『まんがタイムきららキャラット』2024年7月号、一昨日の続きです。
『恋する小惑星』
新天体と思しき星。観測を続けることで、その確度がどんどんあがっていきます。石垣島天文台でも追観測してくれるという話に、興奮を押えられないみらにあおです。
かくして、かつての約束どおり、小惑星アオを贈ることが叶うのか!? というところで、みらとあおふたりから申し出が。それはいったいなんなのか。この、皆で見つけた天体を、アオではなくこの地学部の皆を記念する名づけをしようというのか。
このこたえは、次回最終回に持ち越されることとなるのですね。
そして時は過ぎ7年後、教師になった美景が導く新たな地学の徒。その子たちは、もしかしたらみらやあお、かつての地学部の皆がまいた種の芽吹きかもしれないというのですね。さらにここで新たなニュース。小惑星の命名、認定されたというみらからのメッセージ!
メッセージを見る、かつて地学部にて同じ時を過ごした皆の表情。そして海外からみらに会うために帰国しようとするあお。この皆の一同に会する、そんな情景が次回には見られるのかも知れませんね。
『ごきげんよう、一局いかが?』
おお、乃々花の妹さん、花織というのですね。ふたり連れ立って純礼の家にやってきたのは、麻雀をやってみたいから。いろいろサポートが受けられるアプリでやってみたらという純礼の提案なれど、花織はまだ小3、スマホをお持ちでないのですね。
かくしてはじまる花織の麻雀体験。純礼の母も参加しての、まずは麻雀というものを知っていきましょう講座。正しさよりも、麻雀の基本、3枚ずつ揃えるを経験していこうという流れは、優しさ感じさせるもので、とにかく役としてそれっぽさがあれば採用されていくという自由さが面白い。思えば、緑一色、オールグリーンなんかも、こんな流れで生み出された役なのかも、なんて思わせる説得力がありました。
しかし今回、花織が愛らしい。寡黙な子です。でもこの子が麻雀をやってみたいと思ったのは、このところ麻雀に打ち込む姉と遊べていない寂しさがゆえだったというんですよ。素直じゃなくて、その気持ちをいいだせずにいたのだけれど、妹の気持ちを知って甘やかすお姉ちゃんと、花織にも嫉妬する純礼。ほんと、乃々花は愛されお姉さんだなあ!
ラストに見せた純礼の乃々花帰らせない作戦まで、ほんと妹分たちがとにかく可愛いエピソードでありました。
『魔法少女は羞恥心で強くなる』
脱がなくても羞恥心を得ることは可能なのではないか。読者からのお便り(!?)を受けてはじまる、羞恥心開拓講座。実際、この取り組みを進める過程で、かつて零も辿った試行錯誤の道のりが見えてくるのが面白く、貝殻ビキニになる以前、一時期はバニースーツで戦えていたとかなんとか。でも、いずれは慣れてしまって、バニーでは恥ずかしくともなんともなくなってしまったというわけなんですか。
おお、なんと業が深い。
真侑の様子を見る限り、可愛い格好でも充分に恥ずかしそうであるから、貝殻ビキニに辿りつくまで結構な時間をかせげそうではありますね。拘束という、魔力アップしながらも戦闘には不向きなアイデアなんかも出ましたが、他の案を含めてもいろいろ有望そうな真侑であります。まずは可愛い系から攻めていって、へんてこ系に入り、それが駄目になったら露出を増やす方向で、というのがこの子のルートになりそうな雰囲気でしたよ。
零の羞恥心を復活させるにはどうしたらいいか話してるときの真侑のアイデア。あのマスコット、チラ太郎からも鬼と呼ばれるアイデア出してくるのね!? でもたいていのことはやっている零。ほんと、試行錯誤があったわけですね。
そして今回のバトルです。ノクタンの下僕、ピアノのレッスンを思い出したノクタンに置いてかれてしまって消沈。そこから真侑の優しさにほだされかけるも、まさかの一撃ノックアウト! ほんと、いずれは真侑たちとノクタン勢力が親しく、近しくなったりするんじゃないかななんて思ったのも束の間、両勢力の歩み寄りはなかなかに険しいのかもしれませんね。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第7号(2024年7月号)
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