『まんがタイムきららキャラット』2024年6月号、先日の続きです。
『恋する小惑星』
小惑星を探すみらにあお。専門家の助けも借りて、望遠鏡の性能以上を引き出すことで、暗い天体、小惑星探しの可能性をあげていく。熱を帯びていく小惑星探しの現場。地学部員たちはノイズに翻弄され、その目を酷使しながらも、目の前のデータに真摯に向きあい、その情熱を決して失うことがない。一丸となって取り組むその姿勢は、小惑星探しがもはやみらとあお、ふたりの約束、個人的なものではなく、周囲の皆も引き込んでの大きな目標になっていることを物語って、あの後輩たちの言葉に涙するみらの姿も感動的。ええ、小惑星をめぐる物語は、もう皆のストーリーとなっているというのですね。
そして見つかる候補天体。えええ、本当に!? まさかこのタイミングで唐突に!? と思ったところ、なんと、最終回まで残すは2話、クライマックス直前と明かされて、そうか、ということは本当に小惑星発見なるのでしょうか!
それはまだわからない。これからの物語の推移、心して見守りたく思います。
『ひよ&びびっと!』
あやもりんマネー、おそるべし。なんと、豪華ホテルに一泊することになりまして、ここで問題になるのは部屋割り。ああ、ひよは愛しいあやもりんと同室になることかなうのでしょうか!
と思ったら大部屋にて4人一緒の宿泊です。って、すごいなあやもりんマネー。これでめでたしめでたしかと思ったら、ひよとプリンの戦いが勃発したり、というか、ふたりまさかの必殺技を連発しまくってるんですが!? プリン、そんな技あるのに、なんで配信者としては低迷してるの!? おおいに謎というべき展開でした。
さて、今回の見どころは、浴室では撮影NGですよプリンさん! あやもりんの好きなところ披露対決、素晴しい! 結構いい写真! そしてひよの姑息ないたずら! でした。
中でもよかったのは、あやもりんのいいところ対決ですよね。自分のいいとこいわれて照れるあやもりんがかわいいんですよね。ほんと、この対決、一巡目で終わっちゃいましたけど、なんなら2巡3巡してほしかったですよ。
『このままモブじゃ終われない!』
導入、ちょっと混乱した。コモナを甘やかすピコがふたり。ふたり? あれ? こんな展開あったっけ? ええと、ドールとかじゃないな、動いてるもんな。ピコにこんな姿見せたりもしてなかったよな。A子にB子と呼ばれてるけど、アンドロイドとか使い魔とかじゃないよな?
みたいに思ってたら、どうも元アシスタントかなんかなのか。月給50万で雇われてピコの格好させられてる。うん、コモナ、病んでますなあ。いろいろとこじらせています。
この秘密、ピコには知られてはいけない、まさしくコモナのトップシークレット。ピコとキリコがくる日には、秘密部屋から出てはならないと厳命されているわけですが、今回ちょっとした油断がもとで、ピコに発見されてしまった。
さあ、大変。しかも悪いことにドッペルゲンガーの話をしていたところ、出会ったら即暴力沙汰なんてこといってたピコが有言実行! いや、ぎりぎりだった。危なくバットが唸るところだった。
ピコ本物としての生き残りをかけた戦いがいざはじまる、というのですが、ピコについての知識対決でピコが負けるってどういうことだい! と最初は思ったけど、こんな問題わかるわけないじゃんよ! ピコを演じるのに月給50万は破格だと思ってたけど、ここまでのなりきりが要求されるっていうのなら妥当かもと思い直しましたよ。でも、この不毛な対決の果てに、希望を捨てていないピコ(本物)のために身を引くというドッペルゲンガーピコふたり。その気持ちの切なさに思わず涙……、してる場合じゃないなこれ。なんとかうまいこと状況を収めただけだこれ。なんかうまいこと丸めこまれるところでした。
ちょっとした感動回めいたカオス回でしたね。このピコ(偽物)ふたり、今後描かれることなくとも、このスタジオに潜んでいるんだろうなあと思ったら、より一層のカオスを感じました。
- 『まんがタイムきららキャラット』第20巻第6号(2024年6月号)
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