『まんがタイムきららキャラット』にて連載されている四コマ漫画『恋する小惑星』を気に入ってるのは、私自身、天文に興味を持っているからだったりします。なんかね、同好の士っていうんですか? 私なんかはそんなに熱心じゃないから、ちょっと目立った天文現象があれば空を見上げる、その程度でしかないんですけどね、でも一応は雑誌やら年鑑やら買って、その年の見どころとか簡単にチェックしてたりはするのです。さて、本日1月31日は皆既月食が見られます。というか今まさに皆既の真っ最中。これ、きっと、みらやあおたち、地学部の皆もどこかで空を見上げてるんだろうなあ。そんな風に思われて、そういうのがなんだか面白いなって思うのでした。
今夜の皆既月食、曇りだったら見えないなと思っていたんですが、ちょうど欠けはじめるくらいの時間帯は雲がほとんどなくてですね、欠けていく様を見ることができました。けれど、皆既直前ってところくらいから雲がうっすらと出はじめて、ついには全体を覆うまでになって、ええ、皆既になったら月なんてちっとも見えやしない。ということで、残念ながら撤退、テレビで眺めるはめになってしまいました。
さて、さっきいってましたね。雑誌やら年鑑やら買ってるって。天文関係の年鑑というと、ざっと2系統3種類って感じだと思うのですが、『天文ガイド』の系列と『星ナビ』の系列。『恋する小惑星』のあおの買ってる雑誌は『天文ナビ』。両方のいいとこどりっぽい。両方の読者にとってもありがたい配慮ですね。
さてさて天文年鑑です。私の買ってるのは『天文ガイド』の系列、『藤井旭の天文年鑑』であります。多分ね、アマチュアなんかだと『星ナビ』系列の『アストロガイド』の方が嬉しいんじゃないかな、なんて思うんですが、カラーページ多いし、DVDもついてくるし、映像やコンピュータのソフトウェアなど、多様なアプローチで天文に触れられる。でも少々お値段高めで、だからというわけではないのですが、私は『天文ガイド』系列の『天文年鑑』。しかも内容がコンパクトにまとめられて手頃な『藤井旭の天文年鑑』を買っています。
『天文年鑑』はですね、ええと分厚いやつね、すごいですよ、内容が盛り沢山。というか、専門的すぎて、正直手にあまるんですよ。でもね、小惑星見つけようとか思ってる彼女らだと、これくらいのが必要なのかも知れないなあ。でも、自分にはそこまでの情報は必要ない。コンパクトにわかりやすく、毎月の見どころが提示されている、パッと開いてパッと知る、そんな手頃なので充分だ。そうした要求満たしてくれるものだと前述の『藤井旭の天文年鑑』が最適だと思います。イラストでもって簡潔に解説されている天文現象もわかりやすくて、ありがたい。ポケットサイズで場所をとらないのもすごくありがたい。ここ数年、毎年買っては、折りに適当に眺めておりますよ。
と、こんなこと書いてるうちに、すっかり皆既どこか月食も終わりにさしかかろうとしています。
- 藤井旭『藤井 旭の天文年鑑 2018年版: スターウォッチング完全ガイド』東京:誠文堂新光社,2017年。
- 天文年鑑編集委員会編『天文年鑑 2018年版』東京:誠文堂新光社,2017年。
- アストロアーツ編『アストロガイド 星空年鑑 2018』東京:アストロアーツ,2017年。