2019年1月25日金曜日

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号

『まんがタイムきららフォワード』2019年3月号、昨日の続きです。

ゆるキャン△』。ホラ吹き姉妹、絶好調やな! だってよ、冒頭からひとり桜まつりを大満喫してる姉の姿! そうか、渋滞だって楽しんでしまえばいいんだ! とは思ったけど、残りの人間全員車内で待機してるじゃん! この自由さ、素晴しいわ。でもって、なでしこいじめるホラ吹き姉妹。すごい、実にすごい。ぶっつけでここまであわせて嘘つけるんだ! このくだりがあったから、トンボロの場面、あれが生きますよね。いや、ほんとにそういう嘘合戦してるんじゃ? って思っちゃったもの。後半の伊勢エビ、ここいい話ですよね。先生、いい人や! 恵那もナイスですわ。そして最後に大ピンチ。あー、ちゃんと下調べから確認までしてたのに、キャンプ禁止になってるのわからなかったんだ。準備ちゃんとしてたのに、こういうことあると大変だなあ。どうするんだろう。どこか代替地見つけられるのかな。

『はるかなレシーブ』。はるかのお母さん、娘の格好見て、大胆すぎるってしかっちゃうんだ! そうかあ、そういうこともあるのかあ。結構厳しいのね。さて、母帰還。東京に戻るという選択肢が発生して、はるか、東京と沖縄、どちらを選ぶのか。沖縄と即答するの見て、この子だったらそうだろうなあ。いきなり納得だったんだけど、やっぱりちゃんと考えましょうとなる。そこからの展開、まさかかなたにバトンがわたるとは予想しませんでした。かなたの思っていること、願い、それを胸に秘めてしまっていること。はるかの母との対話で、自分の母のかつての選択を知り、それを受けて自分自身決断していくその様子がよかった。表情ががらりと変わるんですね。そしてはるかの決断も、かなたが隣にいないイメージはわかないって、この子らしい観点ですよ。でもその素直さ、いいよね。この一件をもって、はるか、かなた双方に、自分の立ち位置、覚悟、相手への思いなどもろもろ、再確認し、より固いものにできた、そんな印象。とてもよいです。

『球詠』。素晴しいよ、これ。いよいよ最終回、新越谷最後の攻撃となって、珠姫出塁。菫も、バントと見せかけてフォアボール狙いで出塁。ノーアウト一二塁という絶好のチャンスに、相手は投手交代でもって抑えにかかる。ここからの芳乃の描写、これがこたえましたよ。采配をミスすると試合が終わる、負けてしまう。そのプレッシャーに押し潰されそうになりながらも、勝てる可能性はなにか、思いをめぐらすその様子は本当に苦しそうで、見てられない。だからこそ、希の存在が頼もしく、また芳乃のそばにこの子がいてくれたことが嬉しいと思ったのですよ。自信をすっかりなくしている芳乃にかける言葉の数々。自分にとって芳乃がどれほどに大切な存在であるか、それを懸命に伝えようとするその姿は実に感動的で、そしてその頂点、あの打撃の瞬間! もうたまらないよね。届け。その言葉が引き込まれるように読み進めてきた私の心をさらっていく。ああ、届いてほしい。こらえきれない思いとともに願う気持ちが溢れるんですよ。

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