2024年5月20日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年7月号、昨日の続きです。

『わからせろ!ナマイキツネ様』

街に出掛けた桜子と壱与。目的地である花屋で見たのは、独特のデザインで母の日のブーケを注文しようとしているともよ。でも、これはこれでまあいいと思うんですよ。お母様はきっと喜んでくださいますよ。

とか思ってたら、もっと過酷な状況に追い込まれるお母様。いや、まさか、母の日にご飯を作ってあげたいという、ともよのささやかな望みが、あんなかたちでしか叶わないだなんて! いやほんと、マカロンは懇切丁寧にレクチャーしてあげているのに、壱与みたいに余計なことをやってもいないのに、火は出るわ、謎のペーストができあがるわ、それで出来も微妙だわと。

でもこれを出されて、青い顔しながらも喜んでくれたお母様。ほんと、娘の愛は大きく、母の愛はより一層に深く大きいのだなあ。と思わされた母の日エピソードでした。

『ラスボスは逃げ出した▽』

いつになく迫力感じさせる魔王です。いったいなにがあった!? 前回ってどんな話だっけ? と思ったら、スライムが魔王の魔法習得について説明してくれて、そうだそうだそうだった。で、なんでそれが今回みたいな状況につながるの!?

とんとわからないんですね。

妖狐の見立てでは、魔法の習得で自尊心が肥大したのだろう。なのかと思っていたら、魔王、調子にのってるとか、そういうわけではなかったんですね。むしろもっと切実な思い? 魔王らしく振る舞っていれば、闇魔法にも覚醒するんじゃないかと勇者にいわれて、それでキャラを変えてみたというのですか。

そこには、頼られる魔王になりたいという成長への気持ちと、それからかっこいいかなというこの魔王らしい動機があって、でもそんなことしなくたって皆魔王のこと慕っているんだっていう邪龍の言葉。ほんと、愛されてる魔王様なんだなって思いました。ひとりだけ、ちょっとアレなのいましたけど!?

『エイティエイトを2でわって』

夏休みが終わり2学期になれば文化祭。文化祭では、またも皆で出演するぞと息巻く美弦であります。美弦にとってはリベンジの機会でもあるんですね。今度こそしっかり弾ききる。そんな思いに突き動かされる美弦なんだけど、やっぱりこの人らしいといったらいいんでしょうか、いろいろ気持ちばかりが先走ってるみたいですよ。

っていうのも、プリモとセコンドが入れ替わる曲でね、勢いあまってすっ転んでるっていうんですよ。実際にもこんなことあるのかな!? というか、5回に1回はやらかすっていうの、いくらなんでも多すぎない!? しかも入れ替えが近づくとテンポが走る。自分でせっかちさんだっていってますけど、いやほんと、美弦はもうちょっと落ち着くべきなんだと思う。

咲雪とのコミュニケーションでも、こちらからぐいぐいいきすぎてて、よくあれでブロックされてないよね! 美弦は咲雪に感謝するべきだと思いましたよ。

さて、初心者ペアの来夢とゆず。こちらはすごくおだやかほのぼのとして、ああ素敵だなあ。この漫画、奏、美弦ペアがあまりにずんどこしすぎるもんだから、全体を落ち着けるために来夢、ゆずペアが必要とされているのでは? いやこれ結構本気でいってます。でもこのおかげで、対比が出て面白かったりもするんですね。

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