『まんがタイムきららキャラット』2026年7月号、発売されました。表紙は『ガールズ・スキャット・オーケストラ!』。夜市と万里のふたりが、夜空の下? いや、空を超えて宇宙にまで到達したというのですか。ふたり、手に手をとって、まるで踊るように空を自由落下。ふたりの周辺には、大切なものが詰め込まれた段ボール箱から飛び出した、猫やらぬいやらギターやらが飛びかって、まさに楽しいふたりの世界。ここに自由があるといわんばかりのイラストなのであります。
今月は新連載が1本、新規ゲストが1本です。
『よいことシスターティターニア』
『だめ妖精のせいで!』が仕切り直しであります。
倒れていた女性を助けた皇城世莉。高貴な身である世莉は家訓にしたがい人助けをしたわけだけれど、その相手がアル中となったら話は別! 関わりを持たない。ゆえにお帰りを、といった矢先に酒の切れた相手は小さな妖精へと姿を変えてしまったというのです。
妖精の名はミア。アルコールをエネルギーに活動するがゆえに、アルコールが切れると人の姿を保てず妖精のそれに戻ってしまう。しかしなぜこの妖精が行き倒れていたのか。それは聞くも涙、語るも涙の物語。魔法少女のパートナーだったミアは、世界が救われてしまえばもうお役御免。アルコールに溺れる生活を咎められ、そのまま追い出されるにいたったというのです。
しかしこの酔っ払い妖精、世莉の手には負えず、すっかり自信喪失してしまう。そんな彼女をなぐさめるミアは、謎の家訓にしたがって、世莉のもとに保護されることになりました? とりあえずは同居なったこのふたり。いったいこれからどんな困難が世莉に訪れようというのでしょうね。
『しっぽアカデミーへようこそ!』
前の学校で暴れてしまったために退学の憂き目となったいろはが流れついた先は、なんと獣人たちが通う学校。生徒も教師も人であって獣。さっそく出会った狼のギン君は、いきなりいろはにガンを飛ばしてくる始末。睨みかえしたらシカトを決められて、こうなればもう黙っていられないのがいろはなのだけれど、しっぽ一振りで倒されてしまって意気消沈してしまうのでした。
そんないろはに降って湧いた災難。突然現れたキツネにスマホを奪われさあ大変。追い掛けた先で出会った少女、アカネに大変だったねとねぎらわれたものの、このアカネこそが先ほどのキツネ。ここにスマホを取り戻すためのバトル勃発。むしろいろはにとっては好都合。ここでも騒動おこして、退学にでもなれば願ったり叶ったり。もうやる気なんですね。
しかしいろはの矛先はキツネに向かうより先に、割って入ったクマの獣人に炸裂。どんぐり泥棒を疑われたキツネを守ることになってしまったのだけど、それもまたいろはの選択。他人の内面を勝手に決めつける、それが許せなかった。そうした一本気あるのがまたいろはという人間だというのです。
なんだかんだでキツネの疑惑は晴れ、キツネからは感謝されるにいたったいろは。ここに友情めいた感情も兆そうとしていますよ。ある意味、誤解されやすいいろはにキツネのアカネ。ふたり、共感しあえるものもあるのでしょう。となれば、自然仲も深まりやすかろう、てな風に思われるのですね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第22巻第7号(2026年7月号)
『まんがタイムオリジナル』2026年7月号、発売されました。表紙は『もどかしコンプレックス』。画面ごしに向かいあう、しーさんともちさん、ふたりの近くて、しかし触れあうことのできない距離感。このもどかしさこそが、この漫画の根底に流れるものなのだなあと、端的に示してくれているイラストでありますよ。ふたりともに、深く相手に向ける感情がある。画面ごしであれば、こうして素直に表出できる? そんな関係性。もどかしくもいじらしい。ふたりの様子、まさに本編でもこのとおりであるんですね。
『まんがタイムきららMAX』2026年7月号、
『まんがタイムきららフォワード』2026年7月号、
『まんがタイムきらら』2026年6月号、