『まんがホーム』2025年8月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。孔明、月英夫妻が、あやかしの姿に扮して登場です。孔明はのっぺらぼう? 月英は九尾の狐なんですが、こわいというよりかわいいが先に立ってしまう、そんな姿が素敵です。九尾の狐も中国伝来の霊獣だそうですね。もしかしたらのっぺらぼうもそうなんですか? 『スター・それから・モンスター!』、『ごちそうさまは二丁目で』のカットもございます。鬼にキョンシーに狐巫女!? タケルがかわいくしあがっています!
今月は新規ゲストが1本です。
『農大女子は億万長者の夢を見る』
長野から上京してこの春から農大生になる牛尼未悠。祖母の畑が好きだったけれど、祖母の他界後、本格的に農業に関わって思い知らされた農家の実態。大変なのにもうからない! それがショックで、農で莫益を実現すべく農大を志したというのです。
そんな未悠の新たな出会い。大学の近くで出会った畑を世話するお嬢さん。うっかり畑に踏み込んだ未悠を許してくれて、まずはなにより。で、このお嬢さんも未悠と同じ大学にこの春から学ぶのだそうです。舞・マイヤー。農大OBの両親のカフェを手伝っている。自分の畑で収穫した野菜でお客様をおもてなし。未悠とはまた違った立場から、利益を出す方法を模索したいというのです。
意気投合したふたり。流れで舞の店を手伝うことになった未悠だけど、そこで一次産業と三次産業の軋轢に直面!? いや、そうじゃないのかも知れない。安くおいしい料理を提供することが、農作物の販促に直結する現場に立ち会うこととなった未悠。舞のいう、売り方の工夫。これからそいつをともに考えていく仲になりそうなんですね。
『孔明のヨメ。』
縁談を持ってやってきた孫尚香を歓待すべく開かれたイベント。まさかの模擬戦!? と思ったら、なんと狩りでありましたか。いやはや、そりゃ武術大会みたいなんはやらないよね。まずは一安心して読み進んだ今回。これがまあ実に楽しい。孫尚香のはつらつとした魅力が前面に押し出された、心浮き立つようなエピソードでありました。
しかしなにがいいって、姫様大活躍! はもちろんとして、従者たちの優秀さもばっちり描かれるところ。孫尚香の周囲の人たちは、ほんと気持ちがいい人たちばかりだなあ。なんて思っていたら、劉備たちもそうした気持ちのいい人なのかもですね。
獲れた獲物を、将軍張飛が自らさばき、当主劉備が手ずから調理する。そのかたやぶりな様は、かたやぶりな姫、孫尚香をも驚かせ、こうした人柄、こうしたもてなし、相当に孫尚香にも響いたようなんですよ。
こうした歓待の様子を周瑜に伝えた孫尚香。さて、この報せを受けて、周瑜はどう動くのだろうか。ここにまた、大きな思惑の動き、ぶつかりがあったりするのでしょうか。
『ガチ恋カウント2.9』
リコ、大躍進!? マイクを手に、黄泉渕嵐相手に啖呵を切るリコですよ。いつか倒すと宣言するも、嵐はなんら意に介さぬ模様? そのまま会場を立ち去って、問題解決かと思いきや、謎の新人、リコ問題が新たに立ち上がります。
ずっと謎だったリコ。それがこうして表舞台に現れて、きっと仕込みかとファンは興味津々? 有望株ないしは伝説のレスラーの娘説まで出てきて、ああああ、このままじゃあ見掛け倒しじゃんかあ!
今のところは悪い流れではないんですけどね。ただ、この期待をうまく背負えなければどうなることやら。でもこれでリコの腹も決まったことでしょう。さらには、メイデン芽生子の覚悟も決まって、後は結果を出すだけだ!
というところにきて、まさかの黄泉渕嵐がリコに接近! なんかおもしろがってるのかな、この人!? リコの仕上りを見て、まずはプロにならないとお話にならない、正論とともに稽古をつけてくれるというのです。
嵐の思惑やいかに!? ほんとわからんのですが、リコ、いろんな人に影響及ぼして、いろんな人を巻き込んで。嵐もそうしたひとりになるというのでしょうか。あるいは、嵐もリコをとりあうことになっちゃうの!? だとしたら、リコ、ほんとにほんとに大変です!
- 『まんがホーム』第39巻第8号(2025年8月号)
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