2019年10月16日水曜日

2019年10月15日火曜日

ぷれっぱ!

 これをタイムリーといっていいものか。『ぷれっぱ!』。プレッパーとは備える者という意味。いつか起こるかも知れない災害に備えるべく、物資をたくわえ、シェルターを整備する。舞台は天羽学園防災部。起きないと信じつつ備えるをモットーとする彼女らの活動を通し、防災対策について知ることのできるというこの漫画。折しも我々は、災害とその備えについて意識せざるをえない状況にあって、猛威を奮う台風、いつ起こるかわからない地震、ひとたび被災すれば日常は簡単に非日常に変わり、当たり前が当たり前でなくなってしまう。そうした現実、可能性を前に我々はなにをどう備えればよいのか。この漫画を読むことで、具体的な行動の指針を得ることもできるかも知れません。

とはいうものの、『ぷれっぱ!』は学習漫画っぽくないんですよ。作者は氷川へきる。『ぱにぽに』の作者、といえばわかってくれる人も多いのではないかと思うのですが、あの投げっぱなし? 人を食った? なんともいいがたいテイスト、作風はこの漫画にも健在で、読み手を選ぶかも知れない、そんな感じがひしひしとしています。

私なんかはかなりこういうの好みなので、もう始終笑いながら読み進めることができましたが、例えばうちの年寄りとかに、防災に役立つ漫画だから読むがよい! といって渡して、そのまますんなり読んで、受け入れてくれるかというと、無理かな? っていわざるをえない、みたいにいうとわかってもらえるでしょうか。

だから、まずは自分が読んで、漉しとった知識でもって周囲をリードせよ! この漫画を防災に役立てるには、そんな具合にするのがよさそうです。

防災に対する情報は、作中でもノルマだなんていってますけど、シチュエーション含めちゃんとした説明とともに紹介されるので、読んで無駄になるってことはまずありません。食品の備蓄について、どうするのがいいのか。定番の非常食を買い置きするだけでなく、普通の食品でも、多めに購入したものを普段使いして補充するのがいいとかね、ローリング・ストック方式がわかりやすく紹介されているし、災害時の定番品とバリエーションみたいなのにも軽く触れられているなど、その見せ方は幅広く柔軟です。

まずは漫画で様々な情報に触れ、続くコラムにてしっかりと学ぶというのが基本でしょうか。避難について、備蓄について、具体的にどう行動すればいいかなど、まずはこれをとっかかりにさらりと概観できるように作られています。気を張るでなく、氷川へきる漫画を楽しむついでに防災について知り、さらなるステップアップをはかるなら、『東京防災』などそれに特化したものを読んでみたり、あるいは地域の防災イベントに参加したりするのがよいのではないか。そんな風に思いました。

この漫画では、賞味期限を迎える前に備蓄品を消費するイベントを開いたり、普段から備蓄食料を提供したりする様子が描かれていて、これは防災を身近なものにすることの大切さの指摘でありますね。皆が理解者で協力者で参加者なのが防災の理想形我々の敵は無知や無理解などの言葉は実に示唆に富んでいて、防災の現場においては、ただサービスを提供されるだけの受け身でいてはいけないこと、個人として災害に備えるとともに社会がどう災害に向きあっているかを知っておくことの大切さ、そしてそれら意識の醸成には普段からつとめるべきであることなどなど、登場人物の姿勢や活動、その言葉をきっかけに考えたり、気づけたりすることも多い、そんな漫画にしあがっています。

  • 氷川へきる『ぷれっぱ!』第1巻 (電撃コミックスNEXT) KADOKAWA,2019年。
  • 以下続刊?

引用

  • 氷川へきる『ぷれっぱ!』第1巻 (KADOKAWA,2019年),23頁。
  • 同前,35頁

2019年10月14日月曜日

Nintendo Live 2019

この2日はNintendo Live 2019だけで終わったといっていいくらいにNintendo Live漬け。もともと私はこういうイベントの生中継とか、あまり熱心に見るようなタイプではなかったんですが、『Splatoon』をきっかけにプレイ動画を見るようになり、ついには生放送を見るまでに。今、主に見るのは『大乱闘スマッシュブラザーズ』ですね。今回見たのもスマブラの決勝トーナメントを中心にいくつか、それから両日のハイカライブ。いや、しかし充実というかなんというか、驚くほどに充実した2日間。スマブラ見たらスプラが見られず、スプラを見たらスマブラが見られない。両方に熱心に取り組んでる人は、さぞや大変だったのではないかと思います。

スマブラのトーナメント、いつもは予選から見たりするんですが、それこそ小学生大会にはじまり、中高生大会、そして一般部門と、あればあるだけ見ていたのだけど、なんか今年は多くない? それこそスマッシュボール杯と一般の決勝見るだけでいっぱいいっぱい。申し訳ないけど、予選と小学生大会はパスせざるを得ない。それほどの充実、というか、ほんと、スタッフの人とか大変だったろうなあ。

そうか、前回のNintendo Liveはスマブラはまだ発売前で、発売直前イベントとして小学生大会と一般大会だけやってたんだ。今年はそれにスマッシュボール杯、さらにはワールドチャレンジカップと加わって、そりゃそうだよなあ、ステージ数がそもそも倍くらいになってるんだ。多いわけです。

前回はまだ余裕があったので、『ARMS』、それから『Splatoon 2』のステージも見てたんだっけ。ええ、なんだかいろいろ思い出してきました。

私はスマブラはSpecial、つまりSwitch版からのプレイヤーで、その周辺についてなど、まったく知らなかったのですが、この1年弱ほどの間に有名プレイヤーについてや対戦環境についてなど、少しずつ知識を増やしてきたんですね。とはいえ、まだほとんど知らないっていっていいくらいなんですが、それでもまったく知らないと少しでも知ってるとでは全然違います。対戦を見る時に、今回はどんなファイターで出るのだろう、どんな風に戦うのだろう、戦い方を指南する動画やBlog記事で解説されていること、その実践とはどのようなものだろう。心掛けがまず違うのですね。

以前はまったくわからなかったファイターの個性やアイテム、ルール、そしてなにより画面の見方も、1年弱の経験があることで見え方がまるで違ってきます。解説者のいってることがわかるのも大きい。この1年弱で、プレイヤーとしてはまったくでも、観戦者としてはそれなりに成長できたみたいですよ。

ああ、そうか、なるほど。昨今日本でもeスポーツと話題ですが、これは本当にスポーツ中継見ているのと同じだ。なにも変わらない。上級者の卓越した技術、それを知るにはそれなりの経験があった方がいいというのもスポーツと同じ。eスポーツはフィジカルスポーツよりも身体にかかる要素が小さいから、経験するだけならより幅広い層が参加可能。もちろんプレイ経験なし、見るだけの観戦者であってもいいと思うんですよ? けれど、同じ見るならプレイ経験があった方が絶対に面白いと思う。その、プレイヤーとしての参加しやすさ、それはeスポーツの優位だなあ。なんてこと思ったりもしていました。

そして一日の終わりはハイカライブ。Day 1のハイカライブは、その表現力、あたかもステージにテンタクルズが、シオカラーズがいる、そのリアルさに驚き、そしてその音楽に、会場の熱量にあてられたものですが、Day 2はちょっと違う感情が沸いてきて、ええ、なんだろう、終わりゆく寂しさや悲しさ、そんな思いに少しセンチメンタルでした。

2019年10月13日日曜日

ドクターマリオ ワールド

ドクターマリオ ワールド』、ほとんど遊んでいませんでした! とはいえ常に意識だけはしていて、というのもこれを母にすすめたら驚くほどにハマってしまって、気づいたらスマートフォン手にしてウイルスを退治している始末。でもって、つまるといろいろ聞いてくる。もう200ステージくらいに達してるのかな? ほんと、すごいよね。正直、ここまでハマるだなんて、予想さえしていませんでした。

さて、ほとんど遊んでなかった、それこそ当初の何日かしか遊べてなかったこのゲームについて、なぜ今あらためて書こうというのかというと、ほら、今開催されているアレですよ。青キノピオのしんさつイベント。母のプレイ画面を見てたら、なんか見たことないアイコンがあって、開いてみたらイベントやってるという。ああー、じゃあちょっとやっておこう。まあイベントたって、そこそこ遊んだらぱぱっとクリアできる、そんな感じのやつだろう。

そう思って取り組んでみたら、こいつがもう大違い。大きく3段階に分けられたステージ群。最初の5ステージは楽々クリアできて、ああ楽勝楽勝。そう思ってたら、2段階目の3ステージ目。こいつがやたら難しくって、あれー、これ、クリアできないよ!? そうなったらもうおさまらない。ハートの回復を待ってはアタックを繰り返す、そう、母がやってるのと同じ状態に自分もなってしまったというんですね。

正直なところ、よほど運がよくないとクリアできないんじゃないか? そう思われた第2段階ステージ3でしたが、やってるうちにコツがつかめたとでもいうのでしょうか、クリアできまして、次のハードルは第2段階ステージ5だったのですが、これもほどなくしてクリアできました。

よし、じゃあ次は3段階目だ。2段階目でこんなに難しかったんだから、もうクリアは無理じゃないかな? そう思ったら、あ、なるほど、3段階目はいわばアドバンスド。チャレンジステージといった具合。第2段階目でクリアしたステージ、それをすべて星3にせよというのですね。

うん、正直無理かと思った。クリアするのもやっとなのに、星3なんて無理だろって、心の底から思いました。

結論からいいますと、星3いけました! やったー! ただ、これは相当ちゃんと準備しないと無理だよね? 自分は全然準備が足りなかったわけだけど、運だけはよかったと見えて、手持ちのスカウトチケットやらお金やらを全部つぎ込んでドクターやらサポートやらを増やしてみたところ、そこに有効的な能力持ったやつがいたんですよ。

星3クリアでとりわけ難しかったのはステージ5。これは本当に運だったと思う。4%の確立でスキルゲージ満タンでスタートできるメガブロス、こいつがいないと不可能だった。今ふりかえっても、それ以外のやり方で星3を達成できたとは思えません。

かくしてイベントも無事クリアして、しかし『ドクターマリオ ワールド』、危険なゲームです。遊びはじめると、やっぱりやめどきがわからない。とりわけVSモードが危険。これ、延々遊べるポテンシャルがある。勝っても負けてももう一戦挑みたくなる。

こういう遊びたくなる気持ちにさせる塩梅。すっかりからめとられている気分ですよ。

2019年10月12日土曜日

『まんがタイムきらら』2019年11月号

『まんがタイムきらら』2019年11月号、昨日の続きです。

『夢見るルネサンス』。破られたイラストを残していなくなってしまったリーチャ。いったいどうしたのだろう。あんなに一生懸命、頑張って描いたというのに。ひとり公園にいたリーチャを見つけだしたレン。ふたりの会話する場面、レンのリーチャに向ける優しさ、あれが実によかったです。そしてリーチャの怖れていたこと。ああ、かつて暮らしていた時代では散々否定されてきた。絵を見るまでもなく門前払いされてきた。その記憶が今もリーチャを苦しめていたというんですね。そんなリーチャにかけられたレンの言葉。その温かみも素晴しければ、破いてしまった絵。その救済ですよ。なんてったって今は21世紀。写真に撮ってレタッチしてっていうの、リーチャからしたら魔法みたいに見えたんじゃないかなあ。この時のレンの頼もしさ。そして力づけられたリーチャの決断。ああ、リーチャの頑張りが報われたあの瞬間。涙ぐむほどの嬉しさありましたよ。

『佐藤さんはPJK』。皆で出かけた花火大会。縁日で遊んで、金魚すくいで見せつけるPJKのPJKたる所以。その能力よ。屋台のおじさん、かつての佐藤を覚えていたんだ。でもまさか同一人物とは思いやしまい。そしてその時、佐藤と一緒にいた人は? 千春と一緒に写真を撮る、その時、佐藤が思い出していたのはかつての友人。人混みに後ろ姿を見つけて駆け出す佐藤、そして追う千春。この追い、追われる様子、ドラマチックで、胸に迫るものあり、切なさでしょうか、佐藤の切迫する思い、佐藤に向ける千春の情愛。息づく思いの交錯して触れあうかに思えたあの瞬間。これまで心情をあらわにすることのなかった佐藤の心が見えそうになった。ああ、この人の胸に去来したもの。それはなんだったのか。揺れる佐藤の思いに千春はどう応えようというのか。千春が佐藤の心を揺らしたのか、そう思えばこそ、この子が佐藤の助けになればよい。そう思われてならないのです。

『初春が咲く』。柚子が可愛いなあ。身長差があるというので、彼方と組めなかった二人三脚。彼方と走った明石にえらいこと反発しちゃってね、徒競走であのライバル視。そこからの大活躍。うおおおおぉ!! で、ダァーッ! って、君、そんなキャラだったか!? 荒れてるっていわれてますけど、荒れてる柚子、面白可愛らしいなあ。今回、体育祭で活躍した彼方、いろいろ女子から話しかけられたり、明石とのこともね、それらもろもろが柚子の気持ちに働きかけるの。ちょっと寂しそうにしたり、それから彼方にいいとこ見せようと張り切ったり、こうしたところ、ああ、以前の柚子とはちょっと違う。ふたり気持ちを確かめて、つきあうことになって、それがこの子をこうして変えていったのだなあ、そう思うと感慨もひときわです。そして彼方と柚子、さらに一歩踏み出した。そんな体育祭。ああ、青春のイベント、一歩一歩歩んでいくふたりです。

My Private D☆V、『トールさんの通り道』の猫月です。おお、印象がずいぶんと違うぞ。いつもはファンタジー寄り。そこからリアルシチュエーションに寄せるとこんな感じになるのか。D☆Vポイントは、気丈に振る舞う女の子。頬に絆創膏? 大きなのを貼り付けた女の子が、大丈夫ってね、いってる、そんなイラスト。なるほど気丈。凛々しさ感じさせるクールさが確かに魅力で、こういうかっこいい系の女の子、いいよね。そう思ったら、そうした子の抱える問題が解決して号泣した瞬間、と続くんですね。面白いなあ。隠されていた本音というか、その子の本当みたいなのが一気に溢れる、そういうところがポイントなんだろうか。でも、こういうところ、確かにわかる気がします。緊張を抜けての安心感や、ひと山超えて深まった関係、心を開いてくれた、そんな感触。ああ、ドラマがあります。

2019年10月11日金曜日

『まんがタイムきらら』2019年11月号

『まんがタイムきらら』2019年11月号、昨日の続きです。

『ゆえに、アイドル革命!』。連載になるんですね。今回はゲスト3話目。異世界に送られ、どういう世界かざっくり理解して、じゃあどうやってファンを増やそう。今回はついに具体的に活動していく様子描かれて、話が動いていきますね。基本、困りごとをアイドルとしてサポートして解決に導く流れとなるのでしょうか。腕はいいのに客入りが悪い酒場の主人、そのお悩みを解決。自分たちの宣伝も兼ね、この店の名物を広く知らしめるためのイベントを開くというのですね。イベントは成功裏に終わって万々歳なのですが、自分たちの得意でもって問題をクリアしていくところ。今後、悩みやトラブルのバリエーションが増えるにしたがって、活用される能力、得意分野もろもろ、それらもともに開拓され、幅も広がっていきそうな予感がしますね。ともない、彼女らの個性など、より見えるようになってくれば最高です。

『さかさまロリポップ』。詩月が柚希の妹ということ、ずっと秘密にしてきたけど、ついに芽依にバレちゃった? と思ったら、これ、柚希の夢か。って、その内容を芽依にそのまんま話してどうするの。といっても、芽依は最初からわかってたから、特になんの問題もないという今回。慌てるのは柚希ひとり。肝心の詩月もバレたからといって別に慌てたりしないし、この余裕。しっかりものというか、ほんと、姉柚希を案じてついた嘘と明かされて、これ、ほんと利発な子ですよ。自分のことを知られるリスク、しっかり意識しているというんですね。この姉と妹のちょっと転倒したところ、これが持ち味だなって思わされます。それでいて、この姉のこと詩月は大好きでしょう。ちょっと優位に立ち回って、いたずらっぽくもある、そうした詩月の魅力、今回もよくよく出ていてよかったです。

『トールさんの通り道』。ブリって、ゴブリンのブリだったのか! とかいってたら、ライムもそんな感じか。ショック受けてるライムがおかしかったです。さてさて本編ですよ。ライムから、魔族のやり方について語られて、そうなのか、無秩序に人を襲う存在ってわけじゃないんですね。実際、こうして交渉して、利害さえ一致すれば、友好的な関係も築くことができる。でも、こうしたところ、人に見られるとまずいのか。だよな、魔族のルールとか、一般に人に知られてるわけじゃないものな。見られては困る魔族との関係。それを隠蔽するためのライムの技。おお、光学迷彩か!? と思ったら、あれ? モザイク? なんか予想と違ったぞ。また、偵察兵を追い払うためにピー太をドラゴンに化けさせたり、そうしたらモザイクとあわさってアレな感じになったりと、細かいところに笑いどころをちりばめつつ、人と魔族の関係、魔王についての情報など提示して、この世界の基盤をよりしっかりとさせていく。こういうところ、よいと思います。

2019年10月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2019年11月号

『まんがタイムきらら』2019年11月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』。可能性の限界と、それをどう乗り越えていくか。この漫画はこれがテーマなのかも知れないって思わされました。まずひとつ目は、ペットボトルロケットをいくら打ち上げようと宇宙に辿り着ける日はこない。この限界を打ち破るにはどうしたらいいのか。知識も技術も足りていない。と、ここで新たな可能性、新メンバーの勧誘に向かおうっていうんですね。メカニック、技術に長けた子。けれど学校にはずっときていなくって、さらにぶっきらぼうで怖そうで、海果、ちゃんとはなしできる? 雷門瞬。またたきちゃん。家に押し掛けて、ずかずか踏み込んでいく遥乃、この子、本当に強いわ。さらに加えてユウがずかずかいくでしょう。いやいや、君、初対面だから。瞬から電波扱いされてるの、申し訳ないけど笑ってしまった。そして、肝心の海果。ああ、ユウが、遥乃が背を押してくれる。頑張れ、海果。けど、海果、難しかったか。少しずつでも成長できた、そう思われた海果だけど、全然駄目だって、自分のいたらなさに泣いてしまって、これがもう辛い。ええ、海果の可能性。けど、今はまだこの子には限界があって、でもこの限界は自分で超えないといけない。海果にとってのブレイクスルー。それはどんなできごと、どんなきっかけがもたらすのか。この子の踏み出す一歩。きたるその瞬間を思うほどに胸がしめつけられそうな思いがします。

『海色マーチ』。ハーリーっていうのはドラゴンボートみたいなやつなのかな? ドラにあわせて船を漕いで競う、なんだか楽しそうなイベントです。希望者による学年対抗レース。沖縄ではポピュラーなのかな? なんか楽しそう。いやあ、こいつはあまねが黙っちゃいないな。でも、あまねが鐘打ち、皆の漕ぐリズムを決める重要そうな役目を担うんですけど、嫌な予感しかしねえ。優勝チームに水族館のチケットが提供されます。一気に本気になる珊瑚がいいな。というか、あまねを排除したがるの、うん、気持ちはよくわかる。しかし、今回、面白かった。あまねが無駄に1年生チームを挑発したりね、ああ、これフラグだよ。でもって、案の定あまねがやらかして、これ、落ちたの放置してゴールしたら失格なの? ほんと、期待を裏切らないのがあまねですよ。しかも、オールでゴツンってやられてるし、ほんと、この子、やったらあかんこと、危険な状況、進んで飛び込んでいくよね。あかんわ、あかんよあまね。海でヘマなことしたら命がないよ? このあまねの駄目さ加減、もうどうしよーもないなー、そんな感じで苦笑まじりに見ちゃうんだけど、人によってはこの子、あかんよな。そんなギリギリを突いてくるあまね。デンジャラスです。しかも終盤ね、またやらんでいい勝負やって負けてるし! あの微妙なサングラスもおかしければ、目の前で引かれてしまう水族館チケット。ほんと、このあかん感じ。絶妙だと思います。

『むすんで、つないで。』。最高だと思う。かのこを心配するつなぐ。けど、杞憂でしたね。普通に友達いっぱいですよ? あの心配が空振りに終わったつなぐの様子。いいことなんだけど、つなぐもそれはわかってるんだけど、ちょっと微妙そうですよね。完敗って感じだ。そして今回はつなぐと薗部苺の初遭遇。当たり前みたいに話しかけてくる苺、素晴しいな。しかもぶっとんだこという。つなぐ、必死だ。ゆりの評価気にしたり、すべてを見透すみたいな苺の意味深発言に動揺したり、でもなんとか隠せてるぞ。えらいぞつなぐ。成長してるぞ。今回、つなぐ、いろいろ飲み込むのに大変だったり、それからちょっと疎外感感じたり、この子の心の揺れ動き、面白いところあり、シリアスで神妙なところあり、でも、そんなつなぐのこと、かのこは普通に当たり前に、失踪前と同じような近しさでもって接してくれる。これ、読み手の私にしても嬉しかったな。変わらないかのことつなぐの友情。そして小学生との距離感わからない仲間としての苺。この関係性に、安心したり笑っちゃったり、でもつなぐは大丈夫そう、そう思えたことがなにより嬉しかったです。

2019年10月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年11月号

 『まんがタイムきらら』2019年11月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』。ハロウィンの仮装でありますよ。猫耳つけて、いや、これ、狼か! たまてですね。あの狼手が可愛いなあ。隣りに座るのは花名、ジャック・オ・ランタン? 黒とオレンジが印象的な衣装、可愛いです。で、あえて触れずにいたんですが、中央にどーんと立つカボチャ大王! だ、誰!? って、カボチャからのぞく長い髪! 冠ですよ。シースルーの袖、エレガント。どーんと万歳するポーズも可愛くて、いやあ、なんか印象的、どんな表情なのか見てみたいです。あ、栄依子は後ろで魔女やってます。

今月は新作が2本。ゲストが1本、読み切りが1本です。

『スノウ*ライフ』。人の世界に慣れていない雪女の女の子、白原郁香。なるほど、どきどきして体温上がると溶けて小さくなっちゃうんだ。いろいろと親切にしてくれる日比野沙菜。この子と接近すると溶けてしまう。その気持ちにはいまだ自覚的ではないふみかだけど、サナになら自分のことバラしてもいいんじゃないか。どうにかしてお礼を伝えられないか。苦手なケータイ電話に苦戦したり、結局うまくいかなかったり、って、妖怪だからテクノロジーと相性悪いのか。呪いの電話みたいになっとる。仲良くしたいけどうまくいかない、でもそれでも仲良くしたいというふみかの気持ち。そのなかなか素直にいえないけれど、頑張ろうとするところ、悪くなかったです。けれど、まず今回は導入といったところ。事件? イベント? は続く第2話ですね。雪女、ふみかの秘密に気づいたらしい謎の少女出現。これは一波乱ありそうですね。

『魔法少女のいる☆のいる』。魔法少女もの、コメディ色強め、というか、まんまコメディであります。ゴミ捨て場に倒れてた女の子を助けたら、それが魔法少女。乞われるままに食べ物を与えはしたのだけど、これは危険だ、魔法少女だなんだと言動があやしい、速攻で警察に引き渡そうとするとか、なかなかにいい判断です。この漫画の面白いところ、この魔法少女、のいるが使える魔法というのが、鍋を磨くとかスーツのシミ抜きとか、風呂カビをキレイに落とすとか、派手さがない、生活密着、けどわりと便利そう? っていうそのバランス感覚にあると思うんです。なんだかんだでミオの家に居座ることができたのいる。魔法メイドになるって張り切ってるんだけど、魔法使うたびに消耗してお腹が減ってしまう。このコスパの悪さというの、なるほど、仕事量に対しかかるコストは変わらない! みたいなこと思いましたよ。でも魔法ではやさを得ているのだとしたら、これはありだな。商売に使えますよ。

『スロウスタート』。扉が表紙の続き! 冠がランタンオフしてる! さて、本編ですよ。ええ、珍しいこともあったものです。なんと、栄依子がこんなに負けっぱなしになるだなんて! 午後に会議があるとかで、いつもよりフォーマルな格好の榎並先生。やっぱりというか、当然のように絡んでいく栄依子なのだけれど、足を上げ放題なんていっちゃったせいで、足を上げ放題にされてしまった。その様子を見守るたまてがおかしかった。本場仕込みのセクハラってや! 問題ですよ、問題! しかし、いつも先生だろうとなんだろうと翻弄する栄依子がですよ、今回はやられっぱなしじゃないですか。ひどい目にあわされたって、メンタルゲージ使い切っちゃって、いやほんと珍しいものを見たものだ。続いての、甘味巡りする榎並先生と冠。なぜ栄依子が誘われないかというその理由明かされるところ。ここも栄依子、珍しいな! 詰めが甘いよ! さらに抗議からの本場のセクハラ返しとか、いやほんと、今回栄依子やられっぱなし。ほんと珍しいです。

『けいおん!Shuffle』。謎の先輩、莉子の秘密、語られましたね。あくまでも楽器はできない、そんなこといいながらも、やたらめったら詳しかった莉子先輩。でも、なんでできないふりなんてしていたのか。ああ、しなのとの関係あってのことだったというのですね。教えるのが苦手だったせいで、できないことを負い目に感じてたメンバーがやめてしまった。そんなしなのの傷。留学で部を離れることとなったしなのだけど、いつか帰ってくると信じて、莉子は誰とも組まずに待っていたっていうのですか。今回は莉子の回だったと思います。しなのの傷心を受け止めて、そして背を押す。紫たちのことにしても、もっと信用してあげてってしなののこと叱って、それからはげまして。ええ、莉子のこれまで隠されていた思い、熱というものが、ここぞという時を得て一気に溢れた。そんな感覚がありました。そして、しなのの発案、バンド対決するってやつね、これ、紫たちにはバンドとして初の演奏機会になるし、しなの、莉子の演奏、その実力も明らかにされる流れじゃないですか。これは期待。とりわけプレイヤーとしての莉子。これは楽しみです。というか、莉子、楽器はなにができるのん?

2019年10月8日火曜日

『まんがタイム』2019年11月号

『まんがタイム』2019年11月号、昨日の続きです。

『犬がいるので帰ります』。ほんと面白い。同期の異動をさみしく思っている同僚に、別れは人を強くするだなんていっちゃう俊ですよ。マロンちゅんとの別れって、それ、毎朝じゃん! どんだけ強くなろうというのか。今回のテーマは別れ、ひいてはその前段としての出会いでしたね。帰り道でマロンちゅんに遭遇? いや、似てるけど別の犬だ! 放っておけずとりあえず保護して帰るんだけど、マロンちゅんと間違えてしまったこと、そんなにショックだったのか。そっくりな犬が一緒に遊んでる情景、それだけで可愛くて、ええ、今回、見た目にも愛らしく、そして飼い主にちゃんと返せた、そのくだりも大変によかった。ちょっと切なそうなマロンちゅん。感情移入しすぎるふたり。でも、別れの時はほがらかで、しめっぽいばかりじゃなかったの、よかったです。

『テレパス皆葉と読めない彼女』。いい話だったよ。ふたりで出掛けた皆葉と矢ケ崎。バス乗り間違えちゃったんだ。全然知らないところ、田舎にいっちゃって、そこで明らかになる矢ケ崎の方向音痴。落ち込んでるのもめずらしいなあ。今回、皆葉が矢ケ崎の私服に気をとられちゃってたとか、こういう好意が素直に描かれるのもよかったです。でも一番よかったのは、矢ケ崎の昔の失敗。友達の気持ちを読めなくて傷つけたという苦い思い出。それが皆葉のテレパスに興味持たせる理由であったのだけど、そんな矢ケ崎に向けられた皆葉の言葉。ほんと、これだけで矢ケ崎はどれだけ救われたのだろう。皆葉はそんな気持ちまったくなかったんだろうけど、矢ケ崎のこれまでを見事に肯定してみせたんですね。皆葉のいいところは、これが無理したり考えた末の答じゃないところ。嘘がない、本音でポジティブ、そしてここぞというところで誤らない。素晴しいと思います。

『ご主人様!確保します♥』。警官からメイドに転職した愛未。この人の失敗? おっちょこちょい? メイドの格好で昔の職場にいってしまったっていうの、危うく不審者になるところだ! しっかりものの娘、心子にしかられるわけだけど、この子も実は母に似てるというところ、これ、よかったです。メイド喫茶での注文、手作りカレーライス。思いっきりレトルト茹でてるの見て、疑問で?連打してるお母さんが面白い。続いてのプラシーボ効果ってのも、いい感じにひとつのネタから展開、発展させていくの、見事でした。他に気にいったのは、まさか出てきた手料理がきんぴらごぼうと筑前煮。皆がかあちゃんかあちゃんいって泣きながら食べてるの、シンプルだけどこういうの好きですよ。そしてラスト。突然、客の足を踏み付けるお母さん。なにごと? どういうこと? ああ、隠しカメラ! こうして前職の経験を活かしていくところ、これもうまかったと思いましたよ。

『午前0時のおねだりごはん』。今回は牛喰じゃなくて神戸がメイン位置? 米沢と一緒に市民マラソン大会に出て、一緒に完走しましょう、サポートしますとやる気見せてるんですね。牛喰はというと、マラソン大会のサポート。ドリンクの用意する、その手際の見事さよ。いわば神戸とはライバル関係。負けてはいられないと、士気高めてきてますね。今回、米沢を元気づけたところもそうだけど、むしろライバルの神戸の不調にこそ本気のサポートして見せた牛喰、ここがよかったですよ。誰かが弱ってるの見たら手をさしのべないではいられない。こうしたところが牛喰のよいところですよね。先輩だから助けるんじゃない。これ見たら、いつか神戸とも仲良くなったりするんじゃないかなって、そんな期待してしまいますよね。夜のおねだりごはんのパートでは、神戸のことばっかり話しちゃう米沢にやきもち焼いてちょっとすねたりしちゃって、こういうところ、可愛らしい。けど、やっぱりいつかこの食事の席に神戸も一緒に、みたいになったら嬉しいな、なんてこと思ったりもします。牛喰と神戸は、きっといい友達になると思うんですよね。

2019年10月7日月曜日

『まんがタイム』2019年11月号

 『まんがタイム』2019年11月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。テーマはスポーツの秋ですね。バトンを手にリレーでありますよ。『年上お姉さんと恋の壁』あこ先生もバトンをこちらに差し出して、いままさにリレーを繋ごうといった風でありますね。そして『花丸町の花むすび』花子は、おお、ひとり砲丸投げだ。このちょっと違うところ、はずしてくるところ、なるほどこの人らしいって感じしますね。

『ハニトラなんか怖くない!』。めちゃめちゃ面白いな。シャツのボタンが飛んでしまった水木部長。かたくなにその失敗を認めようとしないのだけど、いや、この人はこの人で可愛らしいぞ。接待先のお店でも、綾小路が胸元が目立たないようにと気を使うんだけど、なにからなにまで裏目に出るっぽい? ほんと、これ、どう始末するんだろう。そう思ってたら、まさかの山田さんか。この店でバイト! ほんと、この人、万能だな。派遣戦士かなんかなのか!? ともあれ、ウェイトレススタイル、めちゃくちゃ可愛くて、いやもう、もっと大きな絵で見たい! で、山田さんのサポート。鉄板ステーキから紙エプロン! ナイスアシストやん。部長の胸元隠してリラックスさせるのも、またステーキ見て嬉しそうにしてるところ! 加えて、ラストのストール。ほんと、いいコンビネーション、素晴しかったです。水木部長もさすがに山田さんのこと気づいてましたね。お礼をいった時の笑顔、あれが本当に素敵でした。

『茨城ってどこにあるんですか?』。ご飯茶碗を作ります。そこで出てきたイタコ米。潮来あやめちゃんっていうの、本当にあるんですね! 茨城の米どころやオリジナル米を紹介し、かつ難読地名に繋げていく。バリエーションだ。過去の話題からの流れ、これも大きいよなあ。と思ってたら、さらに過去からの流れがきた! 加藤尚人、多恵のファン! これまでもまさかってところで出てきた彼だけど、今回もまさかってところで現れて、仕込みなの? いや、偶然なのか。ほんと、運命なのかなんなのか、この展開、おかしいし、笑っちゃうし、不機嫌になる森戸も可愛いし。そして鈴子の絵付けですよ。すごい、お土産もの定番みたいなの作っちゃった! でも、これ、可愛いなあ。なんか味わいある、いい絵皿です。

『良倉先生の承認欲求』。これ、面白いなあ。あの手この手、なにかと理由をつけてSNS映えを狙っていく良倉。今回は、古岩を気づかうように見せての江ノ島遠征。目的はパンケーキ店の平日限定メニュー! って、これらの行動、星畑に見透かされてるのがまたおかしい。けれど、皆でパンケーキ店にいったら、先生、写真撮れないことない? と思ったら、星畑に託すんだ。今回、SNS映え、大人の余裕なんて実はまるでない先生、みたいなネタも面白いのだけど、星畑と古岩の関係、星畑が、年上の余裕かね? 元気づけたりね、こういう関係が育ってるところもすごくいい。さらに、夕日に照らされる海辺に佇むふたりを写真に収めた先生。SNSに出せないのが歯痒いとかいってますけど、いや、それ、星畑に、むしろ古岩に送ってあげなよ! この先生と星畑の、ちょっと特殊な関係もいいですよね。ふたりとも、すごく自然にしてるのがいいです。

『オカルト女子は筋肉がお好き!?』。増井、さくらと一緒に映画にいくことに。さくらの私服見てドキドキ。実はなんでも似合うのでは? なんていってるけど、実際そうだとしても、さらに好きフィルターがかかってる感あるよね? 見る映画はさくら好みのホラーもの。怖さをまぎらわせるためにハンドグリップを握る増井もおかしいのだけど、苦手なのが出てきたさくらが握ってもいいですかって、まさか手を!? と思わせてハンドグリップ。この肩透かし! ほんと面白かったです。

『瀬戸際女優!白石さん』。白石が一日署長をつとめます。扉の白石、かっこいいよなあ! 皆からお似合いといわれるけれど、元ヤンの過去とのギャップ、ひっそりと居心地悪そうにしてる白石が面白い。でも、白バイと撮ってみますかっていわれて、ほんと嬉しそうにまたがるところとか、いやあ、この人すごくチャーミング。あらためて思いました。そしてイベントで、ニヤニヤしてる柄の悪そうな男ふたり。かつて敵対してたチームの奴ら! 警戒するけど、ああ、相手もすっかりいいパパになってたんだね。時は流れて、変化したのは白石だけじゃないんだって感じさせてくれるところ。それはつまり、白石も自分の過去を負い目に思ったりする必要ないんだってこと、ですよね。同様のことを告げるせいちゃんの言葉、これもまたとてもよかったです。

2019年10月6日日曜日

『まんがタウン』2019年11月号

『まんがタウン』2019年11月号、一昨日の続きです。

『レトロゲーとかマジウケる!』。今回はめずらしい導入ですね。いつもとは逆に、美咲によしおが絡んでいく。けど、美咲、ダンジョン攻略中。ということはRPGかな。と思ったら、ああ、不思議のダンジョン、いわゆるローグ系ですか。実はあんまりローグ系やったことないんですよ。それこそ一生遊べるみたいなやつですよね。毎回、ダンジョンが生成されるから、マップ覚えて攻略、みたいな手が使えない。今回もシステムわかってない美咲が自動生成ダンジョンの罠にハマってましたね。なるほど、あるあるだ、これ。1階層ごとに交代しながら攻略していく。なるほど、こういう遊び方もあるんだ。それで、個性、スタイルの違いが出てくるのが面白い。基本楽天的で、アイテムもどんどん使っていく美咲と、後のこと考えて温存しようとするよしお。自分は後者ですね。むしろ極力使わず持ち帰る系プレイヤーです。今回の面白かったの、歩けば回復とか皮の盾の効果に対して疑問呈する美咲。あの表情がいいな。そして満腹度が減って優先度がおかしくなっちゃってるところね。ああ、これはわかるな。ちょっとしたパニックだよな。ほんと、こうした気持ちわかる感、これが面白さになってる。多分ね、一緒にゲームプレイしてるような気持ちになってるんだ、これ。

『平日休みの堀出さん』。今回、異色回なのか? せっかくの休みだというのに大雨で外出できません。予定していたキャンプ、なにもしないゴロゴロするだけのキャンプもお流れになってしまって、さあどうする。家でゴロゴロするか? といったら、この夫、それができないのか。ちょっとした強迫観念感じるよな。決めたこと、自分のルールを遂行できないとパニックになる系っぽい感じがする。で、休みの付け替え試みようとして、平田を巻き込む。迷惑な人だな! 散々迷惑かけられた平田の、休みさえからまなきゃいい人っていう人物評。いや、ほんと、今回だけでよくよくわかりました。しかし、家に籠ってもそれなりに楽しそうにやってるじゃん。みたいに思っていたけど、なんか無為に過ごしてる感も強い。いや、出掛けてもこの人たちは無為か。全力で無為に打ち込む。そんな人たち。外からは同じ無為に感じても、本人にとっては違うんだろな。そんなこだわりの無為が感じとれた一本。とりあえずは平田さんが気の毒です。

『あいたま』。夜の学校に現れる謎の美少女を探るべく泊まり込む面々。バニラはお泊まりをエンジョイしてるかと思ったら、むしろカルチャーギャップに戸惑ってますね。布団しきつめての雑魚寝。布団全部ひとりで使おうとするってのは予想外だったな! そして夜になったらしゃっきりしてるはみちゃん。そうか、夜型なのか。他の皆が眠そうにしてる分、相対的にしっかりして見えてるのかな? はみちゃんはじめ、ひよこなんかもね、いつもとは違う側面見えるところ、いいイベントだったと思います。そして謎の美少女。ああ、この人もいつもと違う自分をここに開花させていたんだ。一般生の鈴木さん。なぜ夜の学校に? 学校に作られるイベントホール。そこで開かれるファッションショー、そこに参加する自分を思い、その発想をふくらませるべく夜の学校に入り込んでいた。ああ、この人もまた夢を追うひとりなんですね。夢を、憧れを追っているがゆえに、この子たちもまた輝く。そうした輝くひとりが鈴木さんだったんですね。

2019年10月5日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年11月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年11月号、先日の続きです。

『精霊さまの難儀な日常』。突然のゲリラ豪雨に見舞われたサラ。やっとの思いで帰宅すれば、ともりの言動がなんだかおかしい。いや、これ、サラを脅かそうとしたんじゃないのん? みたいに思ったんだけど、違ったんか! 発熱か。いつもの熱エネルギーじゃない!? って、サラの表現、面白いな。花火大会までにともりを完治させたい、サラの気持ちが嬉しいじゃないですか。看病してるところ見ても、冷水に浸したタオル、それを用意するだけでも大変で、サラにとっては命懸け!? このくだりだけでもサラの本気がわかろうというもの。コミカルなやりとりもあったけれど、しみじみと情感豊かにともりとの友情を伝えるいいエピソードだったと思います。自分だけでは無理な時はルカに助けを求めたところもよかったし、ルカも素直じゃないだけでしっかり協力してくれたところ、これも嬉しい展開でした。

『あやしびと』。冒頭のアヤの夢、これが後々に繋がってくるの、あれおかしかったなあ。というのは置いておいて、アヤの歓迎会であります。焼き肉やるっていうのね、それで友達呼ぶんだけど、友達ったってあんまいないよねえ、アヤ。みぞれとカバネくらい? ということでふたりが参加。あの、本当は嬉しいのに照れ隠しかつれない態度とってるカバネが可愛いですよね。可愛いゾンビとか、ちょっと斬新だな。いや、今どきじゃ普通なのかい? サトリ校長の特技、パーフェクト焼肉奉行っていうの、あれも面白かった。そうか、全員の好み、食べたいタイミングがお見通しなわけか。でも、それできっちり仕上げてくるというの、技だ。こういうあやしびと、それぞれの能力にかかわっての展開もろもろ、こういうのがいいのだと思います。命知らず? なユユのサトリチャレンジも面白い、というか、いつもこうやって酷い目にあわされるのに、どうしてこうもチャレンジャーなのか。お酒のせい? いや、この人、普段からこうだよな。サトリにいろいろやらかして、見事におしおきされて、まさかのユユの送別会。最後にちょっとブラック、でもくすっと笑わされて最高でした。

『異なる次元の管理人さん』。Polarisが消滅し、それぞれの世界に送り返された皆は、Polarisでの記憶をなくしてしまっていた。そのはずなのに、スズキのもとにやってきたノナ。取り戻されたスズキの記憶。ここからPolarisの、ひいてはポラリスの救出作戦がはじまろうというのですね。しかし、なぜ失われたはずの記憶が戻ったのか。そもそもノナはどうしてここまでやってこれたのか。その秘密、ノナのバックグラウンドが語られて、ああ、これ、ノナの苦悩でもあるのか。けれどスズキはその苦悩を和らげて、むしろその根っこ、前提から覆してくれて、こうしたところがスズキの慕われる所以なのだろうなあ。ともあれ、ポラリス救出の可能性が芽生えて、そのための行動、ひとまずの第一歩が踏み出されようとしている状況。これ、まさかPolarisでいろいろ見聞きしたこと、Polaris誕生を物語るかつての記録や写真、それらがここに繋がってくるとは思いませんでした。正直、もうエピローグだと思ってた。でも、全然違うんじゃん! いやあ、やられました。ここからはじまるさらなる盛り上がり、見事に引き込まれています。

2019年10月4日金曜日

『まんがタウン』2019年11月号

 『まんがタウン』2019年11月号、発売されました。表紙は『新婚のいろはさん』。ふたり、一緒にレンタルしてきたDVDを見てるんですね。秋の夜長。ふたりで過ごす時間。ポップコーンまで用意して、コーラなんかも用意して、気分はもう映画館でしょうか。この、普通のことをどうやったらもっと楽しくできるだろうかって考えて実践するふたり、そうしたところがこのイラストからもしっかり感じられますよね。そして新連載、『部長と2LDK』の告知カットもございます。

月替わりコミックエッセイの市川ヒロシさん。ダイエット中ということで、このエッセイ漫画描くのもつらかったって、じゃあ毎月の連載はどうだったの! 飯の話ばっかだったじゃん! いやもう、この告白がめちゃくちゃ面白かったです。

さて、今月は新作が1本です。

『部長と2LDK』。眼鏡が凛々しい東部長は厳しいと評判。そんな部長が有休をとって部屋探ししてるという、その不動産屋での会話がおかしい。30の女って、この人若いな! 部長っていうから、もっと年上かと思った。さて、実家を出たいというこの人。両親が過保護なのか。で、そんな環境から脱したい。けれど、自分の住む部屋のイメージがわかない。この漫画の主人公は、ちょっとゆるい子、東部長の部下、まだまだ新人の西菜々。なるほど、実家が不動産屋で、部長が訪ねたのが西の実家だったってわけですね。部長の部屋探しからひとり暮らしを考えていた菜々。けれど、菜々には無理だろうと家族からいわれて、と、そこに部長も部屋探し。ひとり暮らしが不安というなら、うちの菜々と一緒に住むのはどうですか? かくして年の差、上司と部下の同居が成立して、この導入、堅物と思われてた部長の可愛いところが西にバレたり、そしてくったくない西の振る舞いにほだされたり、みたいな展開期待させるものがありますね。

『新婚のいろはさん』。ふたりで訪れた温泉街。旅館が豪華で、城だキャッスルだ、さらには天国だと、この喜び方が独特で、素直で面白い。いろはという人のキャラクターがこれなんですよね。ちょっとズレてる? 評価、表現の軸が普通とちょっと違ってて、けどそれがこの人のよさ、魅力を見事に表現しているんですね。この独特のよさというのは始も同様ですよね。いろはの浴衣姿にくらっときてからのせりふ。とんでもない。この、よいものをよいと、思った気持ちをあからさまに伝える、そのストレートさ、美徳だと思うわあ。後半のふたりの試み、短かった恋人期間、それを今あらためて作ろうとかね、さらには修学旅行の思い出、それを上書きして、ふたりが夫婦でも恋人でもなかった頃の、友達だったころの記憶にまで立ち返ろう。その意欲! 発想! 面白いなって思ったんですね。かつてなかった思い出の隙間、そこに新たに彩りを添えていく。これ、楽しい時間だろうなって思わされました。で、続くんでしょうか? 続いたら続いたで、これ、面白いと思う。

『恋するヤンキーガール』。ちょっと高校生活を垣間見せてくれました。特別編。これは単行本に収録されるの? されなかったらもったいないなあ。ともあれ、アヤメちゃんが委員長やってるとかね、さらにクラスの皆から相談? されたりしてるの。ああ、ほんとにこの子は変わりましたね。すごくよくなった。ナデシコも素敵。皆のね、新しい環境で交わされる会話。昔どおりのことあり、変わったところもあり。でも、そのどれもが彼ら彼女ららしいと思わせるところがあって、ええ、いい情景だったと思います。終盤に向けての展開、アヤメちゃんの髪に触れようとするナギとかね、そこからのナギの言葉なんかもね、ああ、これはとてもいい。この変化していくこと、それが楽しみというの。そうでした、この漫画は少しずつ変わってきた子たちを描いた漫画でした。そうしたテーマに、あらためて立ち返った、そんな気がして、それがまた新鮮と感じられて、よかったです。

2019年10月3日木曜日

『まんがホーム』2019年11月号

『まんがホーム』2019年11月号、昨日の続きです。

『転生したら蘭丸でした』。おお、蘭丸が17歳。本来なら本能寺で没する運命にあったこの人が、悲しい結末を避けようと努力した結果なのか、なんと今は船上の人。ばったり出会った宣教師にうっかり英語で話しかけちゃったのが仇となって、遣欧使節に放り込まれてしまったのか。うん、努力とか関係なかった。いつものといっていいのか、蘭丸のおっちょこちょいと信長の気まぐれだった。けど、これで蘭丸生存のルートが確立したのかな? なんて思って読んでたらですよ、濃姫は乗り込んでくる、まさかの光秀がいる、さらには弟たちも、加えて信長まで! って、ほぼ全員やん! このまさかのメンバー。けど、こんだけ和気あいあいとして集まって、天下だなんだといったところから、いざ見知らぬ世界へ冒険だ! みたいな展開になっちゃってるの、楽しいよねえ。なんだかんだで、仲良しで、うまいこと日々を楽しくやっていきそうじゃない? ええ、本当ならありえない、そんな展開だけど、それが妙にさいわいで、いいラストだったと思います。

『歌詠みもみじ』。千恵がうきうき。彼氏でもできたのか? と思えば、なるほど、原付に夢中なんですね。バイトのために免許をとって、私生活でも活用してる。で、それを受けてまりなともみじが免許取得に挑戦。おお、もみじ、偉いな。自分で受験料捻出するんだ。それでジュースも我慢するんだ。千恵に問題出してもらって○×で応えてるところ、あれいいよなあ。このモチベーションの高さ、よほど本気なのだなあ、とか思ってたら、そうか、受験料、自腹だからか。学校の試験もそれくらいやって欲しいという先生の言葉とか、なるほど微笑ましい。こうしたもみじたちの認識、学生時分ならではって感じもしますよね。そして試験。まりなが不安なこといってましたけど、おお、ふたりともちゃんとクリアしたんだ。誇らしげに免許証をかかげるもみじが、めちゃ可愛いですよね。そして活用されない免許。もみじもまりなも、それぞれ違う理由で活かされない感、出てますよね。

『うちの秘書さま』。七瀬、友人の結婚式にいったのですね。それですっかりその気になって、結婚したいとかいっちゃって、そうか、ブーケをとったんだ。さらには結婚情報誌も買ってきて、でも肝心の相手がいない。メイドがね、はじめを推そうとしてくれるんだけど、そうかあ、七瀬の中でははじめはまるで対象になっとらんのだなあ。いや、まあ、そうか。まだまだ子供と思ってるんだもんな。今回も山田がヤバくて最高でした。なんかかっこよくはじめに恋愛指南とかしてたのに、一瞬でストーカーちっくに変貌するんだもんな。今回、七瀬、もしかしてはじめのこと、ちょっとはその可能性はあったりする? そう思わせて、結局やっぱり手のかかる弟みたいにしか思ってないよねという落ち。ああ、はじめ様、なんだかんだと思い悩む前に、自身成長しないといけないわけですね。でもなんか安心です。立派に大人におなりおそばせ、はじめ様。

2019年10月2日水曜日

『まんがホーム』2019年11月号

 『まんがホーム』2019年11月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかのハロウィンでありますよ。いつもよりちょっとシャレたかっこうしまして、髪はツインテールに。これが実に可愛らしいときて、らいか、ポテンシャル高い子だよなあ。竹田の反応を見たいところです。他に『孔明のヨメ。』、うおお、月英さんも可愛い。で、孔明もかっこいいなあ。ふたり洋装、ちょっとゴシック風? 黒基調のドレス、シックで華やか、素敵です。『キャバ嬢とヒモ猫』、これはアリスですな! シオリはハートの女王、ボンちゃんがアリスです。『週末親子』は幽霊に扮したユカ、いい表情してますよ。

『河原課長とギャル部下ちゃん』。河原課長を訪ねてきた女性、高梨亜里沙はかつて河原の下で働いていた人なのか。この人が結婚して退職した、その入れ替わりで三崎が入社することになったというのだけど、なるほど、当時高梨亜里沙に懐かれて、それで好かれていると思って、自身好意を持ってしまっていて……、そんな過去が河原にあったというのですね。しかし、3年前の回想ですよ。自分から好意を伝えよう、そう思ったその時に、高梨から恋人からプロポーズされたと告げられて傷心。いやいや、ギリギリセーフじゃん! 自爆することなく、ギリギリで致命傷は避けられたじゃん! とはいえ、この好意、ひとり河原が胸に秘めて、と思ってるのは自分だけで、気付いている人がいたりはするのか。この傷心、この経験が、三崎の好意に素直に反応しない、そんな態度を作らせていると考えていいのかな? とはいえ、こらしゃあないよ。10代20代の女性から好意向けられてもそれを恋と勘違いしない、それはやはり重要なスキルだと思います、河原さん。

『孔明のヨメ。』。めちゃくちゃ面白い。劉備の策にハマる孔明ですよ。劉備とともに襄陽へと赴いた孔明。これを機会に劉琦を孔明に引き合わせて、なんらかの策を講じさせようというのだけど、孔明がめっちゃ警戒しとる! まあ、そらそうだわな。でも、なんとかするといった手前、なんとかしようとするのが劉備で、自分の代わりに孔明を差し向けるべく一芝居打ってみたり、そうしたら奴も必死だ、劉琦は劉琦で文字どおり梯子を外す! 一連のこのくだり、震えるほどに面白かったのだけど、同時に庭について語る劉琦の物悲しさ、楼上にての切実さ、それがもう胸に迫って、ああ、孔明が折れてくれてよかった。本当にそう思えたのですよ。しかし、身の危険について、劉琦の思いすごしだったりはしないのか、そんな甘いこと考えてたわけですけど、うわあ、怖い、劉琦暗殺の計画とか視野に入っとったんかい! ほんま、ただごとではないですよ。そして最後に気になる引きが。数ヶ月後、なにが起こるというんだろう。これは不安しかないですなあ。

そして、特別展『三国志』取材レポートですよ。これがまた面白い、というか密度濃いよね! 東京展は終わって九州展が始まったところといったタイミングですが、このレビュー見るだけでも、展覧会に参加できたかのような気持ちになれて、いや、でも本物はもっとすごいんだろうなあ。ただ三国時代の文物が展示されているだけではない、日本における受容を背景とする展示がなされていることも伝えられて、これ、蛇矛見るだけでも価値あるな! みたいに思わされる迫力。すごいよな、見どころいっぱいじゃん。ほんと、図録だけでも買おうかなあ、みたいに思っちゃいますよ。

『天国のススメ!』。星見町ホラークイーンとかいるんだ。口さけ女なんだ。わりとすたれた、そんな印象のある口さけ女だけど、今もトップランクにあるというの見れば、どれだけ頑張っているかってこともわかろうもの。さて、そんな口さけ女をこのところおびやかしているのが、オカルトポジティブ草間! オカルトポジティブってすごいな、はじめて耳にする響き! 口さけ女会いたさに、町を徘徊する草間。口さけ女さま! さまがつけられてるとこ、はじめて見た! あまりの草間のヤバさに悩んだ口さけ女が太一に相談しにくるのは、まあありえる展開として、さすがの太一にしてもなんのアドバイスもできない状況。どんだけ草間、強いのか。口さけ女遭遇からの予想図がもうめちゃくちゃ面白くって、そして最後のアドバイス、逃げてください、って、普通逆! そしてその後、哀れ口さけ女は草間と遭遇してしまい……! というのですが、私きれいの決めぜりふに、はい美しいです! 草間、強いな! ひざまづいて、あなたが尊すぎて! すごいな、ほんと、どんなシチュエーションやねん。口さけ女さん、負けたがな。恋に落ちたがな。草間、罪つくりやわ。しかもその後の展開がまた酷くて、ヘビ神のおねえさま! 再会に草間、カンゲキ! いや、今回のこの顛末、口さけ女さんは深みにハマる前に草間の本質に気づけてよかったのではないでしょうか。でも、それはそれで傷心だったのか。やっぱり草間、罪つくりですよ。