2014年6月30日月曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年8月号

『まんがタイムオリジナル』2014年8月号、先日の続きです。

『かでん屋さんの基礎知識』は、夏ですね、浴衣ですよ。って、草薙のうちわがいつぞやのコスプレキャラだ。草薙、大活躍でしたね。夏祭り、ビンゴ大会の景品を探しにきたお客さんに、草薙を呼び出して案内させる。子供の好みとか、最近の流行りとか、いい感じにおさえてるんですね。ガチャガチャ、あのマシン、売ってるんですね。プラモデルは知ってたけど、本物、意外な安さにびっくりしました。今回のテーマは、電器店の多角経営なんでしょうか。レンタルやってる、教室やってる、説明員の派遣もやってて、その上農業。そして最後にお祭りに浴衣。わーいって、ふたりとも、実にいい表情でした。

『あかるい夫婦計画』、最初の一本、「妻の反応」から、ああ、わかると共感。まあ自分の場合は妻ではないんですけどね。先輩と後輩、今回も登場、嬉しかったですよ。この漫画は、もちろんだいすけ、はなこのふたりが柱であるのですが、周囲の人たちの様子、それも面白くて、それで最近出てきたのが先輩、後輩OLなんですね。先輩が、なんかいじらしいですよ。いやほんと、悩みの半減期、出会いに警戒する理由。面白かったですよ。というか、さっぱりと割り切ったみたいなこの人の、それでも割り切れないで残る思い、それが魅力だと思ったりもするんですね。

『春雨平安日記』、とてもいいですよ。夏子と冬子が春雨を対岸において七夕のイラスト。春雨はさっぱり動く気配がないなあ。本編も実に面白かった。陰陽師の悩みとか訂正太郎とか、こういう小ネタも面白く、そして夏子に冬子、ふたりのキャラクター。それぞれちょっとずつ違って、どちらも可愛くて、マメじゃない春雨に思うところもありながら、それでもちゃんと好きなんだなってわかる、そこにいじらしさが感じられるのだと思うんです。はっ、もしかして、これがもののあわれ!? そして微妙に一番優しくされてるのが牛。ええ、彼もいいキャラクターです。

『脳内フェスタ』、スマホネタがノンストップですね。スマホの妖精? ナルシーの存在の謎さ。友人のいう、無料アプリに出てくる目障りな広告という評、こういうばっさり感がナイスです。自分に甘い高橋さんとか、ナルシーのアピールとか、ほんと、奇妙な世界が成立して、なんかクセになってきています。スマートフォン振ってる高橋さんが、地味に可愛かったです。シリーズネタ以外も面白く、ドレッシングを取るつもりだった母ちゃん、あれは面白かった。そして「仲良し夫婦」。やっぱりこの作者、目のつけどころがよいと思いましたよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第8号(2014年8月号)

2014年6月29日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年8月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年8月号、昨日の続きです。

『ののかノート』、こちらもプールですよ。のっけから着替えの風景。バスタオルもなしで着替えはじめる玲緒奈と叶恵。その様子を興味津々で見守る日陽子、ってなんでなの? 君も女子やんか。しかし、バスタオルなし、けれど制服の下、もそもそと肌を極力さらすことなく着替え完了。ええ、見事です。日陽子は日陽子で制服の下に水着着用。我らがののかは、あのポンチョみたいな着替えタオル使いながらも、もたもたもたもたしてるんですね。最初に浴びねばならない冷たいシャワー、プール授業の風物をよく思い出させてくれる描写です。そして驚愕のののか泳法。あれ、いいのか? あれ、本当にいいのか? さらには日陽子ですね、いわゆる下着を忘れるお約束、そいつをやってくれまして、しかしそれをまったく気にしないという、おそろしいやつだな、日陽子。最後にメインテーマ、前回投稿した動画ですよ。再生数にして100を突破。って、半分は日陽子か。つくづくおそろしいやつだな、日陽子。曲を提供してくれた雪乃にお礼。ののかの姉、あやかにもちゃんと動画が届いて、ええ、嬉しそうなあやか、最高でした。

フレラジ☆』、よいですよ。墨田さんの心の声がよく描かれるようになって面白いなあ。心の声は関西弁。ええ、だからきっと、台本がないと普段の声もこうなっちゃうんだろうなあ。だから台本必須なんだろうなあ。墨田さんの台本ネタも、マネージャーの落書きを読んでしまったりと、こういう変則も面白い。また、かつての進路相談、その続報が届いたりと、彼女らの活動さらには漫画としても積み上げがある、そうした実感がありました。そして、山吹さん、素敵。眼鏡、ジャージ、田舎の学生みたいっていわれてますけど、ほんと可愛いです。ラジオでも、茜の出演アニメ、その情報が告知されたり、次回白河さんがゲスト出演、サプライズがあったり。そして、山吹さん、彼女の事情も語られて。ああー、なるほど。ああ、なるほど。確かに、皆一癖ふたくせあるのだな、そう思わせてくれるサプライズでした。

あまゆる。』、今回は本当にアヤの魅力爆発してましたよ。マオの家に泊りにいきます。けどアヤだけ不機嫌で、新幹線でいくって話だったのに、なんで在来線なのか。誤解なんですけどね、しっかりしてるようで意外とすっぽ抜けてるアヤの常識、それに起因する彼女の行動。もう大好きです。そして念願の新幹線ですよ。初めての自動改札! 新幹線! トンネルでは涙目で、ああもう、なんて可愛いんだ。現地についたら、建物が大きいと超ハイテンション。最高だ! 178ページ2コマ目のアヤ、あれは両手でガッツポーズ? 寒さもまったく気にならない、むしろ熱気ふりまきながら、ハルをがっしり抱え込んで、もう最高。これ、都会モードっていうんだ。最高でした。でも、かわいいとかいわれると、照れて叩いちゃうんだ。最高でした。マオのうちについてもその勢い留まるところを知らず、お風呂でも大失敗。最高でした。そうそう、マオのお母さん。マオがさらにおっとりした感じで、この人も可愛い感じ。ユウともいい関係で、ほー、ライバルが家族なのか。意味深! でした。

ぷらいまりィずむ!』はめいふの回でしたね。一年生と触れ合う会、めいふはもう居心地悪そうで、こういうの苦手だっていってるんですね。そんなめいふを、さゆらのシュートが襲う! けどまさかここで、未来に目覚めるとは思いませんでした。めいふ、18歳、女子高生として目覚める。おお、なんという美少女! めいふ! めいふ! さゆらは女子サッカー部のキャプテンやってて、めいふはというと、おおう、生徒会長なのか。クールで美人と評判。ニコはというと、調理学校に通っていて、しずのんすげえ! モデルなのか! めいふに付き添ってるココ、この子も、小学5年だったニコよりもずっと大きいんだもんなあ。なんだか不思議な感じです。大きくなったのあも登場、みかんもちょっと描かれてて、なんか楽しかった。これは夢オチなんだろうな。そうは思ったんだけど、単なるめいふの夢なのか、あるいはいずれ訪れる未来なのか、そうしたことは判然としないまま、けれど再び目覚めた小学3年生のめいふ、彼女の気持ちをそっと後押しして、ちょっと成長、前に出られるようにしてくれて、この先にあのクールで頼りになる彼女がいるのかと思うと、なんだか微笑ましさもひとしおです。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第8号(2014年8月号)

2014年6月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2014年8月号

『まんがタイムきららキャラット』2014年8月号、発売されました。表紙は『Aチャンネル』、ナギがメインでありますよ。眼鏡は眼鏡でも水中眼鏡。黄色に緑、ポップでキュートなビキニ姿でシュノーケリング、ちょうどあがってきたところなんでしょうか、水の中、浮びながら水中眼鏡をあげてる様子なんですね。水平線を画面中央に置いた構図、水の上、日の光に照らされたナギと、水中の水着、それが描かれて、健康的で色っぽくもある素敵なイラストでした。向こうにはトオル、ヒトデをつかまえたんですね。赤い水玉の水着も可愛い! このふたりの体形の差、描きわけられていて、ナギのお腹の感じ、ああ! なるほど! なのです。

『癒さレクチャー』、面白かったですよ。部室として、旧校舎の一番奥の教室をもらえた。なので掃除しよう、そんな話だったんですが、南京錠は錆びてるし、廊下はギシギシときしむし、なかなかに不穏な雰囲気、いかにもなにか出そうなんですね。扉を開ければ見るからに物置で、これを片付けないといけないのか……、と、麗のもやもや指数、略してもやシスも200ほどあがってしまう。この「もやシス」がうまいこと使われてるのがよかったですよ。みんなで掃除。非力な麗が真っ赤な顔してプルプルしたり、新聞紙で窓を拭こうというのに、束まるごとバケツにつけたり、ほんと、最高でした。麗、149センチー! そんな麗をハグすると癒される! 部活動だ! けど麗のもやシスは500も増えるのか。ほんと、麗、最高でした。泣きそうなところとかもね、そして部のみんなもね、実にいきいきして、可愛くて、よかった。愛されてる麗、それがもう実によかったです。

『ばーどすとらいく!』、今回は水泳なんですね。委員長はひとり着替えるのが遅れて、なるほど、胸の大きさを気になさってる……。さて、水に入ってからですよ。くるの泳ぎがすごい。おおう、水面下で懸命に足を動かしてるってやつか! って、いやいや、むしろ人の姿だと古式泳法のそれに近いな。腰から上が水面に出ている。それを涼しい顔でやってるのいうの、確かにすごい脚力でしょう。しかもかなりの速さで移動できる。自由自在だ! なるほど、けれど委員長のクロールにはかなわず、いや、いやいや、後半からの委員長のブースト、見事でした。面白いなあ。翌日、クルが筋肉痛になって、あら、やっぱりそうなのか。労ってる総統が、なんかすごく気に入ってます。

『ブレンド・S』、お店のチラシ配りをするというんですが、せっかくだから店のキャラでアピールしましょう、店長も大変なことをいったものです。苺香は店ではドSキャラで売っている。けど、そんなのチラシ配りでどうやれば……。悩んだ末、というか、焦って思わずやってしまったことが、まさにそのドSチラシ配りで、いやもう、この人のこういう展開、今回も実に面白かったです。けど、お客さん、というか、これからお客さんになりそうな彼もすっかりそのドS接客にはまった感じですね。後半はドSを演じる苺香の可愛さてんこ盛りで、この漫画はこの可愛さと思いがけずにじみ出るドSのギャップ、これが鮮かでグッドです。

『まちカドまぞく』、ゲストです。面白い設定です。夢に出てきた悪魔のお嬢さん。褐色の肌に角。優子に目覚めよと呼びかけるのですが、これ、ただの夢ではないんですね。あ、右の角が折れている。なるほど、これ重要だな。さて、吉田優子、目覚めると頭に角、さらには尻尾が生えていた。あわてていると、お母さんが教えてくれた。吉田の家の人間は普通ではない。かつて光の一族と戦った闇の一族だっていうんですね。負けて、力を封印され、運も封印され、さらには極貧生活。って、地味にきついな。優子は待望の先祖返りみたいですよ。光の一族を倒せば、呪いが弱まり、背も伸び、金回りも多少よくなる。多少……。なんか微妙な現世利益がおかしいなあ。ちょっと気にいりましたよ。敵は魔法少女、その生き血を始祖の邪神像に捧げるというのですが、その邪神像、あ、右の角が欠けている! なるほど! これが! しかし、優子、魔法少女を倒すどころか、危ないところを助けられて、さらにそのうえ、食べ物のほどこしを受けて、ほんと、この先どうなる? ほんとに生き血とか捧げちゃうの!? それ以前に、勝てそうな気がしないんですが! 彼女の行く末が心配です。

『図書委員ですがなにか?』、ゲストです。図書館で迷子の彼女は、図書委員になったばかりの一年生、直江さん。あまりに広すぎる図書館の中、迷子になってしまって、って! どんな巨大な図書館なんだ。あるいは『薔薇の名前』みたいなのか!? 直江は人前に立つのが苦手、お外も苦手、なので図書委員を選んだ、っていうんだけど、この学校は委員会が部活みたいな感じなのか? 必ず入らないといけないって、そんなにたくさん委員会があるのか? 謎です。直江に話しかけた先輩、榎元はなんか面白い人で、冗談とかばかりいってる。宇和島文、三年生、榎元の冗談のせいで、ふたりはカップルと勘違いされてる。つっこみ役? 苦労人? そして二年生、黒田孝枝と加治木アニータ。以上の5人が図書委員、って、ちょっと待って欲しい。全員どこかの委員会に所属しないといけない。なのに5人。ああ、クラスが少ないの!? 謎です! ともあれ、今回は皆さん御目見得といったところ。実際、どうした展開するかは次回でありますね。

  • 『まんがタイムきららキャラット』第10巻第8号(2014年8月号)

2014年6月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2014年8月号

『まんがタイムオリジナル』2014年8月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』山下さんが、イチゴパフェを食べて御満悦。うん、大変にいい笑顔であります。って、これ、影山先生が作ったのか? ほかに、二つに割って分け合えるアイスキャンディー、その片方を差し出してくれてる『らいか・デイズ』らいか、そして『みつめるっ!上野さん』上野と根津のふたりがかき氷にスイカを食べておりますよ。

『よゆう酌々』、うおう、大変なことになったよ! 戸田くんが、戸田くんが、なんとしてもコタツを撤去したいその理由ですよ。コタツにつっこんだ足が、くびれに、女将のくびれに! モヤモヤしたっていってるけど、実際はムラムラだったのか! だからその元凶であるコタツを排除したくなったのか! これまで粧子さんの勘違い、さんざん描かれてきたわけだけれど、まさかの展開に、ああー、戸田くんも男の子だったのねー! 驚いたのでした。戸田くん、友人との話で、ああ女将ばかりが駄目なんじゃなくて、戸田くんもそうだったか、改めて触れられ、そうかあ、このふたりだからうまくいってるんだ、そうしたところ示唆されて、おおう、なんかすごくいい話っぽくなってる!? やばい? やばい!? 終わっちゃう!? おののくのでありますよ!

『満開!Sister』は浴衣で花火でありますよ。受験生だけど、気分転換にいい、みんなでいくといいって、父に送り出してもらうんですね。って、父ちゃん、母さんとふたりっきりになりたかったのか! いかすな、この父ちゃん。カンナのミニ丈浴衣、それをたけしが許した理由とか、うん、いい感じです。でも、カンナ、あんまり似合ってないよ! サツキがよかったです。花火大会会場でばったり出会うんだけど、たけしに思わせぶりなことをいいつつ、その本当の理由はがっかりというか残念というのがね、実にいい。けどたけしにはそのへんばれないんですね。サツキの浴衣のファスナー留め。ええーっ! こんなのあるんだ! しかし、今回は本当にたけしは珍しくいい思いしてますよね。いや、いつもか。ほんと、彼の翻弄されつつもなんだか羨ましい、そんな状況、面白かったです。

『放課後すずなり倶楽部!』、ゲストです。鈴鳴さんは内気な子。なかなか自分の思ってることをいえない、そんなところがあるんですね。読者への自己紹介も中断。掃除当番も押し付けられちゃって、嫌とかどうとかいう暇もなかったんですね。そんな彼女に猫がのっかってきて、その猫がどうも部長らしい。鈴鳴さんから離れない部長を部室へ運ぶため、鈴鳴さんごと部室に案内して、それがねこら部。猫好きの部なのかな? 猫かぶりと気まぐれお嬢さんのふたりがいて、特になにか活動するわけでもなく、のんびりマイペースにやっている。早乙女優良と猫屋敷玉緒。鈴鳴美亜も入部することになって? ねこら部に馴染んでいくのでしょうか。

『どす恋!りきしー女』、ゲストです。これは珍しい女子相撲もの! ほんと、珍しいな。憧れの大野君に呼び出された双葉加奈子。告白される!? かと思ったら相撲やってみない? スカウトされたっていうんですね。相撲部、かつては結構優秀だった。けど今は部員もいなくって、廃部しようかというまでに。そこで女子相撲部として再生しようと目論んだんですね。その首謀者は顧問の北見今日子。この人自身が相撲とったりするわけじゃないのか。部員は、ちっこいけどやんちゃでアクティブな千代田茜。ロシアからの留学生、ターニャ・ハルマノフ。なんだかあんまり相撲にマッチしてない? そんなふたりに、あんこがたの加奈子が加わって、さあ、どうなる? やめたい、やめたい、そう思ってた彼女も、マネージャー大野邦治に可愛いといわれて、すっかりやる気に。というか、大野はなるほど、あんこがたが好きか!

『神崎さんに見つかりたい!』、ゲストです。エキセントリックな女の子に好かれちゃってる神崎さんの話。部活でバスケをやってたら、ボールのカゴから女の子が出てきた。かくれんぼしてるとかいうんですね。中等部2年の佐渡さん。あ、神崎さんは1年か。佐渡さん、神崎さんにつきまとう。あんまりその理由、動機はわからんのですけど、単純に気にいっちゃってるから、みたいなのでいいのかなあ。いわゆるかまってちゃん? みたいな雰囲気に、けど漫画だから可愛げなんかも感じられて、そんなにうざい感じじゃないんですね。そんな佐渡さんを神崎受け入れて、仲良くなった? いつもべたべた? なんかそんな女同士の、友情とはちと違うっぽい関係なんかも匂わせる漫画でしたよ。

  • 『まんがタイムオリジナル』第33巻第8号(2014年8月号)

2014年6月26日木曜日

ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます!

 ついこのあいだ、バンナムのゲームは信用できない、キャラゲーだったらなおさらだ! とかいってましたが、買いました、というか買ってしまってました、『ガールズ&パンツァー 戦車道、極めます!』。もう随分前に予約はすませてしまっていたし、今さらもうキャンセルする積極的理由もない。なんだかファミ通レビューの得点がやたら渋かったという話も聞くんだけど、面白い戦車ゲームやりたかったら『World of Tanks』やるから! と、こんな具合になるたけ期待しないでおったのですが、そしたらわりかし面白いじゃん! いろいろ思うところもないではないけれど、序盤? 冒頭あたりを遊んでみたところ、結構いける、そんな感触を得たのですね。

ただ、ゲームとしては簡単。もちろん、もっと先に進むとどうなるかはわかりませんけど、サンダース戦までを終えてみての感想はというと、1対1ならまず負けない。たとえ相手の火力が高くとも、当たらなければどうってことないし、たとえ相手のHPが多くとも、時間かけて数撃ち込んだら勝てる。敵は足をとめて撃ってくるから、その周囲を周りつつ、装填次第射撃。敵の砲塔がこちらを向くと撃ってくるから、それよりもはやく背後に回ってやれば、もうノーダメージで勝てるって話ですよ。だから、そう遠くないうちに飽きるかもですね。

難しいのはですね、操作なんですよ。左スティックで操縦、右スティックで砲塔、というか照準を決める。この説明見たとき、やったと思いましたね。理想的じゃん。そう思ったんですよ。けど、思ってたのとちょっと違った。左スティック前で前進、後ろで後退、右左で右折、左折、そう思ってたら、なんか変だぞ!? 砲塔の向きに影響を受けるんですよ! なので、敵車輌に砲を向けながらぐるぐる周囲をまわってると、突然なにが災いしたものか、急にバックしはじめる。あれ!? なに? どっちに倒したら前進になるんだ!? まごまごしてると敵に撃たれたりしましてね、ほんと、酷い! 無駄に難しくなってます。

しかし、惜しいですね。面白い要素も結構あるんですよ。あの、ゲージをためてチームの戦車にザッピングってシステム。正直全然期待してなかったんだけど、うまいこと使うと、孤立敵車輌を次から次へと狙い撃ちできる。ポジション取りするの、自分が動かなくてもいいってのがいいですよね。またコスト上限が決められた中で戦車隊を組織して戦うチャレンジミッションなんかも悪くない。ただ、やっぱりこの対戦相手がCPU、決して手強いわけでもないCPUというのが残念で、だって、これ、チャレンジミッションルールでザッピングしながらネット対戦とかできたら、めちゃくちゃ面白かったと思うよ? まあその場合、うまくバランスをとっていかないといけないのかも知れないけど、ほんと、対戦要素とかあったらものすごいことになってたかも、そんな印象があるんですね。

ストーリーモードは基本的にアニメのままで、要所要所でアニメのストーリーをなぞるアドベンチャーゲーム的展開があったり(いや、選択肢とかはないんだけどね)、ここという見せ場ではムービーが挿入されたりね、結構豪華なんだけど、個人的には嬉しくない! だってめんどくさいじゃん! その間、ゲームが止まっちゃうじゃん! と思う自分みたいな人間は、ほんとはキャラゲーは向いてないんだと思います。けど、プレイ中にカットインでキャラクターが表示されて、いろいろしゃべるのはにぎやかで楽しいですよ。チャレンジミッションでP40使ってみたらアンチョビが面白くって、いいねえ、いいじゃん! こういうところはキャラゲーの面目躍如なのかも知れません。

ああ、そうそう。グロリアーナ戦でチャーチルを撃破してみたんだけど、特に後のミッションに影響したりはないみたいですよ。

2014年6月25日水曜日

Flower, taken with GR DIGITAL IV

GR BLOG、トラックバック企画であります。今回のテーマはいきもの、ええ、いきものです。基本的に動植物全般って、植物もいいのん!? 粋なものと捉えるのもギリギリオッケーみたいで、けどやっぱり基本的にはいきものであることが条件と考えるべきでしょう。なまものではありませんよという例示までされている以上、ここはしっかりいきもので決めていきたいところであります。トラックバック企画「いきもの」に参加します。

そういいながら、冒頭に石造りの猪の写真をもってくるの、駄目じゃん! って話ですが、いやいや、これはメインじゃないから。これ、京都は護王神社の、世にも珍しい狛犬ならぬ狛猪であります。あんまり面白かったから写真に撮ってきたのでした。

さて、狛猪はよいとして、今回提出の写真、これはハナアブですかね? 近所の神社の生垣の、咲いた花から蜜を集めているのを撮影したのでありました。

それと、またまたおまけ。これは使用カメラのレギュレーションからはずれてしまっています。Pentax MX-1で母の撮影したもの。なんと、うちの近所に猿が出たんですね。猿! やばいよ! いやほんと、こんなごつい猿が普通に歩いてるとか、びっくりですよ。はい、おまけでした。

2014年6月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2014年8月号

 『まんがタイムきららフォワード』2014年8月号、発売されました。表紙は『がっこうぐらし』ですね。メインの4人が、積み上げられた机やらソファに登って、座って、乗っかって、可愛いやらかっこいいやらスタイリッシュやら、結構豪華な表紙となってます。そしてここで朗報ですね。TVアニメ化決定なのだそうですよ! って、待て! 待って! 今のところ明るい展望とかまったく見えてないんだけど、アニメでもおんなじ感じでいくのかなあ! ちょっと心配でありますよ。

『鬼が出るか蛇が出るか』、あどべんちゃらの新作ですよ。今度は四コマじゃなくてコマ割り漫画ですね。やっぱりといってよいのかな、恋愛ものです。なぜか女性からモテない少年、松原優。彼が突然のいいなずけ? 出現に、とまどったりドキドキしたりするって話なんですね。さて、タイトルに鬼とか蛇とか、不穏なキーワードがありますね。そして冒頭の優の回想、加えて女の子たちから変な匂いやらなんやらいわれてきたということも含めて考えると、なるほど鬼だか蛇だかにツバつけられてるんだな。それで、女の子にモテない呪いがかけられてたりするんだな。ええ、そんな話だったんですね。優との結婚相手として紹介された鈴。この子、とにかく可愛くて、気立てもよくて、しかも積極的。文句のつけどころないじゃん! みたいに思わせて、あ、うろこが……。まさかの展開とまでは思わなかった、けど、まさかのドキドキ☆ビジュアルでありました。これ、今後は鬼の子とかも出てくるのかなあ。さてさて、優の父親が想像以上にろくでなしで、そっちの方がよっぽどビビりました。

『怪獣の飼育委員』、ゲストです。なるほど、タイトルからすれば、この世界には怪獣がいるみたい。それもなにかの比喩とかでなく、本当の怪獣です。けど、怪獣、なんだかおとなしいんですね。学校にはテイマー科というのがあって、怪獣を手懐ける術を学んだりするんですね。さて、ヒロインの日高唯音と御統宙は、裏山の怪獣の世話をする飼育委員。宙は適性がないと普通科所属なんだけど、怪獣が好きで飼育委員の仕事にもやる気見せてます。対し唯音は適性があるからとテイマー科に入ることになったけど、怪獣は好きじゃない。なかなかうまくいかないふたりであります。しかし、裏山の怪獣、見た目はごついし角なんかもあるけれど、高いところから落ちた宙を助けてくれたり、また怪獣の世話が嫌と泣き出す唯音を元気づけようとしたのか、乗せて歩いてくれたりと、ほんと、なんだか気のいいやつなんですね。不思議な怪獣交流もの? 実際唯音には適性があるようで、なんだか今後の成長、可能性を感じさせるものありました。しかし、この設定が面白いです。実際、怪獣はかつて暴れまわってたかで、都市が壊滅したりしてる。その怪獣を撃退するのではなく、適性のある人間によって飼い馴らして無害化しようという試み。なんとも面白い発想だと思いました。

『烏丸さんがみてる』、ゲストです。三嶋くるみですね。誰もが知る美少女、烏丸灯子がこちらを見てる。三人一緒の男子連中。俺か? 俺なのか? 色めきたったりしましてね、しかしその美少女、クールビューティ烏丸さんが、ちんまりとして実に可愛らしい。ええ、三嶋くるみ的美少女であるんですね。いつもひとり、孤高の存在で、物静かにしている。男子からも女子からも崇拝されて、勇気を出して告白するも討ち死に続出、だっていう話なんですね。そんな彼女に、ある日、学食で出会った主人公、錦織大河。困ってるらしい彼女にちょっとした手助けをして、それ以来、じっとこちらを見つめてくるようになったっていうんです。なるほど、大河のことが気になるんだな! これが最初からの予想でした。ラスト前では、もしかした男子のイチャコラにときいてるとか!? いや、それはありませんでした。烏丸さん、自分は嫌われものだって思ってた。いじめられてるとさえ思ってた。これまでにあったこと、それらが全部いじめの一環と、そう勘違いしていて、だから友達らしく接してくれた大河のことが気になって、っていうんですね。かくして烏丸さん、大河の友達となって、しかも名前呼び! こういう無垢で素朴で押しの強い、そういうヒロインがこの作者らしくて、とてもよかったです。

『病めるときも健やかなるときも』、いばらの暴走、いい感じですよ。赤ずきんとコンセプトを決めてドールを着せ替え。写真撮影にも余念なく、けれどデジカメが古いのだけが気掛かりなんですね。もっといいのが欲しいなあ。しかしそうなると高い。長崎のイベントを諦めたらなんとかなるかも、けどまさかそれを諦めるだなんて……。って、妄想で泣くのか。あの泣き顔いいな。無念と苦渋がにじみ出てました。ヒロインの表情とは思えない。資金繰りのため参加したフリーマーケットで、魅力的な人形に出会うんですね。けど持ち主はやっぱりどうしても売れないと、ぎりぎりで心変わりしてしまって、しかしこの人形、いばらの血がついて動き出してしまった。それで持ち主が人形を祓いに、いばらの家に持ち込んだっていうんですね。子供の頃からの屈折した思い出。それが語られて、その屈折が人形にも影響していた。それをいばらが見事に解決するんですね。あの、いばらの、人形のこととなるとなんでも前向きに受け取る、そうしたところが、馬鹿なんだけど、いいんだろうなって思ったのでした。

『トリガーハッピーウィッチ!』、新キャラ登場ですよ。花咲モモ。眼帯に小さなシルクハットに、加えて大きなクマのぬいぐるみ持ってやってきた。転校生なんですが、このクラス、すごい包容力だな。普通に受け入れちゃうんですね。ああ、慣れてるのか、変なのに。って、変なのってチーか! チーのモモに対する視線はいつになくシリアスで、それもそのはず、モモも魔女だっていうんですね。ひとつの地域に魔女の工房はひとつだけ。だからチーにとってモモは侵略者、モモにとってチーは、排除すべき敵というわけです。しかし、モモはやたら思わせぶりだったのに、案外というかあかんたれで、チーはチーで、ろくでなし? かと思ったら、なんか直系とかいわれてる。いいとこの出なのか。しかも、おばあちゃん、魔女ギルドの偉いさんなのか。さて今回は、こうした魔女の世界のルールなどなど、いろいろ提示して、少しずつ期待高めたところで続きは次号。けど、なんかシリアスな戦いとかにはなりそうにない気がするんだよなあ。

2014年6月23日月曜日

『まんがタイムファミリー』2014年8月号

『まんがタイムファミリー』2014年8月号、先日の続きです。

『軍神ちゃんとよばないで』、いきなり虎千代、お色気展開!? って、あれ? この子、こんなんだった? と思ったら妄想じゃん! そんなこったろうと思ったよ! しかし黒田どの、めちゃくちゃ面白い。柿崎景家にあきれられ、さらに思いっ切り距離をとられてしまう。悪い意味で子供好き! この上、男色家であったかと続くわけでしょう? もう、ほんと、のっけから最高でした。そして虎千代、雪に喜ぶ。ああ、可愛いじゃん。のびのび遊んで、ほんと見ていて楽しかった。で、それはいいんだけどさ、戦はどうなる? 兄様たすけての手紙。そして林立する雪だるま。これ、ほんと、史実だとどうなってたんだ? 逆に遡って史実に興味が出てきましたよ。

『宅飲み残念乙女ズ』、めちゃくちゃ面白いな! みんなでカラオケにいきました。グリっちですよ、グリっち。もう、この人大好き。ものすごい本気。ああー、マイクは叩いちゃ駄目よ! しかし、真剣そのもの。その様子、もう最高。小学生みたいなてつ子、個室をラブで充満させるゆみみ。ほんと、この人らは最高だな。ラブで窒息するんだ! 学生時代を思い出してしまう3人だけど、もう唐揚げはそんなに食べられない。けど、ビールがすごいな。店員を怖れさせるレベルなんだ! あの消費カロリーの計算、あれが正しいのか実証しようとするグリっち。素晴しかったわー。悲しいことがあった、やりきれないことがあった。それを、飲もう、歌おう、それで忘れよう。そういって付き合ってくれる友人たち。ええ、そうした描写もまたよかった。ほんと、この漫画、とてもいいですよ。

『2倍まもります!』は夏を先取り。ああ、今年の夏も暑いかなあ。エアコン不調で、とにかく暑い。全裸ですごしたいとは左佐、右の弁。さすがに全裸はいけない、っていうんで水着暮らしになるっていうんですね。いかがわしい店かここは…。生徒会長来訪で趣味を疑われる中田。まるでいかがわしい店だな…。この畳み掛け、ナイスでした。ここで生徒会長も水着になって、色気があるといってもらえて、嬉しいのか、あるいは落ち込む展開なのか。さらに館岡登場。やっぱり中田、誤解されて、一連の展開、馬鹿馬鹿しいんですけどさ、面白かったですよ。

『かしこみかしこみ』、ほんと、面白い。七夕の話題。彦星様が織姫様を捜しにきました! って、なるほど、友達のヒメちゃん訪ねてやってきた星彦くん。ところで、山椒ですよ。前回、見た目なんてどうだっていいと決断した山椒、もう完璧に割り切っちゃって、今回、のっけからドレスですよ。おおう、アイドルスタイルなのか。けど、この出張アイドルがきっかけでヒメちゃんの家がわかる。星彦とヒメ、ふたりを織姫彦星にたとえるムクに違うと答える星彦の真意とかね、ぐっとくる。星彦にとってのヒメ、ヒメにとっての星彦というのも描かれて、ほんといいエピソードでした。七夕の短冊、星彦のお母さんの願いとかね、こういうところもそつがない感じで、ほんと、完璧だったんじゃないの? 最高でした!

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第8号(2014年8月号)

2014年6月22日日曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年8月号

『まんがタイムスペシャル』2014年8月号、昨日の続きです。

『先生のすみか』は、ゆりちゃんがまほろば荘のヤマトの部屋にやってくるっていうんですね。吉野先生はすりすり、って、いきなりだな。お茶の先生香具山さんの誤解と心配とかね、ほんと、柄杓だけ持ってきても、全然武器にはならんですよ。歴史に関してはヤマトよりも香具山さん方が得意。ということで社会科の勉強なども進んで、そしてヤマトの頑張ってるところなんかも見てもらえて、実にいい雰囲気でありました。とはいっても、ヤマトにとっての一番は管理人さんなんだろうけどさ。なかなかこういうのはうまくいかないものなんですね。

趣味じゃない園芸』、芝生に座って虹を見上げている蘭々、あの扉、いいですね。落ち着き、穏かさ、などが感じられて、それになにか未来を夢見ている、そんな雰囲気もあって、そこにちんまりとした可愛さも加わる。いいイラストだと思います。さて、本編は、皆で休日に市の中央公園にいきました、というお話。公園にある小川や芝生、そうした設備、といっていいのかな? 確認して、園と比較していく蘭々。こうやって、いろいろチェックしていくこと自体は悪くないけど、あんまりにも必死すぎるのか……。体育会系マインド? ソフトボールやってたんだ。それでやたら勝ち負けにこだわる、って、そのあたりは蘭々の基本の性格っぽくも感じるなあ。蘭々、資格をとろうとしてましたよね。今回、そのおさらいみたいな感じで、造園技能士、園芸装飾技能士、さらに造園施工管理技師、次々列挙されて、この人は二兎追って全部逃がしそうなタイプだなあ。しかし、こうしていろいろをやりたがるのは、好奇心や負けん気という要素もあるけれど、その根っこには不安とかがあるのかも知れませんね。そんな自分のこと、だんだんに見えてきている蘭々。ええ、成長してますね。ひとまわり大きくなったのかも、ですね。

『銀河系女子高生ありすちゃん』、ハルが転んで、膝に青あざ作っちゃったんですね。ありすちゃん曰くガス星雲みたいって、それで痛みもやわらぐんだ。すごい天文愛だ。地方によって呼び方が違う。ああ、関西、というか京都? だと、そうなることを青じむっていいますね。名詞にしたら青じみ? あんまりそうはいわないなあ。膝ぶつけたとこが青じんでる、みたいな感じです。さてさて、ありすちゃん、どうやったらできるかと聞いて、躊躇なく腕を机に強打。すごいな、痛みに恐怖を感じないんだ。さすがです。ありすちゃんモデルに宇宙テーマのファッション、あのコーディネートは可愛かったけど、青あざはさすがにミスマッチです。ありすちゃんもハルも、なにか見失ってしまってましたね。青あざの新しい名称として宇宙が採用されてからのくだり、バレーボールやってる皆の連帯。あれは面白かったです。宇宙が大量に生まれている。なんでもないことが、ものすごいスケールに感じられておかしいんですね。

『美味しいタノミゴト』は、咲月が風邪でダウン。美琴が心配しちゃって、ずっと付き添うっていうものだから、いろいろ用事を頼んで部屋にいさせないという作戦をとるんですね。病人なのに、いろいろ考えなくちゃいけなくて大変です。お腹がすいた、そういう咲月に、自分が作ります、美琴がやる気を見せるんですね。しかしなにかと心配、だから咲月、事細かなレシピを書いて、うん、病人なのに大変だな。台所ではメイドさんが大変。美琴がとにかく駄目で、けどそのがんばりがちゃんとお粥に結実するんですね。本当によかった。美琴のために、そして咲月のためによかったです。なぜお粥を作りたかったのか、美琴の気持ちが咲月に届く。そして咲月に美琴がお粥をリクエスト。ええ、最後に美味しいタノミゴト。いい展開でありました。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第8号(2014年8月号)

2014年6月21日土曜日

『まんがタイムスペシャル』2014年8月号

『まんがタイムスペシャル』2014年8月号、発売されました。表紙は『恋愛ラボ』、水鉄砲を手にやたらかっこいいリコがメインですよ。ビキニトップ、けど色っぽさや可愛さよりもかっこよさが前に出てきてるんですね。あの、カウボーイ思わせるハットも素敵です。そして『笑って!外村さん』、やはり水着の外村さんと、おお、由井さん、由井さんか! ふたりともいい笑顔。ええ、本編ではそろそろ雪解け? そんな雰囲気ですが、表紙では一足先に仲良くなった? そんな雰囲気。ええ、いいじゃないですか。ええ、いつか本当に仲良くなれた時の情景はこんな風かも知れませんね。

『ピンポン☆ブー』、今回もよかったなあ。これ、こういう部員の掘り下げエピソードがすごく面白くて、今回は彼ですよ、いつもいけ好かないあいつ。天才少年、佐原です。友人が家にくることに嫌な思い出がある模様。なぜか? それが明らかにされるんですね。強引にやってくるクイズ研の面々。あまりに豪華な佐原邸に驚くんですが、まあ、そりゃそうだよなあ。けどなんでもあるわけじゃない。テレビがない、ゲームなんかもない。それが子供時代の嫌な思い出に繋っていて、ああ、それが佐原を弱気にさせていたのか。こんな佐原の姿、はじめてでびっくりしましたよ。しかしそんな彼の不安をよそに景二も皆もマイペースで、ええ、佐原の心配はまったくの取り越し苦労に終わった。ほんと、よかったじゃん、佐原。ひねくれてる、そんな印象の強い彼だけれど、それがこうして心配や不安払拭されて、この描写、ほんとよかったですよ。あの、また来いと手を振る佐原の表情、あれが実にさっぱりとしてなによりでした。

メェ〜探偵フワロ』、今回、すごかったよ。いつだって面白い、そう思ってるんですけど、今回は屈指のできじゃない!? 冒頭から決着まで、ほんと、見事な構成、見事な展開、素晴しい。すっかりやられた、翻弄されましたよ。フワロ氏に持ち込まれた相談ですよ。麦畑が荒らされた、ここでいつぞやのピクニックの回想。いや、もう、これだけで笑っちゃう。けど、本編がその上をいっちゃったんですね。ほんと、すごいですよ。麦畑に大きなミステリーサークル。宇宙人!? まさか! 犬が怖がって畑に入らない。それを聞いて一番怖がるのがミス・レモンで、ああ、ミューティレーション! ああ! そうだった、牛だ! もう、この組み合わせ。がつんがつんきましたね。畑には金属の匂い。そして見付かるいくつもの足跡。ああ、ミステリーサークルは簡単に作れるからな。順当にそういう落ちになるよね。これを作ったという大学生たちも登場。自分の予測したとおりの展開に、ふんふんと頷きながら読んでたら、ここで大転換。やられた……。

ナントカにはワンダーがある、ロマンがある。科学に親しみ、かつ未知に憧れる — 、リアリストでありながら空想を愛する精神が、こうしたワンダーを漫画に落とし込んで目の前にありありと見せ、読ませてくれる。素晴しいわ。ナントカ。素晴しいわ。心底、思い知らされました。

ああ、そうそう。ミステリーサークルを見た瞬間、うさぎの宇宙人もいるからなあ、なんて思ったのは内緒です。

『なり×ゆきリビング』、ゲストです。佐藤雪と篠峰奏莉の同居生活がはじまります。社会人ものなんですね。小心者で考えすぎる嫌いのある佐藤雪、彼女に酔った勢いで佐藤さんちに住ませてよ、そういっちゃった篠峰奏莉。なんと受理されてしまったんですね。酔いがさめてから、なんてことを約束してしまった……、後悔しながらも、約束しちゃったものはしかたがない、覚悟決めちゃうのが雪。奏莉はジョークにしてキャンセルしちゃうつもりだったみたいだけど、もう荷物は送っちゃってるのか……、って、酔って帰ったその日にやっちゃったか。こんな、まるで性格の違うふたりが一緒に住むっていうんですね。面白かったですよ。奏莉がいかす。雪の家に届いた荷物、その中に会社の机の鍵がはいってる。だから昨日かたくなにあけなかったのかっていう回想、イヤです、総務行けっていってる奏莉がもう最高。片付けの様子も、引っ越しソバのやり取りも、そのとっかかりやらやり方やらは違うものの、向いてる方向は同じっぽい。だから、このふたりのコミュニケーション、それが面白いと感じるのかも知れませんね。ええ、大変よかったです。

『うぶコメ』、ゲストです。大学生の力斗と社会人のかなで。もともと同じ学校、同学年だったんだけど、進学した力斗と就職したかなで。その環境の違いで、微妙にすれ違いがあったりするんですね。いや、けど、ほんと、大変だろうな。同い年でも、かなでからしたら力斗が子供っぽく見えたりするんじゃないかな。今日はふたりのデート。力斗は一生懸命デートコース考えて、けど素朴な青年だなあ。ちょっとかなでの希望からは離れちゃったりしてるんだけど、うん、頑張れ力斗。かなでは仕事が大変そう。住宅の営業やってるんだけど、なかなかきりかえうまくいかないみたいで、デートにも営業モードであらわれたり、さらには仕事先からの電話で呼び出されたり。ほんと、力斗とのすれ違いがどんどん広がるんですね。けど、疲れたかなでを元気づけた力斗のプレゼント。ええ、まだまだこれからのカップル。初々しさが魅力だと思いますよ。

『注文の多いお姉ちゃん』、ゲストです。ヒロイン有村花は男嫌い。けどそんな彼女のお見合いからスタートするっていうんですね。男は苦手、それが原因で仕事を辞めたレベル。男がいないという条件が壁になって、再就職もうまくいかない。そんな彼女、おいしいものは大好きで、北海道の大学に通っている弟の家に転がり込むんですね。北海道にはおいしいものがいっぱい。ソフトクリーム屋台で働く? いや、そのへんは不明なんだけど、花の新生活。どうなる? しかし、社会生活に影響するほどの男嫌い、大変ですよ、それ。

  • 『まんがタイムスペシャル』第23巻第8号(2014年8月号)

2014年6月20日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年8月号

『まんがタイムきららMAX』2014年8月号、昨日の続きです。

『もののゆ』、いい感じですね。座敷童たちのかんこどり繁盛大作戦。ネットの影響力に期待してBlogをはじめてみよう、なんていうんですが、コンピュータとかネットとか、ほんとハイカラな連中だなあ。随分前に作ったホームページって、これいかしますよ。カウンターがあって、いかにもtableレイアウトで、うん、いいよ。すごくいい感じ。画像がデッドリンクになってるところが妙に気にいりました。しかし、座敷童ふたり、なんでまたこうも俗っぽくなったのか。巴に着物着せて、旅館の案内写真を撮る。ここまではいい。問題はその後で、Blogに載せたきわどい写真の数々。ああ! 一度流出するともう取り戻せないのよ! ええ、ネットリテラシーは大切です。巴、学校にも通うことになって、かんこどり、有名なんですね。妖怪旅館なのか。妖怪幼女がゲームしてるとか、そんなとこ目撃されてるんだ。いい感じ。そうそう、どこのパンですか! これも面白かったですよ。

『ねこと白衣と、』。ステファニーがいい子だなあ。この子、レモネードが好きなのか。まあ、ファストフード店にはあんまり置いてないですよね。さて、適当に部活を作ると決めた。藤音が微妙に社会を舐めてて、悪い子だなあ。しかし部長争奪、ポテトの早食いで決めるっていうんですが、ギガポテトだっていうから、それはそれは大量なのかなあ? でも高校生くらいなら楽勝でペロリだと思うんだけど、そうでもないのかな? ポテトだけで約1000キロカロリー。でもまあ、一日あたり2000から2500キロカロリーくらいだから、1000くらい平気じゃないのん? って、あかんか、他にも飲み食いしてるからオーバーするか。勝者藤音、部長をステフに譲って、こういうところもらしいのかな? そして、あの本音が過ぎる先生、彼女を顧問として部に引き込む……。酷い、けど教師がああいいたくなる気持ちもわからんでもない。あの藤音と先生のかたい握手。ああ、なんだろう、底知れぬ不安感です。

『ハナイロ』、いいですね。遠足にいく。それが本当に嬉しかったのか、うるみの大荷物。いやもう、山は危険とはいうけど、それにしても多過ぎです。けどそれがきっかけになって、話し掛けてもらえるんですね。柄沢陽、元気な女の子。そして瀬能いち子、こちらはおっとりとして、けどちょっと辛辣な子です。いち子、茉乃花たちのこと、ずっと気になっていたというんですね。特別な関係なんだろうか!? いやいやいやいや、なんてこと! そう思ったけど、この子はこの子で陽にそうした感情を抱いているっぽいですね。茉乃花と陽の無軌道コンビ。そしていち子遭難!? 沙里の決断。続きはまた来月! うわー、やってくれます。これ、秘密の共有なんて展開になるのかなあ。

『食レポの星』、妙に気にいってますよ。あの、頬のふにょっとした感じがいい。B級グルメレポーターとして頑張ってる久留米つぶら。この子のざっくりっぷり。そしてエレガント蕎麦! スーパースローには笑いました。ほんと、しびれます。ととみの語る学校でのつぶらもよかった。あのモムモムって食べてるところ、あの小動物感がいい感じ。そしてつぶらのおすすめ。しぶいなあ。スイーツとかかすりもしない。地鶏、漁師メシ、さらにはおでん屋台ときて、この感じが素敵。他に食レポはじめた理由なども語られて、あのつぶらの強みね、そうか真帆は太っちゃったか……。今回はマカロンズ、つぶらのライバル? もっともっと上かな? 他のアイドルなども登場してきて、ええ、期待ですよ。つぶらにかかわってくることなど、あるのかな。

『みことの一手』は、高校大会東京予選ですよ。緊張して眠れない、それをネット碁でまぎらわせようと思うあたり、この子の囲碁に対する気持ちが見てとれるようで、いい感じ。けど、さすがに徹夜のテンションが抜けると駄目か……。なんでみことは碁盤を持っていくのか? これ、みことの縁起担ぎ? なのかと思ったら、高校囲碁大会、碁盤は各校持ち込みなのか。面白いな。あんまり大規模ではないのかな? さて、蛍ちゃん。まさかの仮面。なるほど、有名人だから、って、いやいや、そうかな!? それ必要かな!? 三人組のチーム戦。2勝で勝ち抜け。蛍にみことがいれば楽勝だろう、そう思ったら、それが甘い。高校囲碁界では王侯貴族ともいえる八段格。しかしそれでも勝てなかった理由は、ああ、みこと……。人見知りだから……。この大会予選、蛍のライバルを名乗る足利華子なるお嬢さん現れて、去年戦えるはずだった蛍と打てなかった、それでみことを恨みに思っている。その押しの強さに怯むみことではあるけれど、蛍のライバルは自分だと、精一杯つっぱって見せるんですね。はたして、みことの初戦はどうなる? イケメン少年相手にさあどう戦う? 蛍の用意した仮面装備して、さあ、どうなる? いやほんと、みことさん、頑張ってくださいよ。そうそう、『みことの一手』、連載になりましたよ。ええ、さらなる飛躍、期待であります。

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第8号(2014年8月号)

2014年6月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2014年8月号

『まんがタイムきららMAX』2014年8月号、発売されました。表紙は『ご注文はうさぎですか?』、おお、お姉ちゃんだ。モカとココアの姉妹揃い踏み。明るい笑顔のお姉ちゃんに、なんだかちょっと驚いてる風でもあるココアの表情、その違いにお姉ちゃん主導でぐいぐい引っ張ってる、そんな雰囲気など感じられて面白いです。ふたり水着、そして浮き輪に水鉄砲。夏のリゾートといった感じ。モカのオレンジ、ココアのイチゴの髪飾りもすごく可愛い。おそろいのうさぎ? のネックレスも素敵でした。

ご注文はうさぎですか?』、今回もお姉ちゃんとココアのエピソードですよ。ココアはほんとお姉ちゃんが好きだなあ。もうこんなにもしっかりしたんだよ、そうしたところを見せたくて仕方がない。早起きして、パンを作ってみせるんだ、って、とっくにお姉ちゃんは置きてたのか! あのココアのショック、そこまでか! 奪われるって、そういう危機感だったの!? しかし、ふたりとも実家がパン屋だけはある。作るとなったら2kgなのか。趣味とかの量じゃないな。まあ、店で出せるからいいか。しかしお姉ちゃん、シャロもすっかり手懐けて、そこへあのココアの叫び! この子はほんとなにと戦ってるのだろう。そしてまさかのボート対決ですよ。千夜、すごいな。なんであんな提案したのか? って、ああ、モカにモフモフされたかったのか。いつもはなんか独特のセンスと落ち着いた雰囲気からお姉さんっぽくも感じられる千夜だけど、そうか、甘えたかったんですね。そうした意外性垣間見えて、ボートを一生懸命漕ぐ表情なんかも新鮮で、ええ、今回は千夜の魅力が広がった、そんな風に思えたのでした。そして流されていくティッピー。余裕あるな……。そして最後のモカ。ああ! ほんとモカ、ココアは似たもの姉妹だと思います。ココアの妹大好きは、大好きなお姉ちゃんの真似だったりするんだろうなあ。

いちごの入ったソーダ水』、ほんと、こひめ、強くなったなあ。るなを自分の家に招待するんだけど、しぶるるなに幽霊出るかもとおどしをかけたりね、あれ、るな怖い? ってもう最高じゃん、この子。そして最後にはちゃんとるなを説き伏せて、って、ウニ、アワビ、強いな! 文芸部の合宿の話も出て、雛菊の別荘に決まりそうですね。って、べっそう……。カルチャーショックにやられてしまってるるなが最高でした。うん、ほんと、実際、こういうの微妙にきついんですよ。あれ? 自分、下層民? みたいな。うん、強くいきていこう、るな。気持ちはよくわかる。そして杏奈さんです。ああ、この子も最高だ。落ち込んで、盛り上がって、その様子、実にいい。うん、頑張れ、杏奈。応援してます。

『アイはぐ』、面白いですね。皆でカラオケにいく。ひかり、まさかのカラオケ店デビュー。ああ、自分家の喫茶店にあるからかあ。けどただで歌えるわけじゃない。歌った分だけお手伝いさせられるのか。お父さんの教育、いいですね。皐はカラオケいったことあるんですね、って、あのひかりの顔。皐の罪悪感もおかしくて、ほんと、ちょっとした描写なんですけど、ものすごくいい。ふたりの関係性なんてのもうかがえますよね。レイラがカラオケ苦手なんですね。それを知ってて、実穂が後押しする。レイラにマイクを差し出す実穂とかね、いい友達じゃん。ほんと、皆で応援して、それでレイラの苦手意識もちょっと薄らいで、そしてひかりの母への思いなんかもあって、今回はほんといろいろと盛り込まれた、豊かな回だったと思いましたよ。それになにより皆の笑顔、それがよかったです。

『スクール・アーキテクト』、謎の世界、継続中ですね。いやね、この謎の学校で授業を受けさせられてるのはいいとして、その状況に慣れそうで慣れない。そうしたサスペンドされた状況がいかします。しかしこの世界、一方通行で入ってくるばかりなんだと思ってたら、ちゃんとあの入り口、いや出口か、健在なんですね。空にある。星と一緒にめぐっているらしい。観測の結果、300日ほどしたら地面に到達するんじゃないか? 希望ですよね。しかし事態は300日待つことなく推移しそうですよ。コタの妹ハナへの思い。それゆえに感じる疑問。違和感。ああ、ついにコタがハナに問うた。この結果はどう出る? いや、ほんと、なかなかに落ち着くところを用意してくれない、その感触がぐいぐいと読み手である私の心を引っ張りますよ。

『アリノス☆ワンダーランド』、コミックスが出るぞ! いよいよひとつの節目が描かれましたよ。ルリ、C判定! それがみかにばれて、怒られる? いや、泣かれてしまったんですね。みかの実家から送られてきたタイムカプセル。それがルリにみかの気持ちを知らせて、ああ、ルリがみかの友達になりたい、離れたくない、そう思っていた気持ち、それはみかにとってもそうだったんだ。やっと気付いた、だからやっとみかに本当の気持ちを告げることができて、ええ、ふたり、ようやっと本当の親友になれた、いや? それ以上なの!? わだかまりなく向き合えるようになったんですね。よかった。そしてルリの本気。さすがのみかも怒るのか! そしてつながる手と手、ええ、いい話でした。ほんと、素敵な話でしたよ。

『小悪魔エンジェル!?天獄あくあ』、ゲストです。天獄あくあ、自称天使? コスプレも完璧? 天使に憧れて心の美を探求中らしいのですが、やることなすことがアレなので、友人からは小悪魔扱いされてるのだそうです。友達の春うららには過剰な接触。逆に秋乃るなは、あくあに過剰な接触をはかろうとするんですね。あくあ、悪い子じゃないんだけど、言動もろもろが自由すぎ? エキセントリックなんですね。どちらかといえば愛されるタイプの子でもあるようです。いや、学食、購買のおばさんには通じなかったみたいですけど! 

  • 『まんがタイムきららMAX』第11巻第8号(2014年8月号)

2014年6月18日水曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年8月号

『まんがタイムきららミラク』2014年8月号、一昨日の続きです。

『アンネッタの散歩道』、ほんと素晴しいな。今回は雨の日。扉は葉っぱを傘にしているメイヴたち。いやあ、ほんとに可愛いですよ。また背景の水溜り? 深い青に波紋がいくつもできて、そして虹が写っている。ああ、雨がやんだんですね。メイヴの指差すその先には虹がかかっている。見上げる三人の表情も、ぱっと晴れやかで、実に素敵です。けど本編は雨が降り続いているんですね。洞窟で雨宿りしてる皆。いや、彼らのサイズからしたら洞窟ってほどじゃないですよね。しかし、モリー、洞窟での雨宿り、見事にエンジョイしていて、あの改装計画とか、住み着く気なのでありますか? 雨の中、出立して、増水した川を前に、モリーの提案が野営。めちゃくちゃ面白い。飛び石に使えそうな石を見付けて、ぴょんぴょんと跳んで渡る。あ、ほんとだ、最初の、石じゃない! 気弱なモリーが勇気を出してジャンプしたら、なんか感触が変。蛙だったんですね。そうか、ちゃんとモリーを連れてきてくれたのか。いいやつだなあ。今回は、モリーがとても面白かった。ちょっと踏んだり蹴ったりっぽかったりもするけれど、この子、表情豊かに活き活きとして、そして最後にはメイヴの番。ああ、アンネッタへの手紙。はやく、はやくアンネッタに会いにいきたい。そのメッセージに感じとった不安 — 、ああ、それが全然違ってた。感情が一気に転換させられるあの瞬間、ぱっと目の前が開けるようで、ああ、雨もやんだ。空にかかった虹をメイヴたちも、そしてアンネッタも見つめている。そしてアンネッタの待つ小鳥と手紙。なんという素敵なエピソードであろうか。ええ、感動的な瞬間がありました。

『ハルソラ行進曲』、これもまたよかったですよ。新学期ですよ。って、距離が近いサヤ、最高です。今回は実習の風景。溶接やるのか。ガス溶接とアーク溶接。朱莉が意外とあかんたれ。いつもはサヤの距離の近さに困惑する朱莉だけど、今回ばかりはそんな余裕がなかったみたいですね。アーク溶接って、ほとんど見えないから音で判断するのか。難しいなあ。こうした実習風景、それがまた面白くて、あの露骨に心配されてるやなぎとかね。そして鉄のコップ。先生! 若乃とやなぎが居残りするんだけど、やなぎのあの愛着と静かな情熱。なんだ、ほんと、すっと心に入りこんで、訴えるものありました。いいなあ。この漫画は、この子らの姿がほんとに魅力的です。

『ゆずりはコーポレーション』、ほんと、勉強になるなあ! ゆずりはの会社を起こす。それがいよいよかたちになろうとする、その直前のこと。会社の形態は合同会社にしよう。彩音の勘違いで、代表社員にはなれるけど社長にはなれないよ、そういわれてショックを受けてるゆずりは。ほんと、社長になりたいんだなあ。その勘違いは亜紀乃に否定されて、ゆずりは、社長になります! けど、社員はひとりだけにしよう。人件費を圧縮するためですね。だから業務委託契約を結ぼうという話になる。いや、ほんと、女子高生が会社を作る。その道筋がしっかりしてるんだからまいっちゃう。ほんとしっかりしてて、面白くてためになる。いいですよ、すごくいいですよ。そしてゆずりはコーポレーション始動して、そうしたら静流が宣戦布告ですよ。一番高いのを即座に購入してみせた。沸くゆずりはコーポレーション! けど、ほんと、おかしいなあ。全然、静流の思いは届いてないの。素晴しいわ。この片思い。ほんと、いつか静流の気持ちは届くのでしょうか?

『竜の森の午後』、これも実にいい。前回、迷い込んできたお嬢さん、目覚めたら裸だ! 洗濯されちゃったんですね。それでジルの服を着て、うん、こういう服も似合うじゃん。可愛い可愛い。一緒に森に出掛けるんですね。そこで話題になった竜の森の歌。迷い込むと二度と出られない、そんな歌があるんですね。深い森、不思議な生き物もいっぱいで、だから身を隠したいソフィには都合がいいのかも知れない。しかし、あのモフモフにでかい口。きれいな蝶と思ったら血を吸うっぽい。ほんと、油断ならんな。怖いな、この森。一生懸命、役に立つところを見せたいと頑張って、空回ってるソフィが面白かったですよ。本人は必死なんですよ。余裕なんてないんですよ。けどちょっと考え過ぎっぽくって、実際ジルもニケも普通に受け入れてくれてる。このふたりのおおらかさ、素晴しいよ。そしてソフィの正体ですよ。ソフィア・オーランド、西の国の王女様。城を飛び出してきたのか! 危ねえな! へたしたら死んでるところだったよ! これからの三人での森の生活。これは楽しくなりそうですよ。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第8号(2014年8月号)

2014年6月17日火曜日

『まんがタイムファミリー』2014年8月号

『まんがタイムファミリー』2014年8月号、発売されました。表紙は『ぽちゃぽちゃ水泳部』カツ代をメインに、雨の日、雨具を持ったヒロインたちでありますね。カツ代はカエルのレインコートに空色の傘を持って、傘についてるコブタのマスコットが可愛いです。『かなみ育成中!』叶美は弟ふたりと黄色の傘の下。『教壇のポラリス』天川先生は、傘を持って御迎えの様子。あの表情、素敵だ。傘の下、きらきらと星が輝くような表現、これもまた素敵だと思います。

『かなみ育成中!』、人気あるのかなあ。嬉しいです。どこにでもいる女子高生、丘叶美はやりくり上手。忙しい親を助けて、小さな弟たちの面倒みてるせいで、若くして所帯じみて、今やあだ名がおかあさんなんですね。そんな彼女を心配する結ちゃんだけど、明日の調理実習、そこで叶美のバリューを上げよう。男子に売り込んで、この子に人並みの青春を送らせよう。そう画策するんだけど、もう、まったくもって駄目っぽい! 叶美の主婦の目、あまりに意識されていない男子たち。そして調理実習で大活躍。手間を減らして、てきぱきじゃんじゃん、すごい勢いで作っちゃって、ほんと、いいなこの子。めちゃくちゃ面白かったです。この授業をきっかけに男子はじめ、皆の人気者になるんだけど、それがどうも母に対する、そんな気持ちが向けられてるようで、おかーさん、おかーさんとの呼び声。クラス全員マザコンと勘違いされる、そんな落ちも最高でした。

『ダ・ヴィンチ系女子高生』。ボーイッシュ黒中、可愛いなあ。さて、天の御遣いとしてのお告げを期待されるクロナカですよ。幼少のレオナルドに、義理の母アルビレア。すでに出会っている将来のレオナルド、彼に関する知識が悲しい展開を予想させるんですよね。今回は、レオナルドの母への愛、また母もレオナルドへ深い愛情を注いでいることがわかって、あのすべてをわかって受け止めているアルビレアの言葉、あれは悲しかった。現代へ戻ってからの黒中、彼女の人を助けたいという思い、けれどできることの少なさ、それを痛感させられる様子など、ああ、理解できたからこそなお悲しいということもあるんですね。再びレオナルドのもとに戻ったクロナカ。彼女に伝えられたアルビレアの感謝の言葉。ああ、レオナルドの将来に対する心配、それを拭ってくれたのが他ならぬクロナカだったのだからなあ。クロナカの心も、少しでも軽くなったものでしょうか。そうであればよいなって思いましたよ。

『教壇のポラリス』、熊彦妹、早乙女紗由が入部することになるまでのエピソード。憧れの昴先輩、彼が大人の女性が好きというから、天川先生を手本にしよう、そう思って近付いてくるんですね。しかしまだ紗由は知らない。他でもない、この天川先生こそが昴の気になる相手。けどさすがに恋する乙女なのだな。昴の様子を見て、そうと気付いてしまった。身を引こう、そう思った紗由に天川先生がかけた言葉、あれがなんだかおかしくて、けどスケールがやたら大きいせいで、なんか悩みもふっとぶ感じ。それからの紗由の頑張り、踏み込みもとてもよかった。紗由はまっすぐでいい子だと思う。そんな彼女の姿、言動が、天川先生にダメージ与えつつもしっかり伝わってるのわかって、ほんとふたりはいい生徒と先生だなって思いましたよ。

『火消しなでしこ』、面白いなあ。のっけからぶら下がってる梢ですよ。ああ、ロープ渡りだな。ええ、正解でした。渡過ロープの設定と渡過の訓練。しかし厳しい。なにが厳しいというと、使う機材、ウインチの扱い間違えると死人が出かねない。あの動揺! いやほんと、死にかねんといわれたらああなりますよ。けど、こうした厳しさが消防の現場なんでしょうね。もやい結び、これもまた皆うまくできなくて、迅速にかつ確実に結び目を作れないと助けられるものも助けられないぞ。そういう教官の言葉、ええ、大変に重いですね。しかし、本当に面白い。セーラー渡過とモンキー渡過。なるほど、こういう違いが。これね、教官が手本見せるとなんだか簡単そうに見えるのに、自分でやるとえらい大変。全然うまいこと渡れないっていうのね、おかしかった。梢のチャレンジ。ミイラとりがミイラに。そして丘で稽古。ほんと、面白かったです。

  • 『まんがタイムファミリー』第32巻第8号(2014年8月号)

2014年6月16日月曜日

『まんがタイムきららミラク』2014年8月号

『まんがタイムきららミラク』2014年8月号、発売されました。表紙は『幸腹グラフィティ』、お弁当に埋もれている娘三人。おかずを差し出すリョウに、もりもり食べてるきりん、眠っている椎名。この一枚のイラストにそれぞれの個性よく現れていて、いやほんとしかし、リョウのあのほっとする笑顔、素敵でありますよ。

そして、『幸腹グラフィティ』、アニメ化だそうですよ。うん、別に驚きはしない。ただ一点心配があるとすれば、あの強烈な印象を残す料理、その圧倒感がどんな風に表現されるのかな、ってやつですね。いやほんと、今は帰りの電車で『ミラク』を読むこともなくなりましたが(コンビニがなくなったので朝買えない……)、かつては帰宅の車内、扉に描かれたうどんに見事にやられて、お腹がすいたよう……、つらい思いもしたものでした。さて、本編です。高二の学祭、その準備の風景なのです。模擬店で豚汁を振る舞う。当日、作るのはリョウですね。そのリョウさんが、ちょっとメランコリックなんですね。自分の進路について、だんだん方向性が見えてきた。きりんも同様。そんな話してたら、進みたい大学、別々になるんだって気付かされたんですね。それでメランコリー。あの、ひとり校内をめぐって思う、その情景、しみじみと伝わるものありました。椎名と合流して、きりんが飛び込んできて、少しずつ変化していく色調、それもよかった。かけがえのない時間、大切な友達、すべてが過ぎてゆき、いつか別れる日がくるという寂しさ、侘しさを祭の喧騒の中に思う。こうした情緒は、広く共感されるものなのではないか。だからこそ、きりんの明るさ、差し入れのおにぎり、そしてきりんの変化してきたということ。それらがぱっと光の当たったかのように際立って見えて、はっと心に届くのかも知れませんね。いいテーマ、いい描かれ方でした。

『うらら迷路帳』、なるほど、この漫画の核心といっていいのでしょうか、ヒロイン千矢を突き動かすその思い、それが描かれました。お母さんを探していた。名前も知らない、どんな人か、どんな風貌かもわからない。そんな状況で探すとか無理じゃないか? ええ、明確に向かう方向が決まった、そんな感のあるエピソードでありましたよ。占いをなりわいとする彼女ら。十番の彼女らには無理でも、一番占なら可能なのじゃないか。さらには伝説の一番占と呼ばれる存在、その人ならなんとかなるのではないか、そういう話になるんですね。けれど、十番の彼女らには上位の番地には立ち入ることができない。けれど千矢はどうしてもその可能性に賭けたくて、夜、門を超えようと試みて……。ええ、強い千矢の思いが描かれました。その思いが、掟を破っての越境ではなく、正当にまっすぐ一番占となって進むという意思に転化する様が描かれました。この明確な動機の提示、実によかったです。そして千矢、彼女の思い、その目的は、彼女が一番占となった時に叶えられるんじゃないか、そんな思いもいたしますね。

城下町のダンデライオン』は、おお、父王の若かりし頃の話! なるほど、父は一人っ子だったんですね。それで、高校生になった頃にはもう王であったのですね。そんな王、総一郎は、王だからなのか、周囲から遠巻きにされるばかりで、友人のひとりもできないときた。って、メイドが付きっ切りなのか! そんな彼の出会った女の子。晴れた日には屋上で昼寝。総一郎をそうと気付かず、サボり、買い物に連れ回してみたり、それで夕食を振る舞ってみたり。いやほんと、マイペースさがおかしかったですよ。総一郎は自分のことがあるから、いろいろ思うところあるわけですけど、そのお嬢さんには全然通じない、全然わかってないんですね。いや、わかってたのか? 謎だなあ。東雲五月。今では茜たちの母ですね。その性格は今も変わらないようで、いやほんと、素敵でした。

『私たちは変じゃない!』、ゲストです。新学期に入って、同じクラスになった人、離れた人、いろいろ思ってるのはいいとして、輝、この子についてははなれてよかったんだ。ヒロインは薫? 神経質で、いろいろ細々考えすぎる女の子ですね。彼女のまわりでうるさくしてるのが輝。明るい子。マイペース? オタク娘で、多分寂しがり屋。薫と同じクラス、ふたりの友達がともえ。この子は普通のポジションかな、そう思ったら、いやいやいやいや、のっけからぶっちぎりじゃねえですか。ひとり尿意を我慢している。がまんするのが快感だっていう。あかん! あかん! 病気になるよ! 輝にその日の設定があったり、そして輝、ひとりぼっちのクラスでオタク仲間と知り合ったり。このお嬢さん、いずれは輝たちと一緒に昼食とるような仲になるのかな? いきなりのともえには度肝抜かれました。なかなか面白そうな予感ですよ。

『箱庭ひなたぼっこ』、新連載です。野草好きの女の子。陽向はひとり野草に語り掛けてたりする、そんな女の子なんですね。やっちゃん曰く、植物ポエム。陽向は植物に贈る詩だっていいますが、あんま違いがわからんなあ。はなやかに咲き誇る桜より、控え目に咲く野の花が好き。ハルジオン、そしてラッパ水仙。って、ラッパ水仙が出てこないのがおかしいなあ。ジョウチョ? ジウリンドウ、スズヒトエ、タチイヌジシバリ、名前ばかりはすらすら出るのに、ラッパ水仙は出なかったんだ。教えてくれたのが、たまたま出会った女の子、千堂ゆかり。華道の家元の娘らしい。そんな彼女と、そしてまたまたたまたま知りあった虫大好き少女一之瀬蘭と一緒に植物同好会に入ることになる。会長は橘翠子。おっとりしたお姉さん、と思ったら、面白いな、なんかいたずらっぽい? 山登ったり、それから外周30周とかいっちゃうお姉さんなんですね。自分も写真を撮る関係で、路傍の花など、気にしていたりするんです。それでなんだか共感? など感じるところありました。なんでもない花が可憐だったりするんですよね。でもって、名前がわからんのです。

  • 『まんがタイムきららミラク』第3巻第8号(2014年8月号)

2014年6月15日日曜日

ガンダムマーカー

 ちまちま、少しずつターンエーガンダムを組んでいます。自分はもう大変なのは嫌だから、基本パチ組み、部分的に塗装してスミ入れしてくらいで終わらせてしまうんですが、使っている塗料というのも簡単に、ガンダムマーカーでやっつけています。ガンダムマーカーは、名前のとおりガンダム向けの塗料、それをマーカータイプのペンに詰めました、そんな感じの便利道具。アルコール系溶剤で溶ける。筆を洗ったりする必要がないので、簡単、楽々、まあ細かいの塗るのは大変なんですけどさ、重ね塗りとかできないし、けど簡単にガンプラを組みたいといった向きには使いやすい道具だと思っています。

今作ってるのはターンエー、なんだかんだいってもガンダムなので、基本的に全部ガンダムマーカーで事足りる感じです。塗装するのは、目のまわりの黒、目と鼻の赤の間にある白ライン。腕と足にあるグレーと赤、ビームライフルの赤、目の黄色もいりますね。あとは額のターンエーマークのエメラルドグリーンでしょうか。ええ、全部マーカーでいけます。あとはモールドにほどこすスミ入れ。下地が白だとグレー、濃い色だと黒を使う。ええ、これもガンダムマーカー スミ入れ用でいけますよ。

以前はスミ入れする際、スミ入れマーカーそのままだと色が濃くてうるさく感じられるので、布を使って磨く感じで拭き取ってたんです。それでも結構落ちて、布の届かないモールドには塗料が残って、けどこの磨くの結構大変だったんですよね。なので、ターンエーからは消しペンを使うことにしました。

ガンダムマーカーには消しペンという、溶剤の入ったのがあるんですね。まあ、溶剤っていってもアルコールなんですけどさ、だから安くすませようと思ったら、アルコールを買ってきたらいいんでしょうね。うん、そうすりゃよかった。ともあれ、この消しペン、直接使うんじゃなくて、綿棒にちょっとつけてやるといいんですね。もう、模型を作ってる人からしたら常識みたいな話をしてるんだとは思うんですが、綿棒にちょいとつけておいて、拭う。反対の乾いた側で拭き取る。その繰り返し。やりすぎるとモールドの中の塗料もとれちゃったりするんですが、そのあたりは加減してやればいい。ええ、結果的にこれが一番うまくいけそうです。

スミ入れは、ラッカー系塗料で吹いた後、エナメル系を溶いてモールドに浸透させ、それをエナメル溶剤で拭き取るっていいますが、それをアルコール系塗料でやってるだけの話です。だから、もし将来的に塗装もちゃんとするようになったら、ガンダムマーカーをエナメル系塗料に置き換えていくことになるのでしょう。エナメル系は、スチロール樹脂を侵して破損させると聞いています。だから慣れるまではアルコール系塗料で試して、コツを掴んで、一度二度のチャレンジで結果が出せるようになってからエナメル系塗料に移行した方がいいかも知れませんね。

ガンダムマーカーは手軽ではあるんだけど、重ね塗りはできないといいました。後に塗った塗料が先に塗られた塗膜を溶かしてしまうんですね。だからガンダムの目、あれ、めちゃくちゃ細かくて、最初にラッカー系で黄色を塗っておいて、上にエナメルで黒を置き、カメラアイのところだけ溶剤で拭き取ると楽なんだそうですね。ガンダムマーカーでは、そういう手が使えません。だからやっぱり、いろいろきれいに作りたいとなったら、いつかはガンダムマーカーから脱する日がくるのかも知れませんね。

2014年6月14日土曜日

機動戦士ガンダム戦記

 つい先日、ぬか喜びしました。ガンダムの新作ゲームが出るというニュースを知って、おおいに喜んだのはいつだったでしょうか。『機動戦士ガンダム サイドストーリーズ』、歴代「ガンダム外伝」を完全リメイクして収録を謳う意欲的タイトル、収録されるというタイトルにはマイ・ベスト・ガンダム・ゲームである『ジオニックフロント』に我が愛するPS2版『機動戦士ガンダム戦記』、さらにはずっと遊びたかった『THE BLUE DESTINY』に『コロニーの落ちた地で…』、そうそうたるタイトルがずらりと並んでいて、うっそー! これ本当に!? 信じられない! いやほんと、こういうの待ってたんだよ。『機動戦士ガンダム戦記』といえば、PS3版の発売を知ってハードごと購入してしまったくらいのキラータイトル。けれどPS3版はタイトルこそ同じでも全然違うゲームに仕上がっていて、いやほんと、あの時は落胆したなあ。そう思う私にとっては、PS3であの戦記が遊べる! ジオニックフロントも遊べる! それだけで、もうお祭りみたいな騒ぎだったのですよ。いや、ほんと、めちゃくちゃ興奮したんですよ。

ところが、それがまったくのぬか喜びだったという話。リメイクというの、ゲームのリメイクではなくて、ストーリーのリメイクだったんですね。いや、ちょっと理解しがたいんですけど、ゲームタイトルをあげて、そのリメイクといわれたら、そのゲーム自体のリメイクと思うじゃないですか。でも、そうじゃなくってですね、ゲームに付随するストーリー、それを違うゲームシステムでもってなぞりますよ。それをリメイクといっているんですね。

ああ、危なかった。最初は買うつもりでした。できれば限定版が欲しいな。ところがこれがやたら高い。なのでもたもた様子見してたらネットショップ、あっちもこっちも完売しちゃって、まいったなあ。もう近所にゲームショップとかないからなあ。これで気力が落ちちゃって、どうせ通常盤買うんだったら、発売されてからゆっくり探せばいいや、みたいなことになったんですね。これがよかった。あ、『サイドストーリーズ』発売されてるんじゃん、発売翌々日くらいだったかなあ、とりあえずAmazon覗いてみたらですよ、評価がまあ悪い悪い。ボロクソといっていい。星ひとつがずらっと並んで、皆口々に詐欺だクソゲーだと怒ってる。ああ、クソゲーだったんだ。新作部分に関してはそうかもなあ、でもリメイクがメインだから新作部分がおまけでも腹は立つまい、仮にクソでもメインはリメイクタイトルだからな、そう思ってたところが、いやはやそのリメイクがさきほどいったストーリーをなぞるだけでゲーム性は度外視というやつでしょう? ああ、買わないでよかった。ほんと、危なかった。もたもたしていて正解でした。

PS3戦記が発売された時、かなり落胆したというのは以前からいっていた話で、モビルスーツが沢山出るとか、ボリューム多いとか、そういうところはよかったですけどさ、PS2戦記のフィールが好きだった自分としては、これじゃない感が強かった。モビルスーツが増える。僚機に出せる指示のバリエーションが増える。これを聞いた時はものすごくわくわくしたんだけどなあ。

『サイドストーリーズ』のAmazonカスタマーレビュー、酷評する人に反論している人がいました。旧作の方がずっとゲームとして完成されていたし面白かったという意見に、昔のゲームが面白いはずがない、思い出補正なんじゃないかって。いやいや、無茶いうなよ。そうは思ったんですが、いえね、もしかしたらそうなのかも、なんて思ったりもするじゃありませんか。だからプレイしてみました、『機動戦士ガンダム戦記』。もちろんPS2版。そうしたら、やっぱり面白いんですね。木立などビルなど、障害物が生きている。真正面から馬鹿正直に撃っても当たらない、当たっても防御されてたらダメージが出ない。だから僚機との位置を考え、障害物の間を抜くように当てていく必要があるんですね。バズーカなど実弾兵器は連射できるがリロードが発生する。対しビーム兵器はリロードこそないけれど、連射しすぎるとオーバーヒートして一定時間仕様不可になる。このバランスの違いなど実にいい。また敵の爆発に巻き込まれるとダメージを受けるため、防御および回避必須。スラスターゲージと武器のオーバーヒートゲージを意識しながら戦う必要があるという、それがやっぱり面白かったんですね。

ステージは地上のみだけれど、森林、湖、峡谷、ビル街、地下基地などなど結構多様で、また敵やターゲットも、アッザムがいたりガウ攻撃空母がいたり、さらにはガウには乗れちゃったりと、ほんと、ああこれだよ、これ。ジャブローで攻めてくるガウを放置してたら、じゃんじゃんモビルスーツを降らせやがるから、早急に落としてやらないといけない。あれ、ガウ落としたら搭載機も一緒に撃破よね? ともあれ、特定のタイミングまでに決められただけの敵を始末しないと上位ランクは狙えないゲームです。ダメージくらわず、僚機も大事に、そしてスピーディーに立ち回る。ああ、やっぱり面白いわ。ほんと、いいゲーム。もっとボリュームがあったらなあ、そう思ってしまうのは、もっともっと遊びたいという気持ちの現れなのでしょう。

この戦記がPS3のクオリティで遊べたら、どんなにかよかったろう。本当にそう思います。夢のようだったろうと思います。

2014年6月13日金曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年7月号

『まんがタイムジャンボ』2014年7月号、昨日の続きです。

ラン様の放課後遊戯』、特別編でありましたよ。前回描かれたラン様の大団円、それを受けてさらにボーナスって感じでありましたよ。有太とりらの卒業ですよ。ふたりを前に泣く葉沼ちゃんですが、そこにラン様はいなんですね。ラン様、どうなった? どうする? ええ、ラン様、屋上にひとり、皆のこと遠く見ているというんです。しかし、本当に大盤振る舞いですよね。狒狒の手、あいつがですね、大サービス。ラン様に新しい居場所を作って去っていくんですよ。お姉ちゃん! 葉沼ちゃんがそう呼ぶんですね。ええ、お姉ちゃん。もうほんと、大盤振る舞い。有太たちと一緒に卒業できて、ええ、よかったじゃん。って、ほんと、これこそが最終回ってやつじゃないの!? けど、葉沼ちゃんもランだし、ラン様は当然ランだし、これどうなるんだろ? そう思ったら最後にちゃんとフォローがありました。おおう、レンさん。おおう、レン様の卒業遊戯か!

『花の任侠物語・しずか』、体操服、まだブルマだっけ? と思ったら、ああ、扉だけ特別? 本編ではちゃんと短パン。そして下着にパットで完全装備したくれはですよ。いや、めちゃくちゃ可愛いよ! しかし、本編、友達ふたりの感じる静花への距離とか、じわじわ関係を動かそう、踏み込んでいこうという感が出てきましたね。加えて裏松原の宣戦布告? 拳銃抜いてみせて、しかしその挑発に余裕で応えてみせる静花が見事、最高でした。しかし、泣き出した静花、怒りに震えている紅葉など、いろんな方面に状況が動き出そうとする布石ちりばめられて、いやもうこれは期待させられます。

『タヒチガール』、マハナが転校してきましたね。無茶な要求だったけど、山城先生は無茶ブリされるとたまらないのか。うん、変態だ。マハナ大人気、それはいいんですが、マハナがマイと一緒に暮らしていると知り、しかも結構仲良くしていたというのを聞いて、なんだかいろいろ収まらないのが天王寺林檎ですよ。体育でもマイとペアを組めなかった。サッカーでもマハナに活躍の場をとられてしまい、さらにそのマハナがマイに誉められてるときた。でも、林檎、育ちがいいのか、悪いやつじゃないなあ。悪魔の所業でマハナに復讐っていうの、足を踏む程度という。しかもマハナが裸足と知れば、グラウンドの清掃を皆に呼び掛けるといった具合。素直じゃない、けどいい子なんだなあ。かくして林檎、リンとあだ名つけられて、そしてオリタヒチですよ。マイがリンに聞くんですね。タヒチアンダンスのことですわ。ああ、これはリンのうちが経営しているタヒチリゾートでオリタヒチをやろう、そういう話なのだな! そう思ったら、あれ? サッカー? 謎の展開の萌芽ですよ!

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第7号(2014年7月号)

2014年6月12日木曜日

『まんがタイムジャンボ』2014年7月号

『まんがタイムジャンボ』2014年7月号、発売されました。表紙のテーマはプール開き! 『レーカン』天海さんが、スクール水着にセーラー服羽織って、手にはデッキブラシ、そしてバケツ。清掃しますよ! そんな雰囲気なのですね。明るい表情、飛び散る汗? 雫もなにかキラキラと、そんな感触が素敵です。そして『ヒゲとセーラー』、初もスクール水着にセーラー服の上だけを着て、デッキブラシで疾走。こちらも一生懸命で実に可愛らしいです。

『桜乃さん迷走中!』、ついに桜乃さんの迷走生活にピリオドが打たれましたね。桜乃さん、就職活動! 目指すはクマゴローを作っている会社、それ一本にしぼって、資料、調査、そして提案、ばっちり提示していこうというのですね。見事に採用されて、桜乃さんもバリバリ活躍していて、水沢さんは大学生に、大江さんも頑張って執筆してる模様です。しかし、変わっていくものあれば、変わらないものもあって、桜乃さん、まだ大江さんと一緒に暮らしてるんですね。ふたりの仲、それが変わらず続いてるのは、本当に嬉しいことでありました。

『事件です!シャーロッ子さま』、タイトル変わったんですね。もとは『ほのかミステリーノート』。本名からあだ名に変わりました。佐久夜穂華、シャーロッ子さまと、助手の渡村潤。生徒会長の蓮崎礼子。後輩の茂里緒樹莉と、それぞれのポジション含め紹介されていって、シャーロック、ワトソン、レストレード? そしてモリアーティといった元ネタがありそうですね。さてさて今回は全校あげての大掃除だそうです。木花学園クリーンフェスティバルだそう。シャーロッ子さまの幼なじみ、礼子がいいですね。なるほど、穂華のやらかしたこと、そのフォローやらもろもろ、やってくれてるんだ。おかげで頭が上がらない模様。しかし今回は穂華と礼子、ふたりの様子に潤が疎外感を感じたりしてね、ふたりのいる世界のことが全然わからない。うん、そういう気持ちちょっと共感する。けど、穂華から潤のことをまだわかってない、だから少しずつ教えてもらおう、そういってもらえて、ああ、元気になってね、ほんと、潤、穂華のことが好きなんだなってわかりますよ。

『妖こそ!うつつの分校』、めちゃくちゃ面白かったです。一つ目姉妹の話すウインクの話。なんで片目をふさぐとモテるの? さっぱりわからず首ひねってる日兎美がやたら可愛かったです。いいわ、この子。そして、日兎美、さっそく仕入れた知識を奈賀芽に提供して、けど、奈賀芽、ウインクできないんだ。必死で練習してるあの顔! めちゃくちゃ面白いし! ほんと、今回は見た目だけ、絵だけでも笑わされる、そんなインパクトがあって、いやもう、実によかったです。そして最後にせっかくの美形を隠すなんて発言に繋がって、ああ、なるほど! 実に面白かったです。

『人魚嬢ルリ』、ゲストです。不思議なテイストですよ。ヒロイン江頭には、同級生海野ルリの足が魚に見える。脂がのっておいしそう、どう調理して食べようか、みたいなことばっかり考えてて、やばい、やばいよ! しかし、本当にルリの足って魚なのか? 他のクラスメイトはまったく気にしてないみたいで、なぜなのか? 疑問に思うのだけど、実際、魚に見えてるのは江頭ひとりみたいなんですね。しかし、ほんと、不思議というか奇妙な感触です。これは本当は魚で、江頭だけがその正体に気付いているのか。あるいは魚でもなんでもないのに、江頭がそうした幻想を見ているだけなのか? 謎なのです。謎ながらも、いろいろ手をつくして、ルリの魚であることを解き明かそうとしてるの? そんな江頭の行動の数々。寝ても覚めてもルリのこと考えてる江頭なんかも。ええ、ほんと奇妙なテイストです。

  • 『まんがタイムジャンボ』第20巻第7号(2014年7月号)

2014年6月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2014年7月号

『まんがタイムきらら』2014年7月号、昨日の続きです。

すいまさんといっしょ』、制服姿のすいまさん、なんか凛々しく見えてかっこいいなあ。あくむちゃんがね、ユウにあの制服着てるところを見られたといって、正体ばれたんじゃないか? 悶々としてるんですね。けどユウは普通。ああ、気付かなかったパターン? そう思っていたら、ああそういうわけでもなかったのかあ。しかし、すいまといいユウといい、ちゃんとあくむのこと考えて、どうしたらこの子にとって一番いいか、手をつくしてくれてるんですね。すいまはあくむに変装して、いや? 変装? あくむのことを守ろうとしたし、ユウはユウで、気付いてないふりをしてた。あくむが人間でなかったとしても、その関係はなにも変わらないからって。ほんと、いいやつだなあ。あくむちゃんのわだかまりもとけて、あの宣言、思い切りもよくて、素敵だった。しかし、しおりには誤解されたようで、うん、この誤解も守っていきたいです。

『凸凹□(でこぼこボックス)』、友達が増えたみたいですよ? おきなに対抗心燃やす竹取姫乃なる女の子。なるほど、俵おきなと対になってる子なのかな? 姫乃の友達は因幡しろ。こちらは特に下霧すずめとからみはないのか。ああ、違うか。おきなちゃん、竹取翁ってわけじゃないか。別の昔話由来だ。というわけで、この姫乃、陸上部なんだけどおきなに勝てない。それでおきなちゃんに対抗心どころか、屈折した感情抱いて、酷いこといっちゃうんですね。それをフォローするしろがいいですよ。いまツン期だから。好感度上げればデレるっていうんです。で、この子、姫乃にビシビシ手刀で突きを入れて、って、見るからに痛そう! それでちゃんと仲直りさせる。姫乃としろ、しろは随分ちゃらんぽらんに見えるけど、実はそうじゃないんだって伝わるところあって、姫乃をむしろ見守ってくれてる、そんな感じなんですね。ほんと、いい友達なんだと思います。

女子大生生活様式』、次号、最終回! うわー! 温泉回なのですよ。思い立ったら即行動。翌日出立の一泊旅行です。夕方の4時着なのか。それでことねのいう、旅館に居る時間の半分くらい寝てることになるっていうのね、ああー、自分もこういうこと思うタイプだわ。温泉の効能書きに負けることねとゆず。諦めっぷりがいいな。脱衣場ではねね、ゆず、こよで髪の話。見事に放置されることね! 可愛いなあ。参加できなくって寂しいんだな。で、お風呂の中ではこよが話題に入れない。眼鏡がないから景色が見えないってんですね。いつものアパートや大学から離れた、ちょっと特別な感じ。皆の仲良さ、それを支えるひとりひとりの個性、性格の違いなど、よく出ていてとてもよかった。ほんと、ちょっとした特別感。いいお話でした。

My Private D☆Vは神藤かみち、『ぶらまり — 時給800円の吸血鬼』の方ですね。ばんと大きく、お嬢様系ミッションスクール女子中学生ときましてね、うん、確かに可愛い。育ちのよさ、気立てのよさが感じられるそんな表情に振る舞い、実にキュートで、そしてそこに添えられた作者の言葉、一日だけでいい、こんな女の子姿でチャリ乗りたい。って、そういう方面の理想でもあるのかーっ! いや、ほんと、柱にもありますけど、びっくりしましたよ。けどなあ、なるほどなあ、わからんでもないんですよね。ええ、わからんでもないんですよ。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第7号(2014年7月号)

引用

  • 神藤かみち「My Private D☆V」vol. 83,『まんがタイムきらら』第12巻第7号(2014年7月号),217頁。

2014年6月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2014年7月号

『まんがタイムきらら』2014年7月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』、衣替えだそうですよ。加えて朝からアイス。たまてのこういう自由? フリーダム? そういうところ実にいいですよ。さて、冠、スカートをはき忘れ。でもベストでしっかり隠れてるからいいじゃん。むしろ逆に可愛いくらいだと思います。慌てるはなな、うん、ちょっと打たれ弱すぎでは? いろいろと気にしすぎ、考えすぎなんだって栄衣子に指摘されて、あ、なんかもしかして、この子、なにか気付いてたりするのかな? なんて思わせるところありました。しかし、あのアイスみんなで買ってきて、一気に没収されるという展開。なんだろう、すごく微笑ましい。というか、あれ、溶けないのか? 先生の手、べたべたになるよ? すごく気になって、そして栄衣子のあーん。実にいいと思います。最後に部活の話。たまては料理部に入る? はななはどうするんだろう。次回のテーマは部活なのかも、ですね。

『ギタ×マン!』、水泳漫画描くからって名目で、プールを借り切ったっていうんですね。けど、どう見てもプールをエンジョイする気満々ですよね。特にゆもちゃん。めちゃくちゃ可愛いです。しかしなにがすごいっていっても、マサですよ、マサ。てっきり参加してないんだと思ってた。いやもう、4ページ目に入るまで、まったくその存在に触れられないどころか、描かれてさえいませんからね。けど、マサ、いいですよ。溺れそうになったるっかを見て、即座に助けにいこうとする。うるるんに先を越されても、これはこれでと納得してる。いや、ちょっと意味は違うんですけどさ。マサ、あめり揃ってでれでれ笑顔。なんか大変よかったです。そして夜に恋の話。ああ、マサくん、誰かいましたっけ? っていわれてるよ! うん、がんばれ。あめり、ちゃんと部活やってたんですね。水泳漫画をしっかり書き上げてた。『ときめきプールデート!』。タイトルにデートってあるのに、ヤマナギとワサの水泳対決じゃんか! デート要素まったくない! って思ってたら、まさかのどんでん返し。ああ、マサくん、やっぱりいいですよ。うん、大変よかったです。

『Soft☆Karte』、すごくいい! めちゃくちゃ面白いですよ。インフルエンザの流行に、公共交通のトラブルが重なって、交代要員がこない! カンナとあおかのふたりが取り残されて、さて、どうする。あの絶望的なあおかの顔。猫のみーちゃん、ぬいぐるみに心の平安を求めるカンナがいたかと思えば、同じくねこのふーくんに安息を見出そうとするあおか。あの展開なども実によかった。最高だったと思う。頼りないカンナと経験の浅いあおか。ふたりの個性がうまく噛み合って、最初はうろたえたあおかも、カンナの様子見て、しっかりしないとと思ったのかな、自分取り戻してっていうね、こういうところもすごくいい。ご飯食べる余裕もなくて、患者さんの前でお腹が鳴ってっていうのもね、実にいい。ふたりがね、大変な局面に、しっかりやるべきことをやろうと頑張っている。途中途中絶望しながらも、しっかりやりきった。展開もリズムよく、見ていてすごく面白かった。ほんと、すごくよい。カンナ、あおかのふたりも可愛いやら頼もしいやら、素晴しかったです。

『しゅばりえーる』、なんか面白いなあ。セリーゼ、市場で買い出しです。なるほど、魚を買いにいく。って、ツヴァイヘンダー、担いでいくのか! 物騒だな! サツキ、セリーゼの料理を独り占めする気だったんですね。ヴィオレットにもジャスミンにも内緒で、腹をすかせてセリーゼの帰りを待つ。いやいや、しかしなかなかうまくはいかんのですね。市場でヴィオを見掛けたセリーゼ。ヴィオの後を追ってみれば、ヴィオ、鎧を新調したんですね。喜びのあまり、ゲオルギウス気分で口上述べたら、それをセリーゼに見られてしまって、ほんと、おかしいなあ。セリーゼ、リースの工房でフランベルジェに出会うんですね。ヴィオとセリーゼ、ふたりで鎧を着て、すごいなセリーゼ、フランベルジェとツヴァイヘンダーの両手使い、二刀流か。最後にヴィオ、リースと一緒にセリーゼの魚をおいしく食べて終わり、と、こういった模様がなんだか不思議と楽しい漫画です。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第7号(2014年7月号)

2014年6月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2014年7月号

『まんがタイムきらら』2014年7月号、発売されました。表紙は『ゆゆ式』、ゆかりであります。雨の日、傘をさしてしゃがんでいる、その目が見ているのはなんなのだろう。こちらを見ているわけでもない、空を見上げているように見えるんだけど、その表情、物思う? 空模様の心配? 判然とせず、だからこそといったところか、不思議と気になるんですね。いつもは笑顔の目立つ子。たまに見せるこういう表情、悪くないって思いましたよ。

箱入りドロップス』、相ノ木妹、馬鹿だなあ、不憫だなあ。好きな男は自分のこと全然意識さえしてくれておらず、女子連中ともなって遊園地でしょう? 一緒にいきたかった! 泣いちゃって、って、好きな男の前であんなにも泣けるのか。あんなにも感情発露できるのか。うん、通じないよ! それ、わからないよ! そんなに遊園地にいきたかったのかあ、としか思えないよ! 加えて陽一、なおさらだよ! うん、ほんと、この男、絶対気付かないから、もう有り体に、そのまんま、どストレートに告げるべきなんだ。そうして足踏みしている間に、陽一側から、雫側から、じわじわじりじりとふたりの距離は縮まっていくんだよ! もう手遅れだよ! しかし、この子、妹ね、可愛いですよ。なんのかんのいっても、まだまだ子供なんだってわかる。感情持て余して、あの表情、雫にも心にもないこといっちゃって、ああ、それで雫が傷つくんだな、そこまでは予想したんだけど、それを受けとめてくれたのが関さんだったんですね。授業をサボって公園に連れ出してくれた。話を聞いてくれて、一緒に考えてくれた。ほんと、いいエピソードでした。雫にとってもよかった。関さんにとってもよかった。この人たちの感情の、気持ちの底の方にあるもの、それが見えたように思う。ほんと、雫と関さんがその距離を近くした、その同じ感覚を読者も感じたんじゃないか。ええ、ほんと、雫はいい友人に恵まれた。そう思えるエピソード。よかったです。

三者三葉』、やつが、やつが帰ってきましたよ! 桜。カラオケ大会のポスターを見つめる彼女に、命の危険を感じる双葉がナイスです。なんとかしないと被害が拡大する! それで心を鬼にして、桜に音痴と告げるのだけど、あまりのポジティブさ! この子、まったく受け付けないよ! 桜の歌、耳栓しててもつらいのか。というか、双葉の歌も酷いのか。そういえば、ずっと前、ボエーってやってた覚えがあるけど、あれ、そういう芸じゃなかったんだ! 耳から血を吹く桜。そしてバケツをかぶって練習、って、すげえ絵面! 薗部に目撃されたあの状況、もう、見た目からも強烈で、いやもう、反則なんじゃないか? ってくらい面白かった。あっ! DOKIDOKI☆VISUALってこれか! こういうのがD☆Vか! 自分の音痴に気付いて自信なくした桜も、なんだか不思議と可愛かったです。

『神様とクインテット』、ゲストです。なるほど、美大もの。日下部うららは鈴ケ谷美術大学の新入生。頑張って頑張って、憧れの美大に入学できた。念願の上京もかなって、けれどうららは田舎者。18年間、学校にクラスメイトがいたことがない、って、どんだけ過疎なの! おかげで友達の作り方とかわからなくって、大学でも孤立しちゃうんじゃないかと心配です。この子と、そして方向音痴のとうこ? このふたりが出会うことになるのかな? って、とうこ、4歳年上? 浪人なりしてなかったら院生? あるいはこの人がのちのち出てくる姉なのかな? って、うららの父、マタギなのか! ともあれ、とうこと出会いはしたのですが、あんまりしあわせな出会いじゃなかった。失意ながらも、授業に出て、食パンが取り持つ縁、烏口あかねと仲良くなって、そして烏丸個人研究室、准教授をやっているという姉の研究室にいくんですね。姉ちゃんとか友達と一緒にいる。ということは、やっぱりとうこが姉? 友達というのはとうこと一緒にいたりんもでしょうか。そして扉の幼女、ってこの人が准教授? わかんないんだけど、来月にはいろいろ明らかになるとともに、今回を受けた展開もありそうですね。ああ、そうそう、あかねさん、ウエスは酷いです!

『なないろかでん』、ゲストです。高校生のななは電器屋のアルバイト。遅刻しそうとあわてて駆け込めば、髪がぼさぼさ。先輩のくるみが機転きかせて、売り場の展示品、ドライヤーを借りてきてくれるんですね。で、なな、いい笑顔でお礼をいうんですね。この店、店員の売り上げ表を作っていて、中村かなえさんがトップ。今日も100万近い売り上げをいきなり上げていて、って、ひとりのお客さんでそれか! ななの前にどさりと置かれる百万円の束! って、そんなにぶ厚くないよ! ほんと、あれ、こんなにちょっぴり? そんな感じだよ? 百万円って。ななは素直な子で、かなえの冗談を真にうけてみたり、そして家電のデモンストレーション。炊飯器に、オーブン、その試食会。食べて満足のななにかなえ、取り残されてしまったくるみがあわれでした。

  • 『まんがタイムきらら』第12巻第7号(2014年7月号)

2014年6月8日日曜日

『まんがタイム』2014年7月号

『まんがタイム』2014年7月号、昨日の続きです。

『週末すろーらりー』、いい感じですね。百子が卓球クラブに正式に入部とあいなって、そしたら、ニコ、結構喜んでくれてるっぽいんだけど、なんかキラキラしてるし、けど練習がやたらとハードなんですね。なるほど、卓球となると手加減はしない。ハイともなればなおさら? これが部員が少ない、というかいっこ、ニコ、百子しかいない理由で、だから百子がやめないようにと楽しい卓球部を目指そうと約束したところなのに、わかりながらも手加減できないのがニコなのか。不器用で加減が苦手だったり、なかなか素直に感情、感謝を表せなかったりするニコ、可愛いなあ。悪い子じゃないって、ちゃんとわかるのがいいですね。そしてユニフォームね、百子がデザイン、試作してくる。いっこは素直に喜んで、けどニコは抵抗するんだけど、これが憧れ夢ちゃんのユニフォーム試作品と聞いて心が揺らぐ。いやいや、いいですよ。ニコちゃん。思わずにんまり。実にいいですよ。

『ひらめけスイッチ』、平目の弁当! 姉の愛はぎゅうぎゅう詰めの白飯なのか。けんども梶木のドジと相殺で、なんだかうまいこと決着しました。って、ご飯半分こしてあの量なのか! どんぶり一杯くらいありそうじゃん。小波さん、太るんじゃないかと食事制限してるんですね。小波母の現実、その図解、ああ! なんということ! 小波ちゃんが心配するのもわかる気がします。でも、小波んの弁当、それは駄目だと思う。飢餓的状況を作っちゃ駄目よ、と思ったら、ほら、やっぱり駄目じゃん。プリンとか作っちゃうんだ。手作りのお菓子は太らないからとか、現実逃避よ! それ! この展開、ほんと面白かった。そしてプリン作りの光景も最高で、化学室、ビーカー、白衣とまるで実験。いや、でもかっこいいよ。素敵よ、ふたりとも。平目はそんなふたりを見て、女の子ってすごいなぁ、とか素直に感心してますけど、君は自分の姉ちゃんのこと忘れちゃいけないと思います。

『絵本とママ』、今回はママの方、岬透子メインですよ。徹夜明けで参加するパーティ。化粧で普通に見せてはいるけれど、気を抜いたら寝てしまうし、スカーフのつもりで風呂敷、しかも唐草模様か! よく持ってらっしゃった! セクハラとかもあって、大変だ、けど立場的に手をはらうのも難しい、厄介な状態、って、ほんと陰湿なセクハラだな! と思ったら熱田ファインプレー! やるじゃん! って、そうじゃないのか! ただ気持ちのおもむくままの行動か! うん、こういう熱田が好きです。あの女性ファンへの嫉妬とかも面白かった。字美先生もよかった。って、萌えどころがわからん! いや、この人らしいけどさ。ほんと、美人というのが目立つ人だけど、その正体とでもいいましょうか、自由さ、闊達さ、その自分の興味を前面に押し立てるところなど、この人はほんとに魅力的だと思います。

『頂点さっちゃんと底辺もっくん』、いいですよ。秘密の社内恋愛。あの酒田さんが守谷のこと、結構な愛しようしてるってわかるのがね、カワイイ仕草は独り占めか! みたいなね、それがなんだかすごくいい。わりかし駄目な若手社員、守谷。彼をうまいことコントロールするところとかね、守谷は守谷で酒田のことやっぱりいろいろわかってるとかね、そういうところが気にいってるのだと思います。最後の一本、学生時代から就職してからも暗い表情見せていた酒田がね、守谷のひとことで一気にキラキラする。ええ、やっぱりいいカップルなんだと思います。

『もいんの高校野球日誌』。うわあ! もいんが、もいんがさらに、さらに可愛くなったぞ! どうしたらいいんだ! そう思ったら、最初の一本、ああ、やっぱりもいんはもいんでした。野球狂のもいん、その苛烈さ、過剰さは従来どおり、あるいはより以上にエスカレートしていて、そこにさらなる可愛さを加味してみましたといった感があります。基本の面白さかわらず、そこにさらに魅力となる要素が加えられたのだとしたら、これは悪くないことなのかも知れないと思います。ところで、裸眼のもいんってもしかしてはじめて? ちょっと記憶がないですよ。

  • 『まんがタイム』第34巻第7号(2014年7月号)

2014年6月7日土曜日

『まんがタイム』2014年7月号

『まんがタイム』2014年7月号、発売されました。表紙のテーマは梅雨の晴れ間? あるいは梅雨明けといったところでありましょう。晴天のもと、洗濯したティーシャツを干すおとぼけ課長なのでありますね。そしてそのシャツ、胸のところにタイムヒロイン揃い踏み。『まりあ17』まりあに『大家さんは思春期!』チエちゃん、そして『スキップAD!いろはちゃん』いろはがあしらわれて、ええ、なかなかに面白いテイストでありますよ。

『鉄仮面のイブキさん』、いきなり伊吹さんお怒りですよ。プンスカ! いったいなにがどうなってるんだ? って、疑問に思いつつもとりあえず謝ってしまう喜多くんはあかんやつだなあ。ああ、うん、自分もきっと同じことするけど。伊吹さん、怒り方の練習だったんですね。怖かったかと問うてみれば、今日の髪形すごくかわいいとの感想。ああ、ほんと超可愛いと思う。弟がいるんですね、伊吹さん。弟に姉の威厳を示したい。そういうのだけど、弟にも姉の表情はわからないのか。しかし伊吹さん、姉、長女、もう! 最高じゃん! 怒ったところを見たいなら、怒りのエキスパート相楽さんに期待してみよう。喜多くんと伊吹さんが仲良くしていたら怒るはず。それで実践してみれば、見事怒って、って、すげえな。しびれる表情です。しかし今回も伊吹さんの無表情。これをベースに、こんなにも豊かに描いて、最高でしたよ。すごく面白かったです。

『はこいり良品』はアロマの話。香りにはいろんな効能があるよという、それでモノ忘れに効くというローズマリー。それをもくもくと頭に浴びる人達の姿、いやもう、こういうのよろしいなあ。実に好みなのであります。虫除けの香りを使ってみれば、お客さんも遠退いてしまったり、また青空古書店さん、この人のポジションのうまさ。結構な悲しい役回りなんだけど、そういったところは共感ポイントだったりするのでありましょうか? いいですよ、彼。ずっと報われないといいと思う。いや、憎しみとかじゃなくて、彼のその役割りが共感を生むのです。生むのです! そして薔薇の精油。これ、ほんとに高いらしいですよね。それを普通に持ってきてくれる花園さん。ええ、この人もいいポジション。やっぱり、バラの香りにもうっとりするのでありましょうか。

『ゆとりノベライズ』、都ゆとり絶好調! 執筆にも力がはいって、けどその背後には里美さん。愛されてるなあ、愛されてるよ、ゆとりん! 都、前回のことあってでしょうか、妙に強気なところを見せて、けど録音されたりしたら困るんだ。可愛いなあ、ゆとりん。今回は、都と里美さん、ふたりの立っている位置の違いでしょうか。その見ているもの、それが随分違っていると思わせるものがあって、やっぱり里美は先に立っている。さらに先へと進もうとしている。まさかの人気シリーズの幕引き。対する都の反応などね、ああ、ライバルだっていってるけど、やっぱりファンなんだ。それも熱烈なファンなんだ、それがわかって、いや、前々からわかってたことですけどね。このいろんな思いが同居しているふたりの関係。いいですよ。ええ、関係ってそんなに簡単に表せるものじゃありませんよね。

『ノコひけ!工業娘。』、球技大会ですよ。おお、相川かっこいい! というか、男子、大変だな。ふたりしかいない。それで出場できる競技が少ないっていうんだけど、卓球にバドミントンって、両方に出るとなるとさらに大変じゃんか。加えてですよ、I科の女子の多さ、これがために相手クラスの士気の高さがものすごい。うん、男子ふたり頑張れ、ですよ。今回は相川の可愛さが爆発してましたね。ぜひとも責任とりたい、そう思う男子もいることでしょう。プリティーもプリティー。バレーの対戦で、I科女子先輩が大ショックとか。うん、相川大活躍です。あの神菜先生にずいぶん毒されてるところなんかも最高ですよね。そして先生、科長、それ、それ駄目よ! 駄目駄目!

『福呼び猫!カカ男』。猫のカカ男がいる喫茶店。カカオって読むのか。カカおとこかと思っちゃった。そこで働くアルバイト鶴見ゆず17歳とおっとり店長。店長さん、お客さんに元気になってもらおうといろいろサービスしてくれてる、ええ、あの嘘を、いや嘘じゃない? カカ男は福を呼ぶ猫なんですよっていって、お客さんをそっとはげます、あの感触とかとてもよかったですよ。素直で素朴で頑張り屋のゆずと、大人っぽい? 包容力ある店長さん。そして老獪なの? カカ男。ゆずがカカ男の背中のハート模様、見られる日はくるのか? って、動いてる時とか、普通に見られそうですね。

  • 『まんがタイム』第34巻第7号(2014年7月号)

2014年6月6日金曜日

クラフトツールシリーズ No.1 精密ニッパー

 こないだ買った『モデルグラフィックス』7月号にですね、衝撃の情報が載っていたんですよ。Takumi明春氏による艦艇モデルの製作ガイダンス。そこでです、衝撃の発言! ニッパーは使い捨て、消耗品だと思っているのだそうですよ! うわー、これは想像しなかった。写真に写っていたニッパーは、自分の使っているものと同じですね。タミヤのプラモデル用ニッパー。二千円くらいするんですが、いくつか作ったら切れ味が鈍るので買い替える。そのペースのはやさですよ。うおー、自分はもうずっとおんなじのん使ってるわ。確かにスチロール樹脂とはいえ、切ってればそのうち刃もなまるよなあ。ええ、当たり前のことだけどさ、衝撃だったのです。

このニッパーは、まだボークス本店が長岡京市にあった頃、その本店で買ったんですね。決して裕福とはいえない、そんな自分にとっては一生ものくらいのつもりで買った。だからですよ、消耗品発言に衝撃受けたの。きれいに切る、すっぱり切る、そうしたこと考えたら、ある程度使ったら買い直すのがいいんでしょう。あるいは、薄刃ニッパー、さらには話題のアルティメットニッパーなんかも買って、使い分けていくのがよいのかも知れませんね。

とりあえず今は、精密ニッパーでゲートを切り取った後、デザインナイフで整える程度でやっています。ちょっとめんどくさいんですけどね。塗装までするなら、この後ヤスリを使うことになるんでしょうが、今はもうそこまではやってない。なので、綺麗に処理したいなら道具は惜しむな、そういうことも考えておいたほうがいいのかも知れません。けど今は、愛用品を使っていこうと思ってますよ。

2014年6月5日木曜日

『まんがタウン』2014年7月号

『まんがタウン』2014年7月号、発売されました。表紙は、雨の季節、傘が花盛りですね。メインには『大正乙女カルテ』の路乃が振袖で傘持って、着物の模様のアジサイも実に綺麗であります。他には『あつあつふーふー』蘭がレインコートに赤い傘、『きぐるめくるみ』は傘と長靴、ピンクで水玉にカエルのワンポイントがついて可愛い、ええ、お揃いの傘と靴なんですね。傘を持っているのは『新クレヨンしんちゃん』しんのすけに『鎌倉ものがたり』一色先生も。そして『ふうちゃんとおじいちゃん出張版』の告知カットもございます。

『ふうちゃんとおじいちゃん出張版』、出張版で四コマスタイルなのだそうです。なるほど、『月刊アクション』に連載されてるんですね。小学一年近野藤子とそのお爺ちゃん。今年で70歳なのか。ぱっと見、高校生くらいのお兄さんに見えるな。とまあ、そういった見た目にギャップありのお爺ちゃんなんですね。雨降り、洗濯ものの取り込みも、ふうちゃんは小さくて落としてしまうし、お爺ちゃんはのろのろとスロー。なるほど、見た目はそうだけど、やっぱりお爺ちゃんなんですね。ふうちゃんはお爺ちゃん子だから、好きな食べ物も渋い。使う言葉もちょっと古い。そんなお子様の方にもギャップあり。ギャップありつつほのぼのといったテイストでありました。

『押しかけ時姫』は、ちょっとずつ時姫の帰る日のこと予感させるなど、緊張感を持たせていますね。今回も、海斗とちょっと喧嘩したから? 書き置き残して出ていっちゃって、なんだか少々心配ですよ? しかしあの書き置き、戦国時代のくずし字、海斗も母も読めないっていうんですね。確かに見た感じ、変体仮名も使った連綿、慣れない人には無理そうですよ。時姫が突然いなくなるかも知れない、そこに考えが至って焦る海斗。またいずれ帰らないといけない、そう思っている時姫。ふたりともに、その内心を表立たせないけれど、このふたりの関係、その向こうに隠れている嵐を思うと、ちょっと切なくなります。

『居間には今外国人がいます。』、ミシェルが可愛いですよー。もうすぐテストだから、万希のうちに集まって勉強会をするっていうんですが、ミカだけやたら大げさで、ああー、強化合宿、泊まり込みのつもりでいたのか。この子、万希のうちが安らぐらしい。外国人らしい見た目だけど日本語しかできない、そんなミシェルにとっては、このうちの外国人たち、日本語を当たり前にしゃべっている連中に囲まれてるのが嬉しい、気楽だっていうんですね。って、ミシェルの父も同様か。万希、ミシェルのこと思い遣って、テストが終わったらお泊まりに呼ぼう。そうした万希の頑張り。そう思ったら、先にミシェルに誘われて、いってみたら古い日本家屋。万希がきてくれて嬉し泣きのミシェル、ほんと、よかったねえ。この子には、もっとしあわせ感じて欲しいです。

『涙の数だけ輝いて!』、前回の続きか! ライブの打ち上げ、晴香がすっかり寝ちゃったから、直子が家まで送るんですね。タクシーの車中で思うのは、優香のいっていたこと、晴香がライブにきてくれていたというのを思い出せない……。しかし、あの寝ている晴香は天使ですね。晴香母、直子に恐縮。そして昔話をしてくれて、晴香、引きこもりだったんだ。引きこもってアイドル動画ばかり見てた。そんな彼女が外に出ようという気持ちになったのが、IDL108の直子見たさだった。ほんと、直子の存在の大きさが偲ばれようものです。晴香のいつもの言動は、もともとの性格もあるのだろうけど、直子への憧れと、突然IDL108をやめた彼女への失望、不満などが複雑に入り交じったものなんだろうなあ。素直でない子。けど、そんな彼女の気持ちの奥底、それが垣間見えて、ほんと感動的でさえありました。しかし、あの直子引退で沈む一家とか、母の後ろで静かに怒る晴香とか、こういうところ面白く。あの晴香におはようというしかなかった直子とか、もうしびれましたね。そして最後の一本、晴香にお礼をいう直子のその表情。優しさ感じさせて、この包容力、素晴しかったです。

  • 『まんがタウン』第15巻第7号(2014年7月号)

2014年6月4日水曜日

STEELDIVER SUBWARS

 STEELDIVER SUBWARS、アップデートがきましたね! 正直、全然その動向を追っていなかったので意外なタイミングと思ったのですが、アップデートは結構前から予告? されていたらしく、つまり待ちに待ったアップデートであった、そんな感じでありますよ。さてさて、アップデートでなにが変わったかというと、公式の案内を読んでいただいた方がはやい。大雑把にいうと、艦が増えた、マップもひとつ増えた、そして連勝ボーナスがスキルマッチでも貰えるようになった、といったところでしょうか。

艦は大幅に増えましたよ。とりあえず3隻。加えてDLC艦が10隻。おおー、すごい。ちょっと興奮する。正規入隊者には、『スターフォックス』にて活躍したというブルーマリン、こいつをプレゼント! というのですから太っ腹です。ああ、6月3日から9日までの1週間限定ね。なので興味のある方は急がれた方がよいですよ。

このゲーム、一時期結構遊んでいたんですが、時間の問題でなかなか潜れなかったり、せっかく潜ってもエラーが多かったりしてしばらく離れていたのですが、先月くらいにですね、ちょっと試しにまた潜ってみたんですよ。そうしたら、うわあ、これはきつい。よほど熱心にとりくんできたのでしょう、レベル99にまで達してるプレイヤーとかが結構な数いまして、もうほんと、使用できる艦の時点で差があるのに、プレイヤースキルもまた大きく開いたという感じ。もうどうしようもない。勝てねえ、勝てねえよ。せめてレベルを上げてよい艦をゲットしよう、そう思うも、連勝ボーナスがあるのはランダムマッチのみ。ランダムだと、容赦なくレベル99の人と組むことになる。味方だといいですよ? けど、そんなに世の中甘くないですよねー。といったわけで、遊ぶに遊びにくい環境ができあがっていました。

ですが今回のアップデートで、スキルマッチ、つまり同レベル帯のプレイヤーと戦っても連勝ボーナスを得られるようになった。実際これは大きくて、昨晩5連勝したことでレベルがひとつ上がりました。だって、連勝しないと100に満たないポイントが、5連勝とかなると500オーバーも夢じゃない、なんてことになる。仮に100ずつポイントを得るとしても、5連勝した時のトータルは1500、連勝がないと500どまり。全然違うわけです。こうなると人間現金なもので、よっし! がんばろう! ほんと、気まぐれであります。

新しく追加された艦には伊168もあって、けどあんまり強くない……。他にもそうりゅう型やらUボート XXIやら、原潜ノーチラスなんかもいるんですね。新規のステージが北極海だったのは、ノーチラスにあわせてきたとか、そういうのんなんでしょうか。ともあれ、既存の艦にも調整が入り、心機一転再び遊びはじめるにはいい機会だな。そんな感触あって、ええ、あせりはしません。ゆっくり遊んでいこうと思います。

2014年6月3日火曜日

『まんがホーム』2014年7月号

『まんがホーム』2014年7月号、昨日の続きです。

『孔明のヨメ。』、月英と結婚してからはじめてのお正月。それで、当時の正月の風物を紹介するというんですね。なるほど、火薬はないけど爆竹はあったわけか。って、すごい昔からあるんだ、この風習! 今回は結構な盛り沢山でしたよ。庶民の、といっていいのかな? 正月の風景描きながら、官吏の世界、政治の世界も描いて、なるほど曹操に対する反感を持ちながらも、刺激することもまた避けたい。そうした難しい力関係なども見えてきたんですね。そして曹操に郭嘉、荀彧、魏の人間の思うところなども描かれて、ええ、いよいよ時代が動くか、その直前といった雰囲気が強くなってきているんですね。郭嘉のしかけた策略。それがいよいよ気付かれて、対策がはじまる。郭嘉が戦場に出ている今、はたして孔明たちの策は実るのか。いずれ郭嘉も気付くのか。静かながらも、はらはらさせるところありますよ。

『200年の夜と孤独 — おひとりさま吸血鬼』は髪をショートにした月夜野さん。うん、大変可愛いと思います。梅雨の季節。湿気で髪がぼさぼさになって、ちょっと憂鬱な月夜野さん。髪を整えてもらおうっていうんですね。けど、人の店は苦手。なので昔馴染みの髪結いさんに頼むことになって、着物、割烹着、おかっぱ、わお、めちゃくちゃ可愛いじゃん。って、この人、髪ののびる人形なのか。顧客には吸血鬼やら二口女やら、って、普通にあちこちにいるのか! 幽霊たちもたくさんで、って、死んでもなおおしゃれには手間がかかるのか。世の中はままなりません。そして、髪が綺麗に整った月夜野さん、誉めてもらいたいけど気付かれず、って、それで怒っちゃうのか。ええ、月夜野さん、たいそう可愛かったです。

『マチ姉さんの妄想アワー』、おお、新しい兄貴ですよ。イチ兄だそうですが、マチ姉はさっぱり覚えていない。あー、遊んでくれなかったから。って、待ってくれ、どんだけ物覚えが駄目なのか、この人。今回も本編、大変に面白く、裸の王様の深慮とかね、もう、感動しましたね。「ヘンゼルとグレーテル」の2本も、グレーテル、やばい、やばいよ。兄貴、おいしくいただかれちゃいますよ! 最高でした。しかし、なにが面白いといっても、吸血鬼、これでしたね。なぜ弱点がバレバレなのか。うっかり? そう思わせて、おい、ハニートラップか。強烈な面白さでした。天才を感じます。

『そもそも受付嬢に向いてません!』、大変によかった! 人見知りの丸尾もこ。この子が実家に帰ります。先輩竹さんも一緒にいくことになって、開放感に輝く先輩の表情、超素敵! けどそれ以上に輝いてるのが丸尾もこで、田舎の海辺、小さな漁師町って話だけどさ、まさかの海女スタイル。ウニにナマコにエビにタコ? もう、ほんと、いつものもこじゃないみたい。さらにもこが内弁慶ってわかって、いやもう、甘えてるんだろうなあ、可愛いなあ。これ、先輩に対してもちょっとこんな感じ出てますよね。ほんと、先輩ともこ、仲良くなってる、その様子、とてもよかったですよ。

  • 『まんがホーム』第28巻第7号(2014年7月号)

2014年6月2日月曜日

『まんがホーム』2014年7月号

『まんがホーム』2014年7月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』らいかがエレベーターガール? いやいや、案内かな? そばには笑顔のデパートとのキャプションついて、なるほどテーマが百貨店みたいですよ。ということは、『ようこそ!オーロラ百貨店』のえにちゃんも登場。と、これはコミックス発売の告知でもあるのか。他には『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』の新連載告知カット、『孔明のヨメ。』のカットもございます。

『敗者復活戦!』、わーい! 今どきめずらしい文学少女が元気に登場ですよ! なるほど、この子もヒロインのひとりなんですね。例の子、ニーナが古書店のバイト応募におもむくのに付き合ってくれるっていうんですね。なるほど、この子、夕記ちゃん、月穂とうまいことコミュニケーションできていて、けどニーナを雇うって話にはなかなかなりにくいみたいですよ? 辻灯子らしいノリ、月穂とニーナ、そのキャラクターの違いが対照的で、いきいきと噛み合わない会話を見せてくれるところ面白くて、けどニーナ、やりましたね。静電気体質が役にたった。ケガの功名、万引きを未然に防止して、そしてバイトの道筋をつけた。しかし、ほんと、この子、どんな風に働いていくのか。きっとスムーズにはいかないぞ。わくわくさせられるんですよ。

『宇宙ファラオ☆パトラちゃん』、新連載ですよ。宇宙からやってきたクレオパトラ。夏休みの自由研究テーマとして「地球侵略」を選んだんだけど、思ったより地球の文明は進んでいた。あきらめようと思ったら、王女、なりませんときた。御付きはフクロウなのか。今帰ってしまったら、この漫画、早くも最終回になってしまう。なんというメタな発言。ええ、ユキヲらしい展開ですね。クレオパトラ、実に駄目そうです。地球人の誘拐をたくらんで、お、どっかで見たふたりがいるぞ! というのはいいとして、中学生、小学生のふたり組に狙いをつけるも返り討ち。逆に確保されてしまうんですね。こののんびりお姉さんと、おませでしっかりものの妹、このふたりに飼われる? そんな展開になるのでしょうか。とりあえず、パトラ、この子の困った性格、それがメインになっていきそうですね。

『警戒少女いちごちゃん』は、ほんと、いちごちゃんが可愛いなあ。まだるいに慣れない。なのでカエルのオマールを手放せないっていうんですが、体育の授業中もオマール装備じゃないといかんのか。しかし、いちご、運動は苦手かと思ってたら、結構しっかり走ってるじゃん。いや、けど、いきなり倒れたりするのか。るいは焦りまくるけど、友達は慣れっこなのか。いつもの貧血らしい。緑茶の飲みすぎで鉄分が足りないらしい。って、どんだけ飲めばそうなるのか。いちご、ゆきとはつのには普通に挨拶するんですよ。けどその様子、るいに見られて恥ずかしい。家に電話するのもためらわれて、ほんと、困りながら、照れながら、もたもたもたもた頑張るいちごが、もうどうもこうもないってくらいに可愛い。いやほんと、いいですよ。

『シネマちっくキネ子さん』、ゾンビ編の後編ですよ。ゾンビ映画を撮ろうと思ったら、撮影にわらわらゾンビがやってきた。いやもう、ゾンビという時点で気付いてるべきだったんですよ! ゾンビ映画やあるいはゾンビファンといってもいいのか? よくある展開、よくある話を次々提示して、そこからナンセンスなおかしみを引き出していく、その見せ方、発想はやっぱり面白くて、いやもう、さすがだなあ。そう思いながら読んで、さらにピア子登場、なるほどゾンビは仕込みであったか、そこまで思っていたところ、ああ、ラジオか! ああ、あのタイトル! そしてあの妹! ああ、ドナさん! うわあ! 最後の一本、あのコマに、見事にまるごと持っていかれてしまいましたよ。

  • 『まんがホーム』第28巻第7号(2014年7月号)

2014年6月1日日曜日

HGCC 1/144 ターンエーガンダム

 正月から作っていたサンダーボルト版FAガンダムが手を離れたので、じゃあ次はなんにしようかな。ターンエーガンダムとあいなりました。しかし、ガンダムばっかり作ってますね。戦国アストレイにはじまりFAガンダム、そしてターンエー。まるでガンダムが好きみたいじゃないですか。というのも、私はいわゆるジオニストなんですよ。グフが好き、ドムもいい。もちろん連邦のMSも嫌いじゃないんですが、ガンキャノンとかジムとか、そっちの系統が好みなんですよね。なのにガンダム。ガンダムばっかり作ってる。ああ、結局は主役メカがいい、そういうことだというのかい?

なんでターンエーなのか。まあ、こないだ新しいキットが発売されたとこだから、安いし、っていうのが一番の理由ですよね。皆さん大好きターンエーガンダム。ガンダムの新作やるよ、デザインはシド・ミード。そういって最初に出てきたイラストに正直誰もが不安になった。これがガンダム? かつて見たことのないフォルムに度肝を抜かれるどころか、なにか怖れを感じて、頭を抱えるような思いがしたものでした。大胆に円を取り入れたデザインは、月をモチーフにしたのだろうか。百歩譲って円はいい。問題は顔。具体的にいうとヒゲ。ガンダムの特徴になっている額のV字アンテナ。これがなんとヒゲ。まいった。びっくりした。これ、駄目だろう! おそらくは誰もが誰もそう思い、不安まじりで、あるいはすごく意地悪な理由で放送を待ったのでしたね。

しかし、放送がはじまって、なんだろうこの時代錯誤のシチュエーション。ガンダムといったら未来の世界の物語、人々は宇宙に出、スペースコロニーに暮らしている、そうしたものだと思っているのに、ターンエーときたら時代はようやく近代にはいったぐらい? そんな有り様で、これにモビルスーツがからんでくるというのかい? ほんと、いったいどうなるの? なんと! 遺跡がガンダムだってーっ!? 次から次に驚きが叩き込まれて、そして我らがホワイトドール、ええ、ターンエーガンダム登場したら、これまでの不安、一気に吹き飛ばされて、もうね、いっぺんにファンになった。なにこれ! めちゃくちゃかっこいいじゃん! 細身のガンダムは、これまでに見たガンダムとは一線を画して、超スタイリッシュ! 超ストイック! まさに機能してこそ映えるデザイン、動きで魅せるといわんがばかり。そうした事実をこれでもかこれでもかと見せ付けて、これまでヒゲだ、ダサいだ、そういっていた人たちが、次々オセロのコマが引っくり返るみたいにして、すげーよ! ターンエー! もう夢中だ! 引き込まれていったんですね。

とまあ、こんな具合に記憶に残る、印象的なガンダムだったんですよ。そのターンエーが、今、このタイミングで出る。しかも結構なできのよさらしいという話。こりゃあ是非とも手元に置きたい。そう思ったんですね。

FAガンダムは、中断期間含め5ヶ月ほどでできました。ターンエーはどれくらいかかるかなあ。あまり時間をかけずに作ってやりたいと思います。