2020年6月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年8月号、一昨日の続きです。

『mono』

戸隠といえば忍者! って、そうなの? ともあれ、忍者屋敷に挑戦する面々。最初は子供向けだとかいって侮ってたのに、入ってみれば見事に翻弄されまくって、いやこれはこれで満喫してますよね。うおー、これ、楽しそーっ! 心の底から思わせてくれる描写の連続。これはすごいわ、ちょっと経験してみたい。

桜子がすごいですよね。見事にギミックに振り回されているさつきとアンを尻目に、まるで最初から仕掛けを知ってるんじゃないかって勢いで、次々出口を見つけていく。床の間を開く時のドヤ顔桐山、可愛かった。そして平衡感覚蝕まれながら遠くに見える出口に向かうさつき、アンの苦労が無駄になる、出口ここにあったよー。めちゃくちゃ面白い。ここに、完全に遭難してしまってる大人組が加わるのが面白くて、見事ですよ。最高です。

今回、自分の未来をどう描こう、そんな話になるのも悪くなかった。受験、進路、やりたいこと。ハルはどうだったかとかね、いろいろ先達の話も聞いておきたい。そんな中、自由に人生満喫している華子の姿が眩しく映る。ええ、なんかいい先輩たちなんじゃないですか? なんて思ったんですね。

『恋する小惑星』

里帰り、でいいのかな? 父母のもとに向かったあおがメインの今回。行き先は秋田県。あおの父が久しぶりに会う娘のために旅のしおりを作ってくれてるっていうの、ほんとどれだけ楽しみだったのか! けど、あお、ちゃんといきたいところがあるっていうんですね。

日本ロケット発祥記念之碑! へー、ペンシルロケットってここで打ち上げられたんだ。23cmからはじまった日本のロケット開発の歴史は、今や数十メートルサイズにまでなって! 熱心に語るあおを見て、小さかったあおの成長を実感する父がいい。続いて鉱業の博物館。天文班のあおも、すっかり地質に興味を持つまでになってるんです。そしてここで得られた情報にもとづいて、大学の観望会にも参加。天文台にテンションあがるあおがいい。個人への貸し出しはしていないかと聞くところ、小惑星発見の夢、それが常にこの子の心のうちにあること感じさせてくれて、大学からの回答の、本学の学生になれば使える機会もあるかもしれない。ええ、これ、見事な殺し文句ですよね。ぐいぐい押し込んでいく大学側の反応が実にいい。地学に興味のある子、離してなるものか! みたいな勢い。大学もまた情熱持って動いているんですね。

そして、あお、ふたつのただいま。父母の住む家で、そしてみらと暮らす家で。そのちょっと温度? 色合いの違うただいまがまた素敵だったと思います。娘であるあおと、友人であるあおと、ちょっと違った顔があるんですね。

『あやしびと』

判明したアヤの正体。人間と思っていたけれど、もうすでにヒトではなく、死霊の妖人であったと知らされたアヤの胸中やいかに。元気づけようとするけれど大失敗するみぞれ。でもその駄洒落があながち外れておらず、アヤ死人=妖人。言ノ葉姓も手伝って、死したアヤの妖人としての生がはじまるにいたったのではないか。

サトリの推測を聞くアヤの表情が見る見る曇っていくのがいたましくて、さらにとどめを刺したこの言葉。妖人の世界で言ノ葉以外の人間と会ったことがない……。孤独と絶望に暮れたアヤ。けれど、このアヤの寂しさを癒すのがみぞれたち友人だというのですね。

あまりのショックに泣くこともできずにいるのか、感情をあらわさないアヤの変わりに泣くみぞれのくだりは、本当に感動的だったと思います。アヤは孤独じゃないって、言葉以上のもので伝えていた、そんな思いがしたのでした。そしてアヤの、これまでどこか感じさせていた壁もすっかり取り払われて、ええ、アヤの門出ですよね。妖人の世界で生きていく、アヤの決意をうかがえた、そんなエピソード。これまでの、どこか怯えながら暮らしていたのとは違う、新しい妖人のアヤとしての日々。それが描かれることがどこか嬉しくも思えてきます。

2020年6月29日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年8月号、一昨日の続きです。

『ローカル女子の遠吠え』

今の世情を取り入れて、富士山に登れない水馬の悲哀描かれた今回。富士山ぬいぐるみを抱きながらバランスボールに座って富士山を眺めるその姿。月を見つめるかぐや姫みたいって、油野さん、それはマジ感想ですか!? 対照的に心配してるのが天道で、この人、水馬を元気づけようといろいろやるの。その気持ちが嬉しいという水馬、いい笑顔でした。ほんと、このふたり、いい関係だと思うのですよ。メモの富士山、あれもまた可愛かった。

浜松まつりサイド、小畑の状況なんですが、ねりねり知育菓子で練りの代用? わからん! でも、地元の人にはわかるのか? それは嘘だろう。でもこちらでも小畑を元気づけようとしてくれる人がいて、でも深夜のテンションと翌朝の冷静さ、その狭間よ。これ、天道さんならそのまま名前入りでいっちゃいますよね。なるほど、相手が異性、大人としての分別もろもろで、いろいろ難しいものが増えていくのですね。

今回のテーマ、代償行動だったんですね。りん子のはそれかも知れないけれど、だとしたら雲春にとっての代償とはなのだろう。この人にはそんなに必要ないのかな。ないのかも知れませんね。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

八重の探し物。1巻だけ見つからない漫画っていうんですが、ああー、そういうことありますよね、といいたいけれど、自分と八重では状況が大きく違う。だってなあ、八重の部屋は自分のみたいに本の野積みが乱立してるとかそんな魔境じゃないのだもの。見つからないのが当たり前の魔窟と、普通に整理されてる八重の部屋では状況がまるで違う。なのに見つからないとはこれいかに……。

といいながら、メインの話題はその漫画を原作にしたドラマなんですね。当時流行った。でもドラマは見てなくて、漫画だけ買ってもらった、などなど。基本、どうでもいいことばっかりしゃべってる八重。でもこのどうでもいいのが面白い。というか、これあまりに1巻が見つからないせいで、逃避してますよね。でもって最後に明かされる1巻の真相!

これ、1巻は電子で買うんですかね、八重ちゃん。この人気で売り切れて買えないというの、今は電子という手段があるから、冊子派でないかぎり、こういうことは起こらない。便利だけど、面白ハプニングの機会は少なくなってるのかも、ですね。

そうそう、今気づいたんですけど、再放送でドラマの人気リバイバルっていうの、これも昨今の世相を反映させてますよね。将来読み返した時には、八重たちの置かれた状況、はっとすぐには気づけないかも知れないです。

『大奥より愛をこめて』

歴史的事件が発生ですよ。北海道は根室にて、漂流していた日本人を救出したロシア船。引き渡しに江戸までいきますといってくれてるの、上様は親切と素直に受け取ってますけど、鎖国下にある日本にねじこむための一手ですよね。というか、その漂流民、いわば人質でもあるわけで、見捨てるわけにもいかず、かといってうかうか江戸に迎え入れるわけにもいかない。この緊迫感。とりわけ松平定信のシリアスさが効果的でしたね。

このロシアの動きは蒔乃とは無関係なんですよね? この子、ロシアというよりアメリカ寄り? ほら、犬のふさ姫を懐かせた時、英語使ってましたよね。故郷の松前に帰りたいというのも、この船の動向に関与してるからというよりも、むしろその様子をうかがいたいから? すっかり蒔乃のこと、スパイなりなんなり、どこか怪しむようになってしまって、悪いことしようとしてるわけじゃないとは思うんですけどね、得体が知れない? 真意が見えない? ええ、蒔乃が一番ミステリアスなんですよね。

対し定信公の動向ですよ。海防の強化のために出張った伊豆にて大崎と再会。ああー、この人もミステリアスでした。焦りを見せる定信にやんわりアドバイスする大崎、これがなにか定信の判断に影響したりするんでしょうかね。ここもまた見せ場でありますね。

2020年6月28日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年8月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年8月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、トオルを中心に上級生3人がギュッと集まりましてね、トオルが表向きに迷惑顔してみせてるの、ちょっと素直じゃない、クールぶりたいこの子らしさありますよね。けど紅潮した頬、きっとこれ嬉しいんだろうなあって思うんですよ。上級生は対照的に屈託なく笑顔を見せてくれて、3人ともにちょっとずつ違う、それぞれの魅力感じさせるその表情が実に素敵。ほんと、実に愛らしい表紙です。

今月は新規ゲストが1本です。

『より撮りみどり』

写真部ものでありますね。幼馴染みの湊と同じ高校に入学したみどり。部活に入らず一緒の時間を過ごそうと思っていたのに、湊、陸上部に入っちゃったというので、ひとり残されたみどりもなにか部活動をという話になったんですね。それで選んだのが写真部。湊の応援、撮影ですな、もできそうだし、それに楽そう。基本この子はやる気に欠けるタイプなのだね? でもわかるわ。一口に写真といっても、そういう緩い感じで取り組んでもいいと思うんだよ。

でも、ここの写真部、めちゃくちゃアグレッシブですね。写真撮りに山にも登ろうというのだけど、ああー、自分には無理。と思ったら、みどりを加えての最初の活動は、近所のおばあちゃん家のツバメを撮りにいく。普通に近所でも撮るんですね。でもなんでそんな道なき道みたいなところを通るのん!? みどり、なかなか前途多難そうです。

しかし、皆の使ってるカメラ、未来は祖父のおさがり? 一眼レフを使ってて、美鈴はコンパクトカメラなんだけど高級機だねこれ。GRに見えるな。そしてみどりはというとスマートフォン。でも最新機。こうなると、ちょっとしたコンパクトカメラを凌駕してくるんですよね。写真部所属でスマートフォン。それでなにもおかしくない時代になってるんだろうなって思ったりしたんですよ。

まちカドまぞく

唐突に勃発したケーキの食べ放題イベント。女子合コンなんていってますけど、いや、確かにそんな感じなんですね。参加者それぞれに目当ての子がいるんだ! おっちとみなみは桃のファン。にゃがはシャミ子を引きつけ牽制する役割担ってるのかと思ったら、違った! こちらはこちらでシャミ子のファンなんだ!

桃の熱心なファンはおっちなんですね。そうか、床になりたいのか。でも、まさか天井ならもういるとかいう意味不明な反応が返ってくるとか予想もしなかったでしょうね。なんだよ天井って、って話ですよ。

今回の面白いの、桃が人気を集めるとシャミ子が闇堕ちする。対しシャミ子がファンにちやほやされると魔法少女が闇堕ちする。よっぽどか! 双方、どれだけ相手のこと好きなん!? って話ですが、ほんと、嫉妬にかられて闇堕ち変身する桃とか尋常じゃない。いやもう、知りたくても聞けなかったこととか、今回、あっさり聞き出されちゃってるの見て穏やかでいられなくなったりね、今の桃も昔の桃もこれからの桃も全部自分のものにしてしまいたいとか、ほんと、ガチ恋じゃん! ちょっと重いぞ、シャミ子! と思ったら、桃も桃で同じようなこと思っていたようで、ほんと、このふたり、どんだけ思いあってるんでしょう。ええ、もっと素直に歩みよったらいいんですよ、なんて思ったりしたんですが、今は相手を思いながらうどんを差し入れする、そんなくらいが逆にいいのかもですね。

『魔王の娘からは逃れられない』

新たな局面に入りましたか? ルルに頼まれて街に出てきたショーコ。買い物しにきたんだけど、魔物のせいで材料確保できず品切れしてるっていうんです。なので、勇者のユーシアと一緒に魔物の退治にいきます。パーティは勇者、魔法使い、僧侶にショーコ。ショーコは商人扱いなの? あんまり戦力になりそうにないのを自覚してるっぽいドット絵ショーコが可愛かったです。

今回のショーコの活躍。まさか魔王の配下にいない魔物がいるとか、ショーコにとっても予想外。危なかったですね。でも洞窟探索では懐中電灯が大活躍。さらには魔物の排除にも懐中電灯が活かされて、ええ、ちょっとショーコにとっても悪くない冒険になったっぽいですよね。

今回はいつもとは随分違ったパターン、味わいのあるエピソードで新鮮でした。けどこれ、ルルのもとにいるだけではない、この世界でのショーコのまた違うあり方、その可能性の開ける、そんな出来事だったと思うのです。そして魔法使いのメイが知ってたショーコの名前。これ、きっとなにかありますよね。この人たち、また今後、ショーコになのかルルなのか、関わってきそうな予感がします。

『紡ぐ乙女と大正の月』

すごいな唯月さん! 紡から家族といってもらえたのがどんだけ嬉しかったのか、寝床に忍び込んでくるほどに懐いちゃって、甘えちゃって、しかもこれがバレると紡がおしおきされるのか! 大変だ紡。だって唯月のこと、とめようにもとまらない。うん、アンストッパブル唯月。ほんと、なにかふっきれて自由な感じになりましたね。とてもいいと思います。

唯月の変化は旭や初野に対しても見られまして、よりフレンドリーに、より近しくふるまうようになってるんですね。唯月もとても楽しそう。よかったねえ、唯月。しみじみ思いますよ。

そして今回、皆で軽井沢の別荘にいくという約束かわしまして、旭も大感激。唯月から誘うというのが大きいですよね。ほんと、この子、これまでどれほどに我慢し続けていたんだろう。それが今や自分の欲求を気負わず口にするようになって、許可がもらえたら屈託ない素直な笑顔見せる。この唯月の喜びに溢れた様には、ただただよかったなあって思わないではおられないのですね。

しかし唯月、紡のこと本当に好きですよね。あの手この手、紡のこといいくるめて、今回は着せ替えしてみたりね、しかも紡の着物、手ずから脱がせてみたりね、ほんとやりたい放題じゃありませんか! ほんと、唯月、アンストッパブル。しばらくは誰もこの子のこと、とめられそうにないですね。

2020年6月27日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年8月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年8月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』。夏の定番メニュー? 暑さを乗り切るにはウナギでスタミナだ! といいたいけれど、むしろヌルヌルすべるウナギに翻弄されてる山下ナース。こういう漫画的表現、ずっと長く親しんでいられればいいなあって思いましたよ。そして『小森さんは断れない!』しゅりは激辛カレーに挑戦中。『わさんぼん』の牡丹は夏らしく宇治金時。浴衣も涼しげです。

『おしかけツインテール』

町なかでふと匂った花の香に、思い出す昔のこと。ちょっと詩的な導入にいつもと違った雰囲気感じて、切なくも懐かしい郷愁に似た思い。花梨にとっては、母とともにあった日々の情景がそれなんですね。

その母はいまやすっかりがっかり母さんになってしまってて、鉢植え枯らしたり、娘と俊郎がふたり盛り上がってたら寂しく疎外感覚えたり、さらにはどてらで究極のぐーたら生物になってみたりと散々で、けれどこういう今があるからこそ、昔の思い出はまぶしいのかも知れない。ああ、公園のひだまりで眠る花梨が夢に見たかつての暮らし。夜なべする母のかたわらに咲いた沈丁花の花。母の好きだというその花を探して、町の中探してまわった幼い花梨。その気持ちこそは母に向けた愛そのものであるのだろうなあ。なんだか胸の中、ほっと暖かさ感じて鼻の奥がつんとする、そんな感情に、ええ、こういう話もたまにはいいものですね。なんて思ったりしたのでした。

したのでした。

油断しましたよね。最後に追加で思い出した花梨ですよ。ああー、やっぱり残念ママさんなのかい!? いえね、ママさん、俊郎と一緒に暮らすことになって、生活の余裕ができて、それで安心して気を抜けるようになったのかな。みたいなこと思って、だとしたらこの残念さってママさんの俊郎に向けた気安さ、安心のあらわれってことじゃないですか! とかいってまとめるつもりだったんだ! だったんですよ。

いやもう、ほんと、しっかり落ちをつけてくれました。ほんとみごとにしてやられましたよね。

『ネコがOLに見えて困ります』

動物が人間に見えてしまうミコト。これってもしかしたらお爺ちゃんからの隔世遺伝!? 母方の祖父の家にいったミコトたち。一緒に連れていったネコのOLさん。久しぶりにあった父、母ともに普通のネコに見えている。なのにじいちゃんだけは会社員みたいな格好とかね、気になるこというんですよ。

その真実やいかに! 気にしながらも聞くに聞けないミコトの気恥ずかしさ。ちょこちょこじいちゃんに鎌をかけてみたりして、そうしたらまたよけいにわからなくなってというこのやり取りの絶妙さ加減! いや、じいちゃんは動物が人に見える人なんだと思うんだよ! というのは私の予想なんですが、実際それがどうなのかはわからずじまい。あの気になってしかたないミコトのもどかしさ。これがなんだか可愛く感じられてよかったです。

『僕は女心なんて知りたくない』

独身女性限定で心の声が聞こえてしまう春喜。今回はバイト先の喫茶店での七夕イベントが描かれて、笹に願い事を書いた短冊を飾るんですけどね、夢もなにもあったもんじゃないっていうんですよ。常連さんたちの発想がこれっていうの、さらには同居してる望美たちに書いてもらってもやっぱり夢も希望もないっていうの。望美なのに希望がないとはこれいかに!? これ、この店の客層というか、店主の個性反映させて似たもの同士が集まってるんですよ、きっと。

春喜の学校の友達を呼ぼうってことになって、ここでの攻防がまた! 世界平和を願うその真意。世界って君の世界か! 自身の平穏を願うばかりに恋敵を追い落とそうと必死さ見せる女子ふたり。いやはや剣呑であります。

しかし今回、望美がね奈加ちゃんと春喜の関係を疑ったりしてね、いや、あなた、春喜×佐藤やないんですか! いやもう柔軟な嗜好ですね。と、それはいいんですが、まさか望美、春喜の秘密に気づきましたか? もし踏み込んできたりしたらそれはそれで面白くなりそうですね。

『となりのフィギュア原型師』

季節は夏、ということで怪談話をやってるんですが、レジンA液にA液を混ぜてしまう話とか、それがどれくらい怖いことなのかピンとこない私はせっちゃん同様一般人なのでしょう。しかし怪談といっておきながら霊とかそっち側には向かわない話。がっかり怖い話なのかな? いや、全般にそんな感じではあったんですけど、むしろそれでもちゃんと怖がってくれる代表、その可愛さが際だった、そんなエピソードでした。

羽喰の霊感とやらがうさんくさくて最高でしたよ。最近の霊はアクションフィギュアに憑くとか。強そうなのが人気とか、そのくだり、つっこみが気持ちよさ感じさせるテンポ感あって実によかったです。

しかし代表の発想ですよ。怖いの紛らわしたい一心で、すべてのことを忍者のしわざにする。いや、それはそれで怖いっていわれてますけど、室内に忍者がこっそり潜んで人形動かしてたり風呂場覗いてたりって、それはそれで割と最悪じゃないですか!

でもって最後、ひとり工房に残った代表を思いやる半藤とせっちゃんですよ。せっちゃんともなってるの、これも代表への気づかいですよね。ええ、代表愛されてますね。

2020年6月26日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年8月号、昨日の続きです。

夢喰いメリー

いよいよ最終決戦の火蓋が開いた、そう思っていいんですよね? 幻界の「本能」が到来する前に、夢路を鍛え、「本能」に対抗できるだけの強さを身につけさせようとしてきた白儀。逆らうことのできない「本能」に抗うための手段が、自身を偽ること。「本能」の目的を果たすように見せながら、実は「本能」を倒すための牙を研いでいた。それが判明しても、なお夢路との和解は果たせない? これまで白儀がしてきたこと、その結果生じた被害。それは帳消しにできるのか。

白儀を許せないといった夢路だけれど、そこであえてその気持ちを「本能」にぶつけてやる、そういう夢路はほんといつも真っ直ぐだ。そしてここであえて白儀にその本心からの言葉を語らせようとする。ああ、夢路のこうしたところ。これまでずっと見てきたものであり、だからこそ信じられるところだと思う。いよいよはじまる「幻界」の本能との決戦。なおも夢路を圧倒し続ける「幻界」ではあるけれど、ここに白儀の仕組んだ策が効いてくる。

白儀が喰ったメリー。これが「幻界」攻略の鍵となる。差し向けられた刺客。現界とは違う舞台ではじまるメリーの戦い。これが夢路のそれと呼応しようというところ。ほんと、これ、集大成だと思います。

『ねことちよ』

潮干狩りにきたねことちよ。ねこにとってははじめての海なんですね。ここでねこの着せ替えですよ。可愛い格好っていわれて期待してるねこがまた可愛らしいですよね。そして麦わら帽子、首にタオル。長靴装備の潮干狩り仕様ねこが完成して、いや、これ、可愛いですね。めちゃくちゃ写真撮りまくってるちよがまたおかしくてナイスでした。

砂を熊手ならぬ猫手で掘ってアサリをとっていくねこ。アサリの観察もしたりしてね、こうした様子はほのぼので、この子の興味がうかがえるようで、ただただ静かに淡々と描かれてるだけなのにね、魅力的と感じるのですね。

そしてバケツいっぱいのアサリ。これね、もしかしたらねこが、かわいそうだっていって食べられなかったりする!? と思ったら、普通に食べちゃうよ! しかもおいしいのか! こういうところ、実にねこらしいと思いました。昔の自分だったらどうだったかなあ。貝なら気にせず食べちゃったかなあ。

そして続いて掌編がひとつ。ねこの髪。かわいいっていわれて、それでちよの髪もきれいだっていう、そのちょっとしたやりとりが愛らしい。なんでしょうね、不思議な魅力ありますよね。

『桃ノ木家の四姉妹』

本屋の姉さん、さっそくきちゃってるんですね! しかも、人の家なのに自分の家みたくくつろいでるし! ちょっと警戒してるミツがいいですよね。そして帰ってきたニノと友達の紗月。皆で絵の勝負することになるんですけど、ニノが論外! そして紗月の絵! 劇画タッチとかいわれてますけど、苦み走った渋い猫ができあがって、いいよ、これとてもいいよ。可愛いだけじゃない、そんな猫の魅力がしっかり出てる。と思ったらミツの絵がシンプル、素朴で、けど可愛さのポイントばっちり抑えて、これまたいい絵だな。

本屋の姉さん、留美の描いた猫、これがまたうまい見せ方ですよ。俯瞰視点、構図の見せ方の工夫あり、そして背景、レンガで舗装された道でしょうか、これだけで一気に世界が広がるんだ! 絵の見せ方のうまさもそうですけど、これで留美という人の能力もばっちり知らしめる。ええ、見せ方のうまさだと思います。

最初、留美本人が漫画家だと思ってたんですね。皆を連れていった自室兼作業場。プロの現場! と思ったら、なるほど同人作家なんですね。同人誌即売会用に漫画を描くんだけど手が足りないからとミツに紗月を戦力として招き入れるんですね。

作業中のミツの様子がよかったんですよ。一心に作業に没頭して、その集中力たるや! ああこの子にとっての新しい扉が開いた感がありますね。ミツにとっての打ち込めるものが見つかった。そんな今回のエピソード。留美からのお礼に感じいるものあったようで、そしてついにはイベントデビュー? とんとん拍子でミツの可能性が動いていきますね。

『あいらいく俳句』

めちゃくちゃ面白いんだけど、ほんと一癖も二癖もあるこの漫画。いったいなにを見せられてるの!? そんな描写の連続に、だんだん感覚がおかしくなってくる? おかしくてたまらなくなるんですよね。

今回は凛花の父登場ですよ。仕事の打ち合わせ中っていうんですが、娘にいきなりコノヤロー。さらに見た目がやたらいかつくて、殺し屋!? なんて物騒なこと思われてるんだけど、実はファンシー系のキャラクターをデザインしてるっていうんだからギャップ萌えにもほどがある。さらに打ち合わせの相手が、クソが口癖の九曽先生。あいかわらずクソだクソだと口が悪いんだけど、凛花のアイデアをクソ呼ばわりしたら凛花パパからビンタを食らうんだ!

このものすごい絵面。強烈でした。このビンタのせいで、凛花にだけは気を使うようになるっていうのもおかしくて、しかしいったいなにを見せられてるというのか。でもこのインパクト。この発想のぶっとびようがおかしくて、一種狂気を感じさせるほどでした。

2020年6月25日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年8月号、昨日の続きです。

『球詠』

合宿ですよ! もう、のっけから面白い。バス移動にグレードアップ! で、そのバスを獲得するまでの監督の攻防。これがもう最高で、理事長室にて交渉するんですけど、いろいろあった野球部ですよ。そうそう部費も増やせない。ならばせめて現物でという、その確保に栄光の優勝盾を人質にとろうとするくだりね、割って入る理事長ね! もう、おかしくっておかしくってたまらんですよ、あの絵面。

合宿も、初日はそこそこ緩めにという話ですけど、これで緩め!? けれど皆、スキルアップ、自分の持ち味を伸ばそうと生き生き練習に取り組んでて、こうした様子、魅力的ですよ。全力大降りで勝負する光の話も面白い。小さいんだから体全体でスイングしろ! 小学生のころ、そういわれてたからっていうんですが、大きくスイングしてるちびっ子時代の光、いいよなあ。なんか伸びやかだ。

今回はヨミの投球フォーム改造、それから稜の出塁率アップ大作戦? 希にアドバイスもらいにいくんですけど、左で打てばって皆がおんなじこと考えてたのがおかしくって、本人が、送り出した宿舎の皆が、そして当たり前みたいに希が答える、左で打てば。いやもう面白い。これで稜も左打ちに転向ですかね。いけますかね。

『ちょっといっぱい!』

こはる屋に期待の新人、ギャル? の女の子、エリカが加わるというんですが、その働きぶりやいかに!? と思ったら、まだ出てこないのかーっ! というか、今回は酔っ払いはたち悪いなあ編じゃありませんか。しかもそれ、花園か! 悪い客だなあ。ギャルは認めない、オーナー気取りで、飲んで騒いで、ビールこぼして、凪をビビらせて、絡んで絡んで、やさぐれて。もう、悪い客だなあ! 出禁になるぞ!

でも、なんでか愛されてるっぽい感じがする。でもって、ずっと年下の子からも、この人大丈夫かなあって思われてる節があるの、おかしくってですね、ああほんと困ったお客さんだ! ちょっとあけすけで、わりと最低な本音でもあっけらかんとバラしちゃうから嫌味とかないんだろうな。

エリカを待つちょっとした幕間感。期待高まりますよね。花園のエリカと出会うその時、それがまた楽しみでならんですよ。

『スローループ』

小春が家出してきましたよ!

発端はキャンプを父親に反対されたこと。自分たちだけで釣りキャンプしたい。けど子供たちだけじゃ危ないからダメって、ええ、自分が父親でもそう思うだろうなあ。必死で頑張って説得しようとする小春だけど、頑として父は首を縦にふらず、それで家出。押し掛けられた恋がちょっと呆れてるのもわかりますなあ。ええ、ちょっと衝動的な小春。父への交渉態度も、説得というよりわがまま通すといった感が強くって、それをしっかりたしなめてくれる恋。この子、いい子だわあ。小春は恋を友達に持ったの、ラッキーだったと思いましたよ。

小春が反対される理由として恋がいったこと。小春が信頼できる人間じゃないからだよっていうの、これは効きますなあ。そこからの、父が心配しているだろうポイントを洗い出して、問題点を改善にしていこうとするところ。こうやって綿密に計画していく姿、これは見ていてとても瑞々しい。ええ、確かにこの子たち、少し成長する機会になった、そんな実感与えてくれたんですね。

そして小春たちの旅行を心待ちにする日々。その時間のたつ様、それもまた魅力的と思わせて、過ぎる日、待つ時間がより一層期待をふくらませる、そんな感触がなにか懐かしさ覚えさせたりもしたのでした。

そして次回はバンガロー編? どんな旅になるんでしょうね。わくわくさせられますね。

『はるかなレシーブ』

はるかと彩紗の対決感を強めてくる今回。やっと届いたものの、ここからさらに引き離しにかかるなるあやペア。ストレートかクロスか、一瞬迷いを見せたはるかにポーキーで答えた彩紗。読みの差? 経験の差? これをもって、彩紗への理解が足りないというはるかの思考が面白い。やっぱりこの子にとってビーチバレーの試合とは、相手を打ち破り、ただ勝つというだけのものではなくて、対峙する相手を知り、理解し、そして信頼にいたる、そのプロセスそのものというのですね。

途中、かなたにいったこと、彩紗を信じきれなかった。読みで上回るとかかけひきとか、そういうものを超えてきていると思わされて鮮烈。そして迷いの中にあったはるかが、かなたの呼び掛けを受けて、なにかに気がついた? ふっきれた? 試合の只中においてなお変化し、成長していく、その姿が本当にまぶしい。よいパートナーに巡り会えたこと。さらにいえば、よいライバルに恵まれたこと、そのすべての先に、はるか、かなたの新たな地平があるのだと予感させられた今回。ああ、この試合の果てにどんな世界を見せてくれるというのだろう。

ほんと、この感覚。これは読者にしてはるかなのふたり、さらにはなるあや、他の皆に対する信頼あってのものなのかも知れません。

2020年6月24日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年8月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!〜おたより〜』。今月からの新連載、その告知の惹句も添えられて、ええ、『がっこうぐらし!』の後日談。高校生だったかつての美紀と、大人になった今の美紀。ふたりの美紀のすれちがうように行き交うその様子。幼さ残るかつての美紀は、大人の自分をちょっと意識してるみたいな印象があって、対して大人の美紀はただただ未来へと思いをはせている、そんな雰囲気があるんですね。美紀の手には悠里からの手紙があって、そこに綴られていたこととは? ええ、本編に語られていること、それがこの手紙であるのでしょうね。

今月は新連載が1本、新作ゲストが2本です。

『ハカセのわんこ!』

愛犬わん子を人の姿にしたハカセ。マッド系サイエンティストなのかな? 見た目ちんまりの萌え袖白衣女子のハカセと、人になった副作用か万年発情期のわん子。油断するとペロペロされてしまうというんですが、この副作用、人には発情期がない、すなわち常に発情期であるってやつなのかな? と思ったら、どうもそうではないみたい。エッチなスキンシップを戒めつつも、寂しがりやで、そばにいてほしいと願うハカセ。この人の、自分のこと好きでいてほしい一心でわん子の人化薬に加えた惚れ薬、それが今の状況を作ったっぽいですね。

なんだかんだで仲のいいハカセとわん子。そこに加わる、パートタイム人化にゃん子。わん子よりちょっと大人? にゃん子のちょっと挑発的で、わん子を手玉にとったりする感覚。いい感じに状況を掻き回してくれる、そんな存在になっていました。

『がっこうぐらし!〜おたより〜』

『がっこうぐらし!』が帰ってきたんだ。あの地獄のような日々を生き抜いて、人の社会を取り戻すにいたった学園生活部の面々。最終回で描かれたその後の情景、それをより掘り下げていくというのでしょうか。

タイトルにおたよりとあるように、手紙が紡ぐ、そんな物語なのでしょうか。初回は悠里から美紀にあてた手紙の体裁で、今の社会の状況にはじまり、そして悠里自身の恋愛模様? その萌芽? に触れられて、ということは次回は美紀からの近況報告となるのでしょうか。

ただただ復興の様子を語っていく連載になるのか、あるいは話が進めばただ近況報告とはすまない、そんなのっぴきならない状況などにも踏み込んでいくことになるのか。それはまだわかりません。おたよりというサブタイトルこそは穏かさ感じさせますが、なんせ前作初回にえらいこと引っくり返されてますからね。剣呑剣呑、なにがどうなることですやら、ちょっと警戒しつつ読み進めたく思いますよ。

『おちこぼれフルーツタルト』

スペシャルゲスト。いつもは四コマだけど今回はコマ割り漫画で展開されていきますよ。大ゴマ、柔軟な見せ方、いつもよりもD☆V度も高めに進行していきます、っていうんですが、ただただイノの変態性が炸裂していただけのようにも思える……。というか、温泉回を欲するあまり、農業イベント発生させてまで入浴イベントに繋ごうとしたイノだけど、そのもくろみは見事に粉砕されて……。というか、ワイルドすぎるよ。せめて内風呂じゃないのか。まさかのホースからの放水。その上、キモいとまでいわれる主人公。油断ならないな。容赦がなさすぎます。

じきに始まるアニメに向けて、広く認知度を高めていこうといった感のあるゲスト回。ネズミ荘に住むアイドルたちの個性? 人となり? 基本的なバックグラウンド? さらっと、けれどひととおり触れてくれて、この漫画の基本的なところを知るのにはいいエピソードだったと思います。普段の四コマとはまた違ったダイナミックな見せ方、それもよかったのではないでしょうか。ええ、まずは広く知られて、アニメに、本編にと繋がっていくといいですね。

『観音寺睡蓮の苦悩』

観音寺睡蓮の苦悩というより観音寺睡蓮の奇行といった方がよさそうな展開が増えてきましたよ。今回はショッピングモールにいきます、というんですが、睡蓮はあくまでも観察者として一歩引いた位置にいようとして、いや、失敗するんですけどね? 椿と紫陽花ふたりだけをモールに向かわせて、自分は監視カメラでもってふたりの様子を観察だ! って、無茶すぎる。というか、それは監視カメラの目的外利用じゃないのか!? いいのんかそれ!?

結局3人でいくことになるんですけどね。そこでの椿、紫陽花の駆け引きがいい感じ。さらにはモールにこっそりついてきている牡丹。この人も、この人も不審者カテゴリーだ! というか、誘ってあげなよ! かわいそうだろ?

前回から牡丹が加わって、睡蓮に牡丹という対立軸が設定されたわけですが、今回発生のトラブルとその解決で、まさか椿が牡丹のアイデンティティ揺らがせるとかね、関係の軸が動くことで生じるまた違う面白さの可能性というの垣間見えたように思いました。

そうそう、ラストの睡蓮の発言、編集ソフトで私を消しましょうって、それを消すなんてとんでもない! ってやつじゃないですか。ほんと、この人、どれだけ自分の存在を壁に設定したいのか。その徹底ぶりがおかしい。あとそれとSNSアカウント。発言がやばいよ、といいたいけれど、わりと見る感じのアレですよね。ええ、うん、わりと見る感じのアレだと思いました。自信持っていこう、睡蓮さん!

2020年6月23日火曜日

2020年6月22日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年8月号、昨日の続きです。

『六条さんのアトリビュート』

いや、最初、なにごとかと思いました。隣室の住人を訪ねる六条さん。アパートに響きわたる悲鳴。あわてて隣室を訪ねれば、そこには奇怪な仮面が待ち構えていて、このみも思わず絶叫ですよ。もしかしたら、面に驚いた六条さんが悲鳴をあげたのか? と思ったら、全然そんなことなく、ああー、六条さん慣れっこなのね。それどころか、もっとたちが悪い。隣人が霊に、具体的にいえば六条さんに怯えてることわかってるくせに、あえて驚かすような言動するっていうの、ほんと、この人はあかん。アンズェリカとはまた違う方向性持ったあかん人だ。

お隣さん、とりあえず不運な人ではあるみたい。それを全部、霊の仕業だって思い込んでいたみたいだけど、それがことごとく無関係とわかっていくくだりね。ああ、六条さんとも和解だね! とか思ったのに、驚かすようなことするからまたもとの黙阿弥でっていうのがね、ほんと、このみさん、もっと叱ってやって!

わりといい感じに落ち着いていきそうではあるんですけどね、六条さんの人間性、いや、霊性? 霊性はちょっと意味違うな。ともあれ、六条さんの言動がなかなかそれを許さない。いつかお隣さん、落ち着いてくれますかね。はやいこと六条さんのこと足蹴にできるくらいになってほしいですね。

『みわくの魔かぞく』

このところ思い悩んでいる様子のミラ。まいが心配しましてね、最近立て続けに起こったいろいろ、そのどれかがミラの気持ちに影を落としている? 悩んで迷った末のまいの行動、こういうやり方できるっていうの面白いよなあ。ミラに急接近して吸血鬼ミラを呼び出すんですよ。なにを悩んでいるのか聞いてみて、正直、ここでミラの考えてるの、まいのことだよってなるのかと思ってたらですよ、まいの心配していたとおり、いろいろ気にかけていたっていうんです。そうか、ミラ、大変なんだな。ミラの力になれないことを、まいもちょっと気にしてる。いや、まいがそばにいるだけで、きっとミラの助けになると思うんですよね。

そして、ミラの悩みの本命、判明ですよ。吸血鬼さん、粋ですね! 自分の口で語るのではなく、その瞬間をちゃんとミラに譲ってあげる。そうか、ミラ、まいの誕生日を祝ってあげたかったんだ。日付が変わった瞬間に誰よりもはやくというの、そのために早寝するまいを寝かさないようコーヒー飲ませたりしてたんだ! いやもう一途? まいのこと大好きっていうの、ひしひし感じられるエピソード。あの、気の抜けたというミラとまいの距離。今夜はベッドで寝るというミラの、まいと同じ世界を見たいという言葉。ええ、ふたりの関係、いい感じに醸成されていきますね。もっとまいからもミラに接近していいんじゃないかしら、なんて思うほどに好意に溢れたミラでした。

『初恋*れ〜るとりっぷ』

今回は姉妹水入らずですか。姉の提案で出かけることになった宮沢姉妹。まひろの発案だから当然鉄道小旅行なんですが、新幹線に乗って北上線に乗り換えて、さて行き先はというと、お姉ちゃん、はっきり教えてくれない。しかも悪いことに、北上線といえば有名なアレだからっていわれて、みかげったら知ったかぶりしちゃったせいで着くまで教えてもらえない。

スマートフォンで部のみんなに質問してみた時の反応が面白いですよね。ちぐはぐなそらに、食べ物ばっかりのとわ、そしてやたら返信が長い琥珀ですよ。でもさすがといいますか、琥珀、正解を出しましたね。ほっとゆだ駅。駅に温泉がある。というんですが、ほっとゆだって名前なの!? 調べてみれば湯田温泉峡の最寄り駅? しかし思いきった名前ですよね。それこそ駅から出ないでも温泉楽しんで帰れるみたいなそんなスポットなんでしょうか。ちょっと他にない感じの楽しみ方できそうです。

姉が大好きなのについつい素直になれないみかげ。自分のそうした振る舞い、省みた一日でもありましたね。でも最後には素直になりすぎてっていうの、ほんと、愛情が極端に出ちゃう子でありますね。

『私を球場に連れてって!』

西武球場、いやさ、キャッツドーム、暑いんですか! でもその暑さがキャッツ有利を呼び込むというレオナ理論。これが微妙に酷くて、というか、猫子の認識もレオナと同じなのか。ということは、これこそが正しい評価といっていいのでしょうか……。いや、そんなことないよな……。

暑さでやけくそになってる面々が面白かったです。観戦してるだけで暑い。なら働いてる人はもっと暑い。ファル子が倒れそうになってますよ。と思ったら、なるほど、マスコットの着ぐるみの人はもっと暑いと。そうだよなあ。あれ、きっと中に保冷剤とかいっぱいいれてるんだろうなあ。

しかし今回、わりと酷い展開いっぱいで、いや、いつもどおりか。涼を求めて怖い話というの、今まさに投手陣が打ち込まれてますとかね、さらにビールこぼされて大変なことになってる猫子。これ、お母ちゃんか!? お母ちゃんの仕業か!? 

今回はいつにない熱気感じさせてくれる盛り上がりを見せました。キャッツ勝利に沸く若者たちの歓喜する様。それがもう青春? 熱さを感じさせてくれて、自分の匂いを気にしてる猫子の様子があって、そこにそんなの気にすんなっていうレオナがね、この子たちの情熱のほとばしり感じさせてくれて、ちょっと感動的だったって思ったんです。

と、感動があればちゃんとそれを落としてくるのがこの漫画です。あああ、大人組がえらいことに……。文句いいつつ世話するんでしょうなあ。えらいですよね。でもレオナ、この後ちゃんと宿題やるんでしょうか。きっとやらない気がします。

2020年6月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年8月号、昨日の続きです。

『ホレンテ島の魔法使い』

この漫画、なんかすごいな。島に伝わる魔法使いの伝説。それは結局伝説に過ぎなくて、なんていってるけど、実際に超能力を持ってる人はいて、ただそれは内緒みたい。と、こういう前提があって、魔法使い伝説を売りにした島おこしやっていて、と、その夢の部分をはがすと、こんなことになるんだ! っていう今回。すごいよ、驚きの光景だった。西洋風の街並み? ずっとそれ見せられてきたから、この島はもともとこういう文化風土なんだと思っていた。けど、違った。そうか、観光客に夢を見せるため、この島は装っているんだ。その装いがなくなれば、こんなにも当たり前の光景が広がって、そうか、ここは日本の一部なのか。ユシャもいうように、まさに夢の終わりの光景なのかも知れない。あまりにも当たり前の光景。一気に現実に引き戻される、その衝撃をここまで実感させるあの絵の力。見事だったというほかないです。

島西部までは鉄道も通っていない。峠道も狭いからバスも通らない。だから観光客の目には触れないようになっている。ユシャの説明どおりとすれば、今回冒頭に語られた、超能力の持ち主、亜楽かるてのこと。鉄道技術者の父とともに移住してきたという、この要素はどう繋がるの? 島民の利便のために鉄道網が整備されたら、この島の現実が観光客に知られるリスクが出てくる。それとも、ユシャのいうように、魔法を島全体に広める力、それとともに鉄道も伸ばしていくことになるのか。

ホレンテ島がやたら商売っ気が強いの、それこそ初回から一貫して描かれてきましたけれど、そうならざるをえない背景というのも見えてきたように思います。そしてここにきて、魔法の意味、それが広がって、島の伝説であり、かるてたち現代の魔法使いであり、そしてユシャのいう魔法。これにはぐっときましたね。ええ、ほんとなにを見せようとしているのか。予想もつかないからこその驚き。見事でありました。

『のむラリアット!』

今回はトレーニング、そして受け身の練習風景が描かれて、いやいや、これすごいね。ライオン式プッシュアップ。これ、無理だ。できない。さらに加えてねじりんぼう。これもすごいな。鍛えてかつ柔軟性あげないとでないのがプロレスなのかと知らされた感あります。なんせ、海音が真面目に取り組む、それくらい大切なことなんだっていうの、すごく伝わってきた。いやはや、えらい説得性ですね。

しかし、それにしてもねじりんぼうはじめ、いろんな体勢描いて見せるの、これがまたうまいですね。人体はあくまでもちんまりとデフォルメされているのに、その動きに説得力がある。受け身のシーンでも、小さなコマに一連の動作を無理なく収めて、この躍動感! すごいよ。この漫画、地味にすごいことやってると思います。

受け身は高校は柔道の授業でやらされたんですが、基本似てるんですが、若干違うんですね。前受け身とか、柔道では肘をそんなに開かなかった。しかしいずれにしても受け身の重要性がこれでもかこれでもかと語られて、ともない以前の乱入の反省も深くなるというのね。ええ、知らないことのおそろしさ、改めて思い知っているみるくの表情、雄弁でありました。

そしてありすですよ。おおう、君、そうやったんか! ただの長身女子ではなかったんか! どう見ても女の子。あの桃までもが見誤るほど! いや、ラストの目を丸くしてる一年生たち。ひとり驚きの桁が違ってる桃がまた面白いんですが、ここでまたえらいキャラクター放り込んできましたね!

『いのち短し善せよ乙女』

アンズェリカが酷い! いや、いつもどおりではあるんですけど、おおきづちから出てきたハリセン持って公園に漫才やりにいった今回。わりと調子よさそうだった乙女にさくっとプレッシャーかけていくのな、アンズェリカ! 君、乙女が困り果てるの見て楽しんどるのかい? うん、きっとそうだと思う。この人、いや天使は、全部わかりきった上でやってると思う。その過酷さ、あまりの絶望の深さに蒼白になる乙女。いやもう、すごい状況でした。

しかし、漫才に対する評価、ちびっこたちがなんかどこかで審査員やってますのん? ってくらいに的確で、さらに神様の評が驚くほどに緻密。君ら、お笑いのマニアなのか? ただたまたまそこにいただけのオーディエンスやなかったんか? いやもう、この漫画らしいっちゃあらしい展開に笑わされて、でもこうした状況からの起死回生の展開がすごいですよね。

乙女のどこになにを感じたのか、君のその感性を信用していいのかどうなのか、漫才師志望の中学生に見出されて、ツッコミすることになった乙女。絶望顔からの渾身ツッコミ。羞恥と怒りがプレッシャーを吹き飛ばしましたね。ふたりの漫才に満面の笑顔で善のプラカードを掲げるアンズェリカが印象的で、なんかいい雰囲気になってるんですが、いや、君が相方やってる時にこれだけの爆笑を提供してあげたらよかったのでは!? いやもう、なんとか命が繋がった乙女。終わりよければなんだけど、なんか楽しそうだからこれでいいや! ってなっちゃうのもこの漫画のよさだと思います。

2020年6月20日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年8月号、昨日の続きです。

『エンとゆかり』

皆の再出発、あるいはステップアップ編でありますね。鍵の魔物に対峙して、自分のこれからを思う面々。ゆかりは強さを求めてギルドへの所属を考える。とはいえ、なにを目指すかは模索中といった具合。対しアメは魔術師ギルドに所属して、残るチリはというと、まだはっきりとはわからないけど、やっぱり冒険者になりそうな感じがする。

この、それぞれに置かれてる状況、目指すもの、考えていることが違うのだけど、それぞれの選択の果てに同じ方向に定まっていく感じはとてもいいですね。なにかに流されているわけでもなく、なんとなく誰かに付き合って決めるのでもなく、ひとりひとりがきちんと自分のことを考えているという自立感。意思、個性、人間性、そういうものがはっきりとしてくるように感じて好感なのです。

そしてひとりちょっと状況が違うのがエン。この人は自分でなにかを決めるというのがこれまでできなかった? 今回も、雇い主であるロッソの意思でもってその行動を限定されそうになってますけど、魔王の封印の鍵が狙われているからしばらく王都を離れるというロッソに対し、明確に、いや! っていっちゃった! なるほど、ゆかりと別れたくないんだね。こういう意思表示見せてくれたこと、ちょっと嬉しく思いました。とはいえ、いつまでもこのへんブラブラしてるわけにもいかない。じゃあロッソのパーティを抜ける? あるいは別の道が? いろいろ思わせてくれる、そんな展開に気持ちがぐっとつかまれますね。

『ぬるめた』

あいかわらず面白いなあ。人造人間くるみが、その製造者であるちあきにえらいこと改造されるみたいなのが定番になってるわけですが、今回はくるみから改造をお願いする。しかも、それ、なにかというと、お腹が減った時にお腹を鳴らしたいって、なんでまたそんな特に役に立つわけでもない改造を!? と思うわけですが、そうか、可愛いからなのか。本当にそれが可愛いのかどうなのか、D☆Vなのかどうなのかはわからんけど、くるみにとってはそうだったんだな。あるいは、これ、鳴らしたのがしゆきだったから可愛かったのかも知れないぞ?

人造人間だからって人になりたいわけじゃないぞっていうくだりは面白かった、というか、なるほど結構考えさせられるものあったように思いましたよ。しゆきはなんとなく、人造人間は人間になりたいと思ってるみたいなこと前提にしてたわけだけど、くるみはなれないって割り切ってるし、そもそもなりたいとも思ってない。製造者のちあきもそんな必要ないだろうって、このドライというか、いやでも、この人間になりたいはずという発想そのものが、人間こそが優等、人造人間より上等といった傲慢な考え方そのものなのかも知れないなあと思わせてくれたんですね。

うん、このくだり、結構刺激的だったと思う。なんか、お? って思ったんですね。いいねえ、ワンダーです。

そして今回のラスト。いつも、わりとくるみのこと酷い扱いしてる感のあるちあきですよ。でも今回はなんか慈愛のようなもの感じさせてくれてね、さきないわくかわいい。ええ、あの表情、とてもよかったと思いますよ。なんか酷いことしてるって思うのも、こちらの固定観念がゆえなのかもなって。ちあき、くるみの関係において、あれらもろもろは愛着と交流のひとつのかたちなのかも知れませんね。なんて具合に思ったんですが、考えすぎですかね? でも、このくだりを見てからこれまでのいろいろを振り返ると、なにか印象も違ってきそうに思う、そんなエピソードでした。

『ななどなどなど』

よかった。小町ちゃんが早々に限界を迎えて、トイレにいってくれてよかった。小町ちゃんが皆の眼前でもらしたりすることあったりしたらどうしようって、あるいは試合の最中に切羽つまってトイレにいくみたいなことになったらどうしようって、ずっと心配してました。よかった。社会的に死んでしまう小町ちゃんはいなかったんだ。ほっとさせられましたよ。

このくだり、小町とななどがふたりで話す機会を作ってくれたんですね。せっかく頑張ったのにうまくできない。恥をかくのが怖いっていう小町ちゃんがね、ほんといじらしくって、またそんな小町のこと元気づけてくれるななどが頼もしくって、小町ちゃんは全然素直じゃあないんですけどね。でもそんな小町が可愛いじゃありませんか。

そして試合でも、ずっといいところがなかったるるに小町、ふたりに巡ってきた見せ場。ここぞという時にね、小町が理解できないっていってた個人名叫んでの応援、これが背を押す、力を貸してくれたっていうの、正直感動的だったと思います。ずっと嬉しくないあだ名で呼ばれてきた。けれどこの時ばかりは玉村と、その名を呼ばれて、意表を突かれた? それともなにか気づくものがあった? この子のなにかが変わったように思えたのです。人生初得点とかななどから酷いこといわれてますけど、小町、本当に喜んでてね、その表情、見事に晴れ渡って、素晴しい。ええ、大金星だったと思うのです。

けど最後にはね、なんかもとどおりみたいな感じになっちゃうんですけどね、でも同じ陰キャ姫って呼ばれ方でもさっきまでとはちょっと違うように思えるから不思議。やさぐれ小町と、嬉しさに舞い上がる小町と、そのバリエーションも実にいい。と思ったら、一緒のチームで戦ってた高橋さん、小町のこと玉村氏って呼んででくれて、そうでした、この人、小町の頑張りを見て、知って、応援してくれてましたよね。

小町、こうしていろいろな活動通して、理解して、認めてくれる人を増やしていければよいな。そう思えた球技大会。焦らず、少しずつでも変わって、進んで、もっと素敵になっていってくれればいいなって、その果てに小町のこと敵視してたあの子との和解もなればよいななんて思ったのです。

2020年6月19日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年8月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年8月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク Best wishes.』。『不思議の国のアリス』の挿絵思い起こさせるような淡いブルーのドレスにエプロンつけたアリスが鮮やか。淡い桃色、花柄の着物を羽織るその姿もチャーミングで、これはもう完全なる光の世界ですよ。輝く光のもと、天より降り立った天使なのかなんなのか。アリスの周囲には散る羽根、ならぬ手紙が舞って、ああ、Best wishes. この漫画の手紙をよすがに振り返る、そのモチーフがここにもまた印象的です。

今月は新規ゲストが1本です。

『うちのニンジャが役に立たない』

忍者の彩、お嬢様のボディガードをしているというのだけど、これ、能力を買われてとかじゃなく、露頭に迷っていたところを助けた、その延長での雇用なんだ。でも能力があるのは間違いないっぽい。鈴の音に呼ばれれば、いかなる時も即参上。はいいんだけど、壁でも天井でもぶち抜いての登場。これにはお嬢様も御冠、というのですが、うん、これは忍者が悪いわ。能力があっても常識がない系なのでしょうか。でも性根は真面目というか、壊した壁、家具の弁済、ちゃんとしてるのな。でもそれで経済的窮地に立たされてるというの、うん、まずは自分の行いを見直そう。そもそも壊さなければ、その出費はなかったのだよ?

お嬢様おつきの金髪メイドがいいですね。わりとこちらも常識に欠けている! 忍者マニアで彩のこと、めちゃくちゃ気にいってるっぽい。それで一向にボディガードとしての実績を残せない彩のため、部下のメイドに一芝居を打たせた!? でも、これ、相当な手練だな。煙幕張って手裏剣を打つ、その戦闘力に、逃亡時のあの跳躍力! 最後の最後に、変装の面を抱えて歩いてるのお嬢様に見られるとかツメは甘いけどさ、ほんと、金髪のメイド長だけでなく、配下のメイドも相当な忍者マニア?

個性的な子らの忍者コメディ。自分の好きなもののためには加減も躊躇もないメイドが面白かったですよ。

『ぼっち・ざ・ろっく!』

ぼっちの家にやってきた喜多。めちゃくちゃ歓迎されてるな! 家人総出でクラッカー持って玄関でお出迎え!? 対してぼっちはというと、間が持てないからと喜多を部屋に残し遁走しようとする始末。この人づきあいの悪さ! でもこれでこそぼっちだと思う。

今回、ぼっち母、素敵でしたよ。後藤美智代16歳! いけてる! いけてますよ! まだまだバリバリ、現役で通用しますよ! ここにぼっちの内弁慶が発揮されて、ええ、喜多ちゃん、ぼっちの新たな側面、知ることができましたね。

今回、聞けば聞くほど、知れば知るほど残念感の増していくぼっちの半生が描かれたわけですが、このどんどん喜多との距離が開いていくような、わかりあえなさばかりが強調されていくような展開の果てに、まさかこんなにも感動的な共感の情景が広がるだなんて、ほんと見事だったと思います。喜多は喜多で、自分自身に足りないもの、欠けているものを思い続けていたんですね。ぼっちとは正反対。けれど、だからといってまるで違うわけではないんだというぼっちの言葉が沁みました。ええ、ふたりこんなにもわかりあえて、あの語りあう夜の時間、本当に素敵だったと思うのです。

と、ここでまた揺り返しがあるというのがこの漫画で、ああー、なんでまたこんなことに! でも、この再び開いたように見える距離も、そう遠くなくまた埋まりますよね! ええ、歌の録り直しを要求する喜多を見れば、あの距離ももうまるで感じさせませんでしたよ。

『こみっくがーるず』

悩んでいる、落ち込んでいる美姫をはげまそうと、スイーツバイキングに繰り出した琉姫たち。仲間はかおすとフーラ先輩! って、待って!? ふたりともスイーツバイキングにそんなに恐怖覚えるの!? そこまで相容れない存在だというの? いやもう、店の雰囲気に苦手意識を持ってるとかじゃなく、カラフルなケーキにさえ怖れおののく。どんだけなの、あなたたち。あまりにあまりの反応に、さすがに引いてる美姫がおかしかったです。

でも、そんな美姫がケーキをひと口食べて、ぱあっと表情明るくするところ。あれ、よかったですよね。この子の鬱屈した気持ちも、この瞬間晴れた? そう思わせるくらいのいい表情で、でもそこまで簡単ではなかったんですね。

フーラがうまく聞き出してくれました。この子、くりすに自分を比べて落ち込んでいるんですね。と思ったら、くりすはくりすの側で、美姫のこと褒めちぎっていて、両者、互いに違っていて、その自分にないものを相手に見出しては、憧れてみたり気後れしたりと、ええ、ありますよね、こういうこと。これもまた他山の石といえるのでしょうか。自分に自信のあるくりすと、自信を失っている美姫と、その差がふたりの感情の違いに繋がっている。そんなこと思わせて、ええ、最後ちょっとこじれちゃいましたね。くりす、間が悪かったですね。ちょっと、まだ互いに距離感とか掴めてない感じしますね。

2020年6月18日木曜日

『まんがタイムきらら』2020年7月号

 『まんがタイムきらら』2020年7月号、先日の続き。といいますか、200号記念付録の小冊子感想です。

冒頭に特別コラボが2本くるのですが、『ゆゆ式』コラボ、これなんかすごいですね。ネームが原作者、三上小又によるもので、そして作画が『スロウスタート』篤見唯子。つまり、絵以外はオリジナルそのものの『ゆゆ式』だというのに、絵が違えばここまで雰囲気もニュアンスもがらりと変わってしまうんだ! いやいや、ちょっとした驚きでしたよ。『ゆゆ式』であって『ゆゆ式』でなく、でもやっぱり『ゆゆ式』という、私が『ゆゆ式』のどこに『ゆゆ式』を感じているのか、その根本を問うてくるような体験。なるほど、これが異化作用! がつんときましたよ。すごく新鮮でした。

続くコラボの『三者三葉』 with 『下を向いて歩こう』。原作が湖西晶、作画が荒井チェリー。久々の『三者三葉』、嬉しいなあ! とか思ってたら、のっけから竜涎香がポイ捨てされていて、本編のネタをこちらで回収してくるんだ! すげーっ! いやもう見事にしてやられました。

今回のお祝い漫画。パーティや200という数字にまつわる小エピソードが展開されていて、本編とはちょっと違った雰囲気があったり、本編らしさ保ってるもの、ちょっと暴走気味に本編じゃあなさそうな展開してみせてくれたりするもの、そのいろいろが楽しかった。

おめでとうイラストも嬉しかった。パーティ、お祝い、祝祭感あるイラストが続くのですが、その中に現行作と前作と、自作のコラボになってるのがあったりして、ああー、懐かしい。ええ、好きだった漫画と久々に再会して、それを嬉しく思う。この、過去が今に繋がっているということ、200号にいたるまでの積み重ね、そのひとひらを懐かしむ機会ともなっているのがよかったと思ったのでした。

小冊子に参加している作家は、主に現在掲載されている方たちなのですが、そこにはもちろんベテランあり、今まさにきらら誌に活躍の場を得たニューフェイスあり。このバラエティに富む陣容こそが雑誌の醍醐味であり、新陳代謝しながら、常に今のきららであり続ける、そんなライブ感をここにも見ることができたと思います。

次は250号? その前に20周年? 時に変化しながらも、その時々の面白さ、魅力を持ったきららとしてあり続けてくれること、そして次のお祝い号に読者として立会えること、望んでやみません。

2020年6月17日水曜日

カーテンポールのキャップを調べてたら時間がなくなったので休みます

カーテンポールのキャップを調べてたら時間がなくなったので休みます。

2020年6月16日火曜日

世界のアソビ大全51

 世界のアソビ大全51』、機嫌よく遊んでいます。クリア扱いになったゲームもまた少し増えて、スロットカー、トイテニス、トイボクシング、クロンダイク、5五将棋、的あてが新たに加わりました。さて、以前いってましたね、将棋をクリアするのは無理ではないか? その認識は5五将棋クリア時にも強く意識されることとなって、このすぐさま終わるようなゲームでもなかなか勝てない。それこそ待ったしまくって、ようやく勝てた、みたいな有り様だったのでした。

とはいえ、全アソビクリアを阻んだもの、それは将棋よりもはやく訪れて、ええ、ソリティアスパイダーですよ。あれ、クリアできるのん!? あれ、一人遊びだからさ、ヒントに頼ればまあクリアできるだろうとか侮ってたら、駄目だめ、まったく無理無理の無理ですよ。あんなに難しいとは思わなかった。もう、連敗連敗まるで勝てる気がしない。尋常でない難しさに、全ゲームをクリアするという目標は早々に放棄しましたよ。

世界のアソビ大全をプレイしていて思うのが、やっぱりバランスのよさでしょうか。まだヤバいのにあたってないってのもあるのだと思うのですが、麻雀なんかがそうですよね、すごくバランスがいい! ゲームとして完成されている! まあ、当たり前なんですけど、長い時間をかけて調整されてきた結果、非常に遊びやすいゲームが揃っている、そんな印象にしあがっているのですね。

とはいいますが、花札、こいこいですね、月見、花見で一杯を有効にすると、極端に運要素が強くなりますよね。手札に菊に盃が入ってると、よっしゃ! 俄然やる気にもなろうもので、加えて芒に月、桜に幕のどちらかが入っていたら、もう間違いなく勝てる! それくらいに強気になれる。逆にいえばバランスが悪いともいえるわけで、月見、花見をオプションでオフにできるから、運要素を抑えて遊びやすくした方が仲間うちで遊ぶ時はいいかも、みたいに思ったりも。

いや、でもやばいCPUに勝つ時は、極端な運要素頼りでゴリ押ししましたよ!

仲間うちで、友達同士で、家族と遊べるのもいいですよね。うちでは母を誘ってダーツをしたりヨットをしたりしていて、あんまり時間がかかりすぎるのはやりにくい。ルールがややこしいのもやりにくい。なので運要素がほどほどで、それなりに考えたりもして、ワンゲームが短くて、シンプルに楽しめる。そういうの探しては遊ぶ機会を増やしていきたいと思っています。

任天堂の公式サイトで、おてがるふたりでとかの条件で絞り込めるページが用意されてるの、これありがたいですよね。これで次に遊ぶのどれにしようか、いろいろ考えるだけでも楽しいのはさすがです。

2020年6月15日月曜日

『まんがタイムきらら』2020年7月号

 『まんがタイムきらら』2020年7月号、昨日の続きです。

『海色マーチ』

久高島に到着した4人。自転車を借りて、目的地、かつて珊瑚が流木を拾ったビーチへと向かうんですが、その途中に交わされる会話がおかしくて、ほんと、あまねは素直さが足りないな! あと考えも足りない。かまってほしくてしかたないんだよなあ、この子。でも、そのかまってのサインが憎まれ口だったりするから、珊瑚からちょっとうとまれたりなんかして、でも珊瑚もそのへんうまくあしらってくれるようになって、ええ、ふたりいい関係を築けてきてるよなあって思えるんですよね。

しかし今回、沖縄の強烈さを思い知らされましたよ。オオジョロウグモ! うわあ、なにそのサイズ! 鳥まで捕食!? あまりのヤバさに姫が絶句。おおう、これは絶対画像検索しないぞ。珊瑚に全力でハタかれたあまねが当惑してたら、本作の良心、姫にナイスだなんていわれて、さらに困惑。面白かったなあ。

珊瑚の、流木とのお別れ。帰りの船でね、ありがとうっていわれて嬉しそうなあまね。ほらほら甘えちゃってるよ。かまってもらえて嬉しいんだねー! ほんと、この関係、チャーミングだと思うんですよ。

そして最後に、やっぱり一緒にシュノーケリングしている珊瑚とあまねが描かれて、うん、こうやってなんだかんだずっと一緒にいたりするのかな。それが嬉しい。その関係がいとおしい。ええ、ふたりはいい仲間だって思うんですね。

『さかさまロリポップ』

黙って詩月と会ってることが姉、柚希にバレた! その時、柚希が見せた一瞬の間に気を悪くさせたんじゃないか、心配になる芽依ですよ。柚希を怒らせちゃったらどうしよう、仲違いしたらどうしよう。不安がさらに不安を煽る、みたいになってますけど、詩月は気楽なもんですよ!

詩月の取り合いかな?

でも、これ、柚希のこと、詩月はよくわかってたってことですよね。お姉ちゃんはなにも考えてないと思う。気にしてないよって。実際そのとおりだったわけだけど、柚希の本心を知るまで、ずっと不安だった芽依の心情、その描かれ方。もう、ほんと、勇気を振り絞るみたいにして柚希の制服の背を掴んで引き止めてっていう、そのくだりは見事にこの子の内心の動揺描いて見せてくれて、ああ、絶品でしたね。大ゴマの強さ。芽依の思い切り、一瞬張り詰めるシリアス、それがぴしっと画面に満ちて、それだけに、緊張が緩んだ時の安心感。柚希の安心させてくれる笑顔もまた効果的で、抜群だったと思うのでした。

しかし、柚希。この子にとって詩月とは、この世にあまねく共有されるべき価値であるというのか。一種、姉バカなのでしょうけど、この揺らぎなさ。これが姉力なのでしょうなあ!

『下を向いて歩こう』

ビーチコーミングには夢がある! 宝石、鉱石、化石、なんでも興味があるというさざれだけど、いうにことかいて胆石までも!? と思ったら、しょーこもすさみんも胆石に興味あり! なにごと!?

そうでした。クジラの胆石が香料になるんでした。竜涎香。でも、こんなもん、そうそう拾えるものじゃないよね!? と思ったら、劇中でも同じこといってて、それがもう面白い。すさみんのバカなの? 三体。だって1グラム2千円。そんな激レアもの、そうそう拾えるもんじゃない。お金が目的でのビーチコーミングをおすすめしない、そういうしょーこがあげた理由がリアリストそのもので、これもまたしびれました。効率が悪い! バイトの方が確実っていうの。だよなあ、そりゃあそうだよなあ!

今回、導入で話されていた梅干し石。さざれがいつか採取したいといってたそれを、ラストで当たり前みたいにシエルが拾ってる!? と思ったんだけど、これ、もしかして普通の梅干しの種? うん、梅干し石、ウニの化石だってそうそうは落ちてなさそうですよね。でもこのシエルならもしや!? と一瞬でも思わせるミラクルですよ。ええ、シエルならいつかミラクルきめてくれそうです。たとえ竜涎香だって!

My Private D☆V

『ななどなどなど』の宇崎うそです。

「女の手首に性的興奮をおぼえます。」、ってなんじゃそりゃー! イラストの女の子も「ナンジャソリャーッ」って思ってるのがおかしくて、いや、しかし、わきじゃあないんですか!? わきの出てない服を着ると袖をむしっちゃうとか、そういう女の子が好きなんじゃあないんですか! まさかの手首。思いもしない部位の登場に一瞬どういうことなのかと当惑しちゃいましたよ。

でも、イラストの女の子が可愛くて、ちょっと赤面しながら右の手首を差し出してくれている。なるほど、手首というの、内側なんですね。走行する血管が透けて見えたり、そっと皮膚を持ち上げる腱や軽く盛り上がる筋肉など、そこに魅力を感じたりするのでしょうか。わからないんだけど! でも、こういうぶっとんでるくらいが面白かったりしますよね。へー、手首なのかあ! イラストも、わかりやすい萌えや色気はないけれど、すごくチャーミングで、なるほどこれが絵に感情がのるということなのですかい!? いい誌面であったと思います。

しかし、この子、重ね重ねいいますが可愛らしい。髪をいじる手。眼鏡の向こうで逸らした視線。そうした細部にうかがえるこの子の人となりや感情。ぐっと引きつける、そんな引力のあるイラストでありますよ。

2020年6月14日日曜日

『まんがタイムきらら』2020年7月号

 『まんがタイムきらら』2020年7月号、先日の続きです。

『ゆえにアイドル革命!』

いろいろと文化、社会について語られていきますね! かつて存在した種族間の対立や、それに由来する軋轢などなど。こうした背景がしっかりしていくとやっぱり面白いよなって思っていたらですよ、それ以上のことが発生して、いやまあ驚きましたよ。そうか、そういうシステムなんか!

ずっと伴奏なしでやってきたけれど、それでは物足りないと指摘を受けたCHU♥IN GAM。このままでは祭典への出場は難しい……。さあ、この苦境をいかにクリアするのか。いやね、町で出会った女の子、ミィアがキーパーソンになると思うじゃないですか。例えば音楽の天才とか音楽隊に所属してるとか、そいうのん。でも、全然違うっていうの、ほんと驚かされました。

ミィアがキーパーソンではあったんですよ。けれど、直接的にCHU♥IN GAMを支援するのではなく、あくまでもファンとしてというんです。いえね、まさかこの子が50人目のファンとなることで達成報酬がもらえるとか、まったくもって予想もしてませんでしたよ。あ、そうか、言語能力獲得も達成報酬だったか。あんまりに序盤だったから、そのへんのこと忘れちゃってましたよ。ともあれ、ラジカセが手に入って、これで伴奏も確保できたってことで一歩前進。でも、このラジカセがどーんと出てくるの、ちょっと異質で、でもこれがこの漫画の世界観なんだな。象徴的なシステム、なんか釣り込まれて笑ってしまう。そんな面白さだと思います。

『夢見るルネサンス』

すげえ! タイトルロゴが特別仕様だよ!

ロボットアニメにはまってしまったエマ。のっけからロボットの合体シーケンスからはじまって、いつもと違うタイトルロゴに鼻息荒いエマ。このやりたいことやってます! って感じ、いいですね。楽しそうなのがなによりですよ。

リーチャはレンの影響もあったわけですが萌えに目覚め、そしてエマはロボット、燃えに目覚めた。この差は、絵画のリーチャと彫刻のエマ、手掛けるジャンルの違いもあるのかもですね。なんせ、変形して合体するロボットとか、いかにも立体、造形志向ではありませんか。でも、エマの様子見ると、ただただアニメにはまってるだけのようにも見えて、これは、これは堕落なのですか!?

ロボット求めて町に出て、おもちゃ屋で見かけたロボットイ。思いっきり魅了されてるエマですよ。結構な値段がするので手が出ない! そこにつけこんで、エマに生活改善の約束をさせるモモカ。この子、もう完全に保護者みたいになってますよね。ある意味、これもまた支援、芸術の擁護のあり方なのかも知れませんね。いや、やっぱり保護者だと思う……。

『トールさんの通り道』

スライムのライム、そんな色してたのか! ピンク系の色だと思ってたら鮮やかな青なんだ。意外意外、結構驚く色でした。

トールがライムにアクセスしたのは、召喚魔術についてライムがなにか知らないかと思って。でも、呼べてもほいほい帰せるわけではないのか。

今回、いろいろと気になる情報出てきてますよね。人間が再び魔術を使いはじめた云々。魔王代理をしているというライムの知り合いサイド。また500年前に死んだという魔術に詳しかったライムの友人。この情報のすべてが今後のいろいろに関わるとは限らないとはいえ、この世界を知る、今後の展開を占うにあたって、結構鍵になりそうなこと。なんか、いろいろちりばめられてたっぽい感じがするんですよね。

そしてケイトはといいますと、アーティのおばあちゃんにあいにいくことになりました。どんなおばあちゃんなんだろう。なんかきっと面白いことになりそうな予感。次回が楽しみです。

2020年6月13日土曜日

片付けやらアップデートやらスパイダーソリティアやらで時間がなくなったので休みます

片付けやらアップデートやらスパイダーソリティアやらで時間がなくなったので休みます。

2020年6月12日金曜日

世界のアソビ大全51

 最初はスルーつもりでいました。たとえいろんなゲームが入ってる、それこそ51種も入ってるといっても、そんなに遊べる時間もないし、そもそもカードゲームとかボードゲームでしょう。CPU相手に遊ぶのは正直虚しさがつのるんです。だからスルーするつもりでいたのですが、このゲームのリリースが発表された時、反響がすごかった。任天堂のtweetについたコメント見れば、かなり熱心なファンがついてることがありありとわかって、ここまで熱中させるものなのか! 本当に驚いたのですよ。完全にスルーするつもりだったのに、DS版を相当に遊んだ、今でも遊んでいるなどのコメントは、私を心変わりさせるには充分でした。

はたして買ったのはいいけど、どれだけ遊べるものかなあ。

なんてこと思っていたわけですが、遊びはじめてみたらそんな心配なんて簡単に払拭されてしまいましたよ。

最初に遊んだのはマンカラでした。ガラス玉を移動させながら自陣に集めるゲーム。すごくシンプル。CPUの強さはふつう、つよい、すごい、やばいの4段階あって、すごいまではそれこそ楽々クリアできて、はー、マンカラってのは簡単なゲームなんだなあ、みたいに侮っていたらですよ、やばいですっかり世界が変わった。

勝てない! なんとまあ! 単純にガラス玉を移動させてるだけだと絶対に勝てない。こちらの意図を潰すような戦術がいくつもあると知らされて、また相手の思う壺になる展開もたびたびあって、これ、やばいぞ!? 難度やばいはやばいな! ほんと、相当考えさせられました。

現時点でクリアしたゲームは、マンカラ、ダーツ、花札、フィッシング、トイサッカー、麻雀ソリティア、スライドパズル、麻雀、ヨットの9種類。

クリアというのは、ゲームごとに異なる課題を達成することでもらえるトロフィーです。別に無視してもかまわないんですが、なんでかこういうの用意されると達成したくなるのが私という人間で、すっかり思う壺ってやつですね。逆にいうと、これがあるおかげで、ひととおり遊ぶぞ! って気持ちにもなるわけで、あながちこの手のトロフィー、悪くないかもと思います。

クリア要件は、マンカラや麻雀、花札、トイサッカーなんかがそうなんですが、CPUの強さ、ふつう、つよい、すごい、やばいのすべてに勝利するというのが大半です。ダーツだと全ルールで勝利、ヨットは1度でも勝てればそれでオッケー、フィッシングは3分で2000グラム以上釣るなど、ゲームによっては随分簡単で助かったりするのですが、まあ基本は強さやばいに勝てないといけない。

将棋とか、クリアできないんじゃないかな……。今から心配になっています。

このゲームのおそろしいのは、ゲームによってはそれこそ数分で終わったりする、かなり手頃感ある遊びやすさが罠になってるところでしょう。ちょっと時間があるから遊んでみようか。そう思って遊びはじめたらもう運のつき。勝っても負けても、もう一勝負! となって、気づいたら結構な時間がたってしまってる! というのがもう定番。ええ、これは実に危険なゲームです。

そして嬉しいのは、名前だけ知ってる、むかし盤だけ家にあった、でもルールは知らないんだ……、みたいなゲームを遊べるというところでしょう。これね、ドミノとかバックギャモンとか、かなり楽しみにしていましたよ。そしてチャイニーズチェッカー! これ、盤だけがあって、でも遊び方がわからないから、適当に盤に駒を置いて、その見た目だけを楽しんでいたりしたんです。そのルールがついにわかった!

これまで知らずにいた遊びに触れられること、それが楽しみでなりません。

2020年6月11日木曜日

『まんがタイムきらら』2020年7月号

 『まんがタイムきらら』2020年7月号、一昨日の続きです。

『むすんで、つないで。』

うわあ、扉の苺、めちゃくちゃ可愛い……。

夏休みの宿題? 自由研究を花ノ子、白百合、苺の3人でやるというのですが、その題材はどうしよう……。まさかの神隠しの秘密! この土地に伝わる伝承とかそういうの調べてみようって話になるんですね。いや、尋常じゃないよなあ。だって当事者も当事者。見た目こそ失踪前と変わらない苺はともかく、明らかに時間の繋がりがおかしくなっている花ノ子とかね、確実に超常現象のあったことを示唆してるもんなあ。

でも、花ノ子、苺の、他の人がやるよりいいんじゃない? という言葉。その屈託のない笑顔も含めて、なんかすごい説得力でした。

今回、図書館での遭遇で、花ノ子たち小学生組とつなぐの高校での友人、天城八千代につながりが生じましたね。八千代、この子もつなぐの信奉者ですよね。なんでもかんでもポジティブに捉えてくれて、こりゃありがたい! そして町に伝わる伝承、野見山様の話を少し教えてくれて、ああ、小学生組。自由研究の方向性、決まりましたね! これ、どこまで追求するんでしょう。謎が明らかになったり、とかするんでしょうか。

『ぎんしお少々』

や、やられた……。最初、意味がわからなかった。「すぅちゃん」はねこである。ねこ? すぅちゃん? なんだっけ? ええと、ええと、人違いどころか猫違いってこと? しろは姉すずのことだと思ってるけど、もゆるのいってるのは猫なのな? えらい勘違いだ!

でも、その誤りを指摘できずにいるもゆるですよ。塩原すめな、ということは自分家で飼ってる猫だったんだな。しろが人間のすぅちゃんについて語れば語るほど、猫すぅちゃんにそのイメージあてはめてひとりなごむもゆる。それがちょっとしあわせそうで、でも同時にこれ軽い逃避だよね? ともあれ、この誤解はいつか解けるのか。

今回、もゆるの持ち歩いているカメラ、ついにフィルム一本分を撮りきりましたね。どきどきしながらフィルムを取り出すそのくだり。感光させたら一発でパーってんだからアナログフィルムカメラは怖いよね! 慣れないながらも懸命にフィルム取り出して、そして郵送。って、今はそんな感じなのか! だよなあ、近所にフィルム扱ってるカメラ屋とかもうないもんなあ!

もゆるのフィルム。はたしてなにが映っているのか。面白いもの? 不思議なもの? アーティスティック? しろの心に響いたりする? 写真が返ってくる、その時が本当に楽しみですよ。

『そらコミュニケーション』

前回描かれた、せんりを呼ぶ声。これ、眠っているせんりの夢に干渉できるのかな? 熱を出して寝込んだせんりが見た夢。別れを切り出す母というのですが、いや、これ、なんか違うぞ?

変な夢を見た。そんなせんりの奇行。熱を計ってみたら結構な高熱。学校もお休みして、そしてソラとアトリアがせんりの看病をします、というんですが、どちらも家事が不得意で、これはやばい。大変なことになる。そう思ったら、意外といったら失礼? 卵がゆ、しっかりちゃんと完成させましたね!

そんなソラの気持ちに感謝の言葉を口にするせんりがいじらしい。この子、ずっと元気にしてたけど、本当は寂しかったって。こうした気持ちをはっきり言葉にできたの、風邪ひいて心が弱ってたからかも知れないけれど、むしろこうして自分の寂しさを自分自身受け止められたのはよかったんじゃないかって思ったんですね。

ふたたびせんりの夢にあらわれるお母さん。ああ、今度のお母さんはやさしげで、せんりのことを見守っているって。そして机に置かれたお守りから聞こえるせんりを呼ぶ声。なるほど、この声が、せんりに母の夢を見させたわけですね。これ、せんりにとって嬉しい結果となってくれればいいですよね。

2020年6月10日水曜日

『まんがタイム』2020年7月号

 『まんがタイム』2020年7月号、一昨日の続きです。

『抜けだせ!ぼっち!!』

大学に友達のいない明子。この子が学童保育のボランティアで得た経験。それが見事に生きた展開とてもよかったですよ。学童では子供たちが向こうからやってきてくれるから大丈夫。そんな受け身一辺倒に見える明子だけど、子供たちのことを知るために、頑張って3日で学童全員の名前と顔を覚えたとかね、ちゃんと努力しているんです。それが描かれたの、とてもよかったと思うんですね。

今年の夏休みは学童があるからひとりじゃない! ここでもまたなんか消極的なこといっててね、いや、学童で頑張るのはいいんですよ。でも大学は? そっちでの友達はどうするの? そう思ってたら、最後にちゃんと踏み出しているんですね。あの自然に一歩前に出ることのできた明子の様子。ああ、もうこの子は大丈夫そうだ。そんな風に思わせてくれて、ほっとするというか、よかったねと嬉しくなる、その様子にぐっときたのです。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

この漫画、ほんと素晴しいですよ。一緒に帰ろうと誘われた澄花。皆葉から誘われたのははじめてだ。それでいろいろ思いを巡らすその様子。いじらしくてね、そして若干の切なさもあって、この揺れる思いのこもごも。皆葉に向ける恋心、それがこうも穏やかに描かれて、丁寧。発せられる言葉のひとつひとつ、見せる表情、その一瞬一瞬が雄弁に澄花の思いを表現するのですね。

これは、ずっと積み上げてきた成果なのだと思います。同時に、登場人物に向ける愛情、それも手伝っているのではないか、そんな風にも思います。澄花のこと、皆葉のこと、ふたりの思い、他の皆についても、ないがしろにせず、大切に、いつくしむように掬い上げようとしている。そんな手の優しさを感じるのですよ。

今回は、大きなできごとはおこらない。なのにこんなにも豊かで、最後の駆け出す澄花と、その背を見送る皆葉。直接には語らない、けれどその言葉がふたりの思いに触れて鮮やか。いい漫画だと思います。素晴しいと思います。

『瀬戸際女優!白石さん』

戦隊もので悪役を演じる白石さん。ものすごく評価されて、さらにはアクションにも期待されてるというのに、当の本人はというとぎっくり腰で休養中。凛々しい悪役白石と白目むいて寝転がっている白石のギャップ! 素晴しいですよ。

もう無理できる年齢じゃないといってる白石もですよ。昔はあばら折ってもピンピンしてたとか、おかしい! それはおかしいです! でもこの不在で、皆から慕われてる白石というのがより色濃く押し出されて、いいじゃありませんか。またちびっこからも好評で、って、そうなの!? 悪役は蹴られたりするもんなんじゃないの!? これ、思いがけぬファンレターに目尻さげてる白石がいいんですよね。チャーミングな人ですよ。

そして黒川ですよ。難しい役のオファーがきたという。なんとヒモの役。ちゃらんぽらんでクズのヒモ。白石ならなんかいいアドバイスできる? と思ったら、そうか姐さんはそういうの許してこなかったか! すみません、誤解してました! 黒川を見出したのが真島監督というの、ここでちょっと恋愛感情ぽいのにじませたのね、おお監督やっぱりそうなのか。こりゃ、白石最後のルートはやっぱり真島監督なのかも知れませんな。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

牛着ぐるみが可愛い琴音。着ぐるみ着せたら日本一って、えらいポジション獲得してるんだなこの子! と思っていたら、水着の仕事のオファーが入りました。グラビア? と思いきや、天気予報なんですね。水着姿で天気を読む。恥ずかしいと驚いてる琴音、この素直に感情表すところがこの子のいいところだと思うんですよね。

水着になること思い悩んでた琴音が、だんだん別に水着でもいいんじゃないか、そう思えるようにいたるまでのいろいろが面白かったです。留莉がいい感じに発破かけてきましたね。この人、なんだかんだと琴音のこと考えてくれてるの、いい友達になってるの、それがなんだか嬉しいエピソードでした。

そして水着を買いにいく。そこでの牧との食い違い。そうか、琴音のおはぎ発言。牧はダイエットかと思ったんだ。本当はお金の問題っていうの、あー、仕事で着る水着くらい会社で出してあげてほしい!

水着でのお天気、琴音にとっていい刺激になったみたいんですね。ひとつ壁を越えたというか、でもそれでやりすぎ方面に舵を切っちゃう。ああ、これが琴音ですね。しかし思いきりいいよなあ。

2020年6月9日火曜日

『まんがタイムきらら』2020年7月号

 『まんがタイムきらら』2020年7月号、発売されました。今月は記念号! 第200号、というので表紙もちょっと特別ですよ。『けいおん!Shuffle』、『ゆゆ式』、『スロウスタート』、『あっちこっち』と、人気どころの主人公が揃い踏み。皆、ティアラをちょこんと頭にのっけてるのがちょっと豪華でチャーミングですよね。そして200号の記念小冊子もつきますよ! ええ、今回は盛り沢山。見どころたくさんです。

今月は新規ゲストが1本です。

『しあわせ鳥見んぐ』

なかなかにいい導入ですよ。扉とタイトルで、なるほど鳥を見る、バードウォッチングの話なんだな! そう思わせて、ページめくったら青い顔で焼き鳥食べてる主人公。食ってる!? 食ってるよ!?

この冒頭数ページで、主人公がなにものなのか、どういう課題を抱えているかさっと提示して、そしてすぐさま小さな事件、転機を投入してくるこのスピード感。1話かけて、主人公すずの悩みを打開する可能性、それを積み上げていった。新しい出会い、新しい興味。鬱屈し、しおれかけていたすずの気持ちが、見る見る活力取り戻していくのが見えたのは気持ちよかったですよね。バードウォッチングの楽しみに触れた彼女が、バードウォッチングを自分の絵のための刺激として利用するのではなく、それ自体の魅力に開かれようとする、その気持ちの向かい方もとてもよかった。

しかし、すずにバードウォッチングの楽しみを知らしめたキーパーソン、おっと、この人の名前、まだ出てきてないな。この人の登場シーン、すごかったですよね。こんなのてっきりすずのつきまといかと思いますやん。ほんと、覗き魔呼ばわりされて、すっかり変態扱いで。で、この人の挙動なんですが、すずから逃げようと走り出したのかと思ったら、これ、違うね! すずの声に驚いて逃げた鳥たちを追ってるんだよ! ほんと、完全に鳥しか視野に入ってない。この徹底した鳥好き描写。なんかいいですね。ちょっと変わり者だけど、そこに大いに期待したいところです。

『けいおん!Shuffle』

のっけから上機嫌の真帆。紫がめちゃくちゃ不審がってますけど、いやあ、確かにこれは警戒されてもしかたないわ。でも、紫のこと素直に褒めて、失敗しても心穏かに受け入れて、こうした優しい真帆もいいですよね。なので、持続しなかったのちょっと残念に思ったりしましたよ。

真帆がご機嫌だったの、なるほどライブが成功したから! 観客はなし、身内だけだったけど、ひとつかたちになった。それがこの子の自信になったというか、やる気引き出して、うん、わかるよ。テンションあがっちゃうのもわかる。ええ、この素直さ、見てるとこちらも嬉しくなる。で、すぐさま先輩に冷や水浴びせられるのな! そうか、動画撮っててくれたんだ! で、どんどん意気消沈していく一年生たちよ! ほんと、面白い。あるあるなんだけどさ、でも、ちゃんと自分たちのいたらないところわかるの、えらいと思うよ。これを繰り返して伸びていくのだよ。

そして登場、最後の先輩! 山本夏音さん。真帆たちに絡んできたこの人。しなのと仲直りしたいっていってて、なるほど、愛想つかされたって思ってたんだ。それで紫たちにすがってきて、さっそく仲直りもかなってというスピード解決! って、あんたら、なんでもかんでも思い込みが激しすぎるんだ! 互いに自分が嫌われたと思っていたっていうのね。それがこうしてまた一緒に活動できるようになったの、これはまた楽しくなりそうですよ。夏音、この人の距離感近くてマイペースなところ、それがどう生きてくるか、ほんと期待の星です。

『スロウスタート』

花名のカムアウトエピソード。ついに決着ですね。

花名のかつての同級生。けれど花名には覚えのない億果実。一度、花名と話したことがあるというけれど、その時はお互いにクラスメイトとはわかっていなかったって、その不思議な縁が語られた今回。ああ、ある種、コミュニケーションに倦んでいた果実。この子の、いずれすぐに別れてしまう短い学校生活に、期待もせず、深く関わろうともせずにいた、その気楽さと空虚さのいりまじったような感覚。これが花名との出会いをきっかけにして、一気に色を変えてしまったという描写。鮮烈でした。

すべてが終わってから、親切にしてくれたあの子がクラスメイトだったって、もしかしたら仲良くなれたかもしれなかったって気づく。もう後悔だって追い付かない、そんな気持ちのゆきどころなく胸にうずく果実の心情。その思いがあったがために、ある日の午後に出会って話しただけの、そして卒業アルバムの写真で再会した子の名前をこうもはっきりと覚えて、思いもしなかった再会に話しかけにいこうとする、その心の動きも生まれたというのですね。

果実からすれば、ありえた花名と友達になれた可能性、それが再び開かれた。そんなエピソードでした。そして花名の側からすれば、思いもせず秘密が暴かれることになってしまったものの、不安や心配はまるで杞憂で、むしろもっと深く知り合い、仲を深めることにもなった。

不安から解き放たれた花名のあの表情。たまらないものありました。これはまぎれもない名場面で、おそらくは多くの人の記憶に残り続けるだろう、まさしく屈指の一ページ。思い返すたびに心が揺さぶられる、そんな予感がする。そして、もう今から次回の彼女らの様子に思いをいたして、ええ、もう穏やかではおられない私だったのです。

2020年6月8日月曜日

『まんがタイム』2020年7月号

 『まんがタイム』2020年7月号、一昨日の続きです。

『六畳一間の憑き物石』

こいしの来歴、ここまではっきりするとは思いもしませんでしたよ。ついに探しだした、こいしの憑いている石の出どころ。その祠には巫女装束の女の霊があって、その顔は凛々しく威厳のあるこいしそのものだというのです。

でも、この人、出落ち!? 話してみればえらくざっくばらんな性格で、生前の話などは雨乞いのため人柱になったとか、とんでもなくハードなのに、話せばわかる、そんな性格。むしろ純朴こいしとは違い、恋愛事情もろもろに興味津々、瞬に対しても明け透けにぐいぐい迫ってくる。亜依曰く、親戚のおじさん。でも、こんな美少女のおじさん、いないよ!? こいしも相当に美形だけど、それを上まわってくる感あるよな。同じ顔かたちでも、表情のつけかたでこんなに変わるんね!

ともあれ、こいしの来歴。あの石の出どころもばっちり判明。こいしも人柱の巫女からわかれたとわかって、石さえ戻せばもとどおり、こいしもその巫女の一部に戻れそう。

そこまでわかったところで、巫女さん、こいしの気持ちを尊重してくれてるんですね。はたして今のこいしは戻りたいのか。瞬との別れを受け入れるのか。その答を、こいし、そして瞬も、出していく時がきたのですね。

『良倉先生の承認欲求』

屋上に出て、星畑の誕生日の記念撮影をやりますよ。ええ、このイベント感! 良倉が持ち出してきたハッピーバースデー風船。わざわざじゃない、部室にあったやつっていうんですが、古岩がいぶかしがってる背後で、冷静にその由来に思い至っている星畑。そのギャップ! めちゃくちゃ面白いですよ。

上枝先生もすごいよ。女子化良倉企画、まだ進行中なんだ! いやもう、めちゃくちゃ面白い。最高だと思います。

今回、星畑と母の話、心情せつせつと訴えて、これ、いい話だったー。母子家庭だっていう。だからアタシの誕生日は、アタシおめでとーとママありがとーの日。星畑の表情もあいまって、涙出そうなほどにしみじみ感じいる名シーンでした。それに答える古岩もまた素晴しかった。ほんと、今回、星畑が輝いていましたよ。

そして皆でジャンプして写真におさまります。あの良倉のジャンプですよ! いや、これ、ちょっと好き! ほんと、ちょっとコミカルで、でもいいじゃないですか。みんな、生き生きしてるよ。星畑の笑顔がよかった。描かれていないママの笑顔も思い浮かぶように思われて、この広がる晴れ晴れとした気持ちのよさ。ほんと、いいエピソードでありました。

『午前0時のおねだりごはん』

牛喰の前に現れたチャラそうな男。見た目はどこか米沢に似て、話を聞けば聞くほどに米沢の関係者っぽい。いや、牛喰は速攻で拒否っちゃってましたけどね。

米沢に、不審な人物が探してたと話したら、どうもそれ兄らしい。誕生日のメールのやりとりで、ミスしてしまった米沢。それを兄も気にしてるんじゃないかという話なんですね。

ということで、今回のおねだりはちょっと異色です。帰宅時、再会した米沢兄を店に招待。米沢に出す予定の料理、試作品を兄に振る舞って、そして兄の話を聞くんですね。米沢は決して嫌っていないですよって。米沢兄も牛喰にいろいろと聞いてきて、どんな関係なの? とかね、ほんと牛喰がどれだけ米沢のことが好きかまるで隠せてなくて、とてもチャーミングなやりとりになっていました。

兄の妹に対する負い目とかね、そうか、こういう感情もあるんですね。それで妹を大切にしたいと思ってる、そんな気持ちも感じとれるから、兄妹一緒の食事、うまくいったらいいですね。

2020年6月7日日曜日

『まんがタウン』2020年7月号

 『まんがタウン』2020年7月号、一昨日の続きです。

『部長と2LDK』

部長、すっかり菜々に懐いちゃいましたね。これまでまったく参加してこなかった飲み会に、菜々が誘えば行くと答えて、この変わりようよ! 部長にとって菜々との同居は、大いに刺激? 知らなかったこと、もの、自分に出会える、そんな機会が目白押しになっていますね。

しかし飲み会に他部署の人間がいるなんて聞いてない! あの、男子どもを見て狼狽する部長が面白い。上座を勧められても、頑として拒否、菜々の隣を死守。苦手意識というか、自分が場違いみたいに感じちゃうんですね。

そんな部長の今回の発見。菜々は酒が飲めます! あまりの驚きに同居をバラしそうになるし! さらにはビール口にして、苦手なのか! でも無理して飲む! って、無茶しちゃ駄目だ。そしてここからの顛末。菜々が席を離れちゃって置いていかれた部長、コミュニケーション苦手を誤魔化すために沢山飲んだものだからすっかりできあがっちゃって、営業男子にもりもり野菜を食べさせるわ、菜々にしこたま甘えるわと、こんな姿、本当なら絶対に見せたくないよね!

でも締める時にはしっかり締める。若手のトラブルに割って入り、事を大きくさせず収束させる。ええ、やっぱりかっこいい人。それだけに菜々に甘えちゃうところね、可愛くなりすぎて、すごいですよね。でもって、またまた菜々との関係をバラしそうになる。というか、なんでそんな意味深な発言しちゃったの!? 社内で噂になるよ!? 公認カップルになるよ? いいの? 私はそれで一向にかまいません!

『袖振り合えば、君との縁』

着付け教室でであった女子高生と呉服屋さんにいくことになりました。これをデートと思っちゃう宇田川さん。感性がおっさんじみてきちゃってますよ!? しかも経済パワーで云々って、おっさんじみてますよ!?

けど、呉服屋でのこと、なんでも買ってくれそうな宇田川に、やめてくださいと釘を刺す若狭まゆこ。うん、ちゃんとした子でよかった。そしてここで判明する、まゆこのコンプレックス。ああ、センスがないのですか! 着物と帯の組み合わせ、まゆこの選んだのはどうにも残念感が出てしまって、ここのくだり、ちゃんとまゆこのセンスと宇田川の見立て、そこで差を見せてくれたのはさすが。宇田川はデザインの仕事してるってこともあるんでしょうね、まゆこにもすごいと思わせるコーディネートしてみせて、ああ、これからの交流で、まゆこもいろいろ知って、学んで、育って、苦手も克服していく、そんなことにもなったりするのでしょうか。ええ、今回の宇田川とまゆこの距離の変化もとてもよかった。段々に知り合っていく、その段階が見えるの、なんかいいんですね。

『立ち呑み布袋でもう一杯』

ああ、コロナ下の社会の一スケッチだ。世は空前の自粛ムード。きっと布袋も休みだろう、と思ったら開いてる。なるほど、テイクアウトで営業してるんですな。と思ったら、竜泉寺が飲んでる! このわりかし緩い感じは好きですよ。

皆でオンライン飲み会をすることになりました。その描写、実に面白かったです。部屋着はどうも恥ずかしい。というので部屋でもジャケットに帽子を着用したり、店長なんかは化粧にアクセサリーまで装備! でも、隠したくても漏れ出る生活の色。雑然とした部屋だったり、乱入してくる家族だったり。竜泉寺なんかは卒なく隠すんだけど、慣れてない人間こそ、あまり知られたくない家での自分がにじんじゃう。店長のママ呼びとかね。これ、白瀬にとっては嬉しかったりした事実なんでしょうか。

しかしなにがあれって舘さんですよ。まさかの萌えキャラアバター装備! ボイチェンありときたもんだ。普段、なになさっとるの? その見事な化けっぷり。ほんとすさまじい飛び道具っぷり。読者は、白瀬たちも一緒か、舘アバターの中身知ってるわけですからね! もうすさまじいギャップ。どえらいおかしさでした。

2020年6月6日土曜日

『まんがタイム』2020年7月号

 『まんがタイム』2020年7月号、発売されてます。表紙は『おとぼけ部長代理』。テーマはバンド? 演奏ですね。部長代理はフライングVっぽいギターを手に、60年70年代風のファッションでありますよ。『六畳一間の憑き物石』こいしはというと、ショルキー装備。うん、よく似合ってて可愛いです。『花丸町の花むすび』花子は、小振りのドラムセットなんですが、この路上っぽい雰囲気、花子にはベストマッチなんじゃないですか!? 三者三様に、それらしいバンドスタイル。キャラクターも立っていて、いい表紙です。

今月は新規ゲストが1本です。

『幕の内パラダイス』

元・歌舞伎町のホストが劇団員になるという話。ゆくあても頼る誰かもいない九条アキラが見つけた劇団桂川の団員募集。なるほど、ここに身を寄せることになるんだな。と思ったわけだけれど、全然積極的じゃない! むしろ興味はなかったし、面接受ける気もさらさらなかったし、なのに劇団の子に引き込まれちゃうんだ。

この子、桂川徳兵衛が強烈で、面白かったですよ。あの手この手が本当に見事で、こましゃっくれた物言い、ちょっと生意気な印象から、演技力動員しての泣き落とし、すごいな。可愛げのないトクなのに、なんかすごく引きつけるものありました。そして座長の風月。この人のいい加減さ! 名前も聞かず採用。もう、ほぼ無条件で採用しちゃうってところ、いい加減なんだけどさ、そんだけ人手が不足か! そうした事情がじわじわにじんできたところに、トクの口八丁。この子は詐欺師になれるな! ともあれ、キャラクターがよく機能して、面白み引き出していました。

『ローカル女子の遠吠え』

オレオレ詐欺にも動じないりん子の母。これ、わかってておちょくってるのかと思ったら、素か。その強さにビビりたおしました。

でも、これはりん子母が特別なだけで、標準的静岡県民はむしろ振り込め詐欺に騙されやすいのかあ。これ、大阪じゃあんまり効果ないんだよね、とか思いながら読んでたら、関西弁CMとか出てきて、そんなんあったんか! しかも効果的!? いや、面白かったですよ。

ちなみに大阪は、金払えって詐欺には強いけど、儲け話ありまっせというタイプの詐欺には弱かったそうです。

今回の話、詐欺や詐欺的商売扱って、それがまた面白かったんですけど、その最後にりん子の父の消息! こちら方面でもなんか展開あるのでしょうか。その時に、りん子はどんな反応示すのか。ストレートにいい話にはならんでしょうが、でもなんか期待させられるんですよね。どちらに転んでも間違いなく面白い。そんな信頼があるんですね。

『軍神ちゃんとよばないで』

ついに謙信唐沢山城に入城! いやもう、供の弥太郎の導きのせいなんですが、馬に当たった流れ矢から入城までの流れ。この漫画では女性に描かれる謙信の、その正体が知られていないことによるアドバンテージが見事に発揮されていましたね。あの、単騎敵陣を駆ける謙信の長い髪がなびくところなどは素直にかっこいい! いや、馬の尻に刺さってる矢がおかしいんですけどさ、まあ、戦場にあればそんなこともあるよね? むしろ事情を知らない者からすれば、矢を射かけられながらも切り抜け、突破してきたんだってなるよなあ。

この誤解が事態を変えてしまうというの、今回もほんと面白かったです。というか、狼煙のくだりなど、ちょっと感動的でもあったよなあ!

いや、虎千代は馬に、弥太郎に連れてこられただけなんだけどさ。

『ハニトラなんか怖くない!』

ほんと、当初の面白さからまた違う面白さにシフトしてきて、実にいい感じ。いろいろ助けてくれた山田さん。それもこれも幼馴染みだったからかあ。そっち方面で安心してる綾小路ですけど、ふつうじゃねえよー!? 渾身のつっこみがはいったところ、めちゃくちゃおかしかった。そら、こんな幼馴染みおらん。で、綾小路が辿り着いた結論が、ハニトラならぬ幼馴染みトラップ。って、なんやねんそれ! さらに部長が勘違いから拍車をかける! 最高だと思います。

綾小路の、いろいろに勘違い、思い違いしていくところ。山田さんのこと幼馴染み詐欺とか思っちゃうのね、どんなやねん! って思うけど、山田さんのことを自分がどう思っているのか。その結論がね、警戒してるのかってね、いやいや、いやいや、山田さんがかわいそう! ってなっちゃうくらいに朴念仁。でも、もうちょっとで気づくんじゃないかなあ、みたいにも思われてね、だってさ、山田さんのこと可愛いとか思っちゃってるわけでしょう? 観察力あってかわいくて、仕事もできてかわいい幼馴染み。って、なんで今、かわいいって二回いった? みたいなとこですよ! ほんと、綾小路、悪いやつじゃない、むしろいいやつ、けど残念! ってこのキャラクター。最高だと思います。

そうそう、今回も山田さん、べらぼうに可愛かったです。うん、綾小路、果報者です。

『茨城ってどこにあるんですか?』

森戸の意外な才能! タウン誌恒例の思い付き企画。部長が関東擬人化漫画をやろうっていいだして、でも誰が描くの? 多恵? 絵が上手かったじゃないかっていわれて、でも描いてみたのが7歳の才能をそのまま保存しましたって感じなの! 一瞬で場が冷めたの、その切り替えのはやさ、実によかったです。

森戸が描けるんですね。さらっと描いてみせた茨城ちゃん(仮)。いいじゃん! 可愛いじゃん! そこからの、茨城のイメージをキャラに盛っていくところ。茨城の、栃木のってそのイメージ出しあっていく時にマウント合戦になるのな! うん、ドヤ顔森戸が素晴しい! ちょっと日頃見せない表情ですよね。

かくしてできあがった茨城キャラ、茨城めろんちゃん。めちゃくちゃ可愛いじゃん! と思ったら、栃木いちごちゃんもかなりのもので、いいよ、いいよ、タイムで連載しよう。そして群馬で落ちがついてくる感じ。温泉や尾瀬からイメージしはじめて、凛々しい美少女キャラができたと思ったら、達磨で一気にイロモノ化? いや、いやいや可愛いよ。めちゃくちゃ可愛い。うん、タイム連載でしよう。単行本が出たら買いますよ。

2020年6月5日金曜日

『まんがタウン』2020年7月号

 『まんがタウン』2020年7月号、発売されました。表紙は『部長と2LDK』。部長と菜々と、ふたり一緒に買い物帰りにアイスを食べてるその様子がね、いやもう可愛くって素晴しいってんですよ。ちょっと子供っぽい菜々の笑顔。なんかね、ツンとすましてる部長、ふたりともにいい表情してて、菜々がね部長のこと見てるでしょう? なんかな、その視線の向かい方もなんか気持ちをくすぐってくれるんですよ。スペシャルゲスト『勇者様!?こ…これってそういう意味ですか?!♥』、新連載の『SUPER SHIRO』の告知カットもございます。

今月は新連載が1本、新規ゲストが1本です。

『勇者様!?こ…これってそういう意味ですか?!♥』

ドラクエタイプのRPG世界での恋愛もの? RPGでよくあるシチュエーションでも、それを恋愛がらみで捉えるとこんなにも意味深に!? みたいな漫画です。

主人公は女僧侶。恋愛ものの漫画が好きで、修道院を出、冒険者としての道を選んだのは、恋愛に憧れてではない、そう釘を刺しながらも、どうしても恋愛方面に物事を捉えがち。ヒーラーとしての能力で勇者のパーティーに加わったのだけど、それを私に一目惚れ!? みたいに考えちゃうの。それから防具の購入で、よくRPGだとやるじゃないですか、一人の装備をステップアップして、それをお下がりさせていくやつ。それを具体的にやるとこんなにもナンセンスなやり取りになるというのか! みたいな展開。ちょっとお色気方面にも頑張ってみせて、恋愛方面はというと進むのか進まないのか、いろいろ思わせぶりな勇者の言動も悪いんですけどさ! 僧侶のソーニャの一人相撲のままでいくのかいかないのか、そのあたりも気になるところ。面白さの振り幅、大きくなりそうなのがいい感じです。

『新婚のいろはさん』

いろはさん、負傷! 指先を切ってしまったというのですけど、それで始がパニックになっちゃってね、いやあ、心配性! といいたいけれど、それだけいろはのことが大切なんだろうなあ。ちょっと騒ぎすぎにも思うけど、これくらいがちょうどいいのかも知れません。

その始ですが、なにが素晴しいって、夕飯は僕が作ります! ですよ。指に傷があると家事がやりにくい。それで始ができることはやっちゃうって、その心意気が嬉しいじゃありませんか。さらに加えて、指が痛いいろはでも食べやすいメニューを考えてくれて、しかもそれ、結構おいしそうなのな! またデリバリーを頼む際も、ちょっとでも面白くなるようにって工夫をしてくれる。この人、ほんとにいいパートナーだと思う。ピンチでも、それを楽しみに変えてくれる。そんな強さがありますよね。

実際、今回のいろはの家事休業。それをちょっとしたイベントにしてしまってるの、すごく楽しい、眩しいエピソードでありましたよ。マイナスのできごとがあっても、問題のすりかえでプラス面を押し出していこうという姿勢。これはおおいに学ぶべきものだと思いましたよ。

『平日休みの堀出さん』

この、なにをやるにも全力。事前準備もおこたりなくみたいなふたりなのに、まさかの現金不足! そんなに高くない動物園の入園料も払えないときた。ここで夫が打ち出す起死回生の策。まさかの博打か! 競馬場にいって入園料を稼ぐぜ! って、いやいや、それ素寒貧になるフラグ立ってない!?

立ってました。

競馬場で、慣れない競馬にぐるぐる頭をめぐらすも、結局は迷走してしまうというの、このふたりらしいんだけど、笑いにおける苦笑の割合が多くなっちゃってましたよ。しかも、金を稼ぐ! という気持ちでやってた時は見事に外し続けたのに、もう軍資金がないとなったら冷静な目が戻ってきた? なんか勝馬に注目しちゃってたりして、いやあ、このものを見る余裕があったら結果違ってたよね! ほんと、おかしかったし、物事というのは結局こういうものなのかもなあみたいにも思わされて、いやもう深い。

そしてしまいには競馬場にきてる人の観察にまでなっちゃってという、このちょっとやっぱりシニカルな視線。そしてなんだか素寒貧同士で仲良くなっちゃうってラスト。おお、ここでまさか友達23人の伏線が生きてくるとか! 見事にやられました。さすがの展開でしたよ。

『私たち同じ人を好きになりました』

めちゃくちゃ面白いですよ。あっちゃんとみっちゃんの会合。絶望に暮れるみっちゃん、いったいなにがあったというのか! ああー、チケット取れなかったんですね……。そうだった、前回あっちゃんはチケット取れたっていってました。

最速の抽選では落ちたけど、まだまだチャンスはあるだろう。そう思ってるみっちゃんは、前向きなのかあるいはチケット取りを甘く見ているのか。ああ、後者っぽいなあ。プレアミアム先行の申し込みはもう終わってるってあっちゃんから指摘されてはじめて気がつく。で、ここからの入手チャンス、あっちゃんは次々と列挙できるの、ああ、やっぱり熱心な人はこれくらい把握しておくんだなあ。みっちゃんよろしく、自分も感心しましたよ。

今回、いろいろとチャンスを逃していくみっちゃんのこと見てられなくて、一般販売、自分も手伝おうかと提案するあっちゃん。これを断わるみっちゃんだけど、そうか、これはみっちゃんなりの人生経験あってのものなのかも知れないなあ。甘えてもいいのかも知れないけれど、その甘えのために友情が壊れる可能性だってなくはない。その負の可能性を、職場の先輩、広瀬さんから教えられて、ええ、友情って難しい。貸し借りでこじれたりするじゃないですか。チケットでも同じなんでしょう。そうか、みっちゃんはそれだけあっちゃんとの友情、大切にしているんだなあ。

と、その丁寧なつきあい方をさ、篠田にも発揮してあげてください! いや、ほんと、秘書課の大混乱の理由、小峰ケンさんのチケット取りってバレたらあっちゃん唖然としますよ! でもこのわがままのおかげでどうにかチケット取れましたね。ふたりが一緒に観劇するの、これ、どんなことになるのか楽しみです。

2020年6月4日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号、先日の続きです。

『あやしびと』

核心に踏み込んできた感ありますよ。アヤの夢に現れたもうひとりのアヤ。これって夢の妖人? 夢魔とかあるいはドッペルゲンガーみたいななにかなのかな? そんなこと思ってたらまるで違いました。そうか、アヤ、悲しいことを知ってしまった。校長、サトリに相談しにいくアヤ。アヤを心配してこっそりついてきたカバネにサカサ。真摯な友人ふたりの言葉に、これまでずっと秘密にしてきたこと、自分の正体について明かすアヤの決意、それが重くて、また同時につらさにじませました。

アヤが人間の世界からきたということ。つまり人間、といいたいけれどそうではないことにもうアヤ自身が気づいている。そうと知りながら無意識にその事実を避けてきた。もうすでに人としての自分は死んでしまっていること。ずっと妖人の世界にまぎれこんでしまった人間と思っていた自分が、実は正真正銘の妖人、死霊の妖人だったんだという事実に直面して、ああまさかこんな展開があろうとは思いもしていませんでした。

この事実の発覚は、アヤが妖人の世界に根をおろして、いずれ去る人間アヤではなく、友人たちとともに過ごし、ここに生きていく、そんな妖人アヤとしての物語にシフトしていくということなのでしょうか。少なくとも今は、傷ついているアヤ、この子のことが心配ですよ。

『精霊さまの難儀な日常』

寒さで、いろいろダメになってる灯里! まともに言葉も出ない、というのにちゃんとサラとは意思疎通できていて、これはふたりの夫婦にも似た絆!? と思ったら、ああー、サラが慣れただけなのか。

寒い季節にはサラの炎の能力、大活躍ですね。部屋を暖め、そして灯里が作る食事、鍋! 最初、土鍋をかじるなんて! と間違った理解してたサラだけど、この時点ではまさかサラが本当に鍋を焼くことになるとは思いもしてませんでした。

大食のすみの。ルカがめちゃくちゃ警戒してるのが本当におかしい。しかも、すみのが全部食べちゃうの防ぐために、ノムとサラふたりで巨大鍋製作ですよ。でも、これ、芋煮会でもやるん!? ってレベルのサイズなんですけど、まさかこの巨大鍋いっぱいの寄せ鍋をあらかたたいらげてしまうとか、すみの、この人もちょっとした超人なのでは!? ほんとおかしかった。冷めるの待ちでほとんど食べられなかったルカがちょっとかわいそう。というか、5分しかもたないのか。胃袋ブラックホールだな。

今回の、皆で一緒に寄せ鍋を作る様子、サラが火加減担当だったりね、それがあんまりにも楽しそうで、だからそれだけにフェニックスの確認したという試練の兆候、ノムがルカに海までつきあって欲しいといった理由、そして弱まっているサラの力、それらがどれも不穏に感じられましてね、ええ、サラたちの修行、それが終わりに近づいているのかも知れませんね。ということは、対となった人間から奪われる大事なもの、それが明らかになる時も目前であるのかも知れませんね。

2020年6月3日水曜日

『まんがホーム』2020年7月号

 『まんがホーム』2020年7月号、昨日の続きです。

『恋はリベンジのあとで』

ついに石田が上司を連れてくる。というので、ナーバスになってる泉、と思いきや、なんかそんな感じはしないなあ。やる気がないわけではない、石田経由でリサーチしようともしてるわけだけど、肝心の石田がダメやんか。まるで人となりもわからない状態で接待しないといけない。という逆境、と思いきや、泉はわりとなんとなく乗り越えちゃってますね。

花卉園にやってきた専務ですよ。もう見事に生き生きして、ノリノリで、長靴も持参! 見るからにウキウキしてる様子は見ていてなんか楽しくなってきます。でもって石田、なんかかんばしくないというか、やることなすこと専務の不興を買う? なんかあんま響かない感じで、対して泉はというと、なんでか専務と妙に気があって……?

これ、石田がいうように和気あいあいと思っていいのか、あるいはただ単純に、今回お世話になってる先の身内なわけでしょう? お愛想、社交辞令みたいなものなんじゃないの? ともあれ、泉の印象は悪くなさそうというの、これはいいんじゃないでしょうか。というか、この状況をネガティブに捕える石田、なんか難儀な人ですなあ。

『歌詠みもみじ』

生徒会長、妙にやる気でありますが、なぜ生徒会の実績としてクイズ大会主催なんて発想が!? いやまあ、面白そうだからいいんですけれど。そして商品の学食割引券につられるまりなにもみじ。さすが! まりなってお嬢なのに、こういうところ俗っぽいですよね。

クイズの予行練習の模様。これのなにがいいって、素人の出題といったらいいんでしょうか、バランスが悪いのがなんだかリアルで好ましく思えたんですね。なんせ主催が委員長。自分の好きなアニメ系に出題が偏って、予行練習に参加した面々、誰も答えられないっていうんですね。でも、これ、全校向けのクイズだから、これ系に強いやつは張り切るよな! みたいに思ったけど、不公平感が出たらそれはそれでやっぱりあかんか。

クイズの回答者が個性的なのもいい感じで、もみじ、クイズも五七五で答えるのか。というか、早押しでフリップ回答というのも自由すぎておかしい。そしてしまいには、クイズの出題、全部内容覚えて、決まり字で答えがわかるまでのレベルに到達するのが出てくるのね。これ、すごいけどさ、反則! かるたじゃないんだから!

でも、委員長が大会出られるわけないでしょっていうところ、この迷走ぎみの頑張りがふいになるところね、こういうところはバランスよくって、ほんと面白かったです。それと司会者委員長、ジャケットに蝶ネクタイ、可愛くてよかったです。

『うちの秘書さま』

ついに山田の恋、むくわれるのでしょうか!? なんのかんの理由をつけて遊びにくる山田。でも、はじめはあくまでも口実。本命は田中さんだっていうんですが、仕事してる姿に目を引かれるのはいいとして、俺もブロワーで吹き飛ばされたいって、どんどん変態になっていくわけですよ。こんなにおかしかったっけ、山田くん!? と思うけど、これくらい暴走しちゃってる方が面白いので、もっともっと突っ走っていただきたい所存です。

山田のこと応援する七瀬なんですが、これ、応援する声がはじめにも響くのが面白い。ええ、七瀬は全然そんな気がないのに気だけもたせるというの、残酷なのか、あるいはいつかむくわれる日がくるのか。うーん、あんまり期待できない気がする。

そして、山田に引き合わされる田中さん。すごいな、危機を察知するんだ。でもって、山田のアタックに逃げ出すんですけど、窓を守ってたメイドさん、すっとばされてるし! いやもう面白い。おかしい。そう思ってたら、ああ、山田のこと、苦手なのはちょっと意識しちゃうからなのですかい!? ええ、ちょっと進展? 少なくとも山田、はじめよりも先に進んだ感がありますね。

2020年6月2日火曜日

『まんがホーム』2020年7月号

 『まんがホーム』2020年7月号、発売されました。表紙は『らいか『デイス』、らいかがお家でストレッチ? なにかに挑戦っていうのが表紙のテーマみたいですね。落ち着いた色調、髪をタオルでまとめてストレッチするらいかが、いつになく大人びて見えて、ええ、この子もいつの間にかすっかりお姉さんになったってわけですよ。他に、工作にいそしむ『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻があって、花輪? リース? づくりに苦戦している『恋はリベンジのあとで』泉、そしてボンちゃんと一緒にキャットフードカタログを見る『キャバ嬢とヒモ猫』詩織のカットがございます。

今月は新規ゲストが2本です。

『ラブアマ』

恋愛アマチュア、それでラブアマだそうです。小さな会社で働く柴田夏帆。仕事にやり甲斐なし? 私生活にも潤いなし? それでたまたま届いた恋愛講座の案内に興味を示したというのですね。

講座に参加してみれば、そこにはなんと社長もいて、若い社長。実家に帰るたびに結婚のプレッシャーに襲われる。その重圧から逃れるべく恋愛講座に参加してみたというのです。

この社長、どこか感情に乏しく感じられるところがあって、あと、普通そのあたりは口にしない方が? みたいなこともぽんぽんしゃべっちゃう。よくいえば裏表がない? 下心もなんかなさそう? そんな社長と一緒に恋愛講座を、しかも受講料をケチって、社長と夏帆とペアになって、講座半分ずつ受けよう。そんなことになったというのですね。

講座で学び、さらに男女ペア、実地で学ぶこともあるだろう。しかし社長は夏帆にはまるで恋愛的なもの感じないらしく。これ、好都合? ともあれ、なんかデコボコな恋愛初心者ペアでの恋愛レッスン。はたしてこれうまくいくのか。不安心配の方が先にたつ、そんなはじまりでありますね。

『天下分け目の小早川くん』

お、歴史ものかな? と思ったら、あれ? 歴史をベースに小学校でのパワーバランスものをやるのですか。主人公、小早川ひであき、6歳が入学した小学校は、保育園派閥にもとづく2勢力が拮抗する油断ならない場。東山保育園組トップは徳川いえやすくん。西の森保育園組トップは石田みつなりくん。うーん、これ、東山閥が優勢じゃない? というのは歴史の東軍西軍の行方を知るからこその反応ですけれど、これ、子供たちの性格もろもろに武将のそれを反映してるだけで、歴史のまま石田みつなりが敗北すると決まっちゃあいないもんな。どうなるかは、まだわからんわからん。

東山と西の森、それぞれの勢力を伸ばすべく、どちらにも属さない小早川の争奪がはじまる? 最初は、とりあえずの頭数で引き入れようくらいの感じだったのが、クラス委員を決めていったその先、最後の最後、クラス代表、学級長の投票で拮抗。勝敗のゆくえは小早川ひであきの投票に委ねられて……。

ほんと、これ、小早川くん、気の毒ですよ。どちらについても角が立つ。ああ、これが派閥というものか。しかし小早川争奪。どんな争いになるというんでしょう。ここはあまり小早川くんがふりまわされない方向で……、と思うけど、まあそれは無理な相談ですよね。

『孔明のヨメ。』

劉備と曹仁の激突! と思いきや、直接的な戦闘はほぼ起きず、劉備陣営の損耗はほぼ皆無。搦め手にやられた曹仁の軍は火攻めにあったり水攻め受けたりで大変なことに。この戦いの過程に実感持てずにいる張飛と関羽の戸惑いと、あれよあれよと孔明の策が当たっていったことに驚きを隠せずにいる趙雲。この戦いで、これまで経験のしたことのない勝ち方。戦略で勝つということを強く意識することになるっていうのですね。

その時々の会戦も、ただその戦だけの勝ち負けにとらわれるのではなく、続く戦、先の展望にまで意識をめぐらせていく。そうした長期的に物事を考えていくということ、それに劉備も感心し、さらにはこれまで欲して得られなかったものをついに手にした、そんな気持ちになっているとさえいうのですね。

そんな劉備の気配りも光った今回。敵方に犠牲を出したことを苦に病む孔明に、それは主君の役目だ、孔明のせいじゃない、そういってくれる劉備もあらば、ともにつらいことを背負おうといってくれる妻、月英。こうした人の情のあたたかみ。戦のなんのとつらいこと、悲しいことの多い時代に、そうした人のつながり、一緒に荷を負うてくれる人の存在が孔明を支えてくれるのだとしたら、これはひとつのしあわせの情景であるなと、そんなこと思わせてくれるエピソードでありました。

天国のススメ!

太一が見つけた目玉のついてる四ツ葉。ヤバいもの見つけたと思いながらも触れてしまった太一が、心の奥底覗かれてさっそくヒミツを暴かれてしまうという、とんでもないスタートですよ。ほんと、これ、なんなんだ。こんなの、そこらへんにゴロゴロしとるとか、危なっかしくてしゃあないぞ。

この、人の心を読む怪奇植物。普通の感性だと怖い、ヤバいとなるはずが、草間に十子ときたら、えらいこと喜んでしまってる! しかも躊躇なく触れてしまって、ああ、やべえ、心を読まれてしまったぞ! ヒミツを楯にいろいろいうこと聞かされてしまうぞ! と思ったら、草間も十子もヒミツなんてまるでなく、むしろ自分からどんどんバラしていくってんだからたまらない。というか、これ、以前からオープンだったよね。ほんと、四ツ葉の妖怪が気の毒になるレベルでした。

罰を受けて四ツ葉にされてしまったというこの妖怪。でも、太一の言い聞かせる言葉に触れて、そして自分の置かれた境涯を振り返って、そしてついには許されてという、そのラストにはほっとさせられました。というか、風の精霊だったんですね。精霊かどうかはわからんけど。ともあれこうして許されて、その気持ちも新たに素直に真っ直ぐとして、その変化、その変わりようは伸び伸びと気持ちよさ感じさせてくれるものでした。

2020年6月1日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年7月号、一昨日の続きです。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

抱き枕のねね。この子、自律行動できるんだ! 幻なのかなんなのか、授業中のしずねに介入。でも、本体は自室で寝てたみたいだから、これ、やっぱりしずねのイメージ。うとうとと精神が眠りに落ちそうになった瞬間に見た夢みたいなものだったのかも知れませんね。

と思ったら、今度はねねさん、お着替えですか! 着替えられるんだ! しかも、そのひつじ耳、飾りみたいなもの!? 予想外の展開が次々と押し寄せて、しかしこの子、実家? 抱き枕のねねを買ってきたお店にしずねと一緒にいくというのだから、ほんと、なんだか自由で面白いなあ。だってさ、ねねが外を出歩けるとか思いもしないもの。

しかしお出かけ着のねね、めちゃくちゃ可愛いですね。活発なねね、おとなしめのしずねと、このバランスがまたいい。しずねがねねに着せた服もね、しずね、自分が着るにはちょっと派手みたいなこと思ったりしてたのかな? しずねの服のチョイス、それだけでもなにかうがかえるところ、いいなって思いました。

店に向かう途中でも、しずねがクラスの子たちを見かけて隠れようとしたりね、ただ内気というだけではないのかな? そして体力切れるねね! 君、疲れやすいのか! 体力ないなあ! ってしずねの言葉が、心底驚いてるの感じさせて、これも面白かったです。

お店でのことも面白かった。うさぎのぬいぐるみに焼きもち焼くねね! ほんと、いろいろキュートでチャーミングな連載開始の第一回。これは今後が期待される内容でしたよ。

『魔王の娘からは逃れられない』

今回、人形の話なんですね。人形の品評会がある。それ聞いてショーコも自分のお気に入りを持ってくるんですけど、なんせここは魔界ですからね、ただでは済まない。ルルのショーコに渡そうとした手作りの人形も、いろいろ怪しい。どう見ても負のオーラ放ってるよね!? 品評会っていうのも、人形の出来不出来じゃなくて、呪いの力とかそういうの評価するんですよね? 

品評会当日の様子がですね、当初こそ出来の良し悪しを見るみたいだったのに、途中から一気に不穏に! 動き出す人形! 中に魂が入ってて、動くし、魔力をねだるしで、ほんと尋常でない。そんな中、ショーコが持ち込んだデフォルメされたフィギュア。これ、どんな反応が得られるんだろう!? と思ったら、地味に評価されてるのがおかしい。見せて見せてとギャラリーが集まってくるのはいいんだけど、魔物にベタベタ触られるの嫌だなあって思ってるショーコ! うん、それ、めっちゃわかる!

この品評会に持ち込んだフィギュア。まさかこの子が夜中勝手に動き出すとかね! ルルなのかなあ。あの、カッ! ってなった時に魔力吹き込まれた? それでショーコのカバンに忍び込んできたりとかね、ああ、ショーコ、フィギュアにもしたわれてるんですね。でも夢見が悪くなるのは嫌だなあ!

『かぐらまいまい!』

オリジナルの御神楽を考えることになりました。って、それはいいんだけど、こふくの作った歌、歌詞がね、ぬんぬん、なの。それ、いいの? ぬんぬんでいいの? しかもベイビー神様だよ!? と思ったら、やっぱり却下されました。あのドヤ顔こふくとの落差が面白い。

皆でカラオケにいくことになりました。ひとりひとりに温度差あるのがまた面白い。ミコトのね、なんか妙にローテンションな感じ、これがすごくいい。そしてカラオケボックスにいってからも、またこふくがぬんぬん歌ってるよ! この人の鼻歌、ぬんぬんが標準なのか!? ふんふんと混ざって、ぬふんぬふんとかになってるの、本当におかしい。その後の行動もね、盛り上げに扇子持って舞で参加してみたり、それで美夜にしぶい顔されて、そしたら今度は鈴ですか! めちゃくちゃ面白い。

ひとしきり楽しんだ末に、皆で歌える歌として選んだ校歌。まさかカラオケに校歌が入ってるなんて!? から、これを舞にしてみれば? こうしてちゃんと結果に繋がるとは! ほんと、今回は寄り道みたいな話なんだと思ってたんですよ。それがこうして先に進む一歩になったの、こふくのアイデア、それがよかったってことですね!