『まんがタイムきらら』2019年2月号、一昨日の続きです。
『夢見る!ルネサンス』。連載になりました。16世紀フレンツェからやってきたリーチャ。あんまりフィレンツェネタとかタイムスリップネタとかはやらないんですけど、雰囲気が結構好み。ゆるい交流、そのゆるさが持ち味。今回は書店にいくんだけど、リーチャからしたら驚愕の空間ですよね。そこでバイトしてる? レンの隣人、稲穂ひよりと意気投合するリーチャ。これはリーチャがすごいのか、いや、ひよりの方だな。レンのキュンプリが好きということ、リーチャにどんどん曝露されていくくだり、ついにはレン泣き出して、ほんとどれほどなのか。このオタバレすることで深まった仲? 結果オーライ、なんかよかったなって思ったんですね。
『うらら迷路帖』。今回、師匠たちの頑張りどころだ。神の呪いをうけてしまった弟子、娘、妹を支えよう、助けたいと危険を覚悟で神の居場所を占おうとするその姿。神を占えば呪われる。なら、神とともにいるだろう友人、矢見だったらどうか。抜け道、可能性を模索し、一縷の望みをそこに見る。弟子たちを休息させ、その間に神の力に立ち向かうその姿は凛々しくて、そして未来への希望を決して捨てようとしない弟子たち、彼女らの困難に立ち向かおうと決意を新たにするその姿も清々しさ感じさせて、感動的でした。事態は一気に動き、追い詰められた末に反撃に出ようとするその意気。しなやかで強く、胸打たれます。
『下を向いて歩こう』。いい感じに展開していきますね。科学部に入りたいというさざれ。しょーこは部活には入らないというんだけど、シエルに誘われるままに砂浜へといってビーチコーミング。はやく帰りたいから部活はやらないというしょーこだけど、ビーチコーミング部という響きにキュンときてるっぽいですね。シエルと話をしながらも黙々と拾い続けていたしょーこ、特に狙ってるわけじゃないのにレアもの引きあてるシエル。個性? 性格? ポテンシャル? ふたりそれぞれによく出ていて、ちゃんと悔しがるしょーこもまたいい。対話、そのやりとりの端々にも人となり感じさせて、読み進めるほどに彼女らが近しく感じられるようになる。うまいなって思わされるところですよ。そして中盤、まったく出ていなかったさざれ。ラストで見事、その人となり披露してくれましたね。おお、やっぱりうまいです。
- 『まんがタイムきらら』第17巻第2号(2019年2月号)
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