2025年3月19日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年5月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

男の子のホビーが好き。男児ノリ、男児趣味を解するくるみはですよ、クラスの男子にわいわいまざって、お昼を食べたりカードでデュエルしたり、女子という縛りから自由になって遊んでいるというのです。とはいっても、男子たちからしたら、女子という感じはさせないまでも、小さな女の子が一緒になって遊んでる。そういう感じではあるみたいなんですね。

でもって、くるみはカジのこと好きでしょう。肩に乗ったりおんぶをせがんだり。くるみにその気はないとしても、カジは大人化したくるみにみごとハマった過去がある。これね、きっとね、なんとはなしにね、いつか大きくなるくるみを思ったりするときがカジにはあったりするのではないか。近所のちびっ子が大きくなったら美少女! みたいな、そんな雰囲気がカジにはありそうだなあ、みたいなこと思ったりしたのですね。

まあ、くるみが大きくなることはないんですけれども。

でもって意外や身近に男児趣味を解するものが! ええ、しゆき、結構なガチ感じさせる発言でした。

『セーラー服と関西弁』

ひなたちゃんのおねえちゃんは二虎咲良!? いつか咲良と薫たちが出会うこともありそうな気がする! なんて思っていた前回でしたが、なんとまあ、展開がはやい! もはや遭遇。関西人はせっかちやから、待つということができへんのや! かどうかはわかりませんが、楽しみにしていた展開が速攻やってくるのは悪い気はしませんよね。

ゲームセンターにいった三人娘。覚えのある声に導かれてみれば、そこにはやはり見覚えのある後ろ姿が。ひとりはひなた。そしてもうひとりは咲良。姉妹で一緒に遊びにきていたというんですね。

薫がですよ、ひなたからうんちのお姉ちゃん! ってデカい声で呼ばれてしまうくだり、あれはおもしろかった。そう呼ばれてしまうこともさることながら、なぜそんなあだ名がついたのか、咲良が推測して誤った結論に辿り着いてしまうところ。あそこね、薫のこと気の毒がって、元気づけようとしてくれるでしょう。ああ、咲良はほんま気のいい人なんやなあってわかる、いいシーンだったと思ったのですよ。

ここから一緒に遊ぶところもよかった。咲良とまつりは痩せ我慢かも知れないけれど、ひなたにとっては仲のいいお姉ちゃんたちとの楽しい時間。実際、咲良もこれがきっかけで、薫たちと仲よくなってもよさそうですよね。

『子供部屋ドラゴン』

人間の世界にやってきたひきこもりドラゴンのぎゃお。なんと、ひまりと同じ学校、なんなら同じクラスに通うことになってたというのですか。ということは、ちゃんと編入試験を受けている!? でもって、ちゃんと住民票やなんかもあるというわけか。

転入の手続きはしたものの、部屋から出ようとしないぎゃおです。学校にきていないことを先生から指摘されて、はじめて転入の事実を知ったひまり。おおお、ここはお父さんなりお母さんなりがちゃんと教えてあげませんと!

ひまりに家族が増えたことを、ひまりの友人綾瀬みうも知ることとなりました。お隣さん。幼なじみ。でもちょっと温度感が違う。ひまりに悪い虫がつかないよう同じ高校を選んだ娘。なにか一途な思いをや感じさせるところありまして、しかもかなり苛烈な感じ! 新しい家族、ぎゃおのことを男きょうだいと勘違いして、さらにはキスしてくるなんて聞かされて穏やかじゃない。ああ、これは波乱の予感がしますよ。

まあ、早々にぎゃおが女の子であることは判明するんですけど。そして当然、ドラゴンであることも判明する。さらに目の前でテレパシーキスを見せられて、やっぱりこれは女子同士でも駄目でしたか、みうさん! 割ってはいって、何やってんだこのハレンチトカゲ!! 思いもしないおもしろ罵倒が飛び出しましたよ! いいですね、なんかいい語呂、いい響きでありました。

ひまりが、みうが付き添うからと、抵抗ありつつもとりあえず登校することになったぎゃお。なにかしらトラブルないし騒動ないし発生しそうだけど、それはぎゃおだけじゃなくみうまわりにも同様の予感させられて期待です。ええ、ぎゃおとひまりの距離感に、みうさん、思い切った行動に踏み切ったりしないものでしょうか。

2025年3月18日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2025年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2025年5月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。今日はパジャマで長電話? おそろいのシャツの上にそれぞれ違った上着を羽織って、暖かくしてのパーティートークでありますよ。手にする電話は、昔ながらの家電話。黒電話ならぬカラフルな受話器は、ちょっとレトロでかわいさ感じさるアイテムになっていますね。皆それぞれにつけたうさぎのアイマスクも愛らしくしあがっています。

今月は新規ゲストが2本です。

『わたしにプールは狭すぎた!』

中学生女子水泳自由形、県内記録を保持するヒロイン地原小波。しかし速さを求めるあまり、勢いあまってプールの壁に頭から激突。それがショックで水泳をやめてしまった? 遠くの高校を受験して、誰も知らない場所で再スタートをきろうとしている。水泳を忘れてということは、もう泳ぐのはやめたのか。

けれど小波、県記録保持者としてのプライドなんかはあるんですよね。海に近い学校。朝から泳いでくる生徒なんかもいたりして、水着で登校! あまりの暴挙にイライラが隠せない小波なのですが、そこには水泳に対する屈折した気持ちもありそうで、そんな彼女がくだんの水泳少女、天野しずくに誘われて、オープンウォータースイミングに挑戦するというのでしょうか! という第1話。さあ、ここから小波の新たな水泳人生がはじまる! と見せかけて、実は小波には秘密があった。

理由もなく水泳から離れたわけじゃない。失敗が恥ずかしいからとかじゃない。

あの失敗の日から、水が怖くなってしまった。泳ぐことすらできなくなってしまっていたというのです。

泳ぎが嫌いになったわけではなさそうな小波。そんな彼女の新たな挑戦。しずくとともに恐怖を乗り越え、水泳の世界に戻ることはできるのか。最初の一歩を踏み出せずにいる小波に、しずくはいかなる手助けをできるのか。こうご期待の第1話でありました。

『ラビットテンダー』

安曇日菜はお人好し。頼まれごとを断われない。それどころか、見え見えの嘘でも真に受けて、寸借詐欺に引っ掛かりそうに! そのピンチを助けてくれたのは、謎の先輩。同じ制服の謎の美女。目元のホクロ、ハートマークのそいつが決め手となって生徒会長と判明するのですが、生徒会長には秘密があった? 生徒会室にお礼をいいにいった日菜を、謎の地下室に誘うのでした。

ゆきついた先は豪華な内装、さながら大人の夜の店。生徒会長はバニースーツに身を包み、この学校は地下で破廉恥な営業をしているの!? かと思ったら、生徒会の伝統として悩める生徒のための憩いの場、秘密のバー「らびりんす」を運営してきたというのですね。

日菜のために作ったというノンアルカクテルで気持ちもほぐれたか、生徒会長に秘密を打ち明ける日菜です。人の頼みを断われない。人呼んで「人助けジャンキー」。不名誉なあだ名までついているんですね。

そんな日菜に生徒会長がささやきます。解決策は生徒会に入ることだ! はたしてほんとにそうなのか? 日菜にしてメチャクチャといわざるを得ない提案に、しかし自信満々な生徒会長を前にするとなんだか会長が正しいような気がしてきた……。かくして日菜も生徒会の、いやさらびりんすの一員に!?

かくして日菜は、白バニーを着ることになるというのですか!

2025年3月17日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年3月16日日曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年3月15日土曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年3月14日金曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年3月13日木曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2025年3月12日水曜日

『まんがタイムきらら』2025年4月号

 『まんがタイムきらら』2025年4月号、昨日の続きです。

『かみねぐしまい』

物語は佳境に!? テントウムシの姿をとって現れた神様の母。意思疎通のためにまえなの体を勝手に借りるくだり。まさに神様、人を人とも思っていない傍若無人な振る舞いだあ! しかもまえなとツギノの区別がついていない。ツギノのつもりでまえなに入っちゃっているんですね。

その神様のいうことにゃ、神様の子にお願いをしにきたという。その願いとは? なんと、母神様は大きな失敗をしてしまっているのだという。人の願いを叶えすぎて、世界を破滅に導いてしまった。その百年ほどをなかったことにして、この時代に子神様を作り出し、自分の後を受け継がせようとしている。

その方法とは、母神を子神に取り込ませる。自分は消え去り、すべてを次代に託す。あまりの展開に混乱と恐怖と戸惑いを隠せないツギノ、まえなのふたり。子神様はというと、母の願いをかなえなきゃというモードに入り込んでしまっていて、さあ、これ、どうなるの!?

素直に取り込み次代を担うのか、あるいは違った道があるのか。ここにツギノとまえながいるわけは!? いや、本当に物語は佳境なの!? あまりの展開に度肝抜かれる思いです。

My Private D☆V

『神絵師のおしごと』の有野金吾です。

D☆Vポイントは、「見えてもいいやつだからと無防備になってるやつ」。さらに大きな文字が続いて、「見えていいかどうかはこっちが決めることだが?」。

強いメッセージ性を感じさせる文章であるのですね。

そのメッセージを体現するのがイラスト。体操着姿のもみじがシャツの裾をめくって、「いや…見えてもいいやつですけど…」、スパッツを見せてくるんです。

なるほど、見えていいかどうかはこっちが決めるとはこういうこと! もみじは見せてもいいと思っているけれど、こちらとしてはよくないだろう! と思いながらもしっかり見てしまう。この見せる側と見る側の意識のギャップ。見えてもいいと当たり前のように見せてくる、その意識しないからこそ醸し出されるものがある。そういわんとしているわけなのですね。

私としては、それをもみじがしているところにより一層の価値を感じます。この子、なにか素朴でいいですよね。だからこその価値があると思います。

2025年3月11日火曜日

『まんがタイムきらら』2025年4月号

 『まんがタイムきらら』2025年4月号、昨日の続きです。

『しあわせ鳥見んぐ』

芋煮の派閥争いにピリオドが打たれる時がきたのでしょうか。味噌味豚肉の芋煮と醤油味牛肉の芋煮が、それぞれ馴染みのない地域のものに振る舞われて、その評価やいかに。一口食べてみて、おいしい、んめのぅと好評。思わず地元の言葉が出てしまうほどにおいしくて、ええ、なにも争うことなんてなかったのです。

岬もいいます。芋煮の主役は芋。芋がはいればみな芋煮。具材や味つけの違いもすべて包み込む懐の深さがある。ええ、なにも対立することなんてなかった。おなじ芋煮を食べたもの同士、もうわだかまりも消えさって、互いに認めあう仲となったのでした。

さらにラストの芋煮カレーうどんの存在は、誰をも満足させて、ああ、こうして皆はより仲よくなったのだねえ。と思ったら、その内心にやっぱり地元の芋煮愛が! なかなかに簡単に決着しない、そんな奥深さがあるのもまた芋煮なのですね。

『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』

この異世界にもバレンタインデーに似た風習があるというのですか? 魔王への敬愛を示すため、蝙蝠の心臓を捧げる祭りがある。しかもその心臓、動いとる!? しかしこれ、ハートといえばハートか。一番いい心臓を送ったものには魔王様から魔力をわけてもらえる。悪魔にとっては負けてはいられない、重要イベントだというのですね。

でも乃々は心臓なんていらない。すっかり引いちゃって、蝙蝠の心臓よりチョコレートがいいと方向修正。魔王様が所望するならと、その提案に素直にのってくれるのがアヴァたちなのですね。

でもなかなか一筋縄ではいかないところもありまして、リュグ、なんか変なもの煮てませんか!?

4人のチョコ披露。アヴァのできがすごい! でも手作り感あふれるヴィンのクッキーもジェロのカップチョコもかわいい。で、問題のリュグ。見た目はいいのになあ。でも匂いからしてなんかおかしい。アヴァが没収してくれて乃々はピンチ回避。もし食べていたらどんなことになっていたんでしょうね。

そして最優秀者が選ばれました! って、アヴァの圧がすごい! これ選ばれたというより、選ばせたっていったほうが妥当なのでは? そして魔力を授ける儀式は、手の甲へのキス! ああ、嬉し恥かしの時間。アヴァさん、果報者でしたね!

2025年3月10日月曜日

『まんがタイムきらら』2025年4月号

 『まんがタイムきらら』2025年4月号、一昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

久しぶりに、といっていいのでしょうか、脱衣ギャンブルに興じるミクルたちです。というか、ミクルと幻は巻き込まれただけともいえる。紅音の系列ブランド下着を幸運にも手にいれられた。さすがミクルの強運! といいたいけれど、そこで牧野と出会ってしまったのが運の尽き。限定品をよこせと、金目当ての富井とともに、幻に下着を渡せと迫ってくるのです。

こんな不当な要求、突っぱねちゃったらよかったんですけどね。ところが富井の含みのある、ふたりの秘密を知っているという言葉に揺らいでしまって、まったく利益のない提案を受けることになってしまった。そこからの不幸ですよ。

なにがあかんって、牧野のテリトリーで勝負するってのがあかん。これでもかと散らかった部屋に通されて、ここでサイコロしりとりなる勝負をしようという。ポイっと振ったサイコロの目でしりとりできなかったら負けというルールなんだけど、振るたびに行方不明になるのがいかん。でもって、探しに探しまくってようやく見つけたその目で勝負が決まるの、まさかこの部屋にいくつもサイコロが埋まってるとか、まったくもってイカサマじゃん!

運がよけれどイカサマには勝てぬ。結果として幻はせっかく買えた下着を牧野に奪われ壊されて、もう踏んだり蹴ったり。まったくのいいとこなしでありました。

でもね、最初からどんぶりに振るとかさ、こぼしたら負けとかさ、そういうので公平性を担保しないと。ええ、今回は完全に七星姉妹の作戦負けでした。

『ほうかごバスケット』

定期試験が終わり、部活も再開。このタイミングで生徒会長の任期も終わって、晴れて自由の身。生徒会長いやさ榛原はながバスケ部に合流してくることになったのでした。

生徒会長改めはなちゃん。すらりとした長身美人! で、バスケがやたらうまい。経験者かと思ったら、なんとまあ、授業でやる程度ですか。つばさの説明を聞いて、それでいろいろできるようになったという。さらにはアレンジまで加えて、レイアップどころかレイバックまで習得。一種の天才といっていい、そんな逸材だったのですね。

そしてもうひとり合流です。それは先生、若草つつじ。生徒たちにまざってバスケをすることになるのですが、経験者のはずの先生がまるでついてこれない! けいにまで自分より下と評価されて、ああ、上下に振り幅の大きいふたりが参加してきたわけですなあ。

と、こうしてメンバーに顧問も揃って、これから彼女たちのすることは? それはインターハイ予選! 全国高等学校総合体育大会、高校生たちのスポーツの祭典。熾烈な戦いが繰り広げられるこの大会は、つばさたちがその力を示す機会となるのでしょうか。

『魔女まじょS-WITCH』

月町一族よりも優秀であることを証明したい。その一心で、こよるに魔法勝負を持ち掛ける謎の少女、霧園ルチェッタ玲。こよるはね、まったく乗り気じゃないんです。勝負ごとに魔法を使いたくない。それがこよるの気持ち。この子にとって魔法とは、あくまでも誰かのために振るうもの。優劣を競いあうための手段ではないというのでしょうね。

勝負を避けるこよるに、月町一族はその程度なのか、あるいはこよるだけがおちこぼれなのかと煽る玲。ここでまなが我慢ならなくなったのですね。大きな声でこらーと一喝。こよるのことをかばって、代わりに怒ってくれたんですね。

その日の夜、一本杉公園に集まったまなとこよる。玲のことを話しあって、そして本格的な魔法の練習。全然うまくいかないんですけどね。それでもちょっとずつでも進んでいこうとがんばる姿がとてもいい。まだまだ不肖の弟子ですが、いずれは魔法を使いこなせるようになるときがくるかな? そのときまで、こよるとまな、ふたりの和気あいあいと楽しい魔法レッスンが続く。それもまた一興と思わされた夜のひとときでした。

2025年3月9日日曜日

『まんがタイム』2025年4月号

 『まんがタイム』2025年4月号、一昨日の続きです。

『ローカル女子の遠吠え』

今回はご当地給食の話題です。水馬が聞くんです。りん子の学校ではサイダーかんは出たのかと。しかしそれがなにかわからないりん子。おなじ県内といえど、まるで文化が違っているという話。ここでもこうして語られるのですね。

サイダーかんというのは、サイダーを寒天で固めたもの。富士市のみの給食で、となりの富士宮では出てこない。市単位でもう違ってくるというのです。

これ、横に長い静岡での話ですが、縦に長く山が隔てる京都なんかでもそうなんでしょうね。京都の中部北部となればもうわからない。もしかしたら、南部でもさらに細かくわかれて違いがあるかも。調べてみれば今回のりん子や水馬のように、知らないメニューやなんかもどかどか出てきそうに思います。

さて、りん子たちの話す給食のメニュー。実はほとんどわかりません。ソフトめんがわからない。牛乳に溶かすやつ、ミルメークですよね? これもわからない。黒はんぺんフライは当然出なかった。冷凍みかんは出ましたね。これは人気でしたよ。こうして、給食のメニュー聞かされると、試しに食べてみたい! そう思うのもしかたないことでしょう。ええ、サイダーかんですよ。これ、食べてみたいですよね。

そして学校のルール、これも違うっていうの。ヤカンのHRとかってわからんですね! ゼッケンの書きかたもまるで違ってる。おもしろいなあ、とは思うけど、たとえば京都にはランリックというものがあります。これ、他府県の人はわからないだろうなあ! みたいな感じで、同県でさえ違いがあるのですから、県やエリアをまたぐと、ほんとにまるでわからない文物、文化、いくらでもありそうですね。

『星月夜工業高校ルナ同好会~38万キロの奇跡~』

ひかりが連れてきた入部希望者。素直を見て入部をとりやめようとした理由は、男性が苦手だったからというものでした。花染輝夜。インテリアデザイン科の1年生。暇そうな部活ならどこでもよかったという彼女だけど、ひかりがいうには天文部を選ぶ動機はあったようなんですね。

けれど素直がいるなら入らない。かたくなに素直を避ける輝夜なのですが、男性が苦手という理由が明らかになったら、そのへんのもろもろ話してくれた。男子がというよりも、人と関わるとロクなことない。なにか人間関係に問題を抱えたことがあるのでしょうか。実際、美術部という選択肢はない模様。相当深いなにかがありそう。ですが、苦手だなんだで好きなことできないのはもったいない。ひかりの説得で、素直との接触は極力避けるという条件で入部することに決めたのですね。

かくして部員は3人に。これでめでたしめでたし、かと思ったら部にするには4人必要と判明。ああ、あとひとり探さねばなりません! と、ここで輝夜がやけにやる気見せて、自分にとっての安息の地、一旦ここと決めれば意地でも守る。そんな子というのが見えてきましたね。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

マナが倒れてしまった。寝不足と過労というのですが、その根底には失恋がある。アツシとリナが交際しているというニュースを知り、それがダメージとなってしまったのだろう。

黙っていたことに責任を感じるリナです。そしてまりんも重荷を背負っていて、リナとアツシの交際に気づきながら、マナの恋心を焚きつけた。自分のしてきたことをリナに涙ながらに告白する。そのときの姿は、あの狡知に長けたまりんとは違う、素直で思いやりの心を持ったまりんの優しいそれでした。

さて、マナですよ。自室でひとり撮影に穴をあけた責任を感じている。テレビにはエヴォリューザーの放送最新話。アツシの姿に未練を感じていたマナに、アツシ演じるタダシの言葉が届く。

傷ついてもケリつけたほうがすっきりすると思うぜ。

この言葉を受けてのマナの行動。失恋は失恋として、自分の過去の一ページにすることができたのですね。

かくして撮影はいよいよ大詰めに。残すは最終話。次回、この漫画も最終回! すべての撮影を終えた彼ら彼女らが見る景色とはいかなるものなのか。いやはやまさしく見どころであります。

2025年3月8日土曜日

『まんがタイムきらら』2025年4月号

 『まんがタイムきらら』2025年4月号、発売されました。表紙は『あっちこっち』。伊御とつみき、ふたりが登場。これはつみきにプレゼントを差し出す伊御。そして伊御にマフラーをかけるつみきでありましょうか。ふたりそれぞれに相手を思い、大切なあなたに思いとともにプレゼントを渡す。寒さの残る季節。けれどこうして向きあうふたりのまわりには、暖かな日の射すようであります。ほのぼのとした暖かみ。ふたりの心に灯る思いの火が冬も春にかえてしまうのです。

今月は新規ゲストが2本です。

『おしごとのススメ』

これといって取り柄のない高木ほこり。けれど目標は高く持ち、目指すはエリート。そのためにエリート高校に入って、エリート街道を突き進むのだ! というのですが、エリートと連呼するけど具体性はあんましないな!

実際、なんか漠然とした夢はあるけど、具体的な目標はない模様。このふわふわしたところ、この子の個性なんだろうなあ。実際、いろいろ夢見て、ふわふわ考えて、いろんなことがおざなりに。そのことで入学式でも失敗。ホームルーム? オリエンテーション? でも叱られて、しかも大事な部活についての説明を聞き逃してしまった。

なにも情報のないなかで、入る部活を決めなければならない。って、プリントとか用意されてないの!? ともあれ、周囲の子たちが話していた「おしごと部」。その響きに将来の仕事に繋がるのでは? やっぱり漠然と夢見て叩くはおしごと部の扉。ええ、おしごと部への入部を決めたのですね。

しかしここで問題が。待っても待っても仕事がはじまる様子がない。というのも、ここはおしごと部。漢字で書けば推し事部! すなわち自分の推しを推す部活だったのですね。

そうとは知らず入部してしまったほこりに、幼なじみの卯月。卯月の推しはほこりだからいいとして、ほこりの推し活、どういうものになっていくのでしょうね。

『異世界転校生』

異世界との行き来が可能となった時代。互いに留学生を受け入れる態勢も整って、交流を深めようということになったのです。

かくしてここ日本にやってきたのがエルフのヨツハ・アフターグロウ。交換留学生に選ばれるまでは、長く森にひきこもっていた。その年月やおよそ800年。かつて戦争を終結させた英雄でありながら、人里を離れ、ひとり森に暮らしていたヨツハ。しかし異世界から流れつくアニメグッズを集めてみたりと、わりと普通というか、超越者とかそんな雰囲気感じさせない親しみやすそうな人物なのですね。

交換留学生に選ばれたときは断るつもりだったのに、行き先が日本の女子校と聞いて気が変わった。俄然乗り気になってやってきた日本の学校は、美少女いっぱい? ヨツハにとっては望ましい環境で、そしてそこでいろいろ助けてくれる綾音青葉にひかれていくのですね。

ヨツハの惚れっぽさ? これは異世界の価値観の違いと理解していいのか? あるいはヨツハ個人の傾向なのか。それはわからないけれど、ヨツハはすっかり青葉にまいってしまっていて、ことあるごとにより密接になろうと距離を詰めてくる。

ヨツハ、青葉の関係性。これ、恋愛として育つのか。それはまだまだわからない。でもヨツハはすっかりその気ですよね。

2025年3月7日金曜日

『まんがタイム』2025年4月号

 『まんがタイム』2025年4月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。お花を育てるチエちゃんですよ。オーバーオール姿でニコニコ笑顔、チューリップに水をあげている様子が実に愛らしいのですね。今月の表紙のテーマは花なのでしょうね。『まほろば小町ハルヒノさん』は花冠をかぶりまして、『遠恋カノジョとおとなり上司!』ナズナはバラの花籠を持っていますよ。

『跳べないウサギと神の島』

レオの部屋に拠点を構えたリサコだけど、旅立っていったのか今や押し入れはもぬけの空。はたしてなにをしようとするのか。まるで想像もつかないレオは、リンコと子供たちと一緒にラジオ体操して、そして夏の海辺や小島を楽しみます。

小島の灯台から見渡す海。そこはリンコの世界の南端だというのですが、その言葉が島から出るというリサコの言葉を思い出させる。

そのリサコですよ。なんかよくないことをやっている? 島に点在する不跳兎神の祠を破壊してまわっている! これは祠が巫女の神通力と島に縛られる宿命の由来であるというのか? またリンコの祖母の気になる言葉。御心棒のない形代を放置するとよくないものが撒き散らされる。それって、まさしくリサコの宿ったウサ土偶そのものなのでは?

いやもう、あちらでこちらで不穏の空気が流れはじめて、もう大変。リンコの、レオの運命は、これから否応なく動きはじめそうなんですよね。

『腹割るウチらの秘密ごと!』

南見おとの家でトレーニングをすることになったヒメコ。あまりに充実のトレーニングルームに度肝抜かれているのですが、大量のマシンそっちのけでプランクからやることになって、ちょっと不満? いや、でもそれはプランクを知らないからだよ!

ここからがめちゃくちゃ面白かった。プランクのキツさを実感させられるヒメコ。もうダメと思ったそのとき、おとがまさかの攻めに転じるんです! ヒメコが楽しみに買っておいたケーキを、なんと腹の下に置く! べちゃっと潰れたら、ケーキが台無しになる。なんとしても耐えるしかない状況作り出して、そしてキビしい表情、クールな物言いがかっこいい!

いやね、普段はおどおどしてる子でしょう? そんな子が見せるクールでストイックな面。これはぐっときますわ。ほんと、ヒメコの魅力、そこに魅惑の腹筋が加わるということが、おとをここまで変えてしまう。ああ罪な娘よのう、ヒメコさんは!

ふたりの深まる関係もよければ、新たに登場したおとの妹、奏。この子が姉をダシにSNSでいいね稼ぎしてるというの、ああ、ヒメコが憧れたあのアカウント! この子が運営してたのか。ええ、ここにまた運命が動いてきましたね。もっとふたりは親密になりますか? ええ、ぜひなってほしいですね。

しかし、SNSでいいねかせぎとか、承認欲求こじらせたろくでもない大人になりますよ!

『良倉先生の承認欲求』

上枝をカラオケ女子会に誘う良倉! この人もまあ、予想もつかんことやってくれますなあ! 男性も利用可能なんですって? でもひとりではいけないからと、カラオケも苦手だからと、上枝を頼って映え活動しようっていうんですね。

でも、男ふたりってどうだろう。女性がくるといってバレたらどうしよう。憐れまれたらどうしよう。

ほんと良倉先生はめんどくさいなあ! でもそんなところが魅力なんだと思う。このめんどくささがあるから、上枝の手によって女性化させられた良倉があんなにも輝くのだと思うのですね。

さて、女子会ルームにはいった良倉ですよ。上枝がわりと圧倒されてるというのに、良倉のうきうきっぷり! 最高や! ほんと、良倉先生は最高や! で、店員がくるとすっとテンションを下げる。もうめちゃくちゃにおもしろい。

最後の最後にひとりカラオケに挑戦するも破れる良倉がまたキュート。この漫画は良倉の愛らしさ命であります。

2025年3月6日木曜日

『押しかけギャルの中村さん』

『押しかけギャルの中村さん』、第61話を読みました。

『押しかけギャルの中村さん』

おお、中村さん、ついに作家デビューするのですか!

リキに同人誌作ってみたらといわれて、その気になった中村です。眼鏡にベレー、漫画家っぽい格好しながら構想練ってるのだけど、絵心は残念、ストーリーも思うようには出てこない。でもね、そこに秋山がアドバイスしていくことでどんどんかたちになっていくのね。

ゆきづまるたびに秋山のサポートが中村を後押しする。本当、ふたりはいいパートナーだなあ。くじける中村。はげます秋山。ちょっと小さい子をあやす風ではあるんですけど、描けないなら画風を生かして絵本風にしてみたらどうだろう。で、このアイデアが当たる、当たる!

最初、中村の絵を見たときは、これどうなるんだろう? と懐疑的に見ていたのが、できあがった原稿見たら、これ、すごくいいじゃん! 手作り感。絵の雰囲気はほのぼのとして、絵本構成とすごくマッチしてる!

しかも秋山との共作であると明記されてる。ああ、ほんと、ふたり、いいパートナーだ! って思いましたよね。

できた原稿をリキに見せたら好評。さらには部数も思いきった数を提案されて、というのもコスプレイヤーとしても知られる中村はフォロワー数2万! って、すごいな。あらためて認識すると、ほんとすごいな。りるるるコスプレで認知された過程やリキのフォロワーもフォローしていることを考えると、100部でも足りないかも知れないぞ。

さあ、中村の初同人誌頒布やどうなりますでしょうか。売り子はふたり、中村と秋山。中村はブラックりるるるに扮し、そして秋山はくねくねに!

これ、本当にどうなる!? びっくりの大人気! みたいになったら絶対おもしろ嬉しいやつです。ええ、ぜひとも成功してほしいやつですよ。

2025年3月5日水曜日

『まんがホーム』2025年4月号

 『まんがホーム』2025年4月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』

素敵なトビラ! さて、暇はあるけどお金はない御曹司はじめです。どこかに遊びにいきたいとゴネている、そんなはじめを見て田中さんからお誘いです。実家の竹林でのタケノコ掘り。山田も呼んで、はじめ、山田、七瀬が挑むタケノコ掘り。さあどうなるものかと思ったら、まさかのイノシシ乱入ですよ!

これね、はじめが七瀬をけしかけるつもりでいたでしょう。でも実際イノシシが出たら七瀬であれど歯がたたない! いやもう野生は恐しいなあ。あんなにたくさん掘ったタケノコも、全部放棄して逃げるしかなかったっていうんですね。

でもこんな散々な日を癒してくれる夕ご飯。まさかのぼたん鍋! 田中さんのお母さん、強いな! ほんと、ニコニコ穏やかそうに見せて、相当な肝っ玉です。

『座敷童子あんこ』

恩返しものの昔話に感動するあんこ。思いつきで幸太に恩返しするというのですが、そのおつかいの途中出会ったのが壷をかぶった豆狸。助けたあんこに恩返ししてくれるというのですが、それがとにかくふぐり絡みで大騒ぎ。あんこにふわりとかけられたお洒落なストール! いやもうほんと、めちゃくちゃにおもしろかった。シンプルなんだけど、こういうのに弱いんだなと思い知らされましたよ。

でも、この狸、本当に律儀ですよ。突然の雨にうろたえるあんこに差し掛けられる傘、ならぬふぐり! 濡れずにすんでよかった! 幸太への恩返しも無事完遂できてよかった!

本当、あんこ、情けは人の為ならず。よい仕事をなさりました。狸も無事恩返しできて、なにより。いいお話でありました。

『歌詠みもみじ』

肌のシミを見つけてショックを受けたもみじ父。気づいてしまったらもう知らなかった昔には戻れない。肌のケアにも気を配るようになり、でもお母さんの基礎化粧品を勝手に使ったのはよろしくなかったですね。しっかりばっちり責められて、いやもうでもそれはしかたありませんよ。

パパさんのピンチに力を貸したのが花見咲子。そうでした、パパさん好きなお嬢さんでしたね。フェイスパックをほどこしてくれて、それにママさんはオールインワンの肌ケア用品買ってきてくれてと、いいじゃありませんか、大切にされていますよ、パパさん!

やるとなったら限度を知らないのが山城家の人間です。パパさん、UV完全排除態勢を整えたら不審者と不評。さらには肌を傷つけたくないからと髭剃りまで控えちゃって、でもそんなパパの気持ちを娘の素直な言葉が癒してくれるのですね。

いやもう、今回パパさんはショックだったんだろうけど、最終的に娘の優しさを知ることができた。ほんと、受け入れなければならない現実もあったけど、ハッピーエンド、よかったですね。