『まんがタイムきらら』2026年4月号、発売されました。これはまあきれいな表紙! メインを張るは『一畳間まんきつ暮らし!』の芽衣子です。チューリップの花束を手にした芽衣子さん、控えめにいって美しい。柔和な、それでいてはっとさせるような笑顔が、白背景を背負って、なお光輝くようであります。早春の時期、冬を抜けいよいよ暖かくなろうという、新たな季節のはじまりを予感させるかのようなイラストは、目にも鮮やか、まぶしくさえ映って、本当に素敵な情景です。
今月は新規ゲストが2本です。
『メイド先輩にとらわれて』
学校の図書室に通う少年、湊人は、その静けさを愛し、ひとり本に向かう時間を大切にしている。と思いきや、意外や不純な動機を隠しているというのですから、思春期男子というものは度し難い。それを暴いたのは、図書室に出没するメイドさん。図書委員なんだそうですが、なぜかメイドの格好していて、しかも絡んでくる。下ネタ多めの対応しづらいお姉さん、それが栞だというのですが、年上の魅力に抗えないのもまた思春期男子なのでしょうか。
いろいろ絡まれながらも、なんだかんだ相手して、ついには三つ編み文学少女という自分の癖を開陳するに至る。ああ、これこそが図書室通いの本当の理由だったんですか!? だとしたら、その夢がかなうことはないから、さっさと捨て去っちまえ、が回答です。
年上お姉さんからかわいがられる湊人。ついには勝負を持ち掛けられて、勝てばそっとしておいてくれるけど、負けたら罰を受けねばならぬ。その勝負に乗るんですね。しかも負けまくるんだ! 栞の巧妙な罠にかかった湊人の愚かしさ。しかしそれは思春期男子には回避不能な策であったのかもしれません。
かくして湊人に与えられた罰とは、栞の保護観察下に置かれるですって? 首輪までつけられて、すっかりペットではありませんか。図書室での不純異性交遊を目論んだ罰とのことですが、これはこれで不純異性交遊への第一歩なのでは? 目指したゴールではないかもしれないけれど、湊人の夢、その一端はかないつつあるのではないのかなあ、なんて思わせるんですよ。
『全手動CoffeeGirlロンちゃん』
コーヒーメーカーが人になってしまった! 擬人化とかではなく、もうほんとただただ人になってしまったって話。とある流星の降る夜のこと、不思議なパワーでコーヒーメーカーがかわいい女の子、ロンになって、かくしてその夜以来、お姉さんはロンと一緒に暮らしているのです。
人になったということは、コーヒーをいれる機能は失われてしまったということ。便利な機能はもうないからと、試行錯誤でハンドドリップを試みる。豆から挽くのか! 味はまだまだ納得いかないそうですが、お姉さんはロンがいれてくれただけでもう大満足なのですね。
ロンがいてくれて嬉しいお姉さん。それを隠さずありのままに伝えるのですが、それが嬉しいロン。で、ロンも素直にお姉さんのことが好きという。この互いに素直に気持ちを伝えあって、互いに嬉しい気持ちを交換しあう様はとてもいい。照れつつも喜びが前面に出る。そんな関係、とてもいいじゃありませんか。
懸賞に当たって新たにやってきた新型コーヒーメーカーも、最初は嫉妬を隠さなかったロンだけど、もとコーヒーメーカーだけあってコミュニケーションとれるんだ、仲よくなって、いろいろ教えてもらう関係になって、こうして今や3人暮らし?
この不思議な関係性も、またおもしろみ感じさせてくれてよかったです。
- 『まんがタイムきらら』第24巻第4号(2026年4月号)
『まんがタイム』2026年4月号、
『まんがホーム』2026年4月号、
『まんがタイムきららキャラット』2026年4月号、
『まんがタイムオリジナル』2026年4月号、
『まんがタイムきららフォワード』2026年4月号、