『まんがホーム』2026年7月号、一昨日の続きです。
『サレ妻お江戸リコカツ録』
美晴の夫に裁きがくだりました。罪状は不義密通罪。判決は死罪。あまりのことにビビりまくる早苗ですけど、実際そうだよなあ。訴えをおこせるのは男性のみ。つまり、夫に浮気された妻はどうにもできない。美晴の夫は、武家の女房に手を出して、その夫から訴えられたってわけですね。こうした不均衡見るに、やっぱり妻は夫の所有みたいな前提なんですかね。
美晴の夫は、示談金の持ちあわせもないってわけで、極刑は免れない。ああ、浮気も命がけだ。ほんと、命をかけるほどの価値が浮気にあるのかなと疑問に思う私です。
麗が、縁切寺のそばに家族宿を作ろうというんです。寺に入ったものと家族が話しあいやらできる場所。もともと江戸時代にあった仕組みだっていうんですが、このあたりいろいろ考えられていたんですね。
そして麗は、宿を寺に入山し年季の明けたものたちに任せたいという。離縁し、身綺麗になって、しかしそれだけでは暮らしていけないものたちに、生活の手段をというわけですね。こういうのも、当時あった考えなんでしょうか。だとしたら合理的。あるいは麗独自の考えなんでしょうかね。
美晴に、夫の顛末を伝えた早苗です。美晴はなにか達観した様子で、これもお江戸のメンタリティ!? と思いきや、ちょっと強がりなんかもあるようですね。ついついつっかかりがちな美晴ですが、それも自分の気落ちを守るため。でも、とことん優しい早苗にはほだされてしまいそうで、それゆえ一層にキツく当たろうってのかもしれませんね。
ビターな江戸の一面を改めて知った早苗。それでも、この人の気性が生きづらかろうものたちに温かみなど与えるのなら、それはよいことだと思われたのでした。麗と早苗、それぞれに違う面で皆をケアしている、そんな関係になっていますよね。
『ごちそうさまは二丁目で』
ビルのオーナーが屋上BBQの企画をもっていらっしゃいましたよ。毎年恒例のイベント。オーナーの憎まれ口はこの人ならではの冗談なのでしょうか。ともあれ、今年も焼肉、さらには海産と、おいしく楽しい時間を過ごすことになりそうです。
しかしこんなイベントを前にして元気のないのが大村。ミトと元カレの手繋ぎを目撃してヘコんでいる。失恋といわれて大ダメージ。そこにオーナーから慰めの申し出が! なんだろう、いいですね、なんでしょう、とてもいいですね!
大村、なにもあきらめたりする必要ないんですよね。BBQにはミトも誘って、これは仲直りのチャンス! と思いたいけど、そうそう簡単にいかないのが大人の恋愛ですよね。ミトも、大村も、互いになんだか気まずくて、話がまるではずまない。そこに突入するタケルにオーナー! いいねえ! 頼りになるじゃありませんか! これで玉砕でもしたら、そのときはオーナーの出番ですよ!
でも、オーナーの出番はないようですよ。一緒に釣りをとミトから誘われた大村。思わずタケルたちも誘おうなんて口走った大村の手をとって、ふたりきりがいいです、ダメですか? なんていっちゃうミトのあの表情! ああ、もう、オーナーの出番はないようですよ!
ふたりの恋愛はうまくいきそうですね。うまくミトが、奥手の大村をリードしたじゃありませんか。でも、こうしたいい話の影で酷い目にあうものが幾人か! そうだった! BBQ大会、別に懇親会とかじゃなかった! もうほんと、大忙しになってるみのりたち。これはちょっとなにかしらのボーナスなど、いただかないといけないやつですね。
『農大女子は億万長者の夢を見る』
酒粕を発酵させた有機肥料。そいつで育てたトマトがだんだん大きくなっていきます。未悠の夢と一緒に育っていくかのようなトマト、その実がようやくなりはじめたという時期に、まさかのゲリラ豪雨です。
天気予報アプリの設定をしくじったせいで、心の準備もできないうちに大雨に見舞われる未悠。雨天を予想して、いろいろ支度、対策はやっている。実家でも似たような大雨は経験している。
平静を装う未悠だけど、ああ、ダメだったかあ! 授業飛び出して、畑にまっしぐらでありますよ。
畑には舞の姿もあって、雨よけシートかけてくれていた。雨も思ったよりひどくない。これは大丈夫かな。安心したその時に、とんでもない降りになるの、いやもう怖いよ! 実際、こういうのニュースで見たりするもんなあ。青くなる未悠に、こんなのはじめてとうろたえる舞。畑ごと流されるのではないかと思うほどの大降りに、ああ、未悠、腹をくくりましたね!
大丈夫と対策の手を進め、畑の立地から被害を想定し、リカバリーできないところに重点的な対処をしていく。半ばやけくそなのかも知れませんけれど、強いですね、立派ですね、やるべきことをしっかりやる。自分の夢を託したからには、畑は、作物は自分自身で守るんだ。その意気が、もうしなやかにして伸びやかで、読む私の背も伸びようというもの。
どろどろでボロボロになった未悠に舞だけど、畑は、トマトは守りきりましたよ! これから迎える夏。陽を、期待を受けて、赤く見事に実ってくれよと思わせてくれる。引き込まれるようにして、未悠たちの奮闘を読みましたよ。
- 『まんがホーム』第40巻第7号(2026年7月号)
『まんがホーム』2026年7月号、
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