2024年5月23日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2024年7月号

 『まんがタイムきららMAX』2024年7月号、昨日の続きです。

『白魔導士はゾンビの夢を見るか?』

異世界での危機から逃がれ、我々の世界に流れついたゼノム。その存在がもたらしたゾンビパンデミックがいよいよ決着でありました。

ゼノムに捕われ、いまや風前の灯火となった我らがアヤ。そのままゼノムに食われてしまうのか!? という状況で助けんとするのが白魔導士リルー。弱体化したゼノム相手ならば、レサナで倒せるかも知れない!

果敢に魔法で立ち向かうのだけれど、それでも倒せない? もうリルーの魔力は枯渇、これ以上の追撃は望めない! というところでともに戦いに臨むのがサキ。ああ、両親のためにと溜めていた魔力をここですべて注いででも、大切な人を危機から救いたい。これまで過去に向けられていたサキの目が、今まさに現在に、そして未来へと向けられたというのですね。

かくしてなったゼノム討伐。残されたのは傷ついた社会。けれどそれを母娘で救わんとするこれからの未来。そしてアヤとリルー、ふたりの近づく気持ち。それが温かく、まぶしくて、ああつらかったこれまでの旅あらばこそ、これからの皆はしあわせであってほしいと思わないではおられない最終回でありました。

『SAN値直葬!闇バイト』

うわあ、すごいな。あかり、復活しよったよ! すべてはあかりの業なのか。あるいはこよの機転であるのか。古のものたちに反旗を翻し、根こそぎにした野生のショゴスたちに亡きものとされたきれいなあかりを素体とし、ショゴスのおっさんの力を借りて、まさしく蘇ってきた!

いやほんと、君、きららヒロインとは思えない異質っぷりを発揮しとるよね。だいたいがあの衝撃的な退場からして異質だし、さらにはきれいなあかりの退場はより以上に衝撃的だしで、いやもうすごいなほんと。そもそもきれいなあかりも、きれいというより、別方向にファナティックなだけというか、それで結局はより強く自我に執着したきたないあかりに勝てなかった。ショゴスのおっさんとの意思疎通に長じたきたないあかりの勝利の流れ、さらには復活のあかりによる野生のショゴス調教。

なんともいえん絵面が続いた衝撃回でありました。

しかし、あかり、ついにショゴスのおっさんと名実ともに同化したのかと思ったら、いや待って新陳代謝とともにもとに戻っていくの!?

ほんと、あかり、どれほどの生命力なのか。こうしたところも異質たるゆえんであります。

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