2024年10月21日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年12月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

これ、扉絵、プリントシールですね。ピースサインが目つぶしになってるユーリがめちゃくちゃカワイくて、寄り添う昼日中倫がまた美人。

今回は倫に誘われてゲームセンターにいく話なんですね。両替した小銭いっぱいで豪遊するのですが、最初理性があったユーリが、遊んでいるうちにゲーセンの魅力に飲まれていったというのがおかしくて、そうか、ユーリ、楽しかったんですね。

遊んでいる途中の、ゾンビを撃つゲーム、銃器の扱いには長けててもゾンビが怖いというのかわいくて、そしてプリントシールのフラッシュに危険察知して伏せるとか、こうしたはしばしの面白みもとてもよかったです。

しかし今回のラストのユーリの感想。胸に迫りますね。ええ、本当によかった。本当によかったです。

『アイドルビーバック!』

ひよと新生アイビバの4人、邂逅です!

緊張の一瞬! と思わせて、その緊張を速攻で溶かしにかかるあんじゅがすごい。発言するたびに深刻側に引き戻そうとするひよだけど、あんじゅにまったく太刀打ちできてない。あいかわらず全肯定ほめほめマシーンですねっ! に続く、ともこさまの、あんじゅと揉めるの不可能だからあきらめろ発言がとどめを刺して、本当に面白かったです。

しかしこうして憂いがすべて消えさって、変わらず仲間だという気持ちを確認しあったこの流れ、すばらしかった。あんじゅの、ともこの、じうじうの、それぞれのひよを思いやる姿がよければ、続く椿の発言も鮮烈で、ああアイビバは強いな。その強さに触れたからでしょう、ひよの負けないというその決意がまた際立って美しい。

今回はアイドルとして日々をがんばる皆の輝きが、これでもかとあふれていた。そんなエピソードにすっかりまいっています。

『さうのあっ!』

ルミ、冒頭からかわいいなあ! さてルミと過ごす日本の夏。あまりの暑さにへばってしまうフィンランド組ですが、暑くても無理なくできるフィンランドのスポーツ、モルックを皆で遊ぶことになって、自堕落な夏からぐっと動きが出てきましたよ。

12本のスキットルにモルックを投げて倒すスポーツ。倒した本数、あるいは1本だけ倒した場合はスキットルに書かれた数字が点数になる。合計して50点になったら勝利という、ボウリングに似て、点数のあたりはダーツにも似た要素のあるスポーツです。

感覚としてはペタンクやボッチャに似ていますね。最初、ぴったり揃えて立てられているスキットルを見て、どうやってここから1本だけ倒すんだろうと思ったら、投げて倒しているうちに広がっていくのか。というのも面白い。そしてこれならできそうと、あんなにしぶしぶだったこかげがやる気を出していくのが、本当によかった。ええ、学校スポーツってこんな感じでいいと思うんですよ。

チーム分けのトラウマを越え、芹香の知識先行がバレるところとか愛らしくて、そして皆で楽しんだあとはサウノアです。

ここまでのくだりで、勝敗に触れなかったところ、よかったなって思います。勝てれば楽しい、負けても楽しい。一緒に楽しんで親睦を深めていく。それがスポーツのよさなんだと思うんです。

2024年10月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年12月号、昨日の続きです。

『へるしーへありーすけありー』

健康のおおもとは食事から、ということで、とった食事を入力すると摂取カロリーを表示していろいろアドバイスしてくれるダイエットアプリを導入。まずはかおる子、うーたん、七草もはじめることにして、みんなで楽しく食生活管理のはじまりです。

のっけから体重増加にダメージ受けてるうーたん。そしてその後、点数下げるチャレンジしてみたりと、このへんやっぱりやりがちなんですかね? 自分はやってないんですが、知人が1桁得点チャレンジとかやっていました。

そして判明する七草の食生活。いや、悪いことはわかってたけど、こう具体的に見せられると、そらあかんわ、となりますよね。まず食べてない。コーヒーしか飲んでないとか、まあ栄養が足りてないですよね。さらに野菜がまるでなかったりして、けれどこういう問題をアプリで認識できたのはまずは第一歩というところだったんじゃないでしょうか。

野菜不足とわかったら、辻褄あわせるために野菜を荒らっぽく摂取するところ、これ、自分も食事管理アプリやってるからわかるんですけど、めっちゃ共感する。自分の場合はタンパク質ですね。夜に納豆とかチーズで辻褄あわせやるやる! と、すごく共感できるエピソードでした。

健康的な食事は高価。それを実感させられるくだりも共感ポイントでした。大変ですよね。なかなかうまくはいかない。で、味噌汁ぶち込み戦法でゴリ押しというの、これは発想しなかったなあ! ちょっと参考にしたいと思います。

ゲーム感覚で食事改善に取り組める、そういうところはいいアプリですよね。それで健康になるならなおのこといい。でも、どうしても点数に踊らされがちになる。そうしたプレッシャーを余裕ではねのけて、ケーキに邁進する彼女ら。ああ、健康でなによりです。

『神絵師のおしごと』

いいのではないでしょうか。分社を利用して川遊びに繰り出したもみじとツバキ一行。水辺となれば水着回! となるわけですが、それでもかたくなに水着にならないツバキ様です。これ、やっぱり脚が問題なんでしょうか。となれば、いずれ信仰を取り戻した暁にはツバキ様もいろんなファッションを楽しめるようになられるのでしょうか? なら、その日のくるのが楽しみでありますね。

シロとソラも水着です。もみじも水着です。けれど水遊びするのはシロとソラ。もみじはというと、ツバキ様に釘付け。ほんとにもみじにとってはツバキ様がメインなんでありますね。

ここにビビ様たちも合流。ビビ様からは配信活動が軌道にのったという報告が得られて、じゃああとはツバキ組も続くのみ! といいたいけれど、もみじの同人誌計画はいまだ勝算があるとはいえない。

なんとかツバキの認知度を上げて、健康だけでも取り戻したい。この願いがまずはかなってほしいところですね。

『魔法柴犬はなまる』

魔法少女大好きな愛莉。ただ好きというだけではなく、愛犬はなまるが魔法少女化するという奇跡の渦中にいる子なんですが、自分の願望がまるまるかなってるわけではないという微妙な状況。でも、そのときの興奮をノートに描く漫画にぶつけていたところ、クラスメイトの凪沙に見られてしまって、ああ、はずかしい! 魔法少女愛を知られるわけにはいかないと逃げ出してしまうのでした。

今回はゲストから連載への昇格回。なので序盤のあらすじ、次いで今愛莉たちが置かれている状況、戦うべき敵について説明される。というのですが、敵組織ニャンダーズの所業も酷いが、はなまるにワンダーな力を与えたワンダー星からの使者、ポメルンの発想も酷い。倫理や人道というものが欠けているとしかいいようのない発言に、魔法少女モノにはふさわしくないと愛莉が大反発!

ああ、魔法少女アニメは人に倫理や正しさ人道主義を伝えるいいアニメなのだなあと思わされた瞬間でした。

さて、ここではなまるが変身して出かけてしまいました。人の姿、魔法少女となっても中身は犬。マーキングなんかしちゃった日には大変と、危機感覚える愛莉です。このピンチを愛莉はどう乗り越えるのか? というところで、なんだか凪沙が鍵となりそうな予感ですよ。

2024年10月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年12月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年12月号、発売されました。表紙は『ぼっち・ざ・ろっく!』。後藤ひとりとリョウが一緒に登場。ふたり、ゴシック調の黒いドレスを身にまとい、背にはコウモリの羽根を模した装飾。ヘッドドレスにも角がつけられて、悪魔を思わせるダークな装いです。ハロウィンの衣装ですね。表情も暗めに雰囲気作りまして、このふたりには実際よく似合う。美しさがあって、けれどどこかに陰がある。そうした演出がこのふたりをより魅力的に見せています。

今月は新規ゲストが1本です。

『かがくすーる』

おかしな発明する天才ハカセ。これ、部活動なの? 舞台は学校ですよね? 助手ことりはハルハカセのこと先輩って呼んでるし、これ部活動かなんかですよね?

ともあれ、自分でもなんだったか忘れてしまうような発明をしてしまうハカセ。強制おもいだし装置なる謎の機械で記憶を掘り起こそうとしたりするんですが、その装置がものすごい発明では? その機械、実際に忘れてたことを思い出させてくれるならすごいなってなるところですが、掘り起こされたのは前世の記憶? あんまり役にはたたなそう!

そういう微妙な発明が次々飛び出してくる漫画なのですね。

でも、ハカセと助手が足つぼマッサージするくだりの発明品。痛みを和らげてくれるぬいぐるみには笑わされましたよ。目が異質だから、なんかヤバいのが噴霧されたりするのかな? と警戒したら、なんだこの根性論! この肩透かしくわせる感じ、実によかったです。

全体にナンセンスな漫画なのですが、最後におもいだし装置で掘り起こされた前世の記憶が意味あるものになってくるところ。この意外性にもやられました。

『SAN値直葬!闇バイト』

これ、原作(?)で読んだことあるな! 川に流れていた謎の死骸。それを追う男が最終的にどうなったか、みたいなやつ! なんて思いながら読み進めた今回。ヒバゴンを探しに、ひとり非婆山に向かったへんりの身に起こる怪奇。追ってはいけないものを追ってしまった。知ってはならないもの、拾ってきてはいけないものに手を出してしまった。

そんなへんりから送られてくるメッセージ。ああ、これ手記もののパターンだ。こういうのはたいてい手のほどこしようのない状況で終わるものだという印象があるわけですが、メッセージを受け取り続けたこよが異変を感じとり、あかりにも報告。そしてここからアメンパイン店長に繋がるというこの流れ。

ああ、へんりは助かるかもしれない! という希望とともに、もう取り返しのつかない状況になってたらどうしよう!? ってところまで想像が進んでしまって、ほんとあかりの活躍やいかに。間にあうのかどうなのか、ハラハラですよね。

『ぬるめた』

さきなの母、彩はお酒が好き。くるみはロボットだから法にも触れないと、酒をすすめちゃったりなんかして、いやああぶない。で、ここから娘とその友達にまぎれてマイペースにくだまいちゃう彩。これがかわいいと思っていいのかどうなのか。なんだけど、実際わりかしかわいい人ではあるんですよね。

ここでまさかのくるみの設定、重油で酔うというのが引っ張り出されてきて、ダブル酔っぱらいの空っぽ会話! からの、彩が思い出すちあきの母、レイのこと。ここでこうしんみりくるとは予想もしてなくて、ええいああ、彩からもらい泣きでありました。

で、このいい感じの話からラストに飲油機能改造除去手術。あれ、なんかの副作用とかじゃなくて、あえてつけられた機能だったのか! ほんと、わけのわからん機能がてんこもりです、くるみさん。

2024年10月18日金曜日

今日は休みます

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2024年10月17日木曜日

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2024年10月16日水曜日

ほのみぶれいくっ!

 待ちに待ったこのとき! いつか値引きされることがあるのだろうか。そう思いながら待ち続けて、ついに第1巻が半額に! ずっと読み返したかったあのエピソードをふたたび! と思い購入した第1巻に続き、勢いで値引きされていない第2巻も購入。未見の初期エピソードから一気に読み進めて、そして気づいたのです。読みたかったエピソード、収録されてないーっ! いやびっくりしました。新参の読者であることは自覚していましたが、それにしても新参! 結構前に読んだと思っていたエピソード。サブスクで読める過去1年分のバックナンバーから消えて久しいエピソード。まだ単行本に収録されていなかったんですね。

なので、第3巻を待たねばなりません。第1巻発行が2019年10月。2巻が2022年3月だから、およそ2年半のひらき。ということはそろそろ第3巻出ますのん? いやもうはやく出てほしい。というか、2巻が出たのついこのあいだだった気がしてたんですが、そうかもう2年たってるのか。

この漫画、高校漫研に所属する4人の女子高生たちが、なんやかんやしてるところを描いて楽しい、いわゆる日常系に区分されるタイプの漫画であります。とはいえ、ちょっと個性的というか、なかなか日常にはいなさそうな子もいるんですけど、しかも冒頭はじまったときよりも、その個性が際立っていっていませんか? とか思っていたら、第50話のコメントでほのみの変化についてKill子がぼやいていました。

そうか、やっぱり相当に変化してたんだ!

第1巻を読んでいたとき、いくらなんでも鈴木が酷い目にあいすぎじゃない!? 雑誌で読んでたら気づかなかったけど、さすがに鈴木が不憫になってくるな。なんて思ったんですよ。でもさらに読み進んでわかりました。気づかなかったんじゃなくて、被害担当が冒頭では鈴木であることが実際多かった。ところが徐々に、というかわりと最初からなんですけど、Kill子が被害担当することも増えていって、まれに文花、さらにまれにほのみ、みたいな感じでしょうか。で、被害担当する方がかわいげというか持ち味というかが際立って、おいしいなってのも実感されるようになってきたのでした。

いや、だってね、だいたいがKill子目当てで読むようになってたんですけど、単行本でKill子が大変な目にあったりして、そうしたら表情がより豊かになっていくでしょう? もう魅力的でならないの。雑誌だけで読んでたときより、ずっと好きになった。そもそもがかわいいKill子ですけども、登場するごと、コマに描かれるごとに、かわいい……、って嘆息するほどに好きになってしまいました。

これ、たまたま私はKill子が好みだったってことで、鈴木が好きな人なら鈴木が、文花がそうなら文花がより好きになるのだと思う。まとめて読む、続きで読むことで、彼女たちの個性や関係がより把握されて、そうなればあとは一直線じゃないですか。かわいいわ、おもしろいわ、楽しいわで、もう転がるようにとりこになっていく。いやもう、こんなてきめんにハマるとは思いませんでした。

私はどうも被害担当する子のほうが好みであるようです。

一番はKill子、続いて鈴木、それから鈴木、そして文花、ほのみと続きます。

ほんと、表情豊かなKill子がかわいい。たまらん。もっと見ていたい!

だからはやく第3巻が出てほしいんです!

2024年10月15日火曜日

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2024年10月14日月曜日

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2024年10月13日日曜日

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2024年10月12日土曜日

『まんがタイムきらら』2024年11月号

 『まんがタイムきらら』2024年11月号、昨日の続きです。

『きもちわるいから君がすき』

依子、これはちょっとしたピンチでは? 司が大好き、それが高じていろいろヤバい仕掛けを自宅に施していた依子。本来ならばそれは依子ひとりの秘密で、誰にもバレることがないはずだった。依子ひとりが司を満喫する、それだけで充足するはずのものだった。

ところが、司の作った雪だるまを失ったことをきっかけにして、依子の心が揺らいでしまった。司の雪だるまがそうだったように、いずれ司も失ってしまう。暗い未来を予測して、気力をなくしてしまった依子が学校を休んでしまったことで、依子の部屋に司が訊ねてきてしまう。

困った。このままでは、この部屋の司ギミックを知られてしまう。なんとかやり過ごさないといけない。ドキドキハラハラの面会から、うまくいけた? と思わせての、司ボイスラッシュ!

依子、ついに知られてしまった。もしかしたら、一番知られてはいけない相手に知られてしまった。どうなるのか、どうするのか。司はどんな反応を見せるのか。これが依子にとってしあわせな結末に結びつくならよいけれど、波乱? 混乱? 不幸なことになったりするのではないか。

依子ともども、ドギマギの状況に置かれてしまいました。

『キミはあくまでも。』

エクールカとヴェネルの出会い。かつてタコだった頃のエクールカが描かれて、人の言葉を解すようになったことから怖れられ、その怖れが悪魔エクールカを生み出し、そして怖れが弱まるとともに力を失っていったエクールカの命の危機を助けてくれたのがヴェネルだった。

誰かと知りあいたい、わかりあいたい、そう願い続けていた彼女に、はじめて歩みよってくれたのがヴェネル。ヴェネルに会いたい、傍にありたい、そうした願いがエクールカに人の姿を与えて、そして今のヴェネルとの暮らしに繋がった。

望みはもう叶った。消えてしまってもかまわない、そう考えるエクールカと、ずっとヴェネルとともにありたいと願う気持ちの相克。その答を自らは出せないエクールカに、ヴェネルがいうんです。

契約をしよう。

エクールカとともに過ごすこれからを選んだヴェネル、この決断の引き起こす結果やいかに。この物語もいよいよ終わりを迎えようとしています。

My Private D☆V

『色んな女の子とキスをしていたら、百合キスに目覚めてしまいました…。』のbetockです。

D☆Vポイントは、「夕陽が差す教室でカーテンに隠れて…」。そして描かれるのは、カーテンの向こうにいる制服姿の女子ふたり。手と手をとって、向きあって、そして近づく顔と顔。身を寄せあうほどに近づいたふたり、向かいあう片側のおとがいに手がそっと触れて、ともに紅潮する頬と頬でありますよ。

女子と女子が恋愛をしたその先にあるものを予感させる一瞬の情景。まさにこれが作者の世界。これまでとこれからが交差する、そんな場面でありました。

2024年10月11日金曜日

『まんがタイムきらら』2024年11月号

 『まんがタイムきらら』2024年11月号、昨日の続きです。

『ばくちぬぎ』

生徒会に問題行動を見られてしまったミクル。その足で賭博部にまで踏み込まれれば、そこでもまた問題行動が! 破廉恥な活動は許されない! かくして廃部がいいわたされるのだけど、ミクルの携帯からは写真がこっそり消去され、廃部させるための証拠がなくなってしまった。

しかし驚いたのですけど、賭博で部の存続を決めようというのはいいとして、その前提となる脱衣ギャンブル。これ、生徒会にバレてなかったの!? 脱衣ギャンブルやってるというの知られた時点で、普通なら万事休すじゃない? でも、あまりの異常事態だからか、生徒会、なんだかいいくるめられちゃって、ギャンブルに参加させられることになってしまいました。

これ、普通に考えるとギャンブルに持ち込むことで賭博部の一歩リードなんですよね。でも生徒会もなかなかに手強い。ゲームソフトでのギャンブルとはいえ、いろいろ詳しい? 駆け引きも上手? それどころか、事前の仕込みが勝負を分けた! まさか賭博部側に不運を呼び込む体質持ちを潜り込ませているだなんて!

でも、この種明かしが生徒会に土をつけさせることになるのでしょうか。生徒会の一員なら仲間外れはよくないと、こういう口八丁にしてやられるのは、生徒会の弱点ですよね。

次回、ミクル vs 美天。この戦いの行方やいかに! ミクルが勝ったら、決着はどうつけるんでしょう!?

『かみねぐしまい』

ここのところ、ツギノの弱点、見られたくない、知られたくないところがいろいろ露呈しちゃうなあ! 今回もそう。神様の願いを叶える課題を進めるために、ほこちゃんを呼ぼうという。ツギノ大好きなほこちゃんですから、ツギノが誘えばほいほい乗ってくるわけですけど、そこにはまさかのツギノが不在。神様とふたりで遊べってなことになってしまって、少し不満顔です。

けれどここからの展開ですよ。最初はツギノとの関係を進めるのに神様の力は頼らない、自分でがんばってみるといっていたツギノが、意味もわからず神様がいったことに誘惑されて、ツギノの秘密を見てみたい! ころっと神様の力を借りちゃうんです。

ふたりして潜入したツギノの部屋。さあなにが始まるかと思ったら、ツギノさん、メタルを聴きなさる!? まわりに誰もいないと思ってるからこその、絶叫するかのような歌唱の披露に、神様はひっくりかえり、ほこちゃんはメロメロになる!

いやもう面白かった。知られたくなかった秘密をこうして知られてしまって、ツギノ、なんてもいうこと聞くからこの趣味は黙ってていただけませんか! 平身低頭ってやつですよ!

これ、ほこちゃんにとってはボーナスステージなのか、あるいは望ましくない展開だったのか。いずれにしても、なにかしらのアクション起こさねばならないようですよ、ほこちゃん。

『ほぐして、癒衣さん。』

癒衣が自分のことを好きだと知ってしまった夏鈴。癒衣を相手にどう振る舞ったらいいかわからなくなって、ぎくしゃくしちゃってるわけですが、そんな夏鈴に試練のときが!

癒衣、発熱につき、校了日を新人のクマちゃんと乗り越えなくてはならなくなりました! 今こそ、この数日の不調を帳消しにすべく、またこれまでの成長を見せるチャンス? ここでいいところを見せられれば、癒衣を安心させられて、夏鈴の名誉も挽回だ。

なんてこと思ったのに、状況かなりよろしくなくて、どうなる夏鈴。ここで討ち死にするしかないというのですか! というときに現れる3人の影。これはちょっと予想外の展開見せそうですよ。

2024年10月10日木曜日

『まんがタイムきらら』2024年11月号

 『まんがタイムきらら』2024年11月号、昨日の続きです。

『魔女まじょS-WITCH』

予想外の展開を見せました! だって、最初はまなが満月町の先輩町魔女たちと顔合わせ。個性的な魔女たちと、ちょっとおちょくられたりして楽しいひととき。これも新米町魔女の通過儀礼なんですよ、みたいなほのぼのエピソードと思っていたらですよ、終盤の展開にすっかり驚かされて、いやー、こんなシリアスな雰囲気出してくるとはまったくもって予想外。意表を突かれたのでした。

さて、この町の魔女たち。薬師間チトセはずいぶんとちゃんとした人だなあ、頼りになりそう! と思わせて、実はデザインセンスが壊滅的とか。いたずら好きなあやめ様。忍者か魔女かわからない風守あやめ、見た目が実態とかけはなれてて謎すぎる! とか、ここだけで楽しかったところに、もうひとりの謎の町魔女登場。

敵対する!? それに、気になる月町一族というのは!? 本当、どかんと気になる爆弾を置いていかれた気分ですよ。

『ほうかごバスケット』

バスケットボールをがんばるけいたち。初心者組と経験者組の感覚の違いがおもしろくて、というか経験者ふたり、親目線じゃありませんか。ほのぼのしてるなあ、と思っていたら、バスケットボールになにを求めているか。その目標の話となって、けいが一歩ひいてしまいました。

るりはダンクがしたい。あかりは青春を取り戻したい。ところがけいは、本気になれるものを探したいという本当の気持ちを皆に告げることができなくて、なぜだろう、自問自答して落ち込みかけてしまうのでした。

そんなけいを引き上げるつばさ。これまで自分が、バスケとどのように関わってきたか。バスケは好き、けれど人間関係、チーム内での立ち位置は簡単なものではなかったことをけいに話し、もうバスケをやめようと思っていた。それを引き止めてくれたのはけいだったんだと、あのときの自分の気持ちを伝えてくれたんですね。

こうしてそれぞれが持つバスケへの思いを明らかにしていった彼女たち。さあ次のステップは、ということで試合に出ることに決めました。やる気を見せる子あり、もはや緊張する子あり、いろいろな反応見せますが、なんにしても皆のバスケはこれから。いよいよ自分のバスケを目指して歩きはじめる、そのときがきましたね。

『スロウスタート』

花名は運動が苦手! 冠と一緒にゴールしたかと思ったら、なんと周回遅れでもう一周! すっかりやさぐれてしまって、人が違ってしまったように荒れちゃうんです。

実際、こんな花名、見たことない! びっくりしてたらですよ、果実が修学旅行先、北海道というので喜んじゃって、報告にきてくれた。冬、北海道、雪上スポーツ! スキーにスノボと果実が浮かれるほどに闇を深くしていく花名ですよ。

ほんと、ここまで沈んだ花名もめずらしい。でも、栄依子の言葉が花名の闇を払ってくれて、ああ、一件落着。ようやくの一安心でした。というか、冠が怯えきっちゃってる!

そしてラストにクリスマスの話題! 皆でクリスマス会? イベントスチルの予感ですね!

2024年10月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2024年11月号

 『まんがタイムきらら』2024年11月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。すうなとルカが、黒基調の衣装で登場。けれどお揃いではなく、すうなは貞淑さ感じさせるシスターの格好。対しルカはチャラいイメージのパンツスーツ。頭には、なんと角をつけていますよ。このまったく逆のイメージのスタイルが、しかし不思議とマッチしている。ルカにいいようにされそうなすうな、けれど本当にその見た目どおりなのかはわからない。そんなこと思ってしまうのは、やっぱり本編を知っているからなのでしょうか。初見の人にうかがいたいところです。

今月は新規ゲストが3本です。

『海のみちるごはん』

仕事に向かうはずが電車で寝過ごし、予期せず逗子海岸まできてしまった新人営業職の佐藤みちる。やるべき仕事はすませたので、仮病でもって今日をやりすごそうというのですが、そんな彼女が立ち寄った海の家でのできごと。

料理の腕がからきしで、気持ちはあっても出来がいまいちな料理を出してしまう汐崎こずえとの出会いが、どうやらみちるの人生を変えていきそうな気配です。味は残念、けれど食べる人のことは考えられている、その心意気をくんだ上でのみちるのアレンジ。衝撃的だった料理が、試食したこずえ自身を感動させるおいしさに仕上がるのですね。

これまで、食品開発の現場に立ちたかったみちるが、こうして調理してみて得た実感。その確かな手応えはみちるをして、海の家に転職させることとなるのでしょうか!? いやほんと、これ、みちるにとっての分岐点ですよね。

『ふたへん!!〜双子漫画家とひよっこ編集〜』

新人の編集者、猫手川かりん。ついに担当作家につくとこになったというのですが、その相手が一癖二癖あるタイプ。双子姉妹の漫画家で、原作を担当する二ツ星きらに、作画担当の二ツ星ゆら。個性は違うが、自分の考えは曲げようとしない。似てないようで似ているふたりの間を取り持ちつつ、漫画をよりよいものにしようと奮闘する。そんな漫画なのですね。

しかし、かりん、わりと作家に丸投げだ! 打ち合わせの場で新しいアイデアを出しあおうというときも、自分の意見はまるで出せずにいて、作家ふたりから見放されそうになるところを、ふと思いついたことを独り言した、それが作家にアイデアをもたらすのですね。

それからも、ゆらに膝枕を提供したり、またきらのこといいこいいこして手懐けたりと、最初は心配された関係も、もうすっかり大丈夫そう。この3人での三人四脚的試行錯誤がこれからいろんな名場面を生み出しそうですね。

『東京なでしこラプソディ』

日本舞踊の家元の家に生まれた久世佳華。ゆくゆくは舞台に立つことを夢見るこの子が、家元に命じられ京都の実家を離れて東京の学校に通うことに。ん? なんかおかしいぞ? この時点でそうした感情が頭をよぎったのですが、まあまあ先を読み進めましょう。東京に馴染もうとせず、遠く京都に未練を残す佳華の身辺。その波瀾万丈が描かれようとしています。

というのも、そもそもおかしいぞって思ったポイントですよ。京都に家がある、すなわちそこが一番修行に向いてる地だというのに、なぜ修行名目で東京でひとり暮らしさせられてるの? 疑問に思っていたのですが、その答が今回すぐに明かされる。実家に帰ろうとした佳華に、母からいいわたされる破門の一語。卒業までの面倒は見るが、食費、小遣いは自分でなんとかしなさいと、それはもう見事に突き放されて、あれまあ佳華よ、いったいなぜにそこまで母の不興を買ったというのでしょうか。

そんな佳華のとる道はクラスメイトの神田晶、彼女の誘うバンド活動!? 母を見返す、家を見返す、それが佳華の生きる道? ともあれ他にやれることはなし。晶の誘いに乗るしかないというのでしょうか。

2024年10月8日火曜日

『まんがタイム』2024年11月号

 『まんがタイム』2024年11月号、昨日の続きです。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

熱愛報道が発覚したという騒ぎ。リナにもアツシにも関わりなくてよかった、とか思っていたら、なんとリナに影響が! そのアイドルがやる予定だった役をリナが演じることになった。ワリィナ様との二役ですよ。

リナさん、大変だなあと思っていたら、急遽脚本を変更させられた脚本家にこそしわ寄せが! さらに加えてミロもやりたいっていうものだから、またも脚本家が大変に! でも脚本家の犠牲で、リナ、ミロふたりのアイドルユニットが誕生。これは楽しいことになりそうです。

リナ、ちょっと演技に悩んでいるんですね。ワリィナ様と違ってSっ気がないキャラクター。どう演じたらいいかわからない! って、どんな演技の引き出しなんですか! アツシを相手に慣れないブリッ子演技を練習してみたり、それでアツシが得してるのもおかしいんですが、結果的にうまくいきました。そしてこれが、リナの今後を決定づけることになるというのですね。

演技により力をいれようと思ったリナ。エボリューザーの撮影ももう4分の1を残すのみ。この経験を糧に、さらなる飛躍を遂げるのでしょうか。

『黒曜ちゃんと白玉くんの変わった関係』

小太郎と黒曜、高校を無事卒業しました。まさしく動乱ともいえる変化をへてきたふたり。紆余曲折どころではない変遷に、けれどふたりはそれまで以上のむすびつきを得るにいたって、とか思ってたら、高校卒業してすぐ結婚ですか! 気が、気がはやいよ小太郎いやさおとめちゃん!

ここで描かれたふたりの数年後。小さなころからの歩みの先に、こうした関係が成立したのですね。子供と過ごす小太郎のもとに帰ってきたのはゆづる。ああ、まだその姿のままなんですね。変わらない関係という今のふたり。素敵な関係にたどりついてよかったです。

『良倉先生の承認欲求』

良倉先生、モテ期ですか! 良倉に生徒指導補佐がつくことになりました。体育教師の落安先生。若くて厳しそう、と見せかけて、実は気が小さいんですか!? いきなり声が小さいと良倉から喝を入れられてるわけですが、なるほどフラれて自信をなくしてしまった、その失恋を吹っ切るために仕事に打ち込もうと思っての志願。で、その姿勢を良倉に褒められて、すぐさま良倉のこと好きになりはじめる落安。

いいですね、このチョロさ! 良倉先生の後輩には適任では!? とか思ってたら、生徒指導には向いてないかも! 氷高から聞かされたぶんちょー紳士のこと、良倉も好きと聞かされて、スマホ禁止と注意したこと忘れてしまってる! しかもぶんちょー紳士とOLさんのアカウントからコメント返しされて、ここでも好きになっちゃってる!

なるほど、落ち安いから落安。見事陥落してしまいました。

で、なにがおかしいって、このOLさんへのガチ恋を良倉に語るんですよ。横で上枝が面白がってるのもいい。このなんともいえない関係。明戸先生とはまた違う意味で、バレてはいけない相手ですね

  • まんがタイム』第44巻第11号(2024年11月号)

2024年10月7日月曜日

『まんがタイム』2024年11月号

 『まんがタイム』2024年11月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。テーマは芸術の秋。バイオリンを弾く部長代理をメインにしまして、フルートを吹く『跳べないウサギと神の島』リンコに、ティンパニを叩く『スーパー恋愛タイム』ワリィナ様に扮したリナが続きます。しかしワリィナ様、ティンパニとは意外。ひとり打楽器、ひとり非旋律楽器。でもすごく楽しそうに叩いているのが印象的。部長代理もリンコもまたいい表情していて、楽しそうな秋であります。

『ローカル女子の遠吠え』

有人レジとセルフレジ、さらには半セルフレジと様々なレジのあり方語られて、高齢化が進んでいる地域では有人レジが大人気。反面それはセルフレジが空くということだから、自分みたいなセルフレジ派にはむしろ好都合、なんて思った導入でした。

けれど昔ながらのレジの方が便利だったこともある。そう語るりん子の母。こういわれてみると、なるほどそうかもなあとも思えてくるから不思議です。で、ひととおりレジについて話をしたら、唐突に委員長ペイなるサービスについて語られはじめて、りん子とハッチの委員長、副委員長接待。しかしこれもマニアック。同じマニアックならハッチの方が好みかも。多分一般受けするのはハッチだろうなあ。

今回もいつもどおりといっていいのか、癖のある人たちがこれでもかと描かれまして、いつもなら共感しづらい小畑、この人の配膳ロボのくだり、なんだか親近感を持ってしまって苦笑でした。

『アイドルはお忍びchu♡』

一花と芙蓉のタイムお目見え。まきびしでユニット名を書いてみたり、また煙幕からの早着替えを披露してみたり、自己紹介動画に力を入れているふたりです。

で、これ、最後に種明かしがあったわけですが、結局どこまでが本当でどこからが夢だったのでしょう? 自分が違和感感じたのはてれびの操作をする芙蓉の姿、さらには勝手に円盤を鑑賞するくだりだったのですが、知らぬ間に芙蓉と入れ替わっていた木槿! でもすべては夢でした!

これ、冒頭からまるまる全部が夢かもですね。動画のタイトル、現役忍者がアイドルになってみたというのも、そういや芙蓉が忍者っての明かしてましたっけ? と疑問に思ったらコミックスで復習ですね!

『まほろば小町ハルヒノさん』

奈良オンリーイベント? 飛鳥・奈良時代を中心にした創作の即売会に参加したちあきとハルヒノです。まほろば部の先輩たちとも会うことができたのですが、先輩たちの興味のベクトル、今のまほろば部部員たちとちょっと違ってる!? でも熱量は相当なもの。あのハルヒノさんが押されるレベルというのですか。

イベントを巡るハルヒノたち。あちらこちらで出展者の熱を感じては、全買いしていくハルヒノにびっくりですよ。途中、かりうちという奈良時代のボードゲームを体験したりして、強そうに見せてまるで勝てないハルヒノさん! ほんとこういうところかわいい人(?)です。

そしてラスト。先輩たちの出していたアンソロにR18 BL本! いいですね! でもハルヒノさん、高校生設定だからまだ買えませんね。残念でしたね!

『跳べないウサギと神の島』

テストを前に準備をするリンコたち。教えるのはレオなんですけど、勉強のできそうなツムギ、この人も教わる側だったとは! まさに意外な事実でした。

しかし今回面白かったのは、ツムギの趣味の漫画、その真実がリンコにバレそうになるくだり。そしてないがしろにされる先生でした。ゲームしててうるさがられるのは自業自得でしかたないんですけど、ツムギのナチュラルな先生の指導力否定。その流れ弾、さらに被害大なところがおかしくて、本当先生お気の毒でした。

そして物語の核心に迫ります。レオが先生に、首藤理沙子について聞くのですね。リンコの叔母にあたる人。織子から巫女を継ぐはずだった7年前、祭の最終日に姿を消してしまった。それはつまり死んでしまったということ? 以前リンコが話しかけていた祠の背景が明確にされて、ああこの重さにレオがくじけそうになっています。

昔話と思っていた。しかしそんなになまやさしいものではなかった。さあどうするレオ。状況は厳しさを増しています。

  • まんがタイム』第44巻第11号(2024年11月号)