『まんがタイムきららフォワード』2016年2月号、昨日の続きです。
『鬼が出るか蛇が出るか』は、水着回ってやつですか。けど、残念。優は水着にならないのかあ。学校で倒れて以来登校していな優に、ちゃんと出席するようにとの働きかけがあったんですね。けれど、やるべき課題はやっている。つっぱねたら、出ないことには単位を出さないってな感じに、強行手段をとられてしまいました。それが野外実習、川でレクリエーション。女の子でいっぱいの場所にいかないといけないって、優、普通なら喜ぶべきところだろうけれど、彼は女子に恐怖心があるからなあ。でも、現地で出会った女子、半分くらいが人の姿していないっていうのね、これは違う方面に恐怖心がたつなあ。ぐいぐいと迫る霞、いい感じ。前回からぐっと前向き、優に対しても乗り気ですよね。でもってそして、最後にね、優に対する独占したい気持ちとか持ってないと思われた鈴がですよ、優と霞の関係見まして、ちょっと心に兆すものあった模様。ああ、恋を自覚していくのですね。気持ちが本物になっていくのですね。
『夢喰いメリー』、新しい夢魔登場しまして、羽刃ジェイス。キョウの理想にのっかったっていってますけど、でも今回はそれが重要じゃない。ジョンがなにか気付いたみたいですね。少年と合体して、少年の内側に入って、って、リトル・チェイサーたちの動揺、あれが最高でしたね。なんて意味深なんだ。ともあれ、ジョンが夢路の秘密に気がついたっていうんです。そして夢魔の脅威は勇魚たちの側にも現れて、レンが助けに入ったものの及ばず、そして由衣=エンギの助けがあったものの、それもまた及ばず、ああ、勇魚、どうなる! と、そこに介入するキョウ。勇魚を助けたのはこれで2回目。じゃあ1回目とはいつのことか。ほんと、じわじわきますね。このキョウのこと、夢路に繋がることなのだろうなあ。
『ルイは友を呼ぶ』、よいですね。レイナのルイルイに対する気持ちの萌芽、それが描かれましたよ。かつて、子供の時分、迷子になった時に助けてくれたツノなしの女の子がいた。危ないところ声かけてくれて、はげましてくれて、一緒にいてくれて、そして栞をくれた。それがすごくレイナには嬉しいことで、その時の彼女の面影をルイに見ていたっていうんです。けど、まあ、これ、ルイのことなんだろうなあ。そう思ってたら、どうやらレイナもその結論に達しましてね、いやもう、その感情の発露。ルイルイこそが私のずっと探していた宝物。ルイはですよ、レイナのこと、苦手にはしていたですが、レイナの持っていた、なくして探していた栞見ましてね、昔のこと思い出す。ああ、これ運命じゃん! みたいに思うんですが、はたしてルイはどうするんだろう。少なくとも、レイナはもう本気ですよね。もうとまりませんよね。
『そこテストにでます!』、じわじわというか、ゆっくりというか、人間関係、あるいは恋する気持ちが密になっていきますね。もみじはというと、2学期の中間考査、あと4ヶ月で80位にまで成績をあげないと日本に残れない。それをもって、数馬と出会う機会を増やそうとして、いや、これ、恋愛のなんとかのじゃなくて、勉強の方面でも必死だものなあ。一石二鳥じゃん! 一挙両得ってやつだ。あの、自分のこと、全然エラクないっていうもみじが、やたら可愛かったです。そして数馬のこと嫌っていた、それが誤解と、嫌いなんかじゃなかったと、数馬にちゃんと告げることができた。ああ、ちょっとずつ素直になってきてるんでしょうか。いい傾向じゃないですか。そして、今度はかえでですよ。先々月かな、数馬がかえでとの恋愛のフラグ、それをブレイクしたわけですが、そのことをずっと気にしていたかえで、無神経だったかと気に病んでいた、そのことちゃんと数馬に告げましてね、そして今度こそはっきりと、本心からの恋だというわけですよ。ああ、かえではそれとわかればもう真っ直ぐなんだなあ。そうした気持ちの一本なところ、それがこの人の魅力なんだと思う。はづかし、っていいながらも、いうべきことはちゃんという。考えた上でちゃんという、そうした強さ、もうね、もみじ危うし! ほんと、この踏み込み、見事でした。あ、そうそう。転がってくるかえで、あれ、面白かったなあ。大変な状況なんですけどさ、見た目にもめちゃくちゃ面白かった。予想外のアクションでしたよ。
- 『まんがタイムきららフォワード』第10巻第2号(2016年2月号)
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