2017年2月19日日曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年4月号

『まんがタイムきららミラク』2017年4月号、先日の続きです。

しましまライオン』、これ、すごくいい話。人間の社会では誕生日を祝ったりする。それで皆の誕生日とかの話になるんですけど、うおお、千鳥が重い、重いの……。そうか、一日一日が貴重か。そうだよなあ。小鳥の寿命は短い……。神様がうまいこと配慮してくれて、皆にちゃんと誕生日が設定されていて、おお、新菜と千鳥の誕生日が今月です。だから皆で祝うという、そのパーティの様子が面白くって、クラッカーで全員まいってしまったりね、でもってケーキがワニとトリ。肉食組が混乱してるのがほんとおかしい。そして新菜、千鳥、ふたりの出会いのエピソードから、なぜ人になったのか。語られたその様子。ああ、ふたりのベランダでの会話、それがしみじみと胸に迫るものあって、素晴しいな、そう思ってたら、その話聞いてたまこがまた泣いちゃってて、ほんと、まこ、いおんのふたりもすごくいい。ええ、すごくいい話でした。泣けた。あと、しまうまぬいぐるみをずっと抱っこしてるいおん、素晴しいです。

『広がる地図とホウキ星』、これ、ほんと素晴しいよ。そろそろ中間テストというタイミングでクエストに誘うリンですよ。もうテストは捨ててるのね! ゼルダがほんといいですよね。常識人。テスト前だけどいいの? そしてクエストも入門向けっぽいのチョイスして、洞窟トマトの採集。こんなに優秀な様子を惜しげもなく披露したかと思えば、暗くなると寝ちゃうというね。いいキャラクターですよ。そして地下実験棟の様子もすごくいい。動く階段のあの見せ方、すごいよね。どんな場所なのか、縦に深い構造になってるって一目で理解させてくれて、その後の危機もね、ほんと、わかりやすい。構成よし、構図よし、見せ方、演出よし。最高だと思います。菜園での活躍も、ゴーレムを前にして皆が魔法で奮闘する。その魔法の魅惑。ゴーレムも愉快なやつで。もう、今回も惚れ惚れさせられる展開に魅了されっぱなしでした。

カラフル・マキアート! — 魔法少女は戦わない。』、最終回ですよ。学園祭で大活躍。14時半からステージやりますっていうのを、皆手分けして告知する、その様子がすごく楽しい。委員長ですよね。プラムブロッサム。いろいろやりすぎちゃうマキアートを正座させて叱ったり、ほんと面白い。プラムブロッサムとのやりとりが、もう本当に仕込みまるだしで、いや別にそれでいいんですけど、だって生徒達もこれが本当の対立だなんて思わないわけで、学園祭の出し物でしょう? 実際、出し物ですし、いい感じに派手な見世物して、面白そうな対立構図見せて、続きは体育館で! そして体育館でのステージ。最後まで決めあぐねていたみのりの能力、それが決まった。ああ、私たちは戦わない。戦わない魔法少女が選んだこと、その解答がすごくいい。人を楽しませる。もう、ほんと、この漫画の集大成ですよね。最後の一本、最後のコマも素晴しい。ええ、ほんと、彼女たちの世界、大好きでしたよ。

ラストピア』、深刻そうなオーナーさん。どうしたのかって聞けば、ああ、今晩の献立でありますか。そろそろレパートリーの限界がバレそうっていうんですが、いや、そりゃあしゃあないんじゃないでしょうか。気にせんよね? 普通、ある程度のタイミングでローテーションしていくもんですし。そう思ったら、ええ、リッタさん、やっぱり気にしません。というか、そもそも偏ってるのか。偏る理由ってのもナイスですね。ええ、この理由、ちょっと好き。食材を変えてみましょう。リッタの発案で魚を捕りにいくっていうんですけど、釣りだと思うじゃないですか。まさかの素潜り。ふたり、モリを装備して、物騒だってリッタはいってますけど、いやいや、なかなか刺激的なセクシーショットでしたよ。捕獲したのはブダイかなんかかな? バケツに突っ込まれた魚が「……」とか吹き出し出してるのおかしくって、でもって作るは島の家庭料理。ああ、祭の時のリッタの言葉、ちゃんと覚えてくれてたりね、そして皆でテーブルを囲んでの団欒。素敵な描写でした。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第4号(2017年4月号)

2017年2月18日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2017年4月号

『まんがタイムきららMAX』2017年4月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。ココアとチノが、メリーゴーラウンドですね、白馬ならぬ白うさぎにふたり乗って、いやいや実に楽しそうですよ。チノが食べるティッピー器のポップコーン。こいつはなかなかによろしいですね。元気いっぱいのココアも魅力的です。面白かったの、うしろのうさぎの着ぐるみ、頭はずしたらシャロがいるっていうの。ああ、バイト、増やしたんですね。

『私を球場に連れてって!』、新連載です。野球観戦もの。特段野球に興味のあるわけでもない、いうならば普通の子なのかな? そんな野原玉が出会った女の子ふたりは熱心な野球ファンで、しかし贔屓のチームがそれぞれ違っている。西武玲央奈は埼玉ホワイトキャッツファン、大栄春子は福岡ファルコンズファンで、それぞれのチームのよさを主張して譲らない。で、ふたりの対立に巻き込まれるかたちで、球場にいくことになるっていう話なんですね。表面的にはいがみあってるように見えるけど、実際は仲が悪いわけではない。むしろ一緒に野球観戦できる友達ができた、そういって喜んでるみたいなところもあって、ギスギスしたところがないのはいい感じですね。しかしキャラクターの名前。西武に大栄。ライオンズは今も西武ですけどホークスはもうダイエーじゃないからなあ。みたいなこと思わせてくれて、ええ、ちょっと懐かしくなる響きでありましたよ。

『りかけいの女子』、ゲストです。主人公は大学生。しかし女子大で工学部ってめずらしいな。いや、実際あったりするのかな? ともあれ、情報学科一年生の一姫真希穂が出会ったのは冷泉吉里。なんだか変わったお姉さんで、とにかくマイペース? この人、真希穂に昔の自分の姿を見ていて、それはなにかというと、大学デビュー失敗であります。女の子の友達が欲しい。そう思っていてもうまくいかない。そんな真希穂に、私を友達にすればいい、そのアプローチに抵抗しつつも取り込まれていくのでありますね。これ、年の離れた友人との交流もの。どんな関係になっていくか、と思いつつ、きっと真希穂、感化されちまうのだろうなって予感しますよね。

『脇役どもがっ!』、和製RPG思わせる世界観です。村娘つまるところモブの少女が主人公になることを夢見て、宿屋の娘、商人、鍛冶屋を巻き込んでいこうっていう話であるんですね。しかし村娘、考えが物騒です。どうやって主人公になるのか? 主人公パーティを襲って、倒して、成り代わろうというんですね。特に強いわけでもないし、武器も使ったことないしと、なんでそんな野望抱いたの? そんなヒロインなんですが、なんとしても主役になりたい。かくして主人公たちを村に誘き寄せるためのイベントやるっていうんですが、ほんと、主役になろうっていう人間の発想じゃないですよね。

『農娘!』、ゲストです。タイトルのとおり、農業やってる女の子の話。けど、なんで農業やってるのか? 家業がそうとかいうわけでもなさそうだし、だって主人公は農業のこと知らないっぽい感じだし、計画とかあんまりたてず、いきあたりばったりにやってるっぽくて、生業として農業やってきたような感覚がない。友人の家は農家? わからん。とりあえず、主人公たちが農業をやってる理由みたいのが知りたいかな、なんて思いました。ともあれ、畑耕して、収穫して、そして食べる。そうした展開に登場人物3人のキャラクターがテンション高めに描かれて、農業よりもちょっとエキセントリックな子たちの言動、そちらがメインといった感じでありました。

  • 『まんがタイムきららMAX』第14巻第4号(2017年4月号)

2017年2月17日金曜日

『まんがタイムファミリー』2017年4月号

『まんがタイムファミリー』2017年4月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』、チエちゃんがお雛さまになっておいでです。じゃあお相手は前田さん!? と思ったら麗子さんに蹴落とされておりますね。『妹のおシゴトは時給2000円』、ミエ子は、三方に札束みっつのっけて、ええと、こちらはお雛さま、じゃないのかな、なんだろう。三人官女? 『おしかけツインテール』メインの3人は、ええと、これ仕丁っていうんだ。塵取真ん中に熊手、箒というんですが、ええと、うちの雛人形はこんなの持ってない! 沓台、台笠、立傘の京風仕立てであります。そうかあ、京都以外じゃ箒、塵取なんだ。

大家さんは思春期!』、おお、おおお、こんな、こんなことがあるのか……。前田さんが、前田さんが活躍しとるで……。空いている駐輪スペース。その活用を考えたチエちゃん。プランター並べて野菜を育てようっていうんですが、ええ、ここで観賞用ではなく実用を考えるのがチエちゃんらしいところですが、さて、前田さんがここでなんと先生に! ああー、農家の息子。それでいろいろ詳しくて、生き生きと作業するチエちゃんから向けられる尊敬の眼差し。うおー、前田さんにこんないい日がくるだなんて、まったくもって予想だにしませんでした。そして麗子さんのふと見せた悲しげな表情。あー、そうかあ。生きるということはすなわち切ないってことですよ。

『広島さん友達になってください』。キミちゃんの学校での頑張り。いいですね。友達作ろうとしてる。でもって、今回は向こうからアグレッシブに距離をつめてきてくれて、なるほど、キミちゃん、皆から興味津々、注目されとるってわけですね。向こうからきてくれたボーイッシュ、元気な女の子。その子の名前を間違えて覚えてしまってたキミちゃんの記憶プロセス。これ、面白いわ。誰が「みやじマリン」じゃ! 水族館じゃねえぞ!! ほんと、アグレッシブ。面白い。けど、キミちゃんにはちょっと勢いありすぎみたいですね。しかし、このみやじマリンいやさ鳥居真理さん。いい感じに友達になれそうじゃないですか。あのアドレス交換してすごく喜んでるキミちゃん。見事、素敵、グッドです。

『牧場OL』は、ちょっとずつ開かれていく北海道いやさこの牧場の過去の話。携帯の電波が届くようになった、喜ぶ南に、昔はこんなだったって教えてくれた奥さんの話。最初は本当、大変だったって話から、社長、イタドリさんに出会えてよかったという話になって、そして社長と出会った時と同じシチュエーション、再現ですよ。雪の日に、牛舎に入り込んでしのいでいた。それが社長。その時と同じ兆候感じて牛舎へといってみれば、そこには金髪? のお嬢さんが! おお、新キャラだ。なんか面白そうな人が参入してきましたよ。

『役職名はお嫁さん』。美如さん、新入社員の教育することになりました。しかし、その新人、鹿沼さんったら仕事が嫌みたいで、働きたくない……、思わずひとり吐いてしまったその言葉、まるで理解できないというのが美如だというのですね。不安がる鹿沼をはげまそうとする美如だけど、その話の腰を獅子本がことごとく折っていく。な、なにをするだァーッ! と思ったのだけど、そうか、新人さんに美如の話はヘビーすぎるか。宗教みたいっていわれてるの、おかしかった。おかしかったのは陽大もそうですよね。やっばい俺だ!!! めちゃくちゃ面白かった。鹿沼さん、この人いいですよ。獅子本から飲みに誘われたら、即座に飲み会、上司、断り方で検索。素晴しい。その飲み会での美如との会話、鹿沼にとってどれだけ意味あるものになったか、それはわかりませんが、無駄ではなかったようで、ええ、今後のこの人の活躍、期待されますよ。

『感染!ウイちゃん』、面白かったな。あつしの隙を見て、漫画のネームを改竄してやった。ええ、ウイルスらしい仕事でありますよ。もちろん、これ、あつしを困らせるためだったんだけど、あつしが酷い。内容が変わって? でもこっちの方がかなり面白いぞ!! 駄目じゃん! この後もいろいろ悪さするウイだけど、そのどれもが不発に終わって、落ち込んでしまって、しかたないから元気づけるためにわざといたずらに引っ掛かったふりしてやるとかね、ああ、ウイちゃん、愛されてますなあ。最後にね、漫画のネーム、ウイの仕業と知って落ち込んでしまってるあつし。この落ちも面白かったです。ウイ先生、大活躍です。

  • 『まんがタイムファミリー』第35巻第4号(2017年4月号)

2017年2月16日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2017年4月号

『まんがタイムきららミラク』2017年4月号、発売されました。表紙は『うらら迷路帖』。千矢と紺のふたりがポップな衣装でウェイトレス、みたいですよ。紺の手にはティーポット、お盆のそれはフルーツあんみつ? 千矢が持ってるのはパフェ? 白玉がのってる? 和風と洋風がうまくマッチした甘味に、ドレスのふたりの愛らしさ。甘さばっちり押し出した、そんな表紙であります。

ビビッド・モンスターズ・クロニクル』は前回訪れた雪原ツアーの続きです。雪原にも敵がいます。しかも、わりかし強めな敵。というわけで、キャロが速攻リタイアしてしまうのはもういつものこと。ああー、やっぱりかあ。てなものなんですが、いや、これ、驚いた、まさかのチェリムも離脱! なんだってー!? 雪原の特別ルールでその場で復活が無理。雪原のはてにある小屋に復活したら、そこに先客がいたっていうんですね。この先客がおかしかった。暗くって、仲間はもう自分を見捨ててしまってるに違いない。ネガティブになって、一昨日からひとりぼっち。外には敵。出るに出られないという状況に、チェリムとキャロ、ふたりが希望になるというのか!? というところで、まさかのキャロのログアウト。オフラインのキャロいやさ赤音がですね、仲間に置いていかれる不安にさいなまれましてね、ほんと、あの深刻そうな様子、赤音には悪いんですが、可愛かったです。ところで、ほら、飛空挺内のイベントでゲットしたアイテム。ほら! ゲットしたアイテム! いやあ、次回が楽しみですよ。

『ななつ神オンリー!』。恵比寿、大黒の家を訊ねた女神たち。そうしたら、恵比寿、庭でキャンプしてる。なんで? 趣味? そう思ったら、女子キャンプ人気をうけての雑誌の特集、その取材を受けているところだっていうんですか。女子、冬キャンプ! なんか思いあたるふしがあるよ!? 恵比寿が釣り女子として有名というの、なるほど、神様としての特性、ばりばりに活かしまくってますね。そして大黒天はマネージャーやってて、いやあ、本人も美しいのに、そうかあ、恵比寿を推す、支える、それで満足なんですね。後半で描かれた大黒の様子、面白かったです。すごく世話好き。フレンドリーで、これはアイドル活動にも快く参加してくれるかな? そう思ったら、ああ、きっぱりと断られた。これから大黒天攻略編に入るのでしょうか。この人を落とすには、まず恵比寿から? 期待の展開です。

『お願い!ロイヤルニート』は、桜花ロイドが登校ですよ。おお、桜花ロイドの話、続いた! 不穏な発言してしまうあいつ、学校デビューですよ! 登校した桜花がロボとばれたらややこしいことになる。それで必死であれこれ取り繕うほたるがいい感じ。結構無理矢理な言い訳繰り出しながら、なんとか授業をクリア。あとは帰るだけ! ってなったところで、うおお、桜花のイトコ。いつぞやの乗馬の時の久遠寺さん! この人の登場でとたんに面倒くさいことになって、素晴しいな、おかしくてしょうがない。覗き見してる桜花は恐慌状態におちいるし、ほんと、久遠寺さんってどんな人なんだ。そして桜花ロイドの意味深な発言! これ、この誤解をそのままにするのかな、なんて思ってたら、ああ、ロボであることばれた! これ、どうなる。ロボを奪われる!? あるいは桜花本体を奪われる!? わからん。けど、ろくでもないことになりそうなのは間違いなさそうですね。

『バトンでRUN!』、読み切りです。部員の少ない陸上部。ひとりやめてしまったためにリレーができなくなってしまった。なんとかしないと。足の速い子探したいけれど、そうそううまくいかないだろう。悲観的になってるナミの前に、まさに望むとおりの子が現れたっていうんですね。聞き込みして、名前やいろいろ情報集めて、そしてスカウトにいく。おお、ナミ先輩、さすがというべきか、期待の新人かもめを楽勝で追い抜いてしまうんだ。一年生のほたてがいいですね。自分のことをバカというかもめに、大丈夫、先輩のほうがバカですから。すごいな。本人目の前にしてこれだ! いかします。ともあれ、試しに走ってみよう。そのリレーの情景描くのに数ページを割きまして、言葉少なに、絵でもって陸上の、リレーの爽快感を表現してみせたところはさすがです。この描写の下支えがあったから、かもめの知るリレーの楽しさにも説得力があった。ええ、なかなかによいもの見せていただきましたよ。

『ドレスメイクカノン♪』、読み切りです。面白い設定盛り込んできましたね。能力服なるものがある世界。それを着るだけで特別な能力が付与される、そんな服を作るクチュリエールを目指そうという女の子たちの物語。なるほど、筋力増強する服がある。かと思えば、病人の心が読めるなんて、まさに超能力だ! こうした服でもってトラブル解決しながら、いや、むしろトラブル作ってる? ともあれ、ばたばたとした面白さ、楽しさのある漫画でした。主役の花音、この子が出会った、というか、噴水の池に蹴り落とした女の子、理々華を助けて、というか失敗の始末をしていくという、その過程でも能力服が大活躍。理々華のことをわがまま娘といいながらも、ふたりの距離がちょっとずつでも近づいていく様はよかったと思います。しかし花音さん、ただのおっちょこちょいなのか、あるいは天然の暴言ヒロインなのか。むしろその気の使わなっぷりが新鮮でした。

  • 『まんがタイムきららミラク』第6巻第4号(2017年4月号)

2017年2月15日水曜日

けものフレンズ

 すごい人気になってますね。なんて、まるで当初の話題になってなかった頃から見ていたみたいな風にしれっといっちゃってますけど、私が『けものフレンズ』を視聴したのは話題になってからです。Twitterのログ見れば、最初の言及は2月8日。ええ、ばりばり話題になってからですね。私のフォローしてる人のなかに、本当に放送当初から『けものフレンズ』はいいっていい続けてる人がいて、その人のログ見れば、ほんと、2話時点から評価してる。ええ、この人のおかげでタイトルに覚えがあった。そして、こうした人たちが面白い、素晴しいって支えていてくれたこと、それが今の評価に繋がる流れを作ったんですね。ええ、アーリー・アダプターの人たち。感謝ばかりですよ。

昨日、Blogの記事に取り上げてましたChromecastですよ。これ、一体なんのために導入したのかといいますと、dアニメストア、こいつをテレビで見るためでありまして、なぜdアニメストアなのかというと、月額400円で『けものフレンズ』見放題! だからなのであります。

いやもう、これ、なんで見ないと決めたんだろう。そう思いましたね。ゲーム原作、CGアニメ、あんまり金がかかってなさそう。こうしたところから、手もかかってないに違いない、そんな判断をしたのでしょうね、きっと。また、ここ数年増える一方だったアニメの視聴本数。それを削りたいという気持ちが強かった。かくして出遅れてしまったというわけですが、遅れて見ようが、流行についていっただけであろうと、見てよいと思えるものなら、それでいいんですよ。

アニメ『けものフレンズ』、いろいろ思うところありましたよ。サーバルちゃんはじめ、フレンズの皆が元気で明るくて個性的で可愛くていい。ポジティブな言動を浴びるようにして見る、聞くのは、ほんと、いいものだなあ。また、ほぼ廃墟になってしまっているパークの現状にかばんちゃんの存在。いろいろ不安を感じさせまして、いえね、かばんちゃんがなんの動物かサーバルにはわかってなかったわけですよ。だから図書館にいって調べようという話になっていたわけですが、じゃあヒトと確定してしまえばどうなるのか。けものとヒトは相容れない? 友達にはなれない? あるいはけものとヒトの区分を越えてなお友達であり続けるのかな。そもそもかばんちゃんはヒトなのか、ヒトのフレンズなのか、などなど、考えすぎると不安になるからあんまり考えないようにしたいところですが、ともあれ、このへんが気にならないという人、少ないんじゃないかなと思います。

さて、そんな私がこのアニメのどこに打たれたのか。それは、たとえば2話ですよ。ええと、ネタバレしますよ。ネタバレ嫌なら、ここで帰ってね。ええと、図書館に向かう途中、あるはずだった橋が落ちてしまって、川を渡れなくなってしまってた。それで、皆で力あわせて、不完全ながらも橋を復旧することになるんですね。

その橋をかける描写ですよ、参ったのは。かばんちゃんがアイデアを出して、泳げるジャガーとカワウソが残る橋の基部に蔦を使って板を渡す。工事ですよね。仕事ですよ。でも彼女らにはとっては、そうした仕事が楽しみであり、喜びであり、まるでレクリエーションみたいにして架橋という事業を成功させるんです。これはじめて見た時に、ああ、仕事というのは本来面白くて楽しいはずのものなんだったって、なにかを作り出すということは喜びであり、それが誰かの役にたつものであるならなおさらではないか。なのになぜ自分はそうした喜びから遠ざかってしまっているのか。自問せずにはおられませんでした。同時に、あまりに眩しい彼女らの様にしたたか打たれたのでした。

このアニメには、プリミティブな喜びがあふれている。そう思うんですね。なにをするにも新鮮な驚き、喜び、興味がその底に流れていて、わくわくさせられる。なんだか楽しくなってくる。ええ、貴重な体験だと思います。

第5話「こはん」が突き刺さるようでした。家を建てたいビーバーと、同じく家を作りたいプレーリードッグの話。ビーバーが問題を抱えているのですが、それがもう他人事ではない。ずっと私の悩んできたこと、それにまるっきり重なって、目がくらむ思いでした。家を建てるのに必要な資材は揃えた。プランもだいたいできている。なのに、不安が先にたって作れない。正直、びっくりしましたけどね。ビーバーは巨大なダムを作りますが、じゃあ、あれってどうやって踏ん切りつけて作りはじめるの!? なんて疑問もわいたのですが、ともあれこのアニメのビーバー、彼女の抱える問題はまさしく自分の長年思ってきたものに同じであったのですね。

準備を万端ととのえて、それでも踏ん切りをつけられない。そうした自分の性質を思っては、考えるより先に動き出すことのできる、そういう人の方が成功しているように見える。ずっとそうした性質を持つ人達を羨んでいたんですね。ええ、このアニメでいうところのプレーリードッグですよ。でも、そのプレーリーの行き当たりばったりすぎる行動とその帰結。もう本当におかしくて、笑って笑って、そして思ったんですね。どっちも駄目だな!

でもこの後に、両極端のふたりが協力することで長所を活かし、短所を補う。そうした展開が続くんですよ。知らず涙が出ましたね。こうありたいと思える姿を見せられた。自分の抱える問題、それがたとえ自分自身のことでなくとも、こうして解決する様を見せられることで、ずっと流すこともできずにいたものがきれいになった。そうした感覚を味わったんですね。

『けものフレンズ』、すごくシンプルな話です。難しいことはやらない。でも、それは単純というわけではなく、ましてやつまらないなんてことでもない。シンプルな表現に、確かなメッセージが感じられる。そして今のこの人気は、メッセージが届いた、受け取ったという人が多いってことじゃないのかな。なんて風に思っています。人によって感じ入るポイントは違ってるってことも確かそうで、愉快だって思ってる人もあれば、紹介される動物の魅力に魅かれるって人もいて、そうした中に私のように、自身を振り返る、そんな機会を得るものもいるのだと思います。

2017年2月14日火曜日

Google Chromecast

Google ChromecastGoogle Chromecastを導入しました。理由は簡単。ネットで配信されている動画をテレビで見たかったからであります。最初はですね、Huluがそうであるように、Wii Uで見られるようになってたりしないかな、そんな期待もしていたのですが、残念ながらそうした風にはなっておらず、なにか方法はないものか。調べたらChromecastが出てきたというわけです。ええ、Chromecast、名前は聞くがよくわからない機械。いったい、どういったものなんだろう。ええと、スマートフォンから映像データをWi-Fiで飛ばすの? 疑問に思いながらも、ええ、試してみましたよ。

Chromecast、写真で見ても大きさがよくわかりません。結構大きなものかな、そんな風に思っていたんですが、届いて、開けてみて、そうしたらびっくり。ああ、想像していた以上に小さいものなのだなあ。

Google Chromecast

小さな円盤から伸びているHDMIケーブル。こいつをテレビに接続して、電源はHDMIからではなく付属のUSBケーブル使って供給します。小さなUSBの電源アダプタがついてくるのですが、テレビに余ってるUSB端子があるなら、そこから電源とることも可能。なので、電源アダプタが一個増えた。ええ、これ、ちょっとありがたい。ファミコンミニに使おうと思います。

Chromecastの設定、結構面倒だったりしないものか、ちょっと心配していたんですが、いやあ、簡単でした。Googleが用意しているGoogle Homeなるアプリを使います。テレビ画面にChromecastが表示するコード、それとGoogle Homeに表示されるコードが一致することを確認したら、名前を変更、でもってWi-Fiの設定しましてね、Googleアカウントにログイン。以上です。Wi-Fiの設定をした時点でアップデートを開始したり、あと、アプリに自分のつけた名前の機器が出てくるまでちょっと時間がかかったりしましたが、一度出れば後は簡単。対応アプリにChromecastの接続アイコンが出てくるので、そこからキャストしたいChromecastを選択。接続が確立されたら、後は再生するだけ。うおお、思った以上に楽で、しかも画質もいいじゃん。って、画質に関しては配信事業者の領分ですね。

ともあれ、かくして無事キャスト成功。これ、便利に使ってますよ。もうちょっと落ち着いたら、Huluも試してみたいと思います。

d Anime Store on Chromecast

2017年2月13日月曜日

『まんがタイムきらら』2017年3月号

『まんがタイムきらら』2017年3月号、一昨日の続きです。

『おとめサキュバス』はルナの歌のエピソード。朝、洗濯物を干しながら歌ってたら、集まってきた小鳥が鈴なりに。ルナの種族、フルドラ族は歌が得意。小鳥に作用する歌があれば男性に作用する歌もあり。なるほど、これをもって籠絡したりするのだね。学校で歌の練習をする。音楽室を借りるくだりおかしくて、そうか、キュリアじゃ駄目か。涼香の王子様パワーが必要か。ええ、先生がすっかり籠絡されて、涼香さん、よほど優秀なんですなあ。キュリアの種族、ルサールカ族は楽器や踊りが得意。というので、音楽室にあった楽器を使うんですが、ほら、以前のあれ、カーッってやつ。ええと、ヴィブラスラップ。得意気に鳴らしてるキュリアもおかしければ、衝撃受けてるルナもすごかったです。でもってルナ、子守唄を歌う。ほう、耳栓してても効果あり。でも、ヴィブラスラップが効果を柔らげてくれてるみたいですね。歌の練習話のね、落ちになるコマ、窓が少し空いてたっぽい。これ、いかしました。そしてキュリア、木魚に心ひかれている。いや、いや、ねえ、ほんと、持ち歩くには向かないものですよ。

『オリーブ! — Believe, “Olive”?』、千歳大活躍ですよ。スズの手に常駐魔法をかけるとか、ツバサにもすごいプレゼント。もう、生き生きしてますよね。廊下歩いてても、いろいろ声かけられて、本当、人気者。この顔の広さ、さすが政治家と評価されてるの、なるほど納得でした。千歳、授業には出てないんですね。ほんと、やりたいようにやってる。そんな千歳の学校での様子と、監視魔法網を整備して変異の警戒している時の姿、そのギャップが素晴しい。でもって、ウチツクニの首長、延喜との飲みでのリラックスしきった様子、これも素晴しくて、ほんと、多様な魅力のある人です。延喜との会話で明かされた、千歳が年齢を重ねない理由。おお、呪いとな。でも、呪いをかけられた瞬間に、いいの!? って、ほんと、この人面白いなあ。その呪いの呪いたる部分、それは努力で克服したのだなあ、この人は。今は、そうした千歳のちょっとしたボーナスステージ。楽しい毎日、それにしあわせ感じて、癒されている、そうした様子が素敵でした。

『ひなまるすまいる』、うらら様はじめ皆の成長が描かれて、ああ、なんだろう、終わりそうな予感がする。いや、実際、次回最終回なのだそうですよ。おおう、残念です。でも、自分のことを自分でできるようになってきたうらら様とかね、そしてメイドとしての仕事に習熟が見られる香澄とかね、それぞれの成長描かれた後に、ひなはちょっと背が伸びたんじゃないか? 2ミリくらい!? いや、ほんと、いい落ちポジションにいらっしゃいます。うらら様のいろいろなことを覚えたという話から、三つ編みの話になって、香澄で試すもお団子になるとかね。面白かった。いや、でも、なんで香澄さん、あおざめなさった。皆のしっかりしてきて、そしてうらら様も、姫らしい行動をと考えるようになってきた。ええ、これまでを振り返って、そして将来に思いをいたす。その矢先にひなの去就。おば様がひなを引き取りたいとの由。ああ、ひなの選択やいかに、でありますね。

My Private D☆V、『お願い!ロイヤルニート』のちろりであります。ちろりさんのD☆Vポイントはといいますと、「かわいい服を着た少女」。おお、これは素晴しい。身体だけでも素敵であるが、そこに服が加わるとより魅力的になるというお話。うん、すごくわかります。描かれているイラストもとても可愛らしい。ショートボブの女の子。着ているドレスは肩と脇ががばっとあいているかと思えば、袖なんかはたっぷりゆったりとして、この魅力的なる様、さすがであると思います。見上げる構図、上からこちらへと向けられた視線、その表情もまた素晴しい。ええ、とてもいいイラストであります。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第3号(2017年3月号)

2017年2月12日日曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年3月号

『まんがタイムジャンボ』2017年3月号、一昨日の続きです。

『大正みつば歌劇団』、部活動、いよいよ始動ですね。申請にあたり部員の名前が必要になって、あ、日野ちゃんの下の名前知らない! って、そうですよね、これまで一度も出てきてませんでしたね。それ、出てきてないだけかと思ったら、高円寺さん、知らなかったんだ! 歌子さんだそうですよ。市ヶ谷さんは幽子。では高円寺さんはというと、マリさんなんですね。海外の人みたい。なるほど、実際そうなのか。兄は礼於と富律。海外によく出る父の考えというんですね。今回の大正事情は、日野さんいやさ歌子がマリとSなのではという噂が流れるとかね。あの否定する歌ちゃんの必死さ、素晴しかった。マリの家に集まって演目決めするというくだりも面白い。すごい御屋敷。この子の父上、爵位とかお持ちでいらっしゃる? けどマリは気さくで、演劇となると鼻息荒らくして、ほんと、令嬢っぽくない。でもその様子が愛らしいです。劇についても方向性決まりましたね。部員集めも兼ねて朗読劇やりませんか。おお、幽子さん、ナイスアイデア。ええ、こうやってできることをできるように頑張る様子、とてもいいですよ。

『シコふんじゃえば?』、名古屋場所の稽古場にいきましたよ。そうしたら舞がもう舞い上がっちゃって、目が尋常じゃない。撮影は稽古の邪魔になるからやめてあげて、そういわれたら、目に焼き付けんとする勢い。あまりの必死さゆえに、ケア怠って熱中症になりかかったりね、でもって一緒に食事にいく時ね、お尻に肉薄、さらには顔つっこんじゃって、まさかの鼻血。待って、待って、あなた、一応美少女キャラなんじゃなくって!? ほんと尋常じゃない。その尻に対する情熱、蒼人島関本人を前に披露したもんだから、関取もすっかり固まっちゃったりね、おかしかったです。こうしたキャラクターの面白さの合間合間に相撲にまつわるもろもろ描かれるのも、この漫画のよさであります。

『ペンタブと戦車』、前線からはなれて、穏やかな日々が続きますね。自分たちは兵士じゃないから戦場から離れたい、そう願ってるふたりですが、はたしてその希望、叶いますでしょうか。また、家電などない時代です。この先、もとの時代に戻れないことまで考えて慣れていこうと思ってるふたりの様子もね、なかなかに感じいるものありました。そうかあ、当然戻るもんだと思ってたのだけど、そんな保証ないものなあ。私の考えは甘かった。そしてうみねこ先輩、腸チフスの疑いです。それで病院に担ぎ込まれたらですよ、盲腸の手術痕で皆が大騒ぎ。まあ、そうだよなあ。この時代、こんなに小さな傷ですむわけないものなあ。病に倒れたうみねこ先輩のこと、スミが興味示さない理由も判明です。自分はてっきり外傷専門かと思ったのですが、そうか、違うんだ。なるほど、年齢なんだ。って、うみねこ先輩、27歳。うおお、ここでまた皆が驚きまくる。そうだよなあ。栄養状況とか全然違うものなあ。そしてうみねこ先輩の回想ですよ。うみねこ先輩と一緒にいたソ連の士官、ニコ中尉、この人がまさかの女性でびっくりですよ。ロシア側ではニコ中尉が腸チフスで倒れてて、ああ、もしかしてこのふたり、なんらかの縁が今後もあったりする? 期待されますね。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第3号(2017年3月号)

2017年2月11日土曜日

『まんがタイムきらら』2017年3月号

『まんがタイムきらら』2017年3月号、一昨日の続きです。

三者三葉』、やっぱり扉が素晴しい。今月は双葉。お昼を食べてるところですね。快活そうな服装、手にはおにぎり、それがもう見事に素敵。最高なのではないでしょうか。でも、双葉、こんな小さなおにぎりみっつで足りるんでしょうか。さて本編は、キャンプの夜ですよ。パジャマパーティの亜種を期待してみたり、猫が足りないと苦情が出たり、そしてよりによって怖い話に水を向けてしまった双葉の自爆行為ですよ。なんで怖い話苦手なのに、わざわざ話題にしてしまったのか。しかも涙目で。でも、さすがですよ、このメンバー。怖い話たってね、具体的な怖い話ばっかり。ネズミが壁かじってたとか、ヒグマの食害とか、いや、こんな山でヒグマの話は嫌だな……。ほんと、双葉は元気で明るくて朗らかなのに、怖い話なんて弱点があって、それがおかしいというか可愛いというか、でもって皆の即物的な様子、最高ですよ。その翌日のレクリエーションでは葉山ちゃんの弱点がこれでもかと描かれて、というか、葉子様が酷い……。いや、この人の基本はこちらでしたね。忘れてたわけじゃないんですけど、なんだか久しぶりでした。

『きらきら☆スタディー — 絶対合格宣言』、いいんちょ、千代の秘密が明らかになりましたね。ひとり暮らしという彼女の家を訊ねてみれば、そこには変わり果てた千代の姿が……。なんと、猫耳、ええと、なんだろう、魔法少女? いやプリキュアとかそっち系か、のコスプレしながらアニメ見て、ヒロイン応援しているっていう。って、待って、待って、どうなってんだ、これ。ええ、これ、誰かすぐにはわからないレベルだ……。人生終わった……、落ち込んでしまう千代がいい。頑張って励ますも全然励ましが通じない。そして千代の口から語られるこれまでのこと。ああ、子供時代の千代、可愛いなあ。家が、親が厳しくて、受験、勉強に明け暮れてきたのが、高校で反発した。無理いって一人暮らしして、そしてそこでたまたま見たアニメにはまってしまった……。あー、小さい頃からほどほどに見せて、それなりに免疫つけとかんからー。とは思うけど、これ、たとえどんな道を選んでもオタクになった的素質を感じるんですけど……。でも、この子にとってアニメがどれほどに救いであったか、それがわかる描写。あの、衝撃的という、その出会いの描写、あの表情、目が開けたんだろうなあ。ほんと、これ泣けるわ。この子のこれから、どうか支えてあげて、そう願わずにはおられない展開。いや、もうぐっときた、というか、え? そういう展開になるの!? ちょいとびっくりさせられる宣言、出ましたよ。

『ぽんこつヒーローアイリーン』、マリーヌちゃん、素晴しいわ。地球マニアの子ですよ。まだまだ地球を、日本を見足りない。あれも見たい、これも見たい、猫カフェにいきたい! でもひとりでいくのはちょっと……。誰かつきそいを見繕って、というのでツーシャがピックアップされる。これ、マリーヌの打算、日本行きをスムーズに運ばせるための下準備の徹底、見事でした。そしてツーシャ、この子の自虐的性格。そしてアイリーン、マリーヌの関係にドキドキするところ。いやあ、この子もこの子で実に個性的です。そして日本到着。そこからもめちゃくちゃ面白かった。ツーシャ、猫アレルギー発覚。ああ、マリーヌ、すごくいいやつ! ツーシャが苦しんでるのに自分ばっかり楽しむなんてできない。あの毅然とした態度、よいわあ。ツーシャの百合への目覚めもいかす。ほんと、いいキャラクター。ふたりともに日本を堪能していて、でもってアイリーンとの交流もおかしい。マリーヌの感情のいったりきたり、それが極端というか切り返しがきつすぎて、ついていきにくいんですよ! そしてツーシャの長所、マリーヌが見出しましたね。ええ、ふたり、仲良くなったみたいで、実にいい話でした。きっとマリーヌ、ツーシャもありだと思うんですよ。ねえ。

『スロウスタート』は、花名と万年さん、ふたりの会話中心でしたよ。生活がだらけてしまってるひろえさん。栄依子のことやたら怖れてるのがおかしかったです。今回は、ふたりのこれまで、いろいろ鬱屈させてきた気持ちが晴れる、そんな話でしたね。ひろえは、ずっと開けずにいた荷物。その気持ちの重荷とともに開梱して、ああ、ひとり悩んできたこと、それが解けたのだなあ。けど、ひろえの悩み、その鬱屈、それはひろえひとりのものでなく、多くの人に通じる、そうしたものだと思うんですよ。自分もそうです。ずっと流しも手放しもできないままに抱え込んでしまってること、もの、たくさんありますよ。そして花名の鬱屈、ないしは自虐でもあるのでしょうか。苦いチョコレート。苦いコーヒー。その苦さに落ち着いてきた日々のこと。ああ、本当、この子の一年、どれほどひとり、その苦さを飲み込んできたのだろう。そしてついにその花名の自分へのしばりが解かれる日がきて、ええ、これはきます。これは、胸にきます。ほんと、がまんしきれないものありました。

『泣きむしストラテジー』。クレアが実にあかんですね。ゴキブリが出た、それで牡丹のもとに転がり込んで、でも、これを牡丹を泣かせるチャンスかも知れない。そう思うクレア、ああ、成長したのかも知れませんね! いえ、ごめんなさい、全然駄目でした! クレア、牡丹組のバタバタがあれば、つくし、アメリア組の、ええとなんだろう、ほのぼの? 意外と気弱? そうかお箸は苦手でしたか。そんな様子が描かれる。でもって、このふたりが助けを請われてクレア、牡丹組のバタバタに加わるんですが、おお、アメリアさん、大活躍。しかし、それで感謝されても嬉しくない。抱き付かれて、堕天するでしょ!! って、そんなせりふもなかなか聞けるもんじゃありませんよ。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第3号(2017年3月号)

2017年2月10日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2017年3月号

『まんがタイムジャンボ』2017年3月号、発売されました。表紙は卒業のシーズンですね。卒業証書はいってるだろう筒を手に涙浮かべる『レーカン!』天海さんがメインです。背景に描かれた虹が、別れのつらさ、さみしさはあれど、卒業という節目のめでたさ、希望など感じさせてくれますね。『銭湯の女神さま』恵先生は袴姿で学位記を手に大泣き。これ、大学を卒業した時の情景なのかも知れませんね。そして『保健室のつむりさん』も目に涙? いや、どうなんだろう。この人の場合、卒業とかじゃなくて、眠くてあくびして、みたいな感じかもなんて思わされますよね。

『でっかいんちょ』は、相見くんがケガだそうです。なるほど、脚立で作業していたいいんちょが落下、その下敷きになったというわけですか。というか、脚立の作業は、脚立を押さえる補助者つけとかないと駄目ですよ! ともあれ、大きな事故にならなくてよかった。というか、相見が育を守ってくれたんだなあ。お見舞いにいく、その先でのやりとり。育、いろいろ健気で、でもやっぱり粗忽で、はげますようにと纏にいわれた相見が追い打ちかける。このくだり。うおーんうおーんて、まさしく号泣ってやつじゃありませんか。しかし、このお見舞いの帰り道、纏のいった騎士だっていうのね、ああ、育、意識しちゃってますね。ええ、ほんと、いい感じにあたたまってます。

『人気マンガ家になるための15の法則』。津々巳あやの新作です。高校生のころに漫画家デビューした相沢幸枝。この人のメンタルの弱さ、面白いというか、なんだか身につまされる、そうした感触強くって、いやね、こうした不安はわかるものなあ。でも、この不安の根源、そこに突っ込みが入るとは思いもよらない展開でした。担当編集者が変わります。新人です。喜多村です。それが相沢の後輩で、ああ、相沢先輩、ぽちゃ系好きなのか。ともあれ、相沢先輩の漫画が奮わない理由、ここにばっちり示されて、ギャグ志向? これはこれでハマれば強かったりするのかもなあ、なんて思ったのだけど、今はハズしてしまってるから駄目なのか。難しいものですね。そこからのときめきシーンレッスン。高校生の頃とはずいぶん変わってしまったふたりの様子もとてもよかった。そして、最初にいってました、不安の根源、それが示されるところもよかったと思います。とりあえず、毎回やるとしても15話、最低1年はいけますね。期待したいと思います。

『中の人に恋をしました。』。弟が見にいったヒーローショーでレッドに助けてもらったお姉ちゃん。それから、レッドに気持ちが向いてしまってるみたいなんですね。テレビで見た変身シーンのポーズ、真似してるところ弟に見られちゃったりね、しかもなってないっていって、演技指導受けちゃう、さらには特訓までされちゃうっていう。まあ、弟が小さいと、こういうのにつきあわされちゃいますよね。高校生に絡まれるくだりは、なんで君らカリスマレッドに詳しいの? みたいなこと思っちゃったりもしますが、そこに颯爽と現れ、抜群の決めポーズで少年たちを圧倒しちゃう中の人、お隣さんがかっこいい、というか、職業知らなかったら、ただのコアすぎる特撮ファンだよ! 弟にはレッドファンと認定されて、でもってお姉ちゃんにもヒーローっていわれちゃって、ああ、ふたり、このもどかしさ。悪くなかったですよ。

『はるとごーすと』、ゲストです。三島春乃は困った問題抱えていて、霊の気配を感じると胸が張る。普段はフラットな胸が一気に大きくなってしまって、服はあわなくなるし、霊がどこにいるかなんてのもわからないしで、いろいろ大変そうだっていうんですね。こんな春乃のピンチを救ってくれるのが、お隣さんのいちくん。この人は霊の気配を感じとれるんだ。それで、霊がいるとなると、さっと現れて霊を除去してくれる。春乃はいちくんのこと、好きみたいですね。ともあれ、少しずつでも距離を縮められれば、みたいに思うのだけど、いちくんは鈍いし、春乃は今のままでもしあわせみたいなこといってるしで、なかなかに手強そうなふたりであります。

  • 『まんがタイムジャンボ』第23巻第3号(2017年3月号)

2017年2月9日木曜日

『まんがタイムきらら』2017年3月号

『まんがタイムきらら』2017年3月号、発売されました。表紙は『棺担ぎのクロ』。しかし、これは印象が全然違います。なんと、白い! 背景が白い。衣装が白い。淡い色調、手にする花束、帽子にも花がたくさん飾られて、ああ、本当に印象が違う、そんなイラストです。しかしこれ意味ありげな要素あって、クロが左手に一本だけ持っている花、それが青い薔薇であるというのだから、なにかしらのメッセージを読み取れそうに思えて、なにやら少し穏やかでない気分です。

『ようこそ学園オーケストラ』、ゲストです。星月音楽学園の入学式。正門出たところで眠っている女の子を拾って入学式に急ぐ川奈千鶴。なるほど、音楽の学校だから、祝辞も演奏なんだ。そして新入生代表による、いわば答辞、これも演奏で、と、そのアナウンスを受けてさっきの拾った女の子が立ちあがる。この子が主席! と思ったら、まさかの寝言。いや、この寝言いってるときの顔、とてもいいですよ。めちゃくちゃ可愛いじゃないですか。小春わらび。ビリから一番。で、千鶴は補欠入学か。いいねん。補欠でもなんでも、入れたもん勝ちやないですか。これから頑張ったらいいんです。千鶴はピアノ専攻。わらびは声楽専攻。なるほど、ピアノは下手なのか。でも、受験でもピアノがあれば、当然授業とかでもあるからなあ、しんどいよね、正直。怒りが脳に達するまでタイムラグがあるわらびとか、面白い個性与えられてます。そして千鶴はというと上がり性。さて、これからの学校生活、皆それぞれある個性ないしは欠点を克服して、立派な演奏家になれるでしょうか。楽しみにさせてくれる序盤です。

『ハッピーセピア』、ゲストです。おお、これ面白いですね。鳩ヶ谷かえで、一世一代の大勝負。さて、その勝負とはなんぞや。まさかのタイムトラベルだっていうんですね。家庭教師の先生だったみなみさん。一緒に学校通いたかった、かえでがそんなこといったら、それを受けてみなみさん、気になることをいうんですね。かえでちゃんと一緒に高校生活を送れたら……、きっともっと楽しかったんだろうな……。その寂しげな表情に思うところあり、そしてかえで一念発起、10年前のみなみに会いにいくっていうんですね。10年前の学校で出会ったみなみは、かえでの知ってる26歳のみなみと随分違っていた。頑なだったみなみ。そんな彼女にかえでが投げ掛けた問。そして畳み掛ける言葉と思い。ああ、かえではみなみを助けたい。彼女がきっと後悔する未来、それを変えたいと思ってるんですね。しかし、こうしてかえでが介入したことでみなみの将来が変わったとしたら、ふたたびあう26歳のみなみはどのような人になっているのでしょう。あるいはかえでとの関係は!? いつかたどりつくラストが今から気になる、そんなお話です。

『どらこみゅっ!』、ゲストです。いわゆる中二病ってやつなのか。魔法陣描いて、異世界の生物を召喚する、なんていって日々頑張ってる黒山真奈。そんな馬鹿な望みが、まさか叶ってしまうというんですね。出現したのは、竜族の女の子、ティアナ。日本に憧れ抱いている子で、だからこの召喚はティアナにとっても願ったり叶ったり。子供の頃に訪れたという日本の思い出。そこで出会った女の子というの、はたしていったい誰なのだろう。ティアナを呼び出した真奈? 真奈の友達でリアリストの沙織? 素直なりお? おそらくは真奈なんだろうな、そう思うのだけど、今の時点じゃまだまだ全然わかりません。まずはティアナを受け入れて、それから日本のなにを知っていこうというのか。そうした次の一手に興味津々。だって、ティアナを連れて帰るという真奈だけど、お母さんに言い訳しないといけない、心配してるわけですよ。って、あ、もしや、そのお母さんがその思い出の女の子!? わからん! わからん! どうでもいいんですが、ティアナのジャージ姿、こいつはよいですね。

『きらぼし!』、ゲストです。ベッドの上でイメージすれば、星の世界、宇宙に意識を飛ばすことができるという女の子、煌星ひなたが主人公。宇宙にて、綺麗な星を眺めていたら後ろから小惑星に衝突されたりと、結構な冒険であるわけですが、目が覚めてみれば、その記憶もわりかしおぼろげ、あいまいになってしまうみたいですね。ひなたは、子供の頃に見た星を探しているんですね。今も残る鮮烈な記憶。そして今夜も宇宙に意識を飛ばして、星の探索を進めてみれば、おやおや、向こうからなにかおかしな影がやってくる。ええと、カブトガニとかそういうの彷彿とさせるフォルム。すごい速度でぶつかってきたそいつにふっとばされるようにして迎えた翌朝。なるほど、連れて帰ってきちゃったんだ! この漫画、ひなたの宇宙ひとり旅かと思いきや、宇宙の女の子との出会いなんて要素がメインにくるわけですね。これ、予想してない方向だったので、おやっと思わされましたよ。

  • 『まんがタイムきらら』第15巻第3号(2017年3月号)

2017年2月8日水曜日

『まんがタイム』2017年3月号

『まんがタイム』2017年3月号、昨日の続きです。

『はこいり良品』、おじいさんがよろしいわあ。銀行にいたロボットに一目惚れしちゃったんだ。それでうちにもロボット欲しいって、いやあ、なんだろうこのウキウキ感。めっちゃわかる。自分はロボットはいらないけどさ、楽器がなんだか欲しいのよー。ロボット購入を阻止されて、それで諦めたのかと思ったら、ラジコンヘリとトラック買ってくる。なんだかんだ買っちゃうのか。困ったじいさんだな。でも、ドローン時代を見越してのラジコン輸送とかね、そうした試み面白く、ええ、常にといったらよいのか、商店街をいかに盛り上げるか考えてるの、それがいいんですね。でも、マキとおじいさんの感覚の違い。おお、マキには商店街がものすごく追い詰められて見えてるんだ。ほんと、あの対話もろもろ面白かったです。でもって、おじいさん、ラジコンヘリ導入したことでロボットの導入が遠のいてしまうとかね、このやっちゃった感。そして興味は再び放浪へ! という、ほんと、止めるに止められないこの人、ちょっと憧れますね。

『おかわり自転車』とてもいい。ミトの自転車をエンジョイする様が本当に魅力的で、しかも今回はひとり旅でしょう。コトコが用意してくれた地図を頼りに、本人いわく冒険です。ミトが喜びそうなスポット、ちゃんと考えていてくれて、地図に記されたポイント、そこになにがあるんだろう、なにが待ってるんだろう、っていう、それが本当に期待盛り上げてくれて、ミトも楽しそう、読んでる私も楽しい。ええ、とても魅力的な回だと思いました。そして最後にコトコと合流して、勉強っていうの、コトコおすすめの漫画を読むのか! ほんと、ふたりずいぶん仲良くなりました。その近しい様子も素敵なら、続く四コマもまた面白かったです。

『ボンジュール!仲居さん』。カラーですよ、なんか地味な感じ。でもそれがとてもよいと感じられて、ええ、朋香にサラ、とても素敵です。さて、朋香さん憂鬱です。中学の頃の友達が泊まりにきます。お客さんね。仲違いして疎遠になってた。だからちょっと気まずい。そういう朋香のこと、サラが励ましてくれて、ええ、サラの真っ直ぐさはまぶしいですね。気鬱を押さえて笑顔で出迎える朋香のことも、かっこいいって褒めてくれるし、そして働いている朋香の様子を見ている恵子、朋香の友達にもコンタクトして、ええ、ふたりの仲直り、その手伝いしてくれていたんですね。恵子の見た朋香の仕事に向ける情熱。そして朋香のサラに見たもの。そうした感情、思いの行き交う様、とてもよかったと思います。そして最後のサラの選択を思う兄妹。これ、そろそろなにか展開ないし、あるのかも知れませんね。

『友ちゃん!』。バレンタイデーの話ですか。修の下駄箱にチョコレートが山ほど入ってて、面白くない友ちゃん。あの面白くなさそうな顔、素晴しいですよね。修の貰ったチョコレート。なんだか不審な感じなのだけれど、どんどん不安になっていく友ちゃんがね、ほんと可愛いといっていいものか、恋する少女の気持ちの揺れってやつでしょうか。魅力的なんですね。友ちゃんの友達、優も面白いですね。2月14日は私の誕生日です。なんという闇をはらんだ表情! でもって、友ちゃんの恋を応援してくれる。うん、いい友達です。修は友ちゃんの気持ちに気づいてない、そんな風に見えるんですが、これは幼なじみで、ふたりでいるの当たり前、みたいになってるのが原因なのかな。なかなか進展しそうになくて、友ちゃんのやきもき、まだまだ続きそうなのがちょっと不憫? でもそれもそんなに悪くなさそうだなって思うんですね。

  • 『まんがタイム』第37巻第3号(2017年3月号)

2017年2月7日火曜日

『まんがタイム』2017年3月号

『まんがタイム』2017年3月号、発売されました。表紙は『おとぼけ課長』がラーメンすすっておりまして、ああ、あの赤くなった鼻、頬に、寒い日に暖かいものを食べる、そのウマさというのがよくよく表現されていて、すごいですよ。そのラーメン作ったのは『まりあ17』まりあ? ほんと、これバイトじゃないな。なんかちょっと頼まれたとかなんだろう? そうした印象ありますよね。ラーメン食べてるのは他に、『見上げればいつも妹が。』遥、『両手に花村さん!』めい、みのり姉妹はひとつの丼からわけあってますね。ええ、夜に見ちゃいけないイラスト群。ああ、ラーメン食べたくなってきましたよ。

ラディカル・ホスピタル』、今回、なんかすごかった。まさか、こんな展開に!? その連続にすっかりまいって、しかもラストがこうくるか。やられました。だって、まず病院に警察から連絡でしょう? なにがあった? 榊先生が疑われるのは定番ネタだからとりあえずスルーするとしても、患者の志田さん、オペ後3日目だぞ、って、まず犯人扱い。ああー、被害者。なるほど、そういう展開もありか! と、ここから医療ものとしての話がはじまるんですけどね、生活を雑にしていることで生じること。でも、雑な生活がなんだってんだ! 力いっぱい擁護してくれる榊先生、山下さん。これ、どう見ても自己弁護よね! この話、なにがすごいと思ったかというとですね、ラストですよ。ミステリマニアの影山先生。まさかの犯人の可能性に踏み込んで、うお、えらいこっちゃ。ほんと、これ、ぞくっとさせられましたね。いや、ほんと、すごい終わり方してくれたものですよ。

『秘書の仕事じゃありません』、これ、見た目のインパクト勝負でしたよ。部下がバージョンアップされて、音が静かになりました。それでけつまずく、けつまずく。うっかり蹴っちゃって、それでなんとか対策してほしい。博士にそうした要望出したら、まさか首伸ばしてくるとは……。めっちゃ不安定。というか、精神が不安になる。あまりの不自然さにクレームつけたら、今度は上半身をリアルボディ、いや、上半身だけのリアルボディ仕様になって帰ってきて、いや、これ、あかんわ。暗い廊下を音もなく滑ってくる上半身だけの女ですよ。やばいやばい。最後についた機能、衝突安全装置、これいいじゃん、そう思ったら、あー、あからさまに避けられてる気分になるね。しかも、部下の再改修しようとする博士と部下のあの対峙。もうおかしくてしかたなかったです。ほんと、馬鹿馬鹿しいんですけどさ、この馬鹿馬鹿しさが素晴しいです。

『瀬戸際女優!白石さん』、めちゃくちゃ面白かったです。白石さん、シングルマザー役、っていうんですが、この人の子役とのコミュニケーションはかろうという努力。もうね、なにかあるごとに感動しちゃって、ウチもシングルマザーなんで、そういわれて、お父さんと思ってくれていいから!! って、なんで父!? しかも、子供の頃の話、え? スカートめくる側やったの? 少年の本当はお母さんが好きで寂しく思っている、そうした様子感じとれば、率先して泣いてやり、そして少年の母、きつい言動する人の作ったお弁当、そこに愛情見出せば、きつく抱き締めてまた泣いてしまう。ほんと、おかしかった。この直情、感動の姿、これが最後に少年に届いていたっていうね、それでまた泣いちゃうっていうね、って、ちょっと涙の質は違うのかも知れませんけど、でもこれ、いい話だったなあ。白石さんの人柄、こいつがいいんですよ。

『ねねとほたる』、新人展拡大版であります。わりとあっさりした絵柄の多い四コマ誌においてはなかなか珍しいかも知れない緻密な書き込み。扉の背景、花をつけた木の描写とかもすごいですよね。内容はというと、ちょっとだらしない? マイペースなねねと、その子の世話焼いてくれる友達のほたる。ふたりのやりとりですね。朝起きられないねねを学校まで担いてくれたりね、またねね、朝、ずっと机に突っ伏したまま寝てて、うん、なんかおかしい。一生のお願いが口癖になってるねねに、56回目の一生のお願いは無効です。がんと断るほたるがいい。なんか元気で、わあわあ大騒ぎしながらとにかく動くねね、なかなかに楽しい人で、そこにほたるのあのクールさが効いてくる。そんな感じがしますよ。

  • 『まんがタイム』第37巻第3号(2017年3月号)

2017年2月6日月曜日

リトルウィッチアカデミア

 すっかりやられてしまっています。『リトルウィッチアカデミア』。かつて、アニメミライに参加するかたちで制作されたアニメ。YouTubeに英語字幕つきで公開したら、爆発的に人気が出た、そんなアニメです。そのBDは私も買っていて、とても大切に思っていたのでしょうね、どこにしまったか全然わからなくなってしまってて、いやあ、見つけるのに自室を探索すること2時間。ほんと、しまいこむとわからなくなるパターンです。ディスクが行方不明でも問題なかったのは、アニメミライ版の録画がハードディスクに残っていて、見たい時にいつでもすぐさま見られたから。さてさてともあれ、その『リトルウィッチアカデミア』がテレビシリーズになって帰ってきましたよ。凱旋だあ! いや、ほんと、これがまた面白くって、もう最高じゃん。毎週の放送を楽しみにしておるのですよ。

テレビ版はアニメミライ版から物語を刷新して、アッコの入学から描いています。基本的な人間関係は同じ。ちょっと登場人物が増えてる。設定もところどころ変わってる? アニメミライ版、劇場版から多くを継承しながらも、より広がりのある展開を可能にするよう、いろいろ整えられた。そんな印象であります。

しかしテレビアニメ、放送してる局が少ないのね! 昨夜、第5話が放送されたところなんですが、そうか、普通だったらこれで序盤を抜け中盤、そろそろ折り返しに入ろうというところになるのか。けれど、これ、ついこのあいだ私も知ったところなんですが、いえね、BD買おうかどうしようか、どうせ買うなら箱がついてるところから買いたいな、と思って公式サイト見ましたら、あれ? あれあれ? これ、全9巻なの? ということは、さんくにじゅうしち、全27話か! いや、おかしい。確認してみれば、ああ、8巻、9巻は2話収録で、全25話なんですね。

最近は12話を2話ずつ収録全6巻ってやるんじゃなくて、4話ずつ全3巻とかやってるケースがあるから、これもそんな感じで、3話ずつ全4巻でリリースするのかと思ってたんですね。ところがそうではなかった。堂々の2クール。ああ、これは驚いたけど嬉しかった。アニメミライ版を見た時に思った、短いよ、もっと見ていたいよ。ええ、もっと見たいという、その願いがかなった、そんな風にさえ思ったのですね。

アニメミライ版、劇場版でやったこと、それをもう一度改めてなぞるということはおそらくないのだろうなという予想をしています。代わりに、それらでは描けなかったもの、キャラクター個々のエピソードとかね、あるいは学校を出ての活動も見られるんじゃないか。里帰りとか、夏休みとかね、いろいろと期待されて、そしてアッコの成長の物語。彼女の夢に向かい、夢をかたちにするプロセス。描かれないわけないだろう。そして、描かれるだろうそれは、どうした局面で、またどのようなかたちで実現されるのか。

それはきっと期待を裏切るようなものとはならないだろう。不思議とそうした信頼があって、ええ、実に、どっきどきーのわっくわくー!! なのであります。

2017年2月5日日曜日

『まんがタウン』2017年3月号

『まんがタウン』2017年3月号、一昨日の続きです。

『ちこはゲーセン一番星!』、これ、ほんと、よくできてる。今回はメダルゲームを扱いまして、へー、メダルの持ち出し、これ、風営法で禁止されてるんだ。風俗営業法。その風俗という単語にビビるちこがナイスですね。ええ、よくある誤解なんだと思うんですけど、その勘違いをうまく表現して笑いに変えてたと思います。メダルゲームについて、その面白さを理解できないちこ。この子に一度遊んでみろと誘ってみる。メダル渡されて、まずはちびちびと遊んでみたちこ。当たりが出そう、あ、当たったー! と、それでもう夢中になって、ええ、その様子はなんだか微笑ましくて、楽しそうで、すごく魅力的で、なんですけど、射幸心のトリコになってと後ろで見守ってるチーフがちょっと切なさ感じさせました。しかし、ちこさん、見事に楽しんで、あ、これは釣りのゲームか。あれ、すごいよね。こないだ見たやつは首長竜釣るやつだったんだけど、そうか、あれ、メダルゲームなんだ。遊んでいれば子供から、また大先輩から声援もらったりアドバイスもらったりと、そうしたコミュニケーションもまたよくて、ええ、ゲームセンターの楽しみの一端、確かに伝わってきました。しかしこれでおかしいの、ああ、ちこさん、パチンコいっちゃったの。ほんと、期待を裏切らないよい子ですよ。でも、まあ、これで、パチンコにははまらずにすんだんだから、よかったんじゃないでしょうか。

『新婚のいろはさん』。始君はいろいろ面倒臭い人なんだなあ。やりたいこと、欲しいものがあっても、それを素直に表出しない。でも、そのアピール、わりかしあからさまだから、まあ悪いやつじゃないからなあ、むしろこの性格は可愛くさえあるのかも知れません。そんな彼の今回の興味は、ラーメンです。ラーメン専門店に興味あり。でも、その興味アピール、ライスがないなんだ。で、いろはさん、始君の要望、ちゃんと受けてくれて入店したら、いやあ、どんだけまっしぐらなの始君。周囲を見てない。話も聞いてない。それくらいラーメンに夢中。よっぽど好きないしは興味ひかれたんでしょうなあ。店ラーメンとインスタントラーメンは違う論、これは納得。そして家ラーメンの魅力なんかも語られまして、ああ、お昼のご家庭母親ラーメン! これ、確かにそうだわ。わかるわ。でもうちはハムとちくわ、入ってなかった! でもってふたりの会話、春江おばさん。なるほど、ちょっとの会話に見えてくる感情の機微。確かにいい話。いいエピソードでした。

『中年マンガ家ですが介護ヘルパー続けてます』。これ、なかなかの驚き展開。介護の仕事の大変さを思い知った前回。介護の仕事を続けるかどうするか、と迷いながら、いろんな仕事を並行させていたというの、いや、もう、びっくりしましたよ。へー、保育施設でもヘルパーを。しかも発達障害児専門の場所みたいで、ああ、そうだ、確かに言葉で伝えられないから行動で訴えるって、あるよなあ。また障害の程度もそれぞれで、背負ってる事情も様々で、ああ、これ、大変だろうなあ。実際大変そうなその様子。見てるだけで自分には無理なんじゃ? そう思えてくる。でも、こうした状況、ベテランともなるとやっぱり違うのか。なにかノウハウあるのだろうなあ。いろいろな現場があるということ、こうして伝えてもらえるのはとてもありがたいと思えます。本当だったら自分も経験する機会があったらいいのだろうけど、なかなかそうそう簡単にはいとはいかない。だから、知らないことをこうして伝えてもらえるのは、私にとってとてもいいことだと思うのですね。

『ほぼほぼ商店』、ほんと侘しい話でありますよ。商店街がさびれてしまって、なんとかしないと! というんだけど、若い人頼り、その若い人というの、本保商店のふたり、太郎と奥さんしかいないってんだから、これ、もう、危機的じゃん! 危機感は皆が感じている。しかし誰よりも切実に感じてるのは、きっとこの夫婦だろうなあ。この奥さん、結構有能そうですよ。地域の人口分布と人の流れの調査。市の統計とか見てるのかなあ。漫然と動かない。きちんとデータをもとに考える。ああ、素晴しい。かっこいいです、奥さん。利己的な様もまた魅力的です。そしてお客さんの口コミに頼ろうとする。黒瀬と三葉。ふたりとも可愛いなあ。お客がこないと店がつぶれる、そういって客引き頼むんだけど、いやあ、人の危機感にのっかっちゃ駄目ですよ。三葉の客引きは正攻法。じゃあ黒瀬は、というか太郎なのかな? のれんで自分サイドの陳列、見えないようにして、しかもそののれんに書かれているのが「男の子コーナー」。あ、あやしい。しかし、これ、男の子たち、大きな男の子ね、めちゃくちゃ興味そそられてて、さらには黒瀬くん、SNSに、ここの店すごいの置いてるって書いちゃって、おお、見事な宣伝してくれましたね。って、半分釣りじゃねえか! こうして徐々に知られていくことになったふたりの店。でも、今のところ商店街の復興までには繋がってない。ええ、こっちはちょっと無理っぽいですよね。ふたりでなんとかするの、高難度すぎですよ。

  • 『まんがタウン』第18巻第3号(2017年3月号)