『まんがタイムきららキャラット』2026年9月号、発売されました。表紙は『おちこぼれフルーツタルト』。ついにグランドフィナーレ、最終回を迎えることとなった『おちフル』。フルーツタルトの皆を代表して、衣乃がフルーツ大盛りのタルトを手にして表紙を飾っています。タルトのまわりには、ちんまりかわいいフルーツタルトのメンバーたち、ロコ、はゆ、仁菜、へもに加えて、マネージャーの穂歩が彩りを添えてくださっておりますよ。
『ばっどがーる』
亜鳥と涼の宮島デートが続きます。世界遺産宮島にまでやってきて、優秀なカニスポットと、甲殻類の話がとまらない亜鳥。歴史とか風情とかより、生物、自然への興味がやまない亜鳥さんなのです。
いつもは亜鳥に冷ややかな対応する涼ですけど、さすがに宮島までふたり旅となればテンションあがるのでしょうか。いつもよりも親密に見えて、一緒に記念撮影したり、亜鳥のファインダーに素直に収まったりと、なんだか妙に距離が近いよ!? これは、あれだよ? 優に知られたら大変なことになるやつだよ!?
亜鳥から、優が知ったら大変なことになる情報を聞かされたのです。卒業したら海外にいく。勘違いといっていたけど、真実はこちら。優に水花には聞かせられない話。でも、涼には話せるんですね。
その話した理由、一緒にこないかと誘われて、さすがの涼も虚を突かれたか、すぐには返答できなかった? いやいや、いきませんよ、即決ですよ、でも、あえて涼に声をかけた亜鳥の思いやいかなるものであったのか。
この、人の思いの向かう先。その思惑とともに、偲ばれるものあり、でした。
『ごきげんよう、一局いかが?』
麻雀の大会に参加すると、いよいよ純礼に告げることとなりました。でも予想どおりというべきか、純礼はまったく乗り気でなく、やっぱり厳しいお説教。冴も乃々花も大会以前の実力なのと、すっかり御冠の純礼さんなのです。
でも、千星が説明してくれました。修学旅行先で出会った子との再会の約束。そしてペア出場であるということ。冴は千星と、そして純礼は乃々花と組みましょう、となれば話が違います。すっかりやる気になった純礼さん。乃々花発案の特訓も即決承諾し、というのもリアル卓で打てるようにならないといけない。今の冴たちじゃ、なにをするにもおぼつかない。
麻雀についてだけでなく、リアル麻雀の基礎の特訓、やりますよと、純礼せんせい、まさしく熱血、スパルタの構えなのです。
学校への説明は、適任者がいますよね。千星がものすごい勢いで攻略してみせて、すごいな、さすがです、千星さま。
そして生徒会長、藤原真白さんが冴にコンタクト。なお麻雀に偏ったイメージをお持ちの会長ですが、大会について知れば安全安心なイベントと納得してくれて、そしてその振る舞い心構えが、冴の思いを引き起こす。
自信を持ちたい。千星のとなりに立てる自分でありたい。この大会での優勝は、きっと自分の自信となる。
その一心や、いかなる結果を導くこととなるのでしょうか。きっと勝ちたいという冴の思い。容易い道ではないでしょうが、それがかなえばきっと素敵であるでしょう。
『このままモブじゃ終われない!』
結果を出せなかったキリコ。漫画に打ち込みすぎて、試験をおろそかにしてしまった。じゃあその漫画はというと、小さな賞にさえかすっていない。落胆し、うろたえるキリコに、心ない言葉を浴せるクラスメイト。
酷い!
と、そこに現れたのはルシファ。キリコへの嫌がらせをたしなめ、そして夢を諦めそうになっているキリコをはげますべく、ゲームセンターに誘うのです。
ルシファ、いいお姉さんしてるなあ。慣れないゲームに四苦八苦するキリコだけど、いい気分転換、憂さ晴らしになったのではないでしょうか。ソーサクにはいろんな刺激が必要なんだろ? キリコを思いやってくれるルシファに荒んだ気持ちも慰撫されるキリコが実に魅力的でした。
ところが、ここでちょっとよくないことが。キリコに嫌がらせした子たちもゲーセンにきていた。しかもルシファ、本名黒沢あかりのことを知っているのがいる。そうか、さっきの子の姉なのか。ルシファを不登校に追い込んだ張本人!? 天敵を前にすっかり萎縮したルシファ。さっきまでの元気は失われ、そうなれば今度はキリコが前に出る番!?
ルシファをかばって、毅然と食ってかかるんです。きっと負けるとわかっていても、いわれっぱなしは嫌だ、ルシファこんないい子なのに! と、決して退かないキリコの覚悟に、ああ、ルシファも腹をくくりましたね。自分のことは自分でかたづけると、苦手な相手に立ち向かい、恥も外聞もなく抗った末に勝ってみせたんですよ。
そこからの展開、すごくよかった。
キリコにいじわるした子たちに謝るよう迫ってみれば、その子たち、キリコのこと羨ましくて、それであんなことしちゃったんだって白状したんです。夢が叶わずつらかったキリコだけど、向かうべき夢を見つけることさえ叶わず苦しんでいる人もいると知ったキリコ。その子たちのこと許せば、その子たちも素直にキリコへの思いを口にして、なんだよ、キリコのファンなんじゃん! というか、普通のファンといっていいのか迷うくらい、ふたりの距離感おかしいんだけど!?
でも、キリコちゃん、両手に花じゃん。もっと親密になってもいいんじゃないかしら。そしてルシファも、苦手にしてた子と和解、うちとけたようで、こちらもめでたしめでたし。まさしく、雨降って地固まるなお話でしたね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第22巻第9号(2026年9月号)
『まんがタイムオリジナル』2026年9月号、発売されました。表紙は『クールな氷上さんは迫りたい』。夏のある休日の情景でしょうか。縁側、浴衣姿でスイカを手にする氷上さんが美しい。その向こうには、美人姉妹とその兄、栗園課長の姿があって、ああ、家族ぐるみのおつきあい! 素敵なひとときでありますよ。まあ、氷上サイドの兄はおつきあいの輪に入れてもらえていないんですけど。しかし氷上さん、美しい。この素敵な女子が、この兄に思いを寄せているだなんて。それが簡単に伝わらないというのが、栗園のガードの固さ、なるほどもどかしいのですね。
『まんがタイムきららフォワード』2026年9月号、
『まんがタイムきららMAX』2026年9月号、
『まんがタイムきらら』2026年8月号、