2024年1月31日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号、昨日の続きです。

『のけもののまち』

マキのキャラクター、いいですよね。ちょっとツン? クールな人。でも人情に篤く、頼まれたら断われない、そんなところがまた可愛い。今回もるいからお出かけ誘われて、あまりにもたくさんすぎるやりたいことリストに厳しくツッコミ入れながら、きっちりるいのやりたいことにつきあってくれるの。

本当に面倒見のいい、愛らしい人だと思います。

そんなるいとマキのお買い物。微妙の顔のおじクマにハート撃ち抜かれたるいが、皆へのおみやげをとたくさん買ってるその影で、るいに似てるとネコのマスコットを買ってるの。こういうところの人情味。ちょっと素直じゃないんだけれど、なんだかんだと一緒になって楽しみを見出すようなところにも、この人のよさがあると感じるのです。

そして今回は、昔の生活を懐かしむるいのためにと、ふたり一緒にお茶をできるお店へと向かう。そうした優しさ、本当にいい子だと思う。

困ってる誰かに親切にするるい。そうしたるいに寄り添うマキ。ふたりとも、ちょっとずつベクトル違うけど、どちらも本当にいい子なんですね。

『ひよ&びびっと!』

ああ、山田先生があやもりんに感化されてしまいました!

ウーチュー部の顧問をしている山田先生。つい先日、あやもりんとの動画がバズった先生。つい自分もと思って、ウーチューブにチャンネルを開設。踊ってみた動画なんてのをあげてしまったというのですが、それが伸びないのがちょっと悩み。

それであやもりんに相談するんですね。その時に、友達のことといつわっちゃうところが可愛い。なのに速攻でバレちゃうところも可愛い。そんな先生への皆からのアドバイスがもう本当に振り切っていて、いやいやいやいや、それはマズいでしょう! ってネタまで出てきて、水着で授業! って、待って、先生、なんか怪しいビデオみたいになってるよ!

結局先生は、セーラー服で授業動画を撮ってみて、見事人気を博するのですが、この制服は先生の昔使ってたものなのかな? そしてそれで学校にバレる。さあ、どうする山田みどり。さあ、どうなる、山田みどり!

やっぱり先生って、こういう配信とかしちゃあマズいんですかね?

『うさパン焼いて悪いかよ!』

パン部の情報交換がうまくいっていません! というのでややがメッセージアプリでグループを作ってくれました。

と、それはいいんだけど、こうした今どきの連絡手段にうとかったクマがですよ、わあすごいと目を輝かせて、ガンガンメッセージを送りまくるのがおかしい。最初はおそるおそるだったのが、スタンプかわいい! と、連続爆撃する! これ、ややが怒って通知オフってますけど、ブロックされなくてよかったな、クマ!

からのまったく無関係な可愛いもの報告しはじめて、さすがのハチもキレる! いやもう、クマよ、落ち着け。いくらなんでも浮かれすぎだよ。

でも、パン部あてだと駄目だけど、ハチ相手ならいいんじゃないか。そう考えてからのスタンプ連爆。ハチも喜んでるしいいのかな? と思ったら、使いたくてもイメージが違うからと使えなかったスタンプを使いまくるクマに嫉妬! からの、自分も使おうと思い切るまで一時間。そして誤爆!

いやもうほんと、メッセージアプリをめぐるあれこれ。ナンセンスでへんてこで、そして面白かったです。

2024年1月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号、先日の続きです。

『ごきげんよう、一局いかが?』

冴にとってはじめての文化祭。思いっきり落ち込んでる、というか劇の主役という重責に押し潰されちゃってるんですが、それでも純礼を前にするとちょっと元気出しまして、その時の雰囲気、ああ、いいですね。そして乃々花にもその変化気づかれちゃったぽいですよ。

しかしこの学園、面白いですよ。冴と乃々花ふたりでまわる文化祭。サウザンドスタースタンプラリーなる催しがあって、いやいや、冴さん、その名前で気づきましょうよ。ええ、どう考えても千星がらみ。実際スタンプを押してまわってコンプリートしたら、謎の受付に合言葉伝えることで千星のラミカがもらえちゃう! って、なんだこれ、許可とってるの!? と思ったら、とってるのか。しかもバッジやヘアゴムの売り上げはチャリティーになるのか。ちゃんとした学校だなあ!

さて、純礼のクラスにいきましたら、ああ、純礼さん、可愛いなあ。カフェでしっかり頑張ってて、そして冴の悪い噂、いまもなお健在なの!? と思ったら、千星ラミカ持ってたために、純愛の噂が発生したりして、いやもうこのカオス感。でも、千星の笑顔にほだされるという冴の話聞きましたらね、ああそれは純愛といっていいんじゃないかな。すごく納得させられたのでした。

最後にですよ、劇の準備が完了。100満点のビジュアルなる謎ワードが! いや、しかしふたりの姿、とても素敵で、さてこれでどのような劇が演じられるというのでしょうか。次回、まさしく乞うご期待でありますよ。

『ずんだもんTV』

ずんだもんが出会ったドリル髪。今まさに、きりたんのスマホ破損の罪をなすりつけられようとしているこの人、漆黒のめたんと名乗るずん子の知人。クラスメイトだそうですよ。でも運命共同体と書いてクラスメイトなの? いわゆる中二的センスというやつでありましょうか。最初、漆黒のめたんという名前を見た時に、姓が漆黒、名はのめたんと思ったのは内緒であります。

後々わかることですけど、この人、四国めたんが本名ですの? 漆黒のめたんは二つ名なのだそうですよ。

しかし、めたんさん、完璧にずんだもんの被害者ポジションでしたね。ずんだもんに親切に接したのが運のつきといったらよいものか、首をひねられるわ、スマホ破損の罪を着せられるわ、さらには自分のガラケーをずんだもんに破壊される。うん、ずんだもんに機械ものを触らせてはいけない。今回のエピソードでしっかり学ぶことができました。

とりあえずめたんは、この騒動を通じてガラケーからスマホにグレードアップ。ずんだもんにはキッズ携帯がプレゼントされて、と思ったら速攻で防犯ブザー!? いやもう、やっぱりずんだもんには機械ものを触らせてはいけない。しっかり学ぶことができました。

『このままモブじゃ終われない!』

アンチとSNSで口論したこと、担当からこっぴどく叱られるコモナですよ。でもやらかしたのはピコ。それを説明するまでが大変だったんですが、説明してからもちょっと大変。ウソだと思われるし、幻覚と思われるし、さらにはピコのこと愛人扱い。まあ、アシスタントといわれても、画力があれなので、なにをアシストしてるものかと勘ぐられて、まあ想像はあらぬ方向へ。

でも、そうした想像働かされるコモナも、なにかしら担当さんからアレな先入観持たれちゃってるような気もします。

今回のメインとなるエピソードは、アシスタントのキリコにまつわるものでしたね。友達のいないというキリコ。この子を自転車で迎えにいったピコが、ほぼ無理矢理に二人乗りさせて、それで結局は警察に叱られるんですけど、この時の一連の経験が、これまで知らなかった感覚、気持ちをキリコに思い起こさせるのですね。

ええ、キリコ、ちょっとピコに傾いて、こうしたところ見るに漫画家としてはアレでもサキュバスとしてはさすがに能力高いっぽいなあ、ピコ。いろいろ大変な人だけど、ピコと一緒に経験することがキリコにとって、可能性のハードルを越えさせる、そんなきっかけとなっていったらいいなと思えるエピソードでした。

2024年1月29日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年3月号、先日の続きです。

『敷金礼金ヤンキー付き』

サンライズ荘を訪れた男性。ああー、ヤンキーアパートとしてちょったした名所になってましたよね、と思ったら違った! なんと、この人、たえのお父さん。親戚が大家やってるからと、安心して娘を住まわせていたら、とんでもない物件だった! って、お父さんもちゃんと下見くらいしておきましょうよ!

さておき、こんなところに娘は住まわせられないと、引き払うよういわれたたえ。サンライズ荘と、愛すべき住民たちとの別れの予感! 父のいうことにも一理はあると、たえもわかってるんですよね。大学受験に向けて勉強しないといけない。その目的に適した環境であるかどうか。

思い悩むたえに、七恵から渡された誤配の郵便物。志望校からの英作文募集要項なのだそうですが、受験を有利にするためにぜひとも応募したい。しかし締め切りは明日、今日一日集中すればなんとかなるか、というところでタイミング悪く敵対する族がカチコミに!

って、やっぱり物騒なアパートだよね! でも、大家を筆頭に、たえのために身を張ってくれる、その男気よ。いや、女だけど。自分のために戦ってくれている仲間に応えたいと奮起するたえもよければ、殴られながらも叔父にたえの状況を伝えようとする香緒里の切実さもまた沁みるものありました。

そしてこの皆の気持ちがたえの父にも通じたのでしょう。ええ、たえのサンライズ荘での生活が続くことが決まり、喜ぶ皆のその姿、いやあ、たえがどれだけ愛されているかわかろうもの。この皆との関係、きずなとでもいうべきもの、しっかりと育まれてきたんだなあって嬉しくなるような一コマ。そしてこのきずなの一端に、読者である自分も繋がりを感じてるんだろう、そんなこと思うのでありました。

『通勤通学クエスト』

松島、竹重と一緒にハンバーガーを食べにいくことになった柏木。その先での交流がすごくいいの。これまで描かれてきた柏木の人間関係。会社サイドと、松島たちの学校サイド、それがついに繋がった瞬間でありますよ。

カゲヒトおじさんは、竹重父との友人で、娘カグヤとも親交がありました。そんな娘みたいな子と、会社の同僚が友達だったとか、まったくの予想外、驚きだったんじゃないでしょうか。

そして松島と柏木の重い関係性! 命の恩人って!? と思ったら、そうか、あの事故の時のことか。そして柏木にライバル心燃やす梅沢。ああ、この柏木を前にしてきっぱりと宣言するところ、切羽つまるような思いがこの子を動かしているんだなあと、ゆえにその思いをないがしろにはできないと、真摯に受け答えした柏木。ええ、このふたりの関係もまた素敵なものになりそうな予感のさせられる最終回でした。

人間関係が面白くも愛らしい漫画でした。好きな漫画でありました。

『オネェの恋のはじめかた』

文化祭当日、痛めた足をかばいながら、気力で演技を続ける時宗です。痛かろうとどうだろうと、演技には手を抜かない。その根性や意気やよし、といいたいところだけど、どうも翔人は気づいてるよね。さらには桜子も気がついて、自分のせいだどうしよう。と、そこに凪さまたちも加わって、時宗サポート作戦が急遽勃発するというんですね。

演技を続けようとした時宗の頑張りも、いよいよ限界を迎えようとしたその時、桜子が時宗の前に現れた。さらには凪さまも一緒になって舞台に立って、かくして繰り広げられるアドリブの舞台。皆の助力もあり舞台は無事終演を迎えることができ、すべては万事こともなし、大団円となろうというこの流れの中、時宗と桜子の仲がさらに一歩進もうとするのです。

しかし、この桜子の手をとって礼をいう時宗。色男ですよね。色男にここまでされて、さあ桜子どう出るかと思ったら、あらまあ、大パニックじゃん! でもこうした反応に、時宗に対する思いの萌芽も見てとれる。そんなふたりの初々しさ。翔人はやれやれって感じでありますが、いずれは成就する、そんな予感あってのやれやれのようでありますね。

2024年1月28日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年3月号、先日の続きです。

『魔法使いロゼの佐渡ライフ』

ロゼの秘密を知る人が増えましたね。紗菜の後輩、麻衣のピンチを魔法で助けた。これはもう言い逃れはできないと、異世界からきたことも含めてすべて洗いざらい白状しようとしたものの、麻衣は魔法で助けられたことを認識してなかった模様!

なので、あのまま知らぬ存ぜぬで押し切ることも可能だったということが判明。残念ながら出自について知らせてしまったので、もう後戻りはできないのですが。

でもこうして秘密を知ってくれている、仲間ともいえる誰かがいるというのはしあわせなことだと思います。今後、ロゼの身になにかあった時に力を貸してくれる、知恵を出してくれる、それらがかなわなくとも味方になってくれるというのは心強いことでありましょう。

さて、今回後半は紗菜の身にピンチです。ピンチヒッターとして佐渡おけさの舞台に立つことになってしまった! 練習はリハーサルのみ。それで振りを覚えなければならないという緊急事態に、ロゼからヘアピンが渡された。もしやこれは魔法か!? と思わせて、実はそうではないというの。ただ魔法かも知れない、応援してくれてると、その思いだけでピンチを乗り切ることができた紗菜ですよ。ええ、こういう誰かが見ていてくれる、支えてくれる、応援してくれることが力になるってことあるんだよなあ、と思わせてくれるエピソードなのでした。

『高瀬さんはドル活に夢中です』

高瀬との甘い恋人同士のひとときを過ごす江田です。なかなか思い切った行動ができずにいて、迷いは尽きないみたいですけどね、それでも少しずつ前進していっている。そんな初々しいカップルに、ちょっとした変化が生じてしまうという最終回でした。

江田がバイトを辞めます、からの就職を決めました! その先というのがドールメーカーのアゾン。憧れの会社に入社することかなって、ということはPOPとしての活動、ないしそのドールヘッドの出来が評価されたのかな? と、それはいいとして、会社があるのは神奈川県。今住んでいるのは埼玉県。遠距離恋愛になってしまうというのですよ。

休日になったら会いにいく。その約束を交わすふたり。そしてその約束は果たされて、高瀬の大荷物はドール関係にカメラもろもろ。江田の車で、ドール映えするロケーションに移動して、お昼を食べて、そして撮影をとなるのですが、その時のふたりの会話、互いに感謝の気持ちを伝えあうところなど、ああ、ふたりはいい関係を築いているのだなと実感させられるものありました。

ふたりともに相手のよさを認めあう。本当にいいカップルだと思わされる、そんな最終回でありました。

『異世界サウナへようこそ!~ルナちゃんはととのいたい~』

スラーがスランプです。他の熱波師のように派手なパフォーマンスをしたいと思うも、なかなかこれというものが見い出せず、迷いに迷いを重ねている停滞状況。そして風呂場の壁絵を任されているピルタも同様にスランプで、ただ山の絵を描けばいいというわけではない。ルナの思いに応えられるものを描きたい。

ふたりともに、よりよいものを求め一歩先に進もうとしながらも、その踏み出す先がわからないといった具合なんですね。

そんなふたりの窮状を知り、自分自身の過去に立ち返るルナ。思いはどんどん思い出を遡り、そしてついには銭湯の壁絵の記憶にたどりつく。その時、自分の胸に響いたおばあちゃんの言葉とともに目覚めたルナのとった行動。それがスラーとピルタを堂々巡りの深みから引き上げ、背を押す力となる。その一連の描写における、ルナのきっぱりと凛々しく、一本筋の通った姿が本当に素敵で、こうしたルナのまっすぐさがあったからこそ、スラー、ピルタに響くメッセージも送れたのかもしれない、なんて思わされたのでした。

しかし、ルナもかっこよかったけれど、迷いを脱したスラーもピルタも、ふたりともすっきりとしたとてもいい表情見せてくれました。ええ、一歩進むことができた。その瞬間に立ちあえるのは、たとえこうしたフィクションであっても喜ばしいものありますね。

『オールドヨコハマラジオアワー』

なんか、ラスボスみたいな人が出てきたよ!

スポンサー問題は解決。オルヨコもこれで継続決定か。そう思っていたなぎさのもとに、ハラスからまさかの番組終了の連絡が! いったいなにがあった。なにか問題になるようなことあっただろうか。とりあえず、スポンサーに降りた理由を聞かないことには動けない。

というので、なぎさの怪文書の出番! いやもうこの怪しい文章でスポンサー企業になにかしらの譲歩を求められるものなのか? こんなの黙殺されて終わりだろう。とならないのが『オールドヨコハマラジオアワー』。ええ、まさしくラスボスである燈台ミサキが、このメールに誘われて約束の場所に現れたというのですね。

しかし本当にびっくりの展開ですよね。推しに対する解釈違いが原因なんですか!?

ミサキもオルヨコパーソナリティであるルールーのファンで、しかしミサキが認めているのはあくまでもアイドルとしてのルールー。このラジオのことは大嫌い。ゆえにあらゆる手を尽くして番組を終了させるべく動いていた! というんですね。

ということは、このミサキを調伏しないことにはなぎさとハラスの戦いは終わらない!? ということで、シュウマイをキメ、過去へと立ち戻らんとするなぎさ。ああ、これからの戦いの行方は!? ほんと、まるで予想もつかんですよ。

2024年1月27日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年3月号、発売されました。表紙は『ごきげんよう、一局いかが?』。冴さん、千星の甘いバレンタイン情景ですよ。麻雀の牌をモチーフにしたチョコレートと点棒をあしらったスティックチョコが面白くも愛らしい。千星が冴に食べさせるチョコレートはというと、北大路の北でありますね。ああ、南だったら私を食べて的なニュアンスが出たりしちゃったりするんじゃなくって!? とか思っちゃいましたけど、まだまだそこまでは踏み込まないようですよ。けれど、乗り気な千星に、おとなしくしたがう冴という、このふたりの関係性。表情の違いにも鮮やかな対比があって、これがとてもいい。ええ、冴は千星を前にしたら逆らえないのです。

今月は新規ゲストが4本です。

『あのこのにっき』

国語が苦手なひなせさん。文章を書くのがとりわけ苦手というので、日記をつけてみたらどうかと先生からアドバイス。それで素直に日記をつけてみるのだけど、なにを書いたらいいものか。まったく浮かばず四苦八苦。それで友達に助けを求めたら、その日あったドキドキやふわふわを書けばいい。

かくして日記に取り掛かったひなせですが、どうしても書いてしまうのは友達のもあのこと。ドキドキもふわふわも、全部がもあに繋がっちゃって、この気持ちの浮き立つ様、愛らしく、かと思ったらひなせにとっては恥ずかしくもあって、この照れてる様子もまたよかったと思ったのでした。

しかしこの日記、先生に添削されちゃうんですね。ひなせにとっても予想外。もあのことばかかり書いてるとバレるのはさすがに恥ずかしいと、隠蔽したくなっちゃう気持ち。いやはや、わかる気がしましたよ。

『触手のキミ』

絵面がヤバいな!

首から下が触手になってしまった友達のカヤ。いやもう、見た目がヤバいな! よくもまあこんなに可愛い子にこんな試練を与えたものだ。それこそ、カフカの『変身』じみたヤバさがあって、しかしそれでも学校にはいくのね、カヤちゃん!

見た目にアレなカヤですが、女子生徒たちにはすんなり受け入れられるんだ! すごいな、この対応力。先生も、なんだか普通に受け入れて、いやこれ思考を停止したのでは?

その後の体育の授業対策。触手を編んで人体を模したまではよかったけれど、ドッヂボールの衝撃で触手がはじける→触手とわかっていても目が話せない男子たちという流れは、あかんくらい面白かったです。

そして触手に傷ついていたカヤの本心に触れて、皆でなぐさめる場面。ああ、よかったじゃん。これでもしかしたら大団円かな? と思ったら、思いもしないパンデミック引き起こしちゃって、いやもう、みんなで渡れば怖くない的な落ちだよこれ! ほんと、すごいインパクト。でも、なんかしっくりと落着するのですから不思議な読後感です。

『ぶら×ぶら』

隠れ家的なカフェ? 普通の賃貸の見た目のカフェに辿りついた主人公。玄関ドアを開けてみれば、そこには棺桶!? そして棺桶からのぞく光る目でありますよ。

ヤバい雰囲気、と思ったけれど出てきたのは可愛い女の子。室内もちゃんと整えられていて、出てきたコーヒーもおいしかった。けれど問題は支払いで、この店員の子、ロゼはなんと吸血鬼。お金はいりません、かわりに血をいただきます。というので早速吸われてしまうのだけど、そうか、ブラックコーヒー飲んだあとだと苦いんだ! いやいや、そんなに即効性ある!?

ここからのコンビニおでんで血をダシ風味に調整したりと、結構協力的な主人公。結果として気にいってもらえて、けれどそのまま血を吸いつくされて! って、よく復帰できたな。あのペタンコになりながら、告発を考えてるくだりは面白かった。ええ、見た目もシュールで、なんともいえんおかしさでした。

けれど、なんだかんだでこのカフェのこと気にいっちゃったんでしょうか。やっぱり可愛いは正義なのかも知れませんね。

『不器用のたぎりさん』

友達のみちるに好きと告白したたぎり。直接じゃなく、メッセージアプリ使ったものだから、みちるがちゃんと見てくれてるか確信持てない! 既読はついてたはず。けれどみちるは見てないという。肝心のメッセージは、短気起こして消しちゃってる。

ああ、私の気持ちはみちるに届いているのかどうなのか。それとも知らないふりをしている? 誤魔化そうとしている? 疑心暗鬼も手伝って、ただでさえ短気で直情的なたぎりは大暴れ。暴力行為に発展しちゃって、いやいや、それはあかんのでは!? 好意も一緒に吹き飛ぶ可能性ありだよ、それ!?

結果的に気持ちは通じたような通じてないような……。うん、通じてないな。恋愛的な意味で伝えたかった好きという気持ちだけど、みちるは友達としか見てくれてなくて、というのでまたも暴れるたぎりさん。

あー、器用不器用以前に君は少し落ち着いた方がいい。さすがにまわりの身がもたん。ええ、みんながみんなたぎりに振り回されまくる、そんなスラップスティックが身上といった漫画でありました。

2024年1月26日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2024年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2024年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。500の文字があしらわれた金の四コマトロフィーを手にする榊医師と山下ナース。それはまんがタイムオリジナル通巻500号を記念するトロフィー! ということで、ふたりもばっちり正装。他の漫画、『小森さんは断れない!』、『おだまき君の道草ごはん』、『らいか・デイズ』の登場人物たちもしっかりキメたドレス姿でお祝いであります。しかし500号とはすごいですね。43年の足取りでしょうか。思えば長い、そんな道のり。素晴しいです。

『アイドルはお忍びchu♡』

いつにないシリアスな表情で向きあう芙蓉と紗鳥。いったいなにごとかと思ったら、なるほど百人一首。芙蓉もできる遊びを、というので百人一首にあいうえおカルタ、いろいろ試してみるのですが、一枚も取れずに敗退を余儀なくされる紗鳥。どれほど芙蓉は強いのか。

それは忍者だから、というんですが、あくまでも忍者はそういう設定、コンセプトと信じて疑わない紗鳥。まあそうですよね。普通は信じない。でも、一瞬で背後をとってみたり、さらには分身の術まで披露して、ついには信じさせることに成功!?

そこからの紗鳥と芙蓉のコミュニケーション。一花との真のシンメは私であると、紗鳥にして譲れぬものもあるにせよ、それはそれで一花のことは頼むと、そこまで信じることのできる仲間となったのですね。ええ、ふたりの関係、とてもいい感じ。ライバルにして仲間。そんな関係が素敵でした。

そして紗鳥の粋なはからい、置き土産。レゼル公式で一花と芙蓉のこと紹介してくれた! それで止まらぬフォローバック。いやもう、まさか凍結されるまで! これ、いい飛躍のきっかけになりそうですね。

『となりのフィギュア原型師』

おこめ代表にも、工房メンバー以外とのつながりがある! いったいそれはなんなのか。男か? と一部色めきたつものの、今回ははぐちゃん筆頭にそっとしておこうという意見が支配的。かくして代表はひとり、その人のもとに向かったのですね。

その人というのが、早蕨におさんですよ! おお、えにぐまちゃんの中身! 可愛く晴着で着飾ったにおと一緒に神社にいくというのですが、ああ、ずっと家から出られなかったこの子。ついにここまで踏み出すことができたのですね。

兄から妹を託された代表。兄は相当変わりもので、今回も何度も警察のごやっかいになってましたけど、その愛は本物でしょう。その兄が、おこめ代表を見込んだわけです。やりとげねばならない、その意気やよし! 突如、兄のバフが消えて不安におちいったにおのこと、手をとりはげますその様子。素晴しかった。きましたか? きましたね。絶対きてます。

しかしこの早蕨におとの一時が、代表にして姉ポジションを開眼させるというのですから面白い。その姉っぷりが数日継続するのがまた面白く、ああ、立場というのは人を成長させるのだ。なんてこと思わせられました。しかしこの姉ポジション、どれくらい続くんでしょうね。次回がどうなってるか、ちょっと楽しみです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

うわー、好きだったよ。八重ちゃんも、みなちゃんも、大河さんも、亜紀ちゃんも、みんな好きだったよ。

そんな漫画の最終回。今回は八重の都会への憧れがしっかり語られながらも、同時に地元愛も語られて、あの都会とコラボ、地元とコラボ、どっちが嬉しいかという二者択一のくだりなんかも、八重の地元愛が見てとれてとてもよかった。ええ、都会が好き、憧れるというのは、別に地元が嫌ってわけじゃないんですね。そうしたいろんな愛のあらわれ。とてもいい。ええ、ええ、八重さん、もっと欲張っていいんです。欲張っていきましょう!

最後の最後までいい笑顔を見せてくれたこの漫画。いいラストだったと思います。これまでと変わらぬ皆のその姿。寂しくも、卒業を見守る、そんな気持ちで送りたいと思います。

『おだまき君の道草ごはん』

うひゃあ、扉の小麦さん、めちゃくちゃ美少女だなあ。

金木犀の咲くそのただなかにたたずむ小麦。なにごとかと思ったら、なるほど苧環から隠れている。かなでに見つかってどうしたのか聞かれるんだけど、恋心を自覚した? って聞かれて、傍から見ても丸わかり。わかってないのは当人だけっていわれて、いやもう、恥ずかしがる小麦さんも可愛いですね。

さて今回の野草は金木犀ですよ。って、あの花、ジャムにできるんか! 知らんかった。でもジャムにするのはすぐには無理だからと、ウーロン茶にいれて飲む。花だけを取り出して、それをお茶と一緒にいれるのですが、その香りのよさ、お茶に浮かぶ花の可憐さ。たしかにこれは素敵ですよね。

そして問題の恋心。気にしているのは小麦だけなのか。そう思わせておいて、あの無神経? なにも思ってない? そう見せている苧環が実はというそのラスト。それに気づいているかなでの心の一言もまた素敵に響いて、いい余韻のあるラスト。これはいい一コマでした。

2024年1月25日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年3月号、昨日の続きです。

『ネコかぶりアンコール!』

印と一緒に部室にやってきた音子。それがまあ素の状態で、なにごとかといぶかしがる兄貴と部長。話を聞いてみれば、そうか音子、自分自身に失望しているのか。猫をかぶってる自分が、他人の外面を知って失望したことに失望している。でもそこで立ち止まるだけでいいのかと、兄貴に問われてはっとした表情見せた音子。この時の表情が素にして、素直な音子の感情感じられる、そんな可愛さあって、ああ、いいですね、素の音子も可愛いですね。

しかし印、この子がいい。すごく食えないキャラしていて、やべえ、キャラクター傾向としては攻めだこの子。からの、思わぬ受け傾向の音子の姿に新たな可能性感じ取って、いやあいいですね、きましたか? きましたよね? なんて、がつんがつん気持ちが盛り上がっておるのです。

『花唄メモワール』

竹子から自分の素性、その核心に踏み込まれて焦る梅。素直に答えるわけにもいかない。しかし誤魔化すこともできない。それで梅が選んだのは、明確にはしないながらも、自分には目的がある、守りたい人がいるということだけを真摯に告げるという選択だったのですね。

そして竹子から梅への助言。不審がられたくないならもっとちゃんと馴染みたまえよ。そのダイレクトな物言いにダメージ受けながらも、花瀧屋の皆からはあやしまれてないからと、そういう梅の不見識が再度指摘される! ほんと、このくだり、面白かった。いや、実際おっしゃるとおりで、これまで明確に梅には告げられなかっただけで、わりと不思議がられたり不審がられたりしたものなあ!

自分の言動を指摘されて、どう振る舞ったらよいかわからなくなった梅。皆から心配されるような不自然な返事をしてしまったりしちゃって、でも同時に発熱。ああ、この不調も全部熱のせいってことになってよかった!

そして皆が親身に看病してくれる、そこで語られたいろいろが、梅の気持ちをときほぐす、その流れがまたよかったと思ったのですね。それは、それだけこの子がこの場所で頑張ってきたからだと思うのです。丸ごとの気持ちで向きあってきた、それが通じたと思ったのですね。

『スローループ』

扉絵のふたり、綺麗だなあ!

さて、今回はいとこの結婚式に着ていくドレス選びのお話です。と思わせて、速攻でヤマメメインに切り替わっていくところ、さすがでしたわ。

この漫画は釣りの漫画、ということで当然ヤマメについて、そして渓流魚向けのフライ、アントの作りかたといったところががっつり語られて、すなわち恋先生による講座も充実していたのですが、それと同時に周囲の人たちや環境。主に家族構成? 男家族の中、女ひとりでさみしかったりしないかといわれて、そんなことはないと答える恋と、女家族の中、ひとり男でさみしさ感じるひより父。

そのさみしさにまったく気づいていない娘ふたりが、なんかあっけらかんとしてよかったんですね。

ところで、今回隼人の成長が語られてましたけど、小春、ひよりもなんかお姉さんになってますよね。ええ、なんか素敵に成長してる風がありますよ。

『球詠』

希と小町の対決! いつになくというか、いつもどおりというか、寡黙でシリアスさ感じさせる希と、もう嬉しくてしかたないといった様子の小町、その対比がとてもいい。そして語られる、小町が強打者相手に勝負したがるようになった逸話が語られて、そうか、勝負して勝てたその実感がゆえに勝負せずにはおられないようになってしまったのか!

どれほどの喜びが、手応えがあったのでしょうね。いやほんと、小町、癖があるけど可愛い子だわあ。

希と小町の勝負は、ちょっと特殊なルール? ショートゴロ以外ならなんでも小町の勝ちでいい? これでとばっちりなのが、ショートを守っている瑞帆。強烈な守備練習強いられることとなって、ほんと、大丈夫か、やる気が充実してるから大丈夫なんかな!?

ここで小町が向かいあうのは、希がかつて辿ってきた感情、そのものだったのですね。そして希が小町の思いを否定することなく、それを貫き通してみろと発破をかけるくだりが素晴しい。ああ、小町に響いてるよ。応える詩織。すべてが小町の背を後押ししての、この好球!

ああ、本当に清々しい、そういうよりない好エピソードでした。

2024年1月24日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2024年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2024年3月号、発売されました。表紙は『花唄メモワール』。雪の日の情景。かわいい雪だるまを真ん中にして集うは梅に藤野、アイリス、イネの4人です。雪だるまはアイリスとイネがこさえたんですね。これからいよいよザルの帽子をかぶせようといったところ。この雪すらも楽しんで明るく暖かく変えてしまうような4人の姿、その笑顔が見るも華やかで素敵な表紙であります。

今月は新規ゲストが4本です。

『オタクにやさしいギャル仙人』

なんかすごいのきたよ!? 絵を見たらわかる、『ももいろモンタージュ』の人だ!

というわけで今月は、陽キャと陰キャの大激戦!? 絵面見るかぎり、陰キャ勢に勝ち目はないんじゃないかと思えるけれど、よくよく見ればなんか人外めいたのがぽつぽついるよね。いったい陰キャとはなんなのか、問わずにはおられない。

そもそもこの戦い、なんなのかと思ったら、話は10数余年前にさかのぼる。オタクだったヒロインがギャルに優しくされたことをきっかけに、脱陰キャを決意! はいいんだけど、そこでとる選択が仙人のもとでの修行なの!? なるほど、これがタイトルの由来か。で、見事修行を終えたヒロインが、人心を掌握し、国のトップにも上り詰めたと思ったら、隣国との戦闘が勃発!?

かくして冒頭に描かれた、陽キャと陰キャの戦いとあいなるわけなんですが、あー、別に暴力にうったえたりしないのか! 陰キャの興味に寄り添う、そんな作戦に訴えた陽キャがどんどん陰キャに取り込まれていった先に、ヒロインが果たす再会。ほんと、このふたりの物語なのに、どんだけの人間を巻き込んでるんだろう!

実にシンプルな人と人とがわかりあう物語。それをここまで大風呂敷広げて描く、そこにこの作者の面目躍如を見ましたよ。

『あーきてくちゃ・ふぉとぐらふ』

学園のアイドル? どこか晴れない笑顔の社長令嬢の自然な姿に出会う、その様を描いたこの漫画。なにを撮ればいいかわからなくなってしまっていた主人公と、そしてどのように笑えばいいかわからなくなってしまっていた令嬢の、ふたりともに行動して取り戻す自分自身のありかた。そのプロセスに大きく関わってくるのが名建築についてのあれこれで、という、少女ふたりが出会い仲を深める物語を通して、建築について知ることのできる、一粒で二度おいしい、そんな漫画であったのでした。

今回とりあげられた建物は、フランク・ロイド・ライトによる自由学園明日館。建築大好き建立院の怒涛の説明は、学校で見せる態度とは相当に違っていて、それはあたかも好きなこととなると早口になるオタクそのもの。そんな彼女に導かれ、そして魅入られていく主人公の感情もまた知る喜びを感じさせて、それは建築に対するそれと、そして建立院に対するそれが重なりあっている。そんなようにも思われたのでした。

この漫画、もし連載になることがあれば、続いてどんな建築が出てくるのでしょうね。そんな想像もまた楽しく感じます。

『あなたのことです!』

お嬢様から好きな人がいると相談された使用人。いろいろ話を聞くたびに、私のことなのでは? という考えがよぎるものの、いやいやそんなはずはあるまいと否定していくのですね。

この漫画、よくある気持ちの働きを取り上げているように思います。この人は自分のことが好きなのではないかという思いと、いやいやそんなはずはあるまいと否定する気持ちの相克。自分にとって都合よく考えてしまっているのではないか、勘違いしてその気になってしまっているだけなのではないか。使用人の雛住ともなれば、お嬢様が自分のことを好いているなど、そう思うだけでも不遜であると、そんな感情もあるかも知れない。

そう考えると、職業上、立場上の縛りがゆえに、そのシンプルな答に辿り着けなかったのかも知れませんね。

いやしかしやっぱりですよ、お嬢様、思わせぶりなことして気づいてもらおうというのもいかんのですよ。最初っから、あなたのことですといいませんと、そりゃあそうかも知れないと思いながらも否定しようという気にもなる。ええ、最後の最後にはっきりさせた。それはとてもよいことでした。

『ポンコツ珍獣ハンターvsダイナソーwithエビフライ』

実家のふんどし屋を継がされるのが嫌で珍獣ハンターを目指した刹那。町にあらわれた恐竜を捕えるというのですが、なにぶんなって初日なので勝手がわからない。それでたまたま出会った主人公を助手にして恐竜を追うのですが、いや、恐竜よりも一緒に行動してるエビフライの方がインパクト強くない!?

手足がついたエビフライ。手袋に靴下も印象的で、いったいこいつなにものなのか。しかもこのエビフライ、しゃべってるんだけど!? と思ったら恐竜もしゃべってるな。交通法規にも明るい恐竜とエビフライ。主人公がいうように、そこまで危険な存在ではないかも知れない。むしろ話せばわかりそう。ふんどし屋継がせようとしてる刹那の親父さんよりも話通じるかも知れません。

さて、最後に明かされるエビフライの秘密。お前、中身エビじゃなかったのか! いやもうほんと、なんともいわれん疾走感に溢れた漫画。うかうかしてると置き去りにされそうな勢いでした。

2024年1月23日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年3月号、昨日の続きです。

『ぬるめた』

新年最初の回だからか、登場人物が多くてにぎやか! 話題は初詣。けれど無精がゆえに、ひきこもりがちがゆえに初詣にいけてない人がいる。そんな人のために、くるみが神社に大変身!

いやもう、なんでそんな発想が出るのか。しかも身体のあちこちからおみくじが生えてくる!

目、耳、口、手、肘、脇、膝、腿、踵からおみくじが引けるというのですが、初っ端から脇をチョイスするしゆき。さらにはゆうかが腿を選んで、さすが女子というべきなのか、こういうところ躊躇がない。しかもこのおみくじ、勝手に出てきてくるみが手渡しとかじゃないんだ。自分で手をつっこんで引くんだ。だもんだから、しゆきがくるみの服の下まさぐるというえらい絵面が発生して、さらにゆうかがくるみの足をなでるというアレな絵面も発生して、いやもう、新年のっけからえらいことになっていました。

しかし今回、地味にちあきが人間関係広げていて、ゲームのネタがクラスの男子にヒット! それからふたりにしかわからない話題が続いていくんですね。ああ、ここから芽生える恋などあるのか!? いや、この漫画だもんな、ないだろうなあ。

でもいつもと違う人間関係が見てとれたり、またさわがしいなかにそれぞれの人柄見えてきたりと、楽しく面白く微笑ましいエピソード。よかったですよ。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

尾つきのゾンビを見事撃退して、その夜、魚いっぱいの豪華な食事でちょっとしたパーティでありますよ。そしてこの食事の会話にて、ゾンビパンデミックについて重要な情報が開示されるというのです。

ゾンビ化の原因であるウイルス、ゼノムウイルスの存在。望月製薬が密かに開発していたウイルスというのですが、そんなもん開発するなーっ! といっても後の祭り。哺乳類をゾンビ化させるそのウイルス。その濃度が高いと尾つきという、より能力が高いゾンビとなる。17%が尾つき化の閾値となっており、羊ケ丘の個体は21%、そしてこの灯台で戦った個体は34%。なるほど、そりゃまあ強かったわけですよ。

ゾンビ化の原因であるウイルスを除去することのできるレサナ。その力を再現できたらゼノムを押し止めることも可能かも知れない。かくしてフラノ博士、アヤの母に頼るべく東京へ向かうこととなるのですね。

東京では、ゼノムウイルスのワクチンを開発するフラノ博士の姿が。そして培養槽に眠る謎の存在。ああ、ここについに核心が見えてきましたね。この謎がいかにして解かれるか、物語のフェイズがいよいよ変わったこと実感させられます。

『SAN値直装!闇バイト』

頭部が星形の暗黒ぬいを捕獲するために南極までやってきたあかりたち一行。季節は夏といえ南極は寒い! こよとなごみは店長装備で暖かく過ごせているけれど、あかりひとり寒さにこごえているの、これ、店長の普段のうっぷんがここぞと晴らされているのでしょうか。

今回はまだお話の導入といったところですね。あかりがショゴスで暖をとり、そして店長の用意したシャンタク鳥を屈服させて、いざ暗黒ぬい捕獲に出発。

しかし、ここでお客様の応対に店長が店に戻るの、悪い予感しかしない! ええ、絶対あかりが暴走するやつ。でもその暴走でピンチを切り抜ける、そんな予感もするんですよね。

2024年1月22日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年3月号、昨日の続きです。

『てくてくっ!秘密リサーチ』

ファミレスでの作戦会議風景。ひぐれがめちゃくちゃ人気なの、いいですね。でも本人は辟易してて、猫は一番さわがない人のところにいきたがる、みたいなことになっちゃってましたね。

そしてマリンの食事の認識! ポテトがベジタブル扱いにトマトケチャップたっぷりもヘルシー扱い。ああー、これだとピザも野菜だな、マリン。日本大好きだけどこういうところはアメリカンなんだなって実感させられた瞬間でした。

そしてすかいのスペシャルドリンク! ああー、やっちゃいますよね、ドリンクバーのブレンド。で、ひぐれから返品されて自分が飲むはめになるの、いやいや、そんな顔して飲むようなの作っちゃ駄目ですよ!

とまあ、こんな具合で話しあいよりわいわいやってる方が楽しそうな皆。なにも決まらなかったけど、それもまた青春ですよ。

『ラスボスは逃げ出した▽』

魔王城に泊まることになった勇者。もうすっかり魔王と友達感覚になっちゃってるわけですが、さらに関係を一歩進めた勇者ですよ。でも人づきあい苦手で、ちょっとした雑談にも迷走する勇者です。あの、なにか気の利いた相槌をといって、話の腰を折りまくるのな! ああ、おそろしい。ぼっち、コミュ障と自嘲する人たちはこうした苦しみを抱えているのだなと同情せずにはおられませんでした。ええ、私もです。

さて、魔王の消えるシーツの謎。これ、結局核心に迫らず流してしまうのかい! とか思っていたらですよ、おおお、最後の最後にその秘密が明かされて、いや、これ、いろいろマズい展開だな! 魔王的にはこれを許しちゃうのかい!?

しかし今回は勇者と魔王が互いの衣装交換しあったりして、見ててお得感あるエピソードでした。ええ、勇者の魔王コス、可愛かったですよね。ええ、黒髪ということもあってよくお似合いでした。

『わからせろ!ナマイキツネ様』

壱与様、面目躍如ではありませんか! マカロンに煽られるままにメイド喫茶でバイト勝負することとなった壱与。メイド喫茶おうまがどきの店長、クラマが妖艶さ感じさせる美少女で、こいつは人気出るぞ! と思ったら、即大正浪漫壱与が全部持ってくこの流れ!

いやもう、壱与様、素晴しかったですよ。今回、誰よりも一番キュートでした。さすが主人公と納得させられる可愛さで、この可愛さでもってチェキ勝負で旋風巻き起こす。ちょっとサービスを舐めた態度も目立ったけれど、それが顧客が本当に必要だったものだったものだから行列ができるほどの大人気! 写真撮れば撮るほどもうかるシステムで、店長クラマも大喜び。胴元なの? 桜子も超のつくくらいのハイテンションでした。

今回はいつもと違うわからされかたさせられた壱与様でしたが、こうしてひっぱりだこになるのもまた一興というやつではないでしょうか。ほんと、充実の仕事ぶり。誰もが喜ぶ(壱与以外)、素敵な展開。ええ、いつにないハッピーな展開に、こちらもなんだかほのぼのと暖かな気持ちになりました。

『ギャルとネクラの吸血関係』

まくるの部屋に突如あらわれた黒猫。やたらまくるに懐いちゃって、というか、むしろ尊大な態度よね? これはなにかあるぞ、ただの猫ではあるまい。そう思っていたんですが、最初のうちの不思議さはだんだん薄まってきて、むしろただの猫感が強くなってきた?

まくるといよねが、周囲の人間にも頼りながら飼い主を探すくだりなんかが、まさにその普通の猫感が強まっていくシーケンスでしたね。というか、いよねのテンションがなんかおかしい! 猫にかまいたくって、猫からかまわれたくって、もう必死。いや、その努力はなかなか報われてないっぽいんですけどさ。

もしこのまま飼い主が見つからなかったら。そんなことを考えて、飼うと決めてから飼い主が出てきたら別れが寂しいだろうと想像する、その気持ちが最後に切実に押し寄せてくるところなどは、まさしく見どころってやつでしたね。まくるの胸中に芽生えた意識、いつかくるかも知れないいよねとの別れを思って切実さ噛みしめるところなど、まくるのいよねに対する感情がよくよく感じとれて格別でありました。

さて、この黒猫、やっぱりただの猫ではありませんでした! 飼い主があらわれた時に、ああもうこれは普通の猫だったかと思い込んじゃいましてね、それだけにラストの展開に、あれえ!? やっぱりそうだったの!? と驚かされました。

当主の命により派遣された使い魔だった。まくるとその眷属を監視しようとするその意図の向かうその先は!?

2024年1月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年3月号、昨日の続きです。

『スポチャン!』

めちゃくちゃ面白いな。気弱なももに脱ぎたがりの部長と、やたら変な、いやさ個性的な人たちが目白押しなこの漫画。まともな進行は常識人のあかりにかかってるな。と思っていたんですが、ああああ、あかりもまたひとつの個性派と判明!

今回、防御技と基本打の説明がされたのですが、そこではあかりがすごく頼りになりましてね、さすがだ立派だ、ももは避けるのはうまいけど打ち込みの際には目をつむっちゃうから当たらないんだな、みたいなこと思いながら読み進めていたのに、あかりさん? いざ試合となったらまるで避けられない人なんですか!?

もしかしてまともに戦えるのって部長だけ? でもその部長、外に出しちゃいけないタイプの人ですよね。アメリアも問題ありだけど、コスプレ好きなだけで、公序良俗には反してないでしょう? だけど部長は違う。今回もいざ部活となったらさっそく脱衣して、あかん! 最高度に常識に欠けた人だ!

さっそくいろいろ心配になってくるわけですが、次回はももの古巣でアメリアの昇級テストでしょうか。だとしたら部長をなんとかしないといけませんね。ええ、外でこんな格好したら、通報案件です。

『追放令嬢は技能実習生になりました。~アーシャさまは野菜畑から逃げ出したい~』

想像以上に農業がっちりやる漫画ですね、これ! 今回は畑の土づくりをやるんですけど、耕して耕して、苦土石灰撒いて堆肥撒いて、畝作ってと、土いじるだけで一話終わっちゃった!

いや本当に、農業やるには下準備といいましょうか、土壌をしっかりつくっておくのが大切といわんばかりの丁寧な描写が続いて、そのたんびにアーシャがうだうだ文句いう。そのやりとりが面白くって、ああこういうのに自分は弱いんだよなあとあらためて実感したのでした。

学習まんが世代ですからね、面白くてためになる、漫画を通して新たな知識を身につける、そういうのが本当に大好き。だから今回の農業導入土づくり編もすごく楽しんで読んだのでした。

ニンジンの収穫どころか種蒔きまで到達しないスローペースなのはおどろきですが、ニンジン栽培の大変さ、どこが難しいとかそういうこともちゃんと説明されたので、いよいよ次回でしょうか、ニンジンの種蒔きから育てはじめる、そうしたくだりへの期待もしっかり高まっていくのも好感触。

しかし肝心のアーシャがニンジン大嫌いときているのですが、自分で育てたニンジンなら食べられるのかな? どうでしょう、以前なんてお約束なんてまるで意に介さずに野菜は大嫌い、マズいといってた人ですからね。次こそは収穫の喜びを味わうのか、それともまたなにか予想もしないことをしてくれるのか。アーシャの行動ふるまいにも注目ですよ。

『ばーがー・ふぉーゆー!』

めちゃくちゃ面白いな。文化祭当日、テーブルゲームカフェにて店長をつとめることとなった我らがこむぎ。かわいい衣装着ちゃったりして、それはそれは目にも華やかなのですが、この人、やっぱり癖があって、それがこのカフェにもにじみ出てるのがおかしいな! だって、フードメニューがハンバーガーのみ! しかもお品書きのイラスト、やたら気合い入ってない!? 誰かしらのバーガー愛がみなぎってるの、本当におかしかったです。

そしてボードゲームに詳しいはずのこむぎさん。いざモノポリーの説明をとなると、皆でわいわいやるタイプのゲームには詳しくありませんとしぼんじゃってて、いやもう、ほんと、癖が強い人だ!

で、この癖の強いカフェにまたまた癖の強い人、我らが零がやってくるのですから、いよいよ大変なのでありますよ。

バーガーづくりでクラスの皆の心を掴んだこむぎに零ちゃん大嫉妬! すごい面持ちで入店してきて、こむぎの幼なじみ、糸巻まきと対立! わあ、負けず嫌いが前面に出て、親友ポジションを自称しちゃったよ! からのゲームで惨敗。ここでまきがいいように取り計らってくれなかったら、零、立ち直れなかったのでは!?

でもほんと、ここからの文化祭めぐりの様子。頼りにならないと思われたこむぎがですね、射的、すなわち対人能力が必要とされない遊びとなるとめっぽう強いところ見せてつけてくれて、零にぬいぐるみをプレゼント!

いやもう、最高だったのでは? 零ちゃんこむぎへの熱が高まっていっちゃうし、こむぎはこむぎでクラスでのポジション獲得! しかもけっこういい感じに馴染んでるじゃないですか!

と、もうあっちもこっちもいい塩梅に落着した文化祭編。いやあ、最高でした。

2024年1月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年3月号、昨日の続きです。

『性別不明な殺し屋さんがカワイすぎる。』

ユーリを怖れさせる人物が増えた! その人はというと、つくしの妹、こごみさん。前回最後にちらっと出てきた人ですね。つくしの家に近い高校を受験、みごとに合格したというのですが、それで姉に会いにきた。明るくてニコニコ可愛い子なんですが、ええと、それって姉の前だけですのん? つくしがいなくなったら途端に変わる雰囲気。ユーリに注がれる冷たい視線!

いやもう、またまた個性的な子が出てきちゃったな!

姉大好きなこごみさん。当然のように姉の状況リサーチしていて、ユーリとの同居も把握。当然ユーリのことは敵視していて……、なんですが、姉とユーリの関係に触れて、さらにはユーリの姉つくしに向ける感情も知って、それで同志的関係が成立!?

しかし、あの姉さんのバブみでオギャリたくなる云々のくだり、すごかったな。ママ力とか、マムーン以来のインパクトあるコマ。ほんと、ここからのユーリの気持ちがつくしに漏洩のくだりなんかもとてもよかった。ええ、ママ力の前では不毛な対立関係も消えさって、オギャり仲間になれるのですね!

『さうのあっ!』

なんか6月には創立記念日が多い云々とかいいだしたから、ああ、これはまたサウナの流れだな。休日がからむということは遠征? と思ったら、なんとテントサウナ。テントでキャンプでサウナだっていうんですが、なんだこの欲張りサウナ。でもこういうのはやってるのかな? キャンプがはやってるのは、芳文社の漫画で知ってるんですが、サウナなんかもあるんですね。てっきりグランピングみたいなので、ちょっと特別なキャンプ体験みたいな感じなのかと思いました。

しかし今回、アウトドア準備ということでこかげがウェアを試着してみたりしましてね、そうしたらまあ可愛いのなんのって。キャンプは次回のお楽しみではあるのですが、皆がどんな格好するのか、どんなキャンプ体験になるのか、今回の導入だけで充分以上に期待を高めてくれて、ああ次回が本当に心待ちでありますよ。

最初はアウトドアなんてと嫌がってたこかげが、最後には楽しみにしているのもとてもよかった。ええ、いいキャンプになるといいですね。

『コンビニ夜勤あくまちゃん』

制服が長袖から半袖になる季節。我らが主人公、アルールはというと体調崩して挙動不審。発熱してるのに働かせられないと、急遽休みとなりました。

それでヘルプで呼ばれたのが天使エリエル! アルールの穴を埋めようと人の姿になったイレイナとめっちゃくちゃに相性悪くて、のっけから対立! ああ、これで問題勃発しちゃうわけだな! と思ったら、いや違うな、それぞれ別方向に問題起こしちゃうタイプのふたり組だ! ひとりでも壊滅的打撃与えてくれるのに、それがふたりでさらに倍! 積み上がる多田の負担!

いやもう、これは多田が引っくり返って詰むパターンなのでは!? いや、よかった、その展開はありませんでした!

今回の勝因は、多田のこれまで蓄積してきた経験とノウハウ。そして多田に負担をかけないよう細心の注意をはらったイレイナの頑張りでしたね。ということは、エリエルは!? いやもう、エリエルは基本揺らがずいつもの調子。最後の最後までイレイナを悪気なく天然で煽っちゃって、ほんと店の運営には寄与しませんでしたけど、漫画の展開的にはエリエルがMVPってやつでした。

2024年1月19日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年3月号、発売されました。表紙は『エイティエイトを2でわって』。美弦と奏が一緒に連弾。表情豊かな美弦とクールな奏が好対照を描いていて、しかしこうして見るとあらためて美弦は美少女だなあって思わされるのですね。本編だとどうしてもズンドコしてるイメージが強いというか、なんか味わいある表情してる印象が拭えないというか、そんな美弦ですけど、本当にぱっと明るい美少女。正統派美少女奏とのこの好対照もまた清冽です。

今月は新規ゲストが1本です。

『涼井さんの推しメシ』

推し活に邁進する高校1年生。現地で推しのライブに参戦しての帰り道。ふと立ち寄ることとなった蕎麦屋で食べたカツ丼が、ちょっと普通と違っていて、それがまたおいしかったというんですね。

蕎麦屋のカツ丼セットはカツ丼とそばがセットで味わえる。その組みあわせもまた悪くなく、カツもおいしい、米と卵とあわせておいしい。そしてそばもおいしい。その度々の食の感想が、ライブの、推し活動の情景でもって表現されるのが独特の味わいとなっていました。

この漫画、推しの食事をアピールしていく、そういうものになるのでしょうけど、毎回この蕎麦屋さんってこともないでしょう。ということは、いく先々で出会う食事の感想が!? こいつはちょっと夜に読むには危険な漫画となりそうな予感がします。

『エイティエイトを2でわって』

カフェでの演奏のバイト、はじまりましたね。神妙な面持ちで演奏する美弦の美しいこと! とか思ってたら、ここにいたるまでに選曲バトルがあったんか! そして自分にピンとこない曲だからか、なんともいえん不思議な表情になってしまっている美弦。と思ったら、流行りの曲だと美弦と奏の立場が逆になるのか! ほんとふたりはこれからいろいろ経験して、ポップな曲、静かな曲、そしてもちろんズンドコな曲も、いろんな曲調、いろんなタッチに対応できるようになっていけばいいですね。そうしたら、どんな顔したらいいかわからない、なんてこともなくなると思いますよ。

さてさて、もうすぐ夏休みなのだそうですよ。基礎練習が実を結びつつある美弦さん。けれど実家に帰るとピアノがない! なぜなら、ピアノは今ここ、寮にあるから! さあどうしましょう、からの、奏の家にきてもらってもいい、からのさらには、ゆずの家に皆でお呼ばれ話なんかも出てきて、ああなかなかに面白そうなイベント発生しそうじゃありませんか。

とか思っていたらですね、なんとまあ、ゆずのお家にいらっしゃる母の友人、その娘さんもピアノをお弾きあそばすのですか!? ええ、ここにもまたなにか面白そうな芽が出てきましたね。ええ、このお嬢さんとゆず、来夢の出会いに期待であります。

『アイドルビーバック!』

アイビバの会議が進んでいきますよ。場所はあんじゅの自宅。そうか、あんじゅの家っておもちゃ屋さんなんだ。倉庫もあるよ、って、持ちビル!? 結構な大きな玩具店だったりするんだろうか。ちょっと安心材料出てきましたね!

そしてアイビバでの役割分担が進んでいきます。こういう時に頼りになるのがトモコ様。必要な仕事をリストアップし、庶務事務まわり、営業なんかもトモコ様がまとめて面倒見てくれるそう! ああ、よかった。方向性見失って山に登ることはなさそうだ!

からの、あんじゅが広報に決定。曲づくりは椿で、と順調に役割りが決まっていくんですが、あれまあ慈雨は役割未定!? というか、被写体係なの!?

思いもしない展開したりもしましたが、こうして着実に活動をレールに載せていきながらも、語られるのは大きな夢というのがね、伸びゆくよさのようなもの感じさせてくれまして、そこにほのかな熱が帯びてくると実感させられるのですね。その、まだかたちにすらなっていない夢の思い描かれる風景に、ああ、なにか気持ちが一緒につれていかれて清々しくも思うのです。

2024年1月18日木曜日

今日は休みます

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2024年1月17日水曜日

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2024年1月16日火曜日

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2024年1月15日月曜日

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2024年1月14日日曜日

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2024年1月13日土曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、昨日の続きです。

『ほぐして、癒衣さん。』

マッサージ店にやってきた癒衣。施術を受けるのですが、そこでの会話がいろいろ意味深! 夏鈴のこと可愛い? とか、さらには同棲? などなど、癒衣の妄想を駆り立てる言葉の数々。さらにはおみやげのアロマオイル。それで夏鈴をオイルマッサージ、はいいとして、なんでそんな妄想になっちゃうの!?

いやもう、癒衣さん、もっとガンガンいってみよう!

あまりのことに私も取り乱してしまいました。

しかしこの妄想あってなお、現実にはこんなほのぼのな日常風景に落ちつくの。ああ、ふたりの関係のおだやかさ。これはとてもよいですね。でも、ちょっとはやりすぎてもいいのでは癒衣さん。なんてことも思ってしまうのです。

『おねロリキャバクラ』

凛にとって楓はやっぱり特別なのかな。これまで参加したことのないお菓子イベントに、なんと初参加することに。他のキャストからも驚かれているんですが、それでちょっとむっとしてる凛が可愛いですよね。

そしてみゆりも参加。皆で一緒にお菓子を手作りするというんですけど、あらら、器用そうな凛よりもみゆりのほうがスムーズに作れてる。しかもアイシングで猫の顔を描いたのね! 意外といったら申し訳ない。でも、意外や器用なみゆりさん。こうしたところに、チャーミングさ感じてしまうのでした。

で、凛はといいますと、いろいろ苦戦してるの、これやっぱり未経験だからなのかな。計量がいいかげん。いろんな用語がわからない。などなど、クッキーはお菓子の中では簡単な方だと思うのですが、それでもいきなりはやっぱりハードル高かったみたいですね。そして楓のためにクッキーをデコレーションする。その時のチョイスですよ!

予想では、凛自身の顔にするのかなと思っていたんです。楓の好きなものといったら凛だろうと。凛がいった、自分が可愛いと思うもの描いたという言葉もその予想を後押しして、そうしたらなんとカエデお姉さん!

いやあ、やられましたね。なんてこったい。相思相愛ですよ、もはや。

My Private D☆V

『ももいろモンタージュ』のまめ猫です。

D☆Vポイントは、おっとこれ長いな、ええと「部屋着でのオーバーサイズパーカー」にはじまり「シュレディンガーのパンツという奇跡」に終わる一連の文章。すなわち、上は着込んで下は軽装。パーカーの裾がショートパンツ丈まで達することで、裸足に生足の下半身がさらに無防備かどうかが見極められなくなる。すなわち、はいてる/はいてないが重ねあわせの状態に!

というんですね。

想像力がかもしだすもの。見えるものよりも、想像するものこそが訴えかけるという理屈。実際これはわかります。見てしまうと、思ってたよりたいしたことなかったな……。そう思ってしまうこともままあるわけで、ゆえに想像に託すD☆V。想像力如何では現実も超えて広がる夢想。これは実際、真理かも知れませんね。

2024年1月12日金曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、昨日の続きです。

『ほうかごバスケット』

偶然出会ったバスケ少女が、なんと転校生。同じクラスになってしまって驚きというのですが、この子、月ヶ瀬つばさにバスケ部に一緒に入ろうと誘われた吉野けい。いったんは断わったものの、まさかこんな展開が待ってるなんで思わないじゃない? ふたり一緒にこの街を一望して、そして私を燃やしてみてよ。

これだけの盛り上げを、青春の一幕を見せておいて、まさかバスケ部がないだなんて!

いやもう本当にびっくりでした。バスケ部はそりゃあ当然あるもんだと思ってたから、バスケ部に入るのか、あるいは自分たちだけで放課後バスケをやるのか。後者かと思ってたから、おおー、前者に落ち着くのかと思いきや、そもそもそのバスケ部がないんか!

びっくりでした。

ということは、部活を作るところからスタートするのかな? そしてバスケ部に反応した生徒がひとり。ええ、やはりここからなにか動きが出てきそうでありますね。

『妄想アカデミズム』

入院している莉子の前に現れた未春。自分の病室に招き入れ、ふたり、話をするのですが、ここでふたりのこれまですれ違ってきた思い、それがようやくすりあわせされることとなるのですね。自分が未春にプレッシャーを与えてたかも知れない、無理をさせていたかも知れない。そう思っていた莉子に、この一年が一番楽しかったと告げる未春。だからこそ一緒にもう一年頑張ろう。来年、私と一緒に東大にいこう。

ここに、莉子の東大にいくという目標が、内在的なモチベーションとして芽生えるというのですね。

いや、未春への気持ちを内在的なモチベーションと呼んでいいものなのだろうか。

そしてもうひとつの莉子の負い目、未春にキスしてしまったことが打ち明けられて、しかしその時の未春と莉子の気持ちの落差よ! あまりのことに、とんでもないこと曝露してしまう未春の自爆的瞬間。ああ、これはまさしく見どころというやつでありました。

かくして、ふたりともに東大を受けると決意を新たにした今回。ああ、さらなる一年がまたはじまりますね。

『はじまりの剣は抜けない』

ちゅうに病的ふるまいが街全体に影響をおよぼして、ついには観光名所と化してしまった。しかしその記憶は失われてしまっていて、友人から聞かされるごとにいたたまれない気持ちにさいなまれる!

記憶喪失だけでも大変なのに、街のあちこちに自分の黒歴史が存在しているという逆境。自分の影響力を誇るべきか、それとも恨むべきなのか。誇ればいいと思うんだけど、気恥ずかしさいっぱいのヒスイにとっては過去の自分を恨まないではおられない、そんな物件の数々なのですね。

でも、海外からちゅうにいやさ伝説の噴水目当てに観光客がくるレベルなんだよ? 町おこしプロデューサーとして誇れる実績ではないですか。

実績あろうとなんだろうと、恥ずかしいことにはかわりない。それでヒスイ、咲と一緒に駆け落ち、この街を出るというんですね。

とはいえ、ちょっとした小旅行。街を出て、そのへんをぐるり見回して、ちょっとエンジョイ。それで気がすんだ? いや、咲の心の空白に、ヒスイ、気づいてしまったんだ。それで帰ってきた伝説の街。やはり落ち着かないんだけど、それでも咲と一緒にいるならこの街と、ヒスイ自身思ったようですね。たまには気張らしもしないとだけど、この街での暮らしはなおもにぎやかに続きます。

2024年1月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、昨日の続きです。

『ばくちぬぎ!』

賭博部、まともな人がいない……。いや、賭博部とやらに入って、脱衣ギャンブルとやらに身を投じる連中だ。まともなわけがないんですよ。

今回は、あらゆる手段で脱がしにかかるふたり組です。富井と牧野。奇跡のクラスメイトなんだそうですが、そうかバレないのか。すごいな女装の威力。

ムキになって奇跡に難癖つけては脱がしていくのは牧野ですね。部長の信奉者にして部長をいつか負かして脱がすことを目標としている牧野。しかしその目標を、ぽっと出の奇跡にかっさらわれてしまって、まあおかんむりってやつですよ。だもんだから、反則ぎりぎり、いやもうこれ反則だよね? ディーラーの富井を買収してるし、ギャンブル以外の要素、マナーとやらで難癖つけて、その都度一枚脱がせていく。さらに最後には嘘マナーときたもんだ!

いやもうこの汚ない手も厭わないところ。これもまた脱衣ギャンブルの醍醐味なのでしょうか。いや、それにしてもイカサマはよろしくないよなあ。もし妹の幻が出てこなければ、このまま押し切られたかも知れない。妹ちゃん、グッジョブ、といいたいけれど、この妹もまたまともではない。

いつかは奇跡もまともではなくなるのかも知れませんね。

『かみねぐしまい』

ああ、やはりそうだったのですか。ツギノとまえなの母が神様に託した願い。それはなんなのか、ツギノにはあらかた見当がついている。それは私のことでしょう? 私だけがお母さんの子じゃないって話でしょう? まえなにだけはバレたくないからと、神様に帰ってくれることを願うというのですが、ああ、ツギノかまえな、どちらかの出生に関する秘密があるものだと予想してた。ツギノがそうだったのですね。

はたして本当にツギノの想像するとおり、母の願い、母の秘密はツギノに関することであるのか。それはわからない、まだわからない。もしかしたら、ツギノのことと思わせてまるで違ってる可能性ももちろんある。だからこそ、この段階でツギノの秘密が明らかにされたとも思えるわけで、本当に先が読めないですよ。

お願いをきいてもらうべく、仲悪姉妹がしのぎを削る、そんな滑り出しだったのが、もうそんな雰囲気は薄らいで、今はそれぞれの胸中に渦巻く思いに触れようとしている。その様、まったくもって予断を許しません。

『しあわせ鳥見んぐ』

今回はホトトギスを見ましたよ。また他にゴジュウカラについても触れられたのですが、ああ、ここでぽつりと語られた、どんな鳥にも自然界を生き抜く術があるという言葉。それがひなに響くところ。静かながらも、確かな手応えがあった、そんな気がしたのですね。

しばらく前から語られている、ひなの悩み。自分はたいしたことのない人間なのに、家の名前やなにかばかりが大きくて、これという目標もなければ誇れる才能もない。そんな感じの話です。でもそうじゃないんだよと、ひな自身が気づかずにいる、そんな才があるのだといわんばかりの岬の言葉。ああ、この子はひなのことを気にかけてくれているのですね。

そうしたきずなとでもいうべき関係。互いに思いあう、そんなつながりもまたこの漫画の魅力であると、そう思わないではおられない展開。これもまた素敵な手応えだったと思います。

2024年1月10日水曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、昨日の続きです。

『星屑テレパス』

風に飛ばされたロケットを集めてまわる海果。ようやく見つけた、その場所というのがメインステージ? 悪いことにフリースタイルラップバトルなんぞやってるところでありまして、なんとかロケット回収しようと前に出てぴょんぴょんしていたら、海果、ステージにあげられてしまいました!

これ、大丈夫? 海果、さすがにラップとか無理だよね? さらに悪いことに渡り廊下を賭けて勝負とかいわれちゃって、これ本当に大丈夫!? とか思っていたら、フェンリル娘のコスプレした遥乃が登場。まさかの勝利をおさめて、ロケット同好会の宣伝タイムを勝ち取ったのですね。

宣伝タイムでの海果。遥乃に続くかたちで、しっかりロケットの説明することができて、また展示の案内も! ああ、海果、成長してますね。この活躍、素晴しいものありましたよ。

そしてロケットに興味を持ってくれた中学生、愛さん。最後のロケットを見つけてくれていて、そしてこの文化祭も楽しんでくれていた。ああ、この子、この学校に入学してくるのでしょうか。そして海果たちの後輩となるのでしょうか。

思いもしない展開、そして出会いのあった文化祭。今後をうらなう、そんな様子も素敵でした。

『スロウスタート』

コートを買いに街へ出た皆。まずは果実が試着して、あれもかわいい、これも素敵と、ついついハイになっちゃっていくつもコートを買ってしまいそうに! いやいや、制止してくれる人がいてよかった。1シーズンにコート3着とか、危ないところでしたよ。

さて気になるのが大会の様子です。どうもふさぎこんでいる。というのは、かつての雪の日の記憶にさいなまれているからなのですが、その様子に気づいた花名が力になりたい、けれどどうしたらいいかと煩悶しているその様! この子の素直な優しさと、それゆえの踏ん切りのつかない性格、よくよく出ていたと思います。

二手に別れて食事をとったその時、ダイレクトな優しさと踏ん切りのかたまりみたいな冠が大会にズバリ直撃するのですよ。そしてその言葉を受けて栄依子たちも大会に働きかけて、ああ、これで大会の悩みは軽減することになるのでしょうか。

そしてその場にいなかった花名。ハンバーガーと格闘しているんですが、そうか、あのピックはこうならないためのものだったのか! ひとつ学びを得たのでありました!

『キミはあくまでも。』

今回は番外編。本編ではやたらシリアスな展開してますが、番外ゆえにほのぼのとした情景描かれておりまして、悪魔のエクールカと祓魔師のマーシャの交流。白詰草の花輪を作るマーシャを見て、エクールカがそっと忍び寄っていくのです。

白詰草の花冠も指輪も知らないエクールカに、いちから教えてくれるマーシャ。このくだりは本当にほのぼのとして、こうした情景が長く続けばどれほどによいだろうと思わせるに充分なものでした。そしてヴェネルのために押し花のしおりを作ってみればどうかとのエクールカの申し出を受け、マーシャとエクールカ、ふたりで一緒に四つ葉のクローバーを探す! ああ、この時のふたりの様子。とても愛らしく、穏やかな時間が流れて、こんなにも素敵なものがあろうことかと。またマーシャを見つめるエクールカの胸に去来する思い。その切なさと、自戒と、その思いもまた愛らしいと思われたのでした。

今回は番外編。本編では大変なことになっています。本編でのいろいろ、うまく片づいて、今回のようなほのぼのとした日常に回帰できればどれほどによいだろうと願う気持ちであります。

2024年1月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2024年2月号

 『まんがタイムきらら』2024年2月号、発売されました。表紙は『好都合セミフレンド』。ルカとすうな、ふたり手をとりあう姿のイラスト。焦りと戸惑いを見せるすうなに対し、余裕と見せるルカが印象的。でもルカの頬も紅潮していて、これは決して見た目ほどに余裕ではなかったりする!? なんてことを思わせる表紙。想像の余地があることで、よりいっそうに膨らむものがある。ん? 妄想? いずれにしても、見た目どおりじゃない、そんな感触もたらしてくれるよいイラストであります。

今月は新規ゲストが3本です。

『いそうろう魔法少女メイ』

見え見えのあやしい車の人物に攫われてしまった綴千織。小学5年生でこの危機管理……。非常にアレな子なんですが、そんな千織をさっそく助けにきてくれたのが魔法少女。悪人たちを瞬殺し、さああとは千織の拘束をとくだけ、といったところで要求が提示されるんですね。

助けてほしくば200万円いただきたい。

せちがらいなあ! とはいえ、誘拐の身代金としてはむしろ安いほう……。いや、でもなんか倫理的に微妙な気もする。と、ここからの交渉。どう考えてもうまくやれそうにない千織がですね、二転三転した先にこれだという妙案を思いつくんですね。家賃だったらどうだろう!

聞けばこの魔法少女はホームレスなのだそう。だったら自分の家に住まわせる。光熱費に食費も含めよう。このあたりの相場ならだいたい2年間で200万円だ。

この提案が功を奏して千織、無事に解放されることとなりました! そして魔法少女メイはというとホームレス魔法少女からいそうろう魔法少女にクラスチェンジ。あとは家族に同居を認めさせれば千織のミッション終了なのですが、それ、すんなりいくものかな? 今後の千織の頑張りに期待ですね。

『軽い気持ちで悪の花』

荷物を運ぶだけで10万円の報酬。どう考えてもあやしい案件なのですが、それを気軽に引き受けてしまった土田陽廻。しかし10万もらえるはずが、秘密を知られたからには生かしてはおけない。命を狙われることとなって、そんなところに介入してきた謎の勢力とともに逃げることになるのですね。

しかしこの漫画、すごくぶっそう! 銃を撃ちあうとかはいいとして、陽廻、渡された銃に興奮してさっそくひとり撃ち殺しちゃったよ!? コメディテイストだから案外助かったりするのかな? とか思ったけど、そういう特例はない模様。さらにこの主人公、外に出たところで味方の車に思いっきりひかれちゃって、おおう、主人公も死ぬのですか!? と思ったら、よかった生きてた。というか、わりと元気そうだな。どんだけ頑丈なんだ。

かくしてこの謎のふたり組と一緒に仕事をするハメになった陽廻。それはいいんですが、この勢力、ロリコと南国のふたり組。いったいどういう連中なのだろう。仕事というのは、闇の組織つぶし? それともただの抗争? いやもう本当に謎。その背景など明かされるのが楽しみですね。

『のうのうヌォ~』

天文部に入るつもりが、部活紹介で説明に立ったお姉さんがあまりに美人だったので、わからないままに能楽部の見学にいった川井紅葉。そうしたら出迎えに出てきたのが、能面つけたふたり組。あまりの怖さに逃げ出しそうになったのだけど、必死にとめられてとりあえず話をきくことになったのですね。

部員にめぐまれていない能楽部。とりあえず今は4人いるみたいですね。部に興味を持って見学にきたのは紅葉ただひとりという中、きれいな先輩、市岡愛と再会して、そしてだんだんその気になっていった紅葉? いや、能楽にというか、愛先輩との交流メインですよね!?

能楽部の先輩からは、愛目当てでの入部とか大丈夫だろうかと不安がられながらも、とりあえずは歓迎された紅葉。愛からも素敵な笑顔向けられて、それでひっくりかえっちゃうのですか、紅葉さん!?

いろいろと不安ぶくみの能楽部新入部員。まったくわからぬ能に触れて、これからどう育っていくのか、そこに面白みがありそう。また能について知ることができそうなところもポイント高いです。

2024年1月8日月曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年1月7日日曜日

『まんがタイム』2024年2月号

 『まんがタイム』2024年2月号、昨日の続きです。

『瀬戸際女優!白石さん』

爽太と白石、ダブル主演の新ドラマ。キャストの顔合わせがあったのですが、白石は爽太に対して終始素っ気ない態度。いったいなにごとか。ドラマの撮影が終了したら、爽太のことを振るつもりでいるからだっていうのですね。

母にいわれたことが響いている白石。顔合わせが終わってからも、その母の店を手伝いにいくという白石なのですが、新幹線の駅まで送ると申し出てくれたベテラン俳優の下心! その卑劣な振る舞いに、白石が爽太へと助けを求める。

本当に、ひとつ白石が決意すればまたその決意を揺らがせる動きがある。その思いを、心をひとつところに落ち着かせぬ展開のうまさ。これは爽太の活躍、さらには白石との関係改善につながることになるのだろうか。となればまたふたたび白石の思い悩む日が!? ええ、爽太、大きなチャンスでありますね。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

受験に進路、人生の変わり目となる時期というのがございます。琴音にとっては気象予報士の試験。そして大学を卒業する涼にとっても今後を考える機会となって、牧はタレントの継続を希望しているのですが、涼はそうではないみたい。

牧がカメラマンの米田とデートすると聞いて、ついていきたいという涼。あの苦虫かみつぶしたみたいな顔してる牧がいいですよね。そしてこの涼の真意ですよ。なるほど、タレントとしてカメラを向けられるよりも、撮影する側に興味があるというのですね。米田と意気投合して、そして将来を迷う涼の背を押すのが琴音の役目。あの明るく涼の気持ちにそっと寄り添う琴音の姿。ほっと安心させるようなものありますよね。涼にとって、琴音の言葉、どれほどに頼もしかったことだろうか。なんて思わされた一コマでした。

そして琴音の試験の結果。はたして合格してるのか。それは次回のお楽しみ、というのですが、今度こそ、今度こそ通ってほしい。どうしてもそう思っちゃいますよね。

『午前0時のおねだりごはん』

最初のおねだりメニューをもう一度食べたい。米沢にいわれた牛喰が、同僚の言葉にだんだん不安になっていく。思い出の味じゃなかったらどうしよう。以前の方がおいしかったといわれたらどうしよう。心配ばかりがふくらんでいく牛喰に、牛喰の母の言葉、ふるまいがふたたび自信を与えてくれるのですね。

季節ごとに味つけを変えても、変わらぬ味と思ってもらえる。それはお客さんが味がわからないからではなくて、というのが、牛喰の米沢にふるまったスキヤキ風牛丼の感想にあらわされて、以前よりもジューシーと思いながらも、変わらぬ味にほっとする米沢。ああ、その根幹となるところにこそ変わらぬものがあるってことなのかも知れないと思わされました。

そして牛喰の重大発言! なんと、会社やめてお店を継ぐのですか? 米沢も驚くこの展開。さあ、どうなる。ということで次回は最終回。ああ、牛喰の今後も気になりますが、この子の米沢に向ける思い、それがどうなるかも気になります。

『良倉先生の承認欲求』

めちゃくちゃ面白い。良倉と上枝に、メイド服がどうたらといってしまったのを悔いている明戸。それ以来ふたりのことを避けていて、となれば落ち込むのが良倉って人なんですね。

承認欲求をこじらせている良倉。でも同僚からの評価とかここまで気にするものなのかな? と思ったら、そりゃあこの人だったら気にするよなあ。生徒からの目とかもめちゃくちゃ気にしてるもんな。と思ったところにマズローの欲求5段階説が出てきて、もう本当に面白い。社会的欲求が満足してないため承認欲求どころじゃない。理知的なのか、やっぱりどこかこじらせているのか、ほんと最高の展開でした。

その後の明戸と、上枝、良倉の和解の情景も面白かったです。酒飲むと面倒になる明戸。めちゃくちゃ可愛いな! からの、社会的欲求と承認欲求を同時に満たす良倉。で、上機嫌になってうっかり口をすべらせたもんだから、良倉の活動を探る人間がひとり増えちゃった!

ほんと。ぶんちょー紳士から良倉に迫ってくる氷高に加えて良倉からSNS活動に迫る明戸。こいつは面白くなってきましたよ。本当、どんな展開がくるものか予想だにできません。

2024年1月6日土曜日

『まんがタイム』2024年2月号

 『まんがタイム』2024年2月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。マイク、タンバリンを手に陽気に歌う姿であります。これはカラオケ。新年明けて音楽でもりあがっていこうといった具合のようですね。『坊ちゃん、困ります!』は透と七実、ふたりでデュエット。『瀬戸際女優!白石さん』白石は、両手タンバリンでなんかウキウキな感じ。というか、白石さん、少年みたいだな! 『花丸町の花むすび』彗ちゃんは、両手にマラカスでありますね。歌にリズム、ウキウキの新年です。

『ローカル女子の遠吠え』

静岡のお茶事情でありますね。かつてはどこかしらからもらってくるのが定番とかいう話だったと記憶しているのですが、最近では若者の急須ばなれが進んでしまって、結果お茶屋さんのカフェが台頭してきているのだそう。

製茶工場のすぐとなりにあるオシャレなカフェ。ちょっとくらい不便な場所でも、車社会静岡ではなんら問題にならない。そしてちゃんとしたところでちゃんといれてもらったお茶のおいしさ! これ、こんなにすごいんだっていわれると、飲んでみたくなるな。わからせ茶屋とかえらい呼び方されそうになってますけど、なんなら自分もわからせられたい。そんなこと思わされたエピソードでした。

さて、ハッチのお家のカフェですよ。りん子と雲春をお迎えするお手伝い姿ハッチの愛らしさよ! そして飲んでみた玉露のおいしさよ。というんですが、意外やあのなんでもきっちり正しくおこなうりん子さんが驚くほどに違うのか。いやもうこんなの描かれたら飲まないではおられない。なんて気持ちになってしまいました。

京都は宇治が近いから、こんな感じのカフェってあるかな? ちょっと調べてみたくなりました。

『秘密のお姉さん養成ノート』

今回のテーマはギャップ! のっけから洋装藤先生がすごいインパクトで、いやもう本当にかわいいなあ。で、実はかなりのギャップ持ちだった蛍の真実が語られたくだり。うおお、蛍、なんかすちゃらかおっちょこちょいの印象が強いけど、だまっておとなしくしていたら、こんなにも美人さんだったのね!? いやほんと、それで中身はこれなんだから、素晴しいよね、最高だと思う。ええ、とてもいいと思いましたよ。

今回よかったのは、主任に求めるギャップ。お仕事では蛍さん、プライベートでは蛍。これ確かにいいな。というか、蛍は主任とつきあいたいの? 

そしてやっぱりよかったのは、だりあちゃんのやきもちと博徒思考。ほんとだりあちゃん、めちゃくちゃ面白い。この子の中では蛍がすごく素敵なお姉さんになってるわけですけど、もし本当の姿、すちゃらかおっちょこちょいに触れたりしたらどうなるのか。いや、子供だからわからない? いずれにしても、おすましではない蛍と接する日のくること、ちょっと期待したくなりました。ええ、それはそれはすごいギャップだろうと思うのですね。

『まほろば小町ハルヒノさん』

今回の舞台は生駒市。冒頭、歓喜天の鳥居が描かれたものだからやっぱり寺社めぐりなのかな? と思ったら、まさかの生駒山上遊園地! ああ、あるわ。知ってるわ。いったことないけど、なんか知ってるわ。テレビCMとかの影響なのかなあ。なんか名前がすんなり出てくるんですよね。

この遊園地に全力をかたむけるハルヒノさんですよ。見るもの見るものが新鮮で、わりとおとなしい遊園地でここまではしゃげる人もそういないよね、ってくらいに大はしゃぎ。フリーパス駆使してあらゆる乗り物に乗りまくるといいうのですが、ちびっ子と一緒に乗る機関車とかね、それからメリーゴーランドにパンダの乗り物。いやもう、かなりの満喫ぶりだったのですが、それでもお化け屋敷は避けたいんだ。怖いの苦手だったんですね、ハルヒノさん。

そんなふたりの遊園地デート風景。ほのぼのとして、初々しさもあって、ああふたりの日々はこうして醸成されていくのかなあ、と思っていたら最後にえらいスキャンダル! ええー、あの時の様子、写真に撮られてたんだ! 新聞部に思いっきりスクープされてしまって、さあどうしましょう、これプライバシーの侵害だよね? でもなにかしらの問題になりそう? 本当、ちょっとした修羅場になりかねない展開です。

『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』

リナのことが大好きな子役のまりんちゃん。アツシとリナの関係に気づくも、それを自分の胸のうちに秘めて、まずはライバルのアツシをリサーチ。自分とアツシ、どちらが勝っているかをこまごま調べていくというのですが、リナとアツシの間に割って入るためにあえてアツシの膝に乗る、いや、膝には乗ってないか。ともあれ、これだとアツシのことが好きだって思われちゃうよ? もっとこうダイレクトに、リナ様の方にいっちゃった方がいいんじゃない? 同性だしさ。とか思っちゃった展開。ちょっと迂遠、ちょっとおくゆかしい子なんですね。

そんなまりんとリナの撮影後のくつろぎタイム。めっちゃ写真撮りまくりやん! からの、思わぬ好きな人トークに発展して、まりんはリナのこといってるんだけどまったく本人に気づかれない。なかなかかなわぬ思いの予感でありますよ。

そして録り直しの発生を受けてスタジオに戻るまりん。ここで見せる役者としてのプロ意識。すごいな、かっこいいじゃん、と思ったら、アツシたちに褒められてうっかりすべらせてしまった秘密の情報、私がラスボス! いやもう、思わぬ失敗しましたね。アツシのフォローが大人の余裕感じさせて好感度あがったのでは? と思ったけれど、むしろ敵に塩を送られたとの認識!? いやはや、まりんの感情の振り子の落ち着き先は、なかなか難しいポジションとなりそうです。

2024年1月5日金曜日

『まんがホーム』2024年2月号

 『まんがホーム』2024年2月号、昨日の続きです。

『うちの秘書さま』

七瀬さん、正月太りの巻ですね。太った自覚はないけれど、はじめの目はごまかせない。さらには体重計も正直で、叫び声あげねばならんほどの増量だったの!?

かくしてはじめる七瀬のダイエットライフですが、決意したその日の夕食がすき焼きとか、なかなかに決意がかたまらないようにできてるのがおかしいんですね。さらに体重計に疑いの目を向けてみたりと、いろいろ現実逃避試みちゃうんですね。

そんな七瀬に田中さんからアドバイス。高タンパク低カロリーといって獲ってきた猪肉をすすめるのですが、結果こうした工夫ではなく、はじめに対する気苦労でやせるというの。なるほど、長期休暇ではじめに会わない期間が長いと太ってしまうわけですね!

『ガチ恋カウント2.9』

メイデン様直々の基礎トレーニングに、人の姿を保てないほどに疲弊するリコですよ。同期生、というか正規の候補生たちは先輩レスラーからロープワークはじめ、プロレスの練習といった感じのトレーニングをしているのですが、リコだけは地味な体力づくり。でも、こんだけ疲弊してしまうところ見るに、やっぱりリコにはこれが必要なのだと実感させられますよね。

さて今回はメイデン、すなわち芽生子の心情にスポットライトがあたっていましたね。内気と口下手が災いして後輩レスラーたちとの意思疎通がうまくいってなかったり、そしてリコとはメイデンではなく芽生子として友達になりたい。

そうした気持ちの芽生えを自覚したことで葛藤を深める芽生子。この人にとってのしあわせ、理想の関係、それを見つめなおすきっかけとなりそうな予感がします。

『はなまるゲーセン飯!!』

学生にとって大切なイベント、それは定期試験。なんと、園香が赤点とってしまいまして、店長との約束でバイトとゲームも禁止とのこと。おお、これは一大事。なので追試を頑張るべく樺恋に教えてもらうことになるのですが、樺恋も決して成績がいいわけじゃないのか。

対して成績上位組の悩みですよ。むすっとした顔でペンギン大魔王にパンチを繰り出している高梨さん。なにごとかと思ったら、急に出てきた転校生にトップの座を奪われておかんむりなのですね。

その転校生とは田貫くん。それで急遽、ペンペン帝国叩きゲームとやらで対決することとなったりしまして、ほんと、なんだかんだいい関係築いていけそうな感じじゃありませんか?

とか思っていたら、それどころではない!? 期せずして一緒の帰り道、犬とたわむれる田貫にハート撃ち抜かれた高梨さん。あれまあ、田貫くんにライバル出現? とか書かれてますけど、むしろこれは園香にとってのライバルなのでは!? なんて展開。ええ、これは人間関係錯綜しそうですよ!

『座敷童子あんこ』

期待どおりといっていいのか、案の定正月太りするあんこです。見事なあんこ型体形になったあんこを、幸太が福引につれていくんですけど、歩くのも大変、それで転がしていってくれといわれて、これほんとに転がしたのか!

かくして一等賞を引くあんこなのですが、その賞品というのがスポーツジム半年無料券。ああ、ジム、はやっとるもんね。で、ダイエットにちょうどいいとジムに送り込まれるあんこなんですが、そこで出会ったのが激太りしている雪女! あー、あの美しかった人がこんなに豊満わがまま体形に!

というのでふたりともに痩せるべく勝負するというのですが、負けた方が焼肉おごるというの、それあかん約束なのでは!?

そう思ったら、まさにそのとおりの展開となりまして、ええ、本当に予想を真っ向から受けてくれる、そんな安心感ある落ちでありました。

2024年1月4日木曜日

『まんがホーム』2024年2月号

 『まんがホーム』2024年2月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。正月太りの解消にダイエット、運動がテーマでありますよ。らいかは両手にボクシンググローブはめてボクササイズ。『若王子主任は後輩ボイスに抗えない!』は両手にダンベル持って、じっくり筋トレをしています。そして『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻は、ふたりジャージ姿でこれはウォーキングでしょうか。ふたり並んで一緒に運動する様子、とてもほのぼのとして、そして正月太りを気にしているのは月英さんの模様です。

今月は新規ゲストが1本です。

『煩悩JKとビジュつよ住職』

主人公、姫野光月。いきなり大変な目にあっていますね。両親そっちのけで地下アイドルにハマっていたら、両親が娘ほったらかしてふたりで海外移住してしまったという。もともとが家族とは疎遠で、おばあちゃんに育てられたようなものなのだそうですが、それにしたって家族の縁が希薄すぎて、しかも娘を祖母の地元、北海道の寺に預けちゃうっていうんだから、両親の責任感のなさ、極まっとるなあ!

ひとり北海道にやってきた光月を迎えにきたのは、望月一臣、寺の住職だというのですが、見た目がやたらいい男。サングラスかけてガラが悪いっていうのが第一印象だったけど、雪で目がやられちゃうからかけてるのか。

北海道にきて初日、最初にやることといったら雪かきというの、いきなりの重労働なわけですが、レクチャーなしに東京もんに雪かきとかいけるのかい? と思ったら、やっぱりノウハウなくて手袋なしでの作業。ああ、大変。このへんやっぱりちゃんと監督してさしあげるべきでした。反省する一臣。初回においては、キビしいながらも、なんだかんだいい人、いい関係を築けそうという予感をさせてくれる滑り出しでありますよ。

『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』

突然の登場人物、小池いろは。眼鏡の似合う可愛い女性なんですが、なんと女性でよかったか。さらにいえば、音瀬たちが働く喫茶店のオーナーでもある。店を瑞月に任せ、渡米して経営について学んできた彼女が戻ってきた。ということは、この店を継ぐということ? いな、新規に立ち上げるグループ会社を任されるとのことだそう。

そして悪いことに? この喫茶店は取り潰し、ここを新会社のオフィスにする。

ああ、このままだと瑞月店長は失職、この店もなくなってしまう!?

ちょっとした急展開。いや、この店がなくなったとしても、音瀬は、そして森川も、それなりに別のバイト先を探して、みたいになるのでしょうが、物語的にも重要な舞台。となれば、やはりなにかしら動き出すものなどありそうでありますね。

『孔明のヨメ。』

赤壁、決着ですね。

敗走する曹操の前に現れた関羽。いよいよ命運つきたかと覚悟したその時、かつての恩を返さんと背を向け去っていったというのですね。おお、曹操よ強運なり、と思ったら、これ夢なのかい!? しかしこれ、どうも実際演義なりにあったりするくだりなのかな、いやもうこうした曹操の描かれよう見るに、この人物の背景充実して、まさしくこの漫画の主役のひとり、そういわざるを得ないものあったと感じました。

関羽が見逃したのは一騎討ちを演じた張遼だったのですね。ああ、よかった、ここで果てることあらば切なさに胸も焼かれる思いよのう、なんて思ったものでしたが、こうして生き残ることがかなって、ああ、よかった。と、史実なり演義なりをいまいち詳しく知らないことで盛り上がる気持ちがこうしてあったのでした。

水軍を失い、そして陸上部隊も撤退を余儀なくされた曹操。かくして曹操は敗走し、劉備・孫権同盟軍は勝利をおさめることができました。ああ、かなり大きな戦いをこうして切り抜け、いよいよ歴史は大きく動くこととなりますね。いよいよ三国時代の名の由来となる、3勢力が並び立とうという時がやってきますね。

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

猫の膀胱炎は冬の風物詩! って、大変! 聞いたことあります。猫はもともと砂漠とか暑くて水の少ない地方の生き物だから、あまり水分とらない傾向あって、尿関係の疾患が多くなりがちとかなんとかかんとか。今回はまさにそのことが描かれて、猫のおしっこが出ないと駆け込んできたお客様! オスの猫はとりわけ膀胱炎が多いといって、カテーテルでおしっこを抜いてみたところ、結石まで発見される。

本当、こういうのよくあるんでしょうね。

その後にアドバイス。様子をよく見るのは大切。水を飲みやすくするため少しぬるくするとか、フードから水分とれるようにするとか。そして今回冒頭にめておが食べていた猫用水分ゼリー! キョウスケのこれまでの実践メモとともに飼い主さんに渡されて、ああ、いいですねキョウスケもしっかりスタッフとして役にたっていますよ。こうして成長していく様、とても清々しいと感じます。

2024年1月3日水曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年1月2日火曜日

今日は休みます

今日は休みます。

2024年1月1日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2024年2月号

 『まんがタイムきららキャラット』2024年2月号、一昨日の続きです。

『ずんだもんTV!』

ずんだもんがスマホを買ってもらいます。連絡手段がないと心配。そういった矢先に自ら迷子になりそうなずんだもん。行動スタイルがまんま子供のそれですよね。基本の興味は自分について。会う人、会う人にずんだもんを知ってるかと聞いてまわるんですが、そのせいで焼肉屋に通されそうになってしまったり、怪しいセールスにつかまりそうになってしまったり、いやもう本当にあぶなっかしい。

そのたびにイタコ姉さまがツッコミがてら助けてくれるのですが、金運セールスの時だけはあやうかった。イタコ姉さま、ずん子姉さま、そしてきりたんがいて磐石。そんな布陣。逆に誰かが欠けるととたんに危うい。そんな感じの姉妹です。

さて、ゲームに興味津々のずんだもん。きりたんにゲームやらせてほしいとゴネるのですが、スマホアプリでなんとかごまかそうとしたら、ずんだもんがスマホに熱中、歩きながら遊んじゃって、それで破損! ほんと、これどうなるんだろう。きりたん激怒する? スマホの修理ないし買い替えでイタコ姉さま激怒する? 嫌な予感しかしない。で、迷子になってしまってるずんだもんに助けの手をさしのべた女性、この人は誰なのだろう。

この顛末、またなにかひとひねり、予測もつかない展開ありそうな予感がします。

『ひよ&びびっと!』

ウーチューブ活動で疲れはてているあやもりん。疲労のせいですっかり行動がおかしくなってしまっているのですが、そんなあやもりんに咲が提案、余裕ができたら放課後遊びにいこう。最初はね、ひよとあやもりんと咲ちゃんと、3人でいくみたいにいってたんですが、おお、咲よ、策士ですね。急な体調不良といって、あやもりんとひよ、ふたりだけのデートを演出。ひよにとっては嬉しいのではないの? と思ったら、なんだかちょっと恨み節ですね。

さて、ふたりで一緒に遊んでいる時もウーチューブのことが頭から離れないあやもりん。それじゃちっとも休まらないよと心配のひよなんですが、いつも想像が暴走気味のひよです。いつか生配信の最中に死んじゃうんじゃないかと飛躍して、それであやもりんに急な提案。

ウチにこないかって誘うんですね。

それでなにをするかといったらマッサージでしたか。お疲れのあやもりんにはちょうどよかったのでは? と思ったら、あやもりんの言動にうろたえたひよがあやもりんにとどめ刺しちゃった! いやもうほんと、これでしばらくはあやもりんもゆっくり休めそうですね。

『うさパン焼いて悪いかよ!』

おさわがせのプリュネ、なんとハチとクマたちのクラスに編入してきましたよ! まあ、このへんはよくある展開だなあと思って見ていたんですが、さらにいえば、クマのこと気にいっちゃってて、勝手にフィアンセとかいっちゃったり、ハチのライバルになったり、そういうのも期待された展開といえる。

でも、まさか飛び級の中学生で、でも実際に能力が高いから飛び級してるとかじゃないっぽいのはなかなか見ない展開だよね!? さらに飛び級制度はないからと編入取り消しの、中学に移籍することになろうとは。まあ、それでも今後もクマにからんでくるから、同じといえば同じなんですけどね。

しかし今回の見どころは、押しの強いプリュネと、尋常でなく押しに弱いタクマでしたよ。プリュネの捏造に近い話を、最初は全力で否定しながらも泣き落としに負けて受け入れちゃう。どんだけ弱いのかクマ! って話なんですが、そのたびに面白くなさそうなハチですよ。ああ、もう、素直になればいいのに。で、ハチとプリュネでクマを取り合う展開、クイズ対決で見せたプリュネの策士ぶりですよ。ほんと、これは強かった。反則なんだけど、ほんと、こんな手あるのかと感心させられました。

でも今回、私かハチかとプリュネに迫られたクマが、きっぱりハチを選んだの、ハチは照れて暴力に訴えちゃいましたけど、ほんとよかったですね? ふたり、いいカップルになると思うんですよ。ハチさえ素直になれば。ただ、それが最大の難関のように思う、そんなエピソードでした。