『まんがタイムきららMAX』2016年2月号、昨日の続きです。
『すくりぞ!』、椿山がとてもヤバイです。寝子のことベタベタ触る、のはまあこの人のデフォルトとして、掛布団に、敷布団になれたらとか、発想がおかしい。と、そんなこの子の思い出話。ぶるっ。幼少時の眠れぬ一時の話ですが、これがまさかラストに効いてくるとは思いませんでした。ベッドを作ります。買うのは大変だから、あるもので作ります。それでにゅうの棚が犠牲になってね、あの必死で抵抗するにゅう、大変よかった。そして完成したベッド。見た目はいいんだけど、いろいろと不安がある。で、その不安がラストにベッド破壊というかたちで顕在化して、ほんと、ここでも眠れぬ一時。あの真ん丸目がおかしかったです。
『ペンにまします神サマの』、のっけからスナイパーライフル? 物騒だな、とか思ってたら、これ、すみを観察してるだけなのか。すみ、ずっと学校にいってなかったけど、あんまり当たり前にいってなかったから誰も気にしてなかっただけで、本当は学校いかないといかんかったんか。ずっと病欠してる、ああ、仮病……。すみ、久しぶりの登校。友達がいない。思いっきり猫かぶってる。そして不思議な信奉者。まあ、気持ちは通じてないっぽいですけど……。これ、今後は学校も描かれるようになるのかな。ちょっとした舞台転換だな、とか思ってたら、そんなものじゃありませんでした。おおう、ラストで大転換。え? 宇宙漂流教室編? マジで? 次回になったら、なにもなかったように元通り、みたいな話じゃなくって!?
『はんどすたんど!』、いちご、コートにマフラー装備で準備運動してるんですが、ああ、レオタードが恥ずかしいと……。いちごの抵抗、マフラーで頭くるんだり、マットをかけられたり、ほんと、絵面が最高におかしい。こたつみたいっていうけど、こんなおかしなこたつ、ないよ! けど、先生にいわれたら、ちゃんと上着脱ぐのね。真面目な人だな。いちごは、スタイルにコンプレックスがあるんですね。いや、けど、それでいいと思うけどな。それと、ななみも、それでいいと思う。今回は鉄棒。ひなたのネガティブイメージがものすごい。そこまで普通考えないよね? そして先生から告げられる高体連に出場するとのこと。いや、ほんと、大変だなあ。ちゃんとなるのかなあ。なんて思うんだけど、普通、一年生で初心者とか、どうやるんだろう。そして次回にはついに段違い平行棒が! 期待されますね。それとラストのいちご。あれ、おかしかったなあ。この子、ぜひ頑張ってほしい。自信つけてほしいって思います。
『ハナイロ』、ついに試験ですよ。人間界適応試験。試験官はおねえちゃん、って大丈夫なのか? これ、職業体験のもろもろ、ていよく茉乃花たちに押し付けたわけか。やってきたのは小学四年生、枝先かおる。おしゃまな女の子。ちょっとわがままの出ちゃうこの子を、なだめたりすかしたりしながら、花屋の仕事、特に地味なもの、汚れ仕事なんかにいざなう、その様子は面白かった。茉乃花、子供の扱い、うまいんだなあ。そして、うるみ、真面目に真摯に丁寧に、思ったところ、自分の感じてきたところを告げて、伝えて、うまいこと伝わったのかなあ? ちょっと心配は残るものの、その気にはなってくれた。そういうのね、魔法でなんとかするんじゃなくってさ、考えて、思って、そしてアプローチする、その工夫や頑張りいろいろ、とてもよかったって思うんですね。ところで、この子、次回も出るかな? 職業体験は今回で終わりかな?
『しょうだうん!』、前回はひなたのポーカーに打ち込まねばならない理由が語られたわけですが、今回はりろんの番というわけですね。ハンバーカーショップにて、ポーカーをするふたり。それを見ている子がいるんですね。外国人? 天童ユリアとポーカーにて勝負することになって、りろんが受けて立つ。お金は賭けられない。なので、ひなた奢りのハンバーガーを賭けることになって、けれどそれはひなたのはじめてのお給料で買ってくれた大切なもの。負けられない。負けられないのに、かけひきにて負けた。ユリアの仕掛けた策略にすっかり翻弄されて、飲まれてしまって、ああ、この経験がりろんのポーカーに対するモチベーションとなるんですね。賭けではない、勝負に勝てるようになりたいという、りろんの内面的な動機付け。それが明確に描かれた。ひなただけでなく、りろんにも成長に向けて歩みを進める、そんな意識が芽生えたってわけですね。
- 『まんがタイムきららMAX』第13巻第2号(2016年2月号)
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