2020年4月1日水曜日

キャプテンスタッグ CAPTAIN STAG UG-3035 [ココット 10cm]

 以前、愛用の小鍋の取っ手がとれてしまったっていってましたね。結局その後、一年間、取っ手のないままに使い続けて今にいたるのですが、先月くらいにちょっと縁を欠けさせてしまいまして、そこから蒸気が抜けるようになってしまったのでした。さあ、困った。最初はなんとか欠けた部分を補修しようと思ったのですが、やっぱり直火にかけるもの、また口に入れるものを調理する道具だから、知識もないのにおいそれといじれない。金継ぎだよってアドバイスもあったんだけど、いやいや、そんなの価格面で折りあわないよ! そうして考えて、考えて、以前チェックしていたキャプテンスタッグの鉄製ココット、こいつをもう買っちまおう。買ってしまったのでした。

このココット、シーズニング(カラ焼き)不要とありまして、食器用洗剤で洗って植物油を塗ればもう調理可能になるという、その手軽さがありがたい。最初は、休みの日に届くようにして、一日かけて焼いて油塗ってをやらんといかんかなって思っていたのが、一気にハードル下がったおかげで、到着したその日に使いはじめることができたのですね。

さっそく洗って軽く火にかけて、そしてオリーブ油を塗ります。熱がさめる間に運動をすませて、そして試してみましたよ。

初日は以前使っていた陶器のものと同じ火加減で焼いてみました。中火で3分。火をとめてからまた3分ほど蒸らすのですが、これ、火にかけて2分くらいからちょっと焦げてるみたいな匂いしてきて、あ、これはいかんかも知らん! ちょっと焦りながらも、まずは試しと我慢して待ってみました。

思ったほど焦げてない! というか、パリッとした感じ、目玉焼きの白身のはじっこの焦げたところみたいな感じでしたよ。白身はきれいに鍋肌からはずれて、こびりついたりはまったくありません。ただ、やっぱりちょっとしっかり火が通っていて、もう少し火は弱くていいのかも。焦げた白身も、スプーンではちょっと切りにくいときています。

ということで、二日目は若干弱めの中火で調理してみました。

ふっくらもっちり、おいしくできました!

もうちょっと黄身が半熟でもいいんですけど、これは蒸らし時間で調整可能でしょう。ともあれ、鉄製のココットでちゃんとおいしく卵が調理できることが判明。これはいいですよ。白身もほぼ焦げておらず、鍋肌からきれいにはがれるのは前日に同じです。

このココットは鉄の鋳物なので、油断すると錆びるそうです。なので使用後は水いれて軽くわかして、きれいにしてから、軽く焼いて水分をとばし、オリーブ油を塗って乾燥させる。

めんどくさい!

けれどこれできれいに使えて長持ちするのなら、少々面倒でもちゃんと手入れしていこうと思います。しかし、これが千円ちょっと。コストパフォーマンスいいよね!

2020年3月31日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年5月号、昨日の続きです。

『魔王の娘からは逃れられない』

寝ようとしたら、突然ルルに召喚されてしまったショーコ。思いがけないパジャマパーティーになってしまったわけですが、眠れないというルルのためにおとぎばなし語って聞かせるも、どうしても物騒な展開になってしまうのがこの漫画。ショーコも落ち着かないですなあ。

夜中であっても突然勝負を挑んでくるニア。なんとか穏当に決着つけようと枕投げを提案するんだけど、その枕投げが尋常でない威力叩き出すってんだから、もう面白い。これね、ショーコが巻き込まれそうになって必死で避けようとしてるんですが、ザルハレがうまく助けてくれるの、ああ、ザルハレはショーコがただの人間だって知ってますからね。ほんと、頼もしいお姉さんですよ。

ショーコの新しい枕はルルにとられちゃって、散々かと思ったら、それはそれで納得してるショーコがいいやつでたまらないですね。いろいろハイパワーで物騒なルルだけど、ショーコがこの子のこと気にかけて、可愛がっているのがよくわかる。そうした関係がまたいいんですよね。

『あやしびと』

愛されてるアヤ、いいですよね。夢見が悪くて調子がよくない。そんなアヤの様子見て心配する友達がもうたくさんいるんですよ。みぞれは顔を洗いにいくのに付き添ってくれるし、カバネとサカサも教室で、お互いにアヤのこと好きすぎだろっていいあっている。それがほんと楽しくて、そうか、カバネ、アヤがいるとそんなにテンションあがっちゃうか。カバネはカバネで、素直になれないものの好きな気持ちカバネに見透かされるてるのな。ほんと、この可愛さよ。でもってふたりして、アヤに救われたみたいになってるの。ああ、その能力や資質が原因で距離置かれがちなふたりだけど、アヤは気にしないでいてくれる。それが本当に嬉しかったんだ。アヤ、イイヤツ! そりゃ、このふたりもアヤのこと気を配りますよね。

アヤの不調の原因が悪夢と聞いて、最初はちょっとからかったりしたふたりだけど、アヤが本当に凹んでるってわかったら、そっと手を握ってきたりしてね、抱き締めてきたりなんかもしてね、ああ、ほんと、皆、アヤに親身でこの気持ちが暖かい。あまりのことにアヤも照れちゃって、というか、皆の能力、力に翻弄されたり大変なんですが、でも皆の心配してくれる気持ち、アヤにもきっと届いてたんだろうと思うんですね。ちょっとぼやいてましたけどさ。

夜は夜で、元気づけてくれるみぞれにドキッてね。アヤ、いい友達ができましたね。ひとり迷い込んでしまったこの世界で、けれど今はひとりじゃないっていうのがわかって、心づよかったりするんじゃないかな。ええ、アヤも素直になれる日がきたらいいですね。きっともっと仲良くなれますよ。

『アニマエール』

今回はタンブリングに挑戦です。危なくないもの、とはいうんですが、今回挑戦するロンダート。1/4ひねる側転だそうですが、なんかこれでも危険と思えてしまうのはなぜでしょう。

今回、ロンダートの特訓で、花和とこはねがより近しくなるの、本当にいい話だったと思います。できる組とできない組に別れて、まずは宇希がクリア。さすがですね。続いて虎徹がクリア。でも、この時点で1週間かかってるのか。ひとり残されてしまったこはね。気持ちすっかり弱っちゃって、でもそれでも決してあきらめようとしないところ、これ、素直にこの子の美点であると思います。

ひとり朝練しようとしてみたり、で、部室にて待ち構えている花和ですよ。ああ、つきあってくれるんだ。指導して、見本見せて、そして花和に認めてもらいたいというこはねの言葉にかつての自分の態度を思い出して、ああ、でももう花和にはあのころのわだかまりなんて残ってないんですね。それは、こうして特訓につきあってくれるところからしてもわかるんじゃないかなって思った。そしてこのふたりの時間を通して、よりわかりあえるようになったんじゃないかなって思われて、こはねがロンダートを成功させた時の花和の表情なんて、本当に素晴しかった。ええ、ふたり、いい友達になった、いい仲間になれたんだって心底思ったのですよ。

そしてそこに当たり前みたく乱入してきている宇希。この人もさすがです! もう大好き。

『NEW GAME!』

ねねっちとなるっちのやり取り。めちゃくちゃ面白かったです。

いえね、ねねがC++のこと完全に理解したとかだいそれたこといいだして、ああじゃあ今回はねねのプログラミングの理解度、それをぐぐっと掘り下げようっていうんだな! そう予想したら、まさかのサメについての理解度を掘り下げることになるっていうんです。びっくりした。なるが作ってきたサメのクッキー。そいつが異様にマニアックというか本格派で、これ、サメが好きなねねのためにって作ったわけだけど、肝心のねねはというと、そんなにサメには詳しくない。ぼんやりと好きなだけっていうの。

いやいや、そんなもんだって! そうは思うのだけど、なる、そのゆるさを許さないのがなる! 厳しい人だ! というか、強いこだわりないしなにごとも突き詰めないではいられない、そんな性格感じさせて面白かったです。

ねねのサメぐるみを鑑定するくだりも、当然それなりにデフォルメされてるぬいぐるみに対し微塵も妥協しないのがおかしくて、その様子をはたから見てつっこみいれている青葉、紅葉組。この温度差がおかしかった。さらに紅葉から、めんどくさいなるが始まったって思われてるの、実際めんどくさいわけですけど、このめんどくささをうまくクリアできたら、わりと楽しい人なんじゃないかな? いや、要求が過大すぎる?

ともあれ、この騒動の果てに、ねねとなるが同レベルっていわれるところ、ああーっ、冒頭のC++完全に理解したっていうの、ここに落ちるのか。この構成、見事でしたね。いやあ、やられましたよ。

2020年3月30日月曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年5月号、一昨日の続きです。

『mono』

えらい展開して見せますね。坂の途中にあるというオカルトスポット。七曲りの一本松。検索してみれば、確かに心霊スポットとして紹介しているサイトがいくつも出てくる。でもって、この解説ですよ。突如現れたクロクマ先生。あまりに当たり前に出てきたから、それにその前のページ、坂登っていく時に見かけた人影? あ、なんかいわくつき? と思わせて、あークロクマ先生がいたんだねー。とか思って、なんかモードを警戒から普通に戻して素直に解説楽しんでいたらですよ、このクロクマ先生が本物じゃなかった!? 本当の先生は御自宅? こういう、最後の最後でぐるんと転換させるの、うまいですよね。すっかりやられてしまいました。

でもって戸隠に到着。ここをキャンプ地にする、はいいんだけど、あえてここで食べるソバ。なるほど、戸隠の名物はソバだもんな、と思ったら、なんか残念微妙ソバを出してきたぞ。どこでも売ってる安いソバ。チューブのわさびに醤油みたいなめんつゆで、微妙感をこれでもかと盛っていく。こういう人食った展開も、実にこの漫画の持ち味ってやつだと思う。

でも、これ、すなわち次回は戸隠のソバを食べるってことですね? ええ、その期待を盛り上げる、そんな見事なプロローグになっていたと思うんですね。というか、そこそこ蕎麦、それはそれで好きなんですよ。食べたくなっちゃいましたね。

『RPG不動産』

ドラゴン事件、決着しました。ドラゴンの目的も判明。決して人里を目指していたわけではなく、ましてや人を傷つけようと思いもしていなかった。今は捕われておとなしくしているドラゴン。ファーの通訳でその目的も判明。ちゃんと目的地の火山へと送り届けられることになったのですね。

と、まずはここまでは一件落着。でも収まらないのは琴音の一件。我を失い暴れるドラゴン化したファーに叩き落されてしまい、その命を落としてしまった琴音。ああ、棺に眠るその姿。これ、もうなんとしても生き返らないものなのかい? 悲しむルフリア、ラキラ、ファーの姿も、その言葉も切々と胸に迫るものあって、でもこのままで収まるはずがない。そう信じて読み進めていったらですよ、ああー、ネクロマンサーの人、いましたねえ!

このドラゴン編、クライマックスはRPG不動産にて琴音が出会ってきた人たちとの繋り、縁の力が見事に発揮されるこれまでの集大成といった感ありました。ええ、ここにきてかつての縁が再び生きて、ああ、琴音復活だ。思いもしない方向からの助けがありましたね。この、展開を唐突にさせない前提のあったこと、これがよかったなあ。ええ、この顛末は琴音たちがずっと頑張ってきた、その帰結なんだって思ったんですね。

そしてこれからですよ。ファーを危険視して孤島への転勤が命じられた。しかもこれ、RPG不動産全員!? いやもう驚かされた。新しい環境へとがらりと変わっていく、新章突入といった赴き。さらにここに、ファーのドラゴン化に際し暗躍したローブの人物! ええ、ちょっと剣呑ですよ。でも、この人、ファーの同族っぽいですね。ファーの出自に迫ることになっていきそうですね。

まちカドまぞく

シャミ子たちの暮らす世界の秘密、それが少しずつ暴かれていっている感ありますよ。ただそれは単純な種明かしといった風ではなく、むしろなんでもないと思っていたものが、実は世界の謎の断片だったんだよと、その有り様を変えて立ち現れてきた、そんな感じ。ええ、小倉の姿をした悪魔、グシオンとしおんの関係。グシオンが桃には見せたくないといっていた、廃墟と化した世界の風景。グシオンがシャミ子の中にいる桜に語りかけた時の、暗黒役所を守れなかったというフレーズ。逃がせた1ページ、引き継げなかった記憶、これはどこのこと? 誰のことを話しているの?

もしかしたら、この世界のばんだ荘の窓外に広がる景色、これこそが本当の世界の姿なんじゃないか。桃が守れなかった世界。今、桃はその事実を忘れてしまっているけれど、見ればきっと思い出してしまうのではないか。グシオンの知っていること、推測したこと、それはどんな未来だったのだろう。

今回は気になることがいっぱいで、たくさんの気になることが一気に提示されて、でもそのどれもが明確さを欠いていてという、実に宙ぶらりんな感じ。なんらかの状況の整理がなされるかと思ったら、結界の爆発が近いとしおんから告げられて、世界の理解については宙ぶらりんのまま次へ次へと進んでいかざるを得なくなってしまう。ああ、この決して簡単に満足させてくれない感じ。焦らしてくれますね。こうした謎、疑問、違和感、全部、どっか心の中にひっかかったまま、いつかの解決を待つことになりそうで、はらはら? わくわく? させられます。

『精霊さまの難儀な日常』

冬を前に、寒さに耐えかねる灯里は毛布にくるまれる人になっていますよ。対しサラは火の精霊だけあって暖かく、たくさんのねこがサラにたかる! ああ、灯里もサラにべたべたしたらいいのよ? しないの?

ノムとシィル、精霊会議の開催を提言ですよ。前回いったハイキング、そこで不思議な大気? なにかの予兆を感じたというのですね。サラはまるで意識してなかったみたいだけど、シィルもノムも気にしていて、そして会議に不在のルカ。もしや、ルカはルカでなんらかの異変を感じて、皆に先んじて動いているというのかい?

違いました。まさか水を打ち出す技、その特訓をしているとは。この人、基本努力の人ですよね。誰にもバレずに積み重ねられる努力、とか思っていたのに、すみのにすっかりバレてしまっていたというの、ちょっとバツが悪そうなルカがいいですね。でもってすみの、めっちゃルカを煽るの! 10発中7発しかとかね、でもってこういわれたらルカはもう後には引けない。カッカとやる気を出して、さらに特訓に打ち込んで、でも、あまりのキツさに音をあげてるじゃん! それを許さないすみの。限界迎えかけてるルカ。ほんとおかしかったです。

でも、なぜこんなにも努力するのか、語られたルカの思い出を知れば、ああ、燃え盛る森を自分の力では救うことができなかった。その気持ちがあったからなんですね。あるいは、鎮火させた火の精霊の力を見て、そこに憧れを感じたか。ともあれ、努力を惜しまないルカと、時に弱気になるこの子を奮い立たせるすみの、ふたりの相性、それが光るエピソードだったと思います。

でもせっかくのすみのとルカの名言を、即座に台無しにする灯里ですよ。おお、ともりん、君のそういう即物的なところ、大好きだ。ほんと、ほのぼの可愛い、そんなイメージなのに、全然そんなことないっていうの、最高だと思います。でもってラストに心霊写真! ほんと、予想外のもの見せてくれる漫画です。

2020年3月29日日曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年5月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年5月号、一昨日の続きです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

大河さんが突然イベントについて言及。全世界共通のイベントがありがたいっていうんですが、ええと、それってゲームとかのイベント? と思ってしまった自分はもう駄目かも知れません。クリスマスとかですね。

一番近いイベントというのでエイプリルフールが話題になるのですが、八重、めちゃくちゃやる気出してきてるな! 目が輝いてるよ! しかしここで、きっちり調べる派の八重とわりとルーズに楽しみたい大河が対立? と思ったら、別に対立はせえへんかった。仲がいいのはとてもいいこと。

今回、エイプリルフールをとりあえずピックアップはしてるけど、基本ローカルと都会の話に落ち着くのがいいですね。全国ネタかと思ったら地方でしか通じないとかね。それで、東京人気取りしてる時にローカルネタで地方ものとバレたらどうしよう、せんでいい心配してる八重が面白い。そして、田舎におけるエイプリルフールの情景。そ、そんなに噂の駆け巡る速度、はやいもんなの!? なので、嘘とちゃんとわかるように嘘をつく話になるんだけど、いやいや、そんな深刻な話にはせんでいいのよ? ほんと、この子らの話。なんてことない話題のはずなのに面白い。それも、皆の仲のよさがあるからかも知れません。いや、ちょっと極端なとこあるからかも知れんけど。

『となりのフィギュア原型師』

本当に面白い。ひなたで寝そべる代表。めちゃくちゃ可愛い。にゃあとかいってるけど、きついとかわりとみんな厳しい。代表くらい可愛かったら、にゃーんでも猫みみでもバッチリじゃない? いや、これ、漫画フィルタを通して見てるから大丈夫に感じるだけで、漫画内の彼らには、素の大人がにゃーんとかいってることになってるのか? うーん、キツいかも知れませんな。

仕事を持ってきた倉田。この人の勢いもすごいな。それで猫みみ。可愛いな。ともあれ、盛り上がる担当との相性話。これがもうめちゃくちゃ面白くて、はぐの友人関係? いや、これみんな仕事仲間ってことかい? 見るからに不穏で、というか、とりわけ蓮田さんにキリングジョージ、その見た目で居酒屋出禁とかになったりしないの? すごいわ。というか、みんな名前が不穏だな。

今回のエピソード、倉田と代表の関係、そして昔話とか、面白かった。おおう、この代表に社会人だった時代があったというのか。スーツ着てたりしてね、それがまあ可愛い。そして倉田も、なんかういういしくて可愛い。しかし、この可愛かった、前向きキラキラ純粋そうな、夢語ったりしてた倉田が、今となってはあんな怖ろしい笑みを見せるようになったというの!? いったいなにがあったというのか。しかし代表、すっかりやる気になっちゃってね、こういうノせるのがうまいというのも、また担当の才能なんでしょうなあ。

『おしかけツインテール』

花梨が福引であてた温泉旅行。ゆっくりお湯を楽しんでるみたいでよかった。商品券では右往左往したけれど、こうして使い道が決まってるものだと悩まなくてすむのがいいですね。

しかし今回面白かったの、旅館について部屋に入って、広い部屋ですねえっていう花梨に、今の私の部屋程じゃないですけどねっていわせようとする俊郎。さらに自宅にも広い風呂がある。ああー、いいとこに住んでますよね。でもお湯が温泉ってわけじゃないから、その点、旅行にきた甲斐はありましたよね。

俊郎、スマートフォンを封印してるんですね。ログインボーナスとかデイリーミッションとか気にならない? いや、それをあえて封印しようというのか。もし耐えきれずに闇に堕ちたらとかえらい表現してますけど、その時は花梨にビンタしてもらえる。ともあれ、スマートフォン、便利な道具がなくていろいろ不都合感じてる俊郎の、でもなんとかして乗り切ろうと頑張ってるところなど、とてもよかったですよ。人に道を聞いて、狙いのお土産購入してっていうの、ここまではいい感じじゃないですか。

でも、スマートフォンなくてつらくなってきたら仮想ガチャまわすとか、仮想SSRひいたとか、危ういこといいだしてる。さらには着信音の幻聴! このきちんとビンタされるところね、ほんと、されるべくされたビンタって感じで、見事な安心感ありました。

『僕は女心なんて知りたくない』

女性の心が読める春喜のエイプリルフールの駆け引き、これが面白くって、ほんと春喜のまわりの女性は強いというか、いや、誰もがこんな感じだったりするのかい!?

春喜にはこれといったイベントは発生しないけど、佐藤にはジャンジャン女子が絡んできて、嘘に偽装した告白していくっていうんですね。でも佐藤にはまるで通じない。というか、佐藤が好きなのは春喜だもんな。通じない好きという気持ちは、男女どちらでもかなしいねえ! と、別にそういう話ではありませんでしたね。

アパートに帰ってきてからも面白かったです。騙されたフリしてみれば、後にひけなくなってどんどん嘘に嘘を重ねざるをえなくなって焦りはじめる樹里とか、ほんと、なんでふたりとも変に真面目なの!? そして嘘と思って受けてみたら嘘じゃなくって急遽フォローせざるをえない春喜。このままならなさの連続。季節のイベント、遊びでここまでダメージ受けてしまう春喜もまた希少な人材でありますね。

2020年3月28日土曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年5月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年5月号、発売されました。表紙は『恋する小惑星』、みらとあおのツーショット。満開の桜の下、腕を組んで立つふたりなんですけれど、あおがちょっと男の子っぽい服装だったり、対してみら、服装もそのポーズもちょっと可愛くしてたりと、この好対照がとてもいい。今回のイラスト、全体にフィルム感感じさせる粒状の表現されてましてね、ちょっと昔のスナップ写真みたい。ISO400とかで撮った感? この表現が、なんかちょっと写真が特別だったころの感覚思い出させて、またこの瞬間を切り取ったという印象をより強めてくれるようで、さらに加えて思い出フィルタ? 素敵な雰囲気感じさせています。

今月は新規ゲストが2本です。

『内気な内側くるんでポイっ』

人に見つめられるのが苦手な女の子。大空心晴に急接近する不審なうさぎのぬいぐるみ。クラスの自己紹介で失敗したのを悔んでいたこの子を見て、先輩が助けようとしてくれてるっていうんですけど、その対処法、劇薬すぎない? ともあれ、うさぎの着ぐるみで迫って、そのまま確保。そして心晴に着ぐるみを着せて、そのままクラスにポイっってことか!

一度出ていってクラスに戻ってきた着ぐるみうさぎ、さっきまでと言動が少し違っていて、この仕掛け、わりとすぐに明かされちゃったんだけど、いっそ最後まで引っぱってもよかったかも。この種明かしがやっぱり一番の見せ場だったと思ったんですよ。見られて緊張するなら、気ぐるみに入って、いつもとは違う自分になればいい。それで自信がつけばいいという作戦だったのだけど、この種明かしの驚き、ああ、やっぱり! と思わされる感じ、もっともっと大きなものにしてくれたら、さらに面白くなったと思ったのですね。

ともあれ、着ぐるみの中で奮闘していた時の心晴。その表情はとてもよかったと思います。後で知って、ああ、こんな風に頑張ってたんだなってわかる。後から振り返って想像する分を残してくれている、そういうところ、よかったと思います。

『アノコウリャク』

授業が終わればさっさと帰ってしまうシオン。ある日、突然捕われの身になってしまったこの子が危機を脱出するまでの話、と思ったら、これ、あんまり危機じゃないなあ。飲み物に薬を盛られて、気づいたら椅子にしばられててと、わりと大胆な行動してるけど、そこからが結構ショボくって、脱出に失敗したら命にかかわるとかかと思ったら、強制的にキス顔にされるとか、これ、ちょっと吹いちゃいましたよ。さらに装置のカギというのも、それ持ったゲームマスターが同じ教室に倒れてたり、しかもそれが倒れたふりだったりと、微妙にナンセンス。大げさに見せて実は結構ショボいという、そのショボさの見せ方、これが面白かったです。

下校時間までに脱出できなければ負けというルール。この条件での必勝の手があのアップデート待ちだったの? VRゴーグルつけたら、画面半分見えにくいとか、さらにはアップデート開始とか、これねおかしかった。とりわけアップデートのくだり、これ、結構経験してる人もあるでしょうから、ゲームしようと思ったらアップデートがはじまっちゃったりね? ああー、あるある、そう思わされるところもあるんじゃないでしょうか。その経験? 共感? に働きかけるところ、これよかったですよ。

『紡ぐ乙女と大正の月』

大正時分のエス事情? そっち方面をより押していこうってことになったのかな? これまでも、主に旭方面で描かれてきたことではありましたけど、今回はクラスの子たちの雰囲気にあてられた紡が、唯月とのロマンスを夢想? いや、夢想じゃないな。これ、本当に夢だ。授業中に見た夢。そこからの旭、初野ふたりとの会話ね、なんだかんだいっても21世紀日本に育った紡ですから、発想が皆よりちょっと過激? ちゅーとかいわれて狼狽する旭、覚悟決める初野。それぞれの反応の違いなど面白かったです。

夏休みを前にして、お目 — 相思相愛の相手を見つけるべく活発に活動している皆。上級生も同様で、唯月に手紙を渡しにきた島津様。え? あの島津家? てなことは、もしかして公爵家? 同級生のいってた共に高貴な家柄のというところからしてもきっとそうなんだろうなあ。唯月のお家も公爵でした。

先輩の申し出を案の定断った唯月。なぜ断ったのか、先輩の問、紡は唯月のなんなのか、その答を聞くことなくうやむやになってしまったわけですが、今回終盤、唯月の見せた思わぬシリアスな表情。そしてその問い掛け、紡の秘密とはなんぞや。なにか波乱を予感させます。

この漫画、紡の前ではわりとほがらかさ見せる唯月の、けれどどこか謎めいたところ。それがかなり気がかりにさせてくれるんですね。時にほのめかされるこの子の内心抱えているもの、憂いを感じさせて、なにか放っておけないって思いにさせる。そして、唯月が受け取った父からの手紙。やばくない? これ、下手したらお嫁入りだぞ。この時分の女学は、卒業を待たず婚約、結婚で退学ってのがいわばひとつの花道だったっていうじゃありませんか。ああ、唯月さん、お嫁になんかいかないで。しかし、これが本当に輿入れ案件だったとしたら、いくら唯月が抗っても抗いきれるものじゃない。紡だって、ましてや旭、初野にしたって介入できる余地などない。

ああ、手紙の内容、気になるばかり。これ、一気に状況塗り替える、そんな火急の話じゃありませんように! もしそんなことになれば、唯月があまりに可哀そうです。

『恋する小惑星』

今回は地質案件。ショッピングモールのイベント、化石発掘体験をしにいくっていうんですね。でも、みらの説明不足でナナチカちゃん、アウトドア衣装で登場。というか、ナナは体操服にジャージ、加えてヘルメット。モールにいくにはちょっと向かないスタイルです。

ショッピングモールで着替えを購入、そのくだり面白かった。ナナはサンドイッチのTシャツ。直角二等辺三角形だ! 角度の記号ついてるの、なんか可愛いなあ。対しチカはお高い服に心奪われてて、あの花散らしてるの可愛いなあ。

化石発掘の催しには500円の買い物が必要、というので本を買いにいったみらとあお、そこで新聞部の宇佐美と出会って、ああ、化石に興味持ってくれたんだ。ナチュラルにみらたちに合流してくるの、なんか人の興味の幅、違いが交錯するところ見せられてるようで、ほんとこれが魅力的。体験のおみやげ、アンモナイトの化石見て嬉しそうにしてる宇佐美なんかも、とてもよかったって思ったんですね。

今回、千景が面白い。体験キットにご不満!? さらに手持ちの発掘ツール出して、イベントの係員のお姉さんからガチな子だっていわれてるのも面白い。加えてアンモナイトについての解説でしょう。縫合線について軽く触れるんですけど、みらにあお、さらには係員のお姉さんまでへぇーって感心してるの。この、知識に触れて興味が広がるのがね、すごく面白いんですね。

チカ、キットの中に入っていた小さい貝や骨の化石まで甘さず楽しんでるの、それ知らずに捨てちゃったの悔しがるナナもね、知るほどに広がる世界があって、世界が広がるということがどんなにか面白さを増やしてくれるかっていうの示してるみたいでね、こういうところ、本当にいいと思っています。この知って広がるものは、知識、興味、好奇心、そして先輩後輩、友人たちとの交流も同じということがよくよく伝わる、そんなエピソードだったと思います。

2020年3月27日金曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年5月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年5月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、テーマはなんだろう。パワー全開な感じ? 腕まくりする勢い、いや、半袖なんですけどね、山下さんがこれまた頼もしい表紙であります。後ろに立つ赤坂先生も素敵ですよね。他に『小森さんは断れない!』、友達と一緒のしゅりたち。そして『らいか・デイズ』、らいかに蒔奈、ふたりのちょっとおしゃれしてる感じがいいですね。

今月は新作が2本です。

『Dr. こよりの美味カルテ』

これは四コマではなくコマ割りの漫画ですね。消化器内科医、原邊こよりが主人公。内視鏡処置を終え、さっそうと立ち去る先生の脳裏に浮かぶのは、院内の売店、飲食店の閉店時間。今は7時50分、タイムリミット10分という状況。ここでなにかを食べないと、明日の朝までごはんぬきで当直だ!

いや、これ、きついな。すごく大変。実際、こういうお医者さんって食事抜きでぶっつづけみたいなことあるみたいにいいますもんね。あの、ずっとかっこよかった先生が、ごはんぬきを意識してなんか緩くなる瞬間、ちょっと可愛いなって思いましたよ。

こより先生、同僚の神経内科医、岡田みきからぺこちゃんって呼ばれてるの、なるほど、はらべのべ、こよりのこをとって、ぺこちゃんなのか。岡田みきはみーちゃん。わかりやすくいい名前。

この漫画、急変対応やらなんやらで食事にありつけなかったぺこちゃんが、みーちゃんからの差し入れで一息つく、カップ麺やコンビニおにぎり、サラダなどをおいしそうに食べる、その様子を楽しもうというのがひとつの軸になってるっぽいですね。けど、ほんと、厚生労働省の示す食生活の指針っていうの、守ってるっていうけど、結構ばっさり省略してますよね。その強引さ、わりと嫌いではありませんでしたよ。

『負け恋。〜ずるい恋の始め方〜』

恋に破れた男がひとり、公園のベンチでたそがれているところからスタート。この人、長きに渡る片想いが終わった、なんていってますけど、話を聞けば、まあ片思いだったのはいいとして、そもそも最初から芽の出る可能性もない恋だったんじゃありませんか。中学の頃から好きだった。けれど大学生の時にフられて、そして三十過ぎの今まで引き摺りながらも、なんら進展を見ることがなかった。ああー、まあ気持ちはわからんでもないけど、うん、大変だな。

そんな主人公が出会った女子高生? 恋愛成就のお守りをぶん投げてきたっていう、えらい出会い方しちゃったわけですけど、この子もまた失恋したのだそう。この失恋したふたり組、一緒に泣いて、そして別れて、再会? それもなんかお酒の出る席? これ、合コン?

ここからの展開は次回を待つほかないわけですが、これ、もしかして、女子高生に擬態してたってやつなのかな? とりあえずこの子、ちょっと食わせものっぽい雰囲気出してきてますね。

『ローカル女子の遠吠え』

今回は桐島美織をメインに描いて、というんですが、決してこの人にとっていい話ではなかったよね。むしろ、この子の危うさにズームイン、ってな感じもあって、ずっと静岡に暮らしているこの人の、狭い世界での生き方、狭い視野みたいなの、かなりキツめにつっこまれてましてね、しかも桐島、江崎から心配されてたっていうの。ああー、可愛くてチヤホヤされてきた知人が、その可愛さアドバンテージを失うとともになくしてしまった安定。メチャクチャ病んでるっていうの、いつか桐島もそうなるんじゃないか、いうならば勝手な憐みみたいなもんでもあるんですけど、この見守られようはキツい。でも、こうして親身になって心配してくれてる人がいるっていうのはいいことなのかもなあ。まあ、桐島は決して気づいちゃいないと思うんですけども。

この漫画、桐島にわりと当たりがキツめだと思ってるんですが、でもこの子、りん子に対置されてる、そんなポジションですよね? 確かに視野の狭い人ではあるけれど、それはなんでも仕事中心に考えがちなりん子も同様、いわばベクトル違いの裏表みたいなキャラクター。そう考えると、わりと辛辣な描かれかたしつつも、タフでポジティブで、受けたダメージも即座に癒せる、そんなスキル持ちの桐島は、まぎれもなくダブルヒロインの一翼を担っているんでしょうなあ。

『ネコがOLに見えて困ります』

ぐおお、扉絵の破壊力よ。貫通ダメージだよ、こんなの。

さて、なんでOLさんがこんな格好してるのかというと、兄貴さんが入院するという同僚から預かってきた猫ちゃん、たまのスタイルにあわせてだったんですね。たま。ちんまりした、けど気位いの高そうな猫ちゃん。その格好はフリルついたドレス、いいとこのお嬢さんっぽくって、髪はツインテール。目つき悪しの金髪ガール。ただ、いきなり知らない場所に連れてこられたもんだから、神経質になって、ふてくされちゃって、しかもそこに兄貴さんがぐいぐいいっちゃうものだから、えらいこと怒っちゃってともう大変。さらには食事もとらないっていうんですね。さあ、このピンチをどう切り抜けるのか。

ミコトは、動物が人の姿に見えることで、その気持ちなんかもかなり推し量れるようになってるわけですけど、言葉が通じたりするわけじゃない。だから、いらだってるたまの気持ちを直接にほぐしたりもできないし、とりあえず効果のありそうなこと、いろいろ試していくしかないっていうの。お腹が減ってそうだからとご飯用意してみたり、おやつをあげてみたりと、でもそれもどうも芳しくなく、しかも悪いことに、たまのこと心配しすぎて、そっち優先みたいにしちゃったから、OLさんまですねる! ああー、こういうことあるっていいますね。先にいる猫は、後からきた猫よりも優先してやらないと、気分害するとかって聞いたことありますよ。まさに、そんな感じになっちゃった。

今回は、ご飯食べて嬉しそうなOLさんが、とにかくいっぱい描かれていて、基本クールなお姉さんじゃないですか。なのに、子供みたいに表情豊かにガツガツいっちゃうのね。いや、まあ、猫だからそれでなんもおかしくないんでしょうけど、ミコト視点からしたら、確かにこれは相当なギャップだよなあ。でもって、おいしそうにご飯食べるOLさんに感化されて、ついにはたまも態度を軟化! いや、でも、兄貴さん、猫の気持ちを逆撫でする天才なのか!? 間が悪いよねえ。ほんと、猫が大好きで、大事にしようとしてるのすごくよくわかるだけに、ほんとお気の毒。でも、そのすれ違いも面白みになっているからなあ。

今回のたまの顛末。飼い主と一緒で嬉しそうな様子、あれは可愛いな! そして、あらためてOLさんのこと考えて、自分たちの体調にも気をつけようって結論に落ちついたのがよかった。ええ、生き物を飼うことの責任のひとつであるんでしょうね。ちょっと考えさせられるエピソードでした。

2020年3月26日木曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年5月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年5月号、昨日の続きです。

『ねことちよ』

植木に水をあげているねこ。その姿見るだけで、もう可愛いやら癒されるやらなんですが、庭のすみに見つけたタンポポにもお水あげちゃったりしてね、ああ、実にいいと思う。他愛もないことなんですけどね。そのなんでもないことに、このうえないしあわせさ感じてしまったりして、ええ、ほんと好きなんですよ。

今回は、ねこが押し花にチャレンジですね。ちよが作っていた押し花のしおり。ねこにもらった桜の花を押し花にしてて、その話してる時のねこですよ。えいえんってポツリともらすのね。唐突に思いもしない単語が出てきて、ほんと面白かった。

タンポポを押し花にするには抜かないといけない。けど優しいねこはそれができなくて、押し花はできなかったね、めでたしめでたし、かと思ったらですよ、まさかこんな展開が待っていようとは! ねこのいい子さと、けど子供らしい失敗? それがあいまってなんともいえない味わいに。あの、タンポポの茎と葉が抜けちゃったの見た時のねこの顔。思いもかけなかったっていうの、よくよく出てましたよね。

それからふたりで押し花を作る。それがね、やっぱりすごくいいんですね。ちゃんとねこがわかってるかあやしいところもいい。そして最後のでんどろーですよ。ほんと可愛い。桜の押し花もすごく気にいってるっていうの伝わって、この子のこういうところ、ほんと癒しです。

『限界ゲーム飯』

ゲーム、それもアクションゲームをしながら食べるっていうの、さすがに無茶だと思うよ! 遊ぶ時は遊ぶ! 食べる時は食べる! どちらかに集中しなさーい! といったら、この漫画の趣旨、否定しちゃうことになりそうですね。

今回、まよの発案でおにぎりが浮上。あさぎ、セン、まよ、三人で買い出しいって、どんなおにぎりがいいか試しに作ってみるというんですね。海苔を巻くタイミングを変えてみたり、具を工夫してみたり、そして炊込みご飯! いいですね。これは魅力的。とはいえ、限界感はなくなってきてない? 結構しっかりちゃんとしたご飯よ?

でも、これ、問題あるよね。ほら、おにぎりですよ。ご飯でしょう? 手で食べるんでしょう? ベタベタになるやん。そのままコントローラー持ったら汚なくなっちゃう。ボタンの隙間に汚れが入ると、戻りが悪くなっちゃうよ? なんて思う私は、こういう時には箸使います。食事に箸。お菓子も箸。もちろんおにぎりも箸です。

とか思いながら読み進めてたら、この手がよごれる問題、ちゃんと指摘されてました。一安心。でも、これ以外の問題として指摘されたの、ファーストバイトはほとんどホワイト飯のみっていうやつね。ああー、確かにそのとおりだよね。でも最初に具を狙い撃つと、終盤がホワイト飯ばかりになっちゃう。まよは、終盤ホワイト飯オンリー、セレブ感皆無になるから悲しくなっちゃいそうだなあ。こういう食べ方、食べる順? みたいなの考えるところも、またおにぎりの奥深さだったりするのかもですね。

『ひまりのまわり』

女子会? ガールズトーク? 恋バナするんだっていって、女子がたくさんひまりの部屋に集まりましてね、兄貴さん、ちょっと気が気でない? いや、そうでもないな。騒がしさに時おり驚かされたりするだけで、耳そばだてたりとかはないみたい。なので春喜は、今回、完全に蚊帳の外でありますね。

今回は、ひまりの恋心? それを確信させて、さらに前へ進ませようとするきっかけづくりとなるエピソードだったのかな? 恋について興味津々のひまり。集まったメンバーのなかで、好きな人、春喜のことなんですが、がいるナノから、その気持ちをいろいろ聞いてみて、その時のひまりの前向きな感じ? すごくポジティブに話に加わっていって、それとはまた対照的に沈んでいる恵? この様子に不穏さ感じたりしたのですが、ひまりからの、ふたりだけの女子会をしよう発言。これ、どういう方向に向かうのか。ひまりの意図はなんなのか。

意味深で、けれどなにか不穏さをはらってくれそうな予感ありますね。

『あいらいく俳句』

久しぶりに部室ですよ。部活動頑張ろう、と思ったら、あっちもこっちもほこりだらけ。まずは掃除だというので、掃除しながら煤払いをテーマに詠んでいきましょう。といったはずなのに、なんだこれ、いつになくカオスな展開していって、大丈夫なのか、うさこサン! いつになく限界突破してやしないかい? えらいことなってました。

と、カオスってのはまだまだここからっていうのが、この漫画のあやしいところで、部室の和室の天袋から出てきたもの。ビデオテープはまあわかるんだけど、いや、これ、なにが記録されてたとかまったく追求しないのん!? というか、凛、まさかビデオテープを知らんのか! でもって、さらにここから。なんで、なんで食品の自販機が出てくるの!? これ、スケート場とかサービスエリアとかにあるやつだ! トーストパンにはじまって、ハンバーガー、うどんそばときて、いやいや、そんなでかいの、天袋に入ってたって、どんな四次元天袋!

途中の描写にえらいこと驚かされましたけど、最後のあまりに異次元な展開に全部もっていかれた感があります。なんか、こういう無茶なことしても、なんとなくおさまりがつくの、すごい幅がある漫画ですよ。

2020年3月25日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年5月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年5月号、昨日の続きです。

『球詠』

大野さん、強いな! こうしたスポーツものでの定番の展開、負けたチームが勝ったチームに私達の分まで勝ってくださいという流れを受けて、まさかの、断るわ、ですよ! 他のメンバーがはいって受けてるのに! すごい。こんな崩し、はじめて見たかも知れん。しかも、嘘でもわかったっていうんですよってたしなめられてて、すごいな、こんな展開、はじめて見たかも知れん。

でも、大野、いじわるや無理解でいってるわけじゃないんですよね。自分たちのことで精一杯なんだって、そしてさらには、泣きだしたヨミにですよ、自分達で全国にいきなさい、エールまでおくってくれるんですね。ええ、ちょっと素直じゃないかも知れないけれど、いやいや、真っ直ぐでいい子じゃないですか。この厳しさと優しさの同居しているところ。ああ、そうでした、チームメンバーからも一目置かれていた、その理由もわかったように思います。

そして、朝倉の投球についての種明かし。これでショートが睨まれてるの、面白かった。

正直、ここまでの流れを見て、新越谷は苦戦しながらも勝ち進んで全国にいくのかと思っていました。それがここで阻まれて、でも、この負けで得られたもの多かったようですね。心の持ちようがあり、自分たちに足りないものの再確認もできて、そしてこの負けを糧に確実に前に進んだじゃないですか。キャプテンとしての役割を自覚していく怜。チームとしての結束、ガッツもまたより増したように思うのですね。

かくして新越谷高校、ベスト8。快挙ではあるけれど、苦さもまた残る結果でした。

『スローループ』

渓流で釣る時は、ひより、釣った魚をリリースするんだ。かえしのない針を使って、なるたけ魚を傷つけないように、弱らせないように気を配りながらの釣り。そしてこれ、ひよりだけでなく、フライフィッシングをする人ではポピュラーだったりするんだ。ここからのひよりの説明するところ、これ、大変よかったと思います。

なにがよかったかって、リリースする目的は、渓流の魚は多くないので、いなくならないようにしているということ。でもそれは魚のためじゃなくて自分のためなんだっていうところです。魚がいなくなると釣りができなくなる。だから、魚がいなくならないようにしてるだけなんだって、そう語るひよりは自身の罪とでもいえばいいのか、決して優しさなんかじゃないし綺麗事でもないんだって理解して、自分自身を俯瞰的に見ている。これ、すごいなって。簡単に甘い話にしないというところにも、ひより同様覚悟のようなもの感じさえしました。

そして小春の釣果です。ああ、一匹釣れましたね。あまりの喜びに情など沸いたというのに、すぐさまシメられちゃう岩五郎。いやまあ、しゃあないよね。この、小春の、釣ったものは食べるという意識、これもまたひとつの覚悟のあらわれでありますね。

今回、雨に降られて小春が発熱。そうしたら、あの無口なおじいちゃんがたくさん果物買ってきちゃったりしてね、あらまあ、不器用さんだ! そしてひよりは、小春のために料理をするという。ええ、ここにまたひとつの変化、成長の芽があったというのですか。見せてくれるなあ! 自ら前に出ようとするその意欲、とてもまぶしく感じます。

『SA07』

めちゃくちゃ面白い! まずはアニメの動画の実習。振り向くところの中割りをしてるんですが、いや、これ、そりゃあもう難しいよね? 変になっちゃって悔しいまちか。アニメというものに対する呪詛を撒き散らかしはじめるほどに気持ち曇らせとるわけですが、対して反面、これを要領よくやっつけちゃうやつがいる。伊藤! わりと小器用な男! そうか、苦手な角度があれば演技をつけて逃げればいいのか! いいのか? 先生からは苦言まじりだけど褒められたりもして、こういう誰もがそれぞれに強みを持ってるのが描かれるの、いいなあって思います。

と、こうした描き方しているの、りんこ、この子のコンプレックス、みんななにかしらすごいけど、自分はまったくすごくない。そうした気持ちの落ち込み、コントラストをより強く見せるためなのかなあなんて思ってね、この漫画がはじまった時から、どこか自分のこと駄目だって思ってるのがりんこじゃないですか。今回も、絵のうまい人は沢山いるって、SNSにも同級生にもたくさんいて、そんなところに飛び込んでしまった自分の選択を悔やんでるみたいなこと思っててさ、でもって私はこうした気持ちわかるんですよ。昔の自分がこんなだったと思う。学校に入ってみて、あ、駄目だ、自分は生き残れないって直面させられる、そんな状況に置かれて、結局自分はりんこのいう無限ループから抜けることを選んだのですけど、それだけに、この子はどういう選択をすることになるのかなあ、それが気になってならないのです。なにかしらの強みを自身のうちに見つけてほしい、なんて思うのは、自分のかなわなかったことをこの子に託してるみたいな願望めいたなにかなのかも知れませんね。

と、長くなってしまいました。終盤のまちかのSNS戦略もすごかったですよ。いやもう、この人はそういうプロデュースしたり売り込みかけたりする仕事したらいいんじゃないかな。技術はあっても売り込めないって人、いるじゃないですか。そういう人をサポートして売り出す仕事、絶対向いてると思う。ほんと、まちかのこの能力、これ、マジ強みだと思いますよ。

『観音寺睡蓮の苦悩』

この漫画は紫陽花と椿のもどかしい関係をメイン寄りに描いて、それを睡蓮が(勘違いぎみに)愛でるという構造になってるわけですけど、睡蓮の役割って面白さを挿入しつつ読者の視点を誘導するといいますか、読者の代理人として紫陽花、椿ペアのイチャつきを観察、確定させ、ナイスカップリング反応をより促進させる、いわば触媒的なものになっていますよね。なので、椿、紫陽花の関係に萌えるもの感じとれる人には、きっとたまらないものになっている。ただふたりの関係が描かれるだけにとどまらず、より積極的に場に関与し関係を変質させていく。そんな力が睡蓮なのだと思います。

よく、キャラクターふたりの関係に絡むのではなく、自分は壁となってふたりをただ見守りたい、みたいなこといわれたりするじゃないですか。この漫画において睡蓮は、派手に動いて紫陽花、椿に関与しながらも、あくまでも関係には踏み込まないでいる。なかなか素直になれないふたりを見守りつつ、ここぞという時にはぐっと接写するほどに寄って悶絶する。そうした様子を見て、ああ睡蓮は壁になりきれない壁なんだなと。より機動的な壁なのだなと思ったりしているのです。

睡蓮という壁は、読者の視点そのもので、さらにいえば、作者と読者が重なりあう視座なのかも知れません。この漫画の楽しみは、睡蓮の暴走気味妄想を面白がるというのがあって、そして睡蓮ポジションから見る紫陽花、椿の関係の広がりを愛でるというものがあって、比重としては後者がより大きいと感じます。この漫画のはじまった当初は、毎回睡蓮の注目する女子カップルは変わっていったりするのかな? みたいなこと思ったりしたっていってましたが、今となって思うにです、紫陽花、椿のカップルをこうして重ねて描いてきたことで、よりその重みは増して、メインとなるうまみが濃くなっていってるよな、なんて思うんですね。ええ、すっかり、椿、紫陽花にもっていかれてしまっているんですね。

2020年3月24日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年5月号

 『まんがタイムきららフォワード』2020年5月号、発売されました。表紙は『球詠』。TVアニメ4月より放送開始! とありますが、4月!? 4月か、もうすぐやん! そうか、もう来週にははじまろうっていうのか。なんでかもっと先の話みたいに思っていました。さて、今月の表紙は芳乃、息吹に中村希ですよ。なんか指導者っぽいポーズとってる芳乃の向こう、息吹の背に隠れるみたいになってる希がなんか可愛らしいですね。希は強打者というイメージあるから、背丈もあるのかと思ったら、こぢんまりイメージの川口姉妹とそんな変わらんのですよね。それがなんだか意外で、面白く思えます。

今月は新作ゲストが4本です。

『きららファンタジア』

コミックスが出るというので、特別に第1話を掲載! とのことですよ。しかし知りませんでした。コミックFUZで『きららファンタジア』、連載されてたんですね。スマートフォン向けにリリースされているゲーム。というと『マギアレコード』もそうか。マギレコが漫画になって連載されてるところからして、きらファンが漫画になっててもなにもおかしくないですね。

私はマギレコもきらファンもやってないんですが、なるほど、きらファンがどういう世界で、どういう状況になってて、そこでプレイヤーはなにをするのか、さらっとでも理解できたように思います。

きらファンといえばガチャで爆死するとイラストが描かれる女の子、あれがこのランプって子だっけ? と思って読み進めていけば、そうだ、そうだ、あのきららがクリエメイトを呼び出した時に一コマ描かれた大きな鍵持った女の子、この子だこの子。そうか、クレアか。この子の印象が強くあって、けど一話時点はまだチラ見せ。敵方の事情なんかも匂わせているだけって感じですね。これ、先を読み進めていけばきっといろいろわかるんだろう。そのストーリーなんかはアプリに準じているのかな? ゲームとして体験するのではなく、とりあえずストーリーを知りたい、楽しみたいという向きには、こうした漫画はうってつけかも知れませんね。

『ガールズモラトリウム』

扉横の惹句にあるミステリアスストーリーなる文言。これ、なにか事件的なことがおこったりするのかな? 読み切りということもあって、緊張感持って読み始めましたらば、なるほど、結構スリリング? 全寮制女学校にて同室となった女の子ふたりの共依存関係。最初は、愛恵ひとりに疑惑ないし危険な雰囲気感じていたのだけど、だんだんに主役、ルカにも不穏さ感じさせる描写増えてきてという見せ方。これ、よかったと思います。

この感覚、冒頭の惹句を見ていなかったらちょっと違ったものになったかも知れません。それこそ人死にとか出る系なのかな? くらいまで警戒して読んでた、その気持ちの準備がよかったのだと思います。怪しんでいた同居人。けれど問題抱えてるのは主人公も同様だったというの見せられてからの種明かし。ああ、最初からそういうことであったのか。納得させられるところあったといったらいいんでしょうか。たまたま共依存関係になったわけではないんだよというのがね、やられた感とともに飲み込めて、この落ちがなによりよかったです。

『セルフコミュニケーション』

雨の日、たまたま気まぐれでおとずれた神社で出会った女の子。冒頭、この子が神様に祈っていた会いたい人。それが主人公というのですが、これねなかなかに虚をつかれたといいますか、なんとこうきたのかってちょっと驚かされました。でもね、タイトルにもうその答は書かれていたんですね。『セルフコミュニケーション』。たしかに、そのとおりでありました。

昔の友達に会うのかなとか思ってたんです。でも出会ったのはかつての自分。時を超えて今の時代にやってきた自分と出会って、話して、自分の気持ちを再確認するんですね。友達がいない。寂しさを指摘されてドキッとして、それで友達になろうと持ちかけられて、そして少し心強くなって。

この、最後、願いを叶えてくれた神様にお礼をいうところ、なんかよかったと思います。小さい頃の願い、そして今の自分の願ったこと、そのふたつが同時に叶えられていたんだなって、なにか心情にそっと触れるような感触あったのでした。

『あぐりがーる』

農業高校に通う女の子たちの物語! まず今月は前編、と思って読んだら、すぐさま後編がはじまった! すごい! けど、これちょっと嬉しかった。というのは、これ、なんか面白いかも知れん、もうちょっと読んでみたいなあって思った矢先だったからなんですね。

しかしこの漫画、謎がいっぱい! 農業高校に入学してるってのに、実習着のダサさにダメージ受けている主人公がいる。というか、もしかして、君、農業高校って知らずに入学したりしたのかい? そんな疑問感じさせるこの子の言動に当惑していたらですよ、おおお、お前さん、制服が一番可愛かったからとか、そんな理由で学校決めたのか!? あかん。あかんで。

この漫画、フォーマットとしてはワイド四コマっぽいんですけど、四コマ漫画のテンポ感はありません。でも、気にならなかったです。主人公、日向陽とその友人、葵のやり取りを軸にして展開していくんですが、え? 陽、なんで入学した学校のことそんなに知らんの? とか思ったら、その旨ちゃんと葵がつっこんでくれるからありがたい。そうか、やっぱり、陽が変なんよね? 安心しつつ読んで、そうしたらじわじわ面白みが広がってきて、いいですね、これ、結構好きな感じですよ。ちゃらんぽらんな陽としっかりしてる葵、ふたりのバランスも悪くないと思います。

最初、あまりに状況理解してないっぽい陽とか、あまりに覚悟の足りてない感じっぽい陽とか、大丈夫なのか!? みたいに思って読んでいたりしてたのですが、後編でですよ、畜産の実習中の描写、これがなおさらよかったのですが、髪を牛に食べられちゃったり! 牛用ブラシがまるで拷問器具! とか、いい感じに推移してからの可愛い仔牛たちのくだり。お世話してね、可愛いっていってね、おっと、情が移っちゃった? あの子たちもいつかお肉になっちゃうのかな。陽がしんみりしたこといいだしたかと思ったらですよ、今夜は焼き肉だ! って、どんだけ君、精神的にタフなのか。向いてないんじゃないかなっとか思ってた陽だけど、いや違うな、君、いけるよ。畜産、向いてるよきっと。一気に持っていかれてしまいましたよ。

陽も葵も可愛くて、それでいて実習の描写もしっかりしてたりしていない? 情景、背景、それら含めていいと思った。なにより面白い。これ、ゲストだけで終わったらもったいない。なんせまだ作物? 畜産実習の情景しか描かれていない。もっと広がり見せる可能性ありますよね。ええ、なかなかに期待させられる、そんな漫画だと思いました。

2020年3月23日月曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年5月号、昨日の続きです。

『初恋*れ〜るとりっぷ』

この漫画で紹介される鉄道関係のいろいろって、基本実在してるものばかりなんですよね? 細倉マインパーク、これ、ホソキュリアン遺伝子受胎空間のっていうやつ、え? なに? なんかシュールなものが!? と思って検索したらちゃんとある。あー、施設もあればキャラクターも設定も本当にあるんだ。もちろんくりでんミュージアムも実在していてっていう、この基本本当、でもなんか、あれ? フィクション? みたいな狭間が出現しちゃうの、不思議なんですよね。

列車が動態保存されているというの、短いながらも線路も残されていて、ちょっとだけでも走らせてくれるんだ。こういうイベント、いいですね。昔は当たり前に走っていたものだけど、それがもうないという切なさと、その本当だったらもうないものに触れられるという特別感。当たり前が当たり前でなくなってしまったからこそ気づける価値、そんな風にも思わされて、ええ、今の当たり前も大切にしないといけません。

そしてプリシオンちゃん。そらの記憶にないそらの友達。そら、ようやく思い出すっていうんですね。いやあ、その思い出すくだり、途中ハラハラしましたよ。あれ? そらが子供のころに大切にしてたぬいぐるみとかなの!? プリシオンちゃん、本当に人なの!? 混乱しつつページめくったら、おお、ちゃんと人だった。くまの着ぐるみ着てたんだ! 可愛い! 昔はこんなちんまりと可愛いプリシオンちゃんが、今では百合の花背負うほどにまで成長しちゃって……。そして闇のオーラとともに先生に勝負をふっかけるプリシオンちゃん! これ、先生、なんも考えずに勢いで受けたね!? いや、どうなのか。ともあれ次回、ふたりが激突! どうなるんでしょうね。というかなにで勝負するのん? あんまり大変なことにはなりそうにないのがいいですよ。

『ぬるめた』

連載になりました! それはいいんだけど、連載一発目、劇中の状況からすれば新学期初日からか、重油ごくごくいっちゃうっていうんだからもう意味がわからない。というか、ちあき、なぜくるみが重油を飲めるようにした。それが意味不明で、というか、重油を飲める女の子に興奮するの!? わからん! わからん嗜好だ。実際、くるみに重油を飲ませるくだり、見るだに意味不明! ちあき、変態だ。このテンション、ものすごい。何度も繰り返される、真似しないでくださいの注意書きもおかしくて、いやいや、ゆわれんでも真似なんかせんって。ほんと、この勢い、ただごとじゃない。

重油飲むっていうの、前半のひととおりでひとまずは終わりかなって思ったんですよ。重油で酔って、キス魔になって、さきなが重油をくちにしちゃったり、ちあきは頑として断わるものの、くるみに甘えられて、なんか照れちゃってというね、シュールにはじまりほのぼのに落ちる!? この振り幅! ついていけない! っていいたいけど、わりとこの振り回される感が楽しくて、だって描かれる感情の発露、その表情やら行動がキュートでね、やってることいってることおかしいんだけど、なんか楽しいんですよね。

そして今回の極めつけ。くるみの新境地、重油ラーメン! いや、これ、ちあきはくるみを批判しちゃいかんと思う。でもこれ、見た目は普通のラーメンに見えるな。なんかつゆが濃い、関東風ラーメンに見えます。

『タベモノガタリ』

最終回でした。最後もやっぱり食べ型やるのかな? と思ったらやってましたよ。みかんの披露するケーキの食べ型。上から解体して背の部分だけきれいに残すっていうの。おおう、これまた独特やな。自分はとがった方から縦に切り落としていくから、結果的に背が残るんだけど、なかなかこんなにきれいな残り方はしないよね。なるほど一級解体士の仕事です。

最終回は、サラの誕生会なんですね。SNSのプロフに出てたの見て、サプライズでやろうじゃないか。それ聞いて鞠井までやってくる! やったあ、鞠井登場は嬉しいな。この子、好きなんですよ。

自分の誕生日のこと、皆が知ってるかどうかわからないから、自分から話してサプライズとあったら台無しになるし、だからといってなにもないのに自分からいうのも恥ずかしい、変に考えめぐらせているサラが面白かったです。うん、なんかこういう変な気の使いかた、実際にもあると思う。で、見事にサプライズがきまって、サラの思考の堂々巡りがきれいに払拭されるのが気持ちよかったなって思ったのでした。

鞠井がいるのに驚くサラ、その時の照れ笑い鞠井がめちゃくちゃ可愛かったですね! そして感極まるサラ。それを迎える皆。最後にわっと盛り上がって、けどそのベースにはいつもの皆の関係がそのままにあるって感じ。それもよかったですよ。特別で、けれどいつもどおり。そんな彼女らの変わらぬ関係みたいなの、しっかり感じさせて、いい読後感ありました。

2020年3月22日日曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年5月号、昨日の続きです。

『私を球場に連れてって!』

今回は結構野球とはなれた話でしたね。原付の免許をとったタマ。よかったねえ、とここまではいいんだけど、なんかファル子がえらいこといってる。福岡まで原付でいくとか、いやいや、それは無茶やで。自動二輪でも長距離はしんどいのに、ましてや原付、ましてや初心者。無理すぎるよな、この計画。

そう思ってたら、レオナ、いきなり脱落。というか、免許とるまでもいってないのか! でも今回に限ってはレオナが正解だ。続いてタマが脱落。厚木でリタイア。帰ってきました。でも厚木ってどこだ。ええーっ、神奈川!? 埼玉から神奈川って、めちゃくちゃ距離あるじゃん。京都からだったら大阪超えるくらいの距離ない? ほんと、そこまでいったのもすごいけど、帰ってくるのもしんどい距離だよ。福岡までとか正気じゃない。すごい顔してタマが力説してますけど、そりゃそうだよ。っていうか、親もとめたれよ。

でもファル子は継投するんですね。2日目で愛知に到達。って、めちゃくちゃはやくない!? そんなもん? 原付だから高速乗れんよね? ええーっ、そんなもんなの!? ともあれ、いきはよいよいどころか、4日目岡山でもうギブアップ寸前になってるファル子。これ、本当に福岡まで到達できるのか。というか、生きて帰れるのか、それが心配。だって、往路があれば復路があるわけで、ねえ、この地獄の行程、また帰りも辿るんでしょう?

てなわけで、ほぼ野球なしで進行した今回。いや、ほぼじゃないな。皆無だな。なんかこの漫画にしては珍しい展開です。

『いのち短し善せよ乙女』

今回のお題はスケボー。で、ほぼノープランで突っ込んで自殺志願者を思いとどまらせるのだけど、これ、結構大変な話ではあるな。いやね、だってさ、仕事で失敗してもうなにもかも嫌になって、死のうとか思っちゃってっていうお姉さん。この人、乙女にとめられて、それでいうのが、苦労知らずの16歳にはわからんだろうって。ああー、乙女がまさに死に深く接していて、なんとか命を繋ごうと細くて弱い糸を日々たぐっているというの知らずにそれいっちゃう! この、他人の苦労、他人の置かれた状況など知らないで自分ばかりが大変と思ってしまうというの、コメディタッチではあるものの、よく描かれていたなあって思われて、ほんと、これは効きました。

乙女の善行、これ、このお姉さんを死というものに直面させたんですね。ああー、このくだりもよかった。その時になってはじめてわかることがある。漱石の『夢十夜』の船の夢とかちょっと彷彿とさせました。船の話と違って、このお姉さんはちゃんと戻ってこれたの、ええ、よかったなって思った。乙女、間違いなく善行でした。

『ななどなどなど』

小町ちゃん、頑張ってます。頑張りたくない性分なわけですけど、球技大会、バレーボールに放り込まれて、頑張る気なんてほんとだったらない子なのに、それでも頑張ろうと思った。そこにいたるまでのこの子の心情、丁寧に描かれてたと思います。

子供の頃のドッジボールの記憶が、負けが自分のせいになるのは嫌だという気持ちを後押しして、そして必ずサーブがまわってくる6人制バレーボールのルールが、小町に逃げることを許さない! また、負けずぎらいのるるとるるに同調する萌。取り残された小町がななどにすがるところとかもね、ええ、あの小町の秘密の特訓、あそこに繋がる道がじっくり整備されているの。これ、ほんと、見事な構成だったと思うんですよ。

でも、小町の気持ちのゆくえがきっちり描かれてたからすなわちよかったってわけじゃないんです。その肝心の小町の気持ち、それがもう胸に迫って、たまらなかったんですよ。描かれ方、その確かさがあってのことってことはわかります。でもそれだけじゃない。この子のこれまでのこと、友人ができて変わってきたこと、そして素直になれないながらも努力するその姿、それがね理屈とかじゃなくて、ぐいぐいきた。ななどと話している時に見せた表情の変化。あれも素晴しかったです。

ずっとクラスで浮いてた、どこか馬鹿にされてた小町。でもこのできごとが、彼女の置かれた状況を変えるかも知れない。そんな期待もありまして、ええ、球技大会、これが小町にとってのターニングポイントになったらいいなあって思うのですね。

あと、それと、小町ちゃん、お弁当、うどんなんだ! つゆ、水筒で持ち込みなんだ! 素晴しいと思った。カラーも加わり、最高に可憐でした。

『社畜さんと家出少女』

あらら、早速ナルとユキの関係、バレてしまいましたね。

ホドさんの喫茶店で、死んだように眠っているナルを見て、アオもホドも意外に思っている節があるんですね。あんなにキツい仕事につくとは思ってなかった。そしてナルについて、やけにいろいろ知ってるユキのことが気になる。アオはあんま気にしてないし、そもそも興味もないみたいな雰囲気ですけど、ホドさんはなあ。ナルのこと好きすぎだし、長いつきあいの自分も知らないようなこと、しかもナルの今のプライベート情報に接してるユキのこと、そりゃもう嫉妬も加わって気になりまくり。

それでもって尾行。なんだかんだでうやむやになるかな? とか思ったら、おおう、ダイレクトにバレたで。速攻やん。同じ部屋に入っていった。でも、それで未成年淫行とかいうワードが出てくるの、やっぱりヤバいですぜ、ホドさん。それで事情を問い質したら、ああー、家出少女を居候させてるの、話したんですね。

常識と正論でもって迫るホドだけど、ナルの情、その思いの揺るぎなさも知っているんですね。ああ、そうなのか。ナルがキツい会社で働くことになったの、ユキを引き受けるためにだったのか。この漫画がはじまる前のこと、ナルが仕事を決めた時の状況、描かれてましたね。その場に居合わせたのがホド。その時に感じた疑問が、今、答に繋がってしまったんですね。

ユキは家族、母となにか確執があるようですが、今はナルがひとりでかばっている。そこに、この秘密を知ることとなったホドも、なんらかのかたちで関わることとなるのでしょうか。そこまではいかないかも知れない。でも、決して欠くことのできない、そんな重要なポジションにはいった感じがします。

2020年3月21日土曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年5月号、昨日の続きです。

『しょうこセンセイ!』

いい感じに迷走してますね、翔子先生。いろんな種類の相談持ち掛けられる同僚教師を見て、自分も慕われる教師になりたい。そう思って行動に移そうっていうんだけど、いや? 普通にバンバン勉強方面で頼られてるじゃん。これ、本当に隣の芝生は青い案件だと思う。頼られてるし慕われてるし、それになにより愛されてるし、でも自分はまだいたらないんじゃないかって思っちゃって、生徒たちと新しい関係築こうとするんですね。

母の教師時代のエピソードを聞いて、まずはフランクな言葉づかいから真似よう! 敬語をやめるところから! っていうんだけど、あの慌てふためきよう! おかしくって、ローゼスがいうにはロボロボしくなってる。一人相撲してるっていわれたりしてる翔子先生だけど、そんな先生を和らげる矢野さんですよ。この関係ね、やっぱり他の教師にはない、特別な、翔子先生だけのものだって思うんですね。ええ、自分のできることを一生懸命にやってる、それで充分だっていうの、それが翔子先生だと思う。でも、それで満足せず、もっとよりよいなにかを求めて頑張るのもまた翔子先生なんだなって思わせられるエピソードでした。

『ハルメタルドールズ』

機材トラブル、いやさ対立するバンドの策略にはめられてしまったチズ。アンプから音が出ない! メタルモードに入れず、不安にかられてステージから飛び出していってしまった。その苦境。ステージに残されたヒミコとマコト、ベースとドラムだけでなんとか繋ごうと奮闘するも及ばず、失意のままハケることになってしまった。

しかし、これ、胸糞悪い展開だよなあ。やれるだけのことはしたい。そう思って頑張ってきただけに悔しさはひとしおで、これ、本当にどう決着つけるんだ。これまでチズに寄り添えずにきたといってヒミコが、マコトが、チズとの距離を縮めて、ああ、ここからリベンジに向かおうっていうんだ。やられっぱなしは悔しいもんな。

これまで、ギターがプラグインすれば、湧き出る威圧感まかせに場を制圧してきたチズだけど、こうして仲間と一緒に自分から前に出ようとするの、ああ、第一歩ですね。チズの、そしてバンドとしても、新しいスタートだと思う。さあ、一丸となってのリベンジなるか。というか、ここで氷室が首を縦に振るんだろうか。圧倒的にアウェイの場。どんな逆転をして見せるのか。これは見どころになろうかと思います。

『エンとゆかり』

今回も熱かったですね! 剣が折れてしまったエンを助けようと、できもしない真剣白刃取りでもって鍵の魔物の斬撃に割ってはいるゆかりですよ。ああー、これ駄目だ! もう駄目だ! そう思ったところ、かけつけてきたロッソとリノの助けで命拾いする。リノの魔法の重ねがけ。これ、予備も使いきりか。さらにここからの攻防。全員、出し惜しみなしだ! ひとりひとりがそれぞれの全力、最善をもって鍵の魔物を抑えようと奮闘して、けれどそれらを苦もなくさばいてる鍵の魔物、よっぽどだな! けれどロッソのベテラン組に、ゆかりたち駆け出し組もあわさっての共闘が生きて、ああ、エンに勝機が!

というか、ゆかりとチリ、ふたりがかりでやっとこさ運べるほどの剣をですよ、剣です判定さえ出れば当たり前に使いこなしちゃうのか、エン! アメが作ったチャンスを、ロッソが身を張って稼いだ時間を使って、ゆかりとチリがエンに繋げる。ああ、エンの一撃! これが切り裂くのは鍵の魔物か、あるいはこれまで気づかずにいた自分の未来への可能性なのか。本当、この見せ方、展開の妙! 素晴しいです。ぐいぐい引き込まれます。

『みわくの魔かぞく』

時期は大晦日なんですね。そういえば先月はクリスマスだったな。

勇者の末裔、涼を連れて魔界に戻ったその帰り。人間界に繋がる通路が途中で塞がってしまっていた。超ピンチ! いったいなにごと? 大きな岩を前にして、どけることもできない、連絡しようにもケルベロス組、役にたたない!

しかし、こうして閉じ込められたミラと涼。なにが一番のピンチって、ふたりで年越しっていうのが嫌だっていうのね! そこからのバタバタ。なんかね、苦手だって嘘ついて抹茶チョコを涼にあげるミラとかね、こうした交流悪くない。でもってこのトラブル。なにかと思ったら、ゴキブリ退治に召喚されたゴーレムがすねて座り込んじゃってたんだ! いや、でも、そのゴーレム、涼のアホ毛でぶっとばされてましたよね!? ああ、なんかかわいそう。あの座り込みゴーレム、哀愁あって、ちょっと可愛かったんですよね。

と、ちょっと深刻ぽくて、けれど特に深刻でなかった一連の出来事。ドタバタして、なにごともなく一年は暮れて、この終わりよければすべてよしといった感触。とてもよかったです。ミラが実は抹茶チョコレート好きだっていうのわかった時の涼とかもね、ほほえましい? ええ、ちょっと素直じゃないミラと、ミラのこと知っていく涼。とてもよかったと思います。

2020年3月20日金曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年5月号、昨日の続きです。

きんいろモザイク

完結した、といっていいのでしょうか。描かれた卒業式の情景。それぞれの胸に去来する思いはそれぞれに、けれどどこか繋がっていると感じさせるものばかりで、この子たちが一緒に過ごしてきた時間、その積み重ねを思わせるのですね。皆が涙に暮れる、そんな中、思いがけない笑顔を見せる忍。ああ、この子は成長しましたね。芯の強さ、見せてくれました。思えばこの子は、なんだかいつもマイペースで、自分の世界というものをしっかりそのうちに保っていたと思うのです。ええ、最終話にしてもそんな雰囲気あって、なんだか頼もしい、そんな貫禄さえあったように思います。

そしてカレンですよ。まさかの隣のクラスに乱入! なにやってるの!? そう思ったら、ああ、これは意図してのもの。烏丸先生も納得の行為なんだな。今の担任は烏丸先生だけれど、以前の担任、久世橋からも卒業証書をもらいたかった。その思いがね、この子と久世橋先生の関係彩って、素敵だったと思ったのですね。

涙もあったけれど、顔をあげてまっすぐと朗らかな明るさをともに過ぎた卒業式。そして卒業後の情景も描かれて、ああ、アリスと忍のその後、変わったようで変わってない? そんなやっぱりマイペースなところがおかしくて、ええ、この子たちはなんか永遠ですね。

で、特別編が7月号から、つまり再来月から連載ですか? これ、どうなるんだろう。いうならば大学編? それとも違った仕掛けがあるのかな? 楽しみに待ちたく思います。

『ぼっち・ざ・ろっく!』

リョウがバイトにも学校にもこなくなって、それで見事にダウンする喜多ちゃんですよ。ぼっちみたいになってるって心配されてるけど、これがぼっちなら気にしないとかいわれてぼっちがショック受けたりしてるけど、ともあれリョウが顔を出さないのはまずい、こまる。喜多の不調、というか混乱。虹夏も元気なくしてる。ここから次に進むのに、虹夏に加えぼっちが大きな役割果たしたの、これよかったなあ。ほんと、ぼっち、バンドのこと考えて、自分がなにすればいいか、自分の意思でもって判断して動けるようになってる。ええ、ぼっち、かっこいいじゃないですか。

曲づくりがうまくいかなくて、身動きとれなくなっていたリョウの状況見て、率先して音を出しはじめるぼっち。顔色こそは悪いけど、場をリードして、皆を引っ張って、そしてバンドが動き始める。そこに皆の生きているという感覚、たっぷりと感じさせて、その見せかたも! ほんと、よかったなあって。輪になって、言葉でではなく、音で、行動で、皆が互いを理解して動いている。このライブ感。素晴しかった。

ところどころ、やっぱりこの漫画らしい台無し感とか、なんでこうなる? みたいなのも差し挟まれるんですが、これあってこその『ぼっち・ざ・ろっく!』。でもその根っこにある熱さとか強さとか、それはまぎれもないものでした。

『こみっくがーるず』

ふー、どうなることかと思いましたが一件落着ですね。翼の漫画がアニメ化される。企画されても実際にかたちになるまでは母には伝えられない。そう思っていた翼なのに、ぽろりと兄が漏らしちゃったからさあ大変。母、おかんむり? 翼を呼び出して、ああ、反対してかかるのかな? 翼は、夢の邪魔をされたくない、絶対説得するというけれど、母の前に出るとその気持ちもしおしおとしおれてしまう。ああ、この子も大変だよなあ。ほんと、寮の皆とともに翼の母に会いにいく、その結果が出るまではほんと冷や冷やのしっぱなしでした。

というか、あんまりみんな、助けになってなかったことない?

今回よかったこと、母が、あの厳しい、わからず屋の母が、決して翼の夢を否定したくてこんな行動してたんじゃないってことがわかったところでありますよ。ああ、琉姫も立ち入れない。翼はもう腰砕け。そして頼りの担当編集さんはというと、ああー、その軽さがために信じてもらえないーっ!? でも、ちゃんと母がわかってくれたところ、アニメ化が嘘なのではないかというの、娘が自分についている嘘じゃなく、娘が誰かにだまされてるんじゃないか、その思いがあの言葉になってたってわけなんですかい!?

いずれにしても、いろいろコミュニケーションに問題のある母様だな! でも、ここまできたらもう味方だな。娘がだまされてるわけじゃないってわかってくれて、そして少年まんがの天下をとれって、それもまたえらいプレッシャーだけどもさ、でも、やめろとかそういうことはもういわないですよね。ああ、長いあいだ対立してた、そんな母娘だったけど、どこまで向きあえた、わかりあえたかはまだ未知数だけど、とりあえずはもう大丈夫そうですね。ええ、安心しましたよ。重い心のつかえがとれて、走る姿もどこか軽やかですね。

2020年3月19日木曜日

『まんがタイムきららMAX』2020年5月号

 『まんがタイムきららMAX』2020年5月号、発売されました。表紙は『きんいろモザイク』。グランドフィナーレ! との文言あるように、今号で最終回を迎えた『きんいろモザイク』。時期的にも、そして物語においても、皆の卒業を描いたその表紙に、ああ、それだけの時間がたったのだなあ。そう思わせてくれる表紙であります。しかし、こうして表紙に見る皆の表情。笑顔がまぶしい、そう表現するのがもっともふさわしい、そんな雰囲気ある明るいイラストで、ええ、これもまた門出なのでありますね。

今月は新規ゲストが2本です。

『宇宙色こんくえすと!』

宇宙、天文に興味のある女子、月実。流星嵐の夜、友人をさそって観測に出てみれば、突如落ちてきた謎のアイテム。ボタンを押してみたら、そのオブジェから人が出てきたというんですね。魔法少女!? コスプレの人!? その名はルルシア・コメット。惑星メルキュルーンの第二皇女というのですが、地球人組はまるで本気にしてませんね。頭っから変わった子扱い。さらに月実の友人、天子に千宙はちょっと距離置いて、月実にまかせて帰っちゃった。わりと自由そうな人たちばかりですよ。

ルルシア、宇宙人だというんですね。髪についているリング、これをはずすと言葉が通じなくなる。ジャンプ力も尋常でないなど、月実が興味津々で身を乗り出さんばかり。お腹のすいたルルシアにおかしをあげて、餌付けだ! それからお家に招いてと、ああ、地球征服とか物騒なこといってるルルシアだけど、すっかり月実とその一家にほだされそうな流れですよ。

こういう友情もの? 交流もの? いいと思います。

『きらめきベーカリー』

パンの香りにさそわれて覗いたパン屋で出会ったのは、幼馴染みの恵美。かくして恵美と湊の再会がなりました。そこに今の恵美の友人、京香も加わってのパン屋ライフ? 恵美から中学からの友達というの聞いてとたんに焦る湊の勢い、無給でも働く所存とか、この踏み込みようはすごかったですよ。

3人でパンを作って、そして焼いてと、わりかしふわふわした感じの女の子3人のコミュニケーション。もうちょっとぐいぐいひっぱる、そんな要素があってもいいのかもなって感じもありますが、これもまだゲスト第1話。続く回でどういう展開見せてくれるか、どういう要素が加わってくるかなど、期待でありますね。

2020年3月18日水曜日

ダイソープチブロックシリーズ 柴犬

なんか、ここ毎日のようにブロック組んでるな。それこそ小一時間もあれば組みあがる、ちょっとした楽しみ。暇つぶすにもいいし、ちょっとなんかやっときたいなという時に、他の用事を圧迫しないことでも優れてると思うんですね。というわけで今日組みましたのは柴犬です。

柴犬は、くるりと丸まったしっぽが可愛いんだけど、それを再現してる点でもポイント高いです。このモデルは正面より横から見たほうが可愛いから、そっちの写真も撮っときゃよかった。

ダイソープチブロックシリーズ

2020年3月17日火曜日

Figure-rise LABO ラブライブ! 南ことり

 買ってしまいました、Figure-rise LABO。まさかの初『ラブライブ!』関連品。正直こうして、『ラブライブ!』の、しかも南ことりのフィギュアに手を出す日がくるだなんて、まったく予想さえしていないことでありました。

これね、twitterでこのモデルを組んで写真に撮って紹介してる人がいまして、これまたすごいの出てきたなあ! って思わされまして、でもFigure-rise LABOっていっつも品切れしてるでしょう? ホシノ・フミナなんて売ってるとこ、見たことないもんな。でも南ことりは売っていた。なので買った。勢いで買った。それくらいにひきつけるものがある、なんか魔性のキットだと思ったのです。

さて、手元にやってきてすでに十日ほどたったわけですが、組み立て進捗はといいますと、まったくです。本当に1パーツたりとも組んでない。なにやってんの! 結局積んじゃうの!? っていわれそうですが、違うんです、違うんですよ。今は組み立て計画をたててるところなんです。

当初計画では、無塗装で組む。ただしシールで表現される箇所だけは部分的にでも塗装しよう。そう思っていたのですが、果たして、これ、塗装でいいんだろうか。髪の、三つ編みの先をとめている箇所。ここに貼るためのシールが用意されているのですが、これ、絶対に後で剥がれてきますよね? ということで塗るつもりでいたのですが、あれ? これ本当に塗っていいものなのかな。いろいろ迷いはじめているんですね。

元イラストを参照してみたりしながらいろいろ検討して、紙を細く切って貼るとか、ケーブルとめるワイヤ使えないかとか、いろいろ考えていたんですが、さっきAmazonのレビューに投稿されてた写真いくつか見て、普通に塗装して問題なさそうだねえ、ってところに落ち着いてきたところです。

熱収縮チューブとか使えないかな? とかも思ったんだけど、たとえドライヤー程度でもプラスチックに熱加えるのも嫌だしなあ、って考えて不採用に。ドライヤーで熱を加えてハイパーハンマーのチェーンを曲げるみたいな考えが拭えない世代なのです。

とりあえず今は三つ編みのついているパーツを切り出して塗装待ちの状態になっているので、これをちょいちょいと塗ってしまって、次は足のリボンに進もうと思っています。しかし足のリボン、これもなんかいろいろ悩みそうです。

2020年3月16日月曜日

ダイソープチブロックシリーズ 三毛猫

プチブロックブーム、継続中です。

今日作ったのは、初日に買ってあった三毛猫です。当初は自分が作るつもりじゃなかったんですが、うちに出入りするちいさいのが、自分の作りたいのを選んで買ってるみたいなので、このままだと放置されることになると思って、ええい作ってしまおう。

そんな勢いまかせの組み立てだったのですが、いや、なんだこれ、柄があるから難しそうとは予想したけど、軽く上回ってきましたね。ブロック数の多いプテラノドンの方がよっぽど簡単。初日に作ったティラノサウルスよりも組みにくいんじゃないかな。ほんと、予想以上でした。

三毛猫だけあって毛色が顔の左右で違うとなった時に、当然それを色違いのブロックで組分けることになるわけです。なので、凸ふたつのブロックとか、かぎかっこ型のブロックとかが多用されることになって、上下のブロックで挟みこむまで、小さなブロックがほんとにバラバラ。さらに悪いことに、上の段のブロックでとめても、おおまかにみっつに分かれたままとかざらにあって、おおう、これマジか。少なくとも3段は積まないと安定しないぞ、こいつ。

このブロックの最小単位は凸2のブロックだと思ってたんですが、凸1のブロックもあったんですね。三毛猫の場合、鼻なんかがその凸1ブロックですが、白やら黒やらの凸1ブロックも当たり前に組み込まれていて、ほんと細かい。さらに、これね、胴や頭の中に隙間があったりするんですよ。組んでしまえば見えなくなりますけど、その隙間のおかげで組む時にズレやすい。ええ、結構大変なやつでした。

というわけで、できました。やっぱりいいデキだと思います。

ダイソープチブロックシリーズ

2020年3月15日日曜日

ダイソープチブロックシリーズ

ダイソーで売っているプチブロックシリーズ。これ、ちょっとすごいですよ。名前のとおり、小さなブロックがパック売りされてる商品なのですが、説明書のとおりに組み立てると犬とか猫とか恐竜とかができあがってしまうという優れものです。バリエーションも豊富で、猫のシリーズ、犬のシリーズ、動物、昆虫、新幹線に働く車、さらには恐竜にいたるまで、それぞれに何種類もがラインナップされているのだから素晴しい。そして当然のように1パック100円。大人ならこれで小一時間は暇を潰せるし、子供だったら二時間くらいは遊べそう。なんせ、昨今、出歩くのがはばかられる状況が続いているでしょう。学校も休みで子供が家にずっといるしで、相手にするのも面倒くさい。という時にきっと役立つ百均商品。けど、これ、100円と思ってたらそのクオリティに驚かされること請け合いです。

うちに出入りしている小さいのにわずらわされないようにと思って買ったのが最初でした。コーギーと三毛猫とそしてティラノサウルスを買いまして、それぞれ適当に渡したのですが、ばっちり楽しんでくれてその点はありがたいかぎり。

ただ、この商品、対象年齢が12歳以上となっていて、13歳はほうっておいても勝手に作って、途中、ここなんかズレとるよ? ってアドバイスしたら、勝手にバラして組みなおしてと大変順調。問題なのが9歳で、ああ、これ、12歳以上っていうのほんまだわ。到底ひとりで作れるものではなくて、手伝いながら作るんですが、ほぼつきっきりでないと不可能。沢山あるパーツをそれぞれ選り分けて、手順ごとに必要になるのをピックアップして、説明書のとおりに組む、それだけのことがこんなにもスムーズにいかんものなのかあ! 自分が9歳のときってどうだったろう。ともあれ、9歳は思った以上に子供で、本当にまいった。作ってる途中で疲れて集中失って、やる気もなくしてぐずぐずしてくるし、かくして当初の目標、小さいのにわずらわされないっていうの、不達成となりました。

沢山あるパーツ

このブロックシリーズ、後期品になるほどに進化してますよね。コーギーとか三毛猫とかは、ブロック組んで作る置物といった具合なんですが、恐竜は可動部分がもうけられているなど、ただ飾るだけでなく、動かして楽しいものになってるんですね。注目がボールジョイント。ティラノサウルスだとこれで下顎を動かせるようになっていて、昨日買ってきたプテラノドンだとこれで首を動かせる。さらに加えてプテラノドンは、ブロックの特性活用して羽を動かせるようになっていて、これで100円! これが100円かあ! 本当に感心するばかりなんです。

ボールジョイント他で可動!

最近、小学生あたりから大人気になってるというゲーム『Minecraft』っぽい見た目にできあがるのも、子供には嬉しかったりするんじゃないかななんて思っています。プラモデルとはまた違う面白さ。多様でありながらも個々のパーツは汎用品。けれどそれを組んでいけば、全然違うものができあがる。ブロックを組むことで意外なものができあがる面白さ。組み合わせの工夫の面白さ。四角いパーツをぐるぐる頭の中で動かして、図面の向こうを想像する。それはきっと脳にもいいよね。そしてゆくゆくは出来合いの設計図から抜け出して、試行錯誤と創意工夫の世界にまでいけたら素晴しいことだと思う。

けどまあ、今はそこまで欲張る必要ないですよね。まずは作って楽しい、飾って嬉しい、遊んで面白い。それでいいのだと思います。

ということで、できました。

ダイソープチブロックシリーズ

2020年3月14日土曜日

『まんがタイムきらら』2020年4月号

 『まんがタイムきらら』2020年4月号、先日の続きです。

『下を向いて歩こう』

この見せ方、面白いですね。台風の朝、警報発令を受けて学校休みが確定。それで家にいることになったさざれとすさみんの、メッセージアプリ経由での会話の情景描かれるんですが、言葉と時に写真でのコミュニケーション。ふと漏れる笑みを、文字、顔文字などの影に隠してのやりとりに、すさみんの皆に見せたい自分と本当の彼女のギャップがうかがえて、ああ、この子を見る目、変わってしまいますね。だって、本当は笑うと目尻の下がって可愛くなる彼女がですよ、皆にはそんなの見せたくないと、ぐっとまなじり手でもって押さえて上げて、ああ、これがクールな彼女の秘密! ええ、面倒見よく、細かなことによく気がついて、かつ面倒ごとも厭わない。そんな彼女の秘密が、これでもかこれでもかと濃縮されたような回でした。

こないだのオゴクダ浜行でシエルがひろった蛇の皮。それをね洗って干して乾かして、しかもそこからレジン加工ですよ。これ、相当に面倒くさいよ!? それを厭わず、皆にひとつずつ作って、かつシエルが親の分も欲しがるだろうと、さらにもうひとつですからね? ただレジンで固めるだけじゃない。いっこいっこ耐水ペーパーで研磨ですからね? ほんと、この人の秘密、それがあらわにされて、ちょっと素直になれない性格含めて、チャーミングさいや増すエピソード。さざれがそういうの気づいてるってのも素敵でした。

『海色マーチ』

後輩ちゃん、ひなたも参加してのシュノーケリング部の活動開始ですね。でもそれはいいとして、初心者ひなた、かつ泳げないこの子とバディを組むの、あまねでいいんですか? 危なくない? 心配してたら、珊瑚も結構心配してた。というか、姫もすごいな。いざという時には海保に連絡って、いやいやそれは極力避けないといけなくない!? そういう事態におちいられないよう頑張ろ? 珊瑚じゃないけど、やっぱり心配ぬぐえないんですね。

とかいってたらさっそくあまねが、ひなたのこと溺れさせかねないことやっちゃってるし! あまねに悪気がないのはわかってるんですよ。考えた末のことだとも思うんですよ。でも、考えが足りないというか、考えた末に誤った方向にいっちゃってるというか。でも、それでこそあまねだ! って気もするんですよね。うん、不穏で不安だけど、もう組んじゃってるんだから仕方がない。とはいえ、ひなたからの信頼、皆無ですよねあまね。

今回は、そんなあまねがひなたからの信頼を勝ち取る回だったのだと思います。エラブウミヘビとの遭遇。ハブよりも強い毒があるというコイツについて、あまね、しっかり知識は持っていて回避するようつとめたのだけど、不意をつかれたひなたが驚かせてしまって、そこからのあまねの向こう見ずですよ。ああ、ひなたを守りたい一心で、考えるより先に動いてしまったんだな。でも、その助け方はよくない。とはいっても、これがあまねの精一杯だったことはよくわかるから、責めるに責められない。ひなたの涙まじりのばかやろうですの言葉、これが本当に沁みるエピソードになりました。

とはいえ、あまね、死にかけてたよね? 珊瑚いわくショック死の危険ってやつですが、ほんと、死ななくてよかった。あまね、運がいいから今も生きてるだけで、これまでにも何度も死ぬ危険があった。ほんと、ハラハラさせてくれる子です。

My Private D☆V

『さくら江さんはグイグイ来すぎる』の家田キリゼンです。

『さくら江さんはグイグイ来すぎる』は、Web媒体きららベースにて連載されている漫画。なので私の日頃触れているきららとはまた違った雰囲気、テイストが感じられます。

さて、今回のD☆Vポイントは「普段うるさくて明るいノリの子が一瞬だけ見せる憂い」。描かれたのは、威勢よくつっこみどころありまくりの啖呵きってみたり、自信たっぷりにぐいぐい迫ってきたりする、ノリよくテンション高めで表情豊かな女子がですね、夕暮れ、放課後の教室? すごくナチュラル、ニュートラルな表情見せてくる、そんな情景です。

このギャップ。悪く見せてた子の実は優しかったりするのとはまた違う方向性ですよね。いつもは見せない本質、そこに思わず踏み込んでしまったかのようなどっきり感、普段見せないシリアスさがするどく胸に突き刺さるように届くかのような鮮烈さあるシチュエーションであると思います。

2020年3月13日金曜日

初期不良品の交換対応に時間をとられたので休みます

初期不良品の交換対応に時間をとられたので休みます。

2020年3月12日木曜日

くたびれ気味なので休みます

くたびれ気味なので休みます。

2020年3月11日水曜日

『まんがタイムきらら』2020年4月号

 『まんがタイムきらら』2020年4月号、昨日の続きです。

『ゆえに、アイドル革命!』

前回登場した、異世界からの転生者、ユメ。見た目は少女、中身はおっさん。しかもCHU♥IN GAMのトップオタという、取り扱いが難しそうな物件で、はたしてこの人、今後はどういう関わりかたをしてくるのかな? そう思っていたら、おお、この世界でのマネージャーに就任。マネージャーって、城戸Pじゃないのん? と思ったら、そうか、この人はあくまでもプロデューサーで、マネージャーが本業じゃないのか。きっちり分業していくわけですね。

ユメさん、トップオタということは、それはそれはこだわりあったりして、一般には通じない業なんぞに突き動かされたりして、みたいになったりせんのかな? 若干の心配含みでのマネージャー就任ではあったんですけど、さすが入れ込んでいただけあってメンバーのプロフィールはばっちり暗記しているし、さらにはひとりひとりの傾向? 弱点? そのへんも把握しているというのですから心強い。というか、城戸Pの立場があやうくなるな……。

恋町の弱点、男性が苦手というのを指摘して、それはそれでいいとフォローしつつも、これを克服するべくアドバイスして、背を押して、そして握手会イベントを成功させる。これ、恋町にとっては大きな自信になりましたよね。

今後はこんな感じに、メンバーそれぞれの弱点克服やステップアップをメインに描いていくことになるのかも知れませんね。それにしても、ユメ、いい感じに動いてくれそうで、そのキャラクターの面白みともども楽しみにさせられます。

『さかさまロリポップ』

詩月と穂澄、ふたり待ち合わせして、さてどこにいくのかというと芽依の家。部屋を貸してほしいというのだけど、その真意は妹になるための予習。な、なんだいそれは? 疑問符がどばどば出そうな状況だけど、なるほど、穂澄は姉が欲しかったんでしたね。それで詩月の姉、柚希の妹になるべく特訓する。実にわからないシチュエーションではあるけれど、その練習に巻き込まれてしまった芽依が、役得というか、とにかくしあわせそうなのがよかったですよ。

詩月が自分の家にいるだけでもう嬉しそう。でも、柚希の妹になりたいか問われたら、それはないなあ。むしろ自分が姉だろう。そういったら4姉妹の長女にさせられて、若干当惑? けど、妹ふたりにまとわりつかれてるの、しあわせゲージはガンガンあがっていってそうですよね。ええ、今回は芽依にとってのボーナスイベントってな感じです。レアなサインももらったし。

芽依がふたりに出したお菓子。柚希が作ったクッキーだって、詩月、ちゃんと気がつくんですね。それ、妹に必要なスキルなのかって勘違いしている穂澄がおかしくて、ええ、それ誤解です。ちょっと勇み足の穂澄。これ、この子のやる気のあらわれですね。

『夢見るルネサンス』

リーチャとエマが学校に通えることになりました。憧れの学校。アニメ『キュンプリ』で見て、そこに描かれていたことに触れてみたかったというんです。勉強して、屋上でお弁当食べて、そして夕方になると怪物が現れる……。いや、こない、こない。つっこみいれてるレンの慌てっぷり、これおかしかったです。

リーチャにとっては、この世界は魔法のような世界で、見たこともないものいっぱい、知らないこといっぱいで、学校もそうしたもののひとつだったわけですね。かくしてリーチャの期待、それがよくよく伝わってくるものだから、学校がリーチャに、そしてエマにとっても楽しい場所になったらいいなあ。なんて思ってしまうんですね。

そして実際学校にいってみれば、ああ、そうか、レンの学校でのポジション、そうでした、忘れてた。お嬢様と思われてるんでした。で、そのお嬢様と同じ名字のイタリアからの留学生という、なかなかに興味深い人物が現れた。芽出知エマはきっと桃花の親戚筋だろう。なら鳥居リーチャはどういう関係? ものすごい追求されて、というかいきなり結婚説が主流ですか!? この勢い、ものすごい。しかもリーチャがその気になってる!? いいテンションですよね、みんな。

屋上でお昼を食べてからのこと。リーチャが見たいという美術室にいくの。ああ、工房を思い出すんだ。画材や粘土に興奮気味のふたり。ああ、そうですよ、チューブ入りの絵の具、これルネサンスにはない、近代の発明品。これもリーチャにとっては夢のような道具だろうなあ。世界が広がりますよ。

でもって、いきなり塑像を作りはじめてるエマね。これ、いきなり明日から夏休みとかいうものすごい展開見せてますけど、この子たち、学校でその設備やら機会やら活かして活動したらですよ、ちょっとした結果を残してしまいそうですよね。まずは夏休みをどう過ごすかが目下の興味ではありますが、その後に彼女らの見せる、かもしれない、活躍、それが楽しみでなりません。ほら、秋には文化祭とかありますでしょう? 見どころ、期待、いっぱいです。

2020年3月10日火曜日

『まんがタイムきらら』2020年4月号

 『まんがタイムきらら』2020年4月号、昨日の続きです。

『スロウスタート』

うばあ、すごいシリアスシーンじゃないですか。学校、お昼休み、ふっと皆に告げた浪人の事実。意外な発言に一瞬みな虚をつかれはするものの、すぐに花名のいったこと受け入れてくれて、大変だったねって。と、ここで夢からさめる。涙浮かべながら目覚める花名の混乱と、けれどどこか気持ちは夢の中の自分の思い切りを受け入れているところがあってというところ。これ、痛いほど胸に沁みたなあ。誰しもある隠していること。別にそれを誰かに告げる必要はないのだけど、隠していることが重荷になっている。そんな時、こうして秘密を皆に打ち明けられたらどんなにか救われるだろう。

花名、こうして救われたかったんですね。そしてきっと、彼女らならきっと自分を救ってくれる、そんな確信めいた思いをうちに抱いているんですね。これ、実際そのとおりだと思う。たとえ皆に浪人の事実を伝えることがあったとしても、彼女らとの関係は決して変わらない。むしろより密接になることさえあるのではないか。そんなこと思わされたのですね。

とりあえず今はまだ軽く混乱の中にある花名だけど、少しずついつもの日常に戻っていって……。と思ったら、この学校に花名のことを知っている人が? 同じ中学校から進学してきた人? ああ、この人が介入してきませんように。そうは思うのだけど、これきっとそっとしてくれはしないのだろうなあ。本人にそのつもりはなくとも、なんらかの関わりを持ってしまうのだろう。そんな予感に、多少の不安と、そしてきっと今の花名なら大丈夫だろう、そんな信頼があるのです。

『星屑テレパス』

雷門、学校にきました! バイクで! 無許可で! しかも遥乃を後ろに乗せてか! 早速先生にみつかってしかられちゃうんだけど、学校にきてくれてよかった、喜んでももらえて、ええ、雷門、いやさ瞬、よかったなあ。

今回、こうして瞬が加わったことで、ユウを帰還させるためにロケットを作っている海果たちの活動、ステップアップするというわけですね。瞬の打ち上げた火薬燃料ロケット。あれがえらいお金かかるってね、ちゃんと調べてくれてる瞬がいいですよね。ともあれ、まずは先立つものが必要。ならば部活動の申請をして、部費を獲得だ! 瞬の動きがいいですよ。

思いたったら即行動。職員室にいって、部活新設の申請書入手して、必要事項を埋めていく。このくだり、海果に自分の居場所が学校にもできてよかったじゃないか、そう告げる瞬との関係が本当によくて、ああ、海果、確実に前に進み、世界を広げていってるじゃありませんか。そして海果、部長にされてしまってて、ああ、先生が部長として推されている海果を見て、なんとしてもこの申請、通してあげたいって。

こうして、ちゃんと見てくれている人がいること、とても素敵なことだなって思いました。

で、次回、宿泊体験学習! いきなり連れていかれる瞬。もうめちゃくちゃ面白い。これ、なんかまた面白いイベント発生しそうですよね。

『むすんで、つないで。』

花ノ子、可愛い……。白百合の姉として頑張ろうとする花ノ子。なにが好きか聞いてみたらですよ、虫! うおお、花ノ子は虫苦手かい。でも白百合の宝物、大量に集めたセミの抜け殻見せられても、おお、よく頑張った! まだ徳俵に足がかかってる感じ! 直視できないものの、白百合に話をあわせる努力して、こういうところ大人だなあ! で、白百合がまた可愛いの。宝物出す時もそうだし、もじもじから花ノ子に褒められて嬉しそうにしてるところも! 最高でした。ふたりは本当にいい姉妹。

花ノ子がね、小さかった白百合が同い年になって、そして同い年だったつなぐは高校生になってしまって、その自分が知らない6年間があるということ、ああ、これは重いよね。でもすぐに切り替えていくの、これ、花ノ子のすごさだよなあ。普通じゃなかなかこうはいかんよ。

今回は、知らないうちにずいぶん大きくなった年の離れた妹と、そして同じくずいぶんお姉さんになったつなぐ。そのつなぐがね、お姉さんにはなったけど、自分の知ってるつなぐと変わらないところもあるんだって知るところ。それがね、花ノ子には大きな助けになったんじゃないかなって。安心したっていってます。なにもかもが自分を置いていっちゃったわけじゃないんだって。変わらず残っていてくれるものもあるんだって。そして花ノ子もこれからは一緒に変わっていったり、けれど変わらないところもあったり、同じ時間の流れの中で大きくなっていくんだなって、なんだかしみじみと胸に迫って、切ないような嬉しいような思いがしたのでした。

しかし、花ノ子。自分のこと普通だっていってますけど、即つなぐと白百合に否定されてますけど、普通は6年前の姿で帰ってこないとかいわれてますけど、その超ポジティブなところとかもね、精神的にタフ? ほんと、全然普通じゃない。なんか特別、頼もしささえ感じさせる花ノ子です。

『そらコミュニケーション』

ロボットのボディに精神を宿らせている宇宙人のソラ。今回は皆と一緒にご飯を食べたいといいまして、機械の体だから食事は不要だし、消化とか無理だからっていわれて、でもなんとかそれを実現しようという話。というか、千十星、これだけのロボボディ作り上げたのもものすごいけど、そこに食事をなんとかする機能載せてくるとか、ちょっとした、いや? とんでもない天才ですよね。

燃料オイルなら経口摂取可能といわれて燃料飲むソラがおかしい。そうか、マズイかあ! というか、このロボボディ、味覚はあるのか! でもって改造後、アトリアの作ったプリン食べて、やっぱりまずいっていいましてね、あれ? これロボボディが味覚をちゃんと認識してないんじゃない? とか思ったら、そうか、プリンが本当にまずかったのか……。この展開は予想を超えてきましたね。面白かった。

食事すると、ゴウンゴウン音をたてて脱水するのね、あれ中に遠心分離機みたいの入ってるよね? あの音の存在感といいますか、見た目にもすごいインパクト。おかしくって、とりあえずはこれをなんとか解決しないといけない。同じ機能を宇宙人の技術で再現するのかな? そう思ったら、まさかの防音! そうか、そういう方向性でもいけるのか。これもまた思いもしない展開で、面白いよなあ。自分の発想と違うところから攻めてこられるの、かなり面白く感じさせる要素ですよ。

アトリアの提供した防音素材。それよりもヤバいもの持ち出してくるのもおかしくて、まさかのブラックホール。これ、雑誌の付録かい! 体内にブラックホールを持つことで摂取したものを完全に処理できる! っていうけど、地球消滅のリスクありってヤバすぎる。このテクノロジーのアンバランスさ。こういうのもいいですね。

そしてソラ、思い出のカレーを食べることができました。懐かしい味。せんりの母の思い出。それを聞いたせんりの表情。ああ、これは沁みますね。これ、言葉や理屈でない、気持ちにぐぐっと届く、そんな確かなものありました。

2020年3月9日月曜日

『まんがタイムきらら』2020年4月号

 『まんがタイムきらら』2020年4月号、発売されました。表紙は『スロウスタート』、おお、真っ正面から見つめる目表紙だ! どうもね、私、この手の表紙に弱いのです。『フスマランド4.5』とか『りんごの唄』とか、こういう真正面表紙。ええ、桜の花をぽっちりくわえて、こちらを真っ直ぐ見つめる花名です。これ、すごい威力。その見つめる視線の真っ直ぐさに、その目の向こうに深く広がるかのような輝きたたえて、それになんといっても可愛いし。いやもう、その桜を感じさせる意匠のドレスもとてもいい。ええ、この表紙、これはものすごいインパクト。最高のひとことです。

今月は新規ゲストが4本です。

『キルアンドオーダー』

なんと、銃器もの。街の治安を守るべく、銃器所持して、密かに人を食らう鬼を倒す女の子たちの話でありますよ。鬼というのは、人を食う謎の生命体。普通の人には見えないのか。なので見えてる主人公たちがこの鬼を退治する役割を担っていて、ちゃんと雇い主から賃金も支払われているのだそう。

ここまでちゃんと仕組みができあがってるのに、この治安維持活動、一般には秘匿されてるんだ。見えない捕食者が存在しているってことは、理由不明の失踪なんか多発しそうなもので、結構な社会不安が広がってそうな世界ではありますね。

鬼と戦っているのは、ヒロインまりあとその相棒? ゆず。他に芹香なるちょっと捨て鉢の子もいて、その子たちの戦いぶり。まりあはどこか抜けていてあやういし、芹香はわりと自棄っぱちなところがあってと、そうした個性がぶつかっていく。そんな感じです。

鬼に捕食されたら当然死んでしまう。そんなハードなシチュエーション、きららには珍しい雰囲気と思います。でも、この苛烈さをまりあのゆるさがやわらげているところありますね。でも、銃器の扱いもその理解もまだまだといったまりあ。この子が捕食されてしまいそうで、いやあ、ハラハラさせられるところありますよ。

『はなまるスキップ』

これ、3話連続ゲストですよね? 今回、登場人物紹介しつつピクニック同好会を発足、そして最後に解散させられるという展開見せられて、あれ? これで完結だっけ? 単話の読み切り? 頭にもどって確認しなおしましたよ。大丈夫、3話連続の第1回目。来月も載ってます。

というか、ピクニック同好会はどうなるんだろう。今回、朝からのんびりしすぎて、寝すごし、授業も欠席、学業の妨げになるからと強制的に解散。これ、次回はまた違う同好会作ったりするのか、あるいはピクニック同好会を復活させるのか。というか、この同好会、ちゃんと同好会として申請、許可されてるのかも謎。だってね、たまたま晴れた日の朝、頭上から降ってきた女の子と一緒に、なんとなく流れで作ったみたいな同好会じゃないですか。活動は、校内の日なたで一緒にお昼食べたり、あとは通学途中に、あと昼に、のんびりして、そのまま寝ちゃって、寝過ごし欠席する。いや、欠席が活動ってわけじゃないんですが、でもこの同好会の中心人物、里見はる、この子は不登校と噂されるほどに出席してなかった。それくらい授業出てないんですね。あまりのことに、あれ? この子、生霊だったりするとかなんとか? あらぬ疑いなどかけてしまうほどでした。大丈夫、ちゃんと生きて生活してるみたいです。

さて、今回早々に解散させられるはめになったピクニック同好会。同好会の戦いはこれからだ! って惹句にありますけど、ということはやっぱり同好会復活させるんでしょうか。部活ものの結成で数話使うパターン、それを崩してきた感じがありますね。

『なないろコラボレイト』

滝沢朱莉は同人作家。ステキな作家と友達になって合同誌を作るのが夢というんですが、全然仲良しサークルができなくて……、という悩み。ああ、やる気はあっても実績がついてこないのかな? とか思ったら、これが驚きの壁サークル。本人その自覚なし。とりあえずの前提はもう大丈夫みたいですね。

今回のイベントで隣に配置されたサークルさん、朱莉はその作家のファンだっていうんですが、声をかけたくてもそれができないもどかしさ! ああ、からまわる気持ち。普通に挨拶して、本を交換して、みたいな感じでいったらいいんじゃない? というのは簡単でも、実際にやるとなると気をつかいすぎてあかんのか。このちょっと人付き合いに苦手意識あるの、朱莉の夢を遠ざける一因になってるっぽいですね。

今回、朱莉はお隣さんに声をかけるのも無理だったわけだけれど、このお隣さん、なんと朱莉の本のファンだったのか。憧れるなんていってるの。なるほど、この作家さん、深青も朱莉に声をかけたかったけどできなかったひとりなのか。もし次あえたら、その時は好きと伝える。朱莉と深青、それぞれに胸に誓っての第1話幕引き。ああ、これは次回以降の彼女らの課題。大きな目標に向けてのステップになりそうな思い、はっきりさせてきましたね。

『●REC』

ゲーム実況系の動画配信者になりたい女の子が主人公。一緒にやろうと誘ってみるも、いい返事が得られない。ついには校内放送まで使って全校に呼びかけて、ああ、これはあれなのか、痛い系女子というやつなのですか。授業中も、新着の実況動画見て大声で笑って白い目向けられたり、ああ、つらい、これつらいやつだ。自分はこういうのやらかしたことはないけど、共感性羞恥ってやつだね、これは。

そんなにやりたいなら、まずはひとりではじめてみればいいのに。とは思うのだけど、この子、陽莉にはやりたい明確なイメージあるのかな? いや、その後のやりとり見るかぎり、やりたい気持ちはあるけれど、方向性が決まってるとかではないみたいですね。

とりあえず友人の渚央を無理矢理引きこんで、それから自分でも動画あげてるという結夏も誘ってと、メンバー集めはこれで完了? まだお試しみたいな感じではあるのだけど、結夏手持ちの機材でもって動画を撮ってみようというところまでは進展? 実際に作る様子は次回ですね。なんか陽莉が思いっきり空回りしそうでこわいっす。

2020年3月8日日曜日

『まんがタイム』2020年4月号

『まんがタイム』2020年4月号、一昨日の続きです。

『テレパス皆葉と読めない彼女』

皆葉と澄花と、そして笹本。この特別な3人でトランプをします。能力ありでのバトルですよ! これはアガる。でも澄花に対してはアンフェアだから能力使いません。皆葉も澄花だけは読めないから、これでイーブン。ということは、皆葉、笹本間が能力使い放題の超常トランプだってわけですね。

ルールはババ抜き。ここでやたら強さを発揮する澄花がいいですね。見事なポーカーフェイス。笹本、見事にババを引かされて、けれど笹本、皆葉に心を読まれないために、自分のカードを見ずに引かせるのがまたうまい。こうした普通ならありえない駆け引きが出てくるっていうのが面白く、そして結果的に、相手にババを引かせ続けるという好勝負になるっていうんですね。

皆葉の勝ち目、これが面白かった。なるほど! これまでこっそり透視して勝ち続けてきた笹本。クラスの皆から、いわばヘイトを買っちゃってたかあ。笹本の心は読めずとも、クラスの皆の応援の声は届く。ああ、笹本、これまでの容赦ない勝ちがたたっちゃいましたね。

今回のトランプ勝負。勝者は皆葉。澄花が皆葉を勝たせたかった理由がいい。そして笹本、負けて嬉しいという、その本音がまたいい。ええ、秘密の能力だけど秘密にしないでもいいという関係、それがこんなにも嬉しいというの。これは笹本にとっても新鮮なんだろうな。いい友達だと思います。

『茨城ってどこにあるんですか?』

ついに東京行きを決心したという多恵。おお、どういう心境の変化か、と思ったら、なるほど読者モデルに応募しようっていうの。動画活動で自信をつけた、あるいはその実績をもってオーディションでの優位を得よう。そんなところなんですが、応援するっていっちゃう森戸。この反応からすれば、この子、どうせ無理だろうなあとか思ってる?

応募するくだりでね、茨城って書いたらマイナス印象にならないかって、どんだけネガティブなの! この発想、面白いといっていいのかわからんけど、少なくとも尋常ではありません。そして審査用の写真撮影。まさかの牛久大仏とのツーショット。いや、いやいや、大仏の方が大きすぎてメイン感出ちゃわない? 鈴子おすすめスポットでの再撮影、それが水戸駅納豆像だったりするのもおかしい。ともあれ、多恵の一連の行動見るに、茨城愛と不安がせめぎあってるの。そうかあ、時にネガティブな気持ち抱いてしまうけど、それを上回って茨城を愛しとるのですね。

面接の練習でね方言が出ちゃうっていうところ。最初、「おもしい」っていうの、誤植? って思いました。こういう、ちょっとだけ違う言葉、なかなか難しいですよね。でもって、これきっと、多恵は標準語だと思ってるんだろうなあ。方言あるあるだと思いましたよ。

結果、多恵は残念だったわけですが、それでほっとしてる森戸が可愛かった。最初に私が感じたの、誤解だったんですね。多恵の頑張りを応援してたんだ。あの微妙な風は、この不安ゆえだったんだな。ごめんごめん、森戸、含むところのないいい子でした。そしてこれ、多恵もそうですよね。こういう素直さ、気どらなさ、この子たちの魅力だと思います。

『瀬戸際女優!白石さん』

女優志望のアサミさん。オーディションを突破できず、今は居酒屋でのバイトで生計たてている。今回はこの子と白石の交流。それがね、当然のように面白いのだけど、それ以上に真摯な人柄を感じさせてくれるところ大きくて、しみじみ感じいりましたね。ええ、白石さん、この人はすごい人です。

居酒屋でのマネージャーとの会話、オーディションに落ちたっていうの聞いて、白石さんレベルでも落ちるんだ! って。その白石の、地の部分、うまいこと回避してるアサミが今回の面白みで、そしてスマートフォンを忘れていってしまった白石に届けにいく終盤に描かれたこと。ああ、白石の気どらず、皆に気さくに接する姿。これ、ただ人好きがするとか偉ぶらないとか、それだけじゃなくて、演技に生かせるよういろいろな人と話したいと思っているという、その演技に向きあう姿勢! これを当たり前にやってる白石もいいし、影響されたアサミの変化、これもまたよくて、ええ、ぐっとくる場面でしたよ。

アサミ、まだまだ役者としての芽は出ないみたいだけど、いつかこの人が白石と共演できる日がきたら素敵ですね。またの登場、期待したくなる、そんな魅力的なキャラでした。

『お天気おねえさんの晴れ舞台』

ああ、琴音の空模様、少々不安定な模様です。放送の途中、天気が不安定になるというところで、思わず涙ぐんでしまった。ああ、気象予報士の試験、落ちてしまったのか。それを気に病んでいた。マネージャーの牧からは、試験の結果は視聴者にはどうでもいいんだから、それを見せちゃ駄目だって。仕事に支障が出るくらいなら資格なんてとらなくてもいいって。ええ、それは本当にそのとおりなんだけど、ちょっと、牧さん、いいすぎちゃいましたね。思ったよりもダメージ受けていた琴音。いつもなら大丈夫だったろうこの発破も、今の琴音にはちょっとキツすぎちゃったみたい。あの、落ち込んで背を向けた琴音を見る牧の様子、ここに彼女もまたショックを受けていること感じとれて胸が痛みます。

しかし、琴音、バイトの鈴木くんに励まされて、そしてロケで出会った視聴者さんたちから心配してるっていわれてね、その皆から元気づけようとしてもらうの。そこで牧に誤解が発生するのがおかしいんですけど、こうして皆からもらった元気でしっかり復活していくところ。ああ、この子のいいところですよ。

時に落ち込むことがあっても、基本ガッツがあって、へこたれることなく元気な姿を見せてくれる。この明るさ、つよさ、前向きさ。今回も見事に光っていましたよ。

2020年3月7日土曜日

『まんがタウン』2020年4月号

『まんがタウン』2020年4月号、一昨日の続きです。

『珈琲と猫の隠れ家』

後木さん、ずいぶん頑張ります。猫のむーちゃんを気にいってくれたお客さん。むーちゃんのことを考えてもこの人とのマッチング、理想的だろう。それはわかってるんだけど、そのお客さんとの別れを避けたいばっかりに、むーちゃんの卒業を阻止したい。いかんことってのはわかってるんでしょうけど、それでもなんとか今の状況を延長したいっていうの、これエゴで、下心で、でも希望でもあるんだろうなあ。

今回語られた後木の過去。ああ、小学生時分から会社員時代にいたるまで、大柄だって、かわいい格好も似合わないって、そういわれてきたし、自分でもそう思ってきた。会社でも居心地よくなくて、長くいることができなくて、そんな後木の今の居場所がこの喫茶店。そして気になる男性との出会い。ああ、こういうの知らされると、後木のこと、しあわせになってほしいって、むくわれてほしいって気持ちにもなります。そして、それ、店長も同じ気持ちだったのかも知れません。

そのお客さんにむーちゃんを引き渡すと決めた店長の、あの人に面接はいらないといっていた理由。それが語られたくだり。ああ、店長も、それからそのお客さんも、後木のよさをちゃんと気づいていた。この、後木の本質に目を向けてくれる人がいるっていうこと。そしてその出会いが続くよう、背を押してくれる人がいるということ。そのしあわせ、よくよく感じさせてくれるエピソード。このよさというの、後木という人がついつい応援したくなる、そういう人だからですよね。ええ、後木の恋、まずはうまくいきそうで、本当、よかったです。

『あいたま』

新ホールおひろめのライブ、学園長杯あいたま☆フェスについての詳細、知らされましたね。アイドル同士でペアを組み、それで優劣を競う。そのペアというのも、自分たちで相手を選ぶのではなくて、くじ引き一発勝負。これね、誰と組みたいか、皆の思ってることが描かれていくところでですね、あいが、誰とペアになってもいいな、とまちゃん以外なら! とかいってるの。あー、これ、とまちゃんと組むフラグだよ! と思ってたら、案の定! でもっていきなりの暴力沙汰! いやもう、波乱のスタートとなりましたね。

あいと組めなくて溜息つく樹里。ひよこと組むことに決まったバニラ。そこかしこにドラマが見られて、とりわけ気になるのはバニラの今後かなあ。この子、アイドル志望ではないわけでしょう? そんな子が、アイドルとして、憧れのひよことペアを組んでステージにあがる。はたしてどうなるものか。バニラがなにをしでかすか、その果てにどんな結果を手にするか。気にならないわけがありません。

そしてあいですよ。あいに注目している学園長と久米さま。その期待に応えることができるのか。その前にあいにやる気が戻るのか。ほんと、のっけから不穏で、実際あいは見る専、自分がステージに立つとか考えてない子だものなあ。そんな子が、とまちゃんと組むことで、なにかしらの新しい世界を開く? ええ、やっぱり目が離せません。

『平日休みの堀出さん』

今回はふたりでカラオケ。とりあえず20時間予定。というので、朝9時に入店、フリータイムを昼夜ぶっ通しでとオーダーいれて、開幕は国家斉唱から。このやる気よ! というか、そんな厳粛なものなの!? でもこの夫婦らしいとも思えます。

歌いはじめてからの時間経過。だんだん選ぶ歌の傾向が変わっていくっていうの、これ面白いな。最初はわりと普通でも、時間たってくるとなんとなく自棄っぱちというか、無理矢理めのテンションが現れてくる。さらにはいろんなしばりが取り入れられて、っていうところ。逮捕歴! よくそんなの思いつく! 心なしかテンションあがるとかいってますけど、これももう徹夜明けのテンションとかに近いものありますよね。

この夫婦も面白いんですけど、だって模様替えしちゃうんだよ? 堀出夫妻につきあわんでいいのにつきあってみせた店員氏もまたすごくて、途中で煽ってくるんだ! さらには会計時にも残っていてくれて、おお、見届けたくなって、仮眠しながら残っていたのか。無茶する! というか、長時間のシフト、大丈夫なの!?

カラオケやると、歌った曲のレシートとか出てくるんだ。あのやりとり、地味に面白かったな。なんかやりとげた感、すごく出てる。そして堀出夫妻、店員氏を飲みに誘う! ほんと、この無茶すぎるふたり。最後までおかしくて、さすがに店員氏もつきあわんよね? いや、でも、この流れだとわからん。この後の打ち上げの様子も見たくなってしまいますね。

2020年3月6日金曜日

『まんがタイム』2020年4月号

 『まんがタイム』2020年4月号、発売されました。表紙は『おとぼけ部長代理』。部長代理が野原でおむすび。ああ、春の行楽、ハイキングでありますね。他には、山歩きスタイルの『ローカル女子の遠吠え』りん子。手にしているペットボトルのお茶、ここに静岡要素、見事にあるってわけですね。『花丸町の花むすび』花子は、行楽シーズンの書き入れ時を見逃さない? たくさんおにぎり作って、さあ品出しだ! ってな雰囲気。ええ、仕事熱心。こいつは本編以上でありますな。

『ハニトラなんか怖くない!』

自分の仕事を先回りして終わらせてくれていた山田さん。それに対して、倍にしてやりかえす! やたら頑張る綾小路。ああ、これ、いい影響受けて仕事で伸びるケースじゃん。とか思ってたら、マウス持つ手に山田さんが触れたの受けて、両手で倍返し!? あかん、その手はあかん。なんかあかん気配がしますよ?

さて、祖父の家にて聞いてみた子供時分のこと。ひとつ下の子に山田って名字いた? と聞いたら出るわ出るわ、このへんは山田姓が多くてな、ってことですが、あっ、でも綾小路、お前さんの回想に山田さんじゃないかって人出てるじゃん! これ、匂わせなんてレベルじゃないよ。確定だよ。だって、ここでの会話、今回のラストで回収されてるじゃん!

今回面白かったの、昔の写真見ても山田さんらしい子が見つからない。メイクで顔がかわるからな。ということで、ノーメイクも許可しましょう、綾小路の進言が実って、これ、女性陣に好評。ということはやっぱり山田さん不機嫌で。ああ、やっぱり可愛い。そして翌日、女性陣が見事にメイクアップしてきて、ええーっ、いつも以上じゃん! というか、これが素顔よ、ありのまま、いいはるところが面白くて、すごい圧。ええ、綾小路の失敗。これ、難しいな! ほんと、でも、面白かったです。

『良倉先生の承認欲求』

めちゃくちゃ面白い。古岩部長に頼られて、やたらめったら嬉しそうな良倉先生。その相談というの、星畑へのお礼か! 写真のモデルになってくれたこと、そのお礼をしたい。うん、真面目ないい子だなあ、古岩部長。

ここからの展開。まさか薔薇の花束って!? 無茶する! これ、ちゃんと止めてくれた良倉先生、さすがでした。結構、いろいろハメはずしてる先生だけど、このへんはちゃんとブレーキついてるんだな。でも、星畑のSNSアカウント知ってるとか、あやうくいろいろバレそうになっちゃってますね。

SNS云々別としても、先生のアドバイス、これ有用でしたね。そして古岩部長も、ちゃんと星畑のいってたこと覚えていて、それを生かしてきて、やりゃあできるんじゃん! というか、自分、部長に負けてる気がしてきた……。喜ぶ星畑、素直になれない部長、でも星畑の感想が気になってというところがね、いやあ、青春?

今回は古岩部長がチャーミングで応援したくなる、そんな魅力的なエピソード。良倉先生以外がメインになっても面白いの、さすがでした。

『ローカル女子の遠吠え』

おお、天道さんの実家の旅館が舞台。りん子たちの会社の親睦旅行なんだ。親睦会が少ないから経費が余っちゃってという課長の嘆きで一泊旅行。へー、会社によってはこんなのもあるんだ。正直こういうの面倒だなあと思ってしまう自分は、りん子寄りの人間なのかも知れません。

旅館の話、めちゃくちゃ面白かったです。熱海の栄枯盛衰。バブル崩壊以降の寂れようから、その後の回復。ああ、旅館業、観光業は大変ですよね。実際、昭和の頃の団体客を目当てにしていたようなところは、違う客層を引き込むよう新たな需要を掘り起こす必要があったってことですよね。それに熱海は成功したってことですか。こういうの聞くと、ちょっとホッとさせられます。

そんななか語られた油野ちゃんの魔性とか、あれ、ものすごい。お風呂で眼鏡なくてあたふたしてる秋津さん可愛い。そして天道さんに似たタイプといわれたハッチ。あー、今、修理中……。それでもって、天道さんも危険信号か。

静岡の観光地事情。というか車事情かな? 駐車場を探すのが大変、駅に近い場所だとなおさら、でも電車の本数が少ないので電車でまわるのも大変っていうのね、あー、こういう問題があるんですね。鎌木の語りがその切実さを如実に感じさせて、こういう視点、自分にはないものだから感心するばかりでした。

『六畳一間の憑き物石』

瞬、風邪をひきました。それでこいしが看病してくれるんだけど、古きよきナーススタイル? クリミア戦争時代様式? いやあ、これ、可愛いな。この人、こうやっていろいろ着替えて華やか、可愛いの、すごい能力だよなあ。

今回の瞬の風邪。栄養足りてないのか。節約していた。食事もお風呂も節約して、それがどうやらたたった模様。瞬のこと、なにも理解できてなかったと落ち込むこいし。そして頼ってほしいというこいし。その雰囲気、接近する顔と顔!? さらに加えて、熱に浮かされる瞬、こいしに母の姿を重ねたりしてね、それあってかいつもよりも素直になれた? 節約していた理由を話して、頼りにしていいですか? ああ、その素直さ、甘える様子にぎゃーんっ! とやられちゃいますね。これ、こいしでなくともやられちゃいますよ。

基本真面目な瞬の、ちょっと気を緩めたところ。関係の変化と思ってもいいのかな。これ、いい傾向なんじゃないかなって思わされるんですね。

2020年3月5日木曜日

『まんがタウン』2020年4月号

 『まんがタウン』2020年4月号、発売されました。表紙は『新婚のいろはさん』をメインに、桜の季節、ふたりおでかけして、お花見、写真、その様子がまたいいですね。いろははスマートフォンで、始は一眼レフで、このスタンスの違い。けど、きっと見てるものは重なるのだろう、みたいな感触もまた魅力的。いい表紙だと思います。そして『あつあつふーふー』、最終回の告知カットもございます。

『新婚のいろはさん』

壁の裏の柱を確認している始くん。ついに壁に釘を打とうという話になって、でもなかなかに踏ん切りがつかないところがねおかしくて、いや実際の話、自分も壁に釘とか打てません。なのでもっぱら、かもいに引っかけるフック使ってましたね。

と、自分の話はどうでもいいんです。壁に絵やタナをつけたいという始。そのこだわりというかがまたユニークで、そうか、役にたつものは駄目ですか! ホームセンターでの会話、ホーロー看板やらネオン管を、いい役立たずっぷり! って、えらい言い様だ。で、役にたつものたたないものの区分、ロボットのプラモデルはかっこいいという点で役にたってしまう!? じゃあ、クマのぬいぐるみだってかわいいという点で役にたつんじゃないのですか!? なかなかにこの人のラインがわからないの、いつものことながら面白かったです。

お隣の早倉さんに音を立ててしまうからと断りにいくところね、あの理解のはやさ! 面白かった。で、早倉さんまじえての壁にかざるもの談義。ああ、ここで出たのが早倉さんに響く! これもよかったなあ。

結局、始、いろはが選んだの、時計だったんですね。ああ、役立つものの筆頭じゃないですか。ふたりで時計をかけて、カベの景色が変わった、その様を見守るように眺めているふたりの様子、これがなんかよかったですよ。でもって、さっそくめちゃくちゃ役にたつ時計! ほんと、面白かったです。

そしてラストの早倉さん。ああ、いいですね。ああ、よかったですよ。

『私たち同じ人を好きになりました』

ああ、そういうことなんか! いえね、同じ俳優のファンということで知り合うこととなった敦子とみっちゃん。このふたりの、だんだんに仲を深めていくみたいな話なのかな? なんて思っていたらですよ、まさか、みっちゃんのバックグラウンド! それがどことなく予想できるような今回、ああー、なるほどそういうことなの!? まさかここまで匂わせて、違いましたー、とはならんよね? ええ、これ、いわばスーさんハマちゃん的関係になっていこうっていうんですか。

贔屓の俳優さんのこと、もっとみっちゃんに知ってもらいたい。その一心で、えらいことひとり盛り上がってる敦子と、けれど約束の日、急に仕事が入ったといってお流れになっちゃったみっちゃん。これ、あー、夜のテレビの生番組に出演するっていうの、これで敦子との約束がフイになったから社長も怒ったのかあ! なるほど、ここ最近めっちゃ機嫌がよかった。そしてラストにみっちゃんから敦子がもらったお菓子。ええ、これ決定打ですよね。だって、柱でも言及されるぐらいだもの。

今、このふたりは、劇場でたまたま知りあっただけという関係、そこから段々と仲を深めていく過程にあるわけですが、敦子がみっちゃんの背景を知らないのは確実。じゃあみっちゃんは? 敦子のことわかってるの? いや、きっとわかってないんだろうな。だとしたら、ふたりが互いのこと知るのはいつなんだろう。どういう状況でなんだろう。

しかし、敦子、社長の顔を知らない? あるいは、仕事の顔と趣味の顔、結構雰囲気違うのかも知れませんね。と、ここまでいろいろ考えて、実は社長じゃありませんでしたー! だったら、ほんとどうしましょうです。

『部長と2LDK』

遅刻ぎりぎりに駆け込んでくる東部長! 結構な鬼気迫り具合。いい表情ですね。きっとこんなこと、はじめてなんだろうなあ。

菜々と一緒に暮らしているのは皆には内緒。それで口裏あわせていたはずが、菜々がうっかり違ったこといっちゃって混乱してっていうの、ふたりは焦ってますけど、他の皆は、いったいなにごと? 謎だらけですよね。

部長、買った家具が届くというのでウキウキ。いいなあ、この人、やっぱりめちゃくちゃ可愛いと思う。それで、今日の仕事、17時までに終わらせると、気合いばっちり。事情を知ってる菜々と、そうじゃない皆との感想のギャップがまた面白くて、この秘密の関係、いい魅力を引き出してますよね。

お昼、これまではお弁当だった部長だけど、実家を出たからもうお弁当じゃない、一緒にいきましょうと菜々。これ、ランチに誘うという点ではナイスアシストだけど、実家を出たというのなぜ菜々が知ってる!? これはボロですよね。ほんと面白い。基本、ウソのつけない子だもんなあ。でも、この素直さがために部長、いろいろ救われてるというか、感化されてやわらかくなって、ええ、やっぱり菜々のいろいろ、美点なんですよ。

つりこまれてボロを出す部長も実によかったです。同棲中っていわれちゃって、あの菜々の、どうするんですか? みたいな表情、最高におかしくって、でもそこからのリカバー、見事でした。ほら、菜々、凄い可愛いっていわれてるで? ふわふわっていわれてるで? でも賢い子じゃないっていわれて、あのちょっと面白くなさそうな顔! 見どころいっぱいやなあ。

そして、飛び込みの仕事、残業が確定してからの菜々の動き。あれ、かっこよかったじゃん。部長のこと、楽しみしてたこと、本当に理解して、一緒にその楽しみをわかちあいたい、部長の気持ちを大切にしたい、そうした思いに溢れていて、いやあ、本当に素晴しかった。

漫画の見せ方もすごくいい。基本は四コマで落ち着いたテンポ感で進めながら、ここぞというところでコマを割ってダイナミックに場を、人を、感情を動かしてくる。いやあ、見事でした。こういうの、大変好きです。

2020年3月4日水曜日

『まんがホーム』2020年4月号

『まんがホーム』2020年4月号、一昨日の続きです。

『僕のパパになってください』

なんだか切ない最終回を迎えてしまいましたね。

父と息子。本当の親子ではないけれど、父になって欲しいという春樹の願いを受けて父の役割りを演ずることとなった灰田。春樹にとっては理想の父、親子関係を得ることができ、そして灰田にとってはかつて失ってしまった父親という役割りを再び得ることができた。

この互いに、失ったもの、得られなかったものを回復させることができたという、これはとてもいいことなのに、それが父親、息子という関係であったがために、違うあり方に踏み出すことができなくなってしまっている。初詣からの帰り、春樹の願ったこと、この気持ちがどうか恋にはなりませんように。けれど、その願いがかなうことがなかったという彼のモノローグ。そしてその後の描写……。

ふたりともに思いあっているのに、春樹は息子で灰田は父。この関係がふたりの気持ちをしばっている。その悲しさ。明るく暖かな光の中、ふたりの表情に射す陰が悲しくて、ええ、しあわせでけれどうらはらに切ない、そういうほかないエンディング。心に跡を残すようです。

『うちの可愛い掃除機知りませんか?』

ええと、これは次回クライマックスとかグランドフィナーレとか、そういう流れではないんですよね?

モニターとして掃除機のアプリと一緒に暮らしてきた智枝。けれどモニター期間の終わりがアプリとの別れ。正式に発売されたAI掃除機を購入してみたものの、あらわれたアプリは、姿こそはかつての彼女のままであっても、一緒に過ごしてきたアプリとは違っていて、動きは洗練され、天真爛漫さも影をひそめ、そして思い出の品についての記憶もない。

これ、悲しくない? 余計に悲しくない? 十萌があまりのことに泣いちまってるけど、いやほんと、こりゃそうなるよ。なまじ姿かたちが同じなだけに、よけいにつらいじゃんよ。

そう思っていたら、透が大丈夫って。ふたりならきっと乗り越えられるって。その楽観、ああ、なにか開発者である彼女にしかわからないことがあるのか。あるいは、新しいアプリに、面影ではない、まさしくあのアプリに通底するもの感じとった智枝のあの様子。これを信じていたというのか。と思ったら、アプリ? 記憶が?

ここで来月に続く。ああ、この流れ、次回で終わりなんじゃないか? そう思わないではおられなかった。けれど、もしかなうなら、帰ってきたアプリと智枝の暮らし、もっと見ていたい。アプリと智枝と、そして透と十萌と、皆のしあわせそうにしている姿、それを見たい。

ええ、新しい、けれどこれまでどおりのアプリとの暮らしの情景。それに触れたいと思ってしまうのです。

『歌詠みもみじ』

もみじ、大ピンチだ。試験の結果が奮わなかったというので、家庭教師をつけられることになりました。父の大学の学生。現役大学生!? 恋愛の王道コースってやつだ! 騒ぎになってるけど、さすがパパさんやね、女子学生を選抜してきました。

この人、花見咲子。ちょっとヤバい系? あのパパさんのこと、紳士でカッコいい憧れの先生とかいっちゃってる。ママさんの手前、お世辞でもいってるのかと思えばさにあらず。これ、本気なのか! ヤベえ。ヤベえよ。しかもなにがヤバいって、父は既婚者、なら娘のもみじ。写真で見るより可愛い……、私的には全然アリ!

しびれました。面白くなってきました。このちょっとヤバい系の花見さん。もみじに急接近。彼氏とかいる? って、怖い、怖いよ! しかもべたべたコミュニケーション濃密で、さらには母にも取り入って、すげえ、外堀埋めちゃった! なんてったってお義母様だもんな! いやもう、もみじもそりゃ必死で勉強して逃げようとするよ。でも、それが花見さんの手柄になって契約延長! どうする! どうなるもみじ! いや、私はむしろ大歓迎!

毎日衣装替えして見栄張る花見と、毎日違うお茶菓子用意して見栄張る母と、この互いの大変さ描かれるところ、その機微、見事。互いが対になって畳みかける構成もすごく面白く、今回、かなりの充実。見せて、引き込んで、このドライブ感! 最高でした。

2020年3月3日火曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年4月号

『まんがタイムきららキャラット』2020年4月号、一昨日の続きです。

『しずねちゃんは今日も眠れない』

眠れないしずねが迎えいれた抱き枕。その子が人の姿に変身して、話し相手にもなってくれてという、ちょっとした超常現象なわけですけれど、この抱き枕との交流。しずねの子供の頃の話を聞いて、また夜ぐっすり眠れるよう、ああしましょう、こうしましょう、前向きにいろいろ考えてくれるとか、ほんと抱き枕、いい子だと思います。

この抱き枕、お母さんも気にいってるんだ。それでたまには借りている。しずねが気づいてたこと知って顔あからめるお母さんも可愛いですね。そして抱き枕に名前をつけることになって、ああでもない、こうでもない、他の人にもいろいろ聞いてみたりして、そして疲れて眠りに落ちて。この夢のくだり、これ、素敵だったと思います。

そして命名。ねね。漢字では寧音。しずね、穏音とお揃いっていうの、これがねなんかねまた素敵なことだったと思います。

『またぞろ。』

留年早々入学式を寝坊ですっぽかしたことさん。大慌てですけど、開きなおって、入学式なんていらないんじゃないかって、うん、この子たちは別にいらんよね? 実際のところ、どうなんでしょう。留年したことないからちょっとわからないんですが、新入生じゃないから、別に出席せんでも大丈夫なような気もする……。

思いっきり落ち込むこと。これまでは友達に起こしてもらったりしてた。でも、その友達と離れたらこうなっちまうのか。詩季がですね、その世話焼いてくれる友達の役を買って出てくれたの、よかったですよね。わりと辛辣、あるいはリアリストな詩季の側面。でもことのことはげましてくれたりしてね、こういう交流もいいじゃありませんか。

そして巴です。巴を慕う謎の新入生。まあ同級生になっちまうわけですが、阿野楓。巴にはまるで覚えがなくて、そのこと面白くない楓がちょっとふくれちゃうところ、可愛かったですね。そして巴は、この後輩のこと思い出すというミッションが発生して、はたして思い出す日はくるのでしょうか。とりあえずは期待薄ですよね。

『あやしびと』

迷子を発見しました。日本人形を抱いてる和服少女。座敷童子かなんか? と思ったんですが、この子をめぐるアヤと仲間たちのやりとり。おお、日本人形というの、皆には通じないんだ! 動揺してることサカサに見透かされて、そこからの攻防。アヤ、乱暴狼藉ですよ。

サカサ、子供が苦手といいながら、不安になってる女の子のことあやして、ちゃんと泣きやませて、あのなでなでしてるところとかね、すっごくいいシーンじゃありませんか。この人、天邪鬼という性質が祟って面倒ごと増えちゃってるだけで、本当はいい子なんだなっていうの、よくよくわかるシーンだったと思います。

そしてこの子、サトリ校長に保護されて、身元判明。付喪神なのか。物に宿った魂がある日突然妖人となる。そのため家族もなければ住居もない。これ、サトリが保護してくれてなかったらどうなってたんだ? ともあれ、人の世界に由来する人出現。アヤにとってもプラスになりそう。でもってこの付喪神の子、えらいこと校長に懐いてて! うおお、これはすごい。サカサといいサトリといい、人の気持ちに通ずる妖人は、こうして人の気持ちを掴むのにも長けているのかも知れませんね。

『アニマエール!』

夏合宿。浜辺のステージで今年もチアをやりますよ! せっかくだから兎和も参加してみようというの、乗り気でなかったこの子をうまいこと煽って引き込む花和が見事。そして兎和の実力ですよ。所作が綺麗! きっちりしっかりポーズも決まって、こはねと虎徹が自信喪失だ!

さらに加えてタンブリングのくだり。もうほんとめちゃくちゃ面白い。バターン、グキッ、ウ゛ッ。無理するなっ! 無理するんじゃない、こはねっ! ほんと、すごい勢いで笑わせてくれましたよ。

今回は兎和の初チア、初ステージというステップアップを描いて、そしてさらに同じくこの浜の近くで合宿をしていた八木、根古屋たちとひづめが再会。ああ、ひづめと因縁のある子たち。緊張のありありと見てとれるひづめ。この緊迫感、ちょっとしたものでしたね。けれどチアを通じて理解しあえたかも知れないこと、そして乗り越えていけたこと、それが本当によかった。この皆と一緒に前に向かっていけるというところ、それが本当に美点だと思います。

『紡ぐ乙女と大正の月』

今回、素晴しかったですよ。

初野から届いた手紙。紡に宛てたラブレター? 病の床にふせっていること知らされて、こりゃ大変と、唯月とともに初野の家に見舞いにいくんですね。

ここからが本当に面白い。初野、思いっきり走ってるじゃん! なにごと!? と思ったら、これ、旭の差し金。さすがだな、旭さん。あの登場の大物っぷりも素晴しい。このちょっととんちきな子、もう大好きですよ。

初野の妹、八重子が再登場ですよ。大正時代にやってきた紡が出会った子。紡のことを痴女のお姉ちゃんと呼び、さらには姉の信じる天女設定を頭おかしいのと切って捨てる。すごいな八重子さん。すごいパワーです。

もうひとつのすごいパワー。末延唯月は公爵家の令嬢。おおう、初野の母、娘もともに平伏じゃんよ! 初野の家は侯爵家。旭は伯爵。そのランクの差というの、ここまでだっていうんですね。身分の差があれば、一緒に遊ぶこともままならない時代。なるほど、身分制が廃止された時代に育った私にはなかなかピンとこない感覚ですけど、同じ華族であってもここまでの格差がある。男爵あたりは金で買える成り上がりとかいって、結構軽んじられてたとかなんとかは知ってますけど、上の方はそりゃもう尋常でない世界だったんでしょうなあ。

しかし今回、唯月が楽しそうにしていたのが本当に印象的で、ええ、いい笑顔だった思います。結構思いきったことやっちゃう唯月だけど、それでもなかなか越えられないものがあったんだ。それを紡が一緒に越えてくれた。その唯月の嬉しさ伝わってきたように感じます。ええ、唯月、楽しそうにしていたその表情、生き生きとしてやわらかで素敵でしたよ。

2020年3月2日月曜日

『まんがホーム』2020年4月号

 『まんがホーム』2020年4月号、発売されました。表紙は『らいか・デイズ』、らいかがチューリップの花束抱えてるのですが、着ているのがオランダの民族衣装。フォーレンダム? それが実によくマッチしていて、ええ、実に可愛らしい。『孔明のヨメ。』、孔明、月英夫妻もやはりオランダの民族衣装着ましてね、チューリップの花束を月英に贈る孔明、そのやり取りが愛らしく描かれています。『ぼくの上目遣い』まほろとあづさ、ふたりが手にしたチューリップ。あづさはピンクを一輪、まほろは黄色を二輪。ピンクの花言葉は愛の芽生え、黄色は望みのない恋? いいのん? これ、花言葉とか関連させてますのん? そして『恋はリベンジのあとで』泉です。まだ花の開かぬチューリップを大量にまとめてて、ああ、これはお仕事ですね。泉の表情、慣れた感じがしていいですね。

『天国のススメ!』

最近橋に出るという幽霊の噂。目の前に足が浮いてて……、とかいうんだけど、この話を聞いて本気でビビりまくる太一。本当に怖いやつか! あれだけ幽霊、お化けその他もろもろに関わってきても、怖いもの、ヤバいものには関わりたくない。なるほど、そりゃそうだ。基本、気弱な太一、でも人の頼みとなると断りきれない人のよさ。この性格あった上でこの行動だから、きっとぐっとくるんだろうな。今回もまさにそんな感じでしたよ。

あまりにヤバそうなので琥珀さんをボディガードに雇います。支払いは依頼してきた和菓子屋さんのおすすめセット。こういう気のよさも彼らの美点だよなあ。でもって、琥珀さん、強いのなんのって。橋にあらわれた足に心底怖がる太一に店主。でも、琥珀さんにはまるで通じず、足わしづかみ。引き摺りおろして、見えるようにした上で明かりまでサービス。すごいな、さすがすぎる。

そして、ここからの展開。ああ、またここに人の情の機微があって、でもこれ物悲しい話だなあ。だって、和菓子屋の店主さんは、この生き別れていた兄のこと知らずにいたわけでしょう? そしてこの兄にしても、焦がれた母に会って話すこともできないままに、母と死に別れ、さらには自分自身ももうこの世のものではなく、なのにそれでも、弟のしあわせを守ろうとしてくれた。

ああ、はじめて知る兄の情。もっと知りたい、話したいとすがる弟にかけた兄の言葉、それがまた切なくて、ええ、最後の最後まで弟のしあわせを思ってくれたんだなあ。最後までしんみりと、けれどつらく悲しいばかりでない、そんなお話。胸にじんわり沁みますね。

『孔明のヨメ。』

劉備たち、ピンチですよ。劉表が没し、跡を継いだ劉琮、というか蔡氏はすぐさま曹操に降ると決定。劉備たちに話を通すこともせぬままに、さっさと曹操に使いを出してしまってたってんですよ。この情報も、捕えた蔡氏の使者から得たもので、さらに孔明、この使者からもうひとつヤバい情報を引き出して、二十万の軍を率いた曹操がすでに宛にまで入っている!

宛を越えればすぐ新野。そのすぐ先には劉備たちが入ることになっていた樊があって、で、その背後には曹操に降った襄陽が。ああ、これ挟み撃ちになるじゃん。

今回、荊州からの書状を受けた曹操描かれて、ああ、曹操のキャラクター、ぱっきりはっきり描かれて、これ好感持てるから困りますよね。荊州が無傷で手に入るのはいい。けれどこれまでこの地を守ってきた劉表があまりにあわれと、その思いを偲んだり、またこれまで盾のように使ってきた劉備への裏切りともいえる行動に憤懣抱いたりと、卑怯、懦弱への嫌悪を隠さないところに、この人の器というものを感じさせられるのです。

さて、ふたたび劉備、いやさ孔明サイドです。月英にも依頼して、殿劉備からの指示、逃げるにしても一矢報いたい、そのための策、そのための手立て、いかように立てることになりますか。史実なり演義なりを見ればわかる話ではあるんですけど、この漫画での描かれ方がどうなるか、それが楽しみでならないんですね。

『恋はリベンジのあとで』

泉からもらった花をコップに活けて持っていた石田。彼女に見られて、私に? ちがうよ上司に。上司って女!? 男だよ。このやりとりのおかしさよ! おお、男上司を攻略しようとなさってるのね! いや、あながち間違っちゃいないな。とはいえ、彼女さんの心中やいかに! 今どきはおっさん同士のラブもさほどおかしくはないっていうもんね!

ともあれ、会社に持ってきたパンジーですよ。なんと専務は出張。しかも帰りは一週間後。いや、もう、この花は諦めちまいなよ。また違う花なりなんなり、仕入れるなり貰うなりしたらいいじゃんよ。というか、花の写真を撮ってメールで上司に届けたらいかがか。いや、そこまでするのはやっぱ変か。なんとももどかしい状況ですよ。

切り花を長持ちさせる方法を泉に聞き出すくだり。これ、よかったですね。泉も職場で教えてもらってそれを伝える。この聞いて学ぶというのが、泉にも励みになってるように思えます。そのやる気、微妙に空回りしてるっぽくもあるけれど、でもなにかしら前向きになってるのがいい感じかななんて思っています。

『スナックあけみでしかられて』

3月のイベント。なにがあるかと大人たちが話しているそばで、ひとり眉間にしわ寄せて調べものしてる乃里ちゃんですよ。ホワイトデーにチョコレート菓子でリベンジですか。バレンタインデーに作ったブラウニー、結構な自信作だったのに、クラスの男子に負けちゃった! それで今度こそって思ってるのね。この負けん気。意気やよし!

でもクラスの男子、佐倉はじめくん、決して乃里に自分の菓子の出来を見せびらかそうとか、そんな気持ちはなかったんですね。微妙に通じぬこの思い? いや、はじめが乃里のこと好きなのかどうかはよくわからんのですけど、スナックあけみの面々の反応見るに、やっぱり好きという解釈でいいんですか?

しかし乃里ちゃん、ちょっといろいろさばけてて、頼もしいですよね。ちょっと気弱そう? 心情細やか系男子に見えるはじめには、なんかマッチするっぽい感じしますよね。

2020年3月1日日曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年4月号

『まんがタイムきららキャラット』2020年4月号、一昨日の続きです。

『精霊さまの難儀な日常』

今回はハイキング回。お弁当持って、皆で山に登りましょう。というんだけど、できるだけ大変じゃない山が希望とか、このへん緩いのがこの子たちらしいと感じます。

今回はノムが活躍していい感じ。カラーページにてその金髪惜しげもなく披露して、それだけでも素晴しいのに、ドヤ顔あり、本編、お婆ちゃんから大量のおにぎり押しつけられそうになったくだりの表情の変化。さらには疲労のあまり余裕なくなるところなどなど、いろんな様子、たくさん見られてとても楽しかったです。

他の子たちも、封印布が足りてなさそうなシィルとか、暖とられてしまうサラとか、こうしたちょっとしたやりとりに見られるもろもろも面白く、そしてさらにはルカですよ、ルカ。でかい一眼レフカメラ持ってきてるんか! こういう俗世に染まるところなど、なんか嬉しくなりますね。精霊の子たちも、こうして人の世界のいろいろを楽しんでいるだってわかる、それがきっと嬉しさの理由ですね。

『RPG不動産』

えらいことになった。ファーのドラゴンへの変化。これで暴れるドラゴンを制止して、説得して解決なのかな? なんて思ってたら、えええええ!? どうなるのん? ファーをドラゴンに変えた謎の人物。きっと味方なのかなとか思ってたのに全然違うんじゃん! ファーをドラゴンにしたの、周囲に被害与えるためだし、苦しみ、正気を失い、暴れまわるファーをとめようと、身を乗り出すようにファーのもとへと向かった琴音のあの顛末!

謎の人物の介入で、暴れたドラゴンファーの手が琴音を打ってしまった。

落下した琴音。これ、ルフリアの回復魔法も届かないのか。サトナ様でも手が出せない状況。琴音の魂が抜けてしまうまでに治療の道具を持ってこられれば……、そういっている眼前で琴音の魂が天に昇ってしまうっていうの、えええー、なんだこれ、いったいどう決着がつくというのでしょう。

琴音の死を受けてのルフリアの言葉がファーに届いて、正気に、もとの姿に戻ったファーだけど、琴音はもう死んでしまっていて、というハードな状況。これ、なんらかのどんでん返しがあるのだろうと予想するわけですが、いや期待が近いか、それがどういうものになるのか、その可能性ばかり考えてしまうわけですが、謎の人物といい、本当、展開に頭がついていかないです。

しかし、ファーにとってはつらい状況だよなあ。なんせ自分が……。琴音の無事、ファーをはじめ、皆の気持ちの安寧を願うばかりです。

『魔王の娘からは逃れられない』

魔王の娘ルルがさらわれてしまった。魔界の下剋上。ルルの命が惜しければ、自らの命を捧げよとのメッセージ。あんなに強いルルなのに? と思うも、封印されてしまえばその力も発揮できないのか。

このピンチに、ショーコ、大活躍でした。召喚者と使い魔の絆でもって、封印されたルルの元へと向かう。自らの危険も省みないショーコの決意、これ、結構な度胸だよなあ。自分の安全よりも、ルルの無事を願う、その決意を見せたショーコの姿、凛々しくて立派だったと思います。

捕われていたルル。なるほど寝ていたところを狙われたのか。封印されているので魔法も使えない、結構なピンチじゃないですか。とか思ってたら、ショーコのプレゼント、髪留めの剣でもって簡単に封印破壊しちゃうの!? 敵の手下がふたりに迫って多勢に無勢!? と思うもザルハレをはじめとするルルの配下が駆けつけて、基本コメディテイストだから、はしばしに笑わせて脱力させるような台詞とかいろいろあるんだけど、でも今回は、ルルのショーコへの信頼が見られたり、またショーコの髪留めも加えての二刀流を披露するルルとかね、見どころいっぱい、なかなかにいいクライマックス。最後にはすかっとする、そんな気持ちよさもあって、実によかったと思います。

加えてよかったの、ラストのザルハレですよね。ルルを見守っているこの人。ショーコが人間であるということ、わかってたんだ! 無力であること知ってるがために、その大変であることも理解してくれている。ああ、これまでショーコが無事であったのも、陰に日向にこの人が守ってくれていたからなのかも知れませんね。この、ザルハレの、ルルを、ショーコを大切にしてくれているところ、これもまた見どころでありました。

『かぐらまいまい!』

謎のお姉さんに、こふくを連れていかないでとお願いする美夜。これ、過去にどれほどのことがあったのだろう、そう思わせる剣幕だったわけですが、そこにこふくが現れて、美夜のこと心配だったって、そしてナーバスになっている美弥の心を慰撫してくれた。ああ、これは初心ですね。美夜と会って御神楽を知って、そしてたくさんを学んできた。こふくの感謝の気持ちが美夜にも伝わって、そしてお姉さんのことも。ああ、この人こそが美夜に御神楽を教えたお姉さん。誤解がとけて、そしてお姉さんも美夜のこと覚えていてくれて、ああ美夜にとってこの日はちょっと特別になったかも。この3人で舞った時の姿など大変によかったです。

美夜の気持ちも落ち着いて、そして合同公演の舞台も成功。完璧ではなかったけれど、確かな実感得られたようで、こうしたところ、いい感じ。描かれた舞台の様子も、皆、真摯に打ち込んでいることがよく伝わる、いい情景だったと思います。

例のお姉さんについて、こふくは、そして美夜も、やっぱり神様なのかと思ってますね。実際にどういう人なのかはわからないけれど、こふくにとっては憧れで、そして美夜にとってはちょっとライバルでもあるというの、この関係はなかなかに魅力的であります。

2020年2月29日土曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年4月号

『まんがタイムオリジナル』2020年4月号、一昨日の続きです。

『おしかけツインテール』

商店街の福引で二等商品券を当てた花梨。へー、今どきは商品券の転売とか避けるために名前書かせて、本人以外の買い物ができないようにしてたりするんか! これは世の流れってやつだなあ。

さて、まさかの5万円の商品券を手にいれてしまった花梨。それをどう使うかっていうの、家族に相談しようとするのはいいとして、友達の話ってことにしたりね、俊郎にはバレバレだったりね、この嘘をつききれないところ、それが花梨の正直さ、よさであったり、あるいはまだまだ子供、スレていないってところなのかなって思います。これ、花梨の母ちゃんなら、速攻使っちゃって終わりでしょう。それをそうしないのが花梨って子の真っ直ぐさなんだと、ほんと思わされましたね。

これ、5万円の価値の違いってのもあるんだろうなあ。大人からしたら、まとまった額ではあるけれど、まあ使う時には使う、それくらいの額ですよね。でも花梨には違う。あと瑠璃にしてもそうか。月の小遣いが5万になったらなにに使うか聞かれて、そんなに減ったらって答えてしまうその感覚のギャップ! しびれました。これ、自分にしてものけぞる思い。で、花梨はあきれちゃったか。泣いてる瑠璃さん、お可哀そう。

結局その商品券を自分のためには使えなかった花梨。これもまたこの子の美点なんだろうな。でも、俊郎じゃないけど、この子が自分のためにそのお金を使ってほしい、そんな気持ちもあったものだから、この埋め合わせ、またあったらいいなって思ったらですよ、まさかの一等、温泉旅行を当てちゃいましたか!

ということは次回、旅行回! どうか花梨さん、ゆっくり羽を伸ばしてあそばして? というか、酔いつぶれる母ちゃんがもはや見えるかの思いがします。

『コスプレ地味子とカメコ課長』

後輩泉谷ちゃんとのコスプレイベントに臨む紫ノ井ですよ。コスプレ衣装でばっちり決めて、肩幅より広めのスタンス、しっかりとした仁王立ち。この立ち方、紫ノ井は結構しますけど、好きなんですよ。わりと堂々としてるというか、なんか強さ感じさせて可愛いですよね。

さて泉谷とのイベントですよ。そうか、泉谷からしたら紫ノ井は憧れのレイヤーさんだから、あんなにも緊張しちゃうっていうんだな。そのあたふたしてる様子、レイヤー紫ノ井のことが好きでたまらないという高揚、そして泉谷のトラブルにベテランらしく対応してみせる紫ノ井の頼もしさ! このくだりは、ただ楽しいとか可愛いとかだけじゃなく、一緒に気持ちをアゲていく、そんな伸びやかさあって、読んでるこちらにしても気持ちよかったです。

そして撮れた写真のデキに、課長の存在のありがたさを感じるところ。なるほど、やっぱり課長の写真、いいのですなあ。あらためて確認した課長の存在の大切さと、そして紫ノ井が切り出した大事な話、これどういう方向に話は向かうのだろう。次へ次へと、よどむことなく進行していく、この引っぱっていく力、これは頼もしいですね。

それと、泉谷にバレないよう変装した紫ノ井ちゃん。このスタイルも可愛いです。

『カントリー少女は都会をめざす!?』

めちゃくちゃ面白いな! 姉ちゃん、八重が帰宅したのを察知して、プレイ中のゲーム、テレビを迅速に消す弟、日向。え? エロいゲーム? でも普通のコンシューマだろう? そんな姉ちゃんに隠さんといかんほどエロいのないよね? とか思ってたら、おおう、まさかの発想だよこれ。東京が舞台のゲーム! そうか、都会に憧れる姉にバレたらプレイさせろとせがまれるってわけか!

八重のあの剣幕。そして、ちょっと意味もなく歩かせて! もうおかしくってしかたない。日向からしたら、ミッションもクエストもなにも関係なしに、ただただ無為に移動するだけとか退屈でしゃあないよなあ。実際、こうして姉ちゃんが無駄にうろうろしてる時間は日向にとっての娯楽の時間だったわけで、ほんと、八重の楽しみ方、素人向けじゃなさすぎますよね。

でもって、このゲームをみなにも遊ばせてみたい。そこで弟を家から追い出す流れ。姉ちゃん、横暴すぎるよ! でも、八重ちゃん、可愛いから許す。自分の姉なら許せないな! でもって、みなの都会体験。助っ人が大河さんと亜紀ちゃんか。ふたりとも、微妙に役にたちそうにないよ!?

ここからの展開も実にカオス感じさせるもので、そうか、みなちゃん、仮想の東京でも人波にビビるのか! その辺の人に話しかけてみればという大河のアドバイスに対するみなの答え! あの鬼気迫りよう、ほんとおかしいわ。最高だと思う。でもってみな、まず駅から出られない。出口もわからず、かといってホームにも向かえず、ただただ東京迷子。下がりまくるみなのテンションに、元気づけようとして拒絶された大河のテンションも下がる下がる! この展開、珍しいな! ほんと、しびれる面白さでした。

ちょっと普通じゃないゲームの楽しみ方。でもそれはそれでこんなに盛り上がれるのですから、これで正解なんでしょうなあ。VR東京とかを八重に与えてみたくなりますね。

『僕は女心なんて知りたくない』

最高やん!

野尻にお願いされて、ホワイトデーの買い物につきあう春喜です。売り子のお姉さんの心を読んでいく春喜の困惑。あれがもう面白くておかしくて、曰く、恐ろしい場所。うん、あまりにたくましい商魂、そしてシビアな本音に野尻の現実! 全部が全部春喜をさいなむんですな! ほんと、面白がったら気の毒ですけど、でも面白かったですよ。

で、本番はこれから! 家に帰ったら、そこには佐藤の姿。おお、うちひしがれる佐藤くん。どうしたの? と思ったら、おおう、春喜が最近冷たいんだ。野尻ばかり相手して、つれない、浮気だ、可哀そう! 男だらけの三角関係キタァァァ! めっちゃ興奮してる望美さん、最高やん! 時期ははやいけど春喜が渡したホワイトデーのお返し、それがマシュマロだって、嫌いって意味だって、ついには泣き出しちゃって、でもそこに望美のサポート! おお、おお、最高やんか。春喜×佐藤ですか! 心がたぎるな! たまらん楽しさ、夢のような時間でした。

その後の樹里と夢乃の本音、これも面白かったんですけど、今回は望美バーが面白すぎました。成層圏を突破する勢いあったと思います。

『とびだせT.O.Z』

今回も面白かったです。

前回は兄貴が再評価された、そんな回でしたけど、もう下げてくるってんだからすごいよな! 兄貴、妹に褒められて、嬉しさのあまりオーバーワークしちゃったか! 筋肉痛があまりに酷いので、地区予選大会二日目はお休みです。って、なにしとるのー、兄貴ー! でも、まあ、あの兄貴らしいとも思えます。

二日目の競技。兄貴が不在だから自然マナの周辺が描かれるわけですが、3000mSC(障害)とか、これ兄貴向けじゃない? とか思っちゃうくらいには、やっぱり兄貴の存在感大きい。ええ、兄貴、筋肉痛もそれはそれで楽しんでそうですよね。

と、兄貴はええねん。女子200mの柳さん。あの緊張しまくるとこからユニフォームの布の少なさに動揺、走り出したら目の前がゆがんで、倒れちゃうの!? と思ったら、裸眼なんか! この、なにやってもうまくいかんみたいな悲しさ! 面白いんだけど、ほんと、ちょっと気の毒だなあ。

そして宇佐美さん。この人、めっちゃいいな! 毒舌系ツンデレ女子を脱してオチャメ系爆速女子デビューを図っとるのか。一位をとって、ライトニング・ウサミ・ポーズをきめるっていうのね、いや、これ、可愛いやん! で、見事一位を勝ち取って、くるか!? くるぞ! ライトニング・ウサミ・ポーズ! と思ったら、犬が乱入。めちゃくちゃ面白い!

この、ひととおり終わった後に最終成績がアナウンスされるの、これも地味に面白かったですよ。そうか、柳さんは予選落ち。宇佐美さんは都大会進出。おお、ライトニング・ウサミ・ポーズ、いけるよ! まだチャンスあるよ! でも、このへんは描かれることなさそうだなあ。

今はマネージャー、選手としては芽が出てないマナだけど、挑戦する楽しさ、それを羨ましく思ってるところ、これなんかよかった。マナ、なにかしら前に進めたらいいですね! そして兄貴。妹から見事に拒絶される! ほんと、兄貴よ、せっかく見直されたのになあ! 残念兄貴。でも、それでこそこの兄貴って感じもあって、なんか安心感です。

2020年2月28日金曜日

『まんがタイムきららキャラット』2020年4月号

 『まんがタイムきららキャラット』2020年4月号、発売されました。表紙は『恋する小惑星』。パステルカラーで描かれるパジャマパーティー? これ、天井にプラネタリウムを投影してるんですね。みら、あおに、悠と千景。地学部現役の4人がこうして集まって、語りあおうというのかな? その様子、くつろいで、なごやかで、近しい。ええ、仲よくなりましたね。そうした雰囲気がよくよく伝わってくる素敵なイラストです。

『恋する小惑星』

きら星チャレンジが終わり、そしてすずに約束やぶったってしかられるみら。毎日電話するっていってたのにくれなかったっていうんだけど、電波悪い、忙しい、うんそりゃ電話するの忘れちゃってもしかたない! とはいえ、放っておかれたすずちゃんは寂しいよね。反省するみら、その素直さがいいですよ。

今回、石垣島にいくんですね。みらはイリオモテヤマネコにあいたくて、頭の中、ヤマネコばっかりみたいですけど、あおは石垣島のこといろいろ調べてきていて、マングローブ林についてとかね、それから先生もいろいろ調べてきてるんですね。このアプローチの違いが面白い。あくまでも体当たりのみら? 対して下調べばっちりのあお。先生は引率の立場を全うしようとしてるのかな? 褒められて嬉しい先生とか、これほんといいシーンでした。

すずへのお土産を探すくだりで、鈴石っていうの見つけてね、これ、すずじゃなく桜先輩が喜びそう、みたいになってるの、なるほどそうだよなあ。こうして時々に先輩のこと思い出したりするところ、サンゴ礁に囲まれた浅い海のことをイノーというって聞いてイノ先輩思い出すとかね、これが実にチャーミング、よかったです。

石垣島めぐりも魅力的だったんですが、皆が開いてくれたお帰りなさい会、これもよくって、ああ、先輩たちもきてくれたんだ。さらには、後輩がね、みらとあおの行動力に触発されて、やる気見せてくれてね、ええ、これは期待されます。ほんと、先走りすぎっていわれてますけど、これくらい前のめりになるくらい、みらとあおのチャレンジが刺激的だったってわけですね。

『mono』

今回の目的地は北安曇のジャンプ台。夏でもジャンプの練習してるんだ! なんか、下が雪じゃないと着地がキツそうな印象あるんですけど、考えてみればふかふかの雪だと埋まっちゃう。普通の地面でも、スキーで滑れるようなシートみたいなの敷いてあったりするのかも知れませんけど、案外フィールは違わなかったりするんでしょうか。

さて、ジャンプ台の上、スタートタワーっていうんだ、に登るところ、これすごいですね。その空間の雰囲気、登る階段の高さを、あの小さなコマでもってしっかり伝えてくるんですよ。ページめくれば、ラージヒル、続いてノーマルヒルの上からの風景、しっかり見せてくれて、これも小さなコマだというのに、この広がり! この奥行き! ものすごいです。

実際、あの上に立つと、ものすごい急斜面に見えるんだそうですね。気分的には垂直の壁みたいに感じるとかなんとか。そんなすごさを、絵でもって、そして登場人物の反応でもって伝えてくるの、さすがだと思いました。

スキージャンプ台を他のなにかに活用できないかみたいなやりとり、これが実にこの漫画らしくって、あのすっとんでいくドッグたち、あれなんか面白かったなあ。それとジャンプ台を登るイベント。脱落者の扱いが!!!

なんだろう、ちょっとしたくすぐり。それが実によく効いて楽しかったです。

Aチャンネル

みんなでスーパー銭湯にいきました。近所に新しくできたと知って、トオルが発案。皆を誘ったのですが、呼びかけたるんちゃんが肝心のところ、銭湯を省略しちゃったせいで、スーパーマーケットに誘ってるみたいになっちゃってるの。こういうところが実にこの子らしくて、なんか安心しますよね。

お風呂からあがってからも面白い。頑として体重計を拒否するナギ。髪を乾かすときにトオルに遊ばれてるの、あの髪が吹き上がってる時のナギは、なんかいつもと違う雰囲気というか、大人っぽい? 妙に魅力的だったと思います。

今回は勉強の息抜き。そう考えて誘ったわけですけれど、こうして一緒に過ごす時間を持ちたかった、そんな気持ちもあるってこと、ちゃんとるんがわかってくれてるの、また誘ってくれていいんだよっていってくれる、その気持ちがとても嬉しい。わかってくれている。通じている。その関係が魅力的です。

『まちカドまぞく』

なんだこれ、めちゃくちゃスリリング!

異世界で迷子になった小倉。助けに向かったシャミ子と桃だけど、偽の小倉にふたりとも翻弄されて、ああ、この偽小倉、なにものなのか。シャミ子たちの様子をモニターしているミカンやご先祖たちだけど、偽小倉の言葉だけはまともに読み取ることができないでいて、この異常事態。このまま気づかずにいたら、シャミ子たちはどうなってしまうのか。あるいは本物小倉はどうなるというのか。

ハラハラしながら読むわけですよ。だって、シャミ子、根が素直な子ですから、うかうかと偽小倉の妨害工作にハメられちゃって、ミカンたちとの連絡手段失うわけでしょう。ああ、この世界に幽閉されちゃう? このままもっと悪い事態に向かっちゃったらどうしよう!?

でも、これ、そうじゃないのか。この偽小倉、本物ではないものの偽物でもないんだ。本人曰く別小倉。シャミ子の世界の小倉は、彼女の最後の一頁。ここで明かされる小倉の真実、智恵と時間と書物を司るまぞく、グシオンの末裔! ということはシャミ子の世界の小倉もそうだっていうのかい!? ともあれ、今回も新事実? 盛り沢山。窓の外の風景、別小倉が最後の間違いというそれが衝撃的! 桃が世界を救うのを失敗した風景!? 灰の平原になってしまった世界が広がっていて、ああ、これはいったいどういうことなのか。

本来あるべきだった世界の姿? それとも実現しなかった可能性のひとつ? とんでもないもの見せられた! あまりにあまりの展開に、ついていくのも必死です。

2020年2月27日木曜日

『まんがタイムオリジナル』2020年4月号

 『まんがタイムオリジナル』2020年4月号、発売されました。表紙は『ラディカル・ホスピタル』、山下さんの卒業式ですか!? ブレザー、ネクタイ、クールなお顔。あ、これ、下、スラックスじゃないか。超絶かっこいい男装の先輩って感じでしょうか。この自信たっぷり、不敵な笑み、キマってますよね! これ、ほんとに凛々しくてハンサムです。そして『小森さんは断れない!』しゅりも卒業式。花束を手に涙を浮かべるその表情、ドラマ感じさせますね。『となりのフィギュア原型師』滝舘おこめ代表は大学の卒業式? 和装、袴をつけましてね、それがもう可愛いのなんのって。とんでもない。最高です。全身見せてほしい。

『ローカル女子の遠吠え』

今回はりん子の母、蘭子とその友人早紀の昔話。かつて売れっ子だったふたり。静岡、地元でふたりを知らないものはいない、とかそんな勢いだったの!? 今では見る影もない? いや、なんかちょっとやさぐれて、あとふてぶてしくもなったけど、この伸び伸びとしていかにもマイペースなふたり、これは魅力だと思うのです。いや、ほんとよ?

しかしね、若い頃のふたり。訳有り? なにかとままならない日々の暮らし? 普通に結婚して、普通の暮らしを望んだ蘭子のその後。蘭子のしあわせを望んでいた早紀の胸中によぎった思い。それらが苦く、切なく、はかなくて、けれどこうした蹉跌のゆきついた先に、彼女たちの今があるというのですね。

今がふしあわせだとは思わない。けれど、もしあの時、また違った展開があったなら、そんなことを思う夜もあったりするのでしょうか。りん子に答えた早紀の言葉からは、もうそんないろいろは乗り越えてしまっている、そんな風があるのですね。でも、かつての荒波、それが今の静かな表情の奥に隠されたなにか、背景の存在など、思わせるのですね。

『大奥より愛をこめて』

うおう、二転三転ってやつだ。本堂殿、ついに菜々緒殿に求婚したってよ! それで菜々緒、しばし気もそぞろ。新しい仕事、御右筆にも身が入らない? しかし残念ながら世の中の動きはあまりにも急で、異国からの船。警備体勢を敷き速やかに帰ってもらうようにと通達は出るも、動揺は収まらないっていうんですね。

あの発禁にされたという海防論。まさか発禁ってだけで上様が期待を胸に読んでしまうとかね、このくだり本当におかしくって、かと思ったら、上様、ちゃんと内容把握して、今この国の置かれている状況について、いろいろ考えていらっしゃる! すまぬ、もっと、こう、いいかげんでちゃらんぽらんな方かと思ってた。違ったんですね。

今回の、異国の脅威から蒔乃に向けられる偏見の目がいや増して険しくなるというのがね、悲しくて、でもこれ現実にそうしたことがあるって見せつけられている最中じゃないですか。それだけにこの描写、本当に悲しいことだと思われて、でも当の蒔乃はというとあんなにも明るくてほがらかで前向きで、そして知らないから怖いんだ、ちゃんと知って向きあうことが一番大切なんだって、ええ、この人の言葉に気持ちも安らいだのでした。

そしてこの言葉、異国の脅威に対するものだけではなく、菜々緒の悩み事にも通じて、このロマンスの行方? その展開もまた楽しみにさせる重大要素であるのですが、はたしてこの危急の時、色の恋のといつまでいってられるのか。これもまた気になる要素なのです。

『ネコがOLに見えて困ります』

動物が人に見えてしまう男の子、ミコト。しかしこの能力、いったいいつからあったのか。振り返ってみるも、記憶のかぎり、動物が動物として見えたことはなかった。兄の話してくれたところによると、どうも物心のつく前からそうだったらしく、4歳ミコトがツバメの子を見て心配していたりね、この時ミコトの目にはそれが人の姿に見えていた。ああ、なにかきっかけとなる出来事があってこうなったとかではないようなのですね。

人を心配するように動物に接する弟を見て、それで兄も動物への理解を深めていったというのですね。小さなミコトにつきあって、弟のこと心配したり、動物についてもいろいろ調べて教えてくれたり、そうした兄の優しさが光る、そんな回だったと思います。猫のOLさんにしても、いろいろちぐはぐ? なかなか気持ちが通じない、そんな感じの兄貴さんだけど、それでも弟ミコトのことも、飼い猫OLさんのことも、とても大切に思っている。

ええ、今回、兄貴さんのこと、ぐっと好きになる、そんなエピソードだったと思います。それだけに、最後のOLさんのくだり、それが気の毒に思えてしかたないんですけどね!

『となりのフィギュア原型師』

サンフェス大反省会! そうか、イベントの総決算ですか。しかし、そのイベント、いろいろ芳しくなかった模様。イベントが節分時期だからって突発で鬼の面作ってきちゃったはぐ。その面が全然売れない、むしろ人を遠ざけてたっというの、いやあ、面白がってる場合じゃないです、はぐさん。

それでおこめから有罪判定受けちゃうわけですけど、代表、これ面白がって適当にやってるな? 売れ筋読んで確実に売っていく斉藤も有罪。なんでや! と思ったけど、大量の戦利品、これがギルティはまあそうかもなあ。せっかくこないだ片付けたところやん。すっかりもとの黙阿弥ですよ。

しかし今回、こうした面白有罪認定があるかと思えば、バレンタインのチョコレートが贈られたりと、おおう、まさかそんな人並のイベントが発生するだなんて! あのおこめを焚き付けるせっちゃん! 照れちゃう代表、照れちゃう半藤。うおお、なんだこれ、こんなのいいのか。ほんとにいいのか。

せっちゃんから見ても、代表、半藤のこと好きだよねって、なるほどそっち方面での動きも今後あるのでしょうか。いや、斉藤×半藤でもかまわんですよ! イケます、イケます、イケてます。

半藤の、仕事場に恋愛ごととかあまり持ち込みたくないっていうの、これわかるんですよね。でも、そこからまさかのせっちゃんからの告白!? でしょう。これ、威力あったなあ。はたして本気!? それとも冗談めかしてうやむやに!? いろいろ思うんだけどさ、この人もいろいろ読めないですよね。とはいえ、自分の作る酷い料理、それ食べてくれるの半藤だけだって。そういって、屈託なく笑ってみせるあのくだりなんかね、心許している、そんな雰囲気があっていいんですね。だって、タイトルからしてとなりのフィギュア原型師だもんな。となれば、正ヒロインはやっぱこの人なんじゃ?

と、ここまでいろいろ思わせといて、最後に半藤、せっちゃんのチョコレートに沈む。ああ、この展開。ほんと、すんなり恋愛方面に向かうみたいにはいかんですな。

2020年2月26日水曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年4月号

『まんがタイムきららフォワード』2020年4月号、昨日の続きです。

夢喰いメリー

一転、夢路からメリーに描写の軸が移って、ああ、メリー、気がつきましたね。ずっと倒れていた。その場所は、メリー曰く夢の受け皿。かつて夢路と一緒に迷子になった場所で、今は銘無しに食べられた人や夢魔がゆきつく先。ただ消化されるのを待って眠っている彼らとは違い、動けるメリーは重い体を鼓舞して、一歩一歩自分の本来の居場所、異境の門を目指すというのですね。

片や夢路と白儀の戦いはなおも続いて、夢路、なかなか白儀には追い付けないでいる。一方的にやられている、そういっても間違いではない状況で、けれど決して諦めることがないのが夢路。そしてそのことをメリーもわかっているというのがぐっとくるんですよね。

メリーが辿りついた異境の門、それはもう見るも無惨に崩れ落ちてしまっていて、そしてそこには全裸の白儀が。自分の夢を、自分の理想とするかたちで叶えるため、ふたたび現界へいくと明言するメリー。その表情が実によくて、ええ、夢路とともに叶える、それがどれだけメリーにとって大切であるかわかろうもの。そして白儀が語るかつてのこと。失われた鍵、それを隠したのは自分であるとの告白。ああ、それはつまり、すべてが白儀の思惑どおりに動いたということなのでしょうか。ともあれ、まだまだ一悶着ふた悶着くらいは余裕でありそうな状況。予断を許さない、そんなシチュエーションです。

『巴マミの平凡な日常』

物持ちのいいマミさん。けど、あんまりに使わないものばかり溜め込んでてもしかたがないからと、リサイクルショップに売りにいく。

紙袋ふたつに詰め込んだ服。はたしてどれくらいで売れるだろう。期待するも、がっかり価格。まさかの180円というのに衝撃受けながらも、それはそれでしかたないと受け入れちゃうんだ。古い服だからと値がつかないっていうの、それ、出すとこ出したらアンティークだレトロだビンテージだって、それなりの値がついたりしなかったりしない? でも、そういう場所を知らんからこうなってるんだよなあ。こういうミスマッチ、実に悲しい話だと常々思っています。

今回、手持ちの不用品を売りにいくも値段がつかず、けど新たにリサイクル品買ってきてしまって、という悪循環描いているわけですが、そんな中、かつて魔法少女仲間と一緒にテーブルを囲んだ、その思い出のティーセットとかね、これちょっと詫びしかった。そのモノに対する思い、思い出の友人たちへの情が感じられて、こういうのに弱いんです。

しかし、このマミさん、いつもながらいろいろ残念で、でもこの残念さが逆にこの人にはいいなって思うんですね。だって、本編だといつも張り詰めてた、そんな雰囲気あったでしょう? だからこそ、こういうおちゃらけた扱い、それもまた救いのひとつみたいに思ってしまうんですね。考えすぎでしょうか?

『桃ノ木家の四姉妹』

ぐわー、素晴しかったよー。

妹シキの転校を知らずにいた長女一葉。あまりのことに自己嫌悪、自分を許せなかったんだろうね、またそのありのままをシキに話せなかったんでしょう、急な仕事で授業参観にいけなくなっちゃったって嘘ついて、でもそれもまた一葉にとっては心のトゲになったんでしょうね。

そんな一葉とシキの関係、それが一気に融和する終盤とそこにいたるまでの流れ。これがもう素晴しくてね、シキの新しい友達、マリアいやさ千束。この子と執事のララさんのこととかね、そうだったのかって腑に落ちるとともに、ララさんの千束お嬢様への愛情と、千束の優しさを受けとって私が千束の友達だって明言したシキ、そしてそれらを扉ごしに聞いていた千束。それだけでもうぐいぐい胸に迫るものがあってたまらなかったのに、そこからの一葉。もうね、もう、防御しようがなかった。ライフで受けるほかありませんでした。

自分のいたらなさに泣いて、妹に詫びる一葉。変わるという姉の言葉に、そのままでいてほしいというシキ。ふたりの気持ちのゆきかうそこに浮き彫りとなるふたりの愛のありかた。切なさと胸苦しさと、そして暖かさと。まさか、こんなにも情感揺さぶるクライマックスが待ってるとは思いもしてなかったから、おおいに揺さぶられました。思わず空を仰いで、だってうつむくと涙がこぼれそう。もうね、たまらなかったです。

『あいらいく俳句』

前回の続き、というか、前回はぐれたうさこと凛花サイドを描く今回。めちゃくちゃ面白いな。前回があるからこそより面白い、そんな感触。ほんと、この漫画、油断できませんよ。

凛花に手をひかれるうさこが絶好調だったりね、そして追い掛けていた可愛い子、それが演劇部! 可愛いといわれて喜ぶ演劇部。いや、可愛かったですよ。うさこと凛花に、つきあってるのかって聞くところとかも実によかった。なんだろう、全体にいろいろおかしいこの漫画なんだけど、その合間合間にこういう破壊力強めの描写をぶちこんでくる。いやあ、油断できませんよ。

あいとおにぎりと再会してからもものすごかったですよね。カラオケ店から出てきたふたり。すっかり丸々太ってしまってて、そうだ、そうだった、アメリカンドック、大量に注文して食べてたな! そして一緒にいる演劇部、羅夢とその兄。兄ですよ! 兄! 羅夢のバイトしている店にいったのはいいよ? 試着するって流れ、これもいいよ? 皆ね、すごく可愛くなっちゃってね、と思ったら、後ろに兄ーっ! めちゃくちゃ似合ってるし! しかもその後もいろいろ目覚めちゃってるみたいなこといってるし!

ほんと、なんだろうこの威力。完全、心、打ち抜かれてしまいました。

それとですね、やっぱり可愛いですよね、演劇部。やっとだよ、やっとつっこんでくれましたよ、それ俳句じゃなくて川柳だって! でもそれでも揺らぐことないわびさび部。そんな彼女らを見守る羅夢がねいい表情してましてね、ああ、この子もこれからちょくちょく出てきてくれると嬉しいな、そんなこと思わされた回でした。

はいいんだけど、おにぎりお腹の威力で服破いちゃった! これは買い取り!? 出費2万円? これ、今回だけでけりがつくのかい? いやあ、最後の最後にえらいハプニング。可愛いだけじゃないよノーノー、だよ、ほんとに。重ね重ね、油断できません。

2020年2月25日火曜日

『まんがタイムきららフォワード』2020年4月号

『まんがタイムきららフォワード』2020年4月号、先日の続きです。

『ちょっといっぱい!』

今回はこはる屋母屋のかたづけです。お子様づれのお客さんが来店するというので、子供用の椅子が必要になりました。物置部屋のどこかにあるはずなんだけど……、それがまったく見つからなくて困っているというんですね。

整理しよう。真澄が正論とかいってますが、この正論はつらい……。当座必要ではないとわかっているものでも、いや、今後もきっと必要にならないことわかっていたとしても、処分するのはしのびないんじゃー。しかし驚いた。店長、そうやってモノを溜め込みがちな人だったんですね。

今回、まさかのメイド回だったのもまたびっくりです。メイドの衣装が発掘されて、なんと、最初この店の制服、メイド服にするかもだったのか! そのメイド服を着てみんなでかたづけするんだけど、これだけでなんかちょっと特別なイベント感出て、華やか、なんだかいいですね。

このかたづけイベント。途中途中で、こはる屋なつかしの物件が発掘されて、思い出語りはじまったりするのがまたよかった。極めつけのアルバム。ああ、皐月と真澄、ふたりで作り上げていく店の様子。看板がついた! メニュー書き失敗! 歩みだしたふたりのその姿、鮮烈に残されて、ああ、この輝き。懐かしむ店長もまたいいじゃないですか。

突発のイベント。なんてこともないかも知れないできごとだけど、彼女らにとっては決して軽いものではなかった。そんな印象が確かに残って、ええ、私にとってもしっかり心に触れて残る、そんなエピソードでありました。

『スローループ』

母の実家に泊まりにきています。ひよりが蝉を苦手にしていたり、そしてちょっと無愛想な祖父のことも苦手にしていたりと、この情景、面白い。おじいちゃん、無口無表情でなに考えてるかわかんないっていうひよりにね、ひよりに似てるんだあっていっちゃう小春。ここ、面白かったなあ。

今回、ふたり、渓流釣りにいくんですね。川に入れる装備、ゲイターが出てきて、へー、ウェーダー、胴長とは違うんだ。保温性があって動きやすいっていうの、これ着て楽しくなって、バシャバシャ遊びだす小春とかね、魚が警戒するからって注意されるんだけど、いやあ、でもなんか気持ちわかるよ。

そしてイワナを狙います。毛ばりを投げこむんですが、その時にこはるがぱくんっ! ってやるの、これが意外で、あれ、可愛かったなあ。なんかいつもとちょっと違う? そんな雰囲気がよくって、ええ、これもまた小春に気持ちを許した、その現れなんですかね。指摘されたら照れちゃうんですけど、でもこれすごくよかったなあ。

釣りはまだまだこれから。ふたりの渓流釣り、どんなチャレンジになるのか、先が楽しみです。

『SA07』

うおお、今回は番外編、小エピソードだっていうんですが、意外やった! りんこさん、ガチャに全力投球するタイプなんか! いやほんと、昼食を切り詰めてね、用意された昼食代500円のうち300円を残してるっていうんですよ。カガリからダイエット中かと問われて、もうすぐ夏、水着の季節じゃん!? っていうから、ああ水着着ることもあるから体をしぼろうっていうのかい? みたいに思ったら、水着ガチャ。ガチャ! いわゆるソシャゲの集金じゃないのーっ!

一日300円、一週間で1500円。つまり二週で10連1回分だーっ! っていうんだけど、いや、若いうちはやるよね? 自分はCD買うために切り詰めてた。でもガチャよ? SSRが1%よ? アズレンは2%だから確率半分か、って思ったんだけど、いや違う、違う、SSR自体が1%で、ピックアップ対象はその1%のうち、それこそ0.7%とかそんな低確率なんだろう?

茉愛じゃないけど、ほんと、なんでそんなゲームやっての? だよ。やめとけ、やめとけ、いくらなんでも無茶すぎる。普通に考えたら、どれだけ好きだからといったって、限度超えてるって! 少なくとも学生がやるようなもんじゃない。そう思うんだけど、りんこは止められないんだろうなあ! あの熱量溢れるトークですよ。デカいふきだしに収まらない情熱、いや情念? すごいなとは思うんだけど、いや、ほんと、やめとけやめとけ、ですよ。

こういうの、茉愛はまるで興味なさそうですね。このりんことの対比。なるほど、こういう方面にそれぞれの個性あらわれてくるかー! と思うも、りんこのこの性質、これはヤバいな! 茉愛とはまた違う方向でヤバいな……。いやほんと、もそっとクールで堅実なガールかと思っていたから意外でしたよ。

『ねことちよ』

最高や……。

ちよ監視のもとで宿題やっているまき。もうすっかり嫌んなっちゃってましてね、あんまりにやる気なくってねこのほっぺぷにぷにしたら、食べたいものが急遽うどんに決まりました。

ここからですよ。うどん、打つの!? すごいな、って思ったら、あれーっ、ねこが打つのん! エプロンして、三角巾がわりにねこ帽子かぶって、ちよが用意してくれた材料を黙々とまとめていくその様子、おお、慣れていらっしゃる!

さらにこの生地をね袋にいれて踏む。その様子が本当に可愛くて、これ最高だな! うどんってだけで最高なのに、そこにこのうどんを踏むねこですよ。一ページかけてしっかり描かれたその情景、見事も見事、これマスターピースだと思う。あまりの可愛さに、まきも見事打たれてしまっていますよ。

そこからの寝かせて延ばして細く切って茹でる。その行程、見ているだけでわくわくするし、それに合間合間のちょっとした遊び? それもなんか面白くって、ほんと、うどん作って食べるだけのことがなんでこんなにも魅力的なのだろう。

今回、ちよとまきの関係が説明されました。なるほど従姉妹。聞いておいていまいちわかってないねこのその反応、それが面白くって、わからないとまるで反応しなくなるんですね。これがまた可愛かったです。