『まんがタイムきらら』2024年6月号、昨日の続きです。
『ばくちぬぎ』
めずらしい! ばくちもしないし脱ぎもしないエピソード! ただ、奇跡がピンチになります。
妹と一緒にいるところを、友人に目撃されてしまっていた! しかも女装している時、というのでちょっとした話題になって、しかも似顔絵描かれてしまったことで、かわいい、つきあいたいと大反響。
ここから、イラストが独り歩きしはじめて、あやうく身バレの危機!? しなくていい苦労をすることになってしまうのですが、それにしてもイラストの人気、ものすごくない? 体育館裏でなんとオークションがはじまってる! しかも賭博部氷央が転売目的で落札をもくろんでる!?
ほんと、奇跡もいってますけど、どんな学校なんだ。
似顔絵は、作者である能勢が取り戻してくれて一件落着! と思いきや、似顔絵の人が奇跡の恋人と誤解が生じて、しかしこの誤解を解くには女装の事実を明かさなければならない!? いやほんと、お兄ちゃんは大変。せんでいい苦労を重ねています。
『そよかぜアニマート』
一夜の宿を提供してくれた牧場を去る吟遊詩人のグイー。最後に、うちとけて一緒に歌い演奏したひつじ人のララに別れの挨拶を、と思ったものの、ララは見送りにきてくれていない。まだ寝てるのかもしれないですね、なんていってますけど、グイーに渡されたお土産の袋があやしい。
ええ、ララ、グイーについてきちゃったんですね。
当然だけど羊毛社に帰るようララを説得しようとするグイーです。でも、グイー、情にほだされやすいんだ! もっとグイーといたいとララからいわれて、すっかりまいっちゃって、街に着いたらララの上司、マイラに手紙を書こう!
こうしてふたり一緒の旅がはじまる。街に着いて手紙を出して、それから戻るのか戻らないのか、それはわからないけれど、グイーが演奏してララが歌い踊る。その楽しげな様子が街の人になにを伝えるか。その様を想像するだけでもわくわくさせられるものあるのですね。
『妄想アカデミズム』
イギリスの三枚舌外交について話す未春と莉子。それを聞いたゆうが思い浮かべるは、あっちにこっちに好きの可愛いのといいまくってる一葉のこと。八方美人もほどほどにしないと、誤解されるよ、トラブルのもとになっちゃうよと、皆して釘刺していたら、大学の友人から愛してますとの連絡が!
ゆうがですね、いろいろ自分にいいきかせてるんですよ。一葉にたぶらかされた女の人を救うため、云々。それで一葉にくっついて大学にまでいって、いろいろ見聞きすることで、より一層に一葉のことを知っていく。そしてゆうの一言が、一葉にひとり選ばせることになる。
それがゆう!
このできごとが、またひとりの人生を変えることになるんですね。莉子への憧れが、未春をして東大を目指させたように、一葉への思いがゆうに進むべき道を選ばせた? その気にさせたのは、昼間大学で見た一葉の充実した姿もあったのかも知れない。ともにありたいと願わせたのか、知らなかった一葉の新たな側面をもっと見たいと思わせたのか。いずれにしても、ゆうのこれからはまたがらりと違ったものになるのかも知れない。ゆうがその道を歩むと決めさえすれば、そうなってしまうのですね。
- 『まんがタイムきらら』第22巻第6号(2024年6月号)
0 件のコメント:
コメントを投稿