2014年6月3日火曜日

『まんがホーム』2014年7月号

『まんがホーム』2014年7月号、昨日の続きです。

『孔明のヨメ。』、月英と結婚してからはじめてのお正月。それで、当時の正月の風物を紹介するというんですね。なるほど、火薬はないけど爆竹はあったわけか。って、すごい昔からあるんだ、この風習! 今回は結構な盛り沢山でしたよ。庶民の、といっていいのかな? 正月の風景描きながら、官吏の世界、政治の世界も描いて、なるほど曹操に対する反感を持ちながらも、刺激することもまた避けたい。そうした難しい力関係なども見えてきたんですね。そして曹操に郭嘉、荀彧、魏の人間の思うところなども描かれて、ええ、いよいよ時代が動くか、その直前といった雰囲気が強くなってきているんですね。郭嘉のしかけた策略。それがいよいよ気付かれて、対策がはじまる。郭嘉が戦場に出ている今、はたして孔明たちの策は実るのか。いずれ郭嘉も気付くのか。静かながらも、はらはらさせるところありますよ。

『200年の夜と孤独 — おひとりさま吸血鬼』は髪をショートにした月夜野さん。うん、大変可愛いと思います。梅雨の季節。湿気で髪がぼさぼさになって、ちょっと憂鬱な月夜野さん。髪を整えてもらおうっていうんですね。けど、人の店は苦手。なので昔馴染みの髪結いさんに頼むことになって、着物、割烹着、おかっぱ、わお、めちゃくちゃ可愛いじゃん。って、この人、髪ののびる人形なのか。顧客には吸血鬼やら二口女やら、って、普通にあちこちにいるのか! 幽霊たちもたくさんで、って、死んでもなおおしゃれには手間がかかるのか。世の中はままなりません。そして、髪が綺麗に整った月夜野さん、誉めてもらいたいけど気付かれず、って、それで怒っちゃうのか。ええ、月夜野さん、たいそう可愛かったです。

『マチ姉さんの妄想アワー』、おお、新しい兄貴ですよ。イチ兄だそうですが、マチ姉はさっぱり覚えていない。あー、遊んでくれなかったから。って、待ってくれ、どんだけ物覚えが駄目なのか、この人。今回も本編、大変に面白く、裸の王様の深慮とかね、もう、感動しましたね。「ヘンゼルとグレーテル」の2本も、グレーテル、やばい、やばいよ。兄貴、おいしくいただかれちゃいますよ! 最高でした。しかし、なにが面白いといっても、吸血鬼、これでしたね。なぜ弱点がバレバレなのか。うっかり? そう思わせて、おい、ハニートラップか。強烈な面白さでした。天才を感じます。

『そもそも受付嬢に向いてません!』、大変によかった! 人見知りの丸尾もこ。この子が実家に帰ります。先輩竹さんも一緒にいくことになって、開放感に輝く先輩の表情、超素敵! けどそれ以上に輝いてるのが丸尾もこで、田舎の海辺、小さな漁師町って話だけどさ、まさかの海女スタイル。ウニにナマコにエビにタコ? もう、ほんと、いつものもこじゃないみたい。さらにもこが内弁慶ってわかって、いやもう、甘えてるんだろうなあ、可愛いなあ。これ、先輩に対してもちょっとこんな感じ出てますよね。ほんと、先輩ともこ、仲良くなってる、その様子、とてもよかったですよ。

  • 『まんがホーム』第28巻第7号(2014年7月号)

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