『まんがタイムきらら』2019年12月号、昨日の続きです。
『トールさんの通り道』。アーティが連れてきた、勇者の仲間の魔法使い、サラ。魔物の棲む森に暮らしているトールの身を案じたりして、お、トールは当たり前みたいにしてるけど、やっぱりここは危険なのかと改めて実感させられたり、そしてそんな危険な場所にトールが住み続ける理由……。今回、サラと勇者そしてトールの関係や、トールが身をひいた理由など、このトールという人のいろいろに踏み込んでいこうという流れがあって、さらにはこの危険な場所にて生きるノウハウ持ってるはずのトールが、ブリをともなわず軽はずみに飛び出していくなど、わあ、展開がはやいなあ。ともあれまずはトールの危機。迫る影はなんなのか。仮に危機なら、いかにして回避されるのか。ちょっと緊迫のシチュエーションですね。
『下を向いて歩こう』。めちゃくちゃ面白い。憧れのオゴクダ浜へいこうという朝。待ち合わせの時間も惜しむように浜辺におもむく硝子なんだけど、今回拾うものってのがゴミ、ゴミ、ゴミ。あまりの状況に荒れてる硝子が面白くも、うん、わかる、腹立たしいよねえ。でも、いつも宝物みたいにして集めてるシーグラスももともとはポイ捨てのゴミだったっていう根本に立ち返ったりしてね、そうかあ、いずれにしてもゴミではある。けれどそこに生ずる意識の違い、なんかねここね、いい場面だったと思うの。で、硝子も自身そう思ったっていうのが面白くて、こういう素直さ? あけすけ? なところ、やっぱり好きなんですね。今回、串本でなにを見たいかというところで、さざれがあげた死滅回遊魚。へえ、そんなのがあるんだ。いろいろ知ることのできるの、やっぱり面白い、嬉しい。と、こうしてためになる? ところがよければ、電車の情景ね、こういうところも面白くて、なんでもないようなこと。でもそれがほほえましく、そして嬉しい。いい情景だと思うんですね。
『そらコミュニケーション』。遊園地に興味あり? 皆で遊園地に繰り出してみれば、ソラが面白がっちゃって、ガンガン、アクティブに乗り物乗りまくっちゃうっていうんですね。璃乃がリタイア、と思いきや、せんりに頼まれて無理して、完全にダウン。いやほんと、無理させちゃいかんよ、せんりさん。ソラのおつきのメイド、アトリアが登場です。ソラを星に連れ戻そうとやってきたのですが、このくだりで、ソラとせんりのかつての関係について言及されて、そしてせんりの両親のこと、飛行機事故にあったとはいうものの、アトリアの掴んでいる情報には亡くなったとの記載なし、なにか一縷の望みが出てきましたね。しかし今回で一旦ソラは母船に帰還するのかな? なんて思っていたら、不慮のトラブルで帰還叶わず、なるほどアトリアがだめだめメイドといわれる所以ですね。とりあえず救援がくるまで現状動きそうにないですね。
- 『まんがタイムきらら』第17巻第12号(2019年12月号)
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