2025年6月30日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、一昨日の続きです。

『mono』

いやいや、たとえ自作キーボードを勧められても、普通そうそうハマりませんって。しかも30%キーボードとか、入力に習熟するだけでも相当な時間を要するようなもの。カーソルキーがないHHKでさえ敬遠されるのに。そもそも大半のユーザーはダイヤモンドカーソルも知らないし、Microsoft IMEで使えるショートカットも知らない。切り替えキーでシフトしながら打つというのが、もうそれだけで上級者というか数寄者の証といえる。ええ、ハルさん、あなたは相当なものなんですよ!

さて本編はクリスマスパーティの話題です。シネフォト部の皆でクリパをやりたい。それでハルさんも誘おうとしたのだけど、年末進行で無理とあいなった。それで違う場所でやろうとなったところに、駄菓子屋常連の子たちから、ここで一緒にやろうよと誘われたのですね。

ちびっ子たちとのパーティ、この子たちならきっと楽しめるだろうな。おばあちゃんも歓迎してくれた。ということで、皆で作るお菓子の家! はたしていかなるものが完成するか。なんかね、ちょっと普通じゃないのができそうな気がしますよね。楽しみです。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

ゆずから黒元素を吸収し、どんどん成長していくノクタン。反面ゆずは疲れ果ててしまって、ちょっと添い寝は遠慮してほしい。ところが自分の要求を通そうとするノクタンに、怒っちゃいましてね、ノクタン、追い出されちゃったんです。

と、ここまではしゃあないとして、ノクタンの相談相手って真侑たちなんか。零とチラ太郎まで同席してる! しかも真侑も零も親身になって相談に乗ってましてね、ああいい子たちだなあ、とは思うんだけど、チラ太郎のいうようにノクタンが脅威であることに変わりはない。そうか、全盛期に戻りつつあるノクタン、かつてのような異能をもって大暴れする可能性もなくはないのか。

でも、こうして親しくなっておくことで、いつかきたる脅威を和らげられる可能性ってないのかなあ。

ひとり自室にて眠るノクタン。寂しそうにしてるのを見て、手下たちが一緒に寝てくれてるの、ほんとかわいいな。でもって、真侑たちのアドバイスを受けて、ノクタン、ゆずに謝罪! ああ、ここに見事に仲直りがなったのですね。

これね、やっぱりね、仲良くなること自体はいいことなんじゃないかと思える。結果がどうなるかはわからないけれど、今のこの交流が無駄にならなければいいなあと思ってしまいますね。

『ごきげんよう、一局いかが?』

乃々花さん、大偉業でしてよ!? 待ちが広い清一色だなあと思いながら打ってたその役。なんとまあ、純正九連宝燈、64000点ですよ。すごいと感心したり興奮したりの冴たちですが、ひとり純礼だけが渋い顔。どうしたの? って、あれですよ、あのジンクスですよ。

九連宝燈をあがると死ぬ!

いやいや死なんし! でも今回の乃々花は純正の9面待ち、ダブル役満ときています。死なないにしても、なにか乃々花に悪いことがあればと、気が気でない純礼さん。ほんと、かわいい子だなあ! とはいえ、死にもしなければ悪いこともおこりやしないよ。気にせず、普通に祝っておあげ? といってあげたいけれど、どうしても不安が拭えない純礼は、いのりや翠子とともに、乃々花を危険から守るというミッションを開始するのでした。

ほんと、かわいいな!

純礼的に、どんどんまずい方向に向かっていく乃々花です。神様に報告する姿を見て、純礼ったらへたりこむ! いやいや、心配しすぎよ。翠子がおもしろがってるじゃありませんか。

でもね、乃々花さん上機嫌。からの、運の調整をすべく麻雀で乃々花を飛ばそうと画策する純礼。その目論見を冴が、そしていのりが阻む! ほんと、純礼さん、涙目でしてよ。まったくもってうまくことが運ばないのですね。

九連のジンクスを乃々花たちに伝えたんですね。でもね、乃々花さんったらお強い! 人はみんないずれ死にますわ! すっきりとした表情でいいきる乃々花のポジティブ。さらに続く、生きている間は精一杯! そうした姿勢にこそ学ぶもの多かった。そう思えるエピソードでした。

それはそうと、じぬなんていわないでッの純礼さん、最高かわいかったです。乃々花さん、もっと抱きしめて安心させてあげてくださいましよ。

2025年6月29日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年8月号、一昨日の続きです。

『クールな氷上さんは迫りたい』

課長の妹、くるみが氷上に伝えたこと。いったいそれはなんだったのか? その答あわせ回でありましたよ。

夢見が悪く、過去のつらい思い出にさいなまれる課長です。お相手の女性の気持ちを考えすぎた挙句に、精神を追い詰めてしまった過去。昔のこととはいえ、今も払拭できずにいる苦い記憶なのですね。

そんな課長に、氷上さん、ナイスフォローです。

帰り際、私服の氷上と出会った課長。常には見ないズボンスタイルの氷上を見て、どう感想を述べればよいか、悩んではいるが、内心大絶賛ではありませんか。でもハラスメントとかいろいろうるさい時代ですからね、ここはぐっと思うところを秘匿したのですが、続く会話でボロが出た!

ええ、くるみからの情報は、課長が脚フェチであるということ。今回のズボンスタイルは、いわば課長撃墜のための秘策。しかもタイミングよく、落ち込んだ課長を元気づける結果となりました!

これね、朝の山田を元気づける課長。氷上への借りは、朝、山田に施していたメンタルケアでもって返さねばならぬのかもしれませんね。少なくとも氷上はそれを求めています。

とはいえ、ハラスメントとかいろいろうるさい時代だからなあ! ええ、課長も気づかいお疲れ様です。

『どうにも不器用な夫婦でして。』

夫、ヨシアキの旧友が訊ねてきました。まずその風貌から、夫に友達はいませんと断るマコトがいい。

訪ねてきた友人、錦川佑というのは、高校時分のクラスメイト。ひとり静かに本を読んでいるヨシアキに声をかけたら、その本のよさを熱心に語られてしまった。それで引くとかじゃなく、むしろおもしろくなって仲よくなった。しかもヨシアキとの出会いがきっかけとなって、今ではヨシアキに同じく小説家。任侠ものを書いているっていうんですね。

そんな昔馴染と夫の会話が新鮮なマコトです。口振りからいつもと違う。さらには結婚の約束までしてたとかなんとか!? いや、嘘なんですけども。そんな冗談いいあえるような関係だってことですよね。高校生のころのヨシアキについてもいろいろ聞かされて、そしたら結構モテてたとかどうだとか。ほんと、運命なんてのはわからない。マコトとこうして結婚するにいたったの、いろいろヨシアキの人見知りやらなんやらあってのことだったのですねえ。

そして加えてヨシアキの誕生日情報。今月25日が誕生日。すっかり忘れていたマコトはなんの用意もしていない。さあ、どうしたものか。その日がくるまでに、なにが欲しいかいろいろリサーチするつもりでいるマコト。でもこれ、なんかドタバタしそうな予感もしますよ!?

『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』

落ち込んで帰ってきた賢太。職場でなにかあったのか!? 気づかう椎奈、ほんといいですよね。聞けば、体を壊したお客さんがいる、もう施術にはこられない。これまでずっとお世話になってきたのにと、ショックを隠せない賢太なのですね。

ここからの賢太の話。子供のころから生き物が好きで、人体模型なんかも好きで、解剖学の本にすっかりのめりこんだのが、後々の就職、整体の勉強にまで生きている。いわば天職なのでしょうが、人を相手にする仕事です。知識や技術があればそれでいいとはならない。お客さんとのコミュニケーションも大事。そうした実地のいろいろを、お客さんに教わって今まできたというのです。

それだけに、体の不調、老いやらなんやらで疎遠になるのはつらい。

とこうした賢太に椎奈から提案ですよ! 訪問施術とはどうだろう?

このアイデアに、いいとも悪いともいえぬ賢太が、けれど一考の余地ありと勇気を出してみた。まずは院長に相談だ! これがきっかけとなって、賢太も心の重荷をおろせるとよいですね。

2025年6月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、発売されました。表紙は『ばっどがーる』。7月5日からテレビアニメが放送開始! というのを受けて、テレビ画面から飛び出してくる優やら亜鳥やら! というか、この子たちにはテレビの中は狭すぎる! もっと広いフィールドを! という感じなんでしょうが、出口になってるテレビ画面で渋滞おこしてるじゃありませんか! テレビから出てくる定番和ホラーがありますけれど、出てくるのがこの子たちなら、むしろウェルカム。日常が一気に楽しくなりそうです。

今月は新規ゲストが4本です。

『かれーちゃんとしちゅーちゃん』

人の姿をとったカレーとシチュー。カレーは皆から大人気。けれどシチューは? というんだけど、シチューも相当人気では?

かれーがですね、自分のこと見てくれないしちゅーが気になってしかたないんです。なので食堂に呼び出して、一緒に昼食をとろうとする。かれーが注文するのは、もちろんカレー。ごはんとパンとうどんがついてくる。たしかに、どれもカレーの定番つけあわせ(?)ですよね。対ししちゅーは、シチューメインでライス、コロッケ、ポテトを選んで、いやいや、かれーさん、お米との相性無視されすぎじゃ? といいますけれど、青森ではご飯にシチューかけて食べるんですよ!

このふたりの関係。しちゅーは本当にかれーに興味がないのかといえばそうではないというところ。むしろ自分のこと気にしてもらいたくて、かれーから一歩ひいている。なんともいじらしい、そんな思いを隠しているんですね。

『幽生らいふ』

アパートの部屋についた地縛霊。ずっと空き室、のびのびひとり暮らしだったのだけど、霊をも怖れぬ入居者があらわれて、居心地悪くなってしまった。ここは快適ライフを取り戻すべく、入居者を追い出そう! と思ったら、その入居者はストーカーつき! 留守中にあやしい女が不法侵入してきて、しかもこちらは霊が見えるのか。

ここでまさかのライバル宣言。私の由良と同棲している幽霊が許せない! 成仏するか、あるいは幽霊と共謀して由良をこの部屋から退居させるか。およそこのストーカーも普通じゃないな! で、幽霊が地味な嫌がらせ続けるんだけど、由良さん、どんだけポジティブなのか! まるで動じないどころか、血文字のメッセージからスキのふた文字ピックアップしちゃったよ!

これは勝てん。この幽霊では勝てる見込み、どうもなさそうです。

『ソノダ×イナノ』

まるで効かない催眠術を稲野にかける園田。まったく効かないというのは、稲野の側に耐性があるためなのだそうだけど、実際その催眠術はどれほどのものなのか? 両親のいない園田は、大学の進学を夢見て、催眠術で一攫千金を狙っている。それで試しに学内で催眠術かけまくってみれば、皆から小銭を次々せしめることができて、おお、口だけじゃなかったんだ。本当に、稲野以外には通用するんだ。

でも、この狼藉がバレて、停学をくらってしまいました。

園田の停学、学校を休みたい園田が自身で仕組んだというのですよ。でも園田がいないと物足りないと、稲野からいってもらえた園田。ずっとほしかった友達を、はからずもこうして得ることができた園田です。連絡先の交換も果たして、ああ、ようやく園田の学校生活、楽しいものになりそうですね。

と、そうなれば早々に停学を解くよう、催眠術かけに職員室にいかないといけませんね。

『お花の妖精さん』

ヴィジュアルがアレだな! 花壇に生えたおじさん。というか、これ生首だよな。落ち武者が晒し首にされてるようにしか見えん。でもちゃんと生きてる。会話もできる。花壇を管理しているシオンに、自分はお花の妖精だと自己紹介する生首。あまりに素敵な花壇だったからつい生えたといってくれたのだけど、それにしても景観を損ねる。

花壇を褒められてちょこっと上機嫌になったりもしたけれど、おじさんの生首に対しては、基本否定的なスタンスを崩さないシオンなのです。

鎌で草を刈りながら、おじさんの生首を見るシオン。すごい物騒な絵面。花壇に水をまくシオンに、おじさんにもかけてくれと頼む生首。そこからの見場が悪い! すごく悪い! いやもう、やっぱり刈ったほうがいいんじゃないか? って思うぐらいでした。

でもなんだかんだとシオンのがんばりを肯定してくれる生首です。これ、いずれは仲良くなったりするのかな? 実際、この短編の終盤には、普通に言葉をかわす仲になっていましたよね。でも、おじさん、お花の妖精というのなら、まわりに花を咲き誇らせるとか、そうしたことはできませんの? 今のままだと、ただ晒されたか、あるいは首から下を埋められたか、そんな風にしか見えませんよ?

2025年6月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2025年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2025年8月号、発売されました。表紙は『はらぺこ母娘と元カレ家主』。スプーンを手にしたキョウとみのりが登場です。これはなにを食べようとしてるのか? 下から見上げる構図。ふたりの向こうに燦々と輝く太陽! ということは、屋外! もしやかき氷だったりするのですか!? いや、カレーかもしれませんけどさ! 『クールな氷上さんは迫りたい』からは浴衣姿の課長と氷上さん。『元アイドルのハロー!ワーク』からはビキニ姿のあかりが登場です。

『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』

中級冒険者に身をやつし、冒険者ギルドにて新人冒険者の育成に手を貸すジュロー。じりじりとレベルが下がっていく不安を抱えながらも、その信頼は厚く、登録者層は厚くなり、またジュローに刺激を受けた古参たちもやる気を出して、まずは大成功といった具合なのですね。

対しステラ殿はというと、刺客にあ氏とベリコがあらぬコトを吹き込んでいる! まるで進展をしないふたりの仲に思うところもあるんでしょうな。その関係を認めながらも、ひとことくすぐりでもいれてやらないことには気がすまなかったりする? クエスト婚なる悪魔の言葉をつらつら語りはじめて、ああ、ステラ殿、ジュローを信じるのですぞ!

といいたいけれど、その時ジュローはギルドにて、屈強な男たちと仲を深めて、ああ、これもクエスト婚!? 既婚者や恋人持ちもハマるクエスト婚がこんなところで!?

いや、そんなこたあないのですが、とりあえずはうまいこといってるジュローの冒険者活動。でもなにやら波乱の予感が? ええ、なんかヤバそうな予感がするのですね。主に人間関係で? なんか問題ありげな連中登場ですよね。

『となりのフィギュア原型師』

水しぶき表現の研究に余念のない代表。しかしビニールプールでは参考にならなくて、これはプールに繰り出すしかない! せっちゃんの提案で、皆でプールにゆくのですね。

ここで気になるのははぐちゃんの水着ですよね。って、ばっちり着込んでるやん? 半藤もラッシュガードっていうのん? しっかり着込んじゃって、なんだよ、その肉体美、披露するならここでしょ!? 反対にといったらいいのか、惜しげもなく水着披露する代表ですよ。おおう、めっちゃ小学生や。すまんけど、最初のコマ以外、ガチで小学生にしか見えん。

しかし今回、頼もしい半藤くんに恋心の代表とか、すごいよね、めちゃくちゃかわいいんだけど、小学生通り越して園児に見えよる! そして最後にお待ちかね、はぐちゃんのビキニ披露! って、すごいな、欠食児童みたいだ。いや、ほんと、むしろ望み以上のもの見せられて、実に満足いたしました。

『うちこもり妻はコスプレ配信者』

風邪をひいてしまったいぶき。せっかくのオフ日なのにと落胆していますが、オフ日でよかったともいえますよね。でも気持ちはわかりますよ。ただゴロゴロするだけの一日なら病床でも変わらんでしょうが、やりたいことがある人間にとってこれは痛い。やりたいこと頭のなかで羅列して、ちょっとだけでも消化しておこう。ついつい起き出して、駿にしかられちゃうんですね。

駿が在宅の仕事してるから、買い出しに食事の用意にと、もう心強いったらないですよね。反面、ちゃんと寝てなさいっていわれちゃうんですけど。それに心細くなってもすぐに甘えられる。というか、駿からして、無理せず甘えていいんだよ。そういってくれるんですよ。

ほんと、いいパートナーだなって思います。

昼寝すぎて夜眠れないいぶき。これはいい傾向では? よくなってきてるんですよ。で、眠れないいぶきに駿が添い寝してくれる。いやほんと、どんなにいい男なんだ! 最後に風邪うつっちゃいましたオチかと思ったら、それも回避してるし!

いやほんと、頼れる男です。

2025年6月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号、昨日の続きです。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

甘那さん、病欠ですか! 心配する美都。そして甘那も、熱に浮かされながら美都に連絡するか悶々として、このふたり、やっぱりいろいろ考えすぎるきらいがありますよね。もっと素直に、心配だったら聞く! 不安だったら甘えるでいいんですよ!

さて、甘那の家では、病気になると粥が出ます。って、普通だ! でも風邪っぴきというと甘いものが出たりしますでしょう? 小さなころから憧れていた。みかんゼリーにプリン。ひとむかし前だとバナナとか、それから桃缶? いろいろいいましたよね。でも甘那の家では粥なんです。それはそれでおいしいけど、やっぱり憧れはやまないのです。

そんな甘那に奇跡が!? 翌日、熱が下がって登校した甘那を待っていたのが、美都からの呼び出し。なんとみかんゼリーを買ってくれていたっていうんです。ああ、食べたかった憧れのみかんゼリー! でもいったいどうして? と思ったら、甘那さん、自分でも気づかぬうちにメッセージ送っちゃってたのか!

ぜりたべたい みかんのや

なんというかわいさか! しかしこいつのおかげで夢がかなって、しかも美都から、はいあーん、と食べさせてもらえるっていうのですよ。なにも恥ずかしがることはないって。美都の言葉に安心して、心を委ねる甘那。ああ、そうです、甘えちゃったらいいんですよ!

心配だったら声をかける。不安だったら甘える。それでいいんですよ!

『ウクレア!』

生徒会長、土屋音羽はピアノに追いつめられてしまっているのですか。小さなころからピアノを習っていた音羽は、母の目を自分で向けさせるためにはコンクールで一位をとらないと! その一心でがんばってきて、けれどついに一位を逃がす日がやってきてしまった。

母の期待を裏切ってしまった? 母の気持ちが離れてしまう? 次こそは必ず一位をとらないと。練習を増やし、一位への返り咲きを狙うも、だんだん心が重くなって、ついには一曲を弾ききることさえできなくなってしまった。

そんな音羽の苦しみに触れた空子。頂点を目指す自分の音楽と、楽しさを大切にする空子たちウクレア部の活動と、どちらが正しいのか。悩みの果てに、今の自分の置かれている状況から答を出そうとする音羽を押し止める空子に希望に似たものを感じたのでした。音羽が間違ってたとは思えない。ウクレア部の皆の演奏を聞きにきてほしい。

この空子の思いよ。

自分たちで作る曲。歌詞を、メロディを、皆で一緒に紡いでいく。そのときに、皆をひとつにするテーマとして、皆で確かめあった一番大切なもの。それが音羽に届くのか。音楽祭、一層に目の離せないイベントになりました。

『え?結婚って3次元でもできるんですか?』

婚活を続けるも失敗続きのヒカリ。そんな彼女の苦闘についにピリオドが打たれる!?

いえね、これまで、こいつはないわー! みたいな物件ばっかりだったでしょう。でも今回は違う。確かにちょっと変わった人ではあるんです。どこか粗忽というか、なんかペースが一般人のそれではないというか。でも少なくとも悪い人じゃないな。むしろ漠然といい人感を感じさせるところがあって、裏表がない? 妙に善良そう?

オタクに結構見かけるタイプの、やたらいい人に見える! ええ、ここについにヒカリの婚活の終わりも近いのではないかと思わせられるのですね。

なにがいいって、変に飾らない。無理してない。ガツガツしてない。でもって話がちゃんと通じるし、自分のこともちゃんと話せば、ヒカリの話もちゃんと聞いてくれている。

ああ、これこれ。こんな感じがいいよなあ。

といったところで、一緒にライブにいきませんかというお誘いが。まさかこれが運命の分かれ目に?

吉と出るか凶と出るか。これで駄目なら、もうヒカリの婚活は無理なのではと、それくらいの好物件。ほんと裏目に出たら終わっちゃうかもしれません。

2025年6月25日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号、昨日の続きです。

『球詠』

悪夢のような悪い流れに苦しんでいた新越谷に、思いがけない転機が? ポコンと出塁してしまった稜。まずは一塁。打線や続くか? と思われたここから意地で状況を変化させていく稜が頼もしい。大きなリードに続く小さなリードで投手を欺いてからの二塁盗塁! さらに三塁にまで進んでみせて、ああ後は条件さえ整ったら1点だ!

理想はホームランないしはヒットですよね。ここで白菊のバッティングが火を吹くか!? と思わせて、まさかのデッドボール。で、投手に揺さ振りをかけるため、痛いフリするのか! あの大げさな痛いフリ、めちゃくちゃかわいいな。なんだろう、こんなシーンなのについつい笑ってしまいましたよ。

今回は、本当にチームの力というものを見せつけられました。ここからの流れ。外野へのフライを犠打としての1点、そして二塁への走塁。さらにここで息吹から主将へのメッセージが!

自然体のようでいてどこか力みのある三年生たち。なかでも変化してきた岡田主将に、かつて得意としていた流し方向への打撃、チームバッティングを思い出させる一打を贈る。ただ点に繋げるだけではない、この試合のみならずなおその先に向けて放たれた一打が、二塁への出塁を果たしていた京子にホームを踏ませる。さらにホームへ向かうよう指示した美咲の判断。目立たない役回りとこぼす美咲だけど、ちゃんと見ている仲間がいる。

このまさにチームで戦う野球を見せつける今回。本当に静かに感動の押し寄せる、すばらしいものがありました。

『花唄メモワール』

令和から大正に舞い戻った梅が出会ったのは、桐喜にそっくりなお嬢さん。聞けば桐喜の姉だという。このたび結婚するにあたり、両家の食事会をここ花瀧屋で開きたいのだそうです。

その食事会では、桐喜の料理を口にしたい。その望みに応える女将と板長。一品作らせようと約束してくれたのです。

まさしく桐喜にとっての晴れ舞台。重責に緊張しているのか、桐喜さん。対し浮かれる和奏。和奏が実家に桐喜の様子を伝えてくれていたことも今回の躍進の一因である。桐喜から礼をいわれたものだから、さらに舞い上がっちゃって、毎日毎日大騒ぎするものだから、さすがに厨房出禁にされてしまいました。

そして同じく出禁になるのが梅。悩む桐喜にアドバイスをしようという梅に、勝手なことをしないでくれと釘を刺した桐喜。仲居という立場で、厨房で腕を振るえる梅という存在。様々な知識、経験を有する梅に嫉妬を覚えると。そして梅との決別を口にした桐喜。ああ、桐喜、ここまで思い詰めていたのですね。

この決断が、桐喜によい結果をもたらすのか。あるいは結果を生むまえに和解の機会などあるのか。どうなのかこうなのか。少なくとも、桐喜の頑なさ、これは解決されるべきものだと思う。しかしここに梅たちは関わることができない? なんとも厳しい状況に思えるのですね。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

今回は番外編! ということで、気楽なショート、四コマ仕立てが楽しい回です。

話題となるのが佐渡のお米。まさしくタイムリーな話題といえますね! しかも新米。格別においしいという新米に、いつも以上に語ってみせるロゼよ。どれほどのしあわせなのか。その表情からも、ただごとでないと伝えてきます。

佐渡は新潟の米どころなんですね。しかも地域によってそれぞれ個性があって、そうした違い、はたして自分にはわかるものなのだろうか!? ロゼならきっとわかるんだろうな。ぜひともロゼのレポートを聞いてみたいところです。

そして後半はロゼの着せ替えです。紗菜から魔法使いっぽくないとわれたロゼ。いわんところは、こちらの世界の魔法使いイメージと違うってことなのですが、なるほど、ロゼはほうきとかで飛ばんよな。むしろ剣を使ってる。そんなロゼに、こちらのイメージどおりの衣装を着てもらうっていうんです。

プレゼンテッド・バイ・麻衣。黒服、黒のとんがり帽子。いやもう実にかわいらしい。しかもこれで飛んでみようという。ほうきにまたがり、麻衣とふたりで遊覧飛行、というのですが、ここでは普段着ですね。

空から見渡す佐渡の情景。麻衣がよろこびましてね、いやもういいもんですねえ、とか思ってたら、予想どおり? 魔力切れ起こして墜落! 紗菜が同乗を遠慮した理由ですよ!

しかし麻衣は墜落体験が楽しかったというのです。すごいですね、麻衣。怖いものなしですよ。

2025年6月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2025年8月号、発売されました。表紙は『魔法使いロゼの佐渡ライフ』。ロゼと麻衣が一緒に休憩? 揃いのセーラー服着ていることで、ふたりまるで同級生みたい。いつもとはまた違った雰囲気! というのも、麻衣がノーマルスタイルってこともあるのだと思いますが、黒髪のロゼ、黒髪の麻衣、墨色のセーラー襟にスカート。シックで落ち着きある素敵なスタイルに、浮き立つ麻衣の表情が際立つイラストでありますよ。

今月は新規ゲストが5本です。

『パラマウントマネジメント』

ラグビーのルールも知らないままに1年間、ラグビー部のマネージャーをやってきた花村茄子。そんな彼女が新入部員の宮野栞里からいろいろ手解きを受けている。吹かしそこねた先輩風。でも、茄子はそんなこと気にせず、むしろ虚心坦懐に栞里の指導を受けるんですね。

ああ、栞里の試練に打ち勝てない茄子です。すっかりくたびれはてて、けれど1年を経てようやくマネージャーのスタート地点に立ったといえるのか? そう思われたのだけれど、実際に茄子が動いてみれば、栞里も驚くほどの働きをしてみせて、それはもう相当なもの! 栞里、茄子の真価に脱帽するのですね。

でも茄子がいう。氷だけあっても袋がないとアイシングできない。違う個性があってより一層の働きを示せることもある。そこで大切なのは相手を尊重することだって。

茄子がいった尊重、リスペクト。これがラグビーにおいて最優先されるべき価値観。知らずそれを胸に抱いていた。知らず、思わずなしとげられていた。そのボランタリーが光る話でした。

『めでゅウサ!!!』

仕事が長続きしない遊佐ヒノメさん。メデューサの彼女は、緊張すると目に魔力が宿る。見つめられた相手は石と化し、そしてこれが仕事を失う理由となっているのですね。

そんな彼女の女給体験。というか、飲み代を返すために働かされてるんですけどね。お金もない、職もない。支払えなかった代金分、働くことになる。バニースーツに身をつつみ、なるほど、メデューサでかつウサギだから「めでゅウサ」ってわけですね。

しかしすごいな、ヒノメ。緊張すると視線で人を石にしてしまう。だから目隠ししてみました! って、前見えとんの? 視線の力が強いから目隠し素通し!? かと思ったら、そうか、頭の蛇の目を通して見えるのかあ。

こんなドタバタ女給体験。見守る先輩バニーが、うっかりお客さんに粗相してしまってピンチです。酔いもあって執拗に責めるお客を止めるべく、ヒノメがとった手段が視線解放! かくしてトラブルも穏便に解決。お客も落ち着き、むしろヒノメのファンになるという!

まったくもって、めでたしめでたしなお話。ヒノメの就職もこれで大丈夫そうですね。

『ホレ薬殺人事件』

魔女から探偵への招待状。ナゾとお菓子でもてなすというそのナゾとはなんなのか? それは愛。あからさまに迫る愛。用意されたお菓子にはホレ薬が盛られていて、しかしここまでする魔女の狙いとは!?

って、ここまでされて自分が目当てとは思わないんだ、探偵ちゃん! 魔女も別に隠してないのに。むしろ直球なのに。どっからどう見てもターゲットは目の前のキミ。出会いのころ思い出してなお、それでも魔女の気持ちを受け入れない!

いや、愛を受け入れる必要まではないといえ、魔女が愛情を向けている事実くらいは受け入れてあげましょうよ!

このままでは迷宮入り!? 迷走を予感させる展開なれど、まさかの魔女の命懸けの策が功を奏し、ここに魔女の思いや成就! いや、むしろ魔女は気持ちを試す必要もなかったのかも。そんな不器用ふたりの愛の探索。なかなかの紆余曲折が見物でありました。

『やきもち焼きのギターちゃん』

お、ムスタングシャツだ。こういうデザインもおもしろいよね。と、このギターシャツ少女、なんと主人公乙葉のギターなのだそうですよ。

人の姿をとって現れたむーたん。乙葉を浮気者と難ずるのですが、その理由は新たなギター、れすぽん。一目惚れして試奏して、その音にやられて買っちゃった新ギター。最近はそればっかり弾いていて、なおざりにされてしまったのが件のむーたん。あまりの寂しさから、ここにこうして人の姿をとって現れたというのですね。

弾いてほしいと懇願されて、ここに久しぶりに弾いてみたムスタング。はじめてのオーナーには死蔵されてしまったむーたん。次のオーナー、乙葉に見つけてもらえて、それから毎日弾いてもらえて、すっかり乙葉のことを好きになってしまった。そしてこうして気持ちを伝えて、どんなギターに目移りしても、きっとむーたんに戻ってくるから。嬉しい言葉をもらうことができたのですね。

そしてその約束のとおり、長く続くギタリストのキャリアのなか、メインであり続けるむーたん。気持ちが通い続けている。それあってのふたりなのかもしれませんね。

と、うちには弾かれていないギターが何本もあるのですが、いやはや、相当うらまれてるかもしれないなあ。引っ張り出して弾かないとなって反省させられました。

『宮下さんはキスがしたい!』

キスがしたい。その一心で生きている会社員、宮下宙。けれど、そんな彼女の性向を知り、言い寄ってくるような男はお断り。下心があってキモい! 切って捨てる宙だけど、そういう宙本人がキスしたいという下心満載で生きている。

そんな彼女のストレス発散。飲み屋に駆け込んで、そこで知りあったきれいなお姉さんにキスをせがむ! って、いいのかそんなので!? お姉さんもそれを通すのか! おそろしいな、酔っ払い!

そしてこの様子を目撃されて、またも男に言い寄られる。望みどおりにいかない宙の毎日。今日もストレス溜めることになりそうです。

2025年6月23日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年8月号、昨日の続きです。

『スポチャン!』

大会も後半戦。団体戦を前にして、結束を高めるべく皆に配られたスポチャン部の揃いのTシャツ。団体戦に出られなかったあかりが、皆のために作ってくれたのか! 同じシャツに身を包み、ああここに心はひとつ! といいたいけど、アメリア、なによそ見してるの? って、朝比奈さん、後ろ前ですやん!

初戦は四つ葉スポチャンクラブ。ももにとって、これが薪と戦うチャンス。危なげなく勝つレイに、相手の作戦で引き分けに持ち込まれたアメリア。自分が負けても代表選でレイが勝ってくれたら勝ち進められる。そうした思いを払拭し、自分が勝つと気持ちを固めるももですよ。

ほんと、強くなりましたね。スポチャンの選手としてだけではなく、人として成長した。あの、いつも尻込みしていたももはもうどこにもいないんですね。

相手の特性をうまく捉えたももの二段構えのカウンターが、薪の胴を捉える! こうした一瞬のかけひきに心すっかりとらわれました。

そしてこれは決勝戦、立心塾チーム戦でも見られ、チームの勝敗を分ける大将戦において、もも、一歩も退かない! 負けを喫したアメリアに、必ず勝つと約束したももの策。りんの鋭い突きを受け流しながら、同時に深く踏み込むりんの面に狙いを定めるもものカウンター!

ああ、本当に成長しましたね、もも。そんなももとりんの和解! ああ、りんさん、逃げちゃダメだ! もっと、もっと、深く堪能するんだ! からの、もものメダル返還。負けてメダルは納得いかないから、返却するというのです。

で、ここで尻込みするももが! ああ、やっぱりこうしたもももちょっとは見てみたい。返還とか、度胸いりますよね!

『エイティエイトを2でわって』

落ち着きをみせる美弦たち。テストも終わり、波乱の神音のコンサートも無事乗り越えた。ちょっと気を抜いているのですかね。テストの結果を直視しない奏。かと思えば、新たなことにチャレンジするゆずですよ。

合唱部の大島先生にお願いされて、ピアノ伴奏をやってみるというのですね。でも自分にできるだろうか。その疑問に、できると即答する美弦の心強さよ! さらには伴奏の心得を説いて聞かせて、と思ったら、これ、うるさすぎる伴奏でクビになった美弦に授けられた反省点だったんか! ほんと、美弦、期待を裏切らないですよ。

譜読みをがんばり、練習して、そして美弦の歌唱にあわせる。ゆず、いい練習していますね。といいたいが、どっせいどっせいはーどっこいになる美弦の音楽センスは大丈夫なのか? この子のこれからにちょっと心配がよぎりましたよ。

そして過ぎゆく一年を思うゆずと須寿菜。須寿菜の大島先生ラブも相当なものですな。この会話シーン。ゆずさん、ほんとすばらしいんですよ。相手の言葉を受け止めて肯定してくれる。いいところを引き出してくれる。素敵な人だなあと、心底思わされました。

そしてゆずの伴奏デビュー。みごとにやりきりましたね。卒業式もつつがなく終わり、残ったのは思い出でしょうか。ええ、いいシーンだったと思います。はーどっこい。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

おもしろい展開してみせましたね! 冬を越したらもう3年生。受験のなんのと忙しくなる前に、なにかかたちに残るものを作りたい。ひぐれの言葉に皆で動きだす。

これまでの探訪記録を本にまとめようっていうんです。八幡宮で祈願して、そして縄文時代の遺跡をめぐる。最終回まできっちりてくてくっ!秘密リサーチをしてくれるところ、いやもうとてもよかったですよ。

そしてふたたび春の小川の歌碑に立ち寄り、そうここはひぐれとすかいの出会いの場。いわばすべてがはじまったこの場所で、ふたりの写真を撮るというのですが、これが表紙の写真となります!

って、それはKRコミックスの1巻ではありませんかっ!

なるほどそうなのか。私たちが手にして読んだあの単行本。ひぐれたちが、自分たちの活動をまとめた本ということになったのですね。いわばこの子たちの思い出の結晶が、わたしたち読者の手元に残った。そこに世界を超えたつながりを感じ、なんだろう、すごくうれしく思ったのでした。

今ではすっかり大所帯になったひぐれの街あるき仲間。この子たちのこれからにも思いを馳せる最終回。これからどんなところを巡り、どんなことを経験していくのか。感慨深いラストになりました。

2025年6月22日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年8月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

妹たち編からふたたびお姉ちゃん編に戻ってきましたね。昼日中家をおいとまするというそのときに、ユーリが不調に。つくしにいうんです、だっこしてって! どうしたユーリ、急に甘えん坊になって!?

熱中症だそうですよ。体調崩して弱気になったのかな? ゆっくり休めるようにと部屋を出ようとしたつくしを呼び止めて、ここにいて。なんと涙目。ほんと、いつになく弱気なユーリなんです。

メイメイいやさサツキがちょっと教えてくれましたよ。殺し屋の組織に所属する彼女らに親はいないこと。倫の家族に触れて寂しさを覚えた? そのときのサツキの目が本当に優しくて、この人もほんと素敵なお姉さんだなあって思わされましたよ。

そしてサツキが知る、つくしのユーリ甘やかし! いやほんと、ユーリつくしはそれでいいんですよ! でもちょっと考えなおしたつくしさん、みかんは自分でむきませんか? まさかこれが今回の大オチにくるとは思いもしなくてびっくりしました!

しかし、ユーリ元気になってよかったです。復活のユーリ、シャツが出ててかわいい! いやほんと、ユーリ、いろいろ気持ちも落ちついたんじゃないですかね。いい旅行になりましたね。

『へるしーへありーすけありー』

こんなんずるいわ! まさかの『LOVEっと♡ボクシング2』。反応せずにはおられない!

梅雨の長雨。外に出られないヨモギがフラストレーション溜めちゃって、とにかく体を動かしたいという要望に応えて、七草が出してきたのがボクササイズゲーム。体力づくりのために買いました! 鼻高々で語るのですが、起動早々に1296日ぶりと曝露されてしまうの。

こんなん、笑わないなんて無理ですよ。いやもう、なかなかのインパクトでした。

ヨモギの運動観? あるいはなりたい自分というのが垣間見えましたね。そうか、マッチョになりたいのか……。でも運動するゲームと思っていたからストイックなマッチョキャラをメイクしたのに、リズムゲームに近いと知れば、アイドルっぽさを足すべきだったかと考えなおす。こういうところ、なんだかんだ七草に感化されてるようですね。

七草がフィットネスを挫折した理由。言葉少なにほのめかされるのがおかしくて、そうか整理整頓が理由か。動けるだけのスペースを確保できなかったんだな。

そしてここからは運動不足のフィットネスゲーム体験あるあるが描かれて、ウォーミングアップで力尽きる七草! ついていくのに必死な七草。極めつきが、翌日全身筋肉痛に苦しむ七草!

でもね、スコアはヨモギより七草のほうが上だったんですね。というのも、インストラクーの動きじゃものたりないヨモギ、要求されてない動作までいれちゃったもんだから、リズムを外してるって判定されちゃったんですね。このあたりはリズムゲーあるあるといったほうがいいのかも。マーカーどおりじゃつまんない! もっと叩きたい! って人にはなるほどものたりないと共感かもですね。

と、ここまではあるある。で、ここからはなしなし? 水分補給をうながされて、ジュースを七草からもらうヨモギ。しかしこれが大間違い。なんと、ジュースに見えるお酒だったか! すっかり酔ったヨモギが、すっかり対戦モードにはいっちゃって、インストラクターに渾身のストレートをお見舞い! テレビぶっこわしちゃった!

翌日の平謝りに、こちらも悪かったと許す七草、立派でしたね。それにゲーム機は無事。ヨモギのフィットネスも続きそうですよ。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

アーシャ様、いつになく真面目でいらっしゃる! 夏を目前に、畑に水やりするアーシャにクロエ。でもこれがもう大変で、バケツに水を汲んで柄杓でまく。やってらんない! と、AIに相談してポンプの導入を画策するのです。

これね、てっきりサボりのなんのとそだちから叱責されるものかと思ったんです。でもそうじゃなかった。効率化考えてえらいとほめられて、よかった! そうですよ、アーシャ様はえらいのです! しかもおばあちゃんにポンプ購入の予算をかけあってみるという。

びっくりするほどのとんとん拍子でした。

ホームセンターでも、アーシャ様大活躍でいらっしゃいましたよ。そだちがエンジン式のポンプを見ているうちに、アーシャが充電式を見つけてきた! 静音性もバッチリ! こんなのあるのかと感心するそだちに、日本人のくせに何故知りませんの? というアーシャのツッコミ。これ、最高でしたよね。

でも、この試み、うまくいかなかったりするのかなあ。心配していたら、問題をひとつひとつ解決していって、ついにはホースから勢いよく吹き出す水! ああ、見事にはたされた効率化! これにはミーラも興味津々で、使わせてほしいと懇願。ああ、このあたりの畑では、この夏、電動ポンプがはやりそうですね!

さらにすばらしいのがここからで、アーシャ様、ポンプ導入に飽き足らず、散水用のパイプを設置しようと考えてる? ミーラからは駄目な方向に意識が高いっていわれてますけど、これ、大事なことよ? だいたいにおいて、よいシステムを作る人っていうのは根本がサボるためには労力厭わない、そんなところがある。ええ、アーシャ様はよいエンジニアになれる、そんな資質があるんですよ。

でも、アーシャのシステム化を阻むのがそだち。愛ですと!? 全自動でも愛は伝わるよ! ええ、オートメーションは愛なのです!

2025年6月21日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年8月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

意外と読書家、くるみさん。最近はやりのタイパとかまるで気にせず、一ページ一ページを愛おしむようにめくり文を追う。それがくるみのスタイルなのですね。

でもその気になったらできるんですよ!? ちあきの改造が火を吹くぜ! 7つの目で同時に7冊の本をスキャンする。学校図書館の蔵書くらいなら20分で読破できるっていうんだぜ!

それで実際読破するんですけど、要約とかは難しいのか。このへんの能力は人並み、あるいは並み以下なのかもですね。さらには学習したデータをもとに創作などもお手のもの? と思わせて、こちらも人並み、あるいは並み以下なのかあ!

どんづまりのくるみの発想に、図書館常連の皆がちょっとずつ注ぎ足していく。でも推理小説のはずが官能小説にシフトして、しかもどんどんコアでマニアックな方向に!? って、だいたい鴉越が悪い!

でもくるみによる官能小説の朗読、これはなにかいけないもののような気がします。でも実際、この子の頭の中から官能的なもろもろ、出てきてくれるもんなんでしょうか。疑問です。

『アイドルビーバック!』

ワンマンライブの詳細が決まり、準備に余念のない中、当然集客を伸ばすべくビラ配りにも精を出すあんじゅたちです。けれどこのところの猛暑。当然今年も想像以上の暑さがアイビバのホームグラウンド、秋葉原を襲って、街ゆく人々もビラを受け取るような元気がない!

逆境に負けないあんじゅさんですよ。闘志を燃やし、熱意を周囲に見せつける! って、暑い! 暑い! 周囲の人が遠巻きになってるよ!? いやもうほんと、なにをするにも暑さは大変。じうじうだって倒れちゃうってんですから、大変です。

しかしじうじう、いいですね。そうか、歌にしかモチベわかないのか。すごい共感する。そんな彼女の要望に応えて、ストレートに褒めまくり、好きを伝えるあんじゅの尊さよ。その愛はトモコ様にも、そして椿にも向けられて、おお、なんという素敵空間!

とか思ったら、この街の人にこの素敵空間が刺さりまくり!? いや確かに特効ありそうだものなあ! かくしてビラも売れはじめて、よかった、いずれは集客にも繋がりそうですね。って、かおすちゃん!?

『神絵師のおしごと』

大変、もみじが厄介ファンになっちゃった!? これまで自分がツバキ様の一番だと思ってたもみじ。誰よりも最初にツバキ様を見つけて、誰よりも強く推してきた。そう思っていたのに、まさかのさョちゃんですよ。自分よりも以前からツバキ様と知りあっていて、さらに姫ヤオ関係者の身内!

もみじが知る同担拒否の感情。いや、わからんでもないよ? でもそれじゃいかんでしょ、あなた! ほんと、この重い感情。わかるんだけどさ! でもほんと、こじれちゃってるなあ、もみじさん。

そこに現れたさョちゃん。ここに花御子ちゃんのモデルがツバキ様と明らかにされて、もみじが起死回生の可能性に気がつく!? って、いやいや、そこは自分の推し活歴に加算とかじゃなくて、花御子ちゃんの人気をツバキ様への信仰に加算できるかどうか、その可能性に目を向けてくださいよ!

小夜に問いかけるツバキ様が、穏やかで、そして優しげで、ああいい神様だなって思いました。小夜の望み。それは父にもツバキ様のことを知ってほしい。神様としてのツバキ様ではなく、あの日、小夜をはげまし元気づけてくれた優しいツバキさんを知ってほしい。

そのために我らがもみじが立ち上がるんですよ! 小夜の一途な思いを受けて筆をとるもみじ。そして描き上げられた絵は、小夜にしてあの日のままといわしめて……、っていや? もみじさん、記憶が改竄されちゃった……?

一種尋常でない情熱を燃やすもみじ。ああ、これが信仰か! といいたいけれど、狂信まっしぐらじゃないのかな!? いやほんと、もみじさん、いろいろ心配です!

2025年6月20日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年8月号、昨日の続きです。

『わたしにプールは狭すぎた!』

今回はしずくが泳ぎますよ! 次の土曜日、用事があるという。オープンウォータースイミングの大会! というので、小波も見学にと訪れて、しずくの泳ぎを見守るのですね。

競技スタートを告げるエアフォーンに、毎度毎度驚かされる小波がかわいかったですね! 大きな、自然を舞台に繰り広げられる競技だから、これくらいうるさいやつじゃないと合図が届かないのかもしれませんね。

そしてしずくの水着ですよ。おお、競技に全振りだ。長い髪もキャップの中にまとめて、でもこれ気合いなんだ。誰かにやってもらったんかな? その気合いでもって詰め込んでるところ、ちょっと見てみたいですね。

さて、しずくの泳ぎですよ。自然の海、泳者が受ける波の状況もどんどん変わっていく。その変化に対応して泳ぐのもまたOWSに求められる能力という、そうした説明を体現するように力強く泳ぐしずくよ! しかし終盤しずくは伸びず、先頭に引き離されていく! スタミナ切れか!?

と思ったら、長く泳いでいたくてペース落としたっていうんですか!

順位を求めていないしずく。そういうスタイルがあったっていい! っていうんだけど、小波はあくまで勝ちたい。ということで、しずく、小波にあわせてスタイルやらポリシーやら、変えていくことになりそうですね。

『セーラー服と関西弁』

薫とまつりの出会った頃。学校で孤立していた薫と、放課後、仲を深めていくまつり。けれどそれは、これまでの友人との別れを意味していたというのですから、人間関係ってやつは剣呑です。

嫌われものの薫と親しくしてるというだけで、一緒くたに無視されるまつりですよ。しかもこれからも仲よくしてほしいと入れんでもいい詫びを入れたら、万引きしてこいという。ああもう悪い連中だ! でも薫が腹をたてるのは、そうした悪い連中ではなく、そんな連中に無理して媚びを売るまつりの態度。それがキショいと一喝して、これをきっかけにまつり、無理することをやめたっていうんですね。

ミナミで育ったふたりが箕面にまで通うことになった理由。地元にいられなくなったわけでもあるのかと冷や冷やしましたが、そういうことはなくて安心しました。そしてまつりと薫の仲。その所以がわかったこと、それもまたよかったです。

『夢路あかりと魔法の本』

志帆が見たという幽霊を探そうというメイに小鈴。そのとき幽霊と勘違いされた当人はといえば、武器を所持するふたりを怖れ、とりわけやる気溢れる小鈴が怖い。なんとしてでも見つかるまいと、必死で逃げ隠れしているのですが、そんな小鈴の前に姿をあらわすことになった幽霊さん。

その理由というのが、やさしさに溢れて、とてもよかったんですね。

ずっと小鈴が連れていたぬいぐるみ、クマ蔵。それを失くしてしまった! どこにやったんだろう!? 建物の中に置き忘れた? 必死の思いで探すのですが、それがなかなか見つからず、お姉ちゃんにもらった思い出が! お姉ちゃんとの絆がなくなることにショックを受ける小鈴のいじらしさよ! その痛ましい小鈴の姿は幽霊をも打ったのですね。誰かのために自分も動きたいと、姿を熊の等身大人形に隠し、小鈴にクマ蔵を届けたのです。

喜ぶ小鈴! よかったね! と、この勇気がためにメイに発見されてしまった幽霊さん。いやさストーカーの妃依。ああ、旅の仲間が増えましたね。これからは妃依も不安なく、志帆たちと一緒に行動できそうですね。

2025年6月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年8月号、昨日の続きです。

『子供部屋ドラゴン』

またもやってきた転入生。先週はぎゃお。そして今日は、かのドラゴンスレイヤー、伊勢原たま!

レギュラーになるんだろうなとは思っていましたが、当たり前みたいに転入してきて、当たり前みたいにひまりに招かれて、当たり前みたいにぎゃおの部屋に通されて、立入禁止の張り紙がなんの意味もない! ともあれ、未来に怯えて布団に逃避している弱腰ドラゴンに対面することになるのですね。

龍狩りがクラスメイトという事実に、さらに不登校をこじらせそうなぎゃお。なるほど、今回はたまとぎゃおの相克を描こうというのですね! と思ったら、メインはみうじゃないですか。ひまりの憧れを集めるたまに嫉妬! 当然ぎゃおには嫉妬済み。テレパシーキスの実際に踏み込んだかと思えば、それを口実に自らひまりとの仲を進展させるべく、強引に迫っていく!

ひまりさん、総受けじゃん……。

しかしみうの暴挙がぎゃおに一歩を踏み出させた! みうに対抗すべくひまりに触れるぎゃおよ! おお、おお、とてもいいですね。そう、ひまりさんは海のように広い心、深い愛を持っているので、きっとふたりを受け入れてくれますよ! ええ、いい感じですね。もっともっといくといいですよ、ふたりとも。

『魔法柴犬はなまる』

ラコリーから知らされた追加戦士の存在。あまりにあっさりした紹介に、取り乱すのが愛莉です。どんな子? 何色担当!? って、気になるのはそういう魔法少女のお約束。現実に担当色などあるのかはわからんけれど、なかったらまた愛莉は荒れるのでしょうか!?

でも、存在の告知こそはあっさりしたものでしたけれど、その登場はまさしく見せ場においてどーん! でしたね。ニャンダーズはカルミアが用意した、はなまる対策。防御力極振り★ガッチガチくん! おて、おかわりの連続にも耐え、さらには新必殺技はなまる★リボンサークルの爆発にも耐えてみせた頼れるやつ! はなまるのピンチに黙っておれず庇った愛莉が捕われて、大変だ! 愛莉がヘンタイに引き渡されちゃう!?

この状況に颯爽と現れたのが、我らが追加戦士、パグコヴィクトリー! うわーっ、めちゃくちゃかわいいじゃん! でも残念、白黒ページだから担当カラーがわかりません! これらは続く次回にて明らかにされるのかもしれませんね。

しかし、パグコ、かわいいなあ。最高です。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

マツバの登場で母星への帰還が秒読み? でもリリーはなんら焦ることなく、むしろマツバをたらしこみ、この星、ひいてはイオリの家に居座ろうと策を練っているようなのです。

その策とはいかなるものか。イオリにも秘密にしているリリーですが、そこは話して協力を仰ぐ状況ではないのかい? いや、リリーの帰還を願ってるイオリに話すのはむしろ悪手なのか。わからんけれど、状況はより渾沌としたものに。帰宅したイオリを待つのは、脳を百合に支配された母と、そして思い人ルナですよ。

ルナ、イオリママに呼ばれたんだそうですよ。でもって一緒にケーキを作る。衣装はイオリママが用意したメイド服。もうママさん興奮しちゃって大変! と思ったら、苺をあーんされたマツバがすっかり心奪われてママさんの指をちゅう!? ほんとカオスは深まりゆくのです。

この状況、かつては厳しかったあの母が、なぜこんな百合中毒者になってしまったというのか。もしやリリーの洗脳!? 疑うイオリに、本人の資質と答えるリリーですよ。そうか、お母様、もともとこうした傾向をお持ちだったのですか。ずっとイライラしていたママさんよりも、こうしてイオリを愛して甘やかして、その気持ちを素直に伝えるママさんのほうが、イオリも、お母さん本人もしあわせに見えて、ほんとこれはいい変化でしたね。

そしてイオリとルナの関係も、不器用ながら深まりゆく? さらにはマツバがケーキに、イオリママに心捕われ、故郷の星を裏切ろうとしている!? ああ、ここにリリーの策が成就しようとしているのですね。まさかのマツバ攻略。イオリは抵抗見せてますけど、もっと、もっといくといいですよ!

2025年6月18日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年8月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。いや、『Regene Play Rabbits』といったほうがいいのですか? 梅雨の晴れ間。荒廃した街のなか、破れ傘をたたむチノの見せるほっとさせるような笑顔が印象的な表紙です。その向こうに、おすましシャロの姿があって、さらに向こうには元気いっぱいのマヤがてるてる坊主を手にしています。念願の晴れ。こちらの世界も梅雨ですが、いつか気持ちよく晴れ渡る、そんな日がくるの、待ち遠しいですね。

今月は新規ゲストが2本です。

『桃色カンパネラ』

フラスタ教の敬虔な信徒である天浦あろえは、将来シスターになることを夢見る優等生。しかしてその実態は、桃色な妄想に脳内を支配されているのであった。

そんな彼女の大失敗。サキュバスである友人の堂咲ユキハの能力、催淫によって引き出された自身の性的妄想に頭を芯まで焼かれてしまい、催淫を解除されるも脳内どピンクのままお昼のお祈り放送に着手。雑念をはらおうとするその考えが、余計に雑念にあろえを近づかせてしまったか! あらぬことを口走ってしまった。

全校放送にて響き渡る桃色文言。当然そのまま捨て置かれるわけもなく、これを引き起こしたきっかけのひとつであるユキハ、そして同じく友人の水ノみこと一緒に、更生室と呼称される修道院送りになってしまうのでした!

というんですが、ユキハとみこ、ふたりの罪はあろえの此度の問題がらみではなく、もともとの不品行が原因か! ともあれこれから始まる更生の旅。この子たちの反省、いかなるものになりますか。いや、なんか反省しない気がするんですよね。

『しすたーずいんろー』

名家、三条家の長女、苺乃に義姉ができました! 兄の許婚。おっとりとして落ちついたその女性は、なんと自分よりふたつ下の高校一年生。いきなりできた年下の義姉に戸惑う苺乃だけれど、なんとか外面で乗り切ろう。

その意気込みも、まるで片づけのゆきとどかない自室でのぐーたら生活を義姉のシヅに目撃され、年上の威厳ごと吹き飛んでしまってさあ大変。しかも猫を被っていたことを見抜かれた苺乃。義妹は堅苦しい人物ではなかったからと侮られたか、シヅも素の性格を出してきて……、というのですが、シヅ、猫被りをやめても結構ちゃんとした人、さらにはかなりのいい子ですよね?

堅苦しい名家での、猫被りをやめたふたりの素のやりとり。本音と本音がぶつかって! といいたいけれど、わりとふたりとも素直ないい子だから、ケンカになるよりも相手のこと好きになるほうがはやそう! そんな女の子ふたりの関係。しょせん政略結婚というシヅの脳裏に浮かぶ憧れの君。それが苺乃の兄なのか、あるいは幼ない日の苺乃なのかで話が変わる。

ああ、兄よりも義妹に恋する乙女になったりするとでもいうのですか!?

『SAN値直葬!闇バイト』

輝くトラペゾヘドロン、ろくな客がこない! こないだきたのは強盗でした。防犯意識を高めるスタッフたち。というのはいいとして、正規の客もとんでもない! 牛頭人身の怪物の来店に強盗だと捕縛を試みれば、VIP扱い!? のお客様だし。でも、このミノタウロス。お客なのはいいとして、好物の少年少女を御所望!? あかん、あかんすぎる! この店ではどうか知らんが、人類としてはあかりの対処が正解だったよ。

続くお客はゾンビの集団。なにかと思えば、スパをご要望? 相手の出方を待つよりも、初見で捕縛、魔法で撃退に動くあかりにこよもいけないと思うのですが、やっぱり客層が悪すぎるよ。このあたり、バイトに任せるんじゃなく、店長自身が判断しないと、店にとっても人類にとっても、リスクが高すぎるってもんです。

冒頭で、強盗被害を警察に通報したらと進言したあかりを、即否定した店長。警察に探られたくないというのだけど、警察もこの店のもろもろに関わるの困るよなあ。そもそも力になれると思えない。とかゆうてたら、なんと巡回中の警察が! なごみにかれんが対処するも、ふたりの様子に不審なものを感じた警察。うん、ちゃんとしてる。その判断、正しい! ふたりからいろいろ聞き出そうとしたところを、アメンパイン店長の魔法により昏倒。

いやもう、およそまともな店ではありません。と、同時に、この店に馴染んでしまってるあかりたちも、やはりまともではないんでしょうね。

2025年6月17日火曜日

マリオカート ワールド

 運よく当たったNintendo Switch 2。いや、当たったのは購入する権利だけで、もちろん支払いは発生しているわけですが。選んだのはマリオカートワールドセット。というわけで、マリオカート、遊んでおりますよ。私にとってはこれがはじめてのマリオカート。といいたいけれど、実は違う。かつて購入したWii Uがマリオカート8セット。そして、これは今回はじめて気づいたのですが、3DSのアンバサダープログラムに『マリオカートアドバンス』が! いや、ほんと知らなかった。それくらい縁のなかったマリオカート。手元にあるのにまるで遊んでこなかったマリオカート。そいつに今はじめてといっていいくらい真面目に向きあっています。

とりあえず遊んでみたのはタイムアタック。いや、速さを競いあいたいわけじゃない。目的は、併走するカートがいない状態で普通にコースを走ってみること。マリオカートがライバル車からアイテムで妨害される仕様ということくらい知っています。なので心置きなく、自分のペースで走れる環境を選んだのですね。

キャラクターの選択をしないといけませんね。前評判ではウシが大人気というのも知っています。でも自分はウシにはあまり心ひかれず、どれにしよっかなあ、マリオとかルイージ、デイジーってのもなんか違うなあ、と一通りキャラクターを見て、あ、これだ! というのを見つけました。

ゆきだるまです!

こいつが一番かわいい。キャラクターの次はマシンを決めます。これはもう即決でしたね。

原付!

カラフルスクーターしかないって思いましたよ。もう完璧な組みあわせといえる。

これでまずはゆったりのんびりコースを周回して、ものすごい安全運転。それだけでもなんか楽しいので、ゲームとしてはたいしたものだな! 感心しきりでした。

ゲームの基本操作さえわからない状態でのスタート。ネットで調べてなんとかしたという低調な出だしでしたが、遊んでいれば慣れてきますね。アズレンの知りあいにドリフトとミニダッシュのやりかた教えてもらったりして、ただ道なりに走ってる状態から脱出。ゲーム中の説明でスタートダッシュやらいろいろテクニックを覚えて、まずはグランプリ50ccにデビュー。なんとか全カップを星みっつで制覇することがかなったのでした。

いやあ、なんとでもなるもんだなあ! すっかり気をよくして100ccに進んだんだけど、いやもうなんだなかなかうまくいかないな! どうにも勝てず星みっつはこうらカップで断念。いやもう、運もあるよね。テクニックやコースどりが悪いのがいけないとはわかってるんですが、後ろからこうらが飛んできたりで引き起こされるアクシデントで1位をはばまれて、ああ、勝てない勝てない! ってなると、精神状況が悪化する。

最初はただ走ってるだけで楽しかったのにね!

なので今は勝ち負けを気にせず楽しく走る。原点に戻ろうと思っています。

2025年6月16日月曜日

Nintendo Switch 2 のひみつ展

 評判がよかったので、なにはなくとも買っておきました。Nintendo Switch 2専用ソフト『Nintendo Switch 2 のひみつ展』。話題の新ゲーム機、Nintendo Switch 2はなにができるのか。なにがどう変わったのか。それを知るにはきっと一番いいだろうソフトウェア。ゲーム画面内に作られた仮想の展示会に参加して、ゲーム機を模したパビリオン内を歩きまわる。そこではゲーム機各部の名前を知ることができ、技術について学ぶことができ、そして技術デモを体験できる。これはきっとおもしろいだろう。その予感はまさに正解でありました。

Nintendo Switchの『1-2-Switch』に当たるソフトなのだと思います。ただ『1-2-Switch』ではミニゲームがメインであり、ゲームを通して技術を知るといったスタイルだったのが、『ひみつ展』は解説が主となり、そこにミニゲームや技術デモがついてくるといった具合に変更されています。ですが、この変更がすごくよいと思いました。実装でもってなにができるかを推察するのではなく、なにができる、どう変わると具体的に解説されたのちに、その変化を実際に体験する。それはゲームであり、技術デモであるのですが、まず解説があったおかげで、そうか、こういう違いが! と納得を持って受け止められたと感じたのですね。

というか、解説がなければ60fpsと120fpsの違いなんて、見てもわからんかったと思う。実際、解説のなかにはエンドユーザーが意識しないだろうレベルのこともあったのですが、でも知ることでSwitchから2になって変わった、よりよくなった部分を知ることができた。それを知ることで、技術の進歩に期待を、わくわくを感じた。まさに博覧会の楽しみを自宅のテレビ越しに感じることができたのです。

ただ技術の進歩にはそれだけの条件が求められたりもします。たとえばHDRはテレビが対応していない場合はSwitch 2本体のスクリーンで体験しなければなりません。120fpsもそうですね。で、4K表示、これが厳しい! 4Kモニタがなければ体験不可能! 本体のスクリーンも4Kには対応してないから、もう本当に無理。しかもかなり条件が厳しいようで、4K 60Hzに対応しているはずのPCモニタにも出力できず、残念ながら断念するほかありませんでした。

これで4Kテレビがちょっと欲しくなってしまったのですが、このデモのためだけに4Kテレビはさすがに買えないので、いつかもし買うことがあればの未来に希望を繋ぎたいと思います。

体験できなかったデモは、USBカメラを必要とする技術デモもそうですね。こういうガジェットをたくさん持ってる人とかだと充分に堪能できるんだろうなあと、そういう人から借りられんかな、とかいろいろ考えましたよ。

技術デモで残念だったのは、音声出力まわりのデモが少なかったことでした。立体サウンドのデモは、本体スピーカーを使うかイヤホンを使うかのどちらかで、残念ながらHDMI出力では体験できません。いえね、AVアンプを導入して、5.1ch環境を整えてるものですから、その能力を十全に体験してみたかった……。

Switch 2は、Switchもですけど、リニアPCM 5.1chに対応しています。『ひみつ展』ではあくまで本体の立体サウンドを体験してもらおうという趣旨だったことは理解しますが、どうせなら5.1ch環境があればそこにも出力させてほしかった。自分の環境がどれだけできるのか、実感してみたかった。

てなところがちょっと残念だったかなって感想です。

2025年6月15日日曜日

Nintendo Switch 2

 Nintendo Switch 2、買いました。基本、今プレイしているのはFit Boxing 3ばかりなので、そこまでSwitch 2は必要ではなかったのですが、Switch本体が膨らんでしまっていてですね、筐体が口開けているんですよ。プレイに支障はなかったとはいえ、いつ動かなくなるかわからない。だから買い替えられるならはやくしたかった。といった理由から抽選に応募しましたら運よく当たりました次第です。

購入したのはマリオカートワールドセットです。マリオカートにそこまで興味はないから本体のみでもよかったんですが、折角だからとマリカセットを選択。結果的にこちらを選んでよかったと思っています。

Switch 2の使用感はよくも悪くもSwitchに大きく変わりません。これは自分にとっては高評価ポイントで、UIなどは基本踏襲してくれていたほうが面倒がなくて助かります。これはPCやスマートフォンにおいても同様ですね。一新とか勘弁してほしい。

データの移行については、いわれるままにやるだけで完了。楽なものですが、移行する前にドックをテレビに繋いでしまってまして、まさかドックから抜いて携帯モードにせよ、さらにその上、ACアダプターに繋げとか、まったくもって予想外。アクセスポイントの情報入力するのが面倒だから、有線で繋いだ状態で移行作業して設定はSwitchから引き継ぎたかったのになあ。

テレビの横、以前Switchドックを置いていた場所に2のドック他一式を設置してしまっていたので、置き換えたSwitchのACアダプターを2に流用したんですが、移行元もアダプターに繋げといわれてしまった。面倒なのでiPadの充電キットを持ってきたら電力が足りない。しかたがないので、せっかく設置したアダプターを抜いて持ってくるしかありませんでした。

セーブデータの移行は無線通信で、保存しているスクリーンショット等のデータはmicroSDの差し替えで行います。もしSwitchにmicroSD刺してない場合は、全部無線で送ることになるんかな? その場合どんだけかかるんだろう。microSDでもそれなりの時間かかったのに、大変なことになりそうです。

データの移行が終わったらゲームソフトのダウンロードです。Switchで遊んだゲームの並びもそのまま引き継げるのは面倒がなくていいですね。ただ、ここがすごく時間がかかる。自分がダウンロード版ばかり買っていることもあるのでしょうが、数時間かかりました。すぐに遊びたい人は、ここで待たされて焦れることになりそうです。

マリオカートワールドはニンテンドーeショップに繋ぐだけで、本体に購入情報みたいなのが入ってるみたいですね、ダウンロード可能になりました。もちろんここからダウンロード待ち。すぐには遊べませんよ?

Switch 2の設定で、本体の充電を90%までにするというのがあると聞いていたんですよ。これ、さっそく設定しましたよね。旧機の本体がふくらんだのは、常時接続状態で100%充電を続けていたことも手伝ってるのだと思う。だから、少しでも長持ちするようにと、願掛けみたいなものですね。

さて、翌日のことですが、Switch 2を使ってみた感想ですよ!

Joy-Conのスティックが勝手に入力されないのってすばらしいなあ! それに、L, Rボタンも普通に反応してくれる! 快適!

ええ、旧機のJoy-Con、左右ともドリフトするわL, Rボタンが反応しにくいわと、かなり困った状態だったんです。Joy-Con 2はこのへんが改善されてるといいですね。

2025年6月14日土曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年6月13日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年6月12日木曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、昨日の続きです。

My Private D☆V

『セーラー服と関西弁』のライムマンです。

D☆Vポイントは、「ただの水鉄砲なのにめっちゃカッコつけて撃つ女の子、いいと思います」。

そしてイラストは、どこかで見た日渡まつり!

パツキン美女の日渡が、拳銃を両手でホールドしてエイミング! なにを狙い撃というというのか! という局面で、飛び出すのはぴゅっと平和な一筋の水。そう、水鉄砲なんですね。

なのにしてやったりといわんばかりのその表情。キラキラなんぞ飛ばしちゃって、こうしたところ、まさしくまつりの真骨頂。いかにも薫のツッコミ待ちといったところなんですね。

夏、これからの季節、水辺での遊びが本格化します。となればまつりの見せ場、このポーズでキメるチャンスも増えていくことでしょう。ええ、本編に先立ち水着を披露。パツキン美女のD☆V、見事に炸裂でした。

2025年6月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

けいが最近なにかに打ち込んでいる。体操服のよれよれ具合から察したお母さんが、おこづかいくれるというんです。ああ、いいお母さん! でも娘は強欲にもあと2万を要求して、いったいなにごと!? ああ、そうか、シューズ! バスケシューズは高い! 一度は難色示されたものの理由を話したら、ちゃんとお金くれるんです。ほんと、いいお母さんではありませんか。

つばさと一緒にスポーツ店を訪れたけい。あまりの眩しさに場違いと感じてしまうのだけど、そんな時にかぎってつばさがいない! なぜ? どこに消えた? ひとり店内をうろつくけいは、あまりに多い選択肢を前に途方に暮れて、ああ、こういう時こそつばさの出番なのに! と思ったら、なんと突然現れた桜井さんが、王寺かおるがアドバイスしてくれたのですね。

ふたりから選択を迫られるけい。答を出せずに困っているけいを助けるのは、もちろん我らがつばさ。なんと、トイレいってましたか。一言いってからおゆきなさいな。ともあれ、けいのためにはこれがいい。つばさの選択を受け入れるけい。というのも、自分が気になってたシューズだから! というこの感性の寄り添う様よ! ああ、ふたりはやっぱり結ばれる運命なのですね。

新しいバッシュに気分も一新、やる気もみなぎるけいです。これを機会にシューズに負けない活躍できる選手へと成長していけるといいですね。

『ばくちぬぎ!』

賭博部の夏合宿。一夜明けると事件が発生!? 床にて眠る全裸の紅音部長ですよ。いったいなにごと!? あわてて布をかけるミクルですが、妹幻からは不審の目で見られて、ああ、お姉ちゃんならぬお兄ちゃん、大変なことになりましたね!

合宿は鳥羽紅音の所有する島。関係者以外は立ち入ることができない。ということは、賭博部内部の犯行!? ここからはじまる犯人探しなんですが、氷央、牧野が互いに向ける疑いの目! いや、まあ、やりそうではありますよね。

反対に、絶対この人だけはないと絶大な信頼を得ているのが美天ちゃん。ああ、これこそが普段の振る舞い? あるいは人徳というやつなのですね。

真実はひとつ。心当たりのある人物がいるんです。それはミクル! 夢だと思っていた脱衣ギャンブル。それが本当のことだったかもしれない。そして真実は目を覚ました紅音の口から語られて、やはり犯人はミクル! でもやはり人徳? 普段の振る舞い? 自業自得と責められる部長です。いやもう、自分から売ったケンカですもんね。やっぱり自業自得です。

というか、紅音さん、ミクルを女性と信じてるからでしょうけど、裸大盤振る舞いですね。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

魔王乃々の前に新たな配下が登場です! かわいいちびっ子狼! ルールを守らない子は許さない! 怒ってしまうと狼の姿になってしまうんだそうですが、乃々がいうにはマスコット。がおーって鳴き声もまたかわいいですよね。

普段の姿はクールな女の子なんです。その名もイラ。立派な悪魔で、怒ると狼の姿になって、魔力で相手を子供の姿に変えてしまう! ゴミの分別を怠った、電気を消すのを忘れてた、悪い子、ヴィンとアヴァがちびっ子に変えられてしまって、えらいことかわいい! ふたりのことは放っておいてとイラはいうけど、駄々っ子にされてしまうんでしょう? ってことは、余計に手がかかってしまうのではなくって!? だって、大人でもあんなに手のかかる人たちだったんですよ!

おしおきされるのはリュグも一緒です。ちびっ子ヴィンにアヴァにめろめろリュグさん。余裕を見せられたのはここまでで、牛乳の補充をしなかった罪でイラの罰を受ける!

やっぱりちびっ子。いたいけな瞳が魔王乃々に懐く!

いやもう、これ、おしおきになっているんでしょうか?

というか、同格の悪魔にも発揮されるだなんて、イラの能力はかなり高性能なのですか!? このままじゃ魔王城が乃々先生の幼稚園になってしまいます。

2025年6月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、昨日の続きです。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

丸秘恋愛研究部なる謎の部に関わりを持った千鶴。部長に今のお相手、山田さんのこと相談してみれば、それは恋だと、惚れているとお墨付きをもらえましてね、最初はホントかな? 自分の気持ちも大切にしたいな。それからシチェーションも。いろいろ考えてた千鶴が、部長にたきつけられてどんどんその気になっていくの、ああ素直なお嬢さんですよね。

ついに迎えた体育祭。決して運動が得意なわけじゃない千鶴だけど、その不足を山田が補ってくれて、千鶴の恋心や、ついに限界にまで達してしまうというのだから大変です。こうなったら、恋愛部部長の仕込み、借り物競争の好きな人というお題が告白を導くだけだ! と、この局面で失恋してしまうのが我らが千鶴。

いやもう、千鶴の確信はなんだったの? 部長のお墨付きもなんだったの?

ほんと、頼りにならないアドバイザーですわ! これまでの盛り上がり、どうしたらよろしいの? いや読者的には予想通りといえるんですけど、千鶴ったらやさぐれて、人の領域超えてしまいましたよ? これを最後に恋愛部部長はお役御免になるのか。そのあたり、ちょいと気になるところ。いやもう、あそこまで頼りにならないってのは、ですよね。

『海のみちるごはん』

落ち込んだアンジュが、客が切れない夕凪亭を偵察しにやってきました。だんだんお客が減ってきた! というのですが、正々堂々、お客としてやってきて、大切にしているのはフェアネス。正面から真摯に向きあうというその姿勢。ありのまま包み隠さぬ発言も、この人のポリシー感じさせてくれて、いやあ憎めない人ですね。なんともかわいい人です。

店を観察してみて、この店にあって自分の店にはないもの、それがわからないアンジュです。疑問を素直にみちるに訊ねてみても、足りないものはないんじゃないでしょうか。ただ違うとしたら、こずえとアンジュのお客への向きあい方。目の前のひとりひとりを見て、その人のために動いているのがこずえなら、設定した客層に向けて行動していたアンジュ。そのスタイルの違いが、アンジュにまた新たなチャレンジをしようという気持ちをおこさせるのですね。

そしてこずえは、落ち込んだ人を落ち込んだまま帰らせないと、アンジュをもひとりのお客としてもてなして、ああここにアンジュ、よりいっそうのがんばりを誓うのです。

これはライバルに塩を送る結果となったのでは? でも、損得で動かないのがこずえのよさだと思う。こうして一緒にこの海を盛り上げる仲間になれた。そんな瞬間が描かれたのだと思ったのでした。

『星屑テレパス』

愛さん、何者なのか。

ユウが警戒? 宇宙人であることを秘密にする相手、新入生の愛。その子の登校の模様見るに、お母さんは普通の人。でも、なにか心配している。なにか秘密があるのでしょうか。

その秘密が語られました。今年の全国大会、愛に期待がかかる。そうしたやりとりの後、話があると呼び出された海果。愛から、自分の不思議な感覚のこと。物が歪んで見えたり、音がひずんだり。自分の存在があやふやになる? 糸の切れた凧になったような感覚になるというのですが、ロケット研究部にその糸を繋ぎとめるなにかを見つけられるのではないかと感じている。

皆に迷惑をかけるのでは、皆に受け入れられるだろうかと不安を感じるのでしょうか。そんな愛に、一緒にがんばろう。自分はもちろん、他の皆もきっと力になってくれると、はげます海果、すばらしいなあ! 感動的と思わされて、そして愛のスマートフォンに貼りつけられていたぷちミルキーウェイのリング。それがぐっと海果との距離を近づけて、めでたしめでたしだ!

そう思ったんだけど、愛が見るスマートフォン、渦を巻くように消えていくぷちミルキーウェイの宇宙人!? これどういうこと? これが愛のいっていた物が歪んで見える現象? あるいはもしや愛が海果の気持ちを引くためになにか作為を? いやそれとももっと違う意図なりがある? 一瞬、愛が海果に話したこともどこまで信じていいのかわからなくなって、でもこの子が嘘をついているとも思えない。

いやもう、謎また謎なんですね。

2025年6月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年7月号

 『まんがタイムきらら』2025年7月号、発売されました。表紙は『しあわせ鳥見んぐ』。鳥見をしているすずと翼。大きなからだ、長い首で、ぐるりとふたりを囲むようにして、魚をキャッチしているのはダイサギ。大きなサギだからダイサギ! すごく印象的な目。顔の色もすごく鮮やか。こんな鳥もいるのですね。ふたりを驚かせたサギの狩り。それはどれほどにダイナミックなのでしょうね。

今月は新規ゲストが1本です。

『初凪ヒメリウム』

祖母を亡くした南条陽姫。ただでさえ内気で自己紹介とか苦手なこの子、祖母の葬儀やいろいろで初登校が一週間遅れになったことで、絶望的な高校生活をスタートさせました。

疲れはてて帰宅したひめ。祖母が残した空の水槽を見つけて、どうしても整理することができなかった。水槽をなんとかしたいと思ったひめは、たまたま見かけたアクアリウムの店に入って、新しい世界を知ることに。オーナーの湊本に、魚、そしてアクアリウムについて教えてもらって、自分がやろうと思っていることもまたひとつのアクアリウムだったと知るのですね。

水槽は自由。水槽の中に魚たちや水草の居場所を作る。オーナーの喜びを知ったひめは、生前の祖母がかけてくれた言葉を思い出し、そして祖母の水槽の中に、自由で安らぎを得られる居場所を作りたい。気持ちを一新し、前へと進みはじめるのです。

ひめが作ろうというアクアリウムは、魚や水草の居場所にして、ひめの場所ともなるのでしょうか。そしてその自由は、いずれ水槽を飛び出し、ひめの生き、暮らすこの世界を包み込むほどの広がりを見せるのでしょうか。その躍進をこそ見てみたいと思わされました。

『しあわせ鳥見んぐ』

芸祭が終わり、片づけも終了。じゃあ打ち上げに繰り出すか! とすずがいったタイミングから、翼、鳥見を敢行ですよ。まだ日は高い。大学の裏には立派な林。鳥を見ずには帰れない。あれだけきぐるみ着て呼び込みしてたのに、先陣切って走っていく翼よ。どれだけ元気なのか。あるいは鳥への気持ちが、疲労をも回復せしめるのか!? そのどちらもなのかもしれませんね。

というのも、疲れはてていた岬がです。オオタカの声を耳にしたら、一気に回復、走り出すというのですからね! でも、続くダミ声に取り戻したはずの元気が削がれる。そうか、カケスなのか。他の鳥や機械音、人の声まで真似るっていうんですが、鳥のこうした能力、すごいですよね。

皆が目にしたカケス。ドングリを集めては、土に埋めて貯蔵しておく。先を見越した活動に、すずに岬、それぞれのスタイルが比較されるのが面白い。そしてカケスの行動が森を育てるように、岬のこれまでの活動がいよいよ実を結ばんとする!?

写真集出版の打診を受けて、まだ実現するかはわからないものの、この報に沸き立つすずたちですよ。岬がひとり冷静なんですけどね、でも気持ちの引き締まるものを感じている。こうした変化、進展、実にわくわくさせられます。実現したらいいですね。これはやはり大きな成果だと思うんですよ。

『スロウスタート』

びっくりしました。だって、ずっと、楽しいクリスマスパーティの話だと思っていたのですから。それはきっと花名たちも一緒でしょう。誰ひとり、こんなことになるだなんて思いもしなかった。ところが、この楽しいはずの今日の日に悲しい報せを受けた子がいた。まさに家を出ようというそのときに、帰宅した父から転勤を知らされた果実です。高校卒業まではなかったはずの転勤が、父の気まぐれ? 親切心? がために、急遽この年明けに現実のものになるという。

そんな大事なこと、家族の誰にも相談せずに決める!? というのも驚きだったんですが、これひとつのモラハラでは? だって生活をともにする家族の了解も得ない。その事情にも配慮しない。すなわちひとつの人格として尊重していないってことでしょう。

結局父は、娘からの涙、妻からの非難で報いられることとなり、でもほんと、これ、どう決着するのでしょう。

涙に暮れる果実を迎えて困惑する花名たち。この子たちが果実にしてあげられることはあるのだろうか。そして果実のこれからを明るいものに変える兆しなど見つけることができるのだろうか。

というか、花名の暮らすアパートに果実を迎えるというのはあきませんの? あるいは、お父さん、娘のためですから、単身赴任なさいませ。

2025年6月8日日曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第66話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

オカルトサークルの活動に参加した榎本。まさかの気になる男子に遭遇して、そのままオカルトサークルに入会! その日の夜のこと。河童釣りお疲れ様の打ち上げに皆で繰り出すは中村たちのバイト先。当然そこには後藤氏も働いているのですが、仕事で中村を監視し続けられないからと、同志秋山に火の粉をはらうよう接触。その距離感よ! おお、おおいに共感しあうふたり。まさしくヤキモキ仲間でありました。

さて、本編はですよ、榎本の恋心です。誰とでも打ち解ける中村は、やっぱり岡崎とも仲よくなって、すでにオカちゃん呼びになってます! そんな岡崎に、キジムナーみたいといってもらえた中村。かわいい子供の妖怪。オナラが嫌い。中村には不評でしたが、榎本はキジムナーがうらやましい! っていうのも、榎本を妖怪に例えれば雪女。クールで近寄りがたい美人。それにはサークルの皆も同感なのですが、自分は近寄りがたいと思われているのかと、ひとりショックな榎本です。

でも、今回の榎本さんすごいよね。岡崎にぐいぐいいく! 中村の恋心を争う秋山後藤組が中村に干渉しようものなら、負けじと岡崎に世話焼いていく榎本。こんな榎本見たことない! って、そう思う私も、やっぱりこの人のこと、クールなタイプと決めつけて見ていたんでしょうね。

榎本と岡崎、その後親密に話す機会を持つのですが、この様子見てもふたりとてもいい雰囲気だと思う。岡崎にいろいろな私を知ってもらいたい。そう思っている榎本の気持ちが切なくて、それだけ本気なんだろうなあ。今はまだ知りあったばかり。榎本も岡崎を知り、そして自分を知ってもらう、そんな機会をこれからも持って、より一層に深く互いを理解できるようになっていったらきっといいなと思わされる時間でした。

そして岡崎は、酔っぱらいのおっちゃんを介抱しつつよその飲み会に紛れ込んで、すっかり打ち解けてしまう! 天狗を見た、のっぺらぼうを見たなんて話を聞き出して、サークルの皆に報告! そのあまりに仲よくなってる姿に、皆唖然! これまでにないタイプの人なんでしょうね。

でも、こういう感じの人、見たことある気がします。というのは、中村カリン。明るくて、誰とでも打ち解ける人。そしてこういうカリンを友達にしている榎本。ああ、榎本は中村や岡崎のような、人懐こいタイプと相性いいのかもしれませんね。なんてこと思ったエピソードでした。

2025年6月7日土曜日

『まんがタイム』2025年7月号

 『まんがタイム』2025年7月号、昨日の続きです。

『跳べないウサギと神の島』

メトリと出会ったことで、多くのことを知るにいたったレオ。対しリンコはというと、メトリが見えないものの、その声は聞こえる。声を言葉と認識せぬままに、なぜかそうしなければならないと思ってしまうようなのですね。

違和感を感じているリンコに、どうかメトリから説明してほしい。レオがお願いするんです。でもメトリから働きかけることはできない。そのかわりにと、にんじんジュースをレオからリンコに呑ませることで、メトリを認識させることになった。しかしなんでにんじんジュース? と思ったら、そうか、兎のからみでにんじんか! しかも、リンコ、にんじんで酔っぱらうのな!? なんともカオスな状況になってしまっております。

メトリから語られるこの島に起きていること。リンコが破壊した形代。その結果、不跳兎神として封じられていたリサコが新たな形代を得て自由を手にいれることになった! リサコは今もなお不跳兎神の祠を破壊し続けている。その目的は島の境界を破るため。

メトリがいうには、無意味な行動。その行動を制止すべく、レオとリンコにリサコを探させることとなり、そしてリンコにはリサコに話したいことがある。ああ、これは佳境に向かおうとするのでしょうか。なかなかに差し迫った状況になりつつありますよ。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

恋人のナズナに会うために、東京から三重に戻った太郎。ふたりともに期待と緊張に胸ふくらませて、というのもこれがつきあってからの初デート! 告白即遠距離恋愛開始で、この日を3ヶ月も待つはめになってしまっていたのですね。

ふたりともに、この日をさらなる進展のチャンスと思っているんですね。ちょっとのことで一喜一憂し、いつもの自分よりもずっとハイテンション。告白した公園をふたりで歩き、ナズナのお弁当をふたりで囲む。

これだけ好きあっているふたりです。たとえ遠距離恋愛であろうとも、トラブルになるような障害などあるまいと、思ったところで太郎に着信。上司の川島が救急車に!

せっかくの一日が、一本の電話でがらりと違ってしまった。気になる女性上司。都会での太郎はどのような毎日を送っているのか。なんでもないはずのことが、こんなにも重くのしかかって、ああふたりの関係はどうなる。なんとも心配になる、そんな瞬間だったのですね。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ついに発足したルナ同好会。看板もできて、それがまあすごくいい出来! さらには、素直がうっかり発した姉仕込みの挨拶、おつきみ様が同好会の公式あいさつとなってと、どんどんいろいろがかたちになっていくのですね。

そしてはじまる突発天体観測。それぞれがちゃっちゃと準備に奔走して、天体望遠鏡を用意。屋上使用の許可もとって、セッティングに解説もばっちりときましたよ。ええ、あんだけメンバーが揃うまで悶着あったわけですが、こうして一度気を許せばすっかり頼れる仲間なんですね。

こうしてはじまる部活動。しかし、素直ひとりがからまわって、というのも自分だけ役にたててない! でもそれは思い込みだって、この同好会は素直が作ったんだって。ひかりの言葉に涙ぐむ素直。こうして距離も縮まって、そしてそれがクラスに波乱をもたらして!?

いやいや、でもまあ、仲よくなるのはよいことですよ! ルナ同好会の4人、これからももっと親密になっていくといい。そう思います。

2025年6月6日金曜日

『まんがタイム』2025年7月号

 『まんがタイム』2025年7月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。カゴいっぱいの夏野菜。収穫したてでしょうか。きゅうりを一本、そのまま丸で食べている部長代理。ああ、夏の風情であります。『跳べないウサギと神の島』リンコはトウモロコシを食べていますね。『転生アイドルはご主人様にゴロゴロ鳴きたい』は枝豆でしょうか。夏は枝豆がおいしい。ええ、まさしく夏の風情であります。

今月は新規ゲストが1本です。

『オフィスにラブコメはいりません!』

新入社員、苗木わかばが入社した会社は、どこかがおかしい。オフィスのあちこちで誰かしらがイチャついている。さらにはアクシデントに遭遇しそうになると、わかばを支え助けるべく男どもがスタンバイ。いったいなにごと? 差し入れの缶コーヒーには連絡先のメモがつけられて、いやもうここ、いろいろ問題ありありでは!?

さすがにおかしいと思いはじめたわかばを、隣席の千堂なる青年が呼び出した。いったいなにごと!? 告白かと警戒するわかばに、ここは普通の世界ではないと伝える千堂。会社の看板も、マンガでわかるオフィスラブコメ大百科なる珍妙なものに変化しており、すなわちここはラブコメ漫画の世界! あちらこちらで恋の花が咲くのもおかしくないというのですね。

この世界にきて7年になるという千堂。いつかもとの世界に帰らんと、必死でこの世界のありかたに抵抗し続けるも、昼からオフィスでべろべろの酒井洋子部長に言い寄られる毎日!? ラブコメだったらありそうだけど、実際に見るとコンプライアンス的に問題ありありな情景を前に、わかば、千堂に回避のチャンスを与え、ともに一息ついたのですね。

この異常な世界に暮らすことになったわかば。千堂とともに、ふたたびもとの世界に帰ることはできるのか!? しかし、千堂さん、ここが『花音』の世界でなくて、まだよかったかもしれませんね。眺めるぶんには、私はウェルカムですが。

『まほろば小町ハルヒノさん』

ちあき、ハルヒノの家にお呼ばれなのですね。いろいろ制約があるのは、それが人の世界ではないから? ともあれ、いまだ謎多きハルヒノさんの秘密を知る機会? ちあきを待ち受ける謎の人、ハルヒノの妹分、ホロに連れられて到着したハルヒノの住む家は、意外や普通の住宅で、こうしたところ、時代時代にあわせて変化していってるのですね。

しかし、ホロちゃん、えらいことかわいらしい。今どきの子って感じ? とはいえ、数百年だか生きているんでしょう? いや、軽く千三百年とかいってるな。

神鹿試験で競うライバルでもあるのですか。こうして普通に過ごしてるところ見るに、そうした競争相手といった感じはしない。むしろ仲よく和気あいあいと、のどかに暮らしている。ホロ以外の弟分も妹分もそんな感じで、ハルヒノとちあきの関係に興味津々。ほんと仲がいいのですね。

でも気になるところも何点か。ちあきが見る記憶に残らないヘンな夢のこと。どうもホロが知っている? そしてタケミタヅチの言葉を受け、ハルヒノにはもう時間がないと口にするホロ。ホロが神鹿となった場合、ハルヒノはどうなるのか。いろいろ気になるエピソードでした。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

ヒメコ、成績いいのか! いや、ごめん、てっきり勉強はあんまりなタイプかと……。とか思ってたら、対しておとは大ピンチ。このままだと補習と告げられ涙ぐみ始末ですよ。

見た目は優等生なのになあ。ヒメコも意外そうだったのですが、授業態度を見てたらちょっとその理由もわかる。だって、真面目に授業受けてそうなのは見た目だけ。机を持ち上げたりハンドグリップ握ったり、とにかくずっと地道に筋トレしてる。影が薄いのでバレたことないというおとですが、だからといって成績悪いのはよろしくないよね? このままじゃ留年するよって、ヒメコから釘刺されるんですね。

ヒメコとおとが一緒にいるところを友達に目撃されてしまいました! で、カツアゲを心配されるヒメコ、それでよろしいの? おとが冷静に、赤点回避のために勉強教えてくれるよう頼んでたと説明してくれたので、ここはなにごともなく収まって、というかこの4人での勉強会。ヒメコだけじゃなく、あの明るい子もめちゃくちゃ成績いいのか! ほんと申し訳ない。偏見にまみれた目で見ておりました。

いつもは筋トレでヒメコを締め上げているおとが、懇切丁寧に勉強教えるヒメコの姿に憧れを覚えて、ああ、とてもいい雰囲気! 小テストも切り抜けられたようですよ。テスト中に思い出されるヒメコとの時間。ええ、すばらしい。このまま気持ち、感情の深まるままにまかせるのであります。

2025年6月5日木曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、昨日の続きです。

『座敷童子あんこ』

今回は2本セットで決着する短編集とでもいうべき回ですね。その作りゆえにテンポよく進行していく。それが実に気持ちよいのです。さて、いつも以上にシンプルなおもしろさ。いきなりあかなめが紹介されたり、っていうんですが、この家にいるの? あのパパさんがいるのに!? 命知らずな妖怪どもですよ!

今回は雪女も登場。もうそれだけでうれしいのですが、外ではきれいにしてるこの人が、自宅ではわりと地味めになってる、そのギャップがもうすばらしい。で、尻を伸ばしたいの? わざわざそこを選択したの!? でも実用一辺倒で考える、そういうところにこの人の人となりが見えてくるんだと思います。実利主義なんですね。

こういうテンポのいい見せ方。好きなので、ちょくちょくあるとうれしいです。あんこだけでなく、他の漫画でも待ってます。

『歌詠みもみじ』

眠れないもみじちゃん。なぜかというと、試供品のエナドリ、一気飲みしてしまったから。もみじはお子様だから気をつけろっていわれて、ムキになって飲み干しちゃったんですね。そのムキになるとこがお子様なんだよな。というのは、その時期を過ぎ去ってはじめてわかるものなのかもしれません。

夜中、家のなか歩きまわってみれば、母の夜食の秘密を知ることに。さらには父の夜間頻尿も。一緒に暮らしてるとはいえ、家族のこと、意外とわかっていないものなんですね。さらに母に誘われて出かけた夜中の散歩。コンビニで知るクラスメイトの秘密! あわてて去ったら、別のコンビニで千恵の買い食いの秘密を知る!

この千恵との出会いが、もみじ不眠の問題を解決するきっかけとなる。詩穂先生の授業の録画を見せられて、速攻眠りに落ちるもみじです。って、いきなりコンビニで寝るのか! ほんと、君は子供か! ママさんがおぶって帰ることになって、ようやく帰りついたと思ったら、パパさんとマックのまさかの連携で閉め出されてしまってさあ大変!

ほんと、千恵がいてくれてよかった。今回は千恵子がMVPです。

2025年6月4日水曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、昨日の続きです。

『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』

街行く人たちの様々なファッションに気持ちを浮き立たせているスミレ。自分が奇抜な格好したいわけじゃないけれど、奇異の目で見られることもなく、こうして自由に自分らしさを追求できる都会の楽さをかみしめているのですね。

と、そこに現れたのが我らがうずちゃん。個性的な服? と思ったら、ポケットというポケット、さらにはフードにまで、いろいろ詰め込んで大変そうなんですね。こうなったら放っておけないのがスミレ。うずちゃんを追うのですが、そうしたら荷物を路上にぶちまけて、飲み物買ってる! もう本当に目が離せない子なのです。

うずちゃんにエコバッグを提供したスミレ。一緒に帰るその道々での会話で、うずちゃんの自然体をあらためて実感するスミレ。自然体、自由なのはいいんだけど、危なっかしいのは考えもの。そしてこうした会話のその先に、いつぞや出会ったエレガントなおじさまの話題になるのです。

うずちゃんは知っている。それは担任の大待先生。でも知人とはどうしてもいえなかったうずちゃんの思いやいかに。自分でもわからぬ自分の心の動き。そこにどんな理由があるのか。いずれうずちゃんとともに知っていきたいですね。

『うちの秘書さま』

山田、グッジョブじゃないですか。夏休みを意義あるものにするために、はじめにハッパをかけにきた。補習回避のために勉強! はじめが自由でないと、田中さんと一緒におでかけできない! なので、一命を賭してはじめに勉強させにきたのです。

七瀬の水着というワードで、はじめのやる気を引き出した山田です。そんな邪な理由を知るよしもない七瀬は、勉強しているはじめに感動を通り越して驚愕。喜びのまま夏の海を快諾するのですが、言質をとったとばかりに録音してる山田を見て、はじめがちょっと引いてます。ほんと、すっかり山田は変質者一歩手前代表みたいになっちゃいましたよね。

これ以降も異能を発揮し続ける山田。うん、実際紙一重。そんな山田も、七瀬には軽くあしらわれて、はじめの勉強への圧力に利用されてしまうんですから、やっぱりこの漫画一番の強者は七瀬なのかもですね。

そしてラストの山田の失敗! いやもうほんと、紙一重なんだと思います。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

うわあ、怖い! マダニの話題ですよ。ワンちゃんの鼻の近くにできものがあるというので受診した飼い主さん。先生からマダニと指摘されてびっくり。よく見ると足があるのわかりますか? って、うわあ、ゾワゾワする! しかもここからさらに先生の追い討ちが! 無理やりとると頭が残っちゃう。都市部でもそこらへんに普通にいる。さらには目の周りびっしりとか、こうして文字打ってるだけでゾワゾワする! いやもう、こういうのダメなんですよ! 先生、よくそんな楽しそうにマダニ見てられますね!?

でもマダニが怖いの、あれですよ、SFTS! 結構、毎年死んでる! もう絶対草むらには近づかない! って思いましたよね。

動物の場合、薬で予防できるんですね。なんかしっくりきてない飼い主さんに、致死率高めですと説明する先生よ! ものすごい淡々と伝えるの、この先生らしいというべきなんでしょうが、ほんと飼い主さんの温度差がものすごいですよ。

でもこうして、ペットも人も安全を確保できるならそれに越したことはない。いやもう実際、怖いから自分も飲めるものなら飲みたい。キョウスケにおおいに共感するエピソードでした。

2025年6月3日火曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、昨日の続きです。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

つきあいはじめた恋人を故郷に残し、ひとり上京した白松太郎。思い返すは3ヶ月前。恋人、大山ナズナとつきあいはじめたときのこと。一世一代の告白。受け入れられた喜び。けれどその後、すぐに仕事で離れることとなり、交際0日で遠距離に!

もし高校卒業時に告白していたら、もっとはやくイチャつけていたのだろうか。後悔がたつ太郎です。卒業式のあの日、幼なじみのナズナと一緒に過ごした時間。告白しようと思いながらも、勇気が出なかった。はっきり好きといえず、気持ちを伝えようと思って書いた手紙も忘れてしまい、あとは勇気だけだ! という状況で、ナズナにも好きな相手がいる! 一歩退いてしまったのですね。

でも、もしあの時ナズナに告白していたら、ふたりはつきあえていたのだろうか? タイミングというのがありますもんね。といっていいのか悪いのか。とにかく今つきあえているという事実を大切に、ナズナとの縁をつないでいくのが大事ですよね。

『ガチ恋カウント2.9』

黄泉渕嵐への闘志に燃えるリコです。とはいえ、プロテストに合格していないリコが嵐と戦えるのはいつのことになるだろう。とか思っていたら、一触即発!? 嵐の狼藉に我慢できなくなったリコ、いきなりのドロップキックで嵐にご挨拶だーっ!

いやね、インフェルノガーデンの興行に乱入してきて、立ち上げようとする新団体に選手を引き抜こうっていうんです。ずいぶんとナメた態度。今日のマッチの勝者、虹光リズム選手にも、戦った相手にしてかつてのパートナーだったマスク・ド・メイデンにも失礼な物言い繰り返して、しかしこれが黄泉渕嵐。誰も彼女をとめられないのか!? と、そのとき、謎の存在だったリコがついに躍り出たというのですよ。

いやほんと、これまで観客の誰もが知らなかったリコ。リズムとメイデンが奪いあっているリコ。そのリコが、実力者、嵐に宣戦布告!? これは熱い! 熱いけど、どう考えても無謀! 実力が明らかに釣りあっていない。そんなリコが嵐に一矢報いることなどできるのか!?

リコが着ぐるみの仕事で経験したこと。それが生きるのかどうなのか。いや、嵐相手だものなあ! それでどうにかなるとは思えない。思えないけど、どうにかなったらものすごい。少なくとも、リコのこの覚悟が、メイデンに、芽生子に通じてくれればいいなって思います。

『かわいいユミくんとオドオド尾堂くん』

ついに尾堂がユミくんがユミちゃんだったと気づいた! というか、これまで気づいてなかったんかい! というのはユミくんもツッコむとおりなんだけど、それにしても相当ニブい尾堂です。ユミくんが男だって最初はまるで信じなかったくせに、それでユミちゃんとの接点に気づかなかったんだ。ユミちゃんにユミくんなのにねえ。

ほんと、ユミくんがあきれる気持ちもよくわかる。けど、都合のいい完璧な美少女と、都合のいい再会を果たしたわけです。妄想と思う気持ちもまあわかる。でもその現実を受け入れて、そして女の子じゃないユミちゃんでもいいじゃないか! 初恋を今ここに成就させろ、尾堂!

いやあ、いよいよおもしろくなってきました。

このこと阿比留に話したら、ちょっと冷静に分析されてしまいましたけど、そんなことは気にする必要ないんだよ、尾堂! 今の気持ちに、興奮に、高まりに、逆らわずまっすぐ全力で突き進むんだ! それをユミくんも望んでいる。私も望んでいる!

だからがんばれ尾堂。まっしぐらだ!

2025年6月2日月曜日

『まんがホーム』2025年7月号

 『まんがホーム』2025年7月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。これはお祝いの姿でしょうか。正装の孔明、月英夫妻。お茶の椀を手にする孔明に、扇を持つ月英。これは結婚とか、なにか意味のある姿なのでしょうか。『サレ妻お江戸リコカツ録』は、オランダでしょうか。『フランダースの犬』アロアを思い出させる帽子に、かわいい刺繍のはいった衣装。腕を組み踊るようなお宮と早苗、普段と違い愛らしさいっぱいですばらしいです。『ガチ恋カウント2.9』はスペインあるいは南米あたり? ギター担いで凛々しいメイデン様に、踊ってかわいいリコが対照的で素敵です。

『孔明のヨメ。』

劉備のもとに嫁がんとやってきた孫尚香。それで頭を悩ますのは劉備以下、配下の将軍たちなのですが、じゃあ孫尚香の様子はどうなのかというと、ああ、殊勝なお嬢さん! 劉備の事情も気づかった上で、政略結婚を受け入れている。あちらへもこちらへも思いをいたし、自分のことといえば、正装すなわち鎧と袍にこだわったくらい。でもこれも、正使としての礼を尽くさんとの思い。ほんと、尚香は気づかい上手の素敵なお姫さまなのですね。

でも、尚香の輿入れは劉備陣営にとっては厄介事。劉備を孫権の義弟として目下に置こうとする施策であることは皆も重々承知の上。しかも鎧姿とはどういうことか!? と、ここは誤解なんですけどね。そうした誤解は月英の助言で解かれていって、さらには尚香の人となりも充分に伝わることとなり、ああ、この婚礼、うまく運びそうですね。

そして最後に気になるイベント。尚香と劉備配下の将軍たち、模擬戦なさるの? いやもうほんと、なにがどうなるかわからない。尚香の勇猛果敢なる様、どうかお見せいただきたいところです。

『はなまるゲーセン飯』

東京でアイドルをやっていた女の子。オーディションには合格したものの、なかなか芽が出ず下積みの日々を送るうちに心がくじけてしまった。発作的に故郷宮城に帰ってきたその子、春ちゃん。実家で静養していたところ、おばあちゃんからあがいんにいこうと誘われて、一緒にメダルゲームに興ずる。

その姿は自然体そのもので、子供のころの自分を取り戻すかのようで、そして得ても特になんにもならないメダルを集める、そんな時間を楽しむのもいい。祖母の言葉に心を穏かにする春ちゃんが、おばあさんに応援されていることを知り、そしてあがいんの皆が春ちゃんの活躍を励みにしたりしてくれていることを知るのですね。

そうした地元の皆が春の支えになる。帰れる場所があるということ。気持ちを癒せるホームといえる場所があるということ。その意味。それがよく描かれた一編でした。

『跳べないウサギと神の島』

本編では結構シリアスな展開見せていますが、特別編となればやっぱりなんてことない日常描かれます。今回はツムギ回ともいえるものでしたね。ツムギの家の旅館、玉兎館は大浴場にて風呂つかるリンコやレオたちです。もちろん混浴なんてことにはならないのですが、お湯が共有、というのでツムギがカリカリしてます! ええ、男どもがリンコさまの湯にいらぬこと考えるのが許せなかったのですね。

入浴中も、いろいろ気になるレオです。でもいい子だから、のぞくとかそういうことは考えない。それがリンコには気に食わない? ほんと、無茶するお嬢さん。自ら、男どもの前に姿をさらすとは、とんでもないハレンチ行為ですよ!

しかしこのお風呂、すっかりツムギの影響下なんですね。風呂上がり、ゆったり体を休めるラウンジには漫画がいっぱい。ツムギセレクション! っていうんですが、なんで百合漫画が大量に用意されてるんですか! そんなものは、ご自身のお部屋で楽しみあそばして!? ほんと、島に百合文化を根づかせようとでもしているのでしょうか。いや、しているのかもな……。

基本、レオに敵対するツムギですが、リンコがふたたび玉兎館にきてくれるかもしれない、というのでちょっと態度を軟化させます。いやあ、いいですね。ツムギさん、大好きです。

2025年6月1日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2025年7月号、昨日の続きです。

『魔法少女は羞恥心で強くなる』

ノクタン、微量でも黒元素を摂取することで力を取り戻せるのですね。

微量に黒元素を放出しているゆずにくっついて眠ることで、じわじわと力を取り戻していったノクタン。いつもの活動してくれないから、魔法少女となって戦えない真侑は悪運回避ができず結構ピンチ。そしてついにゆず経由でノクタンからの呼び出し受けて、ついに真侑、悪運回避チャンスか! と思ったら、思わぬ展開してびっくりしましたよ。

こういうのもありなんですね。

大きくなったノクタンを見て、洋服の心配をする真侑です。チビっ子ノクタンのときの服をそのまま着てますからね、どう見ても身にあってない。近くに古着屋さんあるからいこう! からの着せ替え大会。零がまるで役にたたないのな。趣味がいいとか悪いとか以前に、なんでそんなもんあるの? レベルの着ぐるみとかおすすめしてくる。

で、真侑のセンスがいいんですね。ゆずのチョイスもノクタンよろこんでくれて、かくして今回は楽しい楽しいお着替え、お買い物回とあいなりました。

結局バトルとか発生しないで終わったわけですが、こんなに平和でいいんですか!? みたいなピソード。でも平和、たいへんよかったです。