『まんがタイムスペシャル』2016年2月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、マキがですね、赤いエプロンつけまして、お正月の準備ですね、なんだか豪華そのものといったお節料理のお重持ってますよ。他に『課長と私のおかず道』保志さんがお雑煮食べてます。足元には、空になったっぽいお銚子がありますね。『前略、パリは甘くて苦いです。』は、ミシェルが王冠被って、手には大きなケーキのお皿。おお、これは、ガレット・デ・ロワですね。なるほど、これも季節のお菓子であります。って、ちょっとミシェルがかじってますよ。
『だけど温田さんはひとりでデキない』、なんか人間関係に進展がありましたよ。温田さん、皆を招いて鍋の会を開きます。それでお隣さんが喜んじゃって、けどまあ、当然ながら富崎さんもちーちゃんもくるんですけどね。当たり前ですよね。温田さんの人となりを知ってるふたりと、知らないお隣さん、その温度差がものすごくて、めちゃくちゃ面白かったです。でもってちーちゃん、余裕がなくってこわい。さて、進展した人間関係。お隣さんは温田さんが気になる。それを富崎に話して、応援しますよ、それを断片的に聞いた温田さんが、富崎さんとお隣さんの関係と誤解する。おお、やりました。いい感じ。これは期待されますね。どんどん応援するがいいです!
『光れ!メシスタント』は正月の風景。今年こそは漫画を頑張ろう、そう決意する光ですけど、周囲の言葉にちょっとくじける。大変だなあ。光の両親の、漫画がダメでも料理で生きていけばいいっていうのね、これおかしかった。しかも料理作らされる。なんか面白い両親だなあ。お母さん、ちょっと可愛いじゃないですか。そして漫画サイド。いきなりネームができなかったと落ち込んでる先生。そして頑張ってる中辻さん。ああ、中辻さんの姿勢に対し焦る光。ほんと、この光の内心の動揺。これを超えたら彼の新境地が見えるとかなんでしょうか。焦ってるうちは、ほんと、五里霧中ですから大変です。
『ざしきわらしと僕』、これ、大変よいわあ。学校のみんなででぐっさんにいきます。でぐっさんってなに? 雑貨屋? スーパー? 実態は出口商店。地元のお店、なんでも置いてあるみたいな、そんなお店ですね。ざしきわらしのざわ子がガールズトークしについていくという。その相手が猫又の月子で、この猫、裕貴のこと気にいっちゃったようで、地味な恋の優越感から敗者の連帯、こういうのおかしいなあ。田舎の町の、ちょっと濃い目の人間関係描いて、けど夜には寂しくなる。そうしたにぎやかさと寂しさと、そしておばあちゃんの傍らにいたくなったという裕貴の心情。そういうのがね、ほんと、ね、よかったって思うんですね。
『なり×ゆきリビング』、ほんと、これ、いいなあ。ふたり、ちょっと散歩にいきましょう、そういって、街を歩く、そして駅についちゃったからと電車に乗っちゃう。篠峰さんは、ほんと、その気持ちが自由だなあ。佐藤さんの、ノーメークで江ノ島、限界超えちゃったっていうね、そういうのんが妙に魅力的でした。いや、佐藤さんはノーメークで充分魅力的よ? 江ノ島を散歩。歩いて、いろいろ見て、富士山に感動して、そして島に渡って、ちょっと散歩のつもりが小旅行気分になって、買い食い、情景、情緒、それらがなんともいえない日常と非日常の狭間を感じさせて、おかしいとか、面白いとか、そういうのんじゃなくて、ふっと心が引き込まれるみたいな、そんな味わいあったのですね。ほんと、この漫画魅力的。とてもよいです。
- 『まんがタイムスペシャル』第25巻第2号(2016年2月号)
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