tag:blogger.com,1999:blog-69480901475447920392024-03-19T17:48:14.901+09:00こととねお試しBlog<p>いろんなものの感想なんかを、思いつくままにお送りすることとねお試しBlog</p>
<p>隠れ家的雰囲気が売りのBlogです。</p>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.comBlogger7173125tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-25113452923414911712024-03-18T22:27:00.002+09:002024-03-18T22:33:11.186+09:00しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/81kwO26IL7L.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px;" />楽しみに読んでいる漫画です。知るきっかけとなったのはネットの広告でした。SNSで誹謗中傷をうける主婦が弁護士に相談、法的措置にて逆襲に出るという内容で、もう導入から身近に起こりそうな、加担まではせずとも日頃目にしていそうなできごとからはじまって、中傷を受ける当事者の実感から、法的措置に出ても残る徒労感まで、重さを持ってのしかかってくるようなリアリティが素晴しい。主人公である弁護士、保田のキャラクター、言葉も態度も軽くて、相談者の事情をしょせん他人事だというような一見人格に欠陥抱えてそうな人なんだけど、やるとなったらきっちりやる。この主人公があるからこそ、あまりに重くなりすぎず、かといって不愉快になることもなく、このシリアスなテーマの漫画を楽しく読むことができるのだと思います。</p>
<div class="fullpost">
<p>しかし本当に面白い。誹謗中傷やデマ、なりすましなど、ネットで日常目にしやすいこと、いうなればありふれていることを題材にして、それをめぐる法的バトル、というとちょっと違う感じもするのだけど、双方の当事者をまじえたもろもろが描かれて引き込むんです。</p>
<p>法的バトルとはちょっと違うというのは、別に特別なテクニックを駆使して勝ち目のない裁判で勝訴するとか、そういう漫画ではないからです。むしろだいたいはすっきり終わらない。民事に訴えた方も訴えられた方もダメージが残り、もやもやした気持ちが残る。だいたい決着は和解だし、華々しく裁判で戦うということもなければ、新証拠でウソをあばいたり、そして裁判官が重々しく判決を述べる、なんてこともなかったりして、法廷ものとしては地味といわざるを得ない。</p>
<p>それでもこんなに面白いと感じるのは、この漫画が持つリアリティのためなのだと思います。当事者になりうるリアリティとでもいいましょうか、ある日突然荒らされる、デマを撒かれる、誹謗中傷される。ネット上のもめ事に巻き込まれるリスクというのは、間違いなくこのネットが一般化した時代、以前よりも格段にあがっていて、そしてこの漫画に登場する被害者、いや弁護士保田に相談する当事者というべきでしょう、彼ら彼女らにしてもその日その時までは普通の暮らしを送っていた人で、なのに突然ふりかかってきた火の粉に、なぜ自分が、どうしてこんな目に、と慌て混乱しいきどおる。</p>
<p>そうした態度に、他人事ながら他人事ならぬ共感を得てしまうからなのだと思います。</p>
<p>しかしこの漫画、おそろしい。というのも、自分は誹謗中傷とか荒らしとかやらないし、と思っていても決して無関係ではいられないという可能性も提示されるから。今の時代、身内が、妻が、子供が、親が、なんてことやっぱりありえるわけですよ!</p>
<p>いやほんと、ある程度の年齢がいったお子さんをお持ちの親御さんとか、とりあえず買って読んでみて、子供が読みたくなるような場所にさりげなく転がしておくとかしておいた方がいいかも知れませんよ。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>左藤真通原作,富士屋カツヒト作画『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/459216606X/kototone-22">しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~</a>』第1巻 清水陽平監修 (ヤングアニマルコミックス) 白泉社,2022年。</li>
<li>左藤真通原作,富士屋カツヒト作画『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592166078/kototone-22">しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~</a>』第2巻 清水陽平監修 (ヤングアニマルコミックス) 白泉社,2022年。</li>
<li>左藤真通原作,富士屋カツヒト作画『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592166086/kototone-22">しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~</a>』第3巻 清水陽平監修 (ヤングアニマルコミックス) 白泉社,2022年。</li>
<li>左藤真通原作,富士屋カツヒト作画『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592166094/kototone-22">しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~</a>』第4巻 清水陽平監修 (ヤングアニマルコミックス) 白泉社,2023年。</li>
<li>左藤真通原作,富士屋カツヒト作画『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592166108/kototone-22">しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~</a>』第5巻 清水陽平監修 (ヤングアニマルコミックス) 白泉社,2023年。</li>
<li>左藤真通原作,富士屋カツヒト作画『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4592166191/kototone-22">しょせん他人事ですから ~とある弁護士の本音の仕事~</a>』第6巻 清水陽平監修 (ヤングアニマルコミックス) 白泉社,2024年。</li>
<li>以下続刊</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-29334715764254302332024-03-17T21:30:00.002+09:002024-03-17T21:33:15.656+09:00ペンシルパズル三昧 はじめてのスリザーリンク<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61eYlQrsp8L.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px; display: none;" />先日紹介した『<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/blog-post_14.html">ペンシルパズル三昧 はじめてのスリザーリンク</a>』。順調に練習問題にチャレンジ、解いていっているようです。</p>
<div class="fullpost">
<p>なによりですね! そう遠くないうちに、新聞掲載のスリザーリンク問題も解けるようになるでしょう。</p>
<blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">母のスリザーリンク入門 <a href="https://t.co/PraA7rNsob">pic.twitter.com/PraA7rNsob</a></p>— IMAI Toshiyuki (@imait) <a href="https://twitter.com/imait/status/1769324334714417652?ref_src=twsrc%5Etfw">March 17, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script>
<ul class="items_catalogue">
<li>ニコリ『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890729100/kototone-22">ペンシルパズル三昧 はじめてのスリザーリンク</a>』(ペンシルパズル入門シリーズ) ニコリ,2023年。</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-62632181008502412122024-03-16T22:39:00.002+09:002024-03-16T22:45:48.411+09:00Splatoon 3<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/714Ce-6aaCL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px;" />『<a href="https://kototone.blogspot.com/2023/01/splatoon-3.html">Splatoon 3</a>』、つらいつらいといいながら継続しています。目標は毎日1勝。それさえしておけば、なんとかカタログの最後までシーズン中に届くという目安でやってるんですが、はやくて5分以内、長いと数十分、つまりその日の調子かマッチングの具合でプレイ時間が変わるというスタイル。そんなに嫌ならやめたらいいのに。でも、そんな私でもサイドオーダーは充分に楽しめて、一日数時間とかSplatoonをプレイしたのは本当にひさしぶり。ちょっとむかしの情熱を取り戻したような気分になれたのでした。</p>
<div class="fullpost">
<p>さて、サイドオーダーですが、昨夜無事クリアすることができました。最初のうちは加減がわかってなくて、トラブルをはやめに排除しようと無謀にもトラブル中のむずかしいに突っ込んで返り討ちになったりしていましたが、排除できる難度が出るまでスルーする術を身につけたからもう大丈夫。今では安定してボスまで到達できるようになっています。</p>
<p>最初はマニューバーで挑戦していましたが、マニューバーをまるで使ってきていない私にとってはブレが大きく射程の短いシューターでしかなくて、なかなか進むことができず、カサ、シューターと経て、結局初回クリアはチャージャーで果たすこととなりました。</p>
<p>いやあ、チャージャー、すごいですよ。やっぱと射程と威力はすべてを解決する。射程伸ばして威力高めて、チャージ速度あげたりインク消費押さえながら、ポータル破壊などはスペシャルのトルネードでやっつける。スペシャル缶を出やすくしておくと、これがもうびっくりするほどスムーズに進めて、ラスボスもびっくりするほど簡単に、初見で倒せてしまえるほどでありました。</p>
<p>しかしここから苦労することに。次のクリアはマニューバーでと思ったんですが、ラスボスって接近しすぎるとふっとばし攻撃してくるんですね! 知りませんでしたよ。結局そいつに続けてやられて、どうしても接近ぎみになるのがいかんのだろうと判断、スペシャルを自販機で買い替えて近づかずに倒すことでクリアしました。</p>
<p>そこからはもう順調に。ボスへの勝ちかたがわかるとどのブキでも普通にクリアできることがわかって、道中も事故でもないかぎりゲキムズでも詰まることないので、ストレスなく遊べています。最初のクリアがチャージャーだったので、チャージャーが一番簡単なんじゃないかと思っていたのですが、ストリンガーとかスピナーもかなり強い。あとスペシャルがデカくて、最初はトリプルトルネード最強かと思ったけど、メガホンレーザーをへてカニタンク最強という結論に達しました。</p>
<p>というわけで、最後のブキ、オクタシューターですが、初回ハッキングなしの36枚チップで挑戦したら20階のボスに轢かれて負けてしまったので、手持ちのハッキング全盛りの6枚チップで再挑戦。メイン系4枚とドローンメガホンレーザー、スペシャル缶確率で挑んで勝ちました。それもこれも自販機でスペシャルをカニタンクに買い替えたからこそ。</p>
<p>ええ、カニタンク、対人ではまた違うんでしょうが、サイドオーダーにおいては最強です。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B09Y9JMPBN/kototone-22">スプラトゥーン3 -Switch</a></li>
<li><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B09Y1R9VG4/kototone-22">スプラトゥーン3 |オンラインコード版</a></li>
<li><a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B0BTSGZRYN/kototone-22">【Switch用追加コンテンツ】スプラトゥーン3 エキスパンション・パス|オンラインコード版</a></li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-52371998441733195002024-03-15T21:37:00.000+09:002024-03-15T21:38:39.823+09:00今日は休みます<p>今日は休みます。</p>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-53730104801512991512024-03-14T22:05:00.002+09:002024-03-14T22:21:33.070+09:00ペンシルパズル三昧 はじめてのスリザーリンク<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61eYlQrsp8L.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px;" />新聞にはパズルが載ってるんですね。日月曜日が休みで、数独は毎回、あとは間違い探しがあったりナンクロがあったり、そしてスリザーリンクがあったりして、今日取り上げるのはスリザーリンク。格子の交点に並べられた点から点へ線を引き、ぐるり一周の大きな輪っかを作るパズルです。ヒントとなるのは、格子の中に書かれた数字。その周囲に何本の線が引かれるかを示す数字なんですね。</p>
<div class="fullpost">
<p>スリザーリンクは新聞に掲載されてると知る以前から遊んでいました。Nintendo Switchで遊べる<a href="https://kototone.blogspot.com/2023/02/s.html">ニコリのパズル</a>のスリザーリンクをプレイしていたからですね。そのおかげで新聞スリザーリンクはすらすらと解けて、なんら苦にするものではなかったのですが、問題は自分ではなかったんですね。</p>
<p>新聞パズルを解いているのは私ではなくて母なのです。最初は数独がきっかけでした。スマホのニュースアプリに掲載されている数独、いやナンプレの遊び方を教えたのがきっかけで、新聞にも載ってるよ? でそちらも遊ぶようになってみれば、数独以外のパズルにも目が向くようになっていく。そしてついにはスリザーリンクをやってみるところまでいったのでした。</p>
<p>最初は私がナビゲートして、例えば03と並んでると引ける線は1パターンしかない。それを引いていって、縁の02を引いていって、他にも定石、定理と呼ばれるパターンを埋めていって、そうしたらもうここはこれ以外に引けないってところが出てくるからそこから進めていって、ついには線が一周するにいたってクリアという段取り。</p>
<p>ですが、自分がナビゲートしてるときは解けても、ひとりでやると解けない。まあ、そんなもんですよね。私も散々そうした状況に頭を悩ましてきました。母もそうして頭を悩ましているうちに解けるようになるだろう、とは思ったのですが、そうしたときに知ったのがこの本、『はじめてのスリザーリンク』だったのですね。</p>
<p>まずはパズルの解き方からはじめ、定理と呼ばれる確定パターンを順番に学んでいくという構成の本です。これをやれば新聞スリザーリンクくらいなら解けるようになるんじゃない? ということで、<a href="https://www.e-hon.ne.jp">e-hon</a>から近所の書店に取り寄せて購入したのが数日前。それから母は空いた時間があると読んでいるようですよ。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>ニコリ『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4890729100/kototone-22">ペンシルパズル三昧 はじめてのスリザーリンク</a>』(ペンシルパズル入門シリーズ) ニコリ,2023年。</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-29101291236598570212024-03-13T21:42:00.002+09:002024-03-13T21:53:25.606+09:00『まんがタイムきらら』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61lECBeu7wL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px; display: none;" />『まんがタイムきらら』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_12.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『おねロリキャバクラ』</h4>
<p>凛から楓へのクッキーのプレゼント。なんのキャラクターだろうという楓の疑問に、ちゃんと回答がなされてよかったですね。かわいいと思う絵を描いた、それが楓ということに照れる楓です。そして楓から凛に送られたメッセージカード。それをスマホカバーに挟んで、常時携帯してくれるという。第一号になれて嬉しいという楓に、他の人のもらってもスマホにはいれない。楓だけが特別ということを隠さないんですね。</p>
<p>凛にここまでいってもらえて、楓はさぞやしあわせでしょう。けれど凛から意味深な言葉。たとえ楓と会えなくなっても、いつでも楓を感じられる。この真意やいかに。今回冒頭に描かれた、キャストを集めての連絡事項。それはもしや閉店!? だとしたら、凛と楓、ふたりお別れが待ってるの!?</p>
<p>ということで、次号最終回。ふたりの今後に注目でありますよ。</p>
<h4>My Private D☆V</h4>
<p>『わからせろ!ナマイキツネ様』の*sow*です。</p>
<p>D☆Vポイントは、「普段と休日の服装が全然違う子に萌えます」。で、イラストが本当に素晴しいの。黒基調のロリータ衣装のお嬢さん、反転位置には眼鏡の制服女子が対比的に描かれているのですが、これすなわち同一人物であるってわけですね。</p>
<p>双方ともにクールな表情、髪型なんかも前髪や脇の姫カット見るに、同一要素がたくさんあるにもかかわらず、片やデコラティブ、片やタイトな印象与えて、そのどちらもが本当に美しい。背景に緻密に描かれた百合に薔薇も華やかで、この2種の花はその装いの対称性を表しているのでしょうね。</p>
<p>そして見過ごしにできないのが、ロリータスタイルのお嬢さんが抱いているぬいぐるみ! ナマイキツネ壱与様だ! いや、こういうの大好きなんですよ。</p>
<p>しかしほんとに魅力的なイラスト。これ、高解像度版が欲しいなあ。もちろんお金払うから。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HUWUATM/kototone-22">まんがタイムきらら</a>』第22巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-68664139921482475202024-03-12T22:29:00.002+09:002024-03-12T22:37:17.193+09:00『まんがタイムきらら』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61lECBeu7wL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px; display: none;" />『まんがタイムきらら』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_11.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『妄想アカデミズム』</h4>
<p>今回は番外編。小ネタがたくさんのってます! ああ、こういうの大好きなんですよ。だからたまにはやってほしい。ほかの漫画もやってほしいのであります。</p>
<p>しかし今回、ページ数少ないながらも面白いの、突如後輩女子から告白された莉子の咄嗟の回避がために学級崩壊するにいたるまさかの流れとか、そして映画にいくのにドレスアップする一葉。ほんと、小さなエピソードなのにおかしみがあってすごくいいんですね。</p>
<p>極めつけはラストの一本。未春が病院に潜入した夜のできごと。咄嗟に隠したらまさかの大出血というこの展開。いや、本編の裏にほんとにこんなトンチキエピソードがあったというのでしょうか。あってもなかっても、どちらでも笑ってしまう、そんな威力。素晴しかったです。</p>
<h4>『キミはあくまでも。』</h4>
<p>サラロットとの一件をへて、エクールカのしでかすいろいろに対し素直な感情見せるようになったヴェネル様。素直に感謝、素直にあいさつ、素直に感想、そうした対応を喜ばしく思いながらも、どうにも平静でいられないエクールカです。そこにヴェネルへの感情があるのは間違いないんですが、これ、どうもエクールカはもてあましているというか、これまでどおりを望む気持ちとよりいっそうの踏み込みを予感する気持ち、それがせめぎあってる感じ。</p>
<p>そんなエクールカになにかしら変化をうながす動きが出てきましたよ。マーシャがですね、ヴェネルに告白するという。抜け駆けするのはフェアじゃないからと、真っ向エクールカに宣言してからの告白。その宣言するくだりがですね、すごくロマンチック。マーシャの真っ直ぐでいて、そして若干の不安も抱えた感情があらわれていて、そのさざなみ立つような機微がとても素敵だったんですね。</p>
<p>ただそれがあまりに素敵すぎたせいで、サラロットからエクールカが疑われちゃって! というの。ほんととんでもない展開が差し挟まってきましたけど、サラロットもそこまでマーシャに固執するんだったら、いっそ素直になっておしまいなさいな! ええ、サラロット、素直じゃありません。</p>
<h4>『異世界魔王ごっこ~魔王は姫を倒したくない!~』</h4>
<p>せっかくゲームを買ったのに、異世界にはゲーム機がないから遊べない問題。どうやら解決しそうですね。鍵となるのは、魔王配下3人目の幹部、ジェロシア。ジェロならゲーム機も作れるのではないか、そう聞いてジェロのもとを訊ねる魔王。しかしやだやだ一点張りで部屋から出てこようとしないのがジェロ。人嫌いなのかな? と思ったら、そうでもないのか。むしろ構って欲しいタイプなのか。これ、対応が難しいなあ!</p>
<p>しぶってなかなか出てこようとしないジェロだけど、魔王の口からプリクエの名前が出たら態度急変。異世界に興味ありありのジェロは、ゲームのこと、プリクエについても興味津々で、でも魔王がプリクエ知識を披露したらそれはそれで妬ましいんだ!</p>
<p>ほんと対応が難しいなあ!</p>
<p>でもなんか、あれこれやりとりしているうちに、うちとけたのかな、ゲーム機作ってくれるという。そのために乃々の部屋を探ってみたりして、そしてようやくゲーム機できたら、あとは仲良く遊ぶのかな? と思ったのに、そんなことになっちゃうの!?</p>
<p>ゲーム機を人質にとられて配下にかしずく魔王とか。ほんととんでもないことになってます。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HUWUATM/kototone-22">まんがタイムきらら</a>』第22巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-75531718624900478562024-03-11T21:13:00.002+09:002024-03-11T21:20:05.041+09:00『まんがタイムきらら』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61lECBeu7wL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px; display: none;" />『まんがタイムきらら』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_10.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『ほぐして癒衣さん。』</h4>
<p>朝霞富美子、かわいいし美人なのに、なにかとむくわれない人ですよね。今回は癒衣とのキャンプを画策し、外堀埋めるべくまずは八潮を誘う。その時の顔がですね、すごくよいの。ほんとなのにいつも損な役回り。たまにはいい目を見てほしい! って、それが今回なのかも知れませんね。</p>
<p>本当に?</p>
<p>富美子と癒衣の会話、癒衣が夏鈴と引き続き一緒に暮らしている事実にたどりつけそうになってるのに、微妙に真実に到達できないようになっているのがまた不憫で、いや、知らぬが仏だもんな、気づいてない方がしあわせかも知れませんね。</p>
<p>キャンプ場ではゆったりとした素敵な時間が流れてとてもいい雰囲気。くつろいで、食事して、でもちょっとくつろぎすぎたのかな、富美子さん。まさかのズボンが落下してしまう大ハプニング! いやもう、ほんとに損な役回り。ええ、次回こそは富美子がむくわれてほしいと思います。</p>
<h4>『ほうかごバスケット』</h4>
<p>つばさと助っ人女子の活躍で、10点先取の3on3、相手を0点に押さえたまま7点取るというんですね。</p>
<p>すごいじゃないですか!</p>
<p>でもここで謎なのが、コートのすみで突っ立ってるだけのけいの存在。助っ人さんが試しにパスをしてみたら、すごい怖がって避けちゃう! 当然ボールは相手にわたってしまって、そこから一気に追い上げられて、ヤバい逆転されちゃう!? からの、気の抜けたけいのプレッシャー、なのかこれ? ともかくそれでシュートを失敗させて、そこからまさかのけいにパス!</p>
<p>ああ、これ、まさしく期待の展開ってやつです! けいにもとれるパスでボールをまわしたら、そこから練習していた3ポイントシュートを放つ。誰も警戒していなかったけいの手から、大きなアーチを描いてフープを通過するボール。</p>
<p>これが決勝点。ああ、この勝利の感覚、けいにもしっかり残ったみたいですね。</p>
<h4>『ばくちぬぎ!』</h4>
<p>部長から自宅へ招かれた奇跡。なにごとかと思ったら、奇跡もといミクルの賭博部入部を祝うパーティが盛大に開かれるのですね。</p>
<p>大金持ちのやることはよくわからん? いや、それでもおいしい料理にミクル、心底喜んで、持つべきものはお金持ちの友達だなあ、とか思って読んでたら、そこから王様ゲームに突入するの!?</p>
<p>絶対まともな展開しないと思いましたけど、王様ゲームはまだましな方かな? とも思ったけど、君らシラフでそれなのか。遠慮がちのミクルに盛大なブーイング、からのミクルをターゲットにした容赦しないセクハラギリギリ、いやアウトのライン超えてない? 女子同士ならいいの? とにかく無茶な命令連発されて、ほんと、今回はミクル受難でしたね、と思ったらその後ちゃんと逆襲するのね!</p>
<p>いやほんとやられたらやりかえす。ミクルもすっかり賭博部に染まっていくんですね。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HUWUATM/kototone-22">まんがタイムきらら</a>』第22巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-71602235779552450732024-03-10T21:12:00.002+09:002024-03-10T21:28:25.346+09:00『まんがタイムきらら』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61lECBeu7wL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px; display: none;" />『まんがタイムきらら』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_8.html">一昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『けいおん!Shuffle』</h4>
<p>真帆、受難!? 文化祭まであと2ヶ月という状況で、歌詞はできた、あとは曲。作曲担当の真帆に重責が、という局面で、かけもちしてるバスケ部も文化祭に出展するよ? さらにはクラスの文化祭実行委員も任されることとなり、あ、あかん、忙しすぎない? ほんとに曲作ってる余裕ある?</p>
<p>ピンチに立たされるというんですね。</p>
<p>しかし一時は真っ白になった真帆だけど、クラスメイトの雑談に執事喫茶なる単語を聞き、一気にやる気になる真帆ですよ。ああ、好き勝手になさるんですか!? 着せ替えしまくっちゃうんですか!?</p>
<p>いよいよ不安ぶくみ? いや、このやる気が軽音部にもいい影響与えちゃう? ほんと、なんかちょっとわからないのが面白くなってきましたね。</p>
<h4>『スロウスタート』</h4>
<p>不安に潰されそうになっていた大会に寄り添わんと、学校をずる休みして一緒に過ごす花名です。人生初のずる休み、ちょっとしたイベント感出てきましたが、これが大会のためになるのなら。そう思わないではいられない、と思ったら、今回の描写、めちゃくちゃ栄依子に傾くんですね! いやもうほんとびっくりだ。</p>
<p>花名の休みに右往左往するたまてです。それを諭すのが栄依子なのだけれど、冠が休んだときには栄依子も取り乱していたじゃないかと。それで当時の回想が続くんですけど、冠のかわりにたまてを膝にのせたら重いと。榎並先生を膝にのせて、お、いい雰囲気? と思わせた矢先に硬いと。ほんと重症だったんですね。</p>
<p>さて、花名と大会です。ゆったりとのどかな暮らしをエンジョイして、これなら大会も大丈夫かなと思ったら、こんなのダメだろうと内心批判的な考え浮かんだりしてまして、そして花名からずる休みとの一報届いて、帰りに寄ろうと決める3人。この合流でもって、大会をめぐる悩み、問題は解決する!? これはおおいに期待です。</p>
<h4>『かみねぐしまい』</h4>
<p>家出した神様を探そうとするまえなに、引き止めようとするツギノ。帰ってほしいと願った結果、本当に帰ったのなら絶対に見つからない。そう思いながらも、探す価値はあると思い直して探索すべく動きはじめるんですね。と思ったら、ものすごい稲光。その下に神様いるんだろうなと当たりをつけて、さあ後は迎えにいくだけと思ったところで、ツギノがまえなに、自分のことをお姉ちゃんだと思う? そう問うたんですね。</p>
<p>そこからのやりとり、いよいよこの漫画、一筋縄ではいかん! 自分はお母さんの子じゃない、ツギノ一世一代の告白に、まえな答えて、それはあたしの方だと思うけど。</p>
<p>いやもう、実はツギノがお母さんの実の子で、まえなの方が姉の子だったりするんじゃないかと、そんなこと思ってたんだけど、両方だったんか! やられたー。ほんと、まえなの返事の時点では、双方がお母さんの子じゃないと思ってるけどふたりとも実子と、ツギノ実子、まえな姪と、その逆と、今はまだ不明にして引っ張ると、いろいろ考えたのだけど、神様が神通力で引き寄せた田端の口から事実が語られちゃった! ほんと、思い切りのいい漫画ですよ。</p>
<p>ツギノとまえなにまつわる秘密は明らかになりました。ただそれでもお母さんの願いはわからないまま。そして田端とのやりとりから、人ひとりひとりをきちんと見定めること、それが大事なのかも知れないと気づきはじめた神様。ああ物語が動きはじめる? と思ったら、ツギノとまえながまたガチ喧嘩してるーっ!</p>
<p>いよいよもって、一筋縄ではないのですよ!</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HUWUATM/kototone-22">まんがタイムきらら</a>』第22巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-90067331306705050812024-03-09T22:40:00.002+09:002024-03-09T22:54:46.531+09:00『まんがタイム』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61UCsFU0mbL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px; display: none;" />『まんがタイム』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_7.html">一昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『秘密のお姉さん養成ノート』</h4>
<p>街中で見かけたミニスカートの女性。蛍が好きそうと主任が予想したら、案の定テンションあがりまくる蛍ですよ。主任もおそろいではきましょう! あまりの天真爛漫なおさそいなれど、主任、冷静におことわりするんですね。さすが。ついうかうかと承諾したりはしないんですね。</p>
<p>蛍の母の美脚グッズの数々。それがまた大量なの、どれだけ世の女性たちが美しい脚を求めてきたかわかろうものですね。でもあまりの量に引く娘。ほんと、この家の収納、どうなってるんでしょうね。しかしすごいの、このお母さん、ちゃんとメンテしてる! いやもう、ものもちのよさというのはこうした努力の上に成立するものなのですね。</p>
<p>しかし今回の蛍、新機軸。まさかミニスカートから破れタイツに開眼するとか、まるで予想しえない展開でした。破れタイツとか男性好みの嗜好なのかと思ってたんですが、そうでもないんだあ! これは私にとっても意識が変わる瞬間でありました。</p>
<p>そして今回のだりあちゃん! もう大好き。すごい鼻息! もう大好きです。</p>
<h4>『瀬戸際女優!白石さん』</h4>
<p>爽太、見事に目標としていた主演男優賞を獲得したんですね! しかしそのモチベーションの根源であった白石からは、爽太とはつきあえないとの返事をもらっている。それ聞いて驚いているのは真島なんですが、真島は真島で大きな成果をあげようと、海外に活動の場を移すのだという。</p>
<p>だから薫は他にいい男を見つけてくれ。</p>
<p>この言葉の真意はなんなのだろう。そのまま、監督の野心ととっていいのか、あるいは爽太に白石を譲るための方便なのか。どちらかはわからない。わからないまでも、ここに幾人もの思惑がいりまじっているのは間違いがなく、これだけの人間を巻き込んでいく白石の大きさ、魅力というのもまた本物なんだろうなと思わされた回でありました。</p>
<p>しかし白石、母の店の手伝い、これにより力を入れていくことになるのだろうか。あるいはここで得た経験が賞とはいわずとも、さらなる躍進に繋がるのか。賞をとった爽太と気負いなく向きあえる、そんななにかが白石にもできてくれればなあ。いや賞がなくとも充分つりあう、そんな魅力ある女性だと思うんですよ? でも白石のわだかまり。それが消えさってくれればと思わないではおられんのです。</p>
<h4>『黒曜ちゃんと白玉くんの変わった関係』</h4>
<p>母のもとでいろいろと知った小太郎。黒曜と一緒に帰る電車にて、男には戻れないかも知れないと落胆し、黒曜にあやまるんですね。その小太郎の気持ちがですね、これまで一緒にいてくれた黒曜への感謝があり、そして徐々に変化してきた好きという気持ち、それを告白するにいたる。その時のなかなかいいだせない感じと、それ見てニヤニヤしている黒曜と、そうした全部が切なくてやわらかで、素敵だったんですね。</p>
<p>はっきりと気持ちを言葉にした小太郎と、それに答える黒曜がまた素敵でした。</p>
<p>そして、ここから新たな展開の可能性!? 黒曜、神様、アコヤ様に会ったことがあったんだ!</p>
<p>ええ、ここにこうして誰もが納得し円満解決につながる道が見えはじめたんですね。いや、でも女の子小太郎もいいんだよなあ!</p>
<h4>『良倉先生の承認欲求』</h4>
<p>いちごフェスの広告を見て星畑を思う古岩。でもフェスに誘うのは良倉なんだ! さすがに誘う相手が違うのではっていわれちゃいますよね。お目当ては星畑でしょう? と冷静にいって聞かせる良倉なんですが、その心はSNS映えイベントだから自分ひとりでいきたい!</p>
<p>ああ、承認欲求充足にまっしぐらですよ。</p>
<p>写真部の活動として、皆でいくことになりました。こうして部員のために動いてくれるの、良倉のいいところだなあと思います。頼られて嬉しいみたいな心理もありそうではあるんですけどね。</p>
<p>しかし今回のいちごフェス。まさかハンドメイド作品の即売会が開かれていたり、しかもそこに明戸先生が参加していたりと、ほんと素晴しいな。ふたりは引きあう運命にあるのでしょうか! でもって星畑にシュシュを褒められて一気に饒舌に語りだす明戸! 素晴しいな。もう大好きです。</p>
<p>古岩、明戸のいちごのシュシュ、星畑のために選んでみせるのですね。じゃあ黄色という、そこにきちんと理由があるところ、そこに彼の気持ちのちゃんと乗ってくるところ、とてもよかった。そして古岩のことが好きになっている星畑。古岩は気づいてなかったんですけど、良倉はしっかりわかっちゃってたようで、そして星畑から相談受けて完全に両思い確定して!</p>
<p>ほんと、良倉と生徒たちのこういう関係性。すごくいいと思います。きっと良倉、いい先生なんですよ。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J0EM3IO/kototone-22">まんがタイム</a>』第44巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-60230382439286377712024-03-08T22:47:00.002+09:002024-03-08T22:52:47.727+09:00『まんがタイムきらら』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61lECBeu7wL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px;" />『まんがタイムきらら』2024年4月号、発売されました。表紙は『けいおん!Shuffle』。満開の桜の下、満面の笑顔を見せる紫です。明るくやわらいだ日の光はあたたかみ感じさせてくれて、ああもう春ですね。春のはなやぎに負けない紫のはなやかさ。風に吹かれ顔にかからんとする髪を手で軽くおさえるその姿に、桜を背負って負けず、調和してよりいっそうに際だつ美しさもまた! はっとさせられてしまいます。</p>
<div class="fullpost">
<p>今月は新規ゲストが3本です。</p>
<h4>『ミルキィリリー・ビビッドハニー』</h4>
<p>保育園の頃の思い出。ふたりの女の子、千愛と葉は指輪を交わし結婚したというのですが、すぐさま破談、そのまま疎遠になってしまっていたのが、高校で再会を果たしたものの言葉を交わすこともできずにもやもやとした気持ちを抱えてしまっている。</p>
<p>そんな千愛が、葉を求めるあまり取り出した思い出の手作りの指輪。それを抱いて葉とふたたび親密になることを願ったら、身体に異変が!? 葉のことしか考えられなくなってしまい、その気持ちに背を押されるようにして葉と遊んだ公園に向かってみれば、そこには葉の姿。</p>
<p>互いに求めあうふたりが近づこうとしたその時に現れたのが、ルリと名乗る謎の少女。愛欲の悪魔、ルリエッタ・リュクスール・ディアギトスがふたりのとりおこなってしまった儀式に呼応して、呪い? いや、愛の刻印をふたりの身体に刻んでしまったというのです。</p>
<p>しかし、これ重要なのは、千愛がやったようなこと、指輪に願いを託したこと、葉も同じようにしていたということですよね。放っておいても両思い。そんなふたりを、悪魔ルリはさらに発情させてより強固に結びつけようとするのですか! このふたり、どんなことになっちゃうんでしょうね。</p>
<h4>『インベーダーニャンべーダー』</h4>
<p>事故で命を落とした黒島よぞら。生前親切にしていた猫からの好意で、命をもらい生き返ることができました。ああ、猫にはここのつの命があるっていいますもんね、と思ったら違った! 猫と思っていたのは、猫の姿をした異星人、クロノス星人だったというのですか。すなわちこれはウルトラマン的な展開で、かくしてよぞらは人にして猫耳、猫しっぽ、クロノスの思念体つきの女子高生となったのでした。</p>
<p>しかし、よぞら、まるでふわふわとした女の子で、クロノスの話、ちっとも聞いてないわ、たとえ話を文字どおり鵜呑みにするわで、クロノスも弱っています。でもなんだかいい感じに状況は推移して、そしてお昼を一緒に食べる友達がいないよぞらの前に、暗黒異星人クロノス星人を追うふたり目の猫耳少女、白石ひかるが現れる!</p>
<p>監視対象となったよぞら。明日からは、ひかると一緒にお昼ですよ!</p>
<h4>『ハルちゃんのごはん』</h4>
<p>おばあちゃんを亡くした春風。遺言と割烹着を残されて、なにゆえ割烹着と思ったら、ちゃんと料理をしなさいとのおいいつけ。簡単な料理しかできないハルのために、小町おばあちゃん直伝のレシピ、いやさ献立集も残されて、こうしてハルは料理に挑戦することとなったのでした。</p>
<p>しかし、おばあちゃん、ハイカラですね。ハルの最初の挑戦はポトフですよ。フランスの家庭料理、だけどおばあちゃんレシピだと大根とか入ってくる。フランスだと大根じゃなくカブとかなのかな? ハルはおばあちゃん流と割り切ってますけど、こういう日本の家庭料理風にアレンジされるのは好印象。まさに生活に根差したレシピといった感じがします。</p>
<p>知らない材料、ハーブのたぐいを購入し、白ワインは未成年だから買えないと困っていたら、お友だちのお母さんが助けてくれました。そしてがんばるハルの調理風景。慣れないながらも割にうまくやりまして、そして思い出される生前の祖母との会話。ああ、この子にとっての料理はありし日の祖母を偲ぶ、そんな機会となりそうですね。</p>
<p>はじめてのポトフは妹たちにも大好評。ほのぼのお料理漫画。悪くない感触でした。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00HUWUATM/kototone-22">まんがタイムきらら</a>』第22巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-5072942619365102702024-03-07T22:36:00.002+09:002024-03-07T22:50:09.154+09:00『まんがタイム』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61UCsFU0mbL.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; height: 160px" />『まんがタイム』2024年4月号、発売されました。表紙は『大家さんは思春期!』。苺狩りですね、口もとに苺をはこびパクリと一口食べたところのチエちゃんの笑顔に、苺の甘ずっぱいおいしさが見てとれるようですよ。苺を食べているのは『おとぼけ部長代理』もそうですね。『まほろば小町ハルヒノさん』はイチゴのクレープを食べてるのですが、このクレープ、やたらとパンパンでは!? そして『秘密のお姉さん養成ノート』蛍は全身苺コーデです! ほんと、こういうのが似合うのも蛍の素敵お姉さんたるゆえんですね。</p>
<div class="fullpost">
<p>今月は新規ゲストが1本です。</p>
<h4>『ギャルはキンツリ男児が好き』</h4>
<p>パンチラで好きな男の気を引こうとしている女子、海野恋虎。ところが肝心の男子は釣りに、魚に一心不乱で、パンツなんか気にしちゃいねえ。その男子、瀬戸熊元気は釣り同好会会長。同好会会員のココと一緒に釣りにきているのですが、ココくんは女子の下着に一喜一憂しない元気会長をむしろ好ましく思うべきでは?</p>
<p>さて、今回はサビキ釣りでアジを狙います。アミエビをカゴに入れてアジを誘き寄せるのですが、このアミエビがまあ臭い。これを食べた魚を食べるのかと気落ちしているココが面白かったです。内臓はとるから平気よ?</p>
<p>あの手この手で元気にアプローチしようとするココですが、釣り優先の元気にはまるで通用しないの、面白かったし好感持てましたよ。ただ元気少年、女子相手に言葉は選んだほうがよいよね!? でもって釣った魚をその場で調理、アジのなめろうを作るのですが、元気の手際とてもよく、こうした描写もまたこの漫画の魅力になっていたと思います。</p>
<p>男女の恋愛の機微あれど、釣りの楽しさ、料理の面白さ。そうしたところに光をあてるの、いい塩梅、いい感触でした。</p>
<h4>『跳べないウサギと神の島』</h4>
<p>物憂げな表情を見せるリンコ。なにごとかと思ったら、なんとこづかいの残りが足りなくて、お好み焼きかラーメンか選ばないといけないという。ほんとなら両方食べたい、ってわんぱくだな!</p>
<p>そんなリンコに連れられて島のあちこちを見てまわる怜音くん。まずはお好み焼き屋で腹ごしらえするのですが、ここでツケ払いしようとするリンコを見越して、母織子から禁止令が発布されているという。ツケがたまっとるのか、そいつはいけねえなあリンコくん。</p>
<p>お好み焼き屋のあとは島の子の聖地神田商店にいくのですが、そのいく先々でのリンコの傍若無人! いやもう、逆にお店の人との関係の近さを感じられはするのですが、この性格、母譲りなのか。こうした端々もまた面白かったです。</p>
<p>こづかいのないリンコのために、アイスをふたりでわけていっぷく。この仲むつまじい様子を遠くから見る少女がひとり。ああ、これは波乱の予感ですか!? いやもう、リンコさん、罪なお人です。</p>
<h4>『お天気お姉さんの晴れ舞台』</h4>
<p>牧がなんだか悩んでいます。なにかと思ったら、気象予報士の沖友さんが、自分たちの事務所に琴音を引き入れたいという。琴音なら在京局のキャスターも夢ではない。高く買ってもらってるのはいいのだけれど、その反面自分が琴音になにもしてあげられないことを気に病む牧なのですね。</p>
<p>しかし琴音はいかなる選択をするのだろう。好きな広島、気のあう仲間たちを選び移籍話を断るのか、あるいはさらなる飛躍を求め移籍することとなるのか。</p>
<p>悩む琴音の背を押したのは、おばあちゃんの言葉だったんですね。かくして選んだ琴音は、牧に離れがたいといいつつも、さらなる可能性を開くべく旅立っていくのですね。</p>
<p>ということで次回最終回。ああ、この漫画もついに終わってしまう。琴音の選択が導く結末、楽しみにしたく思います。</p>
<h4>『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』</h4>
<p>追加戦士が登場ですよ! 演じるのは小原マナ。新戦士ベルクとして撮影に加わることになるのですが、ややこしいことにベルクは男性、王子様というのですね。いやなにがややこしいって、戦隊の紅一点、チナを演じている相葉ミロは男の子。ほんと、なんだろう、ちびっ子たちの指向に影響与えそうなキャスティングですね。いいぞ、もっとやってほしい。</p>
<p>しかし、マナさん、素晴しく凛々しい出で立ちで、これは魅力的ですよ。ベルクのときの凛々しさ涼やかさと、マナ本人のやわらかくほころぶ雰囲気の好対照。慣れない撮影で緊張したり、失敗しそうになったり、それを皆でリカバーしていくという現場の空気にも助けられ、と思ったら、転びそうになったところをアツシに助けられ、たっくんのことを思い出しちゃった?</p>
<p>思わぬ恋愛のくすぶりに悪い笑顔浮かべるのがラスボスのまりんでありますよ。</p>
<p>アツシをリナから引き離すためにまりん暗躍す!? いやもう目が離せなくなってきましたね。って、その矢先にワリィナ様、退場しちゃうんですか!?</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00J0EM3IO/kototone-22">まんがタイム</a>』第44巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-16612212241060214002024-03-06T21:31:00.002+09:002024-03-06T21:40:37.888+09:00『押しかけギャルの中村さん』と『その運命は占えない!』<p>楽しみに読んでいた漫画を引き続き読めるよう、新たな習慣化をはかりたい。『まんがタウン』が発売されていたくらいのこのタイミングで読むことにしよう、感想をBlogに書くことで習慣化を促進しよう。というわけで、今月の『押しかけギャルの中村さん』と『その運命は占えない!』。読んでまいりましたよ。というか、ちゃんと更新タイミングを把握しておこう。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『押しかけギャルの中村さん』</h4>
<p>秋山の誕生日回でありましたよ。安く売られていたステーキ肉がきっかけで判明した秋山誕生日。それ聞かされて祝わなきゃ、となるのは中村さんのいいところ。でも急なことだからサプライズもできないっていってますけど、いきなりのことでむしろ中村にとってのサプライズになってましたね。</p>
<p>しかしふたりの関係、ほぼ完成されてるんじゃないですかね。なにが食べたいと中村に問われ、秋山答えてなめこの味噌汁。そのときの表情がですね、ほんとに惚れ込んでる、そんな雰囲気あって、なんだなんだ!? ただならぬものありますよ!? そしてさらに、洋酒のケーキで酔った中村になんでも願いをかなえてあげるといわれてですよ、秋山が願ったことが、また来年もこうして一緒に過ごしていたいというんですよ。</p>
<p>ほんと、ふたりの関係、円熟といっていいような安心感があります。</p>
<p>そして次のエピソードも秋山誕生日回ですよ。今度はバイト先の皆も祝ってくれます、というんですが、最初に後藤が自分の大事にしてる靴を片方あげるという。こ、これって、ふたり一緒に人生を歩んでいこうってメッセージですか!? それってもうプロポーズじゃありませんか! 中村さんにライバル登場だーっ、と思って色めき立ったら、なんと後藤氏の冗談でした。</p>
<p>秋山、結構人気ものですよね。街に出て秋山をオシャレに改造しようとの後藤の誘いで、男ふたり、女4人の大所帯での行動に発展するっていうんですから。なかば秋山はダシだとしても、嫌なやつならそもそも誰もオーケーしないでしょう。秋山の交友関係、しっかり広がってるんですね。</p>
<p>散々秋山で楽しんで解散。その後の中村がよかったんですね。ヘアワックスを贈った。でもそれだけなワケがないと、さらにコートの追いプレゼント。皆より特別じゃないとイヤという言葉に、秋山の一番でありたい気持ちが感じられるようで、ほんとこのふたり、なんでまだつきあってないんだろう。不思議になるほどでした。</p>
<p>かくのごとく、ともに思いあっているふたり。この関係は、いつかどちらかがその気持ちを明確にしたときに一気に変化するのかも知れませんね。いや関係性の本質はなんらかわらぬままかも知れませんけれど。</p>
<h4>『その運命は占えない!』</h4>
<p>うわ、マヤ先生、めちゃくちゃかわいいな! 仲よ、言え、かわいいと言え。でも仲ったら一言もほめる言葉を発さず、それどころか目もあわせやしない。やる気あるのか仲よ! と思ったら、私のかわりにマヤ先生が怒ってくれました。というか、当事者だから当然か、マヤ先生。</p>
<p>しかし今回は仲がよくなかったですよ。マヤのかわいさに照れてるのか、そもそもデートに慣れてないのか、あまりに言葉が少なすぎる。自分のこととは露知らぬマヤ先生が、あれやこれやと働きかけているというのに、それでもろくに反応見せず、しまいには落胆させてしまって、と思ったらここで強引に手を引いちゃうんだ!</p>
<p>慣れてないのはわかる、しょうがない。だから慣れようとしてる。でもマヤにとってはリハーサルのつもりのデートが仲にとってはまさしく本番なわけで、この食い違いがわかっているからこそ応援しよう、発破をかけようという気持ちにもなるわけですが、肝心のマヤ先生はそこのとこわかってないわけだもんなあ。</p>
<p>最後に冷静さ取り戻したマヤが仲に歩みよってみせたところ。ああ、こういう場所が相手の気持ちを動かすこともある。ええ、まさにこのシチュエーションが、あるいは和らいだマヤの雰囲気が、仲にしてついに一歩を踏み出させたようですよ。</p>
<p>ずっと伝えたかった。今日のマヤ先生綺麗だなって。</p>
<p>さあこの言葉を聞かされたマヤ、どう反応を見せるのか。ええ、ここにきてついにボールがマヤにまわりましたね。</p>
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</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-32226082990162170292024-03-05T22:11:00.000+09:002024-03-05T22:22:37.680+09:00『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61mpb5+qkfL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_4.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『のけもののまち』</h4>
<p>ルフナとネルがけんかです。それで出ていくのはネルのほうなんですね。このままほうっていくわけにもいかないと、マキの差し金でるいがルフナのもとに派遣され、延々愚痴をきかされることに。しかしそれがきっかけとなって、ルフナとネルの、ひいてはこの喫茶店の昔話を聞くことができたんですね。</p>
<p>ネルの面倒を見ていたヒトから声をかけられて一緒に暮らすこととなったルフナ。最初、狸ヒトと犬ヒトの子供と思ってたルフナですけど、その犬ヒトこそがネル。ルフナ、狼であることに気づいてなかったのですね。</p>
<p>しかし子供の頃のルフナもネルもすごくかわいくて、とりわけネルですよね。あのほっぺの丸! ちんまりしてにこやかなお子様で、ルフナのしっぽがお気に入り。今とはずいぶん雰囲気が違って、ルフナもいってますけど、育つ過程でいったいなにがあったんでしょう!</p>
<p>そして姉妹のように育ってきたふたりだからこそわかること。飛び出していったネルの行方をちゃんと把握しているルフナの頼もしさと、そしてこうして近しい間柄だからこそ、そんな些細なことでけんかしちゃったともいえるオチ。でもそれでこうしてすぐ仲直りできるのも、またその近しさゆえなのでしょうね。</p>
<h4>『ひよ&びびっと!』</h4>
<p>スカートの丈が短いと指摘を受けるあやもりん。で、そのいいわけがまたすごくて、昨日突然身長が20cm伸びました! ってそんなわけあるかい!</p>
<p>学校内でも伸び伸び動画を撮りまくっているあやもりん。ちょいとやりすぎたか、さすがに放置しておけなくなってきているようなんですね。みたいな話をしていた矢先に、生徒指導の小鳥遊先生を前に泣いているあやもりんを目撃するひよ。これは大変だと、あやもりんファンたちを招集して対策会議を開くんですが、あのひよがこんなにも堂々と指導的立場でカリスマを発揮するだなんて! いやもう、好きという気持ちは偉大なのですね。</p>
<p>そしてあやもりんを守るため行動に移すひよですよ。自分が問題行為をすることで先生の目をあやもりんから引き離す! いや、作戦はいいんだけど先生だけじゃなくあやもりんまで戸惑わせちゃってるじゃん! で、ついに泣いてた理由判明して、ああー、ひよったらまったくの取り越し苦労だったんだ!</p>
<p>あの静かにダメージを受けているひよが、なんだかかわいそうでかわいかったです。</p>
<h4>『うさパン焼いて悪いかよ!』</h4>
<p>うわー、今回は結構な重要回ではありませんか。疲れてぼんやりしていたせいで、うっかり文化祭のクラスの出し物に、可愛い喫茶店を推してしまったハチであります。そしたらすんなり決まってしまって、焦ったのが言い出しっぺのハチですよ。</p>
<p>カワイイもの好きであることを隠していた、つもりになっていたハチ。皆からいろいろ聞かれて荒れちゃって、しかもカワイイもの好きであること、クラスの皆にバレバレだったと発覚、もう手がつけられないほど荒れちゃって、その過程でですね、可愛いもの好きであることをからかわれたかつてのハチの記憶が描かれて、ああ、ハチ、よっぽど傷ついていたんですね。この場面、結構なシリアスを感じました。</p>
<p>でもね、皆は悪くないとわかっていながら荒れるハチに、委員長が渾身の告白。ヘビメタが好き! けれどハチと同じように皆から酷いこといわれて隠してきたんだって、その告白がクラスの皆を動かして和解にいたり、ハチも素直になれたこのやりとり、先生はなにも関与してなかったですけど、本当に感動的で、ハチにとっても大きなできごとだったろうなって思えたのでした。</p>
<p>しかしとばっちりはややですね。もはや定番の被害担当。最後の叫びに、ややの悲しみを見ましたよ。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IP5G3VM/kototone-22">まんがタイムきららキャラット</a>』第20巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-17663082556722403422024-03-04T22:14:00.000+09:002024-03-04T22:25:48.427+09:00『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61mpb5+qkfL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244_2.html">一昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『紡ぐ乙女と大正の月』</h4>
<p>唯月を救うため大正に舞い戻った紡。旭に背を押され向かった先で、あわや火に巻かれようとする唯月を発見。唯月の身につけていた鈴の音に導かれるままに再会を果たして、そしてそのまま旭たちも待つ末延の屋敷へと落ちのびるのですが、ここでかわされたふたりの会話が、互いに互いを求める思いにあふれていて、ああふたりはこうして出会うべくして出会い、再会すべくして再びまみえたのだと強く思わせるものあったのでした。</p>
<p>そして再会するのは大正の世の友人たちも同じです。ここで明かされる紡の秘密。未来からきたということが知らされて、それをそのまま信じてくれるんだ! 本当、紡はいいお友達にめぐまれましたね。しかし今度の大正行きはそう長くなさそうです。薄れる紡の手。紡が未来へ、もとの時代へと帰らんとしていることが予想される状況に、紡と髪飾りの交換をする唯月。これが遠い約束となってついに果たされるラストにいたるまで、引き込まれるようにして一気に読んでしまいました。</p>
<p>この結末を迎えてから、ずっと考えていました。紡の存在は死すべき運命にあった唯月を存命させ、歴史を変えてしまったのだろうか。しかし紡の介入がなければ唯月はあの日銀座にいくことはなく命を落とさなかった可能性が高い。だとしたらもとの歴史に戻ったのか。だとしたらあの写真が伝えようとした思いやいかなるものであったのか。</p>
<p>紡はもとより唯月を救うべく、あの写真に導かれて大正へ降り立ったのだと思う。あの写真の謎は唯月の思い残しが紡を求めたがゆえのものだったのか。いずれにしてもふたりの出会いは果たされ、多くの変化がもたらされ、そして約束は果たされてもふたりの令和の世での再会はならなかった。それが一抹の悲しさ、寂しさをもよおさせるのですが、でもだとしても紡と出会えた唯月はしあわせだったこと間違いなく、思わぬかたちでの唯月の消息を知ることができた紡にしてもそれはきっと同じだったことでありましょう。</p>
<p>わずかばかりビター? いや、まごうことなくしあわせなふたりの物語。胸にじわり広がる思いが後に残るラストでありました。</p>
<h4>『まちカドまぞく』</h4>
<p>いやいや予想もしない展開きちゃったな。佐田杏里ちゃん。初期からいるシャミ子のクラスメイト。その子のおうちのお肉屋さん。失われたレシピを取り戻すため、シャミ子が杏里の夢に潜ります。というのですが、友達の夢に潜るだけのはずなのに小倉しおんがやたら警戒している。桃の介入を避け、そしてレシピの回収がすんだらすぐさま戻ってくるように。</p>
<p>けど、シャミ子、ぬかりましたね。夢の中の小さな杏里に導かれるままにコロッケのレシピにたどりついたところまではよかったけれど、しおんにいわれたままそのまま戻ってくればよかったのに、思い出の写真? いろいろ深掘りしはじめたもんだから、もういけない。</p>
<p>いえね、杏里もいろいろおかしかったしょう? だからそれなりの謎や秘密があるんだろうなくらいは思っていたんですけど、まさかそんなバックグラウンド持ってるの!? レベルのものが飛び出してきまして、というかあの肉挽き器のくだり、めちゃくちゃ怖いぞ!</p>
<p>ほんと、佐田家が抱えている謎、これはまだまだ続きそうですね。しおんの望まなかった展開。これを乗り越えることでシャミ子のさらなるレベルアップが見込めるけれど、なにか覗いてはいけなかったものを覗いたようにも思わされるこの一連の描写の先に、またしおんの望まなかった桃の介入も?</p>
<p>本当、読めない展開、思いもしない結末に向かいそうな予感にうちふるえる思いです。</p>
<h4>『ずんだもんTV』</h4>
<p>ずん子たちの通う学校、おどろきのザルなんですけど! このところ、ずん子にかまってもらえないと不満たらたらのずんだもんがですよ、きりたんに化けてふるさと女学院に潜入します! というんだけど、そんな変装で本当に大丈夫なの!? だって頭に包丁2本ですよ? こんなの八つ墓村のプロローグじゃない! と思ったけど、ああほんとだ、きりたん、頭に包丁つけてるね!?</p>
<p>しかしこのずんだもん、よっぽど変装に自信があったのか、学校内でやりたい放題。すべての罪はきりたんに、とまで考えていたわけでもなさそうですが、きりたんのツケ払いで買い物しようとするし、さらには包丁を振り回してみたりと、完全に不審者の動きですよ。実際これで追われる身となるんですが、まさかこの罪すべてが本当にきりたんにおっかぶせられるだなんて!</p>
<p>どれほどにちょろいのか、この学校! 心配になるほどでしたよ。</p>
<p>さて、問題はずん子とずんだもんの関係です。ずんだもんとの仲違いに心を痛めるずん子ですが、それはずんだもんも明日からこの学校に通えるよう尽力してたからだっていうんですが、明日から!? いや、そんな急に! いきなり明日から学校通いなさいっていわれても困るよ! と思ったけど、それ聞かされてずんだもん感涙! ずん子とも見事に和解。うん、ふたりがいいならオッケーですね!</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IP5G3VM/kototone-22">まんがタイムきららキャラット</a>』第20巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-76203321629885146222024-03-03T21:29:00.002+09:002024-03-03T21:31:19.684+09:00『まんがホーム』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/813AhGeczsL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがホーム』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/03/20244.html">一昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『ガチ恋カウント2.9』</h4>
<p>リコと一緒にいるところをダテン、ケルビィ両選手に目撃されてしまった芽生子。ああ、ついにメイデンであることをリコに知られてしまうのか!? と思いきや、なにか事情があるのではと気を使ってもらって無事にやりすごすことができました!</p>
<p>これ、よかったのかな? ここで素性がバレた方が、あとあといろいろスムーズだったりしたのではないか。いや、ここで相当ややこしいことになったりした可能性の方が高い? ともあれ、メイデンについてはこのアクシデントがよい方向に働いたのは確かで、これまで距離を感じていたダテン、ケルビィに思うところを素直に話すことができて、その距離がばっちり縮まったんですから、リコ、ナイスアシストでしたよ、本人はなんも知りませんけど。</p>
<p>そしてこの交流は次の試合で見事に発揮されて、かつては見られなかったスリープラトン。新境地にいたったメイデン、ダテン、ケルビィが華麗なコンビネーションを決めて見せて、ああ、リコの存在が周囲に働きかけるこうした効用、これがまた面白い! いや、リコはなんも知らんのですけど。</p>
<p>そして次なるシチュエーション。ヴィ・ド・シュバリエの霧島琥珀と伊集院瑠璃が登場、練習生に声をかけてきて、さらなる試練がリコたちに課せられる!? ええ、さらなる成長に期待ですね。</p>
<h4>『カワイイだけでは飼えません ~さくらば動物病院カルテ~』</h4>
<p>今回は高齢猫さんが入院です。摘便、浣腸してから点滴というのですが、そうかあ排便困難があるんですね。こうなると、いろいろつらそう。実際今回の描写でも、浣腸で大きな叫び声あげて激怒。そこからの排便でもつらそうな声を出して、それだけにキョウスケの気づかい、それが沁みたのかも知れませんね。</p>
<p>しかしこの老猫吉さん。キョウスケより年上なのにもびっくりですが、先生やくまちゃんの駆け出し時代を知ってるんですね。なめられたり逃げられたり、さらには猫パンチくらわされたりと、大変な苦労があったみたい。でも、老いには勝てず今はもうそこまで暴れられない。それを悔やみながらも、スタッフの成長、その実力を評価してるの、貫禄でありました。</p>
<p>その吉さんと飼い主のきずな。互いに老いながらも、ともに長生きしようというその気持ちがいいなって思わされて、ええ、本当、吉さんには長生きしてまた元気な姿を見せてほしいと思う。そんなエピソードでした。</p>
<h4>『うちの秘書さま』</h4>
<p>わあ、扉の七瀬さん、めっちゃかっこいいね。と思ったら、本編はしょっぱなからナンセンスな導入ですよ。でっかいプレゼントボックスに入って母がやってくる。ホワイトデーのプレゼントだというのですが、はじめにはゲーム機ですって! もう喜んじゃって……、でもこれがほしくばプレゼント配るの手伝えと。それで会社まで連れていかれるんですね。</p>
<p>会社での様子がほんとおかしかった。即戦力外になる母。不審者扱いされるはじめ。不良社員との遭遇あれば、おばちゃんに歓待されるはじめなどなど。でもつきあいづらかったりする相手よりもまだいいんじゃないでしょうか。なんなら手伝ってもらったらよかったのに!</p>
<p>はじめはこういう人好きするところがいいんだと思う。おばちゃんとかからたいそう好かれそうですよね。ええ、しっかりかわいがられるといいのです。</p>
<h4>『歌詠みもみじ』</h4>
<p>最高やった。もみじの家庭教師、花見咲子が病に倒れ、それを見舞うもみじ、そしてお邪魔虫千恵。咲子ともみじをふたりきりにしてなるものかと、完全防備で介入してきたというのですか。</p>
<p>でも風邪の見舞いにマスクして手袋して、アクリル板で防御してと、それ正しいけど、どうせなら咲子にマスクしてもらわなきゃ! しかし千恵も、普通の友達の領域から踏み出さんとしていることがありありと見てとれて、私としては咲子を応援すべきか、千恵を応援すべきか、痛く迷うところなのでありますが、そこでまさかの千恵×咲子という天啓が!</p>
<p>ああ、なんという素敵な三角関係。もうこのまま三人で仲を深めるのがいいのです。</p>
<p>ラストの体調を崩した千恵。回復しつつもまだ本調子じゃない咲子、ふたりがもみじを求めるその切なさに、もみじも発熱! 三人ともに床に伏すという展開。ああ、さらなる追い百合はありませんでした。残念です。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ISB0Q8E/kototone-22">まんがホーム</a>』第38巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-2281015042402242282024-03-02T23:07:00.002+09:002024-03-02T23:26:08.042+09:00『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61mpb5+qkfL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/02/20244_29.html">一昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『mono』</h4>
<p>山梨パンの動画撮影が続きます。今回は早朝からパン屋めぐりをして、買い集めたパンを持って笛吹八代公園にて撮影。</p>
<p>で、この撮影風景なんですけど、基本的にパンがどんどんどんと紹介されてその説明と感想がずらずらずらとくる、どちらかというと代わり映えしない構成の連続なんですけど、これだけパンを見せられると食べたくなってくる、面白さよりも食欲方面に働きかけてくる、そんなおそろしいシリーズとなっています。</p>
<p>今回はとりわけさか田のクロワッサン生地シリーズに心ひかれて、これ、ほんとにこういうパンを出してるお店があるんですかい!? でボーノのクリームパン、猪俣のあの顔でとどめを刺してくる構成。いや、どんだけうまいねん。</p>
<p>でもこういう、惣菜パンでいいんでしょうか、おいしいですよね。ほんと、こんだけ見せられるばかりで食べられないの、つらいものありますよ。</p>
<h4>『魔法少女は羞恥心で強くなる』</h4>
<p>魔法少女の対決、勝利すると皆の記憶から消えるんだ。だったら恥ずかしがらず、勝ちに邁進するのが正解ですよね、といいたいけれど、恥ずかしがらないと強みが発揮されないんでした。なかなかに難しいシステムだな、ここの魔法少女。</p>
<p>氷雨先輩と真侑、放課後一緒に出掛けます。それはいいんだけど、先輩、普段着からいろいろぶっとんでるんですね。羞恥心がなくなってしまったから、恥ずかしさの基準、常識のラインがわからなくなったというんですけど、それにしてもじゃない!?</p>
<p>そして魔法少女が必要とされる状況について説明されて、まあ真侑はまるで聞いちゃあいないんですが、それでも向こうからやってきたらしかたない。敵性存在ノクタンが登場して、真侑に一撃。羞恥心を失わせるというんですが、なるほど服を破って恥ずかしさへの耐性をつけさせる算段! と思ったら、貝殻ビキニ先輩のサポートで真侑のパワーがさらに増幅!?</p>
<p>これって、羞恥心にプラスして恋心が、あるいは百合パワー? なんか知らんけどが乗算されるんでしょうか。しかしいずれにしても、この状況、真侑にとっては先輩とよりお近づきになれるチャンスなんでしょうか、望ましくないアンラッキーなんでしょうか。どうも今回ラストを見るに、前者っぽい方向に傾きはじめていますね。</p>
<h4>『このままモブじゃ終われない!』</h4>
<p>漫画の資料に使いたいから卒業アルバムを見たい。コモナがいうんですけど、自分のは? と思ったら、ああ、即燃やしたんだ。わかるー。で、しかたないからピコのアルバムを見にいくことになるんですけど、これ、人間のキリコも招いてよかったものなの!?</p>
<p>ピコの秘密、好きな漫画キャラで山盛りの部屋はまあいいとして、サキュバス界の高校卒アルよ!? 秘密かなんかがバレてまずいことになったりはしませんの? いや、ほらー、速攻表紙に書かれた淫乱の文字にキリコが混乱してるじゃありませんか。からの生徒同志がキスしてる写真が普通に載ってたり、さらには突然ピコが話し出すキスの授業の思い出話により、いっそう深まる混乱!</p>
<p>いやもう、いいのか、キリコにこんな世界の秘密みたいなの知らせちゃって大丈夫なのか!?</p>
<p>と思ったら、さらに怖ろしいもの出てきて、アルバムのフリースペースに乳首をスタンプするのがはやってたって、狂ってる! キリコの下品すぎるとの寸評、まさしくそのとおりで、いやもうね、あまりに違いすぎる常識にうちひしがれるキリコと、ここにきてまさかのチャンスをふいにしていたと知ったコモナの大ダメージ。</p>
<p>ほんと、この卒アル顛末よかったのか。漫画の資料集めのはずが、むしろ進行遅らせてしまうことになっちまいましたよ。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IP5G3VM/kototone-22">まんがタイムきららキャラット</a>』第20巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-3762050802289145542024-03-01T22:22:00.002+09:002024-03-01T22:35:10.294+09:00『まんがホーム』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/813AhGeczsL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0;" />『まんがホーム』2024年4月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』。春、暖かくなってきて外出が気持ちいい。ということで、ハイキングでありますね。背にリュック、手に水筒持って歩くらいかのさわやかさ。春めいた空気も感じられるようです。『独りじゃない一人暮らし』はお弁当を広げているところ、『孔明のヨメ。』は植物図鑑を手に、花の名前を調べているところですね。そして『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』は、ランチバスケット手にして上目遣いの音瀬。ええ、とてもカワイイです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『孔明のヨメ。』</h4>
<p>赤壁という一大イベントが終了。ああ、これで一息つくのかと思ったら、今回はもう次の動きを予感させるいわばブリッジとしてのエピソード。息つく暇もないとはこのことか!</p>
<p>劉備サイドは戦勝を祝い宴を開いて、皆をねぎらっている。まさしく一息ついた状態なのですが、けれどまだまだ戦い足りない将軍たちは、次の戦を求めている。となるとここは孔明に期待が集まるわけで、そして期待に応えて策を出す孔明がまたすごいんですね。</p>
<p>問題は呉の側といえるでしょう。戦を終えて落ち着き状況を把握しはじめた周瑜が気づくんです。劉備軍のつけいる隙はないと思っていたのに、いざ開戦すると加勢があり無下にできる状況ではなくなっていた。どれもこれも孔明の策あってのことか。自分は踊らされただけなのか。</p>
<p>その思いがさらなる曹操追撃に駆り立てて、これも孔明の思う壷? あるいは!?</p>
<p>本当、この様々な陣営、人の思いの交錯する様。読み手の私が翻弄されるようですよ。</p>
<h4>『スナックあけみでしかられて』</h4>
<p>あけみさんのぬいぐるみを作るという乃里ちゃんですよ。素体は普通に売ってる。それをデコレーションしてカスタマイズするというんですけど、目は自分で描くのか。これ、絵心ないと似ないやつじゃないですか! ほんと、よほど好きが高じないと難しいやつです。かつ、要観察眼でありましょうか。あのあけみさんを見つめる乃里ちゃんの圧、すさまじかったです。</p>
<p>それだけによくできたあけみぬい。で、そこに自分のぬいも添えるところ。ほんと、これ可愛い試みですよね。そうかあ、最近はこんな楽しみもあるんですね。</p>
<h4>『はなまるゲーセン飯』</h4>
<p>新しくできたショッピングモールにきたあがいん面々。園香と田貫の目的は、モール内のゲームセンター視察なのでありますが、というのもあがいん店長園香の父が、ゲーセン見にいきたいと強く所望したものの、仕事があるから視察を断念。その代わりに娘とその友人にして常連が派遣されたというわけなのですね。</p>
<p>でも若者たちの楽しみはゲームだけじゃありません。樺恋の好みにしたがい服屋にていろいろ試着をしてみたりしましてね、そうしたら服が高い! こんだけあったらどんだけゲームできることか、って、いやまあ気持ちはわかる。ゲーム好きはクレジット換算するし、音楽好きはCD換算するし、それぞれ好きなものの単価が基準になりますよね。</p>
<p>でも、それでもお着替え園香は可愛かった。ほんと、田貫よ、可愛いと声に出していうんだ。はやくいうんだ。なぜいわないんだ。</p>
<p>そしてゲームセンターではクレーンゲーム。1プレイ5円とかあるの!? ほんと、驚きの価格ですが、クレーン操作を心ゆくまで楽しんで、さらにはVRやフードコートと、こうして一日楽しめるのが大型モールのいいところですよね。</p>
<p>さて、巨大なライバルが出現したあがいん。なんとかお客を呼びたいなあ、などなど、園香の思案に新たな試み? いろんなチャレンジがなんだかはじまっていくっぽいですか? まずは園香にまかされる大役っての気になりますね。お姫様になるのかな?</p>
<h4>『こんなにカワイイ音瀬くんが女の子のはずがない』</h4>
<p>いろいろ動きがありました。テレビの取材で伸びる集客。プロのメイクさんが入って、いつもの3割増しで可愛くなった音瀬です。とはいえ、自分はいつものが好きかなあ。そして橘が呼び出されて、森川との話し合いがはじまります。</p>
<p>というか、これ森川にとっては処刑といえるような状況だったのでは!? 橘に思いを寄せる森川だけど、橘にとってはまったくの興味の対象外。いったいなにが足りないのか、劣ってるのかと問えば、お前は音瀬じゃないと、まったくの根本から思い違いをしていたと思い知らされて、ああもう悲しいなあ。この思わせぶりなことをいわないの、橘の優しさだったりするのでしょうか。あるいはただの無神経なんだけど、この人に関してはわからんなあ。</p>
<p>森川の努力を知ってくれていた。それこそが森川にとっての救いであったでしょうか。それだけに破れても気持ちはすっきりとして、ああ、だからこそというべきでしょうか、長瀬がそばにいてくれたのがよかったと思える顛末でした。</p>
<p>そして今度は音瀬に試練ですか!? なんと、音瀬の素顔がネットに流出。ヤバい! 有名になるとこんなこともあるのか。踊り子に触れてはいけません! プライベートに踏み込む、そんな無粋がなされまして、こちらはどんな決着を見ることになるんでしょうね。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00ISB0Q8E/kototone-22">まんがホーム</a>』第38巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-52049627839150154122024-02-29T22:58:00.002+09:002024-02-29T23:06:47.963+09:00『まんがタイムオリジナル』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/A1fUhzh8nbL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムオリジナル』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/02/20244_27.html">一昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『となりのフィギュア原型師』</h4>
<p>今回の話、めちゃくちゃいいですね。仕事に悩む倉田と、それをはげます同志桐山のお話。あるいは、世代の違いが引き起こす不和とでもいったらいいのでしょうか。商品であるフィギュアのクオリティを重視し厳しいリテイクを繰り出す倉田に対し、あからさまに抵抗してくる若手原型師。</p>
<p>ここにきて、桐山がいった、まともに全部やるの自分くらいという言葉が効いてくるのですね。桐山の工房メンバーは素直に聞いてくれても、皆が皆そうではない。とりわけ、まだ鼻っ柱を折られていないプライド高い若手ともなると特に。という話。</p>
<p>ここで悩んだ倉田に、同期桐山がこれまた見事に的確なアドバイスをして見せて、ここすごいですよね、さすがに独り立ちして工房切り盛りしてるだけあるわという視野の広さ、確かな視座を見せつけて、今の自分のことも、昔の自分たちのことも、ずっと冷静に見通している。</p>
<p>いやもう、今回は工房リーダーの頼りになる様、これでもかと思い知りました。また桐山と倉田、ふたりのともに歩み深めてきた絆ともいえる関係も、また知ることができたと思いました。</p>
<h4>『アイドルはお忍びCHU♡』</h4>
<p>雑誌の撮影に臨む一花と芙蓉。一花は慣れたものなのですが、芙蓉はもう緊張しちゃってまして、というかまだ大勢に取り囲まれる状況というのが不安な模様。もし襲撃などあったら! とか思っちゃうあたり、この時代に適応してきているようでいて、まだまだ戦のあった時代の空気をまとわせているんですね。</p>
<p>しかし笑顔ふりまく一花と、かたい表情見せる芙蓉のコントラスト。これ、見ようによればやわらかにほころぶ一花と、クールに感情おさえる芙蓉といったように、ユニットとしての演出のようにも見えてきますよね。</p>
<p>こうして終えた写真撮影。すっかりくたびれ果てた芙蓉ですけど、おみやげに持たされた羊羹に興奮してみたりね、こうしたところ面白くって、そして東京からの帰りに寄った弁当売り場での驚き。この現代日本を知っていく芙蓉の様子。驚いたりほっとしたりが、本当にチャーミングなんですね。</p>
<h4>『おだまき君の道草ごはん』</h4>
<p>どうしても苧環には勝てないと思い知る小麦。あまりのことに発熱しちゃったというのですが、お見舞いにきてくれた苧環とのやり取りが本当に素敵でしてね、小麦の体調を気づかう苧環の差し入れあれば、またどうしても勝たせてくれない苧環に対する小麦の素直な感謝の気持ち。</p>
<p>ああ、小麦、いい子だなあ。自分の先に立ち続ける苧環を、邪魔だとか、不愉快だとか、そんなこと思いやしない。自分を高め、引き上げてくれる、そんな存在と認識していて、そしてその感謝の言葉を聞かされた苧環の胸中に思い出される過去の悲しいできごと。</p>
<p>ああ、小麦がついに苧環の心に触れたんですね。苧環を知り、理解することができた、そんな小麦に苧環が告げようとしたのはなにか!?</p>
<p>いやあ、小麦のパパさんに邪魔されてしまいましたけど、本当、このふたりの関係に、今こそ決定的な進展の瞬間が迫ってきている、そんな局面であります。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IOCKKRE/kototone-22">まんがタイムオリジナル</a>』第43巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-43455517781135781862024-02-28T22:05:00.002+09:002024-02-28T22:18:28.364+09:00『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61mpb5+qkfL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0;" />『まんがタイムきららキャラット』2024年4月号、発売されました。表紙は『ひだまりスケッチ』。ゆのと宮子が桜の下で一緒にピース。このふたりの寄り添う姿。仲のよさ、それ以上にも感じさせる心を許した関係を思わせてくれる、実にいい表紙であります。そしてそこに祝連載20周年の文字! そうかあ、そんなにもなるんですね。ふたりがピースをしているの、ただ写真に映る時の定番ポーズだからってわけじゃなく、20周年を意味する2だったりするわけですね。</p>
<div class="fullpost">
<p>今月は新規ゲストが1本です。</p>
<h4>『はるか咲きそふ、刻どきの』</h4>
<p>東京から尾道に居を移した朝日奈悠季。親類の家にお世話になって、尾道で高校生活を送るというのですが、なぜ東京を出て尾道へ? というと、オートマトンが普通になったこの時代、どこか窮屈さを感じるようになった都会を出て、人間味のある社会、田舎で暮らしたいと思うにいたったというのです。</p>
<p>しかし尾道にもオートマトンが存在する。駅まで出迎えにきてくれていた金髪美少女。ずっと一緒に歩いてきて、そして言葉もかわしてきて、それでも気づかなかった。この子こそが最新のオートマトン。</p>
<p>従妹の朝海とオートマトンと一緒の尾道での暮らしがはじまります。この町で悠季が出会い知っていくこと。その広がりが楽しみです。</p>
<h4>『恋する小惑星』</h4>
<p>堂平天文台での小惑星探し。いよいよスタートすることとなったのですが、サポートしてくれる大学生組の手厚さ、光りますよね! からの、石垣とはまた違う機材ゆえ生じる予期しなかったトラブルに、いろいろ考え再度チャレンジしていくトライ&エラーの様子など、まさしく実地で経験し試して結果に向かっていく、そうした空気が感じとれて、本当にわくわくさせられるものありました。</p>
<p>石垣島よりも暗い望遠鏡のため、露光時間を伸ばしてみたものの、それでは小惑星が伸びて写ってしまう。はたしてそれでよいものか、正解がわからず悩みはじめるみらにあおなのですが、そこに頼もしいゲストが登場。日本スペースガード協会の浦沢さん! この新しいチャレンジに興味を持って、見学にきてくださったというのですね。</p>
<p>かくして観測に頼もしい助っ人が得られて、この方から得られる助言ははたしていかなる結果に繋がるか!? 本当、このチャレンジ、わくわくさせられっぱなしなのであります。</p>
<h4>『ごきげんよう、一局いかが?』</h4>
<p>千星と冴、ふたりが主役の演劇、いよいよ開幕です。</p>
<p>その登場から歓声を浴びる千星はさすがの一言なのですが、千星演じるお嬢様ティセが出会う目の見えない青年。ふたりの交流と深まってゆく思いが、現実の千星をも釣り込んでしまうというまさかの展開に、ああ、この演劇こそは冴×千星の具現ですのね!? と色めき立つものあったりなんぞしまして、そして劇も終わり、満場の拍手歓声の中、ふたたび現れるは抱きあう冴と千星でありますよ!</p>
<p>いやもう、劇もさることながら、現実のこのふたりの様子もまた素晴しいのではないでしょうか。劇でよし、劇をはなれたふたりがまたよし。ダブルでよしといえる、そんな一幕でありました。</p>
<p>午後の部も無事に終えて気楽になった冴。肩の荷もおりた、これでまた麻雀もできると、気持ち緩めたところに、まさかの純礼からかっこよかったのにとの言葉がぽつりと! そして冴自身の人気も爆上がりして、サウザンドスタースタンプラリーに加えノースプリンススタンプラリーの企画まで!?</p>
<p>いやもう、なぜ冴さんお受けなさらなかったの!? ともあれ千星と冴は、ナイスカップルとして学園でも語り継がれることになるのでしょうね。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IP5G3VM/kototone-22">まんがタイムきららキャラット</a>』第20巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-70996443725325876862024-02-27T21:58:00.002+09:002024-02-27T22:20:01.097+09:00『まんがタイムオリジナル』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/A1fUhzh8nbL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0;" />『まんがタイムオリジナル』2024年4月号、発売されました。表紙は『小森さんは断れない!』。溌剌と登場してきたしゅりですよ。またここに、掲載12周年の文字も踊って、ああ、もうそんな長期連載に! 干支が一周してますね。本当、すごいことだと思います。他には『年下の酒先輩が可愛い』美山が先輩という名の日本酒持ってる様子に、『アイドルはお忍びCHU♡』一花と芙蓉のステージ、いや芙蓉、鎖鎌とか持ってませんか!? のカットもございます。</p>
<div class="fullpost">
<p>今月は新連載が3本です。</p>
<h4>『ムクカノ:無垢で無口な職人彼女と、静かでにぎやかなふたり暮らし』</h4>
<p>細海賢太と清森椎奈の、ほのぼの同棲生活を描いたこの漫画。彼女さん、椎奈のとにかく無口で素朴な感じが好印象。彼氏の賢太も、もの静かで、中性的で、こちらも好感持てるタイプ。このふたりの、多く言葉に頼らない交流と、そして椎奈のちょっと不思議な感じ。たまらん人にはたまらん感じの漫画でしょう。ええ、これ、たまらんものありますね。</p>
<p>初回は、椎奈作なの? 不思議な面が登場して、賢太からのお返しの小さなブロック人形キーホルダー。それを気に入った椎奈の表情、抜群で、そこからの攻防の果てに生じたこと!</p>
<p>ええ、無垢で無口なのは彼氏さんもまた同じ模様。このふたりのほのぼの生活、ちょっと癖になりそうですね。</p>
<h4>『沖浪荘202号の漫研部』</h4>
<p>実家住まいから社宅へと引っ越しした稲敷甲。なんらかの理由で実家を出たらしいのだけど、現時点ではそれは秘密。ただわかっていることは、この社宅にて女性に囲まれ漫画を描くことになるという未来。</p>
<p>はたしていったいなにがあったというのでしょう。この女性だらけの漫画生活におちいるまで、1週間だっていうんですよ? まずは出会いなのでしょう。隣室の霞ヶ浦つくしと出会い、少々交流を深めたその先に、かつて漫画を描いていた秘密を知られてしまう。これが、これが実家を出た理由なのか、稲敷さん。</p>
<p>ともあれ、どうやらこれが稲敷の運の尽き? なぜかはわからないものの、霞ヶ浦の求めに応じて漫画を描くことに? はたしてその漫画のジャンルやいかなるものなのでしょうか。とりあえずはこの先待ちですね。いったいなにが起こるのか。楽しみにしていますよ。</p>
<h4>『かつては最強無敵の勇者様~姫には内緒のレベルダウン生活~』</h4>
<p>この人の描くヒロインは可愛いなあ。見開き扉に見るだけでも、気になるキャラクターが幾人もあって、今後、十郎太ならぬジュロータにどんな関わりを持ってくるのだろう。</p>
<p>しかし面白い趣向です。はやりといっていいものか、異世界転生してきた勇者が魔王を倒すべくチート能力持たされて、そしてついにその本懐を遂げたところから本編がはじまります。で、魔王を倒すために持たされた各種能力が、魔王を倒したから返却されていくというんですね。</p>
<p>この返却される、レベルがじわ下がりしていくというのが肝ですよ。勇者として名を成してしまったからこそ、衰えがはじまってると悟られるわけにはいかない。またこれからが人生の本番、得られる栄誉も優雅な暮らしも、まさにこれからだというのに、衰えつつあることを知られてはならない、ましてや王家の第2王女、婚約者のステラには!</p>
<p>婚約期間は3年間。この3年をいかに乗り切るか。徐々に下がるレベルは、今やすでにレベル99から96に。涼しい顔して本音は必死。ボロを出さずに王女ステラを懐柔できるか。その試みにタイムリミットついてるっていうのがより面白くしてくれています。</p>
<p>それはそうとステラ王女、めちゃくちゃ可愛いですね。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IOCKKRE/kototone-22">まんがタイムオリジナル</a>』第43巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-43528107398528439522024-02-26T22:44:00.002+09:002024-02-26T22:51:25.647+09:00『まんがタイムきららフォワード』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61P6Rlb2LwL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムきららフォワード』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/02/20244_25.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『魔法使いロゼの佐渡ライフ』</h4>
<p>アース・セレブレーションが開催されているハーバーマーケットにやってきたロゼたち。昼間は飲み物、食べ物、いろいろを楽しむんですが、そこで出会うこれまでお世話になった人たち。サザエ祭りの時のおじさんの、ロゼの気に入りようがすごくって、いやほんと愛されロゼさん、素晴しいです。</p>
<p>そして夜には、紗菜たちの出番です。ナイトクルーズ。はんぎりを夜の海に漕ぎ出すのですが、そこにバズの可能性を嗅ぎとっていってみたいという月渚。これがね、ちょっとした奇跡のような瞬間を作り出すというんですから、本当に目が離せないエピソードでした。</p>
<p>ロゼを船頭に漕ぎ出した月渚。ロゼにいわれるままに、竹竿を海にいれてかき混ぜると、なんとそこから光りだす。夜光虫なんだ。月渚も、他の観光客もすごく喜んでいて、でも月が出ると弱い光は見えなくなって……。と、そこでロゼが魔法を内緒で使ってみせるという流れ。これ、ただ月渚を、観光客のこどもたちを喜ばせようとした、いい思い出を持って帰ってほしかった、その一心だったというのですが、月渚が故郷で聞かされていたロゼのことを思い出し、全然違うって、自ら確信するのもまたよかったと思ったのでした。</p>
<p>月渚の目にうつるロゼの笑顔が、また素敵でしたよ。</p>
<h4>『え?結婚って3次元でもできるんですか?』</h4>
<p>ラウンジでお見合いをすることになりました。それはいいとして、担当から思いっきり注意されまくるヒカリに笑っていいものか微妙に悩みました。そしてちゃんとしたアドバイス。どんな服をと聞かれて、検索で出たものをとの答。そうか、こういうやり方があるんですね、参考になります。</p>
<p>妹と一緒に出掛けるヒカリ。お見合い用の服を見繕ってもらい、そしてカフェでごちそう。それがやたら高いというヒカリなんですけど、ほんと今回はこの高いカフェってのがテーマなんですかいな。そのたびにノベルティもついてないとか、コースターもついてないとか、判断するポイントがそこ!? いや、まあ気持ちはわからんでもない。</p>
<p>そしてヒカリのお見合い、ちょっと悪印象? 写真と印象が違うからスタートしたのもそうなら、ごちそうしてもらえると聞いてガンガン注文しはじめるとか、このへんはヒカリの経験値のなさ、相手にどう働きかけるか、好印象を演出するか、そういう手管の弱さが露呈している感じですよね。でも難ありなのはヒカリだけでなく男性側も同様で、緊張なさってるのかな、あるいは話題をふくらませるのが苦手なのか。いずれにしても、コミュニケーション強者でないふたりがこうしてあいまみえると、こんなにもいたたまれない状況が出現するんだ!</p>
<p>ほんと、なかなかに見てられないシチュエーション。とりあえず今回は失敗かなー。向こうから断わってくるのかなー。なんだかつらくなってくる状況です。</p>
<h4>『オールドヨコハマラジオアワー』</h4>
<p>ミサキが苦手や嫌いを通り越して、憎んでいる、恨んでいるといっていいほどに嫌っているオールドヨコハマラジオアワー。いったいなにがそこまで彼女をかりたてるのかという背景情報が語られたわけですが、ああー、なんだ、これとばっちりってやつじゃんよ。</p>
<p>ルールーが所属していたグループの解散。その原因になったわけでもないラジオ番組に、こいつが原因だと勝手に因縁見出して、それで番組つぶしを敢行するっていうんですから、うわーヤバいわー、これは説得とかが通じる相手ではない。なんせミサキはこの番組こそが悪いと盲信している。この番組を潰せばすべてがよくなると、根拠のない確信を持っている。</p>
<p>あかん、この人に必要なのは適切なカウンセリングだと思う。あまりにショックだった解散から心の平穏を見出すために、適当に目の前にあったラジオ番組をスケープゴートとした。そんな具合のとばっちり。ある種の逆恨みともいえる行動原理に、はたしてなぎさはどう立ち向かおうというのか。</p>
<p>無理じゃない? ラジオ番組終了活動はじめる前のミサキにはコンタクトできるのかな? それとも、活動はじめてからのミサキになんらかの働き掛けをする?</p>
<p>いやもうほんと、ここからどう逆転してみせるのか、なぎさのアクションに期待です。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I3LWMO0/kototone-22">まんがタイムきららフォワード</a>』第18巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-37851212642255863232024-02-25T22:56:00.003+09:002024-02-26T22:01:15.196+09:00『まんがタイムきららフォワード』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61P6Rlb2LwL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムきららフォワード』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/02/20244.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『しゅがー・みーつ・がーる!』</h4>
<p>タピオカとはなんか懐かしい。一時期ブームになったりしてましたが、はじめて知った時にも、ブームの時にも、その後にも、飲みたい食べたいと思いながらあれやこれやで縁のなかったカンナが、ついにタピオカを体験するというのですよ。</p>
<p>もちろんいつもの委員長美都との食事交換。学校帰りにカンナはタピオカ、美都は台湾からあげ、それぞれの希望をかなえるべく、ちょっと遠出してみるというのです。</p>
<p>しかし今回はいつものようにがっつりではなく、というのもテイクアウトの食べ歩きだからですね。これも美都にとっては新鮮な経験で、ふたり一緒に連れだって歩きながらの時間を惜しむように、ちょっとずつからあげを食べる姿が愛らしい。</p>
<p>そしてそんな彼女にこれから先の展望を伝えたカンナの言葉。ええ、ただ食事交換だけでない、ふたりの時間が愛おしい、そんなふたりの気持ちがうかがえ、さらにはより一層に深まらんとするかのような描写。素敵だったんですね。</p>
<h4>『スローループ』</h4>
<p>従姉の結婚式に出席した小春たち。投げられたブーケはひよりがキャッチしまして、扉にはブーケを一緒に持つひよりと小春の素敵なツーショットが! いやもう、素敵な情景でありますよ。</p>
<p>そして翌日は釣りですよ。ふたりで川に繰り出してヤマメを狙うのですが、警戒心の強い魚です。一度でもしくじるともうフライには食いつかない。そんな手強い相手を求めて、釣り上がっていくふたりの前に広がる景観の素晴しさ! 釣りの魅力とともに、こうした景色の美しさもこの漫画の売りだなあと思わされずにはおられないのでした。</p>
<p>そしてついにはヤマメを釣り上げるにいたる小春です。アワセのタイミングをはかるのに、ひより独特のアドバイス、ピシッ! が功を奏しましたね。見事にアワセるその瞬間の小春が本当にかっこよくてですね、そしてひよりとともにキャッチにいたる、そのくだり、はらはらとさせて、ダイナミックで、本当にいい釣り情景でした。</p>
<p>で、この後にまさかのお父さんからのお叱り。釣りに夢中になりすぎて、帰りが遅くなりすぎちゃったんですね。で、とりなすお母さんにお父さんひがんじゃった! いやほんと、まさかの父実家に帰る発言からの、小春わくわくの表情。いやもう、なんだかんだいって楽しい家だなって思います。</p>
<h4>『球詠』</h4>
<p>小町、なんかよくなりましたね。味方になってくれた子が気持ちの支えになったか、ずいぶん落ち着いたように思える。また試合でも、希との対決をへて、またヨミのアドバイスもあって、望む勝負に伸び伸び全力かけて投げられるようになったからか、その表情も晴れ晴れとしてる。すごくいい感じ。ヨミから伝授された強直球も、この子にはあっているようで、というかあの伝授の場面、ふたりともえらい顔してるじゃないですか! ほんと、このコンビネーション、このシナジー。誰にとっても納得の好投でありました。</p>
<p>そして新越谷野球部は合宿に入ります。というところで、今回のテーマが見えてきましたね。馴染みつつある一年生と、部の輪に入り込めない一年生と、その差が見えてきてしまった。実力が評価されつつある。積極的に入り込んでいける。そんな子ばかりではない。ついていけない、先輩たちとの差を強く意識して、また距離も埋められていない。</p>
<p>その代表格が美咲なのでしょう。</p>
<p>ちょっとひねた態度をとる美咲を心配そうに見守る怜たち。これ、ちょっとした問題になりますかね。このままやめてしまうようなことないよう、なにかしらの対処がなされるのでしょうか。これからの数話、どうなるかハラハラですね。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I3LWMO0/kototone-22">まんがタイムきららフォワード</a>』第18巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-19637803282888717862024-02-24T22:18:00.003+09:002024-02-26T22:00:57.788+09:00『まんがタイムきららフォワード』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/61P6Rlb2LwL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0;" />『まんがタイムきららフォワード』2024年4月号、発売されました。表紙は『しゅがー・みーつ・がーる!』。カンナと美都、ふたりで食べ歩き? それぞれに好きなもの、カンナはイチゴのクレープ、美都はというと肉串を手にしまして、ふたりともにいい表情なんですね。好物というのは、こんなにも人をしあわせにするものなんだ。そうしたこと思わせてくれるイラスト。この嬉しそう、楽しそうな様子がまた人にしあわせをふりまいている、そんな風にも思わされるんですね。しかしこのふたり、一緒に食べ歩くというそのことがまた互いをしあわせにしてる。みたいな感じさせてくれて、そこもまたよいんですね。</p>
<div class="fullpost">
<p>今月は新連載が1本、新規ゲストが3本です。</p>
<h4>『ウクレア!』</h4>
<p>実は期待の新連載でした。『ウクレア!』、ウクレレ部にて青春を燃焼させる少女たちの物語! という感じではちょっとないのかな? なんせ、ウクレレ部の演奏に楽しさ見出して、合格したら絶対ウクレレ部! と意気込んで入学したのに、なんとウクレレ部は廃部の憂き目に!</p>
<p>なぜ!? それは実績がないから。酷い! 学校の部活なんて実績なしでいいじゃん! そうやって活動することに意義があるんじゃん! なんて思いながら読み進めた第1話。この子たちの実績を得るためのゲリラライブかつゲリラ嘆願のゆくえ。ウクレレ部にすべてを賭ける主人公、水霧空子の頑張りとはじめてのステージでの失敗。でも、その失敗を見事にカバーした機転。その機転が観客にはたらきかけて、広がっていく音楽の輪。こうした描写もまた、すごくよかったなって思ったんですね。</p>
<p>しかしなぜウクレレ部に期待していたのかといいますと、私自身、ウクレレを持って、ちょっと弾いたりなんぞしてるからなんですね。ただ最近はあまり身が入っていなかった。だものですから、この連載がまたウクレレ熱を高めてくれること、空子たちと一緒にウクレレ頑張る! そんな気持ちになれることを楽しみにしているんですね。</p>
<p>しかし空子、いいキャラづけです。絶対人気出るやつです。</p>
<h4>『まおてん~魔王様が現代に転生したらオタクくんと同居することになった話。~』</h4>
<p>これ、魔王の大失敗じゃありませんか。肉体が滅びようとしている状況から離脱、別世界に逃亡をはかったら、なんとオタク青年がかつて想像した美少女中二キャラとして顕現。というか、これ、事故ったんじゃなくてあえて選んだのがこのキャラっていうんだから、完全に魔王自身のミスじゃん。</p>
<p>しかも悪いことに兄貴がかなりヤバい! いや、兄貴ってのはその美少女キャラが義妹設定だからっていうんですが、一見角生やした人外の義妹、ところがそういうの身につけて演じてる設定だから、はずせばまんま普通の人。で、義妹っていうんだから兄貴と微妙な距離感あったりなんかする? かと思ったら、完全に事故じゃん! 兄貴、義妹に手を出す気満々の、かなりヤバいやつです。</p>
<p>その兄貴のヤバさ、かなりの説得力で迫ってきて、いやいや、あかんあかん、ほんと、全力でキモい。もう頼れるのはお義母さんだけか!? いやほんと、魔王の無事を願うばかり、そんなヤバいゲスト作でした。</p>
<h4>『パイタッチ・ミー・ドント』</h4>
<p>学園最強? 番長でさえも手を触れさせることなしに倒してしまう。そんな主人公、鎧塚カンナ。風紀委員長をつとめる彼女の次のターゲットは、校則違反常習者、鴻上ウルフ。今度も楽勝、そう思っていたら、ウルフのキックがきれいにヒット! かくして倒されたカンナに迫る危機! そう、ウルフは女子の胸に魅かれてやまない、スレンダー乙女であったというのです。</p>
<p>そもそもこの人が学園に馴染めないのって、女子という女子の胸を揉もうとしたがために皆から警戒されてしまったのが原因。自業自得じゃん! そこはこうもっとうまくさりげなくやりなよ! というんだけど、小学生の頃から手つきがヤバいと友達から拒否られてきた猛者。ゆえに遠ざけられてきた悲しみがモンスターを生み出すこととなったのか。</p>
<p>胸と登校をかけてのカンナ、ウルフの銭湯対決。どちらがより長風呂できるかっていうんだけど、カンナ、弱いな! それでもなんでも意地でも無理矢理にでもウルフに勝とうと迫った最終戦。そこでカンナの抱える悲哀がウルフのそれとともに氷解するくだりは、ふたりそれぞれのベクトルのあわさる見事さあったと思います。</p>
<p>かくして学園に戻ったウルフと、皆とうちとけることのできたカンナ。これ、まごうことなくめでたしめでたしですね。</p>
<h4>『さんかくフレネミーズ』</h4>
<p>めちゃくちゃ面白いよね。友達に見せ掛けた敵。それがフレネミー。自分の幼なじみふたりが、まさしくそのフレネミーとして、私をかけて争うというシチュエーション。ひとりは生徒会長にして学園の星、もうひとりは耳目を集める帰国子女。タイプの違う美少女ふたりが、小春の幼なじみにして、小春をひそかに狙う下心あり。小春をあいだに挟んで一歩も譲らない、火花バチバチの関係が成立するんだけど、この対立状況がすごくおいしいんですね。ええ、これかなり面白かったです。</p>
<p>自分としては小春の取りあい小競りあいがかなりきたんですが、小春はただ挟まれてるだけじゃなく、彼女自身の趣味嗜好に開眼して、ふたりの幼なじみに無理強いしてなかよし写真撮らせるとかね、こうした流れも面白くって、関係性のベクトルが、主人公挟み込みの三角関係のみならず、主人公をポジティブに転じさせることでの無理矢理カップル成立までいくのが斬新。ええ、個別の要素だけ取り出すとわりとありがちかも知れないけれど、それを掛け合わせることで、主人公のポジションをネガティブとポジティブに分化、受けにも攻めにも転じさせることができるのがよかったと感じました。</p>
<p>それとやっぱりいいのはキャラクターでしょう。皆がそれぞれに愛らしい。ええ、なにか好感ある子が揃っているのもよいところでした。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00I3LWMO0/kototone-22">まんがタイムきららフォワード</a>』第18巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0tag:blogger.com,1999:blog-6948090147544792039.post-29776595195429020992024-02-23T22:46:00.002+09:002024-02-23T22:58:43.336+09:00『まんがタイムきららMAX』2024年4月号<p><img src="https://m.media-amazon.com/images/I/A1eST0mdiUL._SL160_.jpg" alt=" " style="float: left; margin: 0 1em 0.5em 0; display: none;" />『まんがタイムきららMAX』2024年4月号、<a href="https://kototone.blogspot.com/2024/02/max20244_22.html">昨日</a>の続きです。</p>
<div class="fullpost">
<h4>『てくてくっ!秘密リサーチ』</h4>
<p>古地図を持って浅草にいきます。江戸時代に明治時代と古地図も2種類とりそろえて、万全の浅草見物。まずはお参り、というんですが、大根をおそなえするの!? これ、きっと有名なんでしょうけど、はじめて知りました。しかし大根が山と積まれてる様子、まさか寺社とは思えない。それこそこれは八百屋の見映えでありますよ。</p>
<p>浅草の日本一短いモノレール。これがまさかの災いのもとになってしまうとは予想もしませんでした。小さい、狭い、というのでひぐれとすかいふたりで乗ることとなったのですが、揺れたその時、ふたりが急接近! これでふたりの気持ちも近づいちゃったりしちゃうんですか!? と思ったら、意識しあったその果てにまさかの仲違い!? いやもうまったく予想もしない展開に驚かされてしまいました。</p>
<p>ちょっとふたり、意識しすぎたんでしょうね。天保8年創業の天ぷら屋でお昼を食べて、浅草十二階跡を探してと、こうしたところは別に普通のてくてくリサーチだったはずなのに、そこでもボタンの掛け違いみたいなやりとり見られて、本当、この顛末どうなるのでしょう。なんとか普通に仲直りしてほしい。そう思わずにはおられない展開だったんですね。</p>
<h4>『ラスボスは逃げ出した▽』</h4>
<p>パン屋にて買い物している魔王に、勇者から逃げろとの助言が! いったいなにごと!? と思ったら、外遊から姫が帰ってくるという。ということは、反魔王ガチ勢の姫が魔王に仇なしたりするわけですか!? と思ったのに、全然違うじゃんよ!</p>
<p>いやもうびっくりしました。ほんと、まともな人が出てこないよね。姫様、愛らしい魔王に一目惚れしちゃいましてね、速攻執事に結婚式の準備をさせようとする。この国を将来的に一妻多妻制に移行させ、技術革新によって女性同士での交配を可能にするなど、意欲はすごいがその方向性はどうなのか。いや、悪いことじゃないと思いますよ。現実にこちらの世界でも研究されてますし。しかしこの姫を見てると、優先順位のつけかた、なんか間違ってそうな気配がするんですよね!?</p>
<p>かくして姫様、魔王にご執心。きっと攫いにきたのだわと、自ら縛られて攫われ待ちしたかと思えば、今度は自分から魔王を攫うと鬼の形相で魔王を追う! ほんと、魔王、強くないな! いや、だからこそ平穏な世界でいられるんでしょうけど、それにしてもまわりの連中が強すぎる!</p>
<p>ええ、姫様、ちょっとしたラスボスの風格。さらなる活躍に期待せざるを得ない存在感でありました。</p>
<h4>『SAN値直葬!闇バイト』</h4>
<p>ま、まさかこんな日がこようとは!?</p>
<p>あかり、殉職!</p>
<p>南極大陸に住む星形頭の暗黒ぬいに迫るあかりが、さすがに油断しましたね、相手のことをなめてかかって、ショゴスのおっさんが危機察知して逃げにはいったというのに余裕かましてたら、相手が力を取り戻し、そのまま鉈でもってざっくりですか!?</p>
<p>この漫画、わりと残酷な描写あるけれど、ここまでダイレクトな、いや描写はされてませんでしたけど、でも考えれば考えるほど相当な退場シーンがあろうとは予想してなくて、しかもあかりよ? 主人公よ? それが退場。あかりの危機にこよとなごみが駆けつければ、そこは血の海。さすがのあかりももう駄目か! と思ったら、店長の助け、いや呪い? でもって、きれいなあかりとして存続していて多少は安心できたというのですが、こよもいうとおり、見れば見るほど、知れば知るほど、あかりらしさが感じられないときたもんです。</p>
<p>日本にて店を切り盛りしている店長のコメントもまあ薄情で、そうですか、あかりさんは少しカワイクないと感じてたところでございましたか! 本当、これは大変なことですよ!</p>
<p>きれいなあかりは、こよになごみを引き連れて、古のもの暗黒ぬい確保に邁進するわけですが、きたないあかりが最後の一匹だとは思えない。きっと読者の、パインアメの予想を超えて逆襲してくるに違いないと信じてこの先読み進めることになるわけです。ええ、きたないあかりよ、はたしてどんな復活を果たすのか!?</p>
<p>って、そこまできたらいよいよ人としての領域を逸脱しちゃいますよね、あかりさん。</p>
<ul class="items_catalogue">
<li>『<a href="https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B00IIWR76W/kototone-22">まんがタイムきららMAX</a>』第21巻第4号(2024年4月号)</li>
</ul>
</div>matsuyukihttp://www.blogger.com/profile/02014863257026567074noreply@blogger.com0