2019年2月2日土曜日

『まんがホーム』2019年3月号

『まんがホーム』2019年3月号、昨日の続きです。

『孔明のヨメ。』。三顧の礼、終わりましたね。孔明を訪ねてきた劉備。曹操にいかに対抗するかを問うて聞かされる天下三分の計。そうか、簡単に荊州、益州を取るってわけにもいかないのか。その2州を取るということは、劉備の縁者でもある劉家から奪うということ。さらにいえば、荊州の劉家は孔明の縁者でもある。それでも取れという孔明の、あまりにシビアな言葉と、その奥にある気持ち、根源に触れた劉備の様。ああ、このふたり出会うべくして出会ったか、そう思わせるものあって、実に感動的。そして、ここからの孔明と月英ですよ。月英、すっかりお見通しじゃないですか。もうすでに用意も覚悟もできていて、ああ、そこに互いに思いあう気持ちがあるというね。妻を危険な目にあわせたくない孔明の気持ちあらば、夫の可能性を狭めたくない月英の思いもあって、いやもう涙なみだではないですか。かくしてまずは新野に急がねば。そういう話だったのが、まさかの月英も劉備に見出されちゃうっていうね。ああ、発明家月英の面目躍如だよ。このちょっとしたコミカル、なんかほっとしました。

『鬼ムコさんと花ヨメさん』。節分の情景、鬼は外、福は内。と、なるほど鬼ムコさんにからみそうなネタがきたじゃありませんか。そう思ったけど、いやあ、大和さん、とりわけ退治されたりしなかったですね。大和と小巻、ふたりの様子、ますますほのぼのとして、あんなに刺々しかった大和も優しさ? それから自身の本音を素直に語れるようにもなって、いやあ、よいよ、よいね。そう思っていたら、なんだよ、びっくりだよ、今回で最終回!? おおう、まいった。まいりましたよ。でも、いい漫画だったなあ。ふたりの雰囲気、よかったよなあ。

『スナックあけみでしかられて』。バレンタインになにをするかが悩みです。甘いものが好きな人ばかりじゃない。だから、ちょっとはずしたものを用意したいという、これもまたもてなしなんでしょうなあ。心配りです。さて、今回、会計士さんの刺した釘、あれ面白かった。お客ばかりかあけみママにまでぐっさりいってるのがいかす。さらに追い討ちまでかかる。素晴しい。乃里ちゃんの情報戦もいい感じ。あけみと鈴木先生のこと、応援してると思わせて、いざとなったら後ろからグサリか! 怖ろしいな。でもそんな乃里がいいです。でもって乃里ちゃん、チーママスタイル、最高じゃないですか。うん、とても魅力的。扉絵のふたりもいいけど、本編最終ページのがいいなあ。なんだかしっかりして、しっとりしてる。対しあけみさんのあの頼もしさ? 福々しさ、なんか安心してほっとする、そんなよさがあるなあ。あ、そうか、鈴木先生もその口? あけみさん、長期的に見たら、ドキドキよりも福々、それが断然いいですよ。

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