『まんがタイムオリジナル』2026年11月号、発売されました。表紙は『はらぺこ母娘と元カレ家主』。キョウとみのりが、プールにてぷかぷか浮き輪で浮かんでいます。ふたりともにシックで落ち着いた水着。実は本編でもプール回なんですけど、そちらとはまた違う水着なのですね。違う印象、それがまた素敵と思われて、すぎゆく夏を彩ります。ほかに『もどかしコンプレックス』、『どうにも不器用な夫婦でして。』のカットもございます。
今月は新連載が1本です。
『ていねい暮らしのギャル先輩』
長いネイル。髪も服もばっちりキメてるその人は、職場の先輩。元気、明るい、魅力的。頂き物を届けるために、先輩女子のアパート居室を訊ねたのですが、そうしたらギャルというイメージからははかれない魅力がいっぱい出てくるというんですね。
きれいに整頓された部屋。そしてなにか懐かしい匂い。お茶が出てきた、そのお茶請けがまあかのキュウリのぬか漬け。しっかり漬かったおいしい漬物。思いもしなかったおもてなしに、自分もそうした整った暮らしを送りたいものだ。そう思う後輩の部屋はごちゃっと散らかっていて、近々片づけようと思うものの、次の休み? あるいは明日?
はたしてこの決意、ちゃんと果たされるのでしょうか。
『となりのフィギュア原型師』
おお、タイトル回帰だ。夜、半藤の部屋を訊ねてきたのは隣人せつか。温泉での一件以来、足が遠退いていた。なんと、この人も気を使ったり、あるいは気まずく思ったりすることあるんだ!
禁酒を誓うも、即やぶるせつか。実にこの人らしさ感じさせてくれるのですが、来訪の目的は半藤への詫びでもなければ、夕食をたかることでもない。なんと、ガレージキットを組みたいという。兄へのプレゼント。なのに、なんで彼氏にとか嘘ついたの!? 半藤がうろたえるのも謎なら、あの勝ち誇ったせつかもまた謎。とはいえ、この人かわいいな。とは思う。きっと近くにいたら、面倒が勝つのかもしれませんけど。
ガレキを組むのは大変なのです。離型剤を洗い落したり、パーツ磨いたり気泡を埋めたり。これ、気泡を埋めるくらいなら初心者でもいけそうだけど、型のずれとか段差となったら、ちょっと手が出ないなあ。というので、なかなか手が出ないのがガレキなんですよね。
タイトル回帰の今回。明るくて人づきあいが得意で、知人友人も多そうなのに、なぜオタクとつるむのか。半藤の問に、せつか、いい感じで答えてくれますよね。ほんと、こういう近しさ、気の置けなさ、とても魅力的です。
『クールな氷上さんは迫りたい』
氷上さん、クールキャラだったはずなのに、すっかりおもしれー女枠に踏み込んでしまってる気がします。今回は、のっけからテレパシーに挑戦。夏祭り以来、距離を感じる。その結果、テレパシーに手を出したというのですが、あまりのあまりに切実すぎる。そのいじらしさに、助け船出さずにいられなかったのが、友人の木下。社員旅行なるイベントがあるよと氷上をそそのかし、さらにはその実現を確実なものとすべく、女子人気の高い長谷川を引っ張り込まんと画策。そこに駄目押し、課長との社員旅行実現に必死な氷上からの提案、モンブラン先生のサイン本で釣り上げる。
加えて、氷上の参加をエサに、山田も釣り上げられるなど、社員旅行実現に向けての活動は加熱を続け、その熱はいずれ栗園にも届きましょう。実際、旅行を楽しみにしているという氷上に心鷲掴みにされたりして、もうほぼ氷上の籠絡計画は完了しているといっていい。
なので、あとは双方がどう自覚し、どう踏み出すか。その気持ちひとつにかかりそう。この旅行が、あるいは妹の三者面談が、どうした影響をおよぼすか、そこに期待がありそうです。
- 『まんがタイムオリジナル』第45巻第11号(2026年11月号)
『まんがタイムきららフォワード』2026年11月号、発売されました。表紙は『球詠』。渾身の投球を見せる蘭々の向こうに、バットを振りかぶり狙い打たんとする希の姿。ふたりは相対しているのか、あるいは新越谷の勝利のために、それぞれの持ち場でベストを尽くさんと奮闘している姿なのか。答こそは示されないものの、私には後者のように思われて、たとえ奮闘するそのときが重ならなくとも、ともに戦い、ともに支えあうチームメイトとしての繋がる気持ちなんてものを感じられるように思うのです。
『まんがタイムきららMAX』2026年11月号、
『まんがタイムきらら』2026年10月号、
『まんがタイム』2026年10月号、