2019年9月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年11月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年11月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』。このイラストはチノとお母さんですか。ふたりドレスを着ましてね、これ、ステージ衣装なのか。飛び交う音符、そしてレコード。ふたり、ステージにて歌を披露している。Sing For You、というわけなのですね。OVA発売目前、その内容にそった表紙、ということなんでしょうね。そうかあ、こうしてイラストでもって見せられると、俄然興味が沸くというものですね。

今月は新作ゲストが2本です。

『※この図書は現在迷子の為返却出来ません』。本を読めない図書委員、乙木言葉が図書室にて出会った少女は自称アリス。不思議の国のあの人なんだそうですが、とりあえずは不審者として警察に通報しようとすることは。うん、正しいとは思うけど、まずは学内だから教員に知らせよう。ともあれ、このアリス、ちょっとあの物語中のこましゃくれた少女とは違う感じなんですが、ボクなんていうから、最近はやりの男の娘かと思った。でも、アリスであるのは間違いないっぽい。ただ、この子が戻るべき本は見つからず、なのでいつか本に戻るための手助けをことはに求めたっていうんですね。本が読めないのに、クジで委員を決められたことは。この子の本嫌いをアリスはどう変えようというのか。そのアプローチ、どういう出方をしようというのか、それが興味深いです。

『酔いも甘いも』。酒飲み姉妹の姉が、あんまりに酒を飲みすぎる妹を心配して、禁酒をいいわたす。これ、いずれ禁酒も失敗するんだろうなとか思ってたら、普通に二ヶ月、三ヶ月と飲まずに乗り越えていて、すごいな、これ、思ったよりもろくでなしじゃない。ちゃんと禁酒、いや断酒できるタイプの人たちだ。けど、妹、ついにウイスキー抜きのハイボールとかカルア抜きカルアミルクとか作り始めた時は、あかんかもと思いました。このあたりのやりとり、面白かったですよ。アルコール抜きカクテルや水割りを作るくだりは笑ったし、ビールの売れ残りを見過ごせないみたいなやりとりもおかしくてよかったです。こうしたやりとりの面白さ、バリエーション持って展開されたらきっと強みになると思う。そしてラストの妹の気づいたことからの落ち。いい話風なんだけど見場が悪いよ! あれ、やっぱり身を持ち崩しそうな雰囲気してますよ。

『ぼっち・ざ・ろっく!』。驚きの展開、というか、こんなにはやくギターヒーロー=ぼっち説をバンドの仲間に知らせてくるとは予想してませんでした。例のライターさん。ぼっちがギターヒーローと知らないまま、ただのダイブ失敗少女の取材で結束バンドを追い掛けてきたんだけど、まあ、初対面でぼっちからいろいろ情報引き出せるとは思わない、というか、このバンドとのコミュニケーション、まともにできるとは思えないから、きっとぐだぐだな結果になるんだろうなあ。うん、途中までは予想どおりでしたよ。けど、それがまさかの終盤で、ああ、演奏のクセでそうと勘づいてしまったのか。このライターさん、本当は音楽関係のこと深く掘り下げたいっていってたの、ただそう思ってただけじゃなかったんだな。そうした知って、聞いて、気づけるところに、おちゃらけてるだけじゃないところ実感させられたとともに、ああ、いきなり踏み込んで突き付けてきた、その結果、どうなるのかっていうのが心配になる。まあ、ここからまだ思わぬ展開させてきそうな気もするからなあ。そのつかみどころのないところ、それがこの漫画の強さだものなあ。と、思ったところをまたひっくりかえされそうな気もする。どうなるんでしょうなあ。

『旅する海とアトリエ』。マリア、思い切りましたね。夜を徹して海のために服を作っていたんだ。しかもその服が素敵で、いつも和装の海だけど洋装も似合うよなあ。服を作るということに挫折しようとしていたマリア。けれど海にりえ、ふたりと出会ったことで服を作りたいと思った気持ち、そのおおもとに立ち返ることができたっていうんですね。しかし、海、本当に可愛いな。すねてるりえの向こうで、ワーとかいってるちんまり海とか最高だな。今回、イタリア編、決着ですね。マリアの悩みは解消し、自分の向かうべきものをしっかり見据えることができた。そしてマリアからの提案でりえと海の次の目的地も決定。って、ウィーン!? オーストリア!? 海ないじゃん! とか思ってたら、君ら現地に向かうその時まで気づいてなかったんか。内陸だよ。写真に撮られた海を探す旅のはずが、とんだ迷走だよ! とは思うけど、こうしていきあたりばったりでも、いった土地でなにかしらを見つけて、触れて、楽しみ見出したり、大切ななにかに気づいたりするんでしょう。と思えば、回り道だけど回り道じゃない、そんな旅になりそうに思うんですね。

2019年9月18日水曜日

好きな子がめがねを忘れた

 まずタイトルを見てほしい。好きな! 子が! めがねを! 忘れた! もうなにもいうことない。この漫画が描こうとしていること、その関係性まで見事に全部あらわして、なにも足さない、なにも引かない、素晴しいタイトルだと思う。Twitterのプロモーション、つまるところ出稿されてた広告で、これを含めた数タイトルが試し読み増量のキャンペーンやっていると知らされて、ほーん、まあ読むだけ読んでみるかあ、と迂闊に開いてみたらですよ、ああーん、もう本当に素晴しい。最高じゃん。眼鏡を忘れがちの女の子、三重さんのキャラクター、その愛らしさ、踏み込みの鋭さに完全心うばわれて、うばあ、ものすごい。速攻購入待ったなしでした。

だいたい、タイトルに語られているように、主人公、小村少年は三重さんのことが好きなんです。同じクラスの隣の席の女の子。言動とかちょっと個性的で、そして眼鏡が可愛い。ほぼ一目惚れですよね。そんな気になるあの子がですよ、ある日突然眼鏡を忘れてくる — 。

すごい目つき! けど、それはそれでかわいいって、小村少年、それは惚れた弱味なのかね? それとも好みの幅が広いのかね? ともあれ、おおいに同感させられる感想。この共感性の高い主人公が、好きな子の助けになろうと頑張ったりするところね、それがもういじらしくってたまらないし、そして目が悪くてよく見えない三重さんがですよ、ぐいぐい接近してくる。あまりの近さに穏かでいられない小村くんと、屈託なく距離詰めてくる三重さんのその攻防。距離感のおかしさが小村少年とともに読み手である私も揺さぶる、揺さぶる、もう最高じゃん。

しかも三重さん、小村少年が油断したその間隙をついて、ぐいっとくる。そのあまりの威力ですよ。こちらはもうライフで受ける他ない。がっつんがっつん削られて、完全、満身創痍だわ。立ってるのもやっとだわ。もう三重さんに抗うとか無理無駄難題。エピソードひとつひとつがコンパクト、短めなんだけど、これ、みっちりやられたらもたないかも知れない。それくらいに高威力で畳み掛けてくるんです。

この漫画、三重さん、小村くんが可愛いってのもあるけど、それだけじゃないですよね。眼鏡のあるなしが生死にかかわりそうなくらい目の悪い三重さんが、しょっちゅう眼鏡忘れてくる。

また忘れたの!?

小村くんのつっこみがもう面白いし、さらにまわりがよく見えなくとも頑張る、いや君、眼鏡ない時の方が普段より頑張るきらいがあるよね? ともあれ、無茶する三重さんに過剰ともいえるほどに反応して、つっこみいれる、小村くん筆頭にした周囲の言動も面白い。テンポ感いいよね。ぽんぽんぽんってくるよね。その投げ込んでくる調子のよさに、ほいほい面白がって受けてたら、三重さんの無防備な大打撃がどかんと放り込まれてくるからもう大変で、いやあ、ライフで受ける! 回避不能、致命の一撃ってやつですよ。

三重さんのことが好きで好きで、接近されてドギマギ、ちょっと距離を感じたらもやもやの小村くんのその初々しさ、いたいけさはこの漫画の美点であるといってもいいと思うし、対し思われる側の三重さん、この子にしても小村少年のこと近しく思って、恩を感じて、時によく見られたいと思ったり、意識せぬまま独占欲あらわにしてしまったりと、そうした心の模様、もう放っておけない! そんな見守りたい、見続けたいといった気持ちをかきたててやまんのですよ! ほんと、素晴しいと思う。

素晴しいといえば、2巻の描き下ろし。こいつは必見ですよ。最高ですか? 最高です。ぜひ読もう。

2019年9月17日火曜日

ゼルダの伝説 夢をみる島

 買いました、『ゼルダの伝説 夢をみる島』。プレイしたことのない『ゼルダの伝説』。これがリメイクだということはわかってるんだけど、オリジナルのプラットフォームはなんだったんだろう。まったく知らずにいて、なんと、なるほど、ゲームボーイ。1993年って25年前のタイトルなの! すごいな、そんなに前とか思ってなかった。ネタバレするのはつらいからちょっと詳しく調べるわけにはいかないんだけど、先日クリアしたばかりの『神々のトライフォース』の後日譚にあたる……、ということは私にとってもタイムリー。まったく意図せずプレイしてた『神トラ』だけど、こいつはラッキーだったな……。と、ここで下調べストップですね。せっかく未プレイなんだからネタバレなしで楽しみたい。

なんかね、断片的にはいろいろ知ってるんですよ。マリオシリーズからワンワンが出てきたり、あとカービィもいるとかなんとか。あれ? ワンワンは『神トラ』にもいたよね? マリオとゼルダ、どっちがオリジナルなんだろう。

ともあれ、そうしたシリーズ横断的な要素が散見されるところから見ても、ちょっと特殊なタイトルになるのかな? 外伝的、あるいはお祭り的な雰囲気があったりするのかな? みたいに思っていたから、『神トラ』の後日譚という情報にびっくり。つまり予測がおおいに外れてる? ほんと、まったく油断できないなあ。

『ゼルダの伝説』はゆるく各タイトルに関連性が持たされているものの、タイトルごとに時代が別、なんか話にきくところでは、一直線の時系列に配置されるのではなくて、ひとつのタイトルから分岐して派生する並列世界的な構成になっているとかなんとかかんとか。なんか、こういう設定を掘るのは面白いけど、ちょっと下世話な気もするし、直接的に続編とうたわれてるもの以外を、こうやって繋いでしまうの、無理矢理みたいにも思うしで、いろいろとちょっと複雑な気持ちでもある。だったらたとえば最新作の『BotW』の位置付けとかどうなるの? シリーズ続くほどにわけわからなくなるし、そもそもガノンの概念から違うみたいになっとるからなあ。

なんて、思ったりもする。

さて、問題は3日後の『夢をみる島』。これ、島に入ると出られなくなる、はたしてリンクは脱出できるのか? みたいな導入であることは理解してるんですが、はたしてタイトルをどのように解釈したらいいのか。島民に夢をみさせる島なのか、あるいは島自体が夢をみているのか。

このあたり、ゲームを進めていくとおそらくはわかってくるのだろう。今は謎としながら、暗中模索するように進めていけたらいいなって思っています。

2019年9月16日月曜日

リングフィット アドベンチャー

 先日、唐突にその正体が明かされて、一部で話題沸騰中のソフト。それがリングフィット アドベンチャー! 不思議な輪っかを手にして、なにやら怪しげな動きをさせる、そんなゲーム。移動はもも上げのランニング動作でもって操作、敵への攻撃もフィットネス運動でもってパワーチャージ。これ見た時は、ほうらストレッチパワーが溜まってきただろう? のストレッチマンを思い出しました。しかし、こんなゲーム、一体どんなメーカーが発想したの? と思ったら、なんとまあ任天堂。そうだ、そうだった、任天堂、こういうの好きだった。不思議周辺機器大好きメーカーだった。

まあ詳しくは公式のトレーラーを見てください。

Nintendo Switchで楽しくエクササイズ、ということで『Fit Boxing』を以前紹介していたわけですが、つまり『リングフィット アドベンチャー』も『Fit Boxing』と同じカテゴリーに属するゲームってわけですね。

なのでといっていいものか、Fit Boxerのあいだでわりと動画が閲覧されていて、『Fit Boxing』では鍛えづらい部分にリーチできるのではという期待が寄せられていたり、また長く続けてマンネリになりつつある自宅トレーニングに新しい刺激を取り入れられるかも! みたいなワクワク感を感じている人がいたりと、結構注目を集めているみたいなのです。実際に買うかどうかまでは保留していても、ちょっと気になる存在、みたいな感じでしょうか。私にしてもそんな感じで、買おうかな、どうしようかな、『Fit Boxing』に加えてこれもやるとなると大変すぎるぞ、みたいに、ちょっとした悩みになっています。

これね、自分以外にもやる人が、誰かひとりでもいたら即購入決定なんですけど、うちでは据置き機でゲームするの自分だけなので、こういう時にちと困る。体験版とかあったらなあ、みたいに思っても、特殊コントローラー使うこのゲームだと無理でしょう。そう考えると、『Fit Boxing』で体験版を可能にしたJoy-Con、その可能性を実感させられますね。ええ、Joy-Conみたいな特殊コントローラーが標準装備であるSwitchのすごさといいかえてもいいかと思います。

2019年9月15日日曜日

『まんがタイムきらら』2019年10月号

『まんがタイムきらら』2019年10月号、先日の続き、My Private D☆Vの感想です。

My Private D☆V、『先パイがお呼びです!』のむっしゅです。D☆Vポイントは、つり目のおんなのこ! わーお、意外! だって『先パイがお呼びです!』のメインどころ、きなこ先輩もマヨちゃんも、つり目のおんなのこって感じじゃないじゃないですか! と、ここまで書いて気がついた! きなこ先輩、つり目だーっ! なんだかほんわかした印象が強いから、つり目っての頭から抜けてた。なんか優しく見守る優しいお姉さんみたいに思ってたけど、確かにつり目だーっ! あかんなあ、勝手に脳内に築きあげたイメージにひっぱられてる。

さて、つり目のおんなのこ。他にもポイントあるようで、せなかのまるみ、うすいおなか、にのうでと注記があって、なるほど、全体にすらりとしたスタイル。これ、『先パイがお呼びです!』のキャラクターに感じる印象、なんかさらりとしてきれいな感じ、これら要所要所が効果を発揮してるからなのかも知れませんね。

MPD☆Vのイラストのおんなのこは、きなこ先輩よりももっともっとクールな印象。佐藤先輩とはまた違った系のクール。いや佐藤先輩、クールじゃないか。クールなのはむしろ塩ちゃんか。ともあれ、こうして印象の違う女性像、そのバリエーションの幅に魅了されます。

2019年9月14日土曜日

ゼルダの伝説 神々のトライフォース

 Nintendo Switch Online特典のスーパーファミコン。スーパーファミコンを持ってなかった自分にはとてもありがたいサービスで、なんせ遊んだことのないソフトでいっぱいだ! いや、ファミコンの時点で遊んだことないのだらけではあるんですけどね。さて、最初はそんなにちゃんと遊ぶつもりはなかったのですよ。だって『スマブラ』とかもやりたいし、こないだピンボールも買ったとこだしさ、でもちょっと遊んでみたらとまらなくなってしまった。なぜゼルダなのかっていうのも、なんとなく知ってるタイトルで、アクション要素おさえめだったからってだけ。そんなに遊びたかったわけでもないのに、はじめたらはまってしまった。ゼルダ、おそるべしです。

私のゼルダ遍歴は、第1作『ゼルダの伝説』にはじまり『リンクの冒険』、それからずいぶん間があいて『ゼルダの伝説 時のオカリナ 3D』。そして最新作『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』にいたります。神トラ、まったくの初見なんですよね。前知識、まったくなし。続編の2があったのも、この記事書くために検索してはじめて知ったレベル。あの壁画リンクが神トラ2と今日はじめて知ったレベル。

そんな人間が遊んでみて、いやもうこれが本当に面白い。

だって昔のゲームですよ? ワールドマップだって小さいし、町だってひとつしかないし、けど最初はせまいなあと思ったマップが、ゲームを進めていくと充分に豊かであると気づかされるんですよ。これは工夫もあると思います。ダンジョンを攻略しアイテムを入手することで使えるようになるアクションが増える。増えたアクションを使うことで、すでに通り過ぎた場所に隠されていたルートが、アイテムが利用可能、入手可能となる。いったりきたりするうちに増えていく知識、発見が、この世界をどんどん魅力的なものに変えていく。まだクリアできてないんですけどね、胸にせまるようなイベント、ありましたもの。昔のゲームだからって、全然色褪せてない。

そしてこの感触、これがゼルダっていうゲームの根幹になってるんだなって実感させられたのでした。遊ぶほどに、『ブレス オブ ザ ワイルド』でも感じたのと同じ思いがわいてきて、インターフェースも操作感もあんなに違うゲームなのに、本当に不思議。でも、これがゼルダなのかも、そんな思いがしたのです。

Switchのファミコン、スーパーファミコンは巻き戻しできるので、失敗してもすぐさま取り戻せる。それも実にありがたい。試行錯誤も楽になる。ちょっとズルですけどね、でももう少ししたら『夢をみる島』が出るじゃない? だからはやくクリアしてしまいたい。

残すはラストダンジョン、だと思うんだけど、あのでかい塔ね、どかんとガノンをやっつけて、『夢をみる島』に気持ちよく移行したいと思います。

2019年9月13日金曜日

Apple Arcade

いよいよはじまりますね。Apple Arcade。月額600円でゲームが遊び放題になるというサービス。音楽とか動画ではポピュラーになったサブスクリプション方式によるサービスですね。開始は9月20日から。もう来週ってわけかあ。こうした定額制サービスはGoogleなんかも予定していて、また調べてみるとPC向け、PlayStationでと、もうすでにいろんなゲームサブスクリプションはあって、そうだ、よく考えてみればNintendo Switch Onlineに加入したら遊べるようになるファミコンやスーパーファミコンタイトル、これもサブスクリプションといえるか。実は期待してるんです。こういうサブスクリプションがゲームジャンルでも普及するの。

なぜかって、ひまつぶしにせよ、しっかりがっつり取り組むにせよ、最近のゲームはガチャってのがつきまとう。とりわけスマートフォンとかで展開するやつがそうで、そのあまりのはびこりようから察するに、収益を最大化するにはさぞやガチャってのが有効なんだろうなあとは思うものの、あれは正直プレイヤーのためにならない。

ゲームを有利に進めるためには新しいキャラクターなりなんなりが欲しい、数を揃えたい。そのためにはガチャをまわさないといけない。はじめのうちはいいんです。持ってないやつばかりだから。出てきたものの大半がいわば当たりだから。けれど、そうやってガチャに付き合いながらひとつのゲームに長く取り組んでいると、キャラクターなりなんなりが揃ってくる、それはすなわち既に所有しているものの割り合いが増えていくということ。いわばハズレ率が徐々にあがっていく仕組みになっているのが正直たいへんにつらい。かつて、あんなに欲しかったものがハズレに変わって、また出たと悪態つくにいたるのもつらい。ピックアップ期間中に引かないとと気ばかり焦るのもよくなくて、そして目当てのものが出ないせいで気持ちを曇らせた人間があっちにもこっちにも出て、見る見る人心が荒れていくのを見るのもつらい。

だって、今やってるイベントの排出率2%を出すために相当ガチャを回したと思しい人間が、チャットに「もう吐きそう」なんてコメントを残していくんだよ? 攻略が手強いとか謎が難しいとかじゃなく、ただただ生の確率に直面させられて、たまたま出た出なかったの結果に振り回されて、精神的に追い込まれていって、ついには引退しようかなんていい出す。そうした気持ち、私自身もよくわかるから、なんでこんな気持ちに追い込まれながらこのゲームにぶらさがってるんだろうって疑念だって出てくる。

もう、そういう遊び方はしたくないんですわ。

スマートフォンでゲームをする時、ひまつぶしにせよ、しっかりがっつり遊ぶにせよ、ガチャに振り回されるんじゃなく、イベントとやらに追い回されるのでもなく、自分の遊んで面白いと思えるゲームを、面白いと思う時に、面白いと思うだけ、自分のペースでもって取り組む、そんな遊び方に回帰したい。

月額いくらで遊び放題のサブスクリプション方式だと、つまみ食いするみたくいろんなゲームを試して、これ面白いというのに出会えたら腰すえて取り組んで、いい加減遊びつくしたかなと思ったらまた新しいゲームを開拓する。そういう遊び方が広がったら、ゲームを取り巻く状況、プレイヤーの意識も変化していくんじゃないか。そうなれば、主流のゲームスタイルも変化していくのではないか。そんな期待をしておるのです。

なので、Apple Arcadeには、Googleのでもいいけど、おおいに成功して欲しいと思っています。

そうそう。今、Nintendo Switch Onlineのスーパーファミコンで『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』を遊んでるんだけど、これがまた面白いの。こんなに!? って思うくらい楽しくて、ああやっぱりゲームはこんな風に遊びたい。自分のペースで遊べる、それがいいなってあらためて思ってるんですよ。

2019年9月12日木曜日

『まんがタイムきらら』2019年10月号

『まんがタイムきらら』2019年10月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』。今回の前後編、それぞれに状況、シチュエーションは違うんだけど、話が繋がっていて、これ、すごいなあ。うまいよ。前半は皆の休日。いつもは一緒にいることが多いけど、ほぼバラバラに行動していて、そりゃそうだよなあ、いつも一緒ってことはないよなあ。納得しながらも、それでも最後に合流するっていう流れが自然に、魅力的に描かれていて、これが素晴しかったなって。まさか冠と先生が一緒に食べ歩きしてるとかさ、ここに栄依子がいないとか!? みたいにも思ったんだけど、冠の策略ですよ、最後の最後に栄依子を呼ぶためのきっかけを用意してきたりね、でもって栄依子が自分のために予定開けてくれていること、しっかり見通してたり、おお、冠よ、君はすごいな。そして後半に、栄依子の夢叶ったのか? ハンドクラフトしてるアクセサリー。花名だけが知ってたアレ。前半で納品にいくといってたの、先生と食べ歩き&ショッピングしてた冠が栄依子の作ったものと知らず買ってきていたの。ああ、いくつもの出来事の流れが寄り集まって、交差しあって、影響して、人の思いに触れる。素晴しかったよ。そして花名の思うこと。この子はまだネガティブなんだけどね、ちょっとした希望みたいなのが芽生えてるの。ほんと、濃密な2本でした。

『トールさんの通り道』。スライムの子、登場だよ。ママがいなくて寂しがってるけど、そのママって前回のあの人よね? 危なくトールが食われかけたあれよね? しかし子スライムは親と違ってあんまり危険そうじゃないですね。怖いものなしのアーティ、頭つっこんでゴクゴク飲んでるけどさ、消化液とかだったら危なくない!? いやもう、今回はまるで食うもの食われるものの立場逆転でした。スライムの子、リモ。この子があんまりにもフレンドリーなので、モンスターと人の境界を忘れかけたりしてね、アーティ危なっかしい。そして母と子の再会。ここでのママのがっかり! 娘より酒を優先しちゃったよ! リモが見せた意識を分裂させる魔術、それを使ってこっそり飲もうとしてるところとかね、ありゃあ面白かった。あんなに怖い登場したのに、愉快な人になりましたなあ。

『佐藤さんはPJK』。PJK、ピンチか。佐藤からの助けを求めるメールに招集されてみれば、PJK、まさかの筋肉痛。なんでまた!? と思ったら、ああー、前回の海、あれが効いたのか。皆より遅れてやってくる、そこにPJKとJKの差があるというんですね。ああ、これは切ない。筋肉痛からの回復をはかって冷やしてみたり暖めてみたり、でもどちらも極端で、またやり方が独特すぎたりして、はたしてこれで効果はあったのか……。今回、PJK佐藤が千春に甘えてみたりするところ、千春も頼られるなんて始めてといって嬉しがってるけど、これ、ほんとなあ、ふたりの距離、ここまで縮まったんだなあ。と、ふたりの仲の進展、深まりぐあいに胸を熱くしていたらですよ、千春が見つけた昔の写真。ああ、これは、千春の母ですよね? 物語、動くのでしょうか。佐藤がPJKなど目指した理由など、ここにあったりするのでしょうか。

2019年9月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年10月号

『まんがタイムきらら』2019年10月号、昨日の続きです。

『初春が咲く』。柚子と彼方がつきあいはじめて、さあこの漫画の雰囲気どうなるんだろう。いろいろ覚悟もしていたのだけど、驚くほどに大丈夫。変わりがないわけじゃないんです。しっかりふたりの距離感、雰囲気、違っているんだけど、あのほのぼのと花を咲かせながら見つめあったりしちゃってるのがね、見事にパターンになってしまってて、しかも香織とみどりがふたりのことまるで気にしないで話してるのね、これがほんと面白くって、ふたりの世界というべきか、つきあってらんねえよってことなのか。見事な面白さでした。そして体育祭。香織、みどり、彼方が応援団やるんだ。みどり、かっこいい! そして彼方も、あれー、思ったよりもいけるじゃん! ボルテージあがってる柚子がおかしかったです。

『星屑テレパス』。海果、前進していますよ! 宇宙を目指す第一歩としてペットボトルロケット作りを提案する。最初に簡単なものから、少しずつ、けれど確実に進もうという姿勢、堅実でいいなあって。さらに材料のペットボトル、大きいのをドンと用意してきていて、さすがだ、ユウが望むこと、先読みしてきたわけですよ。これね、おでこぱしーに頼らずとも、人の気持ちを察して叶える。海果、立派ではないですか。堅実の海果、直情径行とにかくまっすぐなユウ、そして丁寧穏かな遥乃。3人ともに違った個性で、その違っている個性が一緒に取り組んだ先に見えたもの。ああ、あのロケットの飛び立った瞬間、同じものを見ていたんだなって思わせたあの表情、素敵でしたよ。海果も、こうした自分とは違う人の気持ちや意見、発想を通して、また違う自分に出会えそうで、この積み重ねの先に到達する地平。そこに希望が感じられるように思うのですね。

『みらいちゃんねる』。変態は変態を知るというやつなのか。ミライをスカウトしたきらりプロダクション。そこの社長兼プロデューサーの岬あこ。見た目に地味で、常識人かと思われたこの人が、ミライの秘密を見抜いていたっていうんですね。いや、見抜いてるだけなら別に変態でもなんでもないんだけど、なんでその説明するのに眼鏡はずして髪をほどいてドヤ顔する必要あったの!? しかも突然饒舌に語りだして、あの少年好きの姉と理解しあってる感出してきているっていうんです。しかしこの社長さんは、ベクトルとしては姉とは逆? 少女好きなんでしょうか。いや、そのへんはあまり掘り下げないでさらりと流していこう。ミライのことを気にいっているという行方由紀。ミライのファンといいながら先輩としての沽券にかかわると秘密にしようとしているこの子、でも早々にミライにもバレそうな感じしてますよね。社長の企画する合宿、ここで秘密を守りきれるのか。なんかボロ出しそうで、そこに期待してしまいます。

2019年9月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2019年10月号

『まんがタイムきらら』2019年10月号、昨日の続きです。

『むすんで、つないで。』。おお、薗部苺、君は最高だ。ミステリアスで美しく、そして様々な表情を見せる魅力的なお嬢さん。ん? いろんな表情? 薗部なのに? うん、そうなんですよ、はっきりいって驚いた。目が生きてるよな。すごいよ、薗部なのに。かのこと白百合、苺にコンタクトするんですが、めっちゃダイレクトな白百合、最高ですよね。それを受け止めて平然としてる苺もたいしたものだけど、どことなく大人びた振舞い見せる彼女のこと、かのこは中2病だっていってるけど、本人いわく、知らない世界で50年の時を過ごして、こちらに戻ってきたという。人生2度目! 最高や……。薗部くん、君は最高だ……。状況かきまわすトリックスター的なポジション、それが苺なのかなと思ったら、むしろそれは白百合で、この子の突然何をいいだすかわからないところ、めちゃくちゃ面白い。でも、そうかと思えば時にシリアスでクレバーな表情も見せるものだから、ああ、もう夢中になっちゃうじゃないですか。キャラクター、一面的でない。なるほどこんな子なんだねー、と思ったら、全然違う表情、側面を見せてくれる。その輝きよ! たまらないものあります。

『下を向いて歩こう』。しょーことすさみん、めっちゃ意気投合。それがシエルには面白くない? と思ったら、ちょっと違うな。一緒に加わりたいのか。この姿勢、前向きでいいじゃないの。でも、シエルの残念さとサポートしてくれたさざれの残念さ、ふたつの残念がひとつになってしょーこの困惑を導き出すにいたるという。さざれの語彙がちょっと特殊なんだな。けどこの子の知識、素晴しい。実地で浜を知るしょーことすさみんに対し、知識のベースがしっかりしているさざれといった感じ。みんな、素晴しいわ。そして、さざれの負けフラグですよ。季節はずれのサクラ貝、しかもこのあたりにはあまりいないのを拾いたい、シエルのわがままなんだけど、それに対し、拾えたら人気のお菓子おごっちゃうとかいっちゃった! あの、突然本気になる3人がめちゃくちゃ面白くて、そしてそこからの貝談義、シエルとしょーこの触れあう手と手! 展開の幅、語られることの面白さ、見事ですよ。しかし、さざれ、フラグに打ち勝ちましたね! これ、まったくの予想外だったわー。やられましたよ。

『海色マーチ』。あまね、水中メガネを落として溺れかけたあまね。これだけでも珊瑚を怒らせるに充分だったわけだけど、越えるなといわれていたラインを越えたこととか、離岸流にさらわれそうになってたとか、そこまで知られたらもう命はないレベルかも知れないな。少なくとも見放されかねないレベルだと思う。危なくて一緒に行動できない。と、今回は安心安全活動ですよ。海浜清掃。浜辺の掃除。そう、陸! 水につからない! よかった、あまねの命も守られた! けど、あまねだもんなあ、突拍子もない行動に走るのはいつもどおりで、のっけから子供と遊んでたり、捏造ボトルレターで珊瑚をかついだり。いや、ボトルレターは、あれ、あまねの本心だよね? ただ伝え方があかんのやろうなあ。この子もまた残念な子だわ。ボールのくだりとか、ああ、バレたら命はないレベルだったかも知れない。見放されかねないレベルでしたよ、あれ。

今回、最後にあまねが落とした水中メガネにシュノーケル、それが見つかったの、これいい展開だったなあって。今度こそ大切にしろよ、そう思ったら、いきなり投げてるやん! けどフナムシはビビるよな。フナムシがたかってたシュノーケル、くわえるのちょっと抵抗あるな……。でも、海はすべてを浄化するから大丈夫なのかな? そこんとこ、どうなんでしょう。

2019年9月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2019年10月号

 『まんがタイムきらら』2019年10月号、発売されました。表紙は『奥さまは新妻ちゃん』。中秋の名月、お月見の風景、というか、これ、謎のシチュエーションだ。新妻、なごみのふたりが餅つきまして、後ろの方で文が団子に丸めてる。3人揃いのミニ丈の着物。頭にはうさ耳つけてまして、月のうさぎだ。3人の周囲にもうさぎがいっぱいいて、団子づくりを手伝ったりしてますね。季節のイラストなんだけど、なんともいえない不思議さが面白い。3人の表情も感情? よくよく表してそれもまたよい表紙です。

今月は新規ゲストが多めの5本。さらに読み切りが2本掲載です。

『きゃすとおふ!』。シンプルにネタひとつで押し込んでくるタイプの漫画だ! 友達の家にいったら、どんどん服がなくなっていく。最初は上だけ下着姿になっていて、気づいたらスカートまで消えてしまって……。焦って、上になにか着るようにうながしても、ちゃんと着ている、暑いくらいだという。これ、主人公にだけそう見えてるのか。友達のひまりだけが透けるのか、他の人も透けるのか。そのあたりは現時点では不明ですね。上にジャケット羽織らせてみても、すぐさま消える。タオルを巻かせてもまた消える。この消える謎、とりあえず先送りして第1回は終了。これ、いずれ解決するなり、さらに過激化するなりするのかな?

『謎のリリリス』。これまた謎ばかりというか、ストーリーっぽいもの、設定なりはあるみたいだけど、ほぼなにも語らずに初回終わってしまった! わかってるのは、謎のフードの人物が消滅しそうになっていたということ。これがリリリス? あの謎の着ぐるみのかつての姿? そしてさわじまとあいまり、ふたりが謎の空間に捕われてしまったということ。落ち着きのないさわじま。諦めた? 順応性が高い? わりと落ち着いているあいまり。謎のリリリスがこのふたりを呼んだのは、自分のエネルギー供給源にするため? 最初は着ぐるみだったリリリスが、次に現れた時にはフード被った子供みたいになっていて、これ、同一存在よね? 消滅しかけた自分を取り戻そうとしてるっぽいですね。

『そらコミュニケーション』。両親を飛行機事故で亡くした? いや、あえて行方不明とボカされてるってことは、どこかしらに生存してる可能性もあるのか。ともあれ、両親と別れ、以来伯母と暮らしている天音せんり。彼女のもとにやってきた自称宇宙人のソラ。伯母の作ったヒューマノイドロボに精神だけ送り込んできたというんですね。なので見た目は人型。本当の姿がどんななのかはわからないな。ともあれ、ソラ、せんりの両親との約束でやってきた、せんりの妹になるためにきたというのですね。これ、両親が行方不明になった事故が、宇宙人との遭遇によるものだったりするのかな? まだ今回は出会いだけ、続く話でどういう関係が作り上げられるか、あるいは明らかになる謎があったりするのか。展開に期待させられます。

『少女漫画みたいにならないよっ!』。普通の恋愛ものかと思ったら、見事にひねってきましたね。少女漫画みたいな恋愛に憧れる理莉。七海に告白して、つきあうことになったふたりがデートに出掛ける。なるほど、行動派、アクティブな理莉と、気弱で怖がりな七海、そのギャップ、デコボコな恋愛模様を愛でようというような趣旨なのかい? そんなこと思ってたら、最後のアレですよ。夜中にけたたましく窓を叩く者がいる。事件? 七海くんにもしものことが!? 死んじゃったーっ!? と思ったらそれ以上。なんと幼女になってしまいましたって。って、待って、少女漫画どころじゃないな。これ、ジャンルなんなんだ。ゲスト第1話ということは続きがあるということ。全部で何話用意されてるのだろう。戻るところまでいくのか、あるいは戻らない? 七海の明日が心配ですね。

『飼い主ちゃんとくるみちゃん』。飼い猫が人の姿になってしまいました。これ、飼い主のあんずにだけそう見えるのか、他に皆からもそう見えているのか。後者でした。あんずを迎えにきた友人のこむぎにも、飼い猫、くるみが人の姿に見えていて、そしてこのくるみという猫の子、やたらリアリスト? いや、リアリストは人に変身したりしないな。人の姿をしてるけど、猫らしい性格も残していて、一緒にいった学校でも基本寝ていた? くるみが人の姿になった以外は特に事件らしい事件も、トラブルもおこらず、無事一日は終わって、そして一緒に就寝。くるみはなぜ人になったのか。明日もまた人の姿かあるいは猫に戻るのか。ともあれ、いずれにしても楽しそうにしているあんず。強心臓だなあ。友人こむぎともども、見事な対応力でした。

『宇宙しき女子道』。変なタイトル。女子力が可視化されるという謎の能力開眼。ゼロになると大変なことになるといわれて、学校で抜群の女子力を誇る佐藤あまねを頼ることにした遠堂しおん。このしおんという子、特に女子らしさに欠けるとかいうことない感じじゃない? そう思っていたのだけど、この子の言動追ってみれば、なるほどなかなかの武辺者。質実剛健? マイペース? あまねと一緒にいれば、より一層にハンサム女子しおんのかっこよさが際立つといった感あるのですが、なるほど、これら要素が全部タイトルに盛り込まれていたんだ! 最後の落ち、あまねの策略が判明して、なるほど、すべてはしおんと近づきたいがため。途中のやりとりも悪くなかったけど、最後にハッと全部が繋がる感覚、すっきりするものあって、これ、大変よかったです。

2019年9月8日日曜日

『まんがタイム』2019年10月号

『まんがタイム』2019年10月号、一昨日の続きです。

『茨城ってどこにあるんですか?』。鈴子のお泊まり。多恵と母がいたれりつくせり。鈴子も多恵のこと、いろいろかまってくれたりしてね、あのおねえちゃんみたいっていってる多恵がね、なんかとてもよかったですよ。憧れの鈴子と一層近くなった、そんな気持ちなんじゃないかなあ。森戸も面白いよね。なんとまあ、着替えをはじめ生活用品ひとそろえ、この家に置いてあるのか。どんだけ近しいのかわかろうってものですね。夜、皆で一緒に寝る時に母が乱入してくるのもいい。この母、可愛いよなあ。父とののろけに突入するとか、ああ、素敵な人だ。そして翌日も鈴子、一緒に行動するんだ。笠間での陶芸体験。ロクロをまわすっていうんだけど、鈴子、めちゃくちゃ楽しみにしちゃって、ああ、この人の浮き立つところ、新鮮? 実に魅力的でした。

『ハニトラなんか怖くない!』。取引先の営業部長、水木晶さんはちょっと危ない人? 商談に、そんながばっと胸元開いたかっこうで臨むとか、ちょっと常軌を逸していない? 綾小路も困ってしまって、目をあわせられない。商談の最中も、もう見事に落ち着かなくて、これ、相手を動揺させて商談を有利に運ぼうという策略だったりするの!? 誤解でした、考えすぎでした、部長さん、ボタンが飛んじゃってるの、気づいてなかったんだ。でも、胸元開きまくってたのがあんまりに恥ずかしいから、こういうデザインなんだっていい張っちゃって、こうした意地張るところ、ちょっと可愛いと思ってしまいました。けど、それだけに山田さんにはピンチよね。さらにはこの後に予定されている接待、そこに山田さんは同行できないわけで、いや、なにかいかがわしい方面に発展してとかはなさそうですけどね? 綾小路ですし。でもこの部長さん、うっかり? ドジ? でもってお色気方面に転がりそうですよね。うん、危険シチュエーションだと思います。

『テレパス皆葉と読めない彼女』。人の心が聞こえるけれど、心の機微はわからない。そんな皆葉の失敗。矢ケ崎からは笑われて、妹からも大変だっていわれてて、そんな気の利かない男。矢ケ崎と妹ふたりと一緒にピクニックにいった時も、わりと気持ちをストレートに示す妹ちゃんがだよ、だって心を読まれることわかってるからね、もうはっきりと自分の気持ち、兄ひとりじめで嬉しいって気持ち、表してるのに、それでも兄貴はわからない! すごいぞ、皆葉! 妹に心配されるだけのことはあるな! そんな兄貴、反省して、このままじゃいけないって。それで矢ケ崎がふたりで出かけてみないかと持ち掛けるのね。ああ、皆葉よ、その真意を読むのじゃ。ちょっとした試練? あるいは実地の練習になるかも知れませんね。

『午前0時のおねだりごはん』。牛喰の米沢に求めたこと、頭ポンポンして欲しいって、ほんとに米沢のことが好きなんだなあ。ちょっと甘えたいって、その思いを明らかにしたのはいいけれど、米沢にとってはお礼にちゃんとなってる? すっかり心配モードになってますよね。その米沢のお礼、牛喰へのおねだりで実現するんですね。牛喰の好きなものをリクエストする。さらに、一緒にお酒飲んで楽しめるものにして欲しいって、ああ、これ、牛喰には嬉しいリクエストかもなあ。隣り合わせで一緒に食事。お酒もご飯のおかわりも米沢が動いてくれて、ああ、これ、いいですね。一緒に食べて、感想話しあって、このいつにない近しさ。牛喰も本当に嬉しそう。それに米沢も嬉しそうって思えるその様子。ああ、これは魅力的です。今後もこんな場面が増えたらいいですね。

2019年9月7日土曜日

『まんがタウン』2019年10月号

『まんがタウン』2019年10月号、一昨日の続きです。

『ちはるさんの娘』。母と娘の対話、それがこんなにも沁みて、ああ、長く続いてきた連載もいよいよ終わりを迎えようというのですね。千夏の結婚が決まって、ドレスのなおしをしている千春さん。そこで語られるかつての娘のこと。ちょっと辛辣なところがね、いつものふたりといいますか、母と娘らしいといいますか、でもこうしたやりとりの合間に、娘への信頼、大切に思っているという気持ちが顔を出す。そしてこれがために、続く千春さんの言葉、いつまでもいるわけじゃないというね、それらがつらくて、見守るだけの私にしても、はっとさせられて、ああ私でそうなら千夏の心境はいかなるものであろうか。当たり前と思っていたものは当たり前じゃないんだ。見守り、時に支え助けてくれていた母、その思いに触れて、その掛け替えなさに触れて、これはたまらなかったです。

『平日休みの堀出さん』。今回はフェスなんだ。音楽のフェス。夫の認識がヤバいな。山奥にバンドがいっぱい集まって大騒ぎする。たしかにそうなのかも知れないけど、そうか、大騒ぎなのか。なので今回、夫婦ふたりで見事に大騒ぎ。まさかドラムセット一式、山に持ち込むとは。しかし山でひとりでドラムとか相当にさみしいことになるんじゃない? とか予想したら、妻、大喜びで叩く。気分は雷様ってのがおかしくって、しかもふもとの町に混乱おこさせてるじゃん。このね、ふたりがただただ自分たちのためだけにやってることが知らぬところに影響しちゃってるところとか面白いなあ、そんなこと思ってたらですよ、ラストはもっとすごいことになってた。このちょいナンセンスで、なんかすっとんで面白いの、味だわ。いい味出してます。

『レトロゲーとかマジウケる!』。今回はマリ太レーシング。カートでレースするゲームだけど、息の長いシリーズだからよしおも美咲たちも、皆それぞれに彼ら世代のバージョンを遊んだことがあるっていうのが面白い。さて今回からは美咲のこと好きな男子、ケンゾーもレゲー会に加わって、すなわち4人でプレイですよ。それで、ネタ元のSFCマリオカートだと対応していなかったマルチタップ、それを使える設定に変えたんだ。こういうところ、一緒に遊べるものなら、もっと楽しく遊ばせたいという作者の気持ち感じられていいですね。でもって、よしおの美咲たちと遊ぶ時に思ってたことね、せっかくなら楽しんでほしいっていうの、これもまたいいホストだなあって思った。どうせなら、こういう気持ちで遊びたいよね。プレイ中の様子も面白く、美咲がコーナリングで傾くの、そういうあるあるネタやりつつも、寄られてドキドキのケンゾー、こっちにウェイト置いてネタの幅広げる。またケンゾーも、美咲の邪魔したくないからってアイテムを温存したりね、こういうプレイヤーの気持ち思惑いろいろ描かれると、もっとぐっと面白くなりますよね。ケンゾーが加わった時はどんな風になってくのかなあって思ったりもしたけれど、いやいや彼、面白いわ。この子が加わって、さらに面白さ増しました。

『珈琲と猫の隠れ家』。今回、面白い。猫がなついてくれないお客さん。女子高生ふたりか。あの、猫に嫌われてるんじゃないかって落ち込んでる時の顔、いいよねえ。彼女らなりに深刻なんだけど、はた目にはそこまで深刻ではない。そんな感じがよく出てるし、なにより可愛らしい。猫に好かれようとあの手この手講じてきたりね、それが不発に終わって、期待から落胆に変わるその流れ。気の毒なんだけどさ、やっぱり可愛いよね。猫に好かれたい彼女らのために、いろいろ考えて動いてくれる後木、いいやつ! でもここでもやっぱり猫に去られてね、途中までいい感じだったからさ、余計に切ないじゃない!? でも、その猫に距離置かれてしまう理由ね、その判明するところですよ、ですよねー、やっぱりそうだよねー、ほんと、笑っちゃったんだけど、そりゃ君らそれじゃ駄目だよー、って気持ちと同時に、感情がわっと動いてとまらないんだよね。そんな彼女らが実にチャーミングに描かれて、それを見守る常連さんとかもねまたよかった。これ、この漫画、面白いわ。今回はとりわけ好きな感じです。

2019年9月6日金曜日

『まんがタイム』2019年10月号

 『まんがタイム』2019年10月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』をメインにして、これはわかりやすいテーマですよ、実りの秋、サツマイモをえいやと引き抜く部長代理。ええ、収穫のシーズン感じさせてくれる表紙です。芋掘りしてるのは『花丸町の花むすび』花子と『俺のベッドはヨーコのもの!?』陽子、ふたりもそうで、ふたりともにそれぞれ雰囲気が違う。そこに見える個性、いいと思います。

今月は新規ゲストが1本です。

『ご主人様!確保します♥』。警察官の母とメイド喫茶で働く娘、そのすれ違いコメディなのかな? と思ったら、母もメイドになってしまって、大丈夫か、シングルマザーの生活を支える収入が、正規のものからバイトのそれにクラスチェンジだよ? とまあ、そんな現実路線はあっちにおいやって、メイドに憧れる母の若作りとかその失敗、そして娘大好きなところを素直に面白がって読むのが正解だと思います。自分に対するセクハラには寛容だけど、相手が娘となれば容赦しない。おお、私人逮捕だ! そして娘はというと、デレのないツンデレというか、ドライ? クール? 悪くない。学校を卒業したら警察官になりたいと、母に欠けてる現実性が娘に大きく育ちましたみたいな感じなのでしょうか。そして実は母思いのこの娘。最後にデレを見せてくれましたね。ちょっと素直になれない娘ごころですね。

『良倉先生の承認欲求』。今回も面白い。前回の古岩部長の恋愛相談。そいつがたまたまうまくいったもんだから、SNSでも悩み相談受け付けていいね稼ぎとか目論でいる先生。その計画を知った星畑がガンガンつっこみいれるんだけど、まさかその恋愛相談の対象が自分とか、まるで意識してないのがよいですね。そうかあ、まだまだ読みが甘いな、星畑クン。しかし今回、先生が本当にヤバくて、承認欲求ハイってやつ? あの悪い顔! めちゃくちゃ面白かった。他にも、なんか可愛こぶりやがって、おっさんのくせに。そうした表情のバリエーション。実によかった。古岩部長に対する気づかい? サポート? あるいはこれも古岩からの尊敬を勝ち取りたいだけかーっ!? ほんと、先生、大活躍です。今回、ラストがふるってましたね。さすが星畑、いい読みしてましたね。SNSでの辛辣なコメント、【悲報】ぶんちょー紳士、ぶんちょー天狗になってしまわれるが本当に面白くって、切れ味ばつぐんで、素晴しかったです。

『俺のベッドはヨーコのもの!?』。期限つきで同居している陽子。好みのタイプではないはずが、いろいろとはげましてもらったりしているうちに、なんだか気持ちが彼女に向かってしまっているみたい。これ、洋介、情が移ってしまったのか。あるいは、犬のヨーコとの思い出、それが同居人陽子の存在に重なったか? あの、陽子をおぶって公園に向かう途中の会話とか面白かったですよね。犬のヨーコのこと、自責の念にかられる洋介を元気づけようとしてくれる陽子、それが親身でいいよなあって思ってたら、洋介がもうやめろって。その理由が面白かった。そうか、泣いちゃうかあ。大声出したの、本当に泣きそうで緊急だったんだな。この情にもろいところ、それ、洋介のいいところだと思います。さて、陽子への恋心を自覚しつつある? そんな洋介の選択。あと2日のうちになんとか答を出さないといかんわけですね。素直になればいいじゃん! とは思うけど、その場合、陽子の反応がどうなるか、そちらもまた気になります。

『瀬戸際女優!白石さん』。後輩の鬼瓦がシングルファーザー役でドラマ初主演。白石も共演するのか。トーク番組のゲストに呼ばれた鬼瓦がめちゃくちゃ緊張してるのがわかるの、それがもうおかしくって、だって番組出演とかインタビューで緊張じゃないもんなあ。隣にいる白石先輩、その存在にたじたじになっとるのね。このふたりの力関係が見える。ほんと、鬼瓦、いいキャラクターです。そんな鬼瓦、演技に成長が感じられるといって、白石が焦りを見せるのがいいですね。これ、鬼瓦に負けられないみたいな気持ちもあるかも知れないけど、それよりも鬼瓦の足をひっぱりたくない、主役鬼瓦をしっかり押し立てていきたい。そうした気持ちも色濃く感じられて、ああ、白石さん、自分が育ててるのはぬかづけくらいとかいってますけど、違いますよ、立派に後輩も育ててるじゃありませんか。この先輩と後輩の、互いに認めあっているところ、素敵でした。そしてこの気持ちがさらに前へと進ませる。これもまた素敵でした。でもそれで主役食っちゃった白石さん、あれはあれでまた面白かったなあ。やりすぎちまいましたね、姐さん。

2019年9月5日木曜日

『まんがタウン』2019年10月号

 『まんがタウン』2019年10月号、発売されました。表紙は『映画クレヨンしんちゃん 激突! ラクガキキングダムとほぼ四人の勇者』がメイン。赤いベレー帽をかぶって、手にはおおきなクレヨン。ちょっと芸術家風になったしんのすけがドーンと大きく登場です。そして今回からの新作やゲスト、その告知カットが掲載。『夜明けのふたりごはん』、『かのんとぱぱ』、『兄と暮らせば』の3本が紹介されていて、これに『映画クレヨンしんちゃん』の漫画版と『立ち呑み布袋でもう一杯』。この5本が今回のご新規さんですね。

『夜明けのふたりごはん』、新連載です。夜勤から帰ったら家には迎えてくれる誰かがいる。それだけで世界がまるで違ってみえて……。女性ふたりの同居ものであります。警備の仕事をしているすばると小説家のほたるのふたり暮らし。ふたりが一緒に暮らすにいたったいきさつなどは語られなかったけれど、ほたるの存在が孤独をやわらげてくれているということ。気持ちががらりと変わってすこやかさを取り戻せたこと、そうしたすばるの事情、心情が語られたところなど、大変よかったです。ほたるは料理が得意? 四角いオムライス、スティックオムライス? というの作ってて、なるほど、ふたりの交流、関係を軸に、こうした食事もとりあげていこうという、そんな感じの漫画かな? 食事もの、やっぱり人気なのかな? 最近、多いですよね。

『かのんとぱぱ』、3号連続のゲストです。妻を亡くしたパパ。娘の歌音と一緒に暮らしてきた、すなわちシングルファーザーなのだけど、今では歌音がすっかりしっかりしちゃって、いやあ、強くなければ優しくなれない? そんな感じの娘さんですね。父と娘、ふたりで家事を分担。歌音は春から中学生だけど、ひとりの時は火を使わせてもらえないのか。これは心配性パパなのか、今どきはこれが普通なのか。自分にはちょっと前者と思えて、だとしたらこれがパパの個性ですね。いろいろと辛辣にも思える娘の言葉だけど、反抗期というよりもしっかり者という色の方が強くて、けどその影には家族への心配や思いやりが隠されている。そうしたところ、この漫画の見せ場、軸であるのでしょうね。

『兄と暮らせば』、ゲストです。コマ割り漫画です。兄と妹のふたり暮らし。兄の誕生日というので母がカニを送ってくれた、というのだけど、特に兄の好物ってわけでもないのか。むしろ妹の好物とかいってますね。そうしたふたりの会話を中心に進んでいく物語。ふたりの日常のできごと、それが描かれるといったらいいのか。けれど日常系といった風ではなく、むしろ私小説的というかヒューマンドラマ寄りというか、そんな感じがありますね。言葉やちょっとした仕草、語られる出来事の向こうに、ふたりの心情が見える。相手に向けた気持ちや、こうありたい自分とそのギャップといったものがうかがえる。人のありよう、そういったものがたちあらわれる瞬間がある。そんな感触を味わわせてくれる一本です。

『立ち呑み布袋でもう一杯』。面白いな。立ち呑みの焼き鳥屋、布袋にて食事をする漫画家。おいしいと、いかにも職人然とした店員と話しながら食べて飲んで、ご機嫌なのですが、これが面白かったの、この爺さんが店長と思わせて違うところだよなあ。主人公も驚いてたけどさ、こっちも見事な肩透かしに、ああ、やられたって、ちょっと嬉しくなりました。今回は出会い編、邂逅編といった感じ。ふと立ち寄った店、布袋で、おいしい焼き鳥と、そしてちょっと異色で魅力的な店長に気持ちが持っていかれてしまった。今後が描かれるとしたら、店が固定で、この店にやってくる新規のお客が入れ替わりとなるのか、あるいはこの漫画家の兄さんが主役としてこの店に通うことになるのか。どちらであっても、きっと面白いもの見せてくれるぞ、そんな予感のさせられる出会い編でした。

2019年9月4日水曜日

2019年9月3日火曜日

『まんがホーム』2019年10月号

『まんがホーム』2019年10月号、昨日の続きです。

『私の姫は王子様』。自分の身近な友人サワダがそこそこ知られた動画配信者と判明。撤退したい湊一とそれを許さない雨笠。それどころか、サワダとのコラボまで受け入れるとは、雨笠、さすがの攻めの姿勢ですね。ミナとサワダにあらぬ噂がたったら困る、それで身辺調査するんだけど、あの悲しい結果とか本当に面白い。今回は雨笠とサワダがよかったですよ。湊一への恋心に全然気づきそうにない雨笠。サワダを牽制するために力士キャラになりきる雨笠。やること本当に極端なんだけれど、それがうまくまわって、面白み引き出しています。また、雨笠に圧倒されるサワダもいい。基本ヘタレなのだなあ。今回、ラストで湊一から友達といってもらえて嬉しい雨笠。あれがもう、本当によかった。可愛い子だと思います。

『座敷童子あんこ』。おお、タピオカの話題だ。あの見た目からカエルの卵と思う、その発想はポピュラーだったと思うけど、タピオカという響きでオカピを想像してるのがもう笑う。タピオカとオカピなら、オカピの方がマイナーじゃない? でもって、あんこの初タピ、これが実におかしくて、あの、ポコンポコンと吸い込まれて、もちもちもちもちってなるのがね、確かにそんな感じだったわー。先日自分がタピオカを試したのは、この漫画を読むためだったのだなって確信する瞬間でもありました。今回は他にも、SNS映えするあんことか、地味におかしいネタ多く、そしてラストで念願のチャレンジ成功。これ、太るだけですまさずきちんと途中のネタを回収、まとめたところ、見事でした。

『うちの秘書さま』。はじめの発案でバーベキューをやることになるのだけど、準備中に出てきたメイドの回想。はじめが5歳のころ、ということは10年以上前の話なのに、登場するメイドが今とまったく変わってない! あなた、いったいおいくつ!? 見た目、若そうに見えるんだけど、実は結構お姉さんなのか、あるいは時空を超越しているのか。謎です。謎。そして今回のメインは山田ですよね。田中さんの好きそうな大福を手土産に現れるのですが、以前彼女が食べてた折りの包装紙、それをこっそり頂戴して帰ったのか! やることがだんだんにヤバくなっていく山田。つきまとい!? 対してはじめは田中さんのこと小動物扱いして、ああ、さすがに七瀬にしかられた。ふたり正座だよ正座。最後までこりない山田が見事ですよね。田中さんの使った箸を欲しがったり、やいのやいのと相手のペース考えずアプローチしていったり、しかも露骨に避けられてるのに、全然こたえていない、どころかすっかり恋人気分になっていて、いやあ、この人、普通の友達枠だったと思うんだけどな! すっかり見違えてしまっていますよ。

2019年9月2日月曜日

『まんがホーム』2019年10月号

 『まんがホーム』2019年10月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかがメイン、花火? じゃないっぽいな。茜色に染まる夕雲なのかな? ちょっと秋の気配ですね、ほおずき柄の浴衣を着たらいかの見返り図。いつもよりも色っぽさ感じさせるその姿、なかなかにレア感あって、振り向くこちらには竹田がいるのかも知れませんね。他には射的する『孔明のヨメ。』月英さん。かたわらの孔明が勇ましすぎますよ。『BL漫画家と受けダンナさん』萌も浴衣で振り返り。けどその脳内では夫のBL妄想が花盛りです。『河原課長とギャル部下ちゃん』、巻中カラー告知のカットもございます。

『孔明のヨメ。』。今回は大きなイベントとイベントの合間、その繋ぎとなるような回だったのですけど、関羽たち劉備配下の幹部たちの間で評価があがる孔明とか、そして同じく劉表の長男、劉琦も孔明の活躍を聞きおよび、その才に頼ろうとするなど、孔明の襄陽ゆきの結果、それがポジティブに返ってきている感あってなるほど納得の進展でした。軍議においても孔明の才は発揮され、曹操について目立った動きはないとの報告を受けつつも、市場の動向から遠征の準備を進めていることを察知する。また孫権の動き、まだ荊州にとっての脅威にはなっていないなど、こうした視野、先を読む力、ああなるほどこれが劉備たちには必要だったのだと、ここでもまた納得の描写であったのですね。事件的なものはまだ起こっていない今回。けれど、前回と次回、そこでもう孔明をとりまく状況は違っているのですよ、そうしたことを伝える回でもあったと思います。

『天国のススメ!』。橘の大ピンチ。いや、具体的にはその祖父か。いわくつきの万年筆が書かせたラブレター。若葉なる女性へと向けたその手紙を誰かに知られる前に焼き捨てようとしたものの、よりにもよって祖母、すなわち妻に読まれてしまってさあ大変。いよいよ離婚か!? とまあ、このピンチを脱しようと太一に助けを求めるのですが、なるほどつまり、そのペンの前の持ち主? その思い人が若葉さんだったんだよってはっきりさせればいいわけだな。とか思ってたら、違った! やられた! 予想外! オカルトマニアがペンの力でもって書いたラブレター、その宛先が若葉ではなく、なるほどなあ、若葉というのはまま祖父の思い人であったというのですなあ。ここからの解決は急転直下。守護霊に聞くという反則力で若葉の正体はっきりさせるというの、ほんと、これ、推理ものというよりも、やっぱり人情ものですな。最後の最後の一世一代ののろけとなって、このハッピーエンド感? いかにもこの漫画の魅力的なるところが出ていたと思います。

『転生したら蘭丸でした』。びっくりした、終わっちゃうんだ。もう何年かしたらNHK大河ドラマが光秀主役のやるのだろう? だからそれくらいまで続くのかなあとか思ってたんだけど、残念だなあ。実は自分の住んでる市がガラシャと関係あって(うっすらと)、そのへんの期待もいろいろあるらしい。この漫画にガラシャが出た時も、おお、ガラシャだとひそかに喜んでいたりしたのですよ。さて、燃える安土城からの脱出、まさかここでいつぞやのパラシュート、これが生きてくるとは! そうかあ、ここぞという時に使わんと仕込まれていたのか。そして、火にまかれた蘭丸が思い出す未来の記憶。死にゆく本来の蘭丸が、信長を守りたい、その一心で呼び寄せたのが、今の蘭丸、その中身である彼であったというわけですか。自分がなぜこの地、この時代にやってきたのか知ることができた現蘭丸。その気持ちのはっきりと固まっていくところ、その変化、彼にとってのこれからをよりよいものにしようと決意し、気持ち前向きになっていくところなど、伸びゆくさま感じさせて心地よさありました。

本編は今回で終わり、次回は特別編とのことですが、期待しています。後日談とかになるのかな。

2019年9月1日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号、昨日の続きです。

『かぐらまいまい』。テスト前だけど、禁断症状が出てる人がいるので、急遽御神楽に触れることに? いや、普通に部活動ですよね。合同公演に出ると仮定して演目を決めるのですけど、つまりまだ本決定ではないのかな? この演目決めの課程で、御神楽についてのこと、手にする小道具? 採り物について知ることができたり、そして紅しらべ、この舞についてのいろいろで、カンナが古文得意とわかるとかね、いやあ、自分は古文苦手だったのでこういうのかっこいいって思っちゃうのだねえ。歌詞を作った人は学問の神様として有名ってことは菅原道真なのかな? ここで一気に神頼みに向かう勉強苦手組。こういうのもまた面白いですね。さて、終盤のくだり、勤しみ励めば利ありの一文。これ、美夜に気づかせたということは、今後彼女に関わってくると思っていいのかな? そして勉強がはかどらないこふく。勉強も勤しみ励めば利ありですよ。

『おか研』。これ、謎の味わいあるよね。ゆるい雰囲気、ゆるい展開、ゆるい会話で、なんだか不思議と面白い。ぶわっと沸騰するようなおかしさじゃなくて、なんだかじわーっとあったまってくるみたいな面白さ。話してることも特に意味があるわけじゃない、ただ言葉の響きが似てるよね、みたいなこと口にして遊んでるだけなのに、おかしくなってくる。味だわ。これが味ってやつです。皆で集まってファミレスで食事。そこから急遽プールにいくことになるっていう、思い立ったら即行動みたいな展開。とりとめがない、彼女らの行動も会話も、それからこの漫画の展開も、そんな感じで進んでいくのだけど、そのとりとめのなさ、ただ日常にたゆたうように流れる、そのささやかな波立ちや凪、時々の様子が面白い。古語にいう「おかし」っていうのがこれなのでしょうか。

『先パイがお呼びです!』。すごくなんでもない日のできごと。調理実習で作ったパンが、ひょんなことからきなこの手に渡って、そこからのマヨのドキドキ。ほんと、全然大きなイベントじゃないんだけど、それだからこそなのかなあ、ただ先輩に会えるだけでもこんなに嬉しくて、一緒に食べるパンの味もわからないくらいにドキドキして、そんなマヨの気持ちと高まり、それがね、ほんと先輩のこと特別に思ってるんだってわかって素敵だったんですね。それできなこはというと、去ろうとするマヨを待ってと呼び止めて、それ、自分でも思いがけず発した声だったんだ。きなこもマヨのこと大切に思っている、一緒に過ごす時間を惜しむようにしていつくしむ。そうしたふたりの様子がやっぱり素敵で、ええ、この情景をプロデュースした猫さん、実にいい仕事なさいました。なにより可愛いのもよいよね。ええ、人も猫もみな可愛いのです。

2019年8月31日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号、昨日の続きです。

『RPG不動産』。温泉回? RPG不動産の皆で新規物件の下見にいったら温泉がありまして、まずは一風呂。でもなにかおかしい、なんせこの温泉、干した魚がいっぱい浮いてて、まさかの魚介のスープ。風呂からあがれば、ミルククリームを体に塗れと、さらにはマタタビパウダーも体にまぶせと、ああ、これはあれだ、『注文の多い料理店』。けど、ここまで有名な作品を下地にして、まさかそのままの展開はあるまいと思ってたら、ああ、やっぱりそうでしたね。本当に本当のおもてなしでした、ただちょっとハズしていただけで、それを不動産の皆でサポート、人気の宿に変身させるというのですね。今回はいつもとちょっと違う貢献。その前段となる料理店(じゃないけど)パートの描写が面白くて、まさかマタタビが琴音に効くとかね、この世界のマタタビゆえか、あるいは琴音が特別なのか。というか、ルフリア、琴音のこと前からおかしいとか、結構辛辣! こうしたかけあいの面白さ、生きてましたよね。そうそう、下着の尻尾穴。これ、猫のお宿だったからなんですね。なるほど、落ちがわかれば納得です。

『mono』。あいかわらずおかしい。クロクマ先生の取材についていった先のこと。霧は出るわ、おかしなキャンプ客の影が見えるわ。このキャンプ客、最初はなでしこ、しまりんと思わせておいて、実は違うと、そもそも人であるかどうかさえさだかではないという、どこかあやしげ、でもどこかナンセンス。この作者らしい一癖も二癖もある不思議空間ができがっていました。そしてスケボーですよ。猫二匹の喧嘩のはてに、ぽいっと飛び乗り走り出してしまったスケートボード。車で追えば、想像を絶する華麗にしてハイテクニックな異次元コーナリングを見せつけてくれて、まさかスケボー動画の顛末が猫のハイテクニックに帰着するなんて思いもしない。というか、この漫画もまたリアリティなんか気にするな! 思いっきりナンセンスに振り切ってやればいいんだよ! そういう世界観なのかあ、と思った矢先に、そんなわけないだろと突き放されたのがもう本当におかしくって、いやもう見事に振り回されまくり。でも、これでこそこの作者でありますよね。堪能しました。

『アニマエール!』。新入部員、ゼロか! あまりのショックを受け止めきれず、あえてこれをポジティブに解釈してゼロでよかったと思い込もうとしているひづめ。大丈夫か? 病んじゃうよ? 今回のテーマ、自分に思い込ませるというか、こはねの場合は笑顔ですね。常に笑顔でいないといけない、そう思うようになった経緯、語られて、子供の頃の思い出、引っ込み思案のこはねへのお婆ちゃんからのアドバイス、それが笑顔だったのですね。笑顔が変えたこはね。けど、そこにちょっと私欲なんか感じちゃって、後ろめたくも思ってるこはね。この生真面目というか、混じりっけのないのがこはねという感じしましたね。しかし、ここからの虎徹が、もっとおかしい。ネガティブというか、この子の自己像、どんななんだろう。そして宇希。ついに子離れ、ならぬこはね離れ!? と思いきや、母子分離不安みたいになっとるやん! って違うか、ベクトルが逆だ! こはねを褒める宇希もおかしくて、これ、あれか、筋トレのあれだ、掛け声だ! こういう地味なところにも面白さがしっかり入ってる。しかし、この部のみんな、個性的が過ぎますよね。新入部員が入ったとしても、そうそうは太刀打ちできなさそうです。

2019年8月30日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号、一昨日の続きです。

『あやしびと』。みぞれとアヤの仲を誤解しているカバネ、のっけから好感度激アゲだ! 二人だけの秘密 — 、魅惑の響きにあらぬ想像ふくらませて、どんどん深みにハマるカバネが本当に最高で、そうですか、思春期でありましたか。この暴走するカバネを収めて、それっぽくごまかしてくれた校長。さすがだなあ。年の功? ここからの、人間世界に帰る方法調べるくだりで、このあやしびとの世界においてヒトがどのように捉えられているかなど、基本的なところ見えてきましたね。なるほど、彼、彼女らあやしびとも、そのルーツにヒトが関わってるかも知れないわけか。みたいなね、ヒトの世界との行き来の可能性感じさせるところあり、そしてアヤにかけたみぞれの言葉ね、それがいいじゃありませんか。明るく前向きに、そして別れてからも友達でいようというようなのがね、実にいいと思いました。

『紡ぐ乙女と大正の月』。おお、こちらもあらぬ勘違い話だ。しかしこちらは時代が大正、舞台が女学校。となると、本当にあった話だからね、お姉様、エス、ってやつ。なるほど納得の展開に、まわりのお嬢様たちの反応もにぎやかはなやかで、なかなかに楽しい話でした。しかし、エスってやつ、紡にはその気はないのだけど唯月はそうではないのか? あるいはなにかの目眩し? 唯月につきまとう万里小路旭。この人を牽制するために紡を利用してる……、とかはどう見てもないよなあ。どう見ても唯月が何枚も上手。紡を警戒する旭のことも簡単に丸めこんで、この唯月の手管? その鮮やかさもこの漫画の見どころですね。

『精霊さまの難儀な日常』。肝試しをやりますよ、というのだけど、意外だったのがともりですよ。この人、それこそノリノリで人といわず精霊といわず、怖がらせまくって一人勝ち、みたいになるのかと思ったら、あれま、暗いの怖いのか。けれどいろはが乗り気なので、屋敷の中で肝試しすることになりました。それ、サラがびびって能力使ったら火事になったりせん? いや、サラがいれば仮に火が出ても収められるか。乗り気のサラに、おびえるルカ。その好対照。そうか、ルカ、ホラーもの苦手なのね。けれど実際に肝試しに出てみれば、ともりが結構平気だったり、それから怖がってたすみのがどう見ても余裕そうだったり、このちぐはぐさ? 悪くなかったです。すみの、いいですよね。匂いでいろいろわかるという。サラをおどろかしたコンニャクも、サラに焼かれて、いい匂い。これは見事にやられました。おかしかったー。今回の肝試しでは、皆の大事な物が隠されていたのですけど、ノムの最後に感じていたもの、それからサラとともり、ふたりの大切。それらがいろいろ思わせてくれて、こういうところもよかったです。このくだりがあるだけで、読後感がもう全然違いますよね。

2019年8月29日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年10月号

『まんがタイムオリジナル』2019年10月号、一昨日の続きです。

『となりのフィギュア原型師』。イベントだー! やたら元気な代表と、はじまる前にもう疲弊しきってる羽喰。このコントラストよ。しかしこのメンバー、誰もかれも自由すぎて、イベント開会してからのてんやわんや。スタッフの肉体美に食いついて離れない羽喰など、素晴しい。おこめ先生を訪ねてきた、ああこの人も原型師なのか、しかも凄腕らしい。飯塚イスカ。コスプレしてやってきた、その姿見て妙にやる気出してるお隣さんね、ほんと皆、変にベクトル外しながらぐいっと飛び出す、そんな勢いあってね、最高だと思います。いや、ほんと、面白い。毎回が素晴しいです。

『僕は女心なんて知りたくない』。夏だ、お盆だ、里帰り、というか幽霊の話! 春喜は未婚女性の心の声を聞くだけでなく、霊に取り憑かれたりもするのか。駆け落ちの約束を果たすことができないままに死んでしまった英吉なる男の霊にとりつかれ、頼まれるままに同じく早世した駆け落ち相手、雪子の霊に会いにくんだけど、ああ、よくわかった、春喜の能力、これがちっとも嬉しくないってこと。しかも今回は極めつけ。真正面から否定、拒否、拒絶の本音をぶつけられた英吉のあのうちのめされよう! 面白いどころか気の毒になるほどで、反面現代ネカフェ生活を満喫している雪子のコントラスト、見事でした。しかし雪子の生き甲斐、いや死んでるんだけどさ、この漫画が完結するまで成仏しないとかね、本当に面白い。これ、きっとこの人、この漫画が完結しても、また違う漫画にハマってやっぱりまだ成仏できない、なんてことになってそうですよね。バイタリティあって素敵です。

『氷室君は板野さんのことが覚えられない』。おお、異常事態といっていいのかい? いつもならまるで思い出せない板野のことを、氷室、覚えているんですよ。しかし小学生の頃の記憶はなく、思い出せるのは大学で出会って以降のできごとだけ。けれど、それだけでもすごい前進ですよね。というか逆に後退? 板野には氷室に思い出してもらいたくない記憶があって、しかもそれ、氷室の母に関すること。氷室の母、氷室の身代りになって事故で亡くなった? けれどその記憶があまりにつらいから、板野が、自身の記憶とともに氷室の記憶を封印? 母の死も病死と記憶を塗り替えた? 今回の氷室の記憶は体調崩して熱に浮かされていたせい? それとも徐々に過去のことを思い出そうとしている? わからないことはまだまだあるけれど、今回はかなり核心に迫った、そんな感あって充実。また、板野の心情もよくよく描かれて、これもとてもよかった。それだけに、今後彼女につらいと思わせることがあったら! そんな危機感に似た感情も覚えるのですね。

2019年8月28日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年10月号、発売されました。表紙は『まちカドまぞく』、ちょっと不良っぽい、っていったら駄目なのかな? 中央にどんとあるタイトルもグラフィティっぽくなっていて、そんなちょっと悪っぽさ感じさせる雰囲気、なんだか色気もあっていいんですね。桃の猫耳パーカー、あんまり悪っぽくないなあ、可愛いよな。シャミ子もパーカーを着崩して、いつもとちょっと違う雰囲気。こちらは色気増し増しって感じ。悪くないですよ。

『まちカドまぞく』。新展開、はいりましたね。謎の人物、小倉しおん。やたら魔術やらに詳しくて、ここぞという時には助力してくれる。そんな小倉が今回は先走っちゃって失敗して、なんと次元の狭間? 宇宙のめくれたところにハマりこんでしまってさあ大変。っていうんですが、桃が小倉に対して辛辣で辛辣で、もう本当に面白かった。嫉妬だ、嫉妬ですよ。シャミ子が持ってる知らない携帯電話。小倉とのホットライン!? じわじわ高まる怒りのボルテージ。ああ、シャミ子よ、罪な魔族だ。今回は良子の知将ぶり、ばっちり描かれたりね、シャミ子が選択誤りそうなところをすかさず助言してみたり、そして小倉にまぞく疑惑をかけてきたりね。この子の普段の観察や考えてきたこと、それがじわじわと前面に出てきて、これ、実に魅力的でした。ジキエルの誘いにもまるで動じない。頼りになる子だわ。素晴しいと思う。

『恋する小惑星』。新学期、フライングで部員勧誘してしまったみら。けど、これが新入生ふたりを呼び込むことになって、ひとりは桜先輩の妹! 姉同様、石に興味のあるという桜井千景。そしてもうひとりは、七海悠。この子、悠の投げかけた地学に対するまた違ったアプローチ。そうかあ、この子の興味は気象に向かっている。しかもただ興味というに留まらず、防災、実用を念頭に置いているというんですね。悠いわく、問題意識。これまでの地学部メンバーとはまた違ったスタンスが、今後の活動にまた違った色を添えそう。そしてまた逆に、地学部の活動が少々頑なな悠のあり方に与えるであろう影響、それも楽しみに思わせるのですね。

『NEW GAME!』。今回も二本立て。けど、これまでとは違ってひとつの話を前後編でお届けですね。ねねの正社員登用をめぐるドタバタ。特にテストとかなく正社員に? なんてねねがいったせいなのか? うみこが試練を課してくるんですが、それがまさかのサバゲーで、というか、これ、趣味よね? これ、うみこの新兵リクルートよね? 人質になっているサメぬいぐるみが素晴しい。そして青葉の全然進まない匍匐前進。最高だな、これ。2対2のチーム戦。ねね、青葉組がうみこ、鳴海組を相手にフラッグ戦にて勝利を収めなければならないっていうんだけど、最初はねねに対して気をつかってた? そんな鳴海がね、どんどんテンションあげていくところ、楽しくなっていくところ、こいつはニヤニヤさせられるところ大でしたよ。撃たれてお手上げ、敗北者のポーズがまた面白い。

このサバゲーテストを通して、鳴海の個性が見えたりね、それを弱点と見て攻略の糸口にしてみたり、こうしたあれこれが面白いじゃないですか。というか、青葉、途中まで遊んどったんか! そして策にハメられた鳴海。こっからの展開、ちょっと枠外のコメント見るまで自信持って流れを確信できなかったんですけど、だよね、その理解でいいんだよね! なるほど、これまでちりばめられていたいろいろが伏線として機能してましたね。そしてラストの怒られるうみこ。これ、ちょっと珍しい!? お仕事漫画の番外編といった今回、お仕事だけではわからない個性、表情、そういうの見られて面白かったです。

2019年8月27日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年10月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年10月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、天高く馬肥ゆる秋、ゆえに抜けるような秋の青空なのでしょうか。飛行機がテーマですよ。飛行服着た山下さん、ああ、この人、こういうの似合うよね、かっこいいですよ。『小森さんは断れない!』しゅりはキャビンアテンダント。これもまた似合ってますね。『らいか・デイズ』らいかは、あれ、なんだ、スーパーの屋上とかにあったよな、100円いれたらがこんがこん動く遊具。そいつに乗ってて、またそれが楽しそうで、これ、似合ってるっていっていいのか? いい感じに落ち要員になっていたと思います。

『おしかけツインテール』。雛人形の話題だ。そうか、彼女らはまだ春なのか。学校で人形の並びが話題に。それで俊郎に雛壇あるかと聞いてみるんだけど、あの、こっそり買いかねない俊郎ですよ、それを花梨がすかさず制止していく、あの流れ! 素晴しいわ。かと思えば、蔵で見つけた人形、それ見た花梨の心情も俊郎が把握してるっていうの、これもまたいいなあ。ふたり、つきあい長いもんな。傷みのはげしい人形、それを俊郎が修理する、というのだけど、プラモ感覚か! それ、いいのんか? と思ったの、これがまさか伏線になるとは予想もせず、ああ、俊郎、花梨の卒業、ひいては彼女がここを巣立っていくこと、もう考えているのか。それがねなんだか切なくて、そうか、この漫画にも、この三人の暮らしにもいつか終わりがくるのかあ。しんみりとする思いがあったのでした。そうそう、女の子気分のお母さん、めちゃくちゃ可愛かったですよね。さすがこの漫画のヒロインですよ。

『大奥より愛をこめて』。蒔乃のお願い。いったいなんなのか、なにやら大事!? そう思ったら、なんと江戸めぐりですか。観光だ、大奥へのおみやげだ、そういってエンジョイしてる蒔乃なのだけれど、ああ、やっぱりこの人、ただものではないのか? 政治が市中に与えた影響、それを見ようとしていたのか。定信の方針がもたらすもの。規制に鬱屈。さらには景気にも影響するだろうなあ。そうした世情に目を向ける蒔乃、やはりなにかミッションでも背負ってるのかなあ。蒔乃、さらに菜々緒と本堂の仲直りのきっかけを作ったり、いろいろ気がまわるよなあ。仲直りのくだりで見える仕事を離れた菜々緒の側面。それがもうチャーミングで、素晴しかったよね。こうして、ひとりひとりの個性、背景、描き出すところ、実にうまいと思うんですよね。そして今回の落ちもいい。あの本堂の顔! よっぽどだったんだろうなあ。なんせ菜々緒の前だもんな。

『カントリー少女は都会をめざす!?』。アイスをめぐるやりとり、ただそれだけなのに、めちゃくちゃ面白いからさすがです。いつもより高めのアイスを自慢げに取り出す八重。でもセール品だから皆の家にもあってという、そのくだりからね、よくもああした広がり作っていくもんだ。流行にのれていないとネガティブにはまるみな。定番と思っていたアイスが地元限定としって、やっぱりネガティブにはまるみな。いやもう、今回はみなちゃん回かい? 普通当たり前にそこらじゅうで売ってるから、全国区だと思ってた。なのにローカルというショック。ちょっとわからんでもないよな。こうしたみなの心情が面白く、そして八重にわたされるパスですよ。この子、本当に研究とか調べものとか大好きだよな。コンビニ商品の違いを調べはじめる八重、もう生き生きとしていて、この子、素晴しいわ。いずれなにかしらの研究者になって欲しい。この子にはきっとそうした可能性があると思うのです。

『スズちゃんでしょ!』。終わりに向かっているのかな? 祭に動物園のおみやげを渡したスズ。それがね、デートといわれちゃってね、まだまだそこまで話は進んでないんだけど、スズの話しようではいくらでも発展していきそうな雰囲気ですよね? そしてスズの話を聞いて荒れる祭。スズに先を越されたって焦りがあるのか。ここからの祭の行動。職場でのやりとり見てるとですよ、本当にその男でいいのん? そう思われてならんのですが、ねえ、これ恋が底上げしてるパターンよね? 絶対、落ち着いたら粗がいっぱい目につくじゃん。とはいえ、この作家の描く恋愛は割れ鍋に綴じ蓋とでもいうのでしょうか、難有り男女の良縁奇縁といった感がありますからね。スズも祭も、この流れに乗っていくことになりそうですよね。いや、祭の恋が実るかどうかは全然わからんのだけど。

2019年8月26日月曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年10月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年10月号、昨日の続きです。

夢喰いメリー』。本当に一筋縄ではいかないですね。新しい能力に目覚めた夢路。ヤエを圧倒するも、ヤエの苦肉の策、メリーを人質にされてはかなわない。人間夢路に戻れば、その体はもうボロボロで、もう戦えるような状態ではなくなって、一旦は夢路、メリーサイドの勝ち目が見えたと思ったのだけど、ほんと簡単には決着させてくれません。けど、この時の、激昂したヤエの言葉から、今、白儀の置かれている状態、そしてなにが目的であるかもうかがえるようになってきましたね。そしてそれはヤエと協調して動いているリコの側でも同様で、人の世界で見聞を広めたエンギに技を無効化されたアハテルノーテ。ジョンに倒されたふたりを銘無しに放り込んだリコの言葉。ああ、もう白儀は上がりに近付いてるのではないか。そんな、もう届かないと思わせる状況、どう打開できるのか。一度は見えたと思った逆転の可能性、それがまたまるで目がなくなってしまったように見えて、状況は実に苛烈です。

『限界ゲーム飯』。ゲームする時間を最大化するために、やっつけ飯でしのいでる、そんなあさぎの違った一面描かれて、おお、今回はちゃんとした料理なのかい? 友達と一緒に遊ぶゲーム会。こういう時にはちゃんとしたご飯作る。いわく、見栄を張ったご飯なんだそうですが、ほんと、ちょっとできる人ぶってるところ、面白かったものなあ。今回の参加者、ネットで知り合ったゲーム友達、社会人のセンちゃんと、隣の家の子、まよちゃん。この子はいくつくらいなんだろう。1991年にはまだ生まれてなかった。ということは、高校生くらいまではありえるのか。この、昔の事情を知らない新世代がゴリゴリえぐってくるところ、面白かったなあ。そうなんだよ、アカウントなんて概念、その頃にはなかったし、スマホなんてものもなかったのだよ。携帯電話さえなかったさ。こういうゲームのネタと、そしてご飯ネタ。下ごしらえを失敗してからのリカバリー、あの復帰力、さすがでしたよね。いかに見栄を張り続けられるか、一種、必死さが見えるのも面白い。ネットの友人センちゃんには限界メシでやっつけてることもうバレてるから、まよちゃんに、ひいてはお隣さんにいい顔したいんだなあ。ご近所ならでは? その距離感が妙にリアルでおかしいです。

『おなクラの幽霊さん』。今回は葉一のバックグラウンド見えてきましたね。昔から霊を見ることができたものの、とうてい誰にも信じてもらえずにいた、そんな彼がたまさか知り合った娘を亡くした女性との経緯。よかれと思ってしたことが、逆に酷いことをしていたのではないだろうか。ありもしないことを語って、人の気をひいたのではないか。自分で自分を責めてきた彼にとって、表情もあり、言葉もかけてくれる幽霊さんは、ひとつの可能性で、あるいは救いだったりしたんだろうか。一方、きさらはきさらで葉一を騙したことで自責の念にとらわれているわけで、この互いが互いを責めることもできず、ただ自分をむしばんでいる、そんな状況を、ふいにおとずれた対話のチャンス、それが打開してくれるのかなあ。簡単に話して和解して、もう大丈夫とはなりそうにないじゃないですか。けど、なんらかの展望は開けるのではないか。そんな期待はあるから、葉一の話そうということ、注目しないではおられないですね。

『あいらいく俳句』。ちょっと驚かされましたよ。あまりにもフリーダムすぎるわびさび部。いきなり肉食べにいったり、ベリーダンスはじめたり。けど、そういうの、単発のエピソードだと思ってるじゃないですか。それが違った。今回、文化祭でのステージに、これまでのいろいろが合流してくるっていうから、まあ驚いた。舞台にて俳句とともに披露されるベリーダンス。うおお、わびさヴィーナス、あの回だけじゃなかったか。ほんと意表つかれて、でもってしかも、あちこちのコマに焼肉屋の大将もいたりしてね、もうおかしくて、面白くて、一気に盛り上がってきましたよ。さらにDVDのお姉さん登場。ダンスの教習ビデオと勘違いしてるからさ、対話が噛み合ってない。これもおかしかった。見事にギャフンでしたよ。

2019年8月25日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年10月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年10月号、昨日の続きです。

『球詠』。新越谷、勝利を決めましたね。しかし負けたチームのエース、あの人、なにやってもかっこいい。自分たちの思い、全国制覇と書かれたボールをヨミに投げてくれたんですが、あんまりに唐突やったから受けられてへんやん! このちょっとしまらないところ、けどしっかり気持ち受けとったところ、こういうのいいよね。そして今日は練習なし。次に当たるだろう学校の試合を見にいきます。その観戦の情景、よかったですよ。なるほど、次に当たるチーム、柳大川越がどういうチームかよくわかる。どういう個性を持っているか、どういう強みを持った選手がいるかを、チームメイト内での情報やりとりでもって読者にもよく伝えて、しかもその時々の皆の動きが面白いからね、ただの解説にならず、緩急ついてうまく入ってくる。今回は展開としては緩の回ですよね。でもその中にもテンポの動きを作って、それが面白い。こういうのが地の力なんだろうなあ。

『SA07』。さらに登場人物、その個性を持って存在感増していくキャラ増えていっていますよ。コミュ力おばけにして主人公である茉愛。茉愛に敵対する、いや茉愛から男子たちを守らんとする我らがヒーロー伊藤。前回明確にキャラを立ててきたそのふたりに加えて、美しく絵もうまい女子、永守カガリに、内気そうでけれど絵がうまい男子、宮田がメイン位置につきました。しかしこの美人、カガリさん、茉愛は勝手に敵対視してるけど、向こうさんは茉愛のことめちゃくちゃ気にいってるよね? というか、むしろ積極的に狙おうとしている感出してきて、いいねえ、いいですよ。茉愛、陥落させられちゃえ! そして茉愛はというと、宮田に持っていかれましたね。まずは彼の描く絵が好みで、そして前髪に隠されていた目、それが露になった瞬間、ああ、恋に落ちたか。わかりやすい! と思ったら、伊藤も落ちてやがる! ここで明確に敵対関係が成立したぞ。ほんと、のっけから恋愛争奪戦の構図が完成。茉愛ははやく伊藤に負けて、カガリに争奪されてしまえばいいと願うばかりです。

『スローループ』。友人関係で悩む二葉、その解決をするために皆で遊園地に繰り出しましたよ。名づけて、フィッシング詐欺作戦! って、あかんって。外聞悪すぎるよ。二葉の友達の藍子、高校生と遊ぶっていうの、それだけでテンションあがってるのが可愛いですね。さて今回の目的でもある釣り堀、藍子には内緒かと思ったら、もう事前に説明ずみだったんですね。釣るのは小春と二葉と藍子。ああ、釣りガチ勢は釣りすぎると食べきれないからお休みか。さすが釣り堀といっていいのか、適当にやってもガンガン釣れるのがいいですよね。初心者藍子もちょっとのアドバイスで当たりがきて、そこからの大騒ぎ! 釣り上げて針をはずすというところで、藍子、手袋持参か! やる気あるな! 俄然、見た目が変わってきたぞ。でも、無理なところは二葉に頼って、ガンガン上がる二葉への好感度! いいねえ、いいじゃないですか。今回の作戦、二葉の告白、この時の藍子の反応がすごくよかった。わかってたって、無理しなくていいんだって、好きなことしたらいいんだって、目を見て真剣にいうその様子、ああ、取り越し苦労だったんだなあ。けれど、ちゃんと言葉にして伝えあわないとわからないことだってある。その足りていなかったことを埋めあえたふたり。ああ、より深い友情を育むことができた、そう思える良エピソードでした。というか、藍子、釣り堀体験もノリノリだったもんね。きっとなんでも一緒に楽しんでいける、そんな予感。魅力的でしたよ。

2019年8月24日土曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年10月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年10月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!』。学園生活部の4人が寄りあっている、その様子。くるみが笑顔を見せてくれてるのが、なにか安心させてくれるんですね。けれどこれ、本編があんなことになっているでしょう? だからこそ、この4人の姿にほっとするというか、逆にこうした、本当ならこうして普通にいられたろう子らが、あんな状況に放り込まれている苛烈さを際立たせるとも思わされて、いやもう、たまらんものありますよね。

今月は新作が2本です。

『ゆきのぷらん』。いろいろ足りてない? 忘れものしがちで、友達の助けにすがってばかりの雪乃。でも、それは友達、沙奈の策略という、ちょっとしたホラーもの? 私に頼りなさい。いつまでもダメなままで、私なしではいられないように育てよう。歪んだ愛情が、雪乃の人生にからみつく! これ、前後編だったんですね。前編は学校での様子、見事に雪乃は沙奈の思惑どおりに動いちゃって、これ大丈夫? そして後編、ここで雪乃はどう動くのだろう。休日ですね、一緒に映画を見にいきます。まさかの雪乃の自立が見られたり? と思ったら、ああ、ここでも沙奈優勢かあ。沙奈に捕われる雪乃。もしこの漫画が続いたら、この構図、揺らぐ日がくるのでしょうか。あるいはそうなった時こそがドラマのはじまりになりそうですね。

『冒険者LEVEL00』。新人魔術師ラムシーと新人ナイトチャカート、ふたりのはじめての冒険。ギルドで、わりとてっとりばやく即席でパーティ組まされて、相手のこともよくわからないままに出立したという塩梅。これ、実はMMORPGでした、みたいな引っくり返しがあったりするのかな? ちょっと心構えしたんだけど、そうじゃないのか。けれど感触としてはそうしたゲーム思わせるものあったんですね。新人が取り組むにはちょっと難しいクエスト。最初反発もあったふたりが、ともに困難を前にすることで、言葉の向こうの本当の気持ちに触れることができ、その距離も縮まっていくのですね。即席パーティだったふたりがチームになっていく、そんな過程を描こうとしているんですね。ゲームでいえば導入のイベント、そんな、いよいよはじまるという感じがあります。

2019年8月23日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年10月号

『まんがタイムスペシャル』2019年10月号、昨日の続きです。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。面白い展開、出てきました。山田がコンペで勝ち取った企画。それが実際に動きだす。そこでなごみ先生が会議に参加しようとしましてね、おお、なるほど、こういうアプローチでゲーム製作の現場を垣間見ることができるとは! と思ったら、さすがに参加不可でしたか。社員の健康を楯に押し込みをかけるなごみ先生、いいねえ、あの手この手、強引さも魅力ですよ。ここからがよかったんです。制作に必要なメンバーを集めるにあたって、健康面からの就業制限がひっかかる。じゃあこれをどうするか。業務を分担する、別方面での健康改善を提案する、などなど、ああ、なごみ先生がこれまで頑張ってきたこと、それがこの会社に根付いてる! 最初は残業上等、不健康だってどんとこいだったこの会社が、ここまで変わったんですよって、いやもう見事な達成感でした。途中、就業制限を破るのかと怒るなごみ先生、あの表情、最高でした。今回、なごみ先生は影で支える、そんなポジションだったけど、しっかりその魅力を畳み込んでくれましたよ。

『吸血鬼さんは無職です。』。橙也から名前で呼んでもらいたい有李。その悩みをニーナさんに持ち込むんですね。名前で呼ぶのが照れくさいんだよって、ニーナからの回答。なるほど、有李も試してみてわかったみたいですね。でもって妹、桃香も、橙也の気持ちわかってた。さすがですねえ。ニーナの介入もよかったですよ。橙也に、ちょっと強引? 悩みを聞くといって踏み込んでいくのね。でもって、そっと背を押してくれるの。これ、ニーナさんの先輩感感じられて、いいですよね。大人として、ちゃんと見守って、差し出すべきところで助けの手をそっとのべてくれる。こうして広がっていく橙也の友達関係。よかったねえ、と思ったところで、ニーナさん、気になる言動見せて、え? 引っ越すの? 同じところにい続けられないから? これはちょっと心配な流れ。杞憂であってほしいなあ。

『ワタシを欲しがる河野さん』。吉山内の通ってる大学の学祭に皆でいくんですね。でも吉山内は学祭にまったく興味がなくて、っていうの、自分もそうだったよ! さて、学祭当日、吉山内は参加したら楽しくなってくるタイプなんだ。でもって楽しそうにしてる吉山内を見て楽しむ河野に、その河野を見て楽しむ港。いびつだ! 変人の巣窟だ! 今回の後半、ミスコンに急遽出ることになった吉山内。港と河野が本気を出して、可愛く仕上げて、っていうんだけど、自分には普段の吉山内の方がいいなあ! ともあれ、吉山内にはいい思い出になった学祭。ちょっと前向きに考えるようになってるのがまたいいですよね。

『タヌバレ』。面白いですよ。人に化けてるキツネの子。田村少年からタヌキのにおいがするっていうんだけど、なんで? その理由がめちゃくちゃ面白かった。犬と思って飼ってるペット、それがタヌキ。じいちゃんが犬っていってた。でもタヌキの写真、スマートフォンで調べて見せて納得させるあのくだり、もう本当に面白かったです。面白かったの、キツネの子、どんぐりが大好きだっていうの。田村から山ほどビンづめにして持ってるどんぐりをあげるよっていわれて、うれしいって、でも、こんなに大量に市場に流したらインフレになるわ! って、君、めちゃくちゃクレバーやな! その喜びようもチャーミングだし、表情が実にいい。超がつくくらい魅力的でした。そしてここからも面白かった。タヌキのタケチヨ。まさかの分身、そこからの変身! すげえ! 君、人の姿ではイエヤスと名乗って、田村の友人やってるのか! ほんと、この学校、めちゃくちゃ面白い。イエヤスの正体、においでちょっとバレかかってるのもまたいいですよね。

2019年8月22日木曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年10月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年10月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、月下、実にいい笑顔を見せるエノでありますよ。この人は、ほんとぱっと明るく目立つ、そんな印象。ふわふわの髪も美しい。目をひく、いい表紙ですね。『ローカル女子の遠吠え』りん子は餅食ってますよ。ああ、月見団子か! こうやって、団子のへそに餡こ乗っけて食べるのがあるんだ。いいなあ。『大家さんは思春期!』チエちゃんは団子づくり。『吸血鬼さんは無職です。』ニーナは浴衣姿で手にススキ。これもまた十五夜ですね。

『ローカル女子の遠吠え』。今回はわさびの話題から。わさび飯っていうのがあるんですね。奥静岡でオクシズエリア? 自然があって、おいしいものがあって、これは魅力的。わさび飯、そしてソバ。いいなあ。ソバ食べたい。今回のわさび、これもきっと家康がらみなのかな? そう思ってたら本当に家康で笑いました。りん子が400年前といった瞬間に身構えてる雲春も最高でした。食事をエンジョイ、温泉もエンジョイ。水馬の鉄板ギャグなのかな? あれが可愛い。ツッコミ待ちするところ、それでちゃんと応えてくれる後輩、ふたりよいですなあ。そしてなんでも楽しむ雲春。いやみの通じない雲春。この人のこうしたところ、健康の源ですなあ。見習いたい。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。兄と部長さんの関係に興味津々の妹、朝永千佳、やってきましたよ。それで、いきなり菊池部長との関係を疑いはじめる。最高だ……。そうよ時代はダイバーシティ。ものわかりいいよな、妹。素晴しい。今回の妹の介入。これ、湯川部長と朝永のすれちがい、察しの悪い兄と傷心の部長、ふたりの関係をふたたび駆動させるための役割担いましたな! しかしほんと、この妹、気がまわるというかアグレッシブというか、湯川部長にぐいっと迫って必要な情報確保していく。できるやつだなあ。そんな妹の三角プリズムへの反応、さすがに困ったか! ほんと、この子、いいキャラクター、いい表情見せてくれました。

『六畳一間の憑き物石』。大学にこいし、ついてきちゃったんですね。いや、瞬が漬物石を持ってきてしまったせいで引っぱってこられちゃったのか。大学を案内してもらって、そして学食で一緒に食事して。その時々に、学内のカップルに自分の想像、行動を重ねあわせて、照れちゃったりして、こいし、いいよなあ。実に可愛い。そんなこいし、視線を感じるといって警戒して、もしや除霊? と、そのとき瞬がかばって前に出るの、ああ、やるじゃないか。このふたりの関係、瞬もこいしのことを大切にしているとはっきりして、基本ふわふわした男だけどさ、やる時はびしっと見せてくれますよ。でも、とんだ早とちりだった。ひとりごといってる瞬、その内容に興味を持ったミステリアスマニア女子か! 長谷川亜依。素敵な眼鏡女子。これはこれで、こいし、ちょっとピンチやも知れませんな。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。ハロウィンですよ。宮原からのいきなりのトリックオアトリート攻勢にも動じない智枝。さすがだな。用意がいい。智枝、マメですよね。アプリにも季節の行事を知ってもらおうと、ハロウィンを学習できるよういろいろ用意しておいたんだ。そんなアプリのハロウィン理解、すごい、わりとちゃんとしてる。コスプレするイベントと理解。カボチャのランタンが定番ということも理解して、でもランタン着ちゃったのか。これ、ガイキングっぽいな。その後も、魔女になったりキョンシー、狼おとこに吸血鬼。ああ、アプリさん、実に可愛い。イベント楽しむ様子、ほんといいよなあ。なんでもないような、けどそれがかけがえないと感じられる。いい話でした。

2019年8月21日水曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年10月号

『まんがタイムきららMAX』2019年10月号、昨日の続きです。

『六条さんのアトリビュート』。いい感じですね。幽霊の六条さん、散々このみのこと驚かしまくったわけですけど、決して祟ったりしようとしたわけじゃなく、むしろこのみがピンチの時は助けてくれたりして、悪い子じゃないようですよ。このみの回復を祈願するところ、あの独創性は見事でした。聖セバスティアヌス、矢を射掛けられた聖人なんですが、その絵をもって願掛けって! この漫画、こういう美術豆知識みたいなところもいいな、期待できそうだなって思ったんですが、それ以上に六条やこのみのキャラクター、それがチャーミングでよかったなって思ったんですね。自分自身を知りたいと望んでいる六条、美術に詳しいという謎のバックグラウンド。なんかそそりますよね。けど、あまり重くはなりそうにない。その塩梅もよさそうですよ。

『エンとゆかり』。この冒険者体験施設、めちゃくちゃ楽しそうだな。設定にしたがい、暗黒の館にてロールプレイをする。ルール説明をする鬼教官、いわゆる鬼軍曹的に暴言はくんだけど、すぐさま謝ってくれるとか、ほんとフレンドリー。館内での冒険も、モンスター倒したらお菓子になってくれるしさ、ボス戦もね、圧倒的な強さでパーティーメンバーが戦闘不能に! って、いやいやめちゃくちゃ扱い丁寧だな。ほんと、こんなアトラクションあったら遊びにいきたいよ。しかし、これ、楽しいアトラクションに見えるけど、能力ある冒険者を見つけるための施設ですよね? ただその目的が、リクルートのためなのか、あるいは将来脅威になりかねないものを事前に排除のするためなのか。わからんのだけど、次回ですよ、エンの活躍が期待できそう! ただ残念なのは、ゆかりがもうリタイアしてること。ゆかりにはエンのかっこいいとこ、見てほしかった!

『みわくの魔かぞく』。ミラの幼馴染み、ビーがやってきた。外出しようとするも、尻尾が目立つ、バレちゃうからって、まい、ほんと気苦労がたえないですね。花火をやります。魔王が可愛いよなあ。見た目こそはいかついけれど、わ〜い花火だ花火だ〜って、子供なのか!? 楽しいパパですよ。そして今回、ミラとビーの馴初め? 昔話を聞かされて、なるほどミラの吸血鬼化、その秘密、ビーは知っていたのか。というか、吸血鬼の人格を封印してくれていたのがビー。ここで、ビーが話してくれたまいに会いにきた理由。このふと素直な表情見せてくれたところ、よかった。みらとビー、仲良くなれそうですよね。まいの気遣いもまたよかったですよ。

『ももいろジャンキー』。もも、はじめてのおつかいってやつですかい? それはいいのだけど、あの冒頭のももですよ。突然なにかに開眼!? 目的地は美耶のバイト先の弁当屋さん、道中ははなが変装のうえちゃんと尾行して、安全対策はばっちりです。しかしお弁当屋さんへの道中、猫に気をとられて、買うもの忘れちゃった!? かと思ったら、思わぬ方面から思い出し、途中で転んで泣きだしても、思わぬところから目的に復帰しと、この復帰力、素晴しかった。弁当屋では美耶がもものこと心待ちにしていて、だっこひとつくださいでハート打ち抜かれてるやん! そしてはなの登場、ここで今回のブタノルマ達成か! でも、はなにも嬉しいサプライズ。そのやりとりも、帰り道の情景も、ほんと、ふたりいい姉妹です。

2019年8月20日火曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年10月号

『まんがタイムきららMAX』2019年10月号、昨日の続きです。

『初恋*れ〜るとりっぷ』。文化祭、はじまりました。鉄道喫茶は出だし順調? 遊びにきてくれたりんねとくるみ、再現駅弁も、それからそらのジオラマも好評で、この子たちが呼び水となって、他のお客さんにもアピールできたみたい。と、そこに現れた迷子の女の子。はたしてどうするべきか。どうしたらいいか迷っていたら、先生、動きがはやいなあ! 放送ジャックでもって迷子の案内しつつ鉄道喫茶のアピールだよ! この迷子の一件が、そらにかつての自分を思い出させて、そして眠る先生にとっておきの告白!? 聞こえた? 聞こえてない? このはっきりさせないところ、先生、やりますなあ! だけじゃなくて、この後のそらの行動にもいろいろ影響してきそうですよね。

『こみっくがーるず』。SNSを活用しましょう。新しい機材の写真アップしたらいいねが稼げる……。じゃなくて、かおすならぬにゃおす先生アカウントがひたすら猫画像をアップするようになってたり、というか、これ、きっと人気あるぞ……。しかし、あのかおすのネガティブさ、連載を獲得してさらに卑屈になってない? でも、これがかおすのよさだなあ。そして琉姫ですよ。えすえぬえすを担当からすすめられた。はいいとして、SNSを知らない、SNSマシーンを買うとかいっちゃう、知らずブックマークしてたSNS、そのタイトルが巨乳美人探し機……。しびれるわ、かっこいいわ、眼鏡が素敵だわ。今回はナチュラルピュアな琉姫の魅力大爆発で、迷走くりかえした先にしっかり一歩踏み出していくところとかはね、よかったじゃないかって目を細めて見る思い。そしてかおすですよ。ああ、娘大好きお父さん! ほんと、この子もこうして友達の影響でもって先へ進んでいけた。それがまたよかったなあって思ったんですね。

『いのち短し善せよ乙女』。ほんと、この漫画、テンポいいよなあ。ぽんぽんぽんっと話が進む。メインストーリーにからまなくとも、テンポいいのが気持ちいい、コメディタッチも面白い。素晴しいわ。そら連載になるわって思います。今回のアイテムがなにか、ぎりぎりまで明かされないの効いてましたよ。初体験だ一発だ、不穏な響き? 聞きつけた先生が、エッチな話ですか!? って、先生、それで大丈夫!? おかしい、ほんとにおかしい。先生、すごくヤバい……。転校生の神成夏芽。乙女と杏に目をつけられた? と思って警戒するんだけど、そうか、この子、人付き合いに苦手意識があるんだ。けれど、乙女が夏芽の苦手意識をふっとばしてくれましたね。この、ほんと、ちょっといいところね。ええ、一日一善、立派な善行だった、そう思わせてくれるところもね、この漫画のよいところですよ。夏芽、乙女たちと友達になる、つまりメインキャラとして今後も関わってくるのかな? だとしたら、この豹変しちゃうところ、これが鍵になりそう。よくもわるくも存在感あるキャラ、いい感じです。

『ななどなどなど』。ああ、これは前回の話、その小町サイドでありますね。ななどがメンテで呼び出されたために、ひとりで学校にいかなければならなくなった小町。けど、御目付け役がいないんだからサボっちまえばいいのでは? 悪い考えがよぎっても、ななどの気持ちを裏切れないのか。いい子だなあ、小町。今回はるるも高山萌も不在でまさしく逆境だったわけだけど、陰口たたかれても耐える。体育でペア作れなくともひとりで頑張る。この子、ほんとに真面目だわ、いい子だわ、頑張ってる、評価されてほしい。今回、小町に話しかけてきた高山萌の友人、嶺。小町とはテンポもペースも違うみたいだけど、小町にしては結構苦手そうなタイプっぽいけど、ちゃんとコミュニケーションできましたね。こうやって、頑張ってること自分自身にもはっきりわかるかたちで示せたこと、そしてななどに認めてもらえたこと。この子の大きな自信になっていきそう。こうした一歩一歩を確かなものとしていく小町を見ることができるの、これは喜びですねえ。

2019年8月19日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年10月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年10月号、発売されました。表紙は『社畜さんと家出少女』。ふたりで水着、ナルがぐいっとこちらに差し出しているビールジョッキ、このせいで、ビールの広告ポスター感が出てるよ! かたわらのユキはちょっと恥ずかしそうにしながら手にアイスキャンディー、と思ったら、これ、ナルさんの妄想か! 全然海にいけてないんじゃん! 疲れの果てに、海いきたいなあ、ビール飲みたいなあって、想像にハマりこんでるんじゃん! いやもう、なかなかにヤバめの表紙ですよ。

今月は新規ゲストが1本です。

『ほーぷす×ハウス』。高校進学を機に、実家を出てシェアハウスにて暮らすことになった女の子、小野ひまり。移動中の電車でもお絵描きに精を出すこの子、漫画家志望? あるいは趣味で絵を描いている人かな? ひまりの新居、ホープハウスは、アパート? それを一部屋ふたりで借りることになるというのだけど、同居人は見た目にちんまりとした可愛い女の子、ハクア。この人、見た目は幼ないけれど飛び級で大学も出ている社会人。お隣の大神ヨウによると16歳なのだそう。ハクア、ひまりの荷物にあった漫画の原稿、そいつを目にして激怒? キビしくひまりを追求する、その理由はこの人、漫画の編集者なんだ。思わぬ出会いで、まだまだ至らぬひまりがハクアの指導を受けて成長していくことになるのでしょうか。いやはや、まずは優しく指導してあげていただきたいところ。なんせ、まだ夢見てるだけのアマチュアやからね?

『ぼっち・ざ・ろっく!』。ぼっちちゃん、ほんまにヤバい子やな。新しいギターを買った。宅録してるところ見てみたいと虹夏にいわれて、立合いのもと実際に動画を収録してみせるぼっち。ああ、やっぱりうまいのか。で、ここまではいいんですよ。ここからがヤバいんですよ。動画以外はやらないのかって。SNSに機材写真載せたりしたらいいねがたくさんもらえるよって、ああ、ぼっちの承認モンスターが目覚めてしまった。しかも悪いことに、もっとも悪い方向にスタンピードしてしまって、ああー、やっとこさ貯めたバイト代、20万を機材自慢のためにパーッと使い果たしちゃったのかあ。というか、どうせなら必要なもん買おうよ! でも、この暴走のおかげで、バイト続ける必然性がぼっちの中に生じたのか。虹夏、グッジョブだな。承認欲求モンスターに朗報となるのか、音楽ライターがぼっちの演奏に着目? いや、以前から知ってはいたのか。これ、この人がぼっちに、ギターヒーローか結束バンドかわかりませんけど、アプローチしてくることになるんでしょうね。しかし、そのどっちに、どんなルートから関わってくるのか、さっぱり予想もつかない。いや、テキトー取材から? ほんと、ろくでもない初対面になりそうな予感しますよね。

『私を球場に連れてって!』。今回は年下組の話だ! ホルスタインズは弱いってクラスの男子からからかわれて泣いちゃったくれあ。しかしなにが酷いって、猫子ですよ、ホルスタインズの数少ない長所を突きつけて論破だって、そこでわざわざ数少ないっていっちゃう!? しかもくれあ、弱いのは事実だからとそこは素直に受け入れてるんだ。ホルスタインズ、ふんだりけったりじゃん。でもってくれあ、選手でもって妄想する系ファンなのか! 野球って、いろんな楽しみ方があるのだなあ。ここからの展開、猫子の家に皆で泊まってホルスタインズ対タイタンズの3連戦をテレビ観戦するというの、猫子の面倒見のよさ? いや、野球となると他チームでも放っておけない? どうもその両方っぽいのがいかしますね。テレビ観戦中の猫子がすごい。リモコン常に操作して、あらゆる試合をチェックするの? 飯能名物野球モナカ、こんなのあるのん!? めでたい時にしか出ないって猫子がいってますけど、これ、猫子が同年代の友達連れてきたこと、お母さん本当に喜んでるんだなあ。今回、まだ前半戦なんですね。続く2試合目、3試合目がどんな結果招くのか、試合結果という意味じゃなくてね? 楽しみなんですね。

2019年8月18日日曜日

2019年8月17日土曜日

天気の子

 話題の映画『天気の子』、見てきました。最初は見るつもりはなかった、というか、すっかり映画館にいく習慣がなくなってしまっていたので、気にはしつつ見にいかずに終わるパターンかと思っていたのですが、ちょうど公開前日ですね、NHKの朝の番組で新海監督のインタビューやってるの見て、こいつは見にいくかあってなった。翌日公開初日の朝一の回、いい席があいてるの確認して休みをとって予約完了。かくして期せず熱心な新海誠ファンのような行動とることとなってしまったのでした。

インタビューで監督が、前作『君の名は。』では怒られた、みたいなことおっしゃってたんです。それ聞いた時、ああ、あれか、揺らしたとか揉んだとか、あれか! と思ったのだけど、あれ? そうじゃないんだ。なるほど、『君の名は。』は災害の被害をなかったことにしてしまう映画だっていう批判があったんだ。いろんな批判があったのだなあと感心しさえしたのだけど、でも『君の名は。』という映画は、災害の被害をたとえ奇跡にすがってでもなくしてしまいたいという気持ちが視聴者の共感を呼んだところもあったのではないか? あたり前に思っていた平穏な日常を破る災厄に直面し、もし時を距離を超えることができるなら、災厄こそは避けえなくとも、救える命もあるだろう。かなわぬことと知りながら、被害をなかったことにしてしまうことを夢想することはあるじゃあないか。

私は『君の名は。』に、そうしたかなわぬ切望を、たとえ物語の中だけでもかなえたいという、祈りに似た思いをさえ感じた。そしてそれは『君の名は。』以外の同時期の映画にも感じることがあって、ああ、その深さこそは違っても、誰もが同じ傷を抱えている、そんな思いに涙したこと、しばしばであったのです。

監督はインタビューで、前作ではたくさん怒られたから、新作はもっと怒られるような映画にしようと思ったとおっしゃっていて、そうか、めちゃくちゃ揺れるのか! これでもかと揉みまくるのか! いやいや、そちらじゃないですよね。災害をなかったことにしたといって責められたことへのアンサーとして、今度はなにをどう描くのか。俄然興味が出てきて、これは見なければなるまい、その思いに背を押されたのです。

見終えて、いろいろ思うところはあったけれど、例えば盛り上がりやダイナミックさは前作が優るなあ、みたいな感じのこととかね? そして本題、より怒られるラストの展開、主人公の選択というべきかな? それについては、むしろいいじゃないの! というのが私の素直なところでした。それこそ、あの選択以外だったら、皆のために我が身を犠牲にするなんてラストだったら、私は憤慨して劇場を後にしたと思う。

これ、ちょっと前にテレビでやってたアニメ『どろろ』が似たような問を内包していて、多くの人の生活の安寧と百鬼丸個人のしあわせ、その相克を突き付けて、さあ主人公はどちらを選ぶべきなのか。『天気の子』も、多くの人の生活の安寧と個人のしあわせを天秤にかけさせて、どちらかを選ばせる。生活の安寧とはいってるけれど、あれ、結構な大災害だから、描かれてないところでとんでもない被害が生じているはずで、その被害を奇跡の力でもってないことにしてしまうべきか、奇跡に求められる代償を支払わず出るとわかっていた被害を甘んじて受け入れるべきなのか。

新海監督は意地悪だなあ、みたいにもちょっと思ったんですよ。この問は、おそらく前作で被害をなかったことにしたといって怒った人にこそ効く二者択一だと思ったんですね。これは私の想像ですが、国家や社会のために個が犠牲になるなんてもってのほか、なんて人が怒ったんじゃないかなって思う。なので今回は、その信念ゆえに、ほら今度は被害をないことにはしませんでしたよ? って結果を突きつけられるはめになって、お望みどおり? わからないけどさ、やっぱ意地悪だよなあって。

私が、このラストに満足したのは、まさに私自身が「国家や社会のために個が犠牲になるなんてもってのほか」と思う人間だからです。映画の途中、まさか新海監督、今回は皆のための犠牲を出して、その苦さ悲しさでお涙頂戴なんてやらんよな? そんなこと思ったりしたからね、それだけに、やったぜ、やっぱそうこなくっちゃな! でしたよ。また、この大災厄に対し、人がどうこうできる領域を超えた現象だと、大きな自然の理のうちなのだと、そういう話がされたのも嬉しかった。このあたりは監督の優しさなのかも知れないし、あるいは素直にそういう考えの人なのかも知れない。どちらかはわからんですね。

ともすれば、全体の利益のためには個の権利など尊重されるべきではない、そんな考えが幅をきかす感さえあるこの頃。ところが『天気の子』は軽々と、世の中なんて知ったものか、自分の大切なものを選択していこうぜと、見事なストレート球投げ込んできてくれて、実に痛快でした。

帆高と陽菜の選択に、それで正解、最高だったよ! といってあげたい、そんな気持ちが残る、すがすがしい映画でした。

  • 新海誠『小説 天気の子』(角川文庫) 角川書店,2019年。
  • 新海誠『小説 天気の子』ちーこイラスト (角川つばさ文庫) 角川書店,2019年。

2019年8月16日金曜日

本田鹿の子の本棚

 こんな漫画があるなんてまったく知らなかった。Twitterで流れてきてはじめて知った。僧兵の亡霊に復讐すべく立ち向かう耳なし芳一のバトルアクション漫画が流れてきて、これがまたべらぼうの面白さ! うわあ、これ、続きが読みたいなあと思ったんだけど、そもそもこれ商業漫画かアマチュアが趣味で描いた漫画か、どっちなん? 時期的にコミケの戦利品かも知れないじゃないですか。いやほんと、絵だけ見てもわからない。だって、アマチュアでもめちゃくちゃうまい人いるもんなあ。さいわいタイトルが付記されていたので、『本田鹿の子の本棚』、検索してみたらですよ、やった、これ、商業漫画だ。しかも電子で出てる。もう、速攻購入決定しましたね。

この漫画、えらくややこしい構造してるんですね。思春期の娘を持つ父が、娘を知りたいがために、日々こっそりと彼女の蔵書を盗み読む。その娘の蔵書というのが、たとえば冒頭にあげた耳なし芳一バトルアクション。毎回、娘の蔵書を父が読むという体で、短編読み切り漫画が展開されるのです。

ここで面白みが分岐します。第一の面白みは、娘の蔵書漫画の奇抜さでしょう。いやね、娘、鹿の子、めちゃくちゃな奇書マニア。ほんと、人を食ったような話ばっかりで、なんでそんな展開に!? いやいや捻りすぎじゃない!? コメディ寄りの短編漫画としてもキレッキレに面白い。だって、そもそも私がこの漫画読みたいと思ったの、紹介された耳なし芳一異聞、その単体の面白さに引き付けられたからですよね。ほんと、あっちにこっちに、ジャンル、雰囲気、タッチを多様多彩に違えながら飛び回るその軽妙さ。抜群ですよ。この作者、ものすごい地力がある人だと思う。

そしてもうひとつの面白さ。父が娘の蔵書にアクセスしているという、その構造が面白い。父が娘の蔵書を読み、その父が読んでいる本の内容が父フィルタを経由しての漫画となって提示される。そして父の感想、というか本を受けての娘への不器用なアプローチをもってエピローグにいたる。この基本構造。いうならば額縁構造が、短編としてもべらぼうに面白いこの漫画にさらなる面白さを重ねていくんですよ。

あまりにとりとめなく、脈絡もない、そんなどっちらかった短編集が、鹿の子の蔵書としてひとつの軸を持つ面白さ。あまりに奇矯な娘の蔵書に触れてしまった父の戸惑いや葛藤、いや、父、あんたもそうとうな変わりもんよな? その反応の多様なことにも驚かされるし、またどうにもこうにも下手くそすぎる父のリアクション。わざとらしかったり、あんまりにもはずしてしまってたり、もうお父さん、あかんすぎひんか!? みたいなつっこみどころ? もう、本当に面白い。

さらに、このどうしようもないコミュニケーションがあるからこそ、父に対する共感? 親しみもわこうというものだし、さらにはほぼ感情をあらわにしない娘、鹿の子に対する愛着なんかも生じてくるという。ほんと、おっかしいよなあ。このキャラクターの強さ、魅力、これがまたたまらないんですよ。鹿の子の蔵書を通じて我々読者もまた、ふたりを知っていく。それはつまり、漫画を読むという行為によって、ほかならぬ我々読者も、この漫画世界に対するさらなる大枠の額縁となっているのだなあ。そんな奇妙な感触をも得る、まさに一種の奇書であります。

2019年8月15日木曜日

2019年8月14日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年9月号

『まんがタイムきらら』2019年9月号、昨日の続きです。

『佐藤さんはPJK』。のびのびとしたいい誌面だなあ。今回の舞台は海。先に着いているであろうPJK佐藤とめい、どこにいるんだろう、千春たちが探すその追体験を「佐藤さんをSGSさがせ!!」なる企画コマにて読者もできるというのね、面白いわあ。さらになにが面白いって、PJK佐藤、いるといえばいるけど、画面には見えてへんやん! あのサメか! サメで登場か! しかもパレオならぬ鎖かたびら。重さで沈まないの!? いや、PJKだから大丈夫なのか。でもって、めい。SGSコマで変なのいるなって思ってた、それがめい。さすがだ。ほんと、流石でした。今回、皆でビーチバレー。いきなり尻目掛けてボール打ち込まれてるめいが最高でした。ここからの描写ね、変形4コマでもって、動きあり、迫力あり、そしてヴィジュアル的にも魅力を増して、ああ、いい、とてもよかったです。そうそう、最後のね、負けた千春とめいの苦悩、それ、ふたりにかかる負担、ちゃんと軽減されるの、あれ、なによりでした。後味悪くならないようにしてくれている。いい漫画です。

城下町のダンデライオン』。アンジェリカ編、エピローグでした。父との約束を果たさんとするアンジェリカ。再度日本への留学を決めて、しかしアンジェの記憶にはもう茜は存在していないというのですね。父を助けるための対価、それが茜との記憶だった。彼女にとって重みのある、大切な大切な茜との記憶。それが失われて、また最初から積み上げることとなるのでしょうか。自分のことを忘れてしまっているアンジェを受け入れ、何度でも友達になるという茜の思い。温かみあって素晴しく、それだけに失われたものの大きさ、寂しくも思うのですね。と思ったら、まさかあのラスト。目に涙をこぼさんばかりに湛えたアンジェと茜のあらためての再会。おかえりの言葉。ああ、いいしめくくりではありませんか。これは、ちょっとした奇跡なのかも知れませんね。

My Private D☆V、『マギアレコード』の富士フジノです。D☆Vポイントは、ボーイッシュな子の『女のコ』な顔+セーラー服!! なのだそうですよ。イラストは、セーラー服の女の子、ショートカットで、快活そうな、そんな子が、ちょっと顔を赤らめまして、手でもって表情隠そうともしてるのかな。なるほど、これが『女のコ』な顔、であるわけですね。ふと見せる本心とでもいうのか、普段隠されているソレが垣間見えてドッキリ、そんな仕掛け、効果もあるのでしょうね。こういう爽やか系の女子、ハンサムガール? 好きですよ。

2019年8月13日火曜日

『まんがタイムきらら』2019年9月号

『まんがタイムきらら』2019年9月号、昨日の続きです。

『一畳間まんきつ暮らし!』。グアム旅行編ですよ。宮殿みたいな別荘に招かれたと思ったら、なんとこれ漫画喫茶なのか。一畳間なんてサイズじゃないよなあ。しかしこれ営業してるの? と思ったら、なるほど収納庫、書庫ですか。皆で黙々と漫画を読む図。ここからどうやって下の水着シーンに!? と思ったら、素直につっこみ入ってました。水着も、プライベートビーチだからと、けっこう際どい系? 見せ場をどかんと大きく見せるの、D☆Vを売りにするきららならではといっていいものか、よいアプローチでした。その後の、グアムにてオタク趣味満喫する皆の様子描きつつ、芽衣子の悩み、芽衣子の迷い、それが皆に受け入れられることでやわらいでいくプロセス、丁寧に取り上げて、ああ、グアム行、いきなりの展開だったけれど、いきなりだっただけにこうした普段とは違う様子、表情、気持ちなんかも素直に出せたのかも知れませんね。皆それぞれのマグカップ。いい話でした。

『初春が咲く』。姉の卒業、そして旅立ち。ナーバスになっている柚子、そして父の様子がしんみりとさせて、柚子なんかはねあんまり気持ちを感情をあらわにしていないというのに、こんなにも伝わる。とてもよかったですよ。しかし、ダンボールに入ってる柚子、さらにそれにつきあう姉、絵面的にも面白かったなあ。この、つきあってくれるというのがいいですよね。言葉にせずとも、ただ同じようにして、ただ隣りにいてくれる、それだけで気持ちのそっと落ち着いたり、安心したり、わかりあえたり、そういうこともあるよねって、そんな気分にさせられたのでした。そして最後の柚子ですよ。ああ、気持ち、切り替えていきましたね。最後のページ、あの写真、しんみりとさせられつつも、気持ちのいい笑顔。ああ、ここにも心情、溢れていますね。

『みゃーこせんせぇ』。最終回でした、はいいのだけど、また無茶な展開ですよ。時は令和百年、って、えらい長く続いたもんだなおい、夢オチ受け入れる準備はできたぞおい、そう思って身構えてたら、違うんか、不老不死の確立された世界なのか。でもってそれが美夜子の仕業。いやもう、とんでもないことになった。怪我も病も怖くない、不老不死どころか若返りだってある、それこそ夢のような時代の到来。あの時、学校で、保健室で一緒に過ごした皆も、あの時のまま再び集まって、この代わり映えのしない、けれど社会も時代も前提も、根本から引っくり返る勢いで全然違っているという最終回。人を食ってる、みたいにいってもいいのかな? でもこの感触こそがこの漫画のらしさとも思えるんですね。ええ、見事に完走してくれた、そんな風にも思えてくるくらいでしたよ。

2019年8月12日月曜日

『まんがタイムきらら』2019年9月号

『まんがタイムきらら』2019年9月号、一昨日の続きです。

『トールさんの通り道』。めちゃくちゃ面白い。そして、日本ではわりと下級扱い、最弱扱いされがちなスライム系モンスターがやたらめったら強くって、いやもうこのゾッとさせられる感覚。すさまじかった。だって、あのモンスターが跋扈する森に暮らす経験豊富にしてしたたかそのもののトールさんがですよ、油断した一瞬、自分の姿を模した異形に、すぐそば、手の届く距離にまで踏み込まれていて、なすすべもなく食われるっていうんだから、もうおそろしい。これ、相手が知性を持ってたから交渉でもってなんとかなったものの、状況次第では全滅エンドだった……。この一歩間違えば大惨事といった状況からの思いがけない打開、見どころいっぱい、大満足のエピソードでした。

『下を向いて歩こう』。前回仲間(?)に加わったすさみん。さっそく本格的に行動ですよ。臨海浦とやらにいきますよ。自分の提案にすさみんが見事な理解を示してくれるもんだから、硝子、嬉し涙に泣きくれる。臨海浦はちょっと遠いから、うちのレンタサイクルを出すという硝子、母に友達と出かけること電話で伝えたら、今度は母が涙ですよ。どんだけなのか。どんだけ硝子、友達がおらんかったんか。自転車を借りにいったら、もういたれりつくせりのサービスに、いつまでも見送る母の姿。本当に面白かった。今回はいろんな石を拾います。けどこの浜でメインとなるエピソードは次回なのかな? でもって、いずれすさみんの家、串本にいきそうな布石うってますね。いつか憧れの浜、オゴクダにてテンションあげる硝子、見てみたいものです。

『夢見るルネサンス』。扉で桃花がかかえてるツチノコぬいぐるみ、可愛いなあとか思ってたら、本編に出てきた自室はツチノコ枕に、モスマン、チュパカブラぬいぐるみとマニアックなものに溢れていて、さすがですよ桃花さん。リーチャとひよりが一緒にサンドイッチ作って、今日はピクニックですよ。桃花がリーチャのサンドイッチを気にいって、ずっともぐもぐしてるのが可愛いやら面白いやら。今回は、桃花がレンと仲を深めて、UMAが好きな桃花の、好きを貫く覚悟みたいのが語られたりね、キュンプリが好きなレンの背も押したりといったところ描かれて、ああ、桃花とレンの関係、それが知人から友人になる、好きを貫く同志になるステップだ。なかなか距離を縮められなかったふたり、それがこうして打ち解ける、その様子、とてもよかったです。

2019年8月11日日曜日

ガダルカナル、信濃のドキュメンタリーが充実していたので今日は休みです

ガダルカナル、信濃のドキュメンタリーが充実していたので今日は休みです。

2019年8月10日土曜日

『まんがタイムきらら』2019年9月号

『まんがタイムきらら』2019年9月号、昨日の続きです。

今月は新規ゲストが1本あります。昨日、とりあげるの忘れてました。

『ゆえに、アイドル革命』。地道にデパート? 屋上でライブ活動を続ける駆け出しアイドル3人組、CHU♥IN GAM。しかしあまりに売れないため、プロデューサーともに異動が申し渡される。しかし異動って? アイドル部門以外もある、大きなプロダクションなのかな? と思っていたら、まさかの異世界。って、島流しとどう違うん!? ともあれ、かくして異世界に旅立てば、そこは人里離れた山の中。眼下に城壁に守られた都市を見下ろして、そしてそこに現れたモンスター、まさかそれがプロデューサーだというのですね。モンスターのいる世界。また魔法を使う少女も現れて、いよいよ穏かじゃない状況に追い込まれていく。この子たち、この世界にてファン100万人を達成しないことには元の世界に戻れないそうなんですが、テレビやラジオに類するメディアはあるのかな? あの都市が100万都市ならともかく、そうでないなら一生無理じゃない? なんて思わされた第1回。いわゆる異世界ものみたく、彼女らにチート能力みたいなのがあるのかな? ないと、ほんと、帰れないよね。

『星屑テレパス』。海果、さらに友達増えましたね。以前から話しかけてくれていた宝木遥乃。けれど海果はちゃんと返事ができなくて、それを結構苦に思っていた。変わりたい気持ち、ユウの助けになりたい気持ち、でもそれができない海果の苦悩。わかると思うところあり、どんどん落ち込んでいく彼女の気持ちに、頑張って、なんとか盛り返してと、応援したく思うところもあり、だからこそでしょうね、言葉にならない説明で、必死にユウのことかばおうとする姿、これに心揺れ動かされるんですね。この海果の頑張りがきっかけになって遥乃が友達になるの。ああ、遥乃もちょっと変わった子だ! すごく感動屋、表現がとにかく詩的で、大げさで、キラキラと、うっとりと、夢を思いを語るその姿、なんとまあ魅力的! そんな子が、海果と、ユウと手をとりあって、もうね、素敵な出会い、素敵な情景でした。なんかね、前向きになれる、明るくなれる、そんなエネルギーがありますよね。

『スロウスタート』。なんだこの扉絵! ともあれ、ある朝、クラスに現れた美少女。皆が誰? とかいってるんだけど、たまてやん! 可愛く、そして愛らしい、我らがたまてやん! 髪をおろすと誰だかわからんレベルで印象変わる、みたいな話。そのあまりの変わりように栄依子までもが、解せんと感想を漏らす。しかし、今回の美少女たまて。髪形のバリエーションもあって、よかったなあ。いつもと違う髪形で生徒会に出向いたら、創から知らない人扱いされて、あの創が脳内で可能性を消していくくだり、面白かったなあ。創のいうこと、わかるんですよ。自分もちょっとのことで誰かわからなくなったりするからさあ。でも、この言い分がね綴を怒らせちゃうの。あの怒ってる綴、可愛いんだけど、創にとってはそれどころじゃなかったよなあ。ラストの、皆が同じ髪形、眼鏡で創を待ち構えてるところ、これがもう最高だった。でもって、知らぬところで評価があがる万年大会。思わぬ登場、これがまた面白かったんですね。

2019年8月9日金曜日

『まんがタイムきらら』2019年9月号

 『まんがタイムきらら』2019年9月号、発売されました。表紙は『けいおん!Shuffle』。ヒロイン3人、水着姿で揃い踏みですよ。中央に紫、左右を楓と真帆がかためまして、水鉄砲をかっこよく構えている。それぞれにかっこよく? ポーズをきめてね、いや、ほんと、可愛らしい表紙だと思います。しかし、紫、楓がそうなのはなんかわかるけど、真帆がノリノリなの、なんか面白いなあ。皆、眉尻をキリリとあげて、ちょっと凛々しい。それがまた素敵なんですね。

『けいおん!Shuffle』。試験結果が発表されて、紫、真帆からめちゃくちゃ熱視線受けてるのがいいよなあ。成績いいのにバカっぽく見られること気にしてる紫。でも、うどん落としたりコップひっくりかえしたり、そうしたおっちょこちょい、優等生の一般的イメージとはギャップあるよね。それゆえにいいともいえる。紫、最高ですよ! さて、今回は真帆がメインでしたか。眉間にしわをよせてしまう系女子。それが真帆。なにごとも思い詰めちゃうんだねえ。花梨がね、思い詰めの迷宮から真帆をうまく引っ張り出して、そのマイペースさ? でもって真帆を和らがせてというの、ああ、ここにまた時間をかけて理解してきた、そんな関係なんてものが見えたんですね。いいじゃないですか。和らいで、それで一山超えて。真帆のペース、真帆のスタイルなんてのも見えてきましたね。

『むすんで、つないで。』。ああ、よかった。花ノ子のご両親、行方不明だった娘が無事帰ってきて、そりゃもう嬉しかったろう。なぜか5年の月日を飛び越してしまっていた、そんな不思議はあれど、娘の無事に比べれば小事だよなあ。ほんとよかった。ご両親、よかったなあ。そしてつなぐも。まだまだ混乱している花ノ子ではあるけど、だんだんに日常に復帰していくことになるのだろう。学校にもまた通えることになって、あれ? そうしたらどっちに通うの? 戸籍上の年齢で高校? それとも失踪時点の年齢で小学校? ああ、小学校なんだ。でもって妹の白百合と同級生になるのか。この妹もまた個性的で、なに考えてるかようわからんというか、でも、ちゃんと花ノ子のことフォローしてくれるみたい。この子もこの子で利発系なのかもなあ。そして最後に登場した、同じく神隠しにあったという女の子。薗部苺。え? 薗部? なんか素敵な響きよ、薗部。ともあれ、この子がどう関わってくるのか。そしてつなぐと花ノ子の結びつき、それは今後描かれるのか。関係があっちにこっちに広がると、ちょっと収拾つかなくなりそうだもんなあ。つなぐ、好きなんで、この子もいっぱい出てきてくれると嬉しいんだけど、まずは薗部、いや、苺ですね。この子、なんか可憐だなあ。

『海色マーチ』。ああ、よかった。いや、ほんとですよ。海の事故なんてまっぴらですよ? 珊瑚とわかれてひとり海に出たあまねですよ。基本、ものごとを舐めてるよね? 今回も、危ないからと珊瑚に禁止されてること、よりによってひとりの時に、いや、ひとりだからこそか、やらかしちゃって、しかも注意力散漫で、一歩間違えたら海の藻屑になるところだった。これ助かったのは神さまのおかげ? いや、事前に離岸流の存在とその対処法を教えてくれていた珊瑚のおかげか。ほんと、結果オーライだけど、帰ってこられてよかった。この危なかった経験、一歩間違えたらマジ死んでた経験を経て、あまね、もうちょっとだけでも思慮を深めてくれるとよいなあと思う。ほんと、海の事故とかまっぴらなんで。安全確保して楽しく海遊び、あまねさんにはそんな女の子になっていただきたいところ。うん、あまねの成長うながす機会になってくれたら嬉しいです。

2019年8月8日木曜日

『まんがタイム』2019年9月号

『まんがタイム』2019年9月号、昨日の続きです。

『テレパス皆葉と読めない彼女』。皆葉が女子生徒から弁当を作ってもらっている! それで妹たち、兄貴がESPの実験台として狙われてるんだ、ってすごい発想だな。この妹たちの矢ケ崎へのコンタクト。こっそり物陰から観察して、そうしたら見失ったり熱中症寸前になってしまったり。そこに矢ケ崎から接近してくるの、あの向こうからきちゃった! という焦りや圧迫感と、その後の助けられて疑ってた気持ちもすっかり晴れる描写、たいへんよかったと思います。妹ふたり、矢ケ崎のこと気にいりましたね。そして矢ケ崎も助けたふたりが皆葉の妹と知って、ああ、あの納得して、ちょっと理解してという感じ。これもまたよかったですね。

『良倉先生の承認欲求』。ほんと面白い。今回はまさかの恋愛相談ですよ。古岩部長が星畑のこと好きなんじゃないかって良倉に相談してきて、しかし良倉、軽く認めちゃうんですね。このあたり、ちゃんとした大人なんだなあって感じる。古岩のこと、よーく見て、その気持ちの動きもしっかり受け止めた上で、好きと折り合いがついたならその気持ちを尊重した方がいいと、わりと強めに後押ししていくの、すごいなって思いました。自分の後悔? もう取り戻せない青春の輝き? それをもって嫉妬で古岩の足を引こうっていうのじゃなく、むしろ若い人の可能性を受け止めて見守って、導こうとする姿、ああ、立派じゃない! それに加えて、良倉のSNSでのふるまい。貪欲に承認を求めていく理由、この人がなにに満たされていないのかも見える良エピソードでしたね。

『抜けだせ!ぼっち!』。面白い。学童保育のボランティアをすることになった八重樫明子。子供たちからはガッシーって呼ばれてるんだ。そんな明子の子供たちから学ぶいろいろ。遊びにまざりたくてもどうしたらいいかわからない子の気持ちに共感。そこからのサポートは上級生のゆうりがうまいことやってくれて、なるほど、そっとうながして、自分からアクションおこさせるんだ。この一件で、ゆうりが明子から師匠認定されるのがおかしい。さらに明子の大学でのアクション。これうまくいくかな? そう思わせて、ああー、駄目だったかあ。そんな明子のゆうり師匠へのヘルプ。これ、ほんとに面白かった。これ、師匠にも重荷じゃない!? でもなんか、明子とゆうりの距離、いい感じに縮まった、そんな感じしますよね。

『午前0時のおねだりごはん』。米沢、結構厳しい先輩なんだ! と思ったら、失敗した後輩には内緒で、しっかり失敗のフォローすべく奔走していた。この一部始終を知った牛喰。米沢の願掛けのおねだりを受けて、なるほど、隠れてフォローするその行動を受けて、隠し味をテーマに夜食を作るっていうわけですか。仕事の情景を描いたうえで、そこにからめて食のテーマが設定される。無関係に仕事、夜食となるんじゃなくて、そこに繋がる一味があることで、立体感出てきますよね。食事しながらの牛喰と米沢の会話も気が利いてて魅力的でした。ところで、米沢からのお返しさせて発言。これはなにかさらなる動きが? 牛喰、大変に喜ばされることになったりしちゃう!? 実に気になる、そんな引きでしたよ。

2019年8月7日水曜日

『まんがタイム』2019年9月号

 『まんがタイム』2019年9月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。虫取りに興じる代理だけど、頬をクワガタにがっちり挟まれて、ああ、痛そうだあ。しかし代理、少年みたいな出で立ちですね。『花丸町の花むすび』、花子も虫取りですよ。捕虫網に虫カゴ持って、まあ、ほんと見事に元気はつらつで、この人も少年みたいな出で立ち。この人はこういうの似合うよなあ。『レーカン!』天海さんも虫、ではあるんですが、幽霊? 鬼火? の蝶がひらひらと舞っている。天海さんが笑顔見せてるから悪いものではないのだろうなあ。こういうのもまた夏らしい風物でありますね。

『茨城ってどこにあるんですか?』。今回は多恵の家に鈴子が訪れて、しかしこれ、予定された訪問とかじゃないのか。常磐線が止まった。そうなるともう東京には戻れないっていうの、あらまあ、複数の経路がないとこういう時、困るよね。復旧まで3時間と聞いてショック受ける鈴子の表情、その気持ちよくわかりますよ。鉄道止まった! ってなると、どうしよう、どうやって帰ろう、めちゃくちゃ焦りますもん。しかしこのトラブルが多恵の家、高橋家への訪問を実現させて、そこでの会話、おだやかに進むの、それがまたよかったです。森戸、いいよね。君、どんだけ多恵のこと好きなのか。そして多恵の母、登場! 多恵の東京への憧れは母への憧れなのか! そして東京への怖れも母の影響受けてるのか。そうした多恵のバックグラウンドが見えたところ面白く、そして多恵の母のオフモードが素晴しい! そしてここから鈴子、高橋家宿泊ですよ。今回、いつもより慌てたり焦ったりの鈴子、いろんな表情が見えたのもなかなかによかった。常磐線動いてます!? のくだり、かなり可愛かったです。

『瀬戸際女優!白石さん』。母とあって話をしている白石。似てないようで似ているふたり。これ、昼から酒? 朝から酒? の母の行動、白石はこういうのを見て自身を戒めてきたりしたんだろうなあ。なので、いろいろ違ってきている。でも心情とか人情、そういうところは似ているということ、少ないページ、少ないコマで一気に見せるの、効果的でした。そして母が倒れたとの一報。ああ、冒頭の対話はここに繋がるものだったのか。母のことはマネージャーに任せて、仕事を優先した白石。けれど内心、かなり迷っていた、心配していた、それがしっかり読み取れて、真島監督のはげましなのかなんなのかわからないくだりも、面白み添えながら白石の内心を垣間見せてくれるよい描写でした。そしてラスト。仕事を優先したことを母から褒めてもらえた白石だけど、全然そうじゃないっていう本音を押し出してきた、ああ、これはいい。すごくいい。ええ、この一コマで白石がどういう人であるのか、よりはっきりと見えた。いいエピソードでした。

『ハニトラなんか怖くない!』。綾小路、女子社員から大人気か! いや、以前から評価されてましたよね。さりげなく親切で、さりげなく距離をとったり視線をはずしたりしてくれる、そんな紳士な綾小路の振る舞い。見た目にも優しそうだし、根がよさそうだし、そんなやつがセクハラぎりぎりを攻めてくるようなやつから必死に守ってくれたんでしょう。そりゃ人気でるわ。でも、そのせいで山田さん、気が気でない? かなり警戒モード。しかしそれにしても、綾小路が紳士的(に見える)からって、着替え中の女子社員がいる更衣室に引き込もうっていうのはまずいよ! ここは山田さん、ナイスサポートでした。今回、ちょっと強引な女子社員たちと、彼女らから綾小路を引き離そうとする山田さんの攻防、それが面白かったり頼もしかったりで、そしてここに再び本社の佐藤さん! 山田さんを狙うとかいっちゃって、それをね、本当は誤解なんだけどね、山田さんはぜったいに譲らないって、綾小路のその言葉、山田さんにクリーンヒットじゃないの! 素晴しかった。そうか、やっぱり山田さんは綾小路のことを好きなのだね? 素直にそう思ってもいいんだね? そしてさらに綾小路にふりかかる受難、女難? 取引先の手強そうな女性の登場予告ですよ。ここでも山田さん、活躍するのかな。あるいは綾小路の勘違いが功を奏すのかな。もう、ほんと、楽しみにさせられっぱなしです。

2019年8月6日火曜日

『まんがタウン』2019年9月号

『まんがタウン』2019年9月号、昨日の続きです。

『3人よればっ!』。丁寧な展開、筆致で、この漫画、実にいいですよ。浴室掃除の当番、一緒に掃除していたのだけど、まさかそこで喧嘩が勃発、それぞれの性格の違い。気になるところがあっても直接指摘できるほどにまだ打ち解けておらず、かといって後で掃除をやりなおしたら嫌味みたいに受け取られて、そのすれ違いよ。サナとチカの仲違い。ミオ、とりあえずその場を収めはしたのだけど、それがふたりの謝るチャンスを潰してしまった!? このコミュニケーショの難しさな。サナもチカも失敗したって思ってる、仲直りしたいって思ってる。その仲直り、ミオがしっかりとりもったのね、怪我の巧妙なんだけどさ、これ、ほんとうまい展開、いい流れだと思いました。あの、ピンチがチャンスに!? っていうの、ほんと、どうとりなしたらいいかと思い悩んでたモヤモヤ、一気に吹き飛んだもんね。素晴しかったです。

『レトロゲーとかマジウケる!』。よしおじ、美咲と運命でつながってる!? 旅行? に出たら、そこで美咲たちと遭遇。修学旅行だっていうんだけど、狙ってなくてこれなら、ほんと運命だね。といっても、姪だからなんてこともないんだけど、とか思ってたら、美咲のこと好きっぽい男子がきた! 犬飼ケンゾー。こいつ、いつも美咲がよしおじのとこにいくもんだから遊べないっていって、逆恨み? いやシンプルに焼き餅だな。このギャル男? 最初どうなるの? とか思ったけど、ゲームで対決して、なんだかんだで楽しくなってるっぽいっていうの、面白かった。うん、これ運命だな。よしおじ、ケンゾーと運命で結ばれたんだよ。今後はケンゾーもよしおじに絡んできそうですね。どんな絡みかたしてくるのか、ちょっと楽しみですね。

『平日休みの堀出さん』。妻と夫、同じ日に休みがとれたらアグレッシブに遊びまくるのがならい、というんだけど、今回のテーマはショッピングモール。ほー、普通に買い物かあ、とか思ったら全然そうじゃないのがものすごい。というか、目的と手段が見事に入れ替わってるよね。一日かけてショッピングモールを目指すというの、その行程こそが目的になって、ショッピングモールは通過点みたいになってるやん。途中で目的変更、ショッピングモールめぐりになるのもおかしくて、あんまり普通の客と視点が違いすぎるから他店の視察と勘違いされたり、で、なに、入ってる店舗でビンゴやってるの! よくそんなの思いつくなあ! このなんでもない日常の風景の代表格とでもいえそうなショッピングモールでも、こんなに特別なイベントにしてしまうふたりの発想は鮮かで、そして日常のような非日常のような、特別なことをあえてしない楽しさとかね、やっぱりなんか違うんですね。なんだろう、異化ってやつなんだと思う。普通が普通でなくなって、けどそれがまた普通を際立たせてという視点の切り替わる面白さ。ああ、これもまたひとつのインスタレーションでありますね。

2019年8月5日月曜日

『まんがタウン』2019年9月号

 『まんがタウン』2019年9月号、発売されました。表紙は『鎌倉ものがたり』。われら鎌倉オールスター! だそうですが、なにか、なにかあったっけ!? と思ったら、ああ、35周年。すごいですね。それだけ続いてきたというところに、読者からの支持の厚さ、感じさせますね。そして他には『恋するヤンキーガール』最終回の告知カットもあって、イラストは先月号の流用ですが、花束を抱いて涙ぐむ笑顔のアヤメですよ。最終回のカットに相応しいものあります。

『あいたま』。監視カメラに写った見知らぬ女の子。場所は夜の教室。しかし問題になってるのが、そのカメラ、あいの私物ってことで、もうほんと、この子、危険人物扱い。もうやめると誓ったはずの盗撮、いやこれは盗撮じゃないんだ、防犯なんだといいはる犯人。ほんと、君、ヒロインとちがうのか。一番言動がぶっとんでて危ないのがあいというのはもう間違いないんだけど、最近はそこにバニラが加わって、ツンデレなのか、いやけど結構ちょろいよね。幽霊の正体見ようと学校に泊まり込むというイベント。うち数名があいの挙動を監視する目的で参加するとか、この友情と疑心のいりまじる様よ! そしてバニラですよ。ひよこがからむとほんとちょろい。即堕ち、ニヤけ、そしてふところひよこ。どんだけ可愛さ押し出してくるのか。メインヒロインの座、バニラの方向に傾いてやいませんか。

『新婚のいろはさん』。始が欲するふつうの鍋。ありふれたのがいいという。世話になってた春江おばさんの鍋は変わり鍋や海外風が多かった、というんだけど、結構本格派っぽいな。それだけに、シンプル? ふつう? に憧れるというの、人の望みというのはなかなかに難しいものです。土鍋から買う。普通のを、といって探していたのに、クマ土鍋に決着したの、これは面白いな。しかも鼻から湯気が出るのか。絵的にも面白いな。始といろは、ふたり一緒に買い物しながら、具材を決めていく。ふつうの鍋とひとくちにいっても、選択肢はその都度多岐にわたって、度々のいろはからの問い掛けにうろたえる始がいいですね。今回、ふつうの鍋を食べるという、そんなシンプルな話でありながら、ふつうとはなにか問い掛けながら、そこに始、いろは、これまでにないコミュニケーションの深さが描かれた、そんな話だったと思います。そしてラストにさらなる選択肢。ちょっといろはがいたずらっぽい表情してるよ!? 楽しんでますね。ええ、楽しんでますよ。

『恋するヤンキーガール』。最終回です。窓辺にてたそがれるナギ。斉木との会話に気になるワードが!? と思ったら、ああ、アヤメちゃんたちはちゃんと合格してたのか! というか、ずいぶんイメージ変わったな。アヤメちゃん、リボンなんかして、可愛い方面にシフトしてますよ。あんずはストレートパーマですね。以前からいってたもんなあ。なので、このイメチェンは規定路線でしょう。ナデシコもマスクをはずして髪切って、ああ、なんだよ、めちゃくちゃ可愛いじゃないか。と、ここで斉木の話の意味がわかる。ユズキが落ちてたのか! 他校から遠征してきて、大声でぼたんへの愛を叫ぶのか。すごいなユズキ。無茶しすぎやで。さて、出会いと別れを思いながら、どんどんナギへの嫉妬をふくらませていくアヤメですよ。けどそこでのナギの対応ね、これまで乗り越えてきた分があるからか、余裕あって、ほんと、アヤメの不安もしっかり受け止めて、ああ、これが包容力か。ねえ、アヤメちゃん、なんも心配することないのにね。ストレートに愛を語られたら照れてしまうアヤメ、そんなところは変わってない。相変わらずな様子に安心させられたり、微笑ましく思えたり、そんな最終回でしたよ。

2019年8月4日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年9月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年9月号、先日の続きです。

『RPG不動産』。ファー、寝惚けてドラゴン化している説。だんだんに状況証拠が揃ってきて、琴音、気が気でないですね。ファーはのんきなもので、思い悩むのは琴音ただひとり。しばらくは、このファーの疑惑が展開の中心になっていきそうですね。今回のお客さん、凄腕の占い師さんも、物件探しの面白さは担保しつつも、やはりファーの件に関係してきて、ひとり占いの結果がわからないファー、そして琴音へのアドバイス、隠し事は抱え込まない方がいいというの、これ、はたして琴音の、ひいてはファーの未来になにが待ち受けようというのか。不安が拭えないこの感触。琴音もこうした思いを味わってるのでしょうか。

『異なる次元の管理人さん』。ポラリスドアができたから、自分の世界に戻ってもPolarisと行き来できるようになりました。それでまずは皆さん里帰り。ああ、ずいぶんと優しい展開だ。やっぱりなあ、ハードな展開よりも、甘いかも知れないけれど、ほっとする、そんなのの方が皆嬉しいもんなあ。そう思っていた、思っていたらですよ、まさかまさかのハード方面に一気に舵がきられて、ああー、そうなのかあ、ポラリスドアなんてなかった、笑顔で皆を見送るポラリスだけど、ひとりPolarisの消滅という悲劇を胸中に秘めていた。なんとかして皆を送り返そうと嘘をついて送り出し、そしてもとの世界に戻った皆はというと、かつてPolarisにやってくる以前の自分に戻り、Polarisのことはもう思い出すこともない、すなわちポラリスはじめ皆と再び出会うこともありません。これまで、いろいろピンチもあったけれど、そのつど皆で乗り越えてきた。だからこそ、もう大団円だろう、もうハッピーエンドだろう、エピローグのつもりで読んでいたら、まさかのこの展開。もとの世界に戻り、Polarisでの記憶も思い出もなくした鈴木の去り行く背を見送りながら、まさしく号泣するポラリス。見るだにつらい。八方塞がりに見えるこの状況、どう乗り越えるんだろう。このままなんてあるわけないですからね、その、いわば奇跡の駄目押し、期待してしまいますよね。

『先パイがお呼びです!』。文化祭2日目! なんときなこ先輩が素敵美少年に!? なんでまた男装を? なるほど商品目当ての男装コンテストですか。しかし、このレベルの美少年が出てきたら、もう優勝は決まりなのではなくて? だってマヨちゃんがキラキラにあてられて、タイムを求めるレベルですよ? とか思ってたら、まさかのエントリー終了。この肩透かし感、もうめちゃくちゃ面白いよね。きなこ先輩のちょっとぽやんとしてるところ、今回も見事に発揮されていた、そんな感じ。とてもよいです。男装の先輩にさんざ気持ち揺れ動かされたマヨ。その描写があったから、いつもどおりに戻った先輩に対するマヨ、その自然さ、安心感、あるいは近しさといったらいいのかな、そういうのがより際立って見えたところも素晴しかったです。そして、男装コンテスト、おお、ちゃんときなこ先輩の望みどおりになったではありませんか。ここからの津由奈と塩ちゃんのやりとり、これも面白かった。塩ちゃん、人気ものだなあ。

2019年8月3日土曜日

『まんがホーム』2019年9月号

『まんがホーム』2019年9月号、昨日の続きです。

『天国のススメ!』。今回、まさかのドッペルゲンガー。草間が試したもう一人の自分を喚び出す魔法とやら、失敗したつもりで成功していたっていうの。ドッペルゲンガーとあうと本体が死ぬというので、太一から十子から、橘から桜沢から、皆で協力して本体隔離して、それでドッペルゲンガーを逃がすというの、この展開がね、しみじみいい話だったんですよ。いずれ消える運命を受けいれながらも、自分は偽物にすぎないんだってーって納得しながらも消えるの残念だなって、笑顔でいうドッペル草間ですよ。あまりに悲しかったんだろうなあ、あの太一の顔! そしてかけた言葉のあたたかみ。これはもう涙でありましたよ。そしてラストのあのくだり。ああ、自分が今回読んでいたのはいつもの太一たちの世界なのか? それとも違ったのか? みたいに、枠組みが揺らいだ感触、これもまた素晴しかった。なにかちょっとすごいの見せられましたよ。

『歌詠みもみじ』。もみじは基本、こりない子だもんね。夏休みを遊びほうけて宿題真っ白。千恵の家に集まって宿題をやるっていうんだけど、サボる気満々か! っていうか、もう最終日じゃないか! もみじ、危機感足りてないな。というか、それこそ覚悟して忘れていったらいいんじゃないかな? あの父ちゃんがおかしい。もみじにいいとこ見せたいんだってわかるんだけどさ、付け込まれていいように使われちゃってるじゃん! 宿題合宿にはアメリが参加。この子、可愛いよなあ。気分転換にアニメ流したら見入っちゃってまるではかどらない。今回、もみじの宿題完遂。コーヒーが役立ったっていうの、ああ、きっとこれがこの子の成功体験になって、徹夜でやったらなんとかなったから、みたいに次もやらかしちゃうんだろうなあ! でも、それこそ我らがもみじって感じもしますよね。そして我らがまりあ。実にこりない面々です。

『うちの秘書さま』。おお、今回はメイドスペシャルだ! はじめに近しく、なんだかんだでいろいろ世話を焼く秘書に嫉妬! 帰省するという七瀬を追い出すように見送るシーン、なにかしたっけ? と不安になってる七瀬がちょっと気の毒で面白かったです。しかしメイドだけじゃ駄目なんだ! そう思わされた今回。実に楽しくて、それで面白かった。頼りにされなくて傷ついて、ぼっちゃんの思い出にひたりはじめるメイド。七瀬がいないとセキュリティに心配が、というのであちこちにさすまた用意してみたり、でもってはじめにちょろく懐柔されたりと、いい人たちなんだけど甘すぎるのかあ。時に厳しすぎると思える七瀬、でもあれくらいじゃないとバランスとれないんだな! そう思わされた今回。なるほど納得のエピソードでした。メイドたち、大好きです。

2019年8月2日金曜日

『まんがホーム』2019年9月号

 『まんがホーム』2019年9月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。浮き輪でゆったり水とたわむれるらいかでありますよ。今回のテーマは夏、水着、といったところでしょうか。『孔明のヨメ。』、孔明、月英夫妻、背中あわせで同じ浮き輪にはいって、でもふたり、水着とかじゃないんですよ。孔明なんかは、えらい現代的にも見えるんですけど、月英は、この服、可愛いよねえ。とてもいいです。『天国のススメ!』は十子が水着、だけどちょっと恥ずかしいんだろうな。頭からタオルかぶっています。『ちっちゃい先輩が可愛すぎる。』、駒井先輩、クマのビーチボールが可愛いですね。先輩の笑顔も素敵です。

『河原課長とギャル部下ちゃん』。三崎レナ、大活躍じゃないですか。他部署、商品の企画をしている部署に三崎がヘルプでいくことになりました。若い子の意見を聞きたい。それで三崎、わりとボロクソに指摘するんだけど、こんだけきっちりはっきり明確に表現できるのは強いな。でもって、これだけの指摘にヘコまないどころか喜んでる部長、すごいな。三崎が気にいったボツ案枕、それでいろいろ自撮りしてる三崎、これはいいですね。いつもはなんだか頼りにされない三崎がやけに張り切ってるの、やっぱり役にたってると実感できるの、違いますよね。そうした三崎の頑張り? いきいき? これはたいへんよいものでした。

『孔明のヨメ。』。新野に帰ってきた孔明。月英に迎えられて、妻のいるしあわせ? かみしめてるの、よかったです。今回は、隠し事をしないようにしようと、いいにくいことでも月英に伝えようとする孔明。そして疲れている孔明の背をほぐしながら思いをめぐらせる月英。こうしたところ、ふたりの互いをよく知ろうとしているところ、思いを確かにゆきかわしているところうかがえて大変よいシーンでした。そして劉備ですよ。月英にコンタクト。不安を抱えている劉表の長男をどうにか助けられないか。その時の孔明の対応に月英、ちゃんと孔明の本心をおもんぱかる。やっぱりいい夫婦だと思います。さて、月英からのアドバイス? を得た劉備、どう孔明をひっかけようというのか。次の展開に向けてステップ、はいりましたね。

『座敷童子あんこ』。座敷童子がゲームにはまってさあ大変。そうか、恋愛ゲームにはまったか。さらに恋までしてしまったか……。あんまりに深刻そうにいうあんこだけど、実際こやつの中では深刻も深刻、マジ恋ってやつなんだろうなあ。まあ気持ちはわかる。それだけに、あんまり馬鹿にもできないし、むしろ同情気分? かといって、このまま野放しも駄目よねえ。お母さんがね、スマホ返してほしいって困ってる、それがちょっとリアルさあってよかったです。そして乗り出す幸太。まさか自分も攻略してみせるとか、しかもあんこを上回ってみせるとか。もうほんと面白かった。傷心のあんこが見ず知らずの女性に愚痴って、幸太が男を寝取ったみたいな話になっちゃってるの最高だったと思う。夢のような展開、素晴しい誤解の妙。こういうの、大好きです。

2019年8月1日木曜日

2019年7月31日水曜日

2019年7月30日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年9月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年9月号、先日の続きです。

『まちカドまぞく』。桃が新フォームをお披露目っていうんですが、あの掛け声から変身バンク。5秒の壁が切れないとか、アスリートみたいなこといってるのがおかしいんですが、ほんと、今回はつっこみどころ多めで楽しい回でしたよ。そしてそのつっこみどころ、劇中においても同様の模様、ごせんぞからミカンから、桃のフォームにダサいと物言いがついて、ああー、桃、へそまげちゃったよ……。すねて闇堕ちした桃のフォームを調整したらいいんじゃないかって、小倉さん、ほんと底知れない人……。今、ジキエル、どんな状況にあるんだ? ほんと、この人、ただものじゃなさすぎます。

『恋する小惑星』。あおがみらの家に引っ越してきます。みさがなんかかっこいい感じに佇んでると思ったら自分の引っ越し準備でダメージ受けてたり、なかなかしまらないですね。イメージとは違う意外性、これまで知らなかったところ、これからみらとあおも互いにそうしたところに触れていくことになるのだろう。今回はそうした話でしたね。距離の近すぎるみら問題なのか? いや、この子はこの子でハイになりすぎていたとか? ちょっと仲違いしちゃって、でもこれ、初日で逆によかったですよね。トラブルが根深くなるまでに解決できた。互いの距離感の確認、ルールのとりきめなんかもちゃんとできて、ああ、雨降って地固まりましたね。みさがいてくれてよかった。そして、ラストのまたも知るみらの知らなかった側面。いやあ、糖分とりすぎはよくなくない? しっかりテーマ、まとめてくれました。

『アニマエール!』。チア部、進級。新入生を獲得しようとポスター作ってるんだけど、さすがの虎徹もひづめのイラスト、はっきり指摘しかねるんだ! このポスター、こはねのがいいですよね。あれ、可愛いし面白いわ。さて、今回のメインは新入生歓迎会ですね。部活動紹介、どうしようかというの、普通に舞台上で部の説明して演技してじゃ駄目なの? そう思っていたら、意外なところに待ち受けて、予想外のタイミングでアピール! これ、こはねのもっと近くから応援したいっていう気持ち、それを受けてなんだけど、確かに、こんなところから素敵なチアガールがっ!? って感じになってましたね。でも長時間のアピールに取り乱したりね、いや、お得情報の提供? いつもクールなひづめもチア経験者を見れば目の色かわる! おかしかった。この作戦、大正解だったね。そう思ってたら、こはね、やらかしちゃったか! これ、新入生くるのかしら。こないと困るよね。

2019年7月29日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年9月号

『まんがタイムオリジナル』2019年9月号、先日の続きです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』。そっと厄介払いされてる千秋、すごいな。全然気づいとらん。おしゃれ観光特集という言葉にあらがえず離脱する八重。残された大河さんが、亜紀、千秋のふたりを前に尻込みしてて、いやほんと、アホの子千秋と得体が知れない亜紀。特に亜紀、大河の中でどんな扱いなんだ。で、実際、亜紀の行動、突拍子もないというか、突発的におかしなことするんね。ああ、大河が手を焼くわけだ。なにしでかすかわかったもんじゃないから、羽交い締めして抑えるのね、めちゃくちゃ面白かったです。そして八重。椎奈と一緒にテレビ見て、仲良さそう? と思ったら、めっちゃスムーズにクビにされてるやん! ほんと、みんなおかしいなあ。でもって最後にやっぱり千秋が締め出されるのね。ほんと、椎奈、この子、強いわ。

『僕は女心なんて知りたくない』。春喜、独身女性の心の声が聞こえる能力があるっていうの、ああ、確かに大変だなこれって強く思わされた今回のエピソード。だって、女子から遊びに誘われても、自分は本命を釣るためのエサだって即座に思い知らされるわけでね、そりゃこの子が女子苦手になるのも仕方ないよなあ。ほんと、春喜くん、涙目だよ。佐藤になぐさめてもらいな、ね? デート? 当日、佐藤との待ち合わせを望美に見られた時の様子、最高でしたよ。春喜には望美の心の声は聞こえてないのに、でも自分たちのことをどう思ってるか、まるわかりになってるの。素晴しかった。そして佐藤目当ての女子、姫谷が登場。さらに佐藤の幼馴染み高瀬も加わって、ここからの厳しいやり取り、おそろしや。表向きはそれなりに穏当に振る舞ってるのに、内心ではめちゃくちゃ敵対してるの。で、そんなふたりに挟まれて、佐藤はというと春喜大好きってんだから、なんだこの関係性。これまで火花散らしてた女子のベクトルが一気に春喜に向くの、ああおそろしい。もうほんと、春喜、大変だ。佐藤の心の声が聞こえない、彼の本心がこれと明確に示されない。ここだなあ、これがこの漫画の面白さの核を担ってるところかも知れません。

『大奥より愛をこめて』。江戸城から出ましたね。そうなんだ、大奥の女中って里帰りできるんだ。そうか、女中だからか。蒔乃は菜々緒の付き添いだったんですね。菜々緒の家に招かれて、あの嬉しそうにしてるところ、とてもいい。菜々緒がよく蒔乃のことを家族に伝えていたらしい。お花に似てるって、妹のうち、どの子だろう? と思ったら犬かい! でも、この犬、可愛いな。しかも蒔乃にめっちゃ懐いて、ふたり一緒にいるところ、めっちゃくつろいでるお花の様子も実にいい。可愛いよな、お花。そして菜々緒のやり残したこと。本堂殿への詫び、蒔乃に手紙を託したのですが、ここで語られた武士の体面? なんだか本堂殿の生きづらさみたいなもの感じさせて、この時の空気感、よかったです。そして蒔乃のお願い。この子、はたしてなにをやろうというのか。事件になる? 大事になる? ほどほどで落ち着いてくれたらよいなあ。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』。合コンに誘われた長谷川と板野。合コンなんて苦手だ、はじめてだ。緊張してきた、っていうので、氷室を呼び出して練習台にしようっていうんだ。今回、いつもとちょっと違う展開。普段なら板野のこと、例のノートで思い出させるでしょう? それが今回は初対面での会話の練習だからって、思い出させないようにするんだけど、板野がぽろぽろボロをだしちゃうのね。いや、でもまさか肉じゃがの味でバレそうになるって、氷室、味覚においても記憶力抜群なのか。しかし今回、不機嫌にしている氷室。なぜなのか? 長谷川にキスを迫るようなこといって、これどぎつい冗談なのか、なにかの仕返しなのか。ここで板野が思っていたこと、ラストのモノローグ、コミカルで楽しい話が基本であるこの漫画に、人の気持ちの機微がのっかってきて、よかったですよ。ちょっと切なさ感じさせる、そこに気持ちがひっかかって跡を残すんですね。

2019年7月28日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年9月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年9月号、先日の続きです。

夢喰いメリー』。夢路が開いた新たな可能性、纏魔明晰夢。武装明晰夢が夢魔の装備、攻撃手段を借りて使用するものだったのに対し、纏魔明晰夢は夢魔の能力、いや夢魔の存在そのものを自身に映して、自身が夢魔そのものになるという技。夢路の命を削る危険な力といわれても、自分は不死身だから使い放題だという夢路。この人はいったいどこまでいってしまうのか。いきついてしまった先に、戻ってくる道はあるのだろうか。しかし、夢路、この人の夢を見る力は別格ですよ。ヤエの殴打を受けても、斬撃を受けても、その攻撃に負けない自分の夢を見ることで無効化してしまう。時間もなにも、因果もなにもぶち壊しにして、強引にすべてを自分の進む道を開こうとするかのようなその能力。これ、よっぽどの揺り返しがあるのではないか。夢路の進撃こそはすかっとするほどに爽快ではあるけれど、一抹の不安を拭えない。ヒリヒリさせる活躍。おそろしいですよ。あと、膨れヤエは可愛かったです。

『おなクラの幽霊さん』。ほんとに葉一にバレてしまったかあ。呼び止められて、問い詰められて、誤魔化すこともできず、あろうことかそうだと肯定するほかなく、きっと怒らせてしまっただろう、失望させてしまったろう。きさら、自分の価値、低く見てるところあるものなあ。逃げてしまって、避けてしまって、まあこれまで描かれてきたこの子の性格からすれば、そりゃそうなるよな! ってなもんなんですけど、それでもあえて決着つけようとするのが葉一なんですな。でも、この葉一の選択、正しかったのか。あの幽霊さんがきさらだった。すでに亡くなってしまった人でなく、今生きて目の前にいる人であったということ、これは葉一にとってはむしろよいことなのではないか。しかし、きさらには罪悪感があって、もう関わらないとまでいいってしまった。それをいわせてしまったのは葉一が決着を急いだからなのか。今は葉一の本心が知りたいなあ。葉一は幽霊さんがきさらと知って、あの子はどこにもいなかったと思って、それで、それからどう向き合いたいと思ったのか。今の状況、あんまりだもんね。ここは葉一に動いて欲しいところです。

『あいらいく俳句』。ほんと、フリーダムだな。俳句をたしなむ女の子たちの漫画だったんじゃないのかい? それが今回はベリーダンスにとりくむことになって、いや、唐突やな! でもこの唐突感がこの漫画の醍醐味なんだと思う。うさこがやってる習い事、それがベリーダンスだったっていうんだけど、部室で練習しようと思ったらバレてしまってさあ大変。皆もやってみたいと盛り上がるんだけど、万能すぎる演劇部とか、いろいろ残念なあいとか、こうしたデコボコな話の流れがやっぱり面白いんですね。あの、大の字になってるあいとか、ほんと残念感ものすごい。満面の笑顔なのがなおさら残念感を強調して、さすがでした。しかしこうしてできないながらに取り組んで、踊って、動いて、皆で気持ちあわせてっていう、そうした見せ場はほんとによかった。楽しそう、面白そう、それが伝わってこちらも楽しかったです。

2019年7月27日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年9月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年9月号、発売されています。表紙は『まちカドまぞく』。シャミ子が、おお、なんか可愛いぞ。タピオカドリンクにハンバーガー! 贅沢してるね、シャミ子! こうしてなんだか楽しそうに、いきいきと、ニコニコと、ほんと楽しそうで、嬉しそうにしてる、なんかその格好もはずんじゃってね、ポップでね、ああ、嬉しいなあ。この、ずっと苦労してきたこの子がこうして楽しそうにしているの見ると嬉しくなってくるのですよ。

今月は新規ゲストが2本、1本目は二本立てで登場です。

『紡ぐる乙女と大正の月』。ちから入っていますね、二本立てで登場です。高校デビューをはかった藤川紡。けれど友達がなかなかできなくて、今日も図書室でぼっち飯。そこで見つけた昔のアルバム見ながらの食事、と、そのアルバムにはさまっていた真っ黒に煤けた写真? それを手にとったら、グラグラと周囲が揺れて、気づいた時には図書室にいたはずが学外に。しかも街の様子も人々の格好も見慣れないものになっていて、聞けば大正10年の東京。珍奇な服装、珍奇な言動が見咎められて警察に連れていかれそうになったところを助けてくれたのが海老茶式部の末延唯月。行き場のない紡を自宅へと招いてくれて、記憶喪失の嘘に、記憶が戻るまで使用人として置いてくれるとまでいってくれて。さて、この出会い、これはどういった縁であるのか。煤けた写真の謎も。時は大正10年、ということは2年もすると大震災。そのあたりも関わるのかどうなのか。いろいろと思いをめぐらせる、そんな余地たくさんある漫画でありますよ。

『熊猫はねこでなし』。転校生の笹山笹子は人にバケたパンダだというんですね。バレないように気をつけないと、といいながら、自己紹介でうっかりポロリとバラしそうになってしまって、そんな笹子の登場にやきもきするのが、同じく人にバケている猫の娘、猫町。人の姿でさっそく笹をむさぼる笹子をとがめて、自分の正体明かしながら、気をつけるようさとして、というんだけど、そんな猫町もあやうくボロ出しそうになってしまってるのは、笹子の行動に振り回されて? いや、普段から結構あやうかったりしたのかな? 本人は完璧に身元を隠してる、そんな感じのこといってるんですけどね。日向ぼっこしてパンダに戻る笹子。すごいなマスコットみたいなパンダだ。そして猫町もマスコットめいた猫に戻ってしまったりして、この失敗が繋げるふたりの友情? いや、まだあんまり繋がってる感じはしない……。でも、今後仲良くなりそうな雰囲気もちゃんとあって、漢字でパンダは熊猫だから猫の仲間という笹子の理屈、それを否定しながらもなんだか受け入れそうな猫町とか、悪くなかったですよ。

2019年7月26日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年9月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年9月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、山下ナースが水着姿で登場です。手には三段アイス。ペロリとなめる、その表情、生き生きとして魅力的。この人は、こういう元気さがいいですよね。他に『小森さんは断れない!』しゅり、『らいか・デイズ』らいか、ふたりともに水着でアイス。なるほど、水着でアイスが今回のテーマなのか。しかししゅり、すごいな腹筋が。

今月、新規ゲストが1本です。

『通勤通学クエスト』。なるほど、これはちょっとした夢でありますな。通勤電車で毎朝出会う女学生。可愛くて気になる、けれど自分は社会人、声などかければ事案だ、相手も警戒するし敬遠だってするだろう。だから距離を置いて、遠巻きに眺めるだけでよいのだ。でも気になる気持ちはとめられず、読んでいる漫画、タイトルを見て同じの買ってしまった。おおう、ストーカーのムーブだ! けど、素直に漫画の面白さに感動して感謝してるの、あれはよかったなあ。翌日の車内での、彼女が漫画を読んでるの見て自分も読みたくなった。けれど警戒されてしまうのでは? 心配してしまうのは、ちょっと下心などあったりしたからだろうな。しかしこの漫画が彼女の縁をとりもってくれて、ああ、これは夢だ! こうあってほしいという夢想だ! こうした気持ち、願望に共感する人も多いのではないでしょうか。私はよくわかります。

『スズちゃんでしょ!』。おおう、スズちゃん、若旦那と進展しとるの!? 今回は梨乃ちゃんの話とスズちゃん、若旦那の話が交差して、まさかこんな展開があろうとは。梨乃の母、スズの義妹が産気づいた。それで梨乃が気難しさ爆発させちゃって、なんとかなだめたいと思ったら、梨乃、スズと一緒にいた若旦那にロックオンしちゃった。これ、若旦那が自分にモーションかけてる? まさかあ、みたいに思ってたスズが、まさかではないっぽいこと実感していくプロセスでもありましたよね。ほんと、このふたりの関係、このまま進んでいくんでしょうか。むしろ今は外堀から埋まっていってる感がありますよね。

『となりのフィギュア原型師』。めちゃくちゃ面白い。夏! 海! 水着回!? と思わせて、全然そんな展開にならんのね。いいわあ、この軽く期待をはずしてくる感。というか、のっけからシリコン型にレジン流し込んでるんだものなあ。立体物の展示即売イベントに出すため、出品物を作ってるところ。なんですが、この人はプロの原型師でかつ大手ディーラーなわけでしょう? てっきりそういう人たちはこういう作業、業者に出してるんだと思ってました。そうじゃないのかあ。地道だなあ。自分でもくもくとレジン流し込んで抜いて、流し込んで抜いての繰り返しなのか。おこめ先生が原型作るの天才的でも型作るのは苦手とか、そういうの面白かった。そうか、抜きやすい型、失敗しにくい湯道の通し方などなど、ノウハウやらいろいろあるけど、おこめ先生はこのいろいろ考えるっていうのが苦手なんだろうなあ。前回見せた原型製作の様子見ると、感性と情熱でガリガリいっちゃうタイプっぽいものなあ。そういう人となりが見えてくるのが面白いです。ひたきのマニアックなチョイスとかもそうだよなあ。しかし、今回、役にたたないおこめと、やっぱり役にたたないせつか、このふたりがべらぼうに面白くって、しかもシリコンに優しい言葉をかけたら丈夫になったりしないかな? って、いやいや妄言が飛び出してきてますよ!? ほんと、べらぼうに面白かったです。でも、最後の応援の付箋、誰に向けたものかは謎だけど、なんかいい話でした。いい味わい残してくれました。

『おしかけツインテール』。すごいタイムリー! でもって、これ感動的でさえあった! なにがタイムリーかというと、たまたま今日、ボードゲームが欲しいようっていってた、というだけの話なんですが、いややっぱりタイムリーよね。実際、ひとつ買ったからね。というわけで、今回のテーマはボードゲームです。俊郎がいくつか買ったというの、花梨と八重を誘って皆で遊んでみようっていう、そのプレイの情景が面白くって、だって俊郎の嘘がまるで花梨に通用しない! そうか、花梨、日々鍛えられているからか。駆け引きの妙にて勝ちを収める花梨があれば、酒の力? 酔って酔拳使いとシンクロしたから!? 謎の勢いで勝ってしまう八重とか、いやもうシンプルで楽しい回でした。そう思ったら、最後にプレイしたファンタジー世界での就職活動もの。あの展開、そのラスト。ああ、花梨にはお見通しなのか。これ、俊郎が作ったゲームなのか! これまで、FXとかトレードとかで収入を得る、そんな俊郎の姿はあったけれど、基本的に消費する側にあったこの人が、作る側に立ってみたんですよ。それを花梨にプレイしてもらって、そして感想もらうのね、勇気いったろう、頑張ったなあ、そう思わされて、いや、これ、感動的でさえあった! ほんと、素晴しかったわ。でもって、花梨の選択これもいい。友達と遊んでくれるって。そうしたら全然違うゲーム展開になってというの、ああ、これもほんと面白い。なんか豊かなエピソードでしたよ。

2019年7月25日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年9月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年9月号、昨日の続きです。

『スローループ』。今日は皆でテスト勉強。そこに二葉も加わるんですが、この子、見事にひよりに懐きましたね。恋と小春の英語対決とか、おかしな脱線しながらも、話は無事釣りに落ち着いて、ああこれがこの子らしさですね。二葉が興味を持っているというフライフィッシング。これ、ひよりがらみだな。糸の重さとロッドの重さをあわせるとか、単位がフィートにグレインと馴染みのないものだとか、そうした情報、ただ羅列するだけじゃなく読んで面白くなるよう工夫されてるのがいいですね。そしてふたたび二葉の釣りに対する気持ちについて。そうか、友達の藍子、この子には釣りのこと話しておきたいんだ。それで皆で作戦考える。遊園地で遊んで、お昼にそこの釣り堀でというプラン。小春いわく詐欺だそうですが、身近なところから知ってもらおうというこの作戦、うまくいきますか。うまくいくとよいですね。釣り仲間が増えると、それだけで面白さの幅も広がりそうです。

『桃ノ木家の四姉妹』。今回は番外編だそうですが、この姉妹の対話、面白いな。珠川家の姉妹。妹が特にいい。クールというか、辛辣というか、写真のモデルを頼む父に的確にダメージ与えて退散させたかと思えば、姉に対しても実に厳しい。友達作りなさいよにはじまり、体重の管理まで。なぜそんなこと把握してるの!? 思わぬ情報流出に戸惑う姉を前に、すごくいい笑顔で教えない♥ すげえ、この子は悪女なのか? 体重計に記録されているデータを覗き見るどころか、姉の計測記録を自分のスマートフォンに連動させるって! 家族であろうと容赦はしない? いや、家族だからこそなのか!? 優位にたつために手段を選ばぬ? あるいはただそれが楽しいというのですか? ほんと、とんでもないクールビューティ。最高でした。

『ひまりのまわり』。大変だ、相沢の部屋に女子がいっぱいだ。たまたま書店で出会った美玲。この人、うっかり漫画好きだってことバラしてしまって、さあ大変。昔から好きだった漫画、あらためて読み返したいのに、どこの書店にも全巻揃っていない。それを相沢が持っているというので、急遽読書会? というか、押し掛けるようにやってきて、飲み物出せとわがままいって、そしてさらに相沢に話に加われと。漫画談義をせよという。そうか、美玲、クラスの友達とは話せないんだな。漫画好きだってこと隠してる。変に思われたらどうしよう。そうした美玲を前に、話につきあわされるのはかなわない、そういいながら、美玲の友人たちが漫画を読むか、聞いてやるっていう相沢。すごいよな。どうやって話を切り出そうっていうんだ。ともあれ、ここは相沢がどう出るか、どう動くか、期待すべき局面ですね。でもってこんだけ世話になっておいて、あいつはやめといたほうがいいんじゃない? 美玲、ひでえやつだな! どんだけドライなんだ! 最高ですよ。

2019年7月24日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年9月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年9月号、発売されました。表紙は『はるかなレシーブ』。はるかなのふたり、これはプール? 一緒に水辺にてたわむれる様子。二人の距離も密接で、それだけに仲のよさ、それ以上の信頼? みたいなものも感じさせてくれるイラストです。ふたりのポーズからして、これはもしかしたら水中なのかな? 勢いよく飛び込んで、みたいな元気さがより一層にまぶしく感じさせてくれますね。

今月は新作が1本です。

『SA07』、新連載です。イラストレーターを目指し、専門学校に進路をとった女子ふたり。けど、この茉愛って子、ヒロインなんですけど、いろいろヤバそうだぞ? なんて思ってたら、後で地雷認定されててめちゃくちゃ笑いました。茉愛の友人、りんこ。この子も危ういよね。すごく現実的、慎重そうな雰囲気ただよわせながら、茉愛の甘い言葉につられて同じ専門学校に進学しちゃうんだもの。いろいろ心配です。自分を強く持って? さて、専門学校で学ぶお友達。いいですね、濃いですね。女子と見て茉愛に声をかけてくるチャラそうなのいると思えば、え? 硬派なの? がたいのいい白シャツ君。なんと、チャラい薔薇シャツを助けにきたっていうんだよ!? やったー! ふたりの物語がここからはじまるのね! ワクワクがとまりませんよ! とりあえず、メインとなるキャラクター、その印象もともにしっかりと確立してきて、さらにこれから彼女らが目指すこと、学ぶこと、その方向性も示されてといった第1話。しっかりしてます。これは楽しくなりそうです。

『はるかなレシーブ』。八重、さくら戦、決着しましたね。ふたりの不和、そこに付け込む隙があるのではないか、そんなことを思っていたんですが、いやあ、よりもっと深く、物語を掘り下げてきまして、こいつはやられましたよ。不和はあってもその腕は信頼している。それゆえ任せるべきところは相手に任せて、けれどそれがまさか最後にあんな展開に向かうなんて、いやもうドラマでした。試合を通じて互いの理解を深める、そうした、普通ならより強くなれる、それこそ勝利の鍵となりそうな要素が、今回は裏目に出た、はるかの予測に捕まってしまったというの、これはもう見事としかいいようありませんでした。そしてはるかなの試合を見つめる彩紗。はるかの成長、その真価に思うところあり。これ、決勝戦につながる、そんな要素ですね。はたして彩紗が見つめるものとはなにか。種がまかれていきますね。

『球詠』。あいかわらず面白い熊谷実業戦。なにが面白いといっても、熊谷のノリのよさ、そしてその勢いに同調するかのように新越谷もいきいき伸び伸びとプレイしているところ。打席では精一杯に振り切って、そして伸びた打球を補れない熊谷外野陣のあの面白そうな様子! なんだよ、君ら、ほんと楽しそうだな! ピンチに頭を抱えることあっても、悲観的にはならない。どこか楽観的なポジティブさ見せる熊谷、すっかり好きになってしまいました。さて、そんな熊谷のエース、久保田の投球ですよ。そうか、梁幽館中田に当たること想定して用意していた球があったか。菫を相手に渾身の投球してみせる久保田。盗塁されようが意にも介さない、その豪胆さ。やっぱりこのチーム、選手たち、気持ちいいわ。そして久保田とヨミの対決。ここでもまた伸び伸びとしたヨミの投球冴え渡って、ああ、久保田、その投球に新越谷の真価を見る。戦いをへて相手知るというくだり、これは本当に熱くさせられますね。

2019年7月23日火曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年9月号

『まんがタイムスペシャル』2019年9月号、昨日の続きです。

『なごみ先生は職場のお医者さん』。社内コンペ編、ついに決着ですね。予選を通過した企画をその場でプレゼン、投票でもって大賞を決めるというのですね。ちょっとしたイベントですね。女性陣、ドレスアップしましてね、対して男性陣は普段とあんまりかわらんな。しかし今回、面白かった。最終選考に残った山田。過労ギリギリを攻め続けるなんて紹介されちゃったせいで、怒ると怖いなごみ先生がちらりと顔を出す。そこからも、各登壇者の健康状態を思ってついには涙ぐんでしまったり、受賞からの商品化決定、仕事が増えて過労になる、その想像でまたも涙を流したりと、感情ゆたかな先生、ほんと面白かった。あと、社長にプレッシャーかけるところもね。今回、いつものメンバー以外の社員も活躍して、そういうところも面白かった。社内の人間関係、もっといろいろ見られても面白そうですね。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』。社員旅行にきた智枝。ということは、もちろん宮原姉妹も旅行中。じゃあ、アプリさんも連れてきてるのかな? と思ったら、なんと自宅でひとりお留守番でしたか。長期の留守に対応できるか、テストも兼ねてるっていうんですね。今回、どんだけ智枝がアプリのこと気にかけてるか、それが見事に可視化されて、いやもう、それ依存だよ! Webカメラで確認したらアプリはなんか平気そうで、それがさみしい。ずっとさみしい。いやいや、折角皆で旅行にきてるんじゃん。今、ここにいる人のこと気にかけてあげなさいよ。なんて思うんだけど、いや、それだけアプリが智枝にとって大切な存在になってるってことなんだろうねえ。そしてそれはアプリにとっても一緒で、いつもはいる智枝の不在が気になる。それぞれのさみしさ、気持ちを持てあまして、気もそぞろになって……。だからこそ、あの再会の瞬間、あの表情、格別でしたね。アプリさん、ほんとにいい笑顔。

『この恋は深見くんのプランにはない。』。猫カフェ部にやってくる入部希望者たち。それをかたっぱしから振り落としていく深見。素直じゃないやつだなあ。とはいえ、不真面目ものとかこられても困るって、まあそれはわかるよね。でも、秋桜のいうように入部してから徐々でもいいじゃないかって、これもそのとおりだよね。深見、潔癖だもんなあ。そんな深見にふりかかるいたずら。背中に拾ってください、張り紙されちゃったりね、さらには弁当食われたり。その都度残される手紙? 猫のイラストが可愛いって秋桜が気にいってるのがちょっと面白い。さてこの犯人、新入生の女の子でした。猫に好かれない。だから猫に好かれてる猫カフェ部の先輩がねたましかった。それでつきまとった。変わりもんだよね。だからこそこの部には向いてるかも。あの、新入生の世話を深見にまるごと投げちゃってる秋桜が酷いというか、らしいというか、けどこれど深見、この新入生、月岡萌のこと面倒見ることになって、ああ、責任感が強いというか面倒見のいいやつだからなあ。今後、どう対処していくことになるのか見物でありますね。

『ワタシを欲しがる河野さん』。吉山内、河野と一緒に旅行にいくことになりました。危険! 危険よ! 吉山内さん! この旅行に港も加わって、ああよかった、吉山内さん、守られた。と思ったら、港、泊まらず帰っちゃうのか! 今回の小樽ゆきでは吉山内のプラン、レンタル着物で散策が採用されて、ああ、港、そりゃあ河野の着物姿には抗えないよね。着物着てぶすっとしてる河野がよかったですよ。港のみならず吉山内も陥落。く…っ、覚えてなさい…。この威力! いく先々でも好評で、でもほんと河野は自分に興味がないんだなあ。吉山内みたいな容姿だったらよかったのかなあ。それとも、ただのないものねだりなのかなあ。その日の夜、パジャマをすりかえられていた吉山内とか、翌日の着せ替え吉山内とか、港いなくなると見事に河野のターンでしたね。ほんと、どんだけ好きなのか。でも、今回は最後にちょっと吉山内が河野に逆襲しちゃうのね、これよかった。こうして互いに相手のよさ、引き出して、愛でる、そんなちょっと対等っぽい関係になるとより魅力的。うろたえてる河野もよかったですよ。

2019年7月22日月曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年9月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年9月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。スズがメインでありますね。ぱっと明るい笑顔を見せて、おお、この子のこんなにも晴れやかな様。どれだけ嬉しいことがあったんだろうって思わされますね。『ふたりが家族になるまでに』はジローとあさひが、ふたり浴衣姿で線香花火。夏の風物感じさせる一コマ。『うちの可愛い掃除機知りませんか?』アプリさんも浴衣姿で金魚帯。嬉しそうな表情。なんともいえない愛らしさです。

今月は新作が1本です。

『ぼくの上目遣い』。コマ割り漫画ですね。下駄箱あけたら女子からのラブレターがどさっと出てくる女の子、あづさ。彼女の横にはちんまり可愛いのがいて、生意気に俺のあづちゃんとかいっちゃってるけど、ええと、ボク? 俺っ娘なのか男の子なのか、先を追えば、おおう、男の子じゃないか。まほろ。自分の可愛さを全面に押し出してお姉様たちをグラつかせる魔性の男子。けど、あづさにはまるでその魔性が通用しない。あづさにぐいっといきたいけれど、あづさにだけはイニシアティブとれない、そんなやきもきボーイの片思いストーリー? ますはそんな感触でありますね。

『コスプレ地味子とカメコ課長』。のっけから牢にとらわれている紫ノ井ですよ。いったいなにごと!? と思いきや、これ、スタジオなのね。こういうシチュエーションがいろいろ用意されてるんだ。シーン再現とかにとっても便利。紫ノ井も課長も、いつもと違うシチュエーション? いろいろギミック用意されてるの見てはしゃいじゃったりね、そういうところ面白く、そして思わぬ急接近? いや、意識したのは紫ノ井だけなのかな。さて、こんな場所で泉谷と遭遇。まさかマズいところ見られたのでは!? 自分の正体バレたのでは!? 焦る紫ノ井。更衣室での会話もね、言葉のやりとり、深読みしちゃって、これはバレた? 会社であいましょう!? 泉谷、全然気づいてないのにね。これ、次回の課長との話し合い、その結果がどう出るかで会社での振舞い、変わってきそうですね。重要分岐点だ。

『吸血鬼さんは無職です。』。ニーナさん、やっぱり日中は苦手なのね。お花見さそわれても、長時間の紫外線はお肌に悪いからと断わらざるをえないのか。橙也の発案で夜桜となりました。おかげで? 橙也は昼の部、夜の部、両方出ることになってしまってというの、有李が楽しみにしてるからって理由にほだされちゃったか! ここで桃香じゃないっていうのが面白いよな。というか、桃香があんまり自覚的じゃないのがいいのかも、ですね。でもお花見の場、サンドイッチをめぐるやりとりで、桃香、ちょっと意識しだした? そして夜の部はにぎやかでかしましくて、けれどすぎゆく時間を思ってしんみりとしてみたりね、このニュアンス、とてもよかった。母の気持ち、それを見るニーナのうちに動く情感、それはいかなものであったろう。年をとらない吸血鬼。ちょっと意味深? あるいは素直に受け取ってもいいかも知れない。そんな感触がいいんですね。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。文化祭、はじまりました。閑古鳥の鳴く物理部イベントに、朝永は天使姿の部長とふたりきり? 辛辣な子供に厳しい言葉投げかけられてヘコんだり、かと思ったら思わぬアクシデント。あら、部長、想像以上に反応しちゃってますね。あの、ばっと離れる時の顔。そしてひとり部室で反芻している部長? 見事、キャパオーバーって感じですね。動かずにはいられない朝永、ストップしてしまう部長、なるほど対照的です。そして朝永、挙動不審から発電の協力者獲得。また物理部には兄と部長の関係疑う朝永の妹襲来。ああ、これはどうなる。このタイミング、この異常事態からの身内アタック、はたして兄は、部長は耐えられるのか。

2019年7月21日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年9月号

『まんがタイムきららMAX』2019年9月号、昨日の続きです。

『いのち短し善せよ乙女』。2話目にして、もうばっちり面白いですね。転校してきた天使、杏。この子のデータは神の力でもってすでに皆にインストールずみとか、そうか、人の記憶をいじくれるのか。おそろしいな。しかも、杏と乙女がラブラブとかいう設定。ここの神様は、そういう関係許容するのか! 懐ふかい神様だな! つうか、神様の趣味なのか!? 今回の一日一善、ドラゴンの血とか出てきてしまって、あまりの無理ゲーにシリアス顔になるふたりがおかしかった。けどそこからの展開の、自分のこと棚上げしてはいるんだけど、乙女の説得のくだり、あれ、よかったよね。なんならこの子と乙女たちも仲良くなったりしないかな、そう思わせるような愛らしさも良好。キャラがいい、動きがいい、展開もろもろいい。気にいっています。

『私を球場に連れてって!』。今回はファル子回だ。大宮球場にいきました。キャッツ対ファルコンズ戦。ほんとは誘ってほしかったのに、レオナに敬遠されて、ああ、この子、もうちょっと素直になったらね。とはいうけど、素直になったら今の面白み、減るような気もするから難しいな。さて、球場でのファル子、めちゃくちゃ面白い。自分こと誰も知らないと思ってハイテンションで応援してたら、キャッツドームの売り子さんだって、皆から認知されてるの、あれがおかしくて、さらにはビールの売り上げ気にしたり、それからビール売り子にかけられた声に思わず返事して恥ずかしい。わかる! めっちゃわかる! 今回、素のファル子がたくさん見られて、しかもそれがまわりのお客さんにも伝わって、今度ビール買ってあげようとかね、そういうポジティブな反応引き出すのが気持ちよかった。あとは勝ち試合ならではというか、レオナへの煽りですね。あの、鬼だ! って反応。もう面白い。そして最後のレオナとの対話。今後はもうちょっと互いに素直になるのかな? まあ、素直にはなりきれないんだけど、ほんと、こういうところも魅力的な子たちです。

『ももいろジャンキー』。皆で海ですよ。以前はももが迷子になって、美耶も落ち込んじゃってと大変だったんだけど、今回はちゃんとそのへんきっちり意識していこうという体勢築いて、でも卯月も迷子枠なんだな。埋めるはなに埋まるはな、これが実によかったです。頼りになりたいハムもよかったですね。ハム、いいキャラクターですよ。自分はもうしっかりしてる、頼りになる、役にたてるって気持ちが強くって、子供扱いされたくないという、その意識、うん、とてもいい。一人前になりたい年頃やね。そういうのよく出ていたと思います。この面々にさらに竜子が加わったり、それで皆で精一杯楽しんでるのがわかるスナップ写真連ねたページ、あれいい表現でしたよ。その時の気持ち、思い出としてしっかり残っていくんだって意識させられる、魅力ある描きかただったと思います。そして結構頼りになるうーちゃん。うん、なんだかんだでやっぱりお姉さんだな。でもってラストのもも。あー、これはそうだよね、子供はそうだよね。ほんと、よくわかる。ハムの自意識もそうだったけど、こういうところ、めちゃくちゃ実感あるよなあ。すごい説得力ですよ。

『ななどなどなど』。今回はななどの秘密に迫る!? メンテナンスで本家に呼び出されているななど。これ、ななどを送り込んだ妹、茶々の策略でもあったのか。平日にななどを呼び出したのは、小町に計画を知られないため。ななどが無理にでも学校にいかせること、見越してたわけなのか。信頼してるな。しかし、茶々のいう計画とはなんなのか。普通に考えると小町のひきこもり脱出計画ですよね。でもこの目的は、ななどが小町のもとに現れた時点ですでに説明されていなかったっけ? ということは他にも目的が……? なんて思わせるんですが、これ、やっぱりなんか秘密、あったりするんですかね。茶々、非常に自己愛の強い性格ぽいけど、同時に小町のことも大好きそうで、この屈折ぶり? 偏執的といってもいい? なかなかに今後を期待させてくれます。そしてななどの新機能。これ、よかったですね。小町との距離も、これまで以上に密接になりそうで、このあたりも期待させてくれます。