2018年5月21日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年7月号

『まんがタイムきららMAX』2018年7月号、昨日の続きです。

はんどすたんど!』。もう、のっけから面白い。ななみ、用意周到に前提を準備して、その結果が、のあー、で、ズベー。もう、いきなりなんてもの見せてくれるのか。しかもこれ、大会だというのに大失敗? あれ? 回想? と思ったら、いやいや、1本目か。まだもう1本あるか。ハラハラさせられましたよ。あの、ガニ股で帰ってくるななみの、なんだか妙に現実味のない感じ、放心? それがおかしくて、でも張り切ることはあっても、緊張とか焦りとかに押し潰されたりしそうな感じがしないのがこの子の魅力だと思いましたよ。以前は跳びすぎた。今回は走りすぎだろう。先生がななみの張り切り分だけロイター板を離してくれて、これがね功を奏しましたよ。あの思い切った踏み切りから、きれいな回転。そして着地まで完璧じゃん。いやもう、これ、ぐうっと胸が熱くなりましたよ。しかも、その前段に、ななみが得意種目が欲しいと、それで跳馬に重点置いて練習してきたこと描いているでしょう。なおさらでしたよ。よっし、ななみ、なんとかなった! このリラックス! さらに、3位入賞かよ! ハハハうそつけって、ほんと、この子、どこまで本気かわからない。でも、やったなあ、ななみ。嬉しそうじゃん、よかったじゃん。団体は4位。個人ではひなたが平均台5位、床で6位をとっていて、ほんと、この結果が出たこと、嬉しいなあ。そして次はゆかちーの番、2日目ですよ。また正座してジャージの上、頭から被ってるゆかちーですが、これがうまく作用して、実力発揮できるといいですね。

『JKすぷらっしゅ!』。グランドフィナーレ、最終回を迎えましたね。調子を崩している澪花。その原因はかなたへの恋なのではないか。潔から、つららから指摘されて、まさかそれを否定するのか澪花さん! そして不調はかなたにおいても同様で、ふたりのこの状況、ふたりの怖れていること。その根本にあるのは、かなたの抱えている問題が解決することで、これまでの密接な関係、距離を今後保つことができなくなるのではないか。その不安だったっていうのですね。澪花が気づき、そしてかなたも気づいていた。かなたの不安は、これまでの距離を失うことだけではなく、自分の気持ちが澪花に受け入れられないのではないかという恐怖もあるんですね。嘘ついてでも、泳げる自分を隠したいかなたのいじらしさ。そして、気づけばあとはまっしぐら。外聞もなくかなたに気持ちを行動で伝える澪花。ほんと、この漫画、こんなことになろうとはまったくの予想外で、盛り上がりましたね、クライマックス、一山越えてきましたね。そして最後のあのモノローグも、実に印象深い。よいものでした。

『TCGirls!』。こちらも最終回です。のっけから、あれから数年。あれまあ、アンったらこんなにも素敵に成長しちゃって! と思ったら、嘘か! アンの嘘か! 店長代理をまかされたアンの一年ないしは一年後を描くのかと思ったら、まったくもって予想を外してくれまして、いきなり時間巻き戻りましたよ。小柴店長の初日まで戻っちゃいましたよ。しかも、アン、イベントを開催です。店長就任記念イベント大デュエル大会。一昨日たてた企画。知り合いにメールで告知して、さらに動画投稿サイトでも宣伝打って、でも再生数3回って、アンしか見てないんじゃないのか? これね、イベントに参加してくれた皆っていうのが、アンのこれまでアスターで頑張ってきた、その成果なんじゃないかって思わされて、いいラストでしたよ。ちょっとした同窓会みたいにも思われて、メイドの皆、学祭の催しが繋げた縁もあって、ああ、デュエリストを増やすという策略、皆にデッキを配ることで実現させてたんだ。今日の大会は勝ち負けを競いません。デュエルを楽しみましょうというその姿勢、見ていてとても清々しくて、参加している皆の様子、生き生きとしていてとてもいい。ほんと、アスター、いい店だなって、いいスタッフが揃ってるなって、小柴店長はまだちょっと不安ではありますけどね、でもこれからもきっと面白いこと、楽しいこと、いっぱいなんだろうなあって思えるんですね。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第7号(2018年7月号)

2018年5月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年7月号

『まんがタイムきららMAX』2018年7月号、昨日の続きです。

『どうして私が美術科に!?』。2学期が終わって、皆で打ち上げ。そこで通知表の話、成績の話になるんですけど、上がって嬉しい人があれば、残る皆が同じ成績で連帯感持ったりなんかして、ちょっとした疎外感? 一点突破で得意科目、専門科目に注力するものあらば、全体にまんべんなく力を振り分けているものもあって、こうしたところに見える性格、個性。そして、同時に鬱屈した気持ちなんてものがあるっていうんですね。そうなのか、紫苑、蒼にコンプレックスを持っているのか。桃音に話す自分の気持ち。年下や同い年、蒼に対しては、どうしても嫉妬の感情を抑えられないというその告白。しかもこれを桃音にしたのは、どこか桃音のことを見下してるからじゃないかって、ああ、自分のこと、しっかり見つめてるんだね、この子は。こうした気持ち、鬱屈、これはありますよ。どうしてもある。どんなものにもある。とりわけ、技量、才能がものをいう世界、しかもその差が一目瞭然になるものだと、なおさらですよね。人を気にしても仕方ない、けれど悔しかったり妬んだり、ええ、自分も、ジャンルこそは違いますが、それに似た場にいたことがあるので、わかりますよ。けど、そうした気持ちを人に話せること、それは紫苑が鬱屈した感情をもてあますことなく受け止める、その一歩をもう踏み出して、越えはじめている証拠なのだと思う。きっと紫苑は大丈夫、そう思えるものもあったのですね。そして、紫苑憧れのK. Suzunoなる作家さん。まさかの蒼のお母さん! そらそうか、そら、蒼の家に飾ってあるわ! この紫苑の驚き。さあ、これ、どう転がるのだろう。なかなか意外な展開きましたよ。

『魔法少女のカレイなる余生』。白鳥ななほし、実技の授業でひとりだけうまくいかなかった。あれまあ、しじまはあんなにちゃんとできたのに、ななほし駄目だったかあ。そういえば、ななほしの成績、下の下だって人物紹介にもありましたね。そんなななほしのこと応援しようと思ったしじまの取り組みね、これは本当にメインじゃないんだけど、ほんと見事にななほしから却下されちゃうんだけど、いやいや、いい友達じゃないですか。リラですよ。ななほしの悩み、リラが聞いてくれて、結構ズバズバ思ったこといってくれちゃうんですけど、この気の使わなさ、さすがリラさんって感じではあるんですけど、でもそのアドバイスは適切なものだったのだと思う。自信もなにも失いかけていたななほしを奮起させて、そして自信をつけさせるためにちょっとした手伝いをしてやる。小さく背を押してくれたんですね。まずは気持ちからだけでも、きっと大丈夫だって、いけるって、そんな気にさせてくれたんですね。ほんと、小さな達成だけど、ななほしにとっては確かな自信になったんじゃないでしょうか。そんなななほしを遠くから見守ってたリラの、そのクールさも素晴しいです。

『本日わたしは炎上しました』。連載になりましたね。今回は、最近話題のバーチャルユー、いやいや、バーチャルミーチューバーを話題にしまして、ええ、これ、実際にあったこと、うまいことピックアップして、顔バレしたとかね、けどむしろファンには喜ばれたとかね、ええ、ええ、ありました、ありました。この漫画、まぎれもなく時事系だな。今回は人気Vtuberの身元を特定してやろうなんていうんだけど、カナエ、ほんと、悪どいな。けど、カナエが悪いやつだっての、漫画の中でもがっちり指摘されるし、最後に酷い目にあうのも決まってカナエだから、まさしく自業自得ってやつ。この悪は必ず成敗されるという安心感、それがあってこそカナエの狼藉も楽しく読めるのでしょうね。しかし今回のターゲット、まさかのクロイだっていうの、あっさりバレるくだりもおかしかったんですが、そこからの攻防、自分の欲をいかに満足させるかの駆け引きが酷くて、ええ、この漫画で駄目なの、カナエだけじゃなかった……。ネットで人望、ほぼマイナスになってるカナエがいい。そして、SNSチュイッターユーザーを見下すカナエと、見下されても当然やで! っていう展開。ほんと、酷いんだけど、あながちカナエだけが酷いわけじゃないっていうのがなんともいえず、うん、この漫画は時事系だな。ずっとおっさんのふりしてたクロイの危機管理、これとても正しかったと思う。その危機管理をカナエが台無しにしてしまったの、それでクロイが面倒ごと抱えちゃうことになったの、うん、やっぱりカナエはクロイに当初の要求どおり従うべきなんじゃないか? って、クロイはほんと心が広いなあ。

『ももいろジャンキー』。美耶がデートだから可愛い服を買うっていうの、竜子がすっと真顔になるのおかしかったですよ。美耶のデート相手、ももですね。そうか、一緒に映画にいくんだ。ふたりの様子を見守るはなと竜子。これ、ふたりの出会い、仲良くなるきっかけにもなってますね。さて、美耶、可愛い服着ておめかしして、その様子は本当に素敵なお姉さんじゃありませんか。むしろはなと竜子が、自分たちの服装、おめかし大丈夫かなって心配する。いや、ちゃんと素敵ですよ、ふたりとも、個性が生きてます。見にいったのはキラキュアの映画。美耶、事前準備がばっちりっていうの、これ、もものために予習したのか、あるいはもとから見てたのか? いや、もとから見てた可能性あるな。なんてったって自称5歳児がいるからな……。映画館でライトを欲しがる竜子、ちょっと可愛いかった。この、なんだかイベントに参加したいみたいな感覚ね、一般人だからこその気負わない感じがあって悪くない。それでもって、映画の内容にもしっかり引き込まれて、っていうか、美耶にリンクしすぎなのが笑えて、そして泣けます。今回の、美耶のむくわれた感じ。なによりでした。最後の、はなと竜子も加わって和気あいあいと打ち解けて話すところなんかもなによりでした。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第7号(2018年7月号)

2018年5月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2018年7月号

『まんがタイムきららMAX』2018年7月号、発売されました。表紙は『こみっくがーるず』、雨の日のかおすちゃんとにゃおす先生ですよ。レインコートに傘をさしているかおすのあどけなさ、うん、これは高校生には見えないな……。そこに、レインコートのにゃおすの可愛さが加わって、これは実にいい表紙。手前のアジサイにちょこんとのっているカエルも実にいい表情してますね。梅雨の季節、降り止まない雨に憂鬱になりがちではありますが、雨も悪いことばかりじゃないよって、そんな気分になれる素敵なイラストです。

『こみっくがーるず」。今回は漫画家の職業病ですね。翼が手の痛みを訴えて、いつもの暗黒ごっこなのか、本当に痛いのか、というの、フーラ先輩と寮母さんの見立てでは腱鞘炎だっていうんですね。これ、癖になるから怖ろしい。悪化すると手術とかになりますからね。翼の負担を軽減すべく、皆で原稿を手伝うことになるんですが、かおすちゃん、無情にも戦力外。あの表情ですよ。フーラ先輩の、役に立ちながらも微妙に邪魔してるくだりおかしかったんですが、これ、かおすちゃんに仕事を作るためなの? でもって学校でも微妙に混乱まきおこしたり、寮でもテンションおかしくなってるふたりがいたり、思いもしない面白さが広がっていました。今回はピンチの時に助けてくれる仲間の存在とか、有能さ発揮するくりすとか、いろいろ見どころあった上に、病院怖がる翼、煽ってるのかい? かおすちゃん。そうした意外な魅力まであって盛り沢山でした。煽るかおすちゃん、調子にのったかおすちゃん、大好きなんですよ。

『私を球場に連れてって!』。猫子の同級生も出していくんだ。まずはテリー、続いてくれあと、個性的な子らが出てきたなと思ったら、テリーというの、本名は照。玉の妹だったんですね。テリーがタマのこと、めっちゃホームラン打ちそうなデブとか、酷いこといってるのばらされたりするくだり、そんなにタマ太ってる? ってのはいいとして、面白かった。いいダッシュでした。レオナのクソガキ認定とかも面白く、これ、レオナが子供をクソガキにする、そんな要素を持ってるんでしょうか。あるいはただ出会いの運が悪いだけ? 仕事を調べる宿題をしにきたと聞いて、やたらと張り切るファル子がよかったですね。いい顔や。今回は猫子たちの宿題をきっかけとして、応援団やウグイス嬢といった球場に関わる人たちのこと紹介していくところ、大変よかったです。微妙にネガティブなコメントあったりするのも、また味でありますね。

『ぼっち・ざ・ろっく!』。逃げたギター、喜多さん。責められたりするのかな? と思ったら、あら、意外と大丈夫。むしろ心配されてたんですね。ライブハウスの手伝いで大活躍したり、それでぼっちが落ち込んだりといろいろ大変そうですが、適材適所というのを考えさせるいい展開でした。ぼっちがお湯で火傷した時に、手当てしてくれた喜多の指の硬さで楽器の練習してることに気づくとかね、それで喜多をバンドに引き止めるのに貢献したりと、こうしたぼっちの活躍とてもよくって、そうかあ、今後はぼっちからギター教えてもらったり、それで仲良くなっていったりとかあるのかなあ、みたいなこと思ってたらですよ、喜多の楽器、多弦ベースとな! 6弦あるからと、見事に勘違いしていたというこの状況。ええと、じゃあ、このバンド、ツインベースになるのん? それとも楽器買い替える? まさかの展開、あまりに喜多が気の毒で、ほんと苦笑まじりの面白さでした。

『From Gehenna』、ゲストです。そうか、おばけには試験も学校もない、そう思ってたけど、吸血鬼や人狼には学校があるのか。地獄も大変だ。朝に弱い吸血鬼のドルエと、噛み癖あったり泣き虫だったりする人狼のルーガ。学校に向かうふたりの前に現れた天使のララ、この子の踏み込みが一気にこう、ぐいっと深くてですね、初対面だっていうのに遠慮がないというか、ぐいぐいくる、なんてテンションだ。ドルエの飲んでたパック飲料の血。あのパッケージの文句、きっちり補える栄養、1日分の血液とかいうのがね、これ1本で一日分のビタミンCみたいなノリでおかしかったですよ。結構やりたい放題のルル。ふたりに絡んで、やりたい放題のままお別れなのかな、今後もこのノリで天界から地獄の住人に介入してくるのかなと思ったら、なんと転校してきた。しかも堕天使ときた。ということは、そうか、全員が地獄の住人か……。わりとテンション低めのドルエとルーガの日常に、ルルのうざ絡みが加わることになりそうですね。

  • 『まんがタイムきららMAX』第15巻第7号(2018年7月号)

2018年5月18日金曜日

ゼブラ 油性マーカー マッキーノック

 職場にあったのですよ。マッキーノック。名前がすべてを物語っています。油性マーカーの定番、マッキーがノックでペン先を出し入れできるようになりました。ノックでペン先を出し入れするというの、ボールペンみたいにペン先が露出していてもさほど影響のないものならまだしも、乾くと即使いものにならなくなるフェルトペンで実現するというのは結構な驚きで、同じく乾くと使えなくなる万年筆でノック式を実現したキャップレスなど彷彿とさせました。実際、ノックのストロークの長さなど、キャップレスデシモに近い感覚です。

ノックのストロークが長いというのは、ペン先を保護するカバーがあって、その内側にペン先があるという構造のためですね。ノックすることで、まずカバーを開いて、その後ペン先をグーッと押し出すという、結構凝ったメカニズムだと思うんですが、それが200円程度で買える。すごいことだと思います。

油性マーカーを使う時、結構キツめにハメないといけないキャップをはずして、書いて、そのままにしておくとペン先が乾くし、なによりそのあたりにインクがついたら厄介だし、なのですぐにキャップをきっちり閉じて、というのを繰り返すことになるわけですが、ある程度まとまった量を書くのならともかく、ちょっと書いて作業して、またちょっと書いてを繰り返すような場合には、このキャップの扱いがわずらわしいのも実際です。たとえば倉庫の整理なんかをする時に、なにをしまったのか箱にざっと書いて、場所動かして、次の箱にとりかかって、みたいなことをするたびに、キャップ外して、書いて、キャップして、というのは本当にめんどくさい。

けれど、マッキーノックだとそのわずらわしさがぐっと軽減されます。まあ、考えるまでもない当たり前ではあるんですけど、実際使ってみたら想像以上でした。

箱詰めしたPCを、内訳、行き先書いては部屋の隅に移動させて、また次の箱の内訳、行き先書いてというのをやった時に、本当に便利で助かりました。全部の動作が片手がすむのもすごくいい。これからは油性ペンもノック式やな、そう確信するほどに便利でした。

2018年5月17日木曜日

フェルナンデス エレキギター ZO-3 '11 RED W/SC

 見てるアニメに出てきたからって楽器買ってしまうとかないわー、馬鹿じゃないの? なんていう声もちらほら聞こえてきそうな気もしないでもないのですが、私は今、ギターが欲しい。ほかでもなく、フェルナンデスのZO-3、ノーマルZOの赤が欲しい。なんて思ってる理由は先日のプリキュアなんですが、いえね、えみるなるセミレギュラーキャラがギターを弾くと判明して、しかもそれが明白にZO-3。ギュイーンとソウルがシャウトするのです、なんていう名言もあいまって、一気にギター人口を押し上げそうな勢いだったりするのです。

実はZO-3は以前からちょっと欲しいギターではあったのです。でも私が考えていたのは、芸達者というトレモロのついているモデルで、色は赤、WRMS、ワインレッド・メタリック・サテンであります。でも、これ、ディスコンしてしまってましてね、中古市場でも探さないことには手に入らない。これは2001年モデルだったかな? この後に回路が刷新されてよくなってるんだそうでして、色をとって中古にするか、音をとって現行品にするか、みたいな葛藤に苦しめられた果てに考えるのをやめてしまったのですね。

一応、ZOのシリーズは持っているのです。ウクレレブームを受けて生産されたZOのかたちをした鳴らない楽器、ZOLELE。そして7弦のZO-7。これ、アウトレットといってやたら安く出てたのを買ったのですが、フレットがちょっと斜めに入っちゃってるところあって、ああ、これが安い理由かなんて納得したのですが、まあそのへん、そう気にはしません。

ノーマルZO-3には興味がなかったわけではないのですが、手軽であることとか考えると、やっぱり面白い楽器ではあるわけで、でも買ってなかった。なんとなく横目に見ながら買わずにきた。しかし、ついに買ってしまうことになるのか!? っていうのがえみる効果なのでありますが、はたして、はたして。

えみるの使ってるZO-3、ヘッド裏にストラップピンがあったりして、現行のものはジョイントあたりにピンが移動してるはずだから、参考にされたのは旧モデルなのではないか、ということは作画担当者の私物!? なんて思ったりもするのですが、アニメをよくよく見てみると実際の製品と違うところが結構あったりします。たとえばスピーカーが実際には黒のところがアニメではボディと同じく赤く塗られていたり、あとボリュームのノブが実際にはボディカラーと同色のところが白になってたり。あとピックアップにカバーがついてますね。これはボールピースをいちいち描いてられないなんて事情からなんじゃないかなあなんて思ったのですが、黒一色の四角形がEMGなどを彷彿とさせて、なんだこれ、面白い! 極めて一部で話題になったりならなかったりなのですが、自分で付け替えるの面倒だからフェルナンデスからえみるモデルとか出ないもんでしょうか。出たら買ってしまう危険性が高いです。

2018年5月16日水曜日

パイロット万年筆用カートリッジインキ

 ペン字の稽古に使っている万年筆インクをボトルからカートリッジにしようという話を以前していました。結局、その後、無事忘れることなく黒のカートリッジを購入して、インクが煮詰まってしまったボトルからカートリッジに移行することがかなったのですが、さてここでまた困った問題が生じてしまいまして、それはインクの供給元。インクを買っていた文具店が閉店してしまったのですね。いや、これ、困ります。

閉店する理由は、商売が成り立たないからなのか、あるいは後継者がいないからなのか。そうした事情はわからないながらも、とりあえず問題は店がなくなること。いつも雑誌を買ってる書店の近所なんですね。雑誌を買いにいって、その帰りにふらっと寄って、インクや封筒、ノリといった文具、とりわけ消耗品を買うのに都合のいい店でした。これ、きっと他の人にとってもそうだったと思うんだけどなあ。

閉店間際に売り尽しセールをやっていたんですよ。最大半額まで値下げしてくれて、なので封筒などを多めに買い置きすることができました。けれどインクはそうはいかない。なぜって、簡単な話ですよ。カートリッジインクであっても、カートリッジごしに少しずつ水分が蒸発していくものなんです。これがもし、水分がとんで濃くなったインクが好みとかいうのなら、迷わず買い置きますよね。ですが、私の場合、インクが変質して乾きにくくなるのが駄目と、ボトルインクからカートリッジに切り替えたところなわけで、ええ、買い置きするというのはちょっと考えられませんでした。

いつもインクを買ってる店がなくなって、じゃあ次からはどこで買えばいいんだろう。近所の店で売ってるものなのかな。考えてみても、売ってそうな店が思い当たりません。ちょっといろいろ探さないといけなくなって、ほんと、ちょっと困っています。

2018年5月15日火曜日

ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン

 発売されますね、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータ 週刊少年ジャンプ創刊50周年記念バージョン。これ、ニンテンドークラシックミニ ファミリーコンピュータの特別バージョンなのですが、発表された時、懐かしいという気持ちと、これちょっとしたプレミアム感こそはあるけれど商品としては微妙かも知れんぞ? という気持ちがいりまじって、正直いってちょっと複雑。自分は熱心なジャンプ読者ではなかったのですけど、それでも遊んだタイトルはいくつも収録されているし、けれどだからといって、懐かしい以上のものはあるのだろうか。今あえて遊んで面白い、これまた遊べるなんて嬉しい! そんな気持ちはあるのだろうか。自問自答する瞬間があったのですね。

まあ、自問自答しようがしまいが、とっくに予約分は売り切れてしまって、Amazonなんか見るとね、定価よりも5000円も高い値段つけた転売屋がこれでもかと出品してたりする、まあ、いつもどおりといえばいつもどおりですかね、そんな酷い状況になっとります。欲しい欲しくない以前に、注文受け付けてくれるところなどないという状況を前に、とりあえず抽選販売してるところで応募だけしておくかあと、そんなスロウスタート。買えたらラッキー、けど買えなくてもまあいいかあ。これくらいの気持ちでいくつもりです。

収録タイトルは以下のとおり。

  • キン肉マン マッスルタッグマッチ
  • ドラゴンクエスト
  • 北斗の拳
  • ドラゴンボール 神龍の謎
  • キン肉マン キン肉星王位争奪戦
  • 聖闘士星矢 黄金伝説
  • キャプテン翼
  • 聖闘士星矢 黄金伝説 完結編
  • 赤龍王
  • ファミコンジャンプ 英雄列伝
  • 魁!!男塾 疾風一号生
  • 暗黒神話 ヤマトタケル伝説
  • 天地を喰らう
  • 北斗の拳3 新世紀創造 凄拳列伝
  • ドラゴンボール3 悟空伝
  • キャプテン翼II スーパーストライカー
  • ドラゴンボールZ 強襲!サイヤ人
  • まじかる☆タルるートくん FANTASTIC WORLD!!
  • ファミコンジャンプII 最強の7人
  • ろくでなしBLUES

この中で、ごくわずかでも遊んだことがあるのは、『キン肉マン マッスルタッグマッチ』、『ドラゴンクエスト』、『北斗の拳』、『ドラゴンボール 神龍の謎』(多分)、『キン肉マン キン肉星王位争奪戦』、『聖闘士星矢 黄金伝説』の6タイトル。意外と遊んでるな! ある程度遊んだといえるのは『キン肉マン マッスルタッグマッチ』、『ドラゴンクエスト』、『北斗の拳』、『聖闘士星矢 黄金伝説』の4タイトル。持ってたのは『ドラゴンクエスト』だけですね。

週刊少年ジャンプはゆうても人気の雑誌で、掲載されてる漫画も人気だったから、誰かしら持ってたりしたんですよね。遊びにいった時に遊ばせてもらったり、また貸してもらったりなんて具合に触れる機会がそれなりにあったという、そんな感じでした。

結構、人気のあったのが『キン肉マン マッスルタッグマッチ』でしたね。これ、対戦できますからね。超人をふたり選んで、技かけあいながらノックアウトを狙うんでしたっけ? ブロッケンJr.の毒ガス攻撃が凶悪で、出がはやい、距離取って攻撃できる上、一度当てればハメ殺せるというので、とりあえずこれは使用禁止キャラにされていました。テリーマンのボストンクラブが好きでしたね。ウォーズマンとラーメンマンは勢いありすぎて当たらないんですよ。みたいな具合で、きっと今でも楽しめる、そんなゲームであるのは確かなんですが、若い子が遊んで面白いゲームじゃあないだろうなあ、もう。けど、このゲームね、結構よくできてて、必殺技を適当に打っても当たらないんですよ。必殺技タイムに入るまでに、細かくパンチなりキックなりで体力削って足を鈍くしておいてやらないと、そうそう大技は決まらない。この序盤の駆け引きから終盤の一発逆転まで含めて、かなり楽しめるゲームではありました。

『北斗の拳』、これはそこそこは遊んだけど、それなりにしか遊べていません。敵が射掛けてきた矢(ボウガンですよね)にパンチなりキックなりをうまくあわせてやると打ち返すことができた。二指真空把ですよね。わりと細かく原作の要素を拾っていて、敵倒すと出てくるあべしとかひでぶとかいう断末魔? これを7つ集めるとパワーアップするんだっけ? 服が破れて上半身裸になるんですね。ボス戦も凝っていて、手順を原作どおりにすると技名がばばーんと出てかっこよく演出してくれる! というんですが成功したことはありません。

ファミコン時代のゲーム、とりわけキャラゲーにくくられるものは、結構駄目なものが多かったんですよね、残念ながら。だから50周年版に収録されたゲームについても、あんまり期待しちゃいけない気がするんです。でも、だからこそ貴重かも知れない。これらのゲームの中には、バーチャルコンソールのようなかたちでリリースされる機会がほぼないといっていいものが、それなりに含まれていると思うのですよ。複雑な権利処理が必要だったり、あるいはそもそも売れると思われていない。なので、まったく触れたことのない、そもそも原作漫画を読んだこともない、そうしたゲームであっても、ここで掴んでおくべきなのでは? では!? そんな声がどこからか響いてきて、いや、でも、絶対お前積むやろ? そんな冷静な声も聞こえてきて、なおも自問自答タイムは続くのです。

2018年5月14日月曜日

ハコスコ タタミ2眼

 昨日、ハコスコそのものについては、ほぼなにもいってなかったので追加です。ハコスコ、私の買ったムックについてきたのは、タタミ2眼というモデルで、本体はダンボール製。そこに樹脂製のレンズがついている。これ、レンズ側から見た絵面がたれ耳の犬の顔みたいで面白いなあって思ってるんですが、このスマートフォンを利用する簡易ヘッドセット。当初予想していたよりもずっと高性能、っていっていいのかな? 少なくとも、ただスマートフォンをセットして360°動画を再生するだけではないっていうのが意外で、感心させられたところでした。

まず私がハコスコにセットしているスマートフォンですが、iPhone 6s Plus、これがジャストフィットです。幅、高さ、レンズ位置、イヤホンプラグ位置、音量調整ボタン位置、全部完璧。もしこれがイヤホンプラグの廃止された7 Plus以降なら、有線で接続しようとする場合、Lightningコネクタの位置まで穴を広げてやる必要があります。もしBluetoothイヤホンがあるならそれ使う方がずっとスマートではありますが、ないならスマートフォン本体のスピーカーで鳴らすか、穴を広げるか、どちらかでありましょう。

もしiPhone 6s Plusよりサイズの小さなスマートフォンをセットする場合は、スポンジシートが付属しているので、これを適切なサイズに切ったり貼ったりしてスペーサーに使うとのこと。これでどれくらい安定するのかはわかりませんが、まあこのあたりはいろいろ工夫するとよいのだろうと思います。

品質は、正直値段なりではあります。本がついてて1700円。ゴーグルだけで1200円を今なら値引きで700円? なので、これだけで何時間か試して遊んで面白ければ、もう充分もとはとれた、みたいな具合。値段以上は楽しめる、とそれだけはうけがいますが、ただあまり期待はしない方がいいというのも正直なところで、多分、個体差が大きいんだと思う。主にレンズの質、これが安定していない。

たとえば私の個体でいいますと、右目のレンズは当たりの玉であったようで、きれいに焦点して映像も綺麗に見える。ですが、左がよくなくて、うまく合焦しないどころか、たぶん歪んでるんでしょうね、ボヤけている上に映像がグニャグニャして見える。目の位置を変えるとグニャグニャ。目の位置を固定しても、レンズ越しの像がグニャグニャ。両目が当たりの人は本当ラッキーだなあって思います。あるいはグニャグニャする外れ玉の方が少数派? 外れを引いた私がアンラッキー? こればっかりは、この個体しか知らないから、なんともいえないですね。

さて、冒頭にいっていました感心したポイントです。これすごく単純なんですが、右目の下、底にあたる面に穴があいてるんですよ。そこから指をつっこんでスマートフォンにタッチできるようになってる。これ、なにが優れているかというと、YouTubeのアプリがそうなんですが、映像見てる時にタップすると、一時停止/再生ボタンやシークバーが出てくる。ゴーグルの視界中央がポインターになっていて、首振りでボタンなりスライダーなりにポインターを持っていって、タップで選択ができる。これ、いわばマウス操作が可能になってるわけで、簡単な操作ならゴーグル通して可能になってるんですね。これはアプリが対応してる必要もあるわけですが、アプリにその機能さえあれば、特に加工せずとも利用できる。これ、感心したところです。

まあ、次に見る動画を選ぼうと思ったら、ハコスコからスマートフォン抜いて操作しないといけないから、万能とまではいかないんですけどね。

あとですね、カメラの場所に穴があいていて、スマートフォンのカメラもそのまま使えるようになってるの、ARとかに使うのかな? って思ってたんですが、面白い機能持ってるアプリ見つけました。めざましVR!義妹と同居生活。これ、ARKit — 、iOSの機能と思っていただいたらいいのですが、iOSの機能を使ってポジショントラッキングができる。つまり、部屋のなか、うろうろすると、カメラが周囲の情報拾って、移動してる情報をVRにフィードバックできる。VR空間内をうろうろできてしまうっていうわけです。

すごいよなあ。正直、これ、感心しました。とはいえ、よほど広い部屋、開けた場所でもないかぎり、ゴーグルつけてうろうろするのは危ない。これ、介助者がいないた危険ですよね。でも、ちょっと試してみたい! みたいにも思われて、困ったな、エロマンガ先生には興味ないんだが、ちょっと面白そうではあるな。

あとさむコンってのもあるんですね。なるほどなあ、左右に穴をあけて、そこから画面をタップなりスワイプすることでいろいろ操作させるというアイデア。これ、ハコスコでやろうと思ったら、左レンズの下、底面に右と同じような穴をあけてやる必要ありますね。ハコスコ タタミ2眼はダンボールだから、こういう加工も簡単ですね。

こんな具合に、ちょっと調べればいろいろ可能性が広がってるっぽいのがVRの世界みたいですね。けど、いろいろやりたいなら、きっとハコスコじゃものたりなくなるんだと思います。というか、ハコスコでいろいろやるなら、左のレンズをどうにかしたいです。

2018年5月13日日曜日

ハコスコ公式 無料で楽しむスマホVR

 なんだかVRまわりの動きが活発ですよね。つい最近もOculus Goというのが出た、わりと安いのにスタンドアロンで使えて便利、快適なんていって話題になってますし、またLenovoからもGoogleのDaydreamですか? に対応するヘッドセット、Mirage Solo with Daydreamなんてのが出て、こちらはちょっと高めだけど高性能? 立ったり座ったりといった動作に反応するっていうのは、いろいろ体験に幅が出て面白くなるのかな? とはいっても、まるでVRってやつを体験したことないので、その機能が必要なのか不要なのか、今んところよくわからない。とりあえずはまず体験してみたいんだけど、どのゴーグルを買えばいいかっていうのもさっぱりわからん。もう導入からお手上げ感が高かったんですよね。

というようなことをtwitterでいいましたら、360°動画を見るだけならスマホ用のハコスコでいいんじゃないかとアドバイスをもらえまして、なるほど、ありがたい、あのダンボールの箱にスマートフォン差し込むやつだな。GoogleのCardboardとかしか視野に入ってませんでしたよ。ともあれ、まずはハコスコと狙いをさだめてちょろっと調べてみたら、ダンボール製のものとプラスチックでできたものとがあって、もちろん紙の方が安い。じゃあとりあえず紙の方で試してみっかと思ったら、付録にハコスコをつけたムックが出てるんですね。ハコスコだけより高くなるけど、なにもないとこから検索したりして模索するより、本にいろいろまとめられてるのがあった方が導入に便利そう。こうして本を求めてしまうところなど、やっぱり自分は旧いカルチャーの人間なんだろうなあ、なんて思ったりもしましたよ。

さて、VRです。ハコスコ、組立は簡単なので、そのへんははしょらせていただきますよ。iPhone 8 Plusに更新して、まるまる遊んでいるiPhone 6 Plusがあるので、これをハコスコ専用にしてしまいましょう、ということで、試してみました。まずはVRに取り組む博物館記事から適当に流れ流れてYouTube。おすすめされるままにジェットコースター動画など試してみたのですが、いやあ、これすごいですね。後ろ向くと後ろの席に座ってる人の顔まで映る。とりあえず家族にも見せてみて、そして次に紹介されてきた動画、これがちょっと気にいりましたね。ナショナルジオグラフィックの鮫動画。これね、すごいよね。たまたま撮れたんでしょうか。自分もですが、母もうわってびっくりしてまして、ですよね、驚きますよね。けどこれ、ちょっとVRの問題も感じたんですよ。

360° Great Hammerhead Shark Encounter | National Geographic

父に見せた時なんですが、椅子に座ってるからでしょうかね、うまく視線の誘導に乗らなかったみたいで、一番の見せ場を見逃してるんですよ。それで2度目見てもらって、けどそれでもやっぱり見逃したみたいです。360°動画は鑑賞者が見たいものに注目できるメリットがある一方で、よほどうまく視線誘導を行わないと映像製作者が見せたいものを見てもらえないデメリットがあるとよくわかりました。自分がもう一度、今度は立ってくるくるまわりながら見てみたんですが、これだとうまく誘導される。けど着席してると、そうそうまわれないでしょう。なので見る範囲が限定されて、一度誘導からはずれると、もう全然違うところに注目してしまう。それこそ、対象が視野に入らないと、見せ場どうこう以前に、まるで気づいてもらえないとくる。なかなか難しいものだと感じました。

そして次の動画。こちらは自分の体験なんですが、酔いやすい動画ってこういうやつかって一発で理解できた動画です。

OKINAWA 360° -VR SEA TOUR-(沖縄)

沖縄のダイビング動画なんですが、映像は美しい。けどカメラに問題があって、水中をゆっくり移動しながら、上下左右にゆらゆら揺れている。この揺れがどうもよくないっぽいですね。自分が顔を動かすと、それにともない映像の視点が動きます。ここにカメラの移動や揺れが加わることで、なんともいいづらい複雑な挙動が生じるようで、脳が混乱するんですかね、だんだん気持ち悪くなってくる。なるほど、これだな、VR酔い。自分は乗り物酔いするのでVR酔いは心配していたんですが、動画によっては盛大に酔いかねないことがわかりました。でもって、どういう動画が酔いやすいか、これである程度あたりがつけられたのもよかったように思います。

と、ここまでまるでムックを見ていない。なんのためにムックを買ったのか。

簡単にざっと見てみましたよ。そうしたらVR酔いについての説明がちゃんとされていて、ああ、やっぱり、自分の感じたの、おおむねそのとおりでありました。

ムックにはいろんなコンテンツが紹介されていて、興味があるやつ、まるでないやつ、多様にあるのですが、こういう興味のないものまで広く情報が入ることが重要だと思っています。こういうところからだんだんにVRの体験の幅を広げていけるといいんですが、はてここで次はなにを見にいけばいいものか、そこまではまだ方向性が定まっていません。

VRらしいなにかって、いったいどういうものなんでしょうかね。Oculus Goとか買ってる人は、なにを楽しんでるんでしょうかね。

2018年5月12日土曜日

大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック

 買っちゃいましたよ、買っちゃいましたね。いえね、ブルマが、体操服が好きとかそういうわけじゃありませんよ? ショートカット眼鏡がたまらなかった、そういうわけでもありませんよ? 植芝理一ですね。『謎の彼女X』の人ですね。個性的な設定。一癖あるキャラクター。エキセントリックなボーイ・ミーツ・ガールみたいにいっていいのかな? 普通の男の子が恋した女の子、その子はなんだか不思議な魅力をたたえていて……、みたいなそういうの描いて見せたら面白い、そんな印象で見てるのですが、その面白さの本質はどこにあるのでしょう。

『大蜘蛛ちゃんフラッシュ・バック』もちょっと不思議な設定ですよ。本編ヒロインは、表紙の女の子、大蜘蛛綾であるわけですが、その子にちょっと恋をしている? 男の子、鈴木実との関係がややこしい。実が恋する大蜘蛛綾は、学生時代の母親だっていうんですね。はやく亡くした父の記憶をフラッシュバックで見る。そのフラッシュバックというのは、決まって若いころの母親との思い出で、出会いの頃、デートの状況、実にフレッシュな母の、まだ母でなかった姿に触れ、そして父がそうであったように、実もまたその清冽なフラッシュバックにドキドキと胸をときめかせてしまうのですね。

しかし、ほんと、これ、すごく屈折してる。母親に恋するといえば、楠桂『八神くんの家庭の事情』なんかが思い出されますが、八神くんは、いつまでたっても若々しく愛らしい母によろめくという、ある意味屈折しつつもシンプルな話だったんですが、大蜘蛛ちゃんはそこにフラッシュバックというギミックを持ち込んで、今の母、かつての母という、母のふたつの姿を描写して、それぞれに心揺らがせるポイントを作ってくる。

いやね、可愛いんですよ。さすが植芝理一ってやつなのかも知れない。むかしの母も今の母も、どちらもびっくりするほど可愛く描かれていて、年月を経て変わったこともあれば、違わないところもあって、みたいな描写もあるんだけど、違えばそれぞれの様子が可愛いし、同じであれば昔同様今も可愛いという、なんだこの構造。逃げ場なしって感じなんじゃないか。でもって実は、父の思い出アルバムみたいなベストショットばかり見せられてるわけでしょう? そらあかんわ。そら恋にも落ちますわ。もうほんと、こういうちょっとムズムズさせられる恋愛感情とか描かせたらうまいわ。もう、まいりますよね。

この漫画、ちゃんと同年代ヒロインもいますよ。一一と書いてにのまえはじめと読む、ちょっと変わった姓に名前の女の子。かつて母も入っていた漫研に所属する女の子で、どうも実のこと気になってるみたいなそぶり見せてくる女の子なんですが、ちょっとボーイッシュ、母とは違うタイプの子で、これがまた可愛い。これ、かつての父と母の関係に重ねて、実は一と関係を築いていく……、のではないかと思っちゃあいるんですが、この作者ですよ、そんな普通の着地をするだろうか……。

わからん。まったくわからん。けど、この漫画のおかしいの、作者本人が、マンガのコピー(アオリ)がことごとく気持ち悪いとかあとがきにていってたり、そういう作品を描いてる本人が一番気持ち悪いとかいっちゃってて、でもそういう漫画を面白がってしまう私なんかもきっとやっぱり気持ち悪いのです。ええ、気持ち悪い同士、これを気持ち悪いと思わず、楽しんでいきたいものでありますよ。

2018年5月11日金曜日

『まんがタイムきらら』2018年6月号

『まんがタイムきらら』2018年6月号、昨日の続きです。

『まいにちハロウィン』。ゲスト4話目。継続して載ってるということは、人気があるのでしょうか。だとしたら嬉しいことですよ。今回は席替え。うるふからいろいろかまわれるのがちょっと嫌で、というか、うるふがかまいすぎなんですけど、それがあんまりだからって、ランたんが席替え希望したら、おお、神様、お弁当のかぼちゃが通じましたよ。先生が席替えをいいだした。この時のうるふ、ランたんの明暗、くっきり加減が見事で、そして席替え断然支持にまわるランたんのあのテンション、語り。先生に達成感まで与えちゃって、実に面白かったです。席替えのくじはクラス委員のランたんが作ります。このくじを作るくだりで、イアがひとり離れてるの気にしてること判明したり、くじ運悪いのも気にしてること判明したり。皆でくじの用意する、その共同作業の様子もよかったですけども、イアのくじ運なんとかしようと、できるものかどうかはわかりませんけども、いろいろ試行錯誤? してみるところなど、仲のよさ、その助けあいの様子、とてもよかったです。そしてラストね。願い叶ったイアのあの笑顔。ええ、感無量でしたね。

三者三葉』。なんと、受験の話とかしてますよ! といっても辻兄の受験なんですけど、それがもう双葉ったら酷くて、でもこのあたり、この子たちの通常営業のような気もします。双葉たちも進路のこととか、具体的に考える時期にきてるんですね。お菓子屋さんやりなよって近藤からいわれてね、でも店舗経営は大変そうって双葉がいうのね。結構、リアルに考えてるんですね。葉子様も学費のこととか考えてますしね。辻兄と双葉の遭遇。そこでの会話、相変らず双葉は失礼なんだけど、うん、通常運転ですよね。でも、この気を使わない感じ、いいよなあ。そう思うんですよ。そして、葉子の父登場! どうする、どうなる、嫌な予感しかしない! 山Gが青い顔! ほんと、これ、風雲急を告げるみたいなこと? 兆し? いやあ、次回が怖いわ!

『おとめサキュバス』。急にホームシックに陥るキュリア、その急激さにやられましたよ。そうかあ、旅雑誌のリゾートスパの記事見て、故郷の湖のこと思い出しちゃったんですね。もう、見る見るしょげていくキュリアの姿。頬の高潮が消え、目の光が失せ、そして膝抱えて座り込んでしまう……。そんなキュリアの姿見てられないと、即行動に移すルナ、いいですよね。凛々しい表情で、庭に大穴開ける許可もらいにいくんだ! いや、駄目だろう。そら、駄目だろう。なので、お風呂場限定だけど、それっぽい雰囲気にしてみました。ふたり、お風呂に入って、故郷の魔界のこと思い出す、その回想がよかったですね。キュリアの姉たちに愛されてたルナ。不慣れな水中でキュリアに手を引かれるのね、子供扱いが面白くないルナ。などなど、ルナの魅力、よくよく出てましたね。そして、キュリアのことも。そうかあ、結構いろいろできる子なのに、自分なんてたいしたことないって思い込んで、それがブレーキかけてるのかな。ということは、いったん自信がついたら、どんどん変わっていけるのかも知れませんね。そんなこと思わせてくれた今回。キュリアの成長、課題のクリア、それが視野に入りつつあるのかも知れませんね。

My Private D☆V、『ゆーま!』の瀬名慈孝です。これ、前置きが面白いなあ。「全国に向かって性癖を開陳せよ、できるだけドギツいヤツ」との指令を受けた云々。そうかあ、できるだけドギツいヤツなわけですね。でも今回描かれましたD☆Vポイントですけど、奥床しく趣深い、そういわざるをえないものですよね。スキマがすき。たばねられた髪の房から少し飛び出した髪が生み出すスキマ。ほつれた髪の作るスキマに、ゆるやかに波打つ髪がかもしだすスキマ。なるほど、スキマがクルんですね。指のスキマも好き。整然と揃えられたもの、いわば静の状態に、スキマが加わることで動きやリズムが生ずる。そこに魅力があるのかなあ。あ、いや、これは私の感想ですね。でもって左下隅のこういう2次元キャラっていうの、それ! それ! D☆Vやないよ!

  • 『まんがタイムきらら』第16巻第6号(2018年6月号)

2018年5月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2018年6月号

『まんがタイムきらら』2018年6月号、昨日の続きです。

『みゃーこせんせぇ』。生徒会長はネトゲ廃人。この情報をもって読み進める今回。ゲーム内アイテムが入手できるシリアルコードが付属するという本をですね、買いに走った生徒会長、そしてみゃーこ先生。見事に書店でかちあってしまったのはいいんだけど、先生、生徒会長、烏崎のこと認識しないし! 眼鏡はずして髪をしばったら、それでもうわからなくなるんだ。うん、わかる。困るよね。うん。女の人は、シチュエーションでいろいろ変化するからね。みゃーこ先生のプライベート、よかったですよ。街に出る時は普通の格好するんだ。でもって自宅ではいつものアレな格好。生徒会長を自宅に招いてのやり取り、これが面白くて、ふたりともにいつもとはちょっと違った立場での交流、その感触、雰囲気、実によかったです。隠したいことがバレる、その恐怖といいますか、しかもゲーム内ですでに知り合いだったとかね、いたたまれない感がばっちりで、そして生徒会長、開きなおりましたね。買えなかった本を先生に頼んで通販してもらおうっていうくだり。いやあ、いい感じじゃないですか。この、ちょっと本来の関係から逸脱して成立するなにか。こういうの好きなんですよね。

『初春が咲く』。この漫画、ゆったりとしたテンポとか、こちらの感情で埋めるべく空けられたと解釈していいものでしょうか、余白、空白多めにとられてる感触とか、実にいいと思います。でもって今回ちょっと思ったんですが、柚子とみどりのやりとり、お母さんみたいだっていわれたみどりの返しに、今や懐かしの『あずまんが大王』的なニュアンスなど感じとってしまって、ええ、面白い。これまでの、いろんな四コマのタッチ、テイストを感じるのは、この漫画が一種オーソドックスな系譜のうちにあるからかも知れない。それでもって、独特のネタの繰り出し。高校生たちの主に学校での日常に、恋愛の機微、押したかと思いきや、そっけなく退いてかわすみたいな、そんな軽快さもって、ひらひらとはばたくような自由さが心地いい。初回にも思ったことですが、やっぱり私はこの漫画、好きです。連載になるとのこと、支持した人が結構あったということでしょうか。ありがたいですね。

『グラスのマーメイド』。あれ? あれ? こんな漫画だったっけ? と思ったら、冒頭、のっけからの夢オチですよ。ええ、アイドルはありません。これ、ワイン売り場にて働く女子たちの漫画。今回は、長雨をうけての客の不入り。ひととおりやること終わらしちゃって、そしてできた時間を利用してのポップづくりですよ。お客さんに向けたメッセージとでもいったらいいのでしょうか。文字メイン、文章主体にしても、情報メインでシンプルにまとめたものあれば、詩的に情景描写するような心情に訴えるものまで幅広く、そしてそこに加わるワンポイントのビジュアルですよ。ヒメのポップ、その可愛さ、好評だけどちょっと恥ずかしいからって、後輩には伏せてたんですね。そしてルミとらんぷの挑戦です。ルミの、なんだこれ、不思議すぎるよ。聞こえてきたワインの声、それを受けて自分なりに表現してみせたのか。そしてらんぷの、ワイン擬人化。今風だ! これがSNSでウケるというのもまた今風。しかし、仕事のやり方、ポップのスタイルでもって皆の個性が伝わるというの。いいエピソードだったって思います。

『佐藤さんはPJK』。PJK佐藤に自分の名前を呼んでもらえた。超ご機嫌なめいですが、いや、この位置関係、どう見てもめいのこと視野に入ってませんでしたよね? ともあれ、めいのこのくだりを受けて、自分も佐藤から名前を呼ばれたことのないことに思いいたった千春。それ、結構なショックか。ああ、ショックかもなあ。あまりに落ち込んで、授業中にため息。先生も、あまりの様子に同情してくれた? 親身なつっこみが逆にいたたまれないって感じ、なんかわかりますよ。そして放課後、佐藤と一緒に街に出て、ゲームセンターいったりして、そこで楽しそうにしてる様子、ちょっとハイになった感じとか、これ、千春の美点よくよく押し出していたって思いましたよ。すごくチャーミング。すごく魅力的に描かれていました。プリントシールのラクガキで名前を書くよう仕向けるくだりも面白かった。チとサトって、千春のチと佐藤のサトか。なんで、そんな書き方したの!? そしてクレーンゲームでとったマスコット、これをめぐるいろいろ、これも実によかったです。そして最後に明かされるめいの真実。渡辺めい……。鳩の名前なのか……。これ、知ってしまうと、めい、立ち直れないかも知れませんね。

  • 『まんがタイムきらら』第16巻第6号(2018年6月号)

2018年5月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2018年6月号

『まんがタイムきらら』2018年6月号、発売されました。表紙は『棺担ぎのクロ。』。クロが、ニジュクとサンジュ、それにセンも、皆で一緒に笑いあっているというイラストですよ。淡く柔らかな色合い。光の溢れるそのもとにいる彼女らの姿に、これまでの苦労、苦しみ、そうしたものも溶けて消えていくように感じられる、ええ、実にさいわいといえる表紙でありました。辿り着いたよ、という言葉の意味。旅の終わりを喜ぶ姿であるのか、またあるいは、彼女らの月下での再会でもあるのでしょうか。思うところ溢れる、そんなイラストであります。

棺担ぎのクロ。 — 懐中旅話』。終わりましたね。正直なところ、クロは魔女と、ヒフミと、刺し違えて果てて終わるんじゃないか。そうした怖れをずっと以前から抱いていたのですが、いやあ、よかったではないですか。クロ生存! センも健在、元の姿を取り戻して、ええ、時間がいずれすべてを解決してくれるのではないか、そんなこと思わせてくれる状況を描いてくれて、そして姿を消したニジュク、サンジュの行方ですよ。ああ、前回私はふたりのことを、天上のもの思わせる、そういっていたのですが、まさか本当に天上のものになるとは予想をはるかに超えてきましたよ。マジかー! 月のような、不可思議な天体になったふたりの、その暗闇にあってまっ黒にならないという、その存在の意味深さ! 最後のくだりもね、もう見事に不思議なものを見せてくれたと、情感、叙情をともに、感慨を覚えました。

『一畳間まんきつ暮らし!』、ゲストです。田舎から東京に出てきた女の子、森田芽衣子は高校の寮に入る予定でいたのですが、その寮というのがなんだかおかしい。建物には漫画喫茶ヘッジホッグの文字があり、同じ建物に寮もある? かと思いきや、この漫画喫茶自体が寮でもあるというんですね。寮長の雨宮梨絵。校名と同じ姓を持つこの子、理事長の娘とか孫とかなんでしょうか? ともあれ、漫画喫茶の一角を寮にしている。さらには蔵書はすべてこの子のコレクションなのだそうで、どうも寮生は漫画喫茶の手伝いなどしなければならないようですね。しかし、芽衣子は特別扱い。漫画家のもりためいこと混同されている。これ、結構困った状況ですね。しかし、寮の居住スペース。まんま漫画喫茶の設備なのか。なるほど、それで一畳間暮らしであるわけですね。くつろぐにはなかなか厳しそうな状況。けれど漫画もPCも利用し放題? プロゲーマー志望の中埜音緒なる子とも親しくなって……、そういうところはいいのだけれど、なかなか一筋縄ではいかなさそうな寮であります。

『ぽんこつヒーローアイリーン』。すごくいい話だったんじゃないでしょうか。地球に残されたラブリーメロン、この子の、将来をおぼろげにでも模索しはじめるところ。それ、いいなあと思う気持ちと、状況の進んで変化していくということの寂しさ、同時に感じさせられるようで、ええ、人はいつまでも同じ場所には居続けられないんだってこと、思わされたように思います。そして火星のアイリーン。久しぶりに怪人と戦うことになって、けれど以前のように単純ではもういられないんですね。怪人イコール倒す対象ではなくなってしまってるんだ。相手の事情など思いやろうとするアイリーンの姿勢。ツーシャやマリーヌには理解してもらえない、たとえ理解を示したとしても、ヒーローってそういう仕事じゃないって、つらそうにしているツーシャがいたたまれないですね。でも、ここで一旦否定されたアイリーンが、けれど本当はここ火星に新しい可能性をもたらしうる存在であるのだと描かれた終盤、これ、すごく胸に迫って、よかったです。地球で経験したこと、それがアイリーンの力になっている。誰かを否定し痛めつける力ではなく、違いを受け入れ癒す、そんな力。ひとつ新たなヒーローのあり方を見せたアイリーンの姿、輝いてた。本当のヒーローだって、胸が熱くなりました。

『ないしょのシオリ』、ゲストです。文芸部所属の東城紅葉。本の続きを楽しみに部室へとやってきたらば、見知らぬ子がご主人様といって飛びついてきたっていうから驚きです。その子、自分のことを、文芸部にあったしおりだという。ずっとご主人様と話がしたかった。ある種、尋常でない状況であるのですが、そうしたことをまるで信じない紅葉の姿勢がよかったですよ。しおりが状況説明しても説明しても、入部希望者あるいは演劇部員かといって信じようとしない。こうした常識でもって物事を判断していこうというところ、嫌いじゃないですよ。むしろこうした紅葉の態度があるからこそ、不思議、非日常、非常識がより明確にされるように感じました。坂之上光里先輩。この人の胸元に挟み込まれにいったしおり。なにかに挟まると落ち着くといって、これが証拠だっていうの、いやいや、証拠になりますか? 頑として受け入れない紅葉、安定感ありますね。というか、紅葉の気持ちよくわかるように思われましたよ。坂之上先輩はしおりの言い分、受け入れてるんですね。ある意味、紅葉に対極的な人なわけですね。今回、しおりの紅葉に話したかったこと。このところ悩みがあると思しい紅葉の、その悩みを解決しにきたんだっていうしおり。ああ、なんだよ、優しい子じゃないか、そう思わせて、思いっきりミステリーのネタバレ食らわせるとか、ムゴい! あの、しかばねみたいになった紅葉は、本当に、気の毒なんだけど、面白かったです。そしてしおりの魔法? めでたしめでたしなんですけど、これで紅葉はしおりのこと、信じることになったって感じでしたね。

  • 『まんがタイムきらら』第16巻第6号(2018年6月号)

2018年5月8日火曜日

『まんがタイム』2018年6月号

『まんがタイム』2018年6月号、昨日の続きです。

天子様が来る!』。これ、一本目、難しいな! 考えすぎなのかどうなのか、これとしっくりくる解決が得られなくて、いや、あかん、天子様と違って自分は機微に疎いってわけかあ。これはちょっとしばらく格闘することになりそうで、いや、しかし、この作者でここまでストンと腑に落ちてこないのは珍しい。頭の中に入れておいてしばらくしたら、あ、そうか、みたいなるのかもですね。さて、今回もやっぱり面白かったですよ。「ヤバイ世界」。この、思わずくすっとしてしまうこの展開、やっぱりこの作者のよさがあります。「フリーダムキャッツ」も実によくて、職質か! いや、まあ、職質されてもしゃあないかなあ。というか、この姿、UMAよね? 職質ですんでむしろラッキーだった案件かも知れません。最初の「見てみたい」。このふたり、微妙に変わりものではあるのだけど、なんだかやたらしあわせになりそうな感じがあって、悪くない。後半の「見てみたい」もですね、テレ東の選挙特番ノリってやつか。ほんと、無個性が売りのはずの戦闘員なのに、個々の人柄見えてしまえば情が移るってやつじゃないですか。しかもこの紹介文がいい味を出してまして、いや、もういい塩梅です。最後の魔法少女の一本も、ほんと、実におかしい。基本、この作者はハズれなし、全部面白いといっていいくらいの人だから、最初の一本、その仕掛けに気づけないことが悔しくてしかたありません。

追記:Twitterで聞いたら、こうじゃないすかね? みたいなノリで完璧な解釈を教えてもらえました。うわあ、本当に自分は人の心の機微がわからない!

追記終わり

『見上げればいつも妹が。』。遥が先生ですよ。あれ? 教育実習? そう思ったら、ああ、違った、塾講師のバイトはじめるんだ。その練習に、ツブテを生徒役にするとかね、しかも学生服まで着せて、遥、見事に趣味を堪能してますね。ああ、これを大杉さんにも見せたかった。さて、遥、塾でも人気じゃありませんか。男子の邪な視線、これはちょいといただけませんが、けれど女子にも好評で、授業はわかりやすく、その声は皆を眠りにいざなって……、というだけど、これいいのか!? いや、いいのか。睡眠学習とかいってますが、皆、ちゃんと身についてるんだ。この状況に困りはてた遥に、ツブテがアドバイスする。その時のしっかりとした眼差し、こういうのが、やっぱり兄なんだなって思わせてくれるところで、ええ、しっかり大人でありますよ。その後の心配して塾まで見にいくツブテもね、ほんと、いいお兄ちゃんしてると思いました。そして期待を裏切りません。

『ウレ漫とガケ漫』。茜のスタジオでの仕事に慣れてきた白井。ちづるから馴染んできたっていわれて、いけないこれはダメだと焦りはじめて、そうですよね、やっぱりアシスタントではなく漫画家として自分の表現を突き詰めたいですよね。などと、シリアスなこと考えてたら、ちづるがおかしなこといいだした。体をほぐすために体操すべきだよ! 白井氏、茜とちづるの間で板挟みになってみたり、それでストレッチという妥協案出してみたら、なんだか目のやり場に困ってしまったりと、これまでの悩みがすっかり吹っ飛んでしまっちゃいましたね。しかし、白井の前で勝負下着の話とかね、ひとりのおっさんとしてはなかなかいたたまれないシチュエーションですよ。ですが、これもまた刺激になったのでしょうか。これと気合いを入れて描きたいシーンのために、下着から気合いいれていく茜の姿勢に、自分も勝負パンツを買ってみるかと、いや、そっちにいっちゃうの? これで気合いが入るかどうかは不明ですけど、でも変に鬱屈してるよりもずっとよさそうです。

『そとバンド!』。なんだか楽しそうでいいですよね。河原で新曲を砂原に聞かせてたら、自転車でやってきた小須仁フミヒコなる少年が、ミイと砂原の活動に興味持ってくれていたっていうんです。俺もバンドに入れてくれ。そこまではいいんだけど、スタジオとかライブハウスとかって、ミイたちふたりの活動のことまるでわかってなくて、そうか、ふたりの噂聞いてカッコよさそうだからいっちょ噛みたいと、そういう魂胆か! あんまりに甘い考えしたフミヒコの、さらに路上なんてはやらないなんて暴言に、さすがのミイと砂原も気分を害しましたね。文句いうなら、まずは聞いてからにしなって、ミイさん、かっこいいじゃん。でもってしっかり心掴んで、ええ、フミヒコ、やる気になっちゃいましたよ。この無軌道な若者の特権みたいな展開、悪くないって思います。実際、フミヒコ、ベースやるっていうのね、経験者かと思ったらまるで初心者じゃん! でも、ベース、買ってきちゃった! ウッドベース。無軌道な若者の特権だ! けど、これ簡単じゃないよ!? って思ったら、実際難しさにヘコたれそうになってて、でもそれでもなんとか頑張ろうってするところ。ミイたちの仲間になってという、それが励みになってるの、こいつはいいですよ。青春ってやつですなあ。

  • 『まんがタイム』第38巻第6号(2018年6月号)

2018年5月7日月曜日

『まんがタイム』2018年6月号

『まんがタイム』2018年6月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。部長代理が潮干狩りしてましてね、ああ、貝に指をはさまれていますよ。テーマは貝なのでしょうか。『さわらせてっ!あみかさん』あみかも、『見上げればいつも妹が。』遥も、大きな二枚貝の中からこんにちはといった感じで登場。なんだか面白いイラストになってますね。

『ハニトラなんか怖くない!』。東屋めめ、新作です。いや、これも自意識過剰といっていいのでしょうか。派遣の山田さん。美人で明るくて気が利いて、そんなお嬢さんが、いろいろ積極的にアプローチしてきます。しかしそれで、俺に気があるんだ! じゃなくて、ハニートラップを仕掛けられている!? って、そっちか! そっちにいくのか! すごいぞ、綾小路。本人いわく、美人に好かれる理由がまったくない男。ゆえに女性からのアプローチめいた行動は、ことごとくハニートラップと認識する。いや、あんまりに被害妄想が過ぎないか!? みたいにも思うんですが、女と見たらデレデレして、セクハラまがいの言動する男よりかはずっといい、みたいにも思えてきて、実際セクハラを怖れてる上司からしたら安心な男ではあるし、またラッキースケベ的状況にあっても、絶対によろめかない、むしろ全力で回避してる。こういうところ、好感持って受け止められてますよね。実際、綾小路、モテてるっぽいんですが、少なくとも山田さんからはそうですよね。けど、この絶対に実りそうにない綾小路の全力回避。これからどんなトンチキな方向に進むのか、楽しみでありますね。

『瀬戸際女優!白石さん』。同期の木村ゆり。白石とはまったく違う性格の彼女。若い頃はライバル扱いされていたのだけれど、いつしか表舞台から姿を消していった。そんな彼女が再びママタレントとして浮上してきたことを喜んでる白石がいいですよ。ふたり、実際に敵対してるとか、そういうわけじゃなかったというの。少なくとも、白石はそうだった。ある種の同志みたいなものだったのかもなあ。再会した白石とゆりのくだり、これ、すごかった。手料理をごちそうしてくれるという。家はきれいに片付いていて、そして料理もすごく手がかかっていて、しかしこれをゆり、必死に写真に撮るんですね。そうか、ブログに出すのか。映画監督の真島のいうこと、マメなブログ更新に好感度の維持、ママタレも大変だというのがね、ええ、白石とは違った場所で、違った戦いを続けているんですね。今回描かれた、ゆりから白石への賞賛の言葉。またゆりの言葉に感銘受け気持ちを奮い立たせる白石。このふたりの関係、実にいいと、素敵だと思わされました。

『茨城ってどこにあるんですか?』、ゲストです。茨城のタウン誌を作る会社に入った伊佐木鈴子。この人、銀座周辺に暮らしている人。茨城にはそもそもきたことさえなかった。そんな人がタウン誌に関わるの、大丈夫かな? 会社の人からは心配そうに受け止められていて、いやまあ、知らないからこそ新鮮だったりすることもあるから大丈夫なんじゃないかな。逆に、見知って当たり前と思ってる馴染みの土地こそ、実はよくわかってなかったりするものですしね。さて、会社は牛久にあります。ああ、大仏で有名なところ! というか、大仏しか知りませんでした……。なるほど、県南に位置するから、東京からアクセスしやすいのか。およそ50分。水戸なら2時間! こりゃあ確かに違うなあ。先輩の社員さん3人、牛久出身の一ノ瀬愛、つくば出身柊ミライ、水戸出身のチーフ、佐伯光。それぞれ、地域愛溢れる人たち。熱く地元をプッシュする、その片鱗が初回にももう見られましたね。関西住まいの私には、茨城は遠くよく知らない県であります。これでいろいろ知ることできたらいいなあと期待しますよ。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』、ゲストです。広島が舞台。テレビの天気予報に関わるふたり。ひとりはお天気おねえさん、大原琴音。そして琴音のマネージャー牧由香。琴音がどうにも天真爛漫、思いっきりよく、思いがけない動きしてくれるからと人気になってるんですね。一生懸命、体当たりで取り組む本番に、お国言葉の親しみやすさと予想外のアクションが相当なインパクト与えてるんですね。だって、冒頭が股のぞき。オーディションではリンボーダンス。親しみやすさにこの突破力? が加わって、実にチャーミングといったのがよく描かれていたと思いました。お天気キャスターを目指そうと思ったのは、おばあちゃんに教えてもらって天気のことが好きになったから。またおばあちゃんのおまじないとか、このおばあちゃん子というのもいいのかもなあ。いろいろと気を回してお疲れ気味のマネージャー、由香。この人の琴音にいやされているところ、それもまたよかったと思います。

  • 『まんがタイム』第38巻第6号(2018年6月号)