2015年5月22日金曜日

『まんがタイムスペシャル』2015年7月号

『まんがタイムスペシャル』2015年7月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』からエノとサヨ、3年生コンビ、ふたりが3年1組パーカーを着て、ああ、藤女祭を前にしてクラスの結成強めんとお揃いのパーカー作ったんですね。ふたりそれを身につけて、いつもとはちょっと違ったカジュアルな雰囲気。サヨのあの表情とかはいつも通りかも知れないけど、エノが腕組んだりしちゃってね、いやもう、楽しそうで、可愛いんですね。ええ、ふたり、いい友達です。『ヒロインになれません』のカットもございます。

『光れ!メシスタント』、光が先日書店で出会った眼鏡の青年、なんと再登場ですよ。いや、これはまた登場なさるだろうな、そう思ってたんだけど、なんと、この方も漫画家さん。編集さんとかかと思ってたのでした。光、先生の彼氏!? 驚いて聞くんですが、あれあれあっれー? 檜山くんがそうじゃなかったの!? 違ったのか。ふう、安心した(なんで?)。ユズミマサハル氏。今回檜山氏お休みということで、手伝ってもらうことになったんですね。中辻がおかしかった。ユズミ氏の大ファン。もう、ものすごく取り乱して、こともあろうに自分の先生に、何様のつもりですかっ! いやいや、君が、君がよ、それ。もう、めちゃくちゃ面白かったです。というか、興奮すると、中辻さん、こんな感じになるんだ。なんか可愛かったです。しかし、今回、そうしたドタバタした面白さ描きながらも、作るということ、それは誰かのコピーになるんじゃなくて、自分の表現、それを掴むということ、しっかりしたテーマの存在感じさせて、ほんと、この漫画素晴しいと思います。

『ピンポン☆ブー』、終わっちまったよー。決勝、勝敗を分ける早押し、当てれば勝ち、外せば負けるというその局面で景二痛恨のミス。問題を絞り込めない段階でボタン押しちゃったんですね。けれどその状況であややの存在見事に光りまして、これ、ほんと、理屈じゃない、そんな力を感じさせましたよ。ほんと、この漫画、最初は、これどうなるんだろう、そう思わせる展開の数々、頼りない仲間たち、そう思わされたものが、ここ最終回、予選決勝の舞台にあっては、こんなにも心強い仲間だったんだって、もう、これ、感涙、渾身の見せ場、力強く描き切って見事でした。太平先生の涙にいたる、あの一連の描写など、ああ本当に素晴しかった。多くを背負って出場した彼ら、これだけの人が思いを託していた。その思いがこうして報われたと実感させられて、圧巻。そして最後の佐原のセリフ。もう、さすがでしたね。

『だけど温田さんはひとりでデキない』、ちーちゃんのお泊まり、もう最高ですよ。小麦の世話をしたくてしかたがない。もう大変なことになってるこの人、小麦の部屋にきてみればやっぱりいろいろ気になって、世話したい、そんな気持ちに襲われて、抑えるだけで精一杯じゃないですか。富崎の話を聞いて、嫉妬で涙目になるところとか、すごく可愛かった。クール系の美人さんなのにね、今回は可愛い、そう思える描写多くって、ほんと、それで小麦の成長を知って、嬉しく思いつつ寂しくて泣く。いいじゃないですか。素敵な友達ですよ。小麦のことが好きで、大切で、しかたなかったんですね。けど、そうはいっても、禁断症状には勝てないからと、だんだん慣らしていきましょう。週に一度のちーちゃんデー。もう、最高です、この人。

『うぶコメ!』、力斗くんが積極的ですよ。なんと、距離を10cm縮めます! って、そんだけか! いや、もちろんそうじゃないんですね。ああー、つばさ先輩の積極策が影響しているのね。キスをされた、酔ってのこと、という話になってるけど、実はそうじゃないって、先輩と読者は知っている。けれどその先輩の行動がこうして力斗に働きかけて、これは先輩には裏目なのかどうなのか。力斗の視線に気付いたかなでの行動。うわー、怖ろしいな。すべてを察したときのあの表情。ここからかなでも積極姿勢でありますよ。けどそれがうまくいかない。かなでも相当乗り気なんですけど、なかなか思うようにはいかなくて、しかしかなでさん、焦りすぎですよ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第24巻第7号(2015年7月号)

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