2025年5月21日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、一昨日の続きです。

『プロジェクト・ユリフォーミング!』

リリーにとって天敵ともいえる存在、躾役のマツバが登場。ムチを片手にチイパッパ。不埒で怠惰なリリーを厳しくしつけます。

この人、リリーの関係者なのに百合に対してアンチなんですね。見つめあうイオリとルナをハレンチと牽制。いや、ただ見つめあって雰囲気作ってただけなのに!? さらにリリーに百合漫画見せられて、完全に否定。

いや、どうだろう。理解できないからというよりも、理解できてしまうから。これまで守り続けてきた自分の枠が揺らぎかねない。それがわかっているから、百合を受けいれるわけにはいかない!

なかなか手強そうな相手ですね。でもこういう人は、一度突破しちゃうと案外チョロかったりして? と思ったら、速攻で突破されとるがな! イオリの母がやさしくマツバを抱きしめて、私を本当のママと思っていいのよ。それで陥落! いやもう鮮やかすぎてチョロいなんてレベルじゃありませんでした。

しかし、イオリの家。母とマツバ、さらにリリーと、なかなかにカオスな関係性乱れる不思議空間になりつつありますね。でもさ、リリーよ、あなたがいつまで傍観者でいられるのか。ええ、リリーも充分百合ップルの一片になっていいと思うのです。というか、なってほしい。

『夢路あかりと魔法の本』

お城の尖塔目指して、不思議な街を進む志帆たち。しかし困ったことに道がわからない。魔法の木の棒に道案内を頼むも、この街は変だ! ループしている! 同じ場所を堂々巡り、いつまでたっても抜け出せずにいるという現実を直視させられて、もう大変なのです。

道案内を金魚の金太郎に委ねるも、行き着く先が街路の下!? 穴を掘りはじめるメイに小鈴なのですが、志帆がついていけないと離脱。単独行動していたら、そこで出会った人影。開かないはずのドアが開いて、その先に消えていったというのです。

いやもう、これ、絶対勘違いさせられますよね。だって、この街の住人。あるいはこの状況を作り出している張本人かと思うじゃないですか! 家のなかにはたくさんのお人形。あ、これはあれだ。街に迷った人たちを人形にしているんだな! このままじゃ志帆たちも人形に変えられてしまう!

と思ったら、全部違うのかい! 志帆の見かけたあの子は、住人どころか志帆たち同様道に迷っていたひとり。どうしたらいいかわからなくて、たまたま見かけた志帆たちを頼りに後についていったっていうんですか。

そんな子が、今ここに追いつめられてさあ大変! って、君が追いつめられる側か! まったくもって完全に予想を外してしまいましたの巻でした。

『魔法柴犬☆はなまる』

はなまる、胴が長くてふかふかでかわいいな! 愛莉が学校にいっている間は、こうして部屋でおとなしくしているのですね。と思ったら、ポメが全然いい子じゃない。はなまるのおやつをちょろまかそうとし、あまつさえ愛莉の忘れたお弁当まで自分のものにしようとする。ああ、いけない子だなあ! はなまるはこの子をとめることができるのか!?

と思ったら、怒ってガブリ! おおう、結構こわいぞ。さすが柴犬。本気出すとちょっとこわいぞ、はなまるさん。さすがに凝りたポメに、まさかのラコリーが介入。はなまるを人の姿に変身させて、愛莉の学校に向かわせようというのです。

ほんと、ラコリーさん、グッジョブでしたよ。制服はなまるちゃん、めっちゃくちゃかわいい。もうこれだけで今回は優勝ですよね、とか思ってたら、学内に潜入したはなまる大活躍ですよ。というか、はなまる、主役補正でかわいく描かれてるとかじゃなくて、ほんとのほんとに相当かわいいんだ。学内にとりまき引きつれるいけ好かなそうな娘、鮎戸瀬美乃が嫉妬するほどの愛らしさ。しかも美乃のいじわるも、はなまるの運動性、かっこよさを引き立てるスパイスにしかならず、さすがの美乃も美少女はなまるに完落ちしてしまうというんですから、もう手がつけられないってやつですよ!

これ、はなまる大好き女子が増えたという理解でいいのですか!? 変身はなまるにラブの炎を燃やす、そんな美乃をもっと見ていたい! と思ったのだけど、もしや今回だけの登場ですか!?

ああ、それはもったいない。ほんと、もったいない。はなまるにメロメロな美乃さんをこれからも見せてくださいよ。

2025年5月20日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年5月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年7月号、発売されました。表紙は『江口さんちの純情サキュバス』。女子高生ふたりの放課後帰宅タイム? シアトル系コーヒーショップのホイップのっけたカラフルドリンク片手にしまして、一緒にセルフィーを撮っているヒビキとミアであります。その溌剌として輝く笑顔。日差しのもと、負けずにまぶしさふりまく美しさであります。でも、ミア、八の字まゆで冷や汗!? ちょっと無理していらっしゃる? なかなかはじけられない。そんな性分が見てとれる、かわいくおもしろいカットです。

今月は新規ゲストが1本です。

『百合&テイク』

百合あいらの妹は病の床にふせっています。そんな妹、なのはのために日々特効薬を調達してくるあいら。薬とは百合。女子同士の仲いいトークがなのはの病状をやわらげて、けれどいつしかなのはは薬剤ならぬ百合に耐性がついてしまい、より強い百合を求めるようになったのでした。

大変、あいらさん! とっさのことに、自分に彼女ができたとウソをついてしまった。あとはウソを真にするだけ。学校で彼女になってと友人たちに頼むのだけど、誰も協力してくれない。そんななか、ただ目があったというだけの理由で彼女にさせられた貞久みい。人づきあいが苦手で、けれど百合は好き。百合に釣られて家に招かれたみいは、あいらとの関係に戸惑いながらも馴染んでいく。

馴染んでいってる?

しかし、次から次へと関係のエスカレートを求めるなのは。これはものすごい勢いで耐性が進んでしまうのでは!? ともあれ、なのはの病状緩和に役立てたみい。あいらはこの子にもう頭が上がらないですよね。

『ななどなどなど』

うわあ、ネトゲ廃人が16日ログインしてないだなんて、これ、事件性感じる事態だよ!? あまりのことに生存を確認した小町ちゃん。うん、その気持ちわかるわ。ほんと、死んでるんじゃないか、生きてるにしても無事なのかどうかって思いますよね。

さて、そんなるるです。萌との関係を回復したいと思うも、ニュータイプ的直感でるるを察知し姿を消してしまう萌を相手に手を焼いているのですね。萌に応えたい。けれど萌に会えない。だから萌の下駄箱に手紙を投函して呼び出すことにした。

ただこれだけのことに、どれだけの勇気を振り絞ったことか。さらには小町も、萌に対して、思うところを吐露しようとして、でもそれをあえて飲み込んだ小町。ああ、この子の意地ですね。だからこそ、この子の本気がわかりそうに思います。

決戦は文化祭の最終日。ああ、萌はどんな現実に直面する? 考えすぎている萌に、思いつめすぎだよと、誰か伝えることができたらと、そうしたことばかり考えてしまいます。

『神絵師のおしごと』

ツバキ様と出会っていたさョちゃん。母を亡くして、神のもとに召された、父の言葉に神を恨んだありし日のさョ。けれどそんなさョを元気づけたのは、他ならぬ神であるツバキ様だった。さョちゃんには忍者と思われていたのだけどもね。母を連れていった神をやっつける。物騒なこという子に、これならきっと立ち直れると、元気づけはげましたツバキ。

この出会いがさョを救って、そして今のコスプレイヤーさョを生むことに繋がったのですね。

さて、さョの父がこの神社の関係者であったという事実。そこにも踏み込みます。もしかしてツバキのことが見えていたのではないか? 花御子のデザインとツバキ様の類似は偶然というにはあまりに似すぎている。

この疑いを明らかにすべく、さョが父に聞きました。花御子のデザインにモデルはいたのか。その問への答がすべてを明らかにした!

なんと、さョの絵がベース! しかもその絵をブラッシュアップするにあたり、さョのいってた忍者から神に変更するなど、奇跡のような偶然が導いて、花御子ちゃんをツバキ様に肉薄させるにいたったのですね。

しかしまあ、ほんと、びっくりの展開。あの思わせぶりな侘助のくだり、全部パーじゃないですか! いや、それでもまだなにかあったりするのかな!? いやもう、ほんと、ものすごいこと翻弄されましたよ。

2025年5月18日日曜日

今日は休みます

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2025年5月17日土曜日

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2025年5月16日金曜日

今日は休みます

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2025年5月15日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第65話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

オカルトサークル活動、まだ続いていたのですか。今度は河童を釣りにいく。あいかわらずろくでもない活動してるなあ! カリンが榎本にサークルに入らないかって誘ってるんですけど、この人が入るわけないじゃん! だってオカルトだよ!?

とか思っていたら、予想外の方向から、予想外の人、というかあなた誰!? 岡崎輝樹なる青年がカリンと一緒にサークルに入ってくれたんですね。

しかし岡崎くん、なかなかのつわものです。これまでもオカルトスポットを巡ってきた。そんな彼がいうのです。河童を釣ったとしてもし敵対的だったらどうするんですか? ぱっと投げつけて逃げるためのキュウリを首に用意して臨む河童釣り。他のメンバーは釣るまでのことだけ考えて、対し岡崎だけは釣りあげた先まで想像の域を広げていた。

この想像力よ。オカルトは想像力。実際にいるとかいないとか、それを問題にしていないように見える彼。河童にしてもいると断言しない。盲信しない、けれどいたらおもしろい、楽しいと、想像を広げる。その想像は、河童が友好的だった場合も想定して、そうした考えの柔軟さ。それは彼のクリエイティビティ、いつか絵本を作ろうという夢につながっているのですね。

あったらいいな、そうだったらおもしろいな。そういうワンダーを大切にしている人なんだと思う。

そしてそういう彼のいろいろが、リアリストに見える榎本を捉えた!?

カリンに連れられて河童釣りに参加させられた榎本が、岡崎にハートキャッチされて、もしかしたらここから彼女の恋などはじまってしまうのですか!?

いやね、正直予想外でした。なにか榎本は、達観して、もっとリアリスティックな恋愛などするものだと思っていた。それがこうしたロマンティック。

自分はつくづく榎本という人を理解していなかったんですね。

2025年5月14日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

紐水着を着ることになってしまったミクル。しかし紐はまずい。というか水着の時点で充分まずい。ミクルが本当は男だということがバレてしまう! この危機をなんとしても回避しなくてはいけない。幻が考えた対策が明かされた今回。なんと、ボディペイント! ないはずの胸まで描いてしまおうというのですか!

朝4時に能勢を呼び出して、半裸の奇跡に会わせます。頭隠して裸隠さず。覆面パンいちの不審人物相手にボディペイントを施していくのですが、能勢くん、だんだん変な気持ちに!? ああ、能勢くん、奇跡に恋するといいのです! できあがりの奇跡はまさにどう見ても女体なのですが、つまりパンツはどうしたの!? 能勢くんの技術がすごいのか、これはまさしく奇跡というべき仕事でした。

そして海に向かいます。紅音の家のプライベートビーチだから全裸でも大丈夫っていうんですが、この子ら、治安が悪いよね。そして海に入るには脱衣ギャンブルで負けねばなりません。負けるが勝ちのルールだけれど、ミクルにとっては好都合。勝ち残って水に入らない、水着を回避する。つもりだったんだけど、まさかここで顧問が敵として立ちはだかるとは予想外の展開でした。

って、顧問も博打に巻き込むのか! 容赦ないな、賭博部。

順調に勝ち進んでいくミクル。勝ちっぱなしのミクルがメインになるために、海回なのに水着回っぽくならないのがおもしろい。でもって、ミクルのボディペイントが汗で溶けて大惨事! ああ、このままミクルの真実が皆の前にさらされてしまう!? 緊迫の勝負が続くも先生の戦線離脱でミクルの勝負とあいなって、よかったミクルの秘密は守られた! と思ったのに、紅音の温情がミクルを襲う!

でも、なんだかんだでうやむやになったミクルの秘密。よかった! けれど、なんだかよくわからない属性がミクルに付け足されてしまいましたね。

『ゴーイング笑ウェイ』

虹汲千葉を相方と慕う、お笑い志願者橋山愛唯。まさか住まいが隣同士。ここにふたたび運命を感じる愛唯ですが、千葉にとっては逃がれられぬさだめ? 同じ屋根の下で暮らす。さらには食事をご馳走してもらって、同じ釜の飯とかいいだす愛唯。着々と夫婦漫才の道が整備されようとしているのですね。

千葉が愛唯を連れていった喫茶店。そこのバイト店員、角田桜希が同じ学校。さらには千葉も同じ学校と判明して、いよいよ愛唯のテンションは高まります。桜希から見てもお似合いのコンビ。いよいよ千葉は逃げられないのか。と思ったら、千葉、桜希にも迫られているじゃありませんか。千葉さん、モテモテです。

この漫画、千葉がモテまくる漫画なのかな? と思ったら、桜希には本命がいる模様ですよ。役者志望の岸谷歩美。うまく演じられなくて河川敷で落ち込んでいる歩美を見つけて、ふたりに紹介する桜希。しかし桜希の催眠!? で、歩美、まるで別人のような演技をする! ああ歩美の夢の実現には桜希が必要なのですね。すなわちベストカップル!? と思ったら、桜希、歩美に対して結構辛辣だ!

お笑いと演劇のふたつのカップル。どちらもまだ片思いが続きそうですね。でもいずれは成就? 成就のあかつきには、千葉のコンプレックスも克服されたりするのでしょうかね。

My Private D☆V

『魔法柴犬☆はなまる』のまるえりです。

D☆Vポイントは、「魔法少女が決意を固めた時に見せる普段と違う顔…的なシチュエーションにドキッとします」。朝日の昇る街を背負って立つ魔法少女はなまる。逆光に沈むその表情はシリアスな憂いを帯びて、ああ、これが決意の表情ですか。

たしかに素敵な表情で、普段は明るくにこにこしている女の子が、こんな表情するというのですから、シチュエーションも込みでドキッとさせられるの、すごくわかりますよ。というのも私もニチアサ勢のひとりです。そうしたシチュエーションにやられてきた蓄積があるのです。

しかし、はなまる、やっぱり美少女ですよね。普段はあんなで、大変なことやらかしちゃったりしてますけど、こうして見るとやっぱりきれい。見事にドキッとさせられました。

2025年5月13日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『ちみどろアイスクリーム』

いよいよ最終回。ということで、日向はこんなにも積極的になりました! 寝起きの偲音にのしかかるようにしてキスをせがむ日向。ああ、研究機関での生活は、こんなにもふたりを強くむすびつけたのですね!

って、これ、ロボなのか! 偲音をドキドキさせるために作られた、日向型ヒューマノイド。しかし、これ、日向にとってはとんでもない風評被害なのでは? 女性と見れば見境なく迫る痴女ボットじゃありませんか。せめて偲音だけ認識して動作するとか、そういうストッパーはありませんの? 日向×日向とか、ややこしいことになってますよ!?

なぜ日向ロイドが開発されたのか。それは偲音の研究を続けるため。施設の子供たちの、一般社会で暮らす夢。その実現に偲音の力を借りたい。ただそのためには日向と離れることになり、となれば偲音をドキドキさせる相手が必要になる。ということで日向ロイド。あんまりな話かもしれないけれど、偲音が誰かの役にたてるというならその選択を応援する。日向に背を押されるようにして、偲音、施設に残ったのですね。

そんな偲音の身におこるサプライズ。結婚式シチュエーションで、日向と愛を誓う。本物より先に模擬結婚式をあげることに複雑な思い抱える偲音なのですが、その思いが通じた!? バージンロードの先で待っていたのはロイドならぬ日向ちゃん。かくしてふたりの近いは本当のものになり、と思ったら、大混乱じゃありませんか! いや、これでこそ偲音と日向の日常だ。なんて思わされるにぎやかさだったのですね。

そしてふたりの日常が続いていきます。偲音と日向、ふたりの生活。それはそれはドキドキの毎日なのでしょうね。

『ドラッグストアじゃNPC?』

配信環境を失ってしまった東野えぬ。やりたくもない就職をするはめになって、勤める先はドラッグストア。しかしこの店、店員の個性が強すぎるな!? ツンデレに嫉妬むきだし娘? 男装の麗人、いや中性的なだけか、加藤小日向の愛をえぬと嫉妬娘で取りあうことになるのかしら?

と思ったら、どえらい勘違いだった。嫉妬娘、公野みみは嫉妬娘ではなかった! ナメられイジられ続けた学生時代。それがためにみみはギャルというものに敵愾心を抱くようになってしまった。その見た目からえぬをギャルと認識したみみ。かつての恨みを今ここで晴らさんと、えぬに強く当たろうというのですか!

と思ったら、みみさん、仕事の教えかた、普通だな。むしろ親切、懇切丁寧。というか常識はずれのえぬに戸惑ってるまである? いやだって、挨拶の練習でASMR的接触してきよるんですよ!? いやもう、えぬさん強いわ。ちょっと普通の変人じゃかなわないくらい強いですわ。

休憩にはいったえぬとみみ。ここからがよかったですよね。みみをオタクと見抜いたえぬ。同じニオイがしたといって、すごい勢いで距離をつめていく。で、みみさん、えらいことチョロい。絵を描いてるというの、あっさりバラしちゃって、でもそれが正解でしたね。友人のバーチャル配信者のキャラデザしてたのがみみ。おお、なんと、結構な実力者なんじゃないですか!

ここにこうして友情を深めたふたり。これはいいですね。もっともっとディープな関係築いていってくれると嬉しいです! でもって、仕事についても過酷な現実知らされて、ああ戦友としての関係もはじまりそうな気配です!

2025年5月12日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『かみねぐしまい』

神様のママの願い。間違いをおかした私を取り込んで消してほしい。すべてを手放して楽になりたい。その一心であるようなのですが、神様、ママを消したくない一心で一生懸命頼みます。

ママも神様のお願いかなえてほしい。それからのやりとりは、もっとお母さんと一緒にいたい。自分がまえな、ツギノのもとで経験したいろいろを、ママにも体験してほしい。そうした気持ちに溢れて、ああ、神様にとってママとはもっと一緒にいたい人、まさしく家族なのだなあって感じさせられたのでした。

そんな神様にまえなからのアドバイス。ママの力をちょっとだけ吸い取る。神様、普通にできちゃうの!? かくしてちょっとだけ力を吸い取った神様。その姿はもとのままで、ただママだけは幼い容姿に変わったのでした。

ママさん、ちょっと不本意だったみたいですね。でも娘の願いをかなえることはできた。一緒にサイドイッチを食べて、そして一緒に暮らす日々がはじまる。これはまえな、ツギノが願う家族のありかたそのもの? そうした家族の風景がこれからもこの子たちの周囲に広がっていくのでしょうね。

『ほうかごバスケット』

このあいだ見にいったバスケの試合。よほど刺激的だったのでしょうね。さっそく桜井さんの真似なんてやってるけいです。でも、気持ちに現実が追いついてない! そのできない理由をつばさが説明してくれるんですね。

まず桜井さんがやってることを実際に実演してみせて、そして技術の解説。これはわかりやすいわ! でもはなもあかりも違うという。今、つばさがやったことなら自分たちでもできそう。と、これを受けてつばさが先に話を進める。

いや、この子、教えかたがうまいわ。実際にあかりにやってもらう。その際に注文がひとつ。なるべく速く。これだけで同じ技がまるで違うものに見えてくる。そしてここでさらに解説。基本的な技術に、プレイヤーそれぞれの色、持ち味を掛けあわせたものが必殺技になるんだと。

ここで部員それぞれの個性、色に話題が移って、自分ならどんな技にできるだろう。皆の目の色が俄然変わってくる。モチベーションが上がるなか、けいだけは自分の持ち味はなにか迷っているのですが、続けていけばいずれわかってくる。つばさのはげましに、視線が未来に向かうというのもまたとても素敵な構成だったと思います。

しかし今回の話、本当にいい話でした。バスケだけにとどまらない、様々のことに通じる話。ええ、私にしてなにか気持ちの前向きになる。そんなエピソードでありましたよ。

『運命のヤマダダダダダダダダダダ』

体育祭実行委員に選出された新たな山田と渡鳥。この山田音遠、渡鳥に急接近? ハグしてきたりして、山田も思わず気持ちがあがる!? でもぬか喜びはごめんと、冷静に冷静にと自分の気持ちを落ちつける。

ここからのふたりのやりとりですよ。一緒に体育祭の準備を進めていくのだけど、その過程で渡鳥のことお姫様呼び!? 一緒に二人三脚から、さらなる王子様ムーブ、加えておしりタッチまで! 体育倉庫でのアクシデントもうまく切り抜けて、ふたりより一層に密接に!? これ、実際どうなのか。渡鳥のこと、山田は好きなのか? と思うもハナからは否定的な見解が。

実際どうなんでしょうね。なんかよさそうに思うんですが、気を抜くとぬか喜びの未来が待っている? 油断ならない展開。でも、ちょっとでも渡鳥が喜ぶ、有頂天になる、そんな展開があるといいなあって思うんですよね。

2025年5月11日日曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

新入部員、空束愛。この子には自分が宇宙人であることを秘密にしたいといったユウ。その意図はよくわからない。ユウ自身にもよくわかっていない。ただそうしたほうがいいという予感がするのだそう。その気持ちを大切にしてくれる部員たち。ああ、こうして思いを受け尊重してくれるの、いい関係だなって。でもって、この関係は彼女たちが時間をかけて育んできたのだと思うと、なんだか嬉しくなるのですね。

さて、そうした関係を愛とも育むことができるのか。早速ユウの秘密がひとつ解禁ですよ! 灯台の秘密。ここにユウが暮らしていることは内緒だけど、愛を招いてのパジャマ合宿開催です。ああ、すごく楽しそう! それにパジャマ姿が愛らしい。いいよね、瞬ちゃん。かわいいといわれて不機嫌な表情するのも、すごく瞬らしいです。

皆で遊んで話して、合宿の目的はライセンス講習だっていうのですが、まずは今を楽しんで、そして外は流星群! 流れる星に思いをたくし、そして愛が海果に向ける思いよ。ああ、これはなにか動きがありそう? 愛の胸中、その思いの正体やいかに。気にならないではおられない展開です。

『しあわせ鳥見んぐ』

うわあ、メイドな翼がかわいいっ! けれど本編ではトリさんの中身に徹しています。すずと岬の通う大学の芸術祭に駆り出されまして、客引き中なのだそうですよ。すずにひなはメイドのかっこうしましてね、もう一着あったのだけど、翼は断固拒否。かくしてトリさんとして参加したのだそうです。

トリさんはこどもたちに大人気。そして飛びついてくる四季ちゃん! 姉、岬の展示を見にきたというのですが場所がわからない。なのでトリさんたちと一緒に写真科の展示場に移動。その途中、そうとう寄り道したようで、学祭を満喫している様子、実に楽しげでよいのですよ。

さて、四季にはちょっと悩みがある? 将来をこれと定められずにいる。って、まあ中学生だったらそんなもんよ! だからまずは勉強、ってことはわかっていても気持ちがついてこない。どうにもやる気が出ないというこの子を、すず、自分の体験談でもって元気づけて、そしてここに姉岬の努力の話が載ってくる。

ああ、四季にはいい刺激になったみたいですね。まだ見ぬ未来だけど、気持ちの高まりを見せるところ。ええ、いい表情でした。四季さん、がんばるんですよ!

『海のみちるごはん』

隣の店が人気。対し夕凪亭は活気がない。店主のこずえが元気なくしてるんですね。でもマルセラがきてくれた。さらに常連の皆もきてくれて、隣の店よりこちらがいいって、ちゃんとよさをわかって選んでくれているんですよ。

元気を取り戻したこずえ。こずえ目当てのお客さんもこれで安心ですね! そしてここからみちるの出番。お客さん持ち込みのタコを使って、ざっとカルパッチョを作りました。この、わざと不揃いに切って、食感にアクセントをつけるというの、ああ、これ聞くだけでおいしそうだなって思えますよね。もちろんお客さんにも好評で、こうした和む時間、場所、それがここ夕凪亭のよさだよなあって思えたのでした。

そしてみちるに転機です。思いついたアイデアを職場にて提案してみた。起死回生なるか。そのアイデア、また結果がどうなるかも楽しみですね。

2025年5月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、昨日の続きです。

『異世界魔王ごっこ』

新たに姿をあらわした幹部、ベルの能力を使い、シエルへのコンタクトを図ろうという魔王乃々。無機物に擬態させることができる。ほんとは鳥かなんかに化けて潜入しようと思ったところが、魔王乃々のちびぬいぐるみになってしまって、城内に入ってからはもうなりゆきまかせ! 危うくゴミとして捨てられてしまうところを、おお、魔王様ラッキー! シエルにかばってもらえました。

期せずしてシエルの部屋にまで潜入できてしまった乃々。ここでシエルの能力が切れたら大騒ぎ? 微妙にハラハラの展開ではあるのですが、魔王様、なおもついていましたね。かわいいといってもらえて、さらにきれいきれいにしてもらって、しかもこの上添い寝ですよ。

もしここでバレたらやっぱり大騒ぎ!? シエルが寝ているあいだに早々に退散しようと思ったところ、まさかの寝言で、魔王さん好き、なんていってもらえちゃったりして、もう乃々に大直撃の返り討ち! と思ったら、好き嫌いはだめですよ? いったいどんな夢を見ていたのでしょうね。

ここで乃々は退場。ここから先のことはわからないけど、ちょっと嬉しいサプライズ。乃々にとってはボーナス回でしたね。

『スロウスタート』

クリスマス会本番です。定番のチキンは各自おうちでいただくだろうということで、この子たちのクリスマスは串揚げなのだそうですよ。おうちで食べれば串カツのソースの二度づけ三度づけも好き放題。誰にはばかることもなく、のびのびマイペースでクリスマスを楽しもうというのですね。

そんななか、たまてが海外にいくかもしれなかったなんて話ししちゃいましてね、動揺しちゃう花名です。あまりのあまりに追い込まれた表情しちゃって、でもたまてから日本に残ると聞かされて安堵。それがまたたまてを喜ばせるのですから、ふたりの気持ち、ほんとに寄り添う仲良しさんです。

そしてクリスマスの定番イベント、プレゼント交換。なにがいいかと相談したり下調べしたり。そうしたらあの子もこの子もバスボムに!? ああ、定番というか鉄板というか。それだけにかぶりやすくなっちゃうのですね。なかなかに難しいプレゼント選び。はたして過半数を占めたというバスボム。誰がバスボム選んだか、その反応から想像できるのもまたおもしろいですね。

『魔女まじょS-WITCH』

森の奥にある沼に異変発生。ルチェッタが対処するも、次から次へと育つ氷に一苦労。少しでも残せば復活してしまうと、全魔力を注いで一気に粉砕。これにて無事対処できました、と思ったら、駄目だ! 飛び散った破片から氷が復活。氷の災厄が広がってしまいました。

光のバリアで身を守るルチェッタにまな。けれどこのままではジリ貧、氷に取り巻かれて、いつか飲み込まれてしまう。なんとかして小夜を呼ばないと! そう思うもルチェッタは意固地になって、助けを求めようとしない。

ああ、ここでまなの出番です。簡単な魔法、明かりを灯す魔法すら使えないまな。でもここが正念場。明かりのイメージを高めるべく持ってきた懐中電灯を手に、小夜に向けて光を届けようと奮戦する。集中が大事。たとえ足元が凍りはじめようとも、まるで意識を乱されることなく、小夜に明かりを届けることだけを考えたまなの、もはや祈りともいえそうな魔法。

明かりよ! 明かりよ!! 明かりよっ!!!

精一杯の気持ちをともに放たれた魔法は、周囲をどころか夜空を貫き照らす眩しさで、ああ、やりましたね、まな! そしてまなに応える小夜ですよ!

即座に飛んできてくれて、氷の異変をかたづけた! ああ、思いの通じたこの瞬間。空からまなを祝福する小夜、素敵な先輩魔女でした。

2025年5月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2025年6月号

 『まんがタイムきらら』2025年6月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。すうなとルカ、ふたりの世界といっていいのでしょうか。ふたりともに白基調、光の中に沈みこんで、抱きあう姿が刺激的。背景に広がる桜も、すべて白の世界に溶けていって、ふたりの姿を際立たせています。こちらに向ける鋭い視線は、紛れ込んだ邪魔者を排除しようとする意思なのでしょうか。挑発的で挑戦的。この場に存在が許されるのはすうなとルカのふたりだけ。まさしくふたりの世界なのです。

今月は新規ゲストが1本です。

『ウイニングアンサー!』

体の弱く、運動に向かない女の子が求めた青春、それはチームで挑戦する高校生クイズ選手権! とはいうけれど、このタイプのクイズって結構走らされたりしてなかった!? というのは置いておいて、まずはこの子、主水亜衣の新たな挑戦を見ていくことになる第1回。しかしどうにもこうにも不安になるのはなぜでしょう。

まずは学校。偏差値2ってありえるの!? 家からの距離だけで選んだみたいなこといっていますが、はたしてこの学校が亜衣にとってベストな選択だったといえるのか。荒れに荒れている。そんな学校。どうにも一緒にクイズに挑戦しようだなんて雰囲気はなくて、というかそれ以前に部活がかなり破綻してない? だって運動部が場所取りで抗争繰り広げてるんですよ!?

でも、亜衣は幸運だったのかもしれません。心優しい女の子、大場香奈と出会って、意気投合した。自分の夢、仲間と一緒に競技クイズに挑むというそれを香奈に伝え、熱い思いを語ったところ、なんと香奈がクイズ部に入ってくれるというのです!

ああ、新たな第一歩。いよいよこれからふたりの夢がはじまる! と思うも、香奈、この学校の最下位でしたか! はたしてはたして、いかなる展開がふたりを待つのか。なかなかに前途多難そうですよ。

2025年5月8日木曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、昨日の続きです。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

ヒメコの大ピンチ。友達に誘われて海にいくことになってしまった。しかも水着も、それもビキニを買わされてしまって、もう駄目だ! 逃げ場なし! と、この状況で頼られるのが南見おと。猶予は10日。そんなの絶対無理に決まってる。それはわかっていながらも、泣いてるヒメコを見捨てるなんておとにはできない。というか、見事ひきしまったボディを手にいれたヒメコを妄想して興奮を隠せないおとがかわいい。いやもう、すごい鼻血よ? ヒロインが見せていい顔じゃない。でも、それくらいおとにとっては価値ある結果であるのです。

あとはその結果を掴み取るだけ。といいたいけれど、だって10日でしょう? 無理よ、無理。それはわかっているけれど、とにかくやるだけやってみる。食事を制限。トレーニングをぎっちり詰め込んで、とにかく筋力をつけていく。一緒に取り組むおとが頼もしい。負けじと食らいついていくヒメコもすばらしい。ああ、この友情あらば目標達成なるのでは!?

と思うも、なんも変わりませんでしたーっ! って、そらそうよね! うん、この漫画、トレーニングにめちゃくちゃ誠実だ。

無惨な現状にすっかり諦めの境地にいたったヒメコですが、ああ、助かった! まさかのクラゲの大発生! 猶予ができて、とりあえず長期的にダイエットに取り組めるようになりました。で、ここからの展開、とてもよかった。無理してしまいがちなヒメコに、エネルギー不足を指摘するおと。今日はチートデーと夏祭りの縁日に誘って、一緒に食べる屋台ごはんからの、ふたりで楽しむ花火の夜。

ああ、ふたりは友達。ずっと友達。この距離が、思いが近づく様子。すごく素敵と思ったのです。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ルナ同好会には部室がありません。かくしてはじまる活動場所探し。学内である必要はないと、自宅である画材店の2階作業室を提供しようとしたひかり。でも駄目なのか。お母さんが許さない。天文部、月への情熱をお母さんが認めない! って、なんで!? と思ったら、ひかりの父が天文に入れ込みすぎて帰ってこないから、天文への拒否感が育ってしまったのかあ。

こうしてふりだしに戻った部室問題。次の案として、工業高校の校舎、資料室の空いてる空間を使わせてもらおう。からの、部屋の大改造ですよ。作品置き場と部室を分けるパーティション、壁を木工部に依頼して作ってもらう。まさしく手作り感あふれる部室づくり。といいたいけど、手作りというには本格的すぎる施工ですよ! 作ってもらいたい人たちと、作りたい人たち。望みがうまくマッチして、皆が嬉しい結果となりました。

ただしばらくは、新たにできた壁が人気スポットになって、ルナ同好会関係なく部室そのものを見にくる人が増えて、人見知りの部員には居づらくなっちゃった? もうしばらくはこの状態が続きそう。でもしばしの我慢ですよね。

『良倉先生の承認欲求』

写真加工に目覚めた良倉。最初は否定的だったけど、星畑が盛りすぎてイケメンになった自分を見て考えが変わった。さらにはこれは身バレ防止にもなるのではないかと考えて、どんどん先鋭化していく良倉。おすすめアプリを教えてくれといったら、星畑から自分の写真を加工してOLさんとしてアップしちゃダメだよ。絶対バレると釘を刺されるのがおもしろくって、なにがいいってあの真顔ですよ。ほんと、星畑さん、暴走しがちな良倉のいいサポート役になってくれています。

女性に加工できると聞いて我慢できなくなった良倉。自分の写真を女子にして、しかもその感想を明戸に聞く。そうしたら見事にバレて、ああそうそううまくはいかないものですね。そして良倉の凋落はここから。推しの路線変更を嘆く明戸相手に、うかつにも加工礼賛なぞしてしまったものだから、無用な批判を浴びてしまって、さらに氷上、水元相手にも加工奨励して、ああ、水元ちゃん泣かせちゃったよ!

もう完全に立つ瀬のなくなった良倉。明戸、氷上に正座させられて説教受けるハメに! あのふたりの冷たい目。ああ、素敵だなあ! というのは追いておいても、ここでまた助けてくれるのが星畑。ああ、ほんとうにこの子はいい子です。いけないことはいけないといってくれて、助けてくれて、叱ってくれる。良倉にとってのよき母みたいになっていますよ。

2025年5月7日水曜日

『まんがタイム』2025年6月号

 『まんがタイム』2025年6月号、発売されました。表紙は『レーカン!』。今や運動の季節は秋ではなく初夏。かくして天海さん、運動着姿でパン食い競争に出場です。天海のかたわらには猫がいて、おおこいつも出場しているのですね。ともにパンをくわえて、ああゴールテープを切ったのはどちらなのでありましょうか。どうも猫が先頭のようですね。そして『ニセアイホンアイ』、『星月夜工業高校ルナ同好会』のカットもございます。

『ローカル女子の遠吠え』

やっぱり秋津さんはかわいいと思う。人目が気になって、これまでジムに通えなかった。それがこのところ増えてきた小規模ジムのおかげでようやくジムにいけるようになって、ランニングマシンが楽しいっていうんですね。変わらず人目ばっかり気にしちゃう秋津さんですが、ゲーム機使っておうちトレーニングとか向いてそうな気がします。

ということで今回はトレーニングの話題。東京では皇居まわりを走るけど静岡だったら駿府城。からの天守の話題に移行していくところなど、実に手慣れたものでした。

運動不足を自覚して休日に軽く運動するりん子が、たまたま会った雲春に問われるトイレのこと。まさかの壁! っていうんですが、あった! これ、昭和の頃にはよくあったよね! そうか、こういうのまだ残ってるのか。こうして漫画で話題になったら、改装にはずみがつくかもですね。

『遠恋カノジョとおとなり上司!』

故郷の三重と東京と、離れて暮らすナズナと太郎。はや三ヶ月がたって、そろそろ限界。会おうと約束して、落ちあうは三重の県庁所在地、津。この週末に会えるとなって、一気に気持ちの高揚する太郎。このときのふたりの気持ちの浮き立つ様は、それぞれに思いのつのり息急くような高まりを見せて、それだけにふたりが久々に顔をあわせてからのくだりがですね、はやる思いが太郎にしてその手を先走らせて、ナズナの思いも確かめずその手をとらせてしまう。思わず手を振り解いてしまったナズナの気にしていること。修行をして硬く傷もある手。その変化を喜んでくれた太郎にほっと気持ちの緩む、そんなナズナの姿がよい。

ええ、とてもよいふたりの関係に読んでいるこちらも気持ちの緩むものあるのですね。

さて、この漫画は遠距離恋愛の相手ナズナと、職場の気になる上司川島との間に揺れる太郎の思い、など描くのかと思うのですが、今のところ上司を前に揺らぎながらもナズナに首ったけじゃありませんか。ここで川島に傾く、そんな展開あるのでしょうか。今回、ここまでナズナとの関係描いて、太郎、川島に気移りしてしまいました! なんてことなったら、太郎の株ストップ安ですよ!? ほんと、今後、どんな展開見せるんでしょう。

『跳べないウサギと神の島』

レオが思い出す母のこと。理沙子の儀式のため島を訪れたレオとその母怜愛。このとき、怜愛が理沙子に気になることいっているんですね。この夏が最初で最後のチャンス。このチャンスとは、理沙子が島を出る機会? つつがなく進行する祭の終盤、禁足地に向かう理沙子と怜愛を追ってしまったレオと、そして訪れた悲劇。

いったいなにがあったのか。理沙子の失踪と母の死。自分もその場にいたかもしれないのに、なにも思い出せないレオです。図書室で昔の新聞を見てみても、くわしいことはわからない。そこに現れた、月兎の監視者メトリに聞いてもわからない。もしかしたら理沙子が知っているかもしれない。彼女が取り憑いた形代に聞いてみるしかないとなったのですね。

しかし理沙子捕獲に失敗して、いよいよレオのもとを離れようとする形代理沙子。ああ、これで理沙子がレオのもとに戻ることがなくなれば、情報を得ることはかなわない? なんとかして理沙子とコンタクトとるしかなくなったレオのこれから。おそらくはリンコの将来にも関わることです。いったいどうやって挽回はかるのでしょうね。