大人気、というかすごい話題になってますよね、『Splatoon(スプラトゥーン)』。ジャンルとしてはTPS? インクリングなる種族の少年あるいは少女を操り、4 vs 4でバトルする。手には水鉄砲。弾はインク。このゲームの面白いところは、ただ敵を撃って倒しているだけでは勝てないってところであります。バトルの目的は、どれだけフィールドを自軍の色で塗れるか。ナワバリバトルなんだそうですよ。バトル終了時に、それぞれどれだけ塗ったかがパーセント表示されて、それで勝敗が決まる。ルールがシンプルなのがとてもいいと思います。とにかく塗る、塗る、塗る。敵を見付けたら倒す。倒せなかったら逃げて、敵陣を塗りまくって攪乱してやってもいい。自分の得意を見極めて、自分なりの戦い方で貢献する。自分のスタイルを確立できれば、きっとずっと面白くなる。そんなゲームであると思います。
プレイヤーのスタイル、それがもっともあらわれるのは、ブキの選択であろうかと思います。
ブキ、基本的には水鉄砲で、このゲームの場合、連射がついてくる。サブマシンガンとか思い浮かべるといいんじゃないでしょうか。トリガーを引いている間、インクが断続的に出続ける。種類によって射程、インク量、連射速度、収束密度が違っている。その違いがですね、かなり戦い方に影響するんです。標準的な水鉄砲から、飛距離特化、インク量特化、連射速度特化と枝分れしている感じ。インク量特化は連射速度が目に見えて遅いかわりに、当たれば大ダメージ与えられるとか、連射速度特化は威力も飛距離も劣るんだけど、接近できればめちゃくちゃ強いとか。ええ、私には、その連射速度特化。見た目エアブラシのプロモデラーがあっているようで、圧倒的な塗り性能でどんどん塗り潰しながら、敵を発見すれば、イカ状態で接近して、ばんばん敵を減らしていく。いや、まあ、あんまりアグレッシブにいきすぎると返り討ちにあうから、ちゃんと状況考えて行動しないといけないんですけどね。
プロモデラーは飛距離がないから、高台に居座られてしまうと、突撃するしかなくなるんですよ。塗り性能だのみで、足場までの道を作り、壁面一気に塗り潰して駆け上がる。わかっている相手だと迎撃されるから、非常に厳しい。MGならスペシャルでなんとかできるかも知れない。RGでもトルネードでなんとかできるかも知れない。でも、そんなに都合よくはいきませんよね。そんな具合にどんなブキにも、得意があれば苦手もあるようになってる。実際のところ、高台に陣取ったスナイパー見ると、どうやって対処したらいいものか、困ります。
連射系のブキの他に、タメて撃つ狙撃系水鉄砲や、一気に幅広く塗れるローラー、あと弾が爆発するやつがあって、狙撃系は使ってみたけど、自分には向かない。難しかったですよ。まず有利なポイントをきっちり把握していかないといけない。すなわち高台を占拠することになるのですが、こうなると目立つ。イカになって伏せていても、一発撃つとさすがにバレる。気付かれると当然狙われやすくなるわけで、これが厳しい。またタメ時間が必要なのも大きくて、無駄撃ちできない。はずすと、タメてる間に押し込まれる。また広範囲を塗るには向かないブキだから、終盤一気に引っくり返されやすいかなあ。みたいな印象があります。
ローラーは楽しいですよね。走ってくるローラーにひかれてやられたり、また振って飛ばしてくるインク。あれが馬鹿にできない。ただ走りながら突っ込んでくるローラーは、プロモデラーでも簡単に対処できるんだけど、絶妙なタイミングで振ってくるやつがいるともういけない。どんなブキでも同じなんですけど、特性を理解しているプレイヤー、使い方のうまいプレイヤーは、目覚ましい活躍しますよ。味方にすると心強い。敵にまわすと手がつけられない。ほんと、高スキル者によるマッチとか、すごいことになるんだろうな。なんて、ここ数日プレイしてみただけでも実感させられるんですよ。
簡単にいうと、昨日まではエイムした敵に向かっていく自走ボムがめちゃくちゃ強かったのに、今日になると、避ける、ジャンプでかわす相手が一気に増えてきた。ええ、単純に撃っとけば勝てるみたいな状況じゃなくなってるんですね。たまたまかも知れません。けど、こうしたうまいプレイヤーは日を追うごとに増えていきます。やっぱり考えなしに戦ってるだけじゃ駄目なゲーム。奥が深いなと思わされています。
ブキの話しかしてないな。インクに潜って移動とかリロードとか書きたかったんだけど、まあいいか。
ジャイロセンサーでエイミングを行うこのゲーム。慣れないうちはローラーでプレイして、狙いがつけられるようになってきたら、自分に向いたタイプのブキを探すのがよいのではないかと思います。あと、初期ブキであるわかばシューター。これ、馬鹿にできない強さなので、これで頑張ってみるのもいいかも知れません。上級者のわかばとか、ほんと手がつけられません。