2020年6月3日水曜日

『まんがホーム』2020年7月号

 『まんがホーム』2020年7月号、昨日の続きです。

『恋はリベンジのあとで』

ついに石田が上司を連れてくる。というので、ナーバスになってる泉、と思いきや、なんかそんな感じはしないなあ。やる気がないわけではない、石田経由でリサーチしようともしてるわけだけど、肝心の石田がダメやんか。まるで人となりもわからない状態で接待しないといけない。という逆境、と思いきや、泉はわりとなんとなく乗り越えちゃってますね。

花卉園にやってきた専務ですよ。もう見事に生き生きして、ノリノリで、長靴も持参! 見るからにウキウキしてる様子は見ていてなんか楽しくなってきます。でもって石田、なんかかんばしくないというか、やることなすこと専務の不興を買う? なんかあんま響かない感じで、対して泉はというと、なんでか専務と妙に気があって……?

これ、石田がいうように和気あいあいと思っていいのか、あるいはただ単純に、今回お世話になってる先の身内なわけでしょう? お愛想、社交辞令みたいなものなんじゃないの? ともあれ、泉の印象は悪くなさそうというの、これはいいんじゃないでしょうか。というか、この状況をネガティブに捕える石田、なんか難儀な人ですなあ。

『歌詠みもみじ』

生徒会長、妙にやる気でありますが、なぜ生徒会の実績としてクイズ大会主催なんて発想が!? いやまあ、面白そうだからいいんですけれど。そして商品の学食割引券につられるまりなにもみじ。さすが! まりなってお嬢なのに、こういうところ俗っぽいですよね。

クイズの予行練習の模様。これのなにがいいって、素人の出題といったらいいんでしょうか、バランスが悪いのがなんだかリアルで好ましく思えたんですね。なんせ主催が委員長。自分の好きなアニメ系に出題が偏って、予行練習に参加した面々、誰も答えられないっていうんですね。でも、これ、全校向けのクイズだから、これ系に強いやつは張り切るよな! みたいに思ったけど、不公平感が出たらそれはそれでやっぱりあかんか。

クイズの回答者が個性的なのもいい感じで、もみじ、クイズも五七五で答えるのか。というか、早押しでフリップ回答というのも自由すぎておかしい。そしてしまいには、クイズの出題、全部内容覚えて、決まり字で答えがわかるまでのレベルに到達するのが出てくるのね。これ、すごいけどさ、反則! かるたじゃないんだから!

でも、委員長が大会出られるわけないでしょっていうところ、この迷走ぎみの頑張りがふいになるところね、こういうところはバランスよくって、ほんと面白かったです。それと司会者委員長、ジャケットに蝶ネクタイ、可愛くてよかったです。

『うちの秘書さま』

ついに山田の恋、むくわれるのでしょうか!? なんのかんの理由をつけて遊びにくる山田。でも、はじめはあくまでも口実。本命は田中さんだっていうんですが、仕事してる姿に目を引かれるのはいいとして、俺もブロワーで吹き飛ばされたいって、どんどん変態になっていくわけですよ。こんなにおかしかったっけ、山田くん!? と思うけど、これくらい暴走しちゃってる方が面白いので、もっともっと突っ走っていただきたい所存です。

山田のこと応援する七瀬なんですが、これ、応援する声がはじめにも響くのが面白い。ええ、七瀬は全然そんな気がないのに気だけもたせるというの、残酷なのか、あるいはいつかむくわれる日がくるのか。うーん、あんまり期待できない気がする。

そして、山田に引き合わされる田中さん。すごいな、危機を察知するんだ。でもって、山田のアタックに逃げ出すんですけど、窓を守ってたメイドさん、すっとばされてるし! いやもう面白い。おかしい。そう思ってたら、ああ、山田のこと、苦手なのはちょっと意識しちゃうからなのですかい!? ええ、ちょっと進展? 少なくとも山田、はじめよりも先に進んだ感がありますね。

2020年6月2日火曜日

『まんがホーム』2020年7月号

 『まんがホーム』2020年7月号、発売されました。表紙は『らいか『デイス』、らいかがお家でストレッチ? なにかに挑戦っていうのが表紙のテーマみたいですね。落ち着いた色調、髪をタオルでまとめてストレッチするらいかが、いつになく大人びて見えて、ええ、この子もいつの間にかすっかりお姉さんになったってわけですよ。他に、工作にいそしむ『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻があって、花輪? リース? づくりに苦戦している『恋はリベンジのあとで』泉、そしてボンちゃんと一緒にキャットフードカタログを見る『キャバ嬢とヒモ猫』詩織のカットがございます。

今月は新規ゲストが2本です。

『ラブアマ』

恋愛アマチュア、それでラブアマだそうです。小さな会社で働く柴田夏帆。仕事にやり甲斐なし? 私生活にも潤いなし? それでたまたま届いた恋愛講座の案内に興味を示したというのですね。

講座に参加してみれば、そこにはなんと社長もいて、若い社長。実家に帰るたびに結婚のプレッシャーに襲われる。その重圧から逃れるべく恋愛講座に参加してみたというのです。

この社長、どこか感情に乏しく感じられるところがあって、あと、普通そのあたりは口にしない方が? みたいなこともぽんぽんしゃべっちゃう。よくいえば裏表がない? 下心もなんかなさそう? そんな社長と一緒に恋愛講座を、しかも受講料をケチって、社長と夏帆とペアになって、講座半分ずつ受けよう。そんなことになったというのですね。

講座で学び、さらに男女ペア、実地で学ぶこともあるだろう。しかし社長は夏帆にはまるで恋愛的なもの感じないらしく。これ、好都合? ともあれ、なんかデコボコな恋愛初心者ペアでの恋愛レッスン。はたしてこれうまくいくのか。不安心配の方が先にたつ、そんなはじまりでありますね。

『天下分け目の小早川くん』

お、歴史ものかな? と思ったら、あれ? 歴史をベースに小学校でのパワーバランスものをやるのですか。主人公、小早川ひであき、6歳が入学した小学校は、保育園派閥にもとづく2勢力が拮抗する油断ならない場。東山保育園組トップは徳川いえやすくん。西の森保育園組トップは石田みつなりくん。うーん、これ、東山閥が優勢じゃない? というのは歴史の東軍西軍の行方を知るからこその反応ですけれど、これ、子供たちの性格もろもろに武将のそれを反映してるだけで、歴史のまま石田みつなりが敗北すると決まっちゃあいないもんな。どうなるかは、まだわからんわからん。

東山と西の森、それぞれの勢力を伸ばすべく、どちらにも属さない小早川の争奪がはじまる? 最初は、とりあえずの頭数で引き入れようくらいの感じだったのが、クラス委員を決めていったその先、最後の最後、クラス代表、学級長の投票で拮抗。勝敗のゆくえは小早川ひであきの投票に委ねられて……。

ほんと、これ、小早川くん、気の毒ですよ。どちらについても角が立つ。ああ、これが派閥というものか。しかし小早川争奪。どんな争いになるというんでしょう。ここはあまり小早川くんがふりまわされない方向で……、と思うけど、まあそれは無理な相談ですよね。

『孔明のヨメ。』

劉備と曹仁の激突! と思いきや、直接的な戦闘はほぼ起きず、劉備陣営の損耗はほぼ皆無。搦め手にやられた曹仁の軍は火攻めにあったり水攻め受けたりで大変なことに。この戦いの過程に実感持てずにいる張飛と関羽の戸惑いと、あれよあれよと孔明の策が当たっていったことに驚きを隠せずにいる趙雲。この戦いで、これまで経験のしたことのない勝ち方。戦略で勝つということを強く意識することになるっていうのですね。

その時々の会戦も、ただその戦だけの勝ち負けにとらわれるのではなく、続く戦、先の展望にまで意識をめぐらせていく。そうした長期的に物事を考えていくということ、それに劉備も感心し、さらにはこれまで欲して得られなかったものをついに手にした、そんな気持ちになっているとさえいうのですね。

そんな劉備の気配りも光った今回。敵方に犠牲を出したことを苦に病む孔明に、それは主君の役目だ、孔明のせいじゃない、そういってくれる劉備もあらば、ともにつらいことを背負おうといってくれる妻、月英。こうした人の情のあたたかみ。戦のなんのとつらいこと、悲しいことの多い時代に、そうした人のつながり、一緒に荷を負うてくれる人の存在が孔明を支えてくれるのだとしたら、これはひとつのしあわせの情景であるなと、そんなこと思わせてくれるエピソードでありました。

天国のススメ!

太一が見つけた目玉のついてる四ツ葉。ヤバいもの見つけたと思いながらも触れてしまった太一が、心の奥底覗かれてさっそくヒミツを暴かれてしまうという、とんでもないスタートですよ。ほんと、これ、なんなんだ。こんなの、そこらへんにゴロゴロしとるとか、危なっかしくてしゃあないぞ。

この、人の心を読む怪奇植物。普通の感性だと怖い、ヤバいとなるはずが、草間に十子ときたら、えらいこと喜んでしまってる! しかも躊躇なく触れてしまって、ああ、やべえ、心を読まれてしまったぞ! ヒミツを楯にいろいろいうこと聞かされてしまうぞ! と思ったら、草間も十子もヒミツなんてまるでなく、むしろ自分からどんどんバラしていくってんだからたまらない。というか、これ、以前からオープンだったよね。ほんと、四ツ葉の妖怪が気の毒になるレベルでした。

罰を受けて四ツ葉にされてしまったというこの妖怪。でも、太一の言い聞かせる言葉に触れて、そして自分の置かれた境涯を振り返って、そしてついには許されてという、そのラストにはほっとさせられました。というか、風の精霊だったんですね。精霊かどうかはわからんけど。ともあれこうして許されて、その気持ちも新たに素直に真っ直ぐとして、その変化、その変わりようは伸び伸びと気持ちよさ感じさせてくれるものでした。

2020年6月1日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号、一昨日の続きです。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

抱き枕のねね。この子、自律行動できるんだ! 幻なのかなんなのか、授業中のしずねに介入。でも、本体は自室で寝てたみたいだから、これ、やっぱりしずねのイメージ。うとうとと精神が眠りに落ちそうになった瞬間に見た夢みたいなものだったのかも知れませんね。

と思ったら、今度はねねさん、お着替えですか! 着替えられるんだ! しかも、そのひつじ耳、飾りみたいなもの!? 予想外の展開が次々と押し寄せて、しかしこの子、実家? 抱き枕のねねを買ってきたお店にしずねと一緒にいくというのだから、ほんと、なんだか自由で面白いなあ。だってさ、ねねが外を出歩けるとか思いもしないもの。

しかしお出かけ着のねね、めちゃくちゃ可愛いですね。活発なねね、おとなしめのしずねと、このバランスがまたいい。しずねがねねに着せた服もね、しずね、自分が着るにはちょっと派手みたいなこと思ったりしてたのかな? しずねの服のチョイス、それだけでもなにかうがかえるところ、いいなって思いました。

店に向かう途中でも、しずねがクラスの子たちを見かけて隠れようとしたりね、ただ内気というだけではないのかな? そして体力切れるねね! 君、疲れやすいのか! 体力ないなあ! ってしずねの言葉が、心底驚いてるの感じさせて、これも面白かったです。

お店でのことも面白かった。うさぎのぬいぐるみに焼きもち焼くねね! ほんと、いろいろキュートでチャーミングな連載開始の第一回。これは今後が期待される内容でしたよ。

『魔王の娘からは逃れられない』

今回、人形の話なんですね。人形の品評会がある。それ聞いてショーコも自分のお気に入りを持ってくるんですけど、なんせここは魔界ですからね、ただでは済まない。ルルのショーコに渡そうとした手作りの人形も、いろいろ怪しい。どう見ても負のオーラ放ってるよね!? 品評会っていうのも、人形の出来不出来じゃなくて、呪いの力とかそういうの評価するんですよね? 

品評会当日の様子がですね、当初こそ出来の良し悪しを見るみたいだったのに、途中から一気に不穏に! 動き出す人形! 中に魂が入ってて、動くし、魔力をねだるしで、ほんと尋常でない。そんな中、ショーコが持ち込んだデフォルメされたフィギュア。これ、どんな反応が得られるんだろう!? と思ったら、地味に評価されてるのがおかしい。見せて見せてとギャラリーが集まってくるのはいいんだけど、魔物にベタベタ触られるの嫌だなあって思ってるショーコ! うん、それ、めっちゃわかる!

この品評会に持ち込んだフィギュア。まさかこの子が夜中勝手に動き出すとかね! ルルなのかなあ。あの、カッ! ってなった時に魔力吹き込まれた? それでショーコのカバンに忍び込んできたりとかね、ああ、ショーコ、フィギュアにもしたわれてるんですね。でも夢見が悪くなるのは嫌だなあ!

『かぐらまいまい!』

オリジナルの御神楽を考えることになりました。って、それはいいんだけど、こふくの作った歌、歌詞がね、ぬんぬん、なの。それ、いいの? ぬんぬんでいいの? しかもベイビー神様だよ!? と思ったら、やっぱり却下されました。あのドヤ顔こふくとの落差が面白い。

皆でカラオケにいくことになりました。ひとりひとりに温度差あるのがまた面白い。ミコトのね、なんか妙にローテンションな感じ、これがすごくいい。そしてカラオケボックスにいってからも、またこふくがぬんぬん歌ってるよ! この人の鼻歌、ぬんぬんが標準なのか!? ふんふんと混ざって、ぬふんぬふんとかになってるの、本当におかしい。その後の行動もね、盛り上げに扇子持って舞で参加してみたり、それで美夜にしぶい顔されて、そしたら今度は鈴ですか! めちゃくちゃ面白い。

ひとしきり楽しんだ末に、皆で歌える歌として選んだ校歌。まさかカラオケに校歌が入ってるなんて!? から、これを舞にしてみれば? こうしてちゃんと結果に繋がるとは! ほんと、今回は寄り道みたいな話なんだと思ってたんですよ。それがこうして先に進む一歩になったの、こふくのアイデア、それがよかったってことですね!

2020年5月31日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年7月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年7月号、一昨日の続きです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

トランプに飽きてきてる大河さんですよ。対照的にトランプ遊びを極めている? いや、楽しみ方を極めているといった方がそれっぽいか、なにやるにしても生き生きと取り組んでテンションMAXな八重のその様子。ほんと、なにが楽しいのかどうかもよくわからない遊び方まで開発して、この子のこういうエネルギー。楽しむこと、愛することに燃やす情熱の火よ。素晴しいと思う。ちょっといきすぎることもある子だけど、八重の明るくポジティブなところ見るとこちらも元気になるんですね。

トランプの楽しみ方アレンジから、日本列島の覚え方やカレーアレンジに飛び火する、その話題の広がり方がいい。なんか自由、とらわれることなく刺激を受けて出てくる発想、その伸びやかさが気持ちいいよね。そして話はまたトランプに戻って、野菜の名前いいながらババ抜きとか、またなんかおかしいことになってますよ。で、知識をひけらかした八重が墓穴を掘る。あの、状況を読んだ八重のシリアス顔、これにかなりやられました。ちょっとギャップ萌え。

そしてラスト、落ちですよ。いつだってなんだって楽しそう。そんな八重が屈服した頭使わない神経衰弱。さすがの八重でも楽しみきれないことあるんですね。

『僕は女心なんて知りたくない』

未婚女性の心が読める春喜。そのせいで見事にネガティブになってるっていうのね、完全に女性不信だしさ、それが気の毒だったりおかしかったり。こと姫谷のこととなると、幻覚だよ! 夢見る友人でさえ斬って捨てる。ほんと、春喜の女性観に夢とか希望とか、そういうのはもうないのかも知れませんね。

バイトにいってからがおかしかった。結婚を夢見る樹里。相手はいない! というので婚活話になるんですけど、望美の経験したオタク婚活がすごい。ぐるぐる周りながら参加者全員と話をするっていうんですが、例えて超高速お見合い。なんと持ち時間は1人3分!

このデータをもとに樹里が婚活の練習してみるんですけど、ろくに話もできないわ、だんだん話した相手の情報がこんがらがってくるわで散々。目がぐるぐるになってしまってるところとか、めちゃくちゃ可愛かったですよ。そして最後に春喜がとばっちり。ええ、さすがの春喜もちょっと向かっ腹ですよ。

『大奥より愛をこめて』

御台様の飼い犬の御世話係になった蒔乃。ああ、これは昇進なんですね。御台様とも面識ある蒔乃だから、久々の再会もなごやかで、とてもいい感じ。犬のふさ姫との生活は、蒔乃にとってもリラックスして自然体でいられる、いい環境なんじゃない? ええ、大崎様が引退されてからどちらかというと不遇だったじゃないですか。それがやっと報われたと思える状況になって、ええ、よかったなあって思ったんです。

でも、蒔乃の出世を妬む女中たち、さすがにやっかみも酷くなって、風当たりも相当なもの。悪い噂をたてられたりしてね、と、それをそれとなく気にしてくれている菜々緒が頼もしい、そんな風に思っていたら、ああ、蒔乃その人を不審に思う人もあって、それが上司の高橋様だからもう大変。菜々緒がそれとなく庇ってくれたはいいけど、でも菜々緒も蒔乃の正体、表向きのプロフィールと実際の蒔乃の行動、言動、持っているスキルが違いすぎる! 疑いを持ちはじめているというんですね。

蒔乃を探ろうと動き出す菜々緒。そして蒔乃の手紙の差し出し先! まさかの外国船!? 幕府の内情を大奥から探るために潜入している、それが蒔乃の任務だっていうのかい? いやいや、まだどうだかわからない。でも、一気に状況きな臭くなってきましたね。ええ、風雲急を告げる、まさしくそんな状況になってきて、ああー、不穏、なんか心配でならないですよ。

2020年5月30日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号、一昨日の続きです。

まちカドまぞく

大変だった次元の狭間編を終えて、ようやく日常回帰なのかな? と思わせて、きっと違うんじゃないかなあ。そんな予感をさせる今回の導入。シャミ子の夢に現れる千代田桜。暗黒役所の復活とグシオンの復活? 小倉しおんのアップデートを頼まれるんですが、待って? 小倉しおんをバージョンアップしたら小倉しおんであって小倉しおんでない、グシオン小倉になってしまったりしないの? グシオン復活は嬉しいけど、小倉しおんが変質しちゃうのは困るなあ! なんとか双方生存してほしい。

そして学校編ですよ。杏里から誘われるケーキの食べ放題。シャミ子、ミカン、桃をまとめてシャミカン桃って呼ぶの、なんかいいですね。青春しようぜ、そういって、クラスの子らと一緒にケーキ店にいって、しかし桃はかなり店にダメージ与えそうな気がする。というか、桃めっちゃ大人気。大変だ、シャミ子、このままじゃ桃をとられちゃうぞ! ともあれ、今はそんなに状況に動きはない感じ。それとシャミ子の皿が柑橘類まみれにされてます。

『恋する小惑星』

スズがやたらテンションあげてきてますが、なるほど、初合宿。宿題合宿をやるわけですね。地学部の面々と、そしてスズが参加して、その中でもスズだけ異質なノリで大暴れじゃないですか。なんだそのYESとかLOVEとか書かれた枕。持ち込み品か!? やる気だな、もえもえ。

今回の天文トーク、自作できる望遠鏡っていうの、面白かったですよ。ドブソニアン。反射望遠鏡ですよね。大口径望遠鏡を手作りできる。とはいっても、凹面鏡とか必要だからそれなりには大変ですよね。ええ、なんだかんだいっても光学器械なんだって実感させられます。

小惑星探査の夢のため、望遠鏡など機材とか、揃えるための予算とか、そういう話しながらも、どこか明るく前向き、わいわいとチャーミングな雰囲気になるのがこの子たちの特別さを感じさせるところだと思います。

そして今回のラスト。おおー、スズちゃん……。アオどころか馴染みのあるはずのみらまでひかせるとは、さすがですよ。

『mono』

奥戸隠神社に向かうその道程。最初はゆるやかな登りだったのが気づくと結構な傾斜になっていて、でもここまできたら引きかえすに引きかえせない。この気持ちを図解してまで伝えようとするの、本当におかしくて、このニュアンス、このテイスト、実にこの漫画らしいものありました。

そして今日こそ戸隠そばを食べます。でも普通には食べないんだ。まさかの打つところからやります! って。こういうノリもこの漫画の持ち味ですよね。なんでもやってみる、なんでも試してみるみたいなノリ。それが今回はそばに現れて、これ、大人チームと高校生チーム、どっちかがそば打ち失敗しちゃうみたいな展開になっちゃうの!? ちょいと心配しましたらですよ、おおっとどっこい、よかった! 双方大成功じゃないですか。

自分で打ったそば、おいしいんですよね。ええ、今回のエピソード、そば食べたい欲をごりごり上げてくれました。まいったなあ。こんな時間からそばは無理っすよ。

『紡ぐ乙女と大正の月』

ああ、唯月の輿入れ話、回避できましたね。夜、唯月の部屋に忍びこんでまで話をしにきてくれた紡です。どうすればいいかはわからないながらも、諦めてしまっている唯月のこと励まして、その背を押してというのね。ええ、紡、唯月のこと大切に思ってること、それがよく伝わる、そんなシーンの連続だったと思います。未来からきたということ、唯月に明かすところもいい。自分がこの時代の常識に捕われていない理由。あまりに突飛な、それこそ嘘だと思われてもおかしくないことだけど、唯月は信じてくれた。唯月が紡のことを信じるに足るだけの信頼、それを知らぬ間に勝ち取っていたっていうことなのでしょうね。

そして、紡が唯月にいったこと。ああ、もう家族だと思っているというその言葉、唯月の一番欲しいものだったのですね。涙を流す唯月は、これまでずっと大人びた表情見せてきたこの子からは、まったく思いもできないほどに無邪気で、素直で、ずっと抑えつづけてきた本当の唯月が、年相応の女の子としての唯月が溢れ出たと感じられて、またこれは、紡の前では自分を偽らなくてもいい、演じ、壁を作り、本心を覆い隠さなくてもいい、そう思えるまでになっていたということなのでしょうね。

唯月の父への直談判。はたしてどのような結果に? ハラハラしながら読みました。わからず屋と思われたこの父の、でも大切にしている思いに唯月は触れたのかも知れません。唯月に向けた言葉こそは硬く冷たく響くものの、その奥にはなにかやわらかく融けた、そんな思いもあったのかも知れませんね。

しかし、紡に対し歯止めのなくなった唯月がすごい。まさか一緒に寝ようって。そんなに無邪気そうな表情で!? さらにべったり寄り添っちゃって! と、こんなことの起こってるそばで、紡の持ち込んだ写真に変化が……。ああ、紡が唯月に関与したことで、自分に繋がる可能性が息を吹き返した? ええ、物語が動いていきますね。けれどしばしは彼女らの学園生活、その様子を見守りたく思います。ええ、このしあわせな時間が続くこと、それが嬉しいのです。

2020年5月29日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年7月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年7月号、発売されています。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。これ、どういうイラストなの!? 空から降りてくるUFO、エイリアンクラフトに連れ去られる榊医師を見る山下ナースと影山医師! 昔の映画ポスターみたいな雰囲気あったりして、このおかしさ、さすがであります。『らいか・デイズ』らいかはアダムスキー型の模型を棒の先からたらして楽しそうにしてるのも面白い。『小森さんは断れない!』しゅりは、これまた昔風? 特撮っぽさある異星人でありますよ。なんかレトロな感じ。なんか楽しさに溢れてていいですよ。

『おしかけツインテール』

重い女、白鳥美代! めちゃくちゃ面白い。塾の春期講習に由利を誘ったけれど袖にされた。それで御冠。とばっちりなのか? それで花梨に御鉢が回ってきて、ほんと、どんな面当てなのか。けど、この子、好きなんですよ。前髪ぱっつんが好きなのかも知れない。髪をシニヨンに纏めてるのも可愛いと思う。でもって加えて塾での情景! 稲田生徒会長! 最高じゃん!

なにがおかしいって、稲田の認識、由利のこと『勇者特警ジェイポリス』OPを歌う女として覚えておるのか。でもって、ジョイポリスとか大声で話してたら、他校の男子が唐突に夢を語りだす。最高だよ。ナカモト氏、最高だよ!

今回、美代の気苦労あり、そこに気遣う花梨の優しさありと、この友情? 思慕? 交錯する思いが実によかったです。ファミレスでね、花梨と話す美代の表情。その豊かなること実に魅力的で、ああー、どれだけ由利のこと好きなのでしょう、この子は! ええ、由利の隠していたこと、それもまた素敵でした。ふたり、本当にいい友達(?)なのだと思ったのですね。

そして今回気にいったの、稲田とナカモト氏ですよ! おお、おお、ジェイポリスについて語り合う夢、かないましたな! ナカモト氏! と思ったけど、これ、ナカモト氏の夢見たとおりなのかい? ほんと、容赦ない稲田氏のジェイポリス語り。最高でした。もっと見ていたい。

『ネコがOLに見えて困ります』

めずらしくミコトがピンチですね。月曜提出の宿題のこと、すっかり忘れてしまってた。期限は明日。量はたんまりある! 頑張ってやっつけないと! 必死に取り組むミコトなんだけど、容赦なくかまってもらいにいくOLさんが実にいいんですね。ネコ姿、人姿、それが切り替わるのいいですね。ミコトが見てないとネコ姿。ミコトが見てると人姿になるんだけど、人姿でネズミのオモチャくわえて甘えてきてとか、これ、結構な大威力。ええ、ものすごくチャーミング。宿題がはかどらないミコトは気の毒だけど、なんだかそれでも楽しそうないい情景でしたよ。

兄ちゃんの気分じゃないOLさんもいいですよね。あのジタバタぶり! ほんと、すごくいい。そしてしあわせそうに眠るOLさん。そうか、ミコトは気の毒でのけられないか。兄貴さんが助けてくれたんですけどね、それでミコトの血流が改善して見事に熟睡! いやもう、最後の最後までミコト大変そう! でも、あの気持ちよさそうに眠ってるミコトとか、激可愛いかったですよね。

『となりのフィギュア原型師』

犬飼いたくなった代表。速攻で止めにはいる男性陣、めちゃくちゃ面白い。斉藤がお父ちゃんみたいになってるのがおかしいですよね。ちゃんと世話できる? 危ないものとかあるから、きれいに片付けできる? それで黙っちゃう代表ですよ。半藤がなんか哀れんでるの、うん、気持ちわかるわ。なんかしょぼんとしちゃってるもんな。

はぐの反応もおかしい。するめをあげるっていうの、食べるの? と思ったら、ザリガニ釣ってこいってか! まさかの展開やな、おい。ほんと、この工房の人たち、マイペースすぎて最高です。

猫派の斉藤にかけられた嫌疑とかも実にいい。まさかの、思い上がるな。すごいな、そんな反応、なかなかないよ? そして犬派の半藤。厳しくも愛情溢れた犬トーク。それに感化されて造形に走る代表。おっかしいよなあ。資料を調べると帰ってこられなくなるからって、うろ覚えで作っちゃったか。で、デキの悪さにダメージ受けてるよ! ほんと、なんだろうこの展開、このやりとり。おかしくてたまらんです。

迷い犬が現れてからもいいですよね。飼い主が迎えにきたらさ、犬を囲んでデッサン、造形大会が開かれてるっていう、あのなんともいえないシュールな感じ。ほんと、犬を囲んだおかしな面々。ワンコの感想も聞いてみたいところです。

それとですね、ワンコ、リョウタロウの飼い主ですよ。めちゃくちゃ可愛いじゃん! 最初、男の子か女の子か迷ったけど、いや、男の子でもいい! 再登場願いたい! と思ったら女の子だったーっ! 再登場願います。

『ローカル女子の遠吠え』

東部メンバーの様子、なんともいえない面白さありますよね。なんかよくわからない動きしている水馬。エクソシスト!? いや、トレーニングしてるのん? ぱっと見には見事な奇行ですよね。それ見て、もったいないっていう天道。けど、そんな天道にいいことばかりじゃなかったと自分の経験を語る水馬ね、こういうビターなところ、この漫画の面白いところで、美点だと思うんですね。ええ、水馬の経験してきた苦さ、それはなにか胸元に突き付けてくるような鋭さあって、それが沁みる。ええ、水馬がというかこの漫画がというか、大好きですよ。

東部女子たちのトーク、ICカードの関所のたとえ、これで雲春を驚かせたい、その顔を見たいとかいう話になるのもよくって、さすがだな油野さん。悪い女だよって、でもこうしたところもこの人の魔性感を強めていますよね。

東部メンバーのいいところ、ラストに富士山見ながら焼きそば会やってるじゃないですか。こういうとこの、どこか肩の力抜けているというか、気を張ることなくつきあえる仲であること見せてくれてるようなとこ。美人とか魔性とか、そういうのから解き放たれてるの? それが心地よい。ええ、なんか自由ですよね。それがいいんですね。

さて、久々の『恋は地獄車』読み切りですよ! そうか、電子書籍で完結巻が出るのか! めでたい! その暁にはこの読み切りも含めてくれよな! くれるよね? まさか収録されないとかないよね!?

久しぶりに読んだ地獄車、強烈でした……。ローカル女子もたいがい個性的な面々揃ってますけどさ、万里子のインパクトはりん子を軽々と超えてくるな……。さらに妹千歳もたいがいで、常識枠だったはずなのになあ。ほんと、高橋くんとかめちゃくちゃ懐かしくて、嬉しくなってくるんだけど、そのキャラクター? その奇行? そのインパクト? 久しぶりだと強すぎて圧倒されてしまう。さらには最後のカズ君! 変態が過ぎるよ!

いやもう、すごい威力でした。

2020年5月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号、発売されました。表紙は『NEW GAME!』、雨の日の情景、ひとつ傘の下の青葉とひふみです。この傘、魚模様! 水族館みたいでいいですね。傘の骨の先にはサメのモチーフ? サメリュックのあの子も満足の一品だ! 青葉とひふみ、ふたり揃いの黄色のレインコート、これもパッと目をひく鮮やかさあって魅力的。そしてなにより、一本の傘を寄り添うようにしてふたりで支えているふたりの姿、その表情、それが実にチャーミングなのですね。

今月は新規ゲストが5本です。

『生徒会からは以上です。』

面白そうな前提作ってきましたね。主人公は、白昼夢学園の生徒会長、天海七花。超能力が存在する、そんな世界で、超能力者を集めた学校のトップに君臨するのが彼女だ! みたいな前振からの謝罪。そうか、七花さんは尋常じゃなくネガティブなのか。なんかいろいろ自信がないのだね。

この漫画。各自異なる超能力を有した生徒会メンバーという、ちょい飛び道具を仕込みつつ、ネガティブ会長をいかに守り立てるか、あるいは個性的すぎる生徒会メンバーがどんな動き見せるのか。見せ場に繋がりそうな要素、盛ってきているんですね。

そして生徒会の仕事のひとつが、生徒たちのお悩み相談。生徒会が個性的なら、きっと相談にくる生徒たちも負けず劣らずだろう。その悩みとは超能力を持つゆえなのか、あるいは超能力関係なく青春の蹉跌! 若者ならではの悩みとなるのか。どのようにも振っていけそうな幅があると感じさせられて、となれば今後の展開に期待もふくらもうというものです。

『みこへんげっ!』

展開のはやさがいいですね。初回でヒロイン崎えりかがなすべきこと、その説明が完了するのは素晴しい。その霊力をもって悪鬼に憑かれた人々を救うというんですが、冒頭のっけから唐突なスカウト受けて、なにも考えずに承諾。教室にいけば溢れる悪鬼憑き。とりあえず一番酷く侵食されている人を確保して浄化開始。変身から心の内? いや、本当に過去にさかのぼって問題を解決するというのか。ともあれ、事件はもう発生していて、その根本問題の提示から解決にいたるまでがすごくはやい。このテンポのよさは強みだと思います。まずこの前編で、これがどういう漫画で、ヒロインえりかとその補佐? スズラがどういう人物なのか、しっかり見せてくれた。ただ見せるだけでなく、事件解決とその後まで描いてみせてくれた。好感触でした。

そして、この漫画でなにを見せたいのか、そうしたことも伝わってきたように思います。少々耽美的な描写もあって、そして友達のいないえりかにも友達ができてという、この交流し広がっていく人間関係、そこにこそ見せたいものがあるんだと思ったのですね。となると、各要素のバランス配分がこうなるというのもよくわかる。ええ、いいバランス感覚だと思いました。バランスのよさがあるためか、読みやすい。各要素の向かう先がどこかわかりやすいから、乗っかっていきやすい。そうしたところも好感です。

『誕プレは魔法少女』

13歳の誕生日。朝宮優が欲したのは魔法の力。オカルト誌を頼りに魔法少女になる方法を試す優だけど、まさかこんな展開になるとは予想外。だっててっきり魔法の力が得られるものだと思うじゃないですか。

儀式によって出現した使い猫のチロがもたらしたのは、魔法の力ではなく、箱入りの魔法少女。あー、本当に魔法少女がプレゼントなのか! ええ、タイトルどおりの展開ではあったのですよ。でも、こうくるとは思わなかった!

この箱に入った魔法少女。優が変身ないしすることで、この子となって活動したりするのかな? と、そういうわけでもないのか。あくまでも優の魔法少女願望は果たされない! 箱入りの魔法少女、性格に難ありのはるかとの同居ものであるわけですね。はるかは修行の拠点を得られる。優は、憧れの魔法少女と近付きになれる。いや、むしろ所有? はるかは否定してますけどね! それぞれにメリットのある、そんな関係からスタートって感じでありますね。

『けも耳パラサイト』

昔、寄生生物のSFを読んだことがあります。アメーバ状の宇宙人が人の体内に寄生して、特異な能力を与えたり怪我の治療をしてくれたり。その宇宙人とバディを組んで、地球に潜伏する犯罪宇宙人を捜査する、みたいなお話でした。

この漫画にも寄生する生命体が出てきましてね、その見た目がけも耳。人に寄生して、その行動をも操るというのですが、取り憑かれたのが引きこもりの姉。社会に負けて心の折れたはずの姉が、けも耳つけて部屋から出てきた! 服装もしゃべり方もなんか違っちゃって、あまりの変わりようにショックを受ける妹! でも、地球征服の資金集めにまずは就職活動だ! ここで若干受け入れてしまいそうになるところ、これ、おかしかったですよ。

寄生生命体は異次元からきたんだそうですが、わりとちゃんとしてるというか、無理矢理体を奪うとかじゃなく、ちゃんと双方のメリット、デメリット説明した上で、許可もらってるんだ。寄生されても、記憶を読まれたりするのはアレだけど、完全に意識を支配されるとかじゃなく、頑張れば寄生体をむしりとったりもできるのな! はずせば完全に元通り。怠惰な姉には自動でいろいろやってくれるのがありがたい。妹からしたら、引きこもりの姉が社会復帰してくれる。寄生体には居場所ができる。このそれぞれにメリットがちゃんとあるの、寄生体の交渉上手さが光りますね。

『黒子さんはふざけたい』

生徒会長の黒子さんには秘密がある。実はこの子、妖狐であるというのですね。人にバレないよう人の世界で3年過ごす、それが黒子が母から課せられた罰で、そしてバレないよう人の姿にバケるには鳥塚きぬの助けがいるというのですね。

鳥塚きぬ、名前から鳥の妖怪なのかと思ったんですが、どうもそうではないみたい。霊力が強いこの子から、接触でもって霊力を補給しないと変化が持続しない。霊力切れに加え、気を抜くと、集中が切れると耳が出るとか、いろいろ問題ありありな黒子の潜伏生活。いやしかし、黒子が妖狐とバレることできぬにどんなデメリットがあるのだろう。黒子は母の許しが得られない。でもきぬは? ただの優しさで、あるいは友情かなにかで、心配、ストレスを感じながらも協力してくれてるのかな? だとしたら、きぬさん、いいやつだなあ!

きぬ、なんだかんだいって黒子のこと好きなのがわかるの、それがよかったです。で、それがわかってるから黒子も甘えちゃってる、そんな風にも見えるんですね。なんだかんだで、お似合いのふたりなのだと思います。

2020年5月27日水曜日

書店が早仕舞しててオリジナル買えなかったので休みます

書店が早仕舞しててオリジナル買えなかったので休みます。

2020年5月26日火曜日

オーバークック

 やっと遊びましたよ! 『オーバークック』。簡単にいうと、キッチンスタッフになって客注をただたださばいていくゲーム。マルチプレイ可能! シンプルな操作、わかりやすいゲーム性。調理という、たいていの人がそれなりに経験したことのありそうな題材で、分担分業の協力プレイ。調理こそはかなり抽象化されていてリアルさからはかけ離れているのですが、別にそういうリアリティを追求するゲームじゃないんだからそれでいいんです。むしろリアルじゃないからこそ面白い。トリッキーなキッチンレイアウトのせいで、動線が無茶苦茶にこんがらがる。遅々としてはかどらない調理作業は作業者の注意をこれでもかと削ぎ、恒常的に足りない皿が混乱に拍車をかける。もうパニックといっていいくらいに大騒ぎしながら、なんとかかんとか注文をさばいていくというのが実際にプレイしてみた感覚であります。

このゲームのいいところ、それは操作が簡単という点だと思います。移動に左スティック。あとはボタンふたつで必要な動作がまかなえるというシンプルさ。このおかげで、普段ゲームをあまりしない人でもとっつきやすくなっている。最近のゲームって大量にボタン使うじゃないですか。上面にボタンが4つあって、左右人差し指で各ふたつ。合計8個のボタンを使い分けた上で、スティック押し込み! みたいな。

でも『オーバークック』は簡単。持つ/置くがAボタン。野菜を切ったり皿を洗うのにXボタン。以上! わかりやすい! おかげで、普段あまりゲームをしていないと思われる相手でも、慣れないながら一緒に楽しく遊ぶことができたので、これ、盆暮れ正月などの帰省時期に遊ぶゲームとしても大合格です。

操作は簡単。クリアも最低限でいいならそんなに大変じゃない。けれど、星みっつを獲得しようとしたら、結構綿密に計画して、きっちり作業分担、効率よくコトを運ばないといけない。そんなゲームでした。それこそPDCAをまわす。みたいな気概で取り組むといい感じ。まずは威力偵察、わからないままプレイしてどんなステージかを知ることからはじめて、どこが混雑する、ボトルネックになるかわかってきたら、その解消策を提示して試す。うまくいったら次の問題に移り、うまくいかなかったら再度改善策を出しあう。自然とそんな感じのプレイになるんですね。

プレイ中は、慌てない、騒がない、人のせいにしない。これが大事。移動する時、なにかする時は声出し重要。意思疎通を大切にしないと、作業がバッティングして無駄になったり、互いに邪魔しあうことになったりするので、人に任せる時はもう全部信頼して投げておく。また自分ひとりでなんでもかんでもしようとしない。そうしたことを学べるのは素晴しいなと、ほんと、感心させられましたよ。

自分ひとりでなんでもしようとしないというの、これ、ほんと大事なんですよ。例えば、料理ができたら皿に受けて客に出す。その、皿に受けて客に出す係になってる時に、ほら、どうしても暇な時間ができるじゃないですか。料理のできあがるの待ち。さらにはその前段階である材料の下ごしらえ完了待ち。そこで自分が暇だからといって他の領域に手出しするとですね、たいていなにかしら破綻するんです。これ、びっくりしました。暇だったはずなのに、他の作業にとりかかると、もともとの領分で仕事が発生、一気にそれが積み上がって、全体の仕事がまわらなくなるんです。

料理ができあがった! なのに皿がないよ! あーっ、皿係が厨房にいよる! 慌てて鍋係が皿をとりに走って、そうしているうちに鍋が火を吹きそうになってーっ! みたいなカタストロフに陥っちゃうのね。ほんと、ちょっと暇ができたからといって持ち場を離れるの、駄目! 絶対! これはすごい学びでありました。

その時その時で臨機応変に動く必要はあるんです。けれど基本貼り付いていてもらわないといけない役割もあって、貼り付き役と遊撃役と、それを意識しておかないといけないんだなあ。なので黙々とひとつのことをこなすのに長けた人は貼り付き役に、手の足りないところ見つけてはヘルプにいっちゃう人は遊撃役にと、性格に応じた割り振りできると成功率はあがりそうですよ。

とりあえず初回、3人プレイでざっと数ステージを遊んでみまして、これは大人同士で遊んだ方が面白いゲームやな、っていうのが大人ふたりの共通した感想になりました。子供が駄目ってわけじゃないんですが、きっと子供が増えるほどにカオス度高まって、大人だけのプレイとはまた違うフィールになっていくんだろうな。ええ、参加者の傾向でフィールががらりと変わりそう。そんなゲームでもありました。

2020年5月25日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年7月号、昨日の続きです。

『観音寺睡蓮の苦悩』

ニューフェイス、登場だそうですよ! ちんまりキュートな有明牡丹。紫陽花、椿からぼた姉と慕われているお姉さん。とはいうものの、階段の段差ふたつ分くらい睡蓮より小さいの。背が低いこと、気にしてるんだな。でもまさかこの人と睡蓮が対立するだなんて!? まったく予想しなかった展開していって、牡丹が最近睡蓮にべったりの紫陽花、椿に嫉妬はなるほどだけど、そうか、睡蓮もお姉ちゃんポジションでふたりに愛情向けられている牡丹に嫉妬しちゃうんだ。

しかし、この後の対決ですよ。勉強からスポーツから、なにからなにまで圧倒的な睡蓮。この一連のできごとを通して牡丹のこと理解しつつある睡蓮がいいですよね。このくだりがあったからこそ、この後の牡丹のこと受け入れる睡蓮の開眼、これが効いてくるんだろうなあ。そんな風に思ったのでした。しかし睡蓮、ほんとにこれでいいのか。どんどんカップリングの可能性、広げていくわけですが、この人のツボってのもなんだかわかってきましたよ。

『ねことちよ』

めちゃくちゃ面白い。こないだの植木ですよね、雨の日、カーテンの隙間から見守ってるねこがですよ、突然あわててコタツに潜り込むのね。なんで? どうしたどうした? そう思ってたら、ああー、雷ね! ゴロゴロいうのが怖いのね! でも強がっちゃって、ちよがぎゅってしてあげるっていっても、怖くないからって拒否するんですね。コタツの中で!

お隣さんのふみさんがクッキーを持ってきてくれました。そしたらこれがまた面白くって、いや面白がっちゃいけないな。この人も雷、怖いんだ! 突然の停電に、クッキーの箱をぎゅーって潰しちゃって、このくだり、途中まで一緒に叫んでたねこなのに、おかしが潰れるのに気をとられて停電のことすっとんでしまってるよね! ほんと、おかしかったです。

ゴロゴロと雷が鳴って、それでちよにすがりつくふみですよ! ちよびっくり、ねこも茫然。いやもうここからの展開もとてもよかったです。ちよの包容力。にこにこと慈愛に溢れてる! と、ここで発揮されるねこの独占欲! いやもうほんとに可愛い。本当に愛らしい漫画です。

『桃ノ木家の四姉妹』

金欠に苦しむミツです。好きな漫画の新刊が出たのに、お金がなくて買えない。というか、浪費の結果か。そりゃあしかたないなあ、と思ったら、瑞穂がそっと千円を差し出すのな。え? なに? あげちゃうの? 人がよすぎない!? と思ったら、これ、危険な誘惑なのか。貰っても危険、借りるのも危険。あの後先考えなさそうなミツが、借りると後でろくでもないことになるに違いない、先のことで警戒するレベルの危険なのか。すごいな、瑞穂。

いつもと違う帰り道、知らない書店に寄ってみたふたり。そこで出会った店員さん、小牧さんがちんまりデコっぱち、子供店長、最高だと思った。なんと20代! 本当、素晴しいです。しかもこの人、一葉の高校時代の先輩だったんですね。

いろいろと横柄? そんな印象もある子供店長、いや、バイトなのか、小牧瑠美。一葉のいわゆる黒歴史を妹たちの前でバラしちゃったりね、酷いことする人だ! でも、一葉のこと心配してくれている。一葉のあやういところ、ちゃんとわかっていてくれる。そんな小牧の一葉にかけた言葉、それがよかったなって思ったんですね。

この人、今後もちょくちょく出てくるのでしょうか。だとしたら嬉しい。ええ、楽しくなりそう。いいキャラクターだと思います。ところで、パンダと呼ばれてた書店の店員さん。この人もちょっと気になります。

『あいらいく俳句』

ものすごいカオス! わびさび部に突如届いた12万円の催告書。借金とかしてたっけ!? って、あれか、以前試着して服を破いたことあったアレ、チャラになってなかったんか! 怖ろしいな。この漫画、そうとうなギャグ、コメディ寄りだから、たいていの破損、破壊の類は勝手にチャラになるもんだと思い込んどった。そうか、全部、ちゃんと残るんやな……。

返済を催促されても金はなし。それでバイトしようっていうのですが、頼る先がいつぞやの焼肉屋! で、そこで再会したのが演劇部のお兄さん! というか、また女装してる! あの時に目覚めたのか! えらいことなっとるな。しかもお兄さん、焼肉屋店長に惚れてるというのか……。もう、ほんと、めちゃくちゃなことになってる。ところどころに差し込まれる、店長に向けた兄の熱視線。もうたまりませんでしたね。最高です。終盤、傷ついた兄を抱き締める店長、もうナイスカップリング反応でしたよ。

今回、わびさび部の財政危機を救うことになった、肉には目がない大富豪、肉山歩豪。やたらキャラが濃いこの人。まさかあいにママ味見出してしまうとか、ほんとものすごい展開してみせて、カオスじゃ……。本当にものすごい展開でした。でもって、きっと、この人も準レギュラーみたいな感じで今後も登場してくるんだろうな。ええ、もう覚悟はきめました。なにがきても受け止めますから、どーんとカオスをぶち込んできてください!

2020年5月24日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年7月号、昨日の続きです。

『スローループ』

のっけから魂抜けたようになってる小春。なにかと思ったら、夏休み終了目前の恒例イベント、宿題が終わってない! ってな状況に陥ってるんですか。宿題に追われてるのは小春だけ? と思ったら、ひよりはひよりで無心? というより空白な心で俳句づくりに取り組んでいる。そうか、苦手か……。苦手なんか……。

勉強の息抜きに、というのでひよりがくるくるを提案するんですね。くるくる? なにそれ? と思ったら、フライづくりなのか。タイイング。釣り針に糸をくるくるってやるから、くるくる。わかりやすい。それで結構しっかり作り方をレクチャーしてくれるんですが、これ、難しくない? なるほど、毛ばりのケバケバってこうやって作るんだ! 納得させられたりするところもあったのですが、さあ道具は貸してやるからやってみろ! っていわれたら、無理かも……、みたいになりそうで、ゆっくりでもちゃんと作れた小春、結構すごいんじゃなくって?

そしてこの毛ばりづくり。くるくるがひよりにとっての大切な思い出になっているという話。これがすごくいい話でね、今はすっかりクールビューティの恋ですけど、じょうずにまけないっていって泣いちゃったりした時代があった。でもその時のうまく作れなかったフライをちゃんと大切に保管しているひよりもね、本当、これをどれほどに大切に思ってきたかわかろうもの。それは大好きな友達からのプレゼントだからっていうの、あるいは大切な友達の思いそのものだからでしょう。ふたりの積み上げてきた時間や感情、いつくしみ、それが感じとれるように思ったエピソード。素敵でした。

『球詠』

合宿前の練習試合。新たにチームに加わったピッチャー、川原光。この人のピッチングを見ようという登板に、ヨミがめちゃくちゃ意識してるのがおかしくって、冷や汗だらだら、どんだけ警戒しとるのん!? いやもう面白かったです。しかし、これまでいなかったタイプの投手です。制球甘く球威も低いがバリエーション豊富で緩急あるピッチング。なるほど、駆け引きでもって戦う、そんなタイプのピッチャーになるわけだ。そして攻撃では、見事なフルスイング見せつけて、そしたら今度は希がめちゃくちゃ意識してきて、いやあ、光の入部であちらこちら刺激されて、いい影響出てそうですね。いや、まあ、希は力みすぎて、みたいな結果になってましたけど。

ヨミ登板も面白い。というか、この子のマウンドのあのポーズ、なんか面白いよね。だいぶ好き。そしてヨミが試したいというアレ。というか、顔が怖い。いったいどんな球が!? と思ったら、見事なすっぽ抜け! ほんと、めちゃくちゃ面白い。それだけ光の存在を意識しちゃってるんだなあ。さらなる幅、可能性を自分の中に見出したい、そんな意欲がひしひしと感じられて読者にとっても刺激的でした。

今回の練習試合は、ヨミの球を見切る選手はわりかしいるということ。強豪校の存在感ですよね。それを意識させられて、また同時に新越谷も結構いける。ええ、未来への可能性も開いてくれた。そんな抜けるようなすがすがしさある回でした。

『はるかなレシーブ』

成美のビーチバレー日本一にかける思い。その根源となるエピソードが語られて、ああ、転校した先で孤独だった自分を救い出してくれたかなた。けれどかなたとはチーム解消することとなって、そしてかなたの母との果たされることのなかった約束。それが棘のように胸に残ってしまった成美。その苦しみを越えるために必要だったのが、日本一を勝ち取るという決意だったというのですね。

たとえ相手がかなたであっても決してゆずりはしない、成美の決意と、食い下がって食い下がってなんとしても勝ちをとりにいこうとするかなた。ふたりのこのせめぎあいは息詰まるようで、圧倒的な強さ見せる成美に、ここにきて伸びを見せるかなたの可能性。ほんと、このふたりの関係、そしてそんなかなた、成美を見守りともに戦うはるかの思いもノッてきて、実に熱い終盤の攻防。もうたまらないですよ。

『ちょっといっぱい!』

面白い子が出てきたなあ! なんかちんまり元気な子。ええと、ギャルってこういう感じなん? 日焼け? 金髪? おそろしいほど前のめり。なるほど、バイト志望でありましたか。星野エリカ、春から高校生。おそろしく活発、おそろしく前向き。独特な言語感覚もあいまって、大丈夫なのかこの子!? 若干の心配、不安もよぎるけれど、話を聞けば聞くほどに、悪い子じゃないなってわかってくる。そんな人懐こさあるの、これ、好感触でありましたよ。

しかしこの子、オタクなのですな。売り子としてコミケに参加したりしてるのか。なるほど、ママの友達の手伝いなのか。それで、それで、ちょっとネタが古いんだな……。よろしく……、よろしくメカドックは、君のお母ちゃんの世代じゃなくなくなくない? そしてエリカの祖父がこはる屋の常連で、これまでいろいろこの店のこと聞かされてきた。それで興味があったっていうんですね。

なんだか面白くなりそうな子です。最初は戸惑い隠せなかったもみじも、それと店長も? この子の溢れんばかりの好き好きオーラに、しまいにはすっかりほだされちゃって、ああー、ほんと楽しくなりそう。他のメンバーともはやく引き合わせて欲しいですね。どんな反応、どんな展開があるんだろう。それが心待ちですね。

2020年5月23日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年7月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年7月号、発売されました。表紙は『スローループ』。パーカー着た小春が、釣竿手にして座ってる。そのちょこんっといった感触が、この子のコンパクトさ、キュートさ、押し出していて実にいいと思います。見た目はすごく女の子っぽい小春だけど、帽子がね、この子の活発な一面をほのめかすワンポイントになってる。またその笑顔、ちょっといたずらっぽい? ええ、可愛い、いい表情だと思いました。かたわらに書かれたキャッチフレーズ。かわいい! 楽しい☆ 美味しい♡ というの、なんだか釣り込まれるものありますね。美味しいがきちゃうの、これがなんか面白いんですね。

今月は新作ゲストが3本です。

『ゆめぐりっ!』

なるほど、湯を巡るからゆめぐり、なんですね。実家が銭湯やっている花街ゆの。隣のクラスの子が所在なげにうろうろしているところを見かけて声をかけてみたら富士山を探しているという。富士山といえば銭湯。それでゆのの友人、温希がゆのの家の銭湯に迷子の久遠院さんを誘って、そして皆で一緒にお湯につかるというんですね。

銭湯ははじめての久遠院。わからないこと沢山で戸惑いながらも、壁画の富士山、大きな湯船、皆で湯につかってくつろぐ楽しみを知って、そして仲良くなっていく。途中、久遠院では長いからと名前、巡と呼ぶようになって、そして最後にはもうすでに友達だっていう。続きものの導入思わせる、そんな感触もあるお話でした。

最後に、また3人で湯めぐりしようっていって終わるの。めぐるというからには、ゆのの家の銭湯だけでなく、他の銭湯にいってみたり、あるいは温泉とか、そういう発展性があるの、エピソードを重ねていきやすそうに感じました。ただお湯の紹介になるのではない、この3人ならではの広がり。それを積み上げていったらきっとなにか特別なものになっていく、そんなことを思ったのですね。

『ギャルが図書室に来ちゃダメですか?』

こちらも長く続くお話の導入感ある一話ですよ。学校の図書室、カウンターで静かに過ごしたかった図書委員の相原栞。なのに一番苦手というギャルがきてしまって、脳裏をよぎるのはかつての嫌な思い出。自分の居場所が侵食されちゃう! やたらと警戒するっていうんですね。

しかし、栞さん、ギャルが本を読まないっての、偏見ですよ。たくさんの本を持ってきたら本でドミノ倒しする気が! って、いやいや飛躍も飛躍だけど、ギャルはドミノ倒しするものなんですかい!? けれどこのギャルの人、予想外にも原稿用紙を前に黙々と書き物はじめて、気になる、見たい、知りたい、けれど近づくこともかなわずにいて……。

この子、小説書いてたんですね。なのに原稿を忘れて帰ってしまって、それを栞に読まれてしまって。自信がなかった。恥ずかしいな、面白くないしっていうこの子に栞が面白かったという時の表情、決意に溢れたその感じ、これがよかったんですよ。思いきった。いわずにはおられなかった。そんな感情が先にたって、ぐいっと前に出るしかない、そんな思いの先走り。

かくしてふたりは友達になってというの。この一連のことで、ふたりそれぞれになにか壁を越えた感じがするんですね。

『もとドル。』

アイドルを引退した音色かれんは、中元千咲として目立たず地味に学園生活を送りたいのだけど、自分のこと元アイドルと気づかれてしまって、しかもバラされたくないのにしつこく元アイドル元アイドルって呼ばりたりして、この空気を読まない井萩さん。ウザいと思っちゃダメですか!?

でも、なんだかんだで、それなりににつきあってますよね。バラされちゃ困るからか目を離せない、常に近くにいようとしてる? それがために素の自分で話せるみたいな関係になってるじゃないですか。さらには井萩のこと、顔整ってるだ肌きれいだとかいっちゃって、その様子、委員長に恋愛関係!? って誤解されちゃったりなんかして、ともあれこの最初は相性悪そうだったふたりが、なんだかんだで話せる間柄になっているところ、これは悪くなかったって思うんですよ。

そして、千咲、委員長のことその魅力でもって虜にしてしまって、ああー、こういう感じで元アイドルとはバレないながらも学内ファンを増やしていく方向性? いいのではないでしょうか。

井萩が空気読まないっていってましたけど、千咲も負けないくらいに押しが強かったりする、そうしたところ強さのバランスがとれててよかったと思いました。あと、委員長。この子、最初からずっと振り回されてますよね。ええ、この子が時には振り回すようなポジションにたったりしても、また面白いものが見られそうに思いました。

2020年5月22日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年7月号、昨日の続きです。

『みわくの魔かぞく』

ミラの祖母がやってきて、三世代にわたる家族団欒でしょうか。そんな中、やたら美形だったりダンディだったりに変身してるパパがおかしくて、ああ、これ、ツッコミ待ちなのか。ミラに冷たくあしらわれて、魔王といえど娘には弱いのですなあ。

ミラの祖母ミサとビーストのビーちゃん、仲が悪いんですね。それこそ顔見かけただけで蹴りいれにいくレベルでなのか。いきなりの暴力沙汰見てもまるで動じないミラ、すごいな。すっかり慣れっこだ。吸血鬼とビースト、ふたつの種族はもともと不仲で、今では互いに強調しあったりもしているけれど、ミサとビーはそうじゃない。喧嘩することないってわかっててもいがみあってる、そんな感じだっていうのですね。

今回、ビーが持ってきた不思議な箱。これ、魔王が封印していた、ミラの母の好きだった景色なんだ。母の思い出の場所に立って、母からのメッセージが吹き込まれたカセットテープを手にして、ええ、ここはミラにとって、ミラの母にとっての大切な場所。そんな場所であってもいがみあっているミサとビーにきっぱり説教したまいがよかったなって思ったんですね。ミラのことを尊重している。誰かが大切にしているもの、それを自分も大切にしたいと思っている。そんな共感、優しさというものが感じられた。ええ、いい子ですよ、この子。

今回の話は、ミラの母との関係において大切なエピソードですよね。それと同時に、まいにとっても大切な回であったと思われて、ええ、こうして少しずつミラの知らない自分を開いていく。そんなまいの一歩前進みたいな感じ。悪くなかったです。

『JKだって落語がしたい!あなざー!!』

ええと、あなざー? 先月ゲストとして登場したこの漫画ですが、これは前回とはまた違う高校での話。内気な女の子末広いくみが、ひょんなことから知り合った落語少女、鈴本京子の落語に触れて、ええと、ちょっと強引に聞かされたって感じではあったんですけど、最初はいろいろ戸惑いながらも、京子の表現する世界に引き込まれて、自分もこんなふうに思いを伝えられるようになりたい! 新しく知った世界に踏み込んでいくことになったというのですね。

この漫画、今回はあなざー。じゃあ次回はもああなざー? あるいはふたたび天神みかたちの落語部に立ち戻ったりするのかな? いずれはあなざーと本家? このふたつの落語部が出会って、みたいなことにもなったりするのかも知れませんね。こうして、いろんな部、学校、落語との関わり方が描かれて、時に出会ったりみたいに重なりあっていくような見せ方。こういうの割と嫌いじゃないですよ!

『社畜さんと家出少女』

花火大会の出来事。ナルがくるまでホドの屋台の手伝いをしているユキ。そのかたわらで、やたら生き生きとしているミユがおかしくって、この子にとって呼び込みは天職なんですか? そのやたら充実している感じが、もうね、見てておかしくて、面白くって、もうこれだけで充分以上に楽しませてもらった、そんな感じがありました。

そしてほどなくナルが到着するとなって、ユキが浴衣に着替えます。この浴衣、ナルとホド、そしてアオの学生時代の思い出の浴衣なのですか。でも、アオ、売っぱらっちゃってるし! この残念感! 本人、まるで悪びれるところがない! このあっけらかんとしたところ、これはこれで美点なのかもなあ。しんみりとする思い出も、この人がいたらカラッと乾く。そんな感じ。涙だって速乾だぜ! みたいな感じ。ええ、乾燥機みたいな人ですよ。

かつて自分が着た浴衣を身につけたユキを見て、心底感動してるナルがおかしかったですよ。ええ、きっとこうなると思ってた。で、ちょっとホドが嫉妬してる? いやあ、でもその本音をぐっと抑えて表には出さない。この屈折よ! 小出しに素直に出していってもいいんじゃない? と思うけれど、それをしないのがこの人なんでしょうね。そうして、ちょっと遠慮して、好みの浴衣もナルに譲ってね、そんな不器用なホドさん、結構好きですよ。

ナルとユキそしてミユの3人でまわる屋台。スーパーボールすくいにナルの人生をかけてみたり、そしてろくに当たりの入ってないクジにあえてハズレを狙いにいったりと、このはっちゃけた時間から、ともに過ごす時間を慈しむかのようなユキの心情に深く分け入っていく。その描写に、この子の、そしてナルにとっても、今という時、そして互いのことをどれだけ大切に感じているかというのが伝わって、ええ、しんみりとさせられたのでした。

2020年5月21日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年7月号、昨日の続きです。

『六条さんのアトリビュート』

遠くの公園で風景を描こう、そういって六条さんを誘うこのみ。決め手はお弁当なんですね。現金というか食欲には抗えないというか、妙に人間味ある幽霊なわけですが、この六条さんのテンションの低さと、そして描きはじめたらしっかりきっちり仕上げてくる、その描くことには妥協しないといった感じ。それがこの子の芯のようなもの感じさせてくれていいですね。

今回は絵の知識、歴史というよりも、技術? テクニック寄りの話になって、なにを見せたいか、そのテーマによって描くものを決めるとか、あと水筆ペン。なるほど、それ、見たことある。結構きっちり美術ネタ、今回も健在だったんですね。

六条さんと一緒に絵を描いているうちに眠ってしまったこのみ。その夢に現れたのは、かつての父とのやりとり? 本当にこういうことがあったのか、あるいは父のイメージが夢の中で誇張気味に再生されているというのか。この父の姿勢、父の心残り? 今はまだよくわからないですね。でも、それらはこのみにとって大切な思い出あるいはひっかり続けているなにかであるのかも、そんなこと思わされる意味深な情景でした。

そして六条さん。風景画仕上げただけでなく、眠るこのみのことも描いていて、いやあ、これ、面白いっていってますけど、可愛くもありますね。ええ、いいコミュニケーション。いい思い出になりそうな一枚ですね。

『私を球場に連れてって!』

おお、海回ではないですか。しかし、いつもながらといいますか、煽り煽られの情景。のっけから埼玉は海がないといってレオナを煽るファル子。と思ったら、そうか、レオナ、プロ野球チームさえあれば海はいらないか。速攻で同意してるファル子、ああー、君ら似たもの同士だよなあ。

福岡の海を、海から豚骨ラーメンの臭いがするっていうレオナも酷いんだけど、これ、実際にタマがラーメン食べまくっとるのか。しかも海の家往復! 次から次へと食べるのな。ええ、実にタマらしい。というか、あんた、どこでもほんとペース崩さないな。

砂で作ったドーム球場、猫子とファル子、楽しい? 可愛い? とてもいい。そして水着に羽織ったユニフォーム。おお、猫子、可愛い。それぞれに気を使ったり使わなかったり、と思ったらやっぱり使ってたり、意外や度胸のないレオナが面白い。でも、最初の堂々とした姿、あれは素敵だったと思ったのですよ?

そしてファル子の復路ですよ。原付で帰るの? そう思ったら、いやあさすがに原付行は断念しますか。そらそうだよなあ! ほんとファル子、いらぬ苦労をしたものです。でも、やってみたかったんだろうなあ。やらねばわからぬこともある、とはいえ、途中で悟って引き返したタマ、この子が一番妥当だった……、いや最初から飛行機できたレオナが一番か。乗り物の選択ひとつで明暗分かれた三人でしたね。

『のむラリアット!』

また個性的な子が出てきましたね。と、それはいいんだけど、変態代表みたいな桃さんがランチランチってやたら可愛い登場ですよ。その笑顔、まるでメインヒロイン級! とか思ってたら、やっぱり途中から変態度あげてきて、ええ、それでこそ桃さんだと思います。

二年生が登場ですよ。星さん。ちょっとクールな人? 最初、どこかとっつきにくそうな印象持ったのですが、読み進めていけば全然そんなことない。運動全般に秀でていて、そして友人ありすのこと結構好きそうだ! あの、ありすが自分のこと褒めてくれてるって海音に食い下がるところ、あれ、ほんと可愛かったです。

というか、海音、なんでそんなヒール体質なんですか。思いっきり恵に釘刺されてるの、ほんとおかしかった。

そして最後に登場、ありすさん。おおう、ずっとロッカーに入ってたの! きっと部屋のどこかにいるとは思ってたけど、まさかのロッカー! 星のこと大好き、というか異様な執着感じさせる言動の光るお嬢さんで、すごい、あの桃さんが目を丸くして、二の句も継げずにいらっしゃる! ありす登場のあまりのインパクトに、言葉ひとつ出ない一年生3人。その様子、その表情、ものすごく面白かった。ほんと、インパクトすごかったもんな。

『初恋*れ〜るとりっぷ』

元気のないとわです。どうしたのか。いろいろ様子をうかがってみれば、どうやらラブレターもらってしまったらしい。モテる。中学の時からずっと。胸の威力かと色めきたつみかげがおかしくて、そこに加えてそらのあの言葉。ほんと、おもしろおかしい導入になってしまいました。

とはいえ、ずっと元気がないんですよね、とわ。なにか悩んでいる。ラブレターの相手が原因ではない。断わるつもり。でも、その好きな相手に思いを伝えるということ。それを自分はできていないという、そこに悩みの種はあるようで……。

ええ、そらに話を聞いてもらって、でもそれで楽になったと思っていいのでしょうか。気づいていないそら。結構、とわ、頑張ったと思うんだよ。とわの好きな相手、あきらかにそらで、好きな人に別の好きな人がいたらどうする? とわからの問い掛けに対するそらの答。ああ、これで気持ちが座りましたね。

かくして、そらを巡る恋模様。プリシオンに加えとわからも。その気持ちの通じる日はくるのか。その時、そらはどのように応えようとするのか。ここにまたひとつ、見どころができた、種がまかれた。そんな思いがしたのですね。しかし、今回、切ないトーン。胸に迫る情感。とわに気持ちが傾く瞬間でした。

2020年5月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年7月号、昨日の続きです。

『しょうこセンセイ!』

翔子に会いたい一心? 教師から研究者に戻ってもらいたいばかりに、翔子のもとにやってきたリベット。この子、結構強引なことしたりするのかな? そう思ってたら、いや、違うな、むしろ酷い目にあうポジションだ!

いきなりの迷子。さらに手持ちのお金がショートして、庭にテントを張らせてもらうことになったけど、手伝うはずの翔子もローゼスも見事にサボって! さらに加えて夜ですよ。翔子、シュラフを奪うって、いったいそれどんなテクニック!

とりあえず今回で、リベットがどういう子で、どういう位置付けで、みたいなのが見事に確立させられた。そんな感じがします。なんか、この子の活躍、楽しみになりますね。翔子も、ちょっとは手加減してあげてください。

『エンとゆかり』

鍵の魔物が落とした鍵。それは魔王の復活に関わってくるアイテムで、ロッソがその鍵を欲している。魔王の封印を解こうとしている!? なんで!? なにが目的なの!? そう思っていたら、今回ロッソを追いつめたあの女性。ロッソの関係者であることは匂わされてましたけど、まさかの姉でありましたか。しかも弟溺愛系!? なんか、ロッソが結構なうさんくさいおっさんですからさ、このアンバランス感、ものすごいですよ。見た目ちんまり美少女の姉。どうみても年上にしか見えないうさんくさいおっさんが弟。なんだこのふたり。でも、このふたりの会話で、魔王の復活を目論んでいるのはロッソではなく王都であること。ロッソの姉はその王都のもとで動いていること。いろいろ判明してきましたね。

とりあえず、ロッソ、姉を騙して鍵は死守。そしてゆかりは、いろいろ思い悩んでいるエンの話を聞いて、そしてエンを励まして、自分も前に進もうと、力をつけようと動き出すんだっていうんですね。まだゆかりの進む先はわからない。けれど、この子のこうした動きが悩めるエンにもいろんな影響及ぼして、いろいろ変えていくきっかけになりそうですよね。そうした訪れるだろう変化にわくわくとした気持ちがかきたてられます。

『ぬるめた』

サブタイトルに「邪悪」とあって、いったいなにごと!? 不穏に思っていたら、ああー、ちあきのことでしたか。人造人間くるみにいろんな改造をほどこすマッド系の女の子。うん、邪悪だね。邪悪だわ。でも、今回描かれたちあきの邪悪はちょっと違う。トランプして遊ぶ際に、感情にしたがって勝手に動くアホ毛でもってくるみの気持ち読み取って、ボロ勝ちしようっていうのね。しかも、くるみがアホ毛でいろいろバレてること気づいてない。それいいことにっていうの、ほんと、えらいハンデ背負わされてることに気づいたくるみが邪悪だって罵倒するのもわかる気がする。でも、こうやって思ったこと、しっかり言葉にして伝えるくるみ、いいと思いますよ。

今回の重要トピックは、アホ毛でバレるくるみの感情。そしてニット帽でもさきなの手でも抑えが利かないアホ毛の強さ! なんとまあ、グサッと刺さるのか。あのインパクト。ああー、せっかく勝つ気満々だったのになあくるみ! 意気揚々からやられたーに一気に変化するあの表情。それがまたこの子のチャームポイントであるのだけど、でもあからさまな弱点、そのハンデを背負わせたまま勝負するのは可哀想なので勘弁してあげてください。

神経衰弱圧勝に喜ぶくるみ、あれはめちゃくちゃ可愛かった。だから、ほんと、勘弁してあげてください。

『いのち短し善せよ乙女』

デモニカ、ついに魔界から追放! 最初に乙女の善行の阻止できなければ魔界への立ち入りを禁ずるといわれてるの、しっかり果たされるっていうんですね。いや、これはもう期待どおりってやつでした。

今回の一日一善はカエルで、でもカエルでなにをしたらいい? ほっときゃ達成できなかったかも知れない善行を、デモニカ、見事にアシストしちゃってますよね。乙女の善行を阻止すべく乙女の友人、夏芽を人質にとったまではいいけど、この時点で乙女の中に善行達成のルートが確信されちゃってるじゃないですか。しかも、ただカエルを渡されるだけにとどまらず、夏芽の隠された粗暴さがデモニカを襲う! ほんと、この散々な展開! ええ、デモニカ、完全に気の毒ポジションにハマっちゃってますよね。

今回も先生が大活躍。デモニカとの再会に鼻血でもって応えるその姿。いや、それ、悪魔の力じゃないから! そして夏芽と乙女の深まる友情見てまたも鼻血。ええ、先生、素晴しいと思います。