『まんがタイムきららMAX』2024年6月号、発売されました。表紙は『さうのあっ!』。コミックス第1巻を数日後に控えて表紙に登場です。湯あがり姿のリューディアとこかげ。両手にコーヒー牛乳を持ったリューディアが見せる笑顔の明るさと、ゆだっちゃった? リューディアの後ろでぼーっとしちゃってるこかげの対比が実にいい。でもこかげの表情、これはしあがってるということなのかな? 湯あたりというよりも、むしろととのっちゃってる、そうしたお湯の楽しみのひとつの終着点、これが今回の表紙のふたり、それぞれの境地なのかもって思えるイラストです。
今月は新規ゲストが1本です。
『江口さんちの純情サキュバス』
エロってなんなんだ。とんでもないことを口走りながら夜の住宅街を全力疾走する女、それが江口ヒビキ。最強のエロ漫画家を夢見るも、エロ漫画雑誌の編集者である兄から全力で否定されてしまって傷心。エロ漫画に出てくるようなエロい女がいたら、自分の漫画に役立てるだろうに。とんでもないことを考えていたところ、まさしくうってつけのエロい女と遭遇。しかもその女性、ミアもたまさかヒビキと同じことを考えていたというのです。
ミア、サキュバスなんだそうですよ。ただヨーロッパ産の伝承サキュバスではなく、現代日本の妄想から生まれた現代サキュバス。まさしくヒビキの求める人材、それがミア。しかしなにが因果か、このミアもエロというものを理解できておらず、ここにこうしてエロを知りたいと望むふたりが出会ってしまったのでした。
ここからはじまる物語。ふたりで一緒にエロを追求していこう。知識と身体、それぞれが持つエロのリソースを提供しあい、ともに高めていくエロの境地。ふたりともに同居する、というところまでとんとん拍子に話が進んで、ああこれからふたりの切磋琢磨がはじまろうというのですね。
しかしこのふたりに駄目出しをしたというのが、同一人物、ヒビキの兄というのが面白い。期せずしてひとりの人物を倒すべき相手としてはじまるふたりの旅路です。
- 『まんがタイムきららMAX』第21巻第6号(2024年6月号)
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