、『看板娘はさしおさえ』においても、あの時、行李がふたたび持ち込まれるまで、誰も十世の戻ることを予想だにしていなかった。完全に別れたものと皆が皆うけいれていた。そうした気持ちの伝わり、そしてそうした気持ちが消化されたからこそ、あの二段目はなしえたのだと思うのですね。

そして、単行本ではさらにボーナスが続いて、早潮家とそのまわりの人たちのその後が描かれて、ああ時間は流れていく。そうした様がなおさら幸いと感じさせてくれて、そう思うのはあれだけの幸いさに満ちた時間を共有してきたからこそでしょう。すべて、この感想、感情、感動の源は、この漫画のなしてきたことのうちにあると、そのように思えるから、終わりを迎えてなおさらよい漫画であったと思うのでしょうね。幸いな時間の延長に、愛おしい人たちの暮らしている、そうしたことを知ることができて、本当に嬉しく思えて — 、本当によい漫画でした。

引用

2009年4月30日木曜日

まん研

 まん研』2巻が出ました。これは嬉しい、そう思う私は、うおなてれぴんのファンであるのだろうな。『まん研』はそのタイトルが示すように、漫画研究会を扱った漫画。部長、副部長、そして下級生、三人が所属する第2まん研が舞台でありますね。けれど、2巻表紙は第1漫研の部長くーちゃんがクローズアップされて、これは嬉しいな。赤のゴスコス、咲は縞パンツ。ちょっと困っちゃってるところがいい。巻頭カラー描き下ろしでは、くーちゃんが如何にしてゴスコスをするにいたりし乎が描かれ、そしてカバー下、裏表紙折り返しにいたるまで、この表紙の流れがいきわたっていて、その顛末から各人の思惑、そうしたもろもろが面白くて、それはこの特別な機会を充分に楽しもうといった、そんな趣向であるのだと思われます。

そうした趣向は、連載でのカラーページでもたびたび見られて、それが単行本になると、ほら白黒で収録されてしまいますから、いわば台無しになっていて、それをどうしたかといえば、雑誌にはカラーでの掲載でしたと注釈を入れて対応。これは実に素晴しい。掲載時はカラー、掲載時は二色、そうした注釈は昔の漫画には多かったような気がします。今すぐに思い出せるものといったら、『究極超人あ〜る』くらいしかないのですが、カラーだ二色だといった特別な機会に、その特別であることをネタにして楽しむ。そういうのりはもしかしたら昭和のものであるのかも知れませんね。そして、単行本では味わえないその楽しさ、それを注釈にて対処するというのもまた昭和のり、なのだとすると、この平成生まれの女子高生があれこれやっている漫画、その背骨はというと昭和そのものなのかも知れません。

いやね、そんなネタもちらほら出てくるものですから。実際、この漫画を面白がる人ってのは、平成生まれよりも昭和世代の方が多いんじゃないだろうか、なんて思ったりして、いや、でも、しかし、そもそも『まんがタイムきらら』系列誌からがそうした感じだったりするんだけど、それって私の偏見? でしょうかね。でも、高校生くらいで四コマ誌読んでるって、あんまり想像できません。

そんな具合に、昭和生まれの私には妙にここちいい漫画です。でもって、やってることっていったら、ブルマはスソ出し、スソ入れ、どちらが萌えかなんて話でして、うーん、私は完全にブルマ世代ですが(もちろんはいたことはありません)、スソ出しだなあ。あの、腰のゴムのところ、あれが許せないんですよね。さらにいえば、ジャージの方が好きです。学校じゃないんだけどさ、外ではおしゃれしてるけど、自宅では中学時代の名入りジャージを愛用していて、冬は綿入れ半纏装備とか最高じゃないですか? で、度のきつ目のダサ眼鏡とかだったら、もう完璧だと思います、なんていうような馬鹿な話が楽しい漫画であるんですね。で、部長しいなと副部長レイコの話は、全身タイツや貝殻水着といった際物に向かいがちで、こうした馬鹿というよりもアホといいたい、そんな会話のどうしようもない感じ、それがもうじわじわと効いてくるのです。

第2巻では、第1漫研の面々との交流も深まり、そして顧問の先生も出てきて、しいなと第1の顧問友里先生の窓際での会話なんか、味わい深くて大好きです。第1漫研との交流では、素直じゃない部長くーちゃんのあしらい、後輩がそれとなくフォローしてあげたりするところ、理解されてるなあ、好かれてるなあ、すごくいい感じで、そういうところも好き。なんか、楽しそうで、いいなあって思う。うん、『まん研』という漫画全体に漂う楽しそうなところ、ちょっと悪のりで、それを互いに受けたり流したりする、その絶妙な関係、それが好きなんだなって思っているようなのですね。

  • うおなてれぴん『まん研』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2008年。
  • うおなてれぴん『まん研』第2巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。

2009年4月29日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2009年6月号

私の一ヶ月は、『まんがホーム』にはじまり、『まんがタイムきららキャラット』で終わります。いや、もちろん四コマまんが読むだけでひと月が終わるなんてことはありえませんし、他にやっていること、やらねばならないこともたくさんあるのですが、だから気分的な話ですね。けれど、月のしめくくりに好きな漫画雑誌がくるっていうのも、なかなかに悪くないものでありまして、『まんがタイムオリジナル』を読んで、KRコミックス買って、『きららキャラット』読んで、ああ、今月ももう終わるんだな、そんな気持ちになって、ええ、今月ももう終わろうとしています。

ひだまりスケッチ』は、隣室から聴こえてくる物音を、あの手この手で盗み聴こうとする少女たちの話。って書いたら意味深になるかと思ったけど、別に意味深にも、いやらしい感じにもならなくって、自分の表現力に愕然としました。しかし、今回は沙英さんの好感度を向上させようとしているのかっていうくらいに沙英さんが魅力全開で、だけど私の中での沙英さん評価は上限値に達しているので、好感度に変化なしです。なのでかわりにノリえもんが上がった。あの、怖い目で問い詰められたい。どうでもいいことですが、中学の修学旅行は広島、山口でした。本当にどうでもよかったですね。

とらぶるクリック!!』はケーキバイキング、はいいんだけれど、柚の服が戻ってる。可愛い系から地味系に、黒系統に戻ってる。「グチャメロ」においてなつメロは、結構酷い目にあってると思うんだけど、それがあんなに生き生きとしているというのは、ケーキ1ホール独り占めの夢が叶うから? 私は昔は、見た目以上に食べる飲む、コンパの際にはやつの周囲に食べ物飲み物を置くなといって怖れられたものですが、気づいたら食が細くなってしまってました。だから今バイキングにいったりすると、多分なつメロポジションくらい、いや下手した第二次柚ポジションくらいに甘んじることになるのではないかと思います。なので、私においても量より質、少しでいいからいいものを、というのがテーマになっています。しかし柚は今日も可愛かった。小さくていいから可愛い人 — 、というのはちょっと違いますね。

CIRCLEさーくる』、職場ではコンピュータ関係の部署にいる私にとって、電源差しそこねなど日常茶飯事だぜ。けど、人のコンピュータトラブルの解消、仕事ならともかく、プライベートではやりたくない。とはいうけれど、それがもし小金井からの電話なら、一も二もなく、三はパス、きっと駆け付けないだろうな……。境くんはいいやつだなあ。しみじみと思う回でした。あの友人としての、微妙に踏み出せないでいる関係を保ちつつ、少しずつ変わっていけたら素晴しいな、なんて思えて、ああ、それが青春。思いを胸に抱いて憧れに怖れている、そのひとときが、君らの青春、なんだよ、きっと。

あ、昔占い師やってたとき、こういう踏み出せないカップルを成立させたことがあった。それも何組も。結構優秀だったらしいのよ。だから困った時にはうちにきてくれたら、なんとかします。

『オー&オー』。わりと面白いと思うんだけど、こういうのはどういう風にコメントしたものか、それがむずかしい。基本はお嬢しゃべりなのに、時折つっこみで粗野になる、そのギャップはいいな。けど、これがあるから面白いってわけじゃない。面白さとは、もっと全体から感じられるなにか、です。じぃに関しては、期待される展開を期待どおりに受け止めて、立派でした。

『ねこみみぴんぐす』、葵はそのヘッドホンつけたまま水にはいるんか? この漫画は卓球部の漫画、といいきってなんら看板に偽りがない、そんな卓球部の漫画だなあ。次号にはりあのん、じゃないや、穂咲さん登場? ちょっと楽しみです。『かんぱけ』も地道に声優養成の過程を描いていくんだ。ああいう演技というのは、素に戻ったらどうにもできんものと思うけど、プロは素の自分をどこかにキープして、客観的に観察しながら演技するんだろうな。どんなジャンルのそれであっても、プロとはすごいものです。

うらバン!』は合宿。しかもしっかりと練習する。合宿所までは列車、ディーゼルカー、そしてバス。ローカル線の魅力でありますな。ちょっと旅に出たくなる。大学のころ、合宿で練習とかしたけど、楽しかったなあ。銘々各自練習してね、最終日に発表会をする。ひとりでするのとは違う楽しみがあります。しかしひとりは今日も可愛かった。あの、胸の下あたりでしぼった服、ああいうのなんていうんだろう。ところで黒目先生は500はもうあきらめるべきではないのか。それでも好きなんだろうけど、旧車乗りというのは一途でないと、トラブルさえを楽しむつもりでないと駄目なんだろうなあ。

『せいなるめぐみ』は、恵ちゃん、やっぱり欠陥ありだったのか……。『ツバサとらいある』、嘘くさくとも眼鏡の笑顔はよい笑顔。おっきなお姉ちゃんはいい娘さんだなあ。昔の知り合いを思い出します。『はるみねーしょん』、いぬージョンか… おわり。

けいおん!』、私も頭よくないし大学のこともよくわかんないし…、でもニートにはならなかったから、割となんとかなるもんだよ。高校のこのくらいの時期、ええと3年に入ってすぐくらいですが、進路希望調査って具体的に答えられないとまずいよなあ。うん、自分を振り返ってみても、すごくまずかったと思う。N女子大を目指すというムギちゃんには悪いけれど、残念ながら女子大にはあなたの望む世界はないといわざるを得ない。来春になれば、大学に向かう道々に、他大学のサークル勧誘が群をなしている現実を知ることだろうよ。で、あの大学はちょろいとかそんな風にいわれたりするんだな。ああ、どうも私のいってた大学はそういわれてるふしがあったらしい。近隣大学の狩場だったようだよ? 本当… …何かママみたい。いや、別にママって呼んでてもおかしくないんじゃないの? 百ページほど読み進めると、マムーンマムーンっていってるやつがいるよ?

進路希望にミュージシャンと書くのは駄目なのかも知れないけれど、音大にいくと書いたらさすがに却下はなかったんじゃないか? 私のいってた大学、ああ、ちょろい大学ですけど、短期大学部にはポピュラー音楽のコースがあって、ギタークラスも、ドラムクラスだってある。イチロー覚悟なら、今からでもきっと叩き込めるよ。特別推薦だってだせるよ? しょぼいけど練習室あり、スタジオもあり。スタジオ使いまくれば、授業料のもとは取れる。だから困った時にはうちにきてくれたら、なんとかします。つうか、さわちゃんがなんとかしてあげなよ。

『チェルシー』は、よい結果が出なかった、けれど続くなにかはあったという、それはいいバランスだなあと思った。のっけから合格合格のサクセスストーリーではやっぱり盛り上がらんだろうし。けど今回は、小学生の冷静かつ的確な駄目出しが光ってました。しかしサっちゃんが面白いな。三歩か……。あのスカートが可愛いな。去年の秋だったかに、ああいうの流行ってたのか、見たおぼえあるな。

イチロー!』は夏の終わり、いよいよ受験のシーズン。これを乗り切って、イチローから新入生になるのか? そして、現役からひとりイチローが出るのか? 『ゆかひめ!』は、つい脱いだだけ、うん、人間生きてりゃつい脱いじゃうことだってあると思うんだ。だから悪くない、裸は悪くないよ、って裸じゃなかったけど。後半ちょっと『ぱにぽに』風? そういう作風だったのか。『天然あるみにゅーむ!』は奇声の流れが面白かった。漫画的な表現で、あの世界では普通なんだと思ってたら、そういうわけでもなかったんだ。

ラジオでGO!』は新人がいいキャラクターしていてよいなあ。なんか根性がある。『キルミーベイベー』はめずらしくソーニャちゃんが駄目な回。いや、わりと駄目なこと多い人ではあるんだけど。しかし、今回に関してはやすなはちょっとやられすぎでかわいそう。いや、そうでもないか、放っておいたらよかったのか。いや、でも、つきあいのいい、いいこだと思います。『ふら・ふろ』は、あのペットボトル、なにが入ってるんだ。しかし、大人になるとだんだん子供と本気で遊べなくなりますが、それができるハナはすごいと思います。

まゆかのダーリン』が終わり。りょうお兄ちゃんが結婚できる歳になりました! その一日を描いて、これまで出会った人たちが次々と登場して、なんだかしあわせな終わり。じんわりと優しく楽しかったこれまでが思い出されて、いい漫画だったなあとしみじみ感じ入って、おつかれさまでした。好きな漫画でした。これからも好きです。

『Aチャンネル』、プリーツスカートひるがえして、今日もキラキラ女子高生!! はいいんだけど、それはひるがえりすぎだと思うんだ。シャンプーハットみたいになってる。ソックタッチといえば、駅での光景、女子高生がソックタッチを使ってるのを見て、いや、それソックタッチやない、スティックノリや。そんなことがあったのを思い出しました。ちょっとさびしがりやのトオルが可愛いなあ。しかしあの髪切りは酷い。けど結果的にオッケーです。

『エンドロール』は、青木はコーティーの事情、織り込み済みみじゃなかったのか。原付乗りふたりの、逃避行ものロードムービー、じゃないや、ロード四コマかと思ってたら、逃げてたのはコーティーひとり。この漫画の雰囲気は嫌いじゃありません。こういうのがあってもいいなと思ってます。追うふたり組みは、タイムボカンの悪役みたいなポジションになるのかな。

『空の下屋根の中』、四角い箱じゃない包装のくだりは最高だな。責任を感じながらそれを乗り越えるという、その姿は立派、よう頑張った。甘やかしすぎ? けど、こうした小さな達成感を積み重ねることで、人はより大きなものにチャレンジできるようになるんだと思うのね。そうしたプロセス、見ていて悪いもんじゃない。実際、誰しもまだまだ未熟者で、いついかなる時も、学ぶことは沢山あるけど、いつしか慢心してそれを忘れちゃうのよね。だから、こうしたフレッシュな人の学んで伸びようという姿はよいものです。自戒の意味でもよいものであります。

まじん☆プラナ』は新キャラが出て! でも、別にこの漫画に関しては新キャラはめずらしくない、というかもう把握できないくらいの大所帯。でも意外なことに、新キャラ、自滅キャラ、蕗元ころは有人ではなく伊達先生シナリオのヒロインなのか? というか、伊達先生って春日部先生の舎弟じゃなかったんだ!? 

うらがアルっ!』、りあのんの下級生から慕われている様、その体裁を繕う技術も光って、しかしオカピはないよな。で、話題のオカ…、おかーさんは傍若無人さ発揮しつつ、けれどしっかりとちゃんとお母さんをしているなあ。実にいいお母さんだと思います。

お母さんといえば、『アットホーム・ロマンス』。こちらも実にいいお母さんだと思います。親父さんはどうしようもないけど、しょうがねぇなぁ、けどなんか可愛い親父だなあ。そんな親父さんが、久しぶりの妻との電話、その表情に離れていても通じているなにかを感じさせて、そして頑張っていることをちゃんとわかってもらえていた、それを知って、男泣きに泣くそのさまは素晴しいものがある。娘に正座で説教される、妻からは八つ裂きにすると釘を刺される、情けない、たしかにそうかも知れないけれど、頑張っている。親父さんも、姉も、みんな頑張っている。そして主人公の頑張る番がきたのか。その頑張りを見たい、その頑張る姿を見たい、そのように思わせてくれる、それはこれまでの積み重ねのためなんだろうなと思います。それはそうと、やべえ、ケツがやべえよ!! って、このくだり素晴しいな。そうです、俺は男が好きですの再来かと思いました。いま親父さんは、あの親方のもとで働いてるわけですけど、親父さんのケツはやばくないんでしょうか。って、なんで私はおっさんのケツの心配をしているのだろう。人のじゃなくて、自分のケツの心配をしろって話ですね。

『スリースリープ』、この漫画は昼寝部の漫画、といいきってなんら看板に偽りがない、そんな昼寝部の漫画だなあ。って、昼寝部ってなんだ。人物紹介に笑い、そのナンセンスぶりに笑い、そして部長の不幸に笑う。って、やっぱり昼寝部ってみとめられないのか。学校における部活、その最低要件ってなんなのだろう。

『バラエティもーにん』、それって『マルセリーノの歌』? 『汚れなき悪戯』の主題歌。ちょっと悲しげですごく美しい曲なんですが、でもなんでこれが選ばれたんだろう。いや、違う歌なのかな。神様が休んでいる日は日曜日。それなら神様にはずっとお休みいただいて、などと考える私は根っからのなまけものです。

これで全コメント達成? これやると、三時間くらいかかるな……。無理して全部にコメントしたわけじゃないけど、これは二度とやりません。多分、きっとやりません。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第5巻第6号(2009年6月号)

引用

  • 大沖「はるみねーしょん」,『まんがタイムきららキャラット』第5巻第6号(2009年6月号),88頁。
  • かきふらい「けいおん!」,同前,89頁。
  • 同前,93頁。
  • bb「Aチャンネル」,前掲,159頁。
  • 風華チルヲ「アットホーム・ロマンス」,同前,203頁。
  • 竹本泉「バラエティもーにん」,同前,216頁。

2009年4月28日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2009年6月号

『まんがタイムオリジナル』は昨日発売。今日は『まんがタイムきららキャラット』の発売日。けれど、昨日は『まんがタイムKRコミックス』の発売日でもあって、どうしても、一冊だけでも押さえておきたかった。かくして『超級龍虎娘』で書いて、雑誌感想は玉突きするみたいに、一日ずつ後ろにずれ込んで、しかしなんだろうなあ、書きたいものが全部書ききれないというのも、また困ったものであります。私は書くために読むわけでもないけれど、書かないことには読みきれなくて、そしてそうして読めないままにシュリンクかかった本を積み上げて、なんとかしたいなあ。なんとかならないかなあ。こうした状況にもまた悩んでおるのです。

好きな事や楽しいはずの事まで面倒でどうでもよくなってきたら
心がかなり疲れてるから要注意だけど

えッ!?

いや、けれどこれは冗談ごとじゃなくて、本当なら楽しみで買ってるはずの漫画、本であるのに、本当ならなにをさしおいても読みはじめてもおかしくない、そんなものであるはずなのに、なぜこうも私はそれらを重荷と感じているのだろう。疲れている? 疲れていると思います。だから楽しめる工夫をした方がいいんだろうなあ。一旦読み始めれば、楽しいし、面白いし、よいのだけれども、だからなにか滞っているものがあるなら、そいつを溶き解してやるんがいいんでしょうね。

『あかるい夫婦計画』、大好きです。奥さん、花子が大好きです。しかし、あの日記の話はなんかわかります。疲れてる時とか、日記どころじゃなく寝ちゃうんですよね。なので、私の日記はよくて三日ごと、悪いと一週間くらいあいていて、はっきりいってこうしたBlogの方がずっと日記らしいかも知れない。そんなありさまです。今日も多分日記は書かないですね。

タマさん』は落語『頭山』なんぞを思い出して、しかしちょっとしたホラーだな。頭の中に根を張ってるんだ……。けど、妙に似合ってるな、頭がしあわせそうで。というか、あじさいはさすがに気持ち悪い。

らいか・デイズ』は、竹田、本当にいやらしい子だね。これ以上書くと、私がヘンタイ認定されてしまいそうだから、自粛。

『アサヒ! — 動物園に行こう』はだんだんに面白さが増してきて、いいなあ、楽しいなあ、というか、扉ゴマの怪盗はいくらなんでも無茶だろう。限りなく出オチに近い、見ただけで笑ってしまいそう。でもちょっとかっこいいな。私は、この動物園では、パンダが好きです。あのひょうひょうとしたところが気にいっているようです。

『守られ騎士!』は、なんだか今回でゲスト期間終了みたいですけど、どうせなら本格的に道場風景が描かれるまで続いて欲しいものです。おちついて素敵なお姉さんであるところと、道場での勇ましい? そうしたみちよさんの多面的なところが描かれるところを楽しみに、続いて欲しいと願っています。

『ヤング松島喜久治』は、いきなり営業がお嬢さんの勉強見させてくださいときたら、そりゃあ警戒しますわな。千歳は顔は描かれないけれど、確か美人であるっていう設定だったっけ? だったらなおさらのような気がします。私なら、塩まくな、塩。『ささきまみれ』、ゴキブリが微妙に飯田よりなのが気になります。芸が細かいな。『アイスボーイズ!』は、本当にカーリングで引っ張るのだとしたら、よっぽど工夫しないと地味に地味になるんじゃないかと心配したりしなかったり。しかし、廊下にブラシをかけてる姿は、特段不思議とは思われません。

『ハッピーエンドではじめよう』は、今生での悔いを、生まれ変わって来世で、っていうのは、さすがに少々イージーな人生感と思えなくもないけれど、しかしさすがにこの流れで、後悔を抱いたまま、というのも辛いものがあるから、これがきっといいんだろうな、と思いました。そういえば、これは毎回死んで、猫の視点で人生振り返って、そして生まれ変わって、というのが基本の流れです。その、人生の失敗、意固地だったりかたくなだったりで、大切なものを取り零してしまう、そうした生き方は損ですよ、というような話は、これから先もまだ生きるだろう私らが読むからこそ、意味があるんだろうなと。だからこそ、やりなおしのチャンスが描かれて、意義あるものになるんだろうなと、思ったりするのです。

『先生のたまご』、みつあみいいなあ。『すいーとるーむ?』のゆかりさん、『L16』の春香さん、どちらもあからさまなほのめかしを受けて、それを気づかない、ふりどころか本当に気づいていないというところ、これは容易に勝てやしないな。で、ようやく通じたかなと思ったら、上司に引き継ぐというね。むごいというか、けれどこれもやさしさだと思う。

『ムスコン!』は、コンタクト怖いな。そういう私もいっぱしの眼鏡男子ですが、ぜんぜん萌えられている気配さえありません。ギター弾けるともてる、眼鏡装備でもてる、そんなのは都市伝説です。ツチノコの方がよっぽど真実味あるな。けど、ねーママも似合う? とっても似合ってると思います。

『おたママ♥』は今月も素敵なお母さん。けど、あのニヤニヤ笑いはあかんわ。食べてたお昼をあぶなく無駄にするところでした。何度見ても笑える、今号の最大笑いポイントでした。しかしプリシスいやさ遥よ、同じ絵柄のカレンダーとかポスターとか買ってる人に言われたくないどころの話ではなく、きっとあんたのお母さんは、同じ本を何冊も持ってるに違いないぞ。店によってペーパーが、特典がなどといいながら、同じ本を何冊も買ってるに違いないぞ。

『今日から寺バイト』、大学卒業後に資格とるために通信教育受けた大学、そこで僧侶の資格もとれたっけなあ、なんて思い出しました。調べてみたら、記憶とはちょっと違っていて、教師? そういう資格だそうで、得度と僧籍登録が必要であるとのこと。いずれにしても、たやすい道ではないんだろうなあ。大学の先輩に、住職をやっている方がいらっしゃって、よく廊下を袈裟着て歩いてらしたとか、そんなことも思い出します。

開運貴婦人マダム・パープル』、思い込みに縛られてチャンスをフイにする人種ほど悲しいものはないわ! けれど、この安堂友子という人は、そうした思い込みに縛られた私なんかが見落としているものをよくよく掬い上げて、意外性ともなった笑いを作るのがうまい人。本当に、むやみやたらと凝ったりしない、けれどしっかりと作られている、そうした笑いはシンプルであるがために強いと感じられて、本当にいい漫画家だと思います。

『ミラクル書店』は、紺野さんが可愛いなあ。本屋の漫画。ちょっとナンセンス、けれどなんだかいってみたくなる、そんな書店の風景が魅力的で、大好きです。

マルビプリンセス園華サマ』は、弟修二と後輩伊達さんの関係に動きが生じて、これはちょっと意外、もっと引っ張るのかと思ってたから、けれどこれは次回以降が楽しみかも、そんな感じであります。姉ちゃん達ひやかしかよこっそりタッパーにつめとけよ姉さん、素晴しいな。『時間がない!!』は、由良さんがいちいち酷くてそれがいい。松下は虐げられて喜びを感じる人なの? でも、少なくとも、使役される位置でこそ安定するタイプであることは間違いないように思われて、そうしたむくわれなさもまた魅力であると思います。銀ラメのシャツは、着る人が着たらかっこいいよね。けど、ちょっと時代がかってる感じです。

そこぬけRPG』は、いろいろとぎりぎりっぽいネタがちりばめられて、そのあたりには触れないとしても、あのライトユーザーとコアユーザーの間に横たわる深い溝。コアユーザー向けにチューニングすると、初心者お断わりになっちゃって、ジャンルが衰退することもあるから、これはもう本当にむずかしいものだと思います。けど、ライトユーザー向けってのは、あんまり面白くない、ことも多いんですよね。むずかしいものだと思います。

で、あけすけで遠慮がなくてえげつない…、これはまさしくこの人の漫画の魅力であるのでは!? 身も蓋もないってやつだな。可愛い、たしかに可愛いんだけど、それを上回って酷い、明け透けで夢も希望も失わせるような、そうしたところは実に魅力的です。で、『恋は地獄車』は、そのえげつないってやつを体現? 男性向けの漫画ではなさそうで、最初、そのあまりの薄幸に、ええーっ、なんて思ったけど、読んでみると面白いな。けど、夢も希望もなくなってくるな。夜も長持ちですか。あけすけっすね、姉さん。で、松山花子の『あなたが主役になった時』、これもあけすけの類いなんでしょうね。

えきすとら以蔵』は大御所が可愛いなあ。劇団研究生の話は、着々と進んでいくところがいいな。いつか、現場で以蔵と出会いそうな気がします。『でかけモン』、リブートはもう一度ブートすること、リセットはもう一度セットすること、リゾートはもう一度なにをするんだろう。『視界良好』はメガネテーマの漫画で、あまりの直球に、そんなもんに食い付くかっ、と思ったけど、見事に食い付いちゃったときたものだ。私ってつくづくちょろいな。秋奈は可愛いなあ。眼鏡だからじゃないよ、みつあみだからでもないよ。

『花咲だより』、賞味期限が一日やそこら過ぎてても、大自然はそんな細かい事気にしないのよ、ええ、私も気にしません。クマとチカンの組み合わせに、どこぞの家庭教師を思い出したけれど、よく考えたらふたりは仲良し。対戦にはならないですね、残念。『うっちゃれ!! 乙女組』というか、岡田がるの持ちネタで、バブル期引き摺る女性の前髪、とさかの高さというのがありますが、朝、通勤の車内にまさしくそうした女性がいらっしゃって、けれど最近見かけなくなりました。乗る電車、変えられたのだろうか?

『SPさん』はえらく地味に思える、けれどその淡々と運ぶ、そんなテンポがよいのだと思います。強烈なインパクトはない、でも読み進めていくうちに、きっとじわじわと面白さが浸透して、好きになるんだろうな、そうした予感がしています。

  • 『まんがタイムオリジナル』第28巻第6号(2009年6月号)

引用

  • ひらのあゆ「ラディカル・ホスピタル」,『まんがタイムオリジナル』第28巻第6号(2009年6月号),8頁。
  • 浦地コナツ「ムスコン,同前,86頁。
  • 茶崎白湯「おたママ♥」,同前,93頁。
  • 安堂友子「開運貴婦人マダム・パープル」,同前,105頁。
  • 美月李予「マルビプリンセス園華サマ」,同前,116頁。
  • 同前,117頁。
  • 佐藤両々「そこぬけRPG」,前掲,130頁。
  • 高原けんじ「花咲だより,同前,161頁。

2009年4月27日月曜日

超級龍虎娘

 ちょっと、なんだこれ、むちゃくちゃ面白いな。いや、面白いってのはわかってたんです。雑誌で読んでますから。けど、正直こんなに強烈に面白いだなんて思っていなかった。主人公、春希、彼のうちにやってきた龍と虎の女の子ふたり。個性の違う女の子との同居もの、しかもそのうちひとりは、どう見ても主人公に気があって、しかもかいがいしく家事なんかにいそしんでくれちゃったりして、清楚、可憐、家庭的、おとなしそうで、もう大好き、しかしなんという夢の生活!? みたいにいうと、よくある系統の漫画でありますけれど、この女の子たちのキャラクターが秀逸で、龍楼さん、鞠虎さん、そして従妹の朔美、春希のまわりにいる女の子、みんななんだか一癖も二癖もあって、結構酷いぞ。それこそ、ページに一度は春希の叫んでいる、へこんでいるシーンがあるんじゃないか、っていうようなペースで酷い目にあわされてるっていうね。いったいこれなんだろうと思うくらいなんだけど、それがもう面白くて面白くて、笑ってしまわないようにこらえる顔面がたいへんなことになってしまいました(明日は筋肉痛かも。顔面が筋肉痛なんて生まれてはじめてだ)。いや、もう本当。掛け値なしに面白い。決してわあわあ騒いでるだけの漫画じゃないのに、しっかりとテンションの持続している、それはもう途中で休みをいれたくなるくらいで、しかしそれはどっしり重くてしんどいからとかではなくて、重くもなく軽すぎもしない画面、適度なテンポでぽんぽんと投げ込まれるネタ、台詞、そのバランスのよさが、前のネタにどんどん面白さを重ねていって、もうたまらん、ちょっと休ませてください、でないと笑いをこらえられない、そんななんですね。って、こうして書く手がとまらないくらい。それくらいに面白く、前から好きだったけど、単行本でより以上に、もっともっと、三段階アップくらいで好きになった。いや、とりあえず、いくらなんでももう長いから、ここで改行いれます。

龍楼が可愛いんです。この人が小柄というのは、単行本で第1回読み返すまで忘れてたんですが、それ以外をひとくちに表わすとなると、清楚、可憐、家庭的、おとなしそうで、真面目で、ロマンティストで、性質穏かで、嫉妬深くて、独占欲強めで、怒ると口きいてくれなくなりそうで、一途なのはいいけど、相手にもそれを求める、そんなところがありそうで、気が弱そうで、そのぶん日頃うっぷんを溜め込んで、どうしようもなくなってから吐き出して大荒れに荒れそうなタイプ。それでわりと世間体大事? 自分のイメージ大切にするあまりに、自分も相手もちょっと不自由にしてしまいかねない。しかも最初はあなたにおまかせします、なんて風だったのに、気付いたら有無をいわせない押しの強さで、あらゆる方面を自分のコントロール下におこうとするような、そんな女の子。なんて可愛いんだろう。もう最高だと思います。

この漫画に出てくる女性って、多かれ少なかれこんな感じに、表に打ち出される可愛さがあれば、そのぶん裏にもちゃんと人格が穿たれていて、もうみんな一筋縄ではいかないって感じがひしひしとしましてね、その綱の引き合い。ライバル蹴落としてとまではいかないけれど、春希を中央に置いて、そこで繰り広げられる駆け引きのシビアであることったら、もう実に素敵で、こりゃ勝てねえ。そんな風に思わせるところなど並ではないといったところです。もちろん、ほどほどにやわらげてあるから、痛い、つらい、厳しいばかりではなくて、ほのかに甘い夢なんてのも見させてくれたりなんかもしましてね、本当にバランスがとれていて、うまいなあ、そんな風に思うんです。

女の子のシビアな感情、そういってしまえばなんだか酷いばっかりにも思えるけれど、それはリアル — 、確からしいといってもいいものなのかも知れない。龍楼が、春希にホレてるのかと聞かれた時の答なんかは、すごく納得のいくものでした。漫画のキャラクターであるけれど、そこで動く感情は、現実に私たちが経験するような気持ちを反映しているかのようで、きっと作者はこうした感情の動くところ、機微ってやつを、大切に描こうとしているのだろうなって。その大切に描かれる感情の機微ってやつが、時にはシビアな笑いを生んで、そして時にすごく心に沁みる、そんな人の心のいじらしさを表現して、なんだか泣きそうになる。その涙ってのも、ただお涙頂戴の、泣かせるツボを押さえましたってようなのじゃなくって、なんだか嬉しくて泣いちゃうようなさ、しあわせな感じがあったりするんですよ。

ところで、龍楼というとどうしてもよしだたくろうを思い出してしまうんですけど、それだからこそなおさら好きなのかも、ってこんなこと思ってたら、iTunesが『結婚しようよ』かけてくれたよ! なんだ、もう、気がきいてるなあ!

  • 加藤夕清『超級龍虎娘』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。
  • 以下続刊

蛇足

でも普通龍楼ったら、山下達郎だよな……。

2009年4月26日日曜日

『月刊アフタヌーン』2009年6月号

 漫画の雑誌、買ったものの感想を書くようになって、今までは主に四コマ誌について書いてきたのですが、これは別に四コマ誌をセレクトしてきたわけでなく、それ以外に買っていないってだけの話なんです。といったわけで、月末になってようやく四コマ誌以外が登場。講談社の『月刊アフタヌーン』なのですが、これは篠房六郎目当てに買っていて、つまりは『百舌谷さん逆上する』、これ読みたさで買っているってわけです。だから、半分も読んでない。いや、読んだらいいんだけど、途中から読んでもよくわからないものも多いし、その点『ラブやん』は優秀です。タイトルだけ知っていて、内容は知らずにいたのですが、これがもう面白いのね。基本ストーリーに頼らず、キャラクターの強さで押してくる漫画だから、フサさんがロリ・オタ・プーのろくでなしであることさえわかれば、もう大丈夫、普通に読んで面白いよ! って、すごい敷居の低さ。しかし、今さら単行本を買うのはきついよ……。なお、天使長は私の好みにかなり合致しております。わ、私もしょせんろくでなしか……。

『百舌谷さん逆上する』は圧巻でした。ツンデレの病に苦しんでいる少女、小音の物語。愛すれば、愛するほどに、その気持ちとは逆の行動をとってしまう。そうした小音がいじらしく、そして第2巻から続いてきた夏休み、その終わるとともに、物語も一旦の着地を見せて、それはもう涙なみだでした。自分の病を呪い、自分自身も呪っている、そんな百舌谷さんが、ついに気持ちを通わせる。義理の母と、そして番太郎への思いをはっきりと意識して、そして自分の気持ちを受け止めて、歩きだそうという、その決意はしたたかに胸を打って、もう、本当に素晴しい。馬鹿馬鹿しい、そんなシーンを交えつつも、それでもなお胸に迫る、そんな思いが溢れんばかりで、ああ、本当にこの人の漫画に出会えてよかった、そのように思える回でありました。

物語は一旦の着地を見せた、そう、一旦の決着をつけて、ですがそれは次の段階に踏み出すまえの踏み切りでもあるのですね。まだ物語は続く。その続いていく先にあるものは、きっともっと豊かに違いない、そう予感させて、まだまだ目をはなせない、そのように思っています。

『ヴィンランド・サガ』、私はこれは途中から読んで、だからいまいちよくわかってないんですが、それでもなんだか面白い。結構楽しみにしています。ちっとも背景がわからんのですけど。『元祖ユルヴァちゃん』は、どうも『ヴィンランド・サガ』に関係してるようだというのはわかってきましたが、それでもいまいちわからなくて、そしてなんともよういわれんものがあります。でも、なんでか読んでしまう。そんな漫画。

『友達100人できるかな』。私はこれは結構好き。なんか癖のある絵、SFっぽいストーリー、そして泥臭い友情ばなし。面白いと思います。今回は本が好きで、どことなく大人っぽい、そんな友人が持っていた想像力、それにはじめて気付かされるそんな話で、ああ、確かに子供だったころは、こうしたふうに遊んでいたと思い出させてくれるものがあって、そうした懐かしさも一味そえて、面白かった。いい話だと思います。ベタというよりも、泥臭い、そうしたニュアンスで、子供の心をだんだん取り戻していこうぜって、そんなところがいい漫画です。

『いもうとデイズ』、フィリピンからやってきた妹に戸惑いながらも、だんだんに気持ちの近づいていく、不器用な兄妹ものとして面白いです。これは、妹ディアナの愛らしさというのもよさのうちなのかも知れない、そしてその健気なところ、それもよさのうちなのだと思います。しかし、この子が小学生だって、ずっと気付いてなかったよ。そうか、当然学校いくんだな、と基本的なところで私には常識が欠けています。

今回は、ずっと気丈にふるまってきた、そんなディアナが決定的に弱音を吐いて、そのつらさを感じとった兄貴が手助けをする、そして友だちもできてっていう、そうしたところがなんかじんとくるようで、よかった。いい話です。

『吉田家のちすじ』、これも敷居の低いたぐいの漫画で、おんな盛りの多香子さんに、義父、祖父、前妻の息子がむらむらときている、そんな風なところのある漫画。とにかく皆、多香子さん大好きで、息子の転勤話に、なんとか多香子さんと離れないですむにはどうしたらいいかと、自分勝手な理屈を押しとおそうとする年寄りたち。ろくでもないんだけど、そのろくでもなさが面白い。

『ラブやん』、娘との生活に憧れる気持ちは、ものすごくよくわかります。私もあんな娘欲しいよ……。私は別にトキメく系の何かはいらないけど、パパ超キモイっていわれたら、そりゃきついものがあるな。私はMじゃないので、劇的な変化を遂げることはなさそうで、ちょっと一安心です。しかし、クロエのあの淡々として、そして理屈っぽいところは素晴しいな。点目最高です!

無限の住人』、グッバイ尸良さん! いや、まさかあれで生きてるって、もうないよね。私、この人がもうどうしようもなく嫌いだったから、これで退場してくれるなら、もう本当に願ったり叶ったりなんですけど。

『カブのイサキ』、先月まで読んでなかったので、全然背景はわからんのですけど、面白かった。『ヨコハマ買い出し紀行』の人なんか。振り返って、読んでいってみようかな。

『謎の彼女X』は、なんかとんでもない感じにぶっとんでて、けど読んでる、面白い。今号は裸対決が決着して、しかし妙な傾きのある漫画だと思う。単行本買おうか迷うけど、なんか素直に買おうとは思えない、なんか抵抗してしまっていて、それは多分卜部が可愛いからだと思う。今月はいっそうに可愛かった。

『ベントラーベントラー』、いまいちわからないんだけど、読んでる。面白い? うん、多分面白い。

『DoLL』、これも変態的な趣向のある漫画で、面白いかといわれれば、うん、多分面白い。でも、これまで先生? と泉のふたりだけの閉じた世界で展開されてきたのが、なんか外部から少年たちがからんできて、ちょっといやかなって思っている。そんな回でした。泉は可愛い女性だけれども、それは多分眼鏡だから、ではないと信じたい。

『世界に羽ばたけ轟先生!』、この主人公もまたろくでもないおっさんで、好きかと問われれば首を縦に振りたくはないのだけれども、なんでか毎号読んでしまっているからには、多分好きなんでしょう。コメントは、どうしたらいいかわかりません。

『スピリット魂』は四コマ漫画で、けれど私の普段読んでいる漫画とは全然テイストが違っています。バイク好きの娘さんたちの漫画なんですが、絵といい、展開といい、密度が高めで、読んでてしんどい。でも、多分こうした四コマを一般の人は読んでいて、だから『まんがタイムきらら』なんかに掲載されている四コマを見れば、さぞ薄く見えるんだろうなというのはわかる話で、けど私はそっちの世界の濃さがしんどくなったから、四コマ誌に逃げてきたんだよ。だから、『きらら』がゆるいだ、どれ読んでも同じだ、萌えキャラだけで中身がない、なんていう人は、どうぞ海で泳いでいてくれればいい。わざわざ淡水にまでやってきて、塩が足りてないというのはやめて欲しい。淡水には淡水のよさがあるのであって、そしてそれは私みたいな、海水中では泳げないものには必要なのですよ。海の魚は海で、川の魚は川で、それぞれ泳いでいればいい。深海魚だっているわな、沼に住むのだっているよ、それぞれ自分にあった漫画、面白いと思う漫画の世界、ジャンルに棲み分ければいいって話だと思います。

けど『スピリット魂』はわりと好き。一気には読みとおせないこともあるんだけど、面白い漫画だと思います。

引用

  • 田丸浩史「ラブやん」,『月刊アフタヌーン』第23巻第8号(2009年6月号),553頁。
  • 同前,557頁。

2009年4月25日土曜日

He got tired too, taken with GR DIGITAL

Signboard, GoldfishGR Blog4月のトラックバック企画、テーマはほんわかです。ほんわか、GR Blogにはおだやかな春の陽の感じや、ふわふわ・もこもこした手触り、家族やペットとの幸せな時間など、とあって、ひとくちにほんわかといっても、それを受け取る人それぞれにまた違ったイメージがあるのだろうなと思います。だから、自分なりのほんわかをイメージして、それにマッチした写真を見つけられたらよいのかな。なんて思いながら、これまで撮った写真を眺めてみました。というわけで、今月もトラックバック企画 ほんわか に参加します。

そうして見つけた写真。ほかにも候補はあったのだけど、よしこれでいってみようと思ったのは、He got tired tooと名付けられたもの。以前、仕事を手伝ったお礼にといってもらったぬいぐるみ、今では姪の所有なのですが、こいつがなんだか妙に味わい深かったので、写真に撮ったのでした。彼も疲れている — 、ええ、確かに疲れていそうです。

He got tired too

引用

2009年4月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2009年6月号

 『まんがタイムきららフォワード』は、誌名にまんがタイムとはあるけれど、四コマ漫画誌ではありません。ストーリー、つまりコマ割り漫画中心の雑誌。価格は450円と少々高めですが、その分ページ数も多いし、好きなら苦にならないって感じです。また、この価格のおかげでAmazon.co.jpの取り扱い雑誌粛清にも生き残り、こうして表紙を掲載することができました。ありがたいことです。っていうか、できれば『まんがタイム』系、『きらら』系も残して欲しかったなあ。こうして雑誌感想を書くようになって、なおさらそのように思います。

『夢喰いメリー』が表紙、巻頭を飾って、きっと人気あるんだろうなあ。私も結構気になっている、気にいっている漫画であるのですが、なんのはずみかで1巻を買い逃してしまって、今からでも買おうかなと思い続けているところです。夢の世界から現実に夢魔がやってくる、その理由がはっきりとして、メリーの個人的な戦いが世界の存続と繋がりを持って、こういうのはやっぱりちょっと盛り上がります。しかし、メリーの殴りっぷりはよい、実に爽快な殴りっぷりです。

S線上のテナ』は、テナ、アルンの恭介争奪競争の様相を呈して、けれどこうしたコメディ色を全面に出して、後半を湿っぽくまとめて、悪くない感じであったと思います。けど、Gコードのくだりにはちょっとうっと立ち止まった感じになって、いやいいんです、わかってます、これは音楽漫画じゃないから。でも、それでも、いや、いいんです、わかってます。

『少女素数』は長月みそかの新連載。海辺の町の、造形作家が主人公? おじさん主人公がきたのは意外だったけれど、それでも普通に、特になんの疑問もなしに受け入れてしまうのは、描かれる町の情景が、こうした人たちの暮らす場として立ち上がってくるような存在感、現実感を持っているからなんだと思います。私はこの人の描く人の心の揺れ動きも、またそうした人たちの造形も好きなのだけれど、それと同じくらいにこの人の描く世界が好きなのだと思う。物語内の世界の空気は濃密で、港町、潮の匂いさえ感じさせそうに確かで、そこに美人で双子の妹、美少女ふたりがぱっと灯りをともすかのように鮮かに華やかに息衝いて、その周辺だけは現実的の地平を蹴って違う世界に引き上げられたというような感覚をもって描かれて、その世界のつくりあげようはすごいな。そう思います。

当然物語はまだまだ序盤で、これが今後どのように動いていくのか、それはわからないのですけど、ニンフェットもの? あの独白には、気恥かしさを感じる以前に、なにか遠くの過去に置いてきた、そして遥か手の届かない未来に大切に取り置かれている、ノスタルジアやセンチメント、憧れ、なにかそういったもののないまぜになったような感情が溢れるように思います。しかしこの人の漫画は、これまでは美少女といえばそうだけど、あからさまな美少女が出てくることは少なかったように思うのだけど、それが真っ向から美少女、しかも対照的な見た目、性格の双子で打ち出してくるというのは、おじさん主人公以上に驚いたことでした。でもって、露骨に煽情するようなところはないのに、仕草が、ちょっとした表情がすごく訴えるっていうね。これは、まいった。露骨なほうがずっとましだと思いました。

『トランジスタティーセット — 電気街路図』は劇中劇から始まって、幕末好きの人からクレームがくるような、幕末モチーフの美少女バトルもの。そういえば、パソコン通信全盛のころに出た幕末モチーフの美少女バトルもの? のゲームにはクレームついたんだっけかなあ。新撰組モチーフのアダルトゲームは、クレーム覚悟だったところが、意外と好評だったらしいですけど。漫画に戻って、コスプレするしないをめぐっての攻防から、定番匂わせる展開をほのめかして、そしてラストで落とす。あの流れは、きっとくるぞ、こうくるぞと思わせるものでしたが、その期待を正面から受け止めてみせて、それが面白かった。単純に素直にすとんと落ちて、そのあまりのあっさりとした終わりかたもよかったです。余韻じょうじょうたなびくかのごとく、味わいあるラストでした。

天秤は花と遊ぶ』は、ちょっと私のマニアックな嗜好、上から見下ろす構図を満足させてくれて、たとえばそれは163ページ、追いかける?の構図。あれはいいですね。思えば第1回にも真上からの見下ろし構図があって、あれも素晴しく素敵でした。あのスカートの裾の花のようにふわりと広がる、そのゆったりとして豊かなさまはよいものです。それはそうと、今回はストーリー上のひっかかりが作られていて、謡子への好意からか女子側に引っぱられる愁、しかしそれはまずいことなのか? 微妙に気にさせる要素が匂わされて、どうなるのだろう。

余談です。愁が女になるというのなら、これは女の子と女の子未満のふたりがひきあう、ひかれあう漫画として読めるし、そうではなく愁は男にならねばならないのだとしたら、これは女装美少年ものになるのか? 本当に余談でした。

『温泉惑星』は、ヒロインに恋する女性が登場。本人を前にすると素直になれない不器用さと、お嬢様的天真爛漫が売りなのか。そして話は定番の温泉になだれ込んで、また裸か! いや、裸はわるくないよ! 裸、大好きだよ。男たるもの、火照った体を夜気にさらして、全裸をしみじみと楽しみたくなることだってあるだろうよ。地位や名誉を脱ぎすてて、男一匹、ひとりの人間に戻りたくなっただけかも知れないじゃないか。それをあんなによってたかって叩くこたあないじゃんか。って、そうじゃなくて、『温泉惑星』、温泉を売りにしているだけあって、惜しげもなく裸が出てくる漫画なのですが、あ、もちろん男一匹じゃなくて(もちろん、二匹といいたいわけでもない)、女の子が裸になる、これって『フォワード』らしいっていっていいのか? いいのかも知れないけど、でもこの漫画の裸は妙に素直で、いやらしさというものを感じさせない、そんな感じです。裸だからといって、イコールわいせつじゃないんだよ、むしろファンサービスってなもんじゃないか、俺たちゃ裸がユニフォームなんだよ、ってまた話がそれたところで、次にいきましょう。

『乙女王子 — 女子高漫研ホストクラブ』は、微妙に身悶えさせるような、もにょる? そんなところのある漫画なんですが、けれどそれがいい感じで、女子高漫研が部費を稼ぐために男装ホストクラブをするっていうね、で、対立傾向だった副会長がすごく一途で、それはもう君大丈夫かと問いたくなるほど、激情にかられて思わず叫んでしまうは、頭なでられて涙ぐむは、すごいことになっています。で、次号はきっともっとすごいんだろうな。がんがんエスカレートして欲しい漫画です。

『銘高祭!』は、ちょっと読んでて辛い。生徒側のもろもろが辛い。教師の側も辛い。それが辛いと感じてしまうのは、私の中のなにかが刺激されるからなのか、あるいは劇作上の要請なのか、あるいは感情のぶつかりを描こうとして力あまっているのか。私は冷静さを欠いているので、なんともわかりません。けど、あの眼鏡は殴ってやりたくなるな。私は、女に殴られることはあっても殴らないのがポリシーだから、ちょっと、メリーさん、豪快に一発、やっちゃってくれ。

『おとめり』って二回目? 覚えてない……。でも、これで覚えた。次にきても、きっと大丈夫。

いきなり☆ねこキック』はいい感じに私の予想を外して動いていって、そして新しい人の登場が、これまでの、よくも悪くも安定していた状況を一気に動かす動因となって、この動揺は由羽にとって動かない関係を脱するチャンスになるんだろうか? これまでの流れで、由羽が一気に後景に下げられるということはないだろうし、これはやっぱり波乱の投げ込まれたってことなんでしょう。

引用

2009年4月23日木曜日

Don’t say “lazy”

 このあいだからやけに『けいおん!』づいていますが、まあ、こういうのは一過性の現象、ある程度落ち着くまでのお祭りのようなものですから、ご容赦いただきたく存じます。さて、おとついCagayake!GIRLSのCDを買ったといっていましたが、そうなると当然Don’t say “lazy”も買っているわけです。いや、当然かどうかはわからないんだけど、自分の中では、この二枚は一蓮托生って感じなので、どちらか一方だけっていう選択はなかったんですね。買ったのはこれまた当然限定版で、いや、これもお祭りといいますか、せっかくだから私はこの限定版を選ぶよ、その時その時の状況に乗っかって、今まさに参加しているという雰囲気を味わいたかったんです。この時代に生きてるって実感が欲しかったんですね。

いやに大げさなこといってますが、わりと本気でいってます。限定版CD買うだけで生きている気分になれるだなんて、その時代との一体感が得られるだなんて、なんてイージーで安っぽい人生を生きてるんだっていわれたら、実際まさしくそのとおりでして、けれど踊る阿呆に見る阿呆ですよ。久しぶりに見たいと思ったアニメです、思い切って飛び込んでよかったと思っています。

さて、限定版は着せ替えジャケット仕様。全員がそろったジャケットがあって、そして各キャラクターごとのジャケットがあって、それを組み替えることで、自分の好きなキャラクターのソロジャケットにできるというんですね。絵柄は、全員集合ジャケットからキャラクターを切り出したもの、レイヤーをばらした感じといったらわかりやすいかも知れません。で、こんなこといっちゃあなんだけど、私はちょっとがっかりして、だって独立したイラストだと思っていたもんですから。ものすごく合理的な手法が使われてるのには残念と思わないではいられませんでした。けど、なんのかんのいってもこれはシングルだもんなあ、そんなに手をかけてらんないよなあ、といった具合に納得するのでした。

 そして私の選んだジャケットはなにかといいますと、店頭に並んでいる全員集合ジャケット、そのままです。つまんない男だなあ。自分でもそう思います。けれど、常に無難な選択をしようとするのが私という人間です。そして無難といえば、カンカン踊ってみせてる限定版よりも通常版の方がエンディングの雰囲気をよく反映していて、そっちの方が好きかもなあ。今さらそんなこという? うん、いう。だから、ちょっと欲しかったりしてね、ってもうどうしようもないなあ。悪いことに、JB62を買う甲斐性はないけれど、シングル二枚追加で買うくらいの余裕ならあるんですよね。なんで二枚? って、そうなりゃ当然オープニングも買うからで、でもそれをどうするかは今後を見てから決めたいと思っています。別に急いで買うようなものでもありませんし。

さて、Don’t say “lazy”を歌っているのは、秋山澪役の日笠陽子。Cagayake!GIRLSは平沢唯役の豊崎愛生が歌っていて、私、最初に聞いたときは、歌役と声役でふたりずついると思っていたから、驚きました、最近の声優は歌もうまいんですね。もちろん以前から歌のうまい人はいて、私なんかは林原めぐみがブームの頃の人間だから、彼女に続いていろんな人がCD出したりしたのを見て聞いて知ってはいるんですが、それでも驚いた。オープニングもエンディングも、要求されるものにちゃんと応えてる。Cagayake!GIRLSはすごくポップで元気はつらつだし、Don’t say “lazy”はあのナーバスな歌い方、どちらもすごく様になってる。こいつはいいなあ、そう思って連日聞いて、まだ飽きません。

Blu-ray Disc

DVD

原作

  • かきふらい『けいおん!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2008年。
  • かきふらい『けいおん!』第2巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。
  • 以下続刊

2009年4月22日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2009年6月号

毎月22日は『まんがタイムスペシャル』の発売日。こうやって買っている雑誌の感想を書いてみると、思いがけず各雑誌のカラーなんていうのも見えるようになってきて、というか、それまではあまりにも酷すぎたというべきなのでしょうが、なんていったらいいんでしょうね、把握できる限界を超えたのか、一体どの雑誌になにが載っているかとか、わかんなくなってましてね、けれど、アンケートを書くようになってから、そしてこうして感想を書くようになってから、それぞれの雑誌の違いというのが、それまで以上に意識されるようになったと思えます。あと、発売日を手帳に書くようになったというのもあるかも知れません。いつなにが出て、それはどんな表紙で、なにが載っていて、それが意識されるだけでも、ずいぶん頭は整理されるみたいです。

『スペシャル』の表紙は、『スーパーメイドちるみさん』。破壊メイドちるみさんをめぐる騒動を見て楽しむ漫画だったと思うのですが、その周辺の人たちの個性もなみなみならぬものがあって、今回は隣のうちのお嬢様、紅林がメインになって、私はこの人が大好きときたものだから、ちょっとしあわせです。大学は演劇部での紅林の役立たずっぷりが、もう言葉に尽くせないほどに魅力を増大させて、自分のなにもできないことに焦り自信をなくしかけているというのに、尊大さを失わないところ。すばらしいお嬢様であります。しかし、自販機にカードですが、ピタパ(関東ではイコカ?)で買える自販機も出てきてるから、将来的には麗子さまのような方も困らなくなるかも知れません。

けど、ちょっと話はそれるんだけど、本当にやんごとないお嬢様っていうのは、想像を絶するほどにすごいらしいですね。朝丘雪路だったと思うんだけど、買い物のしかた知らなかったり、電車に乗るのに切符を買うという概念を持たなかったり、とにかくすごかったらしい。そう思うと、麗子さまはがんばってらっしゃいますよ。缶に入ってるのがジュースであると、ちゃんとわかっておいでなのですから。と、私はとにかくお嬢様を甘やかすのが好きです。ああ、どこかで下僕の募集はしてないものか。

『幼稚園ぼうえい組』は2本立て。押されてるんだなあ。テンヤは好きな作家なので、ありがたいなあと思ったり。話は、鶏最強生物という定番をベースに、子供たちと先生のかかわり方を描いて、しかし新任ながらがんばっている、その様がよいな、そう思える漫画です。しかし、園長先生ってどれほどに怖いのだろう。鶏をおとなしくさせ、初対面を気絶させる。鶏編の一番最後、大落ちはなかなかによかったです。定番といえばそうかも知れないけれど、私には意外と思われて、そしてキャラクターの味付けにもなって、よかったと思います。

はっぴぃママレード。』はお兄ちゃんがむくわれる話。みんなでスパにいく話なんだけれど、眼鏡組はそのままでサウナに入って大丈夫なのかいな。岩盤浴サウナだから? ミストサウナだから? 私は温泉にいってもサウナは使わないのでよくわかりません。『あいどく!』は社長が登場して、あやしい男。行き当たりばったりの行動派だそうですが、けれど社長という人は、特に創業社長は、そういった傾向を持っているような気がします。逆にいえば、そういう人でなければ、会社なんか起こせないものなのかも知れません。『えんれんCafe』は、やさしいから誤解するんですよ? なんていってるけれど、それは結局は相手次第なんですよね。例えば私のようなのだったら、通報されるコースだなあなんて思ったり。やさしさが親切になるかありがた迷惑になるかは、ほんと、セクハラと一緒、紙一重の差のように思います。

ふたご最前線』はすべり台が怖いなんてところからスタートして、たしかに、大人になるとすべり台は怖いです。ぶらんこが下手になるのは、鎖の長さと背の高さのバランスのせいだと思うんだけど、すべり台が怖くなるのはほんとなんででしょうね。昔、子供のころは普通にできていたことも、知らないあいだにできなくなって、それも怖いやらなにやらでできなくなって、そうしたことはたくさんあります。しょっちゅうです。しかし、お母さんの魅力全開でした。

『ゆたんぽのとなり』は吉谷やしよの漫画で一番面白いと思っています。カツオが、すごくシンプルにしか描かれてないのだけど、確かにカツオとわかる、それがなんかいいなあと思っていたら、その話がちゃんと伏線として後に生きてきて、また驚きでした。派手なアクションとかはない漫画だけど、個別の四コマはテンポいいしよくまとまっているし、そして全体を通して描かれる大きな流れもしっかりしているしで、本当に面白いと思います。

えすぴー都見参!』は雪さん中心に動いて、むくわれないふたつの恋ですね。並木が実にいい感じ。そう思うのは、表情が伝える感情の起伏の大きさと、そしてそれを押し止めてしまうという、そのいじらしさのためであろうかと思います。『たまのこしかけ』は、たしか作者の夫がサーバとか沢山自宅に置いちゃう人なんですよね。十条さんのアパートの惨状は、そうした日常から発想されたんだろうな、なんて思ったり。しかし係長の頼りになって、またうるわしいこと。首と胴の繋りがおかしいことなんて気にならないくらいに魅力的です。『なないろレシピ』はベーグルの作り方。あれって、最初に茹でるんだ。知りませんでした。というか、食べたことさえなかったり。以前、ピザを作っていたころにイーストを買ってたんだけど、あれはまだ生きているんだろうか。生きているなら、ベーグルを焼いてみようかな。なんて思ったり。

『4コマの星』が面白かった。抱きまくらって実際に抱いて寝るもんなんだ。カバーだけを飾るものだと思っていました。私は幸い抱きまくらの趣味もフィギュアの趣味もなかったのですが、けれどこうした話を聞く、見るのは面白くて大好きで、そのためもあるのかも知れません。俺の嫁といった定番のネタをうまくあしらった、そうしたところなど見事でした。ところで、初音コスプレのからす丸は、ふたコマぶち抜きにすべきだったと思うんだ。

『ハニーtheバンドガール』は、最近シリアスな話が続いているような気もするけど、そうしたシリアスさというのが、またなんていうんでしょう、青春のころの悩みといった雰囲気を持っていましてね、見ていてなんかよいんですね。でも、危機感から焦ってみたり、それで思いをぶちまけてみたり、そうしたことはいくつになってもありえることなんじゃないかと思う。でも焦ることはたびたびあっても、思いをぶちまけたりはだんだんしなくなるんですよね。本音をぶちまけて、それでも壊れない結束がある、そうしたところがいいんだろうなあ。

『レイさんのお局日和』は連載になったようで、私は結構好きだったので、嬉しいです。ステレオタイプばりばりのお局(っていうけど、まだまだ若い)レイさんがヒロインですが、徹底的に可愛くなったりしないように描かれるレイさんですが、そのからまわりっぷりが楽しいのだと思います。実際、からまわりしている人っているし、それは満たされない自意識やなんかのため、レイさんはその戯画であるのだと思いますけど、ぎすぎすして、嫌味で、しかしどこかに憎めないところを残しているから、本当の嫌な人にはならないのかと思います。いや、それって私がただレイさんのこと好きだからなんじゃないか? その可能性は非常に高いように思います。

『もう一歩恋よ!』は宮部香乃さんを巡る三角関係を描いた漫画で、香乃さんの店に出入りする営業の富本さんと小学生の渡辺純也君。ああ、渡辺君は今回初登場です。っていうか、レギュラー化するのかしないのかはわかりません。はっきりとしない富本さんに、まっすぐに迫る渡辺君、その勢いにたじたじっていう、力関係の微妙さは面白かった。子供の素直さは、いろんな漫画に見ることができますが、その漫画漫画で素直さの描かれかたが違う。そういうバリエーションがよい、つまり渡辺君もまたよかった、そう思います。

『ベツ×バラ』は、年下の先輩別所と新人原田の異性間の友情ものみたいに育っていったらいいなあ、そんな風に思っている漫画です。もしかしたら恋愛的状況がふたりの間に勃発するのかも知れないけれど、実際多少のほのめかしのようなものもあったりするんだけど、けれど異性として意識しながらも、先輩後輩であり、そして友だち、そんな関係がいいなと思っています。

『ポンチョ。』は、実にいい漫画。自分の恋人に会いにいっても、いつもバイトやらなんやらで会えず、かわりに妹のポンちゃんと、猫トメ吉と一緒に遊ぶっていうね、そのわいわいとしたところが実によいのです。ポンちゃんの、むやみやたらと元気なところがいい。カレシのなんかすごくいい人っていうところがいい。しかし、カレシはトメ吉にカメラのシャッター切らせようとしてたけど、それって可能なのか? といいながら、トメ吉なら大丈夫なような気もします。

白衣の男子』は、時にちょっと微妙なところもある、そんな看護師ものですが、けれど私は好き。いつもは粗雑そのものの花形がどたばたとがんばっているんですが、今回はスーパーでスペシャルな伊達、彼がメインになって、ちょっとシリアス、そして解決を見ずに次号に続くのでしょうか。ベタ、王道、紋切り型、どういってもいいけれど、自分の位置を迷う、気付いていなかったことに気付かされて、不安を覚える、こうした気持ちはきっと誰にもあることで、だから気にかかるのだと思います。

『おおつぶこつぶ』は、175cmのおおつぶ、大野原つぐみが可愛い漫画。あるいは142cmのこつぶ、小塚ふみおが可愛い漫画といいかえてもいいかも知れない。背丈、性格が対照的なふたりを中心に据えて、その違いっぷり、かきまわすこつぶ、翻弄されつつもどっしりとおおらかなおおつぶ、その性格の際立つところがとてもいい、気にいっている漫画です。しかし、こつぶの…いやに得意気な顔してる奴が居る、その得意気な表情、あれはとてもよかった。子供っぽいと思わせて、結構シブ目の趣味嗜好。こつぶのこうしたキャラクターが、おおつぶのキャラクターと相乗する。ふたりとも実にいいキャラクターであります。

『瞬け!シャイン』、齢800歳の不老不死OLビクニさんの見掛け倒しネタはいつもながら面白く、定番の攻め、これで開き、ゴノレフで閉じる。それはもう黄金であります。というか、ゴノレフはすごいことになってるな。新聞に社名載っちゃってんだけどねェ…の台詞がもうおかしくておかしくて。確かに社員たるもの、社名を新聞に載せちまうのはまずいわなあ。面白いのはこれら定番ネタだけでなく、単発のネタ、そのシンプルにして切れ味たしかなところ、実に素晴しく、面白い。あの、パヤパヤパパッパで始まる社歌とか、もうどうしようもねえなあ。メロディがあったら、歌っちゃいたいくらいですよ。

『カンヅメコーポのチリー』は、思いもしなかった展開でした。そうかあ、こうすれば八方まるくおさまるじゃんかと思って、しかしいじらしい漫画。いつかまとめて読みたい漫画です。『なでしこ3on3』は、こだわりない、そんな風に見せて、実はそうでばかりでもないのだよとまとめる、よいですね。この人の漫画は、ことこういう傾向で見せようという漫画は、あっさりとした、さっぱりとした味を持ちつつ、心情のしっとりとしている、そんな表情をときに見せる、その塩梅が実によいと思います。『千秋ツーフェイス』は、イメチェンした千秋にもなれました。しかし、この人はどんどんすごくなっていきます。湯気の壁を作る技をマスターするとか、どこからこんなの発想するんだろう。座ぶとんの『田』はありえないというよりも、いい得て妙といった感がありました。『そこに愛がある限り』は、目次横、松山花子のらしさの感じられる、おそらくこれがそのままこの人の別の連載に紛れ込んでいても、そのまま読んでしまいそうな、そうした味のある漫画で、当然私は好きです。人間の自意識、自分を知ってもらいたい、理解してもらいたい、そういう心情っていうのは、時に重荷でうっとうしいものであるけれど、けれど基本的にはいじらしいものなんだな、なんて思ったりしたのでした。

  • 『まんがタイムスペシャル』第18巻第6号(2009年6月号)

引用

  • 吉田美紀子「えんれんCafe」,『まんがタイムスペシャル』第18巻第6号(2009年6月号),42頁。
  • ワカマツアツト「おおつぶこつぶ」,同前,153頁。
  • 安堂友子「瞬け!シャイン」,同前,162頁。
  • 同前,158頁。
  • 柳田直和「千秋ツーフェイス,前掲,180頁。

2009年4月21日火曜日

Cagayake!GIRLS

 このBlogにも一応禁止事項のようなものはあって、できるだけ守ろうとはしているのだけど、時に決めた本人からやぶってしまいます。さて、今までやぶらずにきた禁止事項、フラゲがついにやぶられるはめとなって、そのフラゲ品とはアニメ『けいおん!』の主題歌シングルであります。オープニングのCagayake!GIRLSとエンディングのDon’t say “lazy”。最初、買うべきかどうかと本気で悩んだんだけど、結局買ってしまいました。いやね、この十日ほどヘビーローテーションしてたんですけど、ぜんぜん飽きるきざしがなくてですね、これなら買っても問題ないだろう。そう判断したんですね。そして実際、買っても問題なかったな。大変に気にいっております。

しかし、それでなぜフラゲ報告がやぶられるのか。たった一日黙っていることさえできない、それほどに気にいったのか。いや、そうじゃなくてですね、明日22日は『まんがタイムスペシャル』の発売日でしょう。そのスケジュールを動かしたくなかった。こうなった場合、どちらかを後ろにずらす、それが基本だと思うんですが、でも二日も待ちたくなかった。Cagayake!GIRLSを一日遅らせたら、今度はDon’t say “lazy”が『まんがタイムきららフォワード』とバッティングするっていうね。もうなんだかなあ。本当になんだかなあです。

そんなわけで、Cagayake!GIRLS買ってきましたとさ。発売日(厳密には違うけど)にCD買うなんてどれくらいぶりでしょう。私の経験では、CDは発売日前日にたいてい入手できるのですが、それは昔ののどかだった時代の話で、今はそういうのは無理になってるんじゃないか。けど、店でフラゲできますか? って聞くのもなんかみっともない。そんなわけで、CD店日参して、仕事帰りだから別にわざわざっていうほどでもないんですが、しかし楽しみでなかったらこんなことしませんわね。で、発売日前日の今日、無事入手とあいなりました。

とりあえず歌詞カード読んでみました。ええと、私はどうもリスニングの能力に欠けておりまして、歌詞がよくわかってなかった。例えば、こんな感じに間違ってて、本当になさけない。

正:フルスロットルな脳内
誤:フルスロットルなのはない

もういっちょう。

正:男子禁制のプリ帳 恋綴った日記帳
誤:男子禁制いのふり帳 衣ほすちょうたにき帳

もう、意味わかりませんから。

けど、この日本語と英語のフレーズを詰め込みましたっていう感じ、これがいい雰囲気を出しているなって思って、素直で真っ直ぐな伸びやかさ、そしてとにかく元気いっぱい、聴いていて嬉しくなってくるような高揚感があります。そして、原作から読んでいた人間には、午後ティータイムとかふわふわなんていう言葉もちょっと嬉しくて、ひと昔前には、アニメの内容とどう考えてもなんの関係もない曲を持ってきてタイアップしてみましたっていうようなのが多くて辟易したものなんですが、少なくとも『けいおん!』に関してはそんなことはないみたいで、よかったなあ。ちゃんと歌詞も曲も、そのアニメの内容を汲んで作られているってわかる。それがなによりよかったと思っています。

ところで、Cagayake!GIRLSってギターが二本入ってるようにしか聴こえないんだけど、特にわかりやすいのはスカート丈2cmから、左ではコード弾いてるのに、右ではぺけぺけいって動いてる。っていうか、あんなのよく弾けるなあ。わたしゃ絶対無理だよ。よし、練習しよう。弾いてみた、ってのはやるつもりないけど、こういうの真似するところから練習は始まるんだよなあ、って思うんだけど、私はコピーは苦手ときていて、なんせ日本語のリスニングに問題があるくらいだから……。

Cagayake!GIRLSの後半には、各楽器のソロが用意されていて、それぞれ2小節ずつと短かくて欲求不満なんだけど、そういう仕掛けもらしくていいなあって思っています。こういうサービスみたいなのがさらに進むと、各キャラのCD展開になるのかも知れませんね。正直そのへんはちょっとお手柔らかにお願いしたいところですが、きっと出るんでしょう。そして買っちゃうんだろうな。まあ、私みたいなのが一番悪いってことなんだと思います。

Blu-ray Disc

DVD

原作

  • かきふらい『けいおん!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2008年。
  • かきふらい『けいおん!』第2巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。
  • 以下続刊

2009年4月20日月曜日

VOX Pathfinder10

 楽器屋にいってきました。っていっても、ちょくちょく顔出すだけは出してるんですけど。ほら、昨日ちょっといってました、VOXのamPlugを見たいと思いまして。市場調査といったらいいすぎですが、どれくらいの値段なのかとか、ある程度知っておきたかったんですね。で、そうしたらLine6のPOCKET PODに目移りですよ。いっとき、ものすごく流行ったモデリングアンプの小型軽量版。これが一万円台で買えて、もしamPlugを何種類も買うというんだったら、これひとつ買った方がいいんじゃないか、そんな気がしましてね、でも今はamPlugが欲しい。ボタンやらつまみやら、たくさんついてる機械なんて使いこなせない。そんな私には、amPlugくらいのシンプルさがいいんですよ。

さてさて、amPlugはいつか買うとして、今日は私の使っているアンプについて書いてみようかと思います。私のアンプはVOXのPathfinder10という小型のアンプで、出力は10W。小さいし、そんなに邪魔にはならない(ということは、少しは邪魔になる)し、自宅での練習用にはとてもいいアンプだと思っています。

私がこれを買ったのは、2003年のことで、って、そんなに前なのか。びっくりするくらい前だな。というか、あっという間に五年たったよ。少年老い易く楽成り難しであるなあ。あんまり弾いてなかったこともあるけど、全然上達してないよ。まいったなあ。

その全然弾けなかったころの話、だってエレキギターさえ持っていない、そんな時に、楽器店にいって、試奏させてくれっていったんですから、今から思えばずいぶん思い切ったものですよ。楽器は、楽器店に置いてある試奏用のギターを借りて、Pathfinder10とMarshallのMG10CDを出してもらって、弾けるなんてもんじゃない、だって、エレキギター触るのが何度目かなんてレベルで、つまり弾くのなんてはじめてだよ。なんだかなあ。そんな状態で、四苦八苦しながら、冷汗脂汗だらだら流しながら鳴らしてみて、それで選んだのがVOXだったのですね。

なんでVOXにしたのかというと、それは音の素直さがいいなと思ったからなんですね。ぱっと鳴らしてみたときの音、特にオーバードライブはMG10CDが圧倒的に魅力的で、空5度のフレーズ(いわゆるパワーコードだけど、ロックの人が弾くのとは違うやりかただと思う)なんて弾くと、うわあ、いい音するなあ、って感動するくらいであったのですけれど、それがあんまりにいい音だったから、駄目だ、勘違いする、そう思って、素直な音の出のするVOXにしたってわけですよ。ストイックな音っていってもいいのかも知れません。自分の弾いた音、それがまんま音になっているという感じがあって、下手に弾くとそのまま下手な音が出るって感じでしてね、この下駄をはかせてくれないところがよかったんです。そういえば、サックスもそんな感じで選んだんだっけな。好みは、管楽器だろうと電気楽器だろうと、変わらないものみたいです。

Pathfinder10にも、MG10CD同様にオーバードライブスイッチがついていて、それを押すと、ディストーションがかかるんですけど、それがあんまりいい音とは思えなくて、たまに思い出したように押すんだけど、すぐオフにしてしまって、変わりにゲインをフルにして弾く、そんなことをやっています。ゲインをフルにして、ちょっと強めにピッキングすると、軽く歪んで、こういうのをクランチっていうそうですが、私がクリーンからクランチくらいで弾いているって、こういうわけだったのですね。けど、このクランチを維持しながら弾くっていうのが楽しいんですよ。それが正しいギターの楽しみかたかといわれると、ちょっと自信はないんですけど、ピッキングの加減に応じて変わる音、それを聞きながらスケールばかりやっている。何十分でもスケールやっている、それが楽しくて、それはつまりは、その音が気にいっているってことなんですね。

私がamPlugを買うならAC30かななんていっていたのは、こうした性格、好みのためだろうと思います。けど、公式サイトのデモ音源なんて聴きますとね、Classic RockはClassic Rockでいい音してるし、Metalだって、あの吠えるような響き、いいなあ、かっこいいなあ、そんなこと思って、やっぱり欲しくなる。それが自分にあっているか、また弾きこなせるかなんてことはわかんないんだけど、でも多様な音が得られるというのはすなわち可能性が広がることだ、というような気もするものだから、ちんまいヘッドホンアンプが気になってしかたがないんですね。

って、またamPlugの話になってしまった。

最後に、Pathfinder10の写真を置いておきます。この、ぱっと見は小型のトランクみたいなところ、そういうところも気にいっています。

VOX Guitar amp.

2009年4月19日日曜日

けいおん!

 けいおん!』アニメが放送されるたびに、ここにこうして書くのは正直どうかと思っているのだけれど、ちょっとそれでも書きたかったものだから、書いてしまおう。第2話を見ました。唯が楽器を買いにいく話。私は古い人間なので、テレビの放送に楽しみのピークがきて欲しい。だから積極的に情報を集めたりはしないのですけれど、それでもちょこちょこいろいろ聞いていまして、たとえば唯たちのいく楽器店が、京都のJEUGIA三条本店をモデルにしているとか、そういう話を聞いていまして、それですごく楽しみにしていました。っていうのは、京都で楽器をやっている人間にとってJEUGIAというのはすごく親しみのある店でありましてね、私もずっと前から利用している。中学のころからかなあ。そんな楽器店がアニメに出てくる!? いったいどんな風に出るんだろう? それだけでもう楽しみで楽しみでならなかったですね。

で、『けいおん!』第2話、たしかにJEUGIAは出てきて、しかしたまげましたよ。あんなにまんまだとは思いませんでした。びっくりするくらいそのまんま。店名はJEUGIAから10GIAになって、より読みやすく、わかりやすくなりました。だいたいJEUGIAって読めないよね。そして、そのまんまは楽器店にとどまらず、バス停、あれまんま京都市バスで、多分わかる人にはどこのバス停かとかわかるんでしょうね。私はバスは利用しないは、そもそも市内の人間ではないはで、ちっともわかりませんけど。でも、それが京都だというだけでしあわせです。

しかし、アニメなんてもう見ないと思っていたにもかかわらず、予告編で気になって、じゃあ試しに1話だけでも見てみようかと思って、それでもうはまったというか、何度も見ちゃったりして、続きがもう楽しみだったりして、しかも眠らせていたレス・ポールをひっぱり出してきたっていうね。

LPC-80

LPC-80

しかし、なんという単純さなんだろうね。

結構真面目にエレキギターの練習をするようになったっていうのは、正直なところ、本当にありがたい。いい影響をうけているって思うんですが、しかしこのレス・ポール、ああ、私のはそんなに高い楽器ではなくて、エピフォンなんですが、ほら、

LPC-80

けど、このレス・ポールタイプのギターって、角が脇に当たって、ものすごく痛いのね。重さは平気、もう慣れました。けど、痛いのはいやだなあ。そんなわけで、今はストラトキャスターがすごく欲しい。あれ、コンター加工でしたっけ、からだに当たるところがくぼませてあるの、すごくうらやましい。それにやっぱり軽いっていうのはいいよね。でも、何度もいうけど、私は貧乏なので、そんなに楽器ばっかり買ってられません。追加の仕事がばんばんはいって、借金返してお釣りが出るくらいになったら、ストラトでもベースでもなんでも買うんだけど、そういうわけにもいかないので、とりあえずPlayStation3購入は既定路線だから、ここで楽器を買ってしまうわけにはいかない。

ああ、うん。Blu-ray Discとやらを買うことにしましたよ。新作アニメのDVDなんて、何年ぶりだろう。つうか、新作アニメのDVDって買ったことないよ。DVDすっとばしてBlu-rayかあ。まさかこんな日がくるとは思ってませんでした。

エレキギターの練習は、アンプに通して弾かないことにはうまくならないと相場が決まっているのですが、それもある程度鳴らす必要があるんですが、それはつまり人の迷惑になりやすいってことで、実際私の使っているVOX Pathfinder10、10ワットの小さなアンプなんですけど、自宅練習するには充分すぎる、というか大きくてうるさいよ、ってくらい出るんで、いつでも練習というわけにはいかなくて困ります。だから、同じくVOXのamPlugでも買っちゃおうかな、安いし、なんて思ってます。これは、ヘッドホンを通すことを前提にしたミニアンプで、なにしろスピーカーがついてないから、近所迷惑になりません。これだと、深夜はだめだろうけど、夜でもいけそう。私はクリーンからクランチくらいでいつも弾いてるから、AC30でいいかな、なんて思ってるんですが、歪ませて弾きたい人にはClassic Rockが向くそうです。『けいおん!』の唯っぽくいきたいなら、Classic Rockなのかな。Marshall使ってるみたいだし。これ、Bassアンプもあるから、ベース買ったらこれだなって思ってて、というか、安いんだからいろいろ揃えて使いわけてもいいかな、なんて思って、ここにも散財の罠が! 通販でまとめて安く買うか、なじみの楽器店で、少しずつ揃えていくか。ちょっと迷っている最中です。

ああ、忘れてた。これ、アニメ『けいおん!』の記事だったよ。紬のキャラクターが、あの楽器店で値引きを迫るところですね、原作では、安くしなければ貴様をとって食うみたいな雰囲気だったのが、アニメだと随分違って、値引きなんて概念もなかった人が、無邪気に交渉してみましたって、実に罪のない感じになっていて、あれは可愛かった。私が店員だったら、引くな。さすがに5万にはしないだろうけど。私は使用人に厳しいお嬢様ってキャラクターも好きだから、原作には原作の、アニメにはアニメの、それぞれのよさ、面白さ、魅力があって、そのどちらもがいいと思ってます。このアニメ化で、四コマ漫画も楽器も音楽も人気が出て、わっと集まった人たちから、長く支えてくれるような人が残ってくれればいいな、なんて思っています。

Blu-ray Disc

DVD

原作

  • かきふらい『けいおん!』第1巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2008年。
  • かきふらい『けいおん!』第2巻 (まんがタイムKRコミックス) 東京:芳文社,2009年。
  • 以下続刊