今日は休みます。
2025年7月14日月曜日
2025年7月13日日曜日
『押しかけギャルの中村さん』
『押しかけギャルの中村さん』、第69話を読みました。
『押しかけギャルの中村さん』
元気のないカリン。いったいなにゆえ? 明日は念願の同人誌即売会だというのに、しかもカリンの作家デビューだというのに、こんなに元気がないのはおかしい。秋山がカリンのこと元気づけようと、いろいろ話してみたら、ちょっとずつ回復? でもそこで、花見のことが尾を引いていると気づくんですね。とはいえ、花見の話はここで終わり。いずれ秋山がなにかしら対応していくことになるのかもしれませんけど、まずは目前の同人イベントに注力します。
同人イベントで秋山、大活躍じゃありませんか! カリンの本に出てくる妖怪くねくね。そのコスプレをやらされてるの! 脇から手が何本も出てる。謎のタイツ怪人になった秋山がですよ、いざ開会という段になって緊張するカリンの手を握り、そっとはげますんですよ。
で、このあとがものすごい。100部刷った。もし売れなくても、全部自分のもになるだけだって! 秋山、すごいな。愛そのものじゃんか、こんなの! 100冊残ったら、100冊全部俺のもの。これ、カリンにとっては全肯定ってやつですよ。物語も、そして自分についても、すべてを受け入れてくれる。そんな秋山の頼もしさ。いやもう、ここぞというところで光るやつです。
緊張が続くカリンがね、秋山、いやさくねくねの作りものの手を握ってるんですよ。不安を和らげようとしている。その様子がかわいくって、そして売れはじめるカリンの本!
ああ、ああ、動き出しましたよ! って、いやなにが? 物語が! というか、カリンの強張っていた感情がいきいきと動き始めた。そんな瞬間がすばらしい。
いやもう、これ、感動的よね。でも秋山さんのご本は残るのでしょうか? これは完売もある流れですよ!?
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2025年7月12日土曜日
『まんがタイムきらら』2025年8月号
『まんがタイムきらら』2025年8月号、昨日の続きです。
My Private D☆V
『江口さんちの純情サキュバス』の工藤えるです。
D☆Vポイントは、「叶わない片想いが好きです」。
届かぬ恋がというよりも、相手のことを思えばこそ伝えられない。そんな恋のかたちもあるのだという、その秘めたるところにポイントがあるようなのですね。
磯の鮑の片思い。
恋を秘めつつ募らせる思いの強さ。それだけの思いを抱きながら、相手に伝えることなく胸にしまっている。そのアンビバレンスもまた魅力のうちなのかもしれませんね。
イラストに見えるその思い。思う相手の裾を掴んで、けれどその手を引くことは決してない。伝えたい、けれど伝えられないという思いと思いの相克。その打ちあう火花の苛烈な様が、また恋の輝きであるのでしょう。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第8号(2025年8月号)
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2025年7月11日金曜日
『まんがタイムきらら』2025年8月号
『まんがタイムきらら』2025年8月号、昨日の続きです。
『スロウスタート』
やけっぱちの明るさ披露する果実です。クラッカー大量に買ってきて、鳴らしまくり、笑いまくる。心配して、皆が聞くんです。なにがあったのか。わたしたちじゃ頼りにならないかもしれないけれど話してほしい。
コミカルなやりとりもあったけど、真面目にやりすぎると重さに潰されかねない読者への配慮でしょう。ぽつりぽつりと語りはじめた果実に、別れるのが嫌だと駄々をこねてしまう綴。逆に落ちつく果実が悲しい。
大人の都合にどうしても振り回されがちな子供時代。でも、これはダメだという花名の言葉もまた重く、だからこそか、果実は悲しみも悔しさも噛み締めながら、それでも皆と仲良くなってよかったと、それが嬉しいといってくれたのですね。
でも、このまま果実は別れてしまう運命なのですか!? そうではない。冠が、花名がいうのです。大学に入ったら一人暮らしする、ここに帰ってくるという果実に、それは今じゃだめなのか。このアパートに、あるいは花名と一緒に暮らして、学校に通うことはできないか。
希望が! 希望が出てきましたよ! 今のこのタイミングこそ、父親の弱みを突いて、一人暮らしを実現させるんだ、果実さん! ええ、花名との暮らしもまた素敵! 近所づきあいでも素敵! ええ、望まれる展開が見えてきました。
『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』
魔王軍の幹部、イラが帰還。怒ると相手を子供にしてしまうイラのせいで、幹部の皆が次々ちびっ子に! 手を焼いた乃々が助けを求めてジェロの部屋にいったらですよ、ちびっ子たちもついてきて、発明品の箱に興味津々! 触っちゃダメと大声あげたら、ああ、ああ、アヴァちゃんが泣いてしまいました!
ここからがまたカオスですよ。遠征をサボってこっそり潜んでいたベルにイラがおかんむり! 魔法が発動して、まったくもうとばっちり、ジェロが子供になってしまいまして、そうしたらまあなんてかわいいの!?
ああ、もうジェロちゃん泣かないで。もう、ついつい甘やかしてしまいそうな愛らしさです。
このままだと混乱が収まらない。魔王乃々の危機に、最後の幹部が登場。その名もビーファ。ちびっ子たちを魅了して、でも魔王に取って代ろうなんて言葉を聞けば、黙っていられないのがアヴァですよ。ほんと、アヴァは乃々が大好きなんですね。
さて、ビーファの帰還で幹部が全員揃いました。となれば、いよいよ次のフェイズに進みます。すなわち敵国への侵攻が現実のものに!?
乃々にとっては青天の霹靂。これからどうしたらいいのか、というその時、力の暴走? またも予想外のことが起こりそうです。
『ほうかごバスケット』
ベスト4をかけた試合を観戦にきたつばさたち。我らがとわっちの所属する朱雀女子の試合を見るのですが、肝心のとわっちが出ていない!? ということは、とわっち以上の選手がいるということ。おお、おそろしい。あれだけうまくても、まだまだ上がいるということなんですね。
試合は朱雀女子のペースで進行していきます。7番、神殿まといのロングシュートにまで繋いだ一連のプレイ。その流れが試合の状況を支配して、相手校、千早高校を萎縮させてしまった。試合の空気を変えないと負けてしまうという局面。ダブルスコアで前半戦が終了して、残る後半で追いつくことはできるのか?
実に厳しい状況なんですね。
後半では主力を下げてきた朱雀女子。ついにとわっち、17番が登場。からの見事なシュートを決めて、ああ、後半も朱雀女子のターンなのか!? と思わせてからの、とわっちが意識する選手の存在が意味深! ああ、ここからまだ状況の変わる余地があるというのでしょうか。
- 『まんがタイムきらら』第23巻第8号(2025年8月号)
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2025年7月10日木曜日
『まんがタイムきらら』2025年8月号
『まんがタイムきらら』2025年8月号、昨日の続きです。
『しあわせ鳥見んぐ』
出版社から写真集出版の打診を受けた岬。作品集の表紙はイヌワシなどどうでしょうかと誘われて、祖父との思い出をともに、イヌワシを撮影しに山に籠っているのです。
しかしそんな岬に暗雲? 編集者からの連絡に、自分に求められているものがなにか、気づかされてしまった。私の写真ではなく、写真家荒砥郷の孫であるということ、それがすべてだった。イヌワシを印象的に写した祖父。それを継ぐものとしての自分が、祖父の代理としての自分が、必要とされているのだと。
嫌な記憶が呼び起こされて、しかし岬、意地になりましたね。意地を貫きとおしますか!? そして求められている以上のものを叩きつけてやりますか!?
酒田へと向かう岬。向かう先にはなにがあるのか。ここ、写真家岬の正念場ですね。
『星屑テレパス』
パラシュートの調整に余念のないロケット研究部の皆。校舎の上から落としたパラシュートを、観測観察し、降下の速度を調節していく。落としては回収しの繰り返し。そこで愛が活躍している。落下するパラシュートに駆け寄り、着地までのタイムもしっかり計測。自分の意見も含めて瞬たち先輩に進言できる子なんです。
本当によくできた子。でも、なぜか不安が拭えない。それはユウのこと。皆が少しずつ成長し、以前よりも自分の思うところをはっきり口に出せるようになってきた今、なぜかユウだけはこれまで当たり前に口にしていたことを話せなくなっている。愛には自分が宇宙人だということは秘密。
その理由はなんなのか。後ろに倒れそうになった愛を身を呈し助けたユウ。そのとき見せた愛の反応が気になる。もしかしたら愛にはユウが認識できていない!? いや、そうだったか? これまで、どうだった? ユウと愛の様子に、なにかを感じとった瞬? ああ、なにかここに起こりそうな気がする。あるいは、すでに起こっているのかもしれません。
『魔女まじょS-WITCH』
小夜への対抗心を隠さないルチェッタです。まなの魔法に呼ばれた小夜が、これまでずっとルチェッタが手を焼いていた氷の異変を無力化。でも、それでも決して小夜を認めない。まだやまぬ氷の異変に、鴨たちから聞いた情報をもとに根本対処する小夜。あまりに常識外な魔法の使いかたに、ようやく自分の負けを認めて去ろうとするルチェッタ。
けれど、そんなルチェッタを引き止めたまな。ルチェッタの思っていること、目指していることを知ったふたり。小夜がいうんですね。簡単に負けと決めて諦めるのは間違ってると。私たち魔女は、ひとりひとりが理想を求めて歩み続ける、長い長い道の途中にあるのだよと。その言葉、ルチェッタに響いたみたいですね。
そしてこれは、魔法に限らず、多くのものに通ずることだと思う。なにか目的をもって、なにかに取り組む、そうした人たちにとっては共感をもって受けとめることのできる、そんな言葉であると思ったのでした。
まなと小夜が気にしていたルチェッタのその後。ちゃんとふたりのもとに戻ってきましてね、小夜の近くで自分を磨いていきたい! ああ、小夜のファンが増えちゃいましたね! となったら、まなとはライバル!? 見事にまなに敵愾心向けてきて、と思ったら、これ、ちょっと甘えてるっぽいやつだな! ええ、いい関係築けていけそうじゃないですか。
満月町の町魔女の仲間が増えました。これからなおにぎやかになっていきそうですね。
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2025年7月9日水曜日
『まんがタイムきらら』2025年8月号
『まんがタイムきらら』2025年8月号、発売されました。表紙は『一畳間まんきつ暮らし!』。TVアニメ化決定! の文字とともに登場です。芽衣子が先陣を切るようにして、梨絵、音緒、万里花の4人が制服姿で登場です。それぞれに皆、晴れやかな表情で、周囲に舞い散る紙吹雪もあいまって、祝祭的な雰囲気がとても素敵なのであります。これをきっかけに、ヘッジホッグがより以上の躍進を遂げるといい! なんて思わされる、勢いがすばらしいイラスト。誌面から飛び出してきそうです。
今月は新規ゲストが3本です。
『ありふれた異世界転生』
続々やってく異世界転生者。よくないことに、神から授けられるチート能力でもって大暴れしやがるやつが多すぎる! となると、当然それを取り締まる存在もありまして、そのひとりが天使のティオ。世界の治安を守るべく、無闇に能力を奮う転生者を見つけてはお縄にしていく。その数、週に数十人。って、多すぎない? なんか、一日十人みたいなペースで転生してきては暴れるやつがいるわけか。
いくらなんでも、多すぎる。神もなにが目的で、そんな無節操な真似をしてるのですか!?
でもまあ、チート能力があれば使ってみたくなるのも人情です。でもってそいつで万能感得ちゃったら、調子にのるのもまあわかる。でも、やっぱりそこで暮らしている人たちの生活、秩序を考えたら、無茶をしちゃあいけないわけです。事件があれば駆けつけて、言って聞かせて、それでも聞かなかったら、そのときは捕縛ですよ!
そんな転生者捕物帳ともいえるこの漫画。なるほど、大変な仕事なのはよくわかりました。だって、対峙するのが、自分こそ主人公と勘違いしたイキりどもなのでしょう? いやもうお疲れ様です。
『LUH-21416』
逃亡中のアンドロイド、ルゥ。捕われたら壊されてしまう! だから、なんとしてでも逃げきらねばならないと、ひとりニューコモロへと向かうのです。
アンドロイドも大変ですね。自我もあれば感情もあるのに、人工物だから人権もない。モノのように作られて、不都合あらばモノのように壊されてしまう。ルゥを見てればよくわかる。ほぼその思考もろもろ、人と違うところはない。ただ、本来アンドロイドは嘘をつけないようになっている。なのにルゥは嘘がつけてしまう!
だから危険! 壊そう!
てなわけですが、やっぱりなんだか無体ですよね。
ニューコロモへと向かうルゥを拾ってくれたジザベラ。これで車を確保、100キロの距離もなんとかなったと安心するも、このジザベラがルゥを追う捜査官。嘘がバレたら掴まって、壊されてしまう。冷や冷やしながらのコモロ行とあいなったわけですが、この道中の会話。アンドロイドは嘘がつけないという前知識がジザベラの判断を鈍らせる! というか、一番ジザベラを鈍らせたのは、ルゥのかわいさ、めっちゃ好み! あわよくば仲よくなりたいという下心だったのですね。
逃亡アンドロイドを取り締まるべく敷かれた検問に、命の危機を感じたルゥ。目の前で執行されるアンドロイドに恐慌に陥るも、このピンチを同乗者、ジザベラのおかげで乗り切ることができた。ああ、ジザベラ、ワンアウトですよ!
ともあれ、まずは生き延びたルゥ。これから、新天地での生活がはじまる。そこで経験するものとはなんなのか。そしてアンドロイドであることを隠し通すことはかなうのか。そこでもまた、ジザベラの存在が鍵となりそうですね。
『花崎朋華の言うことは絶対!』
花崎朋華の命令には逆らえない。それをいいことに、まわりの人間をうまく使って、悠々自適の学校生活を送る朋華なのですが、ただひとり、黒坂守だけには命令が通じない。それは幼稚園の昔から。けんもほろろに断わられたのがショックで、長く守を遠ざけていたのだけど、同じクラスになったからには今度こそ従わせると、悪いこと考えている朋華なのです。
でもその目論見はかなわず、連戦連敗。と思いきや落とした消しゴムを拾ってもらえて、快挙と思いきや、まあこれくらいなら能力関係なく普通にいうこと聞いてくれるよね。
自信を持ったりなくしたり、守のことを探ろうとして裏目に出たりと、ほんとにうまくいかない朋華であります。
でも、こうして守に固執しているうちに、守のこと気になってきちゃった? いろいろ過剰に期待しちゃったりね、でもって期待がはずれてがっかりしたりね。
そんな朋華の本末転倒。でも、能力に頼まなくとも、困ったときにはちゃんとお願い聞いてくれた守。こうしてコミュニケーション重ねていくの、朋華には大切な経験かもしれませんよ。それゆえ守は朋華にとって特別であり続けるかもしれませんね。
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2025年7月8日火曜日
『まんがタイム』2025年8月号
『まんがタイム』2025年8月号、昨日の続きです。
『オフィスにラブコメはいりません!』
セクハラパワハラなんでもありのオフィスラブコメ漫画の世界に迷い込んでしまった苗木わかば。漫画のお約束に馴染みつつある自分がこわい。この世界に紛れ込んだ先輩、千堂からも釘を刺されるのですが、この千堂からしていろいろ危うくなってきている。油断すると飲み込まれる。なかなかに剣呑な世界なのですね。
そんな千堂とわかば、今夜は居酒屋で飲み会です。でも飲み会って危ないのでは? 危機感抱くわかばに、今日の相手は大丈夫だ。猫田さんと薔薇園さんだ、と太鼓判押す千堂ですが、薔薇園は決して安全とはいえないのでは!? むしろ千堂に安全ではないのでは!?
いやもう、なかなかに剣呑な世界なのです。
でも猫田には期待しましたよね。ラブコメが生じない貴重な人とか千堂がいっていますが、それは千堂にとって安全なだけでは? わかばにとっては確実に作用する受け的キャラだったりしない? と思ったら、それも違うのか。なるほど、いろいろアドバイスくれるサポートキャラポジションに猫田はいるというのですか。
ことあるごとに、誰かを誰かとくっつけようとする猫田。わかばを千堂にくっつけようと思ったようだけど、千堂はいろいろわかってない! 今このときにわかばに芽生えた恋情も、そして薔薇園がいう恋愛に興味がないの意味もわかってない! いやもう本当に危険だよ千堂さん! そのうち薔薇園とくっつきますよ!?
『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』
いつもひかりと一緒にいる素直。クラスでも話題になっていて、つきあってるのではないか!? しかも素直はいろいろと高スペック!? 勉強もできる。作図だって得意だ! 誰よりもはやく、きれいに、課題を仕上げて、そしてひかりにレクチャー。クラスの皆、素直のこと神格化!? もう遠巻きに見るばかりになっているんですよ。
ふたりの会話が洩れ聞こえるのを廊下で聞いていた男子どもが、つきあってるのかなあ? 漏らした疑問を聞き及んだのが輝夜。たまらず教室に突入、素直、ひかりに問い質すわけですよ。あんたたち、つきあってたの!? からの追求に、ネガティブ方面から否定する素直に、月一筋とポジティブに否定するひかり。こうして見事に気になる噂は払拭されたのでした。
でもね、ふたり、普通にあのまま親密になってもよかったのではないか? と思ったけど、別にああして互いに否定したとはいえ、あの距離感が変わるふたりでもないだろう。ええ、やっぱりあのまま親密になっていくのだろうと思います。そして少なくとも輝夜とはちょっと親密になれた。ええ、これは実にいいことだと思うのです。
『良倉先生の承認欲求』
ぴえんぴえんと泣く女生徒を見つけてしまった良倉。どう見てもかまってほしそうにしている! 1年生の宇佐くるみ。いろいろ問題ある子だそうだけど、困ってるなら手を差し伸べないと。こういう実直で誠実なところ、良倉の美点ですよね。
くるみは良倉が苦手としているだけあってというべきか、実に相性悪そうで、でもね、やっぱり良倉はいい先生だと思うんです。いじめられてるというくるみの言い分に、真摯に耳を傾ける。暴力振るわれて……、とはいうけれど、デコピン? いや、実際のところを確認せずに判断することはできない。とにかくきちんと話を聞いて、痴話喧嘩? いや、DV? とにかくきちんと話を聞いて、ことの真偽を確かめて、そのうえできっちり指導するんです。
良倉、生徒からは苦手にされたりしてるというけど、実際に接した生徒からは評判よかったりするのかなあ。実際、神センコーだとかいわれてますけど、ほらちゃんとわかってくれる子はいるんですよ。
と、いい感じにまとまってはいたけれど、一番良倉のことわかってくれているのは、やっぱり星畑だと思う。
ストレス発散の映え活動を見て、ストレス溜まることでもあった? 心配してくれるっていうんだから、ほんと、いい子!
いやね、良倉、いい人たちに囲まれてる。ほんとですよ、人に恵まれていますよね。
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2025年7月7日月曜日
『まんがタイム』2025年8月号
『まんがタイム』2025年8月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。夏祭り、やぐらで太鼓を叩く法被姿のチエちゃんは、いつもよりも勇壮で、けれどとてもよく似合っていて素敵です。今月のテーマは夏のおまつりですね。盆踊りに縁日にと、夏の夜の楽しみ、それも特大のやつですね。『おみくんちはね』は金魚すくいの様子です。『まほろば小町ハルヒノさん』は浴衣姿でわたあめを食べておいでです。
『跳べないウサギと神の島』
ウサ土偶すなわちリサコを探すレオとリンコ。はたしてリンコはどこに潜んでいるのだろう。手掛りもないなかでの捜索なんて絶望的、と思いきや、街中で当たり前にばったり出会うというのがこの子たちらしい。
叔母のリサコを慕うリンコ、さらには母の最期を知るリサコに聞きたいことがあるレオが、ウサ土偶を必死で追う。緊迫する見つめあいのなか、リンコがリサコに向ける信頼がすばらしかった。姪からの信頼にあてられて真相を語り出すリサコ。でもせっかくのいいシーンが、メトリの投げ縄で台無しじゃんか! でも、これがこの漫画らしいと感じます。
あのとき、リサコがレオの母とともになそうとしたこと、その真相が判明しましたね。天啓の巫女の力を手放すことで、島外に出ると死んでしまう定めから解き放たれようとした。それもこれもリンコのため。そしてもう後にはひけなくなったリサコの決意。
ついにはウサ土偶からも解き放たれたリサコ。儀式を続けるといった彼女は、これからも祠を破壊してまわるのか。しかし土偶の身を失ったリサコになにができる?
なんかね、状況だけ見ていれば、リサコがちょっとした悪霊になってるようにも感じられる。なにか執着に似たものさえ感じるのですね。
『遠恋カノジョとおとなり上司!』
故郷に残した恋人のもとに戻り、念願の逢瀬を楽しむ太郎。しかし遠く職場の同僚から上司の事故を知らされ、気持ちは揺れ動くばかり。
って、いやいや、太郎は気にする必要ないのでは!? 自分やったら、はあそうですかと了解するだけして、自分の時間は自分の時間としてフルに満喫するよ!? 月曜のことを思いわずらうな。月曜のことは月曜自身が思いわずらうのですから。
でも太郎はそうではない。気にしていることを、一緒にいるナズナも察して、心配だったら東京に戻ってもいいよ。その言葉を受けてなおナズナとの時間を大切にしようとした太郎だけど、続く電話にさすがに決意も揺らいで、東京に戻っていってしまった。
この別れの瞬間に、思いきったナズナ。こうしたときに度胸があるのは女性のほうなのかもしれませんね。そして東京への道中、ナズナとの別れを悔やむ太郎に送られてきたナズナの写真。ああ、やっぱりこうした思いきりいいの、女性のほうなのかもしれませんね。
『腹割るウチらの秘密ごと!』
最高やな。クリスマス、ナイトプールにいこうとヒメコから誘われたおと。憧れのモデルがくるからなのだそうですが、ヒメコとのナイトプールにあらぬ妄想を繰り広げるおとがすばらしい! でも、妄想のなかのヒメコも、お腹がタプってるのね!? あまりにシビアなおと。いやもう、おかしくてしかたありませんでした。
クリスマスまで3ヶ月。なんとしてもウエストを作るというヒメコ。作れなかったらナイトプールはありません。おとも必死になるわけですよ。おとが必死ということは、つまりトレーニングが過酷になる。まずは大きな筋肉を育てましょうと、大腿四頭筋に大臀筋、ハムストリングを鍛えるべく、基本中の基本、スクワットに取り組むのですが、ヒメコ、まるでできてないじゃありませんか!
ただの1回で座り込んでしまっている。フォームがよくない。おとのアドバイスを受けて改善。そこからじっくりスクワットするのですが、おお、おとさん、スパルタ! その冷たくストイックな視線がたまりません。ええ、おとさんは本当に素敵です。
でもさ、ここまでつらいトレーニングやってさ、さっそく低きに流れるヒメコさんですよ。大量のエッグタルト? ああー、あかんかもしれん。これは、おとにもにゅもにゅされた腹まわり、減る日は遠いかも。ヒメコさん、レコーディングダイエットも併用したほうがいいのかも。というか、まずはエッグタルトの誘惑をはねのけてやってくださいよ!
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2025年7月6日日曜日
2025年7月5日土曜日
『押しかけギャルの中村さん』
『押しかけギャルの中村さん』、第67話、第68話を読みました。
『押しかけギャルの中村さん』
中村さんのパパ、ついにリストラ!? って、中村さん、無茶な誤解するなあ! 平日の昼間っからポツンとひとり、桜の木の下に座り込んでいるのが誤解の原因だったのですが、花見の場所とりをしてただけ! ちゃんとママさんも遅れてやってきて、って、うわー、ママさんめちゃくちゃかわいいよなあ。自分的には娘超えてる。この漫画のトップ・オブ・ザ・トップですよ。静かにパパさんに嫉妬です。
さて、秋山も加えての家族でお花見。まあ、いずれ家族水入らずになりそうな予感もするわけですが! お酒に酔ったパパさんと、お酒に酔った娘さん。どたばたわあわあ大騒ぎしちゃいましてね、でもってイチャつく両親を前にして、秋山のこと大好き発言からの頬擦り!
いくらなんでもバレたのでは? あの鈍いもしくは慎重な秋山にもカリンの気持ち通じたのでは!?
ふたりの帰り道。すごくいい雰囲気だったんですね。気を許した秋山が、寝ていると思ってカリンに好きですよと告白ですよ。
いくらなんでもいけたのでは!? さすがのカリンさんにも秋山の気持ち通じたのでは!?
なのにね、カリンったら酔ってるふりしちゃってさ、さらにはこのシーンを夢にて反芻する際に、秋山とのキス未遂なんてかたちに記憶改変されちゃいましてね、めちゃくちゃ意識しちゃうわけですけどさ、この微妙な雰囲気が、ママさんを褒める秋山相手に嫉妬爆発! 全力でお弁当つくっちゃうとかさ、どんだけかわいいんだ、カリンさん!
着実にというべきか、間違いなく仲を深めていっているんですよ、カリンさん。でもあんまりその自覚がないんですよね。あるいは、確信がないと動けない、そんな慎重さ、あるいは気弱さがある。対し、榎本、岡崎のほうは、わりと自覚的ですよね。相手に向ける好意も、向けられるそれも、互いにしっかり理解し実感している。こうした対照的な恋のステップが描かれるのは、なるほど、不器用で幼くも感じられる秋山とカリンの関係に光を当ててくれるように感じます。
そしてカリンさん、また選択肢を誤った! 秋山に花見の夜のこと聞くときに、私のこと好きっていった? じゃなく、チューしようとした? って聞いちゃったあ!
酔ってる人にそんなことしないと断言する秋山さん! 素敵な倫理観! ええ、秋山さんはシラフの相手としかキスしないんですよ! 後藤氏とか!
もう少し話をできたら結果は違いましたよね。でも突然の電話に話が遮られて、カリンは好きといってもらえたことも夢なのではないかと思いはじめて、ああ、こんなにももどかしい! でもね、秋山がカリンのこと、憎からず思っていることだけは疑ってあげないでくださいましよ! ほんと、カリンさん、あなたは好意を向けられているし、それに値する素敵な女の子なんですよ!
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2025年7月4日金曜日
『まんがホーム』2025年8月号
『まんがホーム』2025年8月号、昨日の続きです。
『うちの秘書さま』
今回は水着を買いにいきますよ! 山田の!
恋する少年、山田は田中さんにいいとこ見せたくて、水着を新調しようっていうんです。けれどひとりでいくのは恥ずかしい? 一緒に選んでほしいとはじめの家にやってきたのですが、なぜだか七瀬が意気投合。ついてきてくれるというんです。
となれば、当然はじめもついてきます。でも男物の水着は女物に比べて少ないんですね。さらにバリエーションも少なくて、見たことあるようなのばっかり。なかなか山田にはピンとこないのですが、どんなのいいかといえば情熱的とかセクシーとか無理な高望みばかり? はじめも七瀬も、だんだん面倒になってくるんですね。
でもちゃんとつきあいますよ! 店を巡って、いろいろ探すのですが、やっぱりピンとこない? というか、田中さん似のマネキンに興味持っちゃって、あぶなく人の道を踏み外しそうに! さらには七瀬とのドキドキ手つなぎイベントなんて発生させちゃって、なんだろう、今回はやたら舞い上がっていますね、山田くん。
そして最後にこれと選んだ水着。なんともいえない猫のワンポイントが決め手。田中さんちのハチに似てるというのが理由。こればかりは出会いの妙ですね。通販とかだったら、決して巡りあわぬ水着でした。
『座敷童子あんこ』
すごいな、今回はあんこが善行を! もともとは自分より不幸なやつを探しに出かけたはずなのに、落とした小銭を通りがかった人たちが親切にも拾い集めてくれた! 見知らぬ人の親切に触れ、自分も誰かのために行動したくなった。
ええ、情けは人のためならずですよ。いい心掛けですよ。
でも幸太におみやげを! と思い、ソフトクリームで両手がふさがる。このままじゃ溶けちゃうところを雪女に助けてもらったはいいけれど、両手が氷漬けなの、ちゃんとふたりは食べられたのかな。
そしてあんこの善行は、警察に届けた落とし物のお礼で報われた! 金塊とか札束とか出てきとったもんな。でも今回のお礼は日本人形の。怖いので辞退とのことですが、ああ、善行を積みましたね!
『歌詠みもみじ』
前回の夜中の散歩。まさかそこから続くとは!
コンビニで見かけた委員長のあいびき。あれ、てっきりコピー本の作成中とかかと思ってたんですが、そうか、ほんとにつきあっとったのか! でも皆には内緒にしてほしい。委員長から呼び出しを受けて、拘束のうえ、黙っていてほしいとお願い(?)されるもみじなのですね。
つきあうきっかけは、委員長のBL漫画発覚。原稿の手伝いさせられたその先に交際というルートがあったのですね。椎奈、ラッキーだったなあ。手伝わされてしあわせなのか、モデルとして裸にされたりとか、わりといろいろ身を切っていますが、それでも好きならしかたない! とか思っとったら、千恵が同席しとるがな!
またしてもバレる委員長の恋! いやでも、誰もがふたりの交際を知っていた。騒ぎたてるものでもないから、そのまま見守ってくれていた。そうか、みんな優しいなあ。ええ、けっこう大人なんですよ。
描いてる漫画はBLだけど、ふたりの恋はまだ全然進んでなくてというの。いや、それでもいいじゃんかと思ったけれど、注目集めるだけでダメなんか! パニックにおちいる委員長に、アメリからお叱り! ええ、アメリ、ほんとにいい子ですよね。
あとは椎奈の純情が成就すればよい。ええ、ほんとに欲のないいいやつなんですね。きっとお似合いのふたりなんですね。
- 『まんがホーム』第39巻第8号(2025年8月号)
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2025年7月3日木曜日
『まんがホーム』2025年8月号
『まんがホーム』2025年8月号、昨日の続きです。
『へなちょこお嬢さん世話焼きオネェさん』
スミレさん、のどを痛めて声が出ないんですか。それでスケッチブック使って筆談です。ちょっとまどろっこしいコミュニケーション。でもスミレにとっては懐かしい手段でもある。変声期の頃、声変わりする自分に違和感を感じて、声を出さずにすませられる手段として筆談を導入した。
でもそうしたら、同級生から字が女子っぽいといわれて、周囲から浮くのを怖れて当たり障りのない字を練習することになった。男子らしくなっていくことに違和感を持ちながらも、御仕着せの男らしさに身を隠した日。自分を偽る生き方が、苦しかったりつらかったりしたのでしょうね。
でも、そんな擬態の中に、自分らしい自分が今も残っていることを、うずとのやりとりから意識させられたスミレ。もう偽らなくてもいい。今もなおもがきながらも、追い込まれているとはもう感じない。そんなスミレの取り戻していく自分らしさ。より気持ちを楽にしていける、そんな隣人との関係。素敵だと思います。
『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』
職業体験でさくらば動物病院にやってきた中学生たち。歓迎しようとするキョウたちだけど、ひとり獣医にやたら敵愾心抱いている子がいる!
大人気なく問い詰めるくまちゃんがあれば、名誉毀損での訴訟をちらつかせる先生も! でももちろん本気じゃなくて、いやむしろその子のことを理解しようとしている。そうしたら、その子が動物好きなこと。かつて他の動物病院で嫌な目にあったことなど知ることができて、となればここで病院への信頼を取り戻してもらおう!
キョウががんばりを見せてくれるのですが、おや? 手強い患者さんがきちゃって、いいとこ見せられそうにない?
ほんと、苦戦苦闘しながらもわんちゃん、ゴンザレスに懸命に向きあうキョウスケですよ。もう本当に必死で、でもそうしながらもゴンザレスとの信頼関係をだんだんに築きあげていっている。そうした姿、中学生の彼にしっかり伝わったみたいですね。キョウスケ、いい仕事をしましたね。
『はなまるゲーセン飯!!』
あがいんにやってきたカズ。彼が持ってきたのは、海のパイナップル。その見た目のインパクトから恐慌におちいるのえるですよ。オレンジ色のごつごつ。のえるいわく、エイリアンの卵。これ、なにかといいますと、ホヤ。樺恋の大好物というのです。
田貫はあまりいい経験がないみたいですね。ホヤは鮮度が命。とれたてのホヤが手にはいる宮城ではポピュラーな夏の味覚。様々に調理されて食卓に並ぶのですね。
新鮮なホヤが剥けました。どうやって食べるかというところで、もう多様な楽しみかたが見てとれる。刺身に天ぷら、炊込みご飯! でもここですぐに食べられるとなると刺身一択? と思ったら、パ宮が大量のきゅうりをゲット! なんと、クレーンゲームの景品にきゅうりがはいっとるのか! しかも大放出台!
かくして、パ宮提供のきゅうりとあわせて、ホヤの酢の物を作ります。樺恋大絶賛。からの、のえるに田貫もおいしく食べてくれて、ああやっぱり鮮度が命なのですね。
と、こうして描かれると興味も出てこようというもの。ホヤ、ちょっと食べてみたいですね。今は輸送の発達で新鮮なホヤが全国どこでも手にはいるとか。となると、ねえ、ちょっと試してみたくなりますよね。
- 『まんがホーム』第39巻第8号(2025年8月号)
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2025年7月2日水曜日
『まんがホーム』2025年8月号
『まんがホーム』2025年8月号、発売されました。表紙は『孔明のヨメ。』。孔明、月英夫妻が、あやかしの姿に扮して登場です。孔明はのっぺらぼう? 月英は九尾の狐なんですが、こわいというよりかわいいが先に立ってしまう、そんな姿が素敵です。九尾の狐も中国伝来の霊獣だそうですね。もしかしたらのっぺらぼうもそうなんですか? 『スター・それから・モンスター!』、『ごちそうさまは二丁目で』のカットもございます。鬼にキョンシーに狐巫女!? タケルがかわいくしあがっています!
今月は新規ゲストが1本です。
『農大女子は億万長者の夢を見る』
長野から上京してこの春から農大生になる牛尼未悠。祖母の畑が好きだったけれど、祖母の他界後、本格的に農業に関わって思い知らされた農家の実態。大変なのにもうからない! それがショックで、農で莫益を実現すべく農大を志したというのです。
そんな未悠の新たな出会い。大学の近くで出会った畑を世話するお嬢さん。うっかり畑に踏み込んだ未悠を許してくれて、まずはなにより。で、このお嬢さんも未悠と同じ大学にこの春から学ぶのだそうです。舞・マイヤー。農大OBの両親のカフェを手伝っている。自分の畑で収穫した野菜でお客様をおもてなし。未悠とはまた違った立場から、利益を出す方法を模索したいというのです。
意気投合したふたり。流れで舞の店を手伝うことになった未悠だけど、そこで一次産業と三次産業の軋轢に直面!? いや、そうじゃないのかも知れない。安くおいしい料理を提供することが、農作物の販促に直結する現場に立ち会うこととなった未悠。舞のいう、売り方の工夫。これからそいつをともに考えていく仲になりそうなんですね。
『孔明のヨメ。』
縁談を持ってやってきた孫尚香を歓待すべく開かれたイベント。まさかの模擬戦!? と思ったら、なんと狩りでありましたか。いやはや、そりゃ武術大会みたいなんはやらないよね。まずは一安心して読み進んだ今回。これがまあ実に楽しい。孫尚香のはつらつとした魅力が前面に押し出された、心浮き立つようなエピソードでありました。
しかしなにがいいって、姫様大活躍! はもちろんとして、従者たちの優秀さもばっちり描かれるところ。孫尚香の周囲の人たちは、ほんと気持ちがいい人たちばかりだなあ。なんて思っていたら、劉備たちもそうした気持ちのいい人なのかもですね。
獲れた獲物を、将軍張飛が自らさばき、当主劉備が手ずから調理する。そのかたやぶりな様は、かたやぶりな姫、孫尚香をも驚かせ、こうした人柄、こうしたもてなし、相当に孫尚香にも響いたようなんですよ。
こうした歓待の様子を周瑜に伝えた孫尚香。さて、この報せを受けて、周瑜はどう動くのだろうか。ここにまた、大きな思惑の動き、ぶつかりがあったりするのでしょうか。
『ガチ恋カウント2.9』
リコ、大躍進!? マイクを手に、黄泉渕嵐相手に啖呵を切るリコですよ。いつか倒すと宣言するも、嵐はなんら意に介さぬ模様? そのまま会場を立ち去って、問題解決かと思いきや、謎の新人、リコ問題が新たに立ち上がります。
ずっと謎だったリコ。それがこうして表舞台に現れて、きっと仕込みかとファンは興味津々? 有望株ないしは伝説のレスラーの娘説まで出てきて、ああああ、このままじゃあ見掛け倒しじゃんかあ!
今のところは悪い流れではないんですけどね。ただ、この期待をうまく背負えなければどうなることやら。でもこれでリコの腹も決まったことでしょう。さらには、メイデン芽生子の覚悟も決まって、後は結果を出すだけだ!
というところにきて、まさかの黄泉渕嵐がリコに接近! なんかおもしろがってるのかな、この人!? リコの仕上りを見て、まずはプロにならないとお話にならない、正論とともに稽古をつけてくれるというのです。
嵐の思惑やいかに!? ほんとわからんのですが、リコ、いろんな人に影響及ぼして、いろんな人を巻き込んで。嵐もそうしたひとりになるというのでしょうか。あるいは、嵐もリコをとりあうことになっちゃうの!? だとしたら、リコ、ほんとにほんとに大変です!
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2025年7月1日火曜日
『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号
『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、昨日の続きです。
『ずんだもんTV』
突如やってきた運営からの調査員、中国うさぎ。異能力者を取り締まるうさぎの能力が、ずんだもんの服を一瞬で砂に変え、突如全裸のずんだもん! さあ、どうする、どうなる、身動きとれないずんだもん!?
と思ったら、ほんとにずんだもんには羞恥心がないから、特に戦力低下しないんじゃないかあ! しかもずんだもん、風呂にはいるとき、楽だなとか思っとるよ!?
問題はここから。うさぎのぬいぐるみ、いなばを返してと懇願する中国うさぎ。しかし東北家のひとびととの意思疎通に齟齬が生じて、ずんだもんは東北家にいらないってことなのだ!? ショックのあまり取り乱してしまったずんだもんが、能力発動、家を、いなばを、めちゃくちゃにしちゃう!
ずん子の服を砂に変えてしまったうさぎもショックを受けて、自分はだれからも必要とされないと落胆。でも、そうした気持ちに寄り添えるのがずんだもんだったのですね。なんとしてもうさぎを助けたい。そのためにいなばをなおしたい。ずんだもんが、ずん子がうさぎに寄り添って、そしてうさぎも無事立ち直り、さらにはずんだもんを認めるにいたるのですね。
最後には皆で一緒にお風呂。ぎゅうぎゅうづめですが、そうした様子もまた仲よき情景。うさぎも、東北家の一員になった? みたいなこと思わせてくれる団欒の様子がすばらしかったです。
『このままモブじゃ終われない!』
コモナを抱きしめるピコ! なにごと!? と思えば、なんとニセモノ。ええと、A子とB子は漫画家として再起すべく、コスプレ要員から解放されたのではなかったっけ? というか、もしこれがA子B子だったら、コモナがどぎまぎするはずないよなあ。
ニセピコの正体はコモナのコアなファンにしてネットストーカー、人気コスプレイヤーの†黒雨∞ルシファ†でした。ツッコミどころ満載ではあるんですが、服が平成のオタク? いいじゃありませんか! めちゃくちゃかわいいじゃありませんか! レギュラー化してほしいなあ。そう思うくらいに気にいりましたよ!
さて、このネトスト。特にアシスタントとして役にたっていないピコを見て、自分がそのポジションに成り代わろうと目論んだ。でも、ピコだからこそそばに置きたいんだよなコモナは。だから当然、ルシファの要求を拒否するのですが、コモナの裏をいろいろ知られている!? これは脅迫か! と思ったら、むしろルシファの身がヤバいよ! コモナに殺意芽生えさせちゃったよ!
こうもツッコミどころばかりのルシファなのですが、この人、ピコをうまいこと焚きつけて、やる必要もないコスプレ勝負に引き込みやがった! 徹頭徹尾コモナはルシファを相手にしてないというのになあ。ピコ、こういうところチョロいよなあ。
もしこれで、コスプレ投稿RT勝負で破れたら、ピコ、どうするの? 見事にルシファの策にハマってるじゃん。と思いきや、やっぱりエリートサキュバスだから? 手管に長けているとでもいったらいいのか、賞賛どころか、批判反感含め、多様な感情を引き出し、あえて自分をネタとして消費させることで、ルシファを圧倒したのですよ。
いやほんと、ピコ、なんで漫画家を目指しているのだろう。自分の能力を生かしたら、ものすごい結果を生み出せそう。でもそれでもピコには漫画なんだろうな。みたいなもどかしさやら、ピコの情熱やら、いろいろ感じた回でした。
- 『まんがタイムきららキャラット』第21巻第8号(2025年8月号)
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2025年6月30日月曜日
『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号
『まんがタイムきららキャラット』2025年8月号、一昨日の続きです。
『mono』
いやいや、たとえ自作キーボードを勧められても、普通そうそうハマりませんって。しかも30%キーボードとか、入力に習熟するだけでも相当な時間を要するようなもの。カーソルキーがないHHKでさえ敬遠されるのに。そもそも大半のユーザーはダイヤモンドカーソルも知らないし、Microsoft IMEで使えるショートカットも知らない。切り替えキーでシフトしながら打つというのが、もうそれだけで上級者というか数寄者の証といえる。ええ、ハルさん、あなたは相当なものなんですよ!
さて本編はクリスマスパーティの話題です。シネフォト部の皆でクリパをやりたい。それでハルさんも誘おうとしたのだけど、年末進行で無理とあいなった。それで違う場所でやろうとなったところに、駄菓子屋常連の子たちから、ここで一緒にやろうよと誘われたのですね。
ちびっ子たちとのパーティ、この子たちならきっと楽しめるだろうな。おばあちゃんも歓迎してくれた。ということで、皆で作るお菓子の家! はたしていかなるものが完成するか。なんかね、ちょっと普通じゃないのができそうな気がしますよね。楽しみです。
『魔法少女は羞恥心で強くなる』
ゆずから黒元素を吸収し、どんどん成長していくノクタン。反面ゆずは疲れ果ててしまって、ちょっと添い寝は遠慮してほしい。ところが自分の要求を通そうとするノクタンに、怒っちゃいましてね、ノクタン、追い出されちゃったんです。
と、ここまではしゃあないとして、ノクタンの相談相手って真侑たちなんか。零とチラ太郎まで同席してる! しかも真侑も零も親身になって相談に乗ってましてね、ああいい子たちだなあ、とは思うんだけど、チラ太郎のいうようにノクタンが脅威であることに変わりはない。そうか、全盛期に戻りつつあるノクタン、かつてのような異能をもって大暴れする可能性もなくはないのか。
でも、こうして親しくなっておくことで、いつかきたる脅威を和らげられる可能性ってないのかなあ。
ひとり自室にて眠るノクタン。寂しそうにしてるのを見て、手下たちが一緒に寝てくれてるの、ほんとかわいいな。でもって、真侑たちのアドバイスを受けて、ノクタン、ゆずに謝罪! ああ、ここに見事に仲直りがなったのですね。
これね、やっぱりね、仲良くなること自体はいいことなんじゃないかと思える。結果がどうなるかはわからないけれど、今のこの交流が無駄にならなければいいなあと思ってしまいますね。
『ごきげんよう、一局いかが?』
乃々花さん、大偉業でしてよ!? 待ちが広い清一色だなあと思いながら打ってたその役。なんとまあ、純正九連宝燈、64000点ですよ。すごいと感心したり興奮したりの冴たちですが、ひとり純礼だけが渋い顔。どうしたの? って、あれですよ、あのジンクスですよ。
九連宝燈をあがると死ぬ!
いやいや死なんし! でも今回の乃々花は純正の9面待ち、ダブル役満ときています。死なないにしても、なにか乃々花に悪いことがあればと、気が気でない純礼さん。ほんと、かわいい子だなあ! とはいえ、死にもしなければ悪いこともおこりやしないよ。気にせず、普通に祝っておあげ? といってあげたいけれど、どうしても不安が拭えない純礼は、いのりや翠子とともに、乃々花を危険から守るというミッションを開始するのでした。
ほんと、かわいいな!
純礼的に、どんどんまずい方向に向かっていく乃々花です。神様に報告する姿を見て、純礼ったらへたりこむ! いやいや、心配しすぎよ。翠子がおもしろがってるじゃありませんか。
でもね、乃々花さん上機嫌。からの、運の調整をすべく麻雀で乃々花を飛ばそうと画策する純礼。その目論見を冴が、そしていのりが阻む! ほんと、純礼さん、涙目でしてよ。まったくもってうまくことが運ばないのですね。
九連のジンクスを乃々花たちに伝えたんですね。でもね、乃々花さんったらお強い! 人はみんないずれ死にますわ! すっきりとした表情でいいきる乃々花のポジティブ。さらに続く、生きている間は精一杯! そうした姿勢にこそ学ぶもの多かった。そう思えるエピソードでした。
それはそうと、じぬなんていわないでッの純礼さん、最高かわいかったです。乃々花さん、もっと抱きしめて安心させてあげてくださいましよ。
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