『まんがホーム』2024年7月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。これは実に華麗な姿。中国の衣装でしょうか。きらびやかに着飾ったらいか。豪華な髪飾り、美しい扇。実に魅力的なお嬢さんであります。『孔明のヨメ。』、孔明月英のふたりは、これは京劇? 華麗な衣装に身を包み見つめあうふたりの姿。『はなまるゲーセン飯!!』メインの3人は、劉備、関羽、張飛に扮している!? こちらもまた絢爛であります。
『ガチ恋カウント2.9』
ついにリコの目前でマスクをとったメイデン様! メイデン様が芽生子と知ったリコはどうする!? どうなる!? と思ったら、気づいていないーっ! 帰り道、私服姿になってもなおも気づかず、眼鏡をかけてようやく芽生子と認識。これ、さすがに大騒ぎになるのでは!? と思ったら、あれれ、意外や冷静? むしろ芽生子の方が動揺している、そんな具合いであるんですね。
と思っていたら、リコはリコで押し寄せる情報を前に戸惑いを抱いたり、あるいは芽生子=メイデンの本心はどうかと思い悩んだり、ええやっぱりすぐには飲み込めないですよね。そうした状況で、練習中に集中を欠いてリコ負傷! からの仕事中に倒れるにいたって、さあどうなるリコ。再テストはもう目前なのに!
すごく落ち着かない状況です。芽生子も落ち着きを失っていて、けれどダテン、ケルビィという相談できる仲間がいてくれてよかった! ええ、いろいろ問題や障害はありつつも、こうして変化し乗り越えていけるだけの気運が作られていることに安心させられるのでした。
『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』
おお、扉の音瀬くんよ! ついに橘と結婚なのか! と思ったら、残念、そうはなっていませんでした。
進級をした音瀬、橘、森川の3人。長瀬は就職して、それはそれは大変そう。さて、そんな皆が集まった春の日。森川と長瀬の関係は進展を見せていて、また瑞月といろはの関係も、最初の一歩ともいうべき進展が? いろははそんな気はまだないかも知れないけれど、瑞月の気持ちはそのうちに期待や希望を隠して、この思いかなうといいですね。
そして音瀬と橘ですよ。長瀬から背を押された橘が音瀬にいうのです。ほんとの恋人になろう。写真を盾にとった恋人契約ではなく、本当の恋人になろう。もしかなわないなら写真はすべて手放す。そういわれて揺れた音瀬だけれど、これまでの橘の関係を手放すことができず、その気持ちを受け入れる。
その時にわずかに表情を変えた橘の、そうとは見せない高揚にぐっときましたね。ええ、ナイスカップリング反応だと思います。
『孔明のヨメ。』
湖南四郡の平定に遠征している劉備たち。ともなうは張飛に趙雲、そして孔明です。その道行は順調で、相手方味方双方に多く損害を出すことなく、自陣営に引き込むことに成功しているというのですね。
平定がなっても、それですべてがまるく収まるわけでもない。むしろ大変なのは平定してからで、とぼしい税収、ゆきとどかない統治。そうしたゆるんだタガをきっちりはめていかねばならない。そのいわば本番とでもいうべき仕事が、我らが孔明にゆだねられるというわけなのですね。
とはいえ、湖南攻略はまだまだ途上。零陵の次は桂陽と、次へ次へと軍を進め、平和裡に平定。そこで持ち上がる趙雲の結婚話? 本人はその気はないようだけど、周囲は、劉備なども、そうした向きに考えめぐらすこととなり、ということはいずれ趙雲の結婚話などが語られることになるのでしょうか。
- 『まんがホーム』第38巻第7号(2024年7月号)