『まんがタイムきららフォワード』2020年1月号、昨日の続きです。
『SA07』。めちゃくちゃ面白いなあ。なんと、運動会ですよ。のっけからやさぐれている茉愛とりんこ。その気持ち、めっちゃわかる。さて、今回の見どころ、ビジュアル的にはメイドコスプレ。茉愛とりんこがメイド衣装着せられるのだけど、ノリノリの茉愛はまあそれでいいとして、りんこですよりんこ。ビジュアルショーック! 最高だ。国宝にしてもいいと思う。その後のやけくそ二人三脚での活躍もいいよ。オラーッ! ってや。ほんと、この人の魅力、大爆発でしたな。そしてもうひとつの見どころ。『ひまわりのくに』! カガリの罠にハマる伊藤! ふいをつかれて、隠していたエロゲ趣味をあらわにされて、しかもそこからのエロゲ熱弁! いや、伊藤がじゃない、カガリが。最高だったと思う。めちゃくちゃ面白い。この人もなんだかんだでどっかタガがはずれてるよねー。しかし今回、伊藤との会話の中で見せたカガリの「!」、あの表情。なにに気づいたというのだろう。ちょっと意味深。なにか今後、動きありそうですよね。
『はるかなレシーブ』。夏希、沙都子組に動きが出ましたね。はるかなにリードされた最終セット。いよいよここまでかと追い込まれたその時、夏希が気迫を見せるんですね。ああ、一度は駄目かも知れないと諦めかけた沙都子にも火がついた。そして夏希の傷付くことを心配している姉、美夏にも、もう弱い自分じゃないんだって、もっともっと前へ進んでいる、変わったんだって証明してみせて、ああ、動きますね。はるかなの攻勢にも対応し、じりじりと点差を縮めていく。その追い上げ。さらにこれをうけようとするはるかな。この対峙し、その果てに互いを知り、自分を知り、パートナーを知り、先へと進んでいく。見事でしたよ。
『スローループ』。海釣りですよ。恋の親父さん。暑くて釣りもできないというひよりに、じゃあ海釣りだ! って、その勢い。ほんと、導火線が短すぎるというか、即着火だよね。これ、一花も同じらしく、さそわれたからといってほいほいやってくる。船宿も忙しいっていうのに、まるでかまいやしない。その姿勢に恋が諦めの極地になってるっていうのね。この子も大変だったんだなあ。ちょっと同情です。恋の父がひよりに渡したロッド。ひよりの父に贈るつもりだったのをずっと眠らせていたのか。ロッドも行く先を得て、ああ、皆嬉しいよな。父のことも偲ぶよな。そして船出。小春がめっちゃ動揺しとる! そうか、揺れるの苦手か。沖では、トビウオに感動し、疑似餌での釣りに生き餌を撒くその矛盾? チグハグさにぽかんとしてみたりと、こうした気持ちの動き、面白かったですよ。疑似餌の釣りに生き餌を使うっていうの、そうだな、いわれてみたらそうだわ、生き餌で釣ったらええやんか、みたいになりそうなもんだもんな。この発想、実に面白い。なんだかニヤニヤさせられました。
『ねことちよ』。お、新しい登場人物だ。ちよの家のインターホン、ピンポンと押したらはいと答えるねこの声。吹き出しに猫耳がついてるのが可愛いですよね。この子、まき。思いっきりねこに拒絶されて、いったいなにごと? と思ったら、そうか、まきがくるとちよが帰ってこないから、まきを追い返そうとしたのか。これ、因果が逆で、帰りが遅くなるからとちよに頼まれてきてくれてるんだ。まきがねこのこと、ねこすけって呼ぶのいいですよね。で、ねこはすけじゃないってねこがいうの、なんか決まりになってて可愛い。ちよがいなくてぐずるねこをうまいこといいふくめてなだめるまき、頼りになるお姉さんって感じでいいですよ。さらに、カップメン、夜のお菓子、濃いカルピス、お風呂でアイスとか、悪いことばかり教えてるよ! でも、まき、面倒見いいよね。カップメン、熱くて食べられないねこのために違ううつわに取り分けてくれたりね、でもって最初はあんなに拒絶してたねこが最後には離れがたくなってるのね、いやもう可愛い。とてもよかったです。
- 『まんがタイムきららフォワード』第14巻第1号(2020年1月号)
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