2020年11月17日火曜日

Real VR Fishing

 Real VR Fishing』の話題、さすがにそろそろしまいにしようと思います。ということで、今日は、こうだったらいいのにな、よかったのになということをざっくり書いていきたいと思います。あるいは、こんな風になると思ってたのに違った! みたいなところも。ゲームとして割り切ってあえてそうしてるんだろうな、いくらリアルだっていってもおのずと限界だってあるだろうしな。いろいろ思いながらも、それでもやっぱりこんなだったらもっと最高だったな、みたいなことを書けたらと思います。

このゲーム、最初の釣り場は漢江なのですが、川縁からの釣りなので当然目の前180度が釣りスポット。後ろを向いたら街並みが見えたりして、そういうところはさすがにVR! よくできてるー。感心するばかりだったのですが、別の釣り場に移動した時に、あれー、やっぱVRったって限界はあるんだなあ! と考えを改めることとなりました。

湖沼のステージでですね、船を出すんですよ。湖の真ん中に船を浮かべて、そこから釣る。ということは……! 360度、あらゆる方向が釣りスポットじゃんよ! もうわくわくしましてね、初期値からすれば背後方向に投げてみたらですよ、あれーっ!? 糸が不自然に飛んでいくよ!? そうなんですよ。このゲーム、たとえ湖面、海面が描画されていたとしても、ルアーを投げ込めるのは前方180度のみみたいなんですね。もしかしたらもう少し狭いかも知れない。このへん、どういう理由、限界があるのかはわかりませんが、360度を釣りスポットとするのは難しいと思われて、せっかく湖の真ん中にいるのになあ! 残念! これが、ちょっとがっかりした最初の出来事だったかも知れません。

このゲームは、釣り上げた魚をロッジのアクアリウムに放して鑑賞することができます。釣れば釣るほど自分のアクアリウムが充実する! それは大変に楽しいもので、苦労して釣り上げた巨大なマグロやカジキの悠々と泳ぐ様を眺めていると飽きない。淡水水槽も、ライギョとかニジマスとか、いろいろ泳がせて、ええ、ちょっとしたコレクション要素みたいなのもあるんです。

で、なんですが、このアクアリウム内の魚、自分が釣り上げたサイズを反映しとらんのじゃないかな? なんて思っています。サイズ違いで釣り上げた同種の魚を、同じ方向、同じくらいの位置で並べて比較したわけではないので感覚でしか話せないのですが、例えば、最初に釣り上げたマカジキが3メートルちょい。次に釣ったマカジキが3メートル半。結構な差がありますよ。でも、水槽を眺めていても差があるように感じない。マグロでも2メートルから2メートル半くらいまでの差がある個体がいるのに、あんま違いがわからない。ああ、これ、きっと、サイズ差は反映していないな……。まあ、ここまでこだわっても意味ないと思うのでこれで充分なんですが、できたら差が見えたらよかったよね。

いや、ここまでいって、差をつけてますよ! っていわれたらごめんなさいだな。

釣り上げた魚のサイズは、おそらく最大値のみが記録されてるんじゃないかな。魚種ごとの釣った数と最大サイズ。もしこれが、何月何日何時にどこで釣った何センチのもの、みたいに記録されていて、しかもそれを一覧できたら嬉しかったろうなあ。

自分でノートに記録したらいいんやで? まあそうなんですが、せっかくだから記録しといてほしかったなあって、楽したいじゃないですか、思ったんですよ。

釣れる魚は、それこそ巨大魚だと1メートル近くサイズ差があったりするのですが、おそらくでかいほどシビアになっていくんでしょうな! と、それはいいんですが、釣れるのは常に成魚であって、生育途中のものがかかることはありません。このゲームにブリはいないのですが、ブリでいうなら、ブリは釣れてもハマチやツバスは釣れんのです。

そんなもん、成魚が釣れたらそれでいいやんけ。せっかく引いて釣り上げるなら、でかいのかかってくれた方がいいやん。リアルを求めてゲーム性を損なう意味なんかあるのか? ええ、これは自分も思います。このあたりは、たとえリアルといっても、シミュレータじゃない。生育具合を反映するために労力を投入するとして、それでより面白くなるのか? といわれたら、ここは割り切った方がいいだろうなと自分でもそう思います。

実際それをいいはじめたら、韓国沿岸であんなでっかいマグロやロウニンアジ、マヒマヒ、マカジキなんてかかるの? それもあんな頻繁にかかるの? って話になるわけで、リアルを追い求めて、大物はさらにレアになり、釣れるのは小型ばかりか、そもそもまるでかからないとなったらゲームとしてはよろしくないよね。

ゲーム内でのルールでは、魚をリリースすると経験値が入り、キャッチすると資金が得られます。ですが、わりと簡単にレベルは最大になり、得られた資金もほどなく使い道がなくなってしまうのは正直もったいないと思っています。

家具とか買えますが、どうせならアバターまわりに資金を投入できるようにしたらいいのに。シャツやジャケット、グローブ、帽子にサングラスなどなど、アバターを飾り自分らしさを表現したいという人は結構多いと思うんですよ。マルチプレイもできるとなればなおさら。なので、このへん、より柔軟にカスタマイズできたら、自分も含めて喜ぶ人は多いんじゃないか。などと思っています。

自分はあまり気にしていないのですが、サイズだけではなくウェイトも表示してほしいという意見を見たことがあります。実際に釣りをする人だと、ウェイトが大事だろうしなあ。

こうして、いろいろ思うところが出てくるというのは、それだけゲームが面白くて、せっかくだからもうちょっととか欲が出てきてしまうからだと思うのですね。実際、自分もこんなに遊ぶとは思わなかった。本当の釣りをするわけではないから、このゲームがどれだけリアルなのかはわかりません。でも、実際に魚がかかっているわけではないロッドに魚の引きを感じるあの感覚、クロスモーダルという現象なんだそうですが、これが体験できたのは本当に喜ばしい。

VRの面目躍如ですよね。皆にもぜひ味わってほしい! というわけで、釣ろう! みんな、釣りをしよう!

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