2018年1月13日土曜日

『まんがタイムきらら』2018年2月号

『まんがタイムきらら』2018年2月号、一昨日の続きです。

『まいにちハロウィン!』。好印象ですよ。校内案内を頼まれたランたん。早起きしてうるふを待ってるんだけど、そうか、うるふちゃん、校内で迷ってしまってたのか。あまりに広い学校にうるふの不慣れが手伝って遭難。といいたいけど、不慣れだけじゃないよね、これ。でもって、この子の発想おかしくて、ヒッチハイク方式で教室まで案内してもらおうっていうのね。こうやって捕まえたのがヴァンパイアの女の子、晩羽イア。この子、なんかマイペースでいいですね。校内ヒッチハイクしてるうるふ見て、夢の中かな? って。でもってヒッチハイクにもノッてくれて、送るから助手席に乗って〜♪ この時の表情、とてもよかったですよ。ここからの記憶の話とかね、面白かった。自分は昨夜の夕食とか、まず思い出せませんね! 駄目だ……、駄目になった……。いつまで待ってもうるふがこないことに業を煮やしたランたんの裁判、イアが説明してくれて無罪勝ち取れたりね、こうした会話のセンスも悪くなかったです。しかしこの人の漫画、絵が、表情がいいですね。とりわけイアの目、とても魅力的だったと思います。

『佐藤さんはPJK』。佐藤さんのブートキャンプだ。千春と一緒にシェイプアップ? これ、身体測定を前に少しでも絞ろうっていう話なんですが、それにしてもおかしい。佐藤さん、空気イスで授業受けてたり、自分もなにかやってみようか、そういった千春を乗馬型フィットネス機器に乗せてみたりと、奇行に次ぐ奇行ですよ。授業中、佐藤はプルプル小刻みに震えていて、千春はウィンウィンとあやしげに揺れている。千春がね、案外先生にはバレないもんだねとか気楽なこといってますけど、いやいや、バレバレですから。あまりの奇行にひいてしまって、つっこみさえできなかっただけだから! この先生がひいてしまってたのと、そのことに千春が気づいてないこと、セットになってる面白さ、よかったですよ。基本的には常識人寄りの千春だけど、佐藤に付きあってトレーニングしてるうちに、すっかりハイになって、取り込まれてしまいました。いや、でもそれくらいでいいのかも知れません。いや、いいのか? でもって、ちゃんと結果が出てるっていうのね、これはなかなかにいい感じでしたね。

『おとめサキュバス』。大変なことになった! キュリアがですよ、キスをすればいいとかいっちゃってますよ。キュリアにあった吸精の方法を考えてたわけですが、キュリアにとって一番ハードルが低かったのがそれってこと!? 意外だ。意外だわ。これ、キュリアの家庭環境に理由があったんですね。姉たちから毎日されていた。挨拶だってキュリアは思ってるけど、同じサキュバスのルナがもう戸惑ってる。大丈夫か? いけるのか? しかも男性相手にしていけるのか? しかしこのキスのアイデア、どこから出たかと思ったらプレーリードッグなのか。罪がないなあ……。今回、面白かったの、王子ちゃん、涼香についてる過激なファンの話ね、キュリアにも過激なファンいたっていう切り返し、これ、本当によかったなあ。今回のキス作戦。キュリアが日本の風習、価値観を調べてみたら、はい、やっぱり駄目でしたー。というか、恥知らずとまでいっちゃいますか、キュリアさん。この落差、すごいですね。じゃあ、この話はなしになるのかな? そう思ったら、おう、涼香、手伝ってくれるんだ。しかし、その一連のシーンね、涼香、見事にキュリアに幻惑されてますよね。ええ、キュリアさん、あなた女子専門でおゆきなさい。きっとそれがいい、そう思わさてくれる一本でしたよ。

My Private D☆V、『ネコじまにゃんだフル』の御北きぬであります。おお、これはストレート、とてもわかりやすいテーマです。スポーツ少女ときましたよ。イラストも見事、体操着着た女の子が描かれまして、これは陸上? 上はノースリーブにパーカーを、下はショートパンツというオーソドックスなスタイル。さわやかさ感じさせてくれる、そんな格好でありますね。長い髪を後ろでまとめようとしているところ。口に髪ゴムくわえましてね、頬をはじめ、玉になって流れる汗が今まさに運動をして一段落ついたところというのを表現しています。上気した頬も、そして髪も少し汗ばんでいるのかな、こうしたちょっとしたところに、質感、ともない情感が現れてきてますね。

  • 『まんがタイムきらら』第16巻第2号(2018年2月号)

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