2019年1月31日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号、昨日の続きです。

『精霊さまの難儀な日常』。なるほど、プールの授業。プールといえば水、全身を水に漬けないといけない、というのでサラはずっと見学です。あの見学してるサラ、すごいですよね。ゴゴゴゴゴって、どんな圧なんですか。先生も授業受けるよういうのはばかられる、そんな激しいサラの主張。まあ、命にかかわるからな、この人の場合。ほんと、その深刻さもしかたがない。プールとなると、水の精霊ルカが大活躍? と思ったら、すげえな、すみのの方が泳ぐのはやいんだ。この漫画、超常的な能力持ってる精霊が、当たり前みたいに人に遅れをとってるっていうの、おかしいよね。ほんと、すみのの能力、ともりの辛辣さ、どれほどすごいのか。精霊の能力、発想、持ち寄って、サラのサポートするの、いいですよね。でも、3分しかもたないのか。この、結局は水にはいれないサラの運命。このどうしようもない状況、おかしかったです。あとですね、ともりがルカのこと両生類扱いするところとか、しびれましたよね。最高ですよ。

『RPG不動産』。今回はRPG世界ならではという感じは少なかったけれど、ルフリアの過去や、ラキラとの関係など掘り下げられて、見どころたっぷりともうしましょうか、大変よかったですよ。ルフリアの思い出の家。それが取り壊されることになった。そうか、ルフリアの家、武器商人だったんだ。しかし魔王軍との戦いが終わって没落。さらに悪いことにルフリア、いじめられて、その時の経験がこの人の上昇志向の根底にあるというんですね。そんなルフリアを守り助けたいラキラ。そして語られるルフリアの本音。そうか、強くなりたいの、偉くなりたいの、自分をいじめた人たちを見返したいからじゃないのか。ふたり、ただ幼馴染みで、ただ長く一緒にいたっていうだけじゃない、そんな固いきずなが見えて、ああ、いいですね。互いに相手を大切に思っている、そのふたりの近しさ、いつくしみ、素晴しかったです。

『はるみねーしょん』。今回のテーマといっていいのかな? 寝不足なんだ。三人三様の夜更かしの理由。わかる、あるあると共感できるものあらば、いや、それ、寝不足になるほど熱中したの!? まったくもって共感できなかったり、いや、はるみなんですけど、でも、スポンスポンの絵、面白いな。寝ながら授業を受けてるはるみ、見た目に可愛く、でもって面白い。うまくいく、その無理矢理? ミラクルがおかしかった。今回の気にいってるの、コーヒーで眠気をさまそうとするはるみ、そのコーヒーがノンカフェインというの、はるみの反応、香樹の気づかい、これがよかった。全体にローテンションで、けどそんなノリにこのアクロバチック居眠り、大変よくマッチしていた。走りながら寝ているはるみとかね、絵だけでも面白い。なんか、完成されてる感じありました。

2019年1月30日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号、一昨日の続きです。

『まちカドまぞく』。シャミ子の危機管理フォーム、リニューアルするんですね。これまではご先祖の助力あっての変身だったのが、ご先祖が邪神像から独立しちゃったから、助けを得られなくなってしまった。シャミ子の試行錯誤、おかしかったです。なるたけ露出は減らしたいシャミ子の希望と、露出が多い方が戦闘力上がるという相性の問題。そうか、あれ、ご先祖の趣味じゃないのか。へそを出したら臓器丸出しじゃないですか、シャミ子の渾身の抗議がいかしましたね。しかし今回、シャミ子のにじみ出る桃への愛情と、そいつに全然気づかない桃の鈍感力。この齟齬もまた面白かったです。

『アニマエール!』。のっけからひづめがおかしいな。薄着からこはね入院にスムーズに思考が流れていって、地味にダメージ。ほんと、この人のこの打たれ弱さ。この漫画、こういうそれぞれの個性というか弱みというか、ほころびというか、うまく生きてますよね。小学生から変質者扱いされるこはねとかね、ああー、高校生のお姉さんなら大丈夫ってもんじゃないのか! 世知辛いな! 宇希のほとばしる姉属性とかもね、これ、こはねに対する感情もこの一環なのかい? 今回はチアショップで出会った女の子、来海ありすと一緒にトータッチジャンプに挑戦する。この子をはげましたりね、そうしたところは見ていて元気になる。でもって、虎徹がズバズバつっこむのね、やっぱりこの子がいいわあ。ありすたちの所属してるチアチーム。もしかして双子って、根古屋さんか! 根古屋姉妹、大好きなのでちょっとでも出てきて嬉しかったです。

『恋する小惑星』。クリスマス忘年会の招待状。その準備段階から面白い。IHコンロを使うとブレーカーが落ちるというので石焼鍋を発案するのはいいんだけど、まさかその石を男鹿半島までとりにいく!? デイサイト質溶結凝灰岩。結局ポシャったわけですが、よく考えたらカセットコンロも不可なのに、たき火で石を焼く石焼鍋がいけるわけないじゃないですか。ちょっと迷走。うん、好きが先行しちゃいましたね。あおの引っ越し、まだ皆に話せないでいるんですね。これ、なんか心配だよねえ。あお、お別れになっちゃう。お別れしても同じ星空を眺める仲間となるのか、あるいは転校回避の可能性があるのか。わからない。うん、ちょっと不安だよね。今回の忘年会。鍋の電力問題はブランケットで回避、はいいんだけど、そのブランケット、人工衛星に使われてるあれか! そんなの売ってるのね。そして屋上に移動しての星空観察。ええ、最初は不本意だったはずの天文部と地質研の合併、そのわだかまりもすっかり過去のことになって、皆、いいチームになってる。そうしたいろいろ振り返ってる上級生ふたり組、しみじみと感じるものありますね。そしてアルバム。あおの涙。ああ、イノ部長、なにか気づいた様子? 今回はうやむやに流れたあおの涙だけど、うやむやにはならない、そんな予感させますね。

『mono』。今回のテーマは丸石道祖神。って、そんなのあるんだ。はじめて聞いたよ。南米コスタリカの石球と同じルーツって、これは本当にいわれてるの? 創作なの? まんまる道祖神を見つけてコスタリカへ行こうっていうイベント、こういうの本当にあるのかい? この漫画は、桜子の無茶な創作と、漫画としての創作と、そして実際にあるものと、複数のレイヤーをもって創作が重なりあってるから、その見極めが難しいな。少なくとも石球はあるんだよね。まんまる度が高い石球を見つけるというミッションに、自ら出向くのではなく、ネットのマップで下調べしようというこの子たち。このものぐさ感、らしいわあ。ものぐさバーチャル散歩と、そのまんまるは道祖神じゃないからっていうツッコミどころ。じわじわくるおかしさにやられっぱなしでした。

2019年1月29日火曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年3月号

『まんがタイムオリジナル』2019年3月号、先日の続きです。

カントリー少女は都会をめざす!?』。八重さん、おやつが恵方巻き!? どえらいなあ。それ、ご飯やん。おそろしいことにひとり一本出てきて、こんなん食べたら晩ご飯はいらんようになるよ!? と思ったけど、この子らの年頃なら、案外平気なのかもなあ。恵方巻きは恵方を向いて食べる、のが習わしだけど、八重、すごいね、都会を向くん。ここでまさかの大河さん、大阪愛を発揮! 都会がらみでオロオロする八重もめずらしく感じます。みなちゃんがいいポジションについてますね。ゲラ、そして恵方巻き食べきれない。うん、そうそう食べきれんよね、と思ったら、まわりの3人はペロリといっとるな。さすがや、若いなみんな。この後の八重式豆まきもなんだかおかしくて、この子の中で大河さん、どんだけヒーローなのか。たとえ鬼になっても大河さんに豆は投げられませんっ! 王道なら八重の愛で大河が心を取り戻す!? 八重の愛! ええ、きましたね。なんかきましたね。

『氷室君は板野さんの事が覚えられない』。これ、完全記憶の持ち主が、ただひとりだけ覚えられないという、ちょっとこれでどんな風に展開させていくのかな? そう思っていた漫画なんですが、いや、なんか面白くなるかも、これ期待できるかも、そんなこと思わせられましたよ。とりあえずインパクトある冒頭、板野すみれをなんとしても覚えてやるという努力の跡が見た目にヤバい。ノートにびっしり板野すみれ。これで名前は認識したけれど、板野すみれその人はすぽっと記憶から抜けていてという。でも、この板野すみれのこと思い出せないの、過去に因縁があるようで、これはいずれ語られることになるんだろうな。氷室の友人、長谷川のアンタ誰発言、このくだりも面白かった。いったんこうと前提が整備されたら、後はいかように展開させるかになるわけで、そこで生きてくるのがこの作者の持ち味? いや、頑張って練り込んでるんだろうなあ。ほんと、オチまで面白かった。いや、冒頭のアレがあったからこそのオチですよね。うまいと思います。

『大奥より愛をこめて』。上様と御台所の関係。なんでそんなことになっているのかが語られた今回。ああ、将軍ともなると、ただ好いた相手とそいとげて、っていうだけのことがこんなにも難しいんだなあ。正室となった上、世継までもうけられたら、権力がそこに集中してしまう。御台所の背景にある薩摩藩、そこが力を持ちすぎるのはまずいとして、将軍としても自身から寧を遠ざけざるを得なかった。気の毒な話だよなあ。暗殺までちらつかされた家斉の、怒りから絶望に落ちる描写よ。なんとしても寧を守りたいと遊び人を演じてきたこの男の本音のついにあらわとなった、この一連の描写は本当に泣ける話の連続で、ああ、切ないものだねえ。ところどころの大崎の、底知れなさが救いとなった今回。ほんと、この人くらいしたたかでないと、混ぜっ返すこともできないくらいのハードなエピソード。蒔乃の綴る手紙に浮かぶ情の模様もまたもののあわれでした。

2019年1月28日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号

 『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号、発売されました。表紙は『まちカドまぞく』。TVアニメ化決定で、ああ、シャミ子も堂々、立派な立ち姿、誇らしげでありますよ。クールな桃も、口元に笑みを見せていましてね、ええ、いいじゃありませんか。右上、隅っこにかつてのご先祖の姿があって、そこに吹き出し、時は来た!! いや、ほんと、きましたよ。『まちカドまぞく』のアニメ化は、嬉しいことで、けれど決して意外じゃなかった。漫画も面白いものなあ。ガツンとその威力、世に知らしめてほしいです。

今月はゲスト多めに、新規が5本と盛り沢山です。

『ようこそトゲトゲライフ』。憧れていた保育士という仕事について、けれど現実にうちひしがれている律木真実。この人が、たまたま通りがかったハリネズミカフェで、ちょっといきったハリネズミをお迎えすることとなった今回。ハリネズミの一人称描写が、チンピラ感あふれるものだったり、けれど真実視点からはあくまでもちんまりと可愛い姿のままだったり、このいったりきたりが面白かったです。ハリネズミ視点だと擬人化されて、表情も感情もいろいろが人間なみなんですが、人間からは普通のハリネズミにしか見えないという、擬人化で表現するところ、動物としてのありかたにとどめるところ、その区切りがしっかりしているところに好感。また、ハリネズミの舌打ちとかね、なるほどあの擬人化描写の根底にハリネズミの生態があるのかな? そういうところも悪くなかったです。

『非現実ヒロイン』。非現実ヒロインというの、この26歳ニートの彼女じゃないのか。ニートというけど、実際には無職? 実家を出て一人暮らしをしているというの、つまりは蓄えやなんかはあるのかな? いやバイト暮らし。いずれにしても、ガチャ10連についやす金額、節約でなんとかできるっぽいところみても、あるていどの定収入があるっぽい。ああ、じゃあニートじゃないよ! 立派、立派! このお嬢さん、ゆるく、感情も低空飛行気味で、前髪自分で切ったら斜めになったりっていう、そういうの嫌いじゃないなあ、部屋着も可愛いし。そう思ってたら、この人はヒロインじゃなかったー! まさかの非現実展開! うおお、そうか、そういうことか。ソシャゲのキャラクターが、向こうからこっちにやってきちゃった! しかも、その子、ゆにちゃん、自分がゲームキャラって理解してるし! この非現実状況に、人ひとり増えて倍増する生活費、やりくりに悩みはじめるとかね、なるほど、現実との相克。これ、面白くなりそうですね。

『魔王の娘からは逃れられない』。これも現実に非現実がやってくる系? と思ったら逆だ。主人公が現実から非現実にいっちゃう系なのか。それはそうとして、ショ・ショショショーコはまずいですよ。なんか、響きがまずい。いわゆる中二病的なことして遊んでたら、魔王の娘に召喚されてしまった。ただの人間と知られたら命が危ない。なにもできないとバレたら、人間世界がヤバい。それで、なんとかかんとか魔王の娘ルルを楽しませようと持てる力をふりしぼる。いや、知恵や力じゃなくて、文明の利器、インスタントカメラが活躍したのだけれど。これ、若干の残酷さ、それをたびたび差し挟むことでアクセント作っていくの、わりと頻繁に召子が焦ったり命の覚悟したりする、その騒がしさ、必死さが面白かったです。これ、続くとしたら、いつかルルはまるくなるのでしょうか。なってほしい、けれどそうなったら面白みが減る? どうなるのか、その変化も楽しみになりそうですね。

『お姉様はお戯れがすぎる』。学生寮ものですね。名門女学校の学生寮。選ばれしもののみが入寮できる伝説の寮、と思われていたのに、実際は全然違うというんですね。才色兼備、文武両道と名高い2年生松雪千鶴に3年生鳳凰宮桐花。そしてニューホープ、才女と話題の1年生、幕ノ瀬莉桜。この三人の、寮での絢爛な生活……、と思ったら全然違う。3年桐花はジャージ姿でゴロゴロとゲーム、漫画を満喫しているし、千鶴は千鶴で庶民感溢れる割烹着姿で登場。でも、桐花も千鶴も理論武装していて、ジャージだろうと割烹着だろうと、見事正当化して見せる。これ、理想が憧れが音たてて崩れておかんむりな莉桜が、だんだんにこの寮のスタイルに染まっていく、そんな風になっていきそう。ということは、かつては千鶴が、さらには桐花が、こうやって寮の生活に馴染んでいったという過去もあったりしたのかも知れませんね。今回は三人でゲーム。最初は怒ってばかりだった莉桜が1位をとって大喜び。ええ、お姉様ふたりの浸透策、うまくいきそうですね。

『漫ガール』。主人公、可愛いな。藍原、漫画好き、眼鏡、漫研所属で、漫研先輩も眼鏡。全体に軽めのコメディ? 漫画をテーマとするんですが、最初は漫画描いてる時によくやる失敗みたいなの扱っていくのかな? ほら、定規で線を引く時に指に当たってぽこんぽこんと山ができちゃうとかね。でも、それだけじゃないっぽい。髪の毛が星空に。たらしてしまったインク染みのリカバリとか、ちょっと馬鹿馬鹿しいんだけど、いろいろ発展させていくところがよくって、さらにいいのが集中線のくだり。そうなんだ、画鋲とか使うんだ。それで画鋲に迫力出ちゃうとか、軽めだっていってるのにドンドン描いちゃうとか、実際に絵でもってその迫力が示されるのがおかしくて、読み始めに予想したよりもずっと引き込まれて、というか、つりこまれて笑ってしまいました。テンポのよさもいいんでしょうね。こういうテイスト、きらら誌にはあってほしいものだと思います。

2019年1月27日日曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号、一昨日の続きです。

夢喰いメリー』。前回、ケンとイチマがマナをくだしたことで、残る障壁はリコ、そしてヤエのみとなったわけですが、なるほど、並列して進行する事態、それがこうしてひとつずつ整理されていくことで、最後の戦いへと収斂されていく。見通しのつかない状況の中、あちらへこちらへと視線、意識がふられるためにずっと混乱していた、それがすっきりとして、ああ、すこし霧が晴れた、そのように感じるのですね。リコと戦うジョンとエンギも、一方的にやられるばかりではない? 今のところはリコ優勢、そのように見せていますが、なにかしらの仕込みがちゃくちゃくとなされている感じですね。ジョンの策略? いったいなにを見せてくれるのか、わくわくさせられますよね。そして、満身創痍の夢路にメリー。ふたりついに長女ヤエのもとに辿り着く。ああ、白儀の前に一戦まじえるわけかあ。ほんと、一息ついた、そう思ったところなのにまた息詰まる状況に突入。この少しも休めないという感覚、メリーたちの置かれた状況、まさに待ったなしの差し迫ったものであること、ひしひしと伝えます。

『スローループ』。小春、ついに一匹、釣り上げましたね。ひよりのアドバイス、アシストを受けてではあるけれど、見事にイワナを釣り上げて、それをすぐに調理。ああ、これはおいしそうな。黙々と、ガツガツと? 無心にイワナの塩焼きに取り組む小春の様子、これはほんとにおいしいんだなと思わせられて、いやあ、釣りは別として、イワナ食べたい。そんな気にさせられます。この漫画、釣りを描きながら、同時に家族ってなんだろう、そうしたことも語って、突然姉妹になったふたり。新しい母親、新しい父親との関係に迷うところを、たとえ本当の親子だとしてもそんなに簡単じゃないんだよって、恋の存在、いろんな家族の関係が思い込みを晴らして、一歩新しい関係に踏み出すための勇気を後押ししてくれたの、大変よかったです。そして夜空を見上げるふたり。その会話もよかった。今、そこにある関係。かつてあった関係。様々なことに思いをこらす。いい話だなって、ふたり、個性は違えど同じような境遇にあって、同じような悲しみを抱えて、そしてともに悲しみを乗り越えていこうとする。いい出会いをしたのだなって思わされます。

2019年1月26日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2019年3月号

 『まんがタイムオリジナル』2019年3月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんが、冬の装い、やけに元気で、いい笑顔、手には雪うさぎですよ。ええ、冬の遊び? 『小森さんは断れない!』は雪だるま作って、雪玉なんかも投げたいしてますね。『らいか・デイズ』らいかは、火鉢で餅焼いていますよ。そのかたわらには、お盆の上の雪うさぎ。そうだ、そうだよ、雪うさぎってお盆の上に作るよね。古式ゆかしいらいかです。

今回は新規ゲストが2本。1本はワイド4コマ、もう1本は従来のスタイル。このところ、ワイド4コマを増やしていく傾向にありますね。大きなコマでビジュアル重視、密度高めの内容で見せていく。こうした嗜好のトレンドに対応するという他に、従来スタイルよりはやく単行本化できるというメリットもあるのかな。より単行本を重視する、そんな試みのひとつなのかもなんて思っています。

『となりのフィギュア原型師』、ゲスト、ワイド4コマの方です。フィギュア原型師をやっている半藤隆太郎。頑張ってひとつ仕上げてそれをメーカーに納入したところ、おつかいを頼まれた。フィギュアの原型を原型師に届けてほしい。それを渋るところ、責任問題とかありますもんね、これ、大切な原型をおざなりにはしていませんよ、そういうメッセージを感じます。さて、この半藤という男、やけにクールというか、感情がおもてに出ないタイプ? 内面の饒舌さとの対比、それが彼の個性かなと思ったら、その原型を届けた先で出会った原型。なるほど凄腕、見事な出来栄えを目の当たりにした時のあの表出。コマに収まらない言葉の嵐。ああ、そうか、その原型の作者、見た目ちんまりの本名桐山、作家名滝館おこめの技能の高さ、それも同時に伝えようとするこの展開。いいじゃないですか。余裕ある横幅サイズをしっかり使って、密度高めの作画。基本静的な描写が、時に差し挟まれるキャラの動きの大きさでもって、ぐっと見映えする。テーマ、題材も面白かった。続きが楽しみです。

『とびだせT.O.Z』、ゲストです、従来スタイルの方。作者はさくまりょう、『ウチが古武道宗家』の人ですね。今回は兄妹もの。高校に入学した妹が、寮に入って以来音信不通となった兄を訪ねて陸上部を訪れる。そうしたら兄が怪しいガスマスクっぽいのつけていて、へー、こういうので高地トレーニングみたいな効果得るんだ。と思ったのはいいけれど、この兄が変。顧問の教師に徹底的にしごいてくれと依頼して、それからは縛られ罵られという、いや、それ、兄の趣味なのか? 被虐趣味を満足させつつトレーニングの効果も得る? 兄の活動に妹のツッコミとどまらずといった展開。ああ、この作者の持ち味だと思う。今回は兄の変態性、いやさストイックな性格にスポットがあたりましたが、妹も猪突猛進? この子にもなにか一癖あったりしそうですね。

『おしかけツインテール』。今回も面白かった。俊郎がカタログから選んだギフト、高性能体重計が引き起こす悲喜交々。いや、主に悲。というか、朝比奈母ひとりにゴリゴリ着弾する。以前の体重計は壊れて50kgまでしか量れなかった。それ聞いて冷汗ダラダラの母。もう、ここからが面白い。そうか、花梨にはやせちゃってっていっちゃってたんだ。それを受けて、カロリー高めのおやつを作ってくる花梨。ベイクドバターモチ! ナイスレシピ! 面白くてためになる! というけど、うち、餅があまらんのよ……。残念、試せないわあ……。娘にやせたといった手前、今さら違いましたといえない母のプライド? 泣くほどか! でもってアプリとの連携が引き起こした悲劇。ほんと、あの母の一喜一憂。すぐさま憂に落ちるんですけどね、それがわかってなお面白い。いやあ、ほんと、お母さん、MVPですわ。

『スズちゃんでしょ!』。婚活の話なの? のっけからテンション低い祭、いいですね。料理に不満あり。作るのにあんなに時間も手間もかかるのに、あっという間になくなっちゃう。うん、これ料理もそうだけど、パイとか生地から作ってみ? がっかりするよ? 今回、祭がメインなんだけど、この人のドライさ? 合理性? そういうのが見えて面白い。なんだけど、同じメニューが続くのは嫌なんだ。そこも合理性というか、ドライにいきましょうや。栄養とれたらなんでも一緒じゃないですか。違う? うーん、難しいもんやな。今回の祭の話、これは多くの人に共感される内容なんじゃないかなあ。祭にスズは「結婚した方がいいのに見通しつかず日々のルーティンに流されてる人たち」なのかも知れないけれど、多かれ少なかれ誰もが、もっと違った状況、今とは違う自分を夢見ながらも、日々のルーティンに流されてしまってる。私もそうです。おそらくは、結婚して、子育てしてと、一見ひとつのゴールにたどりついている人たちも、あくせくと日々を過去へと流していく、その毎日に疲弊している。なんなんだろうな、生きるっていうことは。時に虚しさ感じないかね。と、そんな具合に胸にポカリとあいている、そうした隙間にぴゅうと吹き込んで、しっくりとしみるのが、スズたちの煩悶なのかも。笑いながらも、きっと人ごとじゃないって、内心シリアスな顔を抱く人、多いんじゃないかって思うんですね。

2019年1月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号、昨日の続きです。

ゆるキャン△』。ホラ吹き姉妹、絶好調やな! だってよ、冒頭からひとり桜まつりを大満喫してる姉の姿! そうか、渋滞だって楽しんでしまえばいいんだ! とは思ったけど、残りの人間全員車内で待機してるじゃん! この自由さ、素晴しいわ。でもって、なでしこいじめるホラ吹き姉妹。すごい、実にすごい。ぶっつけでここまであわせて嘘つけるんだ! このくだりがあったから、トンボロの場面、あれが生きますよね。いや、ほんとにそういう嘘合戦してるんじゃ? って思っちゃったもの。後半の伊勢エビ、ここいい話ですよね。先生、いい人や! 恵那もナイスですわ。そして最後に大ピンチ。あー、ちゃんと下調べから確認までしてたのに、キャンプ禁止になってるのわからなかったんだ。準備ちゃんとしてたのに、こういうことあると大変だなあ。どうするんだろう。どこか代替地見つけられるのかな。

『はるかなレシーブ』。はるかのお母さん、娘の格好見て、大胆すぎるってしかっちゃうんだ! そうかあ、そういうこともあるのかあ。結構厳しいのね。さて、母帰還。東京に戻るという選択肢が発生して、はるか、東京と沖縄、どちらを選ぶのか。沖縄と即答するの見て、この子だったらそうだろうなあ。いきなり納得だったんだけど、やっぱりちゃんと考えましょうとなる。そこからの展開、まさかかなたにバトンがわたるとは予想しませんでした。かなたの思っていること、願い、それを胸に秘めてしまっていること。はるかの母との対話で、自分の母のかつての選択を知り、それを受けて自分自身決断していくその様子がよかった。表情ががらりと変わるんですね。そしてはるかの決断も、かなたが隣にいないイメージはわかないって、この子らしい観点ですよ。でもその素直さ、いいよね。この一件をもって、はるか、かなた双方に、自分の立ち位置、覚悟、相手への思いなどもろもろ、再確認し、より固いものにできた、そんな印象。とてもよいです。

『球詠』。素晴しいよ、これ。いよいよ最終回、新越谷最後の攻撃となって、珠姫出塁。菫も、バントと見せかけてフォアボール狙いで出塁。ノーアウト一二塁という絶好のチャンスに、相手は投手交代でもって抑えにかかる。ここからの芳乃の描写、これがこたえましたよ。采配をミスすると試合が終わる、負けてしまう。そのプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、勝てる可能性はなにか、思いをめぐらすその様子は本当に苦しそうで、見てられない。だからこそ、希の存在が頼もしく、また芳乃のそばにこの子がいてくれたことが嬉しいと思ったのですよ。自信をすっかりなくしている芳乃にかける言葉の数々。自分にとって芳乃がどれほどに大切な存在であるか、それを懸命に伝えようとするその姿は実に感動的で、そしてその頂点、あの打撃の瞬間! もうたまらないよね。届け。その言葉が引き込まれるように読み進めてきた私の心をさらっていく。ああ、届いてほしい。こらえきれない思いとともに願う気持ちが溢れるんですよ。

2019年1月24日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号

 『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし!』。映画公開を受けての表紙ですね。映画館にてわいわいやってる学園生活部の皆ですよ。ドリンク飲んでいるゆきを中心に、みーくんのポップコーンを奪いにかかるくるみが元気いっぱいです。後ろの席では、ホットドックを食べようと大口あけてるりーさんのしあわせそうな顔。そしてめぐねえ! ああ、なんてしあわせそうな情景なんだろう。最近、本編がつらいしさ、映画もさこれでもかとおどろおどろしいじゃん? それだけに、しあわせそのものといったイラストが逆にまたつらい! ああもう、なあ、彼女らに安息の日はくるのかね。

今日は新連載とゲストの感想です。

『あいらいく俳句』、新連載です。ゆるい雰囲気の漫画。わびさび部にて俳句をたしなむ女の子たちの話、というのだけど、それにしてもゆるすぎる。格好から入る? 松尾芭蕉を崇拝する主人公? 名前がわからないな。食べることが大好きなおにぎりに、可愛い癒し系と見せかけて実はヤらしい系のうさこ。これ、うさこが面白いわ。この子の妄想、過激というかベタというかあからさまというか、そんなのが唐突に差し挟まれるのがね、もうおかしくって、もうほんとどうしようもないくらいくだらないんだけど、笑ってしまう。他のふたりが、うさこのこと、どんな可愛いこと考えてるんだろうとかいってほのぼのしてるのに、半裸で鎖につながれた犬耳少女を妄想してるとか、なんやねんそれ! ほんと、えらいキャラクターが投入されてきました。これ、このテンション維持してくれるといい感じ。他がゆるめに描かれてるのもあるのかな。ちょっと癖になるおかしさです。

『アカリナキ恋』。ムラ黒江の読み切りゲストです。女の子同士の恋愛を描く、というとほのぼのとしたもの予想させるけれど、その絵のシャープさに負けず劣らずの尖った展開。好きの嫌いのの先に、死ぬの生きるのがくるという、その剣呑さ。主人公、町屋ちおに向けられたメッセージ。失踪した三月明里からのものか? 明里がちおに伝えようとしたもの、それはほぼ届いていようというのに、それでもあえて目の前の危険に落ちていこうとするちお。恋するがゆえか。明里もまた恋したがゆえに危険に足をとられてしまったのか。この、恋という感情に突き動かされるまま、いっそ刹那的に自身を危険に投じてでも好きを証明しようという行為。これもまた、若い日特有の苛烈さ、ヒロイズムなのかも知れませんね。しかし、それにしても危うい。その危うさに眩暈に似た感情を覚えます。

2019年1月23日水曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年3月号

『まんがタイムスペシャル』2019年3月号、昨日の続きです。

まいったな、後半、面白い漫画が多い。

『コスプレ地味子とカメコ課長』。いい感じに展開していきますね。課長と一緒にいたところを喜藤に見られた紫ノ井。それで喜藤がハイになっちゃって、紫ノ井をどんどん改造しちゃう。化粧すればするほど映える紫ノ井。社内の誰も紫ノ井と気づかない中、課長はばっちり気づいたっていうの、いいですよね。それからの紫ノ井と課長の対話。限定版可動フィギュアで課長大興奮とか、でもって一瞬で化粧を落とす紫ノ井の隠れスキル。めちゃくちゃ面白かったです。今度は課長の改造計画ですか? でもこれ、難しそうだよなあ。実現するとしたらどんなハードル超えることになるんでしょうね。

『吸血鬼さんは無職です。』。これ、いい雰囲気なんですよね。クリスマスの話。桃香、まさかのサンタクロース信じてる派。橙也がサンタを信じてないっていうのはなんとなくそうだろうなあって思ったんだけど、そうかあ、お母さんがプレゼント置きにきたところ見ちゃったんだー。しかたないよね、難しいねえ。そんな橙也に注がれる母の情とかね、すごくいいじゃないですか。ニーナが橙也を大切に思ってるの、それもいい。ちょっとクールな橙也とね、そして大人ふたりのその関係、交流の様子。丁寧で豊か、大好きです。

『おにいちゃんと呼ばないで』。突然、家から追い出された悟。思いっきり動転してるのが面白いんですが、いや、まあ、そうだよね。妹から、今日は家にいないでっていわれたらショックよね。でもその理由、友人を呼んで皆でバレンタインのお菓子を作ろうというんですね。先生をやる小夜子様。めちゃくちゃ面白い。お菓子初心者の子らの思いつき、突飛な行動に惑わされながらも、厳しく厳しくいきますよっていう、その姿勢がいい。対し、静かに説得力ある説明でサポートする心とかね、ふたりいいコンビですよ。今回、気落ちし悩む悟とお菓子作りの現場、その様子が交互に描かれる、その振り幅、悟さん、その心配は杞憂ですよってわかるから、なんだかニヤニヤしてしまう。ええ、いい話だったと思いますよ。悟、ちょっと鈍感だけど、心といい兄妹になってきましたよね。

『ちんまり経理のヒメ先輩』。真弓先生の会計事務所を訪れるヒメと若林。目的は税務セミナーっていうんですが、見るからに中学生、まさかセミナーを受けにきた招待客とは思わないじゃないですか。その意外性が強調されるの、やっぱり面白いよね。え? 子供がなんで? と思ったら、正式な招待客。子連れで参加? そう思ってたら、まさかのヒメが本体っていう、あの驚くおじさんたちですよ。なんだろう、してやったり感がある。自分はただの読者なのに、ほーら驚いたろう、ヒメはすごいだろう、みたいなね、ちょっと得意気な感じがある。それがまたおかしいんですよね。真面目に抗議を受けるヒメの姿、その凛々しさもいいじゃないですか。他の参加者にもいい影響与えていて、ええ、ヒメ、とても立派です。そして、ちょっとだけ最後に波乱? 若林の前の会社の同僚。しかも女性? 中川の登場、それが面白くなさそうなヒメ。うん、この波乱、どう落着するんでしょうね。

2019年1月22日火曜日

『まんがタイムスペシャル』2019年3月号

 『まんがタイムスペシャル』2019年3月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』。おお、バレンタインテーマですね。レンにプレゼントを渡そうとするスズですよ。これ、本編連動だ! 本編では自分の決意をレンに告げて、まさにプレゼントを渡そうとする姿が描かれたわけですが、表紙では勢いあまってどーんと飛び出してしまっている、いや、今まさにこけんとするその姿ではあるんですが……。ともあれ、勢いあるいい告白ですよね! 『大家さんは思春期!』チエ、『おにいちゃんと呼ばないで』心もチョコレート持ってまして、こちらは日頃の感謝って感じが強そう、なんだけれど可愛らしいですよね。

今月は新規ゲストが2本です。1本目が『ため息吐息と悪魔人形』。2本目は、2月7日に単行本の発売される幾花にいろの『捨てられないひと』。後者はコミックス発売記念、特別読切とのことです。

『ため息吐息と悪魔人形』。こちら、可愛い絵柄で、ちょびっとだけホラー要素? 作家の念がこもったぬいぐるみを手にしてしまった女の子ミルカ。そのぬいぐるみ、くまごろうに宿っていた悪魔がミルカの血で目醒めてしまった。さあ、ミルカ、悪魔に魅入られてしまうのか。その要求をはねのけられるのか。というんだけど、ミルカが悪魔、くまごろうに対してガンガンに強気なところがいいですよね。なんでもかなえるといわれて、カレーうどんの汁をはねさせなくする、それが望みでいいのん? 悪魔のイメージがテレビ版デビルマンの主題歌に影響されてたりするのも地味に面白い。悪魔の本性をあらわしたくまごろうをやっつけてしまうミルカのその腕っ節もいい。おとなしそうな子なのに、結構乱暴だったり、したたかだったり、でも素直で真っ直ぐだったりと、そうした多面性見せてくれるところ、大変魅力的だと思いました。

『捨てられないひと』。引っ越しするにあたり、身の回りのものを整理することになった。それで、ぼんぼんものを捨てていこうとするんだけど、いや、全然捨ててないね。うん、わかるわあ。と、それがメインじゃないんですよね。面白かったですよ。片付けしてたら見つけた借り物の漫画。感想きかせてという手紙なんかも入ってて、それで律儀に読んで、感想伝えるために連絡してねっていう、このちょっとしたきっかけでふたたびつながっていく人の輪ですよ。ああ、捨てられないってこういうことなのかな。そうそう人の繋がりなんて捨てられるもんじゃないよって。奇縁、良縁、腐れ縁、縁にもいろいろあるけれど、こうしてちょっとしたきっかけでまた会って、そしたら借り物の縁が連鎖的につながってという、このダイナミズムがね、面白いやら、おかしいやら、そしてじんわり胸にくるやら。スローにはじまった漫画の、終盤にかけて一気に展開して予想もしないところに着地する。この緩急もまた面白みを後押ししていましたよ。

『ふたりが家族になるまでに』。あさひ、意地を通しきりましたね。気が気でない? なにか手伝おうと、あさひのまわりをうろちょろするジローを一喝して、作るのは親子丼。慣れない作業に手間取りながらも、料理に取り組むその表情は真剣そのもの。さすがのジローも、あさひのその思いを受け止めざるを得なかったみたいですね。今回のこの料理、ただジローの誕生日だからってわけじゃない。あさひの、ジローに対するあの気迫。思ってきたこと、鬱屈していた思い、全部ジローに伝えきって、ああ、この一連のこと、以前ジローから提示されたテーマ、それを受けてのあさひのターンであったのですね。ただ頼るばかりでなく、頼られるばかりでもない関係。突然一緒に暮らすことになったふたりが自分たちの家族像を模索し実現していこうとする。その紆余曲折。力感もって、強くうったえるものありました。

『年上の物理女子は可愛いと思いませんか?』。めちゃくちゃ面白かった。花火があがるたびに、ストロンチウム、カリウム、ナトリウム、炎色反応の元素名が出るっていうの、ここからもう面白い。でもって、光と音の速さですよ。差が2秒だから打ち上げ場所からの距離およそ680m。いや、でも温度とかあるから、と思ったら、漫画の中でもしっかり指摘がはいってて、さすが……、さすがやわ。今回、花火という絶好のイベント、さらには突然の雷雨で部長と朝永、ふたりきりのシチュエーション! いよいよふたりの距離、縮まったりする!? と思わせて、どうもそうでもなさそうとかね、でもって外野ががっかりしてたりね、この混雑っぷり、ほんとに見ていて面白く、そして極めつけは朝永念願のハートの花火、ともに見上げるふたりの姿ですよ! わーお、ロマンチックーっ! まさに渾身。実は期待してた。でも、その期待以上をいかれた感がありますよね。最高でしたわ。世界のすべてがふたりを祝福していましたよね。

2019年1月21日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号、昨日の続きです。

『私を球場に連れてって!』。いよいよ開幕戦。それはいいのですが、皆の可愛さがアップしてるような気がするんですよ。猫子がのっけから可愛いやん? ファル子がまた可愛いやん? あの煽り顔も、バイト姿で登場した時も、いやあ、もうすごく力が入っていると感じますよ。そしてこの子たちのやりとり。すごいよね。ほんと、ほぼ煽り? ずけずけズバズバと遠慮のない言葉が直球で放り込まれてきて、レオナの留年疑惑の時もさ、猫子のそれ、めっちゃキツいよ! しかしこの子たちは、これがいいんですよね。遠慮ないところ。ファル子の開幕戦で勝つとビールが売れる発言、その溢れ出る現金さとかね。可愛い、それも魅力。さらにそこに重ねられるストレートな感情。最高でした。

『エンとゆかり』。まったくもって予想できない展開に翻弄されて、だって異世界にいってしまったゆかりから電話がかかってくるんですよ? 異世界でエンに助けられた。そして異世界研究者のハリマユムの助けをうけて、この世界に帰還する! っていうんだけど、その手段がなんとガチャ。スマホゲームとかでやるガチャ。社会悪であるところのガチャ。しかも、この眼鏡、優等生に見せかけて、とんだ娘ですよ。もうガチャは回さないって決めていたのにって、どんだけリアルマネーを溶かしたというのか。このくだり面白いんだけど、これ、ガチャはいかんよなあ! きららもガチャビジネスに両足突っ込んでるからなんともいわれんのだけど、やっぱガチャは悪い文明ですよ。ともあれ、あの、ゆかり周辺の物体がハズレとして召喚されていくの面白く、ゆかりの余裕? 飲み物やパンをチリとアメに送ってくれたりね、いや、ハズレを増やしてるだけじゃないのん? ともあれ、ゆかり帰還からエン巻き添えまでにいたるこの騒動。おかしくて、でも、ほんと、なんだこのテンション。眼鏡が熱すぎます。

『どうして私が美術科に!?』。美術科のいつもの面々が桃音の普通科の友人、鈴木朱花と遭遇ですよ。しかし、この子、ものすごい。ぐいぐいいく。蒼がころっと陥落したのはなんかわかるんだけど、そこからがおそろしい。それぞれの性格に応じた踏み込み方していくのね、朱花さん。蒼にはアメで、紫苑には言葉。すいにゃん先輩ともなれば、言葉に加えあの物理的距離を詰めるという戦略。蒼がいうには、全身から人を惑わすなんかが出てるらしい。さらに朱花からもみんないつもこうなってしまうという証言が出て、おそろしいな。危ぶまれた黄奈子との遭遇。はたしてどうなるのか。この子は朱花の魔力に抗えるのか。倒れたところにのしかかられて、ああ、あぶない、あぶない、でも素敵。黄奈子、ぎりぎりで踏み止まった!? と思ったら、桃音の写真で撃沈か。この朱花の無双っぷり。めちゃくちゃ面白かったですよ。

『のけもの少女同盟』。ああー、そうなのかあ。霞、文学賞の授賞式に出られたんだ。一瞬そう思いはしたのだけど、あ、違う、なんかおかしい。なんであなたそんなところにいるの? なんで受賞の舞台にすずめたちがいて、肝心のあなたが客席なの? ちょっと悲しい最終回になってしまいましたね。ぎりぎりまで、なにか奇跡みたいなこと起こるんじゃないか、そう思っていたのだけど、そこまで甘々にはしてくれなくて、けどすずめのあのスピーチ。この子が霞と一緒にいて、霞のことをよくよく理解してくれていたんだってわかったのがせめてものなぐさめのように思われて、ほら、客席の霞も嬉しそうだったでしょう。卒業後の皆の進路も、まさかそんなことに!? が多かったのだけど、すずめの選択、これには少し驚かされました。そしてまさかの霞との再会!? いや、やっぱり甘くはしないんですね。でもこの時のすずめの言葉、その対応見れば、霞との別れを乗り越えて、そしてあの頃をとても大切に今も思い続けているとわかる。ちょっとビターで、ほろりとさせる、そんな最終回でありましたよ。

2019年1月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号、昨日の続きです。

『初恋*れーるとりっぷ』。今回は地下鉄ですよ。突然降りだした雨を避けようと地下鉄でもって仙台へと向かいます。身近な市民の足。あまりに身近で、だからあんまり鉄道のロマンとか感じられない? ずっと地下だし、暗いしね、と、そんなこと思うのは私がその方面への感受性を持っていないからなんでしょうね。ICカードで改札をクリア。乗った列車は、車掌席が空っぽのワンマン運転。へー、そういうのあるんだ。と、こうやって紹介されると、感受性がないといってた自分にも面白み感じられるから不思議なものです。鉄道の話題の他にまひろ先生の話題も出て、そうか、妹みかげも姉のこと大好きか。みかげとそらでお姉ちゃん大好き同盟が結成されるとか、思いもしない展開しましたよ。そんな話していたら乗り過ごしてしまったふたり。そうか、キセルになるから駅を出るんだ。真面目な子たちだ……。そうやってたまたま降りた駅で出会う風景、日本一標高の高い地下鉄駅からの絶景。こうした行き当たりばったり、けれど知識があってこその出会いになるほど。この子たちの鉄道への接しかた、立派な活動でありますね。

ご注文はうさぎですか?』。シャロとメグがクラシックバレエの鑑賞に出掛けます。ドレスアップしたシャロの美しさ。対しラフな格好であらわれたメグ。シャロすごいな。もしものためにドレスの予備を用意してたんだ。ドレスアップしたメグ、すごいですね。大人っぽいっていうけど、とんでもない、ココアさん超えちゃったよ。劇場への道中もにぎやかに、将来の夢など思えば、ふたりとも具体的なもの描けてないって。そんなふたりが、今日のこの体験を通してちょっとずつ自分の将来を考えるようになっていくの。そうか、メグは自信のなさが自分の夢に蓋をしてたのかも知れない。シャロもメグとの交流で自分の適性? 興味? に気づいてきている。この、行動を通して自身を知っていくという彼女らの姿がとても魅力的に描かれた回でした。

『魔王城ツアーへようこそ!』。いい感じではないですか。城への交通手段は確保した。では次は、城内内装に手をつけます。その前に新登場人物。ドワーフのマリッジ。見た目幼児だ! この世界のドワーフはヒゲをはやさないっぽいな! 魔王メロウの魔王らしからぬ趣味。そうか、この人、可愛いもの好きなんだな。けれど、それらは観光客のために撤去、メロウは従業員寝室に移動。この、いわば社長、オーナーに対しても容赦しないつむぎの行動。ここでの暮らしにすっかり馴染んで、辣腕ふるえるようになった感がありますね。本来、つむぎは仕事に疲れてしまってる系女子だったのが、役割と権限与えられたらこんなにも動けるようになるんだな。さらには、役に立てていないと落ち込むメロウのことはげましたりしてね、すごいや、すっかり立派な上司だ! そうかあ、立場が人を作るってやつだな、これ。この、つむぎの成長、皆の専門性、得意が発揮されるところ、そして皆がチームになっていくところ。まさに見どころいっぱいの仕事ものになっているのが素敵です。

『ももいろジャンキー』。雪の日の情景ですよ。そうか、ももは雪がはじめてなんだ。もう喜んじゃって、そのはしゃぐ様子、雪につけた自分の跡を見てほしがったりね、ほんとこの楽しそうな姿。よいものでしたよ。でもって、写真につられて駆けてくる美耶ですよ。ふたり、ほんとに楽しそう! それを撮影するはなもまたいいんですね。そのはなの躍進も目覚しいですよ。恒例のももによるブタいじり。これで殺気発するの。最初は美耶のことあんなに怖れてたのに、今や立場が逆じゃないですか! でもってその美耶は作るもの作るものゾンビ扱いされて、えっ、生きてるよぉ! その「生きてるよ」発言の畳み掛け、もうめちゃくちゃ面白い。もうすっかり美耶、うちとけて、親しさ、仲のよさ、見せてくれるようになりましたね。それは美耶の側からだけじゃなく、はなやももの美耶に対する態度もそうなんですね。ええ、皆で同じ食卓囲んでしあわせ〜。ああ、本当にしあわせ。ハッピーそのものの情景、あたたかさが灯るかのようでした。

2019年1月19日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号

 『まんがタイムきららMAX』2019年3月号、発売されました。表紙は『ステラのまほう』。歌夜と椎奈が着物を着まして、柄に金魚をあしらった桃色がぱっと映える歌夜、対し淡い藍に菊の花が描かれた椎奈の着物のシックさ、対照的で、それぞれのよさ引き立てる、そんな表紙であります。背をあわせている、そんなふたりの立ち位置、交錯する視線も意味深です。

『たつのお年頃』、ゲストです。面白い設定盛り込んで、印象的な導入になりました。女の子の口から吐かれる火炎! カラーにも映えてよりよいのではないでしょうか。火野トラ子でいいのかい? この子と、いとこの水沢雅美は、代々仕えてきた神社に祀られる龍神の力を使えてしまう。ただ、トラ子のそれは暴走気味で、赤面すると火を吹いてしまう。対し雅美は水を吹くのか。この子たちの、これからはじまろうとする高校生活。女子校のつもりで共学にきてしまったトラ子は、男子の前で赤面せずに過ごせるのか。雅美は、そんなトラ子の日常を守れるのか? と思ったら、さっそくトラ子、火を吹いてるし! 迷子になったトラ子の出会った男子は、かつての思い出の子? ちょっとした運命感じさせる再会? その男子の名乗るドラゴンスレイヤーという名? 肩書? は、トラ子たちの龍の力との因縁感じさせるものありますね。

きんいろモザイク』。今回はカレンちゃんカフェがメインですね。のしっと現れる着ぐるみカレンの存在感、あれいかしますよね。あやしげな動き、中身はカレン。なにからなにまでおかしい。香奈がやたら力入れてるところもいいですね。等身大パネルに看板にと本領発揮の大活躍。普段隠している能力がこうしてあらわになるの、実にいいと思います。久世橋先生を出迎える烏丸カレンもいいですね。なんか、めちゃくちゃエンジョイしてるのがわかるのが目にも楽しくてよいですよ。そして劇で主役をつとめるアリスにもスポット当たって、母の来日、カレンの応援。本人のやる気と緊張、そのバランスがとれてアリスらしさが取り戻されていくという、そのプロセスもよかったと思います。劇本番は次回の見せ場になりますね。

『ぼっち・ざ・ろっく!』。いつになく沈んでいるぼっち。そうか、夏休みが終わるからか。めちゃくちゃ気持ちよくわかる。不調といっていいのか、奇行といっていいのか、いくらなんでもおかしすぎるぼっち。そして夏休みの間、ぼっちを放置してたことに気づくバンドの面々。それを急遽江ノ島にいくことで埋めようとするんだけど、喜多以外が微妙に乗り気でないというか、テンションあがりきらんというか、これインドア派特有なの? なんでも素直に喜ぶ喜多と、どうにも感想の薄い面々との対比。よっぽどで、ネガティブ極まりつつあって、これは共感したらいいのかどうなのか。でも、なんか見てるとニヤニヤしてしまうんですね。地味にくる、微妙にぐいぐい押してくる、そんなおかしさ。最後にちょっといい話風? と思わせて、やっぱりそうでもないところね。いい塩梅ですわ。

『こみっくがーるず』。かおすの連載をめぐる悲喜こもごも。編沢さんのあの心配。連載開始する前からさっそく当たるっていうの、ほんと、不安しかないですよね。電話向こうから聞こえてくる対話、かおすの相槌が全部、あば…、なのやばいよね。編沢さんのかおすちゃん対策も、スケジュール引けば引いたで心配が出てくる。それでどんどん過剰になっていく。このままならなさなのか? なんなの? 普通なら心配性なんだろうけど、実際その心配が実現してるからなあ。ほんと、笑わないではおられない。今回、全体にノリがよくて、かおすと小夢の対照とかやってましたけど、絵的にもそれがしっかり出ていて、なんとかなるよぉのコマとか最高じゃ? 他にも、つかれたぁ♪、のコマに見られる表現、端的に状況伝えながらもやわらかであり、コミカルで、そして愛らしい。素晴しいものありました。今の状況は、かおすにとっては試練なんだろうと思うのだけど、これがいずれこの子の自信につながったらいいなあ、そんな親心めいたもの抱いてしまうの、ああ、これ、琉姫やら編沢さんやら、他の皆もかな? 多分彼女らの感じて思って抱いてしまってる気持ちと同じなのかも知れませんな。読者ながらも追体験をさせるその見せ方、表現力。きっとこれはすごいのです。

2019年1月18日金曜日

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。現在「灯火の星」2周目をやっています。当初はスピリットとクリアゲッターのコンプリートを目標にいろいろちまちま頑張っていたのですが、どうもスピリッツボードに出てこないスピリットがあるようだったり、それから「灯火の星」最終戦をノーミスでクリアせよという課題があったりと、いずれにせよある程度「灯火の星」を進めないといけないことは最初からわかっていて、けれどこのゲーム、やたらボリュームがあって大変だものなあ。できればあんまりやりたくない……。でも、やらないことにははじまらない。スキルツリーも完成させないといけないし。しぶしぶ2周目開始してみたら、おや、なんだか印象がまったく違ってしまっているぞ? ええ、1周目とまるで違うんです。

違うのは強くてニューゲーム「はじめから+」でやってるから、ではあるのですが、難易度はせっかくだからと「むずかしい」を選択し、スピリットも基本Yボタンで出てくるものから選んで、プレイヤー有利にならないようにしています。なので当初の予想ではてこずるのではないか、もしあまりに大変なら「やさしい」にしてしまおう、そう思っていたのですが、いや、まったくもって大変じゃありません。まれに苦戦することもあるのですが、ほら、大量のキラーが落ちてきてCPと取り合いになるようなやつね、そういうのも数回やればクリアできるわけで、1周目のように突破に数時間かかってもうヘトヘトみたいなことは一度もないんですよ。

ファイターは、ノーミスクリアのための情報を探していた時に見つけたページ、【スマブラSP】灯火の星ノーミス攻略・最強スピリッツセットは?でおすすめされていたピクミン&オリマーでやっています。そんなに強いというのなら今のうちに慣れておこう。そう思って最初からピクミン&オリマーを使っているんですが、これでほぼなんにでも勝てる。というかめちゃくちゃ強い。正直、信じられない強さ。なにこれ? 嘘みたいに勝てる。ピクミン&オリマー以外使う必要がないほどに強い。

灯火の星で手強い、理不尽だといわれることの多い相手、ナインボルト&エイティーンボルト、楽勝でした。ザ・ボス、毒対策忘れてしまったんですが、瞬殺でした。試しに狙杖を持ち込まずにチャレンジしたポリーン、苦労なく通過しました。1周目でやたら苦労した大妖精。前回は相手の事故死で勝ったのですが、2周目は正面突破楽勝でした。

自分が操作に慣れたこともあるんでしょうが、ピクミン&オリマーがおかしいくらい強い。強すぎて笑いそうになる。必殺技、横B以外が攻撃じゃない、ほぼAだけで戦っていかないといけないこいつが不思議なくらい大火力。なにこれ? ピクミンのパワーなの? そういや昨年末フジCSでやってたスマブラ東西対決でもピクミン使ってた人いたなあ。そうか、こいつ強いんだな。見た目あんななのにな!

今のところはピクミン&オリマーの強さでなんとかなっていますが、最終戦をノーミスでいけるほど使えているかといわれると疑問です。多分「やさしい」でクリアするだろうなあ。それまでにどれだけ操作に慣れることができるか、それが鍵でしょうなあ。

2019年1月17日木曜日

メイド イン ワリオ ゴージャス

 メイド イン ワリオ ゴージャス』。そんなに必死にやってるわけでもないのですが、いや、そこそこ必死か……。各ステージごとに課せられるミッション。スコア45をクリアせよというやつ。あれが結構難しくて、というのもどのステージにもなにかしら苦手なゲームがひとつやふたつありましてね、それがミッションクリアをはばむんですよ。この、なんかクリアできそうなんだけど微妙に難しいという塩梅、よくできてるよなあ。ああ惜しかった、もう一回だ! そう思わせるような難度に調整されてますよね。

さて、今回は私の話ではないんです。母に渡してある3DS。主に『パネルでポン』が稼動しているんですが、こいつに『メイド イン ワリオ ゴージャス』の体験版をいれました。

なぜ母にこのゲームをやらせようと思ったのか。それは実に簡単で、ちょっと遊ぶだけならそれほど難しくないこと。そしてゲーム内容がバラエティに富んでいること。その2点でした。

タッチリーグですね。こいつを遊んでいた時に、与えられる指示を受けて、ゲーム画面をタッチペンでちょいちょいとつついたりする。その、指示からゲーム内容を思い出すこと、思い出したのち、提示された状況に適切に対応しようとすること。それがきっと年寄りにはいいのではないかと思った。ほら、時計の針をあわせろみたいなやつ。あと、文字を書けみたいなやつもね、単品ではそんなに難しくない。それこそジャンルせいかつともなると、日常身の回りにあるものをごちゃごちゃやるのは、直感的に理解しやすいだろうし、またその時々の判断に瞬発力求められるのはスリリングだしで、きっといいだろうと。

実際、母は遊んでみて、それなりに楽しんでいるようです。なぜかタッチリーグではなくジャイロ機能を使うぐるぐるリーグやってることが多いみたいなんですが、この見た目にも操作がわかりやすくて面白いというのもありなのかもなあ。いずれにしても、いろいろチャレンジできる、クリアしていくと達成感もある、それがよいのではないかと思います。

とはいえ、母はまだ10もいけないのですが。パッと見でなにやればいいのかよくわからんゲームもありますからね。

2019年1月16日水曜日

とても眠いので休みます

とても眠いので休みます。

2019年1月15日火曜日

メイド イン ワリオ ゴージャス

 メイド イン ワリオ ゴージャス』。これ、ちょっと、まったくの予想外の展開といったらいいのか、一言でいえば危険なゲーム? 簡単なミニゲームを連続で遊ばせる、そのテンポのよさが持ち味というのは昨日もいったとおりなんですが、そのシンプルさがゆえに終わりが見えない時がある。終わりが見えないというのは、やめられない終わらない、ついつい次のゲームをはじめちゃって、というのとは違って、文字どおり終わらない。ゲームオーバーにならない。ほんと、どうしようかと思った。ヤバい。

昨夜のことです。タッチペンで遊ぶゲームに初見で失敗した、なにをしたらいいのかわからなかったやつがあって、ちょっと復習してみたんです。SNSのスタンプを選ぶやつ。相手のメッセージにスタンプで応えるというやつなんですが、いやあ、まいりましたね。合格ラインが15回。なのにそれを604回続けてしまった。だって、終わらないの。メッセージがシンプルでバリエーションがそんなに多くない。しかもひっかけとかフェイントとかがまるでないので、普通にやってれば間違える要素がありません。

やりはじめて、あ、これ、終わらないやつだ、そう思ってからがつらかった。だんだんとテンポがあがっていきます。いずれ人間の反応速度を超えるだろうと期待したのに、500を超えてもまだまだ大丈夫。ああ、これはいかん、終わらない、こんなので徹夜とかしたくないよ? とにかく間違えないといけないのだけど、わざと間違えるのは違う気がする。なので頼みはヒューマンエラー。ヒューマンエラーの起こることを期待しつつ、それでも意識のもう片一方では、300は超えたい、300を超えたら次は400だ、といった具合に正解し続けることを意識していて、なんだこのアンビバレント。つらい、ほんとつらかった。このミニゲームは二度とやらないと思う。きっと次やったら本当に終わらないに違いないから……。

ジャンルにまとめられた中からランダムに出題されていくゲームをクリアしていくモードと、ひとつのミニゲームだけを延々繰り返すモードがあるんですね。さっきのスタンプは後者です。それぞれに合格ラインがあって、超えていくことで実績が達成される。だからひととおりはクリアしておきたいのですが、またこんなことがあったら困るな。

ランダムに出題されるモードでも、規程の回数をクリアすることで達成される実績があるんです。また、初回チャレンジではボス戦が終わるとそこで終了ですから、一度クリアしただけでは用意されてるミニゲームが全部開放されない。数回遊ぶ必要があるんですが、これがまた終わりが見えない。ボス戦が終わったら難易度があがってまたもう一周してという具合に遊び続けることになって、調子がいいと延々プレイすることになるんです。

ちょっと10分ほど、みたいに思ってはじめて、もう20分超えちゃってるんだけど!? もうそろそろ一段落ついてほしいんだけど!? みたいに思いながらも、どうせなら記録はのばしたい。このアンビバレント! ほんと、このゲーム、ヤバいです。

ゲーム内でお金を稼ぐことができまして、それでガチャをまわせます。ガチャをまわすと音楽やらカードやらミニゲームやらが開放されて、それらコレクション要素もまた面白いというから大変。現金つっこまなくていいガチャはいいですね! でもこれ、ダブりとかもあるのかなあ。普通に考えて、10連まわしたらNewが必ずひとつは出るとか、そういうつくりになってるとは思うんですけどね。じゃないと、いつまでたっても終わらないわけで、そのあたりの調整、どうなってるかはおいおい見ていきたいと思います。

2019年1月14日月曜日

メイド イン ワリオ ゴージャス

 結局買いました。『メイド イン ワリオ ゴージャス』。あれだろ? アシュリーだろ? ええ、そうです、すみません、アシュリーです。そんなに好きだったかといわれると、どうもそんなに好きだったようで、『バッジとれ~るセンター』でもアシュリーはコンプしている次第。そもそもアシュリーがどのゲーム出身かさえわかってなかったはずなのに、だって、『スーパーマリオメーカー』の特殊キノコでの変身キャラではじめてその存在を知ったってくらいですからね。そんなだったのが、なぜゲームにまで着手するにいたったか。ほら、あれですよ。『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。

スマブラspにアシュリーがスピリッツで参戦しているんですね。種類はサポーター。効果は高速切りふだチャージ。最後の切りふだが好きでして、打ちたくてしかたがなかったから『灯火の星』攻略時、高速切りふだチャージを優先的に積んでいたんです。シオカラーズも同効果を持っていて、かつamiiboシオカラーズで呼び出せたものだから、最初はこちらをつけていたんだけど、アシュリー入手後にシオカラーズの出番がなくなってしまった……。すまぬ、本当にすまぬ……。

『メイド イン ワリオ』というゲームの存在は知っていたのですが、あまりにもゲーム内容が謎すぎて、それまでプレイしたことも、プレイしようと思ったこともなかったのです。なので、まずは情報集めからはじめて、そうしたらオリジナルを持っていたことが判明した!

アンバサダー・プログラムですよ。ずっと手元にあった。なのにプレイしてなくって、いやあ、そんなんばっかりですよ。調査の結果、アシュリーの登場は4作目からで、初代GBA版に出てこないことはわかっているのですが、せっかくだからと遊んでみて、いやあ、なるほど、納得しました。スマブラのワリオステージのお題、まるまるこのゲームの雰囲気を踏襲してたんですね。

ごくごく短いミニゲーム、それこそ障害物をジャンプで避けるだけとか、しかもそれ一回ジャンプすればクリアというくらいに短いの、それを立て続けにテンポよくやらせるというのがミソで、14回クリアしたら15回目がちょっと手強いボスステージ、といった具合。ボスステージもそれなりに小さいミニゲームで、さほどお手間はとらせませんという、その塩梅が面白かった。

ゲームとしてよくできてるといったらいいのかな、15回クリアするまでに4回ミスしたらゲームオーバー。また最初からやりなおしとなるのですが、まあゲームがミニサイズのシンプルなのばっかりですから絶望感がないのはいいところで、反面、こんなところでゲームオーバー!? みたいにムキになってしまって、こうなったらクリアしないことにはおさまらない。それに初見ではなにしたらいいかよくわからないゲームも多いから、だってろくな説明もなしにポンとわたされて、Aボタン押したらいいのか、十字キー使うのか、さっぱりわからん。あ、こいつが動くのか! ああ、時間がもうない! みたいなの連発よ? 明らかに繰り返しプレイさせること前提のゲーム。だからこそ、繰り返しプレイしてもストレスが溜まりにくい、そんな作りになっているんだねえ、これ。

オリジナルは最初の4つクリアしました。15回クリアが標準なのかな? って思ってたら、25回要求するのもあって、ということはだんだん必要クリア数は増えていくわけだな。なるほど手強くなっていくんだな。先が楽しみです。

ゴージャスをプレイしてみて、オリジナルと同じゲームもあるんですが、見た目からして大幅にブラッシュアップされてるから、まるで違うゲームみたいです。いや、ちょっといいすぎかも。ともあれ、オリジナルの癖になるチープさ。見た目からチープっていうやつね。これはGBAというハードの限界もあるのかも知れませんけど、そのチープな味わいにもよさがあるんだなって。ゴージャスのゴージャスな見た目の魅力。オリジナルのチープさがかもしだすよさ。どちらもそれぞれによさがあるなあって。

だから、ゴージャスもオリジナルも両方遊んで、ちょっとずつクリアしていこうと思います。

2019年1月13日日曜日

アシュリーに夢中になってたら夜がふけたので今日は休みます

アシュリーに夢中になってたら夜がふけたので今日は休みます。

2019年1月12日土曜日

『まんがタイムきらら』2019年2月号

『まんがタイムきらら』2019年2月号、昨日の続きです。

『チアフル・スプリンクル!』。ろくでなしの群だ! 人数の足りていない放送部。部員を集めようという試みまではいいんだけど、まさかのゲリラ放送。ささげが連れてきた新入部員、山川大和、体操部と兼部なのかね? この子の脳筋ぶりを披露しつつ、やりたい放題、ノーテーマ、ノー原稿のアドリブ勝負で雑談校内放送。これは、これはあかんやろ! 秩序重んじる系読者だったらイライラしはじめる、そんな展開だーっ! これ、抗議にきた図書委員、深瀬こがれも放送部に加わる流れなのか? それ以前に顧問候補のお叱りが怖い? こうもカオスなことになってしまうのは、活動の範囲、やっていいこと悪いこと、それを教えられる先輩部員がいないから、なのかも知れないなあ。ともあれ、次回は叱られ編? やっぱり、やらかす→叱られる、はセットになってこそ面白み増す、そんな感じがしますよね。

『初春が咲く』。好きなんだけど、大きな事件とかそうそうおこらない話だから、意外や感想書きづらいタイプの漫画です。文化祭で喫茶店やります。喫茶店でバイトする柚子、即戦力? と思いきや、コーヒー苦手でイー (> <) って顔するの、あれ可愛くっていいよねえ。コーヒーは彼方が担当。豆の提供などもお店から受けられることになって、順風満帆? 宮田渾身の衣装もグッド。どうしてもみどりの男装が見たいって、その一心で引き受けたのか。好評なのに男装は嫌、そんなみどりにフリフリ着せたらそれはそれで大人気というの、みどりのポテンシャル感じさせてよいですね。今回も、のんびりほのぼのと文化祭模様描かれて、ああ楽しいねえ、そう思っていたら、最後に彼方が大変だって。え? え? 事故!? 大事件!? 事件がないから書きづらいとかいってたくせに、なにか起こると動揺する。私というやつはそれにしたって身勝手で、彼方、たいしたことないといいなあ!

My Private D☆V、『みらいちゃんねる』のMIGCHIPです。D☆Vポイントは、優しく包んでくれるお姉さんとかいじわるにからかってくるお姉さん、なのだそうですよ。ということは、『みらいちゃんねる』、作者的には未来よりも姉重点か! あの理不尽要素盛られた姉。そこに設定上の姉まで加わってきて、ああ、このD☆Vポイントあるがゆえに姉が増えていく構造になっているのですか!? 話の展開、持っていきかたからしても、あの姉の存在は無視できないほどに大きかったわけですが、なるほど、その根底がわかったような気がします。こうしてひとつ理解のよすがが得られて、こういうのもこの企画のよさでありますね。

2019年1月11日金曜日

『まんがタイムきらら』2019年2月号

『まんがタイムきらら』2019年2月号、一昨日の続きです。

『夢見る!ルネサンス』。連載になりました。16世紀フレンツェからやってきたリーチャ。あんまりフィレンツェネタとかタイムスリップネタとかはやらないんですけど、雰囲気が結構好み。ゆるい交流、そのゆるさが持ち味。今回は書店にいくんだけど、リーチャからしたら驚愕の空間ですよね。そこでバイトしてる? レンの隣人、稲穂ひよりと意気投合するリーチャ。これはリーチャがすごいのか、いや、ひよりの方だな。レンのキュンプリが好きということ、リーチャにどんどん曝露されていくくだり、ついにはレン泣き出して、ほんとどれほどなのか。このオタバレすることで深まった仲? 結果オーライ、なんかよかったなって思ったんですね。

うらら迷路帖』。今回、師匠たちの頑張りどころだ。神の呪いをうけてしまった弟子、娘、妹を支えよう、助けたいと危険を覚悟で神の居場所を占おうとするその姿。神を占えば呪われる。なら、神とともにいるだろう友人、矢見だったらどうか。抜け道、可能性を模索し、一縷の望みをそこに見る。弟子たちを休息させ、その間に神の力に立ち向かうその姿は凛々しくて、そして未来への希望を決して捨てようとしない弟子たち、彼女らの困難に立ち向かおうと決意を新たにするその姿も清々しさ感じさせて、感動的でした。事態は一気に動き、追い詰められた末に反撃に出ようとするその意気。しなやかで強く、胸打たれます。

『下を向いて歩こう』。いい感じに展開していきますね。科学部に入りたいというさざれ。しょーこは部活には入らないというんだけど、シエルに誘われるままに砂浜へといってビーチコーミング。はやく帰りたいから部活はやらないというしょーこだけど、ビーチコーミング部という響きにキュンときてるっぽいですね。シエルと話をしながらも黙々と拾い続けていたしょーこ、特に狙ってるわけじゃないのにレアもの引きあてるシエル。個性? 性格? ポテンシャル? ふたりそれぞれによく出ていて、ちゃんと悔しがるしょーこもまたいい。対話、そのやりとりの端々にも人となり感じさせて、読み進めるほどに彼女らが近しく感じられるようになる。うまいなって思わされるところですよ。そして中盤、まったく出ていなかったさざれ。ラストで見事、その人となり披露してくれましたね。おお、やっぱりうまいです。

2019年1月10日木曜日

『まんがタイム』2019年2月号

『まんがタイム』2019年2月号、先日の続きです。

『茨城ってどこにあるんですか?』。あまりに浮かれる多恵の様子に男の影を感じ取った祖母。そんな気色ばむほどのことなのかい!? 皆で牛久大仏を見にいった今回。へー、そんなにでかいの! でかいとは聞いていたけど、想像以上。奈良の大仏が手の平サイズとか、尋常じゃないですね。大仏を堪能したかと思ったら、本番は大晦日。花火があがるのか。家族と過ごすといって一旦ことわった鈴子が、まさかきてくれて、雑踏の中に多恵のことを見つけてくれてっていうこの展開、いやもうどれほどに多恵は嬉しかったろう。ちょっとドラマチックだった。鈴子の興味に背を押されての行動もそうなら、ふたりのであったことも、読んでるこちらも嬉しくなる、そんなよさありました。

『ウレ漫とガケ漫』。茜が白井の家にいきたいというの、なるほど取材か。白井、抵抗あるも取材となれば断れない。このあたりは同業の助け合い、持ちつ持たれつというやつなのでしょう。白井の家、片付いてるからすごいですよね。自分ならこうはいかない。ああ、そうでしたね、茜の仕事場も片付けてたわ。思い出してちょっと自己嫌悪? 遠い目をする茜、よかったです。しかしなにがいいって、茜、大暴れですよ。寝室に突入! いいなあ、こういうやんちゃな姿、最初の頃のこの子見てても想像できなかった。白井のこと信頼して自分の本来を出せる、それはしあわせなことだと思うんですよね。そして気持ちに火のついた茜。仕事場、借りちゃうんだ! でもって晩ご飯も食べてね、うおお、いい顔!  この不思議な近しさ、とてもいい。恋愛とかには向かわない、そういうところがとてもいい。仲がいいのもそうだけど、相手のこと認めてるってのがわかるのがいいじゃないですか。今回、茜が見てしまった白井のネームのくだりなんて格別。きっとすぐ連載始まると思うんで、このこれまでとがらりと違うプロの顔見せるところ! もう佳境か! このふたりがともに働く様子は見られなくなってしまうのか。それは残念なんだけれど、白井の躍進、それは私も願うところ。きっと茜も同じように思っているんだろうなあ。

『犬がいるので帰ります』。柳瀬俊、この人、岡崎のことちゃんと好きだったんだーっ! 意外! といったら駄目なのかな。正直、マロンちゅんのことしか見てないものだと思っていたのだけど、岡崎の転勤をきっかけに、一歩踏み出してみせましたよ。でも、そこに至るまでがすごい。弟のやきもき、あれは面白かったな。ほんと、弟さんよ、自分もこの人は心底のマロンバカだと思っていましたよ。公園でのくだりも、もしや告白!? と思わせて、いったんかわして見せるでしょう。岡崎も一瞬涙がかわいたんじゃないのか!? ってくらいにおかしくって、でもその後にハッピーエンドで、ええ、大変よかったと思います。この漫画、まだ続くのかな? 雰囲気的には今回で終わりっぽいんだけど、ちょっと状況の違ったこれからも見てみたいと思うんですね。結構好きな漫画なんですよ。

2019年1月9日水曜日

『まんがタイムきらら』2019年2月号

 『まんがタイムきらら』2019年2月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』。三人娘がいい表情。なるほど、10年続いて、単行本も10巻に到達したというのですね。そのお祝い、というのもちょっと違うな、記念というか告知というか、でもそんなに大げさじゃないところ、さっと軽く普通に触れてるだけみたいなところ、こういうところもらしさなんだろうなあって思えて、なんか面白いです。ちょっとかしこまってる唯がまたいいですね。

新規ゲストは2本です。

ゲスト1本目、『トールさんの通り道』。これ、面白いですよ。森の中、ひっそりと商店開いている女の子、トール。かたわらにはドラゴン? の頭骨を兜みたいにかぶってる小鬼がいて、さてこの人たち、なにものなのか。設定、状況が魅力的だったと思います。魔物の徘徊する森なのに、のんびり道具屋商えてるのは、ここがトールの縄張りで魔物が入り込めないから。そこにやってきた行商人の男。魔物から命からがら逃げのびて、ここから街まで護衛を頼みたい。その男の豹変からトールの冷徹さな対応。このあたりの描写に、この世界の剣呑さや、あっけらかんとして見せるトールの底知れなさ、ばっちり表現されていて、こいつはいいな! 実に魅力的でした。

ゲスト2本目、『迷子の猫と放課後の魔女』。こちらも悪くなかったですよ。目覚めたらネコミミが生えていた。いったいこれはなんなのか? 戸惑いつつも学校にはいかないといけない。主人公、悠木ひな。ミミのことは、先生含めて、わりと皆に受け入れられてるんですが、これ、先生が問題にしない理由、ネコミミが生える現象がそれなりに認知されてるとかかな? そう思ったんだけど、そうか、違うのか。3組の藤宮さんがいろいろ教えてくれました。動物の耳が生えるのは魔女の証しなんだって。藤宮さんは使い魔としてウサギを使ってる。それでひなも使い魔を呼び出してみよう、その過程で妄想が暴走、ネコミミ少女が現れた! クールに見せている藤宮が、見た目ほどそうじゃないっぽかったり、ひなの使い魔がわりと失礼だったり、こうしたキャラクターの個性に期待できそうな感じです。

『けいおん!Shuffle』。楽器初心者たちの苦闘。これ、面白いなあ。というか、莉子先輩がわりと謎。質問したらドバドバ答えてくれて、最後にふわっとした言葉でまとめてくれる。これまでもそうだったけど、経験者? なんかのマニア? で、それを隠そうとしている? 一貫しない態度が面白いんですね。しかし教え上手じゃないですか。ドラムスティックすっとばしまくってる紫にコツを教えてくれるんだけど、ほんと、この人、なんでギターからベースからドラムから、なんでも説明できるんだ? 一番の謎ですよね。スティック握る時間を増やすというアドバイス、紫が活かすとこうなるんだ。さすがの真帆も怒る。でもって風呂でも練習する紫。これ、スティック曲がらない? ほら、湿気でさ。ともあれ、紫なりに考えあってのこと。こうやって試行錯誤して、みな、ちょっとずつできるようになっていく。ああ、これが面白いんだよな。輝いてるよなあ。そう感じる私は、莉子の視線を共有しているようにも思われて、それもいいんですね。

『佐藤さんはPJK』。扉の先生、よろしいやん! 今回は持ち物検査。学内の風紀が乱れてると指摘を受けてのことなんですが、それきっとPJKだって鈴木も思えば先生も思っている。わかっていながらもやらねばならない持ち物検査。覚悟を決めるも、ころっとPJK佐藤にいいくるめられるのね、いや、いやいや、それおかしいから! 帽子パンとか、そんな説明通しちゃうの!? さらに加えてPJKのおだてにも見事やられちゃって、先生、なんというチョロさだろう。面白かったです。あと、安定の落ち担当もいい仕事してました。

2019年1月8日火曜日

『まんがタウン』2019年2月号

『まんがタウン』2019年2月号、先日の続きです。

『新婚のいろはさん』。なかなかに新婚らしいといっていいのか、妻とふたり風呂にはいる始ですよ。ちょっとまだ緊張がある。慣れてないんですね、お互い。その初々しさがあると思えば、子供のころの思い出話も飛び出して、この独特の距離感。幼馴染み夫婦ならではなのかなあ。風呂の話から大きく話がふくらんで、一緒に出かけることになる。そのきっかけが浴衣姿というのもなんですけど、まずは近場のスーパー銭湯! さすがに家族風呂みたいなのはないのか。ともあれ、ふたりこうしていろいろ試す、いろいろ出かける、そして発見する? 気持ちをね、自分たちのありかたをね、しっかり固めていっている、そんな行為に見えるんですね。

『小春さん、ずれてない?』。こいつは面白いよ。小春さんに彼氏を作ろうプロジェクト発足。千晶がアドバイザー兼コーチとして加わったのはいいけれど、すごいな小春の影響力。最初のうちはガンガン駄目だししていた千晶なのに、実際小春の趣味に触れて以降は、わりとなんでもオーケー。冬樹が否定した料理もぬいぐるみも、普通に受け入れて、なんという包容力! そうだよ、ふたりがつきあえばいいんだ! サメ映画からの展開、すごかったですよね。めちゃくちゃ意気投合してるやん! ふたりはいい友達になれたね! よかったー! しかも最後にまさかのフジツボ料理。ほんと、この展開、まるで読めなかっただけに、すごく面白いです。

『あいたま』。あいちゃん、荒れてますな。蓮とひよこが男優の話をしていたら、まさかの介入。イエローカードなのだそう。アイドルに恋人、さらには深夜の密会と悲報が相次いで、あいちゃんのHPはもう0かあ。なので、学内での性の乱れを取り締まるというんですが、ほんと、目から光が消えているあいの表情、ぐっときますね。蓮がイエロー2枚もらって崖っ縁ですが、これ仮に3枚いったとして、本当にあいは蓮のこと推しからはずせるんでしょうかね。苦渋の決断、血涙の果ての離別、失敗、みたいになりそうな予感もしますよね。そして久米さま。この人が状況を正常化してくれました。ちょっと意味深な言葉。これ、いつか語られるのかな? そしてあいの尊死。思ってたのとは違ったけど、やっぱり流血の惨事だったー! やってくれましたね、あいさん。

2019年1月7日月曜日

『まんがタイム』2019年2月号

 『まんがタイム』2019年2月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。代理が温泉につかってくつろいでいます。『年上お姉さんと恋の壁』あこは湯上りの浴衣姿です。『花丸町の花むすび』花子は仲居やってますね。で、おかしいのが『瀬戸際女優!白石さん』。タオル巻いて湯につかって、まではいいんですが、頭にまいてるそれはなに!? 猿のかぶりものなのかなんなのか、よくわからないものかぶって、なのにすごい真顔。これ、新境地狙ってるんでしょうか。

今回は新規ゲストが2本です。

1本目は『江戸の蔦屋さん』の桐丸ゆいの新作『八犬伝の義理娘』。南総里見八犬伝の作者、滝沢馬琴をとりあげるのですが、その導入がよくできています。28年かけて書かれた大作。しかもその晩年、馬琴は視力を失っていてという説明からはじめて、本作主人公のミチ、馬琴の息子、亡き宗伯の妻に進行をひきつがせます。家事を切り盛りしながら、義父馬琴の細かい注文こなしていく日々を描くとともに、作家馬琴のファンとしての側面も見せて、義父との関係、そして作品の人気、その魅力を表現していく。それがうまかったなって。でもって、今回の引きですよ。馬琴、完全失明! これからどうする!? 次号に向けて一気に話が展開していきますよ。

2本目は『午前0時のおねだりごはん』。OLふたりの関係、描いて魅力的。有能にして華麗、後輩からもしたわれる先輩社員米沢と、素朴でひかえめなまだまだ新人牛喰。牛喰にささやく米沢の意味深な一言。それが社内を動揺させて、というのだけど、そうか、牛喰が実家の食堂での賄い、空腹に座り込んだ米沢に食べさせたのがきっかけで、こんなことになったっていうんですね。賄い料理という、あまり気取らない、けれどきっとおいしそう、そう思わせるグルメ要素をスパイスに、先輩と後輩というふたりの関係、親密になっていこうとする様子など描いているの、面白く読みました。社内ではクールな米沢が、牛喰の前ではゆるい表情見せてくれたりする、そうしたギャップも悪くない。あるいは、社の皆に見せているクールな表情、あれは仕事に臨むこの人の武装なのかも、と思うと、働く女性の頑張り、大変さなんてのも見えるように思えて、そうしたところもよかったです。

『ハニトラなんか怖くない!』。新展開きましたね。綾小路にまかされることになった新しい仕事。その補佐に派遣の山田さんが選ばれて、ここで一気に加速する、部長と綾小路とのすれちがい。部長はセクハラ、綾小路はハニトラ、それぞれ違うことを思いながら、なんとなく成立してるっぽいやりとりとか本当に面白く、そして部長から渡されたセクハラ防止マニュアル。これのせいでとことんまでいく綾小路の奇行。いいですね。実にいいですよ。いったん基本形に立ち返った感のある今回。綾小路の山田に対する覚え? 新しい要素も加えつつ、しっかり丹念に面白さを積み上げていっているところに好感です。

『良倉先生の承認欲求』。実に面白かった。SNS上での詮索にはじまり、学内での誤解に終わる。その開いて閉じるところを揃えてくる構成、うまかったなって思います。星畑とのやりとりがまたよいんです。いい感じに遠慮がない。良倉からの遠慮もないんですが、それがふたりの関係の特殊さを演出するというか、不思議な対等感があって気持ちいいんですね。今回はネイルをテーマにして、教師である良倉が星畑に説教されて小さくなったりするような、理解できないといいながらもいわれたことを真摯にメモしたりね、そういう立場の転倒。実に魅力的だと思っています。自作のネイルチップ、星畑にほめられて嬉しそうな良倉もすごくよかった。星畑のほめかた、すごく素直で、心からそう思っていってるってのがわかるんですね。キャラクターの描きよう、いきいきとしてチャーミング。作者の強み、よさだと思います。

2019年1月6日日曜日

『まんがホーム』2019年2月号

『まんがホーム』2019年2月号、一昨日の続きです。

『おんなのおしろ』。猫に翻弄される飼い主の姿。これって、よくある話なんでしょうか。明らかに人を見ている。おちょくってるというか、七海に対する態度がとにかく雑。これまで猫らしい気まぐれなのかと思っていたら、去勢の手術のためにいった動物クリニック。そこだとお利口さんにしてる。実際、こういうことあるんだろうなあ。猫、かしこいというか、なめられると大変というか。でもって、この飼い主、七海はどうにもなめられそうなタイプというか、猫もそうだし、前の彼氏もなんかね。今回も合鍵回収できてないし、しかもなんか心配してもらって気持ち揺らしてますよね。

『孔明のヨメ。』。劉備、ついに孔明とあえましたね。出迎えた月英がね、劉備がかつて荘園にあらわれた不審者と気づいて、そっと後ろ手に暗器持つところ、ハラハラさせられる展開です。そして劉備と孔明の対話ですよ。つりこまれる孔明! 劉備の人たらし力というの、その実際を目の当たりにして、しかもその武器となるところ分析して、そうしたら劉備も孔明のこと見てたっていうんですね。そりゃそうかあ。この対話、ただ劉備の人となりを知るというだけでなく、胸の奥底にある思い、それを知ることができたこと、共感するところもあったのだろう、そのふたりの共鳴する様、実にドラマチック。見事でした。そして孔明の提案ですよ。天下三分の計! ああ、時代が動いていきます。

『広島さん、友達になってください』、最終回でした。ああ、キミちゃん、ハワイ移住のピンチですか!? いやいやまさかハワイはないでしょう、そう思うのだけど、過去これまでがあるからさ、キミ、本当に不安。そして紅にもショックだったようで、そこでまさかのキミとの喧嘩ですよ。ああ、キミ、咄嗟に出た言葉が広島弁よ。その言葉聞いて、紅、思うところあったんだろうなあ。いい表情だったよ。そして父ちゃんですよ。妻から、ふたりの娘から、辛辣に口撃受けてボコボコじゃないか。というか、やっぱ父ちゃんあかんよ! 娘の傷ついてきたこと、ちゃんと受け止めてない!? と思ったら、よかった、ちゃんとキミのこと見ていてくれたよ。広島のこと、そして友達のこともね。ちょっと過剰、オーバーかも知れないけど、でもこれが親心だろうなあ。キミの仲直りもよかったよ。紅ー! 目が3 3になってるよ。それくらいキミと別れがたかったんだなあ。でも、あんなこといったの、キミのこと信頼してるからかあ。友情の空回りだといえばいいのか。ともあれ、ふたりの気持ち噛み合って、ああ、いいラストでした。ふたり、いい表情見せてくれました。

『うちの秘書さま』。はじめが夜中、庭に見た大勢の人影。はじめは幽霊と主張するわけですが、まるでとりあわない七瀬が見事です。幽霊を信じていないのか、はじめを信用してないのか、あるいはそもそも霊が怖くないのか。これ、きっと雪像かなんかだな。でもって七瀬が庭で見つけた不審な人影。あ、きっとあの人だな! もうまったくもって予想どおりだったんですが、この、きっとこうなって欲しいというのがそのままどんと叶えられるの、気持ちよささえありますよ。でも、壁際に追いつめられた田中さんがシャベル手にしたの、あれはおかしかったなあ。だって、暴力沙汰かと思いますやん。田中さんが雪像作っていたの、あの理由がなかなかに切なくて、ああ、この人も人恋しかったのかい。いや、庭愛か? ともあれ、最初はなかなか打ち解けなかったこの人が、今はこうしてもう皆と一緒に歓談できる。よかったなあ。そう思いながらも、皆の雪像ですよ、七瀬がどすこい! いやもう、いい話にしみじみしてたら、えらい面白いの放り込まれてきました。ラスト一本も本当に面白い。意外や強い田中さん。素敵です。

2019年1月5日土曜日

『まんがタウン』2019年2月号

 『まんがタウン』2019年2月号、発売されました。表紙は『新クレヨンしんちゃん』をメインにしまして、これは映画ですね。『新婚旅行ハリケーン 失われたひろし』。雰囲気はまるでインディ・ジョーンズですよ。他に『新婚のいろはさん』、『ちこはゲーセン一番星』、『野原ひろし昼メシの流儀』のカットがございます。

『恋するヤンキーガール』。アヤメちゃんの友人関係、広がっていってるのが嬉しいですよね。もうすぐ文化祭。これまでだったら距離置かれていたかも知れないアヤメはじめ誤解されて遠巻きにされていた面々。もう普通にクラスの行事、文化祭の相談に加わって、欠くことのできない仲間として扱われてるんですよね。斉木の想像のメイド喫茶。ナデシコさん、最高やん。風間、斉木の女装もよい。アヤメが男の娘という知識がなかったから普通にスルーだけど、もし知っていたら、これを想像してみたらどうなっていたのか、見てみたかったりしましたよね。そのアヤメですが受験勉強に打ち込んでもう必死。けれどクラス行事にも参加してみたい。その気持ちを素直に告げるところ、これがまたいいんですね。ええ、いいんですよ。

『ちこはゲーセン一番星!』。今回はゲーセンの棚卸。そうか、景品の在庫とか確認する必要あるんだ。これまでもやってはいたけど、なんとなくいわれるままにやっていたちこ。それを今回はマネージャーの意向で、ちこひとりでやらせるというんですよ。ああ、ちこを育てるためかい? いや、なんか思いつきっぽいかな? それでも、ちこがだんだん詳しくなってくるところ、わかるようになっていくところ、いいじゃあないですか。そんなちこの苦境を助けてくれたゆめさん! チーフも手伝ってくれていて、一気にいい話風になった! と思ったら、ちこのあの表情。えらいの放り込まれて、けどこれよかったなあ。この子の気持ちのあふれてる感、実によく出ています。基本やさしく無理はいわないチーフと違って、わりと無茶苦茶やるマネージャーが加わったの。効いてますよね。

『うみゃーがね!名古屋大須のみそのさん』。今回は簡単ぜんざいのレシピから。そういやぜんざいって関東と関西で違うものをさすんだったよなあ、と思ったら、その解説、ちゃんとありました。名古屋も関西と同じでいいっぽいですね。あの、関東のぜんざいというの、あれはちょっと驚かされます。それ、ぜんざいなんだ! って。そして雑煮の話なんですが、名古屋の雑煮は味噌じゃないんですか。こちらは関東風なのかな? なかなかに食文化の分け目というのは簡単にはいかないものですね。そして今回は大須観音の節分の話もあって、つまり2月の先取りか。こちらもまた、なんか独特で面白い催しになっていて、コスプレしてる人がいっぱいとか、なんだか楽しそう。こういうご当地の食に文化、催しが紹介されるの、自分の住んでる地元じゃあどうなんだろうって振り返るきっかけにもなるのが面白いですね。

2019年1月4日金曜日

『まんがホーム』2019年2月号

 『まんがホーム』2019年2月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。らいかが元気にそり遊びですよ。ウインタースポーツですね。『転生したら蘭丸でした』もそり遊び。そり遊び? 弟たちをそりに乗せて蘭丸が押してるんですね。子連れ狼っぽさあるなあ。『ちっちゃい先輩が可愛すぎる。』駒井先輩はスノーボードですよ。帽子のクマさん、あれ、可愛いなあ。

『佐藤くんと桃山くん』、ゲストです。秀才の佐藤と天才肌の桃山という感じでしょうか。ふたりは仲良し。テストの点数見せあえば、桃山の点数悪くて、でも自分の点を棚にあげて佐藤のことあおる桃山。ふたりは基本、こんな感じ? 佐藤が真面目にコツコツやってるさなか、桃山は遊びほうけていたり、でも桃山、めちゃくちゃ能力が高い。教科書なんて丸暗記。でも、試験中寝てたのか。こういうの、気にしてないんだな。とにかく佐藤が桃山に親身で、また桃山も佐藤のことが大好きで、その好きの表現がふたりそれぞれで違ってるという感じ。まるで違うから仲が続いている、そんな風にも見えますね。

『モフられ上手のモフリカさん』、ゲストです。モフモフ動物をモフれるモフモフカフェ。モフリカさんっていうのは、そこのうさぎなのか。従業員、メイドのふか子がこの子のこと大好きで、仕事そっちのけでモフってる。動物たちが半分擬人化されてるんですが、彼らの言動が若干シビアで、そこが面白みですね。店長なんて、すごくいい人そうなのに、モフリカの紹介だと極悪人みたくなってる。他にも不思議な逆転Dayだとか、はやりのバーチャルアイドル。いろいろネタを広げていく、そのはしばしに期待をはずしてくるようなところがあって、思いもしない落ちとか、なかなかいい感じにふりまわしてくれていましたよ。全体にモフモフ、動物たちにはいやしを求められないこの漫画。むしろふか子がいやし担当っぽいですね。

『ちっちゃい先輩が可愛すぎる。』。今回、中野にいろいろ焦点あたった感じです。物件の現地販売会。夏の熱さにそうそう参りそうになってる中野に高瀬。そうか、眼鏡焼けとかあるんだ。大変だ。中野、クールなお姉さんかと思ったら意外や個性派であるようで、蚊がいたからっていきなり高瀬をはたく。唐突に物件にまつわる怖い話しはじめる。いや、それ、創作怪談なんだけど。こうした意外性。ああ、どんどんこの人、魅力的になりますね。駒井がストレートな魅力だとしたら、中野は変化球だと思う。というか、癖球? でも、それがいいですよ。そして特別編。駒井家! なんだ、めちゃくちゃ楽しい家だな。母と娘、そっくりだ! テンション高くて、ちょっと甘えんぼう? アタリ席からクマのくだり、よかった。テンポもいいし面白可愛かった。ほんと、この母娘、いい感じ。ふたりそろって魅力倍以上です。

『ふみのさんちの大黒柱』。かづえの父、時房来訪。父と娘、基本クール? 物言いもふるまいも丁寧な人たちなのに、油断すると情熱がほとばしるらしい。あの伏し目がちのかづえ、すごく可愛いと思う。なのに次のコマであれだもの! このテンションのギャップを見せつけた後に、十条父がみいにお礼をいう、この静かにおちついて、しみじみと情にうったえる、そんな様子がすごくよくって、口実とかねいわれてますけど、でもこれきっと父の本心よ。ああ、娘を思う父の姿よ。これもまた尊いというやつなのでしょう。そして父十条の本来の目的。萌え神、文野への心からのお礼! すごい、すごい大ゴマがきたよ! 滂沱の涙をぬぐいもせずに! ほんと、おかしくて、見てて、読んでて、笑いがとまらなかったです。

2019年1月3日木曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号、昨日の続きです。

『先パイがお呼びです!』。これ、ほんとにいいですよ。公園で見た光景、それを話したくてマヨを呼び出した先輩。先輩に笛で呼ばれると、なにかあったんじゃないかって心配になるって、そのくだりのふたりの表情。先輩がシュンとしちゃったり、マヨはマヨで先輩の気持ちに振り回されて喜んだり焦ったりと忙しいの。これ、すごくいい。ポニテでずきんがかぶれない! 最高だと思う。褒められて嬉しいマヨも素晴しい。ただ、ふたり、やくたいもない話をしてるばかりなんだけど、それで動く感情、豊かな表情、そして近しいふたりの距離。もう、これ、最高だと思う。マヨが先輩のこと大好きすぎるってのがわかるんですよね。先輩もマヨのこと可愛いと思ってるってわかるんですね。それがもうたまらなくいいんですね。

『エクソシストと首輪の悪魔』。喉元に包丁を向けているアルマ! 衝撃のシチュエーションなんですけど、しれっと普通に受け答えしてるこのおかしさ。さすがの秀翔も焦るんだ! 首輪をとろうとしてたのか。悪魔本来の姿、能力を取り戻したい。その気持ちはわかるんだけど、理由がしょぼいな! 遊園地のパレードを背丈が低いせいで見られなかったからって! いや、これがアルマには重大ごとなのか。シュリエルの助力で首輪はずれるというまさかの展開あったわけすが、さあこれでどうなる。悪魔の力をふるうのか!? と思いきや、あんまり変わらないな。けど秀翔、ここでなんかわけわからん怒りかたして、ああー、アルマが出ていっちゃうの、嫌なのかい? それを素直にいえないから、そんないいかたしちゃったのかい? 憤慨して出ていっちゃったアルマの、あの心の叫び? あれがよかったですよね。めっちゃ可愛い、というか、ほんとにそんなにパレード見たいんだね。

『ふじょ子とユリ子』。ふじょ子とユリ子のクリスマスですよ。ふじょ子にとっては亀太郎とピエールの記念日、なのでふたりのプレゼント交換も亀ピエがらみのイベント、まったくユリ子のことなんて見てないの? そんな風だったのにですよ、ユリ子のためのプレゼント用意してくれてたんだ! これ、ほんと、大快挙だと思う。ユリ子も嬉しいだろうけれど、これまでなんだかんだとふじょ子につきあって、けどこれといった見返りもなくてね、不憫に思っていたこの子についに大逆転、よかったなあと思わずユリ子にもらい泣き、いや、べつにユリ子泣いてなかったな。ボクサーパンツのくだりとか、突如素に戻るふじょ子とかも最高に面白かったし、得体の知れない女、岡本さんの最後の仕業。これも実に面白かったです。今回は最後の最後までユリ子のご褒美回。私にとってもご褒美回でした。

2019年1月2日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年2月号、先日の続きです。

『かぐらまいまい!』。主要登場人物が揃いました、というところみたいですね。学校にて屋上にいくと、巫女の装束来てる女の子がいた。赤城カンナ。この子、動画で見た御神楽にあこがれて、その練習をしようとしていたんですね。目標が町おこしなんだ。でもって、動画の神楽を舞ってたのが小さいころの美夜。ここでこふくも巫女装束に着替えて、前回、習った神楽を舞って見せて、このお姉さんというの、美夜の姉ではない。神様なんじゃないかって話をして、けど神様がいるにしては賽銭が少ないって、この美夜の俗世感、よいと思います。御神楽を部活でやるんですね。舞姫部。なるほど、神社でやるんじゃないんだ。部員は三人、ここからどう広がりを見せるのか、見てみたくなりますよ。

『精霊さまの難儀な日常』。ともりとサラ、登校中に見かけた泥人形の行列。これ、なにかと思ったら地面に半分埋まった子が使役して土を運ばせている? この子、つちのこってサラから呼ばれてるんだけど、なるほど、精霊なんですね。本当の名前はノム。そして空からは風の精霊、シルフィが降りてきて、このふたりは前回登場のともりのイトコ、いろはの対となっている精霊たちなのかあ。前回、サラとルカはいろはと出会っていました。当然、いろははふたりが精霊と気づいていたものかと思っていたのですが、そうか、気づいてなかったんだ。不良なのかコスプレなのかといってる、その発想が面白かったです。さて、四大元素、それぞれの精霊の王女が同じ町、同じ学校に揃って、これからの学園生活。それぞれの相性、ノムはサラを苦手としていたりね、そうした要素がどういう展開を引き起こすのか。にぎやかになりますね。

『異なる世界の管理人さん』。いよいよ佳境なんでしょうか。火山の火口にあった巨大な入り口。ここがセントラルポラリスなのではないかと皆の期待も高まるわけですが、同時にいくつもの謎も提示されて、ポラリスのスズキに対する感情、これがずっと以前からあるのではないか、自分でもはっきりとしない感情の出どころに戸惑うポラリスと、そしてもうひとり戸惑っている人が。CODの総長。今回は、この人、坂城香菜がかつて次元転移装置を作ったということが判明して、そして鈴木とともに仕事をしていた事実も判明して、これ、大きな謎の提示ですね。坂城、ポラリス、ケイエスの3人が似ていること。そしてポラリスの感情や坂城の記憶に残るも今は互いに知らずに初対面のように出会っていた鈴木との関係。これがこの世界の核心なんでしょうけど、この世界の根幹に関わるような状況に鈴木関わってたのかと、いやもうえらいもの投げ込まれた、そんな感触ありますね。

2019年1月1日火曜日

大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL

 大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』、4人での大乱闘、やってみましたよ。もしかしたら5人6人といけるかな、そんな期待もあったんですが、残念、大人はなかなかつきあってくれなくて、4人が限界でした。けれどこれが当初のプレイ可能人数の最大ですよね。テレビ画面狭しと4人のファイターがあっちでこっちで戦っていて、それはいいんだけど、見失うって本当ね! ファイターにアシストフィギュアにポケモン、ステージギミックが入り乱れると情報の多さに惑わされて、うっかり落ちたり、ステージ外に走っていってしまったり、けど、このアクシデントが面白かった。なるほど、人気になるわけですよ。

このゲームのいいところは、それほど勝ち負けに必死にならなくていいってところかも知れません。いや、eスポーツとして取り組んでいる人にとってはシビアに勝ちをとりにいくゲームであるのでしょうけど、とりあえず皆で集まってわいわい遊ぼうという時なんかには、そこまで勝ち負けにこだわらず、大雑把にぶっとばして、ぶっとばされて、勝ったー、負けたー、じゃあ次、次、みたいにいけるのがいい。ルールを工夫したら初心者でも時間いっぱい遊べるわけで、やってるうちにコツがつかめてきたら、勝つこともあるかも知れない。

最初、3ストック制の時間無制限でやっていたんですが、これをやると早々に3ストック使いきった人間が延々待たされることになったんですね。なので、これではいけないと、時間制限を5分にやってみたんですが、これでも長すぎて待ちが発生した。なので、時間は短かく3分で、また3ストック制をやめて、時間制限ルールに変更。これがよかったですね。3分で終わるから次へ次へとぽんぽん進んでいけるし、まるっきりの初心者でも3分間しっかり遊べる。

参加しているプレイヤーの傾向によってルールを工夫する。場合によってはハンデもつける。これが楽しむコツだと思います。

そうそう。灯火の星、一周目を100%クリアしています。ファイターも全員開放しているので、皆で遊ぶにはよい環境になっています。で、それはいいんですが、スマブラ面白かったから欲しいと小さいやつがいってたんだけど、あいつがスマブラ買ってもらったらファイターが8人しかいないんだよな。なんか不平不満が出そうな予感がしますね。