『まんがホーム』2024年6月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。新茶の季節、茶摘み娘のいでたちで爽やかさとともに登場するらいかであります。今回はお茶がテーマなんですね。『サレ妻お江戸リコカツ録』早苗は着物姿でお茶の席。『ガチ恋カウント2.9』はメイデン様にお茶を差し入れするリコであります。そして『孔明のヨメ。』孔明、月英夫妻はというと、まるで化学実験であるかのようにお茶のいれかたを研究中の模様です。
『孔明のヨメ。』
荊州を立ち去る劉備たち一行。向かうは油江口、はたしてその地で待ち受けるものはなにか。戦闘も避けられぬと覚悟の一行でしたが、なんとそこに集まっていたのは襄陽の民。歓迎を受ける劉備たちは、これといったトラブルもなしにこの地に根を下ろし、地名も公安に変更。まずは安心のスタートですね。
ここから湖南四郡を平定していくとのことですが、戦いになるといっても今後のことも考えておかねばならない。禍根を残さぬよう、やりすぎず寛大に対処していく。これ、張飛は苦手なやつなんじゃないかなあ。
対して曹操です。すぐさま呉の軍勢が追ってくると予測して、すみやかに軍を移動。敗退しようとも、無用な不利を背負い込むことはしない。こうした切り替えのはやさ、決断の果断さ、これが曹操の強みであると示された今回。やはりこの漫画における裏の主役、それは曹操であるなあと思わされたのでした。
『はなまるゲーセン飯!!』
あがいんに引き込まれるお嬢様、高梨紗季子。あがいんメンバーに調子を崩されっぱなしと憂鬱だったこの子が、なかば強引に連れていかれたあがいんで知るメダルゲームの楽しさ。すこしずつメダルを増やしていく面白さ。様々なゲームに挑戦して、小刻みに、時には大当たりを引いて、ついにはカップいっぱいにまで増やしたメダルの誇らしさ。すっかりあがいんの子たちにほだされてしまったというのですね。
今後しばらくは紗季子について、いろいろ語られていくのかも知れませんね。あがいんでの楽しかった一時が描かれたと思ったら、自宅にて母から厳しく遊びについていましめられる紗季子。この落差があって、この子の鬱屈というものがよくわかる。
こうしたうつむきがちの毎日から紗季子を救い出す、あがいんはそうしたオアシスともいえる場所になれるのでしょうか。
なんてこと思っていたら、田貫くんにお客様!? お願いがあるという少年。はたしてそのお願いとはなにか!? というか、紗季子の物語がはじまるんじゃなかったの!? いやもう、わからぬづくしでありますよ。
『ガチ恋カウント2.9』
大変だ、リコのヘッドバットがついにメイデン様、芽生子の心を開いたぞ!
小野のがんばりをけなされて、頭にきたリコが琥珀と衝突。このトラブルに頭を痛めるのは、ヘッドバットかましたリコに琥珀だけでなく、ユニットのリーダー、翡翠も同様。琥珀には悪い癖があると、練習生に対してもフォローをかかさず、さらにはかつて琥珀の経験したこと。目をかけていた練習生の挫折が琥珀の行動に影響を与えたと教えてくれて、そうか、琥珀は悪気があってというよりも、むしろ新人の実力が充分であるか不安に感じてしまっているというわけなのですね。
こうした理由が語られて、さあ万事まるくおさまるかと思ったら、なんか面白いことになってきましたね。リコ、ふたたび琥珀と衝突! かと思ったら、逆に気にいられてしまって、かくしてメイデンとリコを取りあうことに!? すごいや、リコさん、モテモテだ! からのメイデン様、自分とリコの関係に不利な情報明らかにされたと思ったら、そこでマスクオフ! 一番近くでリコのプロレスを見届けたい発言が飛び出しちゃいましたよ。
いやもうここにきて両思い! きましたか!? きましたよ! いやあ、これは期待の展開。リコもあまりのことに放心している場合じゃありませんよ!
- 『まんがホーム』第38巻第6号(2024年6月号)
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