『まんがホーム』2016年2月号、一昨日の続きです。
『敗者復活戦!』、ニーナの静電気ですよ。冬ですしね、静電気が猛威をふるう。朝、登校時、髪がボッサボサになっていて、寝グセといわれるがこれは違う。静電気なんですね。ニーナから距離を置いてる夕記がね、友達なんですが、電撃は嫌なんだなあ。どれほどの威力なんでしょう。桑原先生、月穂サマのことでちょっとぎくしゃくしてるニーナ。ああ、なんか整理できてないんだなあ。月穂サマのこと、その来し方、それだけ胸に残ったんですね。ニーナ、バイト先のレジでのこと。常連さんからお叱りうけて、決してそんなつもりじゃないのに、厳しいこといわれて、泣いちゃうんですね。ああ、ニーナ、社長がねうまいことニーナの手袋のわけ、わかるようにはからってくれたけれど、それでもショックだったんですね。そんなニーナとお客さんの和解。それもよかった。いや、なんか難しいおっさんみたいで、ニーナ、へこむんじゃないよ、ニーナが悪いんじゃないよ。
『歌詠みもみじ』、まりなさん! この年頃はといっていいんでしょうか、難しいなあ。ひとり晴着で初詣にきてしまった。いやいや、気にすんなよ。可愛いじゃん。もみじも千恵も、ものすごいこと普段着ですよね。ものすごいギャップ? いや、引き立て役だと思えばいいんだよ! しかし、もみじ、歩きながら寝る。酷い! それ、命の危険があるから、やめた方がいい! 初詣のお参りの、それだけのことにまたドタバタがあって、もみじのねお願い、あれ、ちょっと欲深で、けど、なんかこの子らしくっていい。でもって、わりきった先生。金は裏切らん。甘酒で酔っぱらう千恵に、寝てしまうもみじ。ほんと、まりなさん、正月早々貧乏くじですよ。しかし、お願い二コマ目のもみじ、甘酒三コマ目の千恵、可愛かったです。
『マチ姉さんの妄想アワー』、今回は鶴の恩返し特集といったところでしょうか。ひとつめふたつめときて、これ、おかしいですよ。一本目で趣旨を説明、二本目ですでにナンセンスになって、そしてラストに持ってきたオスの鶴。いかしますよ。めちゃくちゃ面白かったです。笠地蔵にしても因幡の白うさぎにしてもまさかの時代の移り変わり、そして変わらぬ日本なんてのを押し出して、この対比、うまい構成だと思いましたよ。じじトーク、村人のつっこみもいい感じ。もう開き直って、いよいよほがらかになってるのがね、ほんと、いい突き抜けた感があってよかったです。
- 『まんがホーム』第30巻第2号(2016年2月号)