『まんがタイム』2024年5月号、昨日の続きです。
『スーパー恋愛タイム~現場でドSな彼女は自宅でデレる~』
ワリィナ様退場と聞いて穏やかでないアツシです。けれど23話で退場後、25話に再登場してくる。その際にパワーアップしてくるというのですが、今回はまずは23話の収録。いつも以上に気合いをいれてくるリナ。その迫真の死に様、実に大好評。他の出演者にも波及するほどの好演だったのですね。
しかし自分もがんばろうと気持ち高めていくマナ。CGのライオンとの会話のシーンで、ライオンの代役したアツシに身を預けて、それがリナの気持ちに火をつけて、このあっちのこっちのでいろいろ揺らぐ心の様子が面白く、またその個々人の人となりをよく描き出していると思ったのでした。
そしてリナは沖縄に撮影旅行。この不在がなにかアツシたちの人間模様に影響およぼすのか。なにかしらの動きなど予感させてくれますよね。
『お天気お姉さんの晴れ舞台』
最終回を迎えた今回。無事気象予報士となった琴音は、東京へと活躍の場を移します。広島を去る琴音を見送る広島の皆。そし牧への激励。ここに見えるのは琴音と彼女を取り巻く人たちとの温かい関係。その温かみには、琴音という人の持つ優しさや愛される人柄うかがわせてくれる、そんな寂しくも嬉しさ感じさせる情景だったのでした。
そして2年の月日がたって、変わりゆくもの。結婚し母となった牧。ディレクターになった真由。留莉は広島で人気のローカルタレントに。そんな中、琴音は琴音で体当たり? で評価されたりしかられたり、でも色々とがんばってきて、ついに広島に凱旋。そんな琴音を待ち受けていたのは、琴音が帰ってくると知って駆けつけてくれた広島の人たち。
やっぱりこうして琴音を包む人たちは温かくて、変わってゆくものはあっても、変わらずに残ったものもあるんだって感じさせてくれた最終回。ええいいラストだと思ったのでした。
『良倉先生の承認欲求』
趣味の喫茶店めぐりをする明戸が出会ったのは、ふたり行動をともにする良倉と上枝。それまで上機嫌だった明戸が途端に消沈するのが面白くて、しかしここから良倉のSNSアカウントを特定するチャンスでは!? 明戸がそう考えたら良倉も同じこと思ってる! ふたりして一気に気持ちを高めていくところがまた面白い。ここにきて、ちょっとしたバトルものみたいになってるのが、刺激的で実にいいんですね。
この勝負、明戸のほうが分が悪い。というのも、好きなもの、メイド服なわけですが、前にすると感情がダダ漏れになってしまうからっていうんですが、けれどそんな明戸を良倉も上枝も決して笑ったりしない。こうした関係は明戸にとっても心地よくて、その反面アカウント特定のリスクが上昇する。
うん、なかなかいいことづくめとはいかない模様ですよ。
そしてここからさらに面白いのが、明戸のとんでもない勘違い。良倉が不機嫌なのはなぜか? 意味深な上枝の言葉が意味することは? それはふたりきりを邪魔されたから!? ということは、アカウントを隠す理由も判明だ! ふたりのカップルアカウントだったんだ!!
もう最高だったと思います。ほんと転げまわるほどの名シーンでした。
- 『まんがタイム』第44巻第5号(2024年5月号)
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