2024年5月3日金曜日

『まんがホーム』2024年6月号

 『まんがホーム』2024年6月号、昨日の続きです。

『スナックあけみでしかられて』

夏が近づきいよいよ薄着の季節。というわけで今回はダイエットの話題ですよ。気になる振り袖、たるんだ二の腕が気になるあけみさん。まだ準備ができていないと、上に一枚羽織ってごまかすんですけど、いずれごまかせなくなるときがやってくる。その日に向けてダイエットをがんばろうという。

でも、この話題は女性特有? このお店の常連は、なにかと動いている人が多いから減量を意識する必要がない。対しあけみに、それから乃里ちゃんはダイエットに精を出そうとしていて、いやいや小学生の乃里ちゃんにはさすがにはやくない!? 自分の足が太いのではないかと思い込んじゃって、やせるやせないで大騒ぎ。今回はそんな乃里ちゃんを母はじめ、あけみはじめ、皆で見守ろうといったお話なんですね。

しかしこのがんばりが、減量ではなくパワーアップにつながったところ、しかもそれが乃里ちゃんの誇りに貢献したところ、この漫画らしい健やかさではありませんか! ええ、とてもよい。無理せずがんばり健康に。なによりの心掛けです。

『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』

ネットに流出した普段の音瀬の写真。そこにアンチコメントが押し寄せて、それが音瀬にじわじわダメージを与えているんですね。こんな状態でお店に出てもらうわけにはいかない。でも人手は足りない。という状況で、橘がシフトに入ると立候補。かくして橘も女装デビューすることになったのでした。

って、橘は残念女装なの!? いやいや、絵を見るかぎり、いい感じにボーイッシュ女子感出てるじゃないですか。さらにウィッグ、さらに化粧と盛っていけば完璧になるのでは!? と思うも、やっぱり残念女装のままなんですか!? いやほんと、化粧は音瀬にやってもらおうよ。

でも、この残念女装、音瀬を守るための策略だったんですね。残念女装をお店のお客どころか、ライブカメラでネット配信。それが巻き起こす阿鼻叫喚。それもこれも、音瀬のかわいさを再認識させるため。あのかわいさがどれほどのものか。まさしく奇跡だと、そうやって音瀬の価値を認めさせ、また音瀬自身にも自信を持たせようとする、橘渾身の作戦だったのですね。

身を張った橘のガード。これ、きっと音瀬にもがつんがつん効いていますよね。本当、これはふたりのゴールが近そう。ええ、橘の不器用な恋心はついに音瀬に届いたのかも知れませんね。というわけで、次号最終回! どんなラストを迎えるのか、気になります!

『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』

動物看護学校の学祭にいってみたキョウスケ。まわりにいるのは キラキラの高校生に女子、自分は浮いているのではと自信をなくしかけるのですが、在学中の男子学生が目に入って、がぜんやる気を取り戻すのですね。

そこからの学祭エンジョイぶりがすごい。ドッグショーにときめき、手づくりおもちゃに取り組み、そして顕微鏡をのぞく! さらには実地で学んでいる、その経験が生きるところ。ああ、キョウスケ、がんばりがむくわれてよかったですね。ちょっと鼻高々、天狗になってますけど、そんな彼を号泣看護師と呼ばわる声あり。

なにごとかと思ったら、以前飼い犬クーちゃんの看取りに立ち合ったときの飼い主さん。寅丸葵と再会なって、そこで交わされるクーちゃんの思い出話など。深まる関係、これがなにを導くのかと思えば、なるほど病院で話されていたバイトの話。2年生になると必要となる実習、それをさくらば病院でやることになりそうな流れなんですね。

学校で学んでいる葵と、実地で学ぶキョウスケ。対照的なバックグラウンドを持つふたりの様子、どんなところが違って、どういうところは同じなのかなど、なかなか興味深い展開が待っていそうな予感です。

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