2026年3月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2026年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2026年5月号、発売されました。表紙は『子供部屋ドラゴン』。ぎゃおとひまり、ふたりが頬寄せあう表紙でありますよ! これ、普段のぎゃおとひまりのいろいろ知ってたら、普通も普通の情景なんですけれど、意味深に咲く花を背負ったふたりの関係やいかなるものか。ちょっとおどおどしながらも、ひまりがそばにいてくれて嬉しいぎゃお? その目が物語る彼女の感情、それがすごくいい表紙ですよ。とはいえ、この状況、みうが見たらなんと思うことでありましょう。しかし、ひまり、すごくいいですね。揃えられた前髪のライン。なんと美しいのだろうと感嘆します。

今月は新規ゲストが3本です。

『可愛いはすべてを破壊する』

崩壊学級C組に降り立つは、愛らしさの権化、雛川ひよ。好きな食べ物はりんごゼリー。好きな飲み物はあったかいお茶。ちびっこ、爛漫、ぴよぴよかわいいその言動は、たまたま廊下で出会った子たちのハートを射貫いて、再起不能に追い込んだ。

そのひよが通うC組は、まともに着席もせず教室後ろでくだを巻く不良少女に、腹黒? 辛辣ギャルといった曲者がいっぱい! 教室からは今日も元気に怒号が響き、担任の心労はMAX! そんなクラスに、こんなふわぴよ少女が馴染めるのでしょうか?

という心配をよそに、跳ねっ返り少女、山門柳の名前を早速連呼するひよ。ああ、これはあかん、怒らせちゃった! と思ったら、辛辣ギャル? 遊木結々からも目をつけられて、転校初日からハードモードだ! と、ここからがひよの真骨頂ですよ。

あまりに素直、裏表もなくまっすぐに感情を表すその表情、距離感に、見事陥落した遊木結々! ああ、クラスの中心人物を攻略ですか!? と思ったら、続いて柳さんの膝に座っての振り向き笑顔からの照れ顔。これには柳様もノックダウンかーっ!

ひよは高校デビュー失敗かと不安になっちゃってるんですけどね、いやいや、誰もなしえなかった偉業を連続達成なさったところなのよ? そしてひよを拝む先生にたけのこ返しが決まる!

って、教室のドアを吹き飛ばすほどの威力ですのん!? いやもう、かわいいは正義ならぬ、かわいいは脅威!? 今ここにC組の秩序は、ひよによって塗り替えられようとしています。

『高嶺の花は踏まれたい!』

クールな美少女、高山ランは、学内屈指の人気を誇っている。いわく、高嶺の花。しかしその心の奥底には、およそ公にしがたい願望が潜んでいて、それは踏まれたい! 誰でもいいってわけじゃない。自分に唯一なびかない、天野くるみ、彼女にこそ踏まれたい!

しかし、常にツンツンの天野くるみ、彼女の本心はただランに通じていないだけだった。なびかないんじゃない。なびけない。好意を持った相手に、素直な気持ちを表せられない、それが天野くるみ。かくしてランと友達になりたいと思いながらも、行動はまったくの逆コース。おかげで、屈折したランの心を射止めることになったというのですから、なんでしょう、結果オーライでいいのですか?

くるみとは違い自分の気持ちにまっすぐなラン。くるみにぐいぐい接近し、そしてくるみのことが好きと、仲よくなりたいと告げるのですね。しかしそれでも素直になれないくるみは断固拒否。それがなおさらランの気持ちを熱くする! しかしついに勇気を出しましたね、くるみ。自分の駄目なところを余さずランに伝えて、そうしたらランがえらいこと喜んじゃって、ここにでこぼこのカップルが誕生するに至ったんですね。

しかし、ラン、くるみとふたりっきりのときには、ちゃんと踏まれてるのでしょうか。なんだかんだで、くるみ、ランに懐柔されちゃいましたね。

『天使学園の××先生』

天国は立派な天使を育成すべく設立された学園にて教鞭をとることとなった月姫セレナ。しかし配属されたクラスは、ここエリュシエル女学園にても異色のクラス。成績最下位、落第ギリギリのおバカクラスであったというのです。

人呼んで堕天組。優秀どころかまっとうな天使になれるかどうかもあやしい、そんな子たちを教えるセレナは人間? 真面目そうなその容姿。しかし彼女には秘密があったというのです。

この天界にて、堕天使とはいわゆる不良ないしはアウトロー的なポジションであるようですね。夜の盛り場には堕天した天使たちが悪事を働いていて、そこに堕天組の生徒、リミエルが踏み込んでしまった。危険な連中に絡まれるリミエル。そんな教え子のピンチにかけつけるは、我らが主人公、セレナ! その正体はまさかの悪魔! サキュバスとして堕天使たちをしっかり寝かしつけたというのですね。

思わぬ教師の来歴に驚きを隠せないリミエルだけど、悪魔といっても悪い人じゃない、むしろ真面目に教師としてつとめようとしている。そうした心意気に打たれたリミエル! 見事前向きに進路を考えるまでにいたって、ああ、セレナ、教師としてしっかり仕事ができていますね。

2026年3月18日水曜日

今日は休みます

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2026年3月17日火曜日

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2026年3月16日月曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第85話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

そうか、後藤氏は秋山とカリンがつきあいはじめたこと知りませんでしたね。

しかしそれにしても今回は名作回。深まる絆。恋が破れ、そしてそこには勝者も敗者もなく、ただともにその心を通いあわせるという。

なんてすばらしい描写だったのでしょう。なんて心に響く時間だったのでしょう。最高だったといわざるをえません。

秋山がね、カリンをカラオケに誘うんです。デート!? と思ったら、セリナがバイト先に遊びにきてですって! かくして秋山、カリンに後藤という音楽フェス時メンバーでカラオケ店にいきました。そしたらセリナったら、すっかりしっかりしちゃって! あの制服もかわいいですよね。生き生きと仕事がんばってて、それがもうまぶしいの。

と、このあたりもすごくよかったんですけどね、でもメインとなるのは後半でしょう。バイトあがりに合流するというセリナに、カリン、話すんです。秋山とつきあうことになった。いわば出し抜かれたかたちになったセリナですけど、私たちはうらみっこなし同盟。うらみなんてない、カリンのこと素直に祝福して、けれど秋山への断ちがたい思いがセリナに涙を流させて、ああ、セリナを元気づけようとするカリンのそのふるまい。これからもずっとセリナの友達だからという、そこに嘘はない。そこには、ただただ友人を思うカリンの気持ちが満ちていたというのですね。

そして寄り添う心がもう一組。ルームにふたり残された秋山が、後藤にカリンとの関係進展について報告するんです。このときの後藤氏の粋な返答よ! 言葉にはせず、歌でもって答えるというんです。歌いあげるバラード! 秋山は熱唱に心揺り動かされて、ああ、なんという素敵な関係なのでしょう。ここにもうらみもそねみもないんです。ただひとりの男とひとりの男が、ひとつの試練ともいえる瞬間を乗り越え、友として、いやそれ以上の関係に歩みを進めた。

友の名を呼ぶ秋山のその姿。もう名作といわざるをえない。まぎれもないマスターピース。最高でした。

2026年3月15日日曜日

『まんがタイムきらら』2026年4月号

 『まんがタイムきらら』2026年4月号、昨日の続きです。

『魔女まじょS-WITCH』

願い事をかなえる幽霊少女に対峙するルチェッタ。しかしルチェッタのペースにのってくれない幽霊少女。まなと小夜が合流するも、幽霊少女は願いをかなえることにしか興味を示さず、話しあいのできるような状況ではないのですね。

この少女、自由意思があるのではなく、ただ願いをかなえるということに執着しているだけ? ルチェッタの魔法で拘束するも、檻の隙間から逃亡する幽霊少女。その正体は、妖精だったというのですね。

本来、妖精を邪魔してはいけない。でも今回ばかりは話が違う。人や町に累を及ぼすとなれば、町魔女として対処しなければならない。しかし、なぜこの妖精が人の願いをかなえることに固執するのか。

それを知ろうとする小夜。幽霊少女にその理由を訪ねたら、なんと、妖精に姿を変えられてしまった!

これは、自分と同じ立場になれば自ずとわかるということなんですか!? ともあれ、小夜の新形態! ここから誰かの願いをかなえる旅がはじまるというのですか!?

My Private D☆V

『初凪ヒメリウム』の鹿冬カトです。

D☆Vポイントは「物理的にもメンタル的にも隙がある人が好きです♡」。というわけで、イラストのお嬢さんは、髪をかきあげ、頭の後ろでまとめようとしている様子。そこに隙があるのだとしたら、やっぱり腰まわり、裾付近にあるってことでいいのですかい!?

ともあれ、伸びやかなその姿勢。すらりとした背筋に涼やかで清らかな美を感じさせて、ただD☆Vポイントの例示という以上の魅力を感じさせてくれるイラストになっています。ええ、素敵なお嬢さんです。

2026年3月14日土曜日

『まんがタイムきらら』2026年4月号

 『まんがタイムきらら』2026年4月号、先日の続きです。

『なーんもうまくいかん!』

菜子、この子はほんとにいろいろ心配になるなあ。ため息なんかついてるからなにかと思ったら、友達と通話しながら宿題するというので塞いでる。電話が怖いんですって。お姉ちゃんは、向こうはなんとも思ってないよって、正論なんですけどね、妹ちゃんの心配不安をまるで理解してくれない。

でも、姉ちゃんのいうこともわからんでもない。菜子はいろいろ心配しすぎて緊張するから、おかしなことやらかしちゃって、それでさらに不安になる。

悪循環よなあ。ほんと心配になる子です。

今回の電話も、ビデオ通話になったらどうしよう、気をまわしすぎて、服を着替えるのはいいとして、自室で帽子はやりすぎじゃない? かわいいけど。

勉強会はじまってからも、ずっと意識しちゃって全然宿題に手がつかないってんだから、ほんとちょっとかわいそう。でもって結局ビデオ通話の流れになるんですけど、そしたら菜子だけ気合い入りすぎてて、それでまたいろいろ空まわっちゃって、着替えるとかいっちゃったせいで、また恥かいちゃって、いやいや気にすんな! 友達同士ならパンツのひとつやふたつ、見た、見られたとか普通のことだよ! 知らんけど!

『ほうかごバスケット』

けいたち、すっかり消沈してますがな! 仲間4人で座り込んで遠くを見ている。それほどまでにバスケがうまくいかんかった! まるで勝てなかった、活躍さえもできなかったというのですね。

バスケ合宿の居室、コテージなんですね! 大きなテレビがある! 海も見える! すごいな、ラグジュアリーじゃん! 夕食の用意し、順番でお風呂にはいって、そしてここからが合宿の本番ともいえる時間。ビデオを見ながらの反省会であります!

いやあ、これ、キツい時間だなあ! 客観的に自分を見つめる。それが大事なことはよくわかってる。バスケに限らず、あらゆることで大切ですよね。でも、だからといってロボロボになってる自分を見るのはつらい! うまくボールを使えなかった。うまく動けなかった。それぞれに反省をする面々。次はどうしよう、どう問題を克服しよう、こうしていろいろ考える時間もまた大切な青春の日々ってやつなんですね。

そうした大人の視点からの振り返りが顧問と先輩、OGたちの口から語られるのもまたよかった。

そして当事者たる部員たちは夜の静けさのなか、自分を振り返りつつ眠りにつく。ああ、この時間。ピリッとさせるものがありますね。

2026年3月13日金曜日

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2026年3月12日木曜日

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2026年3月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2026年4月号

 『まんがタイムきらら』2026年4月号、昨日の続きです。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

クラスの山田さんが、化学部に入りたいといってきた。とはいえ、今や化学部は看板だけの存在。その実態はマル秘恋愛研究部。そんな部にクラスの子を引き入れて大丈夫なのだろうか?

逡巡する千鶴だけど、入部を検討している山田が、沙唯、はじめて前面に出てきたニューカマー山田と判明して、恋愛研究部については隠蔽すると決定。部長が隠蔽工作しているあいだ、千鶴が沙唯にいろいろ実験してみせるのですが、沙唯、ものすごく素直な子ですね! 千鶴のことをかっこいいって! 千鶴といると楽しいって! それで千鶴もその気になって、生き生き実験してみせちゃったりして、そんな千鶴の姿を目にした部長は、もう自分のわがままは終わりと千鶴のために身を引く決心をする!

ああ、部長よ、千鶴とともに過ごした日々は楽しかったね。いよいよ終わりゆく青春の日々。ここに部長の恋愛求道の旅は終わりを迎えるのですね。

とか思ってたら、沙唯、軽音部に入ることになったの!? かくして部長と千鶴の蜜月は続く。最後の、ショック受けてる千鶴に話しかける部長の優しさに、ぐっと心つかまれましたよ。

『スロウスタート』

父の仕事が終わったので、父と母はふたたび海外へゆくことになりました。悲しさのあまり泣いてしまうたまての愛らしさよ! ともに泣く母の愛らしさよ! この愛らし母娘。その別れの情景、母から娘に託される餞別のエピソード。それがもう、泣いていいのか、笑っていいのか。いや、これ、笑いどころだよな。だって、大量のギャルゲーだよ? なるほどたまてがこう育ったわけだと納得のコレクション譲渡でした。

譲渡じゃないよね。閲覧の権限が与えられたというべきか。これまで母が隠してきたギャルゲーコレクションの全貌がここに! たまてにとっては宝の山! これまでは母セレクトおすすめ品ばかりを遊んできたたまてにとって、自分で選び、自分で評価していく、新たな世界に向けての船出ともいえる瞬間だったのですね。

母のコレクション。一定数の地雷も埋まっている。その片鱗も語られて、いや、そのすごい真顔で酷いこといってくるメインヒロイン、最近の言葉でいえばゾルトラーク、そのジャンルを作り出したアレじゃありませんこと!? みたいなね、なんかわかるようなわかるような話がちょいちょい差し挟まれるのもおもしろかったです。

あまりの魅惑の世界の顕現に、すっかり嬉しくなってしまったたまて。うっとりと夢見る、その様子、なんとかわいらしいのか。そしてさらなる隠された世界の示唆されるという、ほんと、このお母さん、大丈夫なのか!? と思うけど、こういう母娘関係があってもいいですよね。

というわけでしあわせたまての回でした。そのしあわせ、友人たちにも広がっていくのでしょうか。

『ウイニングアンサー!』

クイズ大会に参加する最亜久高校クイズ研。学生オープン、有志によって開かれる大会だっていうのですが、いずれ挑むAtoZに向けての前哨戦。ちょっとした練習試合みたいに捉えたらいいのでしょうね。

実際、亜衣はそのつもりだったんです。皆にクイズを楽しんでもらおうと思っていた。しかし、ペーパーテストを突破し、本戦ラウンドでの早押しでのこと。慣れない場の空気に触れ、圧倒されつつも自分の得意を生かし、規定の3問を見事正解してみせた千代。続いて解答席についた香奈が、白熱し加速していく解答権取得からの正答の連続に、すっかり飲まれてしまった。

はやく押さないと。その一心で勝ち取った解答権。なれど答がすぐに出てこず、やっと出た答も誤答となって、さらに焦りはつのる。自分のせいで亜衣と千代が敗退してしまう。ぐらつく気持ちが早押しの速度を鈍らせ、そして誤答の連続に、もうパニック。泣き出してしまって、ああ、これはつらいな。彼女の置かれた状況に、自分の気持ちも一緒に持っていかれるようで、この苦しさ、息の詰まる思いとともに読み進めたのでした。

香奈を追い込んでしまったと悔やむ亜衣。後悔を胸に、この大会出場を嫌な思い出にさせないために、自分が前に打って出る。香奈をパス、解答席は亜衣に代わって、そして彼女はこれから誤答なしに6問正解してみせなければならない。

この追い込まれた状況にも決して怯まない亜衣の強い感情に、心持っていかれましたよ。ええ、これはいい見せ場、高まるものありました。

2026年3月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2026年4月号

 『まんがタイムきらら』2026年4月号、昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

お正月、元日から神社を訪れるすずたちです。一年のはじまりは初詣から。というのですが、特に信心深いわけでもなく、さらに話が進めば、お参りこそがついでと判明する!

なるほど、バードソン。期間中にどれだけ鳥を見られるか。その初日に神社の森から攻めるというんですね。

なるほど、神社の境内には自然が残っている。となればともない鳥たちも集まって、シジュウカラ、ヒガラ、エナガ、メジロ、コゲラを皮切りに、ヤマガラと続いて、そしてかつてヤマガラにおみくじを運ばせていたなんて話になんてまで及ぶのですね。

今では野鳥の飼育が禁止されているため、ヤマガラのおみくじはもう見ることができないのだそうです。こうした時代とともに移りゆく人と鳥の関係とか、さらにはバードソン自体が自然保護の目的を持つだとか。そうした話題の広がり。とても興味深かったです。

『ざこのみなさんお大事に』

お金持ちのお嬢さん、奏音から支援を持ち掛けられたえぬ。さっそく昨日の今日で奏音の家を訪れて、でもあまりの傍若無人な振る舞いに不審人物扱いされてるじゃん!

えぬの訪問目的は、奏音にお礼の色紙を渡すためだったんですね。そして申し出への返事も。一部だけでも受けるのかな? なんて思ってたんだけど、まさかきっぱり断るだなんて思いもしなかった。今の仕事が楽しいから、集中してがんばりたい。そんな推しの言葉に感動する奏音ですよ。というか、この子、えぬの言葉になら、なんだって感動したりする系じゃないの? ともあれ、ドラッグストアの皆が心配していたこと、杞憂に終わったというのですね。

しかし、仕事を続けると聞かされていない同僚たちは、当然えぬが仕事をやめるもんだと思い込んでしまっていて、ドラッグストアは灯りが消えたみたいに落ち込んだ雰囲気に包まれているんです。そこにやってきたえぬ氏。勝手にやめると思われててびっくり。でもって、気を揉まされたみみに椿の恨みを買って、これでもかとおしおきされるの。

いや、でも、ふたりともそれだけえぬ氏のことが好きだったんですよ。この制裁もまたコミュニケーションの一種ということで、ええ、仲深まりましたね。少なくとも思ったことのいえる、そんな間柄になったんじゃありませんか?

『星屑テレパス』

愛から聞かされた衝撃の事実。ユウのことが見えていなかった。その存在はおぼろには感じられたものの、姿は見えず、声も聞こえず、皆が呼ぶ名さえも認識できなくて、そしてその事実を知らされたことがきっかけか、ユウは姿を消してしまった。

ユウを探す海果が見つけたものは、円盤のかたちをした入れ物。ユウの持ち物が納められてはいるものの、ユウの姿はどこにもなく、足跡さえもこの入れ物より先には続いていなかった。

ということは、これこそがユウなのか?

ここで瞬がなにかに思い至ったというのですね。遥乃の祖父がなそうとしていたこと。残された手帳を読み解くうちに辿りついた祖父アキカズの切実な願い。それは死者との対話を試みようというもの。この灯台そのものが交信のための装置であり、その試みが産みだしたのがユウであったのか?

わからないことだらけです。その祖父の目的は達成されたのか。ユウとはなにものなのか。そして今、そうした謎を読み解くひとつのきっかけとなろうとする存在がそこに?

突然の来訪者、これもまた謎で、祖父アキカズ? その答や次号に続く。わからぬばかりのこの状況において、ひとつの灯火、灯台の灯りとなるのでしょうか。

2026年3月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2026年4月号

 『まんがタイムきらら』2026年4月号、発売されました。これはまあきれいな表紙! メインを張るは『一畳間まんきつ暮らし!』の芽衣子です。チューリップの花束を手にした芽衣子さん、控えめにいって美しい。柔和な、それでいてはっとさせるような笑顔が、白背景を背負って、なお光輝くようであります。早春の時期、冬を抜けいよいよ暖かくなろうという、新たな季節のはじまりを予感させるかのようなイラストは、目にも鮮やか、まぶしくさえ映って、本当に素敵な情景です。

今月は新規ゲストが2本です。

『メイド先輩にとらわれて』

学校の図書室に通う少年、湊人は、その静けさを愛し、ひとり本に向かう時間を大切にしている。と思いきや、意外や不純な動機を隠しているというのですから、思春期男子というものは度し難い。それを暴いたのは、図書室に出没するメイドさん。図書委員なんだそうですが、なぜかメイドの格好していて、しかも絡んでくる。下ネタ多めの対応しづらいお姉さん、それが栞だというのですが、年上の魅力に抗えないのもまた思春期男子なのでしょうか。

いろいろ絡まれながらも、なんだかんだ相手して、ついには三つ編み文学少女という自分の癖を開陳するに至る。ああ、これこそが図書室通いの本当の理由だったんですか!? だとしたら、その夢がかなうことはないから、さっさと捨て去っちまえ、が回答です。

年上お姉さんからかわいがられる湊人。ついには勝負を持ち掛けられて、勝てばそっとしておいてくれるけど、負けたら罰を受けねばならぬ。その勝負に乗るんですね。しかも負けまくるんだ! 栞の巧妙な罠にかかった湊人の愚かしさ。しかしそれは思春期男子には回避不能な策であったのかもしれません。

かくして湊人に与えられた罰とは、栞の保護観察下に置かれるですって? 首輪までつけられて、すっかりペットではありませんか。図書室での不純異性交遊を目論んだ罰とのことですが、これはこれで不純異性交遊への第一歩なのでは? 目指したゴールではないかもしれないけれど、湊人の夢、その一端はかないつつあるのではないのかなあ、なんて思わせるんですよ。

『全手動CoffeeGirlロンちゃん』

コーヒーメーカーが人になってしまった! 擬人化とかではなく、もうほんとただただ人になってしまったって話。とある流星の降る夜のこと、不思議なパワーでコーヒーメーカーがかわいい女の子、ロンになって、かくしてその夜以来、お姉さんはロンと一緒に暮らしているのです。

人になったということは、コーヒーをいれる機能は失われてしまったということ。便利な機能はもうないからと、試行錯誤でハンドドリップを試みる。豆から挽くのか! 味はまだまだ納得いかないそうですが、お姉さんはロンがいれてくれただけでもう大満足なのですね。

ロンがいてくれて嬉しいお姉さん。それを隠さずありのままに伝えるのですが、それが嬉しいロン。で、ロンも素直にお姉さんのことが好きという。この互いに素直に気持ちを伝えあって、互いに嬉しい気持ちを交換しあう様はとてもいい。照れつつも喜びが前面に出る。そんな関係、とてもいいじゃありませんか。

懸賞に当たって新たにやってきた新型コーヒーメーカーも、最初は嫉妬を隠さなかったロンだけど、もとコーヒーメーカーだけあってコミュニケーションとれるんだ、仲よくなって、いろいろ教えてもらう関係になって、こうして今や3人暮らし?

この不思議な関係性も、またおもしろみ感じさせてくれてよかったです。

2026年3月8日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2026年3月7日土曜日

『まんがタイム』2026年4月号

 『まんがタイム』2026年4月号、昨日の続きです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

建築コンペの課題が全然進んでいない素直くん。大ピンチ! というのだけど、コンペ、自由提出じゃないのか。これというテーマがない人は、ひねり出すところから大変だな。

でも素直はテーマは決めてるんです。宇宙で過ごせる家。でも、知識もろもろ、いろいろ足りてない? 作図もまだ全然できてなくて、困りはてる素直にひかりから提案が。ひかりのうちの画材屋、作業室を格安で貸すよ! 気分転換にもなるだろうというアイデアだったんですが、これ、正解でしたね。作業室で一緒になった都さん、建築の専門学校に通っているというこの人から、いろいろアドバイス受けることができた。

いや、むしろ心掛けといった方がいいのかな。都の言葉に、素直、ちょっと心強くなったみたいなんですね。

ところで、都さんというの、名字じゃなくて名前なんですね。知らず名前で呼んでた素直。それがひかりには先越された感あった? 自分のことも名前で呼んでみてよと、そしたらふたりともにどきどきしちゃって、思わぬ進展見ちゃいましたね。

『良倉先生の承認欲求』

新たな領域に踏み出す落安です。AI技術を活用し、AI彼女を生み出した! もとになるデータはOLさんのSNS情報。すなわち良倉の演技してる人格であるわけですが、いやもう、これ結構なアウト寄り案件! 引き返すんだ落安! まだまだ真人間に戻れるレベルですよ!?

しかし、良倉、AIにまでライバル心燃やしちゃうんですね。いや、落安取られたからとかじゃないよ。落安がAIにお勧めされた映えカレー店。エディブルフラワーちりばめた華やかカレーに、見落としていたと悔しさ感じる良倉。で、ここからまさかの落安に映えスイーツ店提案! いやいや、AIOLさんと映え店対決しないでいいんですよ! これ、どちらがより本物のOLさんとして落安を納得させられるか対決みたいになってますからね!?

ここで良倉に懸念が。もしや、いつかAIがOLさんと良倉の接点を見つけ出してしまうのではないか!? 身バレの危機に、AIOLさんとの別れを強く進言する良倉なのですが、AIより先に教え子氷高の脅威を怖れなさいませ。

ともかく、純情青年落安はOLさんへの愛を貫き、AI彼女とは別れることになりました。そうしたら、ちょっと興味が逸れてた分、反動なんですか? OLさんへのガチ感がこれまで以上に増しちゃって、うわあ、すごいな、キラキラしてる!

でもこれ、いつかOLさんの正体を知ったとき、ショック受けるか、あるいは虚構と現実の壁を越えて受け入れちゃうのか。どちらなんでしょうね。後者だったら、落安、本物です。応援しますよ。

2026年3月6日金曜日

『まんがタイム』2026年4月号

 『まんがタイム』2026年4月号、発売されました。表紙は『ローカル女子の遠吠え』。春、桜の花びらの舞い落ちる下、ジョッキ片手に団子を食べるりん子がメインを張っています。しかしこのジョッキ、緑色、ということはお茶系のドリンク? あるいは、お茶そのものであるのでしょうか。しかし柔らかそうな団子ですが、きっとこの人のことですから、バリバリいわせて食べているのでしょうね。この他に、2種の桜餅手にした『わさんぼん結』、ぬいぐるみ彼氏とドリンク楽しむ『遠恋カノジョとおとなり上司!』のカットもございます。

今月は新連載が1本です。

『ラテとボドゲができるまで』

仕事に疲れた女性がひとり。この人、まだ駆け出しのグラフィックデザイナー。断われない性格が災いして、日々終わらない仕事に精神を磨り減らしているのです。

この人、遊円紬が、今日もまた夜多くの帰り道、たまたま寄ったカフェで出会ったのが、カフェの店長双六実。ほがらかな青年にすすめられるままカフェラテを注文した紬。それはいいのですが、この店、コンセプトがあるんですね。ボドゲメイクカフェ。ボドゲカフェならわかりやすい。ボードゲームを楽しむお店ですよね。ですが、メイクとはなんなのか。

なんと、自分たちでボードゲームを作るところからやるっていうんですね。

夜遅いからか、お客のいないこのお店。店長と紬が店長作のゲーム、そうどりジャンケンを楽しみます。やってみてわかったこと。店長は表情で手札、策略がバレバレ。そしてもうひとつ、シンプルな手作りボドゲでも、こうして遊べばすごく楽しい。

この楽しむという気持ちが、紬に活力与えてくれたようですね。さらには店長のお礼のオムライスも紬を元気づけてくれました。

さて、紬の職業はグラフィックデザイナー。ってことは、この素朴なゲームを、立派にデザインしちゃって仕上げちゃったりするのでしょうか!? かくしていつかはゲーム作家デビュー!? となるのかはわかりませんが、この店との出会いが紬の生活をがらりと変える。そんな展開なんですよね? 期待です。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

北原ミラが転校してきてから、おとの様子がおかしい。やたらミラのこと気にしている。北原ミラと名前を出すと、わかりやすく脱力。いったいなにがあったのか? 追求するヒメコだけど、さすがに代償のグルートブリッジ1時間は駄目だったか。

判明したのはおととミラの中学が同じだったことだけ。ということで、今度はミラに接近するヒメコ。スマホの壁紙に中学時代のおと。わけあり? 意味深? 聞けば、どうもおとを追って転校してきたとわかって、なおさらわけあり? いったいなにごと!?

わからんながらも、ミラが自分とおとの仲を疑ってることは理解したヒメコ。でもって、おとのかつての話、憧れてる人との不和、それがミラとつながって、ああ、おととミラ、かつては相当に近しかったんだ。

とわかってモヤるヒメコさんです。これはちょっと悶着が? あるいは、なにかしら騒動あって地固まったりするのでありましょうか。

『跳べないウサギと神の島』

月兎の巫女は、首藤の血筋に生まれる。これ、一子相伝とかいうわけではないのか。なるほど、リンコが今の巫女だけれど、リンコでなければならない、力を持ちうるのはリンコひとりだけというわけでもないのか。

というのも、神秘の力を有する首藤の娘はしるしとして太い眉を持っている。そういえばリンコの眉は太かった。そして今レオの目の前に、もうひとりの太眉の娘、ユイコが登場。くったくなくレオに声をかけ、ジャンケンゲームで10連勝してみせたユイコ。そしてゲームのディスプレイを介しユイコの前に姿を現すうさ土偶。

ああ、リサコよ、やはりまだ諦めていなかったのか。そしてその手はリンコならぬユイコに届き、今、禁足の地にてユイコの身がリサコに奪われてしまった!

すべてを理解した。そういうリサコの次の行動やいかに! しかしこれ、結構なクライマックスだったりするんですかね!? というか、ユイコに手を出すのは、ちょっといろいろアウト感ただよいませんか、リサコさん!

2026年3月5日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第84話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

新入生女子に遊ばれている岡崎を見て、ついつい意地悪なこといってしまった榎本。心霊スポットは嫌だと岡崎がいうものだから、次の活動場所は心霊スポットでいいなんて、思わぬ嫉妬心が思わぬことを口走らせて、それで後悔していたんでしたよね。

榎本の発言で心霊スポット派が多数決をとってしまった。というわけで、今回は心霊スポット探訪編。カップルに呪いをかけてくる女の霊が出るという場所に、男女ペアでもって踏み入ろうというのですが、ここでまあ岡崎が大人気!

そうか、新入生女子ふたり、岡崎先輩狙いなの!?

他の男子どもを尻目に、じゃんけんで岡崎争奪をはじめる女子たち。そこに榎本も参戦して、さすがの気迫勝ち! じゃあ次は残りでペア決めだっていうんですが、カリンが秋山に貼りついて離れないのね! これ、昔こういうマスコット人形ありましたよ。ほんと、今回は終始秋山にベッタリなのカリンさん? と思ったら、霊を出し抜くためにケンカのふりをする。と思ったら、ガチ喧嘩に発展じゃん!

なにしてるの! と思うも、結局は夜景のロマンチックに機嫌をなおして仲直り。ちょっとやそっとでは、このカップルは壊れませんね。

さて、問題は岡崎榎本組です。なんら怖がることもなくスタスタ歩いていく岡崎。実際、夜道も心霊スポットも慣れっこ。むしろ霊という存在に気持ちを傾ける余裕さえある、そんな男だったのですね。夜の気配に、妖しい魅力さえ漂わせる岡崎。これは、もう、昼間の彼とはまるで違う側面なんですね。

と思ったら冗談めかしてごまかすし、どうにも捉えどころのない男。そんな岡崎が、女性の声が聞こえると、ふらふら茂みに分けいろうとする。

それを渾身の思いでとめる榎本がいじらしい。私の大切な人を連れていかないで! この思いの発露。岡崎に届いたでしょうか。そして岡崎は霊に対しても優しくて、写真に写った謎の手を、見世物にするの忍びなかったんでしょうね、間違えたといって削除して、こうしたところに見え隠れする彼の本質。知るは榎本ひとりでしょうか。

静かに深まる、そんな関係をそっと見守りたくなる一編でした。