『まんがタイムきららキャラット』2018年1月号、一昨日の続きです。
『Aチャンネル』。文化祭での催しいろいろ。るん、ユー子のクラスの病院カフェの微妙なカオスっぷりからスタートして、そこにケー子が合流。馴々しくユー子のことを呼ぶ男がいたというの、ナギだってここで判明しましてね、劇の宣伝で王子様スタイルで歩きまわっているという、その劇の本番、実に見せ場でしたよ。いつものナギの雰囲気がまるでなくって、まさに王子、実に凛々しい美少年。トオルがうまいと絶句するほど。あまりの違いに本当にナギなのかと混乱しているところに、去年通った道とるんちゃんから共感なのかなんなのか、コメントがはいるのがおかしかったです。そして劇が終わってリラックスしまくるナギの奇行。それ見てショック受ける女生徒たち。ああ、この奇行がなければどうなっていたのか!? って、これくらいなら大丈夫よね! ええ、ファンクラブとかできちゃったらいいんじゃないでしょうか!
『すわっぷ⇔すわっぷ』。春子、夏子の入れ替わりに気づいている先生がいる。千夏先生。なぜ知っているのか、その謎、あっさりと明かされて、さすがは春子ですよ。マイペース! 真正面から聞いちゃうんですね。Gカップですか? そうよ。いやいや、そうじゃなくって。体の入れ替わり、知ってるどころか、その起点がキスだということもご存じ。ああー、入れ替わりの経験者なんだ。今もなお入れ替わったりするんだ。で、お酒を飲むのか。なるほど、千夏先生は下戸。対し、パートナーは飲める口なのね。それで入れ替わって飲んで、翌日起きない……。最悪じゃん、先生……。これまで入れ替わりを便利に使ってきた春子、夏子だけど、これからはそうもいかなくなりそうですね。そして先生のお酒の話、まさに伏線、すぐ回収。そのパートナーという人はずいぶんしっかりした人みたく、しかしこの人はこの人で、どういう人なんでしょうね。
『花降り宿のやどかり乙女』。花降り灯籠の初日は雨でスタート。せっかくのお祭りなのに! けど、夕方にはやむとの予報。仕事にキリがついたら見てきてもいいよってお許しも出て、ええ、夕方が楽しみですね。でも、イベントがあるってことはすなわち書き入れ時。満室、宴会、仕事は山のようにあって、沢山、どしどし押し寄せる仕事、情報にいっぱいいっぱいになりつつも、混乱するところを踏み止まってしっかり役目を果たしていく千歳の姿。ええ、いつまでも見習いじゃありませんよ。だんだんにしっかりしてきて、できるようになっているんだというその様子を、仕事ぶりから、その表情から見せてくれるというのは、実によいものでありました。そして灯籠に火が入ります。ああ、娘たちの駆け出していくその先で、町いっぱいに灯るあかりの美しさ。その様に魅了される皆の姿、その表情。素晴しく魅力的で、それはすなわちこのイベントがまた魅力的であるということを、よくよく伝えていましたよ。そして最後に灯籠の片づけ。ああ、これは女将に任せられない重大な仕事でありますね! ええ、あの急いで片づける様子ね。よっぽど探索が大仕事だったというの、思い出されておかしかったです。
『恋する小惑星』。今日はJAXAだ! もう最高だよな。いきなり小惑星を探していますとのアピールしちゃって、いやいや、ヒッチハイクとかじゃないんだから! 先生のおじいさん、来たかったのに置いてこられちゃったんだ。展示されてるロケットに興奮しちゃう天文班がまた最高で、そして見学ツアー最初の紹介ビデオ、これで感動して泣いちゃうっていうのね。今回は美影がひとりつっこみ役ですね。泣くほどじゃない、そう思ったら、真理も泣く、先生も泣いてる、他の見学者もだ! この置いていかれてしまってる感。すごかった。真理は宇宙飛行士になりたいんですね。その憧れる気持ちがはしばしに現れて、ほんと、宇宙が好きなんだなあ。そして小惑星を探してるみらにあおは、ツアーガイドに、そして展示館の解説員に小惑星のヒントを聞いていく。でも、そうか、そうだよな。ここは宇宙開発についてのセンターだ。観測の拠点ではないものな。この、天文に関するといっても、その専門は分化して幅広いということ、よくよく感じさせるところ。それぞれに違うテーマ、どれも奥深く魅力的で、人によっては人生を賭けようというほど。この豊かさ、素晴しく表現されていたと思います。そして先生、おじいさんにJAXAのキャップを買ってきてあげたんだ! ああ、改造JAキャップからバージョンアップだ! よかったなあ、じいさん。そして先生からのみら、あおへのプレゼント。「高校生向け新天体発見プログラム」。ああ、まだまだ魅力的なイベント、続きそうです。
- 『まんがタイムきららキャラット』第14巻第1号(2018年1月号)