『まんがタイム』2026年8月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。プールにてたわむれるチエちゃんが魅力的に登場です。ビーチボールを浮き輪がわりにして、ぱちゃぱちゃと足で水を跳ねるその様子、無邪気さ残る表情にもまたこの子のよさというのが出ているのですね。この他に、『腹割るウチらの秘密ごと!』、『わさんぼん結』のカットがございます。そして重大告知、『おとぼけ部長代理』最終回! ああ、終わるのですね。いずれくることなれど、まるでその日はこないかのように思っておりました。
『おとぼけ部長代理』
扉のコマに手書きにて「☆最終回です。」とある、そのさりげなさに一番持っていかれた感があります。家族で山登り、頂上にて一息ついているその様子。ああ、この家族はまさに頂上に辿りついたんだ。いや、むしろずっと頂上にあり続けた。そんなようにも思うのです。
そもそもにして、私が四コマ漫画というものを認識したのが、植田まさし氏による単行本だったんですね。父がおもしろいの借りてきたと、『かりあげクン』やら『まさし君』やら『キップくん』やら『フリテンくん』やら、とにかく次から次に持って帰ってきてくれて、それがもうとにもかくにもおもしろくって、すぐに大好きになりましたね。それこそみんな知ってた。それくらいの偉大な作家だったと思っています。
『おとぼけ部長代理』、『かりあげクン』、『新フリテンくん』、3作揃って終わりとなるのですね。四コマ誌のビッグネーム、長い間お世話になりましたとの言葉、むしろずっとこれまで楽しませていただいた、こちらこそお礼の言葉を送りたい。
ありがとうございました。長い間、楽しませていただきました。本当に名残惜しく思います。
『ローカル女子の遠吠え』
今回は異例にして異例、なんとりん子さんに知らないことがあったとは! しかも静岡のことで!
ことの発端は浜松代表小畑が取り出した浜納豆なる食品。大豆を麹菌で発酵させた、塩辛くておいしい豆。納豆よりも味噌に近い。大徳寺納豆みたいなもの? でもこれ浜納豆というからには、浜松のものなんですよね?
これをりん子が知らなかった。もちろん食べるのもはじめて。浜松では給食にも出るそうで、でも子供向きじゃないからいろいろアレンジされるのか。大徳寺納豆は京都のものだけど、京都の給食でこいつが出たことはなかったなあ。市内だとどうなんだろう。出るんかな。
浜納豆、りん子の母によるアレンジに舌鼓を打つ雲春。さらにここで、りん子の知らない名前が登場。ピーナッツ味噌。知らん! はじめて聞きました。甘い味噌にピーナッツが入ってる。なるほど、千葉とかそのへんの! 関西では売られてるのかなあ。
郷土の料理、郷土の味。いろいろありますけど、継承されずに消えていくものもあるのでしょうね。そんななか、給食ででもいいから食べ継がれていくというの、とてもいいことだと思います。願わくば、そうした地域の味、全国で試して味わえるとおもしろいなと思うエピソードでした。
『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』
コンペの作図を無事に提出! これでめでたしめでたしとはならないのですか。先生のはからいで、プレゼン会が開かれるのです。ひとり二、三分の持ち時間で軽く話す。建築の仕事すれば、こうしたプレゼンの機会は避けられない。よってこの機に練習しとこうってわけですね。
全作品スキャン済。順番は提出順。かくして素直は一番最後となりまして、緊張するやつじゃありませんか!
まずはひかりがプレゼンしますよ。彼女のコンセプトは「月がよく見える家」。1階2階には大きな天窓を設け、天体観測ができるよう屋上も用意。で、ここからがアドリブ? 庭に天文台とプラネタリウムって、天文台は屋上でもよかったのでは!? さらに月のエレベータの出発地とまで話が広がって、さすがに先生に制止されてしまいましたね。
そしてラストの素直くん。ひかりからの応援に緊張もほぐれたようですよ。コンセプトは「宇宙で過ごせる家」。夢のある物件。宇宙の過酷な環境に対応すべく地下に施工。地上部は、宇宙を眺めるための観測ドームですか。
このコンセプト、宇宙というより「月で過ごせる家」。ひかりの作品と呼応する、組み作品のようになっているというのですが、ひかりは地球から月を見上げ、そして素直は月から、38万キロ越しに見つめあう、そんなロマンティックが光ります。
素直の作品は無事努力賞をいただきまして、けれどネットでは公表されておらず、落ちちゃったとひかりは早合点。燃え尽きた素直を茫然自失とまたも勘違いしたひかりは、彼のことはげまそうと連れ出してくれて、ああ本当にいい子ですね。でも努力賞受賞を知り、素直が以前よりもずっと前向きな姿勢見せることにも関心して、ああ、ひかりからのお褒めの言葉。もしや素直にとっては、これがなにより嬉しかったりしたのではありませんか!?
こうして暮れるルナ同好会の1年目。はたしてルナ同好会は存続するのか。明ける新学期、ルナ同好会の動向やいかに。そして素直たちは進級。先輩になりますね! おもしろい後輩とかやってくるのですかね。
- 『まんがタイム』第46巻第8号(2026年8月号)
『まんがホーム』2026年8月号、
『まんがタイムきららキャラット』2026年8月号、
『まんがタイムオリジナル』2026年8月号、
『まんがタイムきららフォワード』2026年8月号、
『まんがタイムきららMAX』2026年8月号、