2015年12月12日土曜日

『まんがタイムジャンボ』2016年1月号

『まんがタイムジャンボ』2016年1月号、表紙は『レーカン!』天海さんが、着物に割烹着を着ましてね、手にはぐーんとのばしたお餅。新年のあいさつが餅に書かれてるのが、なんかおかしいですね。『終活女子高生』律も、晴着でお雑煮食べてるところ。『でっかいんちょ』育はエプロン、三角巾で、やっぱりお雑煮食べてます。『けいさつのおにーさん』穂苅くん、手塚さんもお雑煮、焼き餅。今回の表紙のテーマ、餅なんですね。

『終活女子高生』、具体的に終活がどういうものであるか見える。そんな回でした。律にだまされて、沙羅がやってきたのは終活カフェ。お年寄りが集まって、終活にいそしむ。そんな中、律も溶け込んでて、溶け込んでて? ともあれ、一緒に終活してるんですね。そこで知りあったみよっちさんが最後に亡くなる。それがあんまりに唐突で、ああ、この漫画、終活というの、具体的に死を描くんだ。ちょっと驚かされて、火葬から、お墓から、そしていつも飄々としてる律の涙から。ああ、律の終活、これ、どういう結末を迎えるのだろう。本当にこの子、死ぬのかな。なんて思っちゃいましたね。

『ナデシコ!』は、いつになくミス小盛がアクティブです。期待の新人小田木に頼りないといわれてショック受けるんですね。それでいろいろ試そう、見た目からでも変えよう、チャレンジして、いや、ミス小盛はそのままがいいと思うんだけどなあ。というか、この漫画のメインの女子で、まともというか、普通といえるのってミス小盛だけじゃんよ。自信持ちなよ、ねえ。料理教室に通ってる。そこで好きになった人がいる。なるほど、それでイメチェン。皆で押し掛けるのもすごいけど、エミが見事にミス小盛の恋に引導わたしてくれて、っていうか、エミはなんも悪くないよね。そして小田木の居酒屋予約、大活躍。しかし、心底楽しそうだ、ミス小田木。

『タヒチガール』、最終回でした。ああ、前回から時間がぐーんとたって、タイヒチアンダンスの全国大会当日。皆にも後輩ができた。ひとりひとりが抱えていた問題、それも少しずつ改善されて、ああ、ミャーのコンプレックス、背の高さに対するそれ、乗り越えたんですね。それで日舞も再開したんだ。で、ルカが皆のアイドルみたいになってる。慣れたか、腹くくったか。マハナ、この子の謎があかされたんですね。そうかあ、マハナ、この子、太陽だったのか。神に捧げる踊り、タヒチアンダンスが太陽や月にいろいろな感情を教えてくれた。それがついに人のかたちをとったのがマハナであり、その姉であるアヴェエなのかあ。アヴェエを連れたマイの姉、麻緒。直接は会うことなくまた去っていって、マイも姉に気付いていながらも、会わずとも大丈夫そうで、伝えたいことはダンスで全部伝えた。ああ、ここにこの漫画の、オリタヒチの肝を置いてきたんですね。

『パパは上腕二頭筋』、ゲストです。皆からモテる可愛い娘を見守るパパの話です。って、パパ、ものすごい筋肉、ものすごいがたいで、ハートのフリフリエプロンなんだ。って、これ、裸エプロン? あ、下はスパッツはいてるのか。いや、これ、影じゃないよね? 父ひとり娘ひとり。娘はもう高校生で、こんなパパが恥ずかしい。って、そりゃそうだよな。恋もしたい、けどそんなのパパが許さない。娘が現在懸想してるのが隣に越してきた美大生なのだけれど、この美大生はパパの筋肉に夢中。悲しい三角関係ですね。パパの見た目のインパクト、それを全力で押し出してきている。そんな感じでありますね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第22巻第1号(2016年1月号)

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