2019年1月20日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号

『まんがタイムきららMAX』2019年3月号、昨日の続きです。

『初恋*れーるとりっぷ』。今回は地下鉄ですよ。突然降りだした雨を避けようと地下鉄でもって仙台へと向かいます。身近な市民の足。あまりに身近で、だからあんまり鉄道のロマンとか感じられない? ずっと地下だし、暗いしね、と、そんなこと思うのは私がその方面への感受性を持っていないからなんでしょうね。ICカードで改札をクリア。乗った列車は、車掌席が空っぽのワンマン運転。へー、そういうのあるんだ。と、こうやって紹介されると、感受性がないといってた自分にも面白み感じられるから不思議なものです。鉄道の話題の他にまひろ先生の話題も出て、そうか、妹みかげも姉のこと大好きか。みかげとそらでお姉ちゃん大好き同盟が結成されるとか、思いもしない展開しましたよ。そんな話していたら乗り過ごしてしまったふたり。そうか、キセルになるから駅を出るんだ。真面目な子たちだ……。そうやってたまたま降りた駅で出会う風景、日本一標高の高い地下鉄駅からの絶景。こうした行き当たりばったり、けれど知識があってこその出会いになるほど。この子たちの鉄道への接しかた、立派な活動でありますね。

ご注文はうさぎですか?』。シャロとメグがクラシックバレエの鑑賞に出掛けます。ドレスアップしたシャロの美しさ。対しラフな格好であらわれたメグ。シャロすごいな。もしものためにドレスの予備を用意してたんだ。ドレスアップしたメグ、すごいですね。大人っぽいっていうけど、とんでもない、ココアさん超えちゃったよ。劇場への道中もにぎやかに、将来の夢など思えば、ふたりとも具体的なもの描けてないって。そんなふたりが、今日のこの体験を通してちょっとずつ自分の将来を考えるようになっていくの。そうか、メグは自信のなさが自分の夢に蓋をしてたのかも知れない。シャロもメグとの交流で自分の適性? 興味? に気づいてきている。この、行動を通して自身を知っていくという彼女らの姿がとても魅力的に描かれた回でした。

『魔王城ツアーへようこそ!』。いい感じではないですか。城への交通手段は確保した。では次は、城内内装に手をつけます。その前に新登場人物。ドワーフのマリッジ。見た目幼児だ! この世界のドワーフはヒゲをはやさないっぽいな! 魔王メロウの魔王らしからぬ趣味。そうか、この人、可愛いもの好きなんだな。けれど、それらは観光客のために撤去、メロウは従業員寝室に移動。この、いわば社長、オーナーに対しても容赦しないつむぎの行動。ここでの暮らしにすっかり馴染んで、辣腕ふるえるようになった感がありますね。本来、つむぎは仕事に疲れてしまってる系女子だったのが、役割と権限与えられたらこんなにも動けるようになるんだな。さらには、役に立てていないと落ち込むメロウのことはげましたりしてね、すごいや、すっかり立派な上司だ! そうかあ、立場が人を作るってやつだな、これ。この、つむぎの成長、皆の専門性、得意が発揮されるところ、そして皆がチームになっていくところ。まさに見どころいっぱいの仕事ものになっているのが素敵です。

『ももいろジャンキー』。雪の日の情景ですよ。そうか、ももは雪がはじめてなんだ。もう喜んじゃって、そのはしゃぐ様子、雪につけた自分の跡を見てほしがったりね、ほんとこの楽しそうな姿。よいものでしたよ。でもって、写真につられて駆けてくる美耶ですよ。ふたり、ほんとに楽しそう! それを撮影するはなもまたいいんですね。そのはなの躍進も目覚しいですよ。恒例のももによるブタいじり。これで殺気発するの。最初は美耶のことあんなに怖れてたのに、今や立場が逆じゃないですか! でもってその美耶は作るもの作るものゾンビ扱いされて、えっ、生きてるよぉ! その「生きてるよ」発言の畳み掛け、もうめちゃくちゃ面白い。もうすっかり美耶、うちとけて、親しさ、仲のよさ、見せてくれるようになりましたね。それは美耶の側からだけじゃなく、はなやももの美耶に対する態度もそうなんですね。ええ、皆で同じ食卓囲んでしあわせ〜。ああ、本当にしあわせ。ハッピーそのものの情景、あたたかさが灯るかのようでした。

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