『まんがタイムきららMAX』2020年2月号、昨日の続きです。
『初恋*れ〜るとりっぷ』。そらさん、浴衣でデート? と思わせて実はそうではないという。花火大会にいくというんですけど、いつもとは違う地下鉄路線を利用して、でもそらは普通に路線を間違えそうになってて、あやうい! やっぱり、まだいろいろ苦手なんですね。しかも目的の駅、終点で浴衣の人がいっぱい降りるからこの駅でいいだろうって、なんといういきあたりばったり! このおおらかさ、驚きです。会場でまひろ先生と遭遇したそら。浴衣を期待するも先生は普段着で、そのへんの無頓着をみかげから厳しくいわれてるのね。このくだり、先生の秘密? ちょっと垣間見えたみたいで面白かったです。そうか、似合うといわれた服、同じ傾向のを何着も持ってるんだ。やっぱり無頓着? おしゃれに悩む時間さえ節約したいというその気持ち、ちょっとわかる自分も問題ありなように思いましたよ。
『いのち短し善せよ乙女』。ほんと、一日一善のバリエーション、ものすごいな。今回のお題はマイク。それでどうやって善行を積めばいいというのか。途中の迷走、いつもどおりといえばそうなんだけど、いちいち歌声60点とかいわれちゃう乙女がおかしくって、しかも街に出てテレビ番組をジャックするとか、無茶すぎる。これ、たとえ善行ひとつ積んでもこの悪行でプラマイゼロになったりせえへんの? とにかく、天使のいうままに行動してたらろくなことにならない。乙女、どんどんヤバい方向に押しやられちゃってますよね。しかし、そんな乙女の快進撃? これ、たまたまじゃんね。懐かしのラブソング歌ったら、もじもじしてるカップル、その告白を成功に導いちゃったって、ほんと、このいきあたりばったり。まさかの成立に向かうプロセスのミラクルさ。ほんとにおかしくて、この漫画の底知れなさ、今回も見事に発揮していました。
『エンとゆかり』。この漫画、つかみどころがないというか、よくわからんうちに勝手に話が展開して、みたいなこのあやふやな感じ。独特というか、なんともいわれん味わいなわけですが、しかし今回はちょっとピンチなんじゃなくって? ゆかり、チリ、アメの3人でクエストに挑戦してみるっていうんだけど、そのクエスト、危なくないの選んだのにまさかの危険に遭遇!? みたいなパターンかと思ったら、違うじゃん! むしろ危険の方から勝手にゆかりたちにアクセスしにくる。鍵の魔物、結構ヤバそうなやつ、知能高めで、買い物したりクエスト受けたりして、わりとフレンドリー? とか思ってたら、全然違うじゃんよ! 魔物討伐クエストとか受ける実践寄りパーティ相手とのやりとり。最初、ほのぼのかと思ったのに、翌日には敵対。このやりきれなさ! しかもこの魔物、目の前の瀕死の冒険者ではなく、暴発したアメの魔法に引き寄せられてしまったっていうの、これどうなるの!? エンが助けにきてくれるの? そんな展開でもないとゆかり死んじゃうよな。このやたらハラハラさせるところ、まさに術中って感じがします。
- 『まんがタイムきららMAX』第17巻第2号(2020年2月号)
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