2023年11月30日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年1月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年1月号、

『mono』

パンのレビュー動画コンテストに応募すると決めたシネフォト研究部。いかに勝つか、その方策を検討するのですが、とりあえずなにかしらノウハウがあるわけでもないから、机上の論理になってるのが難しいところ。実際、こういうので勝つのはどういう手法なんでしょうね。それがわからないからこそ、先手必勝を狙って、準備期間を圧縮、強攻策に出ようというんですが、時間いっぱい使って質をあげるのと、とにかく特急で仕上げて見てもらう時間を増やす策でいくのと、どちらがよいのかはこれからの展開、結果次第でありますね。

で、これだけ策を講じて、さらにはいろいろ皮算用もして、さあもたもたせずに出発だ! と大急ぎでパン屋に出向くんだけど、買うまではなんとかなってもその後の渋滞につかまって、全然思うように運ばないというの。

ほんと、前途多難? いきなり挫折からの路線変更を余儀なくされる流れでしょうか。この紆余曲折がうまくことを運ばせてくれたらラッキーですが、そんなにうまくいくのかなあ? ええ、ここからのじたばたに期待ですよ。

『ずんだもんTV』

夜中いっぱい動画を見てしまったずんだもん。見事ずん子にパソコンを没収されてしまって、こういう厳しいところ、お姉ちゃんって感じがしますよね。ずんだもん曰く、勉強のためなのだとのこと。動画の冒頭の挨拶をどうするか、そのための調査をしていたんだ、と即席の言い訳したものだから、今回は挨拶の考案となりました。

で、ずん子の考えた「ずんもーにん♪」。これ、実際に使われてたりするやつだったりするんでしょうか。対しずんだもんはというと、はいどーもーで登場してくる。いや、これたまにはやってもいいのでは!? あかん? もしかして自分も関西の風土にとらわれてしまってる!? だとしたらショック!

ともあれ、変な方向に向かいがちなずんだもん。普通にしてたら可愛いのにと、まさかのきりたんが褒める! からの、きりたんと一緒に普通に挨拶したのが採用? ええ、やっぱり無理して奇抜なことする必要はなかったのかも知れませんね。

そして今回開示されたのが、ずん子の創作ずんだもち。なんとまあ、そういう設定が!? これ、本人はおいしく食べられるのでしょうか。というか、辛いのが好きなんだ。でもずんだもんはそうじゃないから、見事に辛さにやられて未知の領域にトリップ、からの記憶取り戻す流れ!? いや、挨拶決定の流れになっちゃいました。あの、最後にお医者さんが一緒にだぁーってやってくれてるの、可愛くてよかったですよね。

『このままモブじゃ終われない!』

エロ担当でアシスタントに起用された佐藤ピコ。コモナのスタジオにいったら、ピコ専用のクローゼットが玄関に準備されてるというの、しかも着替えは廊下って、労働環境よろしくないな! これ、コモナが盗撮してるとかそういう流れじゃあないでしょうね?

さてピコに課せられたお仕事です。SNSでアンチをミュートする仕事。いや、これ結構重要なのでは? 人によっては、アンチのコメント、暴言にさらされることでメンタルやられたり、それで効率落ちたりするじゃないですか。それを事前に検閲して、目に触れないようにする。重要な仕事だと思います。

でも、その仕事をやるにあたって、やらずにいいことやっちゃうのがピコって人なんだなあ。他人のアカウントで承認欲求を満たそうとしちゃあいけないよ! コモナのアカウントで勝手な書き込みして、うっかりとはいえアンチに触れちゃったりなんかもしたりして、ああ、ほんと、これバレたらヤバいやつだ! からの逃亡。いずれバレるだろうに、これ、ほんとどうするんだろ。

次回はおしおき編だったりする? いや、実際おしおきレベルのやらかしだったと思います。

『うさパン焼いて悪いかよ!』

また変な人が増えた! 今回はフランス人。ただし米好き。わざわざパン屋にやってきて、陳列されてるクロワッサンをトングでつぶす迷惑女子! その目的は挨拶だっていうのですが、この店をブッ潰しにきましたとか、本当にご挨拶だな! 見事にハチと対立しちゃって、って当たり前だ! 警察呼ばれても文句いえん狼藉だよ、ほんと!

この人、プリュネ・ル・ベルナール。ワンブロック先のおにぎり屋の店主とかいってますが、実際にはアルバイト。あかんがな! 働いてるおにぎり屋にも迷惑かかるよ!? からのハチとクマ相手に利きお米対決持ち掛けて負けるとか、ほんとなにがしたいのか。しかも2番はオートミールって、問題外やん! ほんと、愉快な人が増えたものです。

しかしこのプリュネさん、おにぎり推しにもかかわらず、プレーンなおにぎりのよさがわからないんだ! からの匂いのキツいの握っちゃって、マズいと不評もらっちゃって、これプリュネ本人は食べたのかな!? で、このマズおにぎりを必死の根性で食べて、無理矢理褒めたもんだから、クマがプリュネにロックオンされちゃって、やばい、ハチに恋敵だ!

去り際のプリュネの挨拶、À très bientôt を見るに、本当にクマのこと気にいったっぽいですね。すぐにも会いたい気持ちがあらわれてる! ええ、ハチさん、素直さ全開にしないことにはピンチが加速しそうですよ。

2023年11月29日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年1月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年1月号、先日の続きです。

カントリー少女は都会をめざす!?

落ち葉のじゅうたん! 子供たちと一緒に落ち葉とたわむれる八重、なんて可愛らしいんだろう! とか思ってたら、この子たち、八重から都会教育を受けてるんだ!

八重の憧れる都会情報に触れ、自然と都会の知識がついていくふたり。個性の違う子たち、それぞれにあった教育手段をセレクトする手腕。すごいな八重さん。楽しく学べる、まさしく理想の教育環境! とはいえ、この知識がいつどんな時に役立つのだろう。そのへんちょっと不明です。

八重の律儀なところも出てましたよね。大河から教わった情報を子たちに伝授する際に、ちゃんと大河から教えてもらったんだって、大河の写真つきで教えています! この特別扱いがたたったか、みなちゃん、亜紀ちゃん、大河さん。ひとりだけ距離感できてるっていうのね、まさに八重の憧れが子たちに伝染してるってやつですよ。ほんと、ひとりなんか特別枠なんですね。

『敷金礼金ヤンキー付き』

サンライズ荘、謎の物置。いったいなにが入っているのか、聞いてみてもやんわり話を濁す大家。ああ、なにか大家の秘密があるのでは? あるいは人には見せられない、そんな代物が眠っているのでは!?

その謎にたえが挑むことになる!? と思ったら、たえ主導じゃなかったね? というか、むしろ乱暴な店子、佳の蹴りが物置にヒット! 破壊一歩寸前にまで追い込んでしまったことがきっかけで、物置を暴こうということになったのですね。

しかしあれほど大家がお怒りになったことから、この物置は大家の大事なものがしまわれてるものだと思ってたら、その秘密は先代大家、香織里の祖母のものだったと明かされる。その中身は香織里も知らない。先代との約束を今の今まで守り続けてきた香織里の律儀さ見るに、香織里の祖母思いが見てとれて、見た目と違ってといったら叱られそうですが、お婆ちゃん子だったのかな? いずれにしてもその祖母を大切に思う気持ちに、ほのぼのと気持ちの暖まるもの感じました。

そして祖母の秘密判明! なんと、カラオケルーム。年代物のテレビ、ということはレーザーカラオケ!? いや、さすがにDVDかな? いずれにしても発掘されたカラオケセット。ちゃんと住民の福祉に役立ってるようで、この様子だとお婆ちゃんも喜んでくれるのではないでしょうか。

『通勤通学クエスト』

柏木が車で竹重と松島をお家に送り迎えですよ。

この日のために、運転の練習を続けてきた柏木。あまりの緊張で、誰とも話せない。皆が盛り上がっても、まるで耳に入ってこない。この孤独感に思わず学生時分を思い出してしまう柏木なのですが、昔とはもう違うよっていうのが描かれたところ。

気を配ってくれる松島。そのがんばりを評価してくれる松島。

そのおかげで一気に気持ちが軽くなるのがね、見ていてとても清々しく感じたのでした。

そして最後に明かされる、非常に濃密な竹重一家の情報。なんと、笹川の父が竹重! あまりの情報量に圧倒される柏木ですが、これ、その後の運転に影響しなかったのかな!? ほんと、竹重父、この漫画において一番情報量の多い男かも知れません。

『オネェの恋のはじめかた』

文化祭で異様に盛り上がる学生たち。なぜかというと、燃料を投じた人がいる。つばめちゃん、桑野燕先生が金一封だなんていっちゃったせいで、いつにない盛り上がりを見せることとなってしまったのですね。

この焚きつけ、先生期待の星、時宗の存在あってのものなのでしょうか。あるいは、ただの思いつき? いずれにしても、時宗やたらと張り切っていて、いつもと変わらぬクールさ貫く翔人と好対照をなしておりますよ。

どんな劇をやるのか。どんな役を演じるのか。いろいろ聞いちゃったら、どんどん答えちゃうのがいぬとりさるの三人? それでネタバレ禁止と時宗が怒るところ。これいかにこのシナリオでもって、その仕掛けでもって楽しませたいかという時宗の気持ちがうかがえて、本当に楽しむこと、楽しませることに貪欲なんだなあと感じいりました。

こうした盛り上がりを外部から眺める教師たち。この感慨はかつての青春を懐かしむものなのか、あるいはむしろ逆に自身の老いを実感してなのか。この感想に共感し得ない笹本先生はまだ若いのかも知れませんね。あるいは若松先生が無駄に老いを感じすぎているだけ!? 若松先生への共感は、桑野先生なんかもちょっとわからない感じかも知れませんね。

2023年11月28日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年1月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年1月号、発売されました。表紙は『のけもののまち』。室内はクリスマス時期の装いにケーキも用意されていて、そして窓の外には雪が。室内から降る雪を楽しげな表情で眺めるるいであります。その背後にはるいの視線を追うかのように振り返るネルの姿。寒い時期、るいたちの軽装が対照的に暖かな室内を思い起こさせて、この季節ならではのほっとする空間を伝えてくれる。そんな表紙でありますよ。

今月は新規ゲストが2本です。

『フォロースルー』

完璧なお嬢様を装う星乃ヒメ。しかしてその実態はというと、重度のアニメオタク。今の時代、アニメ好きがバレたとしてもたいしてダメージにはならない。にもかかわらずこうして自分を偽っているのはなぜなのかというと、周囲の期待が大きすぎるがため。

なにをしても一流。子役として活躍していた過去まであって、皆からの憧れを集めまくり。でもそんなヒメに、なんでいい子ちゃんぶってるの? その本性を見透かしたような表情で話しかけてきた人間がいるものだから驚き。アニ研部長新田拓海。ヒメはその行動に不穏なものを感じて、アニ研を偵察に。そこで根っからのアニメ好き、拓海としばし話をすることになるのですね。

面白かったのが、タイトル『フォロースルー』の意味。アニメを作る際、これを意識するか否かで動きが違ってくる。偽りのヒメを見抜いたのは、まさしく演技するヒメにフォロースルーがなかったから。人並み以上の観察眼を持つヒメに、並々ならぬ洞察力を持つ拓海。ふたり、それぞれに内心をさらけだせる、そんな場所になるのかアニ研部室は。

しかしこうして安住の場所を見つけだせたヒメ。ここは大切な場所になりそうですね。そして同時に拓海もまた大切な相手となりそうです。

『スク★スイ』

スクール水着症候群!? スク水を求めて凶暴化し、スク水を着て暴走してしまう奇妙な病というのですが、それを取締るのがスク水聖会なる怪しげな組織。って、これ本当に治安維持に役立ってるの? 最初に遭遇したスク水聖会の人間、明らかに変質者寄りなんですけど!?

スク水聖会には悪い噂がある。才能ある者をスク水症候群に罹患させ、スク水聖会の戦力にしている云々。そんな怪しげな組織に姉を攫われてしまったまよいが、スク水聖会前会長とともに姉奪還に奔走!? その際、スク水症候群ならぬブルマ症候群? ブルマ族として、まよいがスク水聖会構成員を打倒する!

ほんと、なんだこのどっちらかった設定は! ちょっと昔風のスク水にブルマというフェティッシュをちりばめた、いろいろぶっとんだ展開見せる漫画。勢いやかなりのもの。次々に投げ込まれてくるフェティッシュをいかにして受けとめ続けるか。気迫が試される一本でした。

『恋する小惑星』

七夕なのでプールにいきました。ただ、みらひとりが撃沈してしまっていて、ああ、期末テストの結果がふるわなかったんですね。そんな子たちのプールでの楽しみ。普通に泳いで遊んでかと思いきや、恐竜のすべり台にディプロドクスかしら!? と大喜び。からのサングラスごしに彩雲の観察。さらにはミストが生み出す虹も観察。常に地学が興味のはしばしに顔を出すというのですね。

次から次に出てくる地学のトピックも楽しい。ただプールで遊ぶこの子たちを見るよりも、こうした興味や知識をかわしあうそのやり取りこそにこの子たちらしさ感じさせられてすごく好感触。本当、楽しそうに物事に向かう姿というのは素敵なものだと思わされました。

そして最後に朗報。堂平天文台から研究計画採用の報せが! ああ、この夏のイベント、決定でありますね。ここでみらたちが見つけるもの、いったいどんな世界であるのか、俄然楽しみになってまいりました。

『ひよ&びびっと!』

海回ですよ! あやもりんを取りあうひよとプリンのふたりが、豊かなあやもりんを前にして同盟を結ぶ。いや、だからといってその戦いの勢いは収まることがないのですけど、でも、本当に不思議な関係ですよね。

どちらかというと当たり屋に近いプリンと、友達でありながらあやもりんが大好きすぎて踏み込めないひよとの、勝負にならない勝負。日焼け止め塗り塗り対決なる謎の競技をあやもりんが発案するも、盗撮意図発覚で失格になるプリン。じゃあひよの勝利は確定かと思ったら、こっちはこっちで緊張してあやもりんに近づくことさえかなわないっていうのですから、もう大変でしたよ。

勝負にまるでならなかったふたりですけど、プリンの相談を受けて真摯に答えるひよを見て、このふたりはいい友達になれるのかもなって思ったのでした。とはいえ、ひよのアドバイス、まるで聞いてない! このプリンの自爆芸。先が思いやられるやつですよ。

2023年11月27日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年1月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年1月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。ナース4人がサンタスタイルで登場? と思ったら、吉田さんは、これ、普通にドレスだ! 榊医師はクリスマスブーツに入ってニコニコ顔です。ドレス姿は『年下の酒先輩が可愛い』美山もですね。『可愛い上司を困らせたい』恵はプレゼントを手にしています。『小森さんは断れない!』しゅりは、サンタの帽子をかぶって花屋のお手伝い? ポインセチアの鉢を持っていますね。そして『らいか・デイズ』らいかは三角の帽子かぶってケーキ食べてます。これはちょっと浮かれている様子ですよ。

『おだまき君の道草ごはん』

虎くんは魚のかぶりものなんてしてるのに、水が怖いのかい!? 朝の占いで水難のお告げが出た。それでおびえてしまってるのですが、まさかここから占いテーマに突入。そのきっかけがお茶っていうから驚きですよね。

苧環のいれたお茶がメドハギのお茶。もともとは占いに使われていた植物という豆知識でもって、占いテーマが継続していくんですね。そして不思議雰囲気の美兎先生による簡易占いあり、さらにはカヤツリグサを使った相性占いもありと、野草と占いというちょっと面白いとりあわせで、どんどん話がふくらんでいくのはさすがでありました。

しかし、その反面、苧環と美兎先生の相性に奏が正気を失わんとしたり、占いに負けてこむぎがショック受けたりと、遊びの占いでこんなにもどったんばったん。そして最後に、虎の水難が美兎先生のお告げどおりに軽微に終わるという。これ、ほんと、先生のパワーなのか、たまたまなのか。いずれにしても人をひきつける、そんな才能がある人でありますね。

『アイドルはお忍びCHU♡』

また出てきたら面白そう。そう思っていた宮本紗鳥がさっそくの登場! 一週間の休みをとって、一花のもとへと押し掛けてきたんですね。

一週間、一緒に過ごせる。そう思ってうきうきだった紗鳥が、一花と芙蓉の同居を知って豹変する。もう完全にライバル視。アイドルとしてではなく、完璧に恋敵として認定。からの、ご当地アイドルとしての活動に難癖をつけるべく、あれこれ試練を与えるというのですから大変ですよ。

しかし、富山について詳しいか芙蓉に問うも、すぐに答が返ってこない。富山というか、令和のことがわからない。だって江戸時代の子だからと説明されるも、それを信じない紗鳥です。というか、そりゃあ信じないよねえ。けれどこれからの一週間で、ちょっとは信じるに足る出来事が起こったりするのかな!? いや、そのへんはあまり広げていかない方向かも知れませんね。

一花による富山めぐり。なかなかこれと富山のよさを伝えられないのがもどかしいのですけど、最後の最後に富山の名物? 昆布玉を入れたお好み焼きで見事合格? いや、昆布玉ってなんですか? 調べてみれば、こんぶを玉のかたちに固めた食べ物があるんですね!

富山の名物といえば白えびという印象が強かったのですが、昆布もなんですね。こうして地域について知るの、楽しいですよ。

『慧都様にはお見通し!?』

文化祭にてメイドとなった慧都様。なんだかんだとそつなく接客をこなしていらっしゃる! と思ったら、モエモエキュンでありえない効果音発されてるし! 本当、慧都様、能力高いのに、応用というか変化球には弱い感じがありあり出てしまっていますね。

さて、休憩時間、メイド姿で校内練り歩き、文化祭をお楽しみあそばした慧都様。それが見事に客引きとなって、クラスのメイド喫茶に長大な列が形成されるにいたる! ああ、やっぱり慧都様は目立つし、それに人気者でいらっしゃるのだなあ。誰もが憧れずにはおられない。それが慧都様なんですね。

しかしそれでまさかの慧都様ご乱心? あまりの忙しさに限界に達してしまい、接客の気づかいのってのが吹き飛んでしまって、いわゆるひとつの塩対応、居丈高メイドとして厳しい接客なさいましてね、でもそれが大好評を博すというの、いやもうこれも慧都様の高貴さあってのことだと思わされましたよ。また人を使うのに慣れている? そんなところも堂々たるお嬢様としての風格。見事でありました。

そしてなにが一番よかったって、この文化祭体験、慧都様にとってとても楽しかったことがわかるラストですよ。ええ、愛らしいお方です。

『となりのフィギュア原型師』

のじこだ! のじこがきた! 半藤に複製を教えてほしい。って、もうそこまで進んでるの!? 原型作るに飽き足らず複製まで。のじこの上達、その入れ込みのほど、よほどのものがありますね。素晴しいです。

さて、工房にきたらそこには不穏な光景が。廊下に正座する代表の姿というのですが、しかられてるの? うん、実際そのとおりでした。複製業者の大志摩エナガさん。代表の用意した原型じゃ抜けないと、わざわざ説教しにやってきた。けれど代表のファインプレーですよね。おかげで、のじこがプロの複製師から直々に教えをいただくことがかないましたよ。

しかしこのエナガさん。癖が強いね! この漫画、癖が強い人ばっかりだけど、負けず劣らずだ。自信のない、いつもどこか不安げな人。けれどのじこに教える時は的確で、代表の原型を反面教師として活用。どこがダメなのかを的確に指摘していくのじこもまた素晴しかった。

そしてついに複製かなったのじこの原型! ああ、この師弟愛よ。ともに喜びをわかちあう様子に、ええいああ、思わずもらい泣きでした。

2023年11月26日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年1月号、昨日の続きです。

『異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

ルナが見る夢。それは現実世界の銭湯の夢。それもおばあちゃんと一緒にいっていた頃の、思い出の銭湯。もうすでに廃業して、建物も取り壊されてしまっているというのに、その時の思い出があまりに暖かで、心に残ってしまっているものだから、今もなおこうして夢に見てしまう。

思い出に心が向いてしまっているルナの様子に、スラーが気づいたんですね。最近どうしたのだろう。それをトントに調べてもらったところ、ホームサウナシックと判明。って、ホームシックではなくてサウナもくっついてくるの? と思ったら、実際サウナも関与しているようで、ここ異世界のサウナ室で思い出すは現実世界でのサウナ体験。ああ、ルナは帰りたがっているのでしょうか!?

ここでスラーと話をするのですね。故郷である現実世界、そこに帰りたいと思っているのか。ルナは帰りたくないとまでは思っていないんですね。でもこちらの世界にしばらくはいたいとも思っている。そうして話を掘り下げていけば、思い出の銭湯の話に。ああ、ルナが心を向けているのは、むしろ思い出の世界。現実ともまた違うノスタルジックだったというのです。

今回、ただこうしてルナの思い出話に終始するのではなく、この思い出をもととしてここ異世界サウナの改装に繋げていく。日本の銭湯の定番ペンキ絵、富士山のことを皆に語り、そしてこの異世界を象徴する風景を改装する浴室の壁に描こう。こうしてどんどん発展し、繋がりを持つとともに広がっていくルナの銭湯世界。ああ、ここ異世界にてまさにルナにしかできない、そんな活動をしている彼女の生き生きとした姿に、安堵し元気づけられる思いがします。

『高瀬さんはドル活に夢中です』

高瀬への恋を自覚した江田。そうなると行動がはやいのだね! 高瀬の誕生日に会えませんか。ドル活ではなく僕とデートしてほしい。自信なげに告げるのだけれど、デートと聞いて赤面する高瀬。ああ、この恋は成就する、そんな予感がひしひしと押し寄せてきた瞬間でありましたよ。

江田、これまでとは作風を違えて、ドールヘッドを作るのですね。遠回しなやりかたではなく、直接高瀬にドールを贈る。ただし自分がPOPといって渡すのではなく、告白し、渡してからPOPとしての自分について話そうとする。こうした律儀なところ、江田の美点だと思う。一種潔癖、一種生真面目、でも誠実であるとするところは好感が持てましたよ。

そしてやってきた高瀬の誕生日。江田氏、ちょっと背伸びしてますね! でもそうしたところも好感ですよ。そして高瀬が告白しようとする、そこをあえて制止し自分から告白! おお、見事成就! からのプレゼントしたドールヘッドを見た高瀬が、一目で江田がPOPと気づく。ああ、これまでずっとPOPであることを黙ってきた、その負い目が一瞬にして消え去りましたね。こうしてふたりの関係はイーブン、そしてさらに前へと進んでいく。

より深まるだろうふたりの関係。変化もまたあるだろう。その変わりゆくものを見ていたい。そう思わせる、初々しいカップルの誕生でした。

『オールドヨコハマラジオアワー』

オルヨコの放送作家見習いのハラスと落ちあったナギサンドラいやさなぎさ。番組が終わることを指摘する不審なメールに、こうして出てきたハラスだけれど、まだなぎさが未来からタイムリープしてきたと信じたわけではない。

ってそりゃそうだよな、こんなのにわかに信じられるわけがない。

なので試験をします! オルヨコファンならわかるハズクイズに4問正解したら信じます! というところからの食いぎみにどんどん正解していくなぎさの勢い。これはもう信じないわけにはいかない、というか、オルヨコ大好きスタッフとオルヨコ大好きリスナーがこうして出会って、話して、意気投合しないわけがない! ああもう信じました、一緒に終了回避の可能性にすがりましょう!

からの問題発覚。再度タイムリープしたら、ハラスとの関係もリセットされてしまう。ああ、やっぱりだ、自分もそこ、どうするんだろうと思ってた。だからこそ、この問題がピックアップされたことが嬉しくて、そしてその解決と、本当にそのやりかたでクリアできるかの連続追試が面白くって、おかしくて、いやあ、もうやられてしまいましたよ。

なぎさの冷静というかシビアというか疑り深いというか慎重というか、そうした性格が出るのも面白いのだけど、それよりもむしろハラスの素直さ、まっすぐさが際立って、いやもう、この人のこと一発で好きになってしまう、そんなエピソードでした。

2023年11月25日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年1月号、昨日の続きです。

『しゅがー・みーつ・がーる!』

おお、新機軸。これまでは放課後落ちあってふたりの欲求を満たせるお店におちつくというのが基本形だったわけですが、今回に関しては校内ですべてが完結する! お作法の授業で茶道をやります。そこで出るお茶菓子、煉り切りが楽しみでならないカンナです。いつもなら学校でなんて食べられない甘味を堂々と口にできる。それを、合法だとかいっちゃってるカンナですけど、いやいやお菓子はもともと合法だよ!? いや、自己イメージを守るため、人前で甘いものを食べられないカンナにとっては、そう大げさに表現しちゃうほどに大きなできごとなんですね。

でもここからのカンナの受難。クラスの子たちをビビらせないようにと配慮して、距離を置いて座ったのがマズかった? 正座に苦しみながら念願の煉り切りを待っていたところが、よりにもよって手違いでお菓子がひとつ足りない!? となれば甘いもの苦手設定を発動するしかなくなって、学友にお菓子を譲るはめに。

ええ、本当にうまくいかなかったんですね。

でもこれでまさか昼食食べられないほど落ち込んだの!? これ、美都が気を利かせて自分の分の煉り切りを残しておいてくれなかったら昼抜きだったってことだよね? ほんと、美都さん、ナイスプレイです。かくしてカンナは甘味にありつけ、そしてカンナの昼食となるはずだったコロッケパンと焼きそばパンは美都のものに。倉庫裏でのあいびきミッションは見事成功。ふたりともに満足する結果となって、放課後を待たなくてもこうして会って話せる、新しい可能性が開かれることとなったのですね。

しかし、こうして会う機会を校内で持つこととなれば、ふたりの関係がバレる可能性だって出てくる? いや、だとしたらそれもまたドラマの盛り上がりにも寄与するのかも知れない。ええ、物語の幅、一気に広がる、そんな転換点となるようなエピソードだったかも知れません。

『花唄メモワール』

時は二月、節分の頃。その準備に、旅館の通常業務にと忙殺される梅であります。

そんな慌ただしい時期に、竹子は花瀧屋を離れることとなり、そして彼女との会話がもとでふと気づかされるのです。自分の行動がもとで未来が変わってしまうかも知れない。なんとか大きな影響は与えないよう気をつけよう。そう思った矢先に梅の髪留めを持って現れる未来の女将、イネちゃん! 関与したら未来が変わっちゃう!? いつもと違う反応、ちょっと距離置いてみせちゃったら、イネちゃん、傷ついて泣いちゃった!

ほんと、この気持ちのすれ違いよ。そしてここからの、互いに謝りたいけどなかなか会えないというシチュエーションに、もどかしさを覚え、そしてその時間があったからこその和解できたふたりにほっと安心させられることとなったのですね。

しかしですよ? この時のすれ違いと仲直り、女将となり、104歳となったイネにとっても懐かしく思い出される、そんな大切なエピソードとなっているのですね。そしてイネ、梅が時を超えていくことをきちんと把握している。だからこそ、豆が好きになったきっかけ、この仲直りの昔話をひ孫、梅に話せなかったという。

ああ、やっぱり梅はイレギュラーではないのですね。イネをはじめ、花瀧屋と宿に関わる人達の歴史に最初から存在していた。でもだからこそ、藤野に対しどう影響をおよぼすか、その難しさに直面させられることになるのでは。なんてこと思われて、ええ、梅、藤野の未来を変えるにしても、どのように関わっていくこととなるのでしょうね。

『ネコかぶりアンコール!』

トピックがざっとみっつほど! ひとつ目、活動実績ゲットで演劇部が部活動として承認されました! ふたつ目、音子さん、劇が大好評。クラスでもさらに大人気、劇で見せたスレたキャラクターを演じてみてとねだられて大弱り! そして最後に、演劇部に新入部員がやってきました!

これでうろたえたのが音子です。入部希望者が出るだろうことは予測していた。それ自体は特に気にしない。でも、だったらなぜこんなにも過敏な反応をしたのだろう。まずひとつに、こんなにはやくやってくるとは思っていなかった。そしてこちらが本当の理由らしい、まさかあの『ヒロイン』ちゃんとだと思わないじゃんか!

ヒロインちゃん? ああ、音子がこの子につけてるあだ名なのかな? と思ったら、この子の名前が、陽彩印、ひいろしるしで、音読みすればヒロインだ!

こいつはいったいどういうことか、すなわち恋の予感と理解していいのだろうか。なんてこと思いながら読み進めまして、そして兄と祭木による聴取によって明らかとなった音子にしてここまで焦ることなったその理由。

推しなの!

キマシたね!? キマシたよ!! いやもう、推しなのコールする時の音子が可愛いな! はいいとして、いやもう、恋の予感と理解してよかったんじゃありませんか!

はたしてこれからの部活動、どうするどうなる、ここに音子の恋は、ふたりの恋は成就することとなるのでしょうか!? いやもう、面白くなってきましたね。きましたよ!

2023年11月24日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年1月号、発売されました。表紙は『アネモネは熱を帯びる』。凪紗と茉白、ふたりが描かれているのですが、いつもとはずいぶん雰囲気が違って、これ、一見しただけだと『アネモネ〜』と気づけない可能性あるな! と思ってしまうくらいに印象が違うんですね。モノクロームの衣装に蛍光ピンクの差し色がサイバーな雰囲気感じさせて、ちょっとダーク、ちょっとハード。いつものふわりと明るくやわらかな印象とはまるで違うのです。

今月は新規ゲストが1本です。

『放課後のライミングガール』

なにをしても普通。これといって個性や長所があるわけでもない西村宏美は、自分の置かれている状況に不満を感じていて、といってもこの子自身がとりわけ個性的なわけでもないんだけど、そうか、あれか、ちょっとした自意識過剰。自分は他の子たちと違って、ハイセンスで知的だと思ってる。なのに注目を集めることがないからと、ちょっと知ったかで他の子たちが知らないジャンル、ヒップホップを振り回してみたら、最初はすごいと注目されて、そしてすぐにめんどくさいやつ扱い!

これ、アレだ。はやめの中二病だ。後々、黒歴史とかいわれるようになるやつだ。

でも、こんな付け焼刃のなんちゃってラップ好きが、本当にコアなラップファンに出会ってしまったからさあ大変。出会ってすぐさま、放課後フリースタイルラップやろうぜなんて持ち掛けられて、えらいことピンチやな? ほんと、無理な背伸びは身を滅ぼすというやつなのか、あるいはそれでも自分をさらけだすことでピンチをチャンスに変えられるというやつなのか。

ええ、見事に後者でした。そのやけっぱちラップで妹相手に披露していた宏美のハイセンスが活かされるところなんかは、これ、伏線だったんか! みたいに驚かされたものでしたが、なんだかんだでありのままの自分を見つめて、それを相手にぶつけていくことで認められるくだりなどは、そうだよ、これでいいんだよ。退かず前に出た宏美もよければ、それを馬鹿にせず受け止めてくれたアキラもよかった。ええ、この顛末になにかさわやかさ感じさせるものあって、ちょっと気にいっちゃいましたよ。

『スローループ』

今回は一花と楓がメインのお話。ふたり、思い立ってマゴチを釣りにいきます。はいいんだけど、そのきっかけが猫に邪険にされるからっていうところからもう面白い。ええ、猫の気を引きたい、それが大本だったですね。

さて、夏に釣るマゴチ、照りゴチというそうなんですが、サイマキという小さな車海老を使う。って、すごいな、海老で鯛を釣るとかいうけど、こうして車海老出されると、そのまま天ぷらにすれば? って思ってしまう。

しかし今回面白かったのは、楓がいきなりクサフグ釣ってしまって、キングオブ外道と酷い扱いするところ。これが今回のテーマで、そしてふたりの腐れ縁といっていいのか、そうした関係を象徴するキーワードになっていたんですね。

これはもうふたりともといっていいんだと思うんですが、大人げなく張りあってみたり、フグさばいてやらないぞなんてヘソを曲げてみたり、みたいな子供じみた感情の応酬がね、腐れ縁なのかも知れないし、気の置けない、悪口なんかいっちゃってもこじれたりしない、そんなこなれた関係であるんだなって感じさせれてくれたりして、ええ、ふたりともに仲がよい。

もう気を使わなくってもいい、それくらいに馴染んだ仲なんだなっていう話だったのですね。

『球詠』

ヨミと詩織、ふたりの対話の様子。珠姫が見ていなくてよかった! なぜ本気で投げてこないのかと抗議する詩織に、その理由を説明していくヨミ。あくまでも冷静であろうとするヨミに、自分の底にある思いをありったけぶつけていく詩織。

ふたりの気持ちが交錯して、まさかそこでヨミが大好きだよと詩織を抱きしめるにいたるだなんて。そこからの未来の詩織を見たいというヨミの言葉が響くところ。それまで練習につきあうからというくだりなども、もう本当に心情がしみじみとあふれるようで、そして抱きついたまま離れない詩織!

ああ、珠姫が見ていなくてよかった! ほんとのほんとによかった、そう思ったシチュエーションでした。

ここで試合に戻りまして、ヨミが降板、ここからは小町が投げます。この子、実力はあるんだろうなと思わせるのは、2回をしっかり抑えてみせるところなど、きっちり仕事ははたします! でも、この子の悪い癖。強打者となると、勝負したがる、ど真ん中に投げてしまう、というのが仇となって、見事相手の4番にホームランを許してしまって……。

さあ、新越谷4-1のビハインド。ここからどう逆転に向かうのか。ヨミは落ち着いてますね。なんらかの策などあるのか。本当にヒリヒリさせる試合が続きます。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

故郷エトワールとの繋がりを示すものがないかと訪れた民俗博物館。しかし大きな収穫は得られず、と思ったら、月渚もこの場所を訪れていた! やはりここにはなにかあるのか!? エトワールとの繋がりが!?

ロゼ、月渚に声をかけてみれば、なんと月渚がここにいた真相が判明!

ただの迷子でした。

って、いや、マジか。そんなことってある!?

なにか謎の風格感じさせる月渚ですが、その行動のはしばしに感じさせるポンコツさ。そいつが本当に可愛いですよね。今回もポンコツ全開。そんな月渚がロゼたちに同道することになって、一緒に向かうは佐和田。佐和田っていうのは、佐渡島の繁華な場所なんですね。

その途上で食事に寄ったお店でのやりとりもにぎやかで楽しかった。ソフトクリームに感動する月渚もよかった。そして最後の紗菜のスマホ購入に月渚が一役買うくだり。おお、実に頼もしい! というか、それを評してスマホ廃人ってのがもう本当にどうしたものかって感じであるのですが、月渚の月渚らしいところ、短所なのか長所なのかよくわからんよさ、よくよく出ていてたまらなく愛らしかったです。

今回は、月渚がこちらの世界にやってきた状況を知ることができたり、ロゼも月渚も帰る気がないこと確認しあえたりと、それなりの収穫はありましたね。そして紗菜のスマホの顛末も!

いやもう、ほんとに、なかなかうまくはいかないものです。というか、それまで無線端末持ってなかったんだから、Wi-Fiなんてあるわけないってこと、失念していたのは大ポカでしたね。

2023年11月23日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年1月号、昨日の続きです。

『ギャルとネクラの吸血関係』

木羅きらり、いやさ鬼良ららに狙われたいよね。はたしてこのまま吸血されてしまうのか!? さらには、まくるとの眷属関係を上書きされてしまうなんてことに!?

一種緊迫の状況。こうした局面において、一番その心情、明瞭に描き出されたのがまくるであったの、これ、大変よかったと思いました。弱気で内気で、日頃自分の思っていることを表現しきれない、そんなところのある子なのに、いざいよねがとられてしまうかもとなったら、ここまではっきりと自分の気持ち、思いを口にして、決して譲らない。

これが眷属への愛の深さといわずして、なんといおうか。この抑えきれなかった気持ち、迷いも不安もすべて一緒くたに吹き飛ばしてしまうほどの感情の高まり。ええ、愛でした。まごうことなき愛というやつだったと思わされたのでした。

しかし、まくる、あんまりむくわれていませんね! まくるの心、いよねは知らず。けど今回はきらりがとりなしてくれて、これで少しはまくる相思相愛への道も整備されたと思っていいのでしょうか!?

『マグロちゃんは食べられたい!』

最終回にして意味深な終わり方!

マグロと過ごしたある一日を思い返しているみさき。雪の降る冬の夜。マグロの気持ちの変化を確認するもそれはあたわず、むしろふたりの背負う文化、考え方の違いをより強く意識させられることになってしまった、そんな思い出。しかし、そこには確かにマグロのみさきに向ける思いの確かさがあって、みさきをかけがえなく思っていること、一緒に過ごした日々を大切なものとして振り返ることのできる、そんな運命的なものさえ感じているということ。しかしそれらが明らかとされるほどに、ふたりの願いの断絶も色濃くなる。

ここで、みさきはどういう判断をしたのでしょう。

最後に描かれた、新生活へと踏み出すみさきの様子。そのかたわらにはマグロがいて、一緒に語らっている、そう思わせる描写が続くにもかかわらず、みさきはひとり。その思いの中でこそマグロとともにあるけれど、ということはすなわちマグロは本懐を遂げた、そう考えていいのでしょうか。

実はずっとこの漫画を読むたび、とりわけこうして感想を書くたびに、ある漫画のことを思い出していました。藤子・F・不二雄の『ミノタウロスの皿』。料理として供されることをなによりも誇らしく感じている少女と出会った青年の物語でしたが、『マグロちゃんは食べられたい!』は『ミノタウロスの皿』では辿り得なかった結末へと向かうのではないか、そうした期待をずっと抱いていたのでした。

こうして結末を迎えた今思うのは、確かに『ミノタウロスの皿』がとり得なかったラストであったのかも知れないということ。『ミノタウロスの皿』では、少女を食することができず逃げ去るのみだった主人公と違い、みさきはマグロの思いを受けとめた?

だとしたら、みさきの思いやいかほどのものだったのだろう。今もこうして大切な、かけがえのない友人として思い浮かべるマグロへの思いとはうらはらに、自分の求めたものとは乖離する未来にいる自分。ここに至るまでの道筋や、これからも続く日々でみさきが思うなにか。それはいかなるものであるのか、あったのか。

思うほどに、感想は複雑にからまり、沈思せざるを得ない。ええ、これは最後に難題をいただいた、そう思わずにはおられない結末でありましたよ。

2023年11月22日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年1月号、一昨日の続きです。

『さうのあっ!』

芹香さん、めちゃくちゃ可愛いですよね。扉のチャイナも可愛い。学校での委員長スタイルも可愛い。面白みのない子と思われてるかも、なんていってますけど、いやいや、そのおすましがいいんじゃありませんか。といいたいけれど、こかげがいうように、その自己評価はちょっと実像とかけはなれすぎてない!? ほんと、自分が普通と思ってる系のマニアさんなんですね。素敵です。

今回は、そんな友人たちの評判を調べる話。芹香の評価は教師からも高いんだけど、校庭で斧を持ち出した件! あった、ありましたね。ほんと、やっぱり隠された一面、そのギャップは強烈なんですよ。クラスの皆からの評判も、うまく突飛な一面を隠せているという感じ。

そしてついでに高野の評判も調査して、そうしたら意外や愛されキャラ! いいですね、皆、それぞれによさを評価してもらえているようですよ。

今回こうして皆それぞれの印象や評価をいろいろ話しあって、その果てに友達でスよ、親友ですよとくるところ、ほんとよかった。ええ、こかげが怯みながらも、その友人という認識してもらえてるの受け入れるところ、とてもよかった。そして芹香も同様。ええ、皆、いい仲間です。

『エイティエイトを2でわって』

ああ、やっぱり美弦、腱鞘炎だったのですか。あんまり無理すると酷くなって、最悪手術とかになるよ!? 気をつけて!? といいたいけれど、早速無理しようとする美弦です。ああ、これは焦るわ。無茶しかねない美弦をしっかり引き止めてくれる奏が本当に頼もしい。制止してちゃんとケアして、そして美弦のかわりにステージに!

ああ、ピアノに向かうのが怖い、手が震えてしまう奏。この局面をどう乗り越えるのだろう。そう思ったら、脳裏に浮かぶは美弦の言葉。わたしの為に弾いてくれ! その思いに呼応して、弾き出したのがショパンの『エオリアンハープ』。かつて奏の演奏を聞いた美弦が気にいって、いろいろ褒めてくれたりした思い出の曲。ここでこうした展開がくるところに、美弦と奏のつきあいの長さ、その時間や一緒に経験したことが積み重なって、ふたりの歴史を彩っていること感じさせてくれて、ああ、なかなか素直になれない奏ですけれど、美弦のこと、よく見て、覚えて、そして思っていてくれたんだなあ。

今回のステージ。奏にとっては本当に大きな転換点だったのだと思います。彼女にとって、ピアノと向きあう意味や理由、そして音楽というものの質が一変した。この経験は、いつかまたふたたび奏が羽ばたく日に、大きく背を押す、そんな力になりそうに思いました。

『SAN値直葬!闇バイト』

こよは美術部だったんですね。久しぶりに部室に顔を出したら、不気味な絵を描くことで知られる日熊がひとりイーゼルに向かっているだけ。聞けば、日熊が描く絵を気味悪がった部員たちが離れていってしまった。とはいえ、この子の絵、確かに陰鬱として、この世の理を裏から見ようとする、そんな不穏さがある。

日熊の家にお呼ばれされたこよ。家へ向かう道々、いろいろまた不穏なことを聞かされて、そして通された地下室には不気味な井戸。絵に描かれた井戸のそばにはグール、食屍鬼の姿があって、しかしこのグール、日熊の想像ではない。実際に井戸から這い出してきて、こよに襲いかからんとする!?

いやほんと、たまたまアメンパインから魔術を教わっていたから助かったものの、そうでなければこよは助かりませんでしたね。いやもうほんと、この町がそうなのかどうなのか、不穏なものがうろうろしすぎてる! こよならずとも、身の危険がいっぱいすぎて、いやはや落ち着かんですよ!

2023年11月21日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2023年11月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年1月号、昨日の続きです。

『ラスボスは逃げ出した▽』

毒状態に陥った勇者。なにかにやられたのか? というとそうでなく、見るからにあやしいキノコを食べたのが原因。ほぼ自業自得であるわけですが、刻一刻と命を削られていく勇者を尻目に、毒状態とはどういう状態なのか、その考察に花が咲く魔王軍。うん、頼りにならんというか、もうちょっと傷病者に寄り添ってあげて?

しかしRPGにおける毒状態をこうして具体的に描き出されると、確かに毒状態ってなに? ってなりますよね。毒で瀕死。けれど普段どおりに力は振るえるし動きだって変わりない。でもスリップダメージでどんどん死に近づいていっているというシュールな情景。で、そんな有り様見せられても、やっぱり毒ってなんなんだ、毒消し薬ってなんなんだと、その考察が続いてしまう。うん、わかる、わかるんだけど、もうちょっと傷病者に寄り添ってあげて?

しかし勇者も魔王と一緒になって毒がらみの慣用句やら駄洒落やらを繰り出すあたり、わりと余裕ありますよね。というか、もし誰か回復呪文ないしアイテム持ってたら、一時的に体力回復させて死ぬの遅らせられない? とかいってるうちに、1コマ1ターンで体力削られて無事死亡……。いや、ちゃんと生き返ってくるんですけど、ほんと、この漫画のシステムがロストありのシリアス寄りじゃなくてよかったですよ。いや、そうだからこその余裕があったのかも知れませんね? ほんとに?

『コンビニ夜勤のあくまちゃん』

理不尽に見舞われても、いつもにこにこ光野天子に迫る今回。なんと笑顔がトレードマークの光野が、来店した大学のゼミ仲間相手にすると笑顔は消える、わりかし厳しめの物言いに変わる、なんてこと!? 仲がお悪くていらっしゃるの!? と思いきや、決してそうではないという。ええ、光野という人の根本みたいなものに触れる回だったんですね。

大学の友人、真白めぐみ相手だと態度が変わるの、なるほどそっちがむしろ素なんですね。同じく家に押しかけて食事をするにしても、ましろ相手とアルール相手では接する温度が違う。これ、アルール相手だと甘やかしちゃうのかな? みたいに思っていたら、むしろ逆。ましろは客ではないと途中アルールがいっていますが、その扱いにこそ対等な関係性というものを感じさせて、そして後にアルールがあわや踏み込みかけた光野の本心。バイト先の人とは一線引いてるというのがね、なるほど、だからこそなのかと納得いくものあったのですね。

でも、アルールとはちょっと打ち解けたみたいですね。ええ、光野の本音? 本心? そうしたものに今後アルールも触れられるようになるといいですね。そういえばアルールは誰に対しても対応のしかた、変えないですね。裏表のないいい子です。

『わからせろ!ナマイキツネ様』

七五三、神社が忙しくなる時期。というので、壱与も巫女の装束着せられて手伝いに駆り出されることとなるのですが、いや、さすがに祭神だけあって自ら働かされるのに御冠ではあるものの、桜子相手となるとそうそう逆らうわけにもいかず、でも似合ってるからいいじゃないですか、というのも変な話で、いやほんと、お参りにきてくれた子たちともよく馴染んで、いい感じのコミュニケーションできていたではありませんか。壱与はなんだかんだでよく働くいい神様ですね。

そしてもうひとりの神様、阿古町ですよ。勝手にこさえた分霊所から降臨。しかも酒にしこたま酔って、えらい面倒な状態だっていうんですが、その阿古町がやらかしてしまうの、あれまあ、今回は阿古町様がわからせられる番みたいですね!?

しかもそのやらかしというのが、よくいえばサービス? お参りの子供たちの願いを雑に聞いてくれたおかげで、子たちがヒーローに変身! 必殺技を放ちまくるというのですから、神社もまあ大変です。

これ、どれくらい神社に損害出したんでしょう。どうも弁済するまでタダ働きさせられるとのことで、でもまあその間は壱与の側にいられるんですから、阿古町にしてもそこまで損というわけでもなかったのでは? いや、ほんと、なんなら得といってもよかったのかもですよ?

2023年11月19日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年1月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

猫大好きさきなさん。でも猫からはあんまり好かれてない? お家で飼ってる猫、王様はちあきが大好きで、ちあきの家に入り込んではちあきにべったりしてる。自分と一緒にいても、ちあきがやってきたらすぐさまそっちにいっちゃって、さきな、フラれちゃった! もうショックだっていうんですね。

王様の気分に左右されまくるさきなの感情。王様は私よりもちあきが好き。もしかしたらくるみにも負けてるかも。からの、しゆきにこごめに負けたりしたら本当にどうしよう。いやもう、ここまで感情あらわにしてるさきなというのも珍しいんじゃないでしょうか。

このなかなか思いの通じない。かといって嫌われてるわけでもない。顔の上で休んだりしてる写真見せられてね、ほんと、相思相愛っぽいけどそうは見せないところ。似ているふたり、ひとりと一匹だっとというほのぼのでした。

『アイドルビーバック!』

曲の振り付けが決まって、だんだんかたちになっていくアイビバ(仮)のふたり。しかしトモコはここらで離脱します。本命企業の最終面接がある。しかも悪いことに、本番のステージがバッティング。就職に懸けているからもう一緒に活動できないという別れの情景描かれて、ということは、これ、いずれはトモコ様もアイビバ(仮)に合流するだろうから、つまりは面接で選に漏れちゃうさだめってことなの!?

いや、そうだったらここまで感情揺さぶる展開になりませんでした。トモコの選択、トモコの思いのほとばしりがラストにガツンと投下されて、ああ、これはきますよね。本当、私もとっくに血迷ってた。その言葉の向こうにある、彼女のこれまで見せなかった気持ちの一瞬にして沸き立つ様が、観客席から届く歓声に呼び起こされるようで、これは本当に直撃コース。たまらないものありました。

ステージの準備は終わった。メンバーも揃った。そして次回にステージシーン? なにが描かれるのか、どのように描かれるのか。なにがどうなろうと、相当に持っていかれること間違いないな。今から予感して、覚悟決めておきたい。そんな展開になっています。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

動画の再生数が伸びない。ひぐれの悩みにたからがアドバイス。顔出ししたらいいのにといわれても、恥ずかしくてできないというひぐれ。なかなか思うようには回らないんですが、それでもひぐれには夢がある。その夢というの、フィールドワーカーひぐれの面目躍如、町の秘密、知られていない歴史や別の顔を広く知ってもらえる、動画図鑑を作りたい。

ああ、夢がありますね。まず好きが最初にきている。こうした姿勢、すごく好感持てて、魅力的だと思います。

さて、そのためにはひぐれに町の魅力を語ってもらいましょう。でもカメラがあると言葉が出てこないのか! なかなかに前途多難。でもカメラがないとすらすら次々解説が出てくる。今回は東京新富町。首都高速道路都心環状線のいわく由来について、語り出したらとまらない! 出てきた知識が次の知識への興味を誘って、こうした歴史いわくの引き出し。ああ、こうしていろいろ知らされると、普通の景色もきっと色を違えてくることでしょう。

というか、使われてない未成道がそのまま残ってるの!? なんかすごいな。巨大トマソンじゃん。こういうの知らされると、ちょっと実際に見てみたい! そんな気持ちにもなってしまいますよ。

今回の見どころは、たからによるすかいとマリンのモノマネ? けれどそれが功を奏して、ひぐれに解説のヒントを与えてくれた。ここからの撮影は顔出しオーケー? 実際、最初の緊張していたひぐれと違って、生き生きとしたその様子。ああこれは、ひぐれウォークちゃんねるの新たな一ページが開かれた、そんな感じがさせられて、今後の活躍発展に期待してしまいますね!

2023年11月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年1月号、昨日の続きです。

『ばーがー・ふぉー・ゆー!』

こむぎとまい、仲よし姉妹ですね。身体の節々が痛いと妹に泣きつくこむぎ。申し訳ないんだけど、めちゃくちゃ可愛いな! からの、インフルエンザ発覚。合法的に引きこもれると喜ぶこむぎなんですけど、それでもバイトにはいこうとするのか! 怖るべきバイトテロ! いや、バイトテロじゃないか。ともかく、とめても聞かない姉を制止すべく、妹が身を張ります! まさかの代役、姉のふりしてバイトにいくっていうんです。

それはそれとして、インフルの姉にえらいこと接近されてますけど、まいちゃん、感染しないよね?

しかしこれ、なにがすごいって、こむぎのふりしたまい、まるでバレないのね! 零はそれでいいのん? どっかおかしいとか思わなかったの? 零とこむぎ、わりと近しい関係だと思ってるんだけど!?

からの、有能まいちゃん。マニュアル見て、ポテトも作れます! 接客も丁寧! 柔軟に対応もできて、って、こむぎはバーガーづくり以外はポンコツか! いや、ポンコツだったな。こんなにポンコツスタッフ抱えてるこの店、結構大変だよな。

しかし、こんなにこむぎと違うのに、ころもが指摘するまでまるでバレなかったんね。ここのスタッフ、ほんとにポンコツ揃いで、でもそれでもなんかアットホームな雰囲気あるの、いいと思います。いつかはこのメンバーに有能まいちゃんも加わったりする日がきたりするんでしょうか。もしそんな日がくるなら、見てみたいなって思いましたよ。

『ぼっち・ざ・ろっく!』

すげえ、後藤ひとり、ちゃんと修学旅行にいくんだ! 別に強制イベントじゃないから、理由つけたらいかずにすませられるんやで? その間、補習だったりするけど。

さて後藤ひとりたちが京都にきます! おおおお、興奮するなあ。めちゃくちゃな過密スケジュールを組む喜多ちゃん。うん、うちの姉っぽい。無理なスケジュール強行させられる。実際、京都駅から金閣寺いって銀閣寺に寄って最後に清水寺とかいってますけど、ものすごい距離! でも、なんといったらいいか、こうやって(おおきなくくりで)地元がクローズアップされるとあがりますよね。ほんと、それぞれの場所でのひとりの反応もまた楽しめるもので、いや、別に新選組コスプレはありなんじゃないの!?

からのひとりでギター弾いてたら海外客に大受けする後藤。ほんと、この子はなにか持っとるんでしょうか。こんなことで人気になろうとは思いもしない展開で、これ、後々結束バンドメンバーがSNSにあがった写真見つけたりしちゃうパターンなんでしょうか。この後日談、あるなら見たいやつです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

再就職先の見つからない宵つくし。彼女にとっての救いというか支えというかは、同居しているユーリ。しかしある日帰宅すると、家にユーリの姿がなく、もしかしたら出ていったのだろうか……。納得する理由を並べてみるも、どうしても受け入れられない想像に、家を飛び出しそうになるつくし。と、そこに帰宅したユーリ。ああ、ほっとした展開。逆にこのくだりの描写が、つくしにとってのユーリの大切さ、より色濃く描き出していましたね。

ユーリが家を空けていた理由、なくしたピアスを探していたというんですね。探しても見つからない。組織にいた頃からつけていたというものですが、もうなくてもいいかも、もう必要じゃないかも、なにか納得しつつあるユーリ。これは、今のつくしとの生活に満たされる気持ちがあるからこその感情なのかも知れないって思わされました。

さて、つくしとユーリの関係の深まりが描かれ、またふたりのこれまでとこれからを繋ぐような一区切りと感じさせてくれた今回のエピソード。というのも、ラストに姿を見せたふたりの人物。なにかが変わる? 向こうからなにか災いがやってくる!? 不安にもさせられるのですが、そのできごとにまたなにか変わり深まる関係もあるのだろうと思うと、不安にばかり思うのもおかしいかもなと思えて、いやそれでもやっぱりこのふたりには穏やかな暮らしが続いてほしい、そう思う気持ちも強いのです。

2023年11月17日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年1月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年1月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。コインランドリーでくつろぐリョウと虹夏。虹夏はドラム式洗濯機から出てきたところ!? って、違うか。ただ腰掛けてるだけですね。ふたり、なんか普段はしそうにない、そんな雰囲気感じさせているんですが、これ、それこそ音楽誌かなんかのアーティスト写真ぽかったりするのかも知れませんね。とりわけ虹夏がいつにない魅力感じさせてくれていると思います。

今月は新規ゲストが2本です。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

逆異世界転生!? 異世界にて追放処分を受けた公爵令嬢が流れついたのは見知らぬ国、日本。これ、もともと追放は異世界に放り出す処分なのか、それともたまたま日本に繋がっちゃっただけなのか、どちらなのか微妙に謎ですね。

かくして日本へとやってきた追放令嬢アーシャですが、親切な野菜農家の子、宮前そだちに拾われて、しかも異世界から追放されたという身の上をすんなり飲み込んでもらえて、こいつは話がはやいや! 慣れないながらも、苦手な野菜の収穫を手伝うこととなってしまったのでした。

しかし、この漫画、なかなかパターンどおりにはいかなくて、このへん、じっくり時間をかけていくのでしょうか。トマトを収穫するアーシャですが、とにかく野菜が嫌い。でも、自分で収穫したトマトはおいしいでしょう? というパターンなのかと期待しながら読んでいたら、野菜は全てが等しくマズそうというアーシャの言は揺らぐことなく、収穫したてのトマト、一口食べた時の顔! おおよそ令嬢が見せていい顔じゃございませんことよ!?

他に身を寄せる場所もないアーシャです。とりあえず宮前家にて技能実習生としての身分を得ることとなりました? なんだか闇を感じさせるセリフまわしも気になりますが、アーシャが無事この境遇に馴染めるか。それが第一のハードルになりそうですね。

『きゅーぱん』

カフェの店主は吸血鬼。人間と仲よくしたいからと、吸血の衝動を抑えに抑えまくっている、これは吸血鬼としては変わり種? ともあれ、募集していたバイトがひとりやってきて、あまりに可愛いからと即採用を決めたのですが、このバイトの子、くるみがちょいと変わり者なのですね。

吸血鬼ルエのひとりごとを聞いて、その正体を知ってしまったくるみ。それで警戒するかと思えばまるで逆。血を吸って欲しいと迫るというんですね。人と対等に仲よくしたいからと、血を吸いたくないルエ。仲よくなりたいから吸血されたい、あっけらかんとしたくるみ。このそれぞれの思惑の違い。むしろ吸血鬼が押されているというこの逆パターンに可能性を感じます。

しかしそれにしてもくるみの押しの強さ。相手の都合とかまるで考えずにぐいぐいいくの、考えすぎる性格っぽいルエにとってはまさに天敵という感じでしたね。

2023年11月16日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2023年11月15日水曜日

フィギュアライズスタンダード 機動戦士ガンダム 水星の魔女 ミオリネ・レンブラン

  最近はやりの美少女プラモ、略して美プラ。私も気になっておりまして、カオプリ赤ずきんなど買ってしまっているわけですが、どうせなら美しく作りたい! 合わせ目消しどうしよう。ゲート処理もどうしよう。塗装は部分塗装に留めたいなあ、などなどいろいろ考えているうちに積んでしまっているわけなのですが、まずは作りやすさで定評のあるバンダイのプラモデルで様子を見よう! タイガース優勝セールで安くなっていたミオリネ、スレッタを購入したのでありました。

箱開けてみてびっくりした! なにこれ!? 袖がもうできあがっとる!

いえね、袖や足、当然に前後、左右の貼り合わせ構造だと思っていたんですよ。ところが最初から筒になってランナーについている。マ、マジか。最近のプラモデル、ものすごいな。スライド金型ってやつか。いや、もう、ほんとものすごい。ものすごすぎてリハーサルになりませんでした。

これ、普通にきれいに切り出して、普通にパチ組みするだけで充分なデキになりますよね? ほんと、ものすごい。やるとしたらシールの部分をちょこちょこ塗装してみるとか、それくらいで充分なデキになりそう。もう、本当にすごい。最近のプラモデル、すごすぎる。ものの知らなさ。時代に置いていかれている様、すさまじく、ええ、本当に驚かされっぱなしです。

塗装は正直ガンダムマーカーでいいと思ってる。ぴったりの色はないだろうから、適当に混色してそれっぽい色にしてやるといいんでしょう。とりあえず手持ちのガンダムマーカーをざっと確認してみようと思います。

2023年11月14日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2023年11月13日月曜日

『まんがタイムきらら』2023年12月号

 『まんがタイムきらら』2023年12月号、昨日の続きです。

『それでは、ステキなセッションを。』

おお、次回で最終回なのですか。ストイックにストイックを重ねるような鴫野のスタンス。はたしてその背景にはなにがあったのかが掘り下げられていった今回。そこに関係していたのがロノ。かつて頼りなかった鴫野にアイテムを渡して、その実力を引き出した。けれどその時に、アイテムの力だって説明していなかったのが裏目に出たというのですね。

アイテムによる一時的な能力の引き上げに頼らず、自分自身の力でトップになる。それが彼女のストイックの根本にある理由。ある意味、意地なのかも知れない。そのせいで、音楽を、歌を楽しむことがなくなって、ずっと苦しみの中、活動を続けている。

そんな鴫野を助けてやって欲しいと、是沢たちに期待をしている元トキオンのメンバーたち。是沢を中心とする3人は、鴫野のオーダー、楽譜通りを破り、また異なる境地を見せるのか、あるいは……。

次回、最終回にしてライブシーン。はたしてどんなスペクタクルが待っているのでしょうね。

My Private D☆V

『星屑テレパス』の大熊らすこです。

D☆Vポイントは「はんぶんこ」の文字を中心にして描かれた、女子ふたりの時の歩み。雨の日に差し出された傘にはじまり、夏の日のアイスはんぶんこ。そしてラストには、大人になったふたりの指輪にはんぶんこされたハートのマーク。

ああ、これはすなわちそういうふたりの恋愛の物語ということでしょうか。ということは、『星屑テレパス』でも期待していいんですか!? いろめきたってしまうわけですが、それはさておいても、ひとつのキーワードを軸に描かれるストーリー感じさせるイラスト。これはとてもいいと思えるものでありました。

成長と、それにともなう気持ちの成熟。表情を通してうかがい知る、パートナーに向けられた思いの深さ。その描写がまた素敵だと思わされたのでした。

2023年11月12日日曜日

『まんがタイムきらら』2023年12月号

 『まんがタイムきらら』2023年12月号、昨日の続きです。

『きみはあくまでも。』

ヴェネルを人質にとったサラロット。エクールカと対峙するにあたりこのような行動をとったのは、エクールカを揺さぶりたい一心であったのか。そしてその真意はいかなるものか。あくまでも執行者としての責務によるものか、あるいはマーシャにひかれる自分自身をも否定しようとするがためなのか。サラロットにとっても、このエクールカとの対話は自分の存在意義にかかる重要なものであるようなのですね。

悪夢を見せられたヴェネルを救うエクールカ。しかしエクールカはそれでいいのでしょうか。サラロットがいうように、人に恐れられなくなった悪魔はいずれ消滅かそれより酷い末路を迎えるようになる。その覚悟を持って、ヴェネルを救い、彼をこれからも比護しようという。そこまでのエクールカの思いの源泉、それはいったいなんなのか本当に気になるところです。

そしてラスト、まさかのエクールカ巨大化!? ええええ、なにこれ!? どうなるのん!? ほんと、思いもしない展開に、ヴェネルのみならず私も大混乱です。

『ほぐして、癒衣さん。』

本格的に癒衣と暮らすことになった夏鈴。とりあえずは最低限の身の回り品を移動させ、というのですが、その中に気になる物品が。座布団? いや、枕だそう。ぺらっぺらの布。これで大丈夫なのかという癒衣が、夏鈴にすすめられるがままに試してみたら、ああ、やっぱりあかんかったですか。ほんと、これが夏鈴の頑固な肩こりの原因なのではと思いいたるのですね。

ふたりで安眠グッズ、枕を買いにいくことになるんですね。夏鈴は枕、癒衣は抱き枕。ちょっと意味深ですね、癒衣さん。そして夏鈴、店員に勧められるままに試してみた枕ですよ。違いを実感。そして癒衣も同じひとつ枕を添い寝して試すことになるんですが、ひとりドギマギしてたら、夏鈴、速攻で寝とる! よっぽど心地いい寝具だったのでしょうね!

これがきっかけで夏鈴の睡眠の質、向上したらいいですね! からのくじ引きで当てた枕カバー。いや、こんなのくじの景品にしちゃ駄目では!? その真意に気づかぬ夏鈴。意外やといっていいのか、そういう方面に疎い模様。癒衣ひとり、その意味するところに想像膨らませたか、軽く赤面しています。

『おねロリキャバクラ』

凛と楓の関係はちょっと特別? 楓がお店にいったところ、ハロウィンの飾りつけがお出迎え。キャストの皆も仮装をしていて、今日がハロウィンということを失念していた楓は、凛からちょっとしかられちゃうんですね。

そこからのノエルのサポート。ハロウィンを忘れてた、お菓子を用意していない、というお客さんのためにと、お菓子を提供している。その時に、凛が特別に好きなお菓子、食べたいといっていたお菓子を教えてくれたりね、そうして世話を焼いてくれたの、いやもうありがたい限りですよね。

その真意、後ほどわかります。凛の楓に対する態度がちょっと違う。それを観察して楽しむ気だった!? 楓が凛にお菓子をプレゼント。でもトリック・オア・トリートの前だったからと、イタズラもついてきて、そのちょっとしたいちゃいちゃの様子、遠くから眺めてにやにやしている!

その様子をもって、やっぱり楓のこと特別だよねと聞いてみたノエル。特別とかじゃないよという答をもらうも、やっぱり察するものがある。ええ、その言葉にされない思いのほど。そのニュアンスにこそ、ノエルをにやにやさせるに足るものがあるのですね。

2023年11月11日土曜日

『まんがタイムきらら』2023年12月号

 『まんがタイムきらら』2023年12月号、昨日の続きです。

『妄想アカデミズム』

同日試験に臨んだ未春。しかし英語の時間に妄想にふけってしまい、点数とれずに終了! かくして偏差値41の結果を叩き出してしまうことに……。これ、英語を省いて残る科目だけで偏差値出したらどれくらいいくんだろう。いや、さすがに未春も落ち込んじゃってるんですが、世界史と国語は平均くらいとれてる。数学も勉強してた単元は結構できてる。決して目がないわけじゃない。勉強したことは身についてる。皆の言葉で、少し持ち直すんですね。

そして問題は莉子。本人の学力、成績、テストの結果はなにも問題ないのだけど、未春が自分を追ってきていることに思い悩んでいる。未春に負担を与えてるんじゃないか。またふと耳にした言葉、高校時代を勉強だけで終わらせるなんて嫌だという声になお迷いを見せて、いやいや、それで自分は落ちようなんて思わないでくださいよ!? それ、未春も悲しんじゃいますよ!?

試験帰りに未春の家に寄った莉子。未春に部屋に通されて、未春を待つ間も悩みは深くなるばかり。そんな莉子が見つけた、未春の同日試験の結果。はたしてその内容を目にしてしまうのか。

本当、今はそうしていろいろ思い悩まないで! そう思わないではおられないハラハラが連続します。

『しあわせ鳥見んぐ』

扉の翼、めちゃくちゃ可愛いなあ! ベタだけど、こういうの大好きですよ。

さて、今回は番外編です。大恐竜展にいきました。入り口に展示されている獣脚類の復元標本相手にテンションMAXのすずが食ベラレチャウヨー! と大騒ぎ。ほんと、なんでも楽しめる子ですよね。

今回のトピックは、鳥は恐竜の子孫。どうもピンとこないすずを連れて、オーストリッチ展示園。ダチョウを展示する施設にいってみるんですが、おお、これも鳥見か! ただいつものバードウォッチングとは随分趣向が違いますよね。どちらかというと牧場見学に近い。

飛べない鳥。世界最大の鳥。そのたくましい足など見れば、恐竜の子孫というのもうなづける。なんて、話をしていたら、向こうからのしのしやってきて、踊りを見せてくれるというんですね!

しかしね、ダチョウって結構怖いですよ!? 昔、今は亡き宝塚ファミリーランドにてダチョウを見ようとしたらですよ、向こうからのっしのっしとやってきて、思わず後退りしちゃいましたからね! ええ、結構な迫力。恐竜の子孫というのもうなづけます。

ダチョウを身近に感じたすずさんが、ダチョウに応えて翼と一緒に踊ります。これがなんというか、可愛くて、けれどなんだか馬鹿馬鹿しくってちょっと変! とか思ったら、それがまさかの落ちになるとか! ええ、ほんと、すずさん、可愛い人だと思います。

『かみねぐしまい』

誰かの願いを叶えてはやく天界に帰りたい。そんな神様の思いを受けて、はやくお家に帰してあげよう、願いごとをさっさと決めたいというツギノは本当にいい子ですね。そしてツギの申し出を受けて、なんだかんだで一緒に考えたまえなもいい子。ふたり、いがみあっていますけど、こうやって方向性定まるとちゃんと結果出しますよね。

かくしてひねり出されたのが風呂掃除。神様に水着を着せて風呂掃除を依頼するのですが、見事掃除を完遂! けれどそれでも帰れる気配がない。ああ、なにかしら大きな願いじゃないと駄目なのか!?

からの、神様がふたりの母の願いを知ってることをぽろっとしゃべっちゃって、思いあたることがあるっぽいツギノ!? なにもわからなくて悔しいまえな。それで今度は神様から母の願いを聞き出そうという流れになるの!?

ほんと、しばらくは自分の願いを叶えるため神様をちやほやする、ちやほやレースが続くものだと思っていたのが、まったく違った方向に次々転換していくところ、すごいですよね。毎回、そんな方向に!? こんな展開が!? って驚かされてるように思います。ええ、次なるまえなの魂胆の行方も、また楽しみでありますよ。

2023年11月10日金曜日

『まんがタイムきらら』2023年12月号

 『まんがタイムきらら』2023年12月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

海果の妹、穂波視点から描かれる姉との思い出話。引っ込み思案で苦手が沢山ある海果のことをよく理解して、そしてその上で無理に人と話さなければつらい思いをしないでいいのに。

こうした発想の出てくるところからして、理解しているけれどその気持ちまではわかっていない。姉と妹の考え方の違いというのが見えてくるのですね。

しっかり者の穂波。姉と話す時も、どうすれば話してくれるか、ようくわかっていて、その結果か落ち着いて口数少なくもしっかりコミュニケーションとれるようになった。いや、これは海果のことを見てきたこともあるかもだろうけど、穂波の特質あってなんだと思う。

感情に突き動かされる海果と違い、理性的にふるまう穂波。姉のことで、あるいはそんな穂波の姿勢が面白くないのか、からかってくる男子のことも完全に無視。割り切っているのか、そう思ったら、ああ、やっぱり姉妹といってもいいのか、姉のこととなると感情が高ぶる。と思ったら、それ以上に感情を高ぶらせてきたお姉ちゃんですよ!

穂波をいじめるな! いつも内気な海果が、この時ばかりは感情を爆発させて、妹を守ろうと必死に前に出て、ああ、ここぞという時にはこうして自分の殻を破って守ってくれる。こんな姉だと知ってるからこそ、穂波は海果のこと大好きなのかも知れませんね。

そして少し大きくなった今の海果と穂波の会話。穂波の割り切りは今もなお健在だけれど、それは自分の意見とその領分をわきまえて、その上で姉を応援している。そんな関係もまた素敵な姉妹であったと思いました。

『けいおん!Shuffle』

ん? 蘭花とリサ、ベストがお揃い? と思ったら、ちょっとずつ違ってるね。でもペア意識したようなこの私服。可愛いですよね。仲のよさ、感じさせてくれます。

さて、蘭花がピンチなんですよ。宿題が終わってないっていうんですけど、蘭花にしては珍しい、リサがそんな感想もらしたら、紫にいわれた歌詞のフレーズ集めるアレね! 先輩のこととなると思いがたくさんありすぎて一言で表せない。そういう時の蘭花の様子、方言が出てね、この子の本音に触れた、そんな感触あってよかったんですね。

と思ったら、すぐに出たというリサのこと。ちょっと複雑? リサさん。でもあれこれいいあってるうちに、親友だっていってもらえて、よかったね、リサさん。いやほんと、こうして素直に気持ちを口にしてくれる蘭花だからこそ、難しい宿題にもつきあおうって気になるんでしょうね。実に可愛いふたりでした。

そして最後に、歌詞の断片披露! いや、誰が書いたかわからないように部外の第三者に書き写してもらうってなったのですが、まさか花凛さん、読み上げます!? ほんと、最後の最後まで可愛い蘭花でした。

『スロウスタート』

志温が拾ったカメラ。落とし主が現れなかったとのことで志温のものになったのですが、ということは中の写真、見られちゃう!? 実際、こういうことってあるものなんでしょうか。ともあれSDを抜き、大会のパソコンで写真を見ようという話に。どんなの出てくるかな。ホラーかサスペンスかエッチなのかと、それぞれ盛り上がるんですけど、めちゃくちゃ不安になってる花名のいーっていう口、可愛いですよね。

そして出てきた写真。ああ、ほのぼのお子様写真だ。小さな子を写した写真。七五三? お正月? たまてのいうイベントスチルがたくさん記録されていて、これをなくしたご家族はさぞやがっかりなさっていることでしょう。なんとかして探してあげたい、と、周の知識に頼ることになるんですね。

って、すごいな周さん。小さい、可愛い女の子が好き! それはいいんだけど、実際に写真を見せたら名前どころか年齢まで即答! 住所までわかるといわれてビビる花名に冠! でもちゃんと本来の持ち主のもとに戻ったカメラと写真。お礼をいってくれる女の子、ののはちゃんも愛らしく、途中若干ヤバい雰囲気ただよわせたものの、ふんわりほのぼの、いいお話に終わってよかったです。

2023年11月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2023年12月号

 『まんがタイムきらら』2023年12月号、発売されました。表紙は『星屑テレパス』。そして独立創刊20周年の文字ですよ。もうそんなにたつのですねえ。心底驚いてしまうわけですが、だって、ついこないだってのはいいすぎにしても、そんなに昔のことだなんて思ってもいない。時のたつのははやいものです。そのめでたさを祝って、『星屑テレパス』の面々もドレスアップして乾杯ですよ。って、瞬! 君、驚きのエレガンスだな! 皆それぞれに着飾って、ああ海果も素敵な衣装にいい笑顔。本当に魅力的な情景。いい表紙です。

今月は新連載が3本です。

『ほうかごバスケット』

これとなにかに打ち込むこともなく、ひとりそそくさと帰路につく吉野けい。自らを不燃物という彼女は、きっと皆の足を引っぱってしまうとなにに対しても消極的で、しかしここに彼女が打ち込めるなにかを見つけた、そんな瞬間が描かれるのでした。

学校からの帰り、違う道を開拓してみたら見事迷子になってしまった。そんな彼女が出会ったのが、ひとりバスケをする女の子、つばさ。駅に出る道を教えてほしいと頼んだら、その代わりにとバスケにつきあってくれるよう交換条件を出され、シュートの練習をすることに。

しかし、けい、バスケットボールははじめてなのかな? ボールは届けどゴールに入る兆しも見せず、才能がないと思いながらも、一本くらいは決めたかったのか。つばさから、ここまでにしようといわれても、なお続きをと思ったけいの心のうち。不燃物だったはずが、思わず熱くなるものあったのかも知れません。

改めてシュートのコツを説明するつばさが見せた、お手本のシュート。その軌跡が描くアーチ。それがけいにつばさの好きを伝えることができたのか。見事つばさに魅入られたけいが、一歩を踏み出す、その瞬間がきたというのですね。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

好きなゲームを楽しむために、学校をサボってしまった笹木乃々。はじめての試みに無闇に不安になっているところを見るに、基本まじめで、そして小心者であるようですよ。

しかしいったいなにがどうしたものか、まさかの乃々が異世界に召喚されてしまうこととなった。しかもなんの因果か魔王として! 目覚めれば、敵対する軍勢との戦闘の真っ最中。召喚主ヴィンになんとかするよう求められるも、乃々はいまだ混乱の中。しかしそれでも、敵を退けるのに成功するのですね。

魔王としての実力はばっちり。けれどここで問題が。敵陣を率いる姫が、ゲームに出てくる乃々の推しキャラ、シェルにそっくり! 夢がかなった! なんとかお近づきになりたいと思うも、姫からすれば乃々は敵対勢力の頭領。ふたりは仲良くできない運命なのか。

しかも悪いことにこの世界にはゲーム機がないため、せっかく買ったゲームで遊ぶこともままならない。あっちも駄目、こっちも無理と、まるで思うようにいかない乃々。この子、この世界をいかにして生き抜いていくというのでしょうね。

『ばくちぬぎ!』

のっけから事件性感じさせるんですが!? 朝起きると、妹が全裸で倒れていた。って、いったいなにごとか。玄関ですよね? しかし、妹の身になにがあったのか。慌てて兄が問うてみれば、脱衣ギャンブルなる謎ワード。

なんと、学校に賭博部なる部活があって、女性同士で脱衣ギャンブルなるものに興じているという。ただ今回に関しては部活ではなく、学校からの帰り道、突然現れた黒フードに持ち掛けられた勝負の結果だという。って、それ不審者だよね? 警察に通報すべき案件だと思うんだけど!?

勝負の結果、勝負下着を奪われてしまった。それを兄に取り戻してもらいたい。しかし犯人は美少女しか狙わないというもっぱらの噂。かくして兄を美少女に仕立てて、犯人に襲わせようというのですが、妹、わりとこっ酷いこと考えるよね!

兄は妹のペースにのせられ、女性の姿のまま学校にきてしまうのですが、この格好じゃ授業にも出られない。それで賭博部部室に身を隠すも、そこに現れたのは妹から話を聞かされた賭博部部員。脱衣ギャンブルで私に勝てれば入部を認める! といわれ、しかしこれ、兄貴としては負けるに負けられない困った状況ですよね。

負ければ男であることがバレてしまう。かといって勝てば望みもしない賭博部に入部させられてしまう。はたしてどちらに転ぶのか。兄はギャンブルに特別な才能ありという。天賦の運が火を吹くのか。次回、乞うご期待でありますね。

2023年11月8日水曜日

『まんがタイム』2023年12月号

 『まんがタイム』2023年12月号、昨日の続きです。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

アツシ負傷! ということで、一週間ほど要安静です。足首をやっちゃったものだから、自宅でもなるたけ座っててと。いろいろリナが世話を焼いてくれるのは悪くなさそうなんですが、スマートフォンを探してる時の癖、これがちょっとした騒動の原因に!?

自宅だけでなく、撮影の控室でも、アツシの癖を見てリナがうっかりスマートフォンを渡してしまったというのですね。

やばい、ふたりの関係が怪しまれる! と焦ったリナ。一安心かと思った矢先に、側に座っていた子役のまりんに気づかれてるのではないかという心配が立って、いやもう大変。うかつに探るわけにもいかないしと迷っていたところ、まりんがリナのファンだったことが判明。どうもアツシとの関係に気づかれたっていうのは取り越し苦労だったっぽいと、ほっと一息つくんですね。

でも、これ、なにがいいって、まりんちゃん! アツシに密かにライバル宣言!? ほんと、これは面白くなってきました。この子からふたりの関係がバレることはないだろう。けれど、うかうかしてるとリナがまりんに奪われちゃう!? 略奪愛だーっ! いやはや、ほんとに面白くなりそうですよ。

『校長フライハイト』

困ったな。校長が好みでしかたがありません。いったいいくつなのか、そもそも女性でないのではないかとまで疑ってるのですが、ショートボブの女子高生スタイル。入学式の門前にて制服姿で記念写真を撮りたいという校長につきあわされる教頭の悲哀。

というかですね、この格好で校内うろついてても、まず校長とは思われないでしょう。ましてや入学式。見知らぬ生徒がいても不自然ではないシチュエーションです。教頭、堂々としていたらいいんですよ。

いやでもしかし、この校長、めちゃくちゃ好みです。つり目女子が好きなのかな? とか思ってたら、式の進行をしている女性もいいですね。なるほど、作者の女性の好み? 絵柄? にガツンとやられまくりであります。

そしてラストにまさかの校長メイドスタイル。なんかそれっぽいことおっしゃってますけど、ほんと、この漫画、校長のエキセントリックで押し切るスタイル。でもなに着せても可愛いよな校長。ええ、すっかり校長にしてやられているんです。

『午前0時のおねだりごはん』

新しい展開きたなあ! 久しぶりにおねだりしてきた米沢課長。牛喰も張り切って用意するんですが、あまりに忙しすぎたせいでお疲れの米沢。なかなかスケジュールがあわず、ようやく約束取りつけたと思ったら、まさかの寝過ごし! ほんと、予想もしない展開に、これからどうなるの!? とハラハラさせられたというか、新機軸だなあ!

待ちぼうけ食わせられた牛喰がですよ、ひとり食べるとろろチー鍋を写真とともに実況! 時間が時間なのでまた今度にしましょう、といいながら恨みもつらみも相当? 米沢の食欲をいかにそそるか、その一点にかけた渾身の実況が読者にも刺さるっていうんですね。いやもう、こいつは面白かったです。

で、この埋め合わせ。クリスマスデート成立させるの? ああ、今は酔ってる牛喰だけど、素面に戻った時が楽しみ。デートの約束が成立してたら、ほんとこの子どうなっちゃうんでしょうね。

2023年11月7日火曜日

『まんがタイム』2023年12月号

 『まんがタイム』2023年12月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。編み物をしているチエちゃんです。いよいよこれから冬になろうという季節。その準備でありましょう、マフラーでしょうか、それともセーターでしょうか。楽しそうに編むその編み物は店子のためのものなのでしょうか。『百合のあいだは悩ましい』黒崎、白野ふたりが一緒に抱えるカゴにはいっぱいの毛糸玉。これからふたりで藍田のため? 編み物をしようというのかも知れませんね。『まほろば小町ハルヒノさん』はセーターにニット帽。これからの冬の寒さも完全に防いでしまいそう。お茶を楽しむ『おとぼけ部長代理』のカットもございます。

『ローカル女子の遠吠え』

じょんじょんで出勤したといって怒られている鎌木。しかしじょんじょんとはなにか? まるでわからない雲春なのですが、うん、自分もさっぱりわからない。けど、雲春が想像しているじょんじょん踊り、それはおそらく違うだろうってことはわかる。わかるんだけど、想像の陽気な鎌木、なんかすごくいいな。あの表情、浮かれた感じ? 地に足のついてない感、最高の描写だと思う。

じょんじょんというのは草履のことなのだそうですよ。って、ぞうりで出勤したの!? 夏気分とかそんなもんじゃないよ? なんでまたスーツにじょんじょん!? 靴下は!? 庭履きを誤ってはいてきたとかなの!? いやもう、たとえ夏でもそうそうない失敗だと思いましたよ。

さて、このじょんじょんがまた別の怒りに火をつけることとなるのですが、その相手はというと水馬さん。じょんじょんで富士山にくるなと怒り心頭なのですが、いや、これ、完全なとばっちり。

夏のトラウマなんだそうですよ。短パン、草履、雨具なし、富士山を甘く見ている登山者に頭を悩ました夏だった。運がよければ無事だけれど、運が悪ければ低体温で行動不能に陥りかねない。本当、山は、自然は甘く見ちゃいけないですね。

そしてりん子に富士登山をすすめる水馬の、その真意。思いのつたわるラスト。これが素敵でありました。水馬さん、本当にいい人ですよね。

『良倉先生の承認欲求』

めちゃくちゃ面白いな。SNSに溺れすぎている。上枝からそう指摘されて、一日スマートフォン断ちをすることになった良倉です。ぶんちょー紳士も禁止です。それで取り乱す良倉! 裏声でぶんちょー紳士に声をあてるとか、本当、普段じゃ見られない様子にすっかり心奪われてしまいました。最高です。

上枝との待ちあわせ。いつもならSNSをチェックしてるところが今日は禁止。それで見事に手持ち無沙汰。電車の中でも手持ち無沙汰。もう本当にスマートフォンがあるのが当たり前になって、手元にないと落ち着かない。うん、完全に中毒だと思う。

でもちょうどいいデジタルデトックスになったみたいですね。なにをするでもなくふたりで海を眺め、ゆったりした時間を楽しんでいる。まさかそれを水元と氷高に目撃されてるとはふたりも想像しなかったでしょうけど、水元たちが見るふたりの様子、客観的にも悪くなかったと思いますよ。

しかし今回面白かったのは、良倉のSNSが動かないことに焦りを覚える星畑。いい子だなあ! そして上枝の魂胆! めちゃくちゃ面白かったですよ。ほんと、ふたりはつきあってしまえばいいと思います。

『瀬戸際女優!白石さん』

白石、本当に母のスナックを手伝うんだ! でも母にしても娘が助けてくれること、嬉しいっぽいですね。お客さんがいうんですね。棚を新調したとかね、そうかあ、店を閉めるつもりでいたけど、娘が手伝ってくれるならと気持ち前向きになったんだ。本当、いい話だったと思います。

そしてここからもいろいろ。爽太が店にきてくれました! そこからの白石の仕事ぶり。お客さんたちの話を聞き、お酒飲まされてつぶれそうな若い人にはさりげなく水をすすめ、そして飲み過ぎ上司には自ら相伴申し出て酔い潰してしまう。気配り、丁寧、そしてしたたか。白石のよいところ、よく出ていたエピソードでしたよ。

そして白石の母がいうのです。爽太のこと、あの子はやめときな! その真意やいかに!?

この理由、次回明らかにされるのでしょうか。目が離せませんね。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

琴音の天気予報にライバル出現です! バーチャルお天気おねえさんハレ。Vの波がついに天気予報にもやってきた。ハロハレハレ〜という挨拶で、元気にお天気を伝えてくれる可愛いキャラクター。最近話題、子供をはじめ若い人にも大人気。琴音のピンチだというのですね。

ライバルに負けないよう、インパクトある企画を考えなさい。軽く無茶ぶりされた琴音が考えながら街を歩いていた時のこと。図書館にて、琴音のファンだという女の子に出会うのですね。眼鏡三つ編み、最高だ! 琴音との遭遇に慌てたその子が落とした台本。拾った琴音が気づくんです。この子、Vお天気おねえさんハレの中身だ!

琴音に憧れてお天気の世界に飛び込むこととなってしまった。最初はバイトのつもりが、局を間違えてしまったり、声質言い回しからハレの中身に抜擢されたりと、なかなか異例の経歴辿っていますが、目指すは琴音のようなお天気。その言葉を聞いて、気持ちを刷新する琴音。局こそ違えど、ともに手を取りあって、ふたりお天気を盛り上げていこう、その思いと思いが共鳴するところ、素晴しかったですよ。

そんな琴音の提出した天気予報の企画。それは基本に忠実で、視聴者の視点に立ったもの。奇抜なことをするよりも、琴音の琴音らしいところ、視聴者に近しくあるところ、それがやっぱり評価されるところも、またよい話でありました。

2023年11月6日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2023年11月5日日曜日

『まんがタウン』2023年12月号

 『まんがタウン』2023年12月号、昨日の続きです。

『あの世で猫になる』

生前のタマを知る女性がアパートを訪れて、詳細死因いっさいがっさいが一気に判明! あれは事故だった。酒に酔ってベランダからの転落死。衝動的でだらしなくて怠け者と、散々ないわれかたしていますけれど、実際ベランダにはがらくたやらゴミやらが積み上がっていたとのこと。酒で足元不案内だったか、あるいは友人がいうようにベランダから吐こうとして? けどその実際をタマがちゃんと思い出すんですね。なんと雑霊に驚いて! いや、でもベランダがいっぱいだったのも悪かったよね! ほんと、整理整頓、大切ですなあ。

タマの本名も判明。たまきといったんですね。なるほど、タマという呼び名がしっくりくるわけです。朝倉さんにもたまきの話、共有されて、そうか、タマのこと、たまきが飼ってた猫と解釈したんですね。こうしてあちらこちらに積み残されていたこと、それがすっきりと解決していって、となったら続くは成仏なのですかい!?

次号クライマックスだそうです。そうかあ、終わってしまうのですね。

『押しかけギャルの中村さん』

ウテナさんに、先達てのハロウィンイベントのこと、ちょいとバレてしまいました。いや、別にバレて困ることないんですけどね。中村の写真の後ろに、女装秋山が写り込んでいた。それだけで潤ってしまうウテナさん。どれほどにふたりのこと推してらっしゃるの!?

その話題、ネトゲ中に仲間に共有されましてね、それで面白そうにしてる秋山が気に食わない。仲間はずれはいや! と中村もゲームに参加するんですね。

そこからの冒険。まさかの触手に搦め捕られて密着イベント発生しちゃうとか! まさかこれを期待してのクエストチョイスじゃあありませんよね!? と思って確認したら、ウテナさんはクエスト選びに関与してませんでした。

しかし頼りになるウテナさん。ふたりのピンチを救ってくれて、そして近づくウテナと中村。このふたりが仲良くなるのもまた面白そうですよね。

さて、今回は2本立て。後半は頼りになる秋山くん、なのですが、固いビンの蓋を開けてもらう! SNSの詐欺メッセージの対処にアドバイス! そしてさらに口の中噛んじゃったところに薬塗ってもらう!

なんだこのいちゃいちゃイベント。口内炎クリーム、ちょっとだけ麻酔効果がある、ってそうなんだ! 今塗っておけばカレーができる頃には効いてるだろう。というので、普通に塗って、指でいいからと無邪気に口開けて待っちゃうんですね。

本当、これ、秋山に対する信頼の証なんだと思う。その後の話も、秋山がいるの当たり前、秋山がいてくれないと寂しい、秋山がいてくれると嬉しい。そんな感じの振る舞いが見てとれて、いやもう、中村さん、秋山大好きですよね。

それだけに、サークルの関係で家を空けるかも知れないという話。ひとりこの家に残される中村、はたしてどうなるのでしょうか。ひとりでちゃんとできる? 寂しくて泣いたりしない? それとも距離がふたりの仲を育てる系!?

次回、実際秋山が家を空けるかどうかも不明ですが、中村、その内心やいかがなるか。その心のうち、なにかしらはっきりする、そんなイベントになりそうです。

それはそうと、カレー食べてる中村さん、可愛いですよね。

『ホントはダシたい山車さん』

山車とおつきあいすることになった佐藤。社内で公表するべきか、迷っていたら他のカップルに先を越されてしまいました。

さて今回のテーマは赤だしです。赤だしは塩からくて苦手という佐藤に、赤だしと味噌汁の違いを教えてくれる山車。で、その時の意味深なやりとりが目撃されて、つきあってることが社内に流布! ああ、公表のタイミングどうしようとかもう悩む必要なくなりましたね。結果オーライだったのではないでしょうか。

そして赤だし。味噌汁は味噌が主役で、赤だしは出汁が主役というの、こういうのはじめて知りました。といっても、うちでは基本赤だしは作らず、たまに飲むことがあっても、インスタントだったりしたからなあ。でもこうして味噌汁と赤だしが違うと聞かされれば、どこかちゃんとしたところで味見してみたい。なんて気持ちにもさせられて、そうした興味を引く見せ方。毎回、すっかりやられてしまっているんですね。

そして次回最終回。ああ、ふたりの結婚が決まったりするのでしょうか。

2023年11月4日土曜日

『まんがタウン』2023年12月号

 『まんがタウン』2023年12月号、発売されました。表紙は『押しかけギャルの中村さん』。片手にカップのドリンク持った中村さん。もう冬目前? ニットにふわふわファーの帽子、といいたいけれど、肩も脚も出ているね!? これは季節は秋なのか冬なのか、わからん! でも冬っぽいんだよなあ。12月号、もう年末、クリスマス時期なのかも、なんて感じがするんですね。そして中村さん、いい笑顔で手を引いている。ああ、秋山がいるのね!? イルミネーション? 輝く街へと繰り出そうとする、そんな浮きたつ気持ちが感じられるようです。

今月は新規ゲストが2本です。

『姉ちゃんなんて大キライ』

さすがのといっていいのでしょうか、安定の面白さですね。読み切りゲスト、ということでキャラを絞ってきっちりふたりがどういう人物であるか紹介しつつ、話のフリから、さらにはまさかの展開、大ゴマ使った見せ場を用意し、次へ次へと話を進めていく。

その話の動きとともに、登場人物の変化する内心も描いてみせる、この巧みさ。漫画としての見せ方、話の練り上げ、そしてすっきりと落ちをつけて、きれいに終わらせる手腕。一本の短編として、完成度高く仕上げてきなすった! もう、本当にうまい漫画だったと思いました。

しかし、この姉ちゃん。弟思いなのはわかるけど、普通に迷惑ではあるな! ほんと、姉というのはこういうものなのか。そうした解像度。作者にも姉がいらっしゃるのでしょうか。

『のうのうと高校生』

インパクトある作風! これ、『ザ・小学生ズ』の人だ。前回も印象的だった。クラシックな雰囲気。ちょっと辛辣で不気味ささえ感じさせる絵柄。なんていってましたけど、今回は登場人物が高校生になったことで、不気味さよりもナンセンスさがより強く押し出されるようになった。そんな風に感じました。

この漫画は絵柄含めた見せ方で押す、そんな作風なのだと思います。描かれる内容はそこまで斬新ではない。ナンセンスなネタを真顔で押し切る、そういう押しの強さが持ち味。好き嫌いは強そうですね。けれどこうしたアクの強めの作風もあっていい。今の流行りとか関係なく、多様な個性が発揮できること、それがジャンルの幅の広さを作るのだと思うんですね。

『もくもくもくのキャン』

ひとり、焚き火をする木野。そこにおはようと話しかけたのは、原田ならぬひとりの男性。木野が応えて、草太さん。ああ、木野の夢だこれ。夫とのキャンプの日々を夢に見ている。しかしこの夢の結末、テントに入った夫に続きテントに向かった木野の見た情景。無人のテントを前にした木野のその表情。胸がしめつけられるような寂寥感あって応えました。

けれどそこで原田と話をするでしょう? 夫とキャンプする夢をいつも見る。それが木野にとっての救いとなっている。今日原田と一緒に過ごしたキャンプも、また夢で夫との時間になるだろう。それを楽しみという木野。ああ、この人がひとりキャンプを続ける理由、その一端がまた垣間見えた、そんな気がしたのでした。

木野と原田、ふたりで眺める朝日。また一緒にキャンプにいこうと話しているふたり。これからも続くだろうふたりの関係、それを思えばなにかほっとさせられるような気持ちにさせられます。ただ一緒にキャンプにいく。それだけのことかも知れないけれど、ただそれだけではなかった。長い時間をかけて、少しずつ歩みよりながら理解を深めていった。その過程あったからこそ、この感慨なのかと思います。

『兎なりのウサギさん』

寒くなると、人もウサギも調子を崩します。寝始めの頃はまだちょっと暑かったのが、明け方にかけて冷えちゃったんですね。それで紅詩もみたらしも調子を崩してしまった。紅詩は風邪、みたらしは腹痛。あまりの不調に青枝に助けを求めて、みたらしを動物病院に連れていってもらう。

青枝、さすがですね。鬱滞と申し出て、レントゲンからの治療です。このレントゲン写真、もしかして本当のウサギのものですか? そして治療ではまず注射。それから内服薬。薬を飲ますのはそれはそれは大変で、バナナにかけても食べない。加工しても食べない。なのでスポイトで強制給餌というのですが、風邪をひいてる紅詩が大奮闘!  この迫力! この鬼気迫る表情!

ほんと、それまでは風邪ひいてる紅詩さん、色っぽいなあとか思っていたのが、一発で吹き飛びました。時には気迫も大事です!

2023年11月3日金曜日

『まんがホーム』2023年12月号

 『まんがホーム』2023年12月号、昨日の続きです。

『はなまるゲーセン飯!!』

メインどころが揃ったのかな? 田舎に引っ越してきた内気少年田貫源。憩いのゲームセンター&食事処あがいんで出会った店員が、なんと同じクラス。花崎園香。学校での関係とあがいんでの関係、マルチに展開していきそうな気配。いいのではないでしょうか。

学校は女子校から共学になったばかり。周囲は女子ばっかりで、そこに東京からの少年が投げ込まれたからさあ大変。興味持った女子にむらがられても、ぼっち歴の長い田貫にはいかんともしがたい! この学校でのアウェイ感あったればこそ、あがいんが彼にとってのホームになろうというのかも知れませんね。

さて、あがいんでの再会ですよ。園香とその幼馴染み、尾花沢樺恋。めっちゃ可愛いな! この樺恋がですね、ことあるごとに園香と田貫に焼き餅を焼く! めっちゃ可愛いな!

かくして放課後あがいんでゲーム、そして軽食いただいて、樺恋に嫉妬される。田貫の日常生活、そのパターンが決まった瞬間ですね。

『座敷童子あんこ』

喫茶店のモーニングってそんなにはやく終わるの? 朝寝坊のあんこはそのせいでモーニングにありつけず、目覚ましをいくらしかけようと、あんこ自ら破壊しては二度寝三度寝を決めこむ始末。そんなあんこにパパ上からのアドバイス。仕掛けでもって、時間になったら清めの塩を大量投下しようというんですが、パパ上、あんこが妖怪ってわかってやってるよね? これでバレてないっていうんだとしたら、野生の勘とかニュータイプ的ななにかなんですかね。ほんと、この漫画最大の謎、それはパパ上です。

しかしこの仕掛け、問題がありますよね。目覚ましが鳴る→時間を空けて塩が落ちてくる、だったら鳴ってすぐ時計を止めたらあんこは助かります。けど、これ、鳴る即投下よの? あんこは塩攻撃を避けられない仕組みなのでは!?

かくして案の定塩を食らったあんこ。本人は平気そうだから大丈夫だけど、これ一歩間違えばあんこ消滅していたのでは? だとしたら、捕獲できなかったパパ上かわいそう! いやもう、このふたりの関係、改めて剣呑ですよね。

『歌詠みもみじ』

キャッシュレスに挑戦するパパさん。いや、設定その他はお家でやっつけておきましょうよ! といいたいけれど、この焦るシチュエーション、わかりますよ。店頭で開いたらログイン状態が消滅していて、あたふたして結局現金で決済したことありますからね。ええ、あのパパさんの焦り、わかります。

しかしたまさかレジにいたのが千恵ちゃん。めちゃくちゃ可愛いな! パパさん前にして困り顔なとこもいい。

この漫画の登場人物、みんな可愛いんですけど、なかでもトップはやっぱりママさんなのではないかと改めて思わされましたよ。そんなにカニ好きじゃない。そういって、パパさんに剥かせる。でもって加えてもう一度あーんでしょう? ほんと、めちゃくちゃ可愛い。いつかもみじもこんな感じになるのかも知れませんね。

『うちの秘書さま』

はじめが当てた温泉旅館宿泊券。家族向けなのかな? 4人までご招待というので山田も誘われたのですが、だとしたら残るふたりは七瀬と田中さんだな。そう思ったら、違った! マジか! 収集つかんから、あえて田中さんは外してきたのかい!? ええ、最後のひとりはメイドさん! おお、メイドさんの浴衣姿。きれいな人はなにを着せても似合うのだなあ! まさしく眼福のエピソードでした。

しかし創業300年の老舗旅館。その雰囲気やあやしくて、はじめにとってはお化け屋敷。でもこれ旅館側もわかってますよね? だって、部屋に通して最初にお出しするお茶、あえてひとり分多く出してくるっていう! いやな女将ジョークだなあ! ほんと、おかしかったですよ。

そしてはじめの不思議体験。ゲームコーナーにいってみたら、囲碁をするご老人に誘われて数時間を過ごすことに。しかしその老人たちは……! というんですが、あ、よく見たら着物が左前だ! ほんとよくできている、というかこんなにほがらかフレンドリーな幽霊なら、遭遇してもそこまで悪くないかも知れませんね。

2023年11月2日木曜日

『まんがホーム』2023年12月号

 『まんがホーム』2023年12月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。テーマは収穫の秋でしょう。カゴに野菜、というかニンジンいっぱい収穫しているらいか。一本さっそく食べてるんですが、新鮮なニンジンはそのまま食べられるんです! みたいな感じです。『ガチ恋カウント2.9』はメイデン様を背後にネギを構えるリコ。『ヲトメは義母に恋してる』鈴さんと寿々さんが一緒にトマトのカゴを持ってます。そして『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻は、白菜、そしてカブラ。このあたりは三国志の頃にもあった野菜なのかも知れませんね。

『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』

皆でキャンプですよ! メンバーは音瀬に森川、そして橘&有樹。言い出しっぺは橘なんですが、間違い電話で森川が、道具目的で有樹が参加することになって、カワイイどころふたりと男ふたりでの泊まり掛け。ああ、これは間違いがおきますね! おきますよね? おきないんですか? おきてくださいよ。

しかし非常に不安なキャンプですよ。橘と森川、ふたりのキャンプ知識は話題のキャンプアニメ視聴レベル! 期待の星、有樹はというと道具はあっても一人用。まったく足りていない。どうしようというので、橘がキャンプ道具をレンタルしようと提案。これで問題なくキャンプを楽しめる! と思ったら、橘は本当に駄目だな! なんでテント二人用しか借りてないの!? というか、この意思疎通がまるでできてないグループ! ほんと、駄目駄目では!?

こうなったらしかたない。二人用に四人でぎゅうぎゅうになって寝るしかないね。密着だね? ああ、これは間違いがおきますね! おきますよね? 期待していますよ? おきなかったら承知しませんからね?

『孔明のヨメ。』

燃え上がる船団! いよいよ戦いの火蓋が切って落とされた。さあこれから激しい戦いが、と思ったら、冒頭に船の便所に放置される黄蓋の図……。ほんとなのか、マジなのか、こんなの記録されてるんだ、すごいな三国時代。

今回も光るのは曹操の判断力でしょう。船団に火を放たれた。謀られたと知るやいなや、ここまでの準備積み上げを惜しむことなく即退却と決断。自ら陣に火を放ち江陵へと脱出を図るんですね。いや、本当、配下も感心していますが、普通ならこれまでの労を、取れるはずだった勝ちを惜しんで決断も遅れかねないところが逃げの一手に徹する。こうした果断さ、実利を重んじ感情に絆されないところ、これあっての覇者たる器であるというのでしょうね。

そして戦いは続きます。思うように進めない水上部隊に陸上部隊。そこに駆けつけるのは劉備配下の張飛益徳。ああ、またここに見せ場が展開されそうです。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

幼ない頃の夢を見たはじめ先生。初代にゃーたにざりざり頬を舐められて泣いちゃった思い出。実際に頬を舐めていたのはめておだったのですが、この夢をきっかけにしてめておと初代にゃーたが似てると気づいた。ああ、これは謎の猫、めておの出自ないし正体に迫る、そんな情報かも知れません。

今回は、はじめ先生中心のエピソードでしたね。かつて一緒に暮らした動物たちの思い出。猫が大好きだったゴールデンレトリバーの社長。社長に舐めまわされて怒ってたにゃーた。そうした懐かしい思い出の日々は、今のこの環境に繋がる思いの源泉たるものあるのかも知れませんね。

そして最後にめておがいう大型犬が苦手な理由。舐められたらビショビショになるから! なるほど! このレトリバーのポポちゃんとめておの会話、なんか可愛くていい感じでした。

『ガチ恋カウント2.9』

理想の姿を覆面レスラーマスク・ド・メイデンに託した冬根芽生子。リングの上での強く気高いその姿と実際の彼女のギャップ。その谷の深さこそが、芽生子の夢の現れなのかも知れませんね。腑甲斐ない自分を変えたい一心、それがマスクをつけた自分、メイデンを生んだ。メイデンの華麗さは、本当の自分へのネガティブの裏返しなのでしょう。

さてその可愛い芽生子さん。まさかのリコと出会ってしまいました。髪の色と香水から、リコ察して、あなたはもしやメイデン様!?…… の大ファンなんですね! って、まるでバレちゃいねえ! でもってここから自己紹介、からの結婚願望を本人に語っちゃったよ、リコさん!

ほんと、これどうなるんだ。リコは練習生募集に通らないものと覚悟決めてますが、まさかの提案を受けて上司とともに絶叫! このくだり最高で本当に好きだったんですけど、そしてまさかジムにて再会メイデン様!

さあ、どうなる。マスクの下で驚いてる芽生子がいいですよね。ふたり、いつか結婚する日がくるのでしょうか!

2023年11月1日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2023年12月号

 『まんがタイムきららキャラット』2023年12月号、昨日の続きです。

『うさパン焼いて悪いかよ!』

今回はハチがひたすら可愛い回! 雑誌で見たウサ耳パーカー欲しさに、こっそり街に出てみたら、良にネムにさらにはクマにまで出食わしてしまってさあ大変。なんとしてもウサ耳パーカーの秘密は守りたい。つきまとってくる良たちを誤魔化すべく適当な服ひっつかんでみれば、試着せよと、こないだ太ったとこだろうと、わりかしまともな突っ込み受けて、ここからハチの着せ替えがはじまるんですよ。

いや、しかし可愛いじゃないですか。一番最初の適当にひっつかんだやつがいいよね。ちょっとお姉さんっぽい。からの、まさかの着替えてるところにクマが乱入してくるというハプニングあり、それはそれは大変なことになっちゃったわけですが(クマが)、結果的にクマチョイスのウサ耳パーカー入手にいたったから結果オーライ。

いやほんと、パーカーにつつまれて満足げなハチ、めちゃくちゃ可愛かったですよ。

『ササエルの中には誰もいない』

お、終わってしまうのかい、ササエル!? と、その前にササエルとクジベェくん、東京進出ですよ。B級グルメのイベントに招待されて、これぞ機会とやる気なんですが、どうにもうまくいかないもので、台風直撃!? からのサービスエリアにササエル&常子置き去り!?

ほんと、ここからのふたり一緒のヒッチハイク紀行。あやしいやらあやういやら、ほんと財布持っててよかったよね? なんとか東京つくも、目的地がわからず、迷子の心細さから、ササエルは泣くわ常子も泣くわでもう大変なんだけれど、この紀行がSNSに晒されることで日和子とも落ち合えるわ、さらにいえば宣伝にも役立ったのでは? ほんと、なにがさいわいするかわかりません。

そして目的地、ご当地最強決定戦。しかし、これまともなイベントなの? B級グルメイベントというけど、普通に出店して営業するだけで、ここで勝ち負けは決まらない。じゃあどうやって勝敗つけるのかというと、プール渡ってローションまみれの山を登って、フラッグ掴んだものが勝者! って、いやいや、そんな無茶な! と思うのだけど、そういう無茶があるのがこの漫画でした。

運動性となると光るのがクジベェくん。あの動きづらそうな着ぐるみで、華麗な跳躍、強烈な蹴り。傍若無人ではありませんか。そしてぬるぬる山を苦もなく登っていく。どういう理屈!? 足裏にスパイクついてるの!? でも、ここでササエル2号の姉妹愛がササエルを優勝に導く! 日和子、肩強いな! はいいとして、ここで感動のあまり? いや緊張? ともあれ、いらんこと口走ったことでヤッチーと稲井に身バレ!?

最終回に向けての急展開。ほんと、ササエルの明日はどっちだ!