『まんがホーム』2026年6月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。こどもの日あわせで、日本の甲冑着込んだ孔明さんです。手にしているのは槍ならぬこいのぼり。月英はといいますと、こちらは中国の甲冑。これはどれくらいの時期のものでしょう。三国時代の? 調べてみれば明光鎧というものらしい。実際は唐王朝のものみたいですね。他に『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』からこいのぼりひきずるうずちゃん。『彼女たちのツモる話』はワイルドにドラム缶風呂で菖蒲湯を楽しでいる様子です。
『孔明のヨメ。』
孔明の帰りを待ち侘びる劉備。孫権から、益州攻略のお誘いを受けてしまったというのですね。とりあえずやんわりと先延ばしにしてみたというのですが、しかしなにか胸騒ぎがする。
この時点では、劉備に周瑜の思惑、状況もろもろが見えているわけはなく、勘でしかないのですが、こういうのは馬鹿にできない。一気に緊張感高める孔明に月英。主の求めに応じ、呉の動きに対処すべくいろいろ策を講じることになるのですね。
しかしその策というのがうまいですね。船で荊州に入った周瑜を出迎えるのは、通行証を求める小型船。求められるままに乗船を許可してみれば、その態度は恭しくも友好的で、物資の供給から危険情報にいたるまで、適切かつ効果的な応対。しかしこの様子を見るに、荊州サイドの情報伝達が行き届いていること。すなわち監視態勢ができあがっていることは明白で、さらには各所に設けられた練兵場が大型船舶による上陸、制圧を阻んでいる。
してやられた。天を仰ぐ周瑜。すべては事を大きくしないための孔明の策であること、有能であるゆえにはっきりと突きつけられて、ここに自分の策の潰えたことを思い知らされたというのですね。
この衝撃ゆえか、倒れ伏した周瑜。さあ、どうなる。ここに命の灯の消えようとしている、だからこその焦り。いよいよ周瑜、その身の上が危ぶまれます。
『農大女子は億万長者の夢を見る』
安価な有機肥料として採択された酒粕。発酵させたそいつで土を作っておいた、その畑にいよいよ苗を植えていきますよ。苗は、定植する畑と同じ環境で種から育てたもの。安く、かつなじみやすい。手間はかかるけど、それだけの意味はあるのですね。
その愛着たっぷりの苗を、畑に植えていく。ひととおり植え終えてから、害虫対策としてコンパニオンプランツを導入。トマトにはバジルがいいというのですが、これ、食材としての相性もばつぐんなのではありませんか!?
トマトといえばイタリアン。イタリアンといえばバジルが定番。害虫対策としても、また料理においても相性いいとは、これは実に魅力的な提案でした。
トマトの世話に精を出す未悠。だんだんに育って、いよいよ実をつけはじめたところに、まさかの霹靂!? うわー、ゲリラ豪雨! 局地的な大雨に、畑は、作物はどうなってしまうのか。
いやもうまさかの天災。でも農業が自然相手のなりわいである以上、こうしたトラブルは避けられない。どうか酷い結果とならないことを祈るほかありませんね。
『ごちそうさまは二丁目で』
来店してはオムライスを頼むイケてるオジサマ。タケルがもう見事にラブなわけですが、自分が作ってるといえば、絶品ですねとお褒めの言葉。すてきなスマイルとともに、大好きです、いただきました!
今回はタケルの恋なんですね。ここは二丁目。もしや脈あり!? とテンションあげるタケルですが、そこに容赦なく冷水あびせていく山内にしびれる。タケルどころか大村もろとも水浸しにする勢いです。
タケルの胸中でじわじわと育っていく恋心。この感情は推しだと、仮にお客さんがノンケだとしても、この感情は変わらない、そういうタケルなんだけど、ああ悲しいなあ。そのオジサンは妻帯者。入院していた妻との思い出の味に、タケルのオムライスが似ていたっていうんです。妻が退院する今日は、いつもと違いテイクアウト。いつもオジサマのために作ってきたオムライスだけど、今日のこの日は思い人の妻のために心を込めて作ります。
ショックではあったろうけど、思う相手のことを思えば、あんなにも優しい表情で、あんなにも温かい言葉をかけることができるタケル。立派だなあって、あるいは推しに向ける最大級の情なのでしょう、素敵なエピソード。ちょっとビターであるかもだけど、こういう一味もまた人生の味わいなのでしょうね。
- 『まんがホーム』第40巻第6号(2026年6月号)
『まんがタイムきららキャラット』2026年6月号、
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『まんがタイムきららフォワード』2026年6月号、
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