『まんがタイムきらら』2020年1月号、昨日の続きです。
『佐藤さんはPJK』。最終回ですよ。そうか、4年がたって、千春も社会人かあ。と思ったけど、違うか、これ教育実習か。スーツを着て母校へと向かう。先生との再会。そして渡された名簿に覚えのある名前。もしかして! って、ああ、PJK佐藤の友人、吉田光、復学したんだ。ということはPJKの時間も動き始めたのか? いや、それとも千春たちと一緒に卒業したのか? その問いの答がラストに来るんですね。教育実習生として教壇に立ち自己紹介をする千春の眼前には、なつかしいあの人の姿。ああ、PJKはまだこの学校に生徒として残っていたんだ。この再会、さすがのPJKも驚いたかい? 千春の見事な笑顔との対比。ええ、この再会、嬉しかったなって。千春の実習生として学校に戻ってきたの、先生の言葉が響いたから、それもあったのだろうけど、PJK佐藤との再会を思ってとかあったりするんじゃないのかな。なんて思うのは、私の思い入れゆえでしょうか。しかしふたりのこの対面、なんだかもう嬉しくて、再びのPJK? これが佐藤にとっても吉田さんにとっても、そしてクラスの皆にとっても、楽しい時間のはじまりとなればどんなにか素晴しいだろう。そう思わされたのですね。いい最終回だと思いました。
『初春が咲く』。修学旅行で沖縄ですよ。彼方と柚子の初々しさよ。隙あらばふたりの時間になっちゃうみたいなのがね、同行の男子ふたりにダメージ与えてるのがおかしくて、そしてみどりを男子にけしかける香織。なんだかんだでこのふたりもいい味出しています。途中、柚子がはぐれちゃったりね、スマートフォンもなくしちゃって大ピンチ? ああ、ああ、なんかガラの悪そうなのにからまれてるじゃん! とか思ったら、なんだ、普通に親切な若者たちだった。よかった……。ここからのふたりだけの沖縄。ふたりのささやかな交流、ほんのちょっとだけの、けれどふたりにはきっと大きなイベントだったんだろうな、そう思えるやりとりが愛らしくてよかったです。帰りの飛行機なんかもね。このちょっとした心遣い、いいですよね。
で、次からきららベースですか! あれまあ。ちょっと驚きました。
My Private D☆V、『ひまりのまわり』の桜木蓮です。D☆Vは身長差のある仲良しコンビ。おお、百合の香ぞする。クールな女子とくったくない笑顔見せる小柄女子、ふたり向き合って抱き合ってましてね、なるほど腰に手をやって持ち上げぎみに抱き寄せる、そこにポイントがあるというんですね。このイラストの面白いの、ふたりの気持ち、♡をそれぞれ描きましてね、背丈のある方、クール女子の方は、ぐしゃぐしゃってして♡を隠してるの、なるほど恋心を隠しとるってことですか? 対して小柄女子はというと♡に?がついていて、そうか、思ってるところ、これとはっきりわからんのだな。こうした隠された気持ち示唆して、そしてふたりの表情にも物語ろうとするものたくさんあってですね、意味深? 雄弁? 魅力的!
- 『まんがタイムきらら』第18巻第1号(2020年1月号)
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