2013年12月31日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年2月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年2月号、先日の続きです。

『NEW GAME!』、今回はゲーム制作に憧れを持った子供時分の青葉からはじまって、ええ、一キャラだけとはいえ、ついにデザインをすることになったっていうんですね。渡されたデザインどおりにモデルを作るのではなく、そのデザインから自分でやるというんです。で、その設定が青葉そのもの。職場の皆は気付いてるけど、青葉本人はわかってないんですね。かくして青葉、キャラデザに挑戦するんですけど、なかなかうまくいかず苦しんでたのが、八神さんにはっぱかけられて、ええ、いい職場、いい先輩じゃないですか。一歩前進です。で、ここから2本目、なんと泊まり残業をやるらしい。スケジュールが大変なことになってたんですね。それで、青葉、寝袋装備。あの寝間着姿、ラフな格好、うん、確かに可愛い。で、仕事なんだけど、そんなに頑張れなくて、就寝。それがクマさん寝袋。これ、着たまま歩けるのか。すごいな、めちゃくちゃ味がある。あの後ろ姿、最高だと思う。あの最後のしあわせそうな寝顔も最高でした。

『ハレハレハレルヤ!』、読書週間、期日までに5冊読んで、そこから1冊選び感想文。って、これきついなあ。一週間で5冊は自分には無理です。けど、彼女らは読むのか。むう、自分なら児童文学でやっつけるところだな。ともあれ、本がいっぱいあるというので、泉の家に皆でいくことになるんですね。泉家、たいした豪邸で、しかも書斎なんてのがあるのか。壁が開いて、どうよ! まさかの笑顔が出ました! しかしそこでの読書会。きっとふざける、そう思ったら、いやいや、みんな結構まじめですよ。しな乃もしっかり読み終えて、そしてみずほは徹夜で読破。って、頑張りすぎだ。すげえ。ほんと、あの真っ白になってるみずほ、鬼気迫るものありますよ。

『あまゆる。』、いつぞや植えた稲がすっかり稔って、稲刈りですよ、稲刈り。マオがやりたいっていうから、そういってアヤがお膳立てしてくれたっていうんですね。でも、マオの真意はそういうわけではなかったみたい。しかし、ここからの稲刈り、すごく面白かった。って、農家のお婆さん、ドラマ見るからと帰っちゃうのか。なので、完全にアヤが責任者。ほう、機械動かせるって、嬉しいのか。ほんと、いいなこの子。すごく魅力的。最初に機械じゃ刈れないところを手で刈るというんですが、乗り気のマオに、やたらビクビクしてるユウの対比が面白い。そしてコンバイン出動ですよ。あの歌いながら運転してるアヤ、ほんと、最高じゃないですか。ハーベストタイムルネサンス〜、って自作なのか? それを見守る皆もいい感じです。ハルのマイペースもいい感じ。一仕事終えての温泉もいい感じ。ハーベストタイムルネサンスでアヤ轟沈、ええ、見事でありました。ほんと、この漫画の雰囲気、最高ですよ。

『フレラジ☆』、今回はラジオですね。放送前に、白河さんのいってたタヌキの話。ほう、墨田さんによると猫なのか。飼い猫とか、なるほどいろいろ明らかになっていきます。が、メインはやっぱり放送ですね。悩み相談のコーナーやります。早口言葉のコーナーもあります。あの、茜が練習させてもらえなくて、めっちゃくちゃ緊張してるのね。本番でもめちゃくちゃテンション低くて、ものすごい白目で、面白かった。と、ここらでもういっこ、新事実。あら、茜の兄ちゃん、アニメ系のレコード会社に勤めてるんだ。ほうほう、なるほど、それでそれで。うん、茜はそれを知らないんだ。いつ明かされるんだろう。楽しみですね。そして悩み相談。声優になりたい人からの相談。それに対する葵、茜の答、すごくよかった。あれは勇気出ますね。そして薫の墨田さんフォロー。あれ、最高でした。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第2号(2014年2月号)

2013年12月30日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年2月号

『まんがタイムオリジナル』2014年2月号、先日の続きです。

『オトメシュラン』、ついにこの日が訪れましたよ。ガレット・デ・ロワに入れるフェーブの話。これを引きあてたら王様、女王様になれるというんですが、その過程、やりとりで、ついに東海林さんにヨウ様の秘密が知られることになった! いや、ヨウ様はなにも秘密になんてしてなかったか。東海林氏のいう理想の女性像がまるっきりヨウ様で、けどスタッフ一同、ヨウ様がそうだと思いすらしない。気付いたのが一成でした。かくして東海林さん、ヨウ様が女性と知って、ということなら自分の敵じゃない? いや、やっぱり敵? で、一成のことが好きなのだろう、そう思うとなぜかムカムカする。ああー、東海林さん、一成のことをそんなにも思っていたのかあ。って、逆か! ともあれ、一成に加え、東海林、クララと、ヨウ様の恋愛模様、波乱に向かっていきそうですよ。

『かがやけ!工学女子』、年をまたいで初詣でありますよ。いきなりの七草粥とか、アグレッシブな神社だな。ともあれ、数字に現れるぞろ目や語呂合わせが嬉しいとか、そして除夜の鐘の響きについてとか、なるほど、音は一次元っての、こういうことなのか。時間の管理の話もあって、ひとつのテーマというよりも、年末年始のもろもろに発想する工業がらみの色々、そうした感じでした。面白かったのは、大晦日から新年の星空。教授の娘が、今日は特別という、その星空。2ヶ月後の20時頃と同じという、あのネタバラしが、ロマンもなにもあったもんじゃなくて、ほんと面白かったです。

『起動教師アルファさん』、扉にて新年装備。うん、素敵です。さて、本編。冬休みの宿題はやってきましたか? そういうアルファさん。でも出てなかったはず。そういう生徒に証拠映像を示してみたら、おおう、アルファさんの方が間違ってたっていうのか。メモリーのエラーらしい。もっと積めばよかったのに、って、そうすると頭がやたらでかくなるのか。そこからはじまる、アルファさんのバージョンアップ案。ナイスバディに無限軌道はいらんとしても、あの自分でメンテと充電ができるようにというのはよかった。先生の存在価値がなくなっちゃう。アルファさんの給湯機能。いける! 充分いけるよ! ヨガ部のヨッちゃん。あれ、どういう構造になっているのか? アルファさんが微妙なのか生徒がすごいのか、あの応酬おかしかったですよ。そして有葉先生、やっぱりアルファさんの一枚上をいくんですね。さすがでした。

『春雨平安日記』、牛車ひく牛がいい味出してますよ。いいつっこみ役なんですね。あの牛車にコタツ、火桶、加湿器持ち込まれて、何か重いと思ったら! うん、牛のファンになってしまいそうです。雪の日、いつもは遅刻ばかりなのに定時で出仕、ついに心を入れ換えた!? と思ったら、いきなりの雪合戦。筆で雪だるまを飾り、机をソリにして、もう遊んでばかり。いい味出してます。あの、妻のひとり、夏子がいいですよね。寝ぐせなんだ! 漫画自体の雰囲気もね、なんだかゆったりといいますか、のんびりで、なかなかにいいなって思ってます。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第2号(2014年2月号)

2013年12月29日日曜日

『まんがホーム』2014年2月号

『まんがホーム』2014年2月号、発売されています。表紙は見事にお正月、『らいか・デイズ』らいかが晴着で干支の馬のぬいぐるみを抱いています。正月気分は他からも。『天国のススメ!』の太一も麦と一緒に着物でたこあげの準備中、『主任の一ノ瀬さん』は晴着で樽にもたれて一杯です。そして『孔明のヨメ。』、主役ふたりが、これは晴着なのかどうかはわからないけど、龍のね、お正月に中華街とかで踊ってる龍のミニチュア、あれを手にして、これもまたお正月ですね。

『孔明のヨメ。』、いよいよ物語は大きく動き出したりするのでしょうか。塩と鉄の問題解決に、月英の父、黄承彦の強力を得られるようになって、いよいよこの問題も収束するのか。そう思ったら、黄承彦からそのかわりにと仕事を頼まれるんですね。荘園一個の管理、って、うへー、隆中の20倍なのか。しかし、これ、ただの交換条件じゃなくって、孔明の依頼をうまく運ぶための策だったりもするんですね。成績のよくない荘園の経営を好転させ、かつ孔明の依頼の一助ともする、まさしく一石二鳥。うん、黄承彦、やはり実力者、やり手なんですね。そして、士元と徐庶、このふたりも水鏡先生からの情報持って参じてきた。ああ、これで孔明たち、ついにその実力を世に知らしめることになるのか? どうか? ええ、動いている、そう思わされるんですよ。

小森さんは断れない!』は、ゲストなんですが、これはいつもと雰囲気違って、陸上部がらみのエピソードですよ。三年生は夏で部活を引退。それで一緒に活動してきた友人と、部活を振り返るんですね。それなりにゆるい、それなりに楽しかった、けど走るのはつらかった。その友達はいうんですね。節目節目に辞めたいと思ってきた。まずは初日、そして合宿。けど、タイミング逃がしたり、また小森さんが支えになったり、って、小森さん、マネージャーと思われてる! 二年になって、はじめてマネージャーじゃないと気付いた。この小森さんらしいエピソード。一緒に遊びにいったりするような友達じゃなかったけど、そういいながら、このふたりの間にあったもの、共有してきた気持ち、思い、そうしたもの感じられて、ほんと、いいエピソードだったと思います。彼女は、小森さんに話すことで、自分の思いをはっきりこうと認識したんだろうなあ。ええ、よく頑張った。これからも頑張れ、です。

『うちの秘書さま』。七瀬さん、はじめの前でこたつに入って、年賀状を用意している。ああ、これ、はじめが七瀬の部屋に入ってきてるのか。なんだかんだと仲良しといっていい感じですね。そして会長、すなわち祖父の家に年始の挨拶に詣でるはじめたち。あの爺さんの孫可愛がり、おかしくて、いつまでも小さな子のまんまなんだ。はじめに対しても、美月に対してもそんな感じで、しかし髪や着物をくしゃくしゃにされた美月の怒り顔、どんななんだったんだろう。描かれなかっただけに、興味深いです。しかし、この爺さん、かなりの人っぽい。七瀬が尊敬している。はじめも似ている、そんな風にいってくれるんだけど、それがあんまり真実味ない感じで、こうした期待されてるのかどうなのかってところも、またよかったです。

『そもそも受付嬢には向いてません!』、面白いですね。まんが賞受賞のフレッシュゲスト。タイピングと人見知りが特技という丸尾もこが、こともあろうに受付に異動させられたっていうんですね。って、ちょっと待て、人見知りって特技になるのか!? 受付の先輩、竹さんから引き継ぎを受けて、緊張の初日はというと、客が一日こなかった。これはいかすなあ。最初は、誰かきたら机の下に避難してた丸尾もこだけど、目線をあわせずにすむように髪形を(悪い方に)工夫したり、あるいは一人で練習したり、努力してないわけじゃないってところがいい。まあ、努力がいい方向に向かってないんですけどね。いや、それがこの漫画の味でしょう。あの手この手で、人との接触を避けようとしてみたり、あるいは暇だからとおバカな暇潰ししてるところ目撃されたり、ほんと、こういうマイペース、悪くなかったと思います。あの早弁、あやとり、変顔の練習。人見知りといいながら、結構神経は太そうね。うん、いいキャラクターでした。竹さん怒りの防犯カメラってのもね、どっちに向けようというのか。面白かったです。

  • 『まんがホーム』第28巻第2号(2014年2月号)

2013年12月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年2月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年2月号、発売されました。第100号ですよ! 表紙も100号を記念したコラボレーション。『ひだまりスケッチ』ゆの、『GA — 芸術科アートデザインクラス』如月、『Aチャンネル』るんの3人が、見事表紙に揃い踏み。お揃い色違いのTシャツ着ましてね、きららキャラット100号記念のシャツですよ。でさ、ゆのさんはデニムのショートパンツに黒タイツ、如月さんはふわりレースのあしらわれたスカート、そしてるんちゃん、え? なにもはいてないの!? え!? ええっ! 衝撃でありますよ。

で、今号のプレゼントにこのTシャツがあるんですね! おおう、すげえ。いやもう、感激しました。

GA — 芸術科アートデザインクラス』は、おお、中学生のナツキ。あべかわ餅が食べたくて、けどもうどこにもなくなってしまってたからというので、高校へと向かうんですね。文化祭、ここ数ヶ月の舞台でありますが、ここにきて中学生、ああ、この広がりはすごい。如月たちの学年を軸として、上級生のエピソードがある、下級生のエピソードもくる。脇役のサブエピソードじゃない、彼女らもまた、主たるエピソードを支える重要な人物と実感させられます。餅の字を見付けて人込みを抜けたら、まさかの大根おろし餅。それがショックだったか、人混みにやられたか、座り込んじゃって、そこを美術部メンバーに拾われるんですね。かくして如月、ノダちゃんと再会。そして皆で即席に作るあべかわ餅。決しておいしくはならなかったけど、その作っていく過程、それが楽しかった。完成に至るまでの途上、目的に到達する前が一番美しかったり楽しかったりする。ああ、これは本当にそう。ナツキは、彼女らのなにかを作っていく、その姿にあこがれて、同じ場所を目指そうと思う。そんなナツキの姿を見て、上級生は過去の自分たちを思う。素敵なエピソードでありました。彼女らもまた、途上にある、のびゆく者たちであるから、かくも美しく魅力的なのかも知れませんね。

ぷらいまりィずむ!』はポコちゃん、ついにあの双子と仲良くなるんですね。朝、登校してすぐの昇降口、あの双子にココ、そして知らない子までがやってくる。堀城みかん。5年ぶりにアメリカから戻ってきたこの子は、双子の妹、さゆらに因縁があるっていうんですね。幼稚園の頃、好きなおかずを取られたり、男子との抗争に巻き込まれたり、それでさゆらにリベンジだ! っていうんですが、彼女がきっかけで、ぽん子、いやさ、蓮沢のあも素直に自分の気持ちを双子に告げることができたんですね。照れるめいふ、さゆら、最高でした。すっかり打ち解けて、もうしかたないとみかんもなんだかデレはじめて、ええ、さゆらとのこと、なんだかうまいこと決着ついたみたいです。かくして皆、仲良くなって、ええ、なかなか面白いキャラクターが揃った。そう思います。さらににぎやかになりそうですね。

Aチャンネル』は、胸を小さく見せるブラの話から。ユー子が興味津々で、るんと一緒にお店にいってみよう。ナギもどう? それで傷つくナギが実に悲しかった。いや、いいじゃないか、ナギさん。慎ましさは美徳ですよ! 下着売り場での情景も、ナギの恐慌、トオルの準備、あれは、もう、そこまで思わねばならないものであるのだろうか。いや、ほんと、慎ましさは美徳ですよ。店員さんのレクチャーの、ナギとトオルで微妙に違うというの、あれは面白かった。そうか、ここにも格差が。そして翌日、鬼頭先生がトオルンに追い討ちをかける! ほんと、トオルンがそうしたコンプレックス持ってるというのが意外というかなんというか、面白いというか、新鮮なエピソードでありました。

『ガールズガーデン』、ゲストです。栗葉ちかは、桜寺高校の新入生。校内で迷って、たどりついたのが庭園部の活動する庭園だったっていうんですね。2年生海宮ゆきに誘われて、ちょっと気になる庭園部。放課後、見学にいってみたら、もう一人の先輩、笹祭綾がいて、この人、なんだか妙にハイテンション。女の子が好きっぽい。ゆきのこと、みみゃーと呼んで抱き付いて、バラのアーチの乙女の花園が夢だとかいってる。対してゆきは、自然のままを取り入れたイングリッシュガーデンを目指してる、ええ、好みが全然違うっていうんですね。綾は3年生。けど、ゆきと綾は、先輩後輩という雰囲気ではなくって、それはゆきが身を守るためなのか!? 夢を持つやさしい先輩、ゆきと、ボディータッチの激しいあやしい先輩、綾。綾を不安に思うちかに四つ葉のクローバーをプレゼントして、一緒に幸せを見つけてみないか、見事な綾の口説き文句。これでちかの入部が決まるんですね。しかし、四つ葉のクローバー、普通にそういうのが市販されてるのか。知りませんでした。ともあれ、個性的な3人の庭園づくり。ちょっと期待させられますよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第2号(2014年2月号)

2013年12月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年2月号

『まんがタイムオリジナル』2014年2月号、発売されました。もうすっかりお正月ですね。表紙は山下さん、凛々しく袴に大筆、力強く書き初めですね。榊先生は干支で「うま」、ゆづきは「ひげ」と書いて、いやはや榊ひげでありますね。他には、餅をもっちもっち食べている『らいか・デイズ』らいか、そして『小森さんは断れない』、なんだか大人っぽい小森さんであります。

『よゆう酌々』は女将が食べたいペペロンチーノ。アンチョビが入ってるってことは、ちょっと塩気がきいて、おいしそうです。けど、店の仕込みで忙しい戸田くんには頼みづらい、だから外に食べに出るんですね。中川さんに出会ったら、マスク姿。風邪? かと思ったら違って、ストーカー!? いや、花粉症だっていうんですね。女将、結局ペペロンチーノを食べそこねるんですけど、一応ニンニクとか臭いとか気にしてる。うん、客商売だもんな。意外とか思っちゃいかんよな。戸田くんの独断で、みもりではニンニク禁止なのだそう。カツオにおろしニンニクとかも駄目。こうした気づかい? あるいは気にしすぎ? そうしたところにも、その人らしさが出る、そんな風に思います。結局、戸田くん、ペペロンチーノ作ってくれて、そして翌日はロコモコ。ひき肉を触らせたくないという戸田くん。女将を思ってじゃなく、ノロウイルスが怖いという! いやもう、恋愛的ななんかじゃないのが実にらしいです。

『満開!Sister』、カンナの成人式なんだそうですよ。それで振袖を着る。慌てるんですね、たけし。お姉ちゃんがきれいになったら、皆がほっておかない! とかじゃなくて、絶対着崩れるに違いない、心配なんですね。振袖は母の若い頃のもの。それですぐ、バブルの時期のものだからと、ハッと気付くたけしは、ほんとによくできた息子です。お高いらしい。そこから、ちょっとカンナのファッションショーですよ。娘に同じものを着てもらいという母の夢を叶えつつ、スーツを選ぶとボディコンに膝上タイトスカート、ロング丈ならウェディングドレス。たけし大反対です。けど、これ、なんだかんだいって、カンナのこと、大事に思ってるってことなんだろうなあ。それで結局、着替えその他一式持って、成人式についていくんだもの。晴着のカンナ、すごくきれい。とりあえずきれいな格好した時は、いつもそうやってちゃんとしたらいいのに。たけしもきっと見直しますよ。

『かでん屋さんの基礎知識』、こちらも晴着ですよ。新年、晴着で店にやってきた園宮。わあ、すごく綺麗。下駄の鼻緒、切れちゃったんですね。それで三笠に頼んだら、余ってた電源ケーブルで直してくれた。あの当惑? してる園宮が可愛かったです。着物は他にも。陸奥さんに、草薙。わお、草薙最高だ。で、ふたり、陸奥さんもだから三人か、着替えて店の手伝いしていく。そこでの会話、お正月の定番? お年玉が銭洗い弁天で洗ってきた五円玉。商売してる人たちは、皆縁起をかついでお参りしていたようで、努力して頑張って、その先となると、どうしても信心深くなるのが人なのかも知れませんね。他には、お正月の過ごし方とか。お正月に役立つ家電とか、そうしたテーマも面白かったです。

『鈴木くんさん』、よいですね。両鈴木が揃って図書館で勉強なんだそうですよ。いや、示しあわせたんじゃなくて、たまたまだったようで、けど、鈴木くんが図書カードを作るのにあわせて、それを2枚という鈴木さん、その横着さが最高です。いや、同じじゃ駄目だって。で、ふたり鈴木、それを見てワクワクしてるのがポヨコですよ。二人で図書館、絶対デートだ、っていうんですが、そういう自分はマユくんと一緒なんですよね。両鈴木からデート? といわれて否定するマユくん。それが不愉快だったんでしょう、がんがん追い討ちをかけるポヨコが厳しくて最高でした。しかし今回は、女鈴木のお嬢様疑惑が出たりね、そういや、お茶の免状とか持ってたな、この子。図書館にきてたのは、テスト勉強だったんですね。で、女鈴木はというと、漫画みつけて、徹夜で読破。やっぱり駄目なんですね。いや、ほんと、女鈴木、いいですよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第2号(2014年2月号)

2013年12月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年2月号

『まんがタイムきららフォワード』2014年2月号、一昨日の続きです。

『はじおつ。』、これはよかったですよ。遊園地でのダブルデート、やえの女の子の面が押し出されて、その可愛さがどんどん表に出てきている、そんなエピソードであったんですが、我らが主人公、向日葵もまた凛々しくその一歩を踏み出して、実に素晴しかったです。絶叫マシンにぐったり、もうへろへろの悟に、膝枕、いやいや、太ももをすすめる向日葵。驚きの成長! であるのですが、自分のせいで楽しめなかったのではないかと、それを詫びる彼に、あんなにも頑張ってくれた、そのことを思い、好きという気持ちをはっきりと意識するんですね。告げよう。自分が悟に告白したその経緯を。優しくしてくれる悟に恥じない自分になろう。毅然と決意する、そんな向日葵は凛々しくて、ああ、この子は本当に成長したんだ。そう思わせてくれた。もう見事に引き込まれたのであります。

『愛しの花凛』、ああ、新潟で豊に花凛が出会ったの、実は同郷とかそういうわけではなく、やっぱり当初からいわれてたように、出身は別。新潟に縁があるのは、花凛の幼なじみ、安土桃代だったっていうんですね。なんかすごいお嬢様。まあ、安土城を作っちゃうくらいの家ですもんね。その彼女に海にと誘われて、その行き先が新潟。新潟のお爺ちゃんの家にいく。正直、退屈。だから花凛についてきて欲しい。かくして新潟、そして奇しくも豊と出会うことになったんですね。そして今回は、豊の妹、のどかが登場。10歳離れた10歳。まだまだ子供。自分の働く遊園地の、めるんちゃんグッズを妹のお土産にして、そしたらその妹がめるんちゃん、すなわち花凛と遭遇でありますよ。花凛は豊のことが好き。豊だってそう。けれど、豊は新潟の家を継ぐと決まっているから、別れを前提に付き合うことはできない。気持ちを抑えてるんですね。はたして豊の決断はどうなるか。花凛とのどかの遭遇は、彼にどういう影響を与えるのか。すごく気になりますよ。

トモダチログイン』、ついにあやめたち、卒業です。ちょっとしっかりしたみたいに見えますね。自分でちゃんと起きて、朝食もとって、そして登校。雪を踏み締めながら、学校への道をたどる、その途中、ましろと出会った時のこと思い出すんですね。このあたりで、ましろ氏が降ってきたんだった。思い出して、自ら木を登ってみる。いつの間にか、こんなこともできるようになっていた。卒業証書を受け取って、その顔もまたよかった。さっぱりとして、ひとつの充実を感じさせて、ええ、あやめはこちらにきて、本当によかったんだなあ。そう思わせる一コマでした。そして皆はそれぞれの進路を決めて、さんごは短大、もえぎは教育大、そのふたりの進む道に対し、立派なことだと思う。そんな感想いだくあやめもまた立派だと思ったのですよ。そして最後の帰り道。ましろの涙、あやめもまた涙。ちょっとのしめっぽさと、けど最後には寂しさを感じさせない終幕がひかれて、ええ、いい漫画だったって思いました。あやめたちのコミュニティ、好きだったんですよ。

2013年12月25日水曜日

My photos 2013, taken with GR DIGITAL IV

2013年ももう終わろうとしてますね。あっという間。いやなもんです。さて、月末ということでGR BLOGのトラックバック企画。しかも年末ということで、今年の総決算? テーマはベストショットなのであります。ベストショット、とはいえ、必ずしも1枚じゃないといけないってわけじゃないそうで、この一年で撮ってきた写真、ざーっと見回して、このあたりかなあ、というのを適当にピックアップしてみました。とりあえず、気分は今年の総決算。トラックバック企画「ベストショット!」に参加します。

最初の一枚は、今年のお正月、神社での風景です。初詣の境内、火にあたる人たち。ご老体が味わいぶかいなあ、そう思ったんですね。深い表情。ああ、どうか長生きなさいますよう、そう思うのでありますよ。

冬枯れの風景。茜がかった雲を背負って、冬枯れた木々の枝が美しいな、そう思ったんですね。

このへんから春です。ツツジ、市の花なんですが、市役所の前の植え込み、噴水を背負って夕日を受けていた、その様子を撮ってみました。ツツジにはこれと光が当たってないけど、背後にボケた噴水とのコントラストが気にいっています。

これは、いわずと知れた太陽の塔であります。こうしてプロムナードごしに見ると、その大きさ、その偉容がより感じられるように思います。

ここから、バラを2点。

通勤の道すがら、玄関先の小さな花壇に植えられたバラがきれいで、時々、こうして撮影しています。赤いバラ、白いバラ、八重のバラ、いろいろ。で、これがですね、こんな小さなバラ園なんですよ。

これ。空撮とかではありません。

ヒガンバナの時期が終わろうとして、色褪せた様をブリーチバイパスで撮ったら、よけいに詫びしさが際だつようで、よいのではないかなと。

コスモスについたアブがうまく撮れたので。

このあたりから秋ですね。

刈られた稲、すでに稲木に干されたものがあれば、まだ刈り取られてないものがあり、そして向こうには学校の体育館と大きな木。

今年は色付くのが遅かったですね。紅葉です。

これは、もう最近のもの。柿の木。

そして今日撮った写真。もう冬の街、急ぎ帰る道すがらであります。

以上、ざっと振り返ってみた今年一年でした。

2013年12月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年2月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年2月号、発売されました。表紙は『ハナヤマタ』です。TVアニメ化決定! おお、これはめでたいニュースであります。表紙はなるとハナ、ふたり揃ってYOSAKOIであります。花柄のハッピ、なるがピンク、ハナは水色。それぞれに華やかで美しく、ええ、とてもく似合っています。髪に飾られた花、それもまたふたりに似合ってる、そう思います。

『ハナヤマタ』は、アニメ化で新しくここから読みはじめる人にも配慮した構成? 登場人物ひとりひとりにスポット当てて、ちょっとした人物紹介の様相です。基本は、なるが衣装のデザインに悩み、ハナはテストを目前に成績に悩む、そんな感じ。ちょっとばたばたしながら、いろいろメンバーのこと取材して、デザインを絞り込んでいこう、そんな話だったんです。あのなるハナのコスプレがちょっと楽しい。金田一耕介とかね、ハナのちんまりしたボディにあの袴、チューリップハット、いかしました。そして大きく描かれるタミ、マチ、ヤヤが素敵。いやもう、マチさん、最高だと思います。華やかで丁寧に人に触れて、そして物語も一歩動いて、いい回だったと思いましたよ。

夢喰いメリー』は謎の彼、まさに肉薄して、一触即発? そう思いきや、なんと味方だっていうのか。エルクレスをやったのはお前らか? 警戒を強める夢路たちだけど、そうじゃない、俺たちの大将はあんたさ!! ボス!! いやあ、鮮かでしたよ。で、ここからがやたら面白い。はたしてお前がエルクレスの手下でない証明は? エンギが詰問した瞬間に、戦ってる蝶の夢魔が証言してくれた。そして少年は、相棒の夢魔と合体して変身。人呼んで狩人カルチェラタン。あの悔しそうな夢路の顔が酷い! ほんと、今回はシリアスだったのか? それともコメディ路線でいいのか? めちゃくちゃ面白かった。雛桔蓮、中学3年生。相棒はカルチェ。そしてレンの人間の女は苦手発言、これが呼ぶ波紋。いやもう、カチカチカチカチの柊さんが最高でした。

『高3デビュー』、ゲストです。高校生になったら、なにかおこると思ってた。友達ができて、なにかをやって、恋愛なんかもしたりして……。そう思ってた神代夢輝。けれど無常にも時はどんどん過ぎさって、もう高校3年生。このままでは、最後の一年もなにもないままに終わってしまう。焦って、けどなにもないではもうすまされない、動き出すっていうんですね。って、遅いよ! 3年から部活というのも無理がある。今さら入部したところで、即引退じゃん! ユメキもわかってるんですね。もう人間関係もできあがってるだろう中に入っても、どうしようもないだろう。しかし、これで諦めない。ちょっと怪しいぐらいの部ならなんとかなるかも知れない。かくして選ばれたのが青春部だったんですね。見学にいったらば、いきなり着ぐるみが殴りあい。なんだ、この部活? 一度は逃げるんだけど、引き戻されて、それで入部の流れになるんですね。月曜と水曜に部員全員でお昼を食べる、そして毎週自分の青春している瞬間、その写真をアルバムに収めること。これが活動。そうしてできあがったアルバムを青春コンクールに応募して、最優秀賞を狙うというんですね。何ごとにも全力を尽くせ、一生の友をつくるべし、恋をすべし。それをモットーに活動していく。ええ、なんだか最近の漫画だなって感じがします。目的を目的にしている。そんな感じ。けど、そういう今風も悪くないのかも知れないなって思いましたよ。

2013年12月23日月曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年2月号

『まんがタイムきららミラク』2014年2月号、先日の続きです。

城下町のダンデライオン』、今回は茜様、脇役ですね。光のアイドル活動のエピソード、アイドル米澤紗千子と一緒にステージに立つことになるっていうんですが、この紗千子が実に厳しいんですね。光様、らいとという名前でアイドルをやってて、才能はある、けど努力が足りない。プロデューサー兼マネージャーの松岡からも指摘されてるんですが、同じことを紗千子からいわれ、それ以上に迷惑とまでいわれて、光、一念発起するんです。長い下積み時代を経て努力でここまできた紗千子には許せないんだろう。けど、そんな紗千子に負けまいとやる気出して、学校の勉強も、アイドルとしての活動も、光、頑張ってみせた。けどその頑張りが紗千子をちょっと追い込んでしまってたっていうんですね。いいライバルで、いい友達になれたこのエピソード。そのプロセスがよかったなって思ったんです。今は紗千子は、らいとが光様ということを知らないわけだけれど、さらにいえば、年下ということも知らないわけだけど、こうしたこと、いつか明かされる日がくるのかなあ。だとしたら、それは実に楽しみです。

『アンネッタの散歩道』、素晴しいですね。暗い森のなか、気味の悪い音が聞こえる。すすり泣きみたいだと、やたら怯えるモリーにディンク、けどメイヴはちっとも怖がらないんですね。おどろおどろしい廃墟を見つけても、よしいってみよう、小船を即席で用意して、とっととひとり廃墟に向かうっていうんですね。しかし、残された方が怖いと後を追うモリーとディンク。メイヴのしっかりした船と違い、いつ沈んでもおかしくなさそうな船で、この慌てっぷり、実に面白かったです。見事なのはここからでした。廃墟の洗濯場。そこの小窓を通る風が音をたててたんだ。科学的に考えたら、なにも怖いことないよ。そういっていたのですが、ここで出会った妖精、バンシーの悲しい思い出を聞いて、ずっとあっけらかんと明るかったメイヴの気持ちに、わずかに感傷がさして、ここでもまたモリーとディンクに対照的なんですね。ちょっと切ない愛情の物語。豊かでした。そしてアンネッタの復讐。あのばあは可愛かった。そしてメアもすっかりしてやられて、ええ、メアも可愛かった。ほんと、妖精サイドも人間サイドも、とてもチャーミング。素晴しいです。

『大正幻想奇譚あやかしちらり』、これも実にいいですよ。狐の紅子と同室の薫。ふたりで手紙を交換したりしましてね、そしたら紅子、ものすごい達筆なのか。すごいな、お狐さま。今回は大正の女学校ものらしくエスがテーマでしたよ。お姉さま、妹のちぎりをかわして、手紙をやりとりしたりする。薫はちょっと憧れがあるみたいですけど、手紙がじゃんじゃん届くのは、エスとか面倒そうだからと興味を持たない紅子の方だっていうんですね。さて、学校ではそうした手紙が破られてしまうという事件が発生して、傷付いたり、いぶかしがったり。そんな中、我らが紅子さんが事件解決に乗り出すというんですね。ええと、自分も被害にあったから。うん、紅子さんの徹頭徹尾自分が中心って態度、好きですよ。うん、すごくいい。でもって、どんだけ薫のこと好きなんだろう。ええ、ほんと、紅子さん、すごくいいです。そして、犯行の瞬間を押さえてからの薫、ここも実によかったです。同じクラスの淡路小夜…さん…? 信じられないものを見た、その驚きと、そこからの薫の気持ちのまっすぐにして情愛深い様、心情の変化、移り変わりながら芯の強さを見せるその様子、本当に素晴しかった。紅子と薫、全然違う個性を持ったふたり。それぞれのよさが、それぞれに生きて、ほのぼのも、ちょっとシリアスも、どちらもよく彩られて素敵でした。

寄り道ファミリ』は、ひとりの秋の過ごし方。さな子もお父さんお母さんも、用事があるからと帰ってしまって、今日はひとりの史夏です。いつも誰かしらいるから、ひとりだとなんだかもてあましてしまう。それで校内うろうろしたり、街に出てみたり。いつもの家族以外との会話も面白いんですね。学校だとみっしー、レンタルDVDショップでは南条さん。けどそうした会話にも、家族の皆のことが出てきて、ほんと、史夏にとって大切な家族なんだってわかる。そして後半は家族勢揃い。あのなんでもない会話、けどそれが落ち着くという感覚。これがこの漫画の味だなあと思わされましたよ。最後には、さな子の残していったゲーム、犬の名前がおかしくて、おかげで秋の夜長もさみしくない? 翌日のふたりの様子、あれもほのぼのでした。さな子、嬉しかったんだな、きっと。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第2号(2014年2月号)

2013年12月22日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年2月号

『まんがタイムスペシャル』2014年2月号、昨日の続きです。

どろんきゅー』は佐倉さん、アキの兄の管理するホテルに逗留、温泉旅行だっていうんですね。スキーで遊び、そして温泉。現地ではアキの弟も合流してきて、ストーカー幽霊もご機嫌斜めですよ。いやほんと、面白い。最初に買ったお経Tシャツが、最後にしっかり生きてくるところ、そしてまた弟に誤解? されるところ、実によかったですよ。しかし、弟は普通だけど、兄貴の見た目はヤバいなあ。いやほんと、あの目出し帽、落ち着きませんぜ。

『美味しいタノミゴト』は由良さんメインのエピソードでした。いつも無表情な彼女、これは感情を抑えてるの? かと思いきや、別にそういうわけじゃないんですね。笑った顔を見たことがない、そういう咲月に美琴のいう、由良がここにきて3年近くになるけど一度も見たことがない、大丈夫なのかどうなのか、この状況がすでにおかしいです。由良さんも、それで平気なわけじゃなかったんですね。働きはじめのころから失礼と怒られたり、また自分自身、なんとか直したいと練習したりしている。昔から感情表現が苦手、このせいで美琴を不愉快にさせてないか、気にしてるんですね。けど、美琴はちゃんとわかってたっていう、瞬きが2割減るのか、すごく微妙な変化にちゃんと気付いてくれている。ええ、ふたり、いい関係だと思いましたよ。ええ、由良もこうして気掛りがなくなって、大変よかった。ええ、いいエピソードでした。

『メェ〜探偵フワロ』はニューイヤーパーティーで、フワロ氏、推理ゲームをやることになって、けど見事にやる気がない? シロートさん向けだからと結構俗っぽいの書いたりしてるんだけど、これは本人の趣味ですね。ニューイヤーパーティーも、ハイソでブルジョワなパーティーじゃないと文句いってますけど、しっかり馴染んでるようで、ええ、俗っぽいフワロ氏、まさにうってつけの模様です。しかし本当に面白いのはここから。いきなり登場、まさかのヴィヴィアン。そこにすかさず火炙り発言が飛び出すこのハイテンション。もう、最高だ。推理ゲームももうめちゃくちゃで、ラウール氏にはコバーン少年からのキツい一言、アーサー大人気かと思いきや、再びのヴィヴィアン、墓石と一緒に暮らしてろ。ほんと、フワロ氏、容赦ないですよ。そして全然話が進まないことに業を煮やしたフワロ氏が仕掛けた策略、いやほんと、この人は人間の俗っぽさ、それをよく知っている。なにをどうくすぐればいいかわかってる。色か! 色が駄目なら金か! 金をぶち込んだんですよね。あの村人たちの様子がすさまじい。金は人心を狂わせるなあ。最終的に山狩りにまで発展して、もう最高。そして最後にフワロ氏、ラウールに、いつぞやの怪盗、いや詐欺師か、のこと持ち出して、くすぐって、いやもう、充実のエピソードでした。で、ほんと、フワロ氏、俗っぽい策略に長けて、ええ、自分の本を売りさばくのね。いやほんと、探偵なんかより宣伝を生業になさったらいいのに。いや、この人、これ以上もうける必要はないのか。しかし、クリエイティブ分野より、よくよく実業向けの人なんだと思わされましたよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第2号(2014年2月号)

2013年12月21日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年2月号

『まんがタイムスペシャル』2014年2月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』から、わあ、えらいことゴージャスになったマキですよ。晴着、巻き髪、髪には花飾り。それがもうえらいこと派手で、けど、その華やかなること、見事としかいいようがありません。手には羽子板、そこにリコが暴れん坊な将軍様みたいになってるの、あれもまた可愛かったですよ。そして『どろんきゅー』からは主役のふたりが巫女の装束、お神籤ひく箱からおどろおしいのが出てきてますが、ちゃんと大吉をひいてきてくれてるんですね。『笑って!外村さん』も晴着なんですが、むしろ地味で落ち着いた、そんな雰囲気がよい感じ。笑顔も自然です。

『ピンポン☆ブー』、ついに大平先生をつかまえて、いろいろ聞き出してみれば、おおう、なるほど、クイズ甲子園に出られないのも、クイズ同好会が作れないのも、さらにはこの学校がバカ校になったのも、原因辿れば先生にいきつくっていうんですか。かつては優秀な学校だったのに、大平先生が学生のころ、クイズ甲子園で3年連続1問目敗退したのがきっかけで、優等生が避けるようになってしまった。って、えらい極端じゃないか。けど、今のクイズ研のメンバーが揃ったのは先生のおかげであるらしく、功罪相半ばするってやつなのかなあ。そしてここで理事長登場。クイズ禁止と決めたのがこの人なのか。いきなり退学告げられて、どうなる、どうする、なんですが、きっと学校の浮沈をかけてクイズ甲子園に挑むことになるのだろうなあ。おそらくは景二の熱意が状況を動かすのだろうなあ。と予想して、この続き、楽しみでありますよ。

ゲキカラ文化交流』は、扉のアイちゃん、素敵だな。あ、ビンディーがない! カレー屋がクリスマス仕様になって、キャサリンが浮かれて、そして日本のクリスマスを否定していく。なぜチキンなんだ、って、ターキー、食べたことないなあ。入手難度が高すぎるんですよ。ヤドリギの話、キャサリンが微妙に乙女で、そして林君がヤドリギの下に! チューされたいのか! って、みゆきにならされたいよなあ、なあ、林君よ。そして林君の残念なところ、4連発で、ええ、林君、残念です。

趣味じゃない園芸』、藤野先輩、晴着で登場! すぐさま作業着。詫びしいなあ。って、この時点で、へー、藤野先輩は着付けできるんだ、自分で着物着られるんだ、そう思ってたら、まさか駄目だったってね。期待を裏切りません。動物園なんかもそうだと思うんですが、やっぱり植物園も年末年始の出勤があるんですね。大変だ。展示課のふたりが植栽課の手伝いをする、っていうんですが、あの後輩ぶってるふたり、ちょっと可愛かった。稲生さん、いいですよ。大変にいいですよ。そして正月にまつわる花の話。福寿草は元日草と呼ばれたりするんだ。知らなかった。江戸時代は正月定番の花だったとか、へー。福寿草にまつわるエピソード、他にもいろいろ紹介されて、ためになります。しかし面白かったの、神社に奉納という蘭々の思い付き、これがことごとく却下される。個人で園の花を持ち出したら横領、園名義だと公務員法に抵触する。大変だなあ! そして落ち。着付けの件ですね。せっかく気合いいれてきたのに、結局作業着で帰るどころか初詣にいくことになって、この残念感もまたナイスですよ。

『銀河系女子高生ありすちゃん』は手紙の話。ミチコちゃんがファンレター書いてるっていうんですが、レターセットいろいろ取り揃えて、気分で選んでいくっていうんですね。で、手紙を書く頻度がすごい。毎日なのか。文面考えて、それを書くだけでも結構な手間、時間がかかりますよね。熱心だ! ファンの鑑です。春菜は小学校時代の担任の先生と文通していてっていうんですが、夕飯レシピとか書くんだ。これもまた面白い。というか、おかしいです。そしてありすちゃんも手紙。報告書とかあるんだ。機密事項なんだ。こうした手紙の話をきっかけに、地球から宇宙へのメッセージ、ボイジャーの試みが紹介される。ああ、これは本当にロマンです。出してもう35年以上。いつかこのメッセージを受け取る誰か、いるのでしょうかね。宇宙のボトルメールとでもいいましょうか、本当にロマンですよ。さて、手紙、ありすちゃんまさかの誤送信。青くなるありすちゃんとか、はじめて見た気がします。で、そのありすちゃんの機密の手紙が、こともあろうにアイドルの出演するラジオに届いてしまった。ああ、ミチコの手紙の宛先ね。涙目のありすちゃん。本当にめずらしいな。そして機密とばれなくて安心するありすちゃん、あの喜びよう。ほんと、素晴しいな。なんか可愛いな。今回、影の薄かったゆせは最後に登場。本部? からの連絡を受けて、悪い気はしないが困ってしまうな///って! ゆせのクールに、手違いです忘れてくださいもナイス。レシピも届いてます? いやほんと、この展開、ものすごく面白かったです。ゆせ、最後にいいところを持っていきました。

『みずいろミュージアム』、ゲストです。水族館ものですね。アシカ館長からお祝いボールを受ける新人の岩井さん。うまく受けることができてよかった。こういうお披露目もなんだかアットホームといいますか、いいですよね。お客さんの覚えもめでたいことでしょう。岩井沙夏奈、葉島水族館のスタッフになって、いろいろ知っていく水族館のこと。スタッフは、我孫子館長を筆頭に市川レミ、加賀由香ときて、館長はタコの帽子、レミはイソギンチャクっぽい髪形、由香もチョウチンアンコウぽいっていうんですね。壁際の水槽、あれは壁にはまりこんでるみたいに見えるけど、裏から見たら壁にくっつけて置いてある感じなのか。そりゃ普通に考えたらそうだよなあ。うん、面白い。あの、スタッフつかまえて、いろいろ教えてくれる男の子、あれもいいですよね。すごく可愛い。惇くん、ほんと水族館が好きなんだな。スタッフといいお客さんといい、水族館をすごく楽しんでる。水族館の魅力がよく感じられて、よかったですよ。そして最後の大水槽貸切っていうの、ああ、あれは素敵だ。仕事は大変そうだけど、それでも報われる、そうした気持ちもわかる、そう思ったんですね。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第2号(2014年2月号)

2013年12月20日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年2月号

『まんがタイムきららMAX』2014年2月号、昨日の続きです。

『愛しの花凛』、ゲストですね、四コマですよ。なるほど、基本は豊と花凛が出会い、親しくなっていくその過程をざっとなぞってみた、そんな感じなんですね。なんだけど、はしばしに描かれる花凛、それが可愛くて、なるほど、四コマというフォーマットはこうしてキャラクターを押し出していくのに向いている、そういう感触を強くしたのでした。簡単なエピソード。けど、その簡単さゆえによく見えるものもある。ええ、花凛の可愛さ、そうした要素が強く感じられた、そう思いました。

彼氏ってどこに行ったら買えますの!?』、なんかおかしなことになってきましたよ。浮気を疑われたはじめ。彼と一緒にいた雪谷ほたるなんですが、なんだかやたら奔放なお嬢さんで、亜梨香に性的接触ですよ。はじめが万年二位の理由がこの人。勉強を教わっていたっていうんですが、ほたる、この人どうにもいろいろ食えなくて、にこにこしながらするどいつっこみ。亜梨香に負けない習い事の数々、飄々と、そして堂々としてるっていうんですね。そしてこの人、なるほど亜梨香の見事な対抗ですよ。彼女ってどこに行ったら買えますの!? いやはや、面白いことになりそう。うん、是非、亜梨香のいいパートナー? ライバル? になってくれたらよい、そう思いますよ。

『アリノス☆ワンダーランド』、今回はベッドを買いにいく話、というんですが、なるほどただ買い物にいきましたって話になってない。みかにはベッドがずっと憧れだった。高校時代の回想も、憧れのベッド。ルリのベッドで寝ちゃったことがあるんですね。今回は、ベッドを小道具に描かれる、お隣さんの妄想やルリの安住の地、そうしたところも面白かったんですが、ベッドを買いにいった家具屋で見せたルリの小心。そしてみかの回想が最後、ルリの回想に繋がる。ルリは高校の時と変わってしまったと思われてるけど、そうじゃなかったんですね。本質はなにも変わってなかった。あの時のルリは、みかの前でいい格好していたかったのか。こうしたルリの内心が描かれたの、はじめて? ほんと、これはよかった。ルリの気持ち、今ルリが得ている心地よさ。また、頑張ってた彼女と今の彼女が決して別人じゃないってのも。そういうことわかって、なんだかルリへの気持ちが近くなった風に感じましたよ。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』は駅伝、いよいよ晶の出番です。まずは椿から、二人にしか抜かされなかった! すごく嬉しそうにしてるんですが、これはこれで椿の成長で、そして椿の胸にある晶への信頼なども、これ! と思わせるものありました。そして晶のレース。少し欲張っていこうとする。期待に応えるだけじゃなく、超えてきたい。区間賞も狙いたい。そうした意欲は、やっぱり辻ちゃんだなあ、そう思わせるものあって、ええ、やっぱり競うとなると勝ちを掴みにいきたくなるのは当たり前ですよね。苦しくても、それでも前に出る。競り合って前に出て、しかしその攻防の影で晶の脳裏に去来したもの、なんと、そうでありましたか。以前、長距離走者ってMだっていう話があった、けど晶の本質はむしろ逆だっていうんですね。同じ長距離走に取り組むでも、人によって、その向き合い方は違う。ひとりひとりのスタイル、意識、意欲の違いがあるんだっていう、それは面白いなあ。っていうか、柘植ちゃんの洞察力、どんだけすごいんだ。そして今年の駅伝が終わり、打ち上げも終わって、ひとりひとりお別れしていく、ああ、ひとつの区切りだと思わせてくれた。そして椿ひとりになって、来年への引き継ぎを思う。ええ、ひとつの区切りと思わせてくれたのでした。

『ももうさロール!』、なんだか面白いなあ。秋奈、好きな人ができたという。それがももうさくん。力強さ、包容力。思い出しただけでドキドキする。どうしたものか、中身は春子なのにっていうんですね。いや、もう、ももうさくん、大人気ですよ。学校でも女子からの人気が高く、車から、蛇から守ってくれた。きっと王子様、そう思われてるんですね。すぐそこで課題に四苦八苦してる春子が中身なのにね。そして役場でも、いかすなあ秋奈、ももうさくんハードボイルドバージョンを用意して、かっこいいって、それあんたの好みだろう! いやほんと、女性人気さらに上がる。秋奈やきもちを焼く。そして妹冬はいろいろ困る。ええ、面白かったです。

『みことの一手!』、人見知りのみことを子供囲碁教室の手伝いに連れ出す蛍。とりあえず強気で押したらみことは折れるのね。うん、よく覚えておこう。かくしてみことは、狩りの予定を曲げて囲碁教室に。しかし蛍のみこと観が酷い。私服なんて持ってるの? いやいやいやいや、持ってないことないでしょう! そう思ったら、みこと、想像を超えてきました。ゴシックなんちゃら……。うん、当日現れたみことのゴシックなんちゃら、素晴しい! なんてキュートなんだ。って、この格好、あかんの? 蛍のみことのあしらい面白く、けどあのお菓子と見せかけて碁石を食べさせるのは駄目よ! 歯が折れちゃう。子供相手の指導碁、勝たせればいいのか、負かした方がいいのか、それに悩むみこと。ほどほどがないのか。悩んだ末に見事に打ち負かして、泣かしちゃって、でもそれでもよかったっぽい。負けて泣くのは悔しかったから。ただ悔しくて泣いてるんじゃなくて、次は負けない、強くなろう、そういう意思を見せた少年の様子に、弱気のみことにも思うところあったんですね。みこと、内気、弱気、人見知り。けど、それでも前に進みたい、頑張ろう、まっすぐ夕日に誓う。ええ、素敵だなって思ったですよ。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第2号(2014年2月号)

2013年12月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年2月号

『まんがタイムきららMAX』2014年2月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク』と『ご注文はうさぎですか?』のコラボレーションであります。サンタクロースっぽい衣装に、背中に羽根をつけて、サンタなのか天使なのか、アリスとココアがふたり一緒で、とっても素敵です。アリスの手には小さなプレゼントボックス、そのアリスを背中から抱くようにしてるココア。素直そうなアリスの笑顔に、ちょっとお姉さんぽくも色っぽくも見えるココア。髪にほおずり、くすぐったいの? 実に仲良い、いいイラストです。

ご注文はうさぎですか?』はクリスマスの話。ラビットハウス、昼間の営業が終わったら皆でクリスマスパーティをしよう。ココア、チノ、リゼに、千夜、シャロといういつもの五人、そして妹メグ、マヤのふたりを加えての七人。時間になって、ラビットハウスを訪れたらば、なんと大盛況。クリスマス限定パンケーキが大人気なんだそうですが、珍しく混んでるとか、なんと普段は寂れてるのか。隠れ家的って、繁盛しないのはいいんだろうか、ティッピー。皆で店を手伝うというの、いつもどおりの人もあらば、シャロはすごく凛々しくて、そしてなにより活気に溢れて活き活きとした皆の様子は、見ていてとても魅力的でありました。パーティの様子もよかったです。うさぎの着ぐるみパジャマがリゼにあたってるの、いいなあ。あと、ココアにあたった噛み付くうさぎって、ホーリー・グレイルのあいつじゃないのか? そしてチノとココアに訪れたサンタクロース。ほんと、可愛いふたりです。欲しかったパズル貰って嬉しいチノ、あの表情など最高です。

『うにうにうにうに』、面白いなあ。庭の池に流れ星が落ちてきた。なにごとかと思ったら、うにの姉ちゃんだっていうんですね。原付でつっこんできたっていうんだけど、なんと、宇宙からきたの? 原付型の宇宙船なの? そう思ったら、なんか違うっぽいぞ。うにの姉ちゃん、なまちゃんって呼ばれてるんだけど、河内一家でのうにの扱い、それに文句をいいにきた。けど、妙に純情だったり、妙に素直で感動屋? 寂しがり屋? なんかやたら可愛いんですよね。もう、見事にユキに手玉にとられて、うにの仕打ちに殴り込みかけにきたはずが、どうも普通に仲良くなって、一緒に住んじゃう? いやもう、最高でした。しかし、うに、別にいじめられてるわけじゃない。それがちゃんとわかってよかった。そして原付、あれバイトのバイクなのか。

『ハラる』、器械の新しい物件です。容姿端麗、成績優秀、スポーツ万能のセクハラおねえさんをめぐるコメディ。色原コノミっていうんですが、名字が色好みというか、セクハラっていうか、うん、そういうキャラクターなんですね。そして才女中間カナエ。うん、素晴しいな。超クール、超キュート、この子がコノミの深層心理を解き明かすっていうんですね、とってつけた催眠術で。昔は普通だった、むしろ利発なお子さんだった、そんな彼女が女の子に誘われて、そういう仲になって、と、催眠で遡るイメージはやたらめったら美しいのに、現実のコノミはむひっむひって、ひどいな。どんな笑い方なんだ。彼女を男にとられてしまった。恋が破れた、それが男嫌いになるきっかけで、セクハラ娘になるきっかけでもあったわけですね。亜久里の思惑と失敗、うん、グッとくる。素敵展開。次回はセンターカラー。うん、ゲストなのかい? 新連載なのかい? いやもう、どーんと連載でいきましょうよ。

『×××がうまく描けない』、ゲストです。高校に入学して、漫研に入部しようという沙英は、この春デビューした少女漫画家。そんな彼女が漫研に入ろうというのは、画材を部費でまかなおうという、経済的理由だっていうんですね。しっかりしてるな! というか、むしろ部費をとられるんじゃないの? 漫研の扉を叩いたら、そこはまさしく修羅場であった。せっぱつまった先輩たち。とりあえずとりつくろって沙英を招き入れたと思ったら、いきなりビルを描かせる。背景か! 皆、プロだっていうんですね。美理先輩は少年誌? 蜜は四コマ、怜はホラー、それぞれに違ったジャンルで、そしてみつばちアヤ、彼女は沙英のデビューした雑誌に連載を持ってる作家だっていうんですね。うん、実にゴージャス設定。あ、見るからに美少女のアヤだけど、男なのだそう。デビューはしたけど、次作がなかなか描けない沙英が、皆からいろいろ刺激受けて育っていく、そんな漫画になるんでしょうか。とりあえず、流されやすい沙英、いいですね。情にほだされるタイプなんですね。

『裏庭には…!』、ゲストです。寮に向かうつもりが、花畑に迷い込んでしまったお嬢さん。まさか、ここは天国!? なんていうんですが、想像力過多な人でありますね。篠倉すみれ。寮の畑で野菜を収穫してる美濃辺桜子と出会い、そして天使に化けた寮長と出会ったんですね。見た目小学生、けど寮長、ええと大人なのかな? そして野菜泥棒桜子はすみれのルームメイト。桜子は、すみれのこと、小さくて可愛い、しかもお菓子までくれた、すっかり懐いてるんですね。なんだかふわふわの女の子たち。お花好き、可愛いもの好き、そうした子らの寮生活。ほのぼのの予感です。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第2号(2014年2月号)

2013年12月18日水曜日

『まんがタイムファミリー』2014年2月号

『まんがタイムファミリー』2014年2月号、昨日の続きです。

『男子校生へ愛をこめて』、面白かった。体育祭のエピソード。ちょっと特別なジャージで目立とうとする篠原美緒ですが、地味ジャージの田中伊都子にすっかりもっていかれちゃうっていうんですね。篠原先生が田中先生に男子校で人気になる方法を伝授する、そんな話だったはずが、今回は田舎パワーで大活躍する田中先生。ぶっちぎりだぜ! いやもう、これは面白かった。騎馬戦でも大暴れ。男子を圧倒するって、どんななんだ。すげえな。最初はすっかり逃げ腰だった篠原先生も、すっかり高揚しちゃって、あの楽しみよう。ええ、ほんと、楽しい運動会でしたよ。でもって、あの二人三脚ですよ。最高でした。バターになりますよ。

『地味なコ、派手なコ』、最高ですね。新年、千草の家をたずねる西條サン。弟千蔓とその友達がきてるっていうんですが、友達良樹、可愛いボーイですよ。で、千草に手紙が届いている。へー、ラブレターなんだ。弟、穏やかじゃないんだ。さっそく破ろうとするとか、ええ、西條サンにもつっこまれてますけど、たいしたシスコンなんですね。お姉ちゃん、大好きなんだ。いや、もう、千草だよ、そりゃもう好きになるに決まってるよな。ラブレターには差出人の名前がなくて、もしかして西條サンの思い人? それでいろいろ思う西條サン。感情が揺れて、ああ、恋する乙女ですなあ。で、差出人判明して、千蔓、最高だな、そこまで凄まなくっても。良樹なのか。ああ、そりゃそうだよな、あんな素敵なお姉さんがいたら、好きにならずにはおられないよな。わかる。いやもう、本当に、今回は淡い恋の気持ち、あちこちに花開いて、なんという素敵な話だったことか。そして、千草の言葉、誰かに想いを伝えるのはとても勇気がいることだもの。そうした思いを大切に受け止めようとする、そんな千草はやっぱり素敵なお嬢さんだと思います。

『純情小町』もよいなあ。って、こっちも姉エピソードだよ。初詣で訪れた神社でゆっきーと出会う郁。ゆっきー、巫女の格好してるんですが、さすがによく似合っててキュートですよ。お手伝いしてたっていうんですけど、お茶に関わることであれば、やたらと頑張る、そうしたところが実にゆっきーらしくていい感じでした。で、弟ヨースケが語る姉郁のこと。へー、変なことするようになったんだ。地味でごく普通なのが取り柄なのか。いやいや、地味も素敵だけど、ちょっと奇行が見られるくらいの女子も素敵よ? そしてゆっきーのいれてくれたお茶。ちょっと弟も見直したみたいですね。ええ、ゆっきー、お茶に関すると有能女子です。

『かしこみかしこみ』、ナツメのエピソードが続きます。って、まだ山椒のこと女だと思ってるのか。最初、優しい方でしたからお友達になってくれるかも、そういってたの、男とわかった上でのことかと、それこそまずはお友達から、みたいな話かと思ったら、全然違った。って、ああ、よく見たら山椒、ばりばりの海老茶式部じゃないか。気付いてなかったですよ。ムクの叶えたプチ祈願、一緒に映画にいくっていうの、面白かった。ネットはネタバレ禁止だし! ああー、そうかも。映画みたら、その感想を誰かといいあいたい、そのためにムクを誘ったのか。でもって、これが山椒がお手伝いにいった先の御婦人と繋がって、しかもそれがムク、山椒、そしてナツメが仲良くなる、友達になる、そこに繋がっていくというんですね。これは素晴しい。見事でしたよ。そして最後には奏衣さまもまじえて皆でだるまさんがころんだ。うん、素敵だ。すごくほのぼのだ。最高です。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第2号(2014年2月号)

2013年12月17日火曜日

『まんがタイムファミリー』2014年2月号

『まんがタイムファミリー』2014年2月号、発売されました。表紙はいよいよ新年、『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代が見事な振袖、いやあ、めちゃくちゃ綺麗よ! おせちのお重、三段重ねを手に、だし巻きをちゃっかりつまみ食いであります。他には『大家さんは思春期!』チエちゃん、制服にカーディガン、クマの耳当て、マフラーの向こうに挑戦するかのよう凛々しい目、笑顔、大変に美しい。そして『ひかり!出発進行』、ひかりはひとり羽根つき。いつもの駅員姿でありますよ。

『凪くんの不運な棚ぼた』、ゲストなんですが、冬らしく雪の話。疫病神にくっつかれると、折れたつららが降ってくるのか。洒落にならねえな。死ぬよ。しかし面白かったの、明日香と疫病神が雪合戦してるの尻目に、平太郎と雪だるま作ってる座敷ですよ。なにこの、ほのぼの。そう思ってたら、流れ玉で雪だるまの頭が壊れちゃった。ああー、座敷涙目で、って、あれ? もしかして座敷が怒ったの!? そう思ったら、あららら、なんという。この落ち、もう最高じゃないですか。ほんと、座敷はほのぼの、素晴しいです。

『本の町の看板娘』、こちらもほのぼのですね。遊佐みすず。友達の烏丸くんはお父さんが小説家。本貸してもらったりしてるんですね。その様子を見て、仲良くしてるんだ、つきあってるの? と勘違いされたりね、それで図書委員の小日向さんから依頼されるんですね。烏丸くんにコラム書いてくれるよう、お願いして欲しい。烏丸くんの原稿をゲットして、その文章にいろいろもの思ってみたり、また小日向さんに弱味握られてみたり。内気なみすずが、だんだんに学校でも友達作って、いろいろ自分にできることを模索していったりするのでしょうか。そうした様子、よかったって思ったんですよ。

『かなみ育成中』、丘叶美は高校1年生。けど子育て中でもあるっていうんですね。かーちゃん、かーちゃんと慕う子供たち。って、弟なのね。かなちゃんがかーちゃんになった模様、と思いきや、わかってそういってるのか。双子の弟、まこととマモル。個性はそれぞれ、違った魅力ふりまいているんですね。そしてかーちゃん、学校では丘さん、丘さん、おかーさんと呼ばれていて、面倒見のよさで人気なんですね。忙しい叶美を助けてくれる結は、ちょっとおばあちゃん気分になってみたり、また叶美の所帯じみたトークにつきあわされたり、けどそれでも仲良くして、ちゃんと叶美の気持ちわかってくれてるっていうんですね。ほのぼの家族もの、ちょっとしたわびしさも面白み。悪くなかったです。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』は、なおもヤング・レオナルドであります。年とったレオナルドと全然違うんですね。知識や経験の差なのだろうか。そうしたこと思う黒中。うん、実際そうなんでしょうなあ。ヤング・レオナルド、学術的興味に突き動かされて、いろいろ試してみるところなんかは確かにレオナルドなんだけど、解剖をしたいのに、神への冒涜だからと踏み止まっていたり、確かにまだ若い感じがする。ちょっと傲慢で、微妙にいろいろ知らない、わからない、そんなところも若い、青い感じ。なるほど、こうして人を遡るのも面白いものです。そして継母フランチェスカ。ああ、若いな、可愛いな。というか、黒中を男の子と思ったの、レオナルドだけなんか。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第2号(2014年2月号)

2013年12月16日月曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年2月号

『まんがタイムきららミラク』2014年2月号、発売されました。表紙は『桜Trick』、主役のふたり。桜の花の下、ふたり寄り添うようにして、その手と手をそっと合わせているんですね。ふたりともに笑み浮べているんですけど、口角の上がった優、そして口元のほころぶ春香。ふたりともに、期待に満ちたその眼差し、ほのかに紅潮した頬。実に魅力的であります。

Good night! Angel』、最終回でした。ハゲワシによるゆりっぺへの揺さぶり。危機一髪を回避して、そして皆でパジャマパーティーをしよう。ずっと騙していた、黙っていた、そんな罪悪感に苦しんできたユリ、けれどカナとちゃんとわかりあえて、やりたかったことを実現させて、そう思ったら、翌朝、部屋から皆が消えてしまっていたんですね。正体が知られた以上、もうここには残れないのでしょう。だから、最後に一番楽しい思い出作って、そしてさよなら。ちょっと切ない、けど明日への希望も感じさせる、そんなラスト。きれいな終わりでありました。

『ゆずりはコーポレーション』、面白いですね。次回から連載なんだそうですよ。父から一千万を渡されて、十倍にするまで帰ってくるな、えらい試練に放り込まれたものですが、しかし事業をするとしても、なにをどうしたらよいものか。それがさっぱりわからんというんですね。菫が経理担当、彩音は開発製造の担当、そしてゆずりははというと、リーダーどころか資金担当だっていうんですね。おかしいですよ。実務を知っている人は誰かいないものか、それで実家のラーメン屋を手伝ってる二年の先輩をたずねていくのですが、木下亜紀乃、これがまた微妙な人で、クールな人? そう思わせてそうじゃない。早弁とか、うかつとか、ほんとおかしかった。フランチャイズのラーメン屋、ゆずりはの父の会社の系列で、それが原因で一悶着。亜紀乃に手伝ってもらうまでの攻防、土下座とその阻止、強迫ありと、ほんといろいろ。悪くなかったですよ。

幸腹グラフィティ』はクリスマス。リョウときりんと、そして椎名、三人三様のクリスマスのイメージ。それぞれにちょっとずつ変といいますか、個性的なんでありますね。さて、そんな三人にユキ先生を加えて、クリスマスパーティをやりましょう。担当決めて準備するんですけど、皆それぞれに、自分の馴染みのクリスマスの風習を持ち込んで、それがおかしかったんですよ。リョウは三種のシチュー。きりんはチキンたくさんで、椎名は派手なデコレーション。ユキ先生も、サンタクロースとプレゼント、家ではこうしていたというのを持ち込んで、それが不思議と楽しくて、皆の思い出のクリスマス、それが混ざって、こんなにも面白いのか、そう思わされる雰囲気だったんですね。しかし、食事の情景、ユキ先生がおかしすぎですよ。ほんと、すごい落ち担当でした。

『ハルソラ行進曲』、ゲストです。晴空工業高校にて学ぶ女の子たちの物語。主人公の若乃、クラスメイトのやなぎ。ふたり、全然違う性格で、けどなんだかその違いがよくマッチしてるかも、そんな風に思わされたんですね。さて、若乃、家が工場なんですね。けど、もう何年も稼動してない。ああ、家業の復活を思っているのかも知れないんですね。そんな彼女らのはじめての実習。半田付けですね。若乃、マイはんだごてにマイニッパー、その他もろもろを持ち込んで、わお、すごいやる気だ。でも駄目なのか。使い慣れた道具使えないのはつらいなあ。工業は好きだけど、自由すぎる若乃。真面目なんだけど不器用すぎるやなぎ。部品を焦がしたりしてる。うん、熱に弱い部品だと、手早く仕上げないと熱で壊したりしちゃうんですよね。やなぎは、吹奏楽をやりたくて強豪のこの学校に入ったっていうんですね。工業には向いてない、ちょっと落ち込んでる、そんなやなぎをはげます若乃、不器用ながらも課題をクリアするやなぎ。そのふたりの雰囲気、元気、そしてちょっと嬉しそうなやなぎ。こうした描写、とてもよかったです。ところで、フルート、半田付け、うん、関係ありますよね。楽器の製作にロウ付け、半田付け、ばっちり関係ありますよ。うん、リペアマンか製作家を目指したまえよ!

『ワケありずむComplex』、ゲストです。高校生になった蝶野繭子、朧寮なるレトロなアパートにて一人暮らしすることになるんですが、この建物が曰く付き。同級生で管理人の大森小巻に案内されて通った部屋は、なんとセーラー服の幽霊が居着いていたっていうんですね。幽霊が見える繭子。それをずっと気味悪がられてきた。小巻も幽霊が見えるんだけど、こちらはむしろ話題の中心になってたみたい。この性格の違うふたりが、幽霊にほぼ占拠されてるアパートで、無事なのって管理人室だけ? 同じ部屋に暮らすことになるっていうんですね。人見知りの繭子に、気さくな小巻、そしてやたらとフレンドリーな幽霊たち。ここには繭子のこと気味悪がる人もいないでしょ? 小巻のせりふ、これは確かに殺し文句でした。繭子にも、そして読者である私も、ばっちり効いた。そう思ったんですね。そしてはじめての金縛り。いや、ほんと、おかしかった!

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第2号(2014年2月号)

2013年12月15日日曜日

PENTAX MX-1

 母が使ってるカメラ、RICOH CX4が壊れてしまいまして、しかもその故障がユーザー過失にあたるもんだから、保証が効かないわけです。ああー、修理するか、それとも買い替えるか。最初は修理も考えたんですけど、液晶割れ、一万円を超えるかも知れない。となると、もう買い替えかなあ。と、ここで悪いニュースです。以前から知ってたことではあるんですが、RICOHはGR以外のコンパクトカメラの取り扱いをやめてしまっているんですね。高級路線を除いたら、CX6が最後の機種となっていて、ああー、次はどこにいったらいいかもうわかないよ。RICOHと合併したPENTAXか? じゃあ、MX-1なのか? みたいな感じで、しばらくMX-1の周辺をいろいろ調べていたのです。

だいたいが母の使うカメラなので、そんなに高い機能を求めるわけじゃない。普通に撮れて、そこそこのズームがあって、電子水準がついていて、といったところ。コンパクトカメラって、エントリー機種だと水準器がついてないことが多いんですよね。どうしてもちょっと背伸びしたくらいの機種になってしまう。となると、それなりに高価格になってしまって、ちょっと厳しいなあ。Sonyとかだと現在の売価で3万円をちょっと超えるくらい? と、そんな時にMX-1はというと2万円台後半、結構値下がりしていたんですね。

MX-1は、画質に関しては、なんせCX4からの移行ですから、問題になるようなことは考えられない。絶対といっていい、向上するわけなんですが、レンズも明るいしさ、けどズームは35mm換算で28mm-112mmと、そんなに高倍率ではないんです。いや、もうこのあたりはトレードオフですよね。ズーム倍率をあげると、どうしても画質や明るさにしわよせがいく。だから、画質をとるかズーム倍率をとるか、どっちか選択しないといけない。そう母にはいっていたんですね。

カメラは、レンズのよしあしで撮れる絵が変わってくるわけですが、デジタルカメラは面倒なことに、メーカーごとの癖というのも考えないといけない。廉価機種だと、よくいわれることですが、派手めな色合いが出るようになっているとかそういう話。メーカーごとに、派手に出る、地味に出る、そういうのがあるわけです。自分は地味め、自然なといいたいところなんですが、そういう絵作りが好みで、ともない母もそうなってしまっているわけですが、各メーカーのカメラ、それぞれがどういう傾向を持っているか、正直全然わからん。Canonは派手な印象があるんですが、現行の機種がどうなってるかといわれると、さっぱりわからん。ええ、選ぶに選べんのでありました。

そんなわけで、現在はPENTAX MX-1がひとつの参考品としてピックアップされていて、画質をとるか、ズーム倍率と安さをとるかで、しばらく考えることになりそうです、母が。

2013年12月14日土曜日

HG 1/144 ベアッガイ III

 こりゃ買っちゃうかも、久しぶりにプラモデル作っちゃうかも、そういっていましたベアッガイIII。いやあ、買っちゃいましたよ、そんでもって作っちゃいました。私には実に珍しいことではあるのですが、有言実行、たいていは口だけで実行に移さないのに、ベアッガイIIIに関しては違ったようで、無性に欲しくなって、『まんがタイム』買いに書店にいくついでに、プラモ屋にも寄って購入。とりあえず作ることが目的なので、無接着、無塗装、いわゆるパチ組みでやっつけたのでした。

Beargguy III

しかし、パチ組み、楽しいですね。ニッパで部品を切り離し、気持ち残したゲートをカッターナイフで削りとる。完全に削りとるまではいかなかったんですが、いやあ、やりすぎそうで怖くて、紙やすりは昔プラモデル作ってた時に使ってたものをちゃんと残してるんですが、今回は塗装しないから削った跡が残るのを嫌って使いませんでした。だからちょっとだけゲート跡が残ってたんですが、まあ小さなことは気にしない。とにかく組むこと、作っちゃうことを目標にしたのであります。

最近のプラモデルはすごいですよね。

Beargguy III

昔ならパーツふたつを貼り合わせて筒にしたところを、今のは最初から筒になってる。腕のフレームを組んで、そいつに筒を被せるようになってるから、フレームにできる合わせ目も目立たない。フレーム部分に残るゲート跡も筒に隠れるからそんなに神経質になる必要がない。合わせ目のラインも、頭なんかそうですよね、一段低くなったモールドに紛れちゃうから、合わせ目を消す必要がない。胴と尻尾と、外から見えるフレーム部分くらいかなあ、合わせ目が気になるところ。ゲート跡が気になるのは、胴と頭部、尻尾、胴前面をカバーするパーツ、あとどこだろう。もしきっちり作ろうとしたら、このあたりをちゃんと処理してやれば、あとはほどほどでも大丈夫かも。そんな感触です。

Beargguy III

で、パチ組みなもんで、簡単なもんで、土日の数時間で作れちゃうんですけど、いやあ、やっちゃいました。腕をですね、肘の少し上あたりでグッと差し込んでやらんといかんのですが、ここがかたくて、で、最初に差し込んだ向きがちょっと気にいらなくって、抜いて差し直そうとしたら、その抜く時にですね、ちょっとひねっちゃって、パーツを折っちゃったんでね。いやあ、ショックでしたよ。うわあ、やっちゃった。けどもう遅い。私のベアッガイはかくして腕を負傷してしまったのでありました。

Beargguy III

仕方ないので、パーツを注文するつもりでいるんですが、それまでは応急処置でそれっぽくやっつけちゃっています。いわゆるボコ状態ですね。これ、ティッシュの三角巾の影になってますけど、腕、繋がってません。置いてるだけ。ああ、ごめんよ、ボコ、じゃないや、ベア。

いずれちゃんと部品を注文して完治させたいと思います。いやあ、それにつけても、パチ組み、いいですよ。破損しちゃっても、ちゃんと部品をばらしてパーツを組み直せるんですから。

2013年12月13日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年1月号

『まんがタイムジャンボ』2014年1月号、昨日の続きです。

『ほのかミステリーノート』はクリスマスのエピソード。児童館でのクリスマス会、これを中止しろという脅迫状が届いたというんですが、まあ子供だろうと目星はついてるから、その捜査はついでというか、メインは助っ人なんだそうです。脅迫状の主は女の子たち。シャーロッ子さんの従兄、青十郎のことが好き。けどクリスマス会が終わると青十郎は留学しちゃうという。それで思いあまっての犯行だったっていうんですね。シンプルな話。けど、子供たちの気持ちを理解して、子供たちにちゃんと謝るよううながした潤。ええ、潤のほのかな恋心とか、それが見事に破れるとことか、素敵でナイスでした。ええ、途中まではなんかいい雰囲気だったのになあ。

『おとぎのシソン』は、先祖返りを強調しない方が面白いのかも知れない、なんて思ったりした今回。先祖返りしたくない、そうした彼女らの気持ちが出てるといいますか、簡単には返らない。だからこそ、最後の最後に返ってしまった柿音の悲哀がよくわかる。ええ、面白かったです。加えて、宇佐川の好き勝手な感じ、これもよかった。ぬくくていい匂いとか、アンダスタン? とか、ほんと、いいキャラクターですよ。かと思ったら小箱がいい子なんですね。柿音の欲しがってた髪留め、誕生日のプレゼントにと買ってくれていた。それで、つけて貰ってちょっと嬉しい柿音など、こうした普通のコミュニケーション? ここにも面白みがしっかりある。ええ、大変よかったと思います。

『お隣さんゲーム』は蘭子、お姉さんですね。お隣の賢司のことが好き、あからさまに好きだっていうんですが、そうか、いつものあのあたふたしてるの、自分のイメージではあんななんだ。全然違うじゃん。でもこの人、賢司の前でさえなければ、結構したたかで、計算づくなんですね。蘭子お姉ちゃんは天然、晩ご飯のおかず、作りすぎちゃった、お隣にお裾分けという、そうした一連の行動が計算だっていう。妹たちに買い出しをお願いする。その量がすごい。ええ、作りすぎること前提になってるんですね。おかしいですよ。賢司を好きになったきっかけは10歳のころの迷子だった。そうしたエピソード。昔から朴念仁、けどたまに見せる笑顔が素敵、そんな賢司にめろめろの蘭子ですけど、あれ、賢司は賢司でなんらかの思いがあるんじゃないのかなあ。なんて思わされて、いやどうなんだろう。気になるので、今度は賢司編をやってください。

『テイクアウト!』は秋の風物詩、石焼き芋なのですが、いつもならそろそろくる頃だというのに、いまだその音を聞くことがない。しかしそれで、この寒くなる時期に屋上にたたずむというのですから、このみ、さすがです。そんなにも石焼き芋が食べたいのね。うん、楓ならずともそう思いましたよ。楓はこのみのために芋を用意して、焼き芋会開いて、でもこのみの求めてたものは違ったんですね。まさに風物詩なんだと思う。街に響く石焼き芋屋さんの音。ピィー、と鳴るあの音。その情緒を求めていたんですね。ああ、ごめんよ、普通に食い気なんだと思ってました。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第1号(2014年1月号)

2013年12月12日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年1月号

『まんがタイムジャンボ』2014年1月号、発売されました。表紙のテーマはメリークリスマス! 『レーカン!』天海さんがツインテールでクリスマス仕様ですよ。髪にベル、首にもベル。真っ赤な衣装、ちょっときわどくいらっしゃいます。『凪くんの不運な棚ぼた』からは座敷童子と疫病神。座敷がサンタで疫病神がトナカイ衣装。そして『びあ充!』、連載告知カットですよ。店長、サンタクロース衣装でシャンパンをポーンと、って、ああ、これビールか! そりゃそうだ、ビールですよね。

乙女ほるもん』、おおう新展開も新展開。急展開ですよ。風邪をひいてしまったミミ。それでも学校にいきたいと、頑張るのはいいんだけど、登校中くしゃみがきっかけで小さくなってしまう。しかもそれを風波さんに見られてしまうというんですね。いやほんと、危機的状況、といいたいところだけど、なんか大変そうなのね、主に風波さんが。あの小さいで自爆とか、大変素敵でした。うん、自信出せ! クリスマスのプレゼントを用意して、そしてラッピング用品の買い出しに出たら、そこでまたミミの変身を目撃してしまう。良介には黙っていて欲しい、ミミに懇願に応える風波さん。秘密を共有して、そして皆、良介とプレゼントの交換。大変ながら、けれど秘密を共有して、変わっていくものもありそう、そう思わせる展開。そして良介の気持ちに、あるいは自分の気持ちに思いが至って、ええ、ちょっとスペシャルな回でした。

『桜乃さん迷走中!』、素晴しいな、桜乃さん。クリスマス、ヒマじゃないよね、意地悪な質問に必死で答える桜乃さんが熱い! というか、あの目! いかしますね。ヤバいですよね。大江さん、仕事が大変らしい。それでひとり遊ぶのも悪いし、というのかと思ったら、ちょっと普通じゃない感じでした。苦しい時は下を見るのか……。けど、大江さんにプレゼントを用意したり、それからご馳走もね、いいルームメイトじゃないですか。というか、仕事に追われてる大江さんがおかしい。逃避して寝惚けて、靴下のばしちゃって、ほんと、変なクリスマス。なんかちょっとやけっぱちで、うん、楽しいですよね、こういうのも。そして酔い潰れちゃった大江さんを介抱する桜乃さん。いいやつじゃん! そう思ってたら、これはこれで寝ぼけてたのか……。いやもう、食べ物靴下にいれたって、ほんと、これどうするんだろう。せめて洗ってあるやつだったら!

『妖こそ!うつつの分校』は伝説の第一期生のご帰還ですよ。津飼魔奈子。校長先生の娘さんで、でっかい一つ目がチャーミング。チャーミング? 初めて人間の先生に嫁いでいった、そんな伝説を持っている魔奈子。生徒たちはそんな先輩に、いろいろ聞きたいことがある。それで化粧を教えたりして、女子連中の心をぐっと掴んじゃうんだけど、ところが魔奈子にはちょっと影があるんですね。ああ、その嫁いだ相手、かつての先生が亡くなってしまったのか。切ない話。いつもなにかコミカルなどたばたが楽しい、そんな漫画だけど、ここぞという時にはばっちり見せてくれますね。ほんと、渾身のエピソードだった。そう思いましたよ。

ちっこいんちょ』は、一日生徒会長をするんだそうですよ、委員長。生徒会長堂カ島空が生徒総会の資料を作ってなかった。なんとかしなければならない! それで白羽の矢が立ったのが委員長。書記の伊東海に頼まれて、そして友達に手伝ってもらって、ばっちり資料作成。総会に向かう途上、かつての男子と再会。彼とはこんな感じで、今後も関わりを持つのかも知れませんね。しかし今回は、委員長、ばっちりその実力を示して、ハッピーエンド? そう思いきや、手助けもほどほどにしないとその人の成長を止めちまうぜ、真摯なアドバイスもらうんですね。ただ請われるままに助けていればいいってわけじゃないって、そんな心掛けの大切さ提示されて、そして最後には、生徒会長の空も改心。ええ、いい子でした。なんでもできる人がやればいいわけじゃない、またひとりでなんでもできるわけではない、示唆に富んだエピソードでした。

『ふたりぐらし — 初ちゃんと僕』、ゲストです。柏木初、中学一年生。これから親戚の叔母さんとふたり暮らしをすることになるというんですが、やってきた千尋おばさん。おや無精髭が……。ええと、性転換? じゃないのか、女の人だと思ってたけど、男の人だったっていうんですね。叔父柏木千尋。で、千尋は千尋で、初のことを男の子だと思っていた。おばあちゃんはハワイ住まい。ちょっと簡単に頼るわけにはいかなくて、なのでこれから叔父と姪ふたりでひとつ屋根の下、なわけです。しかし、面白かったのはふたりの回想。千尋、うわ、本当だ、女の子にしか見えない。かと思ったら、初、木に登って虫を捕って、こっちも男の子にしか見えない。ちぃちゃんとはじめ、こうしてふたりともに思い違いしていたんですね。初の両親はもう亡くなっていて、ちょっと悲しい前提。そして、はじめと呼ばれてたけど、この子、ういっていうのか。千尋とういの、ちょっと微妙なふたり暮らし。うい、ものすごく警戒してるし。いつか打ち解ける日がくるんだろうけど、それまでの経緯、どうなるのか楽しみですよ。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第1号(2014年1月号)

2013年12月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2014年1月号

『まんがタイムきらら』2014年1月号、昨日の続きです。

『ギタ×マン!』のロゴ、なんかかっこいいぞ! さて本編。ギターと、関係なくなってるじゃんか! というのも、新登場人物の紹介、導入といった感じなんですね。応援団の人気者、神野潤先輩がギタマン部に加わろうとしている!? コワモテで知られる応援団だけど、神野先輩は凛々しくて優しくて、お姉さまお姉さまと慕われてるっていうんですね。そんな神野先輩が、ギタマン部部室、っていうか保健室か、にて足湯ご利用。寝言でおねえちゃんなんていってて、なんだか様子が違うよ? 少女漫画が好きで、あめりと漫画で意気投合。もう完全にギターそっちのけで、漫画の威力で入部が決まった。で、この人、うるるんなのか。いやもう、あの落書きみたいになったうるるん、よかったですよ。凛々しくかっこよく、けど可愛く、なかなかに面白そうな人が加わりました。

女子大生生活様式』、よいなあ。近くに喫茶店がオープン。そこで柚がバイトしてるっていうんですね、というのは、ねねからの情報。なぜことねとこよが知らないのか? あの問い詰められるねね、柚もか、おかしかった。それでちょっとこよもことねもいじわるなんですね。いいなあ、うん、なんかそのいじわるしちゃう気持ちの根っこを思うと面白いです。また、柚の喫茶店での人間関係、ちょっと広がっていく感じですよね、こよのこと、綺麗な人、大学生っぽいっていってくれたんだけど、柚のイメージはかわいいなのか。おばけこわい、一人さみしい、うん、ナイスイメージでした。今後、この人もかかわってくることになるのかな。この人と関わることで、また柚のいろんな側面も見えてきそう、面白そうだって思いましたよ。

JOB&JOY』、扉の優也が大人っぽいよ! けど本編ではいつもの調子です。店長が着ぐるみ用意してくれて、これでチラシを配れっていうんですけど、これ、店長の感覚だと防寒具なのか。あの、まいかわんお、ゆうやにゃんお、あやなぴょんお、が不思議と面白かったです。けど、路上に出るともっと面白い。着ぐるみの中で寝たり、子供に風船を渡そうとしたらあやしいからとお母さんに阻止されたり、ほんと、おかしかった。で、新作着ぐるみ。フライドポテトの突き詰め、ピクルスの突き詰め。打ち合わせなし。そして切腹。最高じゃん。このぽんぽんと提示されるテンポもまた! で、ちゃんとお子さんに風船渡せて、よかった。いやほんと、おかしかった、面白かった、なにより楽しくて、グッドです。

『放課後リトリップ』、油断していました。ハナ、採用通知ゲットだぜー! よっしゃあ、就職だあ! というんですが、みなみに自分は本当は女子高生じゃないんだっていってない。いおうにもいえない。ええ、この葛藤。楽しい時間を過ごして、最後、いよいよお別れというその時に勇気を振り絞った!? と思ったら、次号、最終回! マジカヨ! ええーっ! めっちゃショックなんですけど! 寝込みそうなんですけど! ええーっ。好きだったのになあ。ハナもみなみも可愛くて、もうしばらくは安泰と思ってたら甘かったよーっ! ぎゃーん! いやもう、うん、けど、ハナの就職、よかったとお祝いしますよ! ええい、ああ!

『帰宅るまでが学校です!』、しおん先輩が早々に帰るというんですが、なんの理由だろう? 尾行イベント発生ですよ。書店で官能小説、どんな本かと確認したカンナ先輩、立ったまま気絶とか、ともあれ書店でわあわあ騒いだせいで尾行は失敗するんですね。しおん先輩、ピザ食べ放題にいくつもりだった、恥ずかしくていいだせなかった、そういうんですが、どうもあやしい。気付けば姿を消している。ええ、しおん先輩、これ、なにかの振りなのかな。この人の底の見えなさ、いい感じでしたよ。

スマイル・スタイル』、最終回! 寮を引き払う百合。心傷めるゆめと、そんな彼女をなぐさめ、そしてちょっと背を押す寮長。ええ、ついに告白するんですよ! ゆめが! そしたら、寮は出るけど転校はしないんだって! ああ、そんなこったろうと思ったよ! で、ここからが酷い! いやもう、オールスターな勢い。っていうか、ふたり、付き合ってたのか。いやもう、酷いっちゃあ酷いけど、この漫画らしいといえば、ほんと、そのとおりだと思います。しかし、ずっと面白かったなあ。でも、感動も感慨も吹き飛ばしてくれる最終回、見事でした。

プレフレ』は大晦日、みんなで楓の家に集まって、こたつでのんびりですよ。綾女さんはお出かけ。父母も祖母も外出。それで、娘四人でごろごろしたり、もりもり食べたりですよ。いやあ、お腹鳴らしてる椿がやたらめったら可愛くてですね、で、この人、鍋に酷いことしようとかいう。でも、きっちり阻止されるのがこの漫画のいいところだと思います。テレビ見ながらこたつで鍋、食べたらごろごろ。うん、こんな雰囲気もいいですね。あの、鍋の残りはうどんかおじやか、あの、いやおじやだねっていってる楓がなんかすごく美女。で、一気にじゃんけん、おじや食べてる椿が信じられないほどキュートで、もう最高だな。もう。ほんと、なんでもない話、たわいもないエピソード、でもそれがしみじみとしてよかった、そう思ったんですね。

My Private D☆V、大異変! なんと、巻末じゃないんです! さて今回は牛乳のみお。で、取り上げられたのはというとパンツなんですね。うん、全然驚かない。むしろこれ以外だった方が驚くくらい。でも2013年のパンツBEST3っていうのはなんなんだ。今年出会ったって、デザインに出会ったのか? 現物に出会ったのか? 謎だ、謎なのであります。しかし、こうしてパンツについて語る、その情熱は理解したい。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第1号(2014年1月号)

2013年12月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2014年1月号

『まんがタイムきらら』2014年1月号、昨日の続きです。

箱入りドロップス』は、おお、メイド喫茶と性別逆転喫茶の対決ですよ。相ノ木に純ちゃん、かなり決まってる。そして、萌の失恋。それからまた相ノ木の見せ場、うん、相ノ木頑張ったじゃん。照れながらも、自分の思いをありったけ伝えて、そして萌に、決着をつけるための勇気を与えて、いやほんと、かっこいいよ。ええ、ふたりの関係、どうなるのか、うまくいくといいなって思いますよね。

『My☆舞』、巫女舞教室にいくと、先生が巫女、猫耳、猫ボイスになっていたっていうんですが、すごいな、あざといだ、そこまでしてだ、ぶっちゃけキビシイだ、容赦ない言葉が次々と浴びせられる。ほんと、小鳥、最高でした。交霊術の際に猫の霊が混ざってしまったとか、ほんと、シンプルなゴタゴタなんですが、その結果がおどろおどろしい舞と、撮られた写真がネット流出っていう、微妙に厳しく嫌な展開。ほんと、あの落ちのシュールさ。こういうの好きなんですよ。いや、よかったです。

『スロウスタート』、よいですよ。花名、先達てのスポーツテストのダメージが抜けてないっていうんですね。いやいや、いいですよ、若さがなくって。最高です。一年間のひきこもり生活が見事に花開いて、この駄目っぽさ。最高ですよ。なんて素敵なんだろう。けど、それはいかんだろう、ということで志温に公園に連れ出されて、そうしたら栄依子と遭遇。すぐに志温と打ち解ける栄依子のコミュニケーション能力、それ見て地味に思うところがあるっぽい花名。あとペット扱いされてるとか、いや、あのイラスト、可愛かった。けど、最後にやられましたよ。栄依子、志温に聞いたっていう。浪人してるんですって? え? うそ? 自分もそう思った。花名の背を押そうとした? けど、ちょっとこれは波乱ありそうじゃない? 緊張させられて、花名同様ですね、けどそうじゃなかった。なんとー、そういうこと! いや、ほんと、この緊迫感、見事でした。素晴しい見せ方、引き込む力でした。

三者三葉』、素晴しいな。葉子様が見事に花開いて、その美しさは筋金入り! あの扉の絢爛、一コマ一コマに満ち満ちる威厳。素晴しい。山Gいわくレベルアップなんだそうですが、お父さんが定職についた、それで没落状態から脱し並レベルにまで戻った。よって絢爛さも復活したっていうんですね。けど、それでも、カップ焼きそばなのか。しかも、ソース先に入れちゃったか。あの、むぐぐって膨れてる葉子様が可愛くって、もう仕方ないですね。しかし、この葉子様の変化、栄養状態なのか。一発で見抜いた葉山姉、光の眼力や流石。やっぱ、いつも照の栄養状態を気づかってるだけはあるなあ。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第1号(2014年1月号)

2013年12月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2014年1月号

『まんがタイムきらら』2014年1月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』、唯と相川さんですよ! ベストカップル! 冬の帰り道? コートにマフラー、それが暖かそうで、けど頬とか鼻とかは寒さで赤くなっちゃってるのね。吐く息も白く、けどふたりの雰囲気は暖かと感じられて、ええ、相川さんの笑顔、それを受ける唯の眼差し、ちょっと対照的で、けどすごくよくマッチしてる。いいイラストですよ。

チェリーブロッサム!』、あ、えーと、誰だっけ、って、いやいや覚えてるよ、つばき、つばきよね! 先輩に妹、従妹が合宿で海にいっている間の話。つばきはつばきで、床に寝っころがるなど、有意義な夏休みを送っていたんですね。そんな彼女をプールに誘う妙蓮寺。武蔵小杉を誘いたい、けど一人じゃ誘えない。乙女なんですね。つばきと武蔵小杉が楽しそうに話してると嫉妬して、武蔵小杉をぶん殴るとかね、う、うん、乙女ですね。わりと引っ込み思案。けど、つばきはぐいぐい前進するタイプで、この対照、面白かったです。そして妙蓮寺、武蔵小杉のこと、うまくものにできた? いや、そうでもなかった? 妙蓮寺というと、きっぱり、さっぱり、そんな印象があるんですが、そうじゃない側面、見事に出ていましたよ。

すいまさんといっしょ』は、ユウくん風邪で寝込んじゃって、ああ、これは自分のせいだと、すいまさんが責任感じちゃって、廊下のすみで落ち込んでる。キノコまで生えちゃってるのね。あのどんより、じめじめしちゃってる様、ああ、レアすいまさんです。でも、しおり、幼なじみだけあってよくわかってるというか、よく見てるというか、あれは自業自得と。それですいまさんのこと励まそうとしてくれたり、ほんといい子です。しかしすいまさん、風邪の時はよく寝て治すのがいいんだから、看病させたら完璧だよな! そう思ったら、なんと、そういうわけでもなかった。なんかぺったりくっついたり、ほんとユウとすいまさんの関係、ちょっとずつ変化してる? 深まってる? 悪くないですよ。

『しゅばりえーる』、ゲストです。騎士ものかな、と思ったら、やっぱりそうでした。15世紀初頭のフランスが舞台。料理人として名をあげるべく、華の都サリアへ向かうセリーゼ。ところが、街へ向かう道中で、大きな剣を拾うんですね。でも剣と思わない。包丁とか思ってる? 地面に突き刺さってたのを見事引き抜いたんですが、これは勇者の証!? というわけではないようです。それで街に出て、剣なんて持ってるから、女子騎士志望者と思われて、声をかけられる。セリーゼは、剣とか騎士とか全然理解してないんだけど、やたらと力が強くて、それは才能? ともあれ、貧乏脱出できるよといわれて、騎士になることを決意するんですね。実際の中世とか、そういうのを追求しようという漫画ではないでしょう。とりあえずほのぼのと、そうした雰囲気が感じられました。

『ヴぁるばいと!』、ゲストです。コンビニでアルバイトする女の子たちの話ですね。つばめが出勤したら、いきなりトナカイヘッドを被った同僚がお出迎え。でも、全然驚かないんですね。なるほど、安里という人は、そういう人なんですね。つばめ、安里、静に響乃、この四人がメインみたい。で、クリスマスが近いということで、店長がサンタクロース衣装を用意して、この子たちに着せようというんですね。普通ながらも、ちょっと変なコンビニ。変わりもの同僚に振り回されながらも、けど仲良し。そんな関係が伺えますよ。

『サンタクロース・オフ!』、ゲストです。サンタクロースもの、なんですが、この漫画のサンタクロースは、小さくて、まるで妖精みたいです。小鳥に襲われて、咄嗟に逃げた先が小学生睦月の部屋。ベッドで休んでしまったところ、帰宅した睦月に見つかって、虫かごに入れられてしまうんですね。まったくの失態。人に触れられると力を失ってしまう。それで睦月のもとに居候することになったみたいです、3年ほど。サンタクロースは、やたら長い名前で、縮めてゆきひと決まりました。この漫画のサンタクロースは、自分でプレゼントを配るんじゃなくて、親に、プレゼントをあげたい気持ちを起こさせる。なんか面白いな。そしてゆきひは、サンタクロースの力を取り戻すための試験をこれから受けていく、そんな展開みたいです。ちょっと個性的な設定。可愛いゆきひに睦月。ふたりの関係と、それから試験、試練? それらがどんな風に描かれていくのか、ちょっと楽しみです。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第1号(2014年1月号)

2013年12月8日日曜日

『まんがタイム』2014年1月号

『まんがタイム』2014年1月号、昨日の続きです。

『ゆとりノベライズ』、アニメ化された里美さんの小説、ついに放送にこぎつけたというんですね。それで皆で乾杯。里美さん、挿絵のニアさん、そして後輩の都ゆとりでありますが、あと一時間ほどで放送されるという、その時点でもうすっかりできあがっているんですね。この一年、原作者、イラストレーターはとんでもなく忙しかったようで、ゆとりとの温度差、面白い。そしてゆとりは、自分の不安を語り、そして父と娘の関係、ああ、父は素直にいわないだけで、娘を心配して、もしかしたら応援してるのかもなあ。いいエピソード。というか、ゆとりべろんべろん。けど、だからこそいえたこともあるのでしょう。ゆとりと里美の関係も、支え、支えられ、そのお互いの感謝が実によく沁みて、じんわりと感動させられるものでありました。しかし終始面白がってるニアさん。いかしますよ。この人のこの性格、すごくいいですよ。

『フリーランスなあさみさん』は、ほんと、古きよき昭和な雰囲気がありますよ。昭和の少女漫画。そのころの漫画、自分よりちょっと前の世代にあたるものが好きで、あさみさんの雰囲気風貌、それが実にそれっぽいんですね。そして今回出てきた、あさみさんの気になる画材屋の男の子、実にフォーキー、うん、すごくそれっぽい。びっくりしました。しかし、あさみさん、この人が、というよりも、猫のボールペン、それがポイントなのか。あさみさんの日常描いた最後に、またも画材屋さんの場面があって、しかしいつもの彼じゃない。でもボールペンが同じで、それでぐらっときてる? 単純にあてがはずれて慌ててるだけ? 持参のお揃いボールペン隠したりする、あのあさみさんがなんだか可愛くて、面白かったんですよ。

『つくしんぼ』、今回のつくし、なんかフルスロットルでめちゃくちゃ面白いですね。風邪をひいたつくしの看病にきたちはるに、倒れたのがちはる様なら良かったのに…おろおろしてるちはる様見てると元気が出ます。無茶なことばっかりいってる。この後も酷くて、口先だけとか、もう、ほんと面白い。けど、ちはるはちはるで掃除機のスイッチ押したつもりでケーブル収納したり、いやほんと、最高でした。

『もいんの高校野球日誌』は、新キャラクター出ましたね。もいんの信奉者、吉野ゆゆ。マネージャーとして入部してきたんだけど、部や部員のためには決して働かない。もいんのためだけっていうんですね。もいんの前ではきらきらにこにこ、けど一般部員相手だと、はなもひっかけない。いや、むしろもいんの理想を実現するために手段を選ばない、危険な支配者として君臨する、そんな人だっていうんですね。いやほんと、強烈でした。今後も、さらなる活躍見られるのかなあ。あ、そうそう。ゆゆ以外だと、キャッチャー教育の話が面白かったです。

  • 『まんがタイム』第34巻第1号(2014年1月号)

引用

  • 城戸みつる「つくしんぼ」,『まんがタイム』第34巻第1号(2014年1月号),161頁。

2013年12月7日土曜日

『まんがタイム』2014年1月号

『まんがタイム』2014年1月号、発売されました。表紙はまさにクリスマスカラー。サンタコスチュームの『おとぼけ課長』を中心に、雪だるまの『ぱちゃぽちゃ水泳部』カツ代、クリスマス着物の『わさんぼん』牡丹、競馬仕様トナカイぬいぐるみに抱き付いたサンタ衣装『まりあ17』まりあです。これに加えて『鉄仮面のイブキさん』と『ひらめけスイッチ』の告知カットもございます。

『ノコひけ工業娘。』はいよいよ冬休み。それでみんなで神社にいこうということになるんですが、すごいな先生、鳥居に興味なんだ。初詣にいく。人がたくさんくる。計測できないな、って、そんなことしてる人、見たことないですよ。桜と先生の鳥居に関する知識、ふたりとも詳しいといえば詳しいんだけど、その隔たりが見事で、いい感じ。そして新年会。ああ、男子は忘れられるんだ。で、みっつくらい派閥があるのね。大変だな、女子クラス。そして先生。神菜先生の仕打ち、ナイスでした。

『鉄仮面のイブキさん』、カラーですよ。ああ、イブキさん、素敵です。さて無表情の伊吹さん、相楽さんによるとすごく機嫌が悪いらしい。ツーンとしてる。超クール。けど喜多くんはそれが嬉しいんだ。うん、好きな人のいろんな表情、表情? 感情に触れるのって嬉しいものですよね。オロオロする相楽さんもレア。ええ、面白かった。で、原因はというと、虫歯が痛いんだそうで、歯医者にいけばといったらガタガタ震えて怯え出す。うん、表情には全然表れないんですけど。今回は伊吹さんの天使の寝顔、そして感謝の笑顔、最高でした。そして喜多くん、睨まれてるのはいつもなんですね。

天子様が来る!』、いつもながらですけど、面白いです。もったいないオバケの軍団もそうですが、俺にまかせて先に行けの彼。ちゃんと猫を引き取ってるんですね。あのコタツの横で丸くなってる、あの表情が最高です。そして最後の一本。ああ、アニキ、なんて素敵なヤツ! ほんと、メリー・クリスマスでしたよ。

『ひらめけスイッチ』、面白いですね。いきなり踊ってる梶木から。あの笑顔、あの踊り、なんかしあわせ感が素晴しく表現されていて、見てるだけで楽しい。3年ぶりのクリスマス。それで限界突破して喜んでるっていうんだけど、ほんと、梶木、最後までおかしかった。100号のケーキとか無茶なこといい出す。ばたんばたん倒れる。燃え尽きたり、巨大な靴下編んだり、やってることめちゃくちゃなんだけど、あのやつれながらもほのかな笑顔、可愛らしいなあ。ほんと、ツリーもおかしかった。平目くんの真実に驚く岩名。うん、ナイスでした。けどやっぱり、一番は梶木でした。

  • 『まんがタイム』第34巻第1号(2014年1月号)

2013年12月6日金曜日

ドラゴンクエスト

 はじめてプレイした『ドラゴンクエスト』はファミコン版、というか、はじめてのRPGがこれでして、はっきり覚えています、衝撃でしたね。家に遊びにきた友人が、誰かから借りてきたとかで、これを持ち込みまして、というか、人ん家に遊びにいくのにRPGかよ! みたいに今なら思うところなんでしょうけど、結果的にこれがよかった。もう、最初はなんもわからない。はなすコマンドをいれたら、きた、みたみ、ひがし、にしって表示されて、それがほんと意味わからんかった。けど、わからんながらにうろついて、城から町へ、そして戦闘を経験して、なんと、ゲームといったらこれまでアクションしか知らなかった。それが、こんなジャンルもあるんだ! いやあ、ほんと、衝撃だったのです。

それから、すぐにソフトを入手しまして、いやもう、夢中でしたね。この頃は、ネタバレを禁止して、すべてをまっさらな状態からクリアしていくんだ! みたいな考えが、そもそもありませんでしたから、つまった、わかんねえ、となったら人から教えてもらって、そんな遊び方でしたよ。だから、全然自力でクリアしたなんていえたもんじゃないんですけど、だから自分で考えてプレイしてクリアしたのは『ドラクエII』がはじめてになるんでしょうけど、まあ、当時はそんなもんでしたよ。IIだって、結局ロンダルキアの洞窟は自力突破できなかった。

なんで今『ドラクエ』なのかというと、ほら、こないだスマートフォン版が100万人に無料とかいって配布されたじゃないですか。巷では、やれ操作性が悪いだ、UIがどうにかならんのかと話題になってるようですが、うん、確かにあれはちょっと動かしにくかった。まあ、慣れましたけどね。しかし、こうして久しぶりにプレイしてみると、少ないイベントを繋いで、短いながらもうまくストーリーを作ってるんだなあって感心させられて、まあそうはいっても、やっぱり短いんですけどね。もう魔法の鎧まで買っちゃったし、後は炎の剣と水鏡の盾くらいじゃないのかね。一度も死ぬことなく進めることができて、簡単になってるって聞きますけど、まあ確かに簡単だ、でもめったやたらと難しくなってたらいいってもんじゃないし、こんなもんでいいのかな、なんて思ったりも。

ともあれ、残るイベントは王女救出とメルキド到達、必要な物品揃えて虹の橋をかけて、ロトの鎧と剣の入手、くらい? 実際のところ、ほとんど終わって折り返しって感じです。けど、ここからが面倒くさいんだ!

2013年12月5日木曜日

『まんがタウン』2014年1月号

『まんがタウン』2014年1月号、発売されました。表紙は、今月から始まる連載、『ど先端ナース』をメインに、そして同じく新連載の『ちょい能力少女あゆむ』の告知カットもございます。それと、『新クレヨンしんちゃん』のカットですね。映画のコミック版、その告知でありますよ。

『ど先端ナース』。先日、ナースマニアが出てくる長期連載が終わりを迎えたと思ったら、またナースマニアが出現しましたよ。俺は井坂育郎、お医者さんだ!! そしてナースが大好き!! 祖父、梅太郎の病院でともに働く育郎ですが、この性癖のためにナースがみんなやめてしまってさあ大変。で、ナースがいないのも困るからと、営業にきたど先端研究所、通称ど研のコバセ氏から受け取ったのが、超ナースコール。押せばたちまちナースがやってくる。そうしてやってきたナースというのが、超ナース、椎名とがりなんですね。小柄、きつ目、ミニマム、フラット気味、完璧じゃなくって? けど育郎にとっては足りないというのか。怖ろしい話であります。とがりをナースとして認めない、いやナース云々じゃなくて変態性欲の面でどうたらこうたらですよね、そんな育郎と、ナースの中のナースを自称するとがりの果てなき戦いの火蓋が切られた、そんな感じでありますよ。

『ちょい能力少女あゆむ』、こちらも新連載。主人公、斑尾歩、女子高生。この子は、重くないものを5cmくらい移動させられる、そんな超能力を持ってるというんですね。って、これすごいよ。なにがちょい能力なもんか。使いようで、いくらでも可能性が出るじゃん。パチンコ、ルーレット、勝ち放題だぜ! 超能力ものはいろいろあるけど、あゆむの場合、別に隠したりしない、むしろカジュアルにほいほい使っちゃう。それで能力を使うとお腹が減るんですね。友達の佳子と放課後、一緒にご飯食べにいって、佳子のカバンを助けて空腹、店を出てすぐ、カバンの口が開いちゃってる女性を助けてまた空腹。でもやせないのが悩みなんだそうですよ。お姉さん栞、可愛いなあ、この人は相手の語尾を変更する能力を持ってる。ほう、ゲームにも効くんだ。長女瞳は、人の顔色を変えることができる。微妙な能力。母方に繋がる女性にのみ発する能力なのだそうで、母はというと、料理の塩加減を調整できるというもの。微妙ったら微妙ですが、けどあゆむの能力に関しては、かなり強力な影響力を及ぼせるものですよ。ほんと、これ、どういう方向に向かうのか。興味出てきましたよ。

『居間には今外国人がいます。』、おお、新しい登場人物です。外国人!? 波打つ金髪、そばかす、ちょっと内気そうなお嬢さん。ドゥブラン・ミシェルさん。ええと、ミシェルが名前で、ドゥブランが名字。姓名の順に自己紹介した彼女。日本語もとても上手。となると、ああー、万希と同じパターンを辿りそうな予感がする。ええ、ほんと、読み進むほどにその予感が確信に変わっていって、ええ、面白かった。というか、外国語でしゃべってみてといわれたミシェルをかばう万希、王子様じゃん! あの、言葉ひとことも発さず、こくこくうなずいてるミシェルが超可愛い。うん、真の共感が感じられました。そしてやっぱりちょっと誤解される? 過大評価? 万希がちょびっと追い詰められたり、ちょっとお姉さんぶったりして、それもまた可愛かったです。

『押しかけ時姫』は、姫のお友達、小山さんが実にいい感じ。なんかミニマム、ほのぼの、面倒見もいい? 素朴可愛くて、姫にいろいろ教えてくれてるんですね。姫の浮世離れした言動も、海斗の説明でうまいこと納得してくれるし、すごくほのぼので、けどしっかりつっこみいれてくれて、ほんと、いい子。海斗と小山さん、なんか親密そうに話してるの見て、やきもち焼く姫もグッドでした。姫の、クラスでの状況など、いろいろ描かれるようになったら嬉しいなあって思ってますよ。

『大正乙女カルテ』は、ちょっと医学を離れて大正時代のサンタクロース。マルさんのお嬢さん、歌子が面白くって、サンタクロースの秘密を知ってしまって、すっかりやさぐれてしまってるんですね。そのやさぐれ歌子がめちゃくちゃ可愛いの。髭をひっぱる、スジがいいと誉められてドヤ顔、三太九郎で絶望して大泣き、もう、最高でした。素直な笑顔だけじゃない、けどどの表情も可愛い、そんな歌子の魅力が満載で、ほんと面白い。実にいいエピソードだったと思います。

『涙の数だけ輝いて!』は涼さまのエピソード。昔の激ダサ写真が週刊誌に素っ破抜かれてしまった! けど、涼さま、全然動じないのね。いや、まあ、実際、ダサいとはいえ、ダサ可愛いというか、なんで涼さま、眼鏡やめちゃったの!? というか、いや、悪くないっすよ。涼さまと麗奈が幼なじみ。同じ学校で、貧乏な涼子に向けられる視線や陰口、それを見兼ねて、いろいろ助けてくれてたんですね。それで新しいスタイルに目覚めて、涼子、開眼ですよ。けど、なんかね、涼子のアイドルになった理由、前向きな性格、物怖じせず前に進む、その姿勢のためかと思いきや、あの表情、あの決意、そしてついていくと決めた麗奈。ああ、なんていい話だろう。ふたりはいい友達だなあ。それまでずっとコミカルに描かれていた、それを一気に色を違えてしまうあの見せ方、見事だったと思います。涼子と麗奈、それから読者の間だけの秘密なのでしょう。ぐっときましたよ。

  • 『まんがタウン』第15巻第1号(2014年1月号)

2013年12月4日水曜日

蒼き鋼のアルペジオ

 こないだ『蒼き鋼のアルペジオ』が面白いよ、そういった矢先に伊400型潜水艦がハワイはオアフ島沖の海底で見付かっていたとの発表が出るとは、すごいタイミングですよ。もうほんと、びっくり。『アルペジオ』、追い風だな。いやほんと、びっくりしたんですよ。帝国海軍の潜水艦。敗戦後、アメリカに持っていかれちゃった潜水艦。これ、後部甲板に14cm主砲とか載せてたんですね。機銃もそうですけど、水に沈む船なのに砲とか銃とか、大丈夫なんだろうか。ええ、海底の潜水艦に迫った映像に、ちゃんと砲が写ってるんですね。いや、すごいなって思いましたよ。

CNNの記事には、結局本土攻撃には使われなかったというようなこと書かれてますけど、伊401は本土を限定的ながら空襲したはずなんだけどなあ、と思ったら、本土爆撃したのは伊25か。おおっと、勘違いでした。

『アルペジオ』のイ401はなんだか超兵器になってしまってますが、アニメ版のイラスト見ると、ちゃんと14cm主砲も載っけてあるんですね。あと目立つのは前部甲板のカタパルトなんですけど、これ、飛行機も飛ばしたりするのかなあ、そんな風にずっと思ってたんですが、どうもそういう設定はないっぽい? ですね。まあ、スクリューどころか、なんだかジェットみたいな推進器使ってたり、超重砲なんての仕込んでたりと、とんでもないことになってるので、今さら航空機の有無をどうこういうようなレベルでもないんですけどね。キリシマのカタパルトとか、海中に電撃ぶちこむ兵器になっちゃってたし。

『モデルグラフィックス』の裏表紙に、伊400のプラモデルの広告が出てたんですよ。2ヶ月くらい前だったかなあ。と思って、手持ちのバックナンバーを確認してみたんだけど、あれー? 見付からないなあ。ぱらぱらページめくりながら探しても見付からない。どこで見たんだろう。あの、晴嵐の格納筒、ちゃんと3機格納できるようになってて、一体潜水艦のどこに航空機を格納できるんだとずっと疑問だった、それが一気に解消されて、けど、これ、飛行機組み込んじゃったら、後から取り出せないことない? なんてこと思った。しかし、これ、ちょっと欲しいなあ。まあ、作れないんだけどさ、根性がないから。けど、なんか興味ある。だから広告があったと覚えてたんだけど、けど、あれ、雑誌じゃなかったのかなあ。

ともあれ、今年に入って、立て続けに盛り上がる帝国海軍、とりわけ潜水艦の話題。なんか、狙ったかのようだけど、偶然なんですよね、こういうの。ほんと、驚きのマッチングだと思います。

  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第1巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2010年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第2巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2010年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第3巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2011年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第4巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2011年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第5巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2012年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第6巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2012年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第7巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2013年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第8巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2013年。
  • 以下続刊

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2013年12月3日火曜日

『まんがホーム』2014年1月号

『まんがホーム』2014年1月号、昨日の続きです。

企画エッセーは「思い出のプレゼント」であります。参加者は、カワハラ恋、こいずみまり、瀬野反人、松田円、安堂友子。いや、のっけからぐっときましたよ。カワハラ恋、母の思い出。苦労するだろうとわかっている娘に、せめてもの餞をと包んだお金。ああ、これはぐっとくる、そんなエピソードでした。漫画では、ちょっと台無しっぽいオチにしてしめっぽくならないようにしてますけど、それでも決していい加減な気持ちでいたわけじゃないって伝わるようで、ええ、いいエピソードでした。面白かったのは、瀬野反人、宅配来た時きまずい。あの絵面は反則だと思う。めちゃくちゃ面白い。カンフーハムスターもなんかいい味出してます。うん、絵の力が強い。他にはスキ焼きやぬいぐるみ、なんか面白いなと思わせるものがあって、そして極めつけが安堂友子の送られてきたバナナ。いや、もう、この人は強烈なエピソードをこれでもかと出してきます。ほんと、すごい人だと思いますよ。

そんなわけで、『マチ姉さんの妄想アワー』。アラスカのおばさんとか、えらいのがきましたよ。マチちゃん、トシくん、お元気ですか。ああー、なんか命名の由来わかった気がする。そして、やや強引な導入から、いつもどおり生き生きと語られる酷いおとぎ話。最高だと思う。ファンシーなデコ家。そんな発想になるのか。子供でも大人でも可愛いアヒルなんかもそうで、ほんと、おかしかった。けど一番はうさぎとカメだと思う。サスペンスで充分に面白かったところを、ロマンスでさらに引っくり返してくる、この追い込んでくる感じ。素晴しい。最高でした。あと、絵がたまらない。そして落ちの一本。ああー、弟、泣いちゃうほどなんだ。酷い改変とはいえ、どれほどのものなのか。ほんと、めちゃくちゃ面白いです。

『半熟やおよろず』、最終回でした。えーっ! ショック。鳴たちが仮免許を貰って、中つ国にて神様の下で修行することになるっていうんですが、なるほど、実習みたいなもんですね。厳しいと評判の月読命のところにいくことになって、心配する父雷神、わりと優しそうな月読命、そこで頑張ってる、いろいろチャレンジしてみる鳴がいい感じ。風神もやってきて、こっそり手伝ってるとか、しっかりばれてるとか、ええ、鳴の実習はこれからだ、って終わりだったんですけどね、でもなんだか楽しそうな日々が続きそうな予感をさせるラスト。終わっちゃうのは残念だけど、いい漫画だった。ラストもそれに相応しいものだったと思います。

  • 『まんがホーム』第28巻第1号(2014年1月号)

2013年12月2日月曜日

『まんがホーム』2014年1月号

『まんがホーム』2014年1月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかがサンタクロースになって、プレゼント手に煙突から忍び込もうとするところ。こっち見て微笑んでる、可愛いイラストだと思います。他には、おそろいの赤いマフラー、『孔明のヨメ。』のふたり、『いぬにほん印刷製本部』紙谷さんはツリーになって、なんだか不思議な雰囲気です。そして『まんがの装丁屋さん』告知カットもございます。

『まんがの装丁屋さん』、これは連載じゃなくゲスト扱いなのかな? まんがの装丁を手掛ける冬坂律なる人の、デザイン事務所なのかな? そこに就職の面接に訪れた青年、斉藤麦が主人公。憧れの冬坂律が女性と知って驚く、それはいいんだけど、妹? 奥さん? と、信じない様は、ちょっと失礼じゃなくって? と思ったりしたのでした。ともあれ、この斉藤氏の履歴書を見て思うところのあった冬坂さん。決してうまくないその字が、今やってる本にマッチする! ひらめいて、そうしたら面接なんてやってられない、スタッフ総動員で仕事にとりかかるんですね。この仕事の風景、勢いは面白かった。いきなり扱き使われてる斉藤も面白い。それで見事に採用。ええ、いい導入だったんじゃないかと思いましたよ。

『黒い大家さん』は、アパートの見た目をどうにかして欲しい千花。お化け屋敷扱いですもんねえ。それで、外壁工事にこれくらいお金がかかると提示する華織さん。ああ、ちゃんと考えてらっしゃるのね、納得の説明でした。日向和田さんのことが、家賃、夕食をきっかけにいろいろ説明されていましたね。なるほど、没落なさったのね。そして河辺さんにお願いして、おお、アパートがイルミネーション。普通のレベルではない仕上りと、ばっちりわかるあの絵のインパクト。見事でしたよ。それで、千花、自分のため? とか思ったり、かかった費用を工事費の足しにした方が? とか、いろいろ思わされるラストの流れに、華織さんという人がちょっと垣間見えるようで面白かったです。

『ただいま独身中』は最終回ですね。前回ラストのデキ婚、それを新年会の席で語り合う楓と操。操の恋愛に対する感覚、そのドライさがまたも光って、いやもう、最高でした。恋愛よりも、同人誌、BL趣味が優先されるというのが、ほんと徹底されていて素晴しい。桂さんを狙う彼女の言動もまたまた物騒で、ほんと、この人も面白仲間になっちゃってます。そして楓はというと、なんだかんだあったけど、結局姫くんとの恋愛がじわじわと進行していくって感じみたいですね。ええ、なんだかんだあった、それでハッピーエンド。いい展開、いいラストだったと思いますよ。

『新宿さんと周りの人々』、面白かったです。突然女になったイケメン新宿くんですが、家業のキャバクラで必要なので、酉の市の熊手を買いにいく。宇津宮ヨーコと神楽坂桜もついてくることになって、おおう、新宿さん、美しさを競わないではいられないというのか。天晴れ。けど、自然の可愛さに負けるのね。いや、うん、ほんと、桜、超可愛いですよ。しかしそれでなにが面白かったといっても、二丁目さんですよ。はー、本気メイクすると男子の人生変えるからと、学校だと手加減してるんだ。いや、ほんと、今回はこの人が見事に全取りしていった、そんな感じがございます。

『歌詠みもみじ』、ゲストです。面白かった! 川柳が好きな高校二年生、山城もみじが、思ったことをことごとく五七五で表す。そうした着想はよくあれど、読むほどにその川柳が効いてくるところが優れてた。いや、ほんと、川柳がよくできてたと思ったんですよ。最初は普通かな、そう思ったんです。でも、「テスト出る」静寂破る筆の音、これがうまいなと思って、そこからがまさしく本番ですよ。角を減らして角が立つ。追い討ちの七七も実によかった。ただ単純に川柳が好きな女の子というだけ、川柳で思ったところを表現するってだけのキャラづけじゃなく、その川柳がちゃんと機能してるところ、それがよかった。もみじという人、その人となりに説得力がともなっていた。そう感じたんですね。

  • 『まんがホーム』第28巻第1号(2014年1月号)

引用

  • オオトリキノト「歌詠みもみじ」,『まんがホーム』第28巻第1号(2014年1月号),173頁。
  • 同前,174頁。

2013年12月1日日曜日

蒼き鋼のアルペジオ

 もともとは『艦これ』人気を受けて見ると決めたんですよね。アニメ『蒼き鋼のアルペジオ』。突如出現した霧と呼称される艦隊により、活動範囲を著しく制限された人類と、霧の潜水艦、イ401に、そのメンタルモデルであるイオナとともに乗り込み戦う少年少女の物語。というのですが、この時点ではその持ち味はいまいち伝わってこず、ええ、素直にはっきりいいまして、『艦これ』がなかったら見てませんでした。最初にその存在を知ったのは、模型誌でしたね。『ガールズ&パンツァー』の影響で買いはじめた『モデルグラフィックス』誌。これで紹介されていて、艦船ものも流行ってるし、コラボとかいったりしてるし、一応見てみるかあ、そんな程度の気持ちで見始めたのでした。

そうしたら、これが面白かったんですよ。第1話見た時の感想は、最近はやりの、主人公に重巡な、おっと、従順な美少女ものの一バリエーションなのかな、今期でいえば『機巧少女は傷つかない』なんかもそうでしょう、いや、こっちはちょっと従順ばかりとはいいがたいけど、ともあれ、そういうのかなって思ってた。従順な美少女イオナをしたがえ、大鑑巨砲主義的に、長射程大威力でもって、重巡な美少女タカオを撃破する美少年艦長。この描写は第2話ですね。この時までは、ううーん、CGモデルで作画されたという人体の進歩と、さすがのメカ描写には唸るけど、それ以上ではないかなあ。みたいなこと思ってた。ところが第3話第4話にがつんとやられまして、大戦艦ハルナ、キリシマを迎え撃つイ401の勇姿。ああーん、お姉さまーん、じゃなくて、使える兵装に制限がある状況で、普通ならおよそ勝目のない強大な敵を相手に充分以上に立ち回り、しかも勝利して見せるその展開には興奮させられたし、そしてハルナにキリシマですよ。人の姿に似せた姿を持ちながら、ついぞ人の感情を理解しなかった彼女ら。それが、まさか訪れるなどとは思っていなかった自らの死に触れようとしたその時に、生への執着を知り、自らの決断を後悔する。あの場面は屈指でした。最終回かと思った。それからはもうノンストップ。おおう、これはイ401クルーではなく、霧のメンタルモデルたちの心の物語であるのだな。そう理解して、すっかり心とらえられてしまいました。

その後、原作を購入。電子書籍で読んでるのですが、冊子だとカバー下にオマケがあるそうですよ。うう、読みたいなあ。電子にもカバー下オマケ、つけてくださいよう。さて、原作を読んでびっくりしたんですよ。なんじゃこりゃあ、全然違うじゃんか! 重要そうな人物が、人類側といい霧側といい、ごっそりごっそり抜けておる。アニメだと、人を知り変わっていく霧のメンタルモデルたち、みたいなニュアンスが強いのに、原作は、そうした変化していく霧という要素と同じくらいの重みで、人類側の政治やイ401クルーと共闘する人たち、また決して一枚岩ではない霧といった要素、もうどれくらいの勢力が押しあいへしあいしているの? めちゃくちゃ面白い。それに、人物もちょっと違ったりするんですね。一番違ってるのは、やっぱりイオナ姉さまかなあ。従順で若干無機質とも感じられる美少女、そんな印象感じさせるアニメのイオナと違い、原作のイオナはちょっと生意気だったり挑発的だったり、あとものごくコミカル、人間臭さなんかも感じさせたりするんですね。わお、セーラー服とTシャツの違いだけじゃなかったんだ! ううん、自分は原作イオナの方が好きかな。いや、アニメイオナも、原作イオナの立ち位置に向かって、これから踏み込んでいくんだろうなあとも思うんですけどね。ともあれ、味わい、そのポイントが全然違うところに設定されている。別物と思って楽しむのがよさそう、そんな風であるのです。

原作を好きで好きで、という人の中には、アニメの展開に納得いかない、そう思う人も少なくないだろうなあ、そう思っています。いや、だって、それくらい違うもの。どう考えても、この人抜いたら駄目だろう、今後の展開どうするの? レベルのキャラクターが何人も抜けていて、抜けているだけならいいけど、完全にポジションが違ってしまった人もいて、おおう、こりゃ修正不能レベルだな。ほんと、それくらい違う。けど自分は、原作とは少し違うハルナ、キリシマの感情の描かれ方、それをいたく気に入っているので、アニメのあり方も許容します。というか、1クール12話という決して多くない話数で、原作どおりは無理だと思う。思い切った改変、それがむしろよかったとも思う。けど、これ、そのまま第2期って無理がくるよなあ。どうするんだろ。

アニメで、『アルペジオ』面白いな、そう思った人には原作の一読をおすすめします。もっといいから。もっとガツンとくるから。すごいから! カーニバルだから!

ああ、アニメの続きも楽しみです。こっちもカーニバルだよ!

  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第1巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2010年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第2巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2010年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第3巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2011年。
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  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第6巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2012年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第7巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2013年。
  • Ark Performance『蒼き鋼のアルペジオ』第8巻 (ヤングキングコミックス) 東京:少年画報社,2013年。
  • 以下続刊

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2013年11月30日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号、先日の続きです。

『かがやけ!数学女子』は、冬の話題ですよ。ライトアップを入り口に、光に関するテクノロジーを紹介していく、そのテンポが実にいいんですね。発光ダイオード、LEDの説明で、新キャラ? パパが教授で技術に詳しい小学生の女の子が登場して、そこからさらに話が広がっていく。ポンポンとアイデアが花開くみたいに、連想が連想を呼んでいく、そんな面白さ。テープ電飾とか、こういうの知らなかったなあ。そして最後に、冬の話題、クリスマスにすとんと着地して、ええ、今回も楽しかったです。

『鹿女子【バンビーナ】』、おおう、新展開ですよ。鹿が支配する王国、伝え聞くナラコウエンに辿りついた鹿の子供が琴子と遭遇。人を怯え、琴子から逃げていく小鹿を見て、かつて感じたことのない感情を抱く琴子がちとやばい。奈良公園の先輩たちにいろいろ習う小鹿、その悪い例がおかしくて、いやけど、奈良公園の鹿ってあんなんよ? そして奈良公園の芝の秘密。へー、そうなのか。知りませんでした。鹿に一度食われなあかんの? そして小鹿の新たに知る味覚、おおう、芝はまずく、せんべいはうまいのか。いやほんと、この小鹿、今後どういう風に琴子に関わっていくんでしょうね。新境地ですよ。

『鈴木くんさん』、女鈴木の策略、いや、ほんと酷い。最高です。今回は、もうじきテスト、ということで勉強を人から教わろう、というんですが、女鈴木の目当ては珠算部部長の見取タマ。一緒に勉強しましょうという約束をとりつけてるのは男鈴木なんですけど、その勉強は百合ものの探求、女鈴木をものにしましょう! 誤解はなおも続いていて、こんなところに女鈴木がやってきて、男鈴木の言動が意味不明になるっていうね。いやほんと、今回は男鈴木がどんどん駄目になってます、その報告回といった風情でありました。

『起動教師アルファさん』もテスト目前でありますよ。生徒のためといって、不正アクセスを試みるアルファさん、いかします。それをブロックしてしまう先生もさすがです。ミッちゃん、いいですね。優等生かと思ったら、そうじゃないんだ。赤点を怖れてる。そんなミッちゃんをアルファさんが応援するんですが、平均80点でごほうびちょうだい、それでサンマが出てくるのが面白い。って、サンマ好きなんだ。イルカになったミッちゃんも可愛いじゃないですか。しかしほんと、ミッちゃん、底が知れません。金にもの言わせようとしたり、なりきりセットを嫌ったり、そして米太効果ですよ。ほんと、人が変わったよう。そして最後の破壊ライト。思わずつっこむミッちゃん、人が違ったよう! いやほんと、ミッちゃん、最高です。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号)

2013年11月29日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号、昨日の続きです。

『ハレハレハレルヤ!』、みずほが風邪なんだそうですよ。それで皆でお見舞いにいこうと思う。で、頼みはみずほの友達、咲。なんと、しな乃、知り合いだったのか。いや? 知り合いだったはず? 中学の頃、ふたりともバスケ部だったのだそうです。ほんと、しな乃、ちゃんと覚えてるのかな。それで皆で御見舞い。咲が語るみずほのへっぽこぶりが、常軌を逸していて最高でした。学校への道、覚えてないのか。自宅でも、みずほの奇行が目立って、熱のせいなのか通常営業なのか、うん、熱のせいだと思いたい。いきなり着替え出したり、バタンビタンと倒れたり、そしてよだれ。最高でした。みずほ、いい感じに大暴れ。咲の活躍も見事で、ほんと、面白かった。これからは、咲も園芸部の皆に馴染んでいくのかな?

『イキモノシステム』、カラーがきれいです。ルイ、猫のためには命もかける。二階からダイビングとか、命にかかわりかねないところ、絆創膏ですむのか。鉄人だな。猫のエマーソンに対するルイの行動、それがことごとくエマーソンの不審を誘っていて、あのすれ違い、あるいはルイの猫中毒? 過剰過激な振舞い、それがエマーソンを遠ざけてるだけだから、眠ってると大丈夫なのね。このジレンマが面白かったです。しかし、絵が本当に可愛いですよ。見事な笑顔です。

『あまゆる。』、よいですね。ハル、小さいことには頓着しないというか、この天真爛漫で、おおらかなところ、すごく魅力的。夏休み明け、始業式の憂鬱が薄いのは、アヤと一緒だからかもなんて、普通にいっちゃうんですね。そして宿題もちゃんと終わってる。はじめてなのか。よろしかった! 生徒手帳、洗濯されてボロボロ、けど、笑って許してくれてる感じ。ええ、いい子だ。ほんと、そう思いましたよ。今回のメインテーマは、校則、それから風紀検査なんですね。ちゃっかりしてるユウ。想像で泣くハル。そしてみんなで髪形変えてみたりして、いやもう、素敵、可愛かった、実によかったです。マオがですね、あの涙目ね、ほんと、最高でしたよ。もう、みんないい子だと思います。

ぷらいまりィずむ!』、ニコとココが喧嘩ですよ。いつも仲良し、そんなふたりですけど、好きなテレビ見て、興奮しちゃったココが、ちょっと失敗しちゃったんですね。ご飯の支度してるニコに飛び付いて、お米をひっくり返しちゃったんですね。ココはココで、いけないことをしたってわかってる。けど、謝れなくて、ニコはニコで、余裕を失ってて、それで言葉がきつくなってしまった。ええ、そこにしずのんが介入して、いやもう、しずのん、役得ですね。そして狸田ぽん子ちゃん。彼女のおかげで、ココもちゃんと謝って仲直りできた。ほんと、それだけといったらそれだけなんだけど、子供たちの感情がしっかり伝わってくるところとか、元気で明るいところの魅力、それらが本当にいいんですね。

『さくらティーブレイク!』、文化祭の茶道部カフェ、コレットの着ぐるみ、大人気ですよ。かと思ったら、ずんだもちちゃん、あれ、中身、どんな風になってるんだろう。倒れてごろごろ転がっていくあの絵面は凶悪でした。どうにもこうにも、おかしすぎます。ガードマンさんのサングラス、あれは照れなのかしら。杏のチャージ、あれも最高。コレットのフランス語もナイスでした。みんなの頑張り? みんなの得意? それらがそれぞれ貢献してて、ああいいなあ、そう思ったんですね。ほんと、みんなのカフェ、ですよ。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第1号(2014年1月号)

2013年11月28日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年1月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、トオルなんですが、あれ、なんかすごくなんか、いや、うん、やめとこう。チェック模様のサンタクロース衣装着て、超キュートなんですが、なんで上着の下、裸なの!? スカートの下は白いタイツ、じゃないな、これ普通にズボンか、けどすごくなんか、こう、いや、やめとこう。大きなプレゼント袋背負って、帽子を落としそうになって、ちょっと困り顔? いや、もう、超可愛いです。最高です。

ひだまりスケッチ』、沙英さんとヒロさん、引っ越ししていくんですね。卒業して、進学して、引っ越すといわれていて、ついにその日を向かえようという前夜、ゆのは眠れず、沙英さんも眠れず、けどちょっと違う理由。掃除の途中で本を読んじゃった。ああ、あるある、そういうべきか、それとも余裕ですねというべきか。いや、違うんだと思う。こうやって、今の生活を少しでも引き伸ばしたいと思ってるんじゃないか。いや、そう思っていて欲しいと、私が思っているんだと思う。ええ、それくらい大きな変化だと思うんですね。乃莉の下調べ。みんなでおソバ。去り行くふたり。そして、極めつけは、宮ちゃん、いつも明るくしてる彼女のあの表情だったと思う。ええ、これはほだされる。多くを描かず、いや、わかってる、わかってる気持ちがそこにある。けど、わかってる以上に胸に迫って感じられたんですね。ええ、屈指でありました。

『ののかノート』は、ののかたちの活動、いよいよはじまりですね。って、なんか扉絵が色っぽいよ? 歌うダンス部。日陽子のダンス動画ですよ。服ヨレヨレ。日陽子もヨレヨレ。のっけから微妙な雰囲気になるというんですね。と、この導入で日陽子がメインじゃなんですよ。玲於奈ですよ。女の子っぽいのは似合わないって、最初っから消極的。そういう服は着られない、そういってさっさと帰ってしまう彼女のあとをつける面々もあれですけど、玲於奈の隠していたこと、真面目一辺倒? そう思わせて、ゲームが好きなんだ。そしてフリフリ衣装もたくさん持ってて、へえ、自作なんだ。着ないんだ。不思議な趣味だな。けど、それをののかに着せてみて、喜びあふれるその笑顔、といいたいところだけど、向こうむいちゃってるから見えないじゃん! いや、けど、これで入部決定っぽいですよ。いやほんと、面白い。なんともいえない展開、ナイスでした。

『フレラジ☆』、いいですね。茜のオーディション。意気込みが感じられますよ。下読みも入念に、『ロッキンガール』、ヒロインの台詞を何度も何度も練習して、さあいよいよオーディション本番、というんだけど、なかなか出発できないのはやっぱりいつもの茜なんだなあ。会場、スタジオに向かう途中白河さんに出会って、道、逆なんだって、迷ってたのか、茜。白河さんとは、スタジオの待合室でもまた会って、茜、やたら緊張するんだけど、いろいろ気を使ってくれてるのかな? たぬき? 緊張をといてくれてるのかな? いい先輩なんだと思います。そしてオーディション、狙っていた役、Aの台詞ではなく、BもCもと要求されて、さっきのダメだった? どんどんネガティブになる茜も、やっぱりいつも通りって感じですよね。うん、でも、わかる。自分もちょっとだけ経験あるんだけど、駄目だ、もう駄目だ、ってなっちゃうのね。そしてその結果、ああ、白河さんがAに二重丸、茜はBで二重丸がついて、ああ、これは一歩前進? 監督にも気にいられてる? ええ、茜の前進、目が離せないですよ。

『癒さレクチャー!』、面白いな、ゲストです。授業初日にいきなり遅刻してきた大城戸麗。この慌てよう、落ち着きすっかりなくして、もう、目なんかもグルグルで、いいなあ、面白い。で、後からやらかしたと落ち込む。うん、遅れて冷静になるタイプみたいですね。いや、でも、自分もそんな感じ。気持ちわかる。わかるだけに、面白く、けどちょっといたたまれないよ! 彼女のアンラッキーはさらに続いて、ノートを忘れ、数学は頭に入らず、英語は外国人の教員に緊張して、頭真っ白になる。いやもう、面白いキャラクターですよ。要領悪い、それがチャームポイントとして見事に機能してると思いましたよ。そんな麗を助けてくれたのが、隣の席の冬麻聖。一緒にお昼を食べるのが渕園汐里。そこにモデルみたいに綺麗で強引な女の子、逢沢七瀬が加わって、この四人がメインですね。とにかく、麗のキャラクター、これが肝だと思いました。今日は学校初日だからと、お母さんが好きなものをたくさん入れてくれたというお弁当。なのにお箸がない! すっかりくじけちゃって、もやシス上がりっぱなし。もやシス、麗独自の用語で、もやもや指数、ストレスがたまると上がる。ストレスという言葉でもストレスがたまるから、あえてもやもやと言い替えてるんですね。それで、たまったもやもやを解消する、今回はマッサージでしたね。タッチセラピー。いろいろ落ち着いて、いい癒し。ええ、これで癒され系女子を目指すっていうんですね。なるほど、それで癒さレクチャー。うん、面白くなりそう。ちょっと期待しちゃうノリ、展開、見せ方、そしてキャラクターでした。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第1号(2014年1月号)

2013年11月27日水曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号

『まんがタイムオリジナル』2014年1月号、発売されました。表紙は、おおう、山下さん、超元気! お姉さんというより、お兄さんみたいだ! 素敵! サンタクロース衣装を白衣の上に羽織って、いやもう、本当、かっこいいです。さてさて、他には同じく『ラディカル・ホスピタル』からトナカイになって子供たち相手にしてる榊先生に、『満開!Sister』のふたり、『らいか・デイズ』らいか、みな、サンタクロース衣装、クリスマス仕様ですね。キュートで華やか。素敵表紙であります。

小森さんは断れない!』、小森さんにラブレター!? と思いきや、佐々木さんに渡してください。ええ、いつもどおりの頼まれごとなのだそうです。いや、面白かったですよ。まさ子が。これからクリスマスにお正月、ふたりでイベント満喫できるから告白シーズンなんだよって、めぐみ、しゅりに告白したらなんていっちゃうんですね。その度に、すごい剣幕で介入するまさ子が可愛くて最高でした。あの目、あの歯、もう最高でした。そして大谷くん、彼女と一緒のところを目撃される? あら、女顔の男の子なんですね。そうと判明するまでのしゅりの様子、意味深な山中くんの発言、そしてまさ子の調査力。素晴しかった。いや、でも、ほんと、青春ですね。私はまさ子が好きです。

『かでん屋さんの基礎知識』、扉が、なんか、こう、美しいですね。もうすぐクリスマス、というので、なぜかドライヤーをおすすめする。うん、おしゃれして臨みたいですもんね。仁井原さん、美容師の資格を持ってる、ってなんという便利キャラ! 彼に頼んで、一花大変身。うん、とっても素敵です。草薙もですよ。いつもとは違った髪形、可愛いですよ。そして忘れかけていたマイスター制度。クリスマスマイスターにはじまり、サプライズ担当、メイクに音楽、そして三笠はお姉様方担当と決まって、いやほんと三笠もイメチェン、面白かったです。陸奥さんも、うまいことレギュラー入りですね。いい感じです。

『よゆう酌々』は、おおう、女将、大掃除なんてやるんだ! そう思ったら、粧子さんも同様だったようで、優ちゃんでも大掃除なんてするんだ…。自分が思ったこと、そのものが、ほぼ同タイミングで出たもんだから、面白くって。しかし、おかしいのは本編ですよ、女将、本当にうるおいとか色気とか、そういうの皆無なのね。戸田君が、というところで口籠った。なにか色っぽい話? と思いきや、カニ。亡くなった父の本をしのんでる? と思ったら、売価が気になってるだけだったり、元旦那のもの、エロビデオとかなんですが、これも未練とか? そう思わせて、やっぱり換金が理由になってくるとか、このドライっぽさ。素敵です。そして夜になって営業。したたか森永さんに、変わらずしたたか女将。森永、働かされるは、夕食も自腹だは、まかないくらい出したげようよ! とはならない。ええ、ほんと、おかしかった。女将、2時間の空白も最高でした。

『つばさワーク』、ゲストです。ちっちゃくて可愛い新入社員、上野桜を可愛がるのが花岡翼。桜よりふたつ年上。ハキハキしてて仕事もできそう、と思いきや、なんだかいろいろぐうたらっぽい人でありますよ。雑誌読んで、お菓子食べて、けど、お菓子メーカーらしいから、これはこれでいいのか? いや、よくわかんないっす。けど、営業に出たら押しの強さが光る人。お菓子で釣れば、見事に実力発揮して、有能は有能なんですね。そんな翼の微妙な仕事ぶりと、桜に対する教育の模様。ええ、彼女が教えるもの、どうしたものになるんでしょうね。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号)

引用

  • 辻灯子「よゆう酌々」,『まんがタイムオリジナル』第33巻第1号(2014年1月号),72頁。

2013年11月26日火曜日

TVアニメ『ベン・トー』オリジナルサウンドトラック

 こないだ、『ヨルムンガンド』のサウンドトラックについて書いた時に『ベン・トー』のサントラについてもちょっと言及したわけですが、いやあ、びっくりしましたね。当然、当たり前のようにBlogでコメントしてると思ったのに、あれれ? 全然触れたことさえなかったの? 本当に意外なのでありました。TVアニメ『ベン・トー』オリジナルサウンドトラック。これ、素晴しい。作曲者は岩崎琢。アニメを見ていた時、強烈なインパクトをともなって迫ってきた音楽。これは、これは買わねばなるまい。そう決意させるに充分な鮮烈さでありました。

いやね、サウンドトラックというと伴奏、BGM、バックグラウンド、縁の下の力持ちとして音楽でその雰囲気を盛り上げる、みたいな感覚があるじゃありませんか。もちろん優れた劇伴は、音楽として自立し、さらには、この音楽なくして作品はありえない、名作にはその印象を決定する名曲が欠かせない、みたいにいわれたりするわけですが、『ベン・トー』サントラは、そうした個性を十全に発揮する音楽揃いであるなと思ったわけです。なにしろ、ええーっ、こんな劇伴って!? 向こうから、がつんがつんと攻めてくる、そんな印象溢れた音楽。いやはや、もう、やられましたね。

ボーカルですよ、シャウトですよ、サックスですよ、もう最高。サックスは、フリージャズとクラシカルスタイルのカルテット。その印象のばっちり違って、そのどちらもが刺激的。いやもう、サクソフォンカルテット、その響き、美しいわ。フリージャズも超いかす。そうした音楽に色を添えるボーカルも、いや、添えるどころじゃないよね、バリバリのメインといえる。どんと前面に出て、雰囲気を決定する。世界観を作ってますよね。クレジット見ればボーカルも二名態勢なんですが、クラシカルスタイルとポピュラースタイル、なのかな? あの、オペラっぽいボーカルを、まるでハンドマイク通してるみたいな音にしてるのとか(本当にハンドマイク使った?)、本当に面白い。しかも、これがよく、『ベン・トー』という、半額弁当をかけて戦う、そんな無茶な世界にマッチして、よく盛り上げていくってんですから、流石だ、素晴しい、もう完敗ってな具合なんですよ。

2013年11月25日月曜日

Red leaves, taken with GR DIGITAL IV

Red leaves秋といえば紅葉。月末といえばGR BLOGトラックバック企画。今月のテーマはでありますよ。しかし、今年は紅葉が遅かった。夏が暑く、気温が下がるのに時間がかかったのと、一気に寒くなってしまったからなんでしょうか。紅葉はこれから? みたいな感じでもあります。けれど、最近撮った写真を見ていたら、秋を感じさせる赤がちらほら見えまして、よかった。トラックバック企画「赤」に参加します。

結構、といえるほどではないですが、赤くなりかけている葉を撮ってたんですね。

Japanese maple

Red leaves

Red leaves

Red leaves

なかなかきれいに赤くならなかった。けれどここ数日は赤みも増してきて、だからちょっと気をつけて追っていきたく思います。

そして、赤といえばピラカンサ。これ、すごい。真っ赤です!

Pyracantha

Pyracantha

2013年11月24日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号、一昨日の続きです。

『凪くんの不運な棚ぼた』、単行本が出るのでゲストで登場、ということみたいですよ。基本的には、凪平太郎のもとで座敷わらしと疫病神が幸せ不幸対決をする、そうした前提を説明する話だったんですが、いやあ、本編が対決一辺倒というわけじゃないというのがちゃんと語られてる。大変にフェアな展開です。というか、むしろ本編は三人の仲のよさを表現してますね。ひったくりが出て、こともあろうに座敷わらしを突き飛ばして逃げた。それで怒るのが疫病神なんですね。ええ、実は仲のいいふたり。疫病神の優しさが素敵なエピソードです。

『ナースドールまりあ』、なんと驚きの新キャラです。まりあにくっついて現れた女の子。小柄、三つ編み、人見知り。ユキって名前なんだそうですが、えりなのことを探していたというんですね。人気読者モデル、えりなの秘密は、ドールマニアであるということ。その大切にしていたドール、ユキがまりあよろしく動き出した。えりなは自分の秘密を人にいえない。四郎も同様で、だから情報交換できず、ゆえにユキのことをまりあ経由でドールと知っても、えりなに伝えることができなかった。ええ、これからどうなるんだろう。まりあはしゃべれたから、自分のことを四郎に伝えることができた。しかしユキは話せない。ええ、長くかかりそうな事案です。

『すしっ娘』、寿司屋を離れたさよりの一日、高校時代の友達啓子を呼ぶというんですが、卒業してから数ヶ月、まったく連絡とってなかったと怒られる。言動ともにいいかげんなさよりが面白かったですよ。窓の外からおじさんが覗いてくる、平気の平左で話すんですが、部屋は4階だから生身の人間じゃないって、いやほんと、へんなコミュニケーション。作るといったちらし寿司も、マグロのづけ丼に変身して、ああ、適当だ。こういう適当さが、この漫画の味だと思います。で、この友達の啓子、寿司屋の娘? ちょっとわからなかったのですが、寿司屋の息子は鯛介ですよね。うん、ちょっと落ちがわかりにくかったです。

『メェ〜探偵フワロ』、フワロ氏の謀略により、アーサーとミスレモンが一緒にショッピングです。慈善活動用のプレゼントを買うというんですが、フワロ氏ってなんのかんのいって人格者ですよね。レモンさんに付き添おうとするコバーン少年を必死で足止めするフワロ氏がおかしかったです。しかし、乙女全開のミスレモン。ハイテンションで、けどひとりでハイテンションは恥ずかしい。アーサーに文句をいうところとか面白かわいかったです。その文句の場面にはじまり、今回はミスレモンの表情豊かに描かれて、おじさん、フワロ氏に似てるといわれて無表情。アーサーの笑顔を見て楳図かずお風。ほんと、人のしあわせを祈って、魅力的。そんなエピソードに、面白コメディ風味をマッチさせて、面白かったですよ。ああ、そうそう。そっと密かに渡されていたアーサーからのプレゼントに気付いたミスレモン、あの顔! 極めつけでしたね。最高でした。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第1号(2014年1月号)

2013年11月23日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年1月号、発売されています。今月は24日が日曜、前日23日が祭日、ということで、22日にまで前倒されての発売だったのですね。表紙は『がっこうぐらし!』。くるみとめぐねえのふたり。ふたりの間に立てられた木の十字架。添えられた逢いたかったの文言が、なおさら切なさを感じさせます。ええ、今本編において、まさにこのふたりが置かれた状況、それを思えばこそ、意味深なイラストであるなと思うのですね。ええ、本編、どうなるのだろう。このふたりを隔てる十字架、その意味するところが重々しいです。

『魔法少女すずね☆マギカ』、今月から連載というのですが、物語はすでにはじまってしまってるんですね。描き下ろしの第1巻、その続きだというのです。暗殺であるとか、姉の死を願ったとか、なかなかにハードそうな内容。読み進めれば、魔法少女同士の戦いが繰り広げられていて、ああ、これはさすがにあらすじを読んで、そのまま乗っていける、そんな内容ではありませんでした。雑誌を売るためなのでしょう。まず第1巻だけを出して、雑誌購読に導く。しかし、それがなぜ『フォワード』だったんだろう。いや、別に『フォワード』でもおかしくないですけど、『きらら☆マギカ』もあるのに、そう思ったりしたのでした。

ん? これは新作? そう思ったらまさかの『夢喰いメリー』。前回登場の柊杏莉。彼女の描いた漫画からの導入だったっていうんですよ。夢路大興奮。友達も面白いといってくれている。いやはや、まさかその友達というのが由衣、ナオだったとは驚きでありました。ラギちゃん、ラギっちって呼ばれてるのか。柊だからか。クラスメイトで、実際仲もいい感じ。そしてふたりの持ち込んだ案件。由衣が財布を落とした。そして怪しい男に追われている。ええ、前回ラギを狙っていた黒衣の男、ヤツだというんですね。変態暗殺者……。否、変態狩人! ひでえ……。ひでえ呼び方だ……。由衣の財布を届けてくれたっていうんですが、なんだ親切じゃん、といいたいけれど、夢魔と関係している。夢路、メリー、エンギで追ってみれば、夢魔と戦いはじめて、おや? この人は悪い人? いい人? わからないけど、なんだか思ってた感じとは随分違うみたいですよ?

『愛しの花凛』、さらに踏み込んできましたよ。最高傑作のカレーができたから届けにいきます。花凛からのメールなんですが、挨拶がナマステ。なんという可愛さであるか。豊ん家にあがっていって、いろいろ話して、そして突然の告白、こぼれる麦茶。あまりに唐突で、豊が返事する余裕を失ったのもわかる。ええ、豊にとっては願ったり叶ったりですよ、これ。そして豊、帰郷。地元の地主、安土さんの自宅がまたデカくなっていて、いわく安土城。そんな、なんともいえん豆知識から、桃代お嬢様の登場。おやおや、これはなにかひと波乱? 花凛のライバルとか、そんなのだったりする? そう思ったら、ここで思わぬ花凛登場。おおう、同郷? 意外な展開にちょいとびっくりです。

『花とデート』、ゲストです。一之瀬ゆうきが町で出会った女の子に一目惚れ。ぼーっとしてる彼を見て、面白くないのが花であります。幼なじみ。5歳くらいからずっと一緒なのかな? ぱっと見男の子なんだけど、女の子だっていうんですね。パーカーにショートパンツ、まんま男の子なんですが、ゆうきのことが好きで、一目惚れの彼女を口実に、デートしようと持ち掛けるんですね。男みたい、そういわれたのが余程悔しかったんでしょう。女の子らしい服を買い揃えて、デートに臨むんですね。ミニスカート、リボンなんかも装備して、すっかり女の子。ゆうきを驚かせて、それからは花主導ですよ。映画いって、それからおしゃれなカフェでお茶、海の見える公園を散歩するなどプランを示す、その最中、ゆうきをドキドキさせたりして、ほんと、これがあったからこそのラストなんでしょうね。片思いのあの子には彼氏がいた。一旦は背を押した花のもとにゆうきは帰ってきてハッピーエンド。ええ、こぢんまりとしてほのぼの、そうした形容の似合う小品でした。

『Rテイク』、ゲストです。これは四コマですね。アニメーターの話です。スケジュールが破綻したので、すご腕アニメーターを呼びました。カレーにつられてきたのだそうです。ベテラン大坂と新人南のドタバタ? やたらめったらテンションが高く、えらそうで、実力もないのに自信だけあって、そんな南が破綻する。で、失敗したところを大坂にフォローしてもらうって話なんですね。内容はすごく緻密で驚きました。扱われてることも、おそらくは専門的な内容だったのだと思う。けど、そうした情報が過剰で、ちょっと息苦しい? 流れが悪くなってる感じもありました。けど、絵はさすがでした。整っていて、見やすかったです。

2013年11月22日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号

『まんがタイムスペシャル』2014年1月号、発売されました。表紙はクリスマスですね。『恋愛ラボ』。クリスマスシーズン、サンタクロースの衣装をつけたリコとマキが実にキュートです。ジンジャークッキーも可愛いですよね。これ残りの生徒会メンバーなんですね。他には、トナカイのマペットを装備した『先生のすみか』管理人さん。トナカイ衣装でケーキを食べる『メェ〜探偵フワロ』フワロ氏のカットもございます。

ゲキカラ文化交流』は、文化祭、メイド&執事喫茶をやることになったっていうんですが、林君は誰も得しないからという、酷い理由で執事にはなりませんでした。ううむ、惨い。キャサリンとアイシャのふたりが私服で遊びにきてくれた。アイシャがやたらローテンションですが、これはこれで楽しそう。勝手にピザ屋台を開業してたり、紅茶に対するクレームがくどくど長いとかね。しかし面白かったのはうどん喫茶。喫茶? 謎なんですが、あれ、やばいんじゃないのか? ともあれ、こんな喫茶があったら食べにいきたいです。うどん大好き。

『カブルモン!』。雪山で遭難してしまった和葉と古西さんのふたり。寒さをしのぐためにエヴェレッタちゃんの着ぐるみ着てる和葉がもう強烈で、エヴェレッタちゃん、顔が笑ってるから、見ためには大丈夫そう? いや、シチュエーション的にかなりまずい状況なんですが、エヴェレッタちゃん、笑みを絶やさない。いやもう、すごいシュールな絵面ができてしまっていて、さながらブラックジョークのよう。いろいろ話して、古西さんともちょっとずつわかりあえてきた? そんな展開、いい感じじゃないの、そう思ったら、着ぐるみの中で寝てしまってる和葉とか、もう、やばいやばい。雪積もってる絵面の酷さ。ガクガクブルブルって、そりゃホラーだよ。もうほんと、これ、反則じゃないの? そう思うくらいの面白さでした。そして早苗ちゃんともちょっと距離が近くなった。ええ、いい感じですよ。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、おお、カラーが素敵。ゆせちゃん、男子からも女子からも大人気なんですね。エレガント女子。綺麗な人、そんな印象の強いゆせですが、なるほど、平均的な顔を作ったっていうのかあ。そう、平均的な顔を作ると、美人になるって話がありました。そうだったのか、ゆせ。今回は美人とか好きなタイプとか、そういう話なんですね。ミチコはつり目できつそうだけど案外家庭的、ハルは丸顔で鼻も高くないけど親しみやすい。増田の評価なんですけど、そうか、自分にはこのふたりも結構どころじゃない美少女に見えるのだけど、漫画の中では、そうなのか、ありすちゃん、ゆせとは格差があるんですね。しかし今回の見どころは、ミステリアス美人として愛されるゆせと、謎美人、かわいくてもちょっとと思われるありすちゃん。その違いだったり、最後に残念を導入しちゃうゆせ。そうしたところ面白く、ええ、実によかったです。

趣味じゃない園芸』、大変だ! 南方さんが折角あそこまで高めた女子力を放棄してしまった! なんと、彼女、手芸女子との確執が、彼をそこまで追い込んだというんですね。あの、ローズウォーターを失敗した彼女の\スッゲ難しいじゃんかよ!!/が、最高に素敵でした。なんか、こういう女の子、好き。いや、けど、これがもとで疎遠になってるのか。難しいな。しかし、これですっかり駄目になってしまった南方。意外ですね。なにがあっても動じない人かと思ってた。前回の、キノコ栽培キットもカビさせてしまって、自信なくしちゃってるんですけど、そんな時に蘭々が意外やしっかりフォローしてくれて、ええ、いい塩梅じゃないですか。結果的に、南方が種菌培養に取り組んでたことが蘭々のやる気に火をつけて、ええ、この張り切りよう、実に魅力感じさせますよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第1号(2014年1月号)

2013年11月21日木曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号、先日の続きです。

幸腹グラフィティ』は三者面談がテーマ。きりんにはお母さんが、じゃあリョウは? というと、叔母の明さんがくるっていうんですね。両親を安心させたいという気持ちが強いリョウ、進路をどうしようか、思い悩むんですね。意外といっては失礼だけど、きりん、ちゃんとビジョンがあるんだ! 美大に進学して専門的に学びたい。椎名も考えてる。いや、ちょっと妄想に入りつつあるんだけどさ。ところがリョウには具体的にこれといった考えがなく、悩む。きりんのおにぎりに励まされ、明さんからも慰められ、そしてお母さん、電話がかかってきたんですね。本当は会いたい、けどその気持ちをぐっと飲み込んで、けどそれで立ち直っていくんですね。最後にはお好み焼き。そして明さんのよそゆきの顔。ええ、多彩な表情、光っていますね。

『プラモ部』、まだ前提、状況がしっかりわかってないんですが、けど悪くない感じ。新入部員? くずねが、ふらん、ぶっきー、みこやといった先輩たちに色々教えてもらったりする部活ものですね。でも、みこや先輩は詳しくない。今回は部室にくずねとみこや、ふたりだけが残されて、お菓子食べて、工具の話して、ピンセット、あー、あれ、先がねじれないってやつだ。そしてはやりのロボ映画見てきたふらん、ぶっきーは、ロボのプラモデル、山ほど買ってきて、皆の好きなプラモを組み合わせて、ひとつの情景作品にしちゃう。こういうの面白いですね。部長ふらんの過去? みたいなこともちょっとほのめかされて、興味出てきますね。このあたり、以前にも語られたりするんでしょうか。

『大正幻想奇譚あやかしちらり』、面白いですね。どうも薫のことを好いてそうなお嬢さん、千鶴子が出てきて、紅子のことをライバル視? 実は狐の妖怪の紅子、彼女の非常識を、外国暮らしが長かったからとか、必死でフォローする薫。そんな薫を取り戻そうと張り合う千鶴子が可愛くて、けどなにをどういおうと、さっぱり紅子に通じないんですね。さてさて、妖怪ですよ。廊下に置かれた花瓶が付喪神だったっていうんですね。薫にも見えるようになって、そしたらその花瓶がやたら失礼だっていうんですね。千鶴子は気に入られたんだけど、千鶴子は怖いのが苦手。そして紅子は薫に手紙を書くのを楽しみにしてて、これがまた可愛かった。ええ、妖怪の云々をアクセントにして、女学生の交流もの、悪くないですよ。

『アンネッタの散歩道』、連載ですよ! これは嬉しい。アンネッタが夢に見た神話の世界。アンネッタは土着の神様の物語にご執心で、その神様たちはというと、ケルト民族に追いやられて妖精になったというのですね。ああ、メイヴやモリー、ディンクはそうした神様の末裔なのか。さて、妖精たちです。旅の途中、人間が倒れているところに遭遇。岩場から落ちたのではないか。助けようっていうんですね。捻挫、たくさんの切り傷、それを手当てして、そしてディンクは傷んだ靴を修理して、小さなことなんだけど、人との関わりを持たなかった妖精たちが、こうして人と関わって、変わっていこうとしているのでしょうか。ええ、しぶとく、したたかに生きていくこと。それは進むことで、変わっていくこと、そして自分を保つことなのかも知れませんね。あんなに反対してたモリーが、ちゃっかりお礼をせしめてて、いやはや、たしかにしたたか。素敵なお嬢さんですよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第1号(2014年1月号)

2013年11月20日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号、昨日の続きです。

『うにうにうにうに』は眼鏡が話題。やまめの雰囲気がなんだか違う。眼鏡をかけてるんですね。これしてるとゲームとかパソコンしてても、目が悪くなりにくい。ああ、つまるところ視力矯正のための眼鏡じゃなくて、ブルーライトをカットする眼鏡っぽいですね。眼鏡かけるだけで賢そうに見える。よくいわれる話ですけど、それでうにも眼鏡をかけてみたい。いわなも眼鏡を持っているというので、かけさせてみて、あれ? 賢そうには見えない。借りてみて装着、自分に関しては賢さアップなのだそうで、いやもう、うに、適当でいいですよ。インテリぶる? あのやりとりおかしくて、そしてユキねーちゃんにも眼鏡。うん、可愛い。すごく可愛い。うに曰く知的オーラだだもれだそうですが、ほんと、ユキ、やまめにはいい話。いわなは散々な話。面白かったですよ。うん、かけ算、覚えとく。

スイーツどんぶり』、ものすごいことになってる! 王臨堂に立ち向かう、真の姿に目覚めた柿崎志保子、翼なんか生やしちゃって、すげー! これ、料理の漫画だと思ってたんだけど、なにがどうなってるかさっぱりだぜー! 究極の不味さを操る死の料理人、それがジャッカル。って、ああー、あの目玉焼きの謎! って、すげえな。この展開、あの時点で織り込まれてたの!? わかんないけど、なんかすごい伏線回収力。そして王臨堂も最終形態? に進化して、いやもう、ものすごい。これ、どうなるんだ。ほんと、振り落とされそう? いやいやそんなことないですよ。がっつり掴んで、ぐいぐい引っぱっていく、そんな力に溢れていて、そしてここにスイーツどんぶり!! ああう、なんか感動しちゃったよ。よくわかんないんだけど、すごいよ。

『モノ×モノコミュニケーション』、クラスの子とトラブルを引き起こしてしまったというので、先生に呼び出しうけてしまった千財百乃と茂野今日子。問題視されてるのは百乃なんですけど、テレパシー使えるけどコミュニケーションに問題のある百乃、そのテレパシーを使って今日子のアドバイスを思考から読み取って、見事立派な受け答えをするっていうんですが、かわりに今日子が不審に思われてしまったってんですね。おかしいですよ、ほんと。そして、この後の展開、その布石が打たれましたね。トラブルの相手、春名陽と金田一流夏をまじえての昼食会が、先生主導で開かれる。親睦会っていうんですが、これが手話部の勧誘も兼ねてて、ええ、どうも彼女ら、手話部に入ることになる? 意外やといっていいものか、陽と今日子、気があうようで、なかなかにいい感じに進行してる? と、ここでまさかの今日子が百乃への合図にしていた仕草が、愛してると判明。ほんと、面白かった。愛してるんですね。

『みことの一手』、囲碁漫画ですよ。って、眼鏡の子が多いな。主人公みことと、クラスの友達しのちゃんも。なんだか恥ずかしくって囲碁部に入ってること、言い及んでしまったみことの言葉に、ピアノ弾いてると勘違いしてしまったしのちゃん。それで今回は囲碁の音の話になるんですね。着手音、あのパチっていうの、その追求。友達がいなかったせいで、蛍と打つ時以外はネット対局中心だった。それで石の扱いがうまくないっていうみこと。ついつい強打してしまうけど、力を入れるんじゃなくて指のしなりを使うといいんだっていうんですね。いい碁盤にいい碁石。40合? 四十号? 高いんだろうなあ。以前は囲碁の対局を描いて、今回は囲碁の周辺のいろいろを扱って、囲碁部の皆のコミュニケーション。楽しかったですよ。エレガントみことも可愛かったです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第1号(2014年1月号)

2013年11月19日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号

『まんがタイムきららMAX』2014年1月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。チノ、ココアを中央に、レギュラー5人が集まっているイラスト。きれいですね、はなやかです。そして、TVアニメ化決定なんだそうです。うん、そうなんだ。特になんとも思わなかった。いや、どうでもいいとかじゃないんです。いずれくるものがきた、そんな感覚でしかなくて、冬が過ぎれば春がくるように、春がくれば花の蕾もほころぶように、順当にその季節がめぐってきた、ええ、きっと花咲いてくれると思ってた。今、私たちはその季節を目前にしているのですね。

ご注文はうさぎですか?』の扉は、とってもいい笑顔! 素敵ですよ、ココアさん。甘兎庵が雑誌に載ったっていうんですね。看板娘の前衛的なセンスとかいわれてますよ。千夜もなんか、えらい頑張ったポーズしてて、おかしいなあ。けど本当におかしいのは、これからだと思う。フルール・ド・ラパンも載ってる、その写真がシャロなんですね。うちより大きいと動揺見せる千夜。青山さんのコラムもあれば、リゼはファッションチェックでスナップ写真。さらにはココアの実家、ベーカリー保登の広告。ティッピーのあの顔ですよ。もう、めちゃくちゃ面白い。そんなに悔しいの? ノリにノってたと思います。筋肉執事喫茶、怒られるココア。妹たちのドタバタ、どれも面白く、そして最後にチノの嬉しい驚きとティッピーのこの顔! 最高でした。途中、いろいろ面白いことあったのに、全部、ティッピーに持っていかれた感じがします。

『いちごの入ったソーダ水』、弟分がヤバい! いや、妹分もですけど。そして、ロールパンの写真ばっかり送られてくると怒って、そのすぐ後にやたら照れちゃう委員長、ハンパでない可愛さ、最高でした。でもって返信せよとの課題。いや、こら、ほんと、そうきたか。予想はした。けど、ほんとそのまま直球とは、委員長、素敵です。

彼氏ってどこに行ったら買えますの!?』、新局面ですね。みすずに悩みごと、哉ちゃん、ええと、ラムネ野郎のことですね、彼の周囲に女の影が見え隠れ、っていうんですね。そっからの亜梨香が素敵。応援していましたのに! それに対する護のつっこみも見事で、いやもう、ほんと、どんだけハイテンション! 大騒ぎから妄想、乳酸菌飲料の流れ、それがどかんどかんとエスカレートして、当事者のみすずを置いてきぼり。ほんと、面白かったです。そして最後に、なんか意味深なものいいが光るお姉さん登場。次号、ご期待ください!!

『アリノス☆ワンダーランド』、朝から儀式が行なわれてる! って、ラジオ体操なのか。なんとかかっこいい昔のルリに戻って欲しい、一連のみかの策略、今回はラジオ体操だっていうんですね。高校のころのルリ。ラジオ体操に燃えてたのか。第2か。やったことないなあ。筋力強化がテーマなんですね。知りませんでした。しかし、やる気のないルリ。けど、みかの適当ぶりに本気出しちゃって、けどなまった体にはきついのか。あなどれないな、ラジオ体操。お隣さんの勘違いも健在。そしてお隣さん、たかみんのお友達のナカちゃんがルリ、みかと同じ高校だったと判明。これは今後、なんらかの発展あるかな? そんな予感させますね。

LSD — ろんぐすろーでぃすんたんす』は、ついに駅伝ですよ。インフルエンザの悪夢にうなされる辻ちゃん。ああー、椿に去年のこと聞かされましたからね。本番前って、嫌な夢見たりするんですよね。自分も経験あります。両親に見送られて出発。ああ、辻ちゃんのお母さん、可愛いなあ。辻ちゃんがアンカー。結構期待されてる。先輩に可愛がられて、憧れの浅見さんとの最初で最後の駅伝、いろいろ画策するも自重して、そして柘植さん。お礼をいいたかった。辻ちゃんの思いがけない言葉に、柘植ちゃん、感極まって、いや、ほんと、この場面、素晴しかった。辻晶、変わりましたね。成長といってよいのか。それとも理解が深まったのか。彼女にとっての陸上は、この一年で、うんと広がった。そうと実感させられるのは、これまでの積み重ねあってのこと。そして椿から晶に渡されるタスキ。ああ、繋がっていく、受け渡されていく。そして始まる、晶のレース。ほんと、素晴しい。ぐっと胸に兆すものありです。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第1号(2014年1月号)

2013年11月18日月曜日

『まんがタイムファミリー』2014年1月号

『まんがタイムファミリー』2014年1月号、昨日の続きです。

『教壇のポラリス』は、天川先生の雰囲気が、当初よりもこなれてきた、和らかになってきたからでしょうか、漫画もしっとりとした感じになって、すごくいいですよ。数学教師で天文部顧問。部員の成績が奮わないと知って、なんとか楽しく勉強できるよう、工夫してくれたりね、すごくいい先生だって思いましたよ。ヘベリウス星座図絵。宇宙の外から見た星座なんだそうです。その英語解説書を渡して、興味のあるものをきっかけに苦手を克服させようとする。古文なら月の満ち欠け。面白かったです。そして先生の過去。元天文台職員。けれどなぜそれが今、数学の教師をやっているのか。先生、迷いがあるっぽいんですね。ちょっとシリアスな横顔。けど、大人だって悩んだり迷ったりするんだっていう、そうしたテーマ。すごくいいと思いますよ。

『地味なコ、派手なコ』、西條サンの進路についてっていうんですけど、西條サン、面白いなあ。地味な大学とか、えらいこと適当なこと書いて、先生に呼び出しくらっちゃう。罰でトイレ掃除いいつけられて、嫌だと思ったところを、地味な作業無理よね、地味というキーワードで抑えこんじゃうんですね。先生、さすがや! けど、今回のメインは千草だったのだろうと思います。進路、将来のことを考える時期にある彼女ら。今を目一杯考えたいという西條サンに、千草は西條サンと一緒にいられる今を思う。ああ、西條サンもですね。いずれ大人になれば、わかれわかれになるだろう。そう思ってしまう千草。けど西條サンは、なにがあってもずっと一緒と信じてる。このふたりの性格の違い。なにげないできごとを大人になったら、ひとりで思い出して笑っちゃうのだろうか、そういう千草に、西條サンのかけた言葉。みんなで一緒に思い出語って大笑いするのよ。この自信。素敵だと思う。ほんと、千草と西條サン、ふたりはそれぞれに支えあってるんだ、そう思えて、それだけに西條サンの心掛かりが切なさを増すんですよね。

『かしこみかしこみ』、冒頭に狐の耳生やした女の子。あれ? まさか山椒? いや、さすがに違うだろう、誰なんだろう、そう思ってたら、花嫁修行にきたナツメなるお嬢さんでした。先生は山椒。料理を教えましょう、というんですが、野菜の皮むき、皮のついた野菜を知らないというのですね。すさまじい。火にかけた鍋を見ててください、あのやりとりは見事でした。吹きこぼれる様をただ見てました、という展開にはさせない。沸騰したらこう、お湯が溢れるようならこう、しっかり指示を出す山椒の有能さですよ。これは素晴しかった。そして料理は酷いことになって、桜が奏衣様の好きなものといって餡こを入れるでしょう? ナツメは自分の好きなものといって、あぶらあげをいれるでしょう? それを山椒がカレーでまとめてしまう。有能ですよ、山椒。しかし一番面白かったのは、正体のばれたナツメ、お稲荷さんの白狐だったんですね。いいなづけがいるという。キツネ。誰? 山椒? 山椒は心当たりがなくって、ナツメはというと山椒のこと女性だと思ってた。いや、もう、面白かった。翌日からの山椒がほんとナイスで、ホテルか! ほんと、最高でした。

『純情小町』、わあ、ゆっきー、美人。さて、今回の話題はクリスマスです。ゆっきーには予定がない。というか、お茶の季節なのに、皆がクリスマスクリスマスと浮かれてるのが気にくわないんですね。けど、郁に誘われたら、ころっと態度が変わって、クリスマス万歳ときたよ。綾鷹家もまたすごくって、訪問着を新調するんだ! いやほんと、最高でしたよ。クラッカーでばったり。それが2連発。ゆっきーのお土産がまた酷くって、黒毛和牛、っていうか、牛。そこからも大活躍、シャンパンにお茶を投入。ツリーの飾りが和風に。それをきびしく郁の弟ヨースケが指摘するんですけど、綺麗なお姉ちゃんだから、ついついイジワル、みたいなのだったらいいなあ。いや、そんな感じじゃないっぽいけど。でも、そんなだったらいいなあとか思ってしまいました。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第1号(2014年1月号)

2013年11月17日日曜日

『まんがタイムファミリー』2014年1月号

『まんがタイムファミリー』2014年1月号、発売されています。17日が日曜だから、16日に前倒しですね。表紙のテーマはクリスマス、『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代がプレゼントの箱を抱えていて、それがまたいい笑顔。オーナメントになってるはっつー先輩もキュートです。そして『毎日が新選組!』春さんが、サンタカラーのダンダラ羽織、『妖こそ!うつつの分校』からは奈賀芽がびっくり箱の中身になっています。

『カラフルぶらぱん』、まさか前回のスライムのお客さん、遥がのっけから登場してくるとは、さらにはナツの兄貴に大きな心の傷を残しているとは。思いもよらない展開に、すっかりやられてしまいました。めちゃくちゃ面白い。可愛い? だらしない? ナツの兄貴冬留。なんと子供のころは兄貴も女装させられてたのか。さて、今回もそうしたコメディ色強めの話かと思ったら、おおう、お仕事もの、お店ものとしてもなるほどさすがの展開見せて、いいですね、バランスがよい、面白かったです。そしてサヨねぇ、怒ると花が散るのか。そして兄貴。ラストまでいかしました。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』、黒中みどりがヤングレオナルドに遭遇ですよ。めちゃくちゃ面白かった。未来からの使者騙る不審人物、ああー、そりゃそうなるか。って、それ以前に床から飛び出してきてるのか。あの悪魔の形相、レオナルドのスケッチ? このインパクト、最高でした。しかし、レオナルドの歪んだ女性観、そして女子とは思われてなかったみどり、この展開も面白かったなあ。なるほど、その格好だと少年とかに思われちゃうんだ。みどり目覚めの一撃もよければ、レオナルドが解剖に至る理由。うまいことできてるなあ。すごくよかったですよ。

『翔君はシス困』、ゲストです。タイトルから、ああ、妹大好きなお兄ちゃんの話なのね、そう思ってたら、おや、逆でありました。9歳の妹がお兄ちゃん大好きで、けど兄は14歳。妹に貼り付かれるのも困る、そんな年頃男子の話なんですね。兄翔。妹は繭。繭は可愛くて、あの懐きよう、ほのぼのだなあって思うんですけど、それは当事者じゃないからで、思春期男子としてはまとわりつかれてうっとうしい、困っちゃう、ええ、なるほどそれでこのタイトルか。納得しましたよ。繭が可愛いのは実際よく表現されてましたよ。それで兄が困っちゃうのも、しっかり伝わってくる。結構なリアリティ、ああ、あるある、そう思わせるのは、それだけ内容が吟味されてるからなんだと思いました。あのお母さんがアハハと見守ってるの、あれがグッド。そしてラストの兄、妹、それぞれの思惑。こりゃいいよ、期待されるわ。ええ、この漫画、いいですよ。

『北高パパラッチ』、ゲストです。なるほど、新聞同好会。ツンデレの小倉みおと、ちょっと変わった子? 村上かよのふたりがメイン。結構地味かな? あるいはよくあるパターンに乗っけてくる? そう思っていたら、いやはや、こちらもよい感じ。お弁当人気おかずランキングを企画して聞き取り取材。その描写、やりとり面白く、というか、かよがやってくれちゃって、日の丸弁当にチャレンジするあのかよの様子、あれは笑ってしまった。なんで息が荒くなっちゃってるの? ほんと、面白かった。先生のお弁当に対するコメントも辛辣。見た目はゆるいけど、それだけじゃないな。ピリッと効いたスパイス? 効果的でしたね。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第1号(2014年1月号)

2013年11月16日土曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号

『まんがタイムきららミラク』2014年1月号、発売されました。今年の冬は桜系。年が明ければ、いよいよアニメもはじまる『桜Trick』を表紙に、めずらしいですね、春香ひとりのイラストです。手に紙コップ、白い息。制服にウールのベスト、コートに帽子。暖かい飲み物、暖をとりながら、誰かを待っているんでしょうか。壁にもたれてるようで、その壁は描かれていない。なんだかちょっと不思議なバランス。周囲のポップな文字、その全体で成立しているバランスが素敵です。

『夜森の国のソラニ』、終わっちゃいましたね。終わろうとしている、そうした雰囲気はしばらく前から感じられたので、とりわけショックとか、残念とか、そういう感情はなかったのですが、けれど、やっぱり寂しく思うのです。おそらくは、夜森が感じた寂しさ、それに似てるんじゃないかな、なんて思っちゃうんですね。夜森と昼森が和解した。森には昼夜が戻って、そしてソラニは目覚めることを決意した。夜森との別れ。もう目を閉じてられないみたい。ソラニの言葉を納得しつつも、それでも胸に去来する寂しさ。ああ、夜森、あの感情の発露。そしてソラニの別れの笑顔。うん、いずれこうして終わるのだろうな、そう思ってたとおりだった。これ以外の終わりなんてなかった。わかってたのに、それでも切なさ感じられて、それはこれまで描かれてきた夜森とソラニ、そして皆のいる世界の様子、それがしみじみと身近と感じられたからなんじゃないかな、そう思ったんですね。優しい世界だったんだと思う。それだけに、ソラニがこの世界を去るのは必須で、けれどそうだったからその世界との別れが寂しいんだと思うんですね。終わるべくして終わった。そうした感覚と、寂しさ。ええ、いい味わいです。

『となりの魔法少女』。夏のお祭り。いきなりあきを騙してるウサですけど、お祭りに舞い上がって、なにも聞いてないっていうあきもなかなかのお嬢さんです。あきにとっては、はじめてのお祭りなんですね。すごく楽しみにしていて、ウサはウサで、あきを楽しませてやろう、そうした気持ちでいっぱいみたいで、ええ、いい子たちですよ。射的、面白かったですね。ウサがやたら本気で、あきの魔法で弾道を変えさせたりするんだけど、景品びくともしないとかね。ええ、屋台の非情さが際立つ描写でした。雑談、イカロスの翼の物語。花火の場所が確保できなかったウサ。そして飛行の魔法。これが一直線に繋がって、一気に視界が広がるところなど、大変によかった。ワンダーだ! そう思った。静かなシーンが一気に躍動して、それは派手な描写のせいじゃない。あきやウサ、けぇの心の動き、その躍動がためでしょう。ええ、素敵なエピソードでした。

『RUN×BU!』、ゲストです。タイトルからして、走るの? 陸上部もの? と思ったら、これが違ったんですね。ヒロイン嵐山舞が転入してきた学園は、なんだか変わったポリシーがある模様です。生徒同士の戦いを推進してるというのですが、まんま肉弾戦、それが花嫁修行の一環なんだそうですよ。舞が出会った柳芽衣は、そうした校風に馴染めていない? 芽衣に稽古をつけるという麗子様と舞が戦ってみるとか、またその様子を見守る麗子の姉皇美優、生徒会長なんですが、舞に興味を持って、生徒会に引き込みたがってるみたい。バトルもの、アクションは軽快で、見せ場もいろいろありそうですよ。キャラクターもたくさんで、個性があるから導入時点で、充分インパクトあり、印象にもしっかり残る。そんな感触でありますよ。

『全力パッションゲーム』、ゲストです。杉村咲花部長、蛇川紅ふたりが、ゲーム好き女子竜桜を自分たちの部に引っぱりこもうというのです。いったい、なんの部活? 青春の淡い情熱なるキーワードだけが提示されて、杉村蛇川ペアと美術部並木が竜桜をとりあう、そういう話みたいですよ。青春の淡い情熱、これ、どうも制作中のゲームのことみたいですね。とりあえず竜桜にゲームのROMが渡されて、プレイしてみたら、グラフィックが実に微妙。ゲームとしては面白いのに、惜しい、ってことになるんですね。なるほど。竜桜には、キャラクターを想像し描く能力が期待されてるってことか。もしかしたら、美術部並木も巻き込まれるな。なるほど、導入、しっかり状況伝わってきましたよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第1号(2014年1月号)

2013年11月15日金曜日

PILOT 3色ボールペン レグノ

 私の受講しているパイロットペン習字講座には紹介制度があって、新規受講者をひとり入会させるごとに記念品をもらえるんです。記念品といっても特別なものではなく、ペンなんですけど、これが結構いいものなんですよ。先日、職場のペン字を習いたいという人にこの講座を紹介する機会がありまして、それでいただいたのが3色ボールペンのレグノです。木軸の多色ペン。黒と赤とシャープペンシルですね、まわすごとに芯が切り替わるのですが、これが意外や同方向にぐるぐるまわり続ける。なんと、端がないんですね。

私は普段はボールペンを使わないんですが、ポストイットなど付箋に書く時は紙が万年筆のインクをはじくので、ボールペンを使います。けれど普段使いのペンは決まっていて、トンボ鉛筆のエアプレスですね。なのでレグノの出番はない。いえ、他にもボールペンを使うことがありました。他でもない、ペン習字講座のボールペン課題。よし、ちょうどレグノを貰った月がボールペン課題だった。今後、ボールペン課題はレグノで受けよう。そう決めたのでした。

レグノ、バランスがいいペンだと思います。多少重みのある軸。後部に繰り出し機構があるからでしょうね、ペン中央よりも尻側に重心があります。けれど、持った時にそれがアンバランスとは感じない。うまく手に収まる感じがあって、そしてボールペンは立てて書きますでしょう。重さが真っ直ぐペン先に落ちるから、問題ない。うまく書ける。ええ、いいペンだと思います。

軸は樺材だそうです。木目が美しい。多分自分の貰ったものはダークブラウンだと思うんですが、思ったより明るい感じ。もしかしてディープレッド? いや、そんなに赤くは感じないからブラウンだと思うんだけどな。木目のせいでしょうか、滑るとか、そういったこともありません。軸の形状がよくできてます。先にいくに従って、軽くラッパ状に広がっている。このため、立てて、紙面にペン先を押し付けるようにして書いても、滑った指がペン先に向かって落ちていくということがなく、見た目にも美しい、機能的にも優れている。ええ、よく考えられたデザインだと思います。

ところで、ペン習字課題は黒で出します。なので赤、それからシャープペンシルは、よほどなにかの必要がない限り使われることはなさそうだ。折角なのに、ちょっともったいないなって思うんですね。