2021年1月31日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年3月号、先日の続きです。

『紡ぐ乙女と大正の月』

まさしく急展開! 紡が告白のお手紙もらいました。でもそれが問題じゃないんです。これはあくまで前提となる状況説明のためのステップ。じゃあなにが急展開かというと、ほら、軽井沢で出会った唯月のかつての友人、一条雪佳が転校してきたっていうんですよ。あらー、なんでまた。もともとこちらに移ってくる予定でいらした? それとも、なにか唯月との関係あって? そのへんはまだわからない。少なくとも、雪佳は唯月と仲直りしようとは思っていないようで、でもそれがまさかね、条件次第ではふたたび友達になってもいいっていうんですよ。

でも、これ宣戦布告に似た、一種攻撃めいた作為ですよね。藤川紡を私のエス、お姉様にもらう、これを条件とする。いやもう予想外のことになっちまったなあ! これ、かつて友人と思っていた唯月から一方的に関係を断たれた、その復讐として、唯月に同じ思いを味わわせようと紡を奪う、そんな思いあってのことなのでしょうか。あるいは、もっと違う感情でもあるのでしょうか。なにかまだ胸中にわだかまりを残している雪佳。この子の今の思惑と、そして紡と関係することでなにがどう変わっていくのだろう、そうしたことが楽しみになりますね。

というか、これ、唯月の紡に対する思い、そこに働きかけるきっかけになりそうな気もしますですよ。

『RPG不動産』

こちらも、まあ、驚きました。急展開ですよ。いやもう驚きました。朝、アリスが姉と電話をしていたその内容。これから語られようとすること、そこになにか不穏を感じさせて、いやしかしなにがあろうというのか。アリス、この子は、ただ琴音に憧れていただけの女の子ではないのか。以前、ファーに働きかけ、あの大騒動を引き起こした、その勢力に連なるものだというのでしょうか。

いやもうほんと驚きましたよ。アリスがこんな行動に出るだなんて。本国で執り行われる建国記念の式典、そこに琴音やファーたちの幻影を出すことで魔王軍残党を誘き寄せ、迎え撃つ。この、サトナの策略がまるで裏目に出てしまったといえばいいのか。この孤島にて、なにも知らずにいた琴音たちを、こともあろうに仲間と思っていたアリスが罠にかける。そしてアリスの姉、おでまし。額には小さなツノが見えますね。魔王軍の残党、ファーを王ファフニールとしてあがめる、一党のひとりであるわけですね。

ただ、いろいろ気になることはあるんですよね。サトナのモノローグ、ファーは渡さないという言葉の意味。これ、以前に語られたファーもまたしあわせに生きる権利があるという、ファーの暮らしを守ろうという思いからの言葉ととっておいたらいいのか、あるいはなんらか魔王軍の残党と争奪する理由などあるのか?

わからないんですが、とりあえずは琴音たちが捕われてしまったということだけは確かで、これ、どう切り抜けるんでしょうか。また悲劇的なことが!? 今回はうまいこと脱して欲しいですね。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

すごい展開してみせました。え? ねねって周囲の人間の記憶とかもろもろに働きかけてそれを改竄するみたいな能力ありましたっけ? ないよね、そんなのあったら、真っ先にお母さんの記憶改竄して、家の中だけでも普通に暮らせるようにするよね?

というわけで、こりゃあ夢オチ確定だな! って思いながら読むんですけど、しずねが疑ってるんですよ。元々一緒に学校に通ってた。そういうねねと一緒に登校して、そして教室では自分のまわりにクラスメートが集まって、普通に話しかけてきてってね。おかしいぞって、やっぱり夢でも見てるのかなって、自分の頬をつねったりして、でも目は覚まさない。

ここでわからなくなったんですよ。あれー、ほんとにこれ夢の話じゃないのか? ええっと、普通にこれが物語中の現実として受け取ったらいいのん?

このあいまいさとともに読み進むの、ちょっとスリリングでもあって、だってね、あまりに都合のいいクラスの皆の行動、これまさかねねの働きかけによるものなのかい!? だとしたら、ねね、とんでもない能力持ちだなあ。

結論からいうと夢でした。でも、このしずねとねねがともに過ごす学園生活風景。それはほのぼのとして楽しくて、ちょっとにぎやかさもあってと、とてもいい情景に感じたのですね。一抹の夢というのはちょっと残念かも、なんて思ったのだけど、この楽しさ、面白さはたまに見る夢ゆえのちょっとしたボーナスなのかも知れませんね。そしていずれ、本当のしずねの学園生活も、こうした楽しさに溢れるものになればいいですね。

『恋する小惑星』

文化祭のエピソード、継続中ですよ。桜とモンロー、卒業した先輩たちがきましてね、展示の説明をしたり、そして忙しくなったらふたりが来客への対応、手伝ってくれたりと、このふたたび出会いさえすればまた以前そのままの関係であれるというのが素敵であったのですよ。

けれど、今回焦点があたったのは、文化祭をもって3年生は役職を降りる、すなわちイノ先輩の部長引退でありました。思えば、今年の文化祭の展示は、イノの興味である地図をテーマとしたもの。まさに、これまでの来し方、イノの、部の皆の、一緒に過ごして、見てきた、そんな歴史をも内包する展示だったっていうこと。本編でも、モンローの言葉にイノが気づかされていましたよね。ここで涙をこぼしたからか、文化祭が終了し、地学部展示も閉じることとなって、そこでの部長からの挨拶。涙よりも笑顔の印象的と感じる、そんなものになっていましたね。イノの素直な気持ちのまっすぐにあらわれた、イノらしいと感じさせる、まさしくイノ・セントな、そんな挨拶になっていたと思ったのでした。

しかし、着実に時が過ぎていきますね。もう次はみらとあおの代が中心となっていくわけで、ああ、3年なんてあっという間だなあ! いやもう、ここからまたイノの受験があって、次の新入生を迎えてと、年中行事の繰り返しだけど、同じことの繰り返しとはならない、またなんらかのドラマがあるのでしょうね。

2021年1月30日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2021年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2021年3月号、先日の続きです。

『敷金礼金ヤンキー付き』

悪の訪問販売員だ。半梅子。自身、騙し売りのウメという呼び名を受け入れているというの、結果的に騙し売りになってるとかじゃなく、むしろ確信的に自ら騙しにいってるガチの悪徳販売員じゃないか。そんな梅子も、最近はなかなか苦しいらしい。うん、でもだからといってサンライズ荘にいくのはどうだろう。だって、主力商品がツボなんでしょう? それ、ヤンキーが欲しがるようなもんじゃないのでは?

というか、それ以前の問題でしたっていうんだから面白い。七恵なんてほぼはなっから話が通じないし、通じるやつがいるかと思ったらゴリゴリのマニアとくる。まともに売り込みかけられないと思った次は、たえが当たり前に門前払いしちゃって、このくだり最高に面白かったです。いきなりの肩透かし、そんな感じでもろに食らってしまって、これを笑わないっていうのは無理。ええ、普通じゃないのが続いた後にいきなり普通って、逆に意外性でありました。

しかし、なにがこの人のプライドを傷つけたのか、水の早飲み勝負を挑むというの、いやいや、それ危険やから! とはいえど、危険をかえりみるような人たちじゃないよなあ。しかも罠にまでハマって、ってとこからの大家ご乱心。いやほんと、きっと酷い目にあうだろうなあとは思ってた、その酷い目に加えてラストの迷走。むしろこの展開こそが安心感。ええ、いい感じに暴れてくれてそうですよ。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

八重はチョロくて可愛いなあ。亜紀がくれたバレンタインチョコ。有名高級店の袋だ! まではいいんだけど、袋だけか! これ、さぞやがっかりするのでは? と思いきや、八重はすごいな。普通の板チョコを袋効果でおいしくいただいてしまう。その目の輝きよ。驚きの憧れ効果。ネタがバレても失われないのは、ほんとすごいよな。この子のらしさ、それが全開です。

この、袋に対する話のふくらみ。それも面白かったんですけど、いつになくテンション高く感じられた八重の行動。袋に顔つっこんでスーハーとか、アホ可愛くて素晴しいとか思ってたら、まさかその袋の魅力が亜紀の投入したカレールーで台無しにされるっていうのな。いや、カレールー、開封されてるやんか! いやもう、この思いもしないオチ。涙目八重もまたキュートでした。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』

ものすごいエピソードがきたな。氷室を訪ねてきたのは二太郎の妹、三雛。兄が思いを寄せる板野のこと、ちょっと気になって探しにきたっていうんですけど、いやあ、それなら氷室を訪ねたのはマズかった。だって氷室は板野のことを覚えられない。それで、三雛が兄のこと、モテないあまりに脳内存在作り上げちゃってるなんて思っちゃうの、ほんと面白くって、三雛のあの顔ですよ。いやもうものすごかった。

しかもその後、脳内彼女疑惑を裏づけるような行動を二太郎がとっちゃってるの、信じてた二太郎に裏切られることとなった氷室のあの表情もまたすごかった。二太郎が話しかけていた木に向き合う氷室と妹。あまりのことに三雛ったら木に挨拶なんてしちゃって、いやもうめちゃくちゃ面白かったです。

これね、最後にちゃんと板野の存在を三雛は確認するんですけど、そこでふられる兄を目撃することにもなってしまってというの、やさしくしてやれよって、これもまたおかしくって、今回のエピソード内で提示されたことが、きちんと面白く回収されるの、もう見事、きれいな流れができていたと思います。

『通勤通学クエスト』

松島、竹重、ふたりともに水泳部なのか。応援にきてと誘われた柏木が、しっかり水泳に打ち込むふたりの姿を見てね、意外だ! かっこいい! って、なんだろうこのほのぼの。いいよな、この素直であれる関係といったらいいのか。というか、柏木よ、相当な傷を過去に抱えているのな。うん、君の気持ち、なんかわかるわ。

でも、そんな仕打ちされながらも、今ここに素直に誘いに応じ、応援し、真摯に思ったところを述べる柏木の真っ直ぐな様。いやあ、松島、竹重ふたりの素直さ、くったくなさ、それがあってのことだろうとも思うんですけど、この漫画の主要人物、皆がこうしていいやつ、いい子ばっかりじゃないですか。柏木が今回こうして癒されたように、読んでる私にしても気持ちがすーっと楽になる? 気持ちのコリがとれるといったらいいでしょうか、そんな心地よさがありましてね、ええ、これ大好きな漫画です。

まとめて読みたいなあ。なんて思っちゃうんですよね。

『とびだせT.O.Z』

すげえ、ちゃんとしたスポーツものだ! 兄貴が出ないとこうなるのか? というか、協調性がないから兄はリレーの選手に選ばれないのか。とか思ってたら、選ばれてる男子連中、チームワークあるのはいいとしても、それはさすがに過剰では!? そんな彼らの歪み、見事に発揮されていた今回、いやもうめちゃくちゃ面白いな。兄貴とは現れ方が違うだけで、ほぼ同じベクレル持ったナイスガイ。リレーに勝てれば選手として喜ばしい、けれど負けても先生からのおしおきが心踊らせる。

あかん……。この漫画、とりわけ男子陣があかんやつらばっかりや……。

でも女子はわりかしちゃんとしていて、でも宇佐美、陸上アイドル路線を志向している子ですけど、この子はちょっといろいろありますね。ほんと緊張に弱い。バトンパスに失敗したりね、しかも悪いことに決勝で転倒。でも浅葉先輩がかっこいいんだよなあ。まず自らが結果を出す、それでいて勝ち負けにこだわらない。その真っ直ぐな心意気。ほんとにかっこよくて、転倒した宇佐美のこともまるで責めないでしょう? さわやかスポーツものとしての風格感じさせるじゃないですか。ええ、浅葉の言動も、そして自身の省みる宇佐美のことも、ちょっと感動してしまったんですよ。

で、この印象さわやかの帳尻を男子があわせてくれる……。うん、男子よ、いろいろあってそれでいい……。

2021年1月29日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年3月号、先日の続きです。

『今日の授業は恋愛です!』

ライバルキャラとか出てきましたよ。千代川ひいろと宇多野みあお。今年一番とささやかれるふたり。キラキラ飛ばしまくってるひいろがね、さがりを挑発するくだり! 顔が、顔が! 近い! ひいろのキラキラがさがりのキラキラで増幅されて、いやこのふたりいいな、もっともっと絡んでくれると私が嬉しい! とか思ってたら、ふたりの様子見て、りっか大興奮! そうか、死人が出ちゃうか! 死人が出るのは困るなあ!

りっかみたく、こういう興奮があらわにされるの、すごくいいですよね。

りっかと対照的にクールななとせ。素直じゃないだけかも知れないけど、まだ完全に心を開けていない、そんな彼女のためのエピソードは次回のようですね。昼、アスレチックでなにかなくしたのかな? それより、どうしてもさがりとふたりきりにならないといけない、そういっていた理由もいまだ謎のまま。この難局? さがりとふたりで乗り切ることになるんでしょうか。それとも皆で? ともあれ、なとせの気持ちが開いて、さがりとの距離が縮まるのだとしたら、それはとてもよさそうで、というかクールなこの人の本当のところを知りたい、そんな気にさせるようなところあるんですよね。

本当のところといいますと、ひいろの本当のところ、めちゃくちゃいいじゃないですか。みあおが方言でしゃべってるの見て、可愛いなあ、そう思ってたら、そうかひいろもそうなのか! 他に誰もいないところだと立場が逆転するふたり。ひいろの可愛さどーんと出て、これ、好感触でした。

『みわくの魔かぞく』

最終回を迎えましたね。たった一週間とはいえ、魔界に帰ることになったミラ。まいと離れるのが心底不安らしいんですが、いやいや、そんなにも? この冒頭一本目で、照れたり、ツッコんだりと忙しいまいがなんかよかったですよね。というか、物騒な友達が多すぎる。

ミラのお別れ会が開かれます。そこで挨拶したまいのその言葉。家族が増えた、友達もできた、親戚みたいなお姉ちゃんたちも、って、そうして話すこの子の言葉に、じわっとこもる実感がとてもあたたかみあって、ほんとこの子、変わったといっていいのかな。自信もできたのかも知れない。しっかりと、自分に向けられる気持ちの確かさ、それを確かめてきた時間がこの子をこうして変えてきたのかも知れない。そう思うと、これまでが思い出されて感無量でありました。

ミラからのまいへの愛情表現。まいが、ミラの自信に若干ひいてますけど、いやいやまいももっと自信持っていいんですよ。まいだって、ミラと、それから吸血鬼さんと、いろいろ積み上げて、信じあえる、そんな関係築いてきたじゃん。そんないろいろをきっちり最後に語ってくれたこの最終回。また、吸血鬼さんとミラとの関係の変化なども思わせるくだりなど、ああ、これからの彼女らの身におこること、経験すること、それはどんなだろうなあと想像が広がっていこうというものなのですね。

『しょうこセンセイ!』

これは、もう、翔子の行動が面白いよな。9歳になりました! その誕生会にサプライズで参加したミッショル。それ見てね中身が母だと看破するんですけど、翔子アイ発動! ってすごいな! なんかかっこいいぞ。さらに加えてスメルセンサーも。ああ、でも家族の? 身内の匂い? そういうのあるかも知れませんね。え? いや、薬品ですか!?

母からのプレゼント、これがおかしかった。梱包が雑! っていうの、ああー、母と子、めちゃくちゃそっくりだよ! 翔子もこれだよ、このタイプだよ、っていうの、ほんと面白かった。

そしてリベットからのプレゼント、自転車なんですが、速攻翔子が構造解析しようとするの、エンジニアの習性かなんかなんですか? 翌日の母とのお出かけもですよ、見て喜ぶのが大量のネジ! 電動ドライバー! いや、わかる、わかるけれどもさ、ほんと、このちょっとズレたところ。でも、母娘ともに同じもの見て、触れて、喜べるところ、それはよかったなあ。

そしてラストの自転車。ああー、これはあるんじゃないかと思ってた。こういう場合、どうしたらいいんだろう。成長を待つしかないか……。うん、こいつは将来のために置いておいて、今の翔子のための自転車を、っていうのはちょっと贅沢なんでしょうか。改造した方がはやいですかね!? 翔子だから大丈夫ですかね!?

『いのち短し善せよ乙女』

乙女、冷や冷やさせるなあ。そういや今日まだハンマー振ってなかったなって、危ない、危ない、それ命の危機に直結やから、忘れたらあかんよ。もー、ほんと冷や冷やさせますよ、この子。

エリカが食い散らかしてなくなっちゃったみかん、そいつの買い出しにいくことになるんですね。でもエリカは同道しない。これ、エリカのサポート抜きで乙女が善行できるようになってもらおうってことみたいなんですけど、いや? 以前にもあったよね、エリカ不在で善行完了させてるの。というか、わりと頻繁にやってなかった? というか、神様が声に出さずツッコミいれてるのがおかしくて、というか、あなた上司なんですから声に出してもいいのでは!?

乙女と弟の翔太ふたりでの買い出し。途中、喧嘩しちゃったりしてね、まあ姉ちゃんの一日一善設定とか、そうそう信じられへんよな。いや、違うんか! 一日一善やらないと死ぬってのじゃなくて、この姉ちゃんが善行できてるってとこを信じていないのか。弟よ、厳しい。うん、身内ならではの剛腕ストレート発現だと思いましたよ。

そんな弟との喧嘩? 売り言葉に買い言葉ですよね。馬鹿にされてムッとして、姉のBL好きを曝露したら、往来でスケベ呼ばわりされてっていう、この言い合いのエスカレート、なんかリアルさがあったな。と、ここからの善行に繋がる流れ、わりとこれまで見られたようなミラクル感は薄かったのだけど、姉と弟の情の実は深く大切に思っているということ明らかとなって、ええ、いい話だったと思います。というか、神様にめっちゃ直撃しとる! 神様ジャッジはいつもながら主観的だなあ。でも、それがいいんだと思ったんですね。

ラストが最高でした。姉ちゃんのBL趣味! まさかの弟もの! こいつが弟を不安にさせるの、めちゃくちゃ面白い。というか、部屋からはみ出とる! というか、姉ちゃんの応答、それ実にオタクっぽいというか、最高でした。ええ、乙女のこういう側面、大好きです。もっともっとください。

2021年1月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年3月号、発売されました。表紙は『ゆるキャン△』、ゆるキャン△!? ええっ!? 『mono』とのコラボ漫画が掲載されているですって!? いや、ごめん、知ってました。予告されてましたよね。でも、この表紙は予想をこえてきましたよ。『ゆるキャン△』からなでしこ、『mono』からはさつきが登場しまして、ふたり一緒にキャンプですか。あたたかそうな格好して、ワンコに猫を抱いて暖とりながら、ふたりスモアを食べているんですね。特に言葉をかわすわけでなく、けれどなにか通じあってる感のあるこのイラスト。とてもいいものでありますよ。

今月は新作ゲストが3本です。

『ちょこりき!』

これ、面白いな。切り口がすごくいいと思う。16歳になると超能力を授かる。そんな世界に暮らす女の子、奈乃が得た能力はなにかというと、プルタブを開ける能力。わざわざ超能力でやる必要があるのか? 手で開けた方が楽だったりせんのか? それにそもそも、プルタブに限定されるのか。

次々浮かんだそうした疑問、いや、ツッコミ? ともあれ、それらが本編中に回収されたのはすごくありがたかったし、こうした出落ちそのものの能力をうまいことひっぱって、展開して、キャラクターの個性もあわせて見せてきた。その広げ方がうまかったなって、面白かったなって思ったのでした。

ページをめくってすぐのエピソード。奈乃のメッセージがぷつりと途切れたところから察する友人っていうの、これがもう面白い。あー、よっぽど落胆したんだ! わかる、わかるわ。で、そこからも、応用きかないかといわれて試して、本当にプルタブ限定とわかって重ねて落胆とかね。いやもう、とてもいい感じでした。友人百葉さんの見た目に反した黒さとかも素敵。奈乃、りーちゃん、百葉、それぞれの個性、よく発揮されて、よくよく動いて噛み合って、このしっくりときて話の動いていく感覚、好感触でした。

しかし一番面白かったの、奈乃の能力披露の場面だと思う。あれ、笑ってしまうよ。ほんと、想像以上の威力でした。わかっていても抗えない、そんな強さありますよね。

『ドールがとーるっ!!』

ちんまりしたドール、というかデフォルメフィギュアといったほうがぽいのかな? 人になろうと頑張る話ですよ。というか、ちゃんとパッケージから出してもらえて、ホコリもこまめにはらってもらえて、ここのドールはしあわせものだな。私はこうして手をかけてやれないので、ドール、フュギュアには手を出せんのです。

ドールの神、ジョーカーの気まぐれ? で動けるようになったアイリ。これ、ドールの願い、その深さのためなのか、あるいはドールを大切にするオーナーの心掛けもあってのものなのか。前者っぽい、とは思うけど、やっぱり気まぐれ説が拭えない! だって、アイリの願いは人間になることで、そういう点では願い叶えられていないんよな。

一蓮托生? 同じシリーズのフィギュアの仲間、菱乃にミツバ、ツルギも動けるようになって、この4人で人になるべく修行することになる。別に人間になりたいなんて思ってない、そんな仲間を説得するのに、その性格に応じた働き掛けをするところ。これ、エピソードとしての面白みを加えながら、それぞれのキャラクター、背景などなど知らせることもできるわけで、このくだり効果的だったと思います。真面目すぎるよつるぎちゃんがいい感じにキャラ立ってましたよね。

人になるための修行というのがどういうものか、それはまだ手探りだけど、人と同じことができるようになればいいんじゃないか? ここにアイリのわりと無鉄砲な感じが出てましたよね。マグカップにインから、ティッシュ貼りついてミイラみたいの流れ、面白かったですよ。ああ、くっつくくっつく、みたいなの、このわかるわかる感、よく効いていましたよ。

『めがみさまのおねがいっ!』

学校の裏庭、七尾さんと恋人になれますように……、泉に願いを捧げる柚花の前に現れたのが、当の七尾さん。って、即バレやん! しかも願いもばっちり叶って、いや、これ叶ってるのか? むしろ、七尾とイチャつかないとその思いを消し去りますよって、バリバリの呪いやん。これ、七尾さんが協力的というか、むしろ柚花狙いだったからこそ無事ですんだだけで、そうでなかったら柚花、背水の陣で七尾を落としにかからんといかんかったんやん。

ふー、あぶないあぶない。女神がどこまでわかってやってたのかわからんけど、七尾の柚花狙いを知らずにやってたら、結果オーライでしかない。むしろ事故といっていい。そんな導入からの急転直下。むしろ柚花が引くほどに好き好きオーラ全開でぐいぐいガンガン迫ってくる七尾が頼もしい。うん、話がはやくていいね。もってまわって、くっつきそうでくっつかなくて、もやもやもじもじする話より、これくらいクイックな方がいいじゃんって人も多いのではないでしょうか。どうでしょう。私はこういうの好きですよ。

なにがいいかって、自分から言い出した話なのに、むしろ望んだ展開だったはずなのに、向こうからぐいぐいこられると腰がひけちゃう柚花の態度が、なんだかリアルというか、ありえる? わかる? そんな感じでポイント高かったんですね。もちろん嬉しい、けど当初のプランを上回る進展についていけなくて、いやもう意気地なしだなあと見るか、あるいは純情? ってのもちょっと違うかな。そういう気持ちのままならなさといいますか、よかったなって思いましてね、ええこのままどんどんいっていただきたいものであるななんて思ったのでした。

2021年1月27日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2021年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2021年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。山下さんが、どーん、思いっきり豆をまいておりますよ。節分ですね。赤い裃つけまして、でも和装ではないっていうのがちょっとしたイベント感。左手に升、でもって右でえーいっと伸びやかに豆をまくその姿。元気いっぱい素晴しいです。他に、もりもり豆食ってる『らいか・デイズ』らいかと、オムカレーを食べようとする『冷めないふたりのひとりご飯』レイカのカットがございます。

今月は新規ゲスト、いや連載? が1本です。

『冷めないふたりのひとりご飯』

ダブルワークをしている夫婦。妻はデパート、そして夫は介護士として、片や昼勤、片や夜勤。生活のリズムが全然違っていて、それこそ家庭内すれ違いといった感じなんだけれど、それがすれ違い、疎遠にならないのは、ふたりを繋ぐものがあるからっていうんですね。

それは、晩ご飯。仕事で疲れて帰ってきた妻を迎えるのは、冷蔵庫にて待つオムライス。ちいさく添えられたメモに、おしごとオムカレとあるのがおかしい。そうか、このカレー、前日に妻の作ったカレーがアレンジされているんだ。妻の得意は洋食なのかな? 対して夫はバイトの経験活かして和食を得意としているという。このそれぞれの持ち味の違いが互いの食の興味の幅? それを広げてるみたいな感じありますね。ええ、こうしたところもいい夫婦なのだと思います。

ともに食事を作りあって、それで得意もちょっとずつ違ってと、似ていて違う、そんなところが円満のコツなのかも。ということで、今回は妻が食べる番。そして次回、『まんがタイム』においては、夫が食べる番であるのだそうですよ。そうかあ、二誌に渡ってそれぞれの状況描く連載とか久しぶりのような気がします。

『となりのフィギュア原型師』

はぐちゃん、太りました。というか、服のセンスも変わったの? シャツにハンバーガーのイラストと、添えられたEXTRA FATの文字! いやいや、EXTRA FATは駄目でしょう。変わってしまったその姿に、半藤が、そして代表が驚いて、と、驚くのはいいんですが、代表、もうちょっと言葉を選びましょうよ。言葉が脳直結やないですか。

正月に、こたつにあたりながら食ってばかりいたら太りました。じゃあこうして正月が明けて仕事も再開となれば、自然痩せていくのかな? なんて思ったら、痩せようって気、まるでないのか! というか、斉藤のわかってる感、あれおかしいな。バトルものの解説役みたいな存在感がある。そうか、斉藤氏はデブキャラであったのか。

Fatはぐちゃんのふくよかなる魅力に代表の落ちる様、これすごかったな。でも、このふくよかが仕事の支障となる。って、なるのか? なんで本人太ったらフィギュアもむっちり太っちゃうの? これを指摘されて即痩せることを決意するはぐ、これ、プロフェッショナルの矜持なのでしょうか。最初のうちはぐだぐだと潔くなかったはぐだけど、半藤の献身あってきっちり痩せました。とはいうんだけど、はぐちゃんってもともと筋力ある方じゃないですよね? プランクとかさぞやキツかったろうと思う。これ、筋力ないと腰をいわすよね。

『おひとり好きの富士宮さん』

富士宮さん、神出鬼没なのかあるいはたまたま内山と行動範囲がマッチしてしまってるだけなのか。

帰りの電車が事故かなにかか、トラブルあって運転見合せ中。帰れなくって困ったと思ったところで、ホームのそば屋に富士宮さんの姿を見つけてしまうっていうんですね。ビール、そしてコロッケ。そうか、コロッケをそばに投入するのか。こういう食べ方はしたことないなあ。でもって、富士宮さんがやたらおいしそうに食べるもんだからと、周囲の人がどんどん感化されていくのが面白おかしいんですね。

そばには揚げ物があうんですかい? 以前、大阪の駅そばがフライドポテトをどかっと添えたそばを売り出して話題になったりしましたよね。てんぷらそばは定番だもんな。コロッケなんかもそうなのかもな。と、そうした味の想像させるようなエピソード、ちょっと試してみたいかもと、それこそこういう食べ方は駅そばみたいな安っぽいといったら悪いけど、気取らずカジュアルなタイプのそばにこそマッチしそうに思います。

内山はこうした普段の飾らぬ富士宮さんを知っているわけですが、肝心の富士宮さんはそのことに気づいているんでしょうか。いや、あの乗り合わせた電車での様子見るに、意識してないようですね。あるいは、彼女もいつか内山の普段を知っていったりすることもあるんでしょうか。とりあえずしばらくは、内山からの一方通行が面白そうに思います。

『おしかけツインテール』

花梨は高校三年生。受験を控え、また目前の期末試験にも余念なく、それでもってお疲れ模様だというんですね。受験生ったら大変だ。けど、勉強ばかりでいいのかなと、親が心配するくらいに打ち込んでいるのかな? いや、八重さんのことだから、自分が楽しみたいだけじゃないのか? 俊郎の懐疑的な姿勢、ほんとおかしかったです。

夏に出掛けよう、皆で出掛けよう、海にいきましょう。それで夏らしさ感じさせるもの、海のレジャーに向いたもの、蔵から発掘していくっていうんですが、そうかあ、やっぱり花梨は受験優先かあ。最初はね、そんな感じだったのが、今年の夏をただ勉強だけで過ごしてしまうことにもったいなさを感じた? あの、夜、窓辺にて風鈴の音を聞きながら空を見ている花梨の表情。勉強の合間、ふとさした気持ちの空白とでもいえばいいのでしょうか、吹き込む風のようにこの子の心に、ささやかな気持ちの余裕、じきに迎えそして過ぎようとする夏への気配に、それを惜しむ思いの芽生えたようなんですね。

これ、まさに受験生としてその時にある花梨にとってはどうかわからないけれど、その時分をとうに過ぎて懐かしむ立場の我々にとっては、なにか郷愁に似た懐かしみ、切なくさえもあるそんな気持ちをさせる名場面だったと思います。

で、ここからの展開ね。思い直した花梨、と思ったら、お母さんが! お母さんが! 花梨が今度のテストで80点以上とったら海にいきましょうよって、逆! 逆! お願いする立場も出される条件も逆! お母さん、頑張る要素ないじゃん! ほんと、あの呆れかえる花梨が最高でした。

どうでもいいんですが、タイトル否定するみたいであれですが、ツインテールでない花梨もまた素晴しいですね。

2021年1月26日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年3月号、一昨日の続きです。

『観音寺睡蓮の苦悩』

今回は牡丹回でありますね。妹が欲しくって欲しくって、けれどその夢がかなわなかった牡丹の、変わりというわけではないけれど、妹のように可愛がって大切にしている子たち。それが紫陽花と椿だっていうんですが、最近はあまりふたりがかまってくれない。したってくれない。それで若干アンニュイだっていうんですね。

そうか、今回は『有明牡丹の憂鬱』か。243ページ情報によれば『観音寺睡蓮の〜』は完結らしいから、そこから先は『有明牡丹の〜』ってわけだな。斬新? な主人公交代劇を目撃した、気がします。

椿の家、和菓子屋で出会った睡蓮と牡丹が街を歩きながら思い出語りをするんですね。たびたび自慢気な牡丹が可愛いよな。というか、牡丹さん、物持ちいいね! その頭の飾り、あじさい椿が作ってくれたものだったんか。どんだけ大切にしているのか。どんだけ待望した妹分であったかわかろうエピソードでありました。

今回、少々寂しげだった牡丹が、あじさい椿からのサプライズプレゼントに一気に憂鬱から脱してみせるでしょう。あの笑顔な、ほんと、この人がむくわれてよかった。心底そう思いました。フラッシュバックする幼ないふたりの姿。あの瞬間、この人の胸中にはこれまでのいろいろが思い出されていたのかも知れませんね。そしてこの瞬間もまた、大切な妹分とのかけがえのない思い出となっていくのでしょうね。

それだけに、最後にやっぱりちょっとむくれる展開きちゃって、でもそれでいいのかも知れません。考えてみてくださいよ。睡蓮に贈られたのがあじさい椿とのお揃いのペンってことは牡丹ともお揃いですよ? ええ、睡蓮、牡丹でまた仲を深めていくことあらばそれはそれで嬉しい、そんなこと思ったりする私は、きっと睡蓮×牡丹(牡丹×睡蓮?)派です。

『ねことちよ』

いつぞやのタンポポの押し花、きれいにできました。しおりになってましてね、さっそく使ってみたいんだけど、本を読めないねこにとってはちょっと使いどころがなくってですね……、とここからの展開がほんとに面白い。ちよが夜に読み聞かせてくれる本、それに挟みましょう。一緒に買いにいきましょう。それでもうねこが待てなくて待てなくて、すぐ本屋にいこうって引っ張って、家に帰ってからもそわそわしどおしで、子供ってこうだよね! いや、大人だってこんなもんだよ! ほんと、ねこが可愛いんですね。

夜、ちよのねこに読み聞かせる場面も素敵で、枕抱いてるねこがいいよな。とか思ってたら早々に寝ちゃってね、ああ、なんだろうね、すごく罪のない感じ。このやすらぐ感じ。とてもよかったです。

『あいらいく俳句』

これはちょっとしたターニングポイントなんですか? グラビアアイドルやってるおにぎり。イメージ大切な仕事だというのに、撮られちゃいけない写真がネットに流出してしまった! って、いや別に撮られちゃいけない写真じゃないよ。友達の父親とホットケーキミックスをやりとりしてるだけの写真……、なんだけど、なんでこんなにもいかがわしく映ってしまうのか。凛花のパパさん、見た目おそろしげだもんなあ。いやもうほんと、これで記者会見やることになって、でもなんだかんだで危機は回避されるんでしょう? とか思ってたからですね、あのラストの展開、というかおにぎりの決断、驚いちゃいましたよ。

記者会見というけど、会場にいたのはファンばかりなのかな? 社長? にいろいろ聞かれて答えるおにぎりのそのアウト感! いやいや、部室でゆうてたみたいに素直にそのままいえばいいのに、なんでもってまわった怪しい言い回しばっかりしちゃうのん!? ほんとおかしくて、っていうかあの幻覚疑惑の場面ね、いい顔だったわ。

おにぎり、グラビアアイドル引退です! それで、ファンの前で、三浦ななこからおにぎりに変わってみせましてね、あのゆるくてふわふわなおにぎり、これはこれで大人気じゃん。っていうか、ファン、危ないヤツ多いな! ともあれ、わびさび部の皆と一緒に挨拶したところ、ほんといい絵でしたよ。そして最後に皆で打ち上げ。なんだこのアットホーム感。タレントとファンの距離感じゃないな。これ、オフ会か? でもこの楽しそうな感じ、いいですよね。

2021年1月25日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年3月号、一昨日の続きです。

『エンとゆかり』

この漫画、ものすごいな。こんなにもバトルを躍動感もって、なのにびっくりするほどわかりやすく描いてくるの、ほんとものすごい。四コマというのは一定のテンポ感でもってトントンと進む感あるわけですが、バトルには緩急ある見せ方が重要だったりするでしょう。だからそうした表現をするためにコマ割りの配分を違えたりするなど多様な工夫があって、ひいてはそれが漫画の個性ともなってくるわけですが、『エンとゆかり』の場合、その基本のフォーマット、全然崩さないのな。もちろんひとつのコマに、複数の動作を段階持って描くとかしてね、切り替わりをクイックに表現したり、一連の動作をコンパクトに描いたりはするわけです。でも、やっぱり基本は四コマのフォーマットでというの、まるで崩そうとしないというの、なのにこんなにも緩急もって展開する戦闘描写の連続するというの、ほんとすごいと思う。

バトル、戦闘でもスポーツでもなんでもですけど、急激にカメラ位置が動いたりして、引いた画面から一気に寄ってみたりね、また攻守の入れ替わりで前後関係も入れ替わったりする。でも、この漫画は、人物の配置がわかりやすく、視線の誘導もかな? 登場人物の動きやその目の動きでもって流れがスムーズに繋がるようになってるから、全然こんがらがらない。絵はシンプルと感じるほどなのに、実はローネのスカートとかめちゃくちゃはためいていて、その動き、躍動を端的に伝えてきてる、すごくさりげなくな!

これはシンプルじゃないなあ。よく整理されているんだと思う。無駄がないんだと思う。必要なものが必要なだけ、しっかり充分けれど過剰にならないよう抑制されているからこそ成立した誌面だと思いました。いやもう、すごいですよね。こんなん、そうそうできんのじゃないですかね。見れば見るほど、必要なところに注がれた手間、その密度に驚嘆させられます。なのに、その密度、これ見よがしじゃないから、さらっと当たり前みたいに読んじゃって、でもこの密度、描きぶり、それあっての充実ですよ。いやほんと、すごいもの拝見しました。

ローネ可愛いなあ! とか、強くて素敵じゃん! とか、そういうの書く余地なくなってしまいました。エンも可愛いです。次回、めちゃくちゃ楽しみです。

『初恋*れ〜るとりっぷ』

新入生がやってくる、そんな時期が近づいてきています。というので、新歓の準備をしよう。部のアピールのためにポスターも作ろう。それでそらの絵心のなさが炸裂する。みかげは辛辣だ。そういう絵はそういう絵で、なにかキャッチーだったりするかもですよ!?

写真を撮りにいきましょう。学校の近辺でいいスポットを、そういわれて、琥珀が教えてくれたのが仙台貨物ターミナル駅。貨物駅かあ! 陸橋から一望できるんですね! たくさんのコンテナ、多種多様に積まれていて、こりゃあ貨物系マニアなら一日中見てられる場所だなあ。でもって、歩道橋、300mとかあるのん? そんだけターミナル駅が広いんだろうなあ。たくさんの車両、コンテナ、そしてそれらを送り出し迎え入れる線路、線路、線路、いくつものポイント! ああ、見どころばっかりですね。ええ、テンションあがる琥珀の気持ちもわかろうものです。

と、今回、そうした鉄道のトピックをとりあげながらも、そらと琥珀、ふたりの距離の近づいていく、そうした様子を描いてくれて、ああ、鉄道にこうした関係の深まる様、二本の柱、どちらもに注力して描かれた充実、とてもよかったです。喜ぶ琥珀がね、本当によかったんですね。

『桔香ちゃんは悪役令嬢になりたい!』

この人の描く絵、ほんと魅力的だと思うんですよ。いやね、以前からネットで見てまして、めちゃくちゃ可愛いなあ、ものすごく魅力的だなあと思っていたから、この漫画が連載となったこと、ほんと嬉しいんですよ。ほら、今回の扉絵とかもね、めちゃくちゃ雰囲気あるでしょう? 描かれているイラスト、その場面までにどういう展開があったんかなってすごく想像がふくらんでいく、そうした物語性みたいなのよくよく内包して豊か、チャーミング。ええ、魅せてくれるんですね。

さて、本編は初詣ですよ。神様にしもべ100人を願う桔香、あいかわらずなわけですけど、そうか、布瀬繋ちゃん、奇特にもそんな桔香のしもべに、いやさワンコになりたいと自ら志願してくる子が現れてしまったっていうんですね。というか、犬になるのが夢って変わった子だな。いや、変わった子はこの子だけじゃない。桔香がそもそも変だった。

桔香の犬になるといったツナギ。でも犬だ、しもべだと卑屈になるんじゃないのが面白いなあ。むしろ、飼い主はペットに奉仕するとでもいいますか、桔香の責任感、面倒見? そういうのがよくよく発揮されて、ええ、なんだかんだで身を切っていますよね、桔香。あのたこ焼きのくだりね、イトちゃんだけでなくツナギにもご馳走することになっちゃって、それで帰りのバス代なくなっちゃったか……。イトにもいわれてますけど、飼い主は大変。保護者としての責任まっとうするその姿勢、見上げたものといいますか、この子の悪役になりきれない素直さ、純粋さみたいなの、こういうところにも見えてきちゃうんですよね。

終盤のね、ちょっとしたいさかいのはてにツナギを神社に放って帰ろうとしながらも見捨てられなかったところとか、ゆってることめちゃくちゃだったりするのに、なんせ悪役令嬢志望ですからなあ、でもやっぱり根が素直で優しい、悪くなりきれない、いい子だよなあって思うわけです。とかいってたら、イトちゃんが、イトちゃんが、この子もか、なんだかんだで可愛い子たちだなあ!

ツナギさん。この子はイトにとっても制御しきれない、そんな予測不能の存在になりそうな予感がします。

2021年1月24日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年3月号、一昨日の続きです。

『スローループ』

扉絵は食堂に向かう5人組。先頭歩く恋のこのサイズ感がたまらんですね!

さて、今回は船釣りでありますよ。いきなり悲壮感溢れる小春の問いかけから始まるんですが、ひよりが黙ってるのは酔うのを怖れているからか。対し恋はというと、ちょっと呆れているっぽい。でも、あの防寒ばっちり恋、フードから目の周辺だけ出てて、マスコットっぽい可愛さがありました。

ターゲットはヒラメ。イワシを使った泳がせ釣りだそうですよ。これね、私、最近、VRで釣りゲームやってるんですけど、ターゲットにあわせて仕掛けから変えて、また魚種ごとに違う食いつき方に対応してあわせていくとかね、こういうのができないんじゃちょっとつまんないんじゃないかなあって思わされちゃうくらい面白く読みましたよ。

ヒラメは獲物の後ろから食いついて徐々に飲み込んでいくから、最初のアタリにあわせると逃げられてしまう。だから重いアタリがくるまでじっくり待てっていうのがね、面白そうだなあ! しっかりあわせていくひよりの確かな感覚と、ちょっとあやふやながらもえーいと元気よくいっちゃう小春と、この個性の違いよ! いやほんと、魚種ごとに性格や特性が違うように、釣り人もそれぞれ違った個性を持ってるよっていうのがよく見えて、いやもう楽しそう。でも釣れて嬉しいのはひよりも小春も一緒だ! ええ、ふたりそれぞれいい笑顔見せるんですね。

そして学校の友達、釣りをしないふたり、咲良と美月、このふたりとの交流もいい感じ。ええ、このへんの広がりも今後期待できるのかな? いや、期待しちゃいますよ。

『球詠』

不祥事からの部活動停止をきっかけとして、新越谷野球部を離れていったチームメンバーとの再会。最初は互いにどう顔をあわせたものか緊張も見られたけれど、すっかり打ち解けて普通に話もできるようになってという、そんな状況が不思議と嬉しくて、切なくて、ええ、いいエピソードだと思ったんです。

キャプテン岡田と姫宮所属の金子との交流。進塁した塁上でかつてのチームメンバーの消息を語りあったり、そして互いのチームについても話したりする、その様子はもうすっかり肩の力も抜けて、実感されるのはふたりの仲のよさ。くったくのない表情、素直な気持ちのやりとりにこの試合を特別なものと感じるふたりの思いが伝わって、ああ、少しでもよい試合にしたいという気持ちがある。少しでも長くマウンドに立っていたい、そんな金子の切実さに似た思いも胸に迫って、ほんと、岡田との再会、かつて所属していたチームへの愛情など、多くの気持ちが重なりあい溢れてくる。もう、こういう情感、たまらないものありました。

そうした旧友の再会とでもいえばいいのでしょうか、これをメインとしながらも、ともに語られる希と光の気持ちの擦れ合い。ああ、なにかある、なにかありそう。若干の不和、軋轢を予感させたところで、次回にその解消編? 展開を持ってくるんですね。ああ、これは気持ちが持っていかれますね。ふたりの関係の行方もそうなら、調子を崩している希のこともまた! ええ、気になりますね。

『ちょっといっぱい!』

今回、もみじ、凪、真澄の三人で遊びにいきますよ。遊んでストレス発散したいと駄々をこねる真澄にふたりがつきあうってかたちなんですが、いった先がカラオケ店。もう真澄オンステージ、水を得た魚って具合にはっちゃけているんですが、対照的なのがもみじと凪。もみじはこういうとこにきたのはじめてなのか。リモコンの操作からまずわからなくて、凪に教えてもらいつつ、とりあえず歌えそうなのをいれてもらって、というんですが選ばれたのが『チューリップのうた』! なかなかのチョイス! いやもう微笑ましさにあふれかえっちゃうわけですが、棒立ち赤面、恥ずかしくって歌えないもみじがまた素晴しい! おお、微笑ましい。

で、ここで凪が一緒に歌ってくれるのな! 素晴しいよな? ええ、素晴しいですよ。

凪、頑張ってますよね。もみじが真澄のストレス発散につきあうって立候補した時に、すかさず自分もって追随したでしょう? さらにカラオケ店でも、リモコンにとまどうもみじに、自分から手伝いを買って出たでしょう? 一緒に歌うっていうのもそう。ああ、今、凪、勇気出して前進しているよ。

これは、凪がもみじのことを好きということもあるんでしょうけど、もみじならきっと自分を受け入れてくれる、そんな信頼もあるからなんだと思ったんですね。ひっこみ思案なこの子にとって、友達とくるカラオケははじめてだった。自分には無理だと思っていたことを、自分から前に出て、実現させた。その直接のきっかけはもみじが与えたのかも知れないけれど、こはる屋での経験を通じ、変わってきた、成長した、そんな凪自身の歩みの果てに到達した、そんな場所がここだったんですよ。

ほんと、なんてまぶしいふたりなのでしょう。ええいああ、心持っていかれてしまいましたよ。ええ、正直凪にもらい泣きでしたよ。

2021年1月23日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年3月号、先日の続きです。

『ホレンテ島の魔法使い』

ユシャへの尋問! 公会堂のステージを起点にといっていいんでしょうか、この島をめぐるいろいろも変わりはじめているようですね。まずは、かるて、詠組によるユシャの尋問がありまして、まあ軽い聞き取りみたいなもんなんですが、わりとユシャがうっかりしゃべってしまうのな。かるて、詠が使える謎の力、その正体が魔法であるということのみならず、誰かから奪った!? そういうものなの!? いろいろ不明だったことが明らかにされていくこの過程。面白いんだけど、いろいろわかってそうなユシャが知らないこともあるんか! こっこの使用した魔法? ジさまがいうには宵句というらしい、そいつをユシャは知らなかったんな。

ああ、こっこもいろいろ隠していること当初から判明していましたけど、この島においても一枚岩ではなく、あちら、こちらでそれぞれ個別の動きをしている、そんな具合がよくよくわかるエピソードでした。

あむとかるてたちとの交流よかったですよね。女子力の危機におののく詠が最高でした。対照的なのがあむ、かるてで、「なるよ」、「いつもの」、すごいユニゾン! そしてこの島の今後を語り、魔法について語り。でも、最後になんかあむがすごい顔してますよ? なにか気づきまして?

いろいろ動きのある中、こっこが不審な? 動き見せていますね。この子の秘密にしていることはなんなのか。なにかシリアスな理由でもあるのか。ここにもなにか動きが芽生えこうとしてる、そんな感触。まだまだ目が離せない。とりあえず、単行本での一気再読、めちゃくちゃ楽しみにしていますよ。

『ななどなどなど』

小町ちゃん、知りあいに出会えてよかったなあ! 家来、って失礼だな小町ちゃん! 今にはじまったことじゃないけど!

宮前さんですね。迷子になってショックのあまり座り込んだ小町を見つけてくれて、で強気で出るんだけど、それはったりだったの! めちゃくちゃ面白い。嶺さんに連絡とって萌に迎えにきてもらおうかっていっときながら、嶺への直通連絡の手段がないんだ! とはいえ、クラスのグループに入ってるの、それすごくない? 私なら絶対入ってないところだよ? そもそもクラスの皆と一緒に花火にいくとかありえない。おお、小町さんもこのみさんも、私よかずっと社会的な存在ではありませんか。ふたりとも、自信持たれるといいよ……。

このみと小町のやりとり。ここに互いの共感あったり、そして小町のななどに対する感謝の気持ちだろうなあ、そういうの見られたりするの、すごくよかったですよ。またこのできごとがきっかけで、このみは嶺優子とより親密になれたしさ、萌からも覚えてもらってたこと判明したしさ、ええ、今後の展開にも影響しそうじゃないですか? 小町のこと、いろいろわだかまり抱えているこのみですけど、いずれそういうのなしに普通に友達になれそうな気がしましてね、これ、私の願望ですかね。でもそうなってほしいところですよね。

『のむラリアット!』

タッグペアが決まりましたよ。それはいいんですが、それぞれのペアごとに割り振られた仕事。翼&恵ペアはそつなく当たり前にこなすし、星&みるくもわりと普通にこなすし(主にありすが)、だからか! 必然的にでこぼこコンビ、桃&海音ペアばっかり目立ってしまう! っていうか、このふたり組ませちゃダメだろ! と思ったんですけど、いや、わりと普通にペア成立してる? 言葉の足りない海音にそれをポジティブに受け止める桃。うん、この桃のチョロさ? このペアを成立させる鍵かも知れない! ええ、なんだかんだダメなりにうまくやっていけそうなところ、安心しましたよ。

ふたりの個性というかがマッチしてるっぽいですよね。どっちも調子にのりやすい? 顧問とのやりとり、技を教えてくれるっていってもらえて、それだけでもう嬉しい! 調子のってるふたり、とりわけ桃、可愛いよな。ほんと、その様子見てみるくが驚いてるの、うんうん、よくわかるわ。でも、ほんと、いいペアになりそうです。

で、今回のラスト。顧問、やっぱりヤバい人だ! 技を見せてくれるんですが、人形相手にじゃなくて本人にぶちかましてしまうんだ! しかも二日酔いなのにあの鋭さ! いやもう、災難そのものなんだけど、翼のあのポジティブな捉え方にもまた驚かされて、このへんずっと笑いっぱなし。いやあ、いい感じでしたよ。すごく面白い。

2021年1月22日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2021年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2021年3月号、発売されました。表紙は『スローループ』。こちらに鍋をぐいっと差し出した小春が実にいい笑顔。これイワナのアクアパッツァ? いかにもおいしくできました、そんな感じが表情からも感じとれて、ああ、この笑顔の向こう、すなわちこちら側ですが、きっとひよりがいるんでしょうなあ。小春の向こうにはコーヒーを両手に持った恋。なんだろう、ちょっとなんか嬉しそう。この子も、ちょっと味のある、そんな表情見せますよね。

今月は新規ゲストが5本です。

『極彩色の花ことば』

導入を過ぎ、ページをめくれば見開きで都市の情景が圧倒するかのように迫ってくる。この扉絵、渾身のインパクトですよね。そう意図された衝撃、まともに食らってしまって、ええ、この導入の効果、抜群でした。

内容はSFなんですね。科学が進歩し、アンドロイドやクローンも当たり前に存在する、そんな時代。記憶だってバックアップできるしで、そうなれば不老不死も夢ではないのでは? そんな倫理に踏み込むような話をするのかなとおぼろげながら感じたところで、花屋を営む主人公のもとに現れたお母さんを探す女の子。ただの迷子ではない模様。祖父母との電話ごしの会話から、母の暮らす街の名前を聞き取って、それだけを頼りここまでやってきた。

この子の語った記憶の断片やらなんかから、この子は一度死んだのか? バックアップされた記憶をもとにこの子を復元できるまで相当な時間がたって、目の前の祖父母と思っているのが実の父母だったりするのか? などなど、いろいろ思っては新しい情報で否定されていくという体験はなかなかにスリリングで、この考えて読み進むというの、その余地を与えてくれるところ、いい感触でありました。

そしてなにが起こっているのか、だいたいわかってくる終盤。ああ、ここで次回に続く。やっぱり科学の発展と倫理のような話になりそうですね。ええ、こうして提示された前提がどういう決着を見るのか、それを楽しみにしたく思います。

『もみじコンプレックス』

シンプルだけどいい感じ。授業以外で声を発することのない無口な転校生、可部もみじ。クール、ミステリアスと評されるこの子だけど、なるほど、しゃべろうとしないのには理由があったか! この子、広島出身なんな。でもって、口を開けば方言が出る。饒舌に語るその広島弁、うっかり口にしてしまったの、校内に暮らす猫をかまってる、いわば仲間を見つけた嬉しさからか。その時の、クールなイメージが一気に転換する見せ方、目なんかほんとキラキラしてね、ほんとクールからチャーミングにがらりと変えてくるのね。これ、いいよ。うん、それに広島弁女子、可愛いよな。

皆も方言まるだしでネイティブトークするといいよ。

言葉がコンプレックス。バカにされたりからかわれたり、あるんだろうなあ。それを心配してる。自分が方言でしゃべったら教室の流行語が「じゃけん」になるって、その発想は面白かったなあ。

でも、猫仲間になった、友達になったアキとの出会いでちょっと勇気を出しました。クラスでは、心配してたとおりといおうか、傷つきそうになったもみじのことアキがしっかり守ってくれてね、この友達ふたりの関係。最後のふたりのシーンなど、広島弁がいい感じに気持ちの深いとこ語らせた、そんな感触ありまして、ええ、とてもよかったと思うんですよ。

『腐れ縁元同級生』

男女間に友情は成立するのか、みたいな映画が以前ありました。これもそういう感じなのかも。高校時分からの腐れ縁。つきあってるわけではない。けれどちょくちょく泊まりにきて、なにかあったら飲みに誘って、くだまいて、それでまた泊まり込んでと、そんな関係。はたして進展などするのか、あるのか、いやまるでないのか。そうした独特の距離感? それを描こうとしてるわけですね。

男側は、それなりになにかちびっとでも思うところあるっぽい、そんなニュアンス感じますよね。だとしたら女側にもなにか含むところあったりするのでしょうか。それがわからない。ありそうでなさそうで、近しくて、けれど一線はひいていて、なにかあればそのバランスも崩れたりするのかしないのか。でも今は少なくとも、ふたりともその一線を越えるつもりはなさそうで。

そんな関係。なにか発展するわけでもない、そんなふたりの今の状況、それをただただ描こうとしているってわけですね。

『私のママガール』

お姉さん、ダメな人だな! イラストレーターとして働いている人。亡くした母の面影を、泊まりにきていた小学生のいとこに見てしまう。見るのはいいんだけど、大人だっていいながら、子供あつかいするなといいながら、明日帰るといったお子様に不機嫌をぶつけるの、そりゃあいけないよ!

と、本人もそれがいけないことはわかってるんだよな。夜中、子供にあたってしまったこと詫びながら泣いている。母との思い出とともに、母を失なった悲しさ、それが拭えないほどに深く思い出されてしまったんだなあ。

しっかりものの小学生とちょっと駄目な大人という組み合わせ。そのバリエーションのまたひとつ。泣いてるお姉さんがほっとけなくて長逗留を決めた小学生。ふたりの暮らし、むしろ本番はこれから、といった感じがしますよね。

『あなたを手懐けたい』

動物を手懐けるのは得意で、じゃあ次は人間を! その考えはわるくないけど、あまりのあまりに人間というものを知らなすぎじゃあないですか!? というか、まず手懐けるという考えから間違っているといいますか、いやほんと、この人にマークされてしまった八木さん。気の毒というほかありません。

この主人公、富沢、人としてのなにかが決定的に欠けていて、それを自身が理解していないという厄介なタイプ。八木が富沢を理解できないように、我々読者も富沢を理解することはできず、また富沢も我々を理解することができないというこの不幸のトライアングル。いやしかし、人を人と認識しながらも、人の尊厳とかそういうのはまるで斟酌しないのな。あくまでも利己そのものといった存在が富沢で、交渉も不可能なら共感さえも阻む。

そんな富沢に目をつけられて、八木にとっては事故とか災難みたいなもんだな、これは。

この理不尽そのものといった、決して成立することのないコミュニケーション。いわばその不毛をこそシュールとして楽しむ、そうした類の漫画でありますよ。

2021年1月21日木曜日

アズレンイベントに必死だったので今日は休みます

アズレンイベントに必死だったので今日は休みます。

2021年1月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年3月号、昨日の続きです。

『こみっくがーるず』

美姫とくりすのコンビ結成。それまでいろいろとごたごたして、ハラハラさせられて、みたいな展開が続いたわけですが、ようやく落ち着きました! ということで、寮母さんの仕事を追いつつ、寮に住まう子たちのいろいろも振り返ろう、そんな趣向が面白かった今回。ちょっと寮母さんの妄想が暴走したりもしがちなんですが、そうした趣味的ないろいろとは別にですね、寮生たちを親身に見守る優しげな気持ちもよく伝わってくるのが素晴しかったなって思ったのですね。

美姫とくりすの変転に触れ、その関係の変化を尊いと評するかおすに子夢を見て物思いする寮母さん。あなたたちもそうだったのよ。そういわんばかりの様子に、寮の子たちのこと、その過ごしてきた時間も成長もともに見守っているんだなって、ただ胸のうちに思うその様子にも温かみ感じて、素晴しいなって思ったのでした。

そして、フーラ先輩! なんだよ、めちゃくちゃ可愛いじゃん! 寮母の手伝いしているフーラさん。でも、まだ誰かを見守る、そんな境涯には立ちえていないみたいですね。けど、おそらくはこの人もこれから寮母の仕事を通じ変わっていったりもするんでしょう。楽しみでもありますね。

『妖こそ怪異戸籍課へ』

素晴しく面白いな。戸籍を取得し人間の世界に暮らすようになった彼ら、特殊戸籍者と呼ばれてるんですね。今日の睦子の仕事は彼らの見守り。個別訪問をするっていうんですが、そこで見える妖怪の皆の暮らしの大変さ? 暑さに弱い雪女とか、あと保険に入れないとかもあるんですか。そうか、よく考えたらシュタイン博士は元人間だな。そりゃあ病気や事故も心配だろう。いや、妖怪の皆でも一緒か。

保険に入れないと苦情申し立てるシュタイン博士に、まだ制度が追い付いていないという睦子の言葉、その「まだ」というところに今後の可能性思わせるところあって、すなわちこの特殊戸籍というものがはじまったばかりの制度であり、それはついにようやく人が妖怪の皆に門戸を開いたということである、そうなるまでにはどんないきさつがあったのだろう、そして変わりゆく社会のその様子、どのように描かれていくのだろう。おそらくこれから描かれるだろうこと、描かれないかも知れないこと、それら様々な方向、過去にも未来にも気持ちが向かっていくような広がり、ふくらみが感じられるのが素晴しいんですね。

想像が、気持ちが広がるということにかけては、冒頭、扉絵に描かれた働く皆の姿、これがまたよかったですよね。おお、シュタイン博士、いい感じに整備なさってるじゃん! みたいなね、戸籍を得たことで彼らの世界もまた広がったんだなって、できること、その可能性も開かれたんだなって、その一枚絵からも透けてくる。こういうのがたまらないって思うんですね。

『私を球場に連れてって!』

なんだこれ、面白いな。第1回おやつドラフト会議なんてのやるっていうんです。ドラフト会議、見るだけじゃあつまらないってんで自分たちでもやってみよう。それでおやつを選ぶんですけど、買いに買ったり、野原さん! 埼玉の名店から色とりどりだそうですが、なるほど、この買い出しからドラフトごっこははじまってるのか。スカウトだそうですよ! なんだこれ、面白そうだなあ、ちょっとやってみたくなる。

ドラフトの制度、うろ覚えでしか知らないんですが、とりあえずせーのでドンと希望を出して、被ったらくじ引き、被らなかったら交渉権獲得、ってやつですよね。で、一巡目でケーキ被りする年長組3人に対し、ひとりジェラートで出し抜いた猫子! と思ったら、ジェラートいないんじゃん! 得意気に語る猫子が生意気可愛らしい! で、申し訳なさそうにジェラートはいませんというタマがいい味出してきて、なんだろう面白いなあ。こういうアクシデントも楽しそうです。

しかし、この子たちのドラフト会議はなかなかにルール無用ですね。外れてるのに当たりを装うレオナがいるかと思えば、誰も指名しないだろうと決めつけてこっそり食べてしまってるタマとかね、ほんと、自由すぎるというか、抑えがきかないな、ほんと! めちゃくちゃ面白かったです。

でもって、落ちがもう完全にタマの独擅場で、大量の指名漏れをひとり責任持ってがっつりたいらげる! すごいな、どんだけ食えるねん、君。その数、32巡。しかもこれから育成ドラフトにかこつけておかわりいくってね! ほんと、タマ、大型新人っぷり発揮しています。いずれ、また体形も大型になりそうでおそろしいですね。

2021年1月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2021年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2021年3月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。皆、ドレスにて着飾って登場。髪型がいつものそれと違っていたり、また表情なども若干雰囲気違って感じられるのは、このドレスという特別感のためでしょうか。ハレの日の眩しく落ち着かない、そんな感じも伝わってくるのは、前列のチノの表情のためかも知れませんね。手には花束、後ろはお菓子でしょうか、風船なんかも飛びまして、この華やかな祝祭のムード。ああ、連載10周年のお祝いであるのですね。そうか、もうそれだけの時間が積み重ねられてきたというのですね。

今月は新規ゲストが2本です。

『すうぃ~とみざり~ず』

MAXは初心に立ち戻ろうとしているのかも知れない……。

かつて、MといえばMAX、MAXといえばMといった頃があったのですよ。ドMの兄が、国民が、麗しくもいたいけな妹姫に蹴り上げられることにおおいに悦びを感じる、そんな漫画が好評連載されていて、ああ、私も楽しみにして読んでいたものです。

かくして令和の時代を迎え3年とならんとする今、満を持して現れたのがこの漫画。MAXの根源に立ち返りながらも、時代を経たことで変わったところもあります。ええ、責める側も責められる側もともに女子となりました。おお、これが今のMAXであるか。生徒会長の相克院モララと副会長のセスナは、生徒たちからの憧れをその身に集める美人姉妹。タイプが違う、その雰囲気もまた違う、そんなふたりのそばにあって、信頼を勝ち得た我らが主人公、鳩間誓が相克院姉妹から告げられた秘密とは!

秘密とは!

それはいいんだけど、カムアウトするにあたって、まずは実践なんですかい!? やおら下着姿となったふたりは身を寄せあったかと思うと、セスナがモララの腹をこれでもかと殴打ですよ! 思った以上に激しいな、これ! あまりのビジュアルにおののいてしまったわけですが、殴打されたモララが悦び一辺倒なのに対し、殴打したセスナは悦びと後悔の狭間で苦悩するのが興味深かった。そうか、そうなのか、ただ一面的な感情ではないというんですか。ほんと、こうした苦悩のある分、妹の方が姉に比べまだ常識の領域に近いのかも。と思ったけど、誓を引き込もうと画策し実行に移そうとする際の様子見るに、ああ、姉も妹もそれぞれヤバいね? うん、大変ヤバいふたりであります。

この漫画の面白かったの、このヤバいふたりがですよ、許容量オーバーして暴走してしまった誓にふたりしてお仕置きされるくだりですよね。膝にのっけてお尻を叩くって、誓さん、あなた、お母ちゃんですか! ってな感じなんですが、プレイだなんだゆうていろいろやってる姉妹を完全におとなしくさせて、というか、ふたりのやってるのはたとえ過剰に見える暴力でも、互いの了解の上で与え受け入れられる、そういうものだったのだなあ!

なんか、学びのある漫画だったと思います。インパクトも充分、いい展開してみせたと思います。

『あぐりがーる』

農業高校舞台に、蕎麦の収穫? いや、収穫は先月にもうすませているのか。収穫して、二週間の乾燥の後に実の選別をして、そして今日は蕎麦打ちと、蕎麦に関するひととおりを経験する日向陽たちの楽しい学園生活を描いて、というか、陽は別段農業やりたくてこの学校入ったわけじゃないのだな。でありながら、できあがった蕎麦を食べれば、おいしいと、自分たちの世話した蕎麦と思えばより一層に味わいも増すと、そんな喜びが描かれるの、悪くない感じでありましたよ。

陽の友達の葵、この子は農業志望の農業ガチ勢なのかな? わりとチャラくて軽はずみで、心折れやすそうな陽とは違って、真面目でしっかり取り組んでデキもいい、そんな子かと思ったら、なんだかんだでどんぐりの背比べっぽいっていうのがいいじゃありませんか。蕎麦を打ってね、蕎麦切り包丁でもって麺のかたちにしますよ? ってところ。ヘタクソすぎてヘコむわーって苦笑してる陽に対し葵はというと、あんま変わらんのな! いいよ、すごくいいよ。みんな、こうしてヘコみながら成長していくといい! ほんと、苦笑する陽も、クールでそつなくなんでもこなしそうな葵の見せた赤面も、ほんと、すごくチャーミング、とてもよかったです。

なんか昨年末くらいから、にわかに農業に、稲作ですけど、注目が集まってたりしたじゃないですか。もうホットな時期は過ぎてしまったようにも感じますけど、ああいうムーブメントに乗って、この漫画もぐいっと伸びてくれるとよさそう。面白くなりそうだって感じたのですよ。ええ、いい出来でした。面白かったです。

『ぬるめた』

今回、いつもと違うテンポ、違う見せ方してみせて、おお、ちょっと気怠いさきなさん? 二度寝しちゃって、学校間にあわないって確定しちゃって、というかほぼ昼前じゃん、で、ちあきも同じくサボってるからってんで、昼飯をたかりにいきました。

きっとふたりはずっとこんな具合にして一緒に過ごしてきたんだろうなあ。

くるみがね、学校ちゃんといってるんですよ。でもってちあきに登校促す怒りのメッセージじゃんじゃん送りつけてくるの。学校でもしっかりお怒りで、なんか面白いな。いつもとちょっと雰囲気違うな。というか、しゆきもヤバいな。クラスの子に、全然打ち解けられていないんじゃん! この子、人間関係に苦労するな。

自宅でね、だらだらしているちあきとさきな。ちあきにじんわりぐいぐいいくさきなのいけない感じ、これもなんだかいい感じで、というか見てるの申し訳ないというか、こちらがいけないことしてる気がしてきますな! そんなふたりの関係の、とりわけさきなの意味深な感じ。面白がっていいものか。ともあれ、さきなのちあきに向けられる感情。これまでもちらほら見え隠れしていたものではありますが、ここまで露にして、なにかさきなの中で動いてやまぬ思いなどあるのかな。そして最後に落とされるくるみの小さな雷。ええ、なんでもない、そんな日常だけど、これまで見てきたものとはまた違った日常。これもまた彼女らの日常ですね。

2021年1月18日月曜日

アンケート書きたいので休みます

アンケート書きたいので休みます。

2021年1月17日日曜日

鬼滅を見ていたので休みます

鬼滅を見ていたので休みます。

2021年1月16日土曜日

2021年1月15日金曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、昨日の続きです。

『トールさんの通り道』

魔王代理のサイドが、魔術を使用する人間の根絶やしを企てたことで、あわただしさを増す状況ですよ。人間代表といっていいものか、トールに勇者のユウ、騎士のケイトに魔族のライムやアーティの祖母まで加わって、ここに予想もしなかった賑やかな共闘態勢ができあがったっていうんですよ。

いやもう、わくわくする。魔族に取り込まれたサラをなんとか助けたい。昔は無理だったことが今や可能になっているというアーティの祖母。いやはや、この人、ほんとに不穏だな。リセが巻き込まれてるというか、逃げられん状況に置かれてしまってて気の毒! でも、リセの存在が今後の展開を左右する、そんな鍵になってそうでありますよ。

アーティの祖母が魔族だったのも驚きなら、魔王がいざという時の助けとすべく人間に残した保険だったいうのも驚きで、魔王配下にして魔王の意に反して動いているサイドを押さえ込む切り札であるんですな。

今、サイドのもとには魔族化したサラがいるのみ。魔術をエサにサラを誘き出せれば、サイドは単独に。それでサラを救出し同時に孤立したサイドを叩くべく二正面作戦が開始されるというの、ほんと、この漫画がこんな熱い展開見せるだなんて、見事当初の予想を超えてきました。いいですよ、実にいいです。とりわけサラのために身銭を切るトールの本気。ここにこの人の本当の気持ちが見えるようで、心ひかれます。

『ゆえに、アイドル革命!』

ライブも成功させて順調に見えるCHU♥IN GAMだけど、そうか、資金面で苦しいのか。アイドル活動とは別にバイトでもしてお金を稼がないと。それでアルバさんの助けを借りようと、バイトで雇ってくれないか、お願いするんですけど、そうかあ、残念、そんなに人手はいらないっていわれちゃった!

でも、今回のエピソードね、アルバさんの心意気、それが光っていましたわ! もう、粋ってこういうことかね。仕事がしたいならギルドにいって探せばいいと一度CHU♥IN GAMの皆を突き放しておいてですよ、ギルドにわざわざ彼女ら向けの簡単な依頼を出しておいてくれてるんですよ。しかも破格の報酬! 最初はいぶかしがってたのがね、仕事を受けてみたらだんだんこのクエストの背景がわかってくる。ほんと、アルバさんったら素直じゃない。でも表立って助けるのではなく、仕事とその報酬として恩着せがましくならないようさりげない助力をしてくれている。いい人じゃありませんか。いやほんと、いい話でしたよ。

それだけに、離れて暮らしていた妻との復縁、それがかなったの、よかったですよね。情けは人のためならず、そんな言葉のとおりでしたよね。

My Private D☆V

『六条さんのアトリビュート』のセトユーキです。

って、怖い! 怖いよ! D☆Vポイントは「病みかわ」。闇のある感じっていうんですが、うん、イラスト見れば確かに感じる。闇がある、病んでいる。どこか思い詰めた、そんな気持ちが心のどこかに鬱屈しつつ、それでも願望を叶えないではおられない切迫感も内包している、そんな感じのお嬢さんでありますよ!

いや、ちょっと驚きました。いやね、『六条さんのアトリビュート』からはこういう感じ、あんまりしませんでしたからね。はじまった当初、六条さんがおどろおどろしく描かれたりしたことあったけど、それもその後の彼女のキュートさ、それを引き立てるためのめりはり、コントラストを際立たせるためだと思っていたですよ。いや、実際その効果のためのおどろおどろしさだったかも知れませんけどね!

でもなあ、なるほどなあ、そういうおどろおどろしさ、そこに浮き立つ危ない魅力。わからんでもないです! わからんでもないです! でもやっぱ、怖いっすよ!

2021年1月14日木曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、昨日の続きです。

『そらコミュニケーション』

ソラとテンペスタ、無事小学校に転入できたようですね。すごいな、宇宙人の力。小学校には璃乃の従妹がいるというの、璃乃曰く妄想過多のちょっと困った子らしいんですが、それ聞いたせんりの感想、璃乃と似てるんだっていうのが地味に致命傷与えかねないものだから、ほんと面白かったですよ。

小学校では、八雲朔という元気な子と、そして羽白那由多、璃乃の従妹が、ソラ、テンペスタのふたりと仲良くなれそうで、ともあれ朔とテンペスタの関係が面白い。テンペスタは最初ちょっと苦手にしてたっぽいんだけど、可愛いっていわれてその気になって、おお、なんとチョロいのか、テンペスタよ。こういうゆるくて罪のない感じ、いいですね。とか思ってたら、那由多の妄想、じわじわ発現してきて、おお、確かに璃乃似なのか。璃乃はせんりに、那由多はソラに、それぞれ執心することになりそうですね。

そうそう、最後の宿題のくだり。意外とデキるテンペスタ。基本真面目なところ見えたりして、なるほど、こういう側面が見え隠れするの、新しいシチュエーションのおかげですね。

『夢見るルネサンス』

即売会に参加したリーチャ。売り子で参加するはずのレンはわけあって遅れるというのですが、レンの用事、これがよかったんですよ。

ひとり、即売会の会場で、本も売れず、しょんぼり伏し目がちに自信失いかけているリーチャが切ないんですよ。かつてフィレンツェルネサンス時代にそうだったように、この時代でも自分の絵は通用しないんだろうか……。そんなリーチャのもとに現れたレンがですね、いやもう、西部劇でいうところの騎兵隊ですよね。絶体絶命の状況に駆けつける頼もしいヒーローってやつですよ。

リーチャの絵に即発されて、その衣装をこの日のために手作りしていたっていうんです。すなわちコスプレなんだけど、レンにとっては大きな一歩、これまでのレンならばこんな思いきったことはしなかったろう。リーチャのおかげでレンも変わった。そして、そのリーチャが変えたレンの行動が、まわりまわってリーチャに勇気と自信を与えることになるっていうんですよ、素晴しい。

レンが目をひいたことでリーチャの本も売れはじめ、またリーチャのファンもきてくれるなど、いい即売会デビューとなりましたね。リーチャの活動、より広がっていくといいですね。

『推しごとびより』

空が浮き足だってます。なぜかというと、推しの声優のミニライブに当選したからっていうんですね。しかし、こんなにも気合い入れて参加するんですね。美容院で髪整えて、ファンレターには3日かけた。すごいな。よほどの気合いですよ。

今回のエピソードは、アイドルとしてではなく、観客として一ファンとして推しを応援する、そんな空が描かれたわけですが、この経験がいつか自分も同じように素敵なライブをできるようになりたいって、そう思える、さらには言葉にできるきっかけとなったっていうんですね。

アイドルとしては発展途上の子たち。それが、こうしてアイドルとしての自分に目覚めていく、気持ちが変化していくとともに伸びていく、そういう姿が描かれていくのは魅力的だな。そんなこと思いながら読みました。空のこれから、ちょっと目を離せないって気持ちになっています。

2021年1月13日水曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、昨日の続きです。

『むすんで、つないで。』

すごい強いシーンぶちこんできましたね……。素晴しい、とても素晴しい。

子供たちとともに語らうつなぐに戸惑いながらも輪に入っていく鳥居ですよ。苺からパンの人呼ばわりされて、内心抵抗しながら自らパンの人を名乗ってしまう悲しい人。この人がですよ、花ノ子の発案でつなぐとあだ名で呼びあうことに! 子供たちの考えるあだ名は酷いのになりそうで、苦しまぎれに、呼び捨てはどうかな! ふたたび花ノ子の発案に、つなぐ、つなぐがですよ!

「七色」

すごい……。すごい……。

つなぐを呼び捨てにしている花ノ子とつなぐの関係に考えをめぐらしている鳥居に不意打ちだーっ!

いや、ほんと、すごかった。なんていろっぽいの。なんて素敵なの。ああ、つなぐのこのポテンシャルよ。普段、子供たちの間では鳴りを潜めるこの素敵パワー。たまらない、たまらないですね。

これ、額装とかできないものでしょうか。読者プレゼントにこのコマを額装しましょう。

『ぎんしお少々』

離れて暮らしている姉妹ふたくみ。連休には一緒に遊びますよ、そういってるすずに対し憂鬱なまほろさん。なにごと? と思ったら、あー、もゆるはバイトみっちりで時間がとれないんだ。でもこのバイト、きっとフィルム代と現像代をまかなうためだよ? 姉の与えた新しい世界、それがもゆるをオトナにしたんですよ。胸張っていこう、お姉ちゃん! それに、なんなら、もゆるのバイト先に押し掛けたらいいんですよ!

その寂しさを埋めようというのか、すずとしこたま遊んだその情景、よかったですよ。山にいきました。紅葉がすごいです。え!? おみくじの自販機って珍しいの!? 活動的なすずに置いていかれまいと頑張るお姉さん、ふたりの見せる親密さ、これはとてもいいものですよ。そして夜? いや、朝か。あんなことになっちゃって、それ、すずにとってはひとりじめしたい、そんな経験だったんですな。

ずっと一緒だった姉妹? けど離れて暮らすうちに、それぞれ自分の世界なんてものを見出しちゃってるんですよ、みたいなこと思わせた今回です。しろもちょっとそんな感じになってますよね。

『星屑テレパス』

おおー、瞬がなんか危ういなあ。モデルロケットの課題、卵を割らずに着陸させるというのがうまくいかなくって、それでイライラを隠せない瞬ですよ。思ったようにコトが運ばない。なにが悪いのか、どうしたらいいのか。悩むのはいい、考え込むのもいい、けど、ちょっと背負い込みすぎなのでは?

と思わせてくれた今回。瞬が無駄にたくさん割った卵でシフォンケーキを作ることになるんですが、そこで見せた瞬の思い詰めた一言。宇宙にロケットを飛ばす夢、その実現には自分が頑張らなければいけない。その意識が勝ちすぎて、他の皆に頼ることができない。他の誰かの発案を受け入れるどころか、耳に入れることさえも拒否させる。仲間とともに活動すること、それを瞬ひとりができていない、孤軍奮闘になってしまってるんですね。

勝つことにしか価値を見出せない瞬。優勝劣敗ですなあ。これ、つきつめると駄目なんだよ。その駄目なルートを邁進しちゃってるように見える瞬は、自分とは異なる考え、遥乃の価値観を尊重できず、キツい言い方しちゃってね、これを遥乃はどう思ったのだろう。

今回はまだ火種くすぶるも大事にはならず、うやむやのうちに収まって、でもこれはいずれ着火するのではないか。そんな予感させられて、ええ、不安と同時に、火の着いた遥乃の動向、そこにも興味が向くのです。いや、そういう話にはならないかもですけどね!

2021年1月12日火曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、先日の続きです。

『スロウスタート』

今回の趣向、面白いなあ。ひとりひとりにキャプションがついて名前学年が表示されるの、なるほどこれミステリ仕立てだから! 榎並先生の飴がなくなったというところから始まる推理ショー。というか、たまてによる妄想炸裂、栄依子をいかに悪役にするかショー、みたいなのが本当に面白くって、というか冠は妖精ですか。妖精の力で怪盗に変身して盗みを働くのですか。ファンタジーですね、怪盗ヘアピン。

最初は先生への恋慕からの盗み。飴の出どころが栄依子とわかってからは、嫉妬にかられての犯行。この恋が叶わぬならいっそひと思いに先生を! からの会長つっくん巻き添えで薬殺されたときた。ほんとか? 物騒だな。

この一連の推理、皆がさらっと冗談で流してたところに披露された花名の推理が最高でしたよね。一番生々しくてかつ物騒! 虫も殺さぬような優しい子なのに、その心の裡にはこんな殺伐とした世界が広がっているというのですか!? その推理聞いて、思いっきりひいてる皆が最高でした。

今回の話、たいした事件でもない、あまりに普通のできごとではあったんですけど、それだけでこれだけ盛り上がれるのは楽しくっていいですよね。たまての魅力、再確認でした。

『けいおん!Shuffle』

おおお、思わぬゲストキャラが! 紫の使ってるドラムスティック、結構傷んできてるから交換した方がいいといわれて、やってきました楽器店。皆の都合がつかなくてひとりできたものだから、店員にも話しかけられず。ああ、紫さん、人見知りなんですな。

ここで出会った小さな子。って、小学生じゃないよ! この子、中野じゃないか! 中学生時代の中野と出会って、ついつい話しかけてしまった紫としばし楽器談義? 中野梓はエフェクタ買いにきたんだそうですよ。そんな梓に紫、相談することとなって、このスティックがいいんじゃないかって、材とかチップのかたちとか、アドバイスもらうんだけど、すごいなあずにゃん、あんたギタリストなのにドラムのこととかわかってるのか。自分はスティック選びとか、床に転がしてまっすぐかどうか確かめるみたいなのしか知らんかったよ!?

中野梓は中学3年生。ちょっとした出会い。これでなにかが変わる、発展するということもない、ささやかな交差ではあったんですが、なんかちょっと嬉しく思えるできごとでした。

『しあわせ鳥見んぐ』

前回ラストに現れた猛禽、その正体が判明ですよ! とりあえず最初にいっておきますと、私の予想は思いっきりハズれていました。そうか、オオタカかあ、大物だったよー。

基本的な流れは、前回やった種類の識別、その応用編といった感じでした。焼き鳥屋にてね、すずの見た鳥、猛禽の特徴を聞き取りながら絞り込んでいくんです。でも、すずさん? てんで頼りにならない。大きさどれくらい? に対して、めちゃくちゃデカかった、存在感が! ときたりね、具体的なこと、特徴がほんとなかなか出てこない。

で、これをかげながらアシストするのが、焼き鳥屋のバイトさん。すずが猛禽を見たとき、すぐそばで鳥の写真を撮ってた人が、たまたまこの店でバイトしてたっていうんですよ。大きさはカラス程度、それをすずに教えるために、このお皿、からっすか? さりげなく介入してくる! この調子で大きさから翼の形状、さらには模様までこれと目立たないかたちでアシストしまくって、いや、目立たなかったか? あのキャベツ盛りサービスはかなり強引だったよね。ほんと、このあの手この手、手段を選ばないやり口が最高におかしかったです。

でも、最後の最後、オオタカかハイタカか絞られてからの一押し、ここで表立って介入しちゃうんですよ。

それ、オオタカ。

写真、撮ってあるから!

おお、いい表情なさいましたな! いやもう、こんなにすぐさま知りあいになっていこうとは、予想外のスピード。この子、岬さん。またちょっと面白そうな人が出てきましたね。これまでいなかったタイプのキャラクター加わって、しかも写真の技能持ってるときました。ああ、さらに鳥見のバラエティ、視野が広がりそうでいいですよ。

2021年1月11日月曜日

『パラサイト 半地下の家族』を見たので今日は休みます

『パラサイト 半地下の家族』を見たので今日は休みます。

2021年1月10日日曜日

『まんがタイム』2021年2月号

 『まんがタイム』2021年2月号、先日の続きです。

『瀬戸際女優!白石さん』

白石、役のために髪をバッサリ切っちゃいましたよ! それもこれも共演するライバル岬涼子に負けたくない一心。嫌いだったといわれて、それで互いに気まずい思いしながらも、演技となるとしっかりやってのけるんだ。このあたりは、ふたりともにプロってやつなんですなあ。

なんだかんだで素直な白石が面白いんですよ。岬が弁当のおかず残してるのを見て一度は好感度下げるも、子供の好物だからと聞かされて好感度上げる。いろいろ境遇の差に打ちひしがれながらも、岬のことを知って、だんだんその距離が近づいていくんですね。

これは岬にしても同様だったのかも知れない。共感できる悩みがあったりね、キライといってたけど、距離の近さ見せてきて、これ既婚者の余裕なの? わからんのだけど、なんか当初の敵対してた頃の刺々しさみたいなのはなくなったように思う。

こういう、自然と仲良くなるという展開、それがこの漫画のよさだよなって。それはひいては白石さん、この人のよさだなあって思ってるんですね。ええ、今回のエピソードにもそのよさが充分に発揮されていましたよ。

『ご主人様!確保します♡』

ついにマミがココを抜いて、メイドランク2位をゲットしましたよ。喜びを隠せないマミ! ココはというとまるで気にしてないな。こういうクールさがこの子の魅力だよなと再確認させられた思いがします。

今回はちょっとしたミステリ仕立てでしたよ。棚から消える高いお酒。事件だ! 盗難だ! というので、元警察官のマミの血が騒いでいるわけですが、この謎解きに、途中差し挟まれた昭和を思わせるズッコケ! こいつが効いてくるったあ、まるで予想だにしませんでした。

今回のお酒盗難事件は元メイドの仕業でした。それで事件解明編なんですが、元メイドのマリアンヌのこと、コトコがすっかり忘却していたり、マリアンヌの動機が語られるところで、グッサグッサとマミにダメージがはいりまくるところとか、とにかくもう面白い。テンポがいいよなあ、面白いよなあ、とか思ってたら、そのタイミングで明かされるファンのあだ名がクソムシ!

こんなん、笑うって! しかし酷い。ご主人様はそれでいいんですか!?

今回、最後までダメージ入りまくりだったマミ。さらにはクソムシご主人様も砂になって! いやもう、この容赦のないラスト。ほんと、最高でした。クソムシご主人様にはしあわせになっていただきたい。しあわせチケット、発行してさしあげて!

『良倉先生の承認欲求』

水元と氷高、ふたりの仲直り編ですよ! 今回も星畑が大活躍、というんですが、この子の臆さずぐいぐいいくところ、強みだよなあ。さらにはクールと見えた氷高さん、この人の抱えてる悩み? いや、苦手といった方が妥当かな。それが本人から語られるくだり! ああ、こうしてちゃんと聞いてくれる星畑ですよ。いい子だわ。ちゃんと聞いて、その悩みを受けとめてくれるの、ちょっと強引だったりはするけれど、決して急かしたりはしない。相手の言葉を待ってくれるの、ほんと、この子にそなわる美点だと思います。まあ、ちょっとたまに失礼なこといっちゃうけど!

氷高、この人、今後も出ますね! 水元と仲直りするくだり、涙をこぼす水元にちょっとズレた反応返しながらも、ずっと水元のことは考えていたし、今でも一番の友達だってきちんと伝えられたの、すごい前進だと思ったんですよ。ほんと、これ、すごくいいシーン。でもって、ここでまさかのぶんちょー紳士大活躍! いやもう、よかったじゃないですか先生! と思わせてからの、氷高の思わぬ才能発覚ですよ!

氷高の能力、SNSに公開された写真から店舗を特定する! いやはや、先生の身バレリスク、めっちゃ上がりましたね! 氷高さん、クールで美人で可愛いくて面白いから、今後もちょくちょく出て、先生を脅かしてほしいものです。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

おお、琴音の成長ですよ。アドリブに弱い琴音。突然のアクシデントに対応しようとするも、焦っちゃって失敗しちゃって。でもそんなに致命的な失敗じゃないから、この子の場合、愛嬌ですよね。でも、本人は気にしてる。牧からも指摘されて、さて、この弱点を仕事で知りあった芸人さんからのアドバイスを受けて克服していくってわけですよ。

その場その場で、どうすればもっとも受けるだろう、最適なリアクションを考え、繰り出していく芸人さん。ツッコミのタイミングについてもシビアに指摘して、笑いに貪欲であるんですね。そんな師匠からのお言葉、冷静な状況判断と観客は味方だっていうの、師匠のステージでの振る舞いにただ言葉で教えられただけでない実感を得て、ああ、琴音、ひとまわり気持ちが大きくなった、そんな笑顔見せるんですからたまんないですよね。

この漫画は琴音の成長ものですよね。気象予報士の資格はまだまだ難しそうだけど、琴音自身は成長してる。その一歩一歩着実に進んでいく歩み、それが本当に魅力的です。

2021年1月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2021年2月号

 『まんがタイムきらら』2021年2月号、発売されました。表紙は『奥さまは新妻ちゃん』。三姉妹から新年のお慶びを、ということで、姉妹3人で牛柄の服を着まして、ご挨拶、ご挨拶? でありますよ。しかし、新妻ちゃん、首にカウベルまでつけて、本格的なのかな? でもこれアクセサリーとしてアクセントついていいですよね。着ている服も、セーターだったりパーカーだったり、あとなんだこれは、それぞれに見当ったのになってるのがいいですよね。コスプレっぽいけどコスプレではない? 角はないけど尻尾はある。そんなちょっと攻めた格好での登場です。

今月は新作ゲストが2本です。

『えるくえすと! ~勇者エルヴィーラは現実世界に転移しました~』

JRPG的世界に転生/転移するのが一段落して、こんどは向こうからくるようになったようですよ。ちらほらと見るようになったこの展開。それだけに、おのおのの見せ方、押し出してくるポイントが注目されるように思います。

舞台はゲームショップなんですね。店長から頼まれて買い取った中古ソフトの動作確認していたところ、ディスクもパッケージも真っ黒な謎のソフトから飛び出してきたのが勇者エルヴィーラ。まさか名前をつけるところから始まるとは思わなかった。これ、ましろが適当に「ああああ」とかいれてたら、勇者ああああが転移してくることになってたのか。すんでで助かったんだな、エルヴィーラ。

こちらの世界にやってきて、勝手もわからず、しかもレベルは1からスタート。あまりのショックに打ちひしがれてる様子に、セーブデータが消えた時のアレだって共感されてるの、地味に面白かったですよ。ゲーム的世界観を引っぱってきてる、それゆえのネタでありますね。

こちらの世界で、ゲームショップのレジを手伝って、これでレベルもひとつあがりました。なるほど、ちゃんとレベルあがるんだ! というわけでエルヴィーラ、エルの最終目標、レベルをあげて再度覚えた転移魔法を使って帰還するというのもこれで決定。現時点での長期目標と、レベル上げのために店を手伝う、この世界で頑張るという短期目標の提示されるところ、これ、大変よかった。大枠があるとそれだけで安定する。レベルアップのための活動に幅持たせてもきちんと戻れるルートがあるってことですから、逆に読者としては、どんだけエルの世界が広がっていくのだろうって楽しみにも思えます。

『マイナス300万円から始める鑑定生活』

さ、三百万の壺をそんなとこにぞんざいに置いておくんじゃない! と思ったものの、いや、これは三百万の借金を負わせることで星崎ほのかをこの店に縛り付けるのが目的だったのでは!? お、おのれ店主、香山かなみ、狡猾にして残忍なヤツだっ! と思ったら、そういうわけでもなかったのかな? むしろ、この事故的な展開で、というかまんま事故か、取り乱すほのかに対し新たな喜びを覚えはじめてますよね、店主。うん、しかし、この三百万の壺のいろいろ、本当に事故なのか? ほのかをハメるべく罠をそこかしこに仕掛けていたとかではないのか? うん、それくらい信用おけないのがかなみって人、そんな印象をのっけから積み重ねてきてましたよね。

香山かなみ、骨董屋店主にして高校1年生。同い年で同じ学校に通う星崎ほのかに異様な執着を見せる危ない人。ストーカーまがいの身辺調査して、でもそれを隠せないという性格。危なさをオープンにしてくれているだけマシかも知れませんね。普通の人の顔、常識的な態度でもって接して、けれど実は……、みたいなのが本当の本当に危ない。そういう意味では、危険度はそこまで高くなさそう。自分の挙動も願望も、すべて明らかにしてノー距離でほのかに迫ってくる。だって、なんでバイトの面接で座るの向かいじゃなく隣りなんだ。

過剰? 過激? な見せ方してくるこの漫画。ホラーとかスリラーとかではないっての、この見せ方からもうかがわせてくれる。百合的展開にもなりそうにない。ない? けどこうして弱味ができてしまったほのかの今後、かなみの元でいろいろ骨董や鑑定について学ぶことになったわけですが、本当にそれだけですむのだろうか。いやすまんよね? といったところからのスタート。ほんと、ほのかの明日はどうなるんでしょうな。

2021年1月8日金曜日

『まんがタウン』2021年2月号

 『まんがタウン』2021年2月号、先日の続きです。

『新婚のいろはさん』

雨の日はゆううつ。とりわけいろはが嫌がっているんですが、出歩けないからかな? と思ったら、洗濯物! ベランダで干せないから困るというんですが、風呂場の浴室乾燥を活用、というかこれ最近発見されたのか。その発見にいたるくだり、めちゃくちゃ面白い。風呂場にある謎のバー。まんま物干し竿だったっていうんですね。ほんと、最初、なんだと思ってらしたのか。

はじめの発案でコインランドリーにいきます。最初は全然乗り気でなかったいろはが、実際にコインランドリーについてみたらぐんぐんテンションあがるのね! これがほんと面白くって、大きな建物、大きな洗濯乾燥機。さらにはカフェまで併設されていてというの、なるほど最近のコインランドリーはこんななんですね。話には聞いていましたが、こうして見せられると、なるほど全然印象のそれと違ってる! ってなって、確かにテンションあがるのもわかる! でありました。

このふたりの様子。たとえ憂鬱な雨の日でも、こうして新しいものに触れて、楽しみを見出してというその姿勢。どんな時でも楽しめるっていうのはすごい才能だと思いましたよ。ふたり、ほんとしあわせですよ。

『立ち呑み布袋でもう一杯』

またまた新年そうそう面白そうな企画してますよ。店長と舘のふたりで創作料理対決! というんですが、飲み屋にきてお雑煮はいきなり重すぎない? 焼き餅串はいけそうな気がする。でもめっちゃ主食だ! でも焼き餅はいいなあ。

店長の父が送り付けてきた巨大なお年玉。これの争奪をしようというんですね。でもさ、立ち飲み屋にやってくるおっさん連中にマシュマロ入りいちごぜんざいはさすがに分が悪くないっすか舘さん。でもって対抗する店長はカレーを出してきて、って、重い重い。めし食って満足して帰っちゃいませんか!?

ここから白瀬の発案で豚バラカレー串が出てくるの、これいい感じでしたね。コミュニケーションを通じて発想が生まれる。そんな様子が見えて、でもってカレー串、これ定番メニューにしてもよくない? カレールーじゃなくカレー粉まぶして焼いてもおいしそう。お酒も進みそうですよ。

店長父からのお年玉は樽酒でした。それを皆で乾杯して、さいごにぜんざい。うん、これは確かによさそう。それぞれの料理が、なんだかんだでそれなり落ち着いたポジション獲得するの、よかったです。お酒飲んで最後にきちんと糖分摂取するの、理にかなってる感じもしますよ。

『君と銀木犀に』

泉と葉介のコミュニケーション。葉介の部屋で見た壁を埋め尽くすがごとき本の数々。すごいな、本好きなんだ、といった泉の普通の感想が次第に熱を帯びて、そうしたら意を決するようにして葉介が教えてくれた自分の夢。この流れ、見せ方が本当に素敵だったと思ったのでした。

その時、その瞬間に感じたこと、思ったことが描かれるのではなく、数日を置いた雪の日。雪かきをしながら思い出すようにして、そのまぶしさに打たれる泉のその心情。日を受けてキラキラと輝く雪につらら、そして陽光そのもののまぶしさが、記憶に残る葉介の言葉の、夢に対するまぶしさを引き起こしたというのか。現実のまぶしさに理想のまぶしさがまじって、その後、泉のつくため息に彼の心情が溢れてたまらないものありました。

2021年1月7日木曜日

『まんがタイム』2021年2月号

 『まんがタイム』2021年2月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』、代理がたこ焼を食べて口をやけどしそうになっていますよ。冬の温かい軽食ですね。『秘密のお姉さん養成ノート』蛍は鯛焼きですよ。『花丸町の花むすび』花子はおでんを食べてて、ああ、いかにも温かそうでいいですね。『瀬戸際女優!白石さん』白石は、座り込んでワンカップ片手に牛串? いや、それにしても地が出てますよ? 女優のスタイルじゃなくなっちゃってますよ!?

『茨城ってどこにあるんですか?』

多恵はいろいろ着眼点が鋭いんですね。スーパーのバイトで季節ものの売り出しの話題になったとき、客層からはこの店はバレンタインよりひな祭りだ! って、これ、店長がバイトに遅れをとってちゃまずいですよ! ともあれ、茨城アピールにもスーパーバイトにも手を抜かない、一生懸命元気溌剌な多恵、これこそがこの子の魅力だよなあ。

そんな彼女らのバレンタイン情景ですよ。友達に配るためのチョコレートを用意します。それで干し芋チョコなんてのを作り出しちゃう多恵ですよ。これ、ほんとにいけるの? マジで? チョコレートがかたまったらチョコペンでメッセージをいれるというんですが、ちょっとした森戸へのイタズラ心がまさかの加藤さんに誤爆するというこの流れ! おおう、加藤さん、会社でえらいの開いちゃいましたね!

それはそうと、多恵からのありがとうメッセージに喜び隠せない森戸。いい笑顔でした。基本クールなだけに、こういうの、すごく刺さりますよね。

『六畳一間の憑き物石』

こいしの不在に取り乱す瞬。亜依の家に遊びにいってるだけなんですが、太助がこいしの書き置きを持ってっちゃったもんだから、もう大変。いつにない焦りようで、しかしなぜ自分はこんなにこいしのことに必死なんだろう。

その自問からですよ? まさかあんな答が出てくるだなんて思いもしないじゃないですか!

びっくりした、びっくりしましたよ。この出来事で、ふたりの関係、一歩前進するのかい? なんて思ったというのに、まさかの母性! マジか!

せっかく、こいしが可愛いパジャマ着て、あんなにもドラマチックな出来事経由して、まさかの母性! いやそりゃこいしもブスくれますって! と、それはいいんです。好きといわれるのかとドギマギしてるこいしと、ふくれて頬がパンパンになってるこいしと、どちらも最高に可愛かった。いやもう、でも、瞬はいろいろ感情を整理した方がよさそうなボーイですね。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

皆葉の家に集まって鍋を囲みます! 人数が多い方がいろんな食材使えると、やたら張り切ってる澄花が素晴しいですね。鍋に焦って手を出すと、ダメっ! と制止される。それで新たな扉が開いている皆葉、うん、君はなにもおかしくないと思うよ。その感情、大切にしていこう。

超能力持ちの面々が、それぞれ自由自然に力を使ってるの、誰もとがめないし、特別視もしないというの、これは彼らにとっても気を張らずありのままでいられる、そんな特別な時間、特別な場になってそうですね。鍋の具材透視から、嫌いなものを除去してくれるとか、ほんと全然特別じゃない、生活に普通に飾らず溶け込んでいる超能力。そんな様子がとても魅力的と感じましたよ。

そして、兄のことをずっと見守ってきた妹ふたり。友達ができたことは安心、嬉しいことなんだけれど、自分たちのことばかりでなくなってしまったのがさみしい? そう思った矢先に、妹たちへの感謝を語っている兄の言葉が届くのでしょう? ふたりの気持ちを読んだからじゃない。たまたまその時に、思ったことを思ったままに口にしただけの兄。でも、それがこれぞこの時であったというのがね、本当、よかったなあって。妹が兄のこと考えてた時に、兄もふたりのこと考えていた。どこか近しい考えの流れに、彼ら兄妹の仲を思ったのです。

『午前0時のおねだりごはん』

おお、新展開といっていいんでしょうか。牛喰が米沢とチームで仕事をやるというんですよ。これまでは、後方で支援みたいなのは描かれても、こうしてしっかり組んでという描写は少なかった。それがこうして、仕事でもしっかり組んで、ええ、新たな牛喰の姿が見えそう、そんな展開でありますよ。

といっても、ふたりチームではありません。1年上の田中君もチームの一員です。でも、なんだかんだ仕事が荒いの? いったいわないで揉めたりして、さらにはいうべきことがしっかり伝達されていなかったり? ヤバい……。かくして言いあいするふたりを諫めて、やるべきことを指示する米沢。ええ、いつもお店ではゆるゆるな米沢の、厳しく凛々しい側面をあえて牛喰にぶつけていこう。そんな新展開に見えるのですね。

なんだかんだで仕事はうまくいきました。それで米沢とのおねだりごはん! というんですが、あー、田中氏、存在が忘れられてるーっ! と思ったけど、よかった、ちゃんとフォローされそうな感じです。

このおねだりごはんの場に田中氏が呼ばれることはなさそうですけど、この田中氏、ちょっと成長して、そして牛喰が自分に気があるのでは? ちょっと勘違いもしたりして、ええ、今後も牛喰に関わってきそうな予感です。

2021年1月6日水曜日

『まんがホーム』2021年2月号

 『まんがホーム』2021年2月号、一昨日の続きです。

『座敷童子あんこ』

やっぱり面白い。ストーリー仕立てになってるわけじゃないので感想書きにくいのがあれだけど、毎回必ずっていっていいと思う、光るネタがあるんですよね。自分の面白さのツボに効くといった方がいいのかなあ。今回だと「職業体験」とか、うまくコンパクトにネタ振りからの回収がされて、ほんと面白い。

「カレーの日」なんかも最高だったと思います。これ、2021年の豊富がいきなり脅かされているあんこ! しかし座敷童子カレー。とりようでガラリと意味の変わるみたいなのがほんとうまく働いて、というか、父ちゃんが怖いよ! ほんと、ピンチに陥るあんこ、最高でした。強く生きて?

『歌詠みもみじ』

休みが終わるというので憂鬱どころではないんですな、もみじさん。床に倒れ伏してる。ダイイングメッセージはカレンダーに書かれた始業式! でもこのもみじ、なんだかんだで要領よかったり、そうしたところが愛らしい。さらには学校の廊下で見せたフラーっての、あれも最高だったと思う。今回は地味にもみじが可愛い回でした。

「理央先生の油断」、面白かったです。そうか、方言を隠したい人にとっては大失点ですね、これ! でも気になさらないでいいと思う。むしろ、そういうの、可愛いと思います。どんどん出していって欲しい。

学校初日は嫌だったけど、一度いって友達と会ってしまったら、もう大丈夫。もみじはそんな感じなんですね。私は常時嫌です! ずっと休みがいいです!

『うちの秘書さま』

素晴しい扉絵……。これ、額装してもらいたい……。

さて、七瀬に降りかかるお見合い攻勢ですよ。叔母からだというんですが、これがはじめに知られたら大変なことに! というのでメイド一同、あの手この手で隠そうとするんですけど、とばっちりでアイドル写真集の秘密を暴かれたり寒空の下でティータイムすごすこととなったり、このはじめのとばっちり! めちゃくちゃ面白かった。メイドさんたち、よかれと思ってるのはわかるけど、やっぱりいつもどおりやりすぎちゃうんですな!

そして事実を知ったはじめ。おお、ショックなのか! 泣くほどなのか! で、メイド連、大興奮! 最高だと思う。ほんと、この屋敷のメイドたち、大好きですよ。はじめのこと大好きで、いつも若干どこかズレてる? やりすぎる? そんな彼女らの大活躍。ほんと、素晴しかった。

そして、やっぱり伝わらないはじめの恋心。ああ、七瀬相手にはもってまわった言い方とかじゃ駄目ですね! もうはっきりいっちゃいなさいよ! とは思うけど、はじめ、わりといってるような気もするんだよなあ。ほんと、今回のラストなんか、いつにない展開では!? と思わせてこの肩透かしですから、ほんと、はじめ、これからも苦労が続きそうです。

2021年1月5日火曜日

『まんがタウン』2021年2月号

 『まんがタウン』2021年2月号、発売されました。表紙は『クレヨンしんちゃん 謎メキ!花の天カス学園』、2021年劇場版を大々告知するイラストでありますよ。胸に天をあしらった制服を着込んだしんのすけと風間くん。季節としては先取りだけど、入学の情景描いて、春らしい、そんな雰囲気も悪くないですよ。これ、よく考えたらしんのすけって幼稚園児だった。ということは、映画版ではちょっとお兄さんになるのかな? かも知れませんね。

今月は新作ゲストが2本です。

『俺をめぐるシュラバトル』

思いがけないもの何度も見せられて、この裏切りの裏切りの裏切りというような展開は見事だったと思います。

のっけから、好きな女子ふたりから思いを寄せられていること発覚の場面を見せられるんですけど、なるほど修羅場ならぬシュラバトル。女子ふたりが思いっきりの肉弾戦。主役の古林少年の前では絶対見せないだろう表情、言動が物騒で、ほんとなんなんだこれは。というか、本当にこのふたりは古林少年を取りあっているのかーっ!? いや、取りあってるっぽいな。

幼馴染みとしての歴史を武器にして戦う女がいれば、愛され女子としての経験を武器にする女がいる。って、待って? 待って? パパが42人もいるの? それ、血縁のパパじゃないよね? いや、こんなの知らされたら、古林少年、幼馴染み一択じゃない? と思ったら、その幼馴染みから飛び出す好きではない発言!

なんなのこれーっ!? 好きな男子を取りあってたんじゃなかったのーっ!? みたいな混乱から、最後の自滅が判明してノーゲームになるという落ちまで、ほんとアップダウンじゃないな、なんていうんだ、右往左往? えらいもん見せられた。面白かったです。

『団子屋の忍』

団子屋の入り婿の抱えている秘密。それは忍者だというのですが、これ、家族も知らないのかなと思ったら、そうじゃないのか。そりゃそうだよな。知った上での入り婿なんですな。

この家族たちが忍びの装束身につけてみたり、また串団子を手裏剣よろしく打ってきたりするものだから、忍者一族同士の婚姻? と思ったら、そうでもないのか。むしろ夫への愛がこうじて自身も忍者よろしく忍んで夫の跡をつけている。で、娘を大事に思うあまりに舅もついてくるってのか。仕事にならんじゃないか! みたいな、そんなコメディであります。

婿と舅の仲が悪かったり、妻はそうした関係気にせずあっけらかんと明るかったり。そんな中、ひとりマイペースを保っているのが妻の妹? 5歳児にして実力者の風格ありますよね。この家の要、それが妹、蓬のように思えましたよ。

『部長と2LDK』

漫画のスタイルが自由な感じで、見せ方の工夫、効果的でたいへんいいと思います。コマ割り漫画になったり四コマになったりと、自在に行き来することで、読ませたいテンポ感を違えてくる。基本は四コマで、四コマならではの軽妙なおかしみ、それを十全に楽しませてくれた上で、ことキャラの心情をクローズアップしようという時などにコマ割り漫画にシフトしてくる。ぐぐっと見せ場として盛り上げていくの、うまいなって思ったんですね。

今回だったら、変わったと噂の部長。なにがどう変わったか、その根幹に西菜々の存在があること部長が自覚するところといったらいいのかなあ、見せ場のコマがどーんとくるじゃありませんか。冒頭の赤面部長! そしてクライマックス、ラストの2ページ! うおお、部長、ラブラブだ。どれだけ菜々の存在が大きいんですか! みたいなね、気持ちにさせられちゃうじゃないですか。ナイスカップリング反応です!

いやもう、大変素晴しいもの見せられたように思ったのですよ。

2021年1月4日月曜日

『まんがホーム』2021年2月号

 『まんがホーム』2021年2月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかが牛のぬいぐるみ抱いてリラックスしている様子ですよ。パジャマ姿で、かたわらに置かれたホットミルクの牛柄マグカップも可愛いです。『孔明のヨメ。』は孔明、月英夫妻が牛と一緒に注連縄におさまって、『ちっちゃい彼女先輩と同棲します。』、紗和と初も牛と牛乳のかっこうしましてね、え? 牛乳? そして『2年B組おネェ先生』は宗次郎、浩介が酪農家スタイルで登場です。

『孔明のヨメ。』

曹操の追撃を受けて絶体絶命の状況。これをなんとか乗り切るまでの描写、見事でありました。

なんとかして江夏へと逃がれたいが、それには曹操の待ち受ける江陵を抜けなければならない。正面突破は到底かなうべくもなく、となれば迂回。一番はやく一番楽な船での移動は、ほぼ間違いなく曹操の待ち伏せにあうだろう。

ここで孔明の考えたことを、遠く離れながらも同様に考えて、劉備一行の江夏行きをサポートすべく策を打つ月英の、孔明を信じ大胆に動いてみせたところにぐっと気持ちを持っていかれたのでした。

孔明を信じながらも不安に震える月英のその姿もまた心を打ちました。それだけに、月英と孔明の気持ちの通じていたことのはっきりとするラストシーン、これが効いてくる。ええ、月英、頑張りましたね。ほんと、このふたりのともに思いあう様子、素晴しかったです。

『天国のススメ!』

えらいこと頼まれてるな、太一くん。ちょっとスカートをはいて女学院に忍びこめですか!? いやあ、こいつは楽しみになってきましたよ、と思ったら、なんとはかない。はかないですって!?

かつて女学院で姉妹と互いに慕いあっていたふたりが、10年ごとにあおうという約束を果たすこともかなわないままに、永遠の離別をしてしまっていたというのですね。妹、千鶴の若くしてはかなくこの世を去ってしまったということも悲しければ、それがゆえに思いを残して、こうして太一にすがるほかなくなってしまっているということもまた悲しい。だからなんでしょうね、約束の日、約束の場所でであった千鶴のお姉様、その人と出会えた時に、自分の持つ不思議な力を隠さずあらわにしてふたりの気持ちを結びつけた太一の優しさがしみました。

太一は、押しに弱かったりお人好しだったりと、それで大変な目にあってばかりの印象がありますけど、それ以上に優しいから、どうしても助けを求められると手をさしのべないではおられないのでしょうね。そうした太一の優しさのいつも以上に光った、そんなエピソードだったと思います。互いに思いあいながらも、互いにウソをついてしまっていたことを悔やんでいたふたりの、心残りのこうして晴れたこと。それは本当に素敵なことだったと思います。

『恋はリベンジのあとで』

スーパーにて石田と遭遇した梅原。そうか、いつも重装備だから素顔だと誰だかわかってもらえないのか。石田の買ってるもの見て、彼がこのあたりに住んでいること察してしまうこととなった梅原。逆に梅原は石田に同棲相手のいること知られてしまうのか。

これを互いの秘密にするというのですが、この情報、泉にとっては朗報なのか。そうか、例の彼女と別れて生活していることが明らかになったということだからか。

しかし、この石田のこと、泉に知らせてもこれと活用してくれそうな気がしない……。変な信頼があるからなあ、泉には。

いろいろ荒れている泉に、花を育てることにかこつけてアドバイスし励まそうとする梅原が、デリケートでやさしげでよかったですよ。でも泉には通じたのか? 通じてはいるみたいですね。まずは気持ちを落ち着けて、心の機微に通じることができれば花も咲く日がくるのではないか。そんなこと思うんですが、泉には変な信頼があるんですよね……。

2021年1月3日日曜日

DAISO PETIT BLOCK ROBOT BUILDER'S

ダイソーのブロックがすごいんですよ。以前もいってましたよね。100円で買える組み立てブロックのシリーズ。そいつに妙にハマってしまっていた2020年だったわけですが、年末に極めつけみたいなのが登場ですよ! DAISO PETIT BLOCK ROBOT BUILDER'S。ロボットビルダーズシリーズ! プチブロックでネットを検索すると、いろんなブロック、いろんな部品を集めて可動ロボット作ってる人とか散見されたわけですが、まさかダイソー本家から可動ロボシリーズが登場したときたもんだ! うおー、マジかー、これは買う、買っちゃうよな! 買いました。買いましたよ。買わないという選択なんてありませんでした。

これはType: 05のスナイプ。スナイプというわりには持ってる銃器がスナイパーライフルっぽくないのですが、ライフル持ってシールド持ってるという、もっともスタンダード感あるモデルと思ったのでこいつからスタート。で、組んでみたわけですが、すごいよ? めちゃくちゃ動くんですよ。

パッケージを見てもらうとわかるのですが、可動ポイントが12箇所あるんですね。プチブロックシリーズにはボールジョイントパーツがあって、恐竜のシリーズだと首や顎を可動させたりするのに使われてたのですが、それを贅沢に使用して、四肢の関節を動かせるようになっている。しかも胴にも1箇所使われてるので、腰をひねれるんですな! いやもうすごいの。これが100円。最高だと思う。

四脚タイプもあります。

これ、各関節は共通部品のボールジョイントで表現されているわけですから、腰部から上を違うタイプの機体に交換したり、また四肢、頭部の交換も簡単にできるわけです。な、なるほど!? ボディに四肢、頭部を自由にアッセンブルして自分の好みの機体をロールアウトさせられるわけだぞ! しかも基本の8タイプ。ひとつはビーストといって四足獣なので互換性には欠けるけれど、あとはだいたいいける。二脚あり四脚あり、逆関節二脚あり、さらにはタンク脚もある! ああ、ホバーがあれば完璧だったな、というのはさて置くとしても、このラインナップ、デザイナーなのか企画者なのかに、なにかしらの共通のバックグラウンドなど感じてしまうんですね。武器手もあるよ!

ということで、 ROBOT BUILDER'S、おすすめです。見掛けたら買っちゃうのがいいと思います。でもって、ブロック集めて武器を増やしたり、あるいは各部アレンジしたりして遊んじゃうのがいいと思います。いやもう、夢が広がるシリーズですわ。

  • DAISO PETIT BLOCK ROBOT BUILDER'S

2021年1月2日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号、昨日の続きです。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

しずねはほんといつもなにかに追い詰められてる感ありますよね。朝起こされて、今日は学校と勘違いしてギャース。今日は月森さんがくるんですね。で、それで緊張。まあ緊張するのもわかるんだけど、あまりに度を越しているのがしずねなんだなあと。最初はなんともなかったねねが、月森さんにだっこされてカチカチになるの、緊張の伝染? なんだかんだでオーナーに似てくるものなんでしょうか。なんかおかしかったのですよ。

黒うさに名前がつきましたね。ねねにちなんでのの。わりかし安直な決まりかたしましたが、縁のあるふたりですから、これで充分いい感じです。

しずねと月森いやさあかりが、ふたり並んで座ってる様子、あれいいですよね。緊張もほぐれた? 気安い感じ。ふたりそろってぬいぐるみ抱いてるのもいい雰囲気で、そのまま寝入ってしまうっていうのもまたよかったんですね。ふたりはいい友達になれそうって思える、そんな情景でしたよ。

前回用意していたお菓子。見事に大惨事ですが、あかりはすごいな、変な味に耐性あるのか!? 不思議な抱き枕が繋いだ縁。失敗もたいしたことにならなくて、むしろふたりの相性もよさそう。別れぎわに見せたしずねの表情など、とてもいいと思ったのでした。

『かぐらまいまい!』

例大祭で八乙女の舞を演じたい。人数が少ないので荒魂高の円野たちに助力を求めるも、円野にきっぱりと断わられちゃって! 八乙女の舞は8人の動きをきっちりあわせないといけない。こふくたちでは無理だろうといわれちゃうんですね。

そんなこふくたちを助けてくれた小学生がいい感じでしたよ。荒魂高からの帰りに寄った公園で、やぶれかぶれなこふくの舞に厳しい指摘が! ここで全員巻き込んで急遽舞のレッスンがはじまるというの、しかもこの子、荒魂小の6年生、八田ヒメ、八乙女の舞の動画に出ていた女の子だったというんですね。

このヒメという子、クールでいい感じ。的確に舞の指導をしてくれたばかりか、円野のこと、本当はやりたいのに意地はってたんだろうって見抜いてて、この的確に的確を重ねてくるみたいな大型新人! 八乙女の舞にこのヒメ師匠も巻き込んで、ああ、いい個性が揃ってきた感じ! 面白いことになりそうです。

『あやしびと』

みぞれの姉、ふぶきは面倒くさい人だなあ! みぞれのこと大好きなのに、ついつい誤解をまねく言い回ししちゃって、嫌われてると勘違いされてしまう。いうならば業の深いお姉さんなんですが、アヤに対する威圧とか、ほんとすごい。あと発想の飛躍。たまに本音がぽろりと素直に出るところとか可愛い人だと思うんですけど、なかなかその本音が出てこないからややこしい。

よく考えたら、妹にさえ誤解され続けているこの姉の本音を、ぽろりとでも引き出せてるアヤってかなりすごいのでは? 先輩相手に辛辣なコメントがんがんぶつけていくのもなかなかにすごい。ええ、アヤとふぶき、いい感じにこなれていきそうで期待のカップルですよ。

ファミレスでの勉強会にふぶきを連れていった時の様子。これがおかしかった。おお、サカサよ、サカサ。基本傍若無人なこの子がこの表情だよ。言葉もない。どれほどふぶきが怖ろしいのか!

なのに、この勉強会で相変わらず誤解をまねく発言するふぶきに、アヤ、あの威圧ですよ! 負けてねえなあ、アヤ。もしかしてこの学校で、ふぶきと対等に渡りあえるの、アヤだけなのでは!? ともあれ今回、ついに妹の前で素直な気持ちを口にできたふぶき。おお、一歩前進ではないですか。前途多難であることに違いはなさそうですが、アヤという相棒を得て、ふぶき、未来に希望が見えてきましたね!

『魔王の娘からは逃れられない』

めちゃくちゃ面白いな! 今夜は家族で鍋。ショーコがこたつでくつろいでいたら、なんとそのタイミングで召喚。本人だけでなく、こたつも鍋もまるごと連れていかれてしまうんか! これでなし崩しに魔界鍋パーティーに突入していくってのがおかしくって、しかもこたつの魔力で敵も味方もなくなっちゃってっていうの! こたつというものは、どんだけ強いというのか。それともルルの魔力あってのこと!? ルルの自称ライバル、ニアだけでなく、魔王討伐の旅の渦中で鍋パーティーに迷い込んだ勇者パーティの面々までも!

ショーコとともにやってきた鍋の具材を食べつくしてからの魔界食材確保のくだり。いや、これは駄目だわ、ショーコでなくともちょっと手をつける気にはならないわ。最初、ザルハレがいるから大丈夫なのかな? とか思ってたら、大丈夫じゃなかった! っていうのが、ほんと、最高におかしかったです。

しかしなんだかんだで平和な情景。人も魔族も一緒になってこたつにあたって、鍋をかこんで、このまんまみんな仲よくなれたらいいのにな! そん時にはショーコが人と魔族のかけはしになれたりしたりする!? なんて思ったのですが、当のショーコはまずは家族に食い散らかされた鍋の弁解しないといかんのか。

はたして魔界だの召喚だの、親に話して信じてもらえるものなのか!? それは別として、家で見せる、中二病っぽさのない素直なショーコ、なんか可愛らしいですね。

2021年1月1日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2021年2月号、先日の続きです。

『RPG不動産』

今回、ファーが病欠、ラキラが看病で、冒険ならぬ物件の清掃に繰り出すのはルフリア筆頭に琴音、アリスの3人となりました。あまりの面々! 不安に支配されたルフリアがすごいの。この表情、ちょっと好きです。ルフリアさんには申し訳ないですけど。

今回の話もとてもよかったと思います。今やほぼ無人島、手付かず、未開発の土地と知り、大型開発の話を持ってきた資産家が提示した条件に難色を示す琴音にアリス。いったいなにかというと、亜人、モンスターたちの排除だったというのですね。

こういうところに社会が見えるのだと思います。若い世代といっていいのでしょうか、琴音やアリス、そしてもちろんルフリアも、ルフリアも(大切なことなので二回いいました)、亜人やモンスターに対する排他的な考えに反発を覚える。対し老いた姿で描かれる資産家氏は、あからさまに亜人、モンスターへの忌避感情を表明し、ここにかつての対立の名残り? あるいは社会や情勢の変化に追いつくことのできない老齢ゆえの頑なさ、もしくは更新されることなく残ってしまっている偏見、そうしたものの影を感じたのですね。

商売や出世を重んじるルフリアが、あまりの好条件を前にしても、はねつけざるをえなかった案件。ここに、RPG不動産の皆の共有している価値観、ひいては彼らの暮らす社会における今の価値観というものが見えて、ああ、こうであれればよい、こう思える社会であってくれることが嬉しいと思えたエピソード。なにか頼もしくも思えたのでした。

『まちカドまぞく』

前回明らかになった桃の身にかつておこったこと。うわあ、なんという重い話じゃあ……。驚き、ビビりたおしたわけですが、まだ、まだあるのかい!?

シャミ子が目覚めなかったんです。ええっ、なにかトラブル!? それともスイカに魅入られた、あれのせいか!? もうハラハラしたんですが、いや違う、違いました。

ここからメタトロンの語る、桃も知らない桃自身のこと。隠されていた桃の生い立ち。そこに関わっていたのが大まぞくであるヨシュア、すなわちシャミ子の父。これでなおわかってきたものもあったように思います。桃がシャミ子に寄せる思いのその大本に根差すもの、それもうかがえたように思われて、しかしそれらを受けてシャミ子の気持ちががっちりかたまるところ。これまで状況に流されるようにしてここまできた感もある子だったけど、もうこれからのシャミ子は違うのだろうな。そんな予感をさせる、まさしくターニングポイントとなるエピソードであったと思います。

そしてメタトロン。メタ子よ。お前、猫としてのお前はもうそんなに長くないのかい? ああ、これは悲しいな。ええ、それだけにシャミ子に託したその思い、ずしりときました。

『恋する小惑星』

文化祭当日になりましたよ。準備でみんな燃え尽きた? ぐったりしてるところに元気いれまくってくれる鈴矢姉妹が頼もしい! そしてはじまる今年のジオカフェ。今年こそはトップを勝ち取ると意気込むすずのスイーツの数々。それぞれに趣向があったりね、でもなんかハズしてるのもあるっぽいのが面白い。お天気急変ドリンクとかね、ナナは思いっきり自信持ってるのに、そうかあ、どんよりは嫌かあ! このうきうきしてるナナと新聞部の落差、面白かったよなあ。そしてリュウグウとベンヌ。リュウグウはタイムリーでしたよね! といいたいところだけど、文化祭の時点だとまだはやぶさ2は帰還してないから、我々はちょっと時間を先取りですね。帰還した時、その成功にみらとあお、どんな反応見せるかなあ、ってこれはちょっと気持ちが先走りすぎましたね。

さて、地図コーナーですよ。それぞれ興味の方向の違った地図の解説、これが本当に面白い。チカは星図からホロスコープ、占いにまで話題を広げて、でもってそこに投入される占いマシン。主に奥様方に人気です! そしてナナのハザードマップ。これも年配層の興味をぐいぐいひいて、ああ、多様な世代に訴える! そうしたところが本当にいいよなあ。そう思っていたら、地味だって自分でもいってたイノ先輩の地図がですよ、その昔を体験として知っている世代にすごく響いているんですね。このイノ先輩がむくわれたところ、もう涙が出るほどの嬉しさでありました。

そしてあおの両親が、続いてモンロー先輩、桜先輩もやってきてというの、ええ、賑やかになってきましたね。この盛況。天文と地質に別れていたふたつの興味がひとつになって、その先に花咲いたんだよなって、そうしたもともとのはじまりにあった人たちの来訪。嬉しいものがありました。

『紡ぐ乙女と大正の月』

今回、七緒さんのお話だ! 14連勤に音をあげる紡をいたわってくれたのか、七緒が紡をデパートへの買い出しに付き添わせるのですね。電車に揺られてそしてついた百貨店は、紡の知るそれよりも豪華絢爛で、見るもの見るものに歓喜の声をあげるほど。って、このパッケージ云々ってところはちょっと歓喜の方向性が違いますけどね!

この冒頭では田舎者と思われた紡がですよ、後々には105円のかんざし見て安いって! それでとんでもないお金持ちのお嬢かと勘違いされるっていうの、これシンプルだけどめりはりついて面白かったですよ。

さて、大正時代の百貨店事情? タピオカがもうすでに売られてるとかね、面白く読んだのですが、ここに加えて七緒の語る唯月の母、早月のこと。もともと早月様付きの女中だったとか、そしてその思い出話に感じさせる懐かしみ? ああ、早月に似ているという唯月のこと、七緒が彼女に注ぐ目、ただ世話係の女中というだけではないものありそうに感じるそのわけがわかったようにも思ったのでした。

そうした七緒の注ぐ情、それは紡にも向けられているのかも知れませんね。この時代における紡の母? そんな感じなのかも。いや、七緒さんが紡の母といえるような年かどうかはわからんのですけど!