『まんがタイムオリジナル』2020年2月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、山下さんをメインにお正月の情景でありますよ。届いた年賀状を見る山下さん。暖かそうなはんてん着ましてね、いい笑顔、これはこれでカジュアルな新年のご挨拶といった風じゃないですか。『小森さんは断れない!』はしゅりとめぐみが福袋手にして、それはそれは嬉しそう。『らいか・デイズ』らいかは振り袖着まして、大字書に挑戦。『わさんぼん』牡丹も振り袖。こちらは絵馬を奉納ですね。
『おしかけツインテール』
めちゃくちゃ面白い。
最近はやりのトレーニング。俊郎も取り入れたのか! と思ったら、運動を管理するスマートウォッチが、優秀なのかなんなのか、個性強すぎてたまらんですよね。だいたいが運動不足の不摂生が、見栄張って意地張って、一流アスリートコースなんて選んだんが悪いんだけど、ほんと、まったく運動が身にあってないのね。うん、これ、結果出ないよ!
正しいスクワット、間違ったスクワット、あの対比とかめちゃくちゃ面白かったですよね。でも、腕立て伏せ、自分もできない。絶対できない。俊郎のこと笑えません。
口うるさいスマートウォッチのことメカ花梨とかいわれてるの、おかしかった。また、俊郎の頑張り見ていろいろ気遣い、サポートしてくれる花梨ですよ。そう、花梨はちゃんと頑張ってると、こうやってしっかり世話焼いてくれるんですよね。頑張りに応えてくれる、ほんといい子だと思います。
でもって、落ち! そうかママさん、性根が駄目でしたか。ほんと最後まで面白かったです。
『敷金礼金ヤンキー付き』
いいですね! 時はクリスマス。お酒飲んでその気になった大家によるプレゼント企画。空クジなしなの!? 大盤振る舞い!? って思ったらこれがまた酷い。いきなりでこぴん。続いてビンタ。ほんと、これ、ほぼ罰ゲームじゃないですか。しかもハズレの方が多いってのね。
これ、もしたえがハズレを引いちゃったら、ビンタとかやっちゃったの!? それが怖い。でもこの大家さんのことだからやったのかなあ。このわからなさにゾクゾクさせられます。
でもって当たりのマフラー。ああ、冬だからマフラー。暖かい気持ちになりそうね! そう思ったら思いっきり外してくる。いやもうびっくりでしたよ。
ラストでささやかなプレゼント交換。ここでようやく暖かみ。うん、マフラー。普通のマフラー。首にまくマフラー。心がこもっていていいですね!
『カントリー少女は都会をめざす!?』
田舎を紹介するテレビ番組に近隣のA市が出てたと聞いて、こっちのが都会と思って得意になる八重、自分の住んでたところはさらに田舎じゃないかといって落ち込むみな。対極的! これマイペースっていっていいの? 前提となる街感があまりに違うせいで、八重とみなの発言が見事に対照的で、ああー、みなちゃん泣いちゃったよ。ほんとどんだけ出身地、田舎なのか。でもこうして泣いちゃうのって、それはそれで故郷のこと好きなんよね?
話題のA市。おしゃれな店がいっぱいあるというの。なるほど、わりと開けてるというみなの感覚はそうそう間違っちゃいないんですね。でも、そのおしゃれなお店にいったという亜紀。迷子の末に辿り着いたとか不思議なこといってますけど、そうか、あれか、その姉ちゃんって、前回出てきた人見知りのあの人か。理菜。そうか。人見知り意外にも結構弱点ありなさるのな。ほんまおかしかったです。
そして亜紀の告白。3次元の人間の顔がなかなか覚えられない。あー、わかるー。自分もそう。もちろん覚えやすい人もいるんだけど、どうしてもぱっとわからんことあったりして、日常的にすごく困る。こういう傾向があるから、実写のドラマとかじゃなく漫画やアニメに興味が向かったのかな。そんなこと思ったりしてましたよ。ということは、亜紀もそうなのかね?
今回のテーマは人それぞれの感覚の違いとか違いがわかるとかですかね。ラストでの大河の表情を読み取る八重!? と見せて全然そうじゃないっていうの。うん、このなんかズレてるところが八重ちゃんやわ。うん、この自信たっぷりの表情。いい顔でしたよ!
『ローカル女子の遠吠え』
そうなんだ。静岡ってあんまり雪降らないんだ。それこそ関東だから関西よりも降るんじゃないかと思ってたけど、そうでもないっぽいですね。だって、10年とか遡らないと雪が積もった記憶に辿り着かないんでしょ? しかもその積雪ってのも、雪玉だか泥玉だかわかんないようなのができる程度なんでしょう? うん、すごく意外でした。
あの、雪と聞いて地味に喜んでハイになってる社内の人達、おかしかったですよね。あのりん子でさえうきうきを感じとれるレベル。でも天城山寄り、富士山寄りの人となるとまた違うの? そうか、恒例の一口に静岡といっても地域地域で全然違うってやつだな。そうだよなあ。京都だって南部中部北部で全然違うもんな。
今回、五樹が光ってましたね。めちゃくちゃ辛辣。なにかやろうと声をかけてきた後輩を、ほれぼれするような切れ味でもって袖にするんだもの。そんな彼の学生時分の思い出に、冒頭りん子が思い出した雪の降った日のこと、昼休みにふたり残った五樹とりん子の会話思い出したりしてね、ああ、この人はりん子の言葉、それが心に残ったんだな。
ちょっとなんかりん子と五樹の間に、引き合う? 今後の展開のあること、脈みたいなもの、感じさせるような回想。でもりん子だものなあ。色恋みたいなのには発展せんようにも思うんだけど、意味深。少なくとも、なにもないってことはなさそうですよ。
- 『まんがタイムオリジナル』第39巻第2号(2020年2月号)
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