『まんがタイムオリジナル』2014年1月号、先日の続きです。
『かがやけ!数学女子』は、冬の話題ですよ。ライトアップを入り口に、光に関するテクノロジーを紹介していく、そのテンポが実にいいんですね。発光ダイオード、LEDの説明で、新キャラ? パパが教授で技術に詳しい小学生の女の子が登場して、そこからさらに話が広がっていく。ポンポンとアイデアが花開くみたいに、連想が連想を呼んでいく、そんな面白さ。テープ電飾とか、こういうの知らなかったなあ。そして最後に、冬の話題、クリスマスにすとんと着地して、ええ、今回も楽しかったです。
『鹿女子【バンビーナ】』、おおう、新展開ですよ。鹿が支配する王国、伝え聞くナラコウエンに辿りついた鹿の子供が琴子と遭遇。人を怯え、琴子から逃げていく小鹿を見て、かつて感じたことのない感情を抱く琴子がちとやばい。奈良公園の先輩たちにいろいろ習う小鹿、その悪い例がおかしくて、いやけど、奈良公園の鹿ってあんなんよ? そして奈良公園の芝の秘密。へー、そうなのか。知りませんでした。鹿に一度食われなあかんの? そして小鹿の新たに知る味覚、おおう、芝はまずく、せんべいはうまいのか。いやほんと、この小鹿、今後どういう風に琴子に関わっていくんでしょうね。新境地ですよ。
『鈴木くんさん』、女鈴木の策略、いや、ほんと酷い。最高です。今回は、もうじきテスト、ということで勉強を人から教わろう、というんですが、女鈴木の目当ては珠算部部長の見取タマ。一緒に勉強しましょうという約束をとりつけてるのは男鈴木なんですけど、その勉強は百合ものの探求、女鈴木をものにしましょう! 誤解はなおも続いていて、こんなところに女鈴木がやってきて、男鈴木の言動が意味不明になるっていうね。いやほんと、今回は男鈴木がどんどん駄目になってます、その報告回といった風情でありました。
『起動教師アルファさん』もテスト目前でありますよ。生徒のためといって、不正アクセスを試みるアルファさん、いかします。それをブロックしてしまう先生もさすがです。ミッちゃん、いいですね。優等生かと思ったら、そうじゃないんだ。赤点を怖れてる。そんなミッちゃんをアルファさんが応援するんですが、平均80点でごほうびちょうだい、それでサンマが出てくるのが面白い。って、サンマ好きなんだ。イルカになったミッちゃんも可愛いじゃないですか。しかしほんと、ミッちゃん、底が知れません。金にもの言わせようとしたり、なりきりセットを嫌ったり、そして米太効果ですよ。ほんと、人が変わったよう。そして最後の破壊ライト。思わずつっこむミッちゃん、人が違ったよう! いやほんと、ミッちゃん、最高です。
- 『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号)