2019年1月30日水曜日

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号

『まんがタイムきららキャラット』2019年3月号、一昨日の続きです。

『まちカドまぞく』。シャミ子の危機管理フォーム、リニューアルするんですね。これまではご先祖の助力あっての変身だったのが、ご先祖が邪神像から独立しちゃったから、助けを得られなくなってしまった。シャミ子の試行錯誤、おかしかったです。なるたけ露出は減らしたいシャミ子の希望と、露出が多い方が戦闘力上がるという相性の問題。そうか、あれ、ご先祖の趣味じゃないのか。へそを出したら臓器丸出しじゃないですか、シャミ子の渾身の抗議がいかしましたね。しかし今回、シャミ子のにじみ出る桃への愛情と、そいつに全然気づかない桃の鈍感力。この齟齬もまた面白かったです。

『アニマエール!』。のっけからひづめがおかしいな。薄着からこはね入院にスムーズに思考が流れていって、地味にダメージ。ほんと、この人のこの打たれ弱さ。この漫画、こういうそれぞれの個性というか弱みというか、ほころびというか、うまく生きてますよね。小学生から変質者扱いされるこはねとかね、ああー、高校生のお姉さんなら大丈夫ってもんじゃないのか! 世知辛いな! 宇希のほとばしる姉属性とかもね、これ、こはねに対する感情もこの一環なのかい? 今回はチアショップで出会った女の子、来海ありすと一緒にトータッチジャンプに挑戦する。この子をはげましたりね、そうしたところは見ていて元気になる。でもって、虎徹がズバズバつっこむのね、やっぱりこの子がいいわあ。ありすたちの所属してるチアチーム。もしかして双子って、根古屋さんか! 根古屋姉妹、大好きなのでちょっとでも出てきて嬉しかったです。

『恋する小惑星』。クリスマス忘年会の招待状。その準備段階から面白い。IHコンロを使うとブレーカーが落ちるというので石焼鍋を発案するのはいいんだけど、まさかその石を男鹿半島までとりにいく!? デイサイト質溶結凝灰岩。結局ポシャったわけですが、よく考えたらカセットコンロも不可なのに、たき火で石を焼く石焼鍋がいけるわけないじゃないですか。ちょっと迷走。うん、好きが先行しちゃいましたね。あおの引っ越し、まだ皆に話せないでいるんですね。これ、なんか心配だよねえ。あお、お別れになっちゃう。お別れしても同じ星空を眺める仲間となるのか、あるいは転校回避の可能性があるのか。わからない。うん、ちょっと不安だよね。今回の忘年会。鍋の電力問題はブランケットで回避、はいいんだけど、そのブランケット、人工衛星に使われてるあれか! そんなの売ってるのね。そして屋上に移動しての星空観察。ええ、最初は不本意だったはずの天文部と地質研の合併、そのわだかまりもすっかり過去のことになって、皆、いいチームになってる。そうしたいろいろ振り返ってる上級生ふたり組、しみじみと感じるものありますね。そしてアルバム。あおの涙。ああ、イノ部長、なにか気づいた様子? 今回はうやむやに流れたあおの涙だけど、うやむやにはならない、そんな予感させますね。

『mono』。今回のテーマは丸石道祖神。って、そんなのあるんだ。はじめて聞いたよ。南米コスタリカの石球と同じルーツって、これは本当にいわれてるの? 創作なの? まんまる道祖神を見つけてコスタリカへ行こうっていうイベント、こういうの本当にあるのかい? この漫画は、桜子の無茶な創作と、漫画としての創作と、そして実際にあるものと、複数のレイヤーをもって創作が重なりあってるから、その見極めが難しいな。少なくとも石球はあるんだよね。まんまる度が高い石球を見つけるというミッションに、自ら出向くのではなく、ネットのマップで下調べしようというこの子たち。このものぐさ感、らしいわあ。ものぐさバーチャル散歩と、そのまんまるは道祖神じゃないからっていうツッコミどころ。じわじわくるおかしさにやられっぱなしでした。

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