2019年2月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年4月号、発売されました。表紙は『恋する小惑星』。地学部の皆が、夜空を背景に5人揃って、ちょっと静かにしっとりと、落ち着いた印象。仲のよさから興味の向かうところまでが感じとれるようなよさがあるイラストです。そして、TVアニメ化決定の文言が! ああ、TVアニメになるのですね。天文、地質というわりかし地味なテーマ、でも実に魅力的なそれらを、彼女らの魅力とともに描かれるとしたらどんなに楽しみなことだろう。放送される日のくるのが待ち遠しいですね。

『あやしびと』。妖怪たちの学校に知らずまぎれこんでしまった言ノ葉アヤ。最初に出会ったのがぼんやり雪女の雪女原みぞれでラッキーだったのか? 人間を見るのははじめて。でもって、とりあえず人を害するような傾向はないみたい。人の姿に変化した妖怪、それが妖人(あやしびと)。サトリの校長がアヤを察知して助けにきてくれた。校長の、アヤがしゃべる前に思考を読んで、どんどん会話を先取りしていくの、合理的なのかどうなのか。でも便利じゃない? いや、知られたくないことまでどんどん読まれちゃうのは困っちゃう? あやしびとの学校で、ちょっと身の危険など感じながら、いかにアヤが乗り切っていくか。初回は、アヤのやたら妖怪に詳しいところとか、面白かったですよ。やっぱり知識は人を助けるのだなあ。なんの妖人かと問われて答える、枕返しでぇす……。ほんと、これ、おかしかった。無害なところ、人でもちゃんと枕返せるから誤魔化すのも大丈夫。いいとこついてきたなあって感心しましたよ。

『恋する小惑星』。みら、あお、イノ先輩、3人で初詣。古跡や天然石といった誘惑に流されて、なかなか本殿まで辿り着けない様子、この子たちらしくってよかったですよ。と、ここで問題は秘密を抱えてるあおです。引っ越しすることを告げられていない。それが心の重荷になっていて、そしてついにその秘密が明かされた。ショック受けるみらを制止するイノ先輩、さすがでしたよね。そして新聞部も巻き込んでの緊急会議。ああ、駆け落ち案まで出ちゃったよ! 小惑星を一緒に見つける、その約束を守るためにどうするかからはじまって、ついにはみらと同居で居残り大作戦にまで至る! みさ姉、無茶いう! けど、これはまさに希望であるなあ。さらにいえばみらとの同居成立!? 大逆転の目が出てきましたね。

まちカドまぞく』。お困り狐のリコくんが、シャミ子のアパートに引っ越してきた。いや、喫茶あすらが移転してきたんですよ。もとはウガルルが壊してしまって、マスターが修理代払えなくなっちゃって、退去することになった。そんな彼らをシャミ子が引き受けて、この街のまぞくのボスとしての役割り、果たそうと健気で、ほんと頼もしい。しかし今回、まいりました。2本立て、前半にては空気読めないリコに精神削られる桃とか、そしてマスターの思いと喫茶店の繁盛。どたばたとしながらも、どこかほっとさせるものある、みたいに思ってたら、後半ですよ、後半。魔法少女、襲来! 結界のほころびから足がついたリコを退治しにやってきた魔法少女。でもあんまり強くなさそう? こちらの物騒魔法少女ふたりがなんとかしてくれるんかな? そう思ってたら、いやあ、マジかー、マスター、封印されてしもうたん!? これ、結構なピンチじゃないの? リコも自暴自棄よ? この一触即発の状況、シャミ子と小倉さんのタッグで沈静化はできたけど、ふたり以外は全員昏倒。はたしてどう決着つけようか。これ、きっといい方向に向かうだろう、そんな風には思うんだけど、ちょっと争いの気配強くって不穏、心配がつきないですよね。しかし、今回の展開、リコがマスターのこと、信頼してたんだってわかって、これはよかったなあ。ええ、他に、桃の満面の笑顔なんかも最高でした。

『アニマエール!』。新年、皆で初詣。こはね、黙ってれば着物美人! ひづめと花和は、黙ってなくても着物美人ですね。今回、こはね、さすがでしたよ。新年一発目からおみくじにて凶を引くも、あのへこまなさ! 本音トーク虎徹にして、ポジティブモンスターとの評価が出た。よほどの強さ、いや、たいていのことには迷わない、悩まない、ナチュラル自然体で前向きな明るさ、そのよさが炸裂していました。この漫画は、ちょっとネガティブ寄りのひづめを、こはねの超ポジティブでもってガンガンに照らしていく、そういうところがあるんだなって改めて認識させられた今回。ちょっとはぐれて、ひづめネガティブ。でも、そのおかげで花和は新年早々に大ラッキーだったようで、しかしあの表情はヤバいよね。どんだけ嬉しかったの? なるほど、スマートフォン使ってたから手袋はずしてたのか。直に手つなぎできて、いやあ、スマホ様々でしたね、花和さん! そして最後のこはね。あのあっけらかんとした様に、この子のポジティブの源泉、その一端が見えたように思いましたよ。まこと、あやかりたい所存です。

2019年2月27日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年4月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年4月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』のナース、そして榊医師によるチアですよ。凛々しくセンターつとめる山下さん、いいですね。ニコニコしてる桃山さん、やっぱりクールな牧村さん、それぞれ個性出ていていいですね。吉田さんがちょっと見切れてるの、残念! 『らいか・デイズ』らいかと『小森さんは断れない!』しゅりも同じくチアですよ。ぱっと明るい元気な表紙です。

『おしかけツインテール』。成人式にまつわるいろいろ描きましてね、大人組はもうどうしようもない感じではあったんですけど、成人式はいいかなって、着物とかもいらないかなっていう花梨に対して、ふたり団結して説得しはじめるくだりから、色が変わりましたよね。なんか自由で、どこかちゃらんぽらんなふたりなのに、この瞬間に花梨を見守る大人の面を明確にして、そうか、ふたり、ちゃんと花梨のこと見てるんだなって、その成長を見守ってるんだなって、これまでもそうした描写ありましたけど、今回ほどそれを強く意識させられたことはなかったように思います。そして花梨を通じて、親の気持ちに思いを馳せる俊郎。これもまたよかったなって。ええ、俊郎と母の関係、またこれもひとつの見守りだったんだなって思われて、しっとりとした暖かみ。よかったですよ。

『スズちゃんでしょ!』。ああ、スズちゃん、誕生日。それで弟一家が祝ってくれたっていうんですが、パーティでの和気あいあいがあり、そしてその後、ひとり職場からの帰路にて思うこと。ああ、わかる。私は誕生日などもう祝いもしませんが、それでもスズの気持ちに通じるもの、抱えているなあって思う。もうじき新年度でしょう、ああ、ただ足踏みしているうちにまた一年が過ぎてしまった。そう思う。誕生日に、新年が明けるそのたびに、そうしたネガティブを抱える。特にスズは、梨乃ちゃんという、目に見えて成長し、しっかりしていく、そんな子を身近にしているでしょう。いや、それもまた私に同じか。堪えますよね、ってこんなところばかり共感していていいものなのか。わからないけれど、この賑やかなお話と、そこに潜む寂しさ、悲しさ、つらさ、やりきれなさ。どうしても後者に引き寄せられるのは、自分もまたネガティブ側にあるからなんでしょうね。

『となりのフィギュア原型師』。面白いですね。半藤が手伝ったフィギュア、その原型が見事完成にこぎつけて、さあこれでヘルプは終わりかと思ったら、工房のメンバーにさせられるっていうんですか。喫茶店で歓迎会、他のメンバーもくるっていうの、デブと女だっていうんだけど、デブっていうより大男? 恰幅がよくて、むしろこちらの方が代表っぽい風格がある。この原型師集団、喫茶店の常連ではあるんだけど、店長、店員からは謎の集団扱いされてる、その様、面白かったです。ウェイトレスのせつか、興味津々じゃないですか。そのせつかが、半藤の忘れもの、いや忘れてったのはおこめ先生か、エッチな上半身パーツを拾って、でもってお隣さんとわかるくだり。ああ、本格的に仲良くなるっていうのかい? ちょっとこれは面白くなりそうですね。でもって、半藤がおこめ先生に電話かけたところ、おっぱいがない? 怒るぞ? ってやつ、あれ面白かったなあ。なんかテンポがよくて、キャラがよく動いてて、そうしたところも好印象ですよ。

『僕は女心なんて知りたくない』。女性の内心が読めてしまうという話。それで聞こえてくる本音というのが、コンビニ限定スイーツ争奪とか、コンビニコラボグッズ争奪とか、そういうのが面白かったです。コンビニに用があるといっても、狙ってるものは全然違う。でもその目的を相手に話してないから、すわライバルか!? 警戒して火花散らしてって、でもこのボタンのかけちがえ、春喜だけが全部見通してるっていうの、でもわかってるっていえないやきもきまで含めて、面白かったです。コンビニの目的、樹里に望美、ふたりともに果たしはしたのだけど、その戦果、樹里は本音ではがっかりしてたり、望美はなりふり構わず仕事休んでたりと、ほんとだったら隠したりしたいんだろうなあ、でもそれが春喜にはバレてしまう。ちょっと覗き見してるみたいな罪悪感と、思わずつっこんでしまって焦る、そんなやりとり、面白かったです。

2019年2月26日火曜日

ラブ・ドラマティック feat. 伊原六花

 最初は探索の網から漏れていたのだけど、ひいきにしている作家さんが関わっているというので、それは見ないといけませんな、急遽視聴決定したアニメ『かぐや様は告らせたい』。事前情報ほぼなしの状態で見ることとなって、ほんと、どんな話なんだろう。好きな感じのアニメだったらいいんだけどなあ。そんな軽い気持ちで視聴開始したら、いやもうのっけからぶっとびましたね。ええ、そう、あれですよ。主題歌です。

最初はね、OPのアニメ、のっけからぐるんって回転するのに驚いて、すごい動きかたするな、関心していたんですけど、それがもうすっかり歌の印象に上書きされて、全部持っていかれました。

鈴木雅之初のアニソンなんだそうですね。とはいうけど、これ、確かにアニソンではあるけど、ぱっと聞いた感じ、アニソンらしくはないよね。でも昔よくあったとってつけたみたいなタイアップとは違い、アニメ本編の内容しっかり反映して、超好感触な上に、スタイリッシュなシブい曲、そこに鈴木雅之の歌唱力。すごい、すごいわ。これ。めっちゃ売れて欲しい。アニメ好きにも、アニメ見ない人にも、歌の力でもってばっちりくいこんで、心さらっていける、そんな歌に仕上がっていて、もうほんと、自分やられまくりですよ。

こんなこといってました。

鈴木雅之といえば『ラブ・ドラマティック』! 歌番組に出れば『ラブ・ドラマティック』。ラジオを聞けば『ラブ・ドラマティック』が流れていて、有線なんかでもガンガンかかって、ついには『ラブ・ドラマティック』で紅白出場みたいになったら痛快だ。でも、アニメの主題歌とか、そうそう歌番組で取り上げてはもらえんよね。とか思ってたら、今日のNHK『うたコン』で『ラブ・ドラマティック』やってるーっ!

CDは明日27日発売です。私はもう予約している。売れまくって、平成最後のニュースタンダードになってくれること、期待しています。

2019年2月25日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年4月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年4月号、一昨日の続きです。

『珠詠』。ほんと、これ、泣かせますね。そして熱い。逆転のチャンス、希の打球が伸びる! ホームラン性の打球、越えるかどうか、逸れてファールになりやしないか、それぞれのチームの願いが交錯する中、じりじり引き伸ばされるあの緊迫感。それだけにボールがスタンドに入ったあの瞬間、やった! その実感と、続く両校の選手が見せる対照的な感情。いろいろがいりまじって、たまらないものがありました。そして、希の芳乃に向けたメッセージ。無言で指をさしてみせた、それだけのことが、あんなにも芳乃に強く訴えて、名場面だったと思いましたよ。しかし試合はまだ終わらない。逆転して5-3の状況で迎える最終回裏。梁幽館の攻撃をしのぎきれれば勝てる。珠姫の言葉に戸惑いを拭い、全力で投球する詠深。はたして、はたして、しのぎきれるのか。もうね、ハラハラさせられっぱなしで、いや、ここで負けはないだろう。そう思いながらもこの緊迫感ですからね。すごい。魅せる力ですよ。

『スローループ』、面白いですよ。小春とひより、ふたりの釣りの情景。ばっちり装備整えてくるひよりと、普段着でカジュアルにマイペースでやってる小春。それぞれに釣りを楽しんでるのだけど、小春に釣ってほしくていろいろ世話焼いてしまうひよりと、ひよりの釣りの時間を奪いたくない小春と、互いに相手のこと思いやっているのにすれ違ってしまうというこの悲劇よ。でも、ふたりともに後悔するのね。ほんと、こうやって少しずつ相手の思いもろもろ考えて受け止めて、より仲を深めていくのでしょうね。で、ふたりの間に立った恋ですよ。店番してる恋の、売る気あるのかないのかわからん接客。けど、あの殺し文句は格別でしたよね。うわあ、この子、やりおる。もっと好きになった。ひよりが買ったというブーツの色違い、高くて買えないと迷う小春の背をどかーんと押す。あれはいかしましたわ。あんなにクールなのにな! これで3人おそろいのブーツを持つにいたったわけですが、黄色、赤、黒、ああこれは是非カラーで見てみたい。そんなこと思ってしまいましたよ。

『ライター×ライター』。面白いですよ。ミステリー小説の実写化とアニメ化、その脚本を母娘で受け持つことになったユキカとその母。もう、これが全面対決で、というか、母は娘を完膚なきまでつぶすつもりでいっぱいやん! これ、もともとユキカはミステリーが苦手というところに、トリックとギミック、それをどう描けばいいのか答えが見えないでいるという、まさに逆境中の逆境。ほんと、どうなるのだろうと思ったところが、不肖の弟子そして作家、児玉サリからアドバイスを得て解決へと踏み出す、その展開、ぐっときましたよ。これ、母の出した答はどんなものなのか。そしてユキカの答、それは母に通用するのか。ただ脚本の優劣というだけでなく、実写とアニメという表現手法の違いが差になったりするのかどうなのか。いろいろと気になる要素いっぱいで、ああこの対決の決するところ、はやく見たいと気が急きます。

夢喰いメリー』。いよいよ本気を出したヤエ。いや、これ、本気なのか? まだまだ余力残してるんじゃないのか? いずれにしても、その圧倒的な強さ。これ、なんなんだ! 学校を解体し、キノコの森へと変えてしまうそのダイナミックさ。さらに、キノコに同化し神出鬼没、トリッキーな動きで翻弄するのかと思ったら、いやいや、なにそのパワーキャラっぷり! 軽くたたいただけかと思ったのに、背に手がめりこむほどの大打撃。しかもスカートをパージしてさらに魅力、じゃないや、身軽さアップですか!? いや、ほんと、尋常じゃない。メリーにリバース・フランケンシュタイナーをしかけるヤエのあのいたいけな笑顔! たまらんものがあるな! と思ったら、続く技がエグい! 夢路が能力使って足止めするも、それはニセモノ、メリーの打撃も不発に終わって、これ、いつものことながらどう打開するの? あまりのあまりにピンチすぎない!? と思ったら、衣装がヤバい人が参戦だー! まさかのクリオネ、借り物の夢路の夢捜歌とは違う本家本元の力見せつけて、でもこれですんなりいくとは思えないんだよなあ。もう翻弄されっぱなしですよ。

2019年2月24日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年4月号

『まんがタイムスペシャル』2019年4月号、一昨日の続きです。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。夏休み最後の部活動。湯川と野衣、ふたりが一緒に活動しているんですが、甘い香り? お菓子作り!? と思ったら、あの姿! 白衣にマスク、目には防護グラス。完璧や! 最高やと思う。どんな薬品扱ってるのかと思ったら、カスタードクリーム? なんで? と思ったら、あれか! 普段ゲル状なのに強い衝撃受けると固まるっていうの実験してるんだ。しかし、なぜそれで自分のスマホを危険にさらす? 湯川部長、どんだけチャレンジャーなのか。せんでいいチャレンジしとる。もし壊れたらと朝永に指摘された時の表情もすごい。ヒロインのする表情じゃないよね。すごいわ、最高です。このカスタード実験。実験とお茶会を兼ねてるのも面白かった。そうだよ、こういうの楽しかった。ラムネ作ったりするよね。でもって、野衣の見守る湯川と朝永の仲。どうなるのか危ぶまれてたけど、なんとかなりそう? それとちょっとデレた野衣、とてもよかったです。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。なごみ先生の頑張り、これが実を結んだ、そんな回でありましたね。有能なプランナーが過労で倒れて、さあ大変。この状況をどうするか、今後、こういうことがないようにどんな対策講じるか。最初の一年で実績を出した山田のチームをモデルに、過重労働削減に全社的に取り組むことになったんですね。あの衛生委員会の様子、面白かったですよ。なごみ先生が話すと皆スヤスヤ。対し、ゲストに呼んだ倒れたことのある社員ふたりの経験談、聴衆の雰囲気、全然違う! 鬼気迫る、そんな雰囲気に、私の話もこのぐらい集中してくれたらなー。ほんと、面白かったです。さて、こうしてなごみ先生の活動、これがひとつ大きなステージに上がって、いわば一段落。それで次の展開はというと、新入社員増! 山田に後輩ができます! それも女の子! さあ、どうなる? いや、どうにもならんよね? なる? なるのかー!? 新しい展開、こいつに期待ですよ。

『ワタシを欲しがる河野さん』。店の宣伝にSNSをやろう。店長の思い付きでSNSにアカウントをもうけることになったのですが、担当は吉山内。活用していないっていってるのにいきなり担当って、酷じゃない!? 吉山内のピンチに河野さんが文章担当として乗り出してくれたの、一安心でしたよ。写真は吉山内が担当、文章は河野が担当。これはいいとして、でもこの写真っていうの、撮影じゃなくて被写体なの!? 危ない……。危ないよ……。ストーカーみたいなのきちゃうよ? そう思ってたら、うわあほんまにきたーっ! 顔は写らないようにしてたのに、髪で特定!? なかなかに冷や冷やさせる展開。ええ、こういうのやる時は、誰が投稿してるかとか、徹底してわからないようにしないと時に危険ですよね。書店のマスコットとかがいたらよかったんだろうかなあ。でも、このピンチ乗り越えて、アカウント、より成熟した感ありますね。この皆で取り組んでいる、その雰囲気、大変よかったです。

2019年2月23日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年4月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年4月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!』。ああ、くるみが元気ですよ。肩にシャベルをかつぎましてね、いい笑顔しているの。他の三人もいい表情、とはいうけれど、これ、汚れた車を中心にして、ええ、大変な状況の中、わずか垣間見ることのできた穏やかな瞬間、そんな感じもさせますね。実写映画絶賛上映中。なかなか、いい感触だって聞きますね。これ、映画に寄せたイラストってことでいいのかな?

『はかないカノジョ』、ゲストです。いや、もうびっくりした。はかないって、パンツをはかないなのか! パンツをはかない父母のもとに生まれ、自身もそのようにして育ってきた女子。ただはかないだけでなく、はくと気分が悪くなるっていうんだ。そんな彼女のことを好きになってしまった男子が、彼女のパンツに慣れるための買い物にまずはつきあいますという話。なんだろう、すごく変化球だな。というか、男子視点で話が進むんだけど、男子ー、女子下着に詳しくてひく! でも、これ、彼女のために頑張って調べたんだろうなあと思うと、ちょっと頭が下がるよねー。お話としてはコンパクト。落ち着くところに、落ち着くべく、落ち着くように落ち着いた、そんな展開ではありますが、こうしたショートのボーイ・ミーツ・ガールものにはよくマッチしていたと思います。

『コーヒーは魔法のように』、ゲストです。お姉ちゃんと離れてからコーヒーがおいしくいれられない。そんな悩み持った女の子が、学校で出会った先輩を手助けすることで、なにが足りなかったのかと気づくお話。慣れないドリップ式にお困りだろうと、手伝い申し出て、丁寧に、その先輩のためにと思いをこめて抽出するコーヒーの、自身思いがけなくおいしいと思えたその味に、むしろ先輩への気持ちの開く、そうした要素を感じたのでした。ガール・ミーツ・ガールですね。怖いと思っていた生徒会長の、ちょっと弱気だったりほころぶような笑顔だったり、それを一人占めしちゃいたい。主人公の女の子の見せる、ちょっとした欲張り、これもよかったですね。

『がっこうぐらし!』。構成、すごいよね。当初、学校に立て籠っていた彼女らが活路を求めて学外へと打って出た。いく先々での出会いや経験を通じ得られたこと。それが指し示す新たな行き先、それがかつて暮らした学校であるというんですね。ああ、はじまりの地より出て、ふたたびはじまりの地へと戻る。古典的構成といってよいのでしょうか。しかし、このチャレンジは彼女らにとって華々しい凱旋とはない得ない — 。かすかな希望にすがる、そんな心細さと、しかしこの選択こそが彼女らにとっての活路となるだろうという確信。この希望を彼女らに残した人の、見せようとしなかった姿、けれど見せなかったからこそ際立ったものが重く私の心にあとを残して、つらい……。様々な思いが交錯しますね。ただでさえつらい話です。けれど、この局面で彼女らに希望がもたらされたこと、心強くさえ思えた。彼女らの目に戻った光、それが救いと思えたのでした。

ゆるキャン△』。これ、ほんと不思議な漫画ですよ。景色、情景、その描写でもって多くを物語ろうとして、それが見事に成功してる。独特のパースペクティブでもって描かれた景色の中に、ぽつりと景色の一部みたいにして描きこまれる登場人物。それが、彼らを取り巻く世界とその広がりを感じさせて、なんでか感動的なんだよな。これは以前からそう、最初からそう。けれど、今回の皆連れ立って歩く情景、先生の運転する車と、それを追うリンのバイク。すごいよなあ。これ、人物だけじゃなく、情景、それもまた物語る役割りを担って人懐っこい。ただの背景にとどまらない、ただ紹介されるだけの景勝地でさえないっていうのだから、たいしたものだと思います。この物語る情景と、時にコミカルでチャーミングな人たちと、両者がぐいぐいと手を引いてくれる。もう、たまらなく好きですよ。

2019年2月22日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年4月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年4月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。おお、本編ではまだバレンタインデーだけど、表紙はホワイトデー先取りですね。エノですよ。おかえしを貰って、まあ嬉しそう。眼差し、紅潮する頬、そしてほころびかけた口元と、この人の気持ち、見事に表れているイラストだと思います。『吸血鬼さんは無職です。』、ニーナさんへのおかえし懐から取り出そうとしている橙也。『コスプレ地味子とカメコ課長』、おかえしのプレゼント胸に抱えて嬉しそうな紫ノ井。ホワイトデーテーマのカットが並びます。

『スーツは尊し』。ゲストです、ワイド四コマです。このところ、各まんがタイムでいろいろとなされている新しい試み、これまでまんがタイム系列ではなかったようなテイスト持った漫画を掲載することが増えてきていますが、これもその一環といった風があります。ワイド四コマだから、というだけでなく、その雰囲気も、作風もといっていいのかな? スーツが好き、それを志望動機と明示して、なおかつ採用されたのが主人公渡来まどか。スーツに興奮するのだそう。なので、スーツ着た男性が跋扈するこの会社は最高のバイト先なのだそう。スーツで人を識別、スーツ見ていつもニコニコ。なので好印象。そんなまどかが、スーツ着てないがために対象外だと思っていた店長、この人のスーツ姿に思わずときめいて……、となるほど、こうしたところに、『まんがタイムスペシャル』の誌風感じさせるところもありますね。この新風と思わせ、しかし誌風も反映させてというところ、地に足のついた挑戦、開拓というべき試みなのだと腑に落ちました。

『ローカル女子の遠吠え』。今回は車の話。静岡は車なしでは不便なところがあるので車離れとはなかなかいかないというんだけど、それでも昔の価値観とは相容れないというところ、りん子が強烈に見せつけてくるの、ほんといいですよ。昔はステータスとか憧れとかあったけど、今は実用重視。その背景とか語られるのは、ちょっと切ないよねえ。他には首都高の話とか。けど、これすごい展開しますよね。都内の車事情に向かうのはわかるけど、まさかここで家康にって! ほんと、あらゆるところに家康をからめてくるの、これは静岡ならでは、静岡あるあるなのか、あるいはこの作者の手腕によるところなのか。わからない。これがわからない。車使う人にとっては高速道路のSA、PAがちょっとしたレジャーになるという話も、私自身は車使わない派なのでピンとこなかったんですが、そうか、そうなのか。ここで語られたSAあるある? なんかも面白かったです。これ、観光地あるあるでもありそうですよね。

『ため息吐息と悪魔人形』。どういうことやっていくのか、それが示されましたね。そうか、この悪魔のくま人形は、人のため息を集めるんだ。タイトルにいうため息というの、このくま人形の目的、それを指していたんですね。ため息にこもる怒りや憂鬱を集める。それが悪魔のエネルギーとかになるのかな? ともあれ、この活動を通して身近な人、今回はおねいちゃん、の悩み、妹ミルカには見せていない側面に触れていく。知らなかったことを知ろうとする、その手段いろいろ、試行錯誤? に人となりや思い、気持ちが感じられて、それは面白かったなあ。この漫画、悪魔のくま人形をギミックとして、なにもなければ気づかなかったかも知れないこと、いわずにすませたかも知れないこと、そこに踏み込ませる。問われる側も問う側も、動揺し、気持ち揺らして、思い悩んだりなんかもして、という人の情、そのもろもろを描くんですね。これは面白くなりそうです。想像していた以上だと思っています。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。これ、素直に面白かったな。もう、一点勝負みたいなネタなのにね。和彦が帰宅したら、アプリさんがリアルサイズになっていました! これまでは、こぢまりしたマスコットっぽい見た目していたのに、唐突にリアル頭身になっちゃって、あれまあ、すんごい美人さんだ。和彦も動揺。めっちゃ意識する。まあ、するわなあ。これ、社内で一悶着あった結果なのか。しかし、見た目変わって、服装いろいろ変化させたりもして、これ、需要あるわー。電気代かかるからともとの姿に戻されてしまいましたが、普段和彦が一緒に暮らしてるアプリ、この姿でのこの振る舞いも、またアプリの本質なんだろうなあ。見た目は変わろうと中身は変わらない。その通りなんだけれど、見た目が変わったことで強く意識されるようになった、これ、見過ごしにしてきた部分に意識が届いたんだよな。ええ、面白かった。ちょっとした意識のハックみたいな感覚ありました。

2019年2月21日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年4月号

『まんがタイムきららMAX』2019年4月号、昨日の続きです。

『ももいろジャンキー』。今回は竜子回なのか。バレンタインのプレゼント、本命(男)になにをあげるかで悩んでるという美耶の発言にちょっと寂しさ感じちゃったかあ。友達なのになんでなにもいってくれてなかったのか。しかし、それで、まさか公ちゃんに突撃とか、すごいな。通報されるで。だーれだっ、って、それ、初対面でやることじゃないよ!? 警戒する公、いい感じやね。でもって、さらに重ねてうーちゃん登場か。どんどんカオスになっていくな。今回、この集まった3人がどれだけ美耶のこと好きか、とりわけ竜子ですよね、ええ、クールを装ってるのに本当はこんななんだなあ。ええ、まだまだなんだかんだ子供っぽさ残してるこの子たちの、でももう子供ではあれない、そんな狭間ならではなのかもしれないやりとり。竜子の美耶に見せたあの表情とかね、ほんと、よいものでした。ああ、そうそう、美耶のパパ、あの表情も素晴しかったです……。

『合体アイドル!スノウちゃん』。瑠璃と井口巴、ふたりで買い物にいくという話なんだけど、気づかない巴も巴だけど、いつボロを出すかわからない、というかもう出しちゃってる、相手が巴だからバレずにすんでるだけだし! の瑠璃、そのやりとり、おかしかったですよ。被害妄想、とにもかくにもネガティブ一辺倒の瑠璃と、手をさしのべる巴。そのふたりの寄り添う姿は、なんかいつもガミガミいいがちな瑠璃の大人しいこともあってか、いいカップル、カップルでいいのか? いいよね? いいカップリングでした。しかし、手を繋ぐだけじゃなく、食べさせっこまでしとったんか。ほんと、ふたり、もっと仲良くなればいいのにね。そんなふたり。いつかスノウの秘密が明かされたら、そのとき、この関係、どうなるんだろうなあ。

『ななかさんの印税生活入門』。最終回でした。ななか、作家になったのね! と思ったら夢でした。高校生になったんですね。ななか、書籍化の話とかきとるのか。でもガツガツと食いついていかないの、これ、文芸部で皆と一緒にいろいろやってきたこと、それがあってなんだろうなあ。高校ではどうしよう。美術部組、文芸部組、それぞれに思うところあって、そうか、ななかはその気にはなっとらんのか。けど、ななかの与り知らぬところでね、確実に状況が動いているというのがね、そうかあ、そうなんだなって、確実に前へ進んできていたんだよって思えて、実によかった。文芸部の先輩が誘いにくるのね。むしろ強制。中等部文化祭でね、部誌にえらい刺激受けてたもんなあ。でも、まさか部員減ってしまってるとは、予想外やったな! かなでのその後もよかった。かなでがね、ななかのことを、すぐ来るっていってるの、そしてそのとおりになるっていう展開。これから先の彼女らの活躍、それが目に浮かぶよう。いい余韻残しましたよね。いいラストだったと思うんですよ。

2019年2月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年4月号

『まんがタイムきららMAX』2019年4月号、昨日の続きです。

『旅する海とアトリエ』。エマの案内でアルハンブラ宮殿へ向かうふたり。そこで語られるもろもろ、描かれる色々、それが魅力的で面白かった。この漫画の、ヨーロッパ紀行、旅の案内といった風、その情報が面白くて、そうかあ、スペインで豚を使った料理が盛んになった理由って、レコンキスタが関わってるんだ。こういうの知るのが面白い。でもって、今回終盤にりえの来歴にスポットライト当てられて、おお、話が動きそうですね。ただ観光案内するだけじゃないって、そんな雰囲気出てきましたね。

『タベモノガタリ』。いや、ほんと、おかしい。横ドリル、鞠井が持ち込んだタルトです。とても豪勢、とてもおいしそう。けど入部させないことにはあげませんよって、そんなイジワル鞠井をやっつけるのがまさかのサラっていうのね、もう、ほんと、そんなにショックなの? 極めつけの面白さでしたよ。しかしこの食べ型っていうの、最初のうちはなんじゃそれ! みたいな感情があったのに、今となっては普通に受け入れて、タルトの中身全部抜いてみた! って、それ残念やん! 中身と一緒に食べてこそやないのん!? って、こうやって一言なにかいいたくなるのが、個々人の抱える食べ型の業ってやつなんでしょうね。しかし、倒れるほどではない。今回の鞠井の顛末、これも面白くって、永久機関か……。夢の発明やな。でも、どうせなら、せっかくなら、部に招いてあげたらいいのに。っていうのは、個人的に鞠井が好きだからそういうんですが、ええ、冒頭2コマぶちぬいての登場シーンとか最高だったと思います。4コマ目にまでつま先が届くところなど、ええ、とてもエレガントです。

『魔王城ツアーへようこそ!』。面白いですね。有用な人材が次々集まってきますよ。銀行からの帰りにいきだおれかけていた娘を助けたメロウ。まさかその娘が羽をおくちで! って、その羽に関する感覚、つむぎじゃないけど、わからない。ああ、これがカルチャーギャップっていうやつなんだな。些細なことだけど、価値観、常識の差異が際立つこうしたところ、結構気にいってます。以前から話題になってた、物販したいけど売るものがないって問題。それが決着しましたね。ワーウルフのフルフラールは調理が得意。けれど職が得られなくて困ってるという問題、それが一挙に解決。この問題が解決していくところ、それがなんかいいよねえ。とんとん拍子ではあるんだけど、まずはこうして勢いつけて駆け上がって欲しい。すぱっ、すぱっと当座のプロブレム解決しながら、魔王城観光の成功に向けて疾走する、その気持ちよさにひたっていたいです。

『私を球場に連れてって!』。今日、たまたまなんですが、『フィールド・オブ・ドリームス』見ましてね、ああ、野球ってのはすごいんだなあ、やたらと感動したのですが、それはこの漫画の感想を書く、その地固めであったのではないか。いや、いいかげんなこといっていますね。面白かったですよ。ホワイトキャッツの開幕連勝にわくファンたちですよ。最初はレオナひとりがアホなこといってたのに、猫子が感化され、ついにはタマまでも! っていう、この常軌を逸した感。最高でしたね。あまりに連勝が続くことに夢ではないかと思ったレオナ、ちょっと殴ってくれとファル子にいうところね、ファル子がその気になるのは普通なんだけど、おいおい、タマさん、羽交い締め!? タマもいい性格になりました。なるほど、野球に本気になるってこういうことかい? いや、なんか違うな。連勝もいつかは止まる、冷静に状況見てるように思わせた猫子にレオナだけど、本心は全然そうじゃないっていうの、これ、わかるわー。焦ってもしかたない、イライラしてもしかたない、そういいながらも、ついついナーバスになってしまう、そういう心理に共感得まして、けど、猫子の達観、こいつはすごいな。ほんと、あまりにいきすぎてしまってるその様子に、なんだかおかしみもじわじわきて笑いました。しかし、ほんと面白い。最後のね、タマが野球に本気になってきてるっていうの、いい話で終わるのかな? そう思ったら、なんかそんな雰囲気じゃない。その業に似たなにか、ああ、この漫画の味だなあ。病みつきにさせるものがあります。

2019年2月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年4月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年4月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。でっかいスタックアンプにもたれかかって座るぼっち。ギター抱えてね、これ、この子の自然体なのかな。ひとりと思っていたところに、誰かが入ってきたとこちらを見やる、そんな様子が印象的。周囲に置かれたエフェクター群、なんだかかっこいいなあ。背景の、白地に黒をあしらって、文字は黄色! この強いコントラスト、目にも激しく主張する、そんなところにぼっちの内面の苛烈さ感じさせられる思いがしました。

『魔王と勇者が百合結婚するお話』。そうか、勇者は魔王の手に落ちてしまったのか。けれど住まいは快適。食事もちゃんと与えられてるようで、これ、そうなのか、本当は人と仲良くしたい魔王が、配下の手前、人に優しくもできないし、というので村を焼いちゃうのか。この魔王のギャップというべきか、たびたび魔王のもとに現れた勇者の、その行動を自分への好意と勘違いして好きになっちゃってという、そうした様。いかにも魔王らしくないんだけど、その魔王が部下の手前、魔王らしく振る舞った時に生じたギャップ。こういうところが面白みってやつだ! 今回の勇者に姉プレイするところ、お姉ちゃんですよー、っていってるけど、それ、どっちかというとお母ちゃんだ! こうした微妙なズレなんかも面白みになってますね。

『ぼっち・ざ・ろっく!』。ぼっちが学園祭でバンド出演するにいたるまでの顛末。もしかしたら学校でもギターヒーローになれる!? 夢見てしまうぼっちの衝動と、そんなはずがない、きっと自分だけ盛り下がるに違いない、それにそもそも青春ソングなんて自分にはあわない、できない、似合わないどころかむしろホラー。一連の一人相撲感。ほんと、まさにぼっちのぼっちたる所以感じさせてくれて面白かったです。ライブハウスでの会話、よかったですよ。店長、いい先輩してるじゃないですか。でもってリョウ。会場をお通夜状態にって、やるじゃん! とか思ったら、トラウマになっとるんか! 今回は喜多ちゃん、ナイスプレイでした。ええ、逃げようとしたぼっちの退路を見事塞いで、ええ、こいつは楽しみ。見事、ギターヒーローとして花咲いてほしい。

『こみっくがーるず』は酔ったかおすちゃんですよ。栄養ドリンク飲ませたら、ハイになりすぎたのか。友人から寮母さんから、皆を褒め称える歌を歌いまくるところ、あれはおかしい。ほんと、みんなとめるんだ。そうかあ、ちょっといたたまれないんだな。ハイかおすちゃんのあの緩んだ表情、素晴しいですね。でもって、素直にうれしーの感情を出すの見て感動する皆。ああ、わかる、わかるわー。でも、しあわせそうっていってるけど、なんかちょっと人から退化してない? 仕事、絵はいつもよりもノリノリで、そうか、普段はネガティブがブレーキかけてるんだな。前回のこゆメソッド、今回のドリンクハイ。かおすちゃんの限界を突破させるためのノウハウが蓄積されていきますね。今回はノリノリかおすだけで終わるのかと思ったら、まさかその揺り返しまで描かれるとは! 白目、授業中に寝言、あの古文の寝言アレンジ、最高でしたよ。ほんと面白い。かおすちゃんは揺れ幅大きくて楽しいなあ。

『初恋*れーるとりっぷ』。今回は仙台駅探訪です。部活動ですよ。先生がやる気出してて、部員たちもわくわくしていて、そして冒頭から謎のスポット、伊達政宗像前! なのに像がないのん!? 先生が面白がって皆を翻弄するのが面白くてよかったです。仙台駅ゆかりの列車のヘッドマークのくだりもね、妹に対しても容赦なく妄想披露で翻弄ですよ。先生、楽しんでるなあ。その楽しんでる様子が大変によいのですよ。今回は駅にかかわるお話と、仙台駅グルメと、そしてそらと先生の関係の3本柱。小ネタ情報をちりばめて、興味関心ひきつつお話を進行させるその合間合間に、先生を意識しすぎて過剰反応してしまうそら、その反応に自分が嫌われてるのでは!? 思い悩む先生を描く。なかなかに気持ちが伝わらないもどかしさと、最後には勇気を出したそらのはしゃぎよう。ああ、頑張ったね、先生も誤解がとけてよかったね、そうしたほほえましさに気持ちもやわらぐのでした。ああ、そうそう、学生ぶる先生、最高でしたよね。

2019年2月18日月曜日

キャプテンスタッグ CAPTAIN STAG UG-3035 [ココット 10cm]

 愛用の小鍋が壊れました。ココットと呼ばれる小さな小鍋。昔、上新電機からもらった来店プレゼント品。口径10cmの小さな陶製片手鍋で、これに卵をふたつ割り入れて弱火で3分、たいへんおいしくできるのですが、これの取っ手が根本からとれちゃったんですね。取っ手がとれたのはこれで2度目。接着して修繕して使っていたんですが、やっぱり接着剤も熱には勝てないだろうなあ、たとえなおしてもまたとれるだろうなあ。今後は取っ手なしで使うしかないのかな、なんて思ってちょっとがっかりしています。

やっぱりね、取っ手があるとないとでは使い勝手が違うじゃありませんか。なので、同じような小鍋、売ってないかなって調べてみたんです。そしたら、いやあ、なかなかないもんだ。ココットで調べたら続々と小鍋は出てくるんですが、口径10cmくらいのがあんまりないのと、あっても小さな取っ手がふたつついてるのばかりとか、それから陶製のもないのね。なんとまあ、うまくいかないもんだなあ。

最初調べて、出てきたのがストウブというメーカーのココットでした。その価格7千円オーバー! うそやろ! それ、ちょっと高すぎひん!? 人気のメーカーの定番品なんですかね、そりゃきっといい品物なんでしょうけど、卵をちょこっと食べるだけに使う小鍋に7千円は出せないわあ。もうね、すっかり打ちひしがれて、けれどもうちょっと探してみようと粘ってみたら、ありました、ありました、千円くらいのココット、ありましたよ。

キャプテンスタッグというメーカーの鉄鋳物ココットです。なるほど、これ、キッチン用品じゃなくキャンプ用品なのか。でも、千円で買えるのはいいとして、見るからに鉄鍋、カラ焼きしたり油ひいたりしないと駄目なんじゃないの? だとしたらちょっと大変だなあ。使いにくいじゃん。

とりあえず手入れの仕方とかわからないものかな。そう思ってキャプテンスタッグのサイトにいってみたら、あれ、これただの鉄鍋じゃないんだ。ハイフロン加工って書いてますよ。ハイフロンってテフロンみたいなのかな? フッ素樹脂加工されてるのなら、たしかに使い勝手はよさそうです。

今のところ、取っ手のとれたココットをそのまま使おうかとも思っているので、鉄鋳物のココットを買うかどうかは決めてないのですが、もしかしたら買うかも知れません。キャプテンスタッグ、価格が手頃なのも魅力ですよね。

2019年2月17日日曜日

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。今日、スマッシュボール杯大阪大会やるっていうので、見てたんですよ。全国小学生スマブラ大会の大阪予選になるのかな? 三人一組でチームを組んで3本先取でトーナメントを勝ち進む。見れば、スマブラ発売前におこなわれたNintendo Live 2018 京都大会の優勝者も参加していて、これはすごいな、こうしてしっかり勝ち残ってくるというの、ほんと、実力者なんだなあ。関心しきりでした。しかし、みんな、本当にうまいのね。しっかりかわすし、きっちり当てるしで、ああー、どうやったらそんなに動けるの? もうほんと、参考になればと思ってはいるものの、これ真似できないやつだ。ええ、実にハイレベルな戦い、すごくエキサイトしましたよ。

大阪大会で印象的だったファイターは、司会、進行の人が推していたこともあるんですけど、ガノンドロフがね、目立ちまして、その後、飛び込んでみたオンライン対戦、試しにとガノンドロフを選んでみたら、いやあ、いましたね、他にも何人も。パワーにまかせて強引に勝てる、そんなファイター。やってると爽快で面白いのは確かで、けど難しいよねえ。いや、どんなファイターでも難しいのは一緒か。途中で自分はシモンに変えたのですが、そうしたらガノンドロフ3人とマッチングしたりして、ああ、惜しい。自分が変えてなかったらガノンドロフ大会になったのに。いや、もしそうなったらいいようにふっとばされて負けてただろうなって思います。

オンラインに参加した当初は、なぜか世界戦闘力の初期値がやたら高いせいもあってまるで勝てなかったんですが、現在は15万から30万くらいに落ち着いて、勝ったり負けたりしながら楽しんでいます。使用ファイターは、なぜかはわからんのですが、シモンに落ち着きました。あと、たまにリンク。シモンは飛び道具が充実してるのと、ムチのリーチ、これがよいなあと。ただ攻撃の出が遅いので、うまくしないと押し負ける。このへん、うまく攻撃を回避していく読みや技術が重要になっていくんだろうなあ。

先月は、スピリッツ集めとクリアゲッターに取り組んでいるといっていましたが、これ、スピリッツはコンプして、クリアゲッターは残りひとつとなっています。オンライン、だれでも対戦で200戦が残るのみですね。なので、もうあとは時間が解決してくれる。のんびり、オンラインでうまくなっていければいいなと思っています。

2019年2月16日土曜日

TETRIS 99

先日のNintendo Direct、私は見てなかったんですが、だって朝の7時からとかって無理やん! なので後から概要だけざっと追って、やっぱり映像は見ていないんですが、楽しみなのはあれですかね、『ゼルダの伝説 夢をみる島』。実をいうと、私、ゼルダのシリーズ、ほとんどやってません。初代と『リンクの冒険』、3DSで『時のオカリナ』、あとは『ブレス オブ ザ ワイルド』。なのでいろいろやってみたい、そう思っていたところだから『夢をみる島』、楽しみです。そして『SUPER MARIO MAKER 2』。でも、前作は持ってるんですが、あんまりしっかり遊べてないからなあ。ここで2を買ったとしてもどんだけ遊べるものか……。さて、今日とりあげるのは『TETRIS 99』です。とりあえず今日遊んでみた、それだけの話なんですが、これ、どんなのかと思ったら、結構面白いんですね。いやあ、やられました。こんなにもとは、でした。

そもそもテトリスを遊ぶのは何年ぶりだろう。昔、めちゃくちゃ流行ったゲームです。シンプルなルール、シンプルな操作、なのに面白い。延々遊び続けられる、そんな中毒性があって、ここから落ちものパズルゲームの時代がはじまった、まさにパイオニア中のパイオニア、こんなところにこんなフロンティアがあったとは! みたいにのけ反るほどの衝撃のあったゲームでした。

しかし、テトリス99、ここがわからない。バトルロイヤル? 99人で対戦するの? 99人分のおじゃまブロックが降り注ぐ? まったくわからないままに、まあとりあえず無料だから、なんのかんのいってもテトリスだからとダウンロードして遊んでみたら、これがまた大変、面白いのよ。気づいたら30分くらいたってた。わお。時間泥棒。

このゲーム、左のスティックで攻撃ブロックを送る相手を選んで、右のスティックで攻撃手段を選ぶようになってるんですが、その攻撃手段、3種類あるの、さっぱりわからん。なのでランダム、おまかせにしていました。攻撃相手も選んでる余裕とかなくなってくるので、基本無視。ただただブロックを消すばかりのゲームでしたが、それでも面白かったです。

Proコントーラーで遊んでいたんですが、これ、Proコン、駄目ですね。上を入力するとハードドロップといって、ブロックが一気に下に落ちるんですが、これが誤発する。後期Proコンだと対策されてると聞きますが、私のは初期型。十字キーがふにゃふにゃで、右入力したつもりが上が入ってしまう問題があるんですよ。いやあ、ブロック消そうと頑張ってたら、突然下に落ちるんです。あれーっ!? って思ってももう遅い。これ、こういう攻撃があるのかと思った。でも試しにオプションでハードドロップをオフにしてみたら発生しなくなったので、ああー、やっぱりProコンのせいだったか。なので、テトリスを遊ぶ時は、ProコンならハードドロップOFF、ハードドロップを使いたかったら上下左右がボタンで分かれてる連結Joy-Conを使うのがよさそうです。

というわけで今日のベスト順位はといいますと、14位でした。いやあ、これ、まぐれですね。生き残りが減るほどに落下速度が上がっていくんですが、終盤はもう考えてる余裕、それどころか回転させる余裕すらなくて、ほんと、一桁になっても生き残ってる人たち、どんだけ反応速度がはやいのか! ですよ。太刀打ちできる相手じゃないなってのが素直な感想です。

2019年2月15日金曜日

疲れているので休みます

疲れているので休みます。

2019年2月14日木曜日

ゼブラ エマルジョンボールペン ブレン bLen

 私はボールペンが苦手です。その構造から、ペンを立てて、ある程度の筆圧を加えて書かないといけない。その筆記角度も力加えないといけないというところもどちらも苦手。さらに加えていうと、書き出しでインクがかすれるところ、ほらボールが回転するまでの間ね、それとインクがダマになるところ、嫌いなところはいくらでも出てきそう。可能であれば極力使いたくない、それがボールペンなのですが、私の習っているペン習字の講座でですね、年に1回あるボールペン課題、これがために嫌だ苦手だといっても手にしなければならない、それがボールペンなのであります。

水性ボールペンとかゲルインクとかなら大丈夫なんじゃない? といわれそうですが、それが駄目なのですよ。ボールペン課題はボールペンでの筆記が必要、水性などの筆致だと万年筆と区別がつきにくいので油性を使えとの指示がある。なので一時期、油性インクで評判のいいものをいくつか試して、例えばJETSTREAM、これはすべりすぎるきらいがあって今は使っていません。それからパワータンク、これは比較的気にいっていたのですが、書き出しカスレが気になったんだったかなあ、今はまたやっぱり使っていなくて、今は思考停止状態、いただきもののレグノで課題をやっつけています。

bLenは筆記ストレスの軽減を目的に開発されたペンなのだそうです。Twitterでですね、こいつはいいぞっていうtweetが流れてきましてね、ほうほう、そんなにいうなら試してみたい。公式サイトを見てみると、ペン先のブレを防ぐ、そんな構造になっているのだそうで、なるほど、ブレないからbLenか。また低重心であるとのこと。つまり、ペンの重さに頼れるのかな?

いろいろ期待して、機会を見て購入して、それで試し書きしたのが以下のもの。

字がまずいね! まいったよ、やっぱりボールペンは苦手だわ。

試し書き程度だとダマについてはよくわかりませんでした。低重心については、筆記時にペンがフラフラするようなことはないのだけど、重さに頼って筆圧をかけないでいい、みたいなことはありませんでした。ペン軸、軽いんですね。書き出しのカスレは今のところ問題になりません。もしかしたら長く置くことでインクが変質して発生するようになるのかな。これは要観察ですね。

ボールペン課題はあと半年はありません。なので、このペンの真価はもうしばらくわからない。こうやってボールペンを嫌って使わないのが、ボールペンでの筆記が苦手な原因になってる気もしないではないのですが、ともあれこのペンに期待したいところです。

ああ、そうそう、購入したのはインク色、黒の0.5mmと0.7mm。大きめの字粒でしっかり書きたい向きには0.7mmがよさそうです。

2019年2月13日水曜日

気持ちが抜けてしまってるので休みます

気持ちが抜けてしまってるので休みます。

2019年2月12日火曜日

『まんがタイムきらら』2019年3月号

『まんがタイムきらら』2019年3月号、昨日の続きです。

『初春が咲く』。よいですね。喫茶店、好評。新庄のコーヒーが評判というんだけど、同時にバリスタ新庄もまた人気なのか。柚子、ピンチやんか! ここで柚子が手のまわらない喫茶にヘルプで入っていくの、よかったですね。頼もしい。もう自然に、なんら気負うことなく手助けする、この気さくさ、見つめる新庄くんもちょっと意味深、いいじゃないですかあ。その後の会話もね、苦手なことあったねって、くったくない柚子の笑顔。受ける新庄のあの顔、いいねえ、とてもいい。ふたりの互いに意識してる、そんなところと、でもじゃあつきあう? みたいにいかないスローな感じ、これがいいんですね。そして後半の勉強のくだり。ああー、新庄、自分もそんな感じだった。好きな教科はいいんだけど、それ以外が酷い。でも、それをいさめる柚子。かっこよかった。そうかあ、学年3位か。柚子、後光がさしてましたよ。

城下町のダンデライオン』。帰国する機内で見た夢にあらわれた父の姿。ああ、これを見れば、父は娘アンジェのことを思いやっていることがよくわかる。簡単に能力を使ってしまおうとするアンジェに対し使うなという父の真意は、代償、記憶の消費されることを心配してでしょう。それがアンジェにもわかっているのかどうなのか。わかってないわけでもないと信じたいんだけどなあ。しかし今の父のアンジェへの態度、あまりに硬直的で威圧的、頭ごなしの物言い、これがどういう思いあってものなのか。支配的な父でありたいのか、いやそうではないだろう、と思いたんだけどもうわからない。こんな言い方したらアンジェは反発して、そりゃ能力でもなんでも使ってしまうだろう。おそれていたことが、おそれていたままにおこなわれようとしている、この緊迫のヒキ。もうほんと、アンジェはどうなるのか。ハラハラがとまらないです、これ。

My Private D☆V、『さかさまロリポップ』の春日沙生です。D☆Vポイントは、女の子×学生カバン。しかも、これ、面白いのが、ココスキポイントがですよ、カバンにくるんだ! ランドセルならもたれた時にできる肩周辺のスキマや底の金具。リュックなら肩紐長めに下げて背負ったその下あたり。スクールバッグならポケットときましたよ。面白い。カバンだけでは成立せず、そこに人が、女の子が関わることで成立するD☆V。こうした萌えというべきか、可愛いと思う感情は、ただモノだけでは生じることなく、また人だけでも弱くくすぶるばかり。ところがその二者が組み合わさることで成り立つ関係や物語が、一気に感情を萌芽させるのだということ、よくよく思わさせるものありました。しかしこのココスキポイント。ランドセルのガチャガチャした金属部品、あれ、なんかわかります。自分の感覚はちょっと違う、ガジェット趣味かも知れませんけど、あれがいいというの、なんかわかる気がするんですね。

2019年2月11日月曜日

『まんがタイムきらら』2019年3月号

『まんがタイムきらら』2019年3月号、昨日の続きです。

『海色マーチ』。冒頭のギスギス感、それがいい感じにやわらいで読みやすくなって嬉しいなあ。とはいえ、珊瑚の周への態度、やわらいでるとかないんですけどね。いや、そうなると、もしかして自分が慣れて心地よくなってきただけ!? 今回は珊瑚と周が引き潮の海に潜るんですが、潮だまり、あれ面白いなあ。そうか、日に照らされて熱くなるんだ。お風呂だ。へー、とか思っていたら、この潮だまりが後々効いてくるのね。とてもいいよ、ここでの話、事前の準備だったんですね。海の中での情景、ルリスズメダイに感動する周とかいい感じ。わりとどこにでもいるってありますけど、それでもきれいな魚見られたら嬉しいよね。そしてゴンズイからのあの流れ。毒とか吸い出して大丈夫!? ちょっと心配になりました。でもって、熱い潮だまりにつけるのね、周ごと! なるほど、熱で毒が失活するんだ。この周辺のやりとりも面白かったです。

『迷子の猫と放課後の魔女』。比奈が呼び出した使い魔の猫娘。本来は人の姿はとらないのか。人の姿、しかも子供、あまりに力がない、弱々しいって戸惑う猫の子、とりあえずリンと名づけられたこの子の発言見るに、バリバリ働きたい、力をふるいたい、そんな性質を感じさせてくれますね。ふらっと出ていってしまったリンを追う比奈、ここでこの人の能力の可能性が示されたところ、これ、ぐっときましたね。魔女になったばかり、けれどそれで鳥の視界を借りることができるのか。まだまだひよっこ、けれど伸びる可能性にリンも比奈のこと見直したようで、ええ、ふたり、いいコンビになっていきそう。期待も高まります。

『トールさんの通り道』。これ、やっぱり面白いです。魔物の住まう森で商いしているトールさん。この人が街にやってきた目的、森で採集した原石をお金に換えるためなんですね。街の広場でショーをやっていた人形つかいのアーティ、この子が原石に興味を持つんだけど、そうか、トールさん、アーティに出会えてよかったね、これ。だって、ずっとボラれてたんでしょう? 道具屋のおっさんはひとつ500マニーでっていうけど、乱入してきたアーティと競り合って15000まであがって、どんだけ足元見られてたの、トールさん! あの駆け引きの途中、そっとアーティに高額貨幣手渡したくだりね、やるなあ、このしたたかさ、かなり好き。トールについていきたいアーティと、それを拒むトール。いずれ組むことになったりする? とか思ってたら、魔王倒した勇者との関係が示されたりね、これ、結構な重要な要素だったりしそうですよね。トールの強さ? 底知れなさ。そして勇者のサラ? 彼女から逃げたのはなぜ? トールのこと、このあたりから見えてきそうですよね。

2019年2月10日日曜日

『まんがタイムきらら』2019年3月号

『まんがタイムきらら』2019年3月号、昨日の続きです。

『夢見る!ルネサンス』。なんなんだろうなあ、よくわからないんだけどこの漫画、好きなんですよ。細かいこといったら、ルネサンス・フィレンツェの時代背景とか様式とか、そういうのがリーチャにどれだけ反映されてるのか、みたいなことになるのかも知れないけど、それが不思議と気にならない。というか、気にする気にもならない。ただただ素直でいたいけなリーチャの現代日本におけるほのぼの生活、そいつをながめて、なんかうれしくなって、これ、あれか? 大泉逸郎の孫的ななにかか? だとしてもいいなあ、そういうのもいいかも知れない。今回の、町に出たリーチャの姿、ルンルン歌って、園児と一緒に横断歩道わたって、猫の絵描いて、犬にほえられて、ってそれがな、いいのよ。うん、孫的ななにかでいいのかも知れませんね。学校でのことも、リーチャが噂になったり、レンの誤解がさらに広がったりするのね、次のなにか展開に繋がったりもしそうだけど、しないかも知れない。そのふんわりさ、悪くないんですよ。そうそう、ラストに現れた女の子。この子はこのほんわかな状況に一石投じるのでしょうか? いや、同じくほんわかに取り込まれるのかも。これ、どちらでもいいなあ。楽しみ。

うらら迷路帖』まさに、クライマックスに向けて昇っていく! そんな展開が熱いです。目的の場所が判明し、いざ皆で突破せんと赴けば、そこはかつて呪いに落とされたうららたちがお化けとなってたちはだかる危険の地。弟子たちが前へ進めるようにと、身を張って道を作る師匠、先輩たちの奮闘に、娘のため、そしてかつての友のために身を砕かんばかりの紺の母。ああ、物語はここからさらに高まりを見せて、若いうららたちの過去積み重ねてきた研鑽と、そして未来へ向かわんとする意思が自身の運命を切り開いていくその様! 胸に押し寄せるようにして感情が溢れて、もう大変でした。コミカルな描写も挟みつつ、皆それぞれに凛々しさたたえたいい表情を見せてくれて、もうたまらなかった。素晴しかったです。

『さかさまロリポップ』。面白い試みしてますね。二日連続の遊園地、というのだけど、その見せ方、テンポが四コマのそれから逸脱して、途中途中に挟まれる横長のコマ、お好きなタイミングでお読みいただけますというその仕様。事態の同時性を現したり、また本来なら4コマ目が担う一旦の落着、一度落ち着いて次へと向かう踊り場のような効果を持ったりと、自由だなあ。でも、こうした自由さ、いいと思う。四コマのスタイルを重視する人もいるとは思うけれど、こうした試みがまた開くものもあるでしょう。4コマごとに踊り場がくるのではなく、6コマ目に落ちたり、また横長コマが映像でいうところのアイキャッチ的なポーズをかけてきたりと、一定のリズムに寄らない変拍子。するするとひっかりなく続いたと思えば、ポーズ、さらに大きなポーズに続いて、またするするすると流れていくその流れのかたわらにひょっこりと顔を出すのが並進するもうひとつの時間軸。この一定でない進行が不思議な抑揚生み出して、オーソドックスな四コマとも違う、コマ割りの漫画ともまた違う、独特の時間感覚が現れていた。悪くなかった。横長コマのタイミングを読者の自由にまかせるというのも面白かった。お話としては極めてほのぼのなんだけれど、久しぶりに興奮しました。

2019年2月9日土曜日

『まんがタイムきらら』2019年3月号

 『まんがタイムきらら』2019年3月号、発売されました。表紙は『けいおん!Shuffle』。三人娘が混ぜる、しぼる、わたすでバレンタインデーですよ。3人ともにいい表情。見事な笑顔の紫に、静かに微笑んでみせる楓、真帆だけがちょっと虚をつかれたような表情していて、この違いそれぞれがこの子たちの個性を物語ってると感じさせていいんですね。それにしても穏やかな笑み浮かべる楓、素敵な人。なるほど、真帆が夢中になるわけです。

『けいおん!Shuffle』。うどん食べてる紫、素敵……。ああ、おうどん食べたいねえ……。さて、扉絵紫が不思議と違和感、それからなにか懐かしさ? なぜ? なぜなのか? 今回、紫、桜高に潜入ですよ! おお、懐かしい顔、顔、顔! しかし、当の軽音部の存在感が希薄だったりするところね、いいわあ、これだよ、これ。とくにうまいわけでもないし、有名なわけでもないのに、たまにころっと引っかかる人がいるっていうのがね、ああ、あの一年目の学園祭ライブ、あれ、どれほどに奇跡のできだったったのか? 紫たち3人の描写もいいですよね。なんで音楽をはじめたのか? って時の、あのなにもなさ! すごい。めっちゃ笑う。潜入翌日の部活動、あんまりうまくないわね…、のおかしさも。最高でした。そして謎の人、莉子先輩。なんでそんなになんでもできるの!? 謎すぎる、謎すぎます。ああ、そうそう、紫渾身のお前ーっ!! これもまた最高でしたよね。

『佐藤さんはPJK』。いきなり千春がすごい顔してるんだけど、なにがあったの!? と思ったら、自画像なのか。というか、その絵、わりとレベル高いよ! さらに、この絵に本物をどんどん寄せていく。ほんと、のっけから面白かったんですけど、この後がさらに面白いってんだから見事ですよ。PJK佐藤の自画像のハイレベルさというか、まさかのトリックアート。ほら、誰だっけ、絵の中に絵を描いてる自分描いてた人いたよね(ベラスケスでした)。そんなこと思わされるいたずらっぽさ? でもPJKのはユーモアとかいたずらっぽさとか感じさせないんですよね。その本気感みたいのがまたおかしいんですね。今回、つっこみどころはたくさんあるんですけど、って、毎回か、ともあれあのボディーペインティング、ボディー自体がゴツくなってない!? ほんと、このおかしさ。さらに、またトリックアート。めちゃくちゃな展開だけど、勢いでぐいぐい引っぱっていかれちゃう。もう、最高でした。

『一畳間まんきつ暮らし!』。夜中に火事!? と思ったら、夜食に汁なし担々麺を食べてました。って、その茹でてる麺は替え玉なの? あの茹でられてる麺の質感、危険やわ。今まさに夜中、まさに飯テロってやつです。この勝手夜食から漫画喫茶で提供する食事、そちらに展開していくの面白かったです。やたら役にたつ芽衣子。田舎では家事一切担ってたっていうけど、あのかまど使ってるのは万里花の想像よね? 皆で出しあうアイデア、音緒のレトルトアレンジ、あれは悪くないんじゃない? とは思ったけど、たくさんのお客に提供するには手間がかかりすぎる? でもって梨絵の箸欲しい派、ああ、すごくよくわかる。私も箸ユーザーですよ。結局はシンプルにおにぎりで決着ですけど、とんでもない豪勢にぎりとかにはいかない、その手の届く感じ、こういうのがよかったですよ。手探りで店を守り立てていく、そうしたところに魅かれたんですね。

2019年2月8日金曜日

『まんがタイム』2019年3月号

『まんがタイム』2019年3月号、昨日の続きです。

『ハニトラなんか怖くない!』。山田さんと一緒に仕事することになった綾小路。なるたけ接点を減らそうと思うのに、あらゆる行動が見透かされている!? 綾小路のよき理解者なのか、あるいはつきまといの一種なのか。あまりにうわての山田さんに綾小路たじたじ。これ、綾小路の考え過ぎ、あまりに心配しすぎからの行動、奇行が面白い漫画ですけれど、実際綾小路の立場で山田さんからのアタック受けたら、うわ、こわー、ってなりますよね。今回は、も? 山田さんのペース。その意味深な目配せに、部長が心配してる! さて、今回の最後、緊急回避を試みた綾小路ですが、飛び込んでしまったジムとインストラクター? のお姉さん。この人がまた今後かかわってくるのかな?

『ウレ漫とガケ漫』。神木と白井の待ち合わせ。いったいなにかと思ったら、白井の連載が決まったこと、そのお祝いだったんですね。いやもう、これがかっこいいの。神木、誰からも連載決定のしらせ受けていないのに、ネームを見たときに通るって確信して、すぐさまレストラン予約ですってよ。すげえ、かっこいい。この決断力にしびれます。レストランでウェイターが、見るからに年若の女の子がおじさんにごちそうしますっていうの聞いてビビってるのおかしかったですね。そしてここからの神木との会話ですよ。次のアシスタントにもう頼んだって聞いて寂しさ覚えたと思ったら、すぐさままた白井のカレーを食べたいって、お、白井っち、ほっとしたな! で、ここからですよ。漫画家やめるって!? この話、いったいどう転がるの!? 最終回目前に、えらいの放り込んできましたよ。

『犬がいるので帰ります』。俊と春奈、ふたりつきあうことになったわけだけど、なんだろう、似た者どうしとしかいいようがないよな、これ。春奈は俊からいい影響受けて、仕事も順調。俊は俊でいつもどおり、通常運転ですね、と思ったら、マロンちゅん、風邪ですか! デートもキャンセル!? いや、看病デートにすりゃいいじゃん! と思ったら、おお、そうなりましたね。突然の春奈来訪に弟がうろたえるのね、おかしかったわー。しかもシャツ、♥マロン♥ザ☆ワールドじゃん! それにあの顔! おかしかった。犬好きがあまりに亢進して尋常でなくなっている俊だけど、春奈という理解者を得られて本当によかったですね。そして春奈、お家デートというの翌日になって気づいたんだ。あの取り乱しよう。ほんと、いつもは落ち着いてる、そんな人たちの狼狽する姿見られて、ちょっとめずらしい回でした。

『見上げればいつも妹が。』。遥が春休み。なので家事は自分がやりますよっていうんだけど、それでツブテが心配していて、いや、遥のことじゃなくて、兄としての役割がって、そっちか! 妹の自立とかいってるツブテの話聞いて、大杉の考えること、これがまたおかしくて、いや、いいよね、大杉、おかしくて。この人、大好きですよ。遥が家事全般を担当してみて、思ったよりも大変だって思うところ、これがまたよかった。料理のレパートリーの少なさを思い、兄に相談したら、ものすごい量の料理本が出てくるっていう! どこにしまってたの! 遥が妹になったこと受けて、きちんとできないとって勉強したんだ。すごいよね、ツブテ。遥、健気だっていってますけど、ほんと頼れるやつじゃないですか。でもって遥もすごい。もうね、このふたり、互いに影響しあって、どんどん成長していく。いい関係だなって思わされますよ。

2019年2月7日木曜日

『まんがタイム』2019年3月号

 『まんがタイム』2019年3月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』をメインにしまして、カレー!? なんでカレー!? しかも、かなりからいやつ! 部長代理が火を吹けば、『花丸町の花むすび』花子も同じく火を吹いて、『おねがい朝倉さん』朝倉さんは真っ赤な顔して涙目。『ハニトラなんか怖くない!』綾小路は、なんだか山田さんに無理に食べさせられてる!? いや、食べざるを得ない状況に追い込まれて!? みたいに思わせるところあったりして、いやはや、面白い表紙になっていますね。

『良倉先生の承認欲求』。良倉先生、いい感じにおかしくて、今回は相談持ちかけられるんだけど、そんなに嬉しいのか。というか、先生人望ないもんな。その相談内容というの、SNS上でのつきまといなんだけれど、その悩んでる星畑の表情。よかったですよ。困ってる、けれど無下に扱って嫌われてもかなわない。その板挟みで、ゆううつで、ほんと悩んでいるというのがよくよく表されていて、だからこそですよね、先生の無情なブロック! この見事な割り切りが生きるわけですよ。でも、先生、なにも考えずブロックとかじゃなく、星畑のことちゃんと考えてくれてるんですよ。とか思って見直したのに、時々に現れる歪んだ先生のSNS観に苦笑。ほんとおかしい。しかもこの歪み、後々にまで効いてきて、おおっと、後半は星畑優位の展開だーっ! このどちらかが上ってわけじゃない、なんだか対等にふるまえるところ、とてもいいと思う。ええ、後半星畑、すごく頼れる、そんなところ、かっこよかったですよ。

『茨城ってどこにあるんですか?』。偕楽園の紹介ビデオを撮りますよ。多恵が主役に抜擢されてるんですが、この子明るくてすかっとして気持ちいいでしょう、いい人選だと思いますよ。けど、選ばれて承諾得るまでのあれこれ、なかなかに難航したようで、その様子がおかしかった。上司から動画を求められて、急に慌ただしくなる女性陣。私もなまってないけどからの、え? 4連発とか最高でしたよね。その後の多恵との交渉、しぶる彼女を落とした鈴子の殺し文句もいい。ほんと、鈴子がうまいのか多恵がチョロいのか。後者っぽいな。ほんとキャラクターも生き生きとして、見ていて実に楽しい、面白い。悪くないですよ。そして森戸。この子も実にいい。よっぽど多恵のこと好きですよね。

『八犬伝の義理娘』。やっぱり面白いなあ。この人の漫画の人情? 人となり? 独特のテンポや間でもって語られるちょっとコミカルで、親しみやすさ感じさせる登場人物のふるまいが見ていてとても面白い。馬琴、失明のピンチにあっても、頑固偏屈をこれでもかと発揮させてるわけですけれど、それがちゃんと頑固偏屈さを伝えつつも、決して不快にはさせない。追い出されてる彼らがどう思ったかはわかりませんけどね! ともあれ、義理の娘、ミチが代筆者に抜擢されてというの、この人の人柄、人徳だよなあ! そう思わせるところ多々あって、ほんと、まさかの抜擢に驚くところ、そこまでかい? あなたしかいないって、みんな思っていたよ。ええ、まさかの役割に戸惑いつつも奮闘することになるのでしょうか。八犬伝、誰よりもはやく聞けますね!

2019年2月6日水曜日

『まんがタウン』2019年3月号

『まんがタウン』2019年3月号、昨日の続きです。

『ちこはゲーセン一番星!』。残念だけどここからラストスパートになっちゃうのだそうで、ああ、今からでもコミックスが売れて、今からでも継続になったりしないものかなあ。はかなくもそんなことを思ってしまうのは、この漫画のこと、ことさら気にいっているからなんでしょうなあ。今回はパンチングマシーンの話。あの、どかーんと殴るやつですね。今のは、カメラで不正がないかとか確認してるんですね。意外とハイテクで驚きました。ちこがほがらかにパンチを楽しんでるのがね、ほんとに気持ちよくって、見てるだけで楽しくなる。そしてちこが解決したゆめさんの悩み。ほんと、これ、ひとつの真実ではあるけど、悪い例ひとつで結論出しちゃ駄目かもですよ! ちこちゃんに叱られる、ちょっとした小ネタも面白かったです。

『みんな猫に恋してる』。最終回ですね。一気に時間が一年進んで、結婚式ですよ、結婚式。鹿目と四方木!? と思ったら、全然違いました。まさかの彩月ママと課長代理。そうか、課長代理、やったなあ。やたらデカくなったこじま係長とか、社長の挨拶を食ってしまう島田課長の存在感とか、定番、期待のネタ、展開が続くのもよかったですね。そしてブーケトス。鹿目がとるんだと思うじゃん! それがあの展開、おかしかった。四方木と一緒に写真に写った鹿目の笑顔、おだやかでいい表情でした。結局はこの人の生活も、四方木のいろいろも、特に変化なく終わったのですが、それでもなにか兆しがあったりするんかな、なんて思わされるところあって、いや、これはただ自分が期待したいだけなのかも知れません。

『あいたま』。先生、そういえばアナウンサーでした。ついつい忘れてしまう。そんな先生の起死回生? IT企業のイケメン社長とのデートなんですが、なんとしても好印象を残したくて必死。ウソでもなんでもついて、というんですが、そうか、内面の葛藤ですよ。世の中にはしれっとウソついてなんら苦にしない人もあるのに、こんなに悩んでモヤって苦しむの、この先生の人のよさも感じさせますよね。基本、お調子者なんだけどね。そんな先生にふりかかる偶然の罠。バニラに遭遇、樹里にも遭遇、その時々の必死の回避、内緒にしてくれるよう合図を送っても全然伝わらなかったり、でもって樹里ともなると、私にはなにも見えません! 幻扱いかよ! すごいよ、ウルトラCすぎない!? けど、そんな先生も蓮のピンチには黙ってられなかった。この展開、ほっと安心して、よかったって思えるものありましたよ。そして、あれ? 豆まきしなかったからかな? 鬼が見えるね……。今回の出会い、残念ながら縁はなかったのかも知れないけれど、長い目で見るといい出会いだったんじゃないかなって思ったんですが、甘いですかね? なにか、こう、先生、大逆転とかないですかね?

2019年2月5日火曜日

『まんがタウン』2019年3月号

 『まんがタウン』2019年3月号、発売されました。表紙は『新婚のいろはさん』。夜にお出かけ? 自販機で暖かい飲み物買って暖をとってるの、雰囲気のある実に素敵なイラストですよ。自販機の光に照らされて浮かびあがる輪郭。表情は影に入って、けれどそれがすごくいい情景になってる。後ろで座り込んでる始。手袋を噛んでくわえて、缶コーヒーにタブにとりかかってるの、あ、これ、うまく開けられなくてイーッてなってる!? ちょっとしたことにも想像の広がる、生きた感触あるイラストです。

『新婚のいろはさん』。この作者は本当にうまいですよ。いつぞや出てきたラーメン店、あざなわにいろはさんがひとりでやってきた。いつにないけわしい表情、店主が声をかけるんですね。ケンカでもされました? いつも一緒のふたりがこうしてバラバラに行動している。それでわかる似てるところ、相手のこと心配しているところ。ああ、ほんとうまいよなあ。相手がいないことで、その相手のことをどう思ってるか、相手のなにを心配しているか、それが浮き彫りになる。かと思ったら、店主がダメージ受けたりいろいろ困ったりする面白さもあって、このいつもと違ったテンポ、視点、展開が新鮮。実によかった。ほんと、見せ方の幅が広い、そんなよさ感じさせましたわ。

『うみゃーがね!名古屋大須のみそのさん』。今回は名古屋のラーメン扱いまして、おお、スガキヤ。知ってる。あの独特のスプーンが有名なチェーン店だ。ちょっと面白いですよね。あのスプーンでスープ飲んで、フォーク部分で麺を食べる、かと思ったら普通に箸を使ってますね。そりゃそうか。台湾ラーメンも有名ですよね。台湾にはない台湾ラーメン。そうか、創業者が台湾出身なんだ。かなり辛いというの、一度食べてみたいなあって思ってたんです。ベトコンラーメンも聞いたことある。名古屋というと味噌という印象が強いけど、ラーメンは味噌ラーメンじゃない。そうした話から、新しい味噌ラーメンを模索するというの。味噌とんちゃんを名古屋以外で入手できるのか? という問題もあるけど、魅力的な提案もあって、ええ、夜読むには向かない漫画ですよ!

『恋するヤンキーガール』。文化祭の出し物、ハロウィンお化け屋敷とかいってるけど、中に入ったらとんでもないじゃないか。叫びながら飛び出してくるアヤメちゃん。これ、自身怖がってるのか。いやもうものすごい。アヤメちゃんのお化け屋敷を怖がる理由、これがナギに伝染するところとか面白かったですよね。それでちょっとふたりの距離縮まっちゃう!? って、そんな感じじゃないなあ。この、そうそう色っぽい展開にならないの、ふたりの美点だな。白装束のアヤメちゃん、その美しさが際立って、ナギくん、すっかり見入っちゃってますね。ほんと、落ち着いたら普通に美人さんだ。そんなアヤメちゃんの、受験勉強の合間のオアシス的な時間。ナギとふたり、いろんな出し物、出展をまわってる、その時の楽しそうな様。そしてふたり語り合う時間。ああ、大変よかった。とてもよかったです。

『小春さん、ずれてない?』。すごいことになってる。小春に女子力? の指導している千晶を見てじんわり感動している冬樹だけど、いやいや、ただ蚊帳の外になってるだけじゃん! さすがに焦りはじめましたね。ふたり一緒に水族館にいくというのに、冬樹、俺も一緒に! って、必死さが見えてきましたね。いやもう、ここからの展開、小春の導き出した結論、千晶とつきあえばいい! さらにいえば、彼氏がいなくってもいいんだって、自分を深く理解してくれる友達がいればそれでよかったんだって、ほんと、前提が音たてて崩れていくよ!? で、この前提が崩れて、じゃあお話は終わっちゃうのかと思ったら、ああ、また違う展開して見せるのか。特訓はいらなくなったけど、そうなると冬樹と絡めなくなっちゃうの? あの疑問のよぎる小春の表情、その微妙なわりきれなさ感じさせるところ、すごくよかったです。ああ、そうそう。サメリュック! こいつを背負った小春、めちゃくちゃ可愛いですよ。

2019年2月4日月曜日

疲れがたまっているので今日は休みます

疲れがたまっているので今日は休みます。

2019年2月3日日曜日

『まんがホーム』2019年3月号

『まんがホーム』2019年3月号、昨日の続きです。

『ふみのさんちの大黒柱』。家庭訪問のシーズン、にあはちょっと憂鬱? 両親は不在で、理人が保護者として対応するのだろう。それがいやってことでもないんだろうけど、やっぱり親がいいって気持ちはあるんだなってわかる。なんとなく匂わせながらも、それを口にはしない。にあはにあでままならなさを抱えて、でも誰かの重荷になるのも嫌だから黙っているんだな。大人だよね。でも、もうちょっと子供っぽくってよいんじゃない? 家庭訪問、にあが離席。この場から逃げ出したかったのか、あるいは本当にりーちを迎えにいく、その使命あってのことか。ここからの熊野先生の葛藤と、そして保護者としての理人の顔。それを受けて教師としての自身を取り戻した先生の語ったこと。ああ、にあのこと、近くにいる大人がちゃんと見てくれている。それがいいなあって思ったんですね。と、いい話だけで終わらないのがこの漫画か。両親帰国! おおう、家庭訪問、どうなるんだ。一波乱なのかい?

『うちの秘書さま』。めちゃくちゃ面白い。はじめがバレンタインデーのチョコを作ります。そそのかした、いや、アドバイスした山田も手助けしてくれて、っていうんですが、山田、めちゃくちゃ面白いよ。庭師の田中さん目当てなんだけど、途中で本気になったというか、はじめのこと見てらんなかったというか、ついに本格的にテンパリングしだしましたねのくだり、もう最高に面白かった。シャー。あの孤独な背中に浮かぶ目覚めた職人の心意気。おかしい。ほんと面白い。その後の田中さんとの交流? も、いつもは見守られてるはじめが見守る側だよ! ほんと、いつもと立場が違う面白さ。ラストの七瀬も最高でしたよね。そんなにか、そんなにダメージか。ほんと面白かった。

『歌詠みもみじ』。こちらもバレンタインデーのチョコづくり。パパさんの昔語り。だいぶ美化したりと横着なことしてますけど、ママさん、適宜ツッコミ入れていきますねえ。で、若い頃のママさん、もみじそっくりやん! パパさんとつきあいはじめたころで、でも盛り上がってるのはパパさんだけっていうの、ほんと、さすがよな。チョコレート欲しがってるの知って、あの憂鬱そうな顔するところ、ほんと、最高だと思う。さらに、手作りするくだり、リカに手伝ってもらうのはいいけど、やること無茶苦茶! カカオ豆どこに売ってるのとかいいだすし、チョコレート溶かすのも、フライパン使おうとしたり湯に直接投入しようとしたりと、荒っぽいことったらない。あまりに手を焼いたリカが、お願いまず話を聞いて、音をあげそうになるところとか、もうめちゃくちゃ面白かったです。

2019年2月2日土曜日

『まんがホーム』2019年3月号

『まんがホーム』2019年3月号、昨日の続きです。

『孔明のヨメ。』。三顧の礼、終わりましたね。孔明を訪ねてきた劉備。曹操にいかに対抗するかを問うて聞かされる天下三分の計。そうか、簡単に荊州、益州を取るってわけにもいかないのか。その2州を取るということは、劉備の縁者でもある劉家から奪うということ。さらにいえば、荊州の劉家は孔明の縁者でもある。それでも取れという孔明の、あまりにシビアな言葉と、その奥にある気持ち、根源に触れた劉備の様。ああ、このふたり出会うべくして出会ったか、そう思わせるものあって、実に感動的。そして、ここからの孔明と月英ですよ。月英、すっかりお見通しじゃないですか。もうすでに用意も覚悟もできていて、ああ、そこに互いに思いあう気持ちがあるというね。妻を危険な目にあわせたくない孔明の気持ちあらば、夫の可能性を狭めたくない月英の思いもあって、いやもう涙なみだではないですか。かくしてまずは新野に急がねば。そういう話だったのが、まさかの月英も劉備に見出されちゃうっていうね。ああ、発明家月英の面目躍如だよ。このちょっとしたコミカル、なんかほっとしました。

『鬼ムコさんと花ヨメさん』。節分の情景、鬼は外、福は内。と、なるほど鬼ムコさんにからみそうなネタがきたじゃありませんか。そう思ったけど、いやあ、大和さん、とりわけ退治されたりしなかったですね。大和と小巻、ふたりの様子、ますますほのぼのとして、あんなに刺々しかった大和も優しさ? それから自身の本音を素直に語れるようにもなって、いやあ、よいよ、よいね。そう思っていたら、なんだよ、びっくりだよ、今回で最終回!? おおう、まいった。まいりましたよ。でも、いい漫画だったなあ。ふたりの雰囲気、よかったよなあ。

『スナックあけみでしかられて』。バレンタインになにをするかが悩みです。甘いものが好きな人ばかりじゃない。だから、ちょっとはずしたものを用意したいという、これもまたもてなしなんでしょうなあ。心配りです。さて、今回、会計士さんの刺した釘、あれ面白かった。お客ばかりかあけみママにまでぐっさりいってるのがいかす。さらに追い討ちまでかかる。素晴しい。乃里ちゃんの情報戦もいい感じ。あけみと鈴木先生のこと、応援してると思わせて、いざとなったら後ろからグサリか! 怖ろしいな。でもそんな乃里がいいです。でもって乃里ちゃん、チーママスタイル、最高じゃないですか。うん、とても魅力的。扉絵のふたりもいいけど、本編最終ページのがいいなあ。なんだかしっかりして、しっとりしてる。対しあけみさんのあの頼もしさ? 福々しさ、なんか安心してほっとする、そんなよさがあるなあ。あ、そうか、鈴木先生もその口? あけみさん、長期的に見たら、ドキドキよりも福々、それが断然いいですよ。

2019年2月1日金曜日

『まんがホーム』2019年3月号

 『まんがホーム』2019年3月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかがお菓子? パンケーキか、一生懸命作っていまして、ああ、バレンタインシーズン。『天国のススメ!』は十子がハートのクッション、そこに太一が描かれて、いや、これ本物? 『週末親子』ユカは可愛いエプロン、チョコレート溶かしたボウル手にしてちょっと味見ですね。『孔明のヨメ。』孔明、月英のふたりは、なにを見てるのだろう。ちょっと視線の先、気になりますね。

『せり社長あっとほーむ』、ゲストです。大学を2年で中退、自宅にひきこもるも、持ち前のICTの技能活かして会社を設立。ああ、夢がある。雪城瀬利。人付き合い苦手、だらだら過ごすのが好き。けれどコンピュータにはめっぽう強い。憧れのポジションだ! 社員はふたり? こんな適当っぽい会社なのに、社長はパジャマなのに、女子社員には制服があって、男子はスーツ着るのね。社長はギーク、後輩社員はスーツってことなのかな? 銀行いって融資を受ける。けれど社長は交渉苦手で、なるほどこういうときのためのスーツか。そして社長は顧客からの無理難題を処理? いや、でもこれはつっぱねないといかん案件じゃ? とりあえず、特急料金むしりとってほしいところですね。

『河原課長とギャル部下ちゃん』。バレンタインデーに大きなハートのチョコレート持ってきた三崎。課長の机にどんと置いて、それ見た崇子さん、そうかこの子は課長が好きなんだって早合点して、エキサイトして、しかもその上どんどんエスカレート。まあ、確かに三崎の懐きようはなあ、なんか特別な感じがする。でもだからといって、どんどこどんどこ誤解していくその勢いったらノンストップで、見ていてハラハラ。うん、ちゃんと最後に誤解とわかってよかったですね。崇子さん、ちょっと面白がってたところは減点パパですが、河原のこと、心配してるんですね。そうした人情ってやつは、時に迷惑、時に親身ってやつなんでしょうね。

『ちっちゃい先輩が可愛すぎる。』。なんだこれ、さらに可愛さ上乗せですか? 眼鏡ですよ。なんか欧米っぽいテイスト。これはほんと可愛さ危険域。もうどうしたらいいんだろう。そう思っていたら、ああ、駒井先輩、大人っぽさ目当てで眼鏡に手を出したのか。うっとりって。伊達眼鏡を買いにいきます。高瀬もつきあいます。さらにチーフも加わりまして、ああ、チーフ、完全に面白がってる。みんなで眼鏡選び、面白がってるところいいですね。うん、ちょっとこんな風になるのわかる。でもって、眼鏡選びをアドバイスする高瀬の的確トークですよ。君、不動産関係に就職したの、間違ってたのでは? 眼鏡屋に就職した方が輝いたかも。ともあれ、高瀬のよさ見出して、それをよいとすぐ指摘するチーフ、いい上司ですね。ええ、眼鏡も似合っていいお姉さんです。

『おんなのおしろ』。七海は犬の方が好き。犬の方が猫より感情がわかりやすいとか、そういうのがあるのか。ちょっとナメられ気味で、反面七海から猫への興味もちょいと薄い感じ? この互いに近くなりすぎないところ、似たもの同士かも。ゆえに苦手なんだろうか。皆、微妙に自分の気持ちに素直というか、あまり気づかいしない、いや気づかいの方面が違うというか、うまくなくて失敗するというか、そういうところが人の暮らしの難しさとか面倒くささとかでもあるんだけど、面白さでもあるんだろうなって思えてくる。竹本改め姫川との会話とかも面白かったじゃん。けどその姫川が猫のこと、親身に答えてくれている。あまりべったりにならない、若干ドライめ、けれど信頼できるって思わせるところありと、なんか理想的なのかもな。なんて思う私も猫寄り性格なのかもですね。