『まんがホーム』2026年8月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。七夕をテーマに、孔明、月英夫妻が笹に短冊をつるしている様子が仲睦まじく描かれています。笹に手の届かない月英を、孔明が抱き抱えているというのですね。笹を、あるいはそのはるか先を見ようとしている月英と、対し孔明はそんな奥方を愛おしく見つめているように見える。ええ、素敵な夫婦なのです。そして『サレ妻お江戸リコカツ録』、『はなまるゲーセン飯!!』のカットもございます。
『孔明のヨメ。』
周瑜が亡くなりました。兄のように慕っていたものの死の報に伏せる尚香。これは兄孫権にとっても同様だろう。周瑜に近しくあったものにとって、どれほどの心痛となろうか。そしてこれは国にとっても相当な痛手。天下の均衡にも影響しかねない。周瑜とはそれほどの人物だったというのですね。
しかし今回は、そうした政治に関わる側面よりも、皆の周瑜に対する思いにこそ光が当てられていたように感じます。劉備はじめ、ショックを隠せない劉備陣営の皆の様子。それが呉となれば、孫権魯粛を筆頭とした近しくあったものばかりか、民衆にいたるまで悲しみに打ち沈んで、周瑜という人物がどれほどに人々に慕われ、その心の支えとなっていたのかがわかろうものでした。
劉備陣営を代表して弔問に訪れた孔明。葬儀の場に走る緊張感。なれど、孔明の祭文が皆の心を打ち、今もこの同盟関係は周瑜をきずなとしまとまろうというのですね。
さて、こうして暮れる周瑜との別れの日ですが、そこに現れた龐統。彼の登場が意味するものとは。なにかしらの動きがあるのでしょうか。
『農大女子は億万長者の夢を見る』
ゲリラ豪雨の危機を乗り切った未悠。続く脅威は夏の暑さ。東京の夏は暑い。知識としてはあったものの、実際に体験すると想像以上の酷暑。人がつらいというのなら、トマトにとっても同じだろう。なればこれを対策せねばならない。
トマトの暑さ対策に乗り出す未悠なのです。
しかし、ここで思わぬ人物が役立ってくれるというのです。同じ学年の子。謎のゴスロリ少女が未悠の畑に見入っている。見れば、畑のすみにキノコが生えている。はたしてこれはどういうことなのか?
このゴスロリ少女。醸造科学科の安川留菜さんはキノコが好き。畑のキノコに興味津々で、キコカサダケ、これがこんなに生えるということはよほどよい土なのだろう。キノコを育ててるわけではないので差し上げますよ。そうしたらものすごく喜んでくれて、これがきっかけで仲よくなるのかな? この子、かわいいしおもしろいしで、また出てくれたらいいなあ。
未悠が留菜に聞いたのです。キノコの生育について。このときの低温を好むという情報により、畑全体に暑さ対策を広げることができた。未悠の望んでいたことが、こうして叶っていく。そのプロセスに、誰かとの出会い、交流があるというのはとても素敵なことだなと、またも思わされるエピソード。
いずれは、未悠の友人の輪が、大きく大きく育っていけばよいなと思っちゃいますよね。
『彼女たちのツモる話』
困ったお客来訪! 暑さをしのごうと、にゃん荘のことを知らずに入店してきた横柄な男。その態度、振る舞いが、もう実によろしくない。あつかましい。猫を雑に追い払い、さらにはいつもの面々、女子が囲む卓を見て、急に麻雀に興味を示し出す。
いやもう、こんなアウトなおっさんを、ようも克明に描かれたものですよ。
卓についてからもまあひどい。無理矢理にしずをどかせたかと思えば、紅愛に擦り寄る。禁煙の店でタバコを吸おうとして、注意されたら悪態。さらには賭けたがったり、セクハラ発言から、いろいろ汚ない振る舞いに、どうしたものかと思ったら、さすがですよオーナー。
紅愛と交代して、そこからの大立ち回り。柔和にして剛腕。まさかの十三面待ち国士無双でおっさんを決め打ちして撃墜するってんですから、とんでもない。
いやね、どの段階でテンパイしたのかわかりませんけど、紗希の西を見逃し、さらに自分の捨牌に九萬、一索、東、白、發で、今捨てたの九索かい?
いつでもあがれた。それをあえてあがらず、フリテンのリスク抱えながら、おっさんの振り込みをじっと待っていた。
いやもう、ものすごい胆力に、加えて一転凄みをきかせての啖呵。ナメちゃあいけない、節子さんは一枚上手。面目躍如としかいいようのない活躍に、見事溜飲を下げさせていただきましたよ。
- 『まんがホーム』第40巻第8号(2026年8月号)
『まんがタイムきららキャラット』2026年8月号、
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『まんがタイムきららフォワード』2026年8月号、
『まんがタイムきららMAX』2026年8月号、