『まんがタイム』2014年7月号、昨日の続きです。
『週末すろーらりー』、いい感じですね。百子が卓球クラブに正式に入部とあいなって、そしたら、ニコ、結構喜んでくれてるっぽいんだけど、なんかキラキラしてるし、けど練習がやたらとハードなんですね。なるほど、卓球となると手加減はしない。ハイともなればなおさら? これが部員が少ない、というかいっこ、ニコ、百子しかいない理由で、だから百子がやめないようにと楽しい卓球部を目指そうと約束したところなのに、わかりながらも手加減できないのがニコなのか。不器用で加減が苦手だったり、なかなか素直に感情、感謝を表せなかったりするニコ、可愛いなあ。悪い子じゃないって、ちゃんとわかるのがいいですね。そしてユニフォームね、百子がデザイン、試作してくる。いっこは素直に喜んで、けどニコは抵抗するんだけど、これが憧れ夢ちゃんのユニフォーム試作品と聞いて心が揺らぐ。いやいや、いいですよ。ニコちゃん。思わずにんまり。実にいいですよ。
『ひらめけスイッチ』、平目の弁当! 姉の愛はぎゅうぎゅう詰めの白飯なのか。けんども梶木のドジと相殺で、なんだかうまいこと決着しました。って、ご飯半分こしてあの量なのか! どんぶり一杯くらいありそうじゃん。小波さん、太るんじゃないかと食事制限してるんですね。小波母の現実、その図解、ああ! なんということ! 小波ちゃんが心配するのもわかる気がします。でも、小波んの弁当、それは駄目だと思う。飢餓的状況を作っちゃ駄目よ、と思ったら、ほら、やっぱり駄目じゃん。プリンとか作っちゃうんだ。手作りのお菓子は太らないからとか、現実逃避よ! それ! この展開、ほんと面白かった。そしてプリン作りの光景も最高で、化学室、ビーカー、白衣とまるで実験。いや、でもかっこいいよ。素敵よ、ふたりとも。平目はそんなふたりを見て、女の子ってすごいなぁ、とか素直に感心してますけど、君は自分の姉ちゃんのこと忘れちゃいけないと思います。
『絵本とママ』、今回はママの方、岬透子メインですよ。徹夜明けで参加するパーティ。化粧で普通に見せてはいるけれど、気を抜いたら寝てしまうし、スカーフのつもりで風呂敷、しかも唐草模様か! よく持ってらっしゃった! セクハラとかもあって、大変だ、けど立場的に手をはらうのも難しい、厄介な状態、って、ほんと陰湿なセクハラだな! と思ったら熱田ファインプレー! やるじゃん! って、そうじゃないのか! ただ気持ちのおもむくままの行動か! うん、こういう熱田が好きです。あの女性ファンへの嫉妬とかも面白かった。字美先生もよかった。って、萌えどころがわからん! いや、この人らしいけどさ。ほんと、美人というのが目立つ人だけど、その正体とでもいいましょうか、自由さ、闊達さ、その自分の興味を前面に押し立てるところなど、この人はほんとに魅力的だと思います。
『頂点さっちゃんと底辺もっくん』、いいですよ。秘密の社内恋愛。あの酒田さんが守谷のこと、結構な愛しようしてるってわかるのがね、カワイイ仕草は独り占めか! みたいなね、それがなんだかすごくいい。わりかし駄目な若手社員、守谷。彼をうまいことコントロールするところとかね、守谷は守谷で酒田のことやっぱりいろいろわかってるとかね、そういうところが気にいってるのだと思います。最後の一本、学生時代から就職してからも暗い表情見せていた酒田がね、守谷のひとことで一気にキラキラする。ええ、やっぱりいいカップルなんだと思います。
『もいんの高校野球日誌』。うわあ! もいんが、もいんがさらに、さらに可愛くなったぞ! どうしたらいいんだ! そう思ったら、最初の一本、ああ、やっぱりもいんはもいんでした。野球狂のもいん、その苛烈さ、過剰さは従来どおり、あるいはより以上にエスカレートしていて、そこにさらなる可愛さを加味してみましたといった感があります。基本の面白さかわらず、そこにさらに魅力となる要素が加えられたのだとしたら、これは悪くないことなのかも知れないと思います。ところで、裸眼のもいんってもしかしてはじめて? ちょっと記憶がないですよ。
- 『まんがタイム』第34巻第7号(2014年7月号)
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