2013年11月30日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号、先日の続きです。

『かがやけ!数学女子』は、冬の話題ですよ。ライトアップを入り口に、光に関するテクノロジーを紹介していく、そのテンポが実にいいんですね。発光ダイオード、LEDの説明で、新キャラ? パパが教授で技術に詳しい小学生の女の子が登場して、そこからさらに話が広がっていく。ポンポンとアイデアが花開くみたいに、連想が連想を呼んでいく、そんな面白さ。テープ電飾とか、こういうの知らなかったなあ。そして最後に、冬の話題、クリスマスにすとんと着地して、ええ、今回も楽しかったです。

『鹿女子【バンビーナ】』、おおう、新展開ですよ。鹿が支配する王国、伝え聞くナラコウエンに辿りついた鹿の子供が琴子と遭遇。人を怯え、琴子から逃げていく小鹿を見て、かつて感じたことのない感情を抱く琴子がちとやばい。奈良公園の先輩たちにいろいろ習う小鹿、その悪い例がおかしくて、いやけど、奈良公園の鹿ってあんなんよ? そして奈良公園の芝の秘密。へー、そうなのか。知りませんでした。鹿に一度食われなあかんの? そして小鹿の新たに知る味覚、おおう、芝はまずく、せんべいはうまいのか。いやほんと、この小鹿、今後どういう風に琴子に関わっていくんでしょうね。新境地ですよ。

『鈴木くんさん』、女鈴木の策略、いや、ほんと酷い。最高です。今回は、もうじきテスト、ということで勉強を人から教わろう、というんですが、女鈴木の目当ては珠算部部長の見取タマ。一緒に勉強しましょうという約束をとりつけてるのは男鈴木なんですけど、その勉強は百合ものの探求、女鈴木をものにしましょう! 誤解はなおも続いていて、こんなところに女鈴木がやってきて、男鈴木の言動が意味不明になるっていうね。いやほんと、今回は男鈴木がどんどん駄目になってます、その報告回といった風情でありました。

『起動教師アルファさん』もテスト目前でありますよ。生徒のためといって、不正アクセスを試みるアルファさん、いかします。それをブロックしてしまう先生もさすがです。ミッちゃん、いいですね。優等生かと思ったら、そうじゃないんだ。赤点を怖れてる。そんなミッちゃんをアルファさんが応援するんですが、平均80点でごほうびちょうだい、それでサンマが出てくるのが面白い。って、サンマ好きなんだ。イルカになったミッちゃんも可愛いじゃないですか。しかしほんと、ミッちゃん、底が知れません。金にもの言わせようとしたり、なりきりセットを嫌ったり、そして米太効果ですよ。ほんと、人が変わったよう。そして最後の破壊ライト。思わずつっこむミッちゃん、人が違ったよう! いやほんと、ミッちゃん、最高です。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号)

2013年11月29日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号、昨日の続きです。

『ハレハレハレルヤ!』、みずほが風邪なんだそうですよ。それで皆でお見舞いにいこうと思う。で、頼みはみずほの友達、咲。なんと、しな乃、知り合いだったのか。いや? 知り合いだったはず? 中学の頃、ふたりともバスケ部だったのだそうです。ほんと、しな乃、ちゃんと覚えてるのかな。それで皆で御見舞い。咲が語るみずほのへっぽこぶりが、常軌を逸していて最高でした。学校への道、覚えてないのか。自宅でも、みずほの奇行が目立って、熱のせいなのか通常営業なのか、うん、熱のせいだと思いたい。いきなり着替え出したり、バタンビタンと倒れたり、そしてよだれ。最高でした。みずほ、いい感じに大暴れ。咲の活躍も見事で、ほんと、面白かった。これからは、咲も園芸部の皆に馴染んでいくのかな?

『イキモノシステム』、カラーがきれいです。ルイ、猫のためには命もかける。二階からダイビングとか、命にかかわりかねないところ、絆創膏ですむのか。鉄人だな。猫のエマーソンに対するルイの行動、それがことごとくエマーソンの不審を誘っていて、あのすれ違い、あるいはルイの猫中毒? 過剰過激な振舞い、それがエマーソンを遠ざけてるだけだから、眠ってると大丈夫なのね。このジレンマが面白かったです。しかし、絵が本当に可愛いですよ。見事な笑顔です。

『あまゆる。』、よいですね。ハル、小さいことには頓着しないというか、この天真爛漫で、おおらかなところ、すごく魅力的。夏休み明け、始業式の憂鬱が薄いのは、アヤと一緒だからかもなんて、普通にいっちゃうんですね。そして宿題もちゃんと終わってる。はじめてなのか。よろしかった! 生徒手帳、洗濯されてボロボロ、けど、笑って許してくれてる感じ。ええ、いい子だ。ほんと、そう思いましたよ。今回のメインテーマは、校則、それから風紀検査なんですね。ちゃっかりしてるユウ。想像で泣くハル。そしてみんなで髪形変えてみたりして、いやもう、素敵、可愛かった、実によかったです。マオがですね、あの涙目ね、ほんと、最高でしたよ。もう、みんないい子だと思います。

ぷらいまりィずむ!』、ニコとココが喧嘩ですよ。いつも仲良し、そんなふたりですけど、好きなテレビ見て、興奮しちゃったココが、ちょっと失敗しちゃったんですね。ご飯の支度してるニコに飛び付いて、お米をひっくり返しちゃったんですね。ココはココで、いけないことをしたってわかってる。けど、謝れなくて、ニコはニコで、余裕を失ってて、それで言葉がきつくなってしまった。ええ、そこにしずのんが介入して、いやもう、しずのん、役得ですね。そして狸田ぽん子ちゃん。彼女のおかげで、ココもちゃんと謝って仲直りできた。ほんと、それだけといったらそれだけなんだけど、子供たちの感情がしっかり伝わってくるところとか、元気で明るいところの魅力、それらが本当にいいんですね。

『さくらティーブレイク!』、文化祭の茶道部カフェ、コレットの着ぐるみ、大人気ですよ。かと思ったら、ずんだもちちゃん、あれ、中身、どんな風になってるんだろう。倒れてごろごろ転がっていくあの絵面は凶悪でした。どうにもこうにも、おかしすぎます。ガードマンさんのサングラス、あれは照れなのかしら。杏のチャージ、あれも最高。コレットのフランス語もナイスでした。みんなの頑張り? みんなの得意? それらがそれぞれ貢献してて、ああいいなあ、そう思ったんですね。ほんと、みんなのカフェ、ですよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第1号(2014年1月号)

2013年11月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、トオルなんですが、あれ、なんかすごくなんか、いや、うん、やめとこう。チェック模様のサンタクロース衣装着て、超キュートなんですが、なんで上着の下、裸なの!? スカートの下は白いタイツ、じゃないな、これ普通にズボンか、けどすごくなんか、こう、いや、やめとこう。大きなプレゼント袋背負って、帽子を落としそうになって、ちょっと困り顔? いや、もう、超可愛いです。最高です。

ひだまりスケッチ』、沙英さんとヒロさん、引っ越ししていくんですね。卒業して、進学して、引っ越すといわれていて、ついにその日を向かえようという前夜、ゆのは眠れず、沙英さんも眠れず、けどちょっと違う理由。掃除の途中で本を読んじゃった。ああ、あるある、そういうべきか、それとも余裕ですねというべきか。いや、違うんだと思う。こうやって、今の生活を少しでも引き伸ばしたいと思ってるんじゃないか。いや、そう思っていて欲しいと、私が思っているんだと思う。ええ、それくらい大きな変化だと思うんですね。乃莉の下調べ。みんなでおソバ。去り行くふたり。そして、極めつけは、宮ちゃん、いつも明るくしてる彼女のあの表情だったと思う。ええ、これはほだされる。多くを描かず、いや、わかってる、わかってる気持ちがそこにある。けど、わかってる以上に胸に迫って感じられたんですね。ええ、屈指でありました。

『ののかノート』は、ののかたちの活動、いよいよはじまりですね。って、なんか扉絵が色っぽいよ? 歌うダンス部。日陽子のダンス動画ですよ。服ヨレヨレ。日陽子もヨレヨレ。のっけから微妙な雰囲気になるというんですね。と、この導入で日陽子がメインじゃなんですよ。玲於奈ですよ。女の子っぽいのは似合わないって、最初っから消極的。そういう服は着られない、そういってさっさと帰ってしまう彼女のあとをつける面々もあれですけど、玲於奈の隠していたこと、真面目一辺倒? そう思わせて、ゲームが好きなんだ。そしてフリフリ衣装もたくさん持ってて、へえ、自作なんだ。着ないんだ。不思議な趣味だな。けど、それをののかに着せてみて、喜びあふれるその笑顔、といいたいところだけど、向こうむいちゃってるから見えないじゃん! いや、けど、これで入部決定っぽいですよ。いやほんと、面白い。なんともいえない展開、ナイスでした。

『フレラジ☆』、いいですね。茜のオーディション。意気込みが感じられますよ。下読みも入念に、『ロッキンガール』、ヒロインの台詞を何度も何度も練習して、さあいよいよオーディション本番、というんだけど、なかなか出発できないのはやっぱりいつもの茜なんだなあ。会場、スタジオに向かう途中白河さんに出会って、道、逆なんだって、迷ってたのか、茜。白河さんとは、スタジオの待合室でもまた会って、茜、やたら緊張するんだけど、いろいろ気を使ってくれてるのかな? たぬき? 緊張をといてくれてるのかな? いい先輩なんだと思います。そしてオーディション、狙っていた役、Aの台詞ではなく、BもCもと要求されて、さっきのダメだった? どんどんネガティブになる茜も、やっぱりいつも通りって感じですよね。うん、でも、わかる。自分もちょっとだけ経験あるんだけど、駄目だ、もう駄目だ、ってなっちゃうのね。そしてその結果、ああ、白河さんがAに二重丸、茜はBで二重丸がついて、ああ、これは一歩前進? 監督にも気にいられてる? ええ、茜の前進、目が離せないですよ。

『癒さレクチャー!』、面白いな、ゲストです。授業初日にいきなり遅刻してきた大城戸麗。この慌てよう、落ち着きすっかりなくして、もう、目なんかもグルグルで、いいなあ、面白い。で、後からやらかしたと落ち込む。うん、遅れて冷静になるタイプみたいですね。いや、でも、自分もそんな感じ。気持ちわかる。わかるだけに、面白く、けどちょっといたたまれないよ! 彼女のアンラッキーはさらに続いて、ノートを忘れ、数学は頭に入らず、英語は外国人の教員に緊張して、頭真っ白になる。いやもう、面白いキャラクターですよ。要領悪い、それがチャームポイントとして見事に機能してると思いましたよ。そんな麗を助けてくれたのが、隣の席の冬麻聖。一緒にお昼を食べるのが渕園汐里。そこにモデルみたいに綺麗で強引な女の子、逢沢七瀬が加わって、この四人がメインですね。とにかく、麗のキャラクター、これが肝だと思いました。今日は学校初日だからと、お母さんが好きなものをたくさん入れてくれたというお弁当。なのにお箸がない! すっかりくじけちゃって、もやシス上がりっぱなし。もやシス、麗独自の用語で、もやもや指数、ストレスがたまると上がる。ストレスという言葉でもストレスがたまるから、あえてもやもやと言い替えてるんですね。それで、たまったもやもやを解消する、今回はマッサージでしたね。タッチセラピー。いろいろ落ち着いて、いい癒し。ええ、これで癒され系女子を目指すっていうんですね。なるほど、それで癒さレクチャー。うん、面白くなりそう。ちょっと期待しちゃうノリ、展開、見せ方、そしてキャラクターでした。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第1号(2014年1月号)

2013年11月27日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号、発売されました。表紙は、おおう、山下さん、超元気! お姉さんというより、お兄さんみたいだ! 素敵! サンタクロース衣装を白衣の上に羽織って、いやもう、本当、かっこいいです。さてさて、他には同じく『ラディカル・ホスピタル』からトナカイになって子供たち相手にしてる榊先生に、『満開!Sister』のふたり、『らいか・デイズ』らいか、みな、サンタクロース衣装、クリスマス仕様ですね。キュートで華やか。素敵表紙であります。

小森さんは断れない!』、小森さんにラブレター!? と思いきや、佐々木さんに渡してください。ええ、いつもどおりの頼まれごとなのだそうです。いや、面白かったですよ。まさ子が。これからクリスマスにお正月、ふたりでイベント満喫できるから告白シーズンなんだよって、めぐみ、しゅりに告白したらなんていっちゃうんですね。その度に、すごい剣幕で介入するまさ子が可愛くて最高でした。あの目、あの歯、もう最高でした。そして大谷くん、彼女と一緒のところを目撃される? あら、女顔の男の子なんですね。そうと判明するまでのしゅりの様子、意味深な山中くんの発言、そしてまさ子の調査力。素晴しかった。いや、でも、ほんと、青春ですね。私はまさ子が好きです。

『かでん屋さんの基礎知識』、扉が、なんか、こう、美しいですね。もうすぐクリスマス、というので、なぜかドライヤーをおすすめする。うん、おしゃれして臨みたいですもんね。仁井原さん、美容師の資格を持ってる、ってなんという便利キャラ! 彼に頼んで、一花大変身。うん、とっても素敵です。草薙もですよ。いつもとは違った髪形、可愛いですよ。そして忘れかけていたマイスター制度。クリスマスマイスターにはじまり、サプライズ担当、メイクに音楽、そして三笠はお姉様方担当と決まって、いやほんと三笠もイメチェン、面白かったです。陸奥さんも、うまいことレギュラー入りですね。いい感じです。

『よゆう酌々』は、おおう、女将、大掃除なんてやるんだ! そう思ったら、粧子さんも同様だったようで、優ちゃんでも大掃除なんてするんだ…。自分が思ったこと、そのものが、ほぼ同タイミングで出たもんだから、面白くって。しかし、おかしいのは本編ですよ、女将、本当にうるおいとか色気とか、そういうの皆無なのね。戸田君が、というところで口籠った。なにか色っぽい話? と思いきや、カニ。亡くなった父の本をしのんでる? と思ったら、売価が気になってるだけだったり、元旦那のもの、エロビデオとかなんですが、これも未練とか? そう思わせて、やっぱり換金が理由になってくるとか、このドライっぽさ。素敵です。そして夜になって営業。したたか森永さんに、変わらずしたたか女将。森永、働かされるは、夕食も自腹だは、まかないくらい出したげようよ! とはならない。ええ、ほんと、おかしかった。女将、2時間の空白も最高でした。

『つばさワーク』、ゲストです。ちっちゃくて可愛い新入社員、上野桜を可愛がるのが花岡翼。桜よりふたつ年上。ハキハキしてて仕事もできそう、と思いきや、なんだかいろいろぐうたらっぽい人でありますよ。雑誌読んで、お菓子食べて、けど、お菓子メーカーらしいから、これはこれでいいのか? いや、よくわかんないっす。けど、営業に出たら押しの強さが光る人。お菓子で釣れば、見事に実力発揮して、有能は有能なんですね。そんな翼の微妙な仕事ぶりと、桜に対する教育の模様。ええ、彼女が教えるもの、どうしたものになるんでしょうね。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号)

引用

  • 辻灯子「よゆう酌々」,『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号),72頁。

2013年11月26日火曜日

TVアニメ『ベン・トー』オリジナルサウンドトラック

 こないだ、『ヨルムンガンド』のサウンドトラックについて書いた時に『ベン・トー』のサントラについてもちょっと言及したわけですが、いやあ、びっくりしましたね。当然、当たり前のようにBlogでコメントしてると思ったのに、あれれ? 全然触れたことさえなかったの? 本当に意外なのでありました。TVアニメ『ベン・トー』オリジナルサウンドトラック。これ、素晴しい。作曲者は岩崎琢。アニメを見ていた時、強烈なインパクトをともなって迫ってきた音楽。これは、これは買わねばなるまい。そう決意させるに充分な鮮烈さでありました。

いやね、サウンドトラックというと伴奏、BGM、バックグラウンド、縁の下の力持ちとして音楽でその雰囲気を盛り上げる、みたいな感覚があるじゃありませんか。もちろん優れた劇伴は、音楽として自立し、さらには、この音楽なくして作品はありえない、名作にはその印象を決定する名曲が欠かせない、みたいにいわれたりするわけですが、『ベン・トー』サントラは、そうした個性を十全に発揮する音楽揃いであるなと思ったわけです。なにしろ、ええーっ、こんな劇伴って!? 向こうから、がつんがつんと攻めてくる、そんな印象溢れた音楽。いやはや、もう、やられましたね。

ボーカルですよ、シャウトですよ、サックスですよ、もう最高。サックスは、フリージャズとクラシカルスタイルのカルテット。その印象のばっちり違って、そのどちらもが刺激的。いやもう、サクソフォンカルテット、その響き、美しいわ。フリージャズも超いかす。そうした音楽に色を添えるボーカルも、いや、添えるどころじゃないよね、バリバリのメインといえる。どんと前面に出て、雰囲気を決定する。世界観を作ってますよね。クレジット見ればボーカルも二名態勢なんですが、クラシカルスタイルとポピュラースタイル、なのかな? あの、オペラっぽいボーカルを、まるでハンドマイク通してるみたいな音にしてるのとか(本当にハンドマイク使った?)、本当に面白い。しかも、これがよく、『ベン・トー』という、半額弁当をかけて戦う、そんな無茶な世界にマッチして、よく盛り上げていくってんですから、流石だ、素晴しい、もう完敗ってな具合なんですよ。

2013年11月25日月曜日

Red leaves, taken with GR DIGITAL IV

Red leaves秋といえば紅葉。月末といえばGR BLOGトラックバック企画。今月のテーマはでありますよ。しかし、今年は紅葉が遅かった。夏が暑く、気温が下がるのに時間がかかったのと、一気に寒くなってしまったからなんでしょうか。紅葉はこれから? みたいな感じでもあります。けれど、最近撮った写真を見ていたら、秋を感じさせる赤がちらほら見えまして、よかった。トラックバック企画「赤」に参加します。

結構、といえるほどではないですが、赤くなりかけている葉を撮ってたんですね。

Japanese maple

Red leaves

Red leaves

Red leaves

なかなかきれいに赤くならなかった。けれどここ数日は赤みも増してきて、だからちょっと気をつけて追っていきたく思います。

そして、赤といえばピラカンサ。これ、すごい。真っ赤です!

Pyracantha

Pyracantha

2013年11月24日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号、一昨日の続きです。

『凪くんの不運な棚ぼた』、単行本が出るのでゲストで登場、ということみたいですよ。基本的には、凪平太郎のもとで座敷わらしと疫病神が幸せ不幸対決をする、そうした前提を説明する話だったんですが、いやあ、本編が対決一辺倒というわけじゃないというのがちゃんと語られてる。大変にフェアな展開です。というか、むしろ本編は三人の仲のよさを表現してますね。ひったくりが出て、こともあろうに座敷わらしを突き飛ばして逃げた。それで怒るのが疫病神なんですね。ええ、実は仲のいいふたり。疫病神の優しさが素敵なエピソードです。

『ナースドールまりあ』、なんと驚きの新キャラです。まりあにくっついて現れた女の子。小柄、三つ編み、人見知り。ユキって名前なんだそうですが、えりなのことを探していたというんですね。人気読者モデル、えりなの秘密は、ドールマニアであるということ。その大切にしていたドール、ユキがまりあよろしく動き出した。えりなは自分の秘密を人にいえない。四郎も同様で、だから情報交換できず、ゆえにユキのことをまりあ経由でドールと知っても、えりなに伝えることができなかった。ええ、これからどうなるんだろう。まりあはしゃべれたから、自分のことを四郎に伝えることができた。しかしユキは話せない。ええ、長くかかりそうな事案です。

『すしっ娘』、寿司屋を離れたさよりの一日、高校時代の友達啓子を呼ぶというんですが、卒業してから数ヶ月、まったく連絡とってなかったと怒られる。言動ともにいいかげんなさよりが面白かったですよ。窓の外からおじさんが覗いてくる、平気の平左で話すんですが、部屋は4階だから生身の人間じゃないって、いやほんと、へんなコミュニケーション。作るといったちらし寿司も、マグロのづけ丼に変身して、ああ、適当だ。こういう適当さが、この漫画の味だと思います。で、この友達の啓子、寿司屋の娘? ちょっとわからなかったのですが、寿司屋の息子は鯛介ですよね。うん、ちょっと落ちがわかりにくかったです。

『メェ〜探偵フワロ』、フワロ氏の謀略により、アーサーとミスレモンが一緒にショッピングです。慈善活動用のプレゼントを買うというんですが、フワロ氏ってなんのかんのいって人格者ですよね。レモンさんに付き添おうとするコバーン少年を必死で足止めするフワロ氏がおかしかったです。しかし、乙女全開のミスレモン。ハイテンションで、けどひとりでハイテンションは恥ずかしい。アーサーに文句をいうところとか面白かわいかったです。その文句の場面にはじまり、今回はミスレモンの表情豊かに描かれて、おじさん、フワロ氏に似てるといわれて無表情。アーサーの笑顔を見て楳図かずお風。ほんと、人のしあわせを祈って、魅力的。そんなエピソードに、面白コメディ風味をマッチさせて、面白かったですよ。ああ、そうそう。そっと密かに渡されていたアーサーからのプレゼントに気付いたミスレモン、あの顔! 極めつけでしたね。最高でした。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第1号(2014年1月号)

2013年11月23日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号、発売されています。今月は24日が日曜、前日23日が祭日、ということで、22日にまで前倒されての発売だったのですね。表紙は『がっこうぐらし!』。くるみとめぐねえのふたり。ふたりの間に立てられた木の十字架。添えられた逢いたかったの文言が、なおさら切なさを感じさせます。ええ、今本編において、まさにこのふたりが置かれた状況、それを思えばこそ、意味深なイラストであるなと思うのですね。ええ、本編、どうなるのだろう。このふたりを隔てる十字架、その意味するところが重々しいです。

『魔法少女すずね☆マギカ』、今月から連載というのですが、物語はすでにはじまってしまってるんですね。描き下ろしの第1巻、その続きだというのです。暗殺であるとか、姉の死を願ったとか、なかなかにハードそうな内容。読み進めれば、魔法少女同士の戦いが繰り広げられていて、ああ、これはさすがにあらすじを読んで、そのまま乗っていける、そんな内容ではありませんでした。雑誌を売るためなのでしょう。まず第1巻だけを出して、雑誌購読に導く。しかし、それがなぜ『フォワード』だったんだろう。いや、別に『フォワード』でもおかしくないですけど、『きらら☆マギカ』もあるのに、そう思ったりしたのでした。

ん? これは新作? そう思ったらまさかの『夢喰いメリー』。前回登場の柊杏莉。彼女の描いた漫画からの導入だったっていうんですよ。夢路大興奮。友達も面白いといってくれている。いやはや、まさかその友達というのが由衣、ナオだったとは驚きでありました。ラギちゃん、ラギっちって呼ばれてるのか。柊だからか。クラスメイトで、実際仲もいい感じ。そしてふたりの持ち込んだ案件。由衣が財布を落とした。そして怪しい男に追われている。ええ、前回ラギを狙っていた黒衣の男、ヤツだというんですね。変態暗殺者……。否、変態狩人! ひでえ……。ひでえ呼び方だ……。由衣の財布を届けてくれたっていうんですが、なんだ親切じゃん、といいたいけれど、夢魔と関係している。夢路、メリー、エンギで追ってみれば、夢魔と戦いはじめて、おや? この人は悪い人? いい人? わからないけど、なんだか思ってた感じとは随分違うみたいですよ?

『愛しの花凛』、さらに踏み込んできましたよ。最高傑作のカレーができたから届けにいきます。花凛からのメールなんですが、挨拶がナマステ。なんという可愛さであるか。豊ん家にあがっていって、いろいろ話して、そして突然の告白、こぼれる麦茶。あまりに唐突で、豊が返事する余裕を失ったのもわかる。ええ、豊にとっては願ったり叶ったりですよ、これ。そして豊、帰郷。地元の地主、安土さんの自宅がまたデカくなっていて、いわく安土城。そんな、なんともいえん豆知識から、桃代お嬢様の登場。おやおや、これはなにかひと波乱? 花凛のライバルとか、そんなのだったりする? そう思ったら、ここで思わぬ花凛登場。おおう、同郷? 意外な展開にちょいとびっくりです。

『花とデート』、ゲストです。一之瀬ゆうきが町で出会った女の子に一目惚れ。ぼーっとしてる彼を見て、面白くないのが花であります。幼なじみ。5歳くらいからずっと一緒なのかな? ぱっと見男の子なんだけど、女の子だっていうんですね。パーカーにショートパンツ、まんま男の子なんですが、ゆうきのことが好きで、一目惚れの彼女を口実に、デートしようと持ち掛けるんですね。男みたい、そういわれたのが余程悔しかったんでしょう。女の子らしい服を買い揃えて、デートに臨むんですね。ミニスカート、リボンなんかも装備して、すっかり女の子。ゆうきを驚かせて、それからは花主導ですよ。映画いって、それからおしゃれなカフェでお茶、海の見える公園を散歩するなどプランを示す、その最中、ゆうきをドキドキさせたりして、ほんと、これがあったからこそのラストなんでしょうね。片思いのあの子には彼氏がいた。一旦は背を押した花のもとにゆうきは帰ってきてハッピーエンド。ええ、こぢんまりとしてほのぼの、そうした形容の似合う小品でした。

『Rテイク』、ゲストです。これは四コマですね。アニメーターの話です。スケジュールが破綻したので、すご腕アニメーターを呼びました。カレーにつられてきたのだそうです。ベテラン大坂と新人南のドタバタ? やたらめったらテンションが高く、えらそうで、実力もないのに自信だけあって、そんな南が破綻する。で、失敗したところを大坂にフォローしてもらうって話なんですね。内容はすごく緻密で驚きました。扱われてることも、おそらくは専門的な内容だったのだと思う。けど、そうした情報が過剰で、ちょっと息苦しい? 流れが悪くなってる感じもありました。けど、絵はさすがでした。整っていて、見やすかったです。

2013年11月22日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号、発売されました。表紙はクリスマスですね。『恋愛ラボ』。クリスマスシーズン、サンタクロースの衣装をつけたリコとマキが実にキュートです。ジンジャークッキーも可愛いですよね。これ残りの生徒会メンバーなんですね。他には、トナカイのマペットを装備した『先生のすみか』管理人さん。トナカイ衣装でケーキを食べる『メェ〜探偵フワロ』フワロ氏のカットもございます。

ゲキカラ文化交流』は、文化祭、メイド&執事喫茶をやることになったっていうんですが、林君は誰も得しないからという、酷い理由で執事にはなりませんでした。ううむ、惨い。キャサリンとアイシャのふたりが私服で遊びにきてくれた。アイシャがやたらローテンションですが、これはこれで楽しそう。勝手にピザ屋台を開業してたり、紅茶に対するクレームがくどくど長いとかね。しかし面白かったのはうどん喫茶。喫茶? 謎なんですが、あれ、やばいんじゃないのか? ともあれ、こんな喫茶があったら食べにいきたいです。うどん大好き。

『カブルモン!』。雪山で遭難してしまった和葉と古西さんのふたり。寒さをしのぐためにエヴェレッタちゃんの着ぐるみ着てる和葉がもう強烈で、エヴェレッタちゃん、顔が笑ってるから、見ためには大丈夫そう? いや、シチュエーション的にかなりまずい状況なんですが、エヴェレッタちゃん、笑みを絶やさない。いやもう、すごいシュールな絵面ができてしまっていて、さながらブラックジョークのよう。いろいろ話して、古西さんともちょっとずつわかりあえてきた? そんな展開、いい感じじゃないの、そう思ったら、着ぐるみの中で寝てしまってる和葉とか、もう、やばいやばい。雪積もってる絵面の酷さ。ガクガクブルブルって、そりゃホラーだよ。もうほんと、これ、反則じゃないの? そう思うくらいの面白さでした。そして早苗ちゃんともちょっと距離が近くなった。ええ、いい感じですよ。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、おお、カラーが素敵。ゆせちゃん、男子からも女子からも大人気なんですね。エレガント女子。綺麗な人、そんな印象の強いゆせですが、なるほど、平均的な顔を作ったっていうのかあ。そう、平均的な顔を作ると、美人になるって話がありました。そうだったのか、ゆせ。今回は美人とか好きなタイプとか、そういう話なんですね。ミチコはつり目できつそうだけど案外家庭的、ハルは丸顔で鼻も高くないけど親しみやすい。増田の評価なんですけど、そうか、自分にはこのふたりも結構どころじゃない美少女に見えるのだけど、漫画の中では、そうなのか、ありすちゃん、ゆせとは格差があるんですね。しかし今回の見どころは、ミステリアス美人として愛されるゆせと、謎美人、かわいくてもちょっとと思われるありすちゃん。その違いだったり、最後に残念を導入しちゃうゆせ。そうしたところ面白く、ええ、実によかったです。

趣味じゃない園芸』、大変だ! 南方さんが折角あそこまで高めた女子力を放棄してしまった! なんと、彼女、手芸女子との確執が、彼をそこまで追い込んだというんですね。あの、ローズウォーターを失敗した彼女の\スッゲ難しいじゃんかよ!!/が、最高に素敵でした。なんか、こういう女の子、好き。いや、けど、これがもとで疎遠になってるのか。難しいな。しかし、これですっかり駄目になってしまった南方。意外ですね。なにがあっても動じない人かと思ってた。前回の、キノコ栽培キットもカビさせてしまって、自信なくしちゃってるんですけど、そんな時に蘭々が意外やしっかりフォローしてくれて、ええ、いい塩梅じゃないですか。結果的に、南方が種菌培養に取り組んでたことが蘭々のやる気に火をつけて、ええ、この張り切りよう、実に魅力感じさせますよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第1号(2014年1月号)

2013年11月21日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号、先日の続きです。

幸腹グラフィティ』は三者面談がテーマ。きりんにはお母さんが、じゃあリョウは? というと、叔母の明さんがくるっていうんですね。両親を安心させたいという気持ちが強いリョウ、進路をどうしようか、思い悩むんですね。意外といっては失礼だけど、きりん、ちゃんとビジョンがあるんだ! 美大に進学して専門的に学びたい。椎名も考えてる。いや、ちょっと妄想に入りつつあるんだけどさ。ところがリョウには具体的にこれといった考えがなく、悩む。きりんのおにぎりに励まされ、明さんからも慰められ、そしてお母さん、電話がかかってきたんですね。本当は会いたい、けどその気持ちをぐっと飲み込んで、けどそれで立ち直っていくんですね。最後にはお好み焼き。そして明さんのよそゆきの顔。ええ、多彩な表情、光っていますね。

『プラモ部』、まだ前提、状況がしっかりわかってないんですが、けど悪くない感じ。新入部員? くずねが、ふらん、ぶっきー、みこやといった先輩たちに色々教えてもらったりする部活ものですね。でも、みこや先輩は詳しくない。今回は部室にくずねとみこや、ふたりだけが残されて、お菓子食べて、工具の話して、ピンセット、あー、あれ、先がねじれないってやつだ。そしてはやりのロボ映画見てきたふらん、ぶっきーは、ロボのプラモデル、山ほど買ってきて、皆の好きなプラモを組み合わせて、ひとつの情景作品にしちゃう。こういうの面白いですね。部長ふらんの過去? みたいなこともちょっとほのめかされて、興味出てきますね。このあたり、以前にも語られたりするんでしょうか。

『大正幻想奇譚あやかしちらり』、面白いですね。どうも薫のことを好いてそうなお嬢さん、千鶴子が出てきて、紅子のことをライバル視? 実は狐の妖怪の紅子、彼女の非常識を、外国暮らしが長かったからとか、必死でフォローする薫。そんな薫を取り戻そうと張り合う千鶴子が可愛くて、けどなにをどういおうと、さっぱり紅子に通じないんですね。さてさて、妖怪ですよ。廊下に置かれた花瓶が付喪神だったっていうんですね。薫にも見えるようになって、そしたらその花瓶がやたら失礼だっていうんですね。千鶴子は気に入られたんだけど、千鶴子は怖いのが苦手。そして紅子は薫に手紙を書くのを楽しみにしてて、これがまた可愛かった。ええ、妖怪の云々をアクセントにして、女学生の交流もの、悪くないですよ。

『アンネッタの散歩道』、連載ですよ! これは嬉しい。アンネッタが夢に見た神話の世界。アンネッタは土着の神様の物語にご執心で、その神様たちはというと、ケルト民族に追いやられて妖精になったというのですね。ああ、メイヴやモリー、ディンクはそうした神様の末裔なのか。さて、妖精たちです。旅の途中、人間が倒れているところに遭遇。岩場から落ちたのではないか。助けようっていうんですね。捻挫、たくさんの切り傷、それを手当てして、そしてディンクは傷んだ靴を修理して、小さなことなんだけど、人との関わりを持たなかった妖精たちが、こうして人と関わって、変わっていこうとしているのでしょうか。ええ、しぶとく、したたかに生きていくこと。それは進むことで、変わっていくこと、そして自分を保つことなのかも知れませんね。あんなに反対してたモリーが、ちゃっかりお礼をせしめてて、いやはや、たしかにしたたか。素敵なお嬢さんですよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第1号(2014年1月号)

2013年11月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号、昨日の続きです。

『うにうにうにうに』は眼鏡が話題。やまめの雰囲気がなんだか違う。眼鏡をかけてるんですね。これしてるとゲームとかパソコンしてても、目が悪くなりにくい。ああ、つまるところ視力矯正のための眼鏡じゃなくて、ブルーライトをカットする眼鏡っぽいですね。眼鏡かけるだけで賢そうに見える。よくいわれる話ですけど、それでうにも眼鏡をかけてみたい。いわなも眼鏡を持っているというので、かけさせてみて、あれ? 賢そうには見えない。借りてみて装着、自分に関しては賢さアップなのだそうで、いやもう、うに、適当でいいですよ。インテリぶる? あのやりとりおかしくて、そしてユキねーちゃんにも眼鏡。うん、可愛い。すごく可愛い。うに曰く知的オーラだだもれだそうですが、ほんと、ユキ、やまめにはいい話。いわなは散々な話。面白かったですよ。うん、かけ算、覚えとく。

スイーツどんぶり』、ものすごいことになってる! 王臨堂に立ち向かう、真の姿に目覚めた柿崎志保子、翼なんか生やしちゃって、すげー! これ、料理の漫画だと思ってたんだけど、なにがどうなってるかさっぱりだぜー! 究極の不味さを操る死の料理人、それがジャッカル。って、ああー、あの目玉焼きの謎! って、すげえな。この展開、あの時点で織り込まれてたの!? わかんないけど、なんかすごい伏線回収力。そして王臨堂も最終形態? に進化して、いやもう、ものすごい。これ、どうなるんだ。ほんと、振り落とされそう? いやいやそんなことないですよ。がっつり掴んで、ぐいぐい引っぱっていく、そんな力に溢れていて、そしてここにスイーツどんぶり!! ああう、なんか感動しちゃったよ。よくわかんないんだけど、すごいよ。

『モノ×モノコミュニケーション』、クラスの子とトラブルを引き起こしてしまったというので、先生に呼び出しうけてしまった千財百乃と茂野今日子。問題視されてるのは百乃なんですけど、テレパシー使えるけどコミュニケーションに問題のある百乃、そのテレパシーを使って今日子のアドバイスを思考から読み取って、見事立派な受け答えをするっていうんですが、かわりに今日子が不審に思われてしまったってんですね。おかしいですよ、ほんと。そして、この後の展開、その布石が打たれましたね。トラブルの相手、春名陽と金田一流夏をまじえての昼食会が、先生主導で開かれる。親睦会っていうんですが、これが手話部の勧誘も兼ねてて、ええ、どうも彼女ら、手話部に入ることになる? 意外やといっていいものか、陽と今日子、気があうようで、なかなかにいい感じに進行してる? と、ここでまさかの今日子が百乃への合図にしていた仕草が、愛してると判明。ほんと、面白かった。愛してるんですね。

『みことの一手』、囲碁漫画ですよ。って、眼鏡の子が多いな。主人公みことと、クラスの友達しのちゃんも。なんだか恥ずかしくって囲碁部に入ってること、言い及んでしまったみことの言葉に、ピアノ弾いてると勘違いしてしまったしのちゃん。それで今回は囲碁の音の話になるんですね。着手音、あのパチっていうの、その追求。友達がいなかったせいで、蛍と打つ時以外はネット対局中心だった。それで石の扱いがうまくないっていうみこと。ついつい強打してしまうけど、力を入れるんじゃなくて指のしなりを使うといいんだっていうんですね。いい碁盤にいい碁石。40合? 四十号? 高いんだろうなあ。以前は囲碁の対局を描いて、今回は囲碁の周辺のいろいろを扱って、囲碁部の皆のコミュニケーション。楽しかったですよ。エレガントみことも可愛かったです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第1号(2014年1月号)

2013年11月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。チノ、ココアを中央に、レギュラー5人が集まっているイラスト。きれいですね、はなやかです。そして、TVアニメ化決定なんだそうです。うん、そうなんだ。特になんとも思わなかった。いや、どうでもいいとかじゃないんです。いずれくるものがきた、そんな感覚でしかなくて、冬が過ぎれば春がくるように、春がくれば花の蕾もほころぶように、順当にその季節がめぐってきた、ええ、きっと花咲いてくれると思ってた。今、私たちはその季節を目前にしているのですね。

ご注文はうさぎですか?』の扉は、とってもいい笑顔! 素敵ですよ、ココアさん。甘兎庵が雑誌に載ったっていうんですね。看板娘の前衛的なセンスとかいわれてますよ。千夜もなんか、えらい頑張ったポーズしてて、おかしいなあ。けど本当におかしいのは、これからだと思う。フルール・ド・ラパンも載ってる、その写真がシャロなんですね。うちより大きいと動揺見せる千夜。青山さんのコラムもあれば、リゼはファッションチェックでスナップ写真。さらにはココアの実家、ベーカリー保登の広告。ティッピーのあの顔ですよ。もう、めちゃくちゃ面白い。そんなに悔しいの? ノリにノってたと思います。筋肉執事喫茶、怒られるココア。妹たちのドタバタ、どれも面白く、そして最後にチノの嬉しい驚きとティッピーのこの顔! 最高でした。途中、いろいろ面白いことあったのに、全部、ティッピーに持っていかれた感じがします。

『いちごの入ったソーダ水』、弟分がヤバい! いや、妹分もですけど。そして、ロールパンの写真ばっかり送られてくると怒って、そのすぐ後にやたら照れちゃう委員長、ハンパでない可愛さ、最高でした。でもって返信せよとの課題。いや、こら、ほんと、そうきたか。予想はした。けど、ほんとそのまま直球とは、委員長、素敵です。

彼氏ってどこに行ったら買えますの!?』、新局面ですね。みすずに悩みごと、哉ちゃん、ええと、ラムネ野郎のことですね、彼の周囲に女の影が見え隠れ、っていうんですね。そっからの亜梨香が素敵。応援していましたのに! それに対する護のつっこみも見事で、いやもう、ほんと、どんだけハイテンション! 大騒ぎから妄想、乳酸菌飲料の流れ、それがどかんどかんとエスカレートして、当事者のみすずを置いてきぼり。ほんと、面白かったです。そして最後に、なんか意味深なものいいが光るお姉さん登場。次号、ご期待ください!!

『アリノス☆ワンダーランド』、朝から儀式が行なわれてる! って、ラジオ体操なのか。なんとかかっこいい昔のルリに戻って欲しい、一連のみかの策略、今回はラジオ体操だっていうんですね。高校のころのルリ。ラジオ体操に燃えてたのか。第2か。やったことないなあ。筋力強化がテーマなんですね。知りませんでした。しかし、やる気のないルリ。けど、みかの適当ぶりに本気出しちゃって、けどなまった体にはきついのか。あなどれないな、ラジオ体操。お隣さんの勘違いも健在。そしてお隣さん、たかみんのお友達のナカちゃんがルリ、みかと同じ高校だったと判明。これは今後、なんらかの発展あるかな? そんな予感させますね。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』は、ついに駅伝ですよ。インフルエンザの悪夢にうなされる辻ちゃん。ああー、椿に去年のこと聞かされましたからね。本番前って、嫌な夢見たりするんですよね。自分も経験あります。両親に見送られて出発。ああ、辻ちゃんのお母さん、可愛いなあ。辻ちゃんがアンカー。結構期待されてる。先輩に可愛がられて、憧れの浅見さんとの最初で最後の駅伝、いろいろ画策するも自重して、そして柘植さん。お礼をいいたかった。辻ちゃんの思いがけない言葉に、柘植ちゃん、感極まって、いや、ほんと、この場面、素晴しかった。辻晶、変わりましたね。成長といってよいのか。それとも理解が深まったのか。彼女にとっての陸上は、この一年で、うんと広がった。そうと実感させられるのは、これまでの積み重ねあってのこと。そして椿から晶に渡されるタスキ。ああ、繋がっていく、受け渡されていく。そして始まる、晶のレース。ほんと、素晴しい。ぐっと胸に兆すものありです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第1号(2014年1月号)

2013年11月18日月曜日

『まんがタイムファミリー』2014年1月号

『まんがタイムファミリー』2014年1月号、昨日の続きです。

『教壇のポラリス』は、天川先生の雰囲気が、当初よりもこなれてきた、和らかになってきたからでしょうか、漫画もしっとりとした感じになって、すごくいいですよ。数学教師で天文部顧問。部員の成績が奮わないと知って、なんとか楽しく勉強できるよう、工夫してくれたりね、すごくいい先生だって思いましたよ。ヘベリウス星座図絵。宇宙の外から見た星座なんだそうです。その英語解説書を渡して、興味のあるものをきっかけに苦手を克服させようとする。古文なら月の満ち欠け。面白かったです。そして先生の過去。元天文台職員。けれどなぜそれが今、数学の教師をやっているのか。先生、迷いがあるっぽいんですね。ちょっとシリアスな横顔。けど、大人だって悩んだり迷ったりするんだっていう、そうしたテーマ。すごくいいと思いますよ。

『地味なコ、派手なコ』、西條サンの進路についてっていうんですけど、西條サン、面白いなあ。地味な大学とか、えらいこと適当なこと書いて、先生に呼び出しくらっちゃう。罰でトイレ掃除いいつけられて、嫌だと思ったところを、地味な作業無理よね、地味というキーワードで抑えこんじゃうんですね。先生、さすがや! けど、今回のメインは千草だったのだろうと思います。進路、将来のことを考える時期にある彼女ら。今を目一杯考えたいという西條サンに、千草は西條サンと一緒にいられる今を思う。ああ、西條サンもですね。いずれ大人になれば、わかれわかれになるだろう。そう思ってしまう千草。けど西條サンは、なにがあってもずっと一緒と信じてる。このふたりの性格の違い。なにげないできごとを大人になったら、ひとりで思い出して笑っちゃうのだろうか、そういう千草に、西條サンのかけた言葉。みんなで一緒に思い出語って大笑いするのよ。この自信。素敵だと思う。ほんと、千草と西條サン、ふたりはそれぞれに支えあってるんだ、そう思えて、それだけに西條サンの心掛かりが切なさを増すんですよね。

『かしこみかしこみ』、冒頭に狐の耳生やした女の子。あれ? まさか山椒? いや、さすがに違うだろう、誰なんだろう、そう思ってたら、花嫁修行にきたナツメなるお嬢さんでした。先生は山椒。料理を教えましょう、というんですが、野菜の皮むき、皮のついた野菜を知らないというのですね。すさまじい。火にかけた鍋を見ててください、あのやりとりは見事でした。吹きこぼれる様をただ見てました、という展開にはさせない。沸騰したらこう、お湯が溢れるようならこう、しっかり指示を出す山椒の有能さですよ。これは素晴しかった。そして料理は酷いことになって、桜が奏衣様の好きなものといって餡こを入れるでしょう? ナツメは自分の好きなものといって、あぶらあげをいれるでしょう? それを山椒がカレーでまとめてしまう。有能ですよ、山椒。しかし一番面白かったのは、正体のばれたナツメ、お稲荷さんの白狐だったんですね。いいなづけがいるという。キツネ。誰? 山椒? 山椒は心当たりがなくって、ナツメはというと山椒のこと女性だと思ってた。いや、もう、面白かった。翌日からの山椒がほんとナイスで、ホテルか! ほんと、最高でした。

『純情小町』、わあ、ゆっきー、美人。さて、今回の話題はクリスマスです。ゆっきーには予定がない。というか、お茶の季節なのに、皆がクリスマスクリスマスと浮かれてるのが気にくわないんですね。けど、郁に誘われたら、ころっと態度が変わって、クリスマス万歳ときたよ。綾鷹家もまたすごくって、訪問着を新調するんだ! いやほんと、最高でしたよ。クラッカーでばったり。それが2連発。ゆっきーのお土産がまた酷くって、黒毛和牛、っていうか、牛。そこからも大活躍、シャンパンにお茶を投入。ツリーの飾りが和風に。それをきびしく郁の弟ヨースケが指摘するんですけど、綺麗なお姉ちゃんだから、ついついイジワル、みたいなのだったらいいなあ。いや、そんな感じじゃないっぽいけど。でも、そんなだったらいいなあとか思ってしまいました。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第1号(2014年1月号)

2013年11月17日日曜日

『まんがタイムファミリー』2014年1月号

『まんがタイムファミリー』2014年1月号、発売されています。17日が日曜だから、16日に前倒しですね。表紙のテーマはクリスマス、『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代がプレゼントの箱を抱えていて、それがまたいい笑顔。オーナメントになってるはっつー先輩もキュートです。そして『毎日が新選組!』春さんが、サンタカラーのダンダラ羽織、『妖こそ!うつつの分校』からは奈賀芽がびっくり箱の中身になっています。

『カラフルぶらぱん』、まさか前回のスライムのお客さん、遥がのっけから登場してくるとは、さらにはナツの兄貴に大きな心の傷を残しているとは。思いもよらない展開に、すっかりやられてしまいました。めちゃくちゃ面白い。可愛い? だらしない? ナツの兄貴冬留。なんと子供のころは兄貴も女装させられてたのか。さて、今回もそうしたコメディ色強めの話かと思ったら、おおう、お仕事もの、お店ものとしてもなるほどさすがの展開見せて、いいですね、バランスがよい、面白かったです。そしてサヨねぇ、怒ると花が散るのか。そして兄貴。ラストまでいかしました。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』、黒中みどりがヤングレオナルドに遭遇ですよ。めちゃくちゃ面白かった。未来からの使者騙る不審人物、ああー、そりゃそうなるか。って、それ以前に床から飛び出してきてるのか。あの悪魔の形相、レオナルドのスケッチ? このインパクト、最高でした。しかし、レオナルドの歪んだ女性観、そして女子とは思われてなかったみどり、この展開も面白かったなあ。なるほど、その格好だと少年とかに思われちゃうんだ。みどり目覚めの一撃もよければ、レオナルドが解剖に至る理由。うまいことできてるなあ。すごくよかったですよ。

『翔君はシス困』、ゲストです。タイトルから、ああ、妹大好きなお兄ちゃんの話なのね、そう思ってたら、おや、逆でありました。9歳の妹がお兄ちゃん大好きで、けど兄は14歳。妹に貼り付かれるのも困る、そんな年頃男子の話なんですね。兄翔。妹は繭。繭は可愛くて、あの懐きよう、ほのぼのだなあって思うんですけど、それは当事者じゃないからで、思春期男子としてはまとわりつかれてうっとうしい、困っちゃう、ええ、なるほどそれでこのタイトルか。納得しましたよ。繭が可愛いのは実際よく表現されてましたよ。それで兄が困っちゃうのも、しっかり伝わってくる。結構なリアリティ、ああ、あるある、そう思わせるのは、それだけ内容が吟味されてるからなんだと思いました。あのお母さんがアハハと見守ってるの、あれがグッド。そしてラストの兄、妹、それぞれの思惑。こりゃいいよ、期待されるわ。ええ、この漫画、いいですよ。

『北高パパラッチ』、ゲストです。なるほど、新聞同好会。ツンデレの小倉みおと、ちょっと変わった子? 村上かよのふたりがメイン。結構地味かな? あるいはよくあるパターンに乗っけてくる? そう思っていたら、いやはや、こちらもよい感じ。お弁当人気おかずランキングを企画して聞き取り取材。その描写、やりとり面白く、というか、かよがやってくれちゃって、日の丸弁当にチャレンジするあのかよの様子、あれは笑ってしまった。なんで息が荒くなっちゃってるの? ほんと、面白かった。先生のお弁当に対するコメントも辛辣。見た目はゆるいけど、それだけじゃないな。ピリッと効いたスパイス? 効果的でしたね。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第1号(2014年1月号)

2013年11月16日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号、発売されました。今年の冬は桜系。年が明ければ、いよいよアニメもはじまる『桜Trick』を表紙に、めずらしいですね、春香ひとりのイラストです。手に紙コップ、白い息。制服にウールのベスト、コートに帽子。暖かい飲み物、暖をとりながら、誰かを待っているんでしょうか。壁にもたれてるようで、その壁は描かれていない。なんだかちょっと不思議なバランス。周囲のポップな文字、その全体で成立しているバランスが素敵です。

『夜森の国のソラニ』、終わっちゃいましたね。終わろうとしている、そうした雰囲気はしばらく前から感じられたので、とりわけショックとか、残念とか、そういう感情はなかったのですが、けれど、やっぱり寂しく思うのです。おそらくは、夜森が感じた寂しさ、それに似てるんじゃないかな、なんて思っちゃうんですね。夜森と昼森が和解した。森には昼夜が戻って、そしてソラニは目覚めることを決意した。夜森との別れ。もう目を閉じてられないみたい。ソラニの言葉を納得しつつも、それでも胸に去来する寂しさ。ああ、夜森、あの感情の発露。そしてソラニの別れの笑顔。うん、いずれこうして終わるのだろうな、そう思ってたとおりだった。これ以外の終わりなんてなかった。わかってたのに、それでも切なさ感じられて、それはこれまで描かれてきた夜森とソラニ、そして皆のいる世界の様子、それがしみじみと身近と感じられたからなんじゃないかな、そう思ったんですね。優しい世界だったんだと思う。それだけに、ソラニがこの世界を去るのは必須で、けれどそうだったからその世界との別れが寂しいんだと思うんですね。終わるべくして終わった。そうした感覚と、寂しさ。ええ、いい味わいです。

『となりの魔法少女』。夏のお祭り。いきなりあきを騙してるウサですけど、お祭りに舞い上がって、なにも聞いてないっていうあきもなかなかのお嬢さんです。あきにとっては、はじめてのお祭りなんですね。すごく楽しみにしていて、ウサはウサで、あきを楽しませてやろう、そうした気持ちでいっぱいみたいで、ええ、いい子たちですよ。射的、面白かったですね。ウサがやたら本気で、あきの魔法で弾道を変えさせたりするんだけど、景品びくともしないとかね。ええ、屋台の非情さが際立つ描写でした。雑談、イカロスの翼の物語。花火の場所が確保できなかったウサ。そして飛行の魔法。これが一直線に繋がって、一気に視界が広がるところなど、大変によかった。ワンダーだ! そう思った。静かなシーンが一気に躍動して、それは派手な描写のせいじゃない。あきやウサ、けぇの心の動き、その躍動がためでしょう。ええ、素敵なエピソードでした。

『RUN×BU!』、ゲストです。タイトルからして、走るの? 陸上部もの? と思ったら、これが違ったんですね。ヒロイン嵐山舞が転入してきた学園は、なんだか変わったポリシーがある模様です。生徒同士の戦いを推進してるというのですが、まんま肉弾戦、それが花嫁修行の一環なんだそうですよ。舞が出会った柳芽衣は、そうした校風に馴染めていない? 芽衣に稽古をつけるという麗子様と舞が戦ってみるとか、またその様子を見守る麗子の姉皇美優、生徒会長なんですが、舞に興味を持って、生徒会に引き込みたがってるみたい。バトルもの、アクションは軽快で、見せ場もいろいろありそうですよ。キャラクターもたくさんで、個性があるから導入時点で、充分インパクトあり、印象にもしっかり残る。そんな感触でありますよ。

『全力パッションゲーム』、ゲストです。杉村咲花部長、蛇川紅ふたりが、ゲーム好き女子竜桜を自分たちの部に引っぱりこもうというのです。いったい、なんの部活? 青春の淡い情熱なるキーワードだけが提示されて、杉村蛇川ペアと美術部並木が竜桜をとりあう、そういう話みたいですよ。青春の淡い情熱、これ、どうも制作中のゲームのことみたいですね。とりあえず竜桜にゲームのROMが渡されて、プレイしてみたら、グラフィックが実に微妙。ゲームとしては面白いのに、惜しい、ってことになるんですね。なるほど。竜桜には、キャラクターを想像し描く能力が期待されてるってことか。もしかしたら、美術部並木も巻き込まれるな。なるほど、導入、しっかり状況伝わってきましたよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第1号(2014年1月号)

2013年11月15日金曜日

PILOT 3色ボールペン レグノ

 私の受講しているパイロットペン習字講座には紹介制度があって、新規受講者をひとり入会させるごとに記念品をもらえるんです。記念品といっても特別なものではなく、ペンなんですけど、これが結構いいものなんですよ。先日、職場のペン字を習いたいという人にこの講座を紹介する機会がありまして、それでいただいたのが3色ボールペンのレグノです。木軸の多色ペン。黒と赤とシャープペンシルですね、まわすごとに芯が切り替わるのですが、これが意外や同方向にぐるぐるまわり続ける。なんと、端がないんですね。

私は普段はボールペンを使わないんですが、ポストイットなど付箋に書く時は紙が万年筆のインクをはじくので、ボールペンを使います。けれど普段使いのペンは決まっていて、トンボ鉛筆のエアプレスですね。なのでレグノの出番はない。いえ、他にもボールペンを使うことがありました。他でもない、ペン習字講座のボールペン課題。よし、ちょうどレグノを貰った月がボールペン課題だった。今後、ボールペン課題はレグノで受けよう。そう決めたのでした。

レグノ、バランスがいいペンだと思います。多少重みのある軸。後部に繰り出し機構があるからでしょうね、ペン中央よりも尻側に重心があります。けれど、持った時にそれがアンバランスとは感じない。うまく手に収まる感じがあって、そしてボールペンは立てて書きますでしょう。重さが真っ直ぐペン先に落ちるから、問題ない。うまく書ける。ええ、いいペンだと思います。

軸は樺材だそうです。木目が美しい。多分自分の貰ったものはダークブラウンだと思うんですが、思ったより明るい感じ。もしかしてディープレッド? いや、そんなに赤くは感じないからブラウンだと思うんだけどな。木目のせいでしょうか、滑るとか、そういったこともありません。軸の形状がよくできてます。先にいくに従って、軽くラッパ状に広がっている。このため、立てて、紙面にペン先を押し付けるようにして書いても、滑った指がペン先に向かって落ちていくということがなく、見た目にも美しい、機能的にも優れている。ええ、よく考えられたデザインだと思います。

ところで、ペン習字課題は黒で出します。なので赤、それからシャープペンシルは、よほどなにかの必要がない限り使われることはなさそうだ。折角なのに、ちょっともったいないなって思うんですね。

2013年11月14日木曜日

百人一首

 最近読んでるのが『百人一首』。先日角川書店がKADOKAWAになるっていって、傘下の出版社を糾合しましたが、その時に電子書籍半額セールなんていうのをやってくれたわけです。おお、半額! これは買わないと! そういう気分にさせられて、けどなにを買ったものか、いろいろ迷った挙句、古典とか買ってしまいました。うん、古典部シリーズも買った。けどメインは日本の古典、『おくのほそ道』とか『とりかへばや物語』、そして『百人一首』。正直、こんなの買って読むのかなあ、みたいなことも思ったんですが、なんと読んでるんですよ。ええ、『百人一首』、こうして古典として触れるのはもしかしてはじめてかも知れません。

まず歌が紹介されて、その現代語訳、そして解説が続くのですが、なんとこれまでは全然わかってなかったんだな、そう実感させられることしきりでしたよ。それどころか、自分にとって百人一首とは、読み札、取り札でしかなかったのかも知れない。全部覚えてたわけじゃない、けどそこそこは知ってるつもりだったのに、出てくる歌、出てくる歌、こんなだったっけか、そう思わせられること頻繁で、あ、わかった、これまでは歌として覚えてなかった、決まり字と下の句の頭、それだけでしかなかったと気付かされたのでした。

あしながながし、たごふじの、きみがためときたら、はるとをしで、わがころも、ながくもがなに分岐する云々。ああ、駄目だこりゃ。駄目だった。反省しましたよ。

百人一首は恋の歌が多い、そういう印象でいたのですが、ただ恋というだけじゃない歌も多いんですね。恨みがある、皮肉である、あるいはストレートに好意を伝えるものもあり、そうしたバリエーション。そして老いの悲しさ、変わりゆくものの詫びしさ、そうした歌も多い。それら歌の背景が解説に語られ、歌人たちがどうした境涯にあって、どうした思いを歌に込めたのか。また撰者である藤原定家はどういう思いから撰んだのか、それが推測、解釈の根拠をともに説明されて、ああ、こういう読み方ができるとぐっと面白さは増す。深い知識と理解があれば、歌の世界はこうも豊かに広がるものなのかと感心する思いなんですね。

そしてまた意外だったのは、伝えられてる詠み人が実は違うらしいという歌も多かったりするんですね。この人が詠んだといわれてるが、どうも実際には違うらしい。へー、それは驚き。けれど、ほかならぬその人だからこそ、この歌を詠んだのだろう、そうした後世の人たちの思いなどもあったりするのだろうな。歌が詠まれた時の実際の情景があり、そして後世に伝えられていく中で、解釈や人々の思いが宿り、また違った表情を示すようにもなる。こうした積み重ねに耐えるものこそが名作で、古典たりえるものなのかも知れませんね。そしてそうした積み重ねは今もなお続き、その時々の輝きを、幾重にも折り重なった層を繰り読み解き味わう行為こそが、鑑賞であるのかも知れませんね。

  • 谷知子『百人一首(全)』(角川ソフィア文庫 ビギナーズ・クラシックス 日本の古典) 東京:角川学芸出版,2010年。

2013年11月13日水曜日

『まんがタイムジャンボ』2013年12月号

『まんがタイムジャンボ』2013年12月号、昨日の続きです。

ラン様の放課後遊戯』は、突然告げられる廃部。椿範子、生徒会長だというのですが、この人がまあとんでもない美少女。ラン様が問題になったっていうんですね。不正部員。しかも部外者。私怨ではないとあえて断わりながら、範子、なんとしても占い部をつぶそうというのか。しかし、部を守るために辞めるというラン様。その言葉を聞いて涙を浮べる葉沼ちゃん。いいじゃありませんか。そしてりらの逆襲。範子、そのりらにかまってもらいたいのか。なんともいえない屈折美少女。今後もりらにからんでくる? こいつは期待でありますよ。

『テイクアウト!』は、元気をなくしたこのみを元気づけようと、いやちょっと違うな、餌付けの喜びをより以上に増大させようと、手ずから料理を作ろうという楓お嬢様ですよ。自分専用のキッチンが欲しいといって、逆にたしなめられるお嬢様。ああ、なんでもかんでもワガママが通るわけじゃないんだ。というので、メイドさんの部屋にて料理を作ることになるっていうんですね。で、卵を割る時点で指を切る。やるな! しかし、これからが意外ですよね。見た目こそ駄目だけど味は悪くない。それどころか、より一層の研鑽を積んで、よりよいものを作ろうと努力する。一流の料理を食べてきたから、おいしいもの、よいものがわかってる。だから技術さえついてくれば、ばっちりおいしい料理ができるっていうんですね。いやもう、これはよいですよ。これが楓の趣味になる? わかんないんだけど、単純に料理が下手ってことにならなかった、努力の余地がある、さらに伸びるという、そういうところ、実にいいと思いましたよ。

『あねざかり』のひなた、彼のこと、ついつい大学生くらいって思ってしまうんですけど、社会人なんですよね。休みがとれないのが悩み、なんだそうで、とにかく仕事が立て込んで大変。持ち帰りで徹夜仕事なんだそうです。昼起きて夜は眠るひなた。逆に昼寝て夜に起きるひかり。ふたりの立場が今夜は逆転。眠気に負けそうなひなたに、次々眠気打開策を投入するも、全然効かない。はじめて知る弟の苦労、ええ、ひかりの頑張りの報われなさ、確かにこれは面白かった。しかしクリスマスにプレゼントを贈りあう姉弟。いいですなあ、そう思ったんですが、それ以上にシスコンが過ぎるひなた。ええ、随分なシスコンぶりでありました。

『オンエア — うるま高校放送部』、ゲスト3回目。今回はドラマの制作なんだそうですよ。放送部だからドラマも撮る、って、ああラジオドラマ! と思ったら、違うのか、ビデオなのか。すごいな! いえね、私が子供の頃、KBS京都のラジオ番組『こちら青春放送局』ってのをですね、楽しみに聞いていたんですよ。高校放送部が作るラジオドラマ、それが毎日放送されてたんじゃないかなあ。面白くって、だから今回のエピソード、すっかりラジオだと思ったんでした。しかし乃愛とのぞみ、酷いっすよ。いきなり台本忘れる乃愛。緊張とくためリラックスしたらさながら死体ののぞみ。いや、のぞみはいいねん、そう思ってたら、おおい! 最後の落ちが、もうさすがですよ。いやもう、やってくれたふたり。さすがと感服でした。

  • 『まんがタイムジャンボ』第19巻第12号(2013年12月号)

2013年11月12日火曜日

『まんがタイムジャンボ』2013年12月号

『まんがタイムジャンボ』2013年12月号、発売されました。表紙テーマは芸術の秋! であります。センターに『レーカン!』天海さん、絵画をたしなんでらっしゃる。あの服装、三つ編みにベレー、そしてエプロン。突然の猫憑依にあわててるその表情もキュートです。そして『ちっこいんちょ』、いいんちょも絵画、というか絵の具のチューブに振り回されて、『花の任侠物語しずか』静花はバイオリン、『桜乃さん迷走中!』桜乃さんは、まさかのチェーンソーアートですよ。すげえ! ちょっとありえない!

『桜乃さん迷走中!』、大江さんの新刊が出ました、というのでサイン会があるらしい。くるなといってるのに、きたがるのが桜乃さん。そして水沢さん。あの、緊張してる大江さんを見るのが楽しみとかいってる桜乃さん、もう、この人でなし! って感じで、めちゃくちゃ面白い。最高ですよ。で、サイン会当日の大江さん。うっわー、エレガント! 素敵! 担当編集の牧さん、超キュート! そして大江さんの逆襲です。もう、めっちゃくちゃ面白かった。横に立ってるだけでいいっていうのに、大江さん以上に緊張する桜乃さん。しまいには奇妙な行動で珍獣呼ばわりされて、おそろしいなあtwitter。じっとしてたらそれはそれで話題になって、これはもう笑いがとまりませんでした。

桜乃さんは、今回2本立て。夜間工事の音がうるさくて、仕事にならない、眠れないで、夜の散歩に出るんですね。特別なことがしたい、大人っぽいことをしたい、そういうこといっちゃう桜乃さんは、あんまり大人っぽくないですね。この、普通の大人っぽくないところ、これが桜乃さん、他の人たちもそうかな? の魅力なんだと思います。

『かみおとめ』、特別編であります。お祭りをしたいというめしあ。村のみんなへのお礼というんですが、やりたいのは櫓を組んで、太鼓を叩いて、盆踊り。けっこう大変そうです。予算がない。資材も人手もない。というので、村の皆を巻きこむことにするっていうんですね。準備、お祭り、楽しそう。そうした中、ああ、和夏が思い出した、かつてめしあと出会っていたということ。ああ、これ、結構大事なエピソードじゃない! けど2巻はもう出てしまってる。ああ、こうして雑誌でしか読めないのか? あのラストのふたりなど、すごくしあわせそうなのに! ええ、いい話だと思ったのです。

乙女ほるもん』はカラーがきれい! クリスマスに良介になにかプレゼントしよう、そういう話になるんですが、なにをやっても勝てそうにないというのが、実に女子力良介らしいです。しかし、ハナ、風波さんに声かけられて嬉しいミミとか、ほんと可愛くて、けど良介のことを好きなのか? そんな風にいわれて、間違った対応してしまう風波さん。ほんと、ミミ泣かしちゃって、ほんと、困った子だなあ。最後にはちゃんと仲直りできたの、よかったです。あのミミが抱き付いて喜んでってところ。そして風波さんが、わからないながらも自分の気持ちにひとつの決着、区切りをつけるところ。よかった。ああ、これで先に進めますね。気持ちが一歩進みましたね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第19巻第12号(2013年12月号)

2013年11月11日月曜日

アイカツ! の音楽!!

 買おうかどうか、欲しいんだけどなどうしよう、ずっとそう思ってきたのですが、買っちまいました。アニメ『アイカツ!』の音楽。「アイカツ! の音楽!!」というとサントラのタイトルですけど、ここではもっとざっくりと、『アイカツ!』に関する音楽CDととらえてくださるとありがたい。先日、とらのあなにいきましたらね、店内に流れていたのが『KIRA☆Power』、2年目のOP主題歌だったんですよ。はたしてとらのあなの客層に『アイカツ!』はマッチしてるのだろうか? 疑問には思ったんですが、いや、アイカツおじさんという言葉も存在する昨今です。おそらく問題ないのでしょう。

店内BGMが『KIRA☆Power』、ということはCDが出たんだろう。そう思ってCD売り場を探してみたら、ありましたありました、1枚だけ残ってまして、これは売れに売れた結果、最後の1枚を掴んだのか、それとも最初から1枚しかなかったのか? まあどちらでもいいじゃありませんか。これも縁と、きっかけと購入してみましたら、シールなんぞいただきまして、こいつはやばいぞ、チビに見られてら欲しい欲しいといわれてしまう。きっちりしまいこんだのでした。

『KIRA☆Power』と『オリジナルスター☆彡』を聴きまして、実際、『アイカツ!』は音楽がいいんですよ。それで、2年目OP/EDシングルを買った時からこうなるとわかってたんだけど、一気にCDを注文しまして、主題歌CDから挿入歌CD、そしてこれが楽しみなんですが、サウンドトラックですね。いやね、CMで見るたびに欲しくなってたんですよ。「芸能人はカードが命」、アイカツカードを筐体にセットして、ステージに向けて駆けていくあのシーンに流れる音楽ですよ、ものすごくわくわくさせられる、まさに見せ場に向かって盛り上げてくれる音楽、CMでもやっぱり使われて、いいなあ、そう思ってた。あと『さまさまばけーしょん!』。これは欲しい。ちゃんと、しっかり聴いてみたい。そう思ってたから、CD届くのが楽しみで楽しみで、届いてからはヘビーローテーションであります。

Move on now! とか、ほんと、最高! 『硝子ドール』なんかもかなり気にいっていて、これはもう放送の時からですよね。ステージシーン、1年目終盤には『カレンダーガール』がきたり、Signalize! だったり、そのたびに、よっしゃ、きたー! みたいにハイテンション。ほんと、そうした引き込む力のあるステージシーン、そして楽曲たちです。いやほんと、買ってよかった。とりあえずチビにも聴かせてやろう。ええ、どんな反応しめすか、楽しみです。

2013年11月10日日曜日

『まんがタイムきらら』2013年12月号

『まんがタイムきらら』2013年12月号、昨日の続きです。

女子大生生活様式』は夏休みが明けてしまいました。9月半ばくらいまで休みなのかなあ。季節はすっかり秋、ねねは図書館に、ことねはただの付き添いで、このふたりの姿勢の違いが描かれていますよ。ええ、周囲の友人たち、ちゃんとふたりのその違い、理解してるんですね。しかし、そうかあ。ついこないだ進級して、柚ちゃんが入学してきて、そう思っていたのに、もう前期が終わってしまった。ああ、老いやすく学なりがたし、学べよ乙女たちでありますよ。しかし、今は秋、食欲の秋ということで、炊込みご飯、きのこをたっぷり入れよう。ええ、これは見事に楽しそう。ええ、これは本当に羨ましい、そんな秋であります。

『放課後リトリップ』は、なんとなんと、みなみは体が弱かったのかあ。保健室の住人だったりしたのかしら。これは穏かじゃないわね。うそっこ女子高生ハナとの放課後を楽しんでいる彼女は、これまで遊べなかった時間をハナと一緒に取り戻そうと、放課後に、遊びに、一生懸命だったりするのかも知れませんね。今回はまさにそういう話で、熱があるのにはしゃいで、楽しんで、なんだろうすごくいじらしく、うん、ハナがほだされるのもわかります。しかしハナはハナで大変な毎日。ええ、明日取り戻せたらよいですね。ほんと、なんかひとごとに思えません。

スマイル・スタイル』は次回グランドフィナーレ! なんですって!? というわけで、聖・天獄門がおよそ1年ぶりに三度登場であります。いや、このふたり好きなんですよ。なんのかんのいって、ふたりとも可愛いお嬢さん、ええ、今回も可愛かったです。さて、本編。百合にラブレター? が届いた。少し考えてから結論を出すという。これまで女の子同士で恋とか、本気に思ってなかった。でも、本当に好きになることもあるんだってわかった。ええ、真摯に受け止めよう、そう思ったっていうんですね。それで揺れるゆめの気持ち。ええ、その表情は切なさに満ちて、そして百合との会話、あの穏やかな表情。素敵でした。それだけに、落ちはえらい落差になっちゃうわけですが、このあたりはいつもどおりですよね。そして百合への電話。それはどういうラストへ向かわせるのか。シリアスに向かうのか、またも急降下してコメディに落ちるのか。わからんですね。これは予断を許さないですね。

プレフレ』、コンビニでバイトする椿ですよ。うん、がんばってる。なんかイモ可愛くていいですよね。実際高校の頃とかね、先輩がバイトしてるとか聞いたら、わざわざ店にいったりしたわけですよ。そうしたこと思い出させてくれて、ええ、気恥ずかしいんですよね。ええ、椿の置かれた状況、それがこそばゆいですよね。椿、店でも可愛がられてるみたいで、店長に心配されとったのか。あの店長の奥さんの可愛がりよう、あの手の振りようからも見てとれて、うん、ええのう、ええのう。無愛想、だけど小さな椿。可愛いです。ああ、そうそう。私は冬が好きです。寒いのは着込めばなんとかなるけど、暑い場合、脱ぐにも限度がありますしね。それに厚着女子が好きなのです。そして虫が嫌いなのです!

My Private D☆V、一周まわって、再びのざらですよ。懐かしいですね。もともとこのコーナーって、性癖曝露なんていう趣旨だったんでしょうか。もともと、もっとマイルドなコーナーとして企画されたんだと思うんですが、初っ端から性癖曝露なんて話になっちゃって、引っ込みつかなくなった? そんな風にも感じられて、ええ、いい傾向でありますよ。そして再びの性癖曝露。尾骶骨で指圧なのだそうです。ああ! 変態度が上がってる? いや、MPD☆Vの要求レベルが上がっているのだと思います。大きく育って還ってきたのです。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第12号(2013年12月号)

2013年11月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2013年12月号

『まんがタイムきらら』2013年12月号、発売されました。表紙は『棺担ぎのクロ。』クロと、『ゆゆ式』ゆずこ、『あっちこっち』つみきが三人揃って手を洗おう! でありますよ。って、いや違う違う、10周年なんですね。それで両手を開いて10ってやってる。なんだかやたら元気なクロが可愛い。その勢いに驚いた? ゆずことつみきがちょっと消極的で、この対比、ななかいつもの逆で面白いなって思ったんですね。しかし10年か。長いようで、ほんと、あっという間だった感じがしますね。

『コドクの中のワタシ』、グレ子が地球にやってきた理由、判明しましたね。なんと、思った以上にハードな理由。自分の種族の存亡を賭けた調査、そしてその目的を地球でついに達したというんですよ。グレ子たちの抱える問題、恋愛感情の欠如による種の衰退、それがグレ子が真由に恋した事実によって克服された。けど、恋したがゆえに別れることも、共に星に帰ることもできずにいる。それが先生の情報供与によって解決するんですね。ええ、なんだかすごいビジュアル。けど、さすがのD☆V、みんなもしあわせ。ナイスであります。

『うちのざしきわらしが』、おお、これはたいした前進でありますよ。ゆーみがお地蔵さんに学への恋の悩みを打ち明けていたところ、わらに聞かれてしまった。最初は隠そうと思った、そんな夕美の気持ちを動かしたわらの言葉、もう最初は全然駄目なんですけどさ、どんどん夕美を落胆させて、ついには自分を否定するまでに落ち込ませて、けどそこからですよ。わらの笑顔、そして伝える言葉、あれは素晴しかった。それからの夕美の頑張り、それも素晴しかった。ええ、ほんと、どれほどにいい話であったことか。ばれていた恋心、その理由も面白かったけど、ほんと最後のしあわせエンド、微笑んで見守るわら。最高だったと思います。

すいまさんといっしょ』、なんて素敵な扉なんだ! いつもとはちょっと違う皆の表情、それもまた魅力的。ちょっと無理してるっぽい感じもありますけど、そういうのも可愛いですよね。うん、すいまさんとか、ユウくんとか。さて、勉強会だそうで、雪降ったりするんですよ。夢野さん、つまりはあくむちゃん。この人のまだこの世界に完全に慣れてるわけじゃないところとか、いろいろ戸惑ったりしてね、それが可愛い。制服着て嬉しそうなすいまさんもキュート。制服の上に羽織った半纏、あれがいいですよね。すいまさんがミント苦手だったり、雪遊びしたくてたまらないユウとか、そうしたもろもろも面白かったです。扉の眼鏡は、勉強にかけてのことだったんですね。

JOB&JOY』、なんかみんなちょっと大人っぽくなった? さてさて、ゆっちですよ、面白い。クーポンって何語? そういって聞いてまわってる、それで正解されるとふくれて震えちゃうのね。いや、ほんと、なんだろうこの可愛い生物。ほんと、そんな感じ。ミラクルバーガーのクーポンがあるから、使いにいくよっていうんですね。それでお店では、どうにかして驚かしたい。ゆっちはゆっちで、舞花優也を驚かしたい。ええ、よく似た友人たちです。いやほんと、膨れて震えるゆっち、最高です。にっちもさっちもゆっちだよ……。名言です。これを天然といってもよいものか? ゆっちののんびりマイペース、ちょっと可愛くわがまま? そうしたところ実によい。ええ、優也もいうように、えらいこと和みましたよ。

  • 『まんがタイムきらら』第11巻第12号(2013年12月号)

2013年11月8日金曜日

『まんがタイム』2013年12月号

『まんがタイム』2013年12月号、昨日の続きです。

『もいんの高校野球日誌』は、山口くん、彼がすべてでしたよ。誰よりも熱心なのに、身体能力も高いのに、メンタル面が残念っていうのね。ああ、お腹壊しちゃうタイプなんだ。そんな彼の戦い、導入と、すぐさまの決着。あれはもう、大変に惨い! ああー、死球で社会的に死んだ! いやほんと、読んでて胸に迫るものがありました。そして「許されざる者」。ああ、もいんさん、愛されてます。愛されてますよ。

『フリーランスなあさみさん』、素晴しいな。この扉。冒頭の一本。凛々しいあさみさんといつものあさみさん。どっちも可愛い、どっちも素敵。ええ、実にいいですよ。喫茶店でエンジンかかって、紙ナプキンにいっぱい描いちゃうとか、こういうのいい感じ。あさみさんの人柄が伝わる、それになにより楽しそう。ええ、チャーミングな人だと思いますよ。自宅でのいろいろも、見ていてすごく楽しそう。悠々自適? いや、そんなに楽じゃあないでしょうね。けど、自分のペースで暮らしてる、そんな風に見えるところが実にいい。ええ、こういう人に、こういう暮らしに憧れますよ。

『通りぬけできます。』、イオリさんが御不満ですよ。木造が自分の女の子扱いしてくれない、っていう、その時の格好がダルな感じで、これはこれで魅力的。うん、充分可愛いと思う。けど、すまない、スミちゃんの方が可愛いと思う。すまぬ。すまぬ。しかし、木造がいうふたりの第一印象、突然出会った美少女と、調子のって壁こわしたバカ。あー、確かにそんな感じでした。しかしほんと、イオリん、どこまで本気なのかわからないけど、あの自然体っていって伸びをする、そうしたところやっぱり魅力的な女の子だと思いますよ。ええ、魅力的です。

『スクール・ビート』、レアなレコードって20万とかするんだ。おそろしい世界だな。そんなわけで金がない連歌屋先生。どうしようもない人だなあ、そうは思うんですが、営業時間終了だっていうのとかね、こういうノリは好きですよ。教師ってのは、ちょっとくらい力が抜けてる方がいいと思う。そんな自分には、連歌屋先生みたいな人の方がよさそうって見えるんですね。そして放送部の面々。コスプレしてダンスして動画サイトに投稿しようとかいってるの、すぐに対応していく天音ちゃんがいい感じです。あのダンス、一緒に動画サイトに出る? とか思ったら、さすがにそこまではないんですね。しかし、しっかり学校に定着して、しっかり自分の色をだしていってる、意見もしっかり通す。いい感じに育ってらっしゃいます。

  • 『まんがタイム』第33巻第12号(2013年12月号)

2013年11月7日木曜日

『まんがタイム』2013年12月号

『まんがタイム』2013年12月号、発売されました。表紙は秋の味覚でありましょうか。焼き芋を食べる『おとぼけ課長』がメイン。そこに柿を食べている『まりあ17』まりあと、栗をたくさん持った『ノコひけ!工業娘。』インテリア科の女子3名であります。インテリア科の娘たち、なんだか華やかでよいですね。皆それぞれに魅力的であります。

『まりあ17』、ゲストです。花園まりあ。ラッシュアワーの女神らしいんですが、憂いをおびた表情、男たちの視線を集める美少女であります。けど、この人、中身がおっさん。考えてるのは日本シリーズのこと。立ち食いのうどんで朝食をすませ、アイドルの話題で盛り上がる男子を見て、ドラフトだエリザベス女王杯だと、おっさんくさい想像をする。放課後には麻雀などたしなむまりあ。母が雀荘の常連なのかな? おっさんくさいといっても、さっぱりとしたいい女、それがまりあだと思います。普通の子とは違う経験をしてきた。けれど、母娘、仲良く暮らしている。そういう安心感があるのはいいなって思いましたよ。

大家さんは思春期!』はチエちゃんの料理でありますよ。料理同好会にてキャラ弁に挑戦。ゆでたうずらの卵にゴマとかいろいろ使って、可愛くしよう。そういう話なんですあ、チエちゃんがやるとなんだか不穏な空気、立ちこめるというんですね。いいですよ。面白い。ソーセージとか玉子とか、いろいろ使って飾りつけ。けどチエちゃんに求められるのは、おいしい料理なんですね。って、ああ、オムライス食べたいです。店子ふたりに料理を振る舞う、あの様子も楽しかった。麗子さんの、前田さんには微塵も興味がないのっていうの、それがねおかしかったんですね。

『ひらめけスイッチ』、面白かったです。シンプルなんですけどね。落ち着いた雰囲気の女の子、小波ちゃんは、その食べてる様子が可愛いからとたくさんお菓子を貰っちゃったりして、それで太っちゃったりして、太ったとかは隠したい。隠し通したままやせたい。なんていうんですね。落ち着いた雰囲気なんていうんですが、そんな小波ちゃんの表情いろいろ、あれがおかしかったです。ほんと、微妙に変わりもの。そして結局誘惑には弱い。ええ、面白かったです。

はこいり良品』は古書店と電子書籍の関係ですよ。本好きのお客さんが、電子書籍になってない本を探してやってきたんですが、お爺さんとのやりとり面白くて、電子書籍のメリットを聞かされ、また自炊、本をバラしてデータ化するなど、本だらけの部屋がすっきりするなどいいところもあるけど、裁断されるとわかっていて貴重な本を渡すわけにはいかん、うん、すごく気持ちわかる。それだけに面白かった。電子書籍は貸し借りできない。ええ、わかるんですけど、このデメリットはすごく感じてる。どちらかに肩入れしすぎない、ニュートラルな立ち位置からの電子書籍と古書の関係。すごくよかったです。

『鉄仮面のイブキさん』、最高だな。喜多くんが散歩させてた犬、ドロ助が伊吹さんにやたら懐いてしまってっていうんですが、ドロ助の懐きようもいいんだけど、なにより伊吹さんの可愛がりよう、その様が魅力的で、喜多くんじゃないけど、最高! でしたよ。けど、今回の一番の見どころは、喜多くんの迷いでしょう。あんまりに伊吹さんに懐いてしまったドロ助に、しつこいと迷惑だぞっていう。そこで自分のふるまいを振り返っちゃうんですね。ええ、それがよかった。いろいろ不安になったり、けど伊吹さんを見たら嬉しくなっちゃってっていう、ええ、すごくいいなって思うんですね。

『ノコひけ!工業娘。』は、ほんと、面白いなあ。今回は文化祭っていうんですが、I科2年渾身のクレープ屋。ジャムとアイスってのが、各科略称のアナグラムになってる。って、わかりにくいな! この漫画のなにがいいといっても、今回なら蝶番であるとか、そうした工業知識を展開し、I科男子の不幸といった定番ネタを展開し、そしてスライムに勝てないクレープ屋! もうめちゃくちゃ面白い。残念女子たちの伝説のジャムライスとか、もう最高だと思う。あと、男子たちの総括も最高です。

『ゆとりノベライズ』、素晴しかった。里美さん、アニメ放送を目前にしてサイン会が企画されてるっていうんですが、気乗りしない、人前に出たくない、女性とばれたくない。それで都まきこんで、着ぐるみサイン会になるっていうんですね。すげえな。都、いい働きでしたよ。サンタクロースコスプレの里美のそばには、トナカイコスプレの都がいて、あの佇まい! 堂々として鷹揚で、老練とさえ感じさせる、もう最高! それに、通訳というか代弁というか、里美と一緒に過ごしてきた時間、経験が見事に実を結んで、あの雄弁な語り、聴衆をぐいぐい引き込んで、もう、なにこれ、素晴しい! ええ、胸がすく思いでした。そして大活躍の都にもクリスマスプレゼント。いや、ほんと、ファンによし、先輩によし、そして都本人によし。最高の展開ですよ、これ。

  • 『まんがタイム』第33巻第12号(2013年12月号)

2013年11月6日水曜日

iPhone 5s

iPhone 5siPhone 5sがリリースされて、はや二ヶ月がたとうとしている昨今、私の手元にも届きましたよ、iPhone 5s。機種変ってやつですね。以前使っていたiPhone 4S、10月で2年の分割払いが終わるというので、どうもこのタイミングで機種変更する方がよさそう、そう判断しての更新でありました。

10月31日の夜、ファストクーポンというのを使ってiPhone 5sの予約をしたのでした。なにぶん、はじめての機種変でありますから、どうも勝手がわからない。auオンラインショップでiPhoneを予約するといっても、一体どのタイミングでクーポン番号を入力したらいいのか、さっぱりわからず、戸惑いましたね。クーポン番号を入力する前に予約が完了したら大事故じゃないですか。びくびくしながら進めて、またどのオプションを選ぶか、これもまたびくびくしながら決めて、ようやく注文完了。ただ、ここで運が悪かったのは、翌日1日は新iMacが到着する日で、スムーズな環境移行を考えるとメールのチェックなど控えた方がよかった。日中にメールが届いても本注文ができず、もしかしたらそのせいでiPhone 5sの到着が遅れたかも知れない。そう思ってメールのタイムスタンプを確認したら、1日の17時半過ぎの到着でした。ええ、どうしても連休中に受け取るのは無理だったってことでしょう。

連休明けの発送で今日到着。SIMカードを4Sから5sに移すものだと思っていたのに、新しいSIMも一緒に送られてきていて、ああ、LTEやらなんやらで、新しいやつじゃないと駄目なのかな? とりあえず、SIMがセットされてないとiPhoneは使えないって聞いてますから、iPhone 4Sを今後も使うならダミーのSIMを調達しないといけない。けれど、新しいSIMのおかげでその必要がなくなりました。ああ、これはラッキーかも知れませんね。

iPhone 5sの設定にはちょっと時間がかかりました。慣れてないこともあるんですけど、新しい電話を有効にするの、webでの手続きがスムーズにいかなくて、だって表示されてるボタンを押しても反応してくれないって、どうしたらいいかわかんないじゃない。注文履歴から呼び出して有効にするボタンを押すんですけど、反応しない。最近の注文を検索しなおして、それでようやく反応して、ここまでで1時間経過してるんですから参ります。まあ、データの移行とか設定の移行とかはバックアップからの復元で楽々なので、苦労はなかったんですけどね。ともあれ、1時間ほどかかって、iPhone 5sが使用可能になりました。

Touch IDの設定をしましたよ。これ、思った以上に反応がクイックで、親指でホームボタンを押す、するとすぐに認証が完了する。こんなにはやいとは思ってませんでした。これは使えますね。もっともたもたすると思ってた。というか、職場の指紋認証、なんであんなに遅くて、しかもしょっちゅう失敗しやがるんだ? これが技術の革新ってやつなんでしょうなあ。

画面がちょっと大きくなりました。本体が軽くなって、なんかちょっと頼りなく感じる。などなど、いろいろ違いはありますが、本質的なところは違いないという印象です。とりあえず、指に、手に慣らしていかないといけませんね。こういうの、慣れない感触のもと、いい加減に扱っちゃうと落っことしたりしやすい。ええ、しばらくは慎重に慎重を期して扱おうと思います。

  • iPhone 5s

2013年11月5日火曜日

『まんがタウン』2013年12月号

『まんがタウン』2013年12月号、発売されました。表紙は『きぐるめくるみ!』と『あつあつふーふー』のコラボレーションでありますね。くるみがお好み焼き、蘭が着ぐるみモチーフの和菓子を手にして、ちょっと見つめあったりしてるんですね。他には『派遣戦士山田のり子』、『新クレヨンしんちゃん』のカットが、そして『飴屋敷先輩の大迷惑』の告知カットもございます。

『飴屋敷先輩の大迷惑』、ゲストです。作者は楯山ヒロコ。ただし四コマではありません。かつて病弱だった少年が、立派に育ってドS先輩になりました。後輩の女の子東風久美子をポチと呼んで、首輪つけて引き回す。わあ、酷いやつだ! と思ったら、そういうわけでもないっていうんですね。先輩は丈夫になったわけではない。今でも咳こんで倒れたりと大変そう。なのでといっていいものか、調子がいい時は精一杯遊ぶ。そうした約束をまさに今果たしているというのが、東風と先輩の現状という諒解でよいみたいです。しかし、犬呼ばわりは酷いじゃないか。そう思ったりしながらも、東風は先輩を見捨てないし、そして先輩は東風の好意に甘えちゃってるのかも知れないと、とりあえず問題ない模様です。子供のころ、助けてもらった。どれだけの感謝が、この人のこのねじまがった行動の向こうに隠れてるのだろう。そう思わせるところがあるのは、さすがの楯山ヒロコだと思います。

『押しかけ時姫』は、姫の遊びがテーマであるんですが、基本的に遊びといっても鍛錬なんですね。弓の稽古、遠乗りと、さすがの戦国ラインナップ。海斗の自転車に載せてもらって、あの楽しそうな様。あれは実によかった。そして美人の基準、今と違うというのもなるほどです。しかし、ふくよかで女らしい、そういわれたと思って照れている姫が、13歳、まだ子供、いや姫は自分を大人だと思っていますが、そのギャップのはざまに揺れている彼女のポジション、それを物語るようでよかった。それになにより可愛かったです。

『居間には今外国人がいます。』、ついに万希の秘密がクラスの皆にばれてしまう!? いや、別にそんなに重大ごとでもなんでもないんですが、万希は隠していたかったんですね。帰国子女なのに英語が苦手。居間には外国人が大量に居候、なのに英語が苦手。バカにされちゃうって思ってるんですね。けど、実際にはすでにバレバレだったりする。今回の海外トピックは、皆それぞれのお国柄、民族衣装やパーティー、そのあたりに表れて、けどメインは彼らが思っている日本の普通。餅つきだったり、クロカンブッシュで披露宴だったり、わっしょいわっしょいだったり、そうした誤解? であるんですね。しかしその誤解の果てに辿りついたパーティーが、まさかのクラス会? 児童会? そんな雰囲気に仕上がってるっていうの、この落ち着く場所がなんともいえんおかしさでした。

『涙の数だけ輝いて!』は、やっぱり川村唯が最高です。今をときめくIDL108のセンターの優香のことが好き、っていう理由が案の定。性格キツそうなとこがいい。殴られたい。ほんと、この人のこと、大好きです。しかし今回こそは直子がメインでしたね。もとIDL108で、大勢の中に埋もれていた。そんな彼女が今は違うグループでセンターをやっている。負い目があるみたいなんですね。けど、キツそうな優香、いい人じゃん。直子がIDLをやめた時は逃げたと思った、けど結果的にはそれでよかったんだろう。頑張れってはげましてくれるんですね。晴香もいい感じ。ええ、直子をとりまく皆の優しさが感じられる。そんなエピソードでした。いや、困りごとも多くて、やっぱりなんだか面白いんですけどね。

  • 『まんがタウン』第14巻第12号(2013年12月号)

2013年11月4日月曜日

ヨルムンガンド オリジナルサウンドトラック

 7月に買ってたんですけど、夏の間はあまりの暑さにヘッドホンするのが嫌で嫌で、すっかり音楽を聴く習慣をなくしてしまっていたんですね。アニメ『ヨルムンガンド』のサウンドトラック。『ヨルムンガンド』は面白いから見るがよいよとおすすめされて、第2期から見たんですが、そうしたらこれが面白い。うわあ、1期も見ておくべきだった、と、これは後の祭りですね。さて、『ヨルムンガンド』、ストーリーも実によかったんですが、他にもこれと出色のものありまして、それは音楽であります。

なんてったらいいんだろう。ココのテーマ? Time to attackですね、これが次回予告でかかったのを聴いて、うわあ、これめっちゃかっこいいじゃん! サントラ出てるの!? 出てたら買う! ってなったんですが、そこからなかなか買わなかったのが私という人間なんですね。調べたら、最近には珍しいみたいに思ってもいいんでしょうか、1期2期それぞれにサントラ出ていて、これはいずれ両方買わねばなるまい。そう思って、まず1期分から買ってみたわけです。

ライナーノートが刺激的でしたね。私を捕えたTime to attack、女性のRap曲、まさにこれについて語られていて、なんと自腹を切って渡米、録音してきたというんです。続いて曰く、アニメの劇伴に於ける音楽的な表現は、さほど進歩していない、ただのスタイリッシュにしないために強めの毒を仕込んだ、などなど、なるほど挑戦的だと思わせる文言並んでいて、ええ、作曲者自ら言う劇伴で冒険をするという言葉の意味、その冒険の結果なのでしょう。音楽にいきいきとした、あるいはヒリヒリしたといってもいいのか、スリリングな息衝かい、そして高揚、躍動感が充填されるにいたった、そう実感させる出来になっているんですね。

いや、もう、これはいいわ。そう思って、作者、岩崎琢の履歴を軽く見てみたら、あ、『ベン・トー』の劇伴作った人か! 『ベン・トー』のサントラ、これも買いましたよ。なんというか、ボーカルの威力にやられたというか、民族色にやられたというか、そしてサックス。クラシカルな四重奏とフリージャズ、それぞれを見事に使いわけて、織り交ぜて、めちゃくちゃに刺激的。ああ、この人は冒険するのが毎度のことだなんていってますが、確かにおっしゃるとおりなのだろう、そう思わせるものあったのでした。

しかし、『ヨルムンガンド』サントラ、これもまたボーカルの威力ありありですよ。くだんのRapがそうなら、他にも人の声の質感、誘引する力を効果的に使った曲はいくつもあって、そうした刺激に溢れたものがあらば、また弦の響き、美しいメロディもあり、軽快なボサノバ、すれっからしのスライドギター、多様多彩な魅力が盛り込まれて、聴いて飽きない。これはこの先、何度でも聴く盤になるだろう。そんな予感がしています。

となれば、そう遠くないうちにPERFECT ORDERのサントラも入手せねばなりません。ええ、近いうちに入手したく思いますよ。

引用

2013年11月3日日曜日

『まんがホーム』2013年12月号

『まんがホーム』2013年12月号、昨日の続きです。

『200年の夜と孤独』、月夜野さんの来歴がわずかですが語られましたね。いつもタートルネック、首もとを隠しているのはなぜか。キスマークがあるから、じゃなくて、ここに血を吸われた時についた傷が小さく残っているからというんですね。200年前の記憶。飢えで死ぬところだったところを、吸血鬼に血を吸われて、自らも吸血鬼になった? 死なずにすんで、その代わりに人としての人生を失った。そういった深いところは、描かれたりするのかな? ところで、夏の間、がんがん人の血を吸ってた月夜野さんですが、あれはどういうカウントになるんだろう? なかなか謎が多いところですが、そのあたりは気にしないでいいのかな? ともあれ、今回はちょっとしっとりとメランコリック。晩秋の情緒、なのかも知れません。

『マチ姉さんの妄想アワー』、冒頭のバリエーション。ここから面白いなあ。あやしい内職をしてるっていうんですが、ほんと、マチ姉さん。いろいろ危うい人であります。そして危ういお話です。空気の良い所で……、療養しましょうね……。ああ、切ない。いやもう、面白おかしいじゃなくて、面白あやうい、そうしたギリギリな感じ。それが素晴しいです。あの、五条大橋でのやりとり。刀でハアハアって! 後日談もまた酷く、いやほんと、面白かったです。

『半熟やおよろず』、鳴のおじいちゃんが風神雷神図に描かれた本人だったんですね。風の神様のおかげで風邪がはやって、神様たちも寝込んでる。けど、それでも風神も雷神も敬われてるって話なんですね。物騒な願いごとしてる人もいますけども。屏風絵のできた由来、それから発展しての今様、萌え屏風。ああ、じいさまたちは元気でなによりです。この柔軟な先代たちの飄々とした姿。それがなんだか楽しくって好きですよ。

  • 『まんがホーム』第27巻第12号(2013年12月号)

2013年11月2日土曜日

『まんがホーム』2013年12月号

『まんがホーム』2013年12月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。みんなに愛されて連載10周年なのだそうですよ。ということで、表紙は『らいか・デイズ』一色。学校に向かう皆ですね。一番手前で、こちらに手を振るらいか。奥には竹田、愛美、蒔奈と続くんですね。いつもとはちょっと違う雰囲気のイラスト。けど、なにか特別、そう思わせるものがある、そんな表紙になっています。

というわけで、『らいか・デイズ』は巻頭2本立てに加え、作者インタビューに「らいか・デイズアンソロジー』と盛り沢山。アンソロジーの参加者は宮成樂、瀬田ヒナコ、クール教信者、師走冬子、ひらふみ、ÖYSTER、吉村佳であります。

しかし、もう10年なんですね。思えば『らいか・デイズ』がはじまった時は、このところには珍しいオーソドックスでストイックな作風、作者の来歴など知らない自分にとっては、はじまったその時点ですでに名人みたいな感触を得て、ものすごい人が出てきたもんだ、驚いたのでした。初期の『らいか・デイズ』は本当にストイックで、漫画が、キャラクターが、機能としてキビキビ動いている、そんな印象に溢れていて、ものすごかった。後にキャラクターが主導するようになってからも、そのキャラクターたちが広く読者に愛されていることは、その10年という年月が証明しています。しかし、本当に10年。長いといえば長い、けれど、もう10年、あっという間だったなあ! そういった風に思えるのもまた実感です。そしてこれからの10年も、また軽々と越えていったりするのかも知れませんね。

『桜乃さん迷走中!』、単行本発売にあわせてのゲストなんですけど、あんまりに面白かった、というか切実だったもんだから、取り上げざるを得ませんでした。基本はね、桜乃さんってどういう人か、大江さんというのもどういう人か、そうした状況を説明するような話だったんですけど、のっけからフリーターが板についてきたとかいっちゃう桜乃さんがね、最初はちゃんとした仕事が見つかるまでの一時しのぎだったはずなのに、いつの間にかバイトがメインになってる。つうか、就職とか忘れちゃってるし、みたいなこといっちゃう桜乃さんがね。ああー。ああー。身につまされるとはこのことか。つらい! こうした導入の後は、新聞チラシから新聞のどこを重視するか対決に移行して、桜乃さんはチラシと漫画派、大江さんは新聞そのもの派なんですね。って、そりゃまあ、大江さんは小説家だから、新聞紙面、重要になりそうですよ。しかし面白かったのはヤング水沢さんですね。ああー、ネット世代であります。それを桜乃さんが評して、無新聞論者だったか。その表現が面白くて、ええ、実によかったですよ。

『ただいま独身中』、随分と明るい楓さんですよ。って、ええーっ! なんと姫くんとつきあうことになったのかい、楓さん。それで友人たちと集まって、飲んで、報告して、将来設計話したりして、そして一歩先を進む友人。いや、それって先に進んでるのか。そして次号、最終回なんだそうですよ。うわー、最終回! 驚きました。そうかあ、最終回かあ。ほんと、恋愛色が出てくると終わりが見える辻灯子の漫画。そうした傾向はなおも健在であったかー! ええ、最終回、どういう終わりになるのか、期待しつつ待ちたく思いますよ。

『孔明のヨメ。』は、いよいよ郭嘉の策略に対抗しようという段でありますよ。孔明の家に皆で集まり、さあ、これからどうするか。上層部は郭嘉の息がかかっているかも知れない。うかつなことをして、勘繰られてもいけない。戦争の引き金を引いてもいけない。なので、正面衝突は避けないといけない。ええ、難しい状況。これをどう対策するのか。ほんと、戦争は武力の衝突だけではなく、経済や政治など、平時から、なんてことない普通の行為をもって行なわれてるもんなんだなあって実感させられましたよ。ほんと、マジ経済戦争。ここに描かれてることは、三国志の正史にもあったことなんでしょうか? 相手の意図をくじくと共に、経済の振興をはかり、かつ民衆を救うことにもなるという案。ほんと、しびれますね。ほんと、これは魅せられますよ。

  • 『まんがホーム』第27巻第12号(2013年12月号)

2013年11月1日金曜日

iMac (Late 2013)

 iMacを買いました。いやもう、まったくの晴天の霹靂。先日、Mac OS X 10.9 Mavericksがリリースされましたでしょう。無料でアップグレードできるというので、いろいろ話題にもなったMavericksですけど、有料無料とか関係なしに、新しくOSがリリースされたら、アップグレードしますよね。けど、さすがにもう自分のiMacは対象外だろうなあ、そう思ってたら、これがもうありがたいことに対象だった。ええ、iMac (Mid 2007)、ぎりぎりの最低ラインだったんですよ。それで、アップグレードして、問題なく動くよ! 安心して、喜んでいたんですけど、なにが悪かったのか、まあただタイミングが揃ってしまっただけなんでしょうけど、アップグレードの翌日にハードディスクが死んでしまいました。おお、なんという不運。まさしく晴天の霹靂です。

兆候は出てたんです。なんかスリープ復帰がおかしい。なんでだろう、困ったなあ、ディスクのチェックとアクセス権の修復でもしてみようか、そう思ってディスクユーティリティを開いてみたら、メインのハードディスクが赤字で表示されていまして、なんと、ディスクユーティリティでは修復できない障害があるから、できるだけはやく、可能なだけのバックアップをとって、サポートに連絡したまえっていうんです。おそろしい。しかし、ありがたいですよ。S.M.A.R.T.のおかげですよね。いきなり死ぬんじゃなくて、もうそろそろやばいよって予告してくれる。なのですぐさまiMacをApple Storeにて購入して、いつかくるハードディスク障害に備えたところ、その夜、すぐに起動しなくなってしまったのでした。ううー、まいりましたよ。

普通、Apple Storeで買うと24時間以内に発送されるんですけど、私はキーボードをUSにするもんだから、どうしても一週間くらいかかっちゃう。その間は、Logic用に置いているMacBook Proでしのいで、いやあ、やっぱり代機は必要ですよ。ほんと助かりました。

Time Machineに助けられましたよ。Mac OS X標準搭載のバックアップソリューション。ハードディスクを繋いでおくと、自動でバックアップをとってくれて、うっかり捨ててしまったファイルの救出から、コンピュータ更新時のデータ引き継ぎまで、マルチに活用できるという優れもの。今回は急なディスク障害だったので、アプリケーションの移行リストとか作る余裕がなかった。けれどTime Machineはデータだけでなく、設定からアプリケーションからバックアップしてくれているから、それこそ丸ごと環境を引き継ぐことができるんですね。とはいえ、丸ごと環境移行は今回がはじめてだったので、ちょっとひやひやでした。MacBook Proには、それこそ本当になんの遜色もなくデータを移行できて、これは本当に感動もの。ただ、MacBook Proから今日到着したiMacへのデータ移行は、事前にOSをMavericksにアップグレードしていなかったため、一部設定が飛んでしまって、どの設定が残って、どの設定が飛んだか、それが把握できてないため、ちょっと面倒です。うん、移行前と移行後、それぞれOSを揃えるのは重要と学びました。

そんなわけで、新しいiMacに移行しました。環境の違いをほとんど感じさせないところなどは、さすがだと思います。けど、さすがに動作ははやくなってるし、画面も、あんまり意識しないんですけど、ちょっと大きくなってるんですよね。そうしたちょっとずつのグレードアップ。突然の出費には面喰らいましたけど、それでも新しい機種はよいものだと思います。